本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

日本プラスト

NIHON PLAST CO.,LTD.7291 · Standard · 輸送用機器

自動車部品メーカー。ステアリングホイール・エアバッグモジュールなどの安全部品と、空調部品等の樹脂部品を世界4地域で製造販売する。

概要

日本プラスト株式会社は1948年に合成樹脂成形加工メーカーとして創業し、現在は自動車の安全性と内装意匠を担う樹脂部品の専業メーカーである。主力製品はステアリングホイール(ハンドル)とエアバッグモジュール、ならびにインストルメントパネルやドアトリムなどの内装樹脂部品であり、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業といった大手完成車メーカーに直接納入するティア1サプライヤーとしての地位を確立している。2026年3月期の連結売上高は1149億円、従業員5588人。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、日本、北米、中国、東南アジアに12の生産・販売子会社を持つグローバル企業である。

二つの事業部門が収益の柱を構成する

日本プラストは有価証券報告書において事業を「安全部品部門」と「樹脂部品部門」に二分している。安全部品部門ではステアリングホイールとエアバッグモジュールを、樹脂部品部門では空調部品やコンソールなどの内装樹脂製品、カバーカウルトップやプロテクターインナーフェンダーなどの外装樹脂製品を製造・販売する。2026年3月期の製品別売上高は、ハンドル311億円、エアバッグ271億円、樹脂部品566億円と、樹脂部品が全体の49%を占める最大セグメントである。その他事業としてゲーム機用ハンドルも手がけるが、売上高はわずか2200万円と全体に占める比率は極めて小さい。

四つの地域セグメントが世界の生産を支える

同社は日本、北米、中国、東南アジアの四つを報告セグメントとしている。2026年3月期の地域別売上高は、日本433億円、北米570億円、中国110億円、東南アジア36億円で、北米が全体の49.6%を占める最大市場である。北米では米国オハイオ州に子会社ニートン・オート・プロダクツを1984年に設立して以来、メキシコにも複数の生産拠点を持つ。一方、中国市場は日系自動車メーカーの販売苦戦により前期比20.8%減の111億円と縮小しており、同セグメントは226百万円の損失を計上している。東南アジアもインドネシア、タイ、ベトナムに子会社を持つが、減産影響で減収減益となった。

グループ全体の経営成績と課題

2026年3月期の連結売上高は1149億円(前期比4.8%減)、営業利益26億円(同4.5%減)であった。経常利益は前期比24.5%増の25億円だが、特別損失として減損損失393百万円を計上したものの、製品保証引当金戻入や投資有価証券売却益により親会社株主に帰属する当期純利益は前期の0.6億円から20.1億円へ大幅に増加した。総資産854.5億円、自己資本比率43.9%。中期経営計画の第7次は公表を見送り、単年度方針のもと「営業利益率1.8%」を目標に掲げる。重点施策として、人材育成、品質保証体制の強化、新技術開発、自動化・デジタル化による生産性向上を挙げている。

12の子会社と1関連会社によるグループ構成

日本プラストグループは当社(日本プラスト株式会社)と子会社12社、関連会社1社で構成される。子会社のうちエヌピーサービス株式会社と日本プラスト運輸株式会社は国内で事務処理サービスと輸送サービスを提供する。海外子会社は北米に5社(ニートン・オート・プロダクツ、ニートン・ローム、ニホンプラストメヒカーナ、ニホンマグネシオ、ニートン・オート・メヒカーナ、ニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴ)、中国に2社(中山富拉司特工業有限公司、武漢富拉司特汽車零部件有限公司)、東南アジアに3社(ニホンプラストインドネシア、ニホンプラストタイランド、ニホンプラストベトナム)を擁する。またモラーグループKG社(ドイツ)と2000年に業務提携契約を結び、内外装部品事業での協力関係を持つ。

業界の中での役割は自動車部品メーカー(安全部品・樹脂部品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,149億円
営業利益
26億円
営業利益率
2.3%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
北米570億円49.6%6億円1.1%
日本433億円37.7%14億円3.2%
中国110億円9.6%-2億円-1.8%
東南アジア36億円3.1%9億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM(安全部品)主力

ステアリングホイール、エアバッグモジュール等の安全部品を製造販売。日本、北米、中国、東南アジアの各地域に事業会社を有し、グローバルに供給。

主な製品・サービス2
ステアリングホイール
ステアリング・ホイール。安全部品部門の中核製品。
エアバッグモジュール
エアバッグモジュール。安全部品部門の中核製品。

02自動車OEM(樹脂部品)主力

空調部品、コンソール等の内装樹脂製品や、カバーカウルトップ、プロテクターインナーフェンダー等の外装樹脂製品を製造販売。安全部品と同様に各地域で展開。

主な製品・サービス4
空調部品
自動車用空調ダクト等の樹脂部品。
コンソール
センターコンソール等の内装樹脂部品。
カバーカウルトップ
外装樹脂部品のひとつ。
プロテクターインナーフェンダー
外装樹脂部品のひとつ。

03ゲーム機等副次

ゲーム機用ハンドル等の製造販売を行う。日本国内のみの事業。

主な製品・サービス1
ゲーム機用ハンドル
家庭用ゲーム機向けのハンドルコントローラー等。

製品と技術

ステアリングホイール:HOD対応で進化する安全部品

日本プラストの最大の製品はステアリングホイール(ハンドル)である。創業後まもない1950年に日産自動車からの受注で生産を開始し、以来70年以上にわたり主力製品であり続けている。2026年3月期のハンドル売上高は311億円と、安全部品売上の53%を占める。近年は自動運転技術の進展に伴い、ハンズオフ検知(HOD)機能を備えたハンドルの需要が増加している。同社はこのHODハンドルを北米子会社で量産し、新車効果もあって減産下でも売上を前期並みに維持した。ステアリングホイールは単なる操作部品から、ドライバー監視システムと連携する安全デバイスへと進化している。

エアバッグモジュール:安全法規の強化が追い風に

エアバッグモジュールはハンドルと並ぶ安全部品部門の柱である。2026年3月期の売上高は271億円で、前期比12.1%減となった。減少の主因は得意先の減産であるが、世界的に安全法規が厳格化し、新興国でもエアバッグの標準装備化が進んでいることから、中長期的な需要拡大が見込まれる市場である。同社は日本、北米、中国、東南アジアの各拠点でエアバッグモジュールを生産しており、廉価版の開発と高度化への対応を両立させることで競争力を維持しようとしている。また、運転手と車のインターフェースとしての役割を強める「つながる車」対応も視野に入れている。

樹脂部品:内装から外装まで幅広い製品群

樹脂部品部門は売上高566億円(前期比2.5%減)と全社の約半分を稼ぐ最大セグメントである。内装樹脂製品としては空調部品(エアコンダクトやベンチレーターなど)、コンソールボックス、ドアトリムなどを、外装樹脂製品としてはカバーカウルトップ(フロントガラス下部のカバー)やプロテクターインナーフェンダー(タイヤハウスの内装部品)を製造する。その他にもインストルメントパネル(メータークラスター周辺)など、自動車の室内空間を構成する樹脂部品を広くカバーする。これらの部品は軽量化やデザイン性の向上に寄与しており、完成車メーカーの多様なニーズに応えている。

プラスチック加工技術とリサイクルへの取り組み

同社の技術的核心はプラスチックの射出成形を中心とした加工技術にある。創業以来蓄積してきた金型設計、成形条件の最適化、塗装・溶着などの二次加工技術が製品の品質とコスト競争力を支える。2024年3月期に掲げた企業パーパス「プラスチックテクノロジーで安全・快適な未来をつくる」には、リサイクル技術や循環型資源の活用への意欲が込められている。長期ビジョン2048では2030年までに社会貢献領域での事業化を目指すとし、環境配慮型の材料開発やリサイクルプロセスの確立を進める方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車内装部品で中堅、収益低調

日本プラストは自動車の内装部品(ステアリングホイール、エアバッグなど)を主力とする。売上高1200億円超だが、営業利益率2%台と収益性は低い。同業のトヨタ紡織(売上高2兆円超)に比べ規模で劣り、ユニプレス(プレス部品)とも競合。顧客は大手自動車メーカーで、価格競争が激しい。業績は為替や原材料高の影響を受けやすく、2026年3月期は減収減益が見込まれる。

強み

  • トヨタなど大手自動車メーカーと長期取引があり、安定した受注基盤を確保。
  • ステアリングホイールからエアバッグまで多品種を手掛け、ワンストップ供給が強み。
  • 自動車部品の量産技術で長年のノウハウを持ち、品質・コスト競争力の源泉。
  • 海外に生産拠点を持ち、現地生産で為替変動リスクを軽減。

課題

  • 営業利益率2%台と低く、価格競争や原高で改善困難。抜本的なコスト削減が必要。
  • EVシフトで内装部品需要が変化し、既存製品の需要減少リスクに直面。
  • トヨタ紡織など大競合に比べ規模が小さく、開発投資や価格競争で不利。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が日本プラスト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17277TBK116億円
27218田中精密工業113億円9.4倍
37213レシップホールディングス109億円8.9倍
47271安永104億円4.4倍
57291日本プラスト90億円4.4倍
67236ティラド90億円10.3倍
77264ムロコーポレーション89億円11.5倍
86042ニッキ77億円7.5倍
97297カーメイト68億円21.7倍
107208カネミツ68億円9.1倍
117214GMB59億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

日産自動車との取引から始まった創業期

日本プラストは1948年10月、静岡県富士市で合成樹脂成形加工販売を目的として営業を開始した。創業と同時に日産自動車株式会社吉原工場と取引を開始し、自動車用合成樹脂部品の納入を始める。1950年5月には日産自動車からステアリングホイール(ハンドル)の受注を獲得、同年9月から納入を開始した。このハンドルが同社の看板製品となる第一歩であり、現在に至るまで安全部品部門の中核をなしている。創業期の段階から特定の完成車メーカーとの強固な取引関係を築いたことが、その後の成長基盤となった。

二輪・四輪への顧客拡大と工場網の整備

1968年6月、日本プラストは本田技研工業株式会社との取引を開始する。従来の日産自動車に加えてホンダを顧客に加えたことで、自動車メーカーへの供給範囲が拡大した。1969年には群馬県伊勢崎市に伊勢崎工場(第一地区)を開設し、以降1973年、1980年と伊勢崎地区に第二、第三地区を追加。1977年には福岡県に九州工場を開設し、国内生産体制を強化した。また1969年12月には有限会社堀沢運輸(後の日本プラスト運輸)に資本参加し、製品輸送の基盤も自社で確保している。この時期に国内の生産・物流ネットワークが整った。

北米進出とその後の海外拠点拡大

1984年2月、日本プラストはアメリカ合衆国オハイオ州にニートン・オート・プロダクツ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドを全額出資で設立し、北米での現地生産を開始する。これは同社初の海外生産拠点となった。1991年8月にはインドネシアにニホンプラストインドネシア、1994年3月にはメキシコにニホンプラストメヒカーナを設立するなど、アジアと北米での展開を同時に進めた。2000年4月には米国ジョージア州にニートン・ロームを設立し、北米でのプレゼンスをさらに高めた。2003年には中国広東省に中山富拉司特工業有限公司を設立し、中国市場にも本格参入する。

東証一部指定とスタンダード市場への移行

日本プラストは1990年12月に日本証券業協会へ株式を店頭登録した後、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2008年3月には東京証券取引所市場第二部に上場し、2017年12月に市場第一部に指定された。しかし2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行した。この間、2010年1月には静岡県富士宮市のテクニカルセンター内に本社を移転し、研究開発と経営の一体化を進めている。

長期ビジョン2048と中期経営計画の見直し

2024年3月期より、創業100周年にあたる2048年を目標年限とする「長期ビジョン2048」を策定。「すべてのステークホルダーから信頼・期待され、選ばれるオンリーワン企業へ」を掲げ、独自技術での差別化を目指す。しかし第7次中期経営計画の公表は、中国市場の構造変化や米国関税政策の不確実性、得意先の経営不振などを理由に見送られた。2027年3月期は単年度方針として営業利益率1.8%を目標とし、CO2排出量削減や廃材削減などの非財務指標も設定している。

年表37件を開く

1940年代

  • 1948年10月日本プラスト株式会社は、事業目的を合成樹脂成形加工販売メーカーとして、営業を開始。
  • 1948年10月日産自動車株式会社吉原工場と取引を開始し、合成樹脂部品の納入を開始。

1950年代

  • 1950年5月日産自動車株式会社から、ステアリングホイール(以下ハンドルと略称)を受注、同年9月から納入を開始。
  • 1958年8月東京都港区仲門前町に東京営業所を開設。(1997年1月に東京営業所を廃止し、厚木営業所と栃木営業所に分散)

1960年代

  • 1960年7月静岡県吉原市青島に工場を開設、静岡県富士市今泉から本社・工場を移転。(1973年9月本社部門を分離、静岡県富士市青島町に移転、2001年7月静岡県富士宮市北山に富士工場移転)
  • 1968年6月本田技研工業株式会社と取引を開始。
  • 1969年9月群馬県伊勢崎市八斗島町に伊勢崎工場(第一地区)を開設。
  • 1969年12月商号変更有限会社堀沢運輸(1996年4月日本プラスト運輸株式会社に社名変更)に資本参加し、運輸部門の基盤を強化。

1970年代

  • 1973年3月群馬県伊勢崎市長沼町に伊勢崎工場(第二地区)を開設。
  • 1977年2月福岡県築上郡新吉富村(現上毛町)に九州工場を開設。

1980年代

  • 1980年7月群馬県伊勢崎市長沼町に伊勢崎工場(第三地区)を開設。
  • 1984年2月創業アメリカ合衆国オハイオ州にニートン・オート・プロダクツ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド(以下ニートン・オート・プロダクツと略称)を全額出資により設立。
  • 1989年7月M&A静岡県富士宮市山宮に富士宮工場(2009年10月富士工場と統合し、現富士工場(2地区)に名称変更)を開設。

1990年代

  • 1990年12月日本証券業協会へ株式を店頭登録。
  • 1991年8月創業インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ市にニホンプラストインドネシアを設立。
  • 1991年11月静岡県富士宮市山宮の富士宮工場(現富士工場(2地区))敷地内にテクニカルセンターを開設。
  • 1994年3月創業メキシコ合衆国ケレタロ州にニホンプラストメヒカーナを設立。
  • 1998年9月商号変更株式会社カンセイ(2019年10月マレリ株式会社に社名変更)と業務提携契約を締結。
  • 1999年5月創業静岡県富士市(2005年3月静岡県富士宮市に移転)にエヌピーサービス株式会社を設立。

2000年代

  • 2000年4月創業アメリカ合衆国ジョージア州にニートン・ローム・インコーポレーテッド(以下ニートン・ロームと略称)をニートン・オート・プロダクツの全額出資により設立。
  • 2000年7月モラーグループKG社(ドイツ)と自動車の内外装部品事業について業務提携契約を締結。
  • 2003年2月創業中華人民共和国広東省中山市に中山富拉司特工業有限公司を設立。
  • 2004年11月創業タイ王国ラヨン県にニホンプラストタイランドを設立。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年1月静岡県富士宮市山宮に第2テクニカルセンターを開設。
  • 2007年4月創業メキシコ合衆国ケレタロ州にニホンプラストメヒカーナとニートン・オート・プロダクツとの出資によりニホンマグネシオを設立。
  • 2008年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2008年8月創業中華人民共和国湖北省武漢市に武漢富拉司特汽車零部件有限公司を設立。

2010年代

  • 2010年1月静岡県富士宮市山宮のテクニカルセンター内に本社を移転。
  • 2010年11月創業メキシコ合衆国ケレタロ州にニホンプラストメヒカーナとニートン・オート・プロダクツとの出資によりニートン・オート・メヒカーナを設立。
  • 2013年6月静岡県富士市依田橋に富士工場3地区を開設。
  • 2013年11月中華人民共和国広東省中山市に中山富拉司特テクニカルセンターを開設。
  • 2015年12月福岡県築上郡上毛町に九州工場第2地区を開設。
  • 2017年12月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2018年3月創業メキシコ合衆国メキシコ州にニホンプラストメヒカーナとニホンマグネシオとの出資によりニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴを設立。
  • 2019年3月創業ベトナム社会主義共和国フート省にニホンプラストベトナムを設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2027年3月期まで1.8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材育成と能力発揮の環境整備

    従業員のウェルビーイングを強化し、多様な人材が高い意欲を持って自ら成長し能力を発揮できる労働環境を構築する。

  2. 02

    品質保証体制の強化

    ゼロディフェクト品質の追求に向け、設計開発フェーズから品質向上を意識した商品開発プロセスを新たに構築する。

  3. 03

    新技術・新商品・新領域の開拓

    自動化技術やCASE時代に対応する次世代商品の開発など、社内外リソースを活用して技術革新を目指す。

  4. 04

    自動化・デジタル化による生産性向上

    製造ラインの自動化、DXや生成AIの活用による効率化を推進し、労働生産性の向上を図る。

  5. 05

    収益力の強化と業務プロセス改革

    業務プロセスの刷新による合理化・ロス削減、工場余剰スペースの有効活用、有利子負債削減などで効率的な収益体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,588人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて+11.4%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は15.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,331
2018年3月6,292
2019年3月53840.516.06,335
2020年3月52440.216.06,027
2021年3月49040.715.85,997
2022年3月50140.615.75,855
2023年3月50840.615.85,944
2024年3月52640.415.46,112
2025年3月54140.315.35,73649
2026年3月60040.515.45,58847

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 4 / 海外 9、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
北米 — 本社・工場(米国 オハイオ州)4,112百万円
北米 — 本社・工場(メキシコ ケレタロ州)3,262百万円
中国 — 本社・工場(中国広東省)2,572百万円
東南アジア — 本社・工場(タイ王国 ラヨン県)2,531百万円
北米 — 本社・工場(メキシコ ケレタロ州)2,475百万円
北米 — 本社・工場(米国ジョージア州)2,205百万円
東南アジア — 本社・工場(ベトナム フート省)1,836百万円
伊勢崎工場 — 群馬県伊勢崎市1,796百万円
日本
中国 — 本社・工場(中国湖北省)1,735百万円
九州工場 — 福岡県築上郡1,555百万円
日本
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ニートン・オート・プロダクツ(注)2.4
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンプラストメヒカーナ(注)2.4
    メキシコ ケレタロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンプラストインドネシア(注)2
    インドネシア 西ジャワ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニートン・ローム(注)2.3.4
    米国 ジョージア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    中山富拉司特工業有限公司(注)2
    中華人民共和国広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンプラストタイランド(注)2
    タイ王国 ラヨン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンマグネシオ(注)2.3
    メキシコ ケレタロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    武漢富拉司特汽車零部件有限公司(注)2
    中華人民共和国湖北省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニートン・オート・メヒカーナ(注)2.3
    メキシコ ケレタロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴ(注)3
    メキシコ メキシコ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニホンプラストベトナム(注)2
    ベトナム フート省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エヌピーサービス㈱
    静岡県富士宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 日本プラスト運輸㈱静岡県富士市30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,149億円営業利益26億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.7%、利益が-7.1%。

売上高
-4.7%
1,149億円
営業利益
-7.1%
26億円
純利益
+1900.0%
20億円
営業利益率
2.3%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,180億円1,149億円
営業利益24億円26億円
純利益16億円20億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は297億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.8%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q279−16
2024年1Q28641.43
2024年2Q296134.415
2024年3Q32351.57
2024年4Q3380
2025年2Q603152.58
2025年4Q603132.2−7
2026年2Q561112.011
2026年4Q588152.69
2027年1Q29710.3−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は942億円から1,149億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
静岡県富士市依田橋に富士工場3地区を開設。
2013年3月942−5−36
2014年3月1,1681611
福岡県築上郡上毛町に九州工場第2地区を開設。
2015年3月1,2333224
2016年3月1,3923521
2017年3月1,2875140
メキシコ合衆国メキシコ州にニホンプラストメヒカーナとニホンマグネシオとの出資によりニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴを設立。
2018年3月1,1473720
ベトナム社会主義共和国フート省にニホンプラストベトナムを設立。
2019年3月1,1565439
2020年3月1,0614024
2021年3月83117−10
2022年3月865−3−80
2023年3月1,034−7−36
2024年3月1,2432925
2025年3月1,20628202.31
2026年3月1,14926252.320

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,149億円のうち、営業利益として残るのは26億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.2%1,036億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.6%87億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは−23億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は139億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−9−57112−66104
2014年3月−9−6658−7599
2015年3月43−8551−42118
2016年3月103−55−1024865
2017年3月87−48−83994
2018年3月63−61−17280
2019年3月104−47−2557108
2020年3月63−61−15294
2021年3月53−5918−6106
2022年3月13−6964−56123
2023年3月55−51−174116
2024年3月115−27−8488124
2025年3月62−36−1026149
2026年3月20−438−23139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は855億円。このうち返さなくてよい自己資本が375億円で、自己資本比率は43.9%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月64916648324.5
2014年3月79517362220.8
2015年3月89522966625.6
2016年3月78423854630.3
2017年3月81125755431.6
2018年3月77731346440.3
2019年3月76433642844.0
2020年3月74834840046.6
2021年3月74532941644.2
2022年3月79527452134.4
2023年3月81526255332.2
2024年3月81931150837.9
2025年3月83734549241.3
2026年3月85537547943.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
139億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
203億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
479億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り82社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率82社中75位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.9%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.7%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥463で、1年前と比べて+17.7%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥463-2.5%1ヶ月-3.3%1年+17.7%時価総額90億円
過去52週の値幅
安値¥388高値¥493

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.4倍
PER (会社予想)5.5倍
PBR0.23倍
配当利回り5.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に前日比7.68%安の445円と急落し、25日移動平均線474.32円を大きく下回りました。7月27日に487円の高値をつけましたが、その後は下落基調が強まり、8月7日には出来高18万7200株と急増して下落しました。52週高値493円からは約10%下落しており、75日線458.69円も下回り、週足では上昇トレンドが崩れつつあります。RSIは39.78と弱含みで、短期的な戻りは鈍い展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 4.53倍は業界平均16.50倍を大きく下回り、PBR 0.24倍も平均1.11倍から大幅に割り引かれています。配当利回り6.24%は平均3.28%を上回り魅力ですが、ROE 5.59%と収益性は低く、業績も減収減益傾向です。割安だが収益力の低さや先行き不透明感が懸念されます。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.4倍16.3倍
PER (予想)5.5倍
PBR0.23倍1.12倍
ROE5.6%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車業界の電動化や軽量化の流れで樹脂部品の需要は変化する。強気派は、トヨタの生産回復と軽量化需要の高まりで業績改善を期待する。また、配当利回り6%超と高水準で、株主還元が手厚い点を評価。一方、弱気派は、単一顧客依存のリスクや、原材料価格高騰、業績の不安定さ(2023/3期は赤字)を懸念。PBRが0.24倍と低く、成長性に疑問が残る。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り6.2%と高い株主還元を実施。

  • トヨタ連携

    主要顧客トヨタの生産回復で需要が堅調。

  • 軽量化ニーズ

    樹脂部品は軽量化に貢献し、EV時代にも需要がある。

  • PBR0.24倍と1株純資産の4分の1で放置継続影響

    1株純資産約1,987円に対し株価482円で、PBRは0.24倍

  • 純利益が1億円から20億円へ急回復2026年3月期影響

    前期の純利益1億円から19億円増の20億円、PERは4.5倍

  • 配当利回り6.22%の高利回りが下支え継続影響

    配当利回り6.22%と相対的に高く、配当目的の買いが期待

  • 過去1年で株価30.6%上昇の勢い継続影響

    1年間の株価上昇率は+30.62%で、モメンタムが継続

マイナスに働く材料7
  • 顧客依存

    トヨタへの依存度が高く、販売変動の影響を受けやすい。

  • 業績不安定

    2023/3期は赤字、その後も利益が大きく変動。

  • 成長鈍化

    売上高が減少傾向にあり、市場の伸びが期待できない。

  • 売上高が2期連続減収通年影響

    売上高は1,206億円→1,149億円と57億円減少

  • 営業利益が28億円→26億円へ減益2026年3月期影響

    営業利益は2億円減の26億円、営業利益率は2.26%

  • ROE5.59%と資本効率が低迷継続影響

    ROE5.59%は1割を下回り、株主資本の効率が悪い

  • 高配当維持に不確実性決算発表後影響

    2025年3月期の純利益は1億円で、配当利回り6.22%の維持は不安定

次の決算で確かめる点
トヨタ向け売上比率
主要顧客への依存度を監視する。
営業利益率
収益性の改善状況を確認する。
原材料価格
樹脂原料の価格変動がコストに影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは5.40%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
5.40%
いまの株価に対して
配当性向
12.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月127.5
2018年3月1525.012.1
2019年3月1923.313.7
2020年3月208.120.7
2021年3月200.0
2022年3月200.0
2023年3月10−50.0
2024年3月1550.015.2
2025年3月150.07.9
2026年3月30100.012.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,527人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.2%を占め、残る68.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.042.849.545.352.455.2
事業法人20.220.420.820.620.721.5
外国法人13.510.97.713.013.610.9
金融機関23.623.019.316.210.29.7
証券会社3.62.82.74.83.02.6
自己株式0.00.00.00.00.00.9
外国人個人0.10.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京中小企業投資育成株式会社7.36
02広瀬 信6.69
03株式会社ダイセル5.15
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.02
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.69
06BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.18
07水元 公仁2.09
08株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.71
09伊藤忠プラスチックス株式会社1.63
10株式会社みずほ銀行1.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+148%、1株純資産は14期で+104%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−221974−21.1
2014年3月761,3376.58.4111.4
2015年3月1801,39512.15.524.3
2016年3月1291,4469.17.840.1
2017年3月2471,63416.15.17.5
2018年3月1201,6147.17.712.1
2019年3月2001,73312.03.913.7
2020年3月1221,7966.93.620.7
2021年3月−541,721−3.1
2022年3月−4191,432−26.6
2023年3月−1881,371−13.4
2024年3月1301,6408.74.315.2
2025年3月31,8240.2112.17.9
2026年3月1061,9875.63.912.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
時田孝志代表取締役社長576,400
渡辺和洋常務取締役 管理本部長656,500
豊田剛志常務取締役 北米事業統括兼ニートン・オート・プロダクツ取締役社長611,900
上野正揮取締役 開発本部長兼原価管理部長573,300
長谷川淳治取締役72
林高史取締役59
佐藤りか取締役64
森昭彦監査役(常勤)685,900
伊東弘美監査役66
松田徹也監査役63
鈴木良仁取締役 調達本部長兼調達部長57
橋本あかね取締役54
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
川島高博監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)499332115338
社外取締役528286
監査役1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社12社、関連会社1社により構成され、セグメント別には、日本、北米、中国、東南アジアの地域からなっており、自動車部品の製造販売を主な事業としております。 なお、セグメントは地域別に区分されているため、事業の内容を事業部門によって記載しております。 安全部品部門 ステアリングホイール・エアバッグモジュール等の製造販売を行っております。 (主な事業会社) 日本:当社 北米:ニートン・オート・プロダクツ、ニートン・ローム、ニホンプラストメヒカーナ、ニホンマグネシオ、 ニートン・オート・メヒカーナ、ニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴ 中国:中山富拉司特工業有限公司、武漢富拉司特汽車零部件有限公司 東南アジア:ニホンプラストインドネシア、ニホンプラストタイランド、ニホンプラストベトナム 樹脂部品部門 空調部品、コンソール等の内装樹脂製品、カバーカウルトップ、プロテクターインナーフェンダー等の外装樹脂製品の製造販売を行っております。 (主な事業会社) 日本:当社 北米:ニートン・オート・プロダクツ、ニートン・ローム、ニホンプラストメヒカーナ、 ニートン・オート・メヒカーナ 中国:中山富拉司特工業有限公司、武漢富拉司特汽車零部件有限公司 東南アジア:ニホンプラストタイランド その他事業部門 ゲーム機用ハンドル等の製造販売を行っております。 (主な事業会社) 日本:当社 当社の事務処理に関するサービス業務、当社製品の輸送サービス業務を行っております。 (主な事業会社) 日本:エヌピーサービス㈱、日本プラスト運輸㈱ [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,308字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「常に誇り得る商品を作り 顧客に奉仕し 社会に寄与する」を経営理念として、創業以来自動車部品業界での事業活動に取り組んでまいりました。経営理念に加えて、2024年3月期より新たに、企業パーパスとして「プラスチックテクノロジーで安全・快適な未来をつくる」を定めています。この企業パーパスには、当社は創業以来、プラスチック加工技術で自動車ユーザーの方々へ安全で快適な室内空間をお届けしてきたという自負と、未来に向けてはプラスチックテクノロジーを活用したリサイクル技術・循環型資源の活用等を環境配慮に役立てつつ、自動車部品以外の新規事業領域にもチャレンジし、より多くのお客様に「安全・快適な未来」をお届けすることこそが当社の使命であるとの思いを込めています。今後、企業環境はますます厳しくなることが予想され、企業としての的確な舵取りが従来にも増して不可欠となる中で、当社はこれら経営理念と企業パーパスを不変の方向性として常に念頭に置き、経営に取り組んでまいります。 また、2024年3月期より長期ビジョンを見直し、2048年を新たな目標年限とした「長期ビジョン2048」に刷新しています。2048年は当社の創業100周年にあたる年であり、長期ビジョン2048では創業100周年までに当社として到達を目指す、ありたき姿として、「すべてのステークホルダーから信頼・期待され、選ばれるオンリーワン企業へ」を掲げています。オンリーワン企業とは、競合他社と比較して突出した技術・独自の製品がある等、当社独自の強みをもって顧客にとって替えの効かない企業をイメージしたものです。長期ビジョン2048では、独自の強みで顧客から高い信頼・期待を勝ち取ることで、株主、取引先、金融機関、地域社会、従業員等、他のステークホルダーからも信頼・期待される魅力ある「オンリーワン企業」となることを当社の目指す方向性として定めており、またこれを念頭に中期経営計画を策定しております。 (2) 経営環境、経営戦略及び対処すべき課題 2024年3月期からの第6次中期経営計画を振り返ると、新型コロナウイルスや半導体供給不足等の外的要因の影響緩和により業績回復を果たしたものの、中国市場の構造変化による日系自動車メーカーの苦戦、米国新政権の関税・環境政策転換による市場の不確実性増大、それらに起因する主要得意先の経営不振という新たな課題も発生し、経営目標に対しては一部未達の結果となりました。 2027年3月期は、これらの影響の継続が想定される他、中東情勢を含む地政学リスクの高まりや、得意先の抜本的な事業戦略見直しといった新たな課題も発生する等、当社を取り巻く事業環境は過去に類を見ない劇的な変化の渦中にあります。このような状況を踏まえ、当社は現段階において合理的かつ信頼性の高い中長期の業績見通しを算定することは困難であると判断し、第7次中期経営計画の公表を見送ることとしました。2027年3月期につきましては、単年度の経営方針に基づき、下記の目標達成に向け、取り組みを推進してまいります。 ① 2027年3月期 経営方針 2027年3月期につきましては、単年度の経営方針に基づき、経営課題への対処と第6次中期経営計画からの継続となる、経営基盤強化に関する諸施策に取り組んでまいります。 2027年3月期 経営方針 a.基本方針 優れた人財を育成し、技術革新・プロセスの刷新により、明るい未来を切りひらく b.経営目標 管理項目   目標値 財務指標   営業利益率1.8% 非財務指標   CO2排出量削減 廃材排出量削減 c.スローガン 革新は人から、未来はここから d.重点施策 ・人の成長・能力を引き出す環境の整備 多様な人材が高い意欲をもって自ら成長し、能力を発揮できる労働環境の構築を目的として、従業員のウェルビーイングの強化に取り組みます。 ・お客様が認める品質保証体質 ゼロディフェクト品質の追求に向け、従来からの取り組みに加え、ものづくりの上流工程である設計開発フェーズから品質向上を意識した商品開発を推進する新たなプロセスを構築します。 ・新技術・新商品・新領域の開拓 自動化技術を始めとした新技術の開発、CASE時代に対応する次世代商品の開発等に向け、社内外のリソースを有効活用し技術革新を目指します。 ・自動化・デジタル化 製造ラインの自動化、DXや生成AIの活用による効率化を推進し、労働生産性の向上を目指します。 ・稼げる力の強化 業務プロセスの刷新による合理化・ロス削減、工場の余剰スペース創出と有効活用、有利子負債の削減等の活動を通じて、より効率的に収益を確保できる体制の構築を目指します。 ・社会的責任の追求 人命を守る事業を扱う企業として、また樹脂事業に携わる企業として、SDGsの目標達成に向け当社が取り組むべき課題を積極的に検討し、2030年の社会貢献領域での事業化を目指します。 ② 主要な事業の経営環境、経営戦略及び対処すべき課題 現在の自動車業界は、先進国の一部では電気自動車への急進的な移行計画が政策見直しにより後ろ倒しされる一方で、新興国の一部では逆に一足飛びで電気自動車・自動運転の普及が進む等、CASE対応を巡る急激な環境変化に直面しています。これに対し、当社は安全部品部門と樹脂部品部門でそれぞれ取り組みを進めております。 ・安全部品部門 安全部品事業では、先進国を中心として高度化する安全法規への対応に取り組みつつ、新興国でも年々厳しくなる安全法規によりエアバッグの標準装備化が進んでいることを踏まえ、廉価化への対応にも並行して取り組むことで、魅力ある商品をリーズナブルに提案し続けます。また、加速する“つながる車(コネクテッド)”化を受け、運転手と自動車のインターフェースであるハンドルにアラーム機能やセンシング機能を充実させることで、外部からの情報を的確に“車から人へ”伝え、運転手の意思・判断を確実に“人から車へ”伝える情報伝達(HMI)デバイスとして、新たな価値を提案してまいります。 ・樹脂部品部門 自動車に対する要求は、単なる移動手段から、移動する居住空間へと大きく変化しています。ユーザーが求めるクオリティをいかに実現していくか、ニーズの変化をいち早くとらえタイムリーに提供していくか、更には市場のトレンドから次に来るニーズを予測し、新たなウェーブを作り出していくかを求められています。これに対し当社は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚に対し、人間が感じる“快適”を当社の独自技術で数値化し、保有するあらゆる技術(樹脂成型技術、マグネシウム鋳造・アルミニウム鋳造技術、塗装技術、加飾技術、組み立て技術等)により、これを具現化していきます。 また、両事業領域の融合により“安全で快適な居住空間”を提供し続けます。 ③ 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 当社は資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、2027年3月期の経営目標達成に向けた施策を着実に実行することで、資本効率と財務健全性の向上を目指します。株主還元については、2026年3月期に変更した配当方針(連結配当性向30%、年間配当金の下限値10円)を継続し、安定的かつ機動的な還元に努めます。加えて、情報開示・IR活動をさらに強化することで、市場からの信頼と適切な評価の獲得を目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (7) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照ください。
事業等のリスク5,373字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスク要因は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであり、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予測することが困難であるため記載しておりません。 当社グループは、事業推進活動にあたり関係するさまざまな法令を遵守し、考えられる事業上のリスクに適切に対処できる健全な事業運営体制を構築することを目的として、代表取締役社長を委員長とするNCG(日本プラスト・コーポレートガバナンス)委員会を設置し、コンプライアンス及びリスクマネジメントの体制整備をはかるとともに、「NCGチェックリスト」により、実態の把握と評価を行い事業リスクの低減に取り組んでおります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 特定の産業、得意先への依存 当社グループは、自動車メーカー及び自動車関連部品メーカーに対し製品を供給しております。このため、各メーカーが製品を販売している日本、北米、欧州、アジアにおける経済情勢等の変化に伴う自動車需要の変動は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その中でも、当社グループは、2026年3月期において日産自動車株式会社及び同社グループへの販売割合が65.3%、本田技研工業株式会社及び同社グループへの販売割合が29.9%となっております。これに対し、日系を中心とした他の自動車メーカー向けの受注拡大をはかるとともに、非自動車業界向けのビジネス展開も精力的に進め、リスク緩和をはかっております。しかしながら、これら得意先の販売が減少した場合や経営戦略や購買方針の変更が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社の主要得意先において、生産体制の再編やEV(電動化)戦略の見直しが相次いで発表されております。これらに伴い、特定地域における当社工場の稼働率低下や、新車開発計画の変更・中止等による売上高の減少が顕在化する可能性があります。これらの影響額を現時点において合理的に見積もることは困難でありますが、当社グループとしては、変化する顧客ニーズに基づいたアロケーション戦略の最適化と、新規受注獲得に向けた営業活動を推進しております。あわせて、得意先との緊密な連携を通じ、誠実な協議・交渉を継続することで、事業への影響を最小限にとどめるよう努めてまいります。 ② 競争の激化 当社グループは、品質、コスト、供給、開発すべての領域において、お客様からの支持を得られるよう日々企業努力を重ねておりますが、グローバルでの自動車部品業界の競争はますます熾烈さを増してきております。これに対し、2027年3月期経営方針では、「新技術/新商品 新領域の開拓」、「自動化&デジタル化」、「稼げる力の強化」を重点施策としております。これらを通じて、強靭な収益体質の確立等を推進し、競争優位性を確保いたします。しかしながら、当社グループが競合先に対して優位な品質競争力、価格競争力の維持ができない場合や魅力ある商品開発ができない場合には、将来の成長を阻害し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海外事業進出 当社グループは、北米及び中国等に子会社を設立しており、海外生産の比率は近年高まる傾向にあります。そのため、これらの変化を早期にとらえ、柔軟に対応すべく、幅広く情報収集を行うとともに、海外拠点との連携を密にし、情報の一元化と判断及び対応の迅速化をはかっております。しかしながら、これら地域において、予期しない法律・規制等の制定及び変更、各国の政治情勢の変化、人件費の高騰等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、米国の通商政策による追加関税の影響については、現在、メキシコ及び日本から米国へ輸出される製品に対して発生しております。これに伴うコスト上昇分については、得意先との間で適切なコスト分担に向けた協議・交渉を継続しております。今後も米国通商政策の動向等を注視し、関税影響を最小化するための機敏な対応に努めてまいります。 ④ 原材料市況の変動 ハンドル、エアバッグ、樹脂部品等の当社グループの製品に用いられる鋼材、樹脂原料、マグネシウム地金等の原材料及び部品は、世界規模での需給バランスや各生産地域における経済情勢等により価格が変動しております。当社グループでは、部品種類の統合化や仕入先の絞込みによるスケールメリットの追求等、仕入コスト増加の回避に努めておりますが、原材料価格の高騰が、販売価格に転嫁できない場合や製造方法改善によるコストダウン等により吸収できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替・金利変動 当社グループの海外事業における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算されております。このため、換算時の為替レートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受け、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、通貨の異なる国・地域間の仕入・販売取引に関して、為替動向によっては、為替予約等を実施することにより為替変動リスクのヘッジを行っております。しかしながら、為替変動リスクを完全に排除することは困難であり、大幅な為替変動が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、設備投資資金や運転資金等を金融機関からの借入により賄っております。固定金利借入による調達やデリバティブ等の活用により、金利変動リスクの低減をはかっておりますが、金利変動リスクを完全に排除することは困難であり、大幅な金利変動が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法的規制 当社グループは、事業展開する各国において、安全基準、有害物質や生産工場からの汚染物質排出レベル等の様々な法的規制の適用を受け、これらの関連法規を遵守した事業活動を行っております。しかしながら、将来においてこれらの法的規制の強化や新たな規制の制定が行われた場合には、当社グループの事業活動が制限される可能性や、これらの規制を遵守するための費用増加につながる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 人材の確保と育成 当社グループは、グローバル規模で事業の拡大をはかるためには、国内外での優秀な人材の確保と育成が必要不可欠と考えております。これに対し、2027年3月期経営方針では、「人の成長・能力を引き出す環境の整備」を重点施策とし、マネジメント体制や教育体系の整備等、従業員のウェルビーイングに着目した施策を推進していきます。しかしながら、日本では少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、また、海外では労働市場の急速な変動が予測されており、当社グループの人材の確保と育成が計画通り進まなかった場合、長期的視点から当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業運営に関するリスク ① 製品の品質 当社グループは、品質マネジメントシステムISO9001や自動車産業品質マネジメントシステムIATF16949:2016の認証を受け、当該規格下において各種製品の製造、品質管理を行い、品質の保持、向上に努めております。また、2027年3月期経営方針では、「お客様が認める品質保証体質」を重点施策とし、「フロントローディング」をキーワードとした品質保証プロセスそのものの改善を進めていきます。しかしながら、万一、製品の欠陥が発生した場合には、その欠陥内容によっては多額のコスト発生や信用の失墜を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の原材料及び部品の外部事業者への依存 当社グループは、多数の外部の取引先から原材料及び部品を購入していますが、製品の製造において使用するいくつかの部品については、一部の取引先にその多くを依存しております。これに対し、代替品調査や複数購買化の推進及び特殊工程の内製取入れ等、問題発生時のリスク最小化施策を検討しております。しかしながら、これらの部品について、何らかの理由により主要な取引先から安定的な供給を受けられない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産保護 当社グループは、製造する製品に関する特許及び商標を保有し、もしくはその権利を取得することで当社グループが保有する技術等について保護をはかっております。また、他社の知的財産権に対する侵害のないようリスク管理に努めております。しかしながら、当社グループの知的財産権が違法に侵害されることによって、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの製品が第三者の知的財産権に抵触する可能性や損害賠償等の訴訟を起こされる可能性もあります。これらの要因により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報セキュリティ 当社グループは、事業活動において、情報技術やネットワーク、システムを利用しています。これらの情報技術やネットワーク、システムは、「日本プラスト・セキュリティ・ポリシー」に則り、機密情報漏洩防止等の情報管理の徹底に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスによる攻撃等によって、当社グループで保有している機密情報、個人情報が漏洩した場合、社会的信用の低下や当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 会計制度に関するリスク ① 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損会計を適用しております。このため、固定資産の時価が著しく下落した場合や、事業の収益性が悪化した場合には、減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 棚卸資産の破棄、評価損 当社グループは、在庫の適正化と滞留在庫の発生を防止するよう努めておりますが、市場の変化、顧客事情等により製品及び仕掛品の評価の見直しが必要となった場合には、棚卸資産の破棄及び評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 税務リスク 当社グループは、世界各国において事業を展開しているため、各国の税制による適用を受けており、予期しない税制の制定及び変更、外資企業に対する優遇税制の改正、移転価格税制等に基づく課税、税務当局との見解に相違が生じた場合は、大幅なコストの増加、事業活動の制限等が懸念されます。また、当社グループは繰延税金資産の回収可能性を評価する際、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合は、評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額が減少した場合、繰延税金資産の減額又は評価性引当額を計上することにより税金費用が増額する可能性があります。このような税務リスクが発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 災害・戦争・テロ・ストライキ・疫病等のリスク 当社グループは、世界各国において事業を展開しており、それらの事業は自然災害・戦争・テロ・ストライキ・疫病等の影響を受ける可能性があり、これらの事象が発生した地域においては、原材料や部品の購入、製品の生産・販売及び物流サービス等に遅延、混乱及び停止が生じる可能性があります。また、一つの地域でこれらの事象が発生した場合には、それ以外の地域へ影響する可能性もあり、これらの遅延、混乱及び停止が生じ、それが長引くようであれば、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、昨今の中東情勢等の地政学的リスクの高まりは、物流網の混乱に加え、原油価格の高騰等を通じたエネルギー及び原材料コストの急激な上昇を招く恐れがあります。これらにより原材料の入手困難や生産コストの増加を招くだけでなく、主要得意先における生産調整が引き起こされる可能性もあり、その影響が深刻化または長期化する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。この影響額を現時点において合理的に見積もることは困難でありますが、状況の変化に対して機動的に対応し、業績への影響を最小限にとどめるよう努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,575字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、85,450百万円となり、1,742百万円増加いたしました。 流動資産の残高は、50,254百万円となり、2,238百万円増加いたしました。これは売掛金の増加3,169百万円、現金及び預金の減少1,088百万円が主な要因であります。 固定資産の残高は、35,196百万円となり、496百万円減少いたしました。これは有形固定資産の減少1,312百万円、投資有価証券の増加449百万円が主な要因であります。 流動負債の残高は、37,945百万円となり、1,291百万円減少いたしました。これは製品保証引当金の減少1,856百万円、短期借入金の増加577百万円が主な要因であります。 固定負債の残高は、10,001百万円となり、68百万円増加いたしました。これは長期借入金の増加170百万円、退職給付に係る負債の減少72百万円が主な要因であります。 純資産の残高は、37,503百万円となり、2,965百万円増加いたしました。これは利益剰余金の増加1,672百万円、為替換算調整勘定の増加793百万円、その他有価証券評価差額金の増加389百万円が主な要因であります。 なお、自己資本比率は、43.9%となっております。 (2) 経営成績 当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、中国での日系自動車メーカーの販売苦戦や米国の関税措置による影響が生じたほか、中東情勢の緊迫化等、依然として先行きは不透明な状況にあり、引き続きその動向を注視しております。 このような状況の中、当連結会計年度における売上高は、得意先の減産影響等により前期比4.8%減の114,861百万円となりました。製品別の売上高は、安全部品のうち、ハンドルは前期比1.7%減の31,094百万円、エアバッグは前期比12.1%減の27,126百万円、樹脂部品は前期比2.5%減の56,617百万円、その他は前期比24.1%減の22百万円となりました。ハンドルは、得意先の減産影響等を継続して受けているものの、HODハンドルの増加や新車効果等により、売上は前期並みの水準を維持しました。エアバッグは、減産影響等により、減収となりました。樹脂部品は、減産や為替による減収影響を受けているものの、新車効果や金型売上の増加等により、前期並みの水準を維持しました。損益面では、減収影響等により営業利益は、前期比4.5%減の2,647百万円、経常利益は、前期比24.5%増の2,499百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として減損損失を計上した一方で、製品保証引当金戻入額及び投資有価証券売却益の計上により特別利益が増加し、2,012百万円(前期は56百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ① 日本 国内の売上高は、労務費・経費高騰分に対する販売価格転嫁の進展はあったものの、得意先の減産影響等により43,291百万円と前期に比べ2,757百万円(△6.0%)の減収となりました。セグメント利益は、合理化による収益改善はあったものの、減収、賃金上昇、取引先からの値上げ要請に応じた仕入価格の改定等のマイナス影響により1,383百万円と前期に比べ327百万円(△19.1%)の減益となりました。 また、一部の国内拠点において、市場環境の変化により、収益性が低下し、短期間での回復が困難であると判断したため、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。これに伴い減損損失393百万円を特別損失に計上しております。 ② 北米 北米の売上高は、為替換算や半導体不足に伴う得意先の減産による減収影響はあったものの、自動運転対応部品であるHODハンドルの増加や新車効果、金型売上の増加に加え、関税コスト上昇分に対する回収の一部進展等により57,019百万円と前期に比べ601百万円(1.1%)の増収となりました。セグメント利益は、関税負担や賃金上昇に加え、半導体不足に伴う急激な生産変動による生産効率の悪化のマイナス影響はあったものの、増収影響や合理化による収益改善等により608百万円と前期に比べ70百万円(13.1%)の増益となりました。 ③ 中国 中国の売上高は、日系自動車メーカーの販売苦戦の影響等により10,953百万円と前期に比べ2,880百万円(△20.8%)の減収となりました。セグメント損失は、合理化、前期の人員体制の見直し等による収益改善はあったものの、減収等により226百万円(前期は795百万円のセグメント損失)となりました。 ④ 東南アジア 東南アジアの売上高は、得意先の減産影響等により3,596百万円と前期に比べ693百万円(△16.2%)の減収となりました。セグメント利益は、合理化による収益改善等はあったものの、減収、利益率の高い車種の生産減少等のマイナス影響等により887百万円と前期に比べ438百万円(△33.1%)の減益となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、1,088百万円(△7.3%)減少し、当連結会計年度末は13,855百万円となりました。 営業活動の結果獲得した資金は2,037百万円(前年同期は6,151百万円の獲得)となりました。これは主に、減価償却費4,476百万円等の資金増加要因が、売上債権の増加2,825百万円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。 投資活動の結果使用した資金は4,254百万円(前年同期は3,593百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,350百万円等の資金減少要因が、投資有価証券の売却による収入284百万円等の資金増加要因を上回ったことによるものであります。 財務活動の結果獲得した資金は827百万円(前年同期は959百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入3,497百万円等の資金増加要因が、長期借入金の返済による支出2,997百万円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。 (4) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   43,347   △5.1 北米(百万円)   56,759   0.2 中国(百万円)   10,776   △21.0 東南アジア(百万円)   3,789   △13.5 合計(百万円)   114,673   △4.7 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比 (%)   受注残高(百万円)   前年同期比 (%) 日本   43,508   △5.0   3,751   6.2 北米   56,988   0.2   4,988   △0.6 中国   10,827   △17.9   719   △15.0 東南アジア   3,640   △12.3   298   17.3 合計   114,964   △4.2   9,758   1.1 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   43,291   △6.0 北米(百万円)   57,019   1.1 中国(百万円)   10,953   △20.8 東南アジア(百万円)   3,596   △16.2 合計(百万円)   114,861   △4.8 (注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高 (百万円)   割合(%)   販売高 (百万円)   割合(%) 日産自動車㈱   27,492   22.8   26,190   22.8 Nissan North America, Inc.   16,310   13.5   17,142   14.9 3.販売実績が総販売実績の100分の10未満の相手先については記載を省略しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項については、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。重要な見積りについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、生産活動に必要な材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要については、事業伸長・生産性向上・合理化等、企業競争力強化を目的とした投資及び事業遂行に関連した投資が主な内容であります。今後の重要な資本的支出の予定及びその調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を効率的・安定的に確保するため、営業活動から得られたキャッシュ・フローを主とし、必要に応じて金融機関からの借入等により充当しており、当社グループの資金調達については本社で一元管理しております。 また、国内金融機関において流動性の補完に対応可能な40億円のコミットメントライン契約を締結し緊急時の対応資金を確保しております。 (7) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、2024年3月期からの3年間を計画期間とする第6次中期経営計画を定め、「品質:ゼロディフェクトのやり切り」「収益:営業利益率3%」「SDGs:CO2/廃材排出量削減」を経営目標として掲げ、2026年3月期はその最終年度として、諸活動を継続しております。 また、2027年3月期については、「財務指標:営業利益率」「非財務指標:CO2排出量削減、廃材排出量削減」を経営目標の指標として掲げ、活動を推進しております。 ・品質:ゼロディフェクトのやり切り 2026年3月期は、機械・設備による品質保証、制度・仕組みによる品質保証を両軸として諸活動に取り組んでまいりました。自動運転対応部品であるHODハンドルにおける電子部品の品質問題の影響が長引いた関係で、ゼロディフェクトの達成には至っておりませんが、第6次中期経営計画の活動の成果として、製品品質は改善傾向にあります。2027年3月期においても、ゼロディフェクトの達成に向け、引き続き活動を継続してまいります。 ・収益:営業利益率3% 2026年3月期は、第6次中期経営計画の最終目標値である営業利益率3%の達成に向け、諸活動を推進してまいりました。取り組みの成果として、前中計比では一定の業績回復は図れているものの、米国の関税政策による関税負担増大、新車の集中的な立ち上げ発生による設計開発費用の一時的な増加、物価高を受けての給与見直しによる労務費増等、第6次中期経営計画の策定時には想定していなかった要因により、2026年3月期の営業利益率は2.2%と、経営目標に対し未達となりました。2027年3月期は、前述の一過性の要因の影響が継続することが見込まれる他、中東情勢の緊迫化によるエネルギー・原材料供給への懸念等の新たな課題も発生しており、非常に厳しい状況が予想されますが、新たな経営目標の下、引き続き安定した収益を確保すべく活動を強化してまいります。 ・SDGs:CO2/廃材排出量削減 当社の創立100周年である2048年目標の「CO2排出量ゼロ化」「社内廃材実質ゼロ化」達成に向け、活動を推進してまいりました。CO2排出量削減では、マグネシウム鋳造工程で使用する防燃ガスをより環境負荷の低いガスへの切り替えや太陽光発電の導入、廃材排出量削減では、製造現場における各種取り組みに加え、製品品質の改善による原材料・梱包資材のロス削減が進んだことから、目標を上回り達成しています。2048年までの目標達成に向け、引き続き活動を推進してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。