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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ムロコーポレーション

MURO CORPORATION7264 · Standard · 輸送用機器

自動車部品を中心に金属・樹脂部品をグローバルに供給。電動化部品やパワートレイン部品に強み。

概要

ムロコーポレーションは、自動車向け金属加工部品と樹脂成形部品を主力とする栃木県宇都宮市の輸送機器メーカーである。1958年に室金属工業として創業、1990年に現商号へ変更した。売上高約231億円(2026年3月期)、純資産約227億円と安定した財務基盤を持ち、北米・アジアに生産拠点を広げる。連結子会社12社・関連会社1社からなるグループを構成する。

売上の9割を占める金属関連部品事業

2026年3月期の連結売上高231億円のうち、金属関連部品事業が約205億円(88.6%)を占める。自動車用電動化部品、パワートレイン部品、操舵・制御部品、車体・空調部品などを扱い、主要顧客としてトヨタ自動車があり、全販売の13.5%を占める。国内では清原本社工場(宇都宮市)、烏山工場、菰野工場の3拠点で生産し、海外は米国(オハイオ州)、ベトナム、インドネシア、中国(湖北省)に製造子会社を持つ。国内子会社北関東プレーティングがメッキ加工を請け負い、エム・シー・アイが構内業務請負を担う。

成長を目指す樹脂関連部品事業

樹脂関連部品事業は売上高約15億円(6.5%)と規模は小さいが、新たな事業の柱として育成を掲げる。自動車・カメラ向け樹脂成形部品、医療機器関連成形部品、OA機器向けギア部品を製造する。国内子会社いがり産業、海外子会社ムロ・アジア・パシフィックが生産・販売を担う。金属部品との複合品の拡販を進め、金属事業の営業基盤を活用した提案を強化している。

その他事業:独自のねじ締め機と柑橘皮むき機

その他事業は売上高約11億円(4.9%)で、連続ねじ締め機「ビスライダー」とそのねじ連綴体、柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」を製造・販売する。これらは1986年に自社開発された独自製品で、国内外で特許を取得している。ねじ締め機は北米子会社ムロ・ノース・アメリカも販売する。さらに建築市場向けスチールハウス関連商品も国内で拡販中だが、海外は米国関税の影響で減少している。

グローバルな生産ネットワークとグループ構成

グループは日本3工場に加え、北米(ムロテック・オハイオ、ムロ・ノース・アメリカ)、アジア(ベトナム、インドネシア、タイの合弁会社、中国)に製造販売拠点を持つ。アジア地域の直接販売強化が課題である。子会社12社のうち、北関東プレーティングはメッキ、エム・シー・アイは業務請負、いがり産業は樹脂成形、ムロ・アジア・パシフィックは樹脂販売を担当する。関連会社としてタイの合弁会社スリーエムティ(タイランド)がある。

業界の中での役割はティア1サプライヤー(自動車部品メーカー)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
231億円
営業利益
12億円
営業利益率
5.2%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
車輌関連部品 事業194億円95.1%26億円13.4%
その他(注1)10億円4.9%1億円10.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

自動車用電動化部品、パワートレイン部品、操舵・制御部品、車体・空調部品などを製造販売。国内外でグローバルに展開。

主な製品・サービス4
自動車用電動化部品
EVやHV向けの電動化に伴う部品群。
パワートレイン部品
エンジンや変速機など動力伝達に関わる部品。
操舵・制御部品
ステアリングやブレーキなど操舵・制御系統の部品。
車体・空調部品
ボディや空調システム向けの部品。

02二輪・農業機械・産業機械準主力

二輪車、農業機械、産業機械向けの部品も製造販売。

主な製品・サービス1
二輪・農業機械・産業機械関連部品
二輪車、農業機械、建機などの部品。

03樹脂関連部品準主力

自動車やカメラ向け樹脂成形部品、医療機器関連成形部品、OA機器向けギア部品などを製造販売。

主な製品・サービス4
自動車及びカメラ向け樹脂成形部品
自動車内外装やカメラ筐体などの樹脂成形部品。
医療機器関連成形部品
医療機器に使用される樹脂成形部品。
OA機器向けギア部品
複写機やプリンターなどOA機器に用いるギア部品。
ビニール製品
塩ビなどのビニール製の加工品。

04精密機器副次

精密機器向け部品を製造販売。

主な製品・サービス1
精密機器関連部品
精密機器に使用される高精度な部品。

05その他その他

連続ねじ締め機、ねじ連綴体、柑橘類皮むき機などを製造販売。

主な製品・サービス3
連続ねじ締め機
ねじを連続的に供給しながら締め付ける機械。
ねじ連綴体
ねじを帯状につないだもの。
柑橘類皮むき機
柑橘類の皮を自動でむく機械。

製品と技術

自動車用金属加工部品:多様なプレス・切削部品

金属関連部品事業の中核は自動車向け精密プレス部品と切削加工部品である。電動化部品(モーター等関連)、パワートレイン部品(エンジン・変速機)、操舵・制御部品(ステアリング・ブレーキ)、車体・空調部品の4分野をカバーする。二輪車、農業機械、産業機械、精密機器向けも手掛ける。清原本社工場、烏山工場、菰野工場の国内3拠点と海外子会社が生産を分担し、トヨタをはじめとする自動車メーカーに納入する。

樹脂成形部品:自動車から医療機器まで

樹脂関連部品事業では、自動車内外装部品やカメラ向け精密樹脂成形品、医療機器向け成形部品、OA機器に用いられるギア部品を製造する。金属部品との複合化(樹脂+金属)を進め、軽量化や機能統合に対応する。子会社いがり産業(国内)とムロ・アジア・パシフィック(海外)が製造販売を担当。2026年3月期の樹脂事業売上は15億円と前年比6.2%増加した。

独自開発の連続ねじ締め機「ビスライダー」

1986年に開発した連続ねじ締め機「ビスライダー」は、ねじを連続的に供給しながら締め付ける自動機で、製造現場の作業効率を向上させる。ねじ連綴体とセットで販売し、国内では当社、海外では北米子会社ムロ・ノース・アメリカが販売する。建築分野や電子機器組立など幅広い用途がある。市場低迷や米国関税の影響で2026年3月期のその他事業売上は減少したが、グローバル拡販を基本戦略としている。

柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」

1986年に開発した柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」は、オレンジやグレープフルーツなどの皮を自動でむく業務用機械である。食品加工業者向けに販売され、国内市場で一定のシェアを持つ。当社の金属加工技術を応用して生まれた独自製品で、特許も取得している。農業機械関連の一環として位置づけられ、その他事業の一品目として継続的に販売されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車部品中堅、収益回復中

ムロコーポレーションは自動車用プレス部品・溶接部品メーカー。売上高は2025/3期226億円と前期比減収も、2026/3期は231億円へ回復見込み。営業利益率も3.54%から5.19%へ改善。同業のユニプレスやトヨタ紡織に比べ規模は小さいが、特定顧客への依存度が高い。収益性の改善が進む。

強み

  • 主要自動車メーカーとの取引歴が長く、安定受注につながっている。
  • プレス・溶接技術に定評があり、品質面で信頼。
  • 営業利益率が上昇傾向で、コスト管理が奏功。
  • 一部の自動車部品で高いシェアを有する。

課題

  • 特定顧客への依存度が高く、受注変動の影響を受けやすい。
  • EVシフトなどで部品構成が変化、対応が必要。
  • 低コストの海外メーカーとの競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がムロコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17218田中精密工業113億円9.4倍
27213レシップホールディングス109億円8.9倍
37271安永104億円4.4倍
47236ティラド90億円10.3倍
57291日本プラスト90億円4.4倍
67264ムロコーポレーション89億円11.5倍
76042ニッキ77億円7.5倍
87297カーメイト68億円21.7倍
97208カネミツ68億円9.1倍
107214GMB59億円
117409AeroEdge57億円45.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

室金属工業として創業、マレットシムで特許取得

1958年4月、東京都港区に資本金200万円で室金属工業株式会社を設立。翌1959年4月に、自動車や産業機械の調整用部品「マレットシム」を開発し、日本・米国・ドイツで特許を取得した。この製品が会社の基盤となり、自動車業界への販路を開いた。1963年にはマレットシム用自動印刷機も開発・特許取得し、部品供給の効率化を図った。

東京から栃木へ工場統合と事業拡大

1960年に蒲田工場(大田区)、1962年に大森工場を新設したが、1964年11月に栃木県那須郡烏山町に宇都宮工場(現烏山工場)を建設し、蒲田・大森両工場を統合。1972年に本社を東京都世田谷区に移転し、1988年には宇都宮市清原工業団地に清原工場(現清原本社工場)を建設、生産拠点を栃木県に集約した。1986年には柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」と連続ねじ締め機「ビスライダー」を相次いで開発し、事業の多角化を進めた。

商号変更と株式公開による資本増強

1990年3月、株式会社ムロコーポレーションに商号変更し、資本金を2億4,000万円に増資。1997年8月に日本証券業協会に店頭登録し、資本金8億9,725万円となる。2004年12月に店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2007年4月の公募増資で資本金は10億9,526万円に達した。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、現状の東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場している。

北米・アジアへ生産拠点を展開

1990年代から海外進出を開始。1993年にカナダにムロ・ノース・アメリカを設立、1998年に米国オハイオ州にムロテック・オハイオを設立。2005年にはベトナム(ムロテック・ベトナム)、2012年にインドネシア(ピーティー・ムロテック・インドネシア)を設立。また2012年11月、タイ王国に日系製造業4社の合弁でスリーエムティ(タイランド)を設立した。中国には中国湖北省に睦諾汽車部件を設けたが、現地市場の低迷で苦戦している。

品質認証取得と国内第三工場の新設

1998年10月にISO9002、2001年にISO14001、2002年にQS9000(米国子会社)、同年12月にISO9001を取得。品質管理体制を国際基準に適合させた。2008年4月、三重県菰野町に国内第3拠点となる菰野工場を新設し、金属部品の生産能力を拡大。菰野工場は主に自動車部品の加工を担う。また2002年には子会社エム・シー・アイが構内業務請負を開始し、生産効率化を図った。

EV対応と新規事業創出を掲げる現在

2026年3月期の売上高は231億円、営業利益8億円と前期比で増収増益。経営方針では営業利益率8%以上を目標に掲げ、EV化の長期的な流れに対応するため事業構成の見直しを進めている。中国拠点の早期黒字化、コスト競争力強化、自動化・合理化投資、カーボンニュートラル対応を課題とする。研究開発により既存技術を活用した新商品と長期テーマの両方を手掛け、グループシナジーを生かした成長を目指す。

年表35件を開く

1950年代

  • 1958年4月創業東京都港区芝西久保巴町に資本金200万円で室金属工業株式会社を設立
  • 1959年4月「マレットシム」を開発。日・米・独で特許を取得し、自動車及び産業機械業界向けに販売開始

1960年代

  • 1960年3月東京都大田区に蒲田工場を新設
  • 1962年3月東京都大田区に大森工場を新設
  • 1962年7月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所(現 愛知県安城市 名古屋支店)を新設
  • 1963年7月マレットシムの自動印刷機を開発・製法特許取得
  • 1964年11月M&A栃木県那須郡烏山町に宇都宮工場(現 烏山工場)を新設し、蒲田工場及び大森工場を統合
  • 1969年9月資本金を4,000万円に増資

1970年代

  • 1972年7月東京都世田谷区に本社社屋を建設、移転
  • 1973年9月資本金を6,000万円に増資

1980年代

  • 1982年3月大阪府大阪市淀川区に大阪営業所(現 大阪支店)を新設
  • 1986年2月柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」を開発
  • 1986年6月連続ねじ締め機「ビスライダー」を開発
  • 1988年8月栃木県宇都宮市の清原工業団地に清原工場(現 清原本社工場)を建設
  • 1988年9月創業栃木県真岡市に北関東プレーティング株式会社を設立

1990年代

  • 1990年3月商号変更株式会社ムロコーポレーションに商号変更し、資本金を2億4,000万円に増資
  • 1993年1月創業カナダオンタリオ州にムロ ノース アメリカ インクを設立
  • 1994年9月創業本社内に損害保険代理業を目的としたエム・シー・アイ株式会社を設立
  • 1995年3月資本金を3億7,050万円に増資
  • 1996年9月資本金を6億300万円に増資
  • 1997年8月株式を日本証券業協会に店頭登録し、資本金を8億9,725万円に増資
  • 1998年7月創業アメリカ合衆国オハイオ州にムロテック オハイオ コーポレーションを設立
  • 1998年10月「ISO9002」認証取得

2000年代

  • 2001年11月「ISO14001」認証取得
  • 2002年4月エム・シー・アイ株式会社を清原工場(現 清原本社工場)内に移転し、構内業務請負事業を開始
  • 2002年5月ムロテック オハイオ コーポレーションにて「QS9000」認証取得
  • 2002年12月「ISO9001」認証取得
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年8月創業ベトナム社会主義共和国ドンナイ省ビエンホア市(現 ドンナイ省)にムロテック ベトナム コーポレーションを設立
  • 2007年4月公募による新株式発行で、資本金を10億9,526万円に増資
  • 2008年4月三重県三重郡菰野町に国内第三拠点となる菰野工場を新設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2012年7月創業インドネシア共和国西ジャワ州にピーティー ムロテック インドネシアを設立
  • 2012年8月ムロテック ベトナム コーポレーションにて「ISO9001」認証取得
  • 2012年11月タイ王国に日系製造業4社合弁でスリーエムティ(タイランド)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,061人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は587万円で、9期前と比べて+6.7%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月986
2018年3月971
2019年3月55137.914.0958
2020年3月53338.114.31,085
2021年3月50538.014.31,122
2022年3月51738.214.51,135
2023年3月50639.115.01,167
2024年3月53240.015.91,145
2025年3月55940.516.51,09673
2026年3月58741.116.81,061113

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率65.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 7 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
清原本社工場 — 栃木県 宇都宮市1,830百万円
金属関連 部品事業 その他事業 全社(共通)
本社 工場 — 中華人民共和国湖北省1,659百万円
金属関連 部品事業
本社 工場 — 茨城県笠間市1,528百万円
樹脂関連 部品事業
菰野工場 — 三重県三重郡菰野町1,106百万円
金属関連 部品事業
本社 工場 — アメリカ合衆国オハイオ州1,079百万円
金属関連 部品事業
本社 工場 — インドネシア共和国西ジャワ州974百万円
金属関連 部品事業
烏山工場 — 栃木県 那須烏山市810百万円
金属関連 部品事業
本社 工場 — カナダオンタリオ州424百万円
その他事業
本社 工場 — ベトナム社会主義共和国ドンナイ省407百万円
金属関連 部品事業
本社 工場 — 栃木県真岡市167百万円
金属関連 部品事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    北関東プレーティング 株式会社
    栃木県真岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    エム・シー・アイ株式会社
    栃木県宇都宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    いがり産業株式会社
    茨城県笠間市
    議決権100.0%
  • 海外
    ムロ ノース アメリカ インク(注)2
    カナダ オンタリオ州
    議決権100.0%
  • 国内
    ムロテック オハイオ コーポレーション(注)2
    アメリカ合衆国 オハイオ州
    議決権100.0%
  • 海外
    ムロテック ベトナム コーポレーション(注)2
    ベトナム社会主義共和国 ドンナイ省
    議決権100.0%
  • 海外
    ピーティー ムロテック インドネシア(注)2
    インドネシア共和国 西ジャワ州
    議決権100.0%
  • 国内
    睦諾汽車部件(湖北)有限公司(注)2
    中華人民共和国 湖北省
    議決権100.0%
  • 海外
    ムロ アジア パシフィック(注)2
    タイ王国 チャオチューンサオ県
    議決権100.0%
  • 国内
    その他3社
  • 国内
    有限会社インテレクチュアル
    栃木県宇都宮市
    議決権27.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は231億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.2%、利益が+50.0%。

売上高
+2.2%
231億円
営業利益
+50.0%
12億円
純利益
+40.0%
7億円
営業利益率
5.2%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高241億円231億円
営業利益17億円12億円
純利益12億円7億円
1株あたり配当¥47¥47

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は58億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q572
2024年1Q5846.95
2024年2Q6258.14
2024年3Q6269.73
2024年4Q551
2025年2Q11343.54
2025年4Q11343.51
2026年2Q11476.11
2026年4Q11754.36
2027年1Q5811.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は153億円から231億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月153128
2014年3月166126
2015年3月1791911
2016年3月1881612
2017年3月1922419
2018年3月2012318
2019年3月2042417
2020年3月214148
2021年3月1901610
2022年3月2052013
2023年3月21883
2024年3月2372013
2025年3月2268113.55
2026年3月23112125.27

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高231億円のうち、営業利益として残るのは12億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%187億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.9%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は68億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−16−4−437
2014年3月12−162−436
2015年3月13−11−3236
2016年3月23−10−21346
2017年3月32−31−5141
2018年3月32−21−61145
2019年3月28−16−61250
2020年3月16−9−10747
2021年3月28−17131170
2022年3月17−13−15462
2023年3月11−152−463
2024年3月39−2241788
2025年3月7−14−7−776
2026年3月15−10−11568

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は303億円。このうち返さなくてよい自己資本が227億円で、自己資本比率は75.1%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月159946559.5
2014年3月1711026959.6
2015年3月1791156464.2
2016年3月1881216764.3
2017年3月2071396866.9
2018年3月2281557367.8
2019年3月2371667170.1
2020年3月2381677170.4
2021年3月2681789066.5
2022年3月2741938170.6
2023年3月2811978470.3
2024年3月32421710766.8
2025年3月3052218472.4
2026年3月3032277675.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
83億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
187億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
76億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中12位あたり、逆に低いのはROE82社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.1%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.2%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,355で、1年前と比べて+6.3%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥1,355-0.1%1ヶ月-1.2%1年+6.3%時価総額89億円
過去52週の値幅
安値¥1,222高値¥1,460

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)6.8倍
PBR0.36倍
配当利回り3.47%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1375円で、25日移動平均線(1308.16円)を5.1%上回る強い上昇。52週高値(1460円)にあと5.8%、52週安値(1190円)からは15.5%上昇。直近1日+0.9%、先月+7.9%と急伸。出来高5900株と活況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER11.6倍、PBR0.37倍、配当利回り3.37%は業界平均(PER16.2倍、PBR1.06倍、配当利回り2.82%)を下回り割安感あり。ROE3.19%と低く収益性は課題だが、直近の営業利益率改善(3.54%→5.19%)はポジティブ。配当性向29.4%と安定しているが、業績低迷が続けば配当持続性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍16.3倍
PER (予想)6.8倍
PBR0.36倍1.12倍
ROE3.2%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PBR0.37倍と割安だが、低収益性と成長鈍化が懸念。強気派は、PBRの低さから解散価値を下回る水準であり、株主還元(配当利回り3.37%)も魅力的と評価。一方、弱気派は、ROEが3.19%と低く、自動車業界の変化(EVシフト)で技術が陳腐化するリスク、顧客集中リスクを指摘。業績が横ばいで、成長ストーリーに欠ける。

プラスに働く材料7
  • PBR0.37倍の割安感

    純資産価値の3分の1以下の時価総額。バリュー投資の対象。

  • 安定配当

    配当利回り3.37%と高水準。株主還元姿勢は堅実。

  • 堅実な収益基盤

    売上高200億円超、営業利益率3~5%と安定。大幅赤字リスク低い。

  • 営業利益8→12億円と回復基調2026年3月期影響

    営業利益8億→12億円、増益率50%で収益改善

  • PBR0.37倍と大幅解散価値割れ継続影響

    PBR0.37倍は純資産の37%で割安、株主還元期待

  • 配当利回り3.4%と高水準継続影響

    配当利回り3.37%、安定した株主還元

  • 自動車生産回復で受注増加期待2027年〜2028年影響

    輸送機器需要は自動車生産に連動、回復局面入り

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    ROE3.19%と資本効率が悪く、成長性に乏しい。

  • EVシフトのリスク

    アルミホイール需要は変化する可能性。技術代替リスクもある。

  • 業績伸び悩み

    売上高はここ数年横ばい。成長ドライバー不在。

  • 売上高226億→231億と増収鈍化2026年3月期影響

    売上高226億→231億、前期比2.2%増と低成長

  • ROE3.2%と低収益性が続く継続影響

    ROE3.19%は資本コスト下回り、バリュエーション向上阻害

  • 時価総額90億円・小型株の流動性リスク継続影響

    時価総額90億円、外国人3.2%と需給薄い

  • 川上原材料コスト高騰リスク継続影響

    自動車部品原材料高騰で利益圧迫の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性のトレンドを確認。5%を超えられるか。
自動車生産台数
需要動向に直結する外部指標。
受注高
将来の売上高を占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり47で、前期から+2.2%いまの株価に対する利回りは3.47%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥47
1株あたり
配当利回り
3.47%
いまの株価に対して
配当性向
29.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3311.9
2018年3月3815.216.4
2019年3月4415.818.5
2020年3月440.032.4
2021年3月440.026.6
2022年3月440.018.0
2023年3月440.082.1
2024年3月440.031.2
2025年3月452.398.2
2026年3月462.229.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥47

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,115人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.6%を占め、残る50.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.840.942.342.743.845.3
事業法人40.540.740.939.138.338.4
金融機関15.314.313.312.512.111.2
自己株式7.77.77.77.77.77.7
外国法人3.73.32.93.53.13.1
証券会社0.60.70.62.12.71.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社インテレクチュアル25.07
02株式会社三菱UFJ銀行4.58
03室 信子4.48
04ムロコーポレーション協力企業持株会4.00
05株式会社三井住友銀行3.06
06室 弘子2.78
07室 雅文2.72
08烏山信用金庫2.20
09ムロ社員持株会2.11
10BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-04
    有限会社インテレクチュアル
    新規の大量保有報告
    25.07%
  • 2026-06-04
    有限会社インテレクチュアル
    変更報告
    25.07%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−6%、1株純資産は14期で+147%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1251,5268.76.219.1
2014年3月1051,6436.68.118.7
2015年3月1801,85410.37.213.0
2016年3月1861,9549.85.818.3
2017年3月3012,23914.46.811.9
2018年3月2852,50312.06.216.4
2019年3月2822,68810.85.718.5
2020年3月1402,7715.16.832.4
2021年3月1612,9455.68.126.6
2022年3月2233,1977.35.218.0
2023年3月483,2661.522.982.1
2024年3月2183,5886.47.131.2
2025年3月803,6532.215.098.2
2026年3月1183,7633.210.929.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額266百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
室雅文代表取締役社長58220,000
荻野目久行専務取締役 営業本部長兼 営業戦略室長666,000
藤田英貴常務取締役 管理本部長646,000
小谷俊夫常務取締役 経営企画室長552,000
伊沢浩明取締役 製造本部長531,000
大島和幸取締役 技術本部長532,000
矢野嘉行取締役 烏山工場長60
山口誉取締役 常勤監査等委員60
間中和男社外取締役 監査等委員78
藤原秀之社外取締役 監査等委員66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81567923529
取締役(社内)11782424
社外取締役3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容802字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社、子会社12社・関連会社1社により構成されており、金属関連部品、樹脂関連部品、その他の各事業で製品の製造・販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と子会社及び関連会社の当該事業に係る位置付けは次の通りであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況1.(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 1.金属関連部品事業 部品加工………………………………主要な製品は自動車用電動化部品、パワートレイン部品、操舵・制御部品、車体・空調部品、二輪・農業機械・産業機械・精密機器関連部品であります。これら製品は当社及び海外子会社ムロテック オハイオ コーポレーション、ムロテック ベトナム コーポレーション、ピーティー ムロテック インドネシア、睦諾汽車部件(湖北)有限公司が製造・販売、ムロ アジア パシフィックが販売をしております。国内子会社北関東プレーティング株式会社はメッキ加工等の製造をしております。 業務請負………………………………国内子会社エム・シー・アイ株式会社が、当社の製造工程の一部と製造間接  部門の一部の業務を請け負っております。 2.樹脂関連部品事業 部品加工………………………………主要な製品は自動車及びカメラ向け樹脂成形部品、医療機器関連成形部品、 OA機器向けギア部品、ビニール製品の加工等であります。国内子会社いがり産業株式会社、海外子会社ムロ アジア パシフィックが製造・販売をしております。 3.その他事業 連続ねじ締め機及びねじ連綴体……当社及び海外子会社ムロ ノース アメリカ インクが製造・販売をしてお ります。 柑橘類皮むき機………………………当社が製造・販売をしております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,607字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 ① 経営の基本方針 当社は、ものづくりを通して社会に貢献することが最大の使命と認識し、お客様をはじめとする全てのステークホルダーに信頼される会社を目指し、事業活動を行って参ります。 ② 目標とする経営指標 当社は、その時々の環境に見合った利益を確保すると共にグループの全体価値を高め、事業の巾を広げてグローバルに展開し、売上の拡大と適正利益の確保を目指します。近年の事業環境は、原材料価格やエネルギーコスト等の高騰、様々な要因に伴う客先の生産調整等もあり利益確保は厳しい状況ですが、8%以上の営業利益率確保を目標に事業を進めて参ります。 ③ 中長期的な会社の経営戦略 金属関連部品事業につきましては、既存客先へのさらなる浸透を基本戦略として展開して参ります。中でも、EVを含めた電動車等を中心とした製品分野への対応強化を重点課題として取り組むと共に、従来にも増して技術開発重視の「真にお客様に求められるものづくり」を目指し、問題解決型、提案型の事業展開を進めて参ります。 樹脂関連部品事業につきましては、当社の営業基盤を活用し、金属関連部品事業の既存客先や新規開拓先への提案を積極的に行い、樹脂部品単体のみならず樹脂+金属の複合部品の拡販を進め、新たな事業の柱として育てて参ります。 その他事業につきましては、既存品のグローバル市場での拡販を基本戦略として展開して参ります。ツールや新ラインナップの開発を重点課題とし、さらに次なる新商品の開発を進め、他社とのコラボレーションや産学協同事業も試行しつつ引き続き事業拡大を目指して参ります。 海外拠点につきましては、北米・アジア地域への直接販売をさらに強化するために全拠点のネットワークを活用してのさらなる拡販と企業体質強化のための活動を推進し、企業価値の向上を図って参ります。 現在、足下ではEV化の勢いが鈍化している様に思われますが、長期的には確実に進むものと考えます。当社としても、長期的には事業構成を変えて行かなければなりません。そのために、新規成長投資を積極的に進め、新規事業の創出を図って参ります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループの主要取引先であります自動車業界は、認証問題の影響が収まって比較的堅調に推移しました。これに伴い当社グループの売上も増加し、生産効率の向上及びコスト構造改善の取り組みにより利益も増加しました。 このような経営環境下における当社グループの対処すべき課題は、以下の通りであります。 ① 事業領域の拡大と見直し 脱炭素の進展に伴い、将来的には輸送用機器のEV化は進んで行くと思われます。当社では超長期のEV化進展シナリオを策定し、ICE領域に過度に依存した売上構成を見直し、新規事業の種蒔きを行い、既存事業でも新規事業でも供給製品の販売先や供給可能な製品の巾を広げる取り組みを進めて行きます。基盤となる精密プレス部品と精密樹脂成形部品の領域において、持てるリソースを最大限に活用しつつグループのシナジーを十二分に発揮して参ります。新規事業につきましては、既存技術を活用した比較的短期で商品化するものの他に、研究開発を行い長期的に商品化するものも手掛けて研究開発力を上げ、当社グループの成長につなげて行きたいと考えております。 ② 中国拠点収益改善 中国湖北省に設立しました「睦諾汽車部件(湖北)有限公司」は、コロナ禍からの船出から最近の日系各社の中国市場における販売低迷に伴う減産等も有り厳しい事業運営となっておりますが、中長期ではこれまでの損失を取り戻せるように活動を進めて行きます。中国市場において、これまでに無かった事業領域も開拓しながら中国拠点を早期に黒字化し、収益改善を進めて参ります。 ③ コスト競争力強化 条件や環境が変化する中で競合他社との競争に勝ち残って行くためには、従来の延長線上では無い現状に適したものづくりを行い、コスト競争力を向上させていく必要があります。そのための研究開発を積極的に行い、新しい技術や工法の開発により従来のやり方や考え方を見直し、変革に挑戦する活動を全社的に進めて参ります。 ④ 人材確保の取り組みと働き方の見直し 労働人口が減少して人材の確保が難しくなっています。人材確保のためには、中長期的な視野で既存人員も含めた人への投資を厚くし、働き方の見直しを行い、改善を進めていく必要があります。今後もグループ全体を通じて待遇改善と共に働き方の見直しを進め、生産性の向上を図って参ります。 ⑤ 自動化・合理化投資の推進 人材確保の取り組みと裏表になりますが、工数確保が難しくなる環境下においては、付加価値の低い機械的な単純作業、高度な判断を必要としない仕事等は出来る限り自動化・合理化・IT化を進めていく必要があります。当社グループはこれらの自動化・合理化・IT化投資を積極的に行い、人材が付加価値の高い仕事に従事できる環境づくりを進めて参ります。またこれからはAIを積極的に活用し、業務効率化を全社的に広げて参ります。 ⑥ 変動に合わせた稼働対応 自動車各社では様々な要因により生産調整が繰り返されており、当社でもこの変動に対応していく必要があります。今後はイラン情勢が生産に及ぼす影響が不透明であり、どのような調整が発生するかは未知数ですが、どのような場合でも臨機応変に対応し、適正工数確保と平準化生産によりしっかりと対応して参りたいと考えます。 ⑦ カーボンニュートラルへの対応 我が国の2050年炭素排出量実質ゼロ目標を達成するため、当社でも事業活動におけるカーボンニュートラル実現のための取り組みを進めております。当社の主力事業では、大型プレス機や熱処理炉等の様々な設備を稼働させる必要があるため、カーボンニュートラル実現のハードルは非常に高いと認識しておりますが、工場敷地内に太陽光発電設備の増設を進めると共にグリーンエネルギーの購入や客先との協業活動を行っており、今後も引き続き他社事例や技術動向等を参考に活動を推進して参ります。また、新規事業であるMGGP(ムログループグリーンプロジェクト)を通じ、脱炭素関連製品の開発・販売も積極的に進めており、今後も強化して行きたいと考えております。
事業等のリスク2,473字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)海外での事業展開リスクについて 当社グループの生産及び販売活動につきましては、北米やアジア等、日本国外に占める割合が高まる傾向にあります。そのため当社グループが進出している国や地域において、予測不能な自然災害やテロ、戦争、その他の要因による社会的混乱、労働災害、ストライキ、疫病等の事象により事業の遂行に問題が生じる可能性があります。そのような場合には、海外事業の立上げや運営、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)特定産業への依存度が高いことへのリスクについて 当社グループは独立系の自動車部品メーカーであり、特定の顧客への依存度は高くはありませんが、自動車産業への依存度は高くなっています。したがいまして、当社グループの業績は国内及び海外の日系自動車メーカーの自動車生産台数の増減に影響を受けます。また、当社グループが供給している部品群は内燃機関と変速機を動力・伝達機構とする従来型(ハイブリッド車含む)の車両向けが主力であるため、動力・伝達機構が内燃機関を有さないモーターと、変速機を必要としない減速機のみによる駆動等に変更された場合、自動車の生産台数は減少せずとも部品構成の変更に伴う影響を受けます。この対応として、EV化が進んでも残る部品や自動車向け以外の部品の獲得、新規事業の立ち上げ等を進めております。また、樹脂部品事業につきましても主要な事業領域は自動車部品となりますが、こちらは動力・伝達系以外の部品が多く、医療等の異分野にも販売を行っているため、これらの売上を増やすことによって事業の多様化につなげていきたいと考えております。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 当社グループの売上高(千円)   23,655,968   22,590,057   23,143,572 金属関連部品事業売上高(千円)   20,577,227   19,944,499   20,488,058 金属関連部品事業売上比率(%)   87.0   88.3   88.5 (3)在庫リスクについて 当社グループは独立系自動車部品メーカーとして、国内完成車メーカー11社との直接取引をはじめ多くのユニットメーカーと取引を行っております。当社での生産におきましては、客先の生産計画に基づく、週・旬・月単位での内示情報と過去の流動傾向を基にした見込生産がかなりの部分を占めております。当社グループと致しましては、より正確な情報を得て見込みが大きく狂わないように努力致しておりますが、見込生産量と実際の受注量に大きな差異が生じた場合には、過剰在庫となって業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)為替変動リスクについて 当社グループの業績及び財務状況は、為替の変動によって影響を受けます。為替変動は当社グループの外貨建取引から発生する資産及び負債の日本円換算に影響を与えます。また、為替変動は、外貨建で取引されている製品の価格及び売上高の日本円換算に影響を与えます。これにより、当社グループの競争力にも影響し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 現在歴史的な円安が続いていますが、円安による当社グループへの影響は基本的にプラス方向となります。しかしながら、為替が円安から円高へ急激に変化した場合には、外貨建て資産の換算損が発生しますので、今後も為替相場を見ながら資産調整を行って参ります。 (5)品質リスクについて 当社グループは、客先からの厳しい品質要求に応えるべく品質保証体制を確立し、常に品質向上に努めております。しかしながら、それでも製造工程等で品質不具合が発生・流出して大きなクレーム等に発展した場合には、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (6)市況変動リスクについて 当社グループの金属関連部品の主要材料である普通鋼・特殊鋼や非鉄材料、樹脂関連部品の主要材料である樹脂の調達価格は、市場の取引市況に大きく左右されます。生産に必要な消耗品類につきましても、原油やその他の原材料市況に影響を受けるものが多くあります。昨今の資源高と歴史的な円安、労働力不足等もあり、モノの値段は上昇する傾向にあります。市況変動により当社グループの調達価格が大きく変動した場合や鉄などのスクラップ価格が大きく変動した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 主要材料である鉄鋼・樹脂等の調達価格上昇に対しては、客先への売価反映交渉をして回収する様にしておりますが、客先各社の対応も様々であり、全額回収が難しい客先や回収期間が遅れる客先があります。主要材料以外でも、消耗品や副資材、電力・ガス、労務費等の価格上昇分の転嫁を客先各社と交渉し、ある程度は回収出来ております。客先によっては満額回収が難しいのが現状ですが、粘り強く交渉を行い、適正な費用回収が出来るように努めて参ります。 (7)自然災害その他のリスクについて 地震・洪水等の自然災害や火災等の事故、感染症等の蔓延によるサプライチェーンの寸断等の社会的混乱が発生した場合、事業活動の停止や機会損失、復旧のための費用負担等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。この度のイラン情勢悪化に伴うサプライチェーンの崩壊はまさにこのリスクが現実化した形ですが、これらのリスクにつきましても日頃から出来る備えはしっかりと行って発生時の影響を低減出来る様にし、現実化した場合にはその時々の情勢に臨機応変に対応する事によって影響低減に努めて参ります。
経営成績の分析 (MD&A)5,756字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当連結会計年度における世界経済は、地政学リスクの拡大によるエネルギー資源の安定供給等が深刻な問題となり、加えて主要国の金融政策の変動や保護主義的な通商政策の動きの高まりにより、先行き不透明な状況が続きました。加えて、米国を中心とした政策の変化は為替や貿易環境に影響を及ぼし、グローバルな経済活動において不確実性が高まりました。 国内経済においては、円安基調の継続を背景とした輸出関連産業の下支えが見られた一方で、エネルギー・原材料価格の上昇や物価高の影響が企業収益及び個人消費に影響を及ぼしました。また、インバウンド需要の回復により非製造業は一定の回復を見せたものの、製造業においては外需の変動や供給制約の影響を受け、総じて力強さを欠く状況となりました。 当社グループが属する自動車業界におきましては、前年までの認証問題の影響が収まり比較的堅調に推移しましたが、中国を中心とした市場競争の激化や市場環境の変化に伴う戦略変更とそれに伴う体制の見直しによる調整、サプライチェーンにおける制約の影響等により、厳しい環境が継続しました。 このような経営環境のもと当社グループの売上高は、23,143百万円(前年同期比2.5%増)となりました。営業利益につきましては、生産効率の向上及びコスト構造改善の取り組みを進め、1,239百万円(前年同期比64.1%増)となりました。経常利益につきましては、米国子会社がコロナ禍時に受給した補助金の返還損等457百万円を計上しましたが、為替差益252百万円等も有り、1,205百万円(前年同期比13.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、714百万円(前年同期比46.9%増)となりました。 当連結会計年度における報告セグメントの業績は、次の通りであります。 ① 金属関連部品事業 当連結会計年度の当事業の売上高は、20,488百万円(前年同期比2.7%増)と増加しました。中国・東南アジア市場での日系メーカーの苦戦や半導体供給問題等も有りましたが、前年までの認証問題の影響も収まった事等により増加しました。 ② 樹脂関連部品事業 当連結会計年度の当事業の売上高は、1,514百万円(前年同期比6.2%増)と増加しました。金型売上と新規客先への樹脂成形品売上が増加した事等により、増加しました。 ③ その他事業 当連結会計年度の当事業の売上高は、1,141百万円(前年同期比6.4%減)となりました。国内はスチールハウス市場の物件増加と建築市場の新規販売により増加しましたが、海外は市場低迷と米国の関税政策の影響から減少し、全体としても減少しました。 (2)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ203百万円減少し、30,289百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ872百万円減少し、7,550百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ669百万円増加し、22,738百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、770百万円減少し6,800百万円(前年同期比10.2%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,523百万円(前連結会計年度は677百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,197百万円、減価償却費1,368百万円、売上債権の増加額191百万円、仕入債務の減少額1,201百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,041百万円(前連結会計年度は1,392百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入196百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出801百万円、定期預金の預入による支出524百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,095百万円(前連結会計年度は705百万円の使用)となりました。これは主に配当金の支払額277百万円、短期借入金の純増減額300百万円の減少によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 金属関連部品事業(千円)   19,814,818   102.8 樹脂関連部品事業(千円)   1,362,886   92.1 報告セグメント計(千円)   21,177,705   102.0 その他事業(千円)   964,801   99.1 合計(千円)   22,142,506   101.9 (注) 金額は販売価格によっております。 (2) 受注状況 当社グループは受注より出荷までの期間が極めて短いため、得意先の生産計画に基づく週単位、旬単位、月単位での内示情報と、過去の流動傾向を基にした見込生産を行っているため、該当事項はありません。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 金属関連部品事業(千円)   20,488,058   102.7 樹脂関連部品事業(千円)   1,514,021   106.2 報告セグメント計(千円)   22,002,079   103.0 その他事業(千円)   1,141,492   93.6 合計(千円)   23,143,572   102.5 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) トヨタ自動車株式会社   3,014,164   13.3   3,115,722   13.5 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下の通りであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。そのため、実際の業績や財務状況は記載予想とは異なる可能性があります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計上見積りが必要な費用につきましては、合理的な基準に基づき見積りをしております。 (2) 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ① 財政状態の分析 流動資産は、現金及び預金の減少151百万円がありましたが、受取手形及び売掛金の増加284百万円、商品及び製品の増加129百万円により前連結会計年度末と比較して311百万円増加し16,669百万円となりました。 固定資産は、投資有価証券の増加238百万円がありましたが、有形固定資産の減少517百万円により、前連結会計年度末と比較して514百万円減少し13,619百万円となりました。 以上の結果、資産合計は前連結会計年度末と比較して203百万円減少し30,289百万円となりました。 負債につきましては、未払金の増加658百万円がありましたが、電子記録債務の減少1,209百万円、短期借入金の減少300百万円により前連結会計年度末と比較して872百万円減少し7,550百万円となりました。 純資産につきましては、22,738百万円と前連結会計年度末と比較して669百万円の増加となりました。これは配当金の支払277百万円がありましたが、その他有価証券評価差額金297百万円増加、親会社株主に帰属する当期純利益の計上714百万円によるものです。 ② 経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度における売上高は23,143百万円(前連結会計年度比553百万円・2.5%増)、営業利益は1,239百万円(前連結会計年度比484百万円・64.1%増)、経常利益は1,205百万円(前連結会計年度比143百万円・13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は714百万円(前連結会計年度比227百万円・46.9%増)となりました。 売上に関しましては、当社グループの主要取引先であります日系自動車業界の当連結会計年度における国内生産台数が8,477千台(前連結会計年度比8千台・0.1%増)と横這いだったのに対し、1~12月の海外生産台数が16,350千台(前連結会計年度比△126千台・0.8%減)と減少し、これらを合算した全世界生産台数も24,827千台(前連結会計年度比△117千台・0.5%減)と減少しましたが、材料費や労務費、エネルギーコストやその他経費の価格転嫁を進めた事と、好調だった客先の売上が増加した事等により、2.5%増加しました。利益に関しましては、売上増加と業務改善等の効果により、営業利益は64.1%増加しました。営業外では海外子会社で大きな損失が出ましたが、期末に円安に振れたこともあり、経常利益は13.5%増加しました。結果、親会社株主に帰属する当期純利益は46.9%増加しました。 現金及び現金同等物の期末残高の推移 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 現金及び現金同等物の期末残高(千円)   6,340,386   8,832,951   7,571,318   6,800,619 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、(業績等の概要)(3) キャッシュ・フローに記載の通りであります。また、キャッシュ・フロー関連指標の推移は以下の通りであります。 キャッシュ・フロー関連指標の推移 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   75.5   381.8   117.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   55.9   10.2   33.2 (注) 1.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー 2.インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※ 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループでは、売上高の大半を車両関連部品が占めています。従いまして、当社グループの売上は自動車生産台数と生産される車種及びその生産地域の影響を強く受けます。 当社グループは鉄鋼材料を使用した製品を多く供給しており、鉄鋼市況や鉄スクラップ市況の影響を強く受けます。 近年では海外子会社の売上や利益が連結に占める割合が増加傾向にあり、為替変動による影響を受けます。 (4) 経営戦略の現状と見通し 当社グループは様々な客先とお取引をさせて頂いており、このことは個社事情による業績の変動を和らげて安定させる要素になり、強みであると考えております。この戦略については、今後も基本路線として堅持していくものでありますが、客先の多さが安定性をもたらす一方で、それ故に経営効率を落としている面もあります。このことについては、各々の客先との取引規模や将来性、全体像等を勘案しながら常に見直しをかけております。 当社グループの金属関連部品事業の競争力の源は、製品の具現化力と量産化力の高さにあると考えています。逆に言えば、簡単に形に出来てすぐに良品が量産出来るような製品では、当社グループの強みが十分に発揮出来ません。現状でも当社グループが競争力を有している製品は高難度部品、高付加価値部品でありますが、この戦略を踏襲しつつさらに深掘りし、現在手掛けていないような形状、加工、分野の製品にも挑戦していきたいと考えており、そのための研究開発についても引き続き注力していく所存であります。また、当社グループの金属関連部品事業の海外生産工場は、米国、ベトナム、インドネシア、中国の4拠点となります。当社グループと致しましては、海外拠点を最大限有効活用しつつグローバルでの生産・供給体制を武器にビジネスを拡大させて参る所存であります。 当社グループの樹脂関連部品事業につきましては、樹脂のみでなく樹脂+金属の複合的な部品の供給にも力を入れ、高付加価値部品戦略を展開していきたいと考えております。非自動車分野や高難度品、さらに樹脂+金属という複合部品も対応出来るようになれば、さらに付加価値の高い製品を開発、提案することが可能になると考えますので、シナジー効果をしっかり出せるように連携を密にして参ります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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