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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

フィンテック グローバル

FinTech Global Incorporated8789 · Standard · その他金融業

投資銀行事業を中核に、公共コンサルティング、テーマパーク運営まで手掛ける。投資と運用で価値創造を追求する企業。

概要

フィンテック グローバルは1994年にストラクチャードファイナンス専門金融サービス会社として創業。現在は投資銀行業務を中心に、公共コンサルティング、ムーミンバレーパークなどのテーマパーク運営を手掛ける。2025年9月期の連結売上高は144億円、従業員数は220名。

投資銀行事業が収益の8割を占める

投資銀行事業は売上高115億円で全社の約8割を占める。主力は事業承継案件へのプライベートエクイティ(PE)投資で、投資先の企業価値向上後に売却して利益を得る。トラックオペレーティングリースでは中古大型車両のセールアンドリースバックを組成し、2025年9月期の出資金販売額は50億円と前年比2.8倍に拡大した。航空機リース事業ではヘリコプターや航空機のリース契約延長が増加。再生可能エネルギーにも進出し、2025年には東北・北海道で太陽光発電所の開発プロジェクトを取得した。

公共コンサルティングとテーマパークは成長途上

公共コンサルティング事業では、地方公共団体向けに財務書類作成支援や公共施設マネジメントのコンサルティングを提供する。2025年9月期の売上高は5億円と小規模だが、大規模自治体で一定のシェアを確保し、子育て支援など分野を拡大中。エンタテインメント・サービス事業はムーミンバレーパーク(飯能市)の運営を主体とし、売上高28億円。同パークは2019年3月開業で、入園者数増加により2025年9月期にセグメント利益29百万円と黒字転換した。

21社の子会社でグループを構成

当社グループは当社、連結子会社21社、持分法適用関連会社2社で構成される。主要子会社には投資銀行部門のフィンテックアセットマネジメント(不動産投資運用、第二種金融商品取引業)、FGIキャピタル・パートナーズ(PE投資)、aviner(航空機リース)、SGIグループ(航空機アセットマネジメント)がある。公共コンサルティングはパブリック・マネジメント・コンサルティング、エンタテインメントはムーミン物語と飯能地域資源利活用合同会社が担う。2023年には少額短期保険関連のトリニティジャパンを子会社化した。

不安定な収益と目標ROE20%超

連結売上高は2012年9月期の20億円から2025年9月期の144億円へ成長したが、当期純利益は-13億円から+21億円の間で大きく変動している。2025年9月期は営業利益34億円、純利益21億円と過去最高。自己資本利益率(ROE)は20.8%と経営目標の20%超を達成した。同社は安定的なROE維持のために、PE投資の高収益維持とトラックリースなどの安定収益拡大、M&Aによる事業承継案件獲得を重点課題として掲げる。

業界の中での役割は投資銀行サービスとコンサルティングの提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
144億円
営業利益
34億円
営業利益率
23.6%
純利益
21億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
投資銀行 事業115億円79.3%47億円40.9%
エンタテインメント・サービス事業25億円17.2%0億円0.0%
公共コンサルティング事業5億円3.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01投資銀行主力

ファイナンス・アドバイザリー、プライベートエクイティ投資、アセットマネジメント、航空機ビジネス、再生可能エネルギー事業を展開。企業やプロジェクトの資金調達・成長を支援する。

主な製品・サービス4
ファイナンシャル・アドバイザリー
資金調達やM&Aなどの戦略的助言を行う。
プライベートエクイティ投資
未上場企業やプロジェクトへの投資。
アセットマネジメント
不動産や有価証券の投資運用。
航空機ビジネス
航空機の売買・リース、技術アドバイザリー。

02公共セクター準主力

地方公共団体向けに財務書類作成を支援。公会計を活用した公共施設管理計画や行政計画策定も手掛け、財政健全化に貢献する。

主な製品・サービス1
公共コンサルティング
地方公共団体の財務書類作成支援。公共施設総合管理計画や行政計画の策定支援。

03エンタテインメント副次

ムーミンバレーパークなどテーマパークの開発・運営。施設は一部保有・賃貸。

主な製品・サービス1
テーマパーク運営
ムーミンをテーマにしたパークの運営。

製品と技術

事業承継を対象としたプライベートエクイティ投資

当社の投資銀行部門では、後継者不在の企業に対するプライベートエクイティ(PE)投資を主力としている。投資先企業の経営支援や事業再生を通じて企業価値を向上させ、第三者への売却で利益を得る。2025年9月期は大型案件の組成が寄与し、PE投資関連の収益が前年比で増加。投資対象は不動産や事業会社が中心で、地域金融機関との協働によるファンド組成も行う。投資先の選定では事業承継問題を抱える企業に焦点を当て、預かり資産残高は1,617億円に達する。

航空機リースとトラックリースのオペレーティングリース

航空機ビジネスでは、SGIグループを通じて航空機の技術アドバイザリー、売買・リース、リース契約延長に伴う機体検査サービスを提供。ヘリコプターのセールアンドリースバックも手掛け、緊急医療や災害救助用途での需要拡大を受けて新規案件を組成中。トラックオペレーティングリースでは、運送会社から中古大型車両を買い取り、リースバックしてファンド化。2025年9月期の出資金販売額は50億円で、複数の車両管理事業者との連携を強化している。

不動産・有価証券のアセットマネジメント

フィンテックアセットマネジメントが不動産投資運用業務と第二種金融商品取引業を手掛ける。海外投資家向けレジデンス投資の運用や、ホテル・物流施設の運用受託を行う。預り資産残高は2025年9月末時点で1,617億円と前年比5.5%増加。また、セキュリティトークン(ST)を活用した新たな募集形態の検討も進めており、メッツァビレッジの証券化などへの応用を視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

債権回収特化、高収益で急成長

その他金融業に属し、債権回収サービスを主軸に事業を展開する企業である。同業にはウェッジホールディングス等があるが、当社は特定分野に特化し、売上高が93億円から144億円へ急拡大した。営業利益率も18.84%から23.61%へ上昇し、非常に高い収益性を誇る。顧客企業の財務改善ニーズを捉え成長しており、今後も安定した需要が見込める一方、法規制や経済変動への注意が必要。

強み

  • 営業利益率20%超えと金融セクターでも屈指の高収益を実現。
  • 売上高が2年間で50%以上増加し、事業拡大が顕著である。
  • 債権回収に特化したノウハウと実績で、競争優位性を築いている。
  • 景気悪化時にも回収需要は増える傾向があり、耐性が強い。

課題

  • 債権回収業務は法規制が厳しく、コンプライアンス強化が必須。
  • 国内の債権回収市場は限定的で、成長には新分野開拓が必要。
  • 収益性が高いため新規参入が相次ぎ、競争が激化する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字がフィンテック グローバル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1471ANSグループ800億円10.9倍
28771イー・ギャランティ778億円22.3倍
38596九州リースサービス414億円9.2倍
47383ネットプロテクションズホールディングス397億円22.9倍
57198SBIアルヒ370億円20.4倍
68789フィンテック グローバル326億円7.8倍
75845全保連324億円18.5倍
88772アサックス296億円7.5倍
97191イントラスト261億円15.0倍
107187ジェイリース241億円9.7倍
114346NEXYZ.Group137億円8.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

ストラクチャードファイナンス専門会社として1994年創業

1994年12月、ストラクチャードファイナンスを専門とする金融サービスの提供を目的として設立。当初は証券化アレンジメント業務が中心だった。2002年12月に開発型証券化アレンジメント業務、2004年4月に貸金業登録、同年8月にプリンシパルファイナンス業務を開始。2005年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。

FX子会社の取得と売却、アセットマネジメント参入

2007年3月、外国為替証拠金取引事業を行うエフエックス・オンライン・ジャパンの株式45%を取得して連結子会社とするが、2008年9月に同社株式を譲渡し撤退した。2008年6月には公会計コンサルティングのパブリック・マネジメント・コンサルティングを子会社化し、公共コンサルティング事業に参入。2009年6月、アセット・アドバンスの全株式を取得しフィンテックアセットマネジメントと商号変更、投資運用業に参入した。

OGIキャピタル買収とテーマパーク事業の開始

2011年4月、OGIキャピタル・パートナーズを子会社化しFGIキャピタル・パートナーズに商号変更。2013年には持分法適用関連会社とした後、2017年に再び連結子会社化した。2013年11月、ムーミン物語を設立し、フィンランドのMoomin Characters社とのライセンス契約に基づき、ムーミンを主題としたテーマパークの開発を開始。2018年11月にメッツァビレッジ、2019年3月にムーミンバレーパークを開業した。

航空機リースとトラックリースによる事業拡大

2017年12月、SGI-Group B.V.の議決権持分51%を取得して航空機アセットマネジメント事業に参入。その後、航空機技術アドバイザリーやリース業務を展開。2020年代に入り、トラックオペレーティングリースが急成長し、中古商用大型車両のセールアンドリースバック需要を取り込んだ。2025年9月期の出資金販売額は50億円と前年比2.8倍に拡大し、収益の柱の一つとなった。

市場変更と再生可能エネルギーへの進出

2021年2月にマザーズから市場第二部へ変更、2022年4月の市場区分再編でスタンダード市場へ移行。2023年3月には少額短期保険事業のトリニティジャパンを子会社化。2025年8月、子会社を通じて東北・北海道10地点の太陽光発電所開発プロジェクト(設備出力合計8.14MW)を取得し、再生可能エネルギー事業に本格参入した。2024年10月には大阪支店を開設し、地域展開を強化している。

ムーミンバレーパーク黒字化と2025年9月期の過去最高益

2025年9月期、エンタテインメント・サービス事業はセグメント利益29百万円と黒字転換。来園者数増加に伴い売上高28億円を計上。グループ全体では営業利益34億円、純利益21億円と過去最高を更新した。同年4月には等級制度・報酬制度を見直し、給与水準を引き上げるなど、人材戦略の強化も進めた。ROEは20.8%と目標を達成し、配当も増額(1株当たり5円を計画)している。

年表28件を開く

1990年代

  • 1994年12月創業ストラクチャードファイナンスを専門とする金融サービスの提供を目的として、当社設立

2000年代

  • 2002年12月開発型証券化アレンジメント業務開始
  • 2004年4月貸金業者として関東財務局に登録
  • 2004年8月プリンシパルファイナンス業務開始
  • 2005年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード8789)
  • 2007年3月外国為替証拠金取引事業を行うエフエックス・オンライン・ジャパン㈱の株式の45.0%を取得し、連結子会社とする
  • 2008年6月公会計コンサルティングを行う㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの第三者割当増資を引受け連結子会社とする
  • 2008年9月子会社エフエックス・オンライン・ジャパン㈱の株式を譲渡し、連結の範囲から除外する
  • 2009年6月M&Aアセット・アドバンス㈱の全株式を取得し子会社化、フィンテック アセットマネジメント㈱と商号変更し、投資運用業に参入する

2010年代

  • 2011年4月M&A㈱OGIキャピタル・パートナーズの全株式を取得して連結子会社化し、同社の商号をFGIキャピタル・パートナーズ㈱に変更する
  • 2012年12月子会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングが公会計事業の一部を㈱システム ディに譲渡し、同社と業務提携する
  • 2013年3月子会社FGIキャピタル・パートナーズ㈱の株式の一部を譲渡し、持分法適用関連会社とする
  • 2013年11月㈱ムーミン物語を設立。同社はムーミン著作権を保有するMoomin Characters Oy Ltdの専属的代理人との間で、ムーミンを主題としたテーマパークに関する日本国内の独占的ライセンス契約を締結する
  • 2014年11月子会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの株式の一部を譲渡し、持分法非適用関連会社とする
  • 2015年3月子会社フィンテックアセットマネジメント㈱が不動産特定共同事業法に基づく金融庁長官及び国土交通大臣許可を取得
  • 2015年5月㈱ムーミン物語を連結子会社とすることを決定する
  • 2016年11月関連会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの第三者割当増資を引受け、連結子会社とする
  • 2017年10月関連会社FGIキャピタル・パートナーズ㈱の株式を追加取得し、連結子会社とする
  • 2017年12月子会社を通じて航空機アセットマネジメント業務を行うSGI-Aviation Services B.V.の持株会社であるSGI-Group B.V.の議決権持分51%を取得し、連結子会社とする
  • 2018年1月東京都品川区上大崎に本社移転
  • 2018年11月埼玉県飯能市において北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」を開業
  • 2019年2月子会社フィンテックアセットマネジメント㈱が第二種金融商品取引業登録
  • 2019年3月子会社㈱ムーミン物語が運営する「ムーミンバレーパーク」が開業

2020年代

  • 2021年2月東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編により、東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年3月少額短期保険、認可特定保険、制度共済、その他の共済・補償サービスのリスクヘッジの手配支援業務など を行う㈱トリニティジャパンの株式50.1%を取得し、連結子会社とする
  • 2024年2月子会社aviner㈱が航空機資産等のオペレーティングリース事業を開始
  • 2024年10月大阪府大阪市中央区今橋に大阪支店を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE20%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    公共コンサルティング事業の拡大

    地方自治体から公会計業務や公共施設マネジメントなどのアウトソーシング受託を拡大し、地域のステークホルダーとの連携を深め、地域課題解決に向けた事業モデルを確立する。

  2. 02

    投資銀行と公共コンサルの連携強化

    地域連携で見出されたインフラ、事業承継などのプロジェクトに、地域金融機関と協働で組成したファンドから資金供給を行う。また、セキュリティ・トークン(ST)を活用した新たな募集形態も検討する。

  3. 03

    既存事業強化のための組織的取り組み

    事業承継案件の探索やトラックリース・不動産小口化商品の販売向上のため、金融機関や税理士法人へのネットワーク強化を組織的に進める。

  4. 04

    人材戦略の推進

    2025年4月に等級制度・報酬制度を見直し、その運用をモニタリング・改善することで、社員が長期的に能力を発揮できる環境を整備し、採用・育成・維持を通じて組織競争力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で220人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,087万円で、9期前と比べて+30.3%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は5.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月114
2017年9月143
2018年9月156
2019年9月83440.03.3167
2020年9月79938.14.0156
2021年9月79840.44.9149
2022年9月78238.54.8176
2023年9月85539.05.6153
2024年9月96338.84.51681,548
2025年9月1,08738.95.12201,545

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
ムーミンバレーパーク — 埼玉県 飯能市宮沢3,966百万円
エンタテインメント・サービス 事業
ムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市宮沢)(注)6444百万円
投資銀行 事業
メッツァ ビレッジ — 埼玉県 飯能市宮沢196百万円
投資銀行 事業
本社 — 東京都品川区139百万円
全社共通
大阪支店 — 大阪府大阪市中央区46百万円
全社共通
メッツァビレッジ — 埼玉県飯能市宮沢35百万円
投資銀行 事業
主な関係会社
  • 国内
    フィンテック アセットマネジメント㈱(注)7
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    FGIキャピタル・パートナーズ㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    aviner㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SGI-Group B.V.(注)7
    オランダ王国 アムステルダム · 連結子会社
    議決権53.6%
  • 海外
    SGI-Aviation Services B.V.
    オランダ王国 アムステルダム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱パブリック・マネジメント・コンサルティング
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権83.8%
  • 国内
    ㈱ムーミン物語(注)7
    埼玉県飯能市 · 連結子会社
    議決権81.9%
  • 国内
    飯能地域資源利活用 合同会社(注)5、6
    埼玉県飯能市 · 連結子会社
  • 国内
    その他13社
    ― · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は144億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+30.8%。

売上高
+4.3%
144億円
営業利益
+30.8%
34億円
純利益
+23.5%
21億円
営業利益率
23.6%
前期比 +4.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高155億円144億円
営業利益42億円34億円
純利益46億円21億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、営業収益は49億円、営業利益は15億円。前年の2023年3Qと比べると、営業収益は+104.2%、営業利益は+200.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q18−1−5.60
2023年3Q24520.83
2023年4Q248
2024年1Q341029.46
2024年2Q32618.85
2024年4Q721013.96
2025年2Q681826.513
2025年4Q761621.18
2026年2Q802632.532
2026年3Q491530.612

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、営業収益は20億円から144億円へ7.2倍に増えた。直近期の営業利益率は23.6%。営業収益は2期、純利益は6期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月20−9−13
㈱ムーミン物語を設立。同社はムーミン著作権を保有するMoomin Characters Oy Ltdの専属的代理人との間で、ムーミンを主題としたテーマパークに関する日本国内の独占的ライセンス契約を締結する
2013年9月1612
2014年9月3979
2015年9月5422
2016年9月75−14−14
2017年9月72−13−14
2018年9月37−12−8
2019年9月92−19−16
2020年9月68−11−12
2021年9月8111
2022年9月9352
2023年9月931316
大阪府大阪市中央区今橋に大阪支店を開設
2024年9月138262518.817
2025年9月144343223.621

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

営業収益144億円のうち、営業利益として残るのは34億円23.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の14.6%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.2%55億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.2%55億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.6%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
61.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.8pt
23.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.8pt
14.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.4pt
20.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが−7億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは−23億円期末の手元現金は64億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2012年9月101−225
2013年9月−51−116
2014年9月−2252120
2015年9月−18−64846
2016年9月−13−3−822
2017年9月−12−102930
2018年9月−30−205838
2019年9月−26−455725
2020年9月7−3−821
2021年9月7−2−424
2022年9月−7−1824
2023年9月68−529
2024年9月41−5−857
2025年9月−7−163164

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は270億円。このうち返さなくてよい自己資本が120億円で、自己資本比率は40.3%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月64362836.8
2013年9月48272156.4
2014年9月75552073.9
2015年9月120794165.4
2016年9月110634757.0
2017年9月129537637.1
2018年9月140865452.2
2019年9月1908910139.1
2020年9月166739337.7
2021年9月165749138.5
2022年9月1797810136.7
2023年9月191949743.4
2024年9月2071089946.1
2025年9月27012015040.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
66億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
150億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率39社中9位あたり、逆に低いのは営業収益成長率39社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.8%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
23.6%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.3%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥162で、1年前と比べて+45.8%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥162-3.0%1ヶ月+23.7%1年+45.8%時価総額326億円
過去52週の値幅
安値¥101高値¥178

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.8倍
PER (会社予想)6.8倍
PBR2.09倍
配当利回り3.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で24.6%上昇し、8月17日には162円と前日比5.19%高。8月13日から8月17日まで5日連続で上昇し、出来高も急増(8月17日は325万株)。52週高値165円に接近しており、RSI89.5と買われすぎの水準。一方、過去1年では45.8%上昇と強いトレンドにあるが、短期的な過熱感から調整リスクも意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは6.45倍と業界平均17.35倍を大きく下回り、PBRは1.88倍と業界平均1.79倍に近いが、ROE20.8%と非常に高く、収益力を考慮すると割安感が強い。配当利回り2.24%は業界平均3.17%を下回るが、配当性向31.63%と健全。業績も売上高・営業利益とも増加傾向で、その他金融業の特性に照らし、収益性とバリュエーションのバランスが取れている。ただし、配当利回りは相対的に低めで、増配余地はあるものの現状は控えめ。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.8倍17.4倍
PER (予想)6.8倍
PBR2.09倍1.81倍
ROE20.8%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高ROE(20.8%)と低PER(6.45倍)が示す収益性と割安感を、成長性やビジネスの持続可能性とどう評価するかにある。強気派は、高いROEが資本効率の良さを示し、今後の成長への期待から株価にはまだ上昇余地があるとみる。また、収益が増加傾向にあり、2025年9月期の営業利益率も23.6%と改善している。一方、弱気派は、ビジネスモデルの透明性が低く、情報開示が不十分で、リスクが把握しにくいと指摘する。また、業界の競争激化や規制リスク、収益の持続可能性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 高ROEの魅力

    ROE20.8%は資本を効率的に活用し、株主価値の創出力が高い。

  • 収益の増加基調

    純利益は2022年から増加傾向にあり、2025年9月期も21億円と堅調。

  • 割安な評価

    PER6.45倍は同業他社比で割安であり、成長が続けば評価修正の余地。

  • 営業利益34億円と前期比30.8%増通年影響

    営業利益は26億円から34億円へ8億円増加、利益拡大

  • 営業利益率23.61%と4.77ポイント改善通年影響

    営業利益率は18.84%から23.61%へ改善、収益性向上

  • ROE20.8%と高資本効率継続影響

    ROE20.8%は高く、PBR1.88倍の正当化材料

  • PER6.45倍と割安継続影響

    実績PER6.45倍、配当利回り2.24%とバリュエーションは割安

マイナスに働く材料7
  • 情報開示の乏しさ

    事業内容やリスクの開示が不十分で、正確な分析が困難。

  • ビジネスの不透明性

    収益の源泉を把握しづらく、持続可能性への確信が持てない。

  • 業界競争と規制

    金融業界は競争が激しく、規制強化が収益を圧迫するリスク。

  • 売上高の伸びが前期の48%から4%へ急減通年影響

    売上高は前期比4.3%増の144億円、伸び率が大幅に鈍化

  • 純利益は営業利益の伸びに追随せず通年影響

    純利益は21億円と前期比4億円増、営業利益増の8億円の半分

  • PBR1.88倍と純資産の評価が高い継続影響

    PBR1.88倍、ROE20.8%だが、ROE低下時は評価修正リスク

  • 予想PER未公表で業績ガイダンス欠如決算発表後影響

    フォワードPERが開示されず、来期の成長期待が不透明

次の決算で確かめる点
純利益
収益力のトレンドを示す基盤的な指標。
営業利益率
事業の収益性と効率性の変化を確認するため。
開示情報の充実度
投資判断の信頼性を左右する情報開示の進展を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは3.09%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
3.09%
いまの株価に対して
配当性向
31.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年9月235.8
2025年9月3100.031.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ26,141人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.2%を占め、残る92.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他84.883.485.784.486.282.0
外国法人1.73.71.21.82.77.6
事業法人6.26.17.58.47.06.8
自己株式2.74.5
証券会社5.95.33.94.02.72.1
外国人個人1.11.11.11.01.11.0
金融機関0.30.30.60.50.40.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01玉井 信光5.10
02株式会社CAT-MY4.97
03藤井 優子1.63
04NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.59
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.08
06田村 直丈0.90
07青島 正章0.85
08ロバート・ハースト0.81
09株式会社SBI証券0.79
10BOFAS INC OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 BofA証券株式会社)0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-13
    玉井 信光
    新規の大量保有報告
    5.40%
    +0.38pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+101%、1株純資産は14期で−97%。直近期のROEは20.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月−1,0701,982−41.7
2013年9月2227.221.947.4
2014年9月73722.59.312.5
2015年9月1483.484.717.0
2016年9月−939−19.7
2017年9月−830−24.6
2018年9月−539−13.5
2019年9月−837−21.5
2020年9月−631−17.3
2021年9月1312.186.1
2022年9月1332.744.6
2023年9月84121.67.7
2024年9月84918.88.735.8
2025年9月115720.810.731.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/9期の役員報酬は総額271百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
玉井信光代表取締役社長 投資銀行本部長6310,266,400
千田高取締役副社長 上席執行役員 経理部/財務部/ 事業統括部/ 人事総務部/ 法務・コンプライアンス部管掌 財務部長 兼 事業統括部長 兼 人事総務部長59200,000
吉岡尚子取締役 上席執行役員 事業開発本部/ 事業統括部/ 資金ファイナンス部/ 営業推進室/ ソリューション部 管掌 事業開発本部長60128,200
木村喬取締役 上席執行役員 総合企画部管掌 総合企画部長4734,100
野崎篤彦取締役 常勤監査等委員73
鈴木健次郎取締役 監査等委員75
大山亨取締役 監査等委員59212,500
渡邊基樹上席執行役員 投資銀行本部 副本部長 兼 第一事業部長
神田健上席執行役員 投資戦略本部長
水上玉青執行役員 事業統括部長 兼 法務・コンプライアンス部長 兼 内部監査室長
小幡匡志執行役員 事業統括部長 メッツァ統括担当
塚田拓士執行役員 投資銀行本部 大阪支店長
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
北川順一執行役員 経理部長
足立裕也執行役員 投資銀行本部 第二事業部長
大角敦之執行役員 投資戦略本部 審査部長 兼 ポートフォリオ管理部長

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)42084024862
社外取締役323238

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,463字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社21社、持分法適用関連会社2社、非連結子会社8社、持分法非適用関連会社2社で構成されており、投資銀行事業を中心に、公共コンサルティング事業及びエンタテインメント・サービス事業を営んでおります。 当社グループの報告セグメント、主な事業内容及び主な連結会社は以下の通りであります。 報告セグメント   主な事業内容   主な連結会社 投資銀行事業   ○投資銀行業務・ファイナンス・アレンジメント業務 ・フィナンシャル・アドバイザリー業務 ・アセットマネジメント業務 (不動産投資運用、投資ファンド運用等)・プライベートエクイティ投資・アセット投資・航空ビジネス(航空機技術アドバイザリー、航空機登録サービス、航空機アセットマネジメント、航空機売買・リース)・再生可能エネルギー関連事業   当社 フィンテックアセットマネジメント㈱FGIキャピタル・パートナーズ㈱aviner㈱SGI-Group B.V.SGI-Aviation Services B.V. 公共コンサルティング事業   ・地方公共団体の財務書類作成支援・公共施設等総合管理計画策定・改訂支援   ㈱パブリック・マネジメント・コンサルティング エンタテインメント・サービス事業   ・テーマパークの開発、保有、管理、運営   ㈱ムーミン物語飯能地域資源利活用合同会社 (投資銀行事業の事業内容) 当事業では、ファイナンスアレンジやフィナンシャル・アドバイザリーにより資金調達を支援し、顧客の戦略的目標の達成に貢献しております。また資金を必要とするプロジェクトや組織の潜在的価値や将来性を見いだして価値を高めるプライベートエクイティ投資やアセット投資を行う投資業務、不動産や有価証券等の投資運用サービスを提供するアセットマネジメント業務を行っております。さらに航空ビジネスとして、航空機技術アドバイザリー業務や航空機売買・リースを行っています。 なお、当社グループは、北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」とムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」の2つのゾーンで構成される「メッツァ」を運営しておりますが、当事業におけるアセット投資の一環として当社は「メッツァビレッジ」を保有し、賃貸しております。 (公共コンサルティング事業の事業内容) 当事業では、㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングが地方公共団体の財務書類作成を支援しております。また、公会計を活用した「公共施設等総合管理計画」の策定や公営企業会計の支援のほか、子育て・健康増進などの行政計画策定支援に事業領域は拡大しており、これらを通じて地方財政の健全化などに貢献しています。 (エンタテインメント・サービス事業の事業内容) 当事業では、㈱ムーミン物語がムーミンバレーパークを運営しております。飯能地域資源利活用合同会社はムーミンバレーパークの不動産を保有、管理、賃貸するために組成された特別目的会社であり、当該不動産を㈱ムーミン物語に賃貸しております。 事業の系統図は以下の通りとなります。 (注)   FGI・・・フィンテック グローバル㈱ FAM・・・フィンテックアセットマネジメント㈱ FGICP・・FGIキャピタル・パートナーズ㈱   SGI・・・SGI-Aviation Services B.V.及びその子会社PMC・・・㈱パブリック・マネジメント・コンサルティング
経営方針・対処すべき課題2,304字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社のコーポレートアイデンティティは「すべての産業界へ革新的なストラクチャードファイナンスの効用を浸透させる」であります。金融環境の変化に応じた先端的・革新的な金融商品や「仕組み」を作り、多様化する顧客のファイナンス・ニーズに対応するとともに、顧客の企業価値、資産価値の最大化を通じて、関係するすべてのステークホルダーの満足を実現して参ります。 (2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 投資銀行事業において、主力の事業承継案件へのPE投資は順調に拡大しており、航空機リース及びトラックオペレーティングリースは新たな成長ドライバーとなりました。また、不動産小口化商品については、成長軌道に入ってきました。 こうした中、当社はこれからも持続的な成長を実現し、日本全国の地域社会に必要とされる投資銀行として更なる飛躍を遂げるべく、以下の重点分野に取り組んでまいります。 ① 公共コンサルティング事業の拡大 専門人材の確保が課題となっている地方自治体から、公会計業務や公共施設マネジメントなどの分野において、アウトソーシング受託を拡大、強化いたします。これにより、地方自治体をはじめとする地域のステークホルダーとの連携を深め、地域の課題解決に向けた事業モデルを確立いたします。 ② 投資銀行事業と公共コンサルティング事業との連携強化 投資銀行事業では、地域との連携により見出されたインフラ、電力、エネルギー、事業承継などの地域プロジェクトに対し、地域金融機関と協働して組成したファンド基金から資金を供給して、持続的成長に寄与します。また、資金供給の効率化を図るため、ST(セキュリティ・トークン)を活用した新たな募集形態についても積極的に検討いたします。 ③ 既存事業の強化のための組織的な取り組みの推進 事業承継案件の探索や、トラックオペレーティングリースを活用したファンド商品及び不動産小口化商品等の販売向上のために、金融機関や税理士法人等へのネットワーク強化のために組織的な取り組みを進めます。 ④ 人材戦略の推進 人事制度の高度化と報酬の競争力強化に向け、2025年4月に等級制度・報酬制度の見直しを実施しました。今後はこの運用をモニタリングして、必要な改善を実施いたします。これにより社員が長期的に能力を発揮できる環境を整備し、優れた人材の採用、育成、維持を通じて組織の競争力をさらに高めます。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、株主価値の最大化のため資本を効率的に活用することを重視し、効率性を計る尺度として、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標として位置づけ、20%超のROEを安定的に達成できるよう、収益力の強化を中心とする施策を推進しています。 2025年9月期のROEは20.8%となりましたが、この資本収益性を安定的に維持できるよう、収益力の強化を中心に、以下の施策を推進してまいります。 収益力の維持と安定成長   プライベートエクイティ投資などによる高収益体制の維持と、安定成長事業承継・案件獲得に向け、金融機関等に向けた営業を強化。・人員の強化・育成を継続。・M&Aによる資産承継案件の獲得に向け、証券会社等との連携を強化。航空ビジネス(リース事業)・セールアンドリースバックの対象資産であるヘリコプターは、緊急医療や災害救助等の用途での需要が拡大。良好な環境を背景に、新規案件組成の拡大によるリース収益の増加を計画。トラックオペレーティングリース・中古商用大型車両等のセールアンドリースバック需要が拡大。・複数の車両管理事業者との連携を強化し、ファンド向け車両等のパイプラインを安定的に確保。・投資家紹介ルートの拡大により出資金販売を加速し、収益拡大。 その他、安定成長に資する事業の開拓も更に進める。優れた人材の採用、育成、維持を推進し、人的資本を強化・2025年4月に等級制度・報酬制度を見直して、給与水準・新卒初任給を引き上げ。当該制度について必要な改善を実施し、社員が能力を発揮できる環境を整備。新規採用や既存社員の流出防止を通じて、組織の競争力をさらに高める。・取締役や執行役員等に対する譲渡制限付株式の付与を2025年1月から開始。 従業員向けストック・オプション付与も継続。株式インセンティブを通じて、企業価値向上に向けた役員・従業員の意欲を醸成。 資産効率性の改善   定期的に投資ポートフォリオのレビューを行い、資本を配分メッツァビレッジ(MV)は、価値向上後に証券化・MVを更に付加価値の高い施設とするため、宿泊施設や温浴施設の設置の検討を進める。・再開発を通じて更に魅力を高めた上で、セキュリティトークンを活用した証券化の検討を進める。 デットの活用と資本構成の最適化   デット調達の拡大・自己資本比率40.3%の健全な財務基盤を活かし、投資銀行事業の成長に資する有利子負債の活用を更に推進。・一方で、ムーミンバレーパーク関連の子会社連結による有利子負債が57億円(2025年9月末現在)あるため、バランスシート改善の検討を進める。資本構成の最適化・将来の投資機会、保有現金水準、ROE目標(20%超)も踏まえ、配当・自社株買いを実施。資本構成を調整。・2026年9月期の期末配当は、2円増配となる1株当たり5円を計画。
事業等のリスク9,196字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社グループでは、事業等のリスクを、将来の経営成績に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、「特に重要なリスク」「重要なリスク」に分類しております。また、文中における将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)  投資銀行事業(メッツァ関連を除く) (特に重要なリスク) ① 投融資(プリンシパルインベストメント) 当社グループでは、当社グループ自身が資金供給者として企業や不動産等に投融資(ファンドを介した投融資を含む)を行うプリンシパルインベストメントを行っており、当連結会計年度末の営業投資有価証券は830百万円、営業貸付金は569百万円、営業貸付金に係る貸倒引当金は80百万円となっております。企業への投融資においては、投融資の対象企業やファンドの投資先企業の多くは未上場であり、収益基盤や財務基盤が不安定で経営資源も制約されています。このような企業の株式等への投資については、上場企業の株式に比較して流動性が著しく低く、当社グループの希望する価格・タイミングで売却できる保証はありません。このため、投資によるキャピタルゲインが得られるかどうかについての確約はなく、キャピタルロスが発生するリスクや長期間売却できないリスク、撤退時における追加の資金負担といったリスクがあります。融資についても、回収できる確約はなく貸倒れとなるリスクがあります。このように投融資については、期待通りの収益が得られない場合や投融資資金が毀損する可能性があります。さらに、取引に内在する固有のリスクや担保対象資産の固有のリスク次第では、業界の景気動向が一般的に良好な場合であっても、損失を生む可能性があります。以上のような投融資活動に伴い、当該投融資先が連結対象に加わった場合、マイナスの影響が発生する場合もあり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 不動産等への投融資に関しても、流動性やキャピタルロス、評価損、貸倒れといったリスクがあります。なお当社はメッツァビレッジを販売用不動産として保有しておりますが、これに係るリスクについては、「(2) メッツァ関連①メッツァビレッジ(販売用不動産)の評価減」をご覧ください。 当社グループでは、これらのリスクを管理するため、投融資案件に関しては、担当部門で投融資先の事業内容、信用状況、担保・保証等の状況、成長性及び採算性などを検討して起案後、社内規程に従い審査部門や取締役会等により慎重に審議、決裁した上で実行することとなっております。投資実行後には、投資先の課題の解決や営業上の支援、財務再構築などを行い、価値の最大化につながるモニタリングを行っております。 (重要なリスク) ① ファイナンスアレンジメント業務 当社グループの投資銀行事業におけるファイナンスアレンジメント業務は、顧客企業の資金調達等や当社がプリンシパルインベストメントを行うために仕組み作りを行いますが、これは顧客の特定の資産証券化ニーズや資金需要、事業ニーズ、事業承継等に対応するものであり、必ずしも同じ顧客から繰り返し案件を獲得できるとは限りません。このため同業務では、事業体質として絶え間ない営業活動による案件の獲得が必要となります。このため、当社グループは、取引先の会計士や金融機関などのネットワークを拡大することにより案件獲得機会を増やし、事業承継などの顧客ニーズを的確にとらえた、最適なサービスや金融商品を提供していくように努めております。また、同時に投資運用業務などの安定収益源の拡大や収益の多様化を推進して参ります。 ② 投資運用業務及びファンド運営 当社グループの行う投資運用業務においては、景気悪化による不動産や企業等への投資意欲の減退、取引の減少などによる案件の減少により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループの行うファンド運営においては、当社グループは無限責任組合員又は営業者として、ファンドを管理運営しております。ファンドの運用成績が芳しくない場合、又は出資者対応が適切に行えなかった場合には、当社グループが運営するファンドに対する社会的信用及び投資家からの信頼の低下を招き、新規ファンドの設立及び募集が困難になる恐れがあります。また、上記「投融資(プリンシパルインベストメント)」と同様に、投資対象が不動産や未上場株式の場合、取引参加者の意向により取引条件が大きく変動し、当社グループの希望する価額・タイミングで売却できる保証はありません。その結果、ファンドから受領する業務受託報酬について当社グループが期待する水準から増加又は減少する可能性があります。また、無限責任組合員又は営業者として、その出資額を超える損失を負担する可能性や、善管注意義務違反、利益相反等を理由とする訴訟を受けることで、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 不動産投資運用業務及びファンド運営による連結範囲の変更について 当社グループが行う不動産投資運用業務及びファンド運営に係る特別目的会社等については、特別目的会社等への支配力や影響力により、個別に連結、非連結を判断しております。今後、新たな会計基準の設定や、実務指針等の公表により、特別目的会社等に関する連結範囲の決定について、当社グループが採用している方針と大きく異なる会計慣行が確立された場合には、当社グループの連結範囲決定方針においても大きな変更が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 役員派遣について 当社グループは投資先企業の価値向上のため、役職員を投資先企業の役員として派遣することがあります。その役職員個人に対し役員損害賠償請求等があった場合、当社グループがその個人に生じた経済的損失の全部又は一部を負担する可能性があるほか、当社グループに使用者責任が発生する可能性があります。 ⑤ 為替変動リスク SGI-Group B.V.をはじめとする海外グループ会社や一部国内子会社の売上高、費用、資産・負債等は、当社の連結財務諸表作成のために円換算されることから、為替相場の変動による影響を受けることになります。 また、当社グループのプリンシパルインベストメントにおける海外企業やファンドに対する投融資やリースでは、現地通貨建てで行われることがあります。従いまして、円高は回収時の邦貨での回収額を減少させることになります。逆に円安は取得時の邦貨での取得価額を増加させることになります。また、当社グループの資金は外貨建てで運用する場合もあり、この場合円高は為替差損を発生させることになります。これらの為替変動リスクは当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ カントリーリスク 当社グループのプリンシパルインベストメントにおける海外企業やファンドに対する投資では、投資対象国・地域において、政治・経済情勢の変化等により市場に混乱が生じた場合、または資本取引等に関する規制の変更や新たな規制が設けられた場合には、投資によるキャピタルゲインが大幅に変動することがあります。新興国では、一般的に先進諸国の企業投資に比べ、市場規模が小さく流動性も低いことなどから、前述したリスクが大きくなる傾向があります。その結果、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また当社は、現在オランダのSGI-Group B.V.を持株会社とする海外子会社が6社あり、aviner㈱は海外で航空資産のリース事業を行っていますが、所在地の法令、制度・規制、社会情勢等をはじめとしたカントリーリスクが顕在化し、円滑な事業推進を行うことが困難になった場合、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、投資やリースを決定する際にリスク分析及びモニタリングによりリスクの軽減を図っておりますが、カントリーリスクを完全に回避できるものではなく、リスクが顕在化した場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (2) メッツァ関連 (特に重要なリスク) ① メッツァビレッジ(販売用不動産)の評価減 メッツァビレッジは2018年10月に竣工し、同年11月より営業を開始しておりますが、当社はメッツァビレッジについて開発、バリューアップ後に売却する方針であるため販売用不動産としております。販売用不動産の評価については、期末における正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を正味売却価額まで減額し、当該減少額を評価損として計上します。2024年9月期に不動産鑑定士による鑑定評価額を正味売却価額として、販売用不動産評価損55百万円を計上したほか、2025年9月期にハイパーミュージアム飯能の開設にあたり一部施設の改装に伴う除去損200百万円を計上した結果、2025年9月30日現在において、メッツァビレッジにおける販売用不動産は4,081百万円となっておりますが、今後、正味売却価額が下落する場合は、評価損を計上する可能性があります。 ② 固定資産の減損 当社グループが、ムーミンバレーパークにおいて保有する固定資産(有形固定資産、無形固定資産)について、減損の兆候が認められ、かつ、割引前将来キャッシュ・フローの総額が固定資産の帳簿価額を下回った場合には、減損損失が認識され、固定資産の価値を減少させることがあります。 2025年9月30日現在において、ムーミンバレーパークにおける固定資産は4,420百万円となっておりますが、コロナ禍からの回復の遅れによりムーミンバレーパークは経営環境が著しく悪化したため減損の兆候はあるものの、一定の来園者数などを前提とした割引前将来キャッシュ・フローの総額が固定資産の帳簿価額を下回らないため、当連結会計年度にはムーミンバレーパークにおける固定資産の減損損失を認識しておりません。しかしながら、今後当社グループが想定した来園者数の水準を下回るなどの状況が長期間続く場合、固定資産の減損損失を計上する可能性があります。 ③ 有利子負債 ムーミンバレーパークの開発において、飯能地域資源利活用合同会社は金融機関から56億円を借り入れし、㈱ムーミン物語はセール・アンド・リースバックにより9億円を調達しております(当該リース債務は2024年9月期までに完済)。このように長期かつ固定金利での借入等を主とすることにより、短期的な金利上昇リスクへの対応を図っております。また㈱ムーミン物語は、上記のほか運転資金の確保を目的として金融機関から資金を借り入れております。 このような中、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりメッツァの臨時休園とその後の入園者減少があり、メッツァの運営による収入は大きく減少しました。このため当社グループは、費用削減による収支均衡策を推進し、㈱ムーミン物語は政府系金融機関の制度融資により3億円の長期借入金を調達するとともに、飯能地域資源利活用合同会社(SPC)及び㈱ムーミン物語は金融機関の借入金の返済猶予の承諾を得ておりましたが、2023年9月期に金融機関借入の返済に向け、㈱ムーミン物語は金融機関との間で、同社がSPCに支払う不動産賃借料の見直しに合意し、当該賃借料を原資とするSPC借入金返済及び㈱ムーミン物語の借入金返済を2023年9月末から開始しました。これらの借入金は2024年3月に返済期限を迎えたため、金融機関と協議の上、返済期限を複数回延長しており、本有価証券報告書提出日現在の返済期限は2026年6月末日となっておりますが、今後の借り換えの諸条件によっては当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (重要なリスク) ① ライセンス契約 ㈱ムーミン物語は、ムーミンの権利者であるMoomin Characters Oy Ltdの独占代理店であるR&B Licensing ABと日本国内におけるムーミンテーマパーク運営に関する独占的なライセンス契約を締結しております。当該契約の概要については、「5 重要な契約等」のとおりでありますが、当該契約が更新されない場合、又は契約が解除された場合、ムーミンバレーパーク運営の継続が困難となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、㈱ムーミン物語は、Moomin Characters Oy Ltd及びR&B Licensing ABから一部出資を受け、また取締役の派遣を受けて密接なコミュニケーションを取りながら、ムーミンバレーパークの運営を推進しております。 ② 事故や製商品の不具合等のリスク メッツァのアトラクション、商品、飲食などに万一の事故(アトラクション事故、欠陥商品販売、異物混入など)があり、来園者に重大な危害が加わる事態が発生した場合には、安全を最優先する当社グループへの信頼の低下、ブランドの毀損及び訴訟などの多額の費用負担などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。メッツァビレッジにおいてはテナントの事故等によっても当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 天候に係るリスク テーマパークは、天気や気温などにより来園者数が変動しやすい事業です。メッツァは、自然を利用した屋外型の施設も多くあるため天気や気温によって来園者数に影響を受けやすく、悪天候や猛暑等が長期に及ぶ場合や来園者数が多い週末などに集中する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ ブランド低下のリスク ・ハード面(施設・サービスなど)のクオリティ メッツァは、魅力を高めるべくハード面のクオリティ向上に努めて参りますが、不測の事態により適切なタイミングでの投資などができず、クオリティが低下した場合、来園者数の減少などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお当連結会計年度において、ムーミンバレーパークでは、2023年7月の㈱ライツ・アンド・ブランズ株式売却資金によって、コンテンツ増強を進めて、新エリア「入り江のテラス」の開設をはじめとする設備投資を実施しました。 ・ソフト面(スタッフのホスピタリティなど)のクオリティ メッツァは、多くのスタッフによって支えられます。また、スタッフのホスピタリティによって、来園者に高い満足を提供することが可能となります。スタッフへの教育のみに留まらず、スタッフが働き甲斐のある職場環境を整備して参りますが、不測の事態によりスタッフの人員不足などが生じ、クオリティが低下した場合、来園者数の減少などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) グループ全体 (特に重要なリスク) 人材の確保、育成 当社グループの投資銀行事業においては、投資や不動産に関する高度な知識や経験を有する優秀な人材の確保・育成が不可欠であり、公共コンサルティング事業では地方公会計や行政計画などの知見がある人材の確保・育成が必要です。また、メッツァ運営における企画や接客等においても、質の高い人材を確保することが重要であります。 現在在職している人材が一度に流出するような場合や、当社グループの求める人材が十分に確保できなかった場合、人材を育成していく体制が十分に整備できない場合には、事業に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、事業規模の拡大に伴い、優秀な人材の採用を実施し、各種教育体制の充実や人事評価・報酬制度の見直し、幹部社員に対する譲渡制限付株式の付与などモチベーションを向上させる施策を実施・拡充し育成に努力するとともに、労働環境の改善を継続して人材の定着を図っていく方針です。 (重要なリスク) ① 法的規制、コンプライアンス、免許・許認可等 当社グループが行う投資銀行事業において、各種法的規制や自主規制を受けている又は受ける可能性があります。主な法的規制としては、金融商品取引法、貸金業法、不動産特定共同事業法、建築基準法、都市計画法、国土利用計画法、住宅品質確保促進法、廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)、宅地建物取引業法等があり、自主規制としては、日本投資顧問業協会、第二種金融商品取引業協会、日本貸金業協会等の規則等があり、グループ会社や投資先が海外の企業等である場合はそれぞれの国又は地域での法令及び規制を遵守する必要があります。 また当社グループはエンタテインメント・サービス事業において、メッツァを運営しておりますが、これに係る主な法的規制としては、消防法、建築基準法、食品衛生法、個人情報保護法等があります。 今後の法規制の制定・改廃や当局の法令解釈の変更等が、当社グループの事業の範囲、業務遂行に必要となるコストや事業に関するリスクに変更を生じさせ、業績及び事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。また、法令又は法令解釈の変更などにより、諸法令で要求される許認可等を新規に取得する、または法令等を遵守する態勢を構築する際には、追加の人材の確保、その他のコンプライアンス関連のコストが必要になることが予想されます。さらに、法令や諸規則に抵触した場合は、各種許認可の登録取消や業務停止命令を受ける可能性があるばかりでなく、重大な虚偽又は誤認表示に対する責任、アドバイスが不正確であったことに伴う責任が発生することも考えられます。エンタテインメント・サービス事業においては、運営する施設の評判に悪影響を与え、来園者数の減少などの当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。実際に当社グループに過失がなかった場合にも、これらのクレームが寄せられることにより、多額の訴訟費用、損害賠償責任を負担するリスク、風評リスクが発生する可能性があり、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 このリスクへの対応策として、当社及び当社子会社は、役員、従業員が遵守すべきコンプライアンスに関する規範として「FGIグループ コンプライアンス規範」を定め、コンプライアンスの確立に努めております。また、グループ各社の属性に応じて、規程を整備するとともにコンプライアンスに関する継続的な啓蒙活動や研修等により法令遵守の徹底を図っております。金融商品取引法や貸金業法等により許認可を受けている当社及び当社子会社では、業務の遵法状況態勢及び対策の検討・策定等などコンプライアンスに係る課題を審議する委員会をそれぞれ有し、運営しております。投融資や業務受託等にあたっては、グループ各社のコンプライアンス担当部門又は委員会が案件毎に審査・審議を行う態勢を整備、運用しております。 ② 自然災害、テロ、伝染病の発生等 台風、洪水、地震等の自然災害発生時には、当社グループが保有又は運用するファンドの投資対象となっている施設が被害を受け、また交通機関及びライフライン(電気・ガス・水道)への影響が想定され、収入の減少又は消失、施設の価値の毀損等が発生する可能性があります。またテロ事件や伝染病の蔓延等が発生した場合は、レジャーに対する消費マインドの冷え込みなどが想定されることから、メッツァの来園者数の減少などに影響がある可能性があります。 当該リスクへの対応策として、グループ主要各社においてBCP(事業継続計画)を策定し、被災時でも重要な事業を継続または早期復旧できるよう準備を行っております。 ③ 業績の変動 当社グループの投資銀行事業のうち、不動産・企業への投資の回収等は、案件1件当たりの収益費用が大きくなります。また取引時期は取引参加者の意向も反映されるため、当社グループが希望する時期での取引が必ずしも可能ではありません。このため、収益費用の計上時期が偏り、業績が大きく変動する可能性があります。 また、エンタテインメント・サービス事業のメッツァにおいては、冬季に来園者数が低水準に留まる傾向があり、売上が影響を受ける可能性があります。 ④ 連結除外 投資先企業で連結の範囲に含まれている子会社について、持分の売却等により、連結の範囲から除外される可能性があります。 なお、2017年7月に当社から飯能地域資源利活用合同会社にムーミンバレーパークの不動産を譲渡(譲渡額2,000百万円、簿価443百万円)した件について、当社の子会社に該当する特別目的会社を譲受人として譲渡が行われているため、当該取引を金融取引としており、未実現の利益があります。今後㈱ムーミン物語が連結除外される場合には、当該不動産譲渡については売却処理される可能性があります。 ⑤ 当社グループのコンピュータ・システムについて 当社グループのコンピュータ・システムは、業務上不可欠なインフラとなっております。現状、業務上及びセキュリティー上必要とされる水準を備えていると考えておりますが、ハードウェア、ソフトウェアの不具合や人為的ミス、天災、停電、コンピュータウイルス、外部からのハッキング、テロ等によりコンピュータ・システムに障害が発生する可能性はあります。システム障害により生じた影響度合によっては、当社グループの事業活動及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、システムセキュリティの強化のほか、eラーニングなどによる情報セキュリティーに関する研修を継続的に実施して、役職員のセキュリティー意識向上を図っております。 ⑥ 情報の管理について 当社グループが保有する取引先等の重要な情報並びに個人情報の管理について、情報管理規程、個人情報保護方針及び各種社内規程等の制定、役職員への周知徹底、情報システムのセキュリティー強化等、更なる情報管理体制の整備を進める方針ですが、今後、不測の事態により、これらの情報が漏洩した場合は、損害賠償請求や社会的信用の失墜等により、当社グループの事業活動及び業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)  経営成績の概要 当社グループは、事業承継問題を抱える企業へのプライベートエクイティ(以下「PE」)投資を推進しております。 当連結会計年度は、事業承継案件におけるPE投資の回収が順調に進捗したことや、トラックオペレーティングリースのファンド組成及び商品販売の増加が寄与し、売上高は14,432百万円(前連結会計年度比4.5%増)、売上総利益は8,869百万円(前連結会計年度比20.6%増)となりました。販売費及び一般管理費は、給与水準の引き上げや人員増強による人件費の増加、メッツァにおけるプロモーション強化に伴う広告宣伝費の増加などにより前連結会計年度比14.1%増の5,462百万円となりましたが、営業利益は売上総利益の増加により3,406百万円(前連結会計年度比32.5%増)、経常利益は3,242百万円(前連結会計年度比31.7%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失に新規プロジェクトに関連する貸付金に係る貸倒損失485百万円を計上したことにより、2,121百万円(前連結会計年度比26.6%増)となりました。 (単位:百万円) 2024年9月期(前連結会計年度)   2025年9月期(当連結会計年度)   増減額 売上高   13,807   14,432   624 投資銀行事業   11,344   11,595   250 公共コンサルティング事業   452   502   50 エンタテインメント・サービス事業   2,459   2,859   399 消去   △448   △523   △74 売上総利益   7,355   8,869   1,513 投資銀行事業   6,696   7,915   1,218 公共コンサルティング事業   298   338   40 エンタテインメント・サービス事業   618   891   273 消去   △257   △276   △19 営業利益(セグメント利益又は損失(△))   2,569   3,406   836 投資銀行事業   3,930   4,740   809 公共コンサルティング事業   △18   △38   △19 エンタテインメント・サービス事業   △244   29   273 消去又は全社費用   △1,097   △1,325   △227 経常利益   2,461   3,242   781 税金等調整前当期純利益   2,426   2,768   341 親会社株主に帰属する当期純利益   1,675   2,121   446 セグメント別の業績は以下のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。 ① 投資銀行事業 投資銀行事業では、事業承継案件が順調に推移し、大型案件の組成もあったことでPEファンドのアセットマネジメントなどによる業務受託やPE投資による収益が前連結会計年度比で増加しました。 その他の不動産・有価証券等のアセットマネジメントにおいては、海外投資家によるレジデンス投資の運用が減少したものの、事業承継案件におけるPE投資で取り扱う不動産の新規受託の増加や、ホテルなどの宿泊施設や物流施設に関する新規案件の運用開始が寄与し、預り資産残高は前連結会計年度末比5.5%増の1,617億円となり、ストック型収益の基盤が強化され、売上高が増加しました。 トラックオペレーティングリースでは、運送会社等において増車や財務改善のための中古商用大型車両等のリースバック需要が拡大する中、当社グループが組成するファンドの投資対象となる車両の確保が順調に進捗しました。またビジネスパートナーとの契約数も順調に増加して投資家層が拡大した結果、当連結会計年度の出資金販売額は5,010百万円(前連結会計年度比179.9%増)となり、アレンジメントやファンド管理等による売上高は前連結会計年度比で3倍超となりました。 メッツァビレッジでは、来園者数の増加に伴い、駐車料金やテナント賃料収入は堅調に推移しましたが、2025年3月の「ハイパーミュージアム飯能」の開設にあたり一部施設の改装に伴う除去損200百万円を売上原価に計上しました。 航空ビジネスでは、航空業界における航空機不足によるリース契約延長の増加により、リース返還時などに行われる機体検査の技術サービスの売上高は減少しました。しかしながら、リース事業では航空資産のセールアンドリースバックを5件新規実行し、リース契約付売却を2件行い、リース事業の売上高は増加しました。 なお当社は、2025年8月末に、子会社の特別目的会社であるソーラー2025春合同会社を通じて、事業譲渡によって東北・北海道10地点で太陽光発電所の開発プロジェクト(設備出力合計8.14MW)を取得するとともに、発電所の開発・運営ノウハウを有する人材を配置するなどの運営体制を整備しました。今後、電気需要者等と売電契約を締結し、2026年6月から順次商業運転開始する予定です。 以上の結果、投資銀行事業の売上高は11,595百万円(前連結会計年度比2.2%増)、売上総利益は利益率が高い事業承継案件のPE投資による売上高の増加により前年同期比18.2%増の7,915百万円となりました。販売費及び一般管理費は、メッツァのプロモーション活動や「ハイパーミュージアム飯能」開業費用により、広告宣伝費や支払手数料などが増加した結果、前連結会計年度比14.8%増加し3,174百万円となりましたが、売上総利益の増加がこれを吸収した結果、セグメント利益は4,740百万円(前連結会計年度比20.6%増)となりました。 ② 公共コンサルティング事業 公共コンサルティング事業では、地方公共団体等に財務書類作成支援や公共施設マネジメント・公共財関連の支援などのソリューションを提供しています。当社グループは、地方公共団体等におけるアウトソーシングニーズと当社グループの専門性により大規模自治体で一定のシェアを確保しており、財務書類作成支援の令和7年度(2025年4月~2026年3月)の受託団体数は、都道府県において9団体(前年度は9団体)、政令指定都市・特別区において14団体(前年度は13団体)となっております。公共施設マネジメント・公共財関連では、子育て支援、健康増進等のニーズの高まりを受け、行政計画策定・改訂支援の件数及び売上高が増加しています。これらを成長分野と位置付け、コンサルタントの人員を増強し、財務書類作成支援とともに同一の自治体に複数メニューを提供する施策を推進しました。 以上の結果、公共コンサルティング事業の売上高は502百万円(前連結会計年度比11.1%増)となりましたが、先行投資としての人員増強を行ったため、セグメント損益は38百万円の損失(前連結会計年度は18百万円の損失)となりました。 ③ エンタテインメント・サービス事業 エンタテインメント・サービス事業では、2024年11月1日、ムーミンバレーパークの入園チケット料金について、こども料金(1デーパス)前売を2,000円から1,000円へ大幅に値下げするとともに、従来はおとな料金を適用していた中高生にもこども料金を適用しました。これらの料金改定のほか、世代別・地域別チケット割引施策やコンテンツの充実、イベントプロモーションが奏功して来園者数は増加基調で推移し、メッツァ(メッツァビレッジ及びムーミンバレーパーク)の来園者数は、前連結会計年度比4.4%増の68万人となりました。 以上の結果、エンタテインメント・サービス事業の売上高は2,859百万円(前連結会計年度比16.2%増)となりました。セグメント損益は売上高の増加に加え、仕入れの見直しなどによる原価低減やコスト削減が進んだことも寄与し、前連結会計年度より273百万円改善して29百万円のセグメント利益となり、黒字転換しました。 (2)  財政状態の概要 財政状態の概要は、「(5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容  Ⅲ 財政状態の分析」において、分析・検討内容と一体的に記載しております。 (3)  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、6,442百万円(前連結会計年度末比767百万円増加)となりました。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金の減少は664百万円(前連結会計年度は4,055百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益により2,768百万円、減価償却費により481百万円、賃貸資産である航空資産売却に伴う原価振替額により818百万円、営業投資有価証券の減少により676百万円増加したものの、売上債権の増加により584百万円、賃貸資産の取得による支出により3,660百万円、法人税等の支払により943百万円減少したことによるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金の減少は1,590百万円(前連結会計年度は547百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出により508百万円、短期貸付金の増加により544百万円、固定資産の取得による支出により288百万円、関係会社株式の取得による支出により130百万円減少したことによるものであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金の増加は3,130百万円(前連結会計年度は790百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出により613百万円、自己株式の取得による支出により528百万円、配当金の支払いにより273百万円、非支配株主への配当金の支払いにより248百万円減少したものの、短期借入金の増加により2,633百万円、長期借入れによる収入により2,004百万円増加したことによるものであります。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   内 訳   生産高(千円)   前期比(%) 投資銀行事業   不動産開発等   294,334   7.0 (注) 生産高は、販売用不動産及び仕掛販売用不動産の増減額に売上原価を加えた金額により表示しております。 ② 受注実績 当社グループは、投資銀行事業において住宅リフォーム会社である㈱ピーコンホームサービスにてリフォーム工事等の受注がありますが、重要性が低いため、記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 投資銀行事業   11,477,691   +2.7 公共コンサルティング事業   455,482   +6.2 エンタテインメント・サービス事業   2,499,657   +13.5 合計   14,432,830   +4.5 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 なお、前連結会計年度の下記の相手先への販売実績は、総販売実績の100分の10未満のため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 神宮前合同会社   -   -   2,302,128   16.0 3  エンタテインメント・サービス事業の販売実績が増加した主な要因は、ムーミンバレーパークの入園チケット料金改定やコンテンツの充実、イベントプロモーションが奏功して来園者数が増加したことにより、チケット、物販、飲食による売上高がそれぞれ増加したことによるものであります。 (5)  経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下の通りであります。文中における将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 Ⅰ  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、その作成にあたっては、経営者の主観的な判断を伴う見積りが必要になる項目があります。経営者はその見積りが合理的であると判断していますが、市況の変化等により将来の結果が異なるものとなり、連結財務諸表に影響を与える可能性があります。 当社グループの重要な会計方針のうち、特に重要性の高い会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 Ⅱ 経営成績の分析 ① 売上高、売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費並びに営業利益 当連結会計年度は、連結SPCによる不動産小口化商品の販売等によるアセット投資の売上が減少したものの、PE投資の回収、トラックオペレーティングリースのファンド組成のアレンジ、並びに航空資産のリース及び売却がそれぞれ増加したことにより、14,432百万円と前連結会計年度の13,807百万円より624百万円増加(4.5%増)しました。 売上原価は、航空資産のリース及び売却による売上原価が増加したものの、不動産開発案件の売却や連結子会社SPCによる不動産小口化商品の売却による売上原価が減少したことにより、前連結会計年度の6,452百万円より888百万円減少(13.8%減)、5,563百万円となりました。 売上総利益は8,869百万円となり、前連結会計年度の7,355百万円より1,513百万円増加(20.6%増)しました。 販売費及び一般管理費は、給与水準の引き上げや人員増強による人件費の増加、メッツァにおけるプロモーション強化に伴う広告宣伝費の増加などにより、5,462百万円となり、前連結会計年度の4,785百万円より677百万円増加(14.1%増)しました。 営業利益は3,406百万円となり、前連結会計年度の2,569百万円と比べて836百万円増加(32.5%増)しました。 投資銀行事業及びエンタテインメント・サービス事業の分析は以下のとおりとなります。なお、上記のグラフ及び下記のセグメント別の数値は、いずれもセグメント間の取引を相殺消去しない数値を使用しております。 (投資銀行事業) 投資銀行事業の業務別の売上高、及び売上総利益は、以下の通りです。 <業務受託> 事業承継案件が好調を維持し、トラックオペレーティングリースのアレンジやファンド管理等による売上高が前連結会計年度比で3倍超となったことで、業務受託による売上高は前連結会計年度比8.9%増の3,309百万円、売上総利益は前連結会計年度比6.1%増の3,178百万円となりました。 <PE投資> 事業承継案件へ投資するPEファンドの投資回収が順調に進み、PE投資による売上高は前連結会計年度比84.5%増の3,637百万円、売上総利益は前連結会計年度比111.0%増の3,544百万円となりました。 <アセット投資> 連結子会社の特別目的会社が2022年に組成した不動産小口化商品(2号案件)が第1四半期に完売したことや、第3四半期から販売を開始した3号案件は、組成した特別目的会社が非連結でファンド決算は2026年9月期第1四半期に取り込む予定であることや、前連結会計年度の不動産開発案件の反動もあり、アセット投資の売上高は前連結会計年度比96.7%減の60百万円、売上総損失は115百万円(前連結会計年度は165百万円の利益)となりました。 <メッツァビレッジ> 駐車料収入やテナント賃料収入は堅調に推移しましたが、ハイパーミュージアム飯能開設に伴う既存施設の除去損200百万円を計上した結果、メッツァビレッジの売上高は前連結会計年度比5.0%増の366百万円、売上総損失は248百万円(前連結会計年度は36百万円の損失)となりました。 <航空ビジネス> 航空業界ではコロナ禍で減少した旅客需要が回復する中、航空機メーカーの品質問題などもあり新造機の供給が不足しています。これが世界的な航空機不足を引き起こし航空会社はリース契約を延長して機体を確保しているため、リース返還時などに行われる当社グループの機体検査の技術サービス売上が減少しました。 一方で、2024年2月から開始したリース事業では、当連結会計年度に航空資産のセールアンドリースバックを5件新規実行し、またリース契約付売却を2件行ない、事業を拡大させました。 しかしながら、技術サービスの減少の影響が大きく、航空ビジネスの売上高は前連結会計年度比2.1%減の3,821百万円、売上総利益は前連結会計年度比19.7%減の1,452百万円となりました。 以上の結果、投資銀行事業の売上高は前連結会計年度比2.2%増の11,595百万円となりました。売上原価は、アセット投資の売上高の減少とともに減少し、前連結会計年度比20.8%減の3,679百万円、売上総利益は前連結会計年度比18.2%増の7,915百万円となりました。販売費及び一般管理費は、人員増強や人事評価・報酬制度の改定による人件費の増加や事業拡大に伴う支払手数料の増加、メッツァ関連の広告宣伝費の増加によって前連結会計年度比14.8%増の3,174百万円となりましたが、セグメント利益は4,740百万円(前連結会計年度比20.6%増)となりました。 (エンタテインメント・サービス事業) エンタテインメント・サービス事業では、こども料金の値下げを中心にした入園チケット料金改定、コンテンツの充実、イベントプロモーションが奏功してメッツァ(メッツァビレッジ及びムーミンバレーパーク)の来園者数は、前連結会計年度比4.4%増の68万人となりました。顧客単価は、こども料金の入園チケットの値下げや来園プロモーション施策により、チケット単価、物販単価とも微減しましたが、飲食単価の上昇により、トータルでは増加しました。 以上の結果、エンタテインメント・サービス事業の売上高は前連結会計年度比16.2%増の2,859百万円となりました。売上原価はこれまで推進してきた物販・飲食などの仕入れ先や業務委託先などの見直しなどにより、原価率が改善し、売上総利益は前連結会計年度比44.2%増の891百万円となりました。セグメント損益は前連結会計年度に比べ273百万円改善し29百万円となり、黒字転換しました。 (単位:百万円) 科目・内訳   2024年9月期   2025年9月期   増減額 売上高   2,459   2,859   399 売上原価   1,841   1,967   126 売上総利益   618   891   273 販売費及び一般管理費   863   862   △1 セグメント利益又は損失(△)   △244   29   273 償却前セグメント利益 (注)2   98   306   207 (注)1 他のセグメントとの取引を消去しない数値を使用しております。 2 償却前セグメント利益は、セグメント損失に売上原価、販売費及び一般管理費に含まれる減価償却費及びのれん償却費を足し戻して算出しております。 エンタテインメント・サービス事業の四半期毎の売上高、及びメッツァ来園者数の推移は、以下のとおりです。来園者数は、第1四半期(10月~12月)に増加する傾向があります。 ②  経常損益 営業外収益は、2025年2月に取得した東洋証券㈱株式の配当により受取配当金が前連結会計年度から14百万円増加し51百万円となったほか、受取利息31百万円を計上したことなどにより125百万円となり、前連結会計年度の84百万円より40百万円増加(47.9%増)しました。営業外費用は、ムーミンバレーパーク開発、運転資金及び航空資産の取得のための金融機関借入による支払利息169百万円などにより289百万円となり、前連結会計年度の193百万円より95百万円増加(49.6%増)しました。この結果、経常利益は3,242百万円となり、前連結会計年度の2,461百万円より781百万円増加(31.7%増)となりました。 ③  特別利益 特別利益は、新株予約権戻入益により、11百万円となりました。 ④  特別損失 特別損失は、新規プロジェクトに関連する貸付金に係る貸倒損失を計上したことにより、485百万円となりました。 ⑤  税金等調整前当期純利益 税金等調整前当期純利益は2,768百万円となり、前連結会計年度の2,426百万円より341百万円増加(14.1%増)しました。 ⑥  法人税等、非支配株主に帰属する当期純利益、親会社株主に帰属する当期純利益 法人税等は455百万円となり、前連結会計年度の542百万円と比べて87百万円減少(16.1%減)しました。非支配株主に帰属する当期純利益は、㈱ムーミン物語の業績が回復したもののSGI-Group B.V.の当期純利益が減少したことにより前連結会計年度に比べて17百万円減少して191百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は2,121百万円となり、前連結会計年度の1,675百万円より446百万円増加(26.6%増)しました。 Ⅲ 財政状態の分析 ① 流動資産 流動資産は、前連結会計年度末より11.2%増加し、15,597百万円となりました。これは主として、複数のプライベートエクイティファンドの投資回収が進んだことなどにより、営業投資有価証券が730百万円減少したものの、現金及び預金が842百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が582百万円、流動資産の「その他」に含まれる未収還付法人税等が366百万円増加したことによるものであります。 ② 固定資産 固定資産は、前連結会計年度末より71.6%増加し、11,396百万円となりました。これは主として、建物及び構築物(純額)が141百万円、工具、器具及び備品(純額)が65百万円減少したものの、オペレーティングリースのための航空資産取得により、賃貸資産(純額)が3,244百万円、太陽光発電所開発プロジェクトの譲受により土地が225百万円、建設仮勘定が479百万円、業務提携契約を締結した東洋証券株式会社の株式取得等により投資有価証券が640百万円増加したことによるものであります。 ③ 流動負債 流動負債は、前連結会計年度末より39.3%増加し、12,240百万円となりました。これは主として、未払法人税等が120百万円、1年内返済予定の長期借入金が38百万円減少したものの、1年内償還予定の社債が100百万円、運転資金、航空資産の取得及び太陽光発電所開発プロジェクトのための短期借入金が2,633百万円増加したことによるものであります。 ④ 固定負債 固定負債は、前連結会計年度末より140.2%増加し、2,711百万円となりました。これは主として、社債が100百万円、航空資産取得のための長期借入金が1,429百万円増加したことによるものであります。 ⑤ 純資産 純資産は前連結会計年度末より12.0%増加し、12,042百万円となりました。これは主として、非支配株主持分が44百万円、配当金の支払いにより利益剰余金が293百万円減少し、自己株式が460百万円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、利益剰余金が2,121百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、総資産は前連結会計年度末より30.6%増加し26,994百万円、負債は前連結会計年度末より50.8%増加し14,951百万円、純資産は前連結会計年度末より12.0%増加し12,042百万円となり、自己資本比率は40.3%となりました。 セグメントごとの分析は、次の通りです。 ① 投資銀行事業 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末の11,182百万円に対して4,770百万円増加し、15,953百万円となりました。これは主として、事業承継案件へのプライベートエクイティ投資を活発に行いましたが期末にかけて回収が進捗して営業投資有価証券が減少したものの、トラックオペレーティングリースや航空ビジネスの技術サービスによる売掛金が増加したことや、航空資産の取得による賃貸資産の増加、太陽光発電所開発プロジェクトの取得による土地及び建設仮勘定の増加などによるものです。 ② 公共コンサルティング事業 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末の264百万円に対して地方公共団体への売掛金の増加などによって45百万円増加し、310百万円となりました。 ③ エンタテインメント・サービス事業 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末の5,297百万円に対して76百万円減少し、5,220百万円となりました。これは主として、ムーミンバレーパークにおいて、ムーミンバレーパークの建物、器具備品等の減価償却や、長期借入金の返済などによるものです。 Ⅳ 経営成績に重要な影響を与える要因 「3 事業等のリスク」に記載のとおり、当該事業リスクが発生した場合、経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (6)  資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① 資金調達 当社グループは、投資銀行事業の投融資をはじめとする事業活動に必要な資金の確保と財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針としており、主に金融機関借入、不動産証券化、エクイティファイナンス、ファイナンス・リース等で資金調達し、適切な手元流動性を確保しています。 短期資金需要に対しては、営業活動から得られたキャッシュ・フローを主として充当し、必要に応じ銀行借入等で賄っています。例えば、不動産開発案件へのアセット投資や航空機等リース事業における機材購入においては銀行借入により調達しております。また、プライベートエクイティ投資案件においては、個別案件毎にファンド(非連結)を組成した上で当該ファンドがノンリコースローンなどにより資金を調達しております。なお、子会社に関しては、必要に応じて当社が子会社に対し運転資金や投融資のための資金の貸付を行っております。 中長期資金需要に対しては、主に金融機関借入、不動産証券化、エクイティファイナンス、ファイナンス・リース等で対応しております。メッツァ開業へ向けての資金需要に対しては、2017年7月にムーミンバレーパークの不動産証券化に係る各種契約を締結して、組成した特別目的会社である飯能地域資源利活用合同会社(当社子会社、以下「SPC」)が地元企業及び当社子会社の㈱ムーミン物語から匿名組合出資金7.5億円を受け入れ、2018年10月には地域金融機関から長期借入金56億円を調達し、調達期間を長期化しました。また、当社は2014年3月発行の第12回新株予約権、2015年4月発行の第14回新株予約権、2018年1月発行の第18回新株予約権で調達した資金のうち41億円をメッツァ建設資金等の開業準備に充当しました。子会社においては㈱ムーミン物語が第三者割当増資により2018年9月期に1,944百万円を、2019年9月期に898百万円(うち当社出資ファンドが634百万円引受)を調達しました。また2019年3月にセール・アンド・リースバックによりムーミンバレーパークの内外装工事代金として942百万円を調達しました。なお当該リース債務は、2024年9月期に完済しました。このほか、㈱ムーミン物語は、地域金融機関から運転資金を借り入れております。 2021年9月期に㈱ムーミン物語は新型コロナウイルス感染症の感染が拡大した後、影響の長期化に備えて、メッツァの運営資金を確保すべく、コスト削減策を策定し実行しておりますが、これと並行して、制度融資や金融機関借入により資金調達しております。また同社はSPCからムーミンバレーパークの不動産を賃貸しておりますが、当該賃料支払いの猶予を受け、SPCの金融機関借入については㈱ムーミン物語のコスト削減策の遂行を前提に元本据置を受けておりました。正常化に向けて金融機関借入の返済を開始すべく、㈱ムーミン物語は金融機関との間で、同社がSPCに支払う不動産賃借料の見直しに合意し、当該賃借料を原資とするSPC借入金返済及び㈱ムーミン物語の借入金返済を2023年9月末から開始しました。なお、これらの借入金については2024年3月に返済期限を迎えたため、金融機関と協議の上、返済期限を複数回延長しており、有価証券報告書提出日現在の返済期限は2026年6月末日となっております。 ② 資金需要 当社グループにおける資金需要の主なものは、投資銀行事業においては営業活動における不動産プロジェクトや企業(事業承継案件を含む)への投融資、リース事業における航空資産の取得、太陽光発電所の開発、メッツァの開発、人件費等の販売費及び一般管理費の運転資金であります。公共コンサルティング事業における資金需要は、人件費や外注費等の運転資金です。エンタテインメント・サービス事業における資金需要は、ムーミンバレーパーク運営における商品・材料仕入れ、人件費、ライセンスフィー及びその他の諸経費の運転資金であり、投資活動においては、施設・コンテンツへの投資が主な内容であります。 投資銀行事業における投融資は、不動産等へ投資するアセット投資と、潜在性・将来性豊かな上場/未上場企業・事業や事業承継の課題を抱える企業等に対し投融資するプライベートエクイティ投資の2つに分けられます。当社グループは、投資銀行事業においては投融資が収益拡大を促進していると考えており、今後も事業承継案件を中心に投資案件の組成、実行、回収を行っていく予定であります。 エンタテインメント・サービス事業においては、メッツァにおいて新型コロナウイルス感染症拡大による売上減少に対応して、コスト削減により運転資金を減少させましたが、その後も原価低減や業務委託費用の見直しを進めております。設備投資については、2023年8月に実施した㈱ライツ・アンド・ブランズ株式売却による資金を使ってコンテンツの更新・追加のための設備投資を行いました。当連結会計年度も、ソフトコンテンツの新規導入や新エリア開設などに投資しました。 (7)  経営上の目標の達成状況について 当社は、株主価値の最大化のため資本を効率的に活用することを重視し、効率性を計る尺度として、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標として位置づけ、ROEが安定的に20%超を継続できるよう、収益力の強化を推進する方針を2023年11月に公表しました。 当連結会計年度は、売上高純利益率の上昇に加え、財務レバレッジも上昇した結果、ROEは20.8%と(前連結会計年度比2.0pt上昇)なり、目標とする20%に届きました。今後も、資本効率を意識しながら事業拡大に取り組んでまいります。 ROEの推移 2021年9月期   2022年9月期   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 ROE   2.1%   2.7%   21.6%   18.8%   20.8% 売上高純利益率 (注)1   1.6%   1.9%   17.2%   12.1%   14.7% 総資産回転率 (注)2   0.49回   0.54回   0.50回   0.69回   0.61回 財務レバレッジ (注)3   2.63倍   2.66倍   2.49倍   2.23倍   2.34倍 (注)1 売上高純利益率・・親会社株主に帰属する当期純利益÷売上高 2 総資産回転率・・・売上高÷総資産(期首・期末平均) 3 財務レバレッジ・・総資産÷自己資本(それぞれ期首・期末平均)

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開示資料

出典

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