概要
横浜フィナンシャルグループは、横浜銀行を中核とする地域金融グループである。神奈川県内で預金量首位の地盤を持ち、2026年3月期の連結純利益は1,065億円。グループ39社で銀行、証券、リース、情報サービス、ベンチャーキャピタルを展開し、単一セグメントで銀行業を営む。
単一セグメントで銀行業を中核とするグループ構成
横浜フィナンシャルグループは、持株会社である当社と39の子会社等からなる企業集団である。事業は銀行業の単一セグメントに集約され、中核子会社の横浜銀行をはじめ、東日本銀行、神奈川銀行の3行が地域金融の基盤を形成する。証券業務ではストームハーバー証券が、リース業務ではグループリース会社が、情報サービス・調査業務では関連会社が、ベンチャーキャピタル業務では投資会社がそれぞれ機能する。グループ全体で、地域に不可欠な金融グループとしての役割を果たすことを目指す。
神奈川県で預金量首位の地盤
神奈川県内の預金量で首位のシェアを持つ横浜銀行を中核とし、法人顧客基盤の厚さが特徴である。県内に広範な店舗網を有し、個人・法人向けの預金、貸出、為替業務で安定した収益基盤を築いている。2023年には神奈川銀行を完全子会社化し、県内での店舗数と顧客数がさらに拡大した。これにより、中小企業向け融資や個人向け住宅ローンなどの提供範囲が広がり、地域密着型の営業体制が強化された。また、コンサルティングや事業承継支援などのソリューション提供にも積極的で、単なる金融サービスの提供を超えた顧客関係の構築を目指している。
資金利益の拡大と非金利収入の積み上げ
2026年3月期の連結粗利益は3,071億円(前期比468億円増)となり、うち資金利益が2,602億円と全体の8割超を占める。政策金利の引き上げや貸出金の増加により資金利益が拡大した。一方、役務取引等利益は法人役務の増加で56億円増の653億円、その他業務利益は債券関連の損失で減少したが、総じて収益は拡大基調にある。営業経費は1,498億円と増加したが、与信関係費用の減少もあり、経常利益は1,550億円、親会社株主帰属純利益は1,065億円と過去最高を更新した。
ソリューション志向への転換と中期経営計画
中期経営計画(2025~2027年度)では、「地域に根ざし、ともに歩む存在として選ばれるソリューション・カンパニー」を長期的な姿に掲げる。基本テーマは「未来への飛躍につなげる3年間」で、持続的な収益力向上、人財投資と生産性向上、資本効率の向上を対処課題とする。数値目標として、ROE(東証基準)9%超、親会社株主帰属純利益1,200億円超、普通株式等Tier1比率11%程度を設定。2025年度実績はROE7.9%、純利益1,065億円と計画を上回る進捗を見せた。
業界の中での役割は地域密着型の総合金融グループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業(単一セグメント)主力
銀行業務を中核とし、証券業務、リース業務、情報サービス・調査業務、ベンチャーキャピタル業務などをグループ全体で提供。地域に不可欠な金融グループとして機能。
- 銀行業務
- 預金、貸出、為替等の伝統的銀行サービス。
- 証券業務
- 株式・債券の売買、投資信託販売等。
- リース業務
- 設備・車両等のリース提供。
- 情報サービス・調査業務
- 金融関連の情報システム開発・運用、経済調査等。
- ベンチャーキャピタル業務
- 成長企業への投資・支援。
製品と技術
預金・貸出・為替を中核とする銀行業務
グループの主力事業は、横浜銀行、東日本銀行、神奈川銀行の3行が提供する伝統的な銀行業務である。預金業務では個人・法人向けの多様な預金商品を扱い、県内トップの預金量を有する。貸出業務では中小企業向け融資を中心に、事業性融資や住宅ローン等を提供。為替業務では国内外の送金や決済サービスを手掛ける。2026年3月期の資金利益は2,602億円と、グループ収益の大部分を占める。
証券・リース業務で広がる金融サービス
証券業務では、グループ内の証券会社が株式・債券の売買、投資信託の販売、M&Aや事業承継のアドバイザリー等を提供する。これらのサービスは、銀行取引先の法人顧客を中心に、多様な金融ニーズに応える。リース業務では、設備や車両、情報機器などのリース契約を企業向けに提供し、設備投資需要を取り込む。両業務とも、銀行業務とのクロスセルにより、顧客関係の深化と収益源の多様化に貢献している。
情報サービスとベンチャーキャピタルで新たな領域
情報サービス・調査業務を担うグループ会社は、金融機関向けのシステム開発・運用や経済調査・市場分析を提供する。これらはグループ内外の金融機関の業務効率化やリスク管理に寄与する。ベンチャーキャピタル業務では、成長企業への投資や経営支援を行い、地域の新産業創出や雇用拡大を支援する。投資先企業の育成を通じて、グループのリレーションシップバンキングの一環として機能している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
地銀上位、再編で規模拡大
横浜フィナンシャルグループは、神奈川県を地盤とする地域銀行グループで、売上高(経常収益)は約4000億円と地銀の中では上位グループに位置する。同業他社のしずおかフィナンシャルグループや京都フィナンシャルグループと比較すると、売上規模はやや大きいが、収益性指標は開示されておらず、比較が難しい。近年は、コンコルディア・フィナンシャルグループとの経営統合により、規模拡大とシナジー効果を狙う。2026年3月期には売上高が4907億円まで拡大する見込み。一方、地域密着型の強みを持つが、人口減少や低金利環境での貸出競争激化が課題。デジタル化対応も遅れが懸念される。
強み
- 神奈川県という経済規模の大きい地域に基盤を持ち、顧客基盤が厚い。
- 再編により売上高が4907億円に拡大し、競争力向上が期待。
- 貸出金利や手数料収入で安定した収益源を有する。
- 統合によるコスト削減やシステム効率化が進む可能性が高い。
課題
- 日銀の低金利政策が続き、貸出金利が低迷し収益圧迫要因。
- 地域の人口減少で貸出需要が縮小する長期的な課題がある。
- ネット銀行などの台頭で、デジタルサービスの遅れが競争力低下につながる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字が横浜フィナンシャルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8316三井住友フィナンシャルグループ | 26.7兆円 | 15.6倍 |
| 2 | 8411みずほフィナンシャルグループ | 21.6兆円 | 15.5倍 |
| 3 | 7182ゆうちょ銀行 | 12.1兆円 | 23.0倍 |
| 4 | 6178日本郵政 | 7.5兆円 | 19.5倍 |
| 5 | 8308りそなホールディングス | 5.8兆円 | 22.1倍 |
| 6 | 7186横浜フィナンシャルグループ | 2.2兆円 | 20.4倍 |
| 7 | 8331千葉銀行 | 2.2兆円 | 19.2倍 |
| 8 | 8473SBIホールディングス | 2.1兆円 | 5.2倍 |
| 9 | 5831しずおかフィナンシャルグループ | 2.1兆円 | 21.7倍 |
| 10 | 7167めぶきフィナンシャルグループ | 1.6兆円 | 18.8倍 |
| 11 | 8354ふくおかフィナンシャルグループ | 1.5兆円 | 17.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
横浜銀行と東日本銀行の統合契約と持株会社設立
2014年11月、横浜銀行と東日本銀行は経営統合の検討に関する基本合意書を締結し、統合に向けた協議を開始した。その後、両行は2015年9月に経営統合契約書を締結し、同時に株式移転計画書を作成。同年12月の両行の臨時株主総会において、株式移転により共同持株会社を設立し両行がその完全子会社となることが承認された。2016年4月、株式会社横浜フィナンシャルグループ(当時の商号はコンコルディア・フィナンシャルグループ)が設立され、同時に東京証券取引所に上場。これにより、横浜銀行と東日本銀行は持株会社の傘下で一体運営される体制となった。
インドネシアの銀行への出資で国際展開
2018年10月、横浜銀行がインドネシアの現地銀行であるPT Bank Resona Perdaniaの株式30%を取得し、持分法適用関連会社とした。この出資により、インドネシアにおける日系企業向けの金融サービス提供が可能となり、東南アジア地域への事業展開の足がかりを築いた。PT Bank Resona Perdaniaはレソナグループの一員であり、横浜銀行との協業を通じて現地でのプレゼンス向上を図る。
神奈川銀行の完全子会社化による地盤強化
2023年4月、横浜銀行は神奈川銀行の株式84.63%を取得し連結子会社化した。これにより、神奈川銀行は横浜銀行の傘下に入り、グループの県内シェアが大幅に向上。同年6月には残りの全株式を取得し、完全子会社化を完了した。神奈川銀行は県内に独自の顧客基盤と店舗網を持ち、その統合によりグループの地域密着戦略がさらに強化された。
L&Fアセットファイナンスの連結子会社化と商号変更
2025年4月、株式会社L&Fアセットファイナンスの株式85.0%を取得し連結子会社とした。L&Fアセットファイナンスはアセットファイナンス事業を展開する企業であり、この買収によりグループの事業領域が拡大した。同年10月、持株会社の商号を株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループから株式会社横浜フィナンシャルグループに変更。グループのブランドを統一し、中核行の名称を前面に打ち出すことで、地域での認知度向上を図った。
フィンテック企業MILIZEへの出資
2026年1月、株式会社MILIZEの株式44.41%を取得し持分法適用関連会社とした。MILIZEはフィンテック関連の企業であり、この出資によりデジタル技術を活用した新たな金融サービスの開発や、グループ全体の業務効率化の推進を目指す。また、MILIZEの持つ技術やノウハウをグループ内に取り込むことで、長期的な競争力の強化につなげる狙いがある。
年表10件を開く
2010年代
- 2014年11月M&A株式会社横浜銀行および株式会社東日本銀行(以下、総称して「両行」という)は、経営統合検討に関する基本合意書を締結。
- 2015年9月M&A両行間で「経営統合契約書」を締結するとともに、「株式移転計画書」を共同で作成。
- 2015年12月M&A両行の臨時株主総会において、両行が共同で株式移転の方法により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて決議。
- 2016年4月上場当社設立により、両行が当社の完全子会社となる。当社普通株式を東京証券取引所に上場。
- 2018年10月株式会社横浜銀行がPT Bank Resona Perdaniaの株式を30%取得し、持分法適用関連会社化。
2020年代
- 2023年4月M&A株式会社横浜銀行が株式会社神奈川銀行の株式84.63%を取得し、連結子会社化。
- 2023年6月株式会社横浜銀行が株式会社神奈川銀行の議決権の100%を取得。
- 2025年4月M&A株式会社L&Fアセットファイナンスの株式85.0%を取得し、連結子会社化。
- 2025年10月商号変更株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループを株式会社横浜フィナンシャルグループに商号変更。
- 2026年1月株式会社MILIZEの株式44.41%を取得し、持分法適用関連会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE(東証基準)2027年度末(計画期間:2025~2027年度)まで9.0%超(中期経営計画目標)
- ROE(東証基準)12%以上
- 普通株式等Tier1比率(バーゼルⅢ最終化・完全実施ベース)2027年度末まで11%程度
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
持続的な収益力の向上
お客さまとのリレーション強化により中小企業融資等の貸出金増強と粘着性の高い預金獲得を進め、収益基盤の安定性を高める。
- 02
人財投資と生産性向上
構造改革で創出した人的リソースを成長分野へ再配置し、スキル高度化や若手育成を進める。AI等のデジタル技術活用で業務の高度化・効率化を推進し、全体の生産性とエンゲージメント向上を図る。
- 03
資本効率の向上
普通株式等Tier1比率目標を引き下げた資本活用余地を、オーガニック成長や戦略的投資、株主還元に適切に配分し、ROE向上とグループ機能拡充につながる投資機会を追求する。
- 04
地域密着の都市型総合金融グループへの飛躍
中期経営計画2年目として、ソリューションビジネスの深化・拡大によりホームマーケットシェア拡大を図り、新たな高付加価値機能を地域顧客に提供。金融機関とのパートナーシップも活用し収益機会拡大に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,313人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は995万円で、9期前と比べて−7.9%。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は18.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 6,343 |
| 2018年3月 | — | — | — | 6,315 |
| 2019年3月 | 1,080 | 47.4 | 21.6 | 6,228 |
| 2020年3月 | 1,042 | 42.5 | 11.1 | 6,087 |
| 2021年3月 | 1,275 | 45.4 | 13.0 | 5,995 |
| 2022年3月 | 1,115 | 41.4 | 12.5 | 5,825 |
| 2023年3月 | 980 | 40.0 | 12.7 | 5,604 |
| 2024年3月 | 961 | 39.4 | 12.0 | 5,815 |
| 2025年3月 | 1,213 | 38.5 | 9.4 | 5,941 |
| 2026年3月 | 995 | 44.6 | 18.8 | 6,313 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 12 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社東日本銀行東京都 中央区議決権100.0%
- 国内株式会社L&Fアセット ファイナンス東京都 港区議決権85.0%
- 国内株式会社神奈川銀行横浜市 中区議決権100.0%
- 国内株式会社はまぎんビジネス チャレンジド横浜市 西区議決権100.0%
- 国内株式会社バンクカードサービス横浜市 西区議決権81.0%
- 国内浜銀TT証券株式会社横浜市 西区議決権60.0%
- 国内浜銀ファイナンス株式会社横浜市 西区議決権100.0%
- 国内横浜信用保証株式会社横浜市 西区議決権100.0%
- 国内横浜キャピタル株式会社横浜市 西区議決権100.0%
- 国内株式会社浜銀総合研究所横浜市 西区議決権100.0%
- 国内東日本銀ジェーシービーカード 株式会社東京都 台東区議決権90.0%
- 海外PT Resona Indonesia Financeインドネシア共和国ジャカルタ議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
- 株式会社MILIZE東京都 港区44%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は4,907億円、経常利益は1,550億円。前期と比べると増収増益で、売上が+23.0%、利益が+26.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 4,907億円 |
| 純利益 | 1,290億円 | 1,065億円 |
| 1株あたり配当 | ¥47 | ¥47 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は1,310億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+55.2%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 850 | — | — | 104 |
| 2024年1Q | 844 | — | — | 204 |
| 2024年2Q | 933 | 118 | 12.6 | 174 |
| 2024年3Q | 840 | — | — | 161 |
| 2024年4Q | 966 | — | — | 130 |
| 2025年2Q | 1,903 | 136 | 7.1 | 443 |
| 2025年4Q | 2,088 | — | — | 385 |
| 2026年2Q | 2,382 | 152 | 6.4 | 550 |
| 2026年4Q | 2,525 | — | — | 515 |
| 2027年1Q | 1,310 | — | — | 320 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、経常収益は3,295億円から4,907億円へ1.5倍に増えた。経常利益率は29.5%から31.6%になった。経常収益は4期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3,295 | 972 | 29.5 | 1,267 |
| 2018年3月 | 3,276 | 980 | 29.9 | 664 |
| 2019年3月 | 3,065 | 804 | 26.2 | 543 |
| 2020年3月 | 3,062 | 714 | 23.3 | 465 |
| 2021年3月 | 2,917 | 414 | 14.2 | 253 |
| 2022年3月 | 2,870 | 823 | 28.7 | 539 |
| 株式会社横浜銀行が株式会社神奈川銀行の株式84.63%を取得し、連結子会社化。 | ||||
| 2023年3月 | 3,130 | 799 | 25.5 | 562 |
| 2024年3月 | 3,583 | 770 | 21.5 | 669 |
| 株式会社L&Fアセットファイナンスの株式85.0%を取得し、連結子会社化。 | ||||
| 2025年3月 | 3,991 | 1,228 | 30.8 | 828 |
| 2026年3月 | 4,907 | 1,550 | 31.6 | 1,065 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益4,907億円のうち、経常利益として残るのは1,550億円で31.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,065億円、売上の21.7%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金68.4%3,357億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.6%1,550億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2026年3月期は営業CFが−1,217億円、投資CFが−1,167億円で、差し引きのフリーCFは−2,384億円。期末の手元現金は4.1兆円。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1.01 | 795 | −641 | 3.14 |
| 2018年3月 | −0.61 | 2,820 | −121 | 2.81 |
| 2019年3月 | 0.25 | −1,484 | −97 | 2.90 |
| 2020年3月 | −0.29 | −739 | −121 | 2.52 |
| 2021年3月 | 2.04 | −4,806 | 5 | 4.07 |
| 2022年3月 | 1.25 | 2,188 | −439 | 5.50 |
| 2023年3月 | 0.97 | −1,480 | −569 | 6.26 |
| 2024年3月 | −2.22 | 375 | −510 | 4.03 |
| 2025年3月 | 0.38 | 216 | −706 | 4.35 |
| 2026年3月 | −0.12 | −1,167 | −645 | 4.05 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は25.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.4兆円で、自己資本比率は5.5%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18.74 | 1.11 | 17.63 | 5.9 |
| 2018年3月 | 18.66 | 1.15 | 17.51 | 6.2 |
| 2019年3月 | 18.95 | 1.16 | 17.79 | 6.1 |
| 2020年3月 | 18.93 | 1.10 | 17.82 | 5.8 |
| 2021年3月 | 21.58 | 1.16 | 20.42 | 5.3 |
| 2022年3月 | 24.06 | 1.16 | 22.90 | 4.8 |
| 2023年3月 | 25.73 | 1.16 | 24.57 | 4.5 |
| 2024年3月 | 24.38 | 1.28 | 23.10 | 5.2 |
| 2025年3月 | 24.79 | 1.29 | 23.50 | 5.2 |
| 2026年3月 | 25.67 | 1.42 | 24.25 | 5.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで79社中22位あたり、逆に低いのは経常収益成長率で79社中32位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,923.5で、1年前と比べて+74.7%。過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 |
| PER (会社予想) | 16.6倍 |
| PBR | 1.47倍 |
| 配当利回り | 2.44% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1882.5円は25日線(1881円)とほぼ同水準、75日線(1764円)を約6.7%上回る。52週高値1995.5円まで約5.7%に迫る。直近1か月で3.01%下落も、8月21日は1.59%高と反発。出来高は8月21日に430万株と直近10日平均を上回り、買い戻しが入った。RSIは55.8と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PER 20.04倍は業界平均の16.97倍を上回り、予想PERも16.2倍とやや高め。PBR 1.44倍は平均の0.98倍を大幅に上回り、銀行ではPBR 1倍超は高評価。ROE 7.91%は平均的だが、配当利回り2.5%は平均の2.38%を上回る。配当性向177.32%と配当が利益を超えており、持続可能性に懸念。業界平均よりバリュエーションが高く、配当の維持が課題とみてやや割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 16.6倍 | — |
| PBR | 1.47倍 | 1.01倍 |
| ROE | 7.9% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
神奈川県の経済基盤の強さと首都圏への近接性から安定成長が期待される一方、地銀間の競争激化や低金利政策の長期化が収益性の重荷となる。非金利収入の拡大が鍵となり、その進捗が評価を分ける。
- 首都圏経済の恩恵
神奈川県は人口増加と企業集積があり、貸出需要と預金増加の基盤が強い。
- 非金利収入の拡大
コンサルティングや事業承継支援などで手数料収入が増加し、収益の多様化が進む。
- 高ROEで効率的運用
ROEが約8%と地銀平均を上回り、資本効率の良さが評価される。
- 純利益が1,065億円まで増加通年影響強
24/3期669億円→26/3期1,065億円、2期連続で約29%増益
- 予想PER15.8倍の割安修正決算発表後影響中
実績PER19.57倍に対し予想PER15.8倍。増益率の高さが評価されれば低下
- PBR1.40倍、ROE7.91%の好循環継続影響中
PBR1.40倍、ROE7.91%と資本収益性の高さが株価を支える
- 配当利回り2.56%で下値堅い継続影響弱
時価総額2兆1,049億円、配当利回り2.56%が中長期資金の支え
- 低金利の長期化
日銀の政策金利が低位で推移すれば、貸出利ざやが縮小し収益が圧迫される。
- 競争の激化
地銀やネット銀行との競争が激しく、預金獲得や貸出シェア維持が難しくなる。
- 地域シフトの限界
神奈川県内に依存するため、地域経済の減速が業績に直結しやすい。
- 株価1年73.7%上昇の過熱感通年影響弱
1年間で73.65%上昇。利益確定売り圧力が出やすい
- PBR1.40倍は地銀では割高継続影響中
PBR1.40倍、ROE7.91%。ROE改善が止まるとバリュエーション調整
- 金利低下で増益ペースが減速金融政策次第影響中
26/3期の純利益1,065億円は前期比29%増だが、金利低下なら伸びが鈍化
- 外国人保有34.1%の売り変動不定影響弱
外国人株主比率34.09%と高く、リスクオフ時に売りが集中
- 非金利収入比率
- 収益構造の多様化を示し、低金利への耐性を測る指標。
- 貸出残高
- 地域需要の動向と金利収入の基礎となる。
- 預金増加率
- 資金調達力の強さとシェア維持を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり47円で、前期から+31.0%。いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 15 | — | 34.6 |
| 2018年3月 | 16 | 3.3 | 59.9 |
| 2019年3月 | 16 | 3.2 | 63.5 |
| 2020年3月 | 16 | 0.0 | 70.2 |
| 2021年3月 | 17 | 6.3 | 87.6 |
| 2022年3月 | 18 | 5.9 | 111.9 |
| 2023年3月 | 19 | 5.6 | 104.6 |
| 2024年3月 | 23 | 21.1 | 95.1 |
| 2025年3月 | 29 | 26.1 | 29.5 |
| 2026年3月 | 38 | 31.0 | 177.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥47
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ48,361人。区分でいちばん多いのは金融機関で38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.4%を占め、残る49.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 41.5 | 40.9 | 38.5 | 37.5 | 39.9 | 38.0 |
| 外国法人 | 31.1 | 31.9 | 29.8 | 34.2 | 33.1 | 34.1 |
| 事業法人 | 14.9 | 14.2 | 13.8 | 13.5 | 13.1 | 12.4 |
| 個人・その他 | 9.3 | 9.7 | 12.0 | 10.1 | 9.3 | 12.0 |
| 証券会社 | 3.2 | 3.3 | 6.0 | 4.6 | 4.6 | 3.5 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.6 | 2.7 | 0.9 | 0.1 | 2.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 15.56 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.26 |
| 03 | みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 明治安田生命保険口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 | 3.19 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 2.67 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 2.63 |
| 06 | 日本生命保険相互会社 | 2.15 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 1.36 |
| 08 | 住友生命保険相互会社 | 1.29 |
| 09 | BBH(LUX) FOR FIDELITY FUNDS - JAPAN ADVANTAGE POOL(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.26 |
| 10 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.18 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.04%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−4%、1株純資産は10期で+46%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 98 | 868 | 12.2 | 5.3 | 34.6 |
| 2018年3月 | 52 | 917 | 5.9 | 11.2 | 59.9 |
| 2019年3月 | 43 | 937 | 4.7 | 9.8 | 63.5 |
| 2020年3月 | 38 | 911 | 4.1 | 8.2 | 70.2 |
| 2021年3月 | 21 | 956 | 2.2 | 21.4 | 87.6 |
| 2022年3月 | 45 | 965 | 4.7 | 10.3 | 111.9 |
| 2023年3月 | 47 | 984 | 4.8 | 10.3 | 104.6 |
| 2024年3月 | 57 | 1,098 | 5.5 | 13.5 | 95.1 |
| 2025年3月 | 72 | 1,128 | 6.5 | 13.7 | 29.5 |
| 2026年3月 | 94 | 1,263 | 7.9 | 14.6 | 177.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
22名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 片岡達也 | 代表取締役 社長 | 59 | 84,600 |
| 小野寺伸夫 | 代表取締役 | 55 | 53,700 |
| 勝田道文 | 取締役 | 57 | 31,400 |
| 秋吉満 | 取締役 | 70 | 16,700 |
| 依田真美 | 取締役 | 65 | 9,300 |
| 石井茂 | 取締役 | 72 | 33,800 |
| 前原和弘 | 取締役(監査等委員・常勤) | 61 | 33,700 |
| 野口真有美 | 取締役(監査等委員) | 58 | 2,700 |
| 鈴木良和 | 取締役(監査等委員) | 53 | 4,300 |
| 小柴裕太郎 | 執行役員 | — | — |
| 小貫利彦 | 執行役員 | — | — |
| 鈴木裕章 | 執行役員 | — | — |
残りの役員10名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野辺和美 | 執行役員 | — | — |
| 赤堀昌利 | 執行役員 | — | — |
| 井上斉 | 執行役員 | — | — |
| 伊藤光輝 | 執行役員 | — | — |
| 助川和浩 | 執行役員 | — | — |
| 田中将 | 執行役員 | — | — |
| 荒井智希 | 執行役員 | — | — |
| 西田豊 | 取締役 | 67 | 2,500 |
| 馬渕磨理子 | 取締役 | 42 | — |
| 橋本圭一郎 | 補欠 監査等委員 | 74 | 21,600 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 64 | 24 | 15 | 9 | 114 | 19 |
| 社外取締役 | 8 | 54 | 0 | 0 | 0 | 54 | 7 |
| 監査等委員 | 1 | 23 | 0 | 0 | 0 | 23 | 23 |
| 監査役 | 2 | 9 | 0 | 0 | 0 | 9 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で横浜フィナンシャルグループを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容497字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,894字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,487字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)21,238字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
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- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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