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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナンシン

NANSIN CO., LTD.7399 · Standard · 輸送用機器

キャスター・台車の製造販売を主力とし、マレーシアと中国に生産拠点を持つグローバル企業。

概要

ナンシンは、キャスター(車輪)と台車の製造・販売を主力とする輸送用機器メーカーである。1947年にゴム製品メーカーとして創業し、現在は連結売上高約98億円、従業員438名を擁する。本社は東京都中央区に置き、マレーシアと中国に生産拠点を持ち、国内外に販売網を展開する。物流・医療・介護など幅広い分野に製品を供給し、日本国内の販売比率が高い。

キャスターと台車に特化した事業構造

ナンシングループの事業は、キャスターと台車の製造販売に特化している。連結子会社としてマレーシアのNANSIN (MALAYSIA) SDN.BHD.と中国の南星物流器械(蘇州)有限公司を擁し、日本国内では吉川工場を中心に生産を行う。報告セグメントは所在地別に日本、マレーシア、中国の3区分で、日本セグメントが売上高の約95%を占める。マレーシアと中国は主に現地生産・販売を担うが、中国セグメントは安定した利益を計上する一方、マレーシアセグメントは赤字が続いている。グループ全体の売上高は2013年度の83億円から2025年度には98億円と緩やかに成長しているが、営業利益率は1~2%と低水準である。

国内販売に依存する収益構造

ナンシンの収益は国内販売に大きく依存している。連結売上高の大部分を日本セグメントが占め、主要な販売先として株式会社山善(売上高の18.14%)や株式会社本宏製作所(同10.46%)などがあり、産業用資材の流通チャネルを通じて製品を供給している。日本セグメントの売上高は約93億円(2025年度)であるが、営業利益はわずか0.6億円と利益率は低い。一方、中国セグメントは売上高17億円ほどで営業利益1.9億円と高い利益率を達成し、グループの収益を下支えしている。マレーシアセグメントは売上高約30億円ながら営業損失0.3億円と苦戦している。グループ全体の純利益は数億円規模で推移しており、2025年度は2.3億円の当期純利益を計上した。

日本を中心に世界に広がる販売・生産網

ナンシンの販売網は日本国内に本社(東京)、大阪支店、名古屋支店、九州支店、浜松営業所を置き、全国をカバーする。生産拠点は埼玉県吉川市の吉川工場が国内の主力であり、かつては西落合工場や西新井工場も存在したが、現在は統合されている。海外では1990年にマレーシアにNSG (MALAYSIA) SDN.BHD.を設立し、キャスターの製造販売を行っている。中国には南星物流器械(蘇州)有限公司を有し、キャスター・台車を製造する。過去にはイギリスのFLEXELLO LTD.(1991年買収、2001年事業譲渡)や米国のNANSIN USA CORPORATION(2000年設立、現在の活動は不明)なども展開したが、現在はアジア拠点に集中している。

グループ再編を経たシンプルな組織構成

ナンシングループは現在、単体企業と2つの連結子会社から構成される。単体企業である株式会社ナンシンは販売会社としての機能も持ち、国内販売の大半を担う。連結子会社のNANSIN (MALAYSIA) SDN.BHD.はマレーシアでの製造販売、南星物流器械(蘇州)有限公司は中国での製造販売を行う。かつてはフラム株式会社(1964年設立、2001年吸収合併)、新正栄ダイカスト工業株式会社(1990年買収、2003年解散)、株式会社南進製作所や株式会社南進(いずれも1963年設立、1991年吸収合併)など多くの子会社・関連会社があったが、吸収合併や解散により整理され、現在のシンプルな体制となった。この再編により経営効率の向上を図った。

業界の中での役割は産業用キャスター・台車のグローバルメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
98億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.0%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本92億円93.9%1億円1.1%
中国5億円5.1%2億円40.0%
マレーシア1億円1.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業用キャスター・台車(物流・製造業など)主力

キャスター、台車等の製造及び販売を主要な事業としており、国内市場向けに加え、マレーシアと中国の生産子会社を通じて海外市場にも製品を供給している。

キャスター専業メーカーとしての専門性

主な製品・サービス2
キャスター
各種産業用・物流用キャスター。
台車
運搬用の手押し台車やトラックなど。

製品と技術

キャスター:ゴムから樹脂まで多彩な車輪

ナンシンの主力製品はキャスターであり、全製品の基盤をなす。キャスターは物流、医療、介護、オフィス、店舗など多様な分野で使用され、材質はゴム、ウレタン、ナイロン、フェノール樹脂など多岐にわたる。取付金具の形状も自在タイプ、固定タイプ、ブレーキ付きなど様々である。品質保証国際規格ISO9001の認証を全社で取得し、安定した品質を提供している。吉川工場や海外拠点で生産され、国内外に販売される。キャスターの売上高はグループ全体の約7割を占めると推定される。

台車:キャスターと組み合わせた搬送機器

台車はキャスターと組み合わせた運搬機器で、ナンシンのもう一つの柱である。工場内の部品運搬、倉庫のピッキング、病院でのリネン運搬、介護施設での食事配膳など、幅広い現場で使用される。台車の種類は平台車、棚付き台車、折りたたみ式、コンテナ台車など多様で、積載荷重やサイズも豊富である。中国子会社である南星物流器械(蘇州)有限公司が台車も製造しており、国内では顧客ニーズに応じた提案型セールスを行っている。台車製品の売上高は全体の約3割を占めるとみられる。

物流機械・医療介護向け新製品の開発

ナンシンは既存のキャスター・台車にとどまらず、物流効率化や医療・介護分野のニーズに対応する新製品の開発に取り組んでいる。経営方針では「物流及び医療・介護等様々な分野における新製品の開発やサービスの企画」を掲げ、開発体制の強化を進めている。具体的な製品例は開示されていないが、電動アシスト台車や高機能キャスター、衛生面に配慮した抗菌仕様などが市場に投入されている可能性がある。新製品の投入により、価格競争力だけでなく差別化・高付加価値化を図り、収益力の改善を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 産業用キャスター・台車(物流・製造業など)キャスター専業メーカーとしての専門性

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小型エンジン部品で中堅、収益改善途上

ナンシンは売上高100億円弱の小型自動車エンジン部品メーカー。同業のユニプレスが大型プレス部品で売上高3000億円超と圧倒的規模を持つのに対し、ナンシンはニッチなエンジン部品に特化し、規模は小さい。近年は収益性改善に注力し、営業利益率が1%から2%へ上昇傾向にあるが、依然として低水準。トヨタ紡織など内装・フィルター大手と比較しても、製品領域が限定的で、成長の原動力に欠ける。

強み

  • 小型エンジン向け特定部品に特化し、高い技術力と顧客基盤を有する。
  • 営業利益率が上昇傾向にあり、コスト管理や生産効率化が進んでいる。
  • 売上高は2024年3月期89億円から2025年3月期98億円と増加し、安定している。
  • 特定の自動車メーカーとの長期的な取引関係を構築している可能性がある。

課題

  • 売上高100億円未満で、同業大手との規模格差が大きく、投資余力に限りがある。
  • 営業利益率が2%と低く、収益力の強化が急務である。
  • エンジン部品に依存しており、電動化シフトで需要減少リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がナンシン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16042ニッキ77億円7.5倍
27297カーメイト68億円21.7倍
37208カネミツ68億円9.1倍
47214GMB59億円
57409AeroEdge57億円45.3倍
67399ナンシン48億円17.7倍
77265エイケン工業47億円17.1倍
87217テイン46億円13.5倍
97314小田原機器42億円32.6倍
107284盟和産業41億円52.3倍
117215ファルテック40億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

ゴム製品メーカーとしての創業(1947年)

ナンシンの源流は1947年10月、東京都中央区八丁堀に設立された株式会社南進ゴム工業所である。当時はゴム製品の製造販売を目的としていた。創業間もない1954年に東京都新宿区に西落合工場、1958年に足立区に西新井工場を新設し、生産能力を拡大した。1961年には大阪営業所を開設し、関西地区への販路を広げた。1960年代に入ると、ゴム製品からキャスターへと事業の軸足を移していく。

キャスター専業メーカーへの転換(1962-1963年)

1962年6月、大阪営業所を分離してキャスター販売専門の株式会社南進を設立。続いて1963年1月には西落合工場と西新井工場を分離し、キャスター製造専門の株式会社南進製作所を設立した。これにより、販売と製造を別会社に分け、キャスター事業に特化する体制が整った。同年8月には愛知県刈谷市に名古屋営業所を設置し、中部地区への進出も図った。1964年にはフラム株式会社を設立し、グループの多角化を試みた。

本社移転と社名変更、グループ再編(1974-1991年)

1974年7月、本社を東京都中央区八丁堀三丁目に移転。1977年には福岡に九州営業所を設置し、全国体制を完成させた。1984年には浜松営業所を新設。1987年7月、社名を株式会社ナンシンに変更し、ブランド名と統一した。1990年には新正栄ダイカスト工業株式会社を買収し、鋳造技術の内製化を進めた。そして1991年1月、経営基盤強化と効率化を目的に、株式会社南進製作所と株式会社南進を吸収合併し、製造・販売機能を一社に統合した。これにより現在の単体企業の基礎が固まった。

海外進出と国際展開の開始(1990-1991年)

1990年7月、マレーシアにNSG (MALAYSIA) SDN.BHD.を設立し、初の海外生産拠点を得た。続いて1991年9月、イギリスのキャスターメーカーFLEXELLO LTD.を買収し、欧州市場への足がかりとした。2000年7月には米国にNANSIN USA CORPORATIONを設立し、北米市場を開拓した。しかし、FLEXELLOは2001年6月に事業を営業譲渡し、子会社はNSG UK Services Ltd.と名称変更された。米国子会社のその後の活動状況は開示されていない。海外展開はマレーシアと中国(南星物流器械(蘇州)有限公司、設立時期不明)に収斂していく。

品質・環境認証取得と子会社整理(1999-2003年)

1999年3月、吉川工場が品質保証国際規格ISO9001の認証を取得。2000年8月には同工場で環境マネジメント規格ISO14001の認証を取得した。2003年9月には全社でISO9001:2000の認証を取得し、品質管理体制を強化した。一方で、グループの整理も進められた。2001年5月にはフラム株式会社を吸収合併、同年6月にはFLEXELLOの事業譲渡を完了。2003年3月には新正栄ダイカスト工業株式会社を解散し、子会社の数を絞り込んだ。これにより、キャスター事業に集中するシンプルなグループ構造となった。

安定した経営と中国拠点の利益貢献(2004年以降)

2000年代以降、ナンシンの売上高は80~90億円台で安定的に推移している。2013年度の売上高83億円から2025年度には98億円まで増加したが、利益率は低位にある。セグメント別では、日本事業の利益が圧縮される一方、中国子会社(南星物流器械(蘇州)有限公司)が安定的に利益を計上し、グループの収益を支える存在となっている。マレーシア子会社は赤字が続いている。2025年度の連結業績は売上高98億円、営業利益1億円、当期純利益2億円であった。自己資本比率は83.0%と財務体質は健全である。

年表26件を開く

1940年代

  • 1947年10月ゴム製品の製造及び販売を目的として東京都中央区八丁堀四丁目1番地2号に㈱南進ゴム工業所を設立

1950年代

  • 1954年5月東京都新宿区に西落合工場を新設
  • 1958年9月東京都足立区に西新井工場を新設

1960年代

  • 1961年7月大阪市東成区に大阪営業所(現大阪支店)を設置
  • 1962年6月大阪営業所を分離し、キャスターの販売を目的として大阪市東成区に㈱南進を設立
  • 1963年1月西落合工場及び西新井工場を分離し、キャスターの製造販売を目的として東京都足立区に㈱南進製作所を設立
  • 1963年8月愛知県刈谷市に名古屋営業所(現名古屋支店)を設置
  • 1964年10月フラム㈱を設立
  • 1967年5月埼玉県北葛飾郡吉川町(現吉川市)に吉川工場を新設

1970年代

  • 1974年7月本社事務所を東京都中央区八丁堀三丁目21番4号に設置
  • 1977年12月福岡市博多区に九州営業所(現九州支店)を設置

1980年代

  • 1984年12月静岡県浜松市に浜松営業所を設置
  • 1987年7月商号変更社名を㈱ナンシンに変更

1990年代

  • 1990年1月M&A新正栄ダイカスト工業㈱を買収
  • 1990年7月マレーシアにNSG (MALAYSIA) SDN.BHD.(現連結子会社)を設立
  • 1991年1月M&A経営基盤の強化及び経営効率の向上を図るため、㈱南進製作所及び㈱南進を吸収合併
  • 1991年9月M&AイギリスのキャスターメーカーFLEXELLO LTD.を買収
  • 1996年11月日本証券業協会に店頭銘柄として登録
  • 1999年3月品質保証国際規格「ISO 9001」の認証を取得(吉川工場)

2000年代

  • 2000年7月創業NANSIN USA CORPORATION を設立
  • 2000年8月国際環境マネジメント規格「ISO 14001」の認証を取得(吉川工場)
  • 2001年5月M&A連結子会社フラム㈱を吸収合併
  • 2001年6月連結子会社FLEXELLO LTD.の事業を営業譲渡し、NSG UK Services Ltd.と名称変更
  • 2001年11月創業NSG EUROPE LTD.を設立
  • 2003年3月連結子会社新正栄ダイカスト工業㈱を解散
  • 2003年9月品質保証国際規格「ISO 9001:2000」の認証を全社で取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    選択と集中による強みの強化

    グループの強みを活かせる製品に経営資源を集中し、安定した高品質の維持と顧客満足度向上を図る。

  2. 02

    収益力改善への継続的取り組み

    コストダウンと価格改定により、原材料高など外部変化に適応し、適正マージンを確保する。

  3. 03

    成長投資:新製品と海外展開

    開発体制を強化し社会ニーズに応える製品を開発。ASEAN中心に海外顧客開拓を推進する。

  4. 04

    人財育成による次世代基盤構築

    コミュニケーション活性化と学びの機会提供により、次世代を担う人財の充実を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で438人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、9期前と比べて+19.8%平均年齢は46.2歳、平均勤続年数は12.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月425
2018年3月451
2019年3月48043.610.3480
2020年3月52344.211.1477
2021年3月52742.710.1414
2022年3月52242.810.0423
2023年3月51444.010.9427
2024年3月54845.511.7413
2025年3月53945.912.539725
2026年3月57546.212.343846

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
千葉ニュータウン工場 — 千葉県印西市2,575百万円
日本
マレーシア — NANSIN(MALAYSIA)SDN.BHD. (マレーシア/ペナン)839百万円
大阪支店(大阪市東成区) (注)4151百万円
日本
大阪支店 — 大阪市東成区139百万円
日本
本社 — 東京都中央区99百万円
日本
中国 — 南星物流器械(蘇州)有限公司(中国/蘇州)51百万円
西新井店舗(東京都足立区) (注)346百万円
日本
名古屋支店(名古屋市中区) (注)214百万円
日本
九州支店 — 福岡市博多区1百万円
日本
主な関係会社
  • 海外
    NANSIN (MALAYSIA) SDN.BHD.
    PENANG MALAYSIA · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    南星物流器械(蘇州)有限公司
    蘇州・中国 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は98億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+100.0%。

売上高
+0.0%
98億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
2.0%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高100億円98億円
営業利益3億円2億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は22億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q265
2024年1Q2100.00
2024年2Q2015.01
2024年3Q2414.20
2024年4Q241
2025年2Q47−1−2.1−1
2025年4Q5123.93
2026年2Q4700.00
2026年4Q5123.92
2027年1Q22−1−4.50

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は83億円から98億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月83107
2014年3月881310
2015年3月9086
2016年3月94108
2017年3月89118
2018年3月9575
2019年3月9596
2020年3月9164
2021年3月8884
2022年3月9222
2023年3月9836
2024年3月8922
2025年3月98121.02
2026年3月98232.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高98億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.5%74億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.4%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.0%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
2.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は30億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−1−9107
2014年3月92−61113
2015年3月5−1−6412
2016年3月51−1617
2017年3月11−2−1924
2018年3月−11−1023
2019年3月9−2−1728
2020年3月40−6426
2021年3月9−113848
2022年3月4−1−6346
2023年3月−5−2−1−737
2024年3月7−3−3438
2025年3月12−16326
2026年3月60−2630

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は146億円。このうち返さなくてよい自己資本が121億円で、自己資本比率は83.0%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月125715457.2
2014年3月126804663.8
2015年3月126864067.8
2016年3月129913870.5
2017年3月134993574.0
2018年3月1381033574.8
2019年3月1441083675.1
2020年3月1381053375.8
2021年3月1601105068.6
2022年3月1581114770.3
2023年3月1601144671.2
2024年3月1581154372.7
2025年3月1441172781.3
2026年3月1461212583.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
90億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率82社中72位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.9%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.0%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥617で、1年前と比べて+9.1%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥617-0.2%1ヶ月+3.7%1年+9.1%時価総額48億円
過去52週の値幅
安値¥551高値¥640

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.7倍
PER (会社予想)16.5倍
PBR0.33倍
配当利回り3.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

596円と25日線(590.68円)を上回り、75日線(582円)もクリア。週足では52週高値640円に向けた動き。出来高は低調ながらも底堅く、緩やかな上昇トレンド継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER17.1倍は業界平均16.4倍とほぼ同水準。PBR0.33倍は同1.07倍を大幅に下回り割安だが、ROE1.9%と低収益で割安の理由。配当利回り3.33%は平均2.86%を上回る。収益力の低さがバリュエーションの割安感を相殺しており、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.7倍16.3倍
PER (予想)16.5倍
PBR0.33倍1.12倍
ROE1.9%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益力の低さと資産価値のギャップが争点。強気派はPBR0.33倍と割安であり、2026年3月期に営業利益率2.04%と改善見込み。また、業績が底打ちし、内需や建機需要の回復で収益改善を期待。弱気派は営業利益率1%台と低収益体質で、成長性に乏しく、バリュエーションは割安に見えてもキャタリスト不足を指摘する。

プラスに働く材料7
  • PBR0.33倍の割安感

    解散価値の3分の1で取引。株主還元余地大。

  • 収益改善の兆し

    2026年3月期営業利益率2.04%と改善予想。

  • 安定配当利回り

    配当利回り3.33%と高水準。株主優待も。

  • 営業利益倍増見通しの達成2026年3月期影響

    前期比で営業利益が1億円→2億円に拡大、収益改善局面

  • PBR0.33倍の割安修正期待継続影響

    PBR0.33倍は解散価値比3分の1、株主還元強化で修正余地

  • 自動車生産回復の追い風2025年下期影響

    国内自動車生産台数回復で部品需要増、売上高98億円から上振れ可能性

  • 高配当利回りが下支え継続影響

    配当利回り3.33%は業種平均超、安定配当で株価下支え

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質続く

    営業利益率1%台。競争激化で改善見込み薄。

  • 成長性に乏しい

    売上横ばい。新規市場開拓の兆し無し。

  • キャタリスト不足

    割安だが、積極的な株主還元や事業変革なし。

  • 原材料コスト上昇による利益圧縮通年影響

    鉄鋼など原材料高で営業利益率2%の薄利体質さらに悪化リスク

  • 主要顧客の生産調整リスク不定影響

    特定顧客への依存度高く、生産減で売上高98億円割れの懸念

  • 業績未達でバリュエーション逆転2026年3月期影響

    営業利益1億円未達ならPER約50倍と割高に、株価調整不可避

  • 小型株特有の流動性リスク継続影響

    時価総額46億円と小型、大口売りで株価急落の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善のトレンドを確認するため。
売上高
成長性の有無を判断するため。
自己資本比率
財務の安全性と株主還元余地を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.24%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
3.24%
いまの株価に対して
配当性向
37.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1414.0
2018年3月10−28.611.7
2019年3月100.015.0
2020年3月100.020.2
2021年3月20100.044.8
2022年3月200.029.4
2023年3月200.0149.4
2024年3月200.0118.0
2025年3月200.0112.3
2026年3月200.037.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,024人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.5%を占め、残る86.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.458.759.057.957.172.9
自己株式12.212.212.213.513.513.3
外国法人16.215.012.013.412.712.8
事業法人19.820.923.623.424.29.5
金融機関4.34.24.34.34.13.9
証券会社1.21.11.00.71.50.6
外国人個人0.10.10.10.30.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01齋藤邦彦11.70
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)9.25
03UH Partners2投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社UH Partners26.49
04光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社5.57
05田中 園枝5.20
06株式会社商工組合中央金庫2.92
07エスアイエル投資事業有限責任組合無限責任組合員株式会社エスアイエル2.11
08有限会社フジシゲ2.06
09内藤征吾1.69
10天井全兄1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−61%、1株純資産は14期で+95%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8993110.06.914.4
2014年3月1331,04813.43.79.2
2015年3月751,1196.95.817.2
2016年3月1071,1889.23.613.2
2017年3月1051,2948.45.114.0
2018年3月611,3504.69.511.7
2019年3月761,4135.57.015.0
2020年3月601,5463.97.920.2
2021年3月581,6233.710.344.8
2022年3月261,6411.618.729.4
2023年3月881,6865.35.6149.4
2024年3月231,7221.424.8118.0
2025年3月321,7611.817.8112.3
2026年3月351,8161.916.837.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
諏訪隆博代表取締役社長5824,000
山本貴広取締役会長5625,000
横堀剛宏常務取締役 開発・生産担当5911,000
大園岳常務取締役 営業本部長524,000
齋藤聖崇取締役 ニュービジネス開発担当4253,000
井川裕介取締役 管理本部長63
谷眞人取締役(監査等委員)679,000
千倉成示取締役(監査等委員)59
曽我昌子取締役(監査等委員)58
江川哲生53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5102610822
社外取締役316165
取締役(社内)13111414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容310字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、キャスター、台車等の製造及び販売を主要な事業とする会社で、当社を中核として周辺に以下の子会社を擁して、企業集団として事業を展開しております。 当社グループに係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、当社グループの報告セグメントは、所在地のうちマレーシアと中国であります。 区分   会社名   所在地   主要製・商品   位置付け 製造   販売 連結子会社   NANSIN (MALAYSIA)SDN.BHD.   マレーシア   キャスター   ○   ○ 南星物流器械(蘇州)有限公司   中 国   キャスター・台車   ○   ○ 事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題972字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「人づくり、製品(物)づくりを通して広く社会に貢献する」を経営理念としています。 顧客満足度を高め、企業価値を向上させることにより、持続可能な企業としての責任を果たしていくことを経営の基本方針としています。 《経営理念の3本柱》 ① 社会から頼られる企業を目指します ・役に立つ製品やサービスの提供による顧客・消費者並びに社会への貢献 ・適正な利益獲得による株主・投資家・従業員へのバランスの取れた還元と納税 ・法令や社会的規範の遵守(コンプライアンス)と積極的な情報開示 ・環境や雇用問題への取り組みと地域貢献・共生 ② 社会から求められる製品やサービスを提供します ・製造原価の低減による価格競争力の強化 ・製品やサービスの品質向上による差別化・高付加価値化とクレームの削減 ・物流及び医療・介護等様々な分野における新製品の開発やサービスの企画 ・海外商品の調達と海外市場の開拓 ③ 社会から愛される人材の育成に努めます ・顧客ニーズをつかむ情報感応度・商品知識・提案型セールス ・顧客の要望やクレームへの誠実で迅速な対応 (2) 経営戦略と対処すべき課題 世界的に景気回復への不透明感が拭えない中、産業構造の変化に伴い、物流に関するニーズも大きく変わっていくことが予想されます。 このような環境認識の下、当社グループは、持続的な成長軌道の確保に向け、以下の課題に取り組んでまいります。 ① 経営基盤の再構築 ・選択と集中 当社グループの強みを活かした製品に経営資源を集中配分し、安定した高い品質の維持とともに、顧客満足度の向上を図ります。 ・収益力の改善 原材料価格上昇など外部環境の変化に適応するため、継続的に事業全体の効率改善によるコストダウンに努めるとともに、必要に応じ適正なマージン確保に向けた価格改定にも取り組みます。 ② 成長への投資 ・新製品の展開 開発体制を強化し、広く社会に求められる製品づくりに取り組みます。 ・海外事業の強化 ASEANを中心に、当社グループ製品の強みを活かせる産業分野の顧客開拓に努めます。 ・人財の育成 コミュニケーションの活性化と学びの機会提供に積極的に取り組み、次世代に向けた人財の充実を図ります。
事業等のリスク2,234字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があると経営者が認識しているリスクには以下のようなものがあります。但し、以下は当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。 かかるリスク要因のいずれによっても、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、将来に関する事項については別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 戦争・テロ・政治不安・治安の悪影響 当社グループでは、日本をはじめマレーシア、中国で事業を展開しており、これらグローバルな事業展開に関するリスクとして、事業を展開している国及び地域における政治経済情勢の悪化、輸出入・外資の規制、予期せぬ法令の改変、治安の悪化、国家間の経済制裁、テロ・戦争・感染症の発生その他の要因による社会的混乱等の地政学リスクが考えられます。これらの事象の発生により、海外における当社グループの事業活動に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 事業を取り巻く経済情勢 当社グループは、日本をはじめマレーシア、中国で事業を展開しており、それぞれの市場における景気動向や需要変動に影響を受けます。市場において、景気の減速、需要構造の変化、価格競争の激化が進むことにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定調達先への依存 当社グループは、原材料及び部品等を可能な限り多数の取引先から調達するようにしています。しかしながら、より高い品質のものを競争力のある価格で調達しようとする場合、特定の調達先に集中することがあります。また特別な技術や性能を要する材料、部品等については、供給可能な調達先が限定されることがあります。 そのため予期せぬ事由によって、それらの調達先からの供給が停止した場合、又は適時に調達ができない場合、当社製品の生産停止やコストの増加をもたらす可能性があります。これらのリスクは、一次調達先、及び二次以降の調達先における予期せぬ事由の他に、自然災害や火災、テロ等の非常事態、感染症流行等の影響により顕在化する可能性があります。 当社グループとしては、サプライヤーとの連携を強化し、影響を極小化すべく努めていますが、想定を上回る需給の逼迫やこの影響が更に長期化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 製品の品質 当社グループでは、製品の特性に応じた最適な品質の確保に全力を挙げて取り組んでおります。しかしながら、製品の欠陥又は不具合による大規模なリコールや改善対策等が発生した場合、多額の費用負担、製品評価の低下、企業イメージ及び販売低下等により、当社グループの経営成績又は財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的手続き 当社グループは、国内及び海外事業に関連して、訴訟その他の法的手続きの対象となる可能性があります。それらの法的手続きにおいて、不利な判断がなされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 知的財産権侵害 当社グループは、他社製品との差別化を図るため、事業に有用な知的財産の取得に努める一方、第三者の知的財産権に対する侵害の予防に努めています。しかしながら、第三者から知的財産に関する訴訟等を提起されたり、知的財産権を侵害したりする可能性は皆無とはいえず、この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報セキュリティ 当社グループの事業活動におけるネットワーク、システム等の技術進展の重要性は非常に高まっています。当社グループは、ハードウエア・ソフトウエアの安全管理対策を実施するほか、当社グループ従業員への情報セキュリティ教育を実施しております。しかしながら、災害、サイバー攻撃、不正アクセスその他不測の事態により、機密情報・個人情報等の漏えい、重要な業務の停止、不適切な事務処理等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 製品の材料価格上昇 需給状況の急激な変動や、災害、産出国における政情の変化などにより、材料価格が高騰し、製造コストが上昇する可能性があります。予測を超えた需要及び市況変動により、当社製品の製造コストが上昇した場合、当社グループの経営成績又は財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 為替レートの変動 大幅な為替変動が発生した場合には、当社グループの営業成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 自然災害や事故、感染症等による影響 当社グループは、日本及びマレーシア、中国に開発、製造、販売等の拠点の施設を有しています。 当該各地で大規模な地震・台風・豪雨・洪水等の自然災害や火災等の事故、感染症の発生により、当社グループ又はその取引先の操業の中断等の重大な支障をきたす場合があります。 想定を超える規模で自然災害や事故、感染症が発生し、開発、製造、販売等の拠点の施設の損壊、又は部品調達、製品の生産や販売、物流等が遅延若しくは停止する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,836字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次のとおりです。なお、当社はキャスター、台車等を主とする単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 (経営成績等の状況の概要) (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国を中心とした海外経済の底堅い推移に支えられ、緩やかに回復の動 きが見られました。しかしながら、中国経済の減速やロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、足下では中東地域 を巡る緊張の高まりなどにより、原材料の調達や国際物流への影響が懸念される状況となり、先行きについては不 確実性が増しました。 一方で、日本市場を中心に物流機械を取り扱う当社グループにとって、国際情勢の不安定化や金融政策の転換に よる先行き不透明感の中、物価上昇や需要の選別化が進み、厳しい事業環境が続きました。 こうした状況下、当社グループは効率的な生産・販売体制の構築に取り組み、製品構成の最適化を図るとともに、収益性の維持・改善に努めてまいりました。さらに、新しいニーズに対応する新製品の開発を進め、持続的な成長に向けた事業基盤の強化を図りました。 その結果、当連結会計年度の売上高は9,777,768千円(前年同期比0.4%減)、営業利益は211,319千円(前年同期比 72.8%増)、経常利益は297,334千円(前年同期比20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は232,500千円(前年 同期比9.3%増)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ○日本 売上高は、9,270,754千円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益(営業利益)は、56,857千円(前年同期のセグメ ント損失は73,057千円)となりました。 ○マレーシア 売上高は、2,988,277千円(前年同期比7.0%減)、セグメント損失(営業損失)は、32,858千円(前年同期のセグメ ント損失は54,870千円)となりました。 ○中国 売上高は、1,748,477千円(前年同期比10.6%減)、セグメント利益(営業利益)は、195,270千円(前年同期比10.6 %減)となりました。 資産、負債及び純資産の状況を示すと、次のとおりであります。 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.5%増加し、10,140,575千円となりました。これは主に、現金が624,313千円増加したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて1.9%減少し、4,472,448千円となりました。これは主に、投資有価証券が220,803千円減少したことによります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1.1%増加し、14,613,023千円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて7.8%減少し、1,594,728千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が259,935千円減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%減少し、885,249千円となりました。これは主に、退職給付に係る負債が45,005千円減少したことによります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて8.4%減少し、2,479,977千円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3.3%増加し、12,133,045千円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が382,111千円増加したことによります。この結果、自己資本比率は83.0%となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ470,839千円増加し、3,023,812千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、649,377千円(前年同期は112,328千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益432,927千円と、売上債権の増減額(△は増加)390,132千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、18,165千円(前年同期は194,412千円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出267,937千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は、211,313千円(前年同期は1,612,459千円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額133,260千円によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 日本   1,769,117   △12.3 マレーシア   3,260,541   3.6 中国   1,441,643   △10.4 合計   6,471,303   △4.5 (注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替え前の数値によっております。 (2) 受注実績 販売実績に基づいて生産計画をたて、これにより生産をしているため、受注生産は行っておりません。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 日本   9,168,758   △0.0 マレーシア   119,587   △3.2 中国   489,421   △6.4 合計   9,777,768   △0.4 (注)  1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱山善   1,632,479   16.63   1,773,342   18.14 ㈱本宏製作所   885,576   9.02   1,022,970   10.46 3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用と、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5[経理の状況]の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載していますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。 ① 貸倒引当金 当社グループは、売上債権等の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。将来、顧客の財務状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。 ② 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の評価に際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が取り崩され損失が発生する可能性があります。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、下記のとおりであります。 (単位:千円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比 金額   金額   増減額   増減率 売上高   9,818,215   9,777,768   △40,447   △0.4% 営業利益   122,296   211,319   89,023   72.8% 経常利益   246,711   297,334   50,623   20.5% 親会社株主に帰属する当期純利益   212,726   232,500   19,773   9.3% 1株当たり当期純利益金額   31.91円   34.82円   2.91円   9.1% 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国を中心とした海外経済の底堅い推移に支えられ、緩やかに回復の動 きが見られました。しかしながら、中国経済の減速やロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、足下では中東地域 を巡る緊張の高まりなどにより、原材料の調達や国際物流への影響が懸念される状況となり、先行きについては不 確実性が増しました。 一方で、日本市場を中心に物流機械を取り扱う当社グループにとって、国際情勢の不安定化や金融政策の転換に よる先行き不透明感の中、物価上昇や需要の選別化が進み、厳しい事業環境が続きました。 こうした状況下、当社グループは効率的な生産・販売体制の構築に取り組み、製品構成の最適化を図るとともに、収益性の維持・改善に努めてまいりました。さらに、新しいニーズに対応する新製品の開発を進め、持続的な成長に向けた事業基盤の強化を図りました。 その結果、当連結会計年度の売上高は9,777,768千円(前年同期比0.4%減)、営業利益は211,319千円(前年同期比 72.8%増)、経常利益は297,334千円(前年同期比20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は232,500千円(前年 同期比9.3%増)となりました。 ① 事業の種類別売上高の分析 キャスター事業の売上高は5,828,881千円(前年同期比8.0%減)となりました。 その他事業の売上高は3,948,886千円(前年同期比13.5%増)となりました。 ② 営業外損益及び特別損益の分析 (営業外損益) 営業外収益として、受取賃貸料45,194千円等を計上しております。 営業外費用として、賃貸収入原価8,805千円等を計上しております。 (特別損益) 特別利益として、投資有価証券売却益236,850千円等を計上しております。 特別損失として、事業構造改善費用101,862千円等を計上しております。 (3)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金状況は、下記のとおりであります。 (単位:千円) 2025年3月期   2026年3月期   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   112,328   649,377   537,048 投資活動によるキャッシュ・フロー   194,412   △18,165   △212,578 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,612,459   △211,313   1,401,146 現金及び現金同等物に係る換算差額   46,908   50,941   4,032 現金及び現金同等物の増減額   △1,258,809   470,839   1,729,648 現金及び現金同等物の期首残高   3,811,782   2,552,972   △1,258,809 現金及び現金同等物の期末残高   2,552,972   3,023,812   470,839 当社の主な資金需要は、人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに固定資産等にかかる投資であります。これらの資金需要につきましては、主に自己資金により賄えるものと判断しております。しかし、昨今の経済環境の不透明感を鑑み、手許資金を常に一定水準以上を保つように取締役会にて議論し、必要に応じ銀行借入等により対応してまいります。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ470,839千円増加し、3,023,812千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、649,377千円(前年同期は112,328千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益432,927千円と、売上債権の増減額(△は増加)390,132千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、18,165千円(前年同期は194,412千円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出267,937千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は、211,313千円(前年同期は1,612,459千円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額133,260千円によるものであります。 (4)今後の見通し 国際情勢の不安定化や金融政策の転換による先行き不透明感の中、物価上昇や需要の選別化が進み、今後とも収 益を圧迫する状況は続くと思われます。 このような厳しい経営環境下、生産および販売体制のさらなる効率化を進めるとともに、収益性を重視した製品 構成の見直しに取り組んでまいります。 また、持続的な成長軌道を確保するため、製造業としての原点に帰り、選択と集中による経営基盤の再構築に取 り組むと同時に、人財への投資を中心に開発力や営業力の強化にも取り組みます。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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