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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

武蔵精密工業

MUSASHI SEIMITSU INDUSTRY CO.,LTD.7220 · Prime · 輸送用機器

自動車の駆動・操舵・懸架系を支える精密鍛造・機械加工部品のスペシャリスト。

概要

武蔵精密工業は、自動車用精密鍛造部品の専業メーカーである。1938年に東京で創業し、現在の本社は愛知県豊橋市。主力製品はデファレンシャルギヤアッセンブリィや等速ジョイントなどパワートレイン・サスペンション部品で、本田技研工業を筆頭顧客とする。2026年3月期の連結売上高は3,472億円、従業員数は12,227人。日本、米州、アジア、中国、欧州に37社の子会社を擁し、グローバルに生産拠点を展開する。

四輪と二輪を柱とする事業構成

武蔵精密工業の事業は大きく四輪車向けと二輪車向けに分かれる。四輪車向けはパワートレイン部品(PT)とリンケージ&サスペンション部品(L&S)の二部門で構成される。PT部門ではプラネタリィギヤアッセンブリィ、デファレンシャルギヤアッセンブリィ、ベベルギヤ、リングギヤ、カムシャフトなどを手がける。L&S部門ではサスペンションアームアッセンブリィ、ステアリングボールジョイントなどを製造する。二輪車向けはトランスミッションギヤアッセンブリィやカムシャフト、駆動系部品が主体である。同社の製品は内燃機関車(ICE)だけでなく、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(BEV)の駆動系にも対応している。

5地域にまたがるグローバルな生産体制

同社は日本、米州、アジア、中国、欧州の5地域に生産拠点を配置する。日本国内には植田工場、鈴鹿工場、鳳来工場、明海工場、能登工場などがあり、九州武蔵精密や武蔵キャスティングを連結子会社に持つ。米州では米国ミシガン州、カナダ、メキシコ、ブラジルに子会社を有し、米州セグメントの売上高は111,006百万円(2026年3月期)と全地域で最大である。アジアではタイ、インドネシア、インドに、中国では中山、南通、天津に会社を配置。欧州はハンガリー、ドイツ、スペインに製造子会社を持ち、売上高84,920百万円を計上する。拠点の多くは主要顧客である本田技研工業の生産拠点近くに立地する。

本田技研工業との密接な資本・取引関係

武蔵精密工業の最大の特徴は、本田技研工業との強い結びつきである。1987年2月、本田技研工業は同社の発行済株式総数の20.1%を取得し、以後継続して主要株主であり続けている。取引関係は1956年に始まり、当初は二輪車部品(カムシャフト・ギヤ)の供給からスタートした。その後四輪車向け部品へ拡大し、現在では本田技研工業が全セグメントにわたる主要顧客である。有価証券報告書でも「継続的で緊密な事業上の関係にあるその他の関係会社」と位置づけられている。この関係により、同社は本田のグローバル生産拡大に合わせて海外進出を進めてきた。

2026年3月期の収益と課題

2026年3月期の連結売上高は3,472億円(前期比横ばい)、営業利益は205億円(同4.1%増)であった。しかし、構造改革費用の計上により親会社株主に帰属する当期純利益は13億円(同83.8%減)と大幅に減少した。セグメント別では、米州が売上高1,110億円で最大だが利益は59億円と前年比6.6%減。アジアは売上高807億円、利益96億円と堅調。中国は日系車販売低迷の影響で売上高291億円と7.8%減となったが、費用管理により利益は倍増の11億円。欧州は市場低迷が続くものの、コスト改善で営業損失から2.9億円の利益に転換した。同社は収益性改善を経営課題とし、選択と集中を進めている。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(パワートレイン、シャシー部品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,472億円
営業利益
205億円
営業利益率
5.9%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
PT事業2,171億円62.5%
2輪事業984億円28.3%
L&S事業317億円9.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車(四輪)主力

四輪車向けにパワートレイン部品(ギヤ類)やサスペンション・ステアリング部品(アーム、ジョイント)を供給。本田技研工業が主要顧客。

主要顧客本田技研工業株式会社

主な製品・サービス4
プラネタリィギヤアッセンブリィ
自動変速機などに用いられる遊星歯車機構の組立品。
デファレンシャルギヤアッセンブリィ
左右輪の回転差を吸収する差動歯車機構の組立品。
サスペンションアームアッセンブリィ
車体と車輪を連結し、タイヤの動きを制御する部品。
ステアリングボールジョイント
操舵機構に用いられる球面継手。

02二輪車準主力

二輪車向けにトランスミッションギヤ、カムシャフト、駆動系部品などを供給。本田技研工業との関係が強い。

主要顧客本田技研工業株式会社

主な製品・サービス2
二輪車用トランスミッションギヤアッセンブリィ
変速機の歯車組立品。
二輪車用カムシャフト
エンジンのバルブ開閉を制御する軸。

製品と技術

差動歯車機構の中核:デファレンシャルギヤアッセンブリィ

デファレンシャルギヤアッセンブリィは、同社の四輪車用パワートレイン部門を代表する製品である。左右の駆動輪の回転差を吸収しながら動力を伝達する差動歯車機構の組立品で、自動車の走行安定性に不可欠な部品である。同社は冷間鍛造技術を活かしてギヤを高精度に成形し、軽量化と高強度を両立させている。この製品は世界トップシェアを誇るとされ、多くの完成車メーカーに採用されている。特に本田技研工業向けの供給量が多く、同社の売上の大きな部分を占める。近年ではHEVやBEVに対応したデファレンシャルも開発・量産しており、電動化時代にも対応する。

自動変速機の要:プラネタリィギヤアッセンブリィ

プラネタリィギヤアッセンブリィは、自動変速機(AT)やハイブリッド用変速機に使用される遊星歯車機構の組立品である。サンギヤ、プラネタリギヤ、リングギヤの3要素で構成され、複数の変速段を実現する。同社はこのアッセンブリを高精度で製造し、低騒音・高効率を実現している。製品は主に前輪駆動車用の横置きATや、HEV用のe-CVTに組み込まれる。同社のプラネタリィギヤは、本田技研工業の多段ATやハイブリッドシステムに広く採用されている。また、EV向けの減速機用ギヤ(リダクションギヤ)の生産も手がけており、電動ドライブユニットへの展開を進めている。

リンケージ&サスペンションの要:アームとボールジョイント

同社のL&S(リンケージ&サスペンション)部門では、サスペンションアームアッセンブリィやステアリングボールジョイントを主力製品とする。サスペンションアームアッセンブリィは、車体と車輪を連結し、タイヤの上下動を制御する部品である。アルミニウムや鋼材を鍛造・加工して製造し、軽量かつ高剛性な特性を持つ。ステアリングボールジョイントは操舵機構に用いられる球面継手で、ハンドル操作を確実にタイヤに伝える役割を果たす。これらの製品は、乗り心地や操縦安定性に直接影響するため、高い信頼性が求められる。同社は1967年のホンダNシリーズ用ボールジョイント製造開始以来、この分野で長年の実績を持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車向け精密部品で国内首位級、内需依存度高め

自動車部品市場では、トヨタ紡織やユニプレスと同業とされるが、精密機械部品に特化する点で差別化している。近年の売上は約3,500億円でほぼ横ばいであり、業界内で中位に位置する。営業利益率は5%台後半で、競合他社と同水準だが、海外展開の遅れが課題。国内自動車メーカーへの依存が強く、内需変動の影響を受けやすい構造だ。

強み

  • 高精度な機械部品の加工技術を有し、自動車メーカーからの信頼が厚い。
  • 特定部品で国内首位級のシェアを確保し、安定した受注基盤を持つ。
  • 売上高は横ばいながらも、利益率は5%超を維持し、財務体質は健全。
  • 主要自動車メーカーとの長期取引を構築し、安定した需要が見込める。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場であるアジアでのシェア拡大が急務。
  • 国内自動車市場の縮小リスクを抱え、需要変動の影響を受けやすい。
  • 営業利益率は5%台で頭打ちとなり、コスト削減や高付加価値化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字が武蔵精密工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13186ネクステージ2,596億円14.5倍
27313テイ・エス テック2,296億円30.7倍
37296エフ・シー・シー2,212億円11.0倍
45393ニチアス2,105億円20.0倍
55186ニッタ1,947億円13.6倍
67220武蔵精密工業1,907億円151.5倍
76966三井ハイテック1,815億円53.2倍
87970信越ポリマー1,814億円18.0倍
96632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
109882イエローハット1,529億円12.9倍
116486イーグル工業1,500億円13.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

航空部品から始まった創業期(1938~1945年)

武蔵精密工業の起源は1938年4月、大塚美春が東京都品川区戸越に創業した個人経営の大塚製作所である。当時は航空発動機用気化器の部分品を製造販売していた。1944年1月には法人化し、資本金250千円で大塚航空工業株式会社を設立。本社は東京都北多摩郡武蔵野町に置かれた。第二次世界大戦終戦後の1946年10月、本社を愛知県豊橋市大崎町に移転し、商号を武蔵産業株式会社に変更した。この移転は、戦後の航空機産業の消失を受けた事業転換の第一歩であった。

ミシン部品から二輪車部品への転換(1947~1967年)

戦後、同社は1947年4月からミシン部品(天秤カム・送りカム)の製造に転換した。1956年9月、本田技研工業との取引を開始し、カムシャフトやギヤなど二輪自動車部品の製造を始める。これが後の飛躍の契機となる。1962年7月には久保田鉄工(現クボタ)との取引も開始。1963年9月、商号を武蔵精密工業株式会社に変更した。1964年2月、豊橋市植田町に植田工場を新設し、冷間鍛造部門に進出。1967年4月にはホンダNシリーズ向けボールジョイント及びエンジン部品の生産を始め、ミシン部品製造を打ち切った。同日をもって二輪・四輪車部品専業メーカーへの転換が完了した。

生産拠点の拡充と冷間鍛造技術の深耕(1964~1982年)

同社は1960年代から1970年代にかけて国内生産拠点を相次いで新設した。1965年6月に三重県鈴鹿市に鈴鹿工場、1969年9月に愛知県新城市に鳳来工場を建設。1974年12月には熊本県に本田技研工業との合弁で九州武蔵精密を設立した。1982年8月には豊橋市明海町に明海工場(現第一明海工場)を新設。これらの工場では冷間鍛造技術を軸に、ギヤやカムシャフト、ボールジョイントの量産体制を構築した。1978年7月には米フォード社とのボールジョイント取引を開始し、海外顧客への販路を広げた。

海外生産拠点の立ち上げとグローバル化(1980~2000年)

1980年8月、米国ミシガン州にムサシユーエスエー(現ムサシオートパーツミシガン)を設立し、初の海外生産拠点を確保。1987年12月にはタイに合弁でムサシオートパーツカンパニー・リミテッドを設立。1993年7月には英国サウスウエルズにティーエーピーマニュファクチャリング(現ムサシオートパーツユーケー)を設立。1996年3月にはインドネシアに、1997年6月にはカナダに、1998年3月にはブラジルに相次いで子会社を設立した。1999年10月には米国サウスカロライナ州にも工場を新設。2000年2月にはハンガリーに進出し、欧州生産拠点を構築した。この20年で同社は真のグローバル部品メーカーへと変貌を遂げた。

品質認証の取得と株式公開(1996~1998年)

グローバル展開と並行して、同社は品質管理体制の国際認証を取得した。1996年4月にISO9001、1998年8月にISO14001、1999年5月にQS9000の認証を取得。これらの認証は自動車メーカーからの要求に対応するものであり、取引拡大の基盤となった。1998年12月、日本証券業協会に店頭登録(現在のJASDAQ)を行い、株式を公開した。また1996年1月には九州武蔵精密の発行済株式を100%取得し完全子会社化するなど、グループ体制の強化も進めた。

電動化対応と新エネルギー事業への挑戦(2025~2026年)

2020年代後半、同社は自動車の電動化シフトに対応するため、BEVやHEV向け部品の受注拡大に取り組んだ。2025年10月には東京オフィスを開設し、戦略立案機能を強化。同年12月には米国テキサス州にオースティンR&Dセンターを開設した。また、新たな成長の柱としてEnergy Solution事業を育成。AIデータセンター向けのハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)の供給体制強化を進め、山梨県北杜工場の能力拡大と南アルプス市での新工場建設を推進した。一方、欧州市場では生産能力の適正化と拠点再編を柱とする構造改革を決定し、安定的な収益体質への転換を図っている。

年表33件を開く

1930年代

  • 1938年4月創業大塚美春が東京都品川区戸越に個人経営で大塚製作所を創業、航空発動機用気化器の部分品の製造販売開始

1940年代

  • 1944年1月創業個人経営を法人化し、資本金250千円で東京都北多摩郡武蔵野町に大塚航空工業株式会社を設立
  • 1946年10月商号変更終戦後、本社を愛知県豊橋市大崎町に移転、商号を武蔵産業株式会社に変更
  • 1947年4月ミシン部品製造に転換、天秤カム・送りカム等を製造販売

1950年代

  • 1956年9月本田技研工業株式会社と取引開始、カムシャフト・ギヤなど2輪自動車部品の製造開始

1960年代

  • 1962年7月久保田鉄工株式会社(現 株式会社クボタ)と取引開始
  • 1963年9月商号変更商号を武蔵精密工業株式会社に変更
  • 1964年2月愛知県豊橋市植田町に植田工場を新設、冷間鍛造部門に進出
  • 1965年6月三重県鈴鹿市平田町に鈴鹿工場を新設
  • 1966年1月本社を愛知県豊橋市植田町に移転
  • 1967年4月ホンダNシリーズのボールジョイント及びエンジン部品の製造開始、ミシン部品製造打ち切り
  • 1968年9月川崎重工業株式会社と取引開始、カムシャフトを受注
  • 1969年9月愛知県新城市長篠に鳳来工場を新設

1970年代

  • 1974年12月熊本県球磨郡錦町に本田技研工業株式会社との合弁で九州武蔵精密株式会社(現 連結子会社)を設立
  • 1978年7月フォード社とボールジョイント取引開始

1980年代

  • 1980年8月アメリカ ミシガン州にムサシユーエスエー・インコーポレーテッド(現 連結子会社 ムサシオートパーツミシガン・インコーポレーテッド)を設立
  • 1982年8月愛知県豊橋市明海町に明海工場(現 第一明海工場)を新設
  • 1987年2月本田技研工業株式会社が当社の発行済株式総数の20.1%を取得
  • 1987年12月タイ パツムタニにエー・ピーホンダカンパニー・リミテッド、他3社との合弁でムサシオートパーツカンパニー・リミテッド(現 連結子会社)を設立

1990年代

  • 1991年3月石川県羽咋郡志賀町の能登中核工業団地に能登工場を新設
  • 1993年3月ムサシ梱包運輸株式会社の発行済株式総数の100%を取得
  • 1993年7月イギリス サウスウエルズにティーエーピーマニュファクチュアリング・リミテッド(現 非連結子会社 ムサシオートパーツユーケー・リミテッド)を設立
  • 1996年1月九州武蔵精密株式会社の発行済株式総数の100%を取得
  • 1996年3月インドネシア ブカシにピーティー・フェデラルモータースとの合弁でピーティー・ムサシオートパーツインドネシア(現 連結子会社)を設立
  • 1996年4月ISO9001の認証取得
  • 1997年6月カナダ オンタリオ州にムサシオートパーツカナダ・インコーポレーテッド(現 連結子会社)を設立
  • 1998年3月ブラジル イガラスのモトギアノルテインダストリア・デ・エングレナジェンズ・リミターダ(現 連結子会社 ムサシドブラジル・リミターダ)に資本参加
  • 1998年8月ISO14001の認証取得
  • 1998年12月日本証券業協会店頭登録
  • 1998年12月M&Aモトギアノルテインダストリア・デ・エングレナジェンズ・リミターダ(現 連結子会社 ムサシドブラジル・リミターダ)を子会社化
  • 1999年5月QS9000の認証取得
  • 1999年10月創業アメリカ サウスカロライナ州にムサシサウスカロライナ・インコーポレーテッドを設立

2000年代

  • 2000年2月ハンガリー エルチにムサシハンガリーマニュファクチャリング・リミテッド(現 連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    多様なパワートレインで収益基盤強化

    ICE・HEV・BEV全パワートレイン領域で強みを活かし、4輪事業ではリンケージ&サスペンション事業の高機能品受注拡大、2輪事業では東南アジア・インドでの成長とEV駆動ユニット拡販を加速する。

  2. 02

    AIデータセンター向けHSC事業の育成

    生成AI普及に伴い需要拡大するハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)について、北杜工場の能力拡大と南アルプス新工場建設により2027年以降の本格需要に備え、Energy Solution事業を新たな成長柱に育てる。

  3. 03

    マーケットドリブンへの商品戦略転換

    技術起点のプロダクトアウトから、市場変化と顧客ニーズ起点のマーケットドリブンへ転換。提案力・コスト・スピードを磨き、グローバル競争力を強化する。

  4. 04

    AI・デジタルによる業務変革

    業務自動化やエンジニアリングチェーン連動化を推進し意思決定を高速化。従業員が創造的業務に注力できる環境を整え、データ利活用で新価値を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は701万円で、9期前と比べて+11.3%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は17.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月12,493
2018年3月12,595
2019年3月63039.515.212,990
2020年3月62139.915.512,853
2021年3月59840.315.512,868
2022年3月61240.616.012,832
2023年3月62640.716.212,957
2024年3月65241.616.812,830
2025年3月68542.017.212,420159
2026年3月70142.317.212,227168

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社37(国内 13 / 海外 24) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び工場 — カナダ オンタリオ151億円
米州
本社及び工場 — 山梨県北杜市138億円
日本
バンガロール工場 — インド カルナータカ9,364百万円
アジア
本社及び工場 — 中国 広東8,984百万円
中国
ボッケナウ工場 — ドイツ ラインランド・プファルツ7,040百万円
欧州
本社及び工場 — メキシコ サンルイスポトシ6,172百万円
米州
本社及びバワル工場 — インド ハリアナ6,115百万円
アジア
本社及び工場 — アメリカ ミシガン5,194百万円
米州
本社及び植田工場 — 愛知県豊橋市5,044百万円
日本
本社及び工場 — 中国 江蘇4,309百万円
中国
ほか21件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    九州武蔵精密 株式会社(注)1
    熊本県 球磨郡錦町
    議決権100.0%
  • 国内
    武蔵キャスティング株式会社
    京都府 福知山市
    議決権100.0%
  • 国内
    武蔵エナジーソリューションズ株式会社
    山梨県 北杜市
    議決権100.0%
  • 国内
    Musashi AI株式会社
    愛知県 豊橋市
    議決権51.0%
  • 国内
    武蔵ワイヤード株式会社
    新潟県 三条市
    議決権60.0%
  • 国内
    ムサシオートパーツミシガン・インコーポレーテッド(注)1
    アメリカ ミシガン
    議決権89.5%
  • 海外
    ムサシオートパーツカナダ・インコーポレーテッド(注)1
    カナダ オンタリオ
    議決権100.0%
  • 海外
    ムサシオートパーツメキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(注)1
    メキシコ サンルイスポトシ
    議決権100.0%
  • 海外
    ムサシドブラジル・リミターダ(注)1
    ブラジル ペルナンブコ
    議決権74.9%
  • 海外
    ムサシダアマゾニア・リミターダ(注)1
    ブラジル アマゾナス
    議決権100.0%
  • 海外
    Musashi AIノースアメリカ・インコーポレーテッド(注)1、2
    カナダ
    議決権80.9%
  • 国内
    ムサシエナジーソリューションズ ノースアメリカ・インコーポレーテッド
    アメリカ ミシガン
    議決権100.0%
残りのグループ会社25社を開く
  • ムサシオートパーツカンパニー・リミテッド(注)1タイ パツムタニ82%
  • ピーティー・ムサシオートパーツ インドネシア(注)1インドネシア ブカシ80%
  • ムサシオートパーツインディア・プライベートリミテッド(注)1インド ハリアナ100%
  • ムサシオートパーツベトナムカンパニー・リミテッド(注)1ベトナム フンイエン100%
  • 武蔵精密汽車零部件(中山)有限公司(注)1、2中国 広東100%
  • 武蔵精密汽車零部件(南通)有限公司(注)1、2中国 江蘇100%
  • 武蔵精密企業投資(中山)有限公司(注)1中国 広東100%
  • 武蔵汽車零部件(天津)有限公司(注)1、2中国 天津100%
  • ムサシボッケナウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)1、2ドイツ ラインランド・プファルツ100%
  • ムサシバートゾーベルンハイム・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)2ドイツ ラインランド・プファルツ100%
  • ムサシリュッホ・ゲーエムベーハー(注)2ドイツ ラインランド・プファルツ100%
  • ムサシハンミュンデンホールディング・ゲーエムベーハー(注)1、2ドイツ ニーダーザクセン100%
  • ムサシハンミュンデンフォージング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)1、2ドイツ ニーダーザクセン100%
  • ムサシハンミュンデンマシニング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)2ドイツ ニーダーザクセン100%
  • ムサシライネフェルデマシニング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)2ドイツ ニーダーザクセン100%
  • ムサシライネフェルデフォージング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー(注)2ドイツ チューリンゲン100%
  • ムサシハンガリーフゼザボーニー・カーエフテー(注)2ハンガリー フゼザボーニー100%
  • ムサシスペインビジャルバ・エスエル(注)1、2スペイン マドリード100%
  • ムサシハンガリー マニュファクチャ リング・リミテッド(注)1ハンガリー エルチ100%
  • ムサシホールディングスヨーロッパ・ゲーエムベーハー(注)1ドイツ バイエルン100%
  • ムサシヨーロッパ・ゲーエムベーハー(注)2ドイツ ラインランド・プファルツ100%
  • 株式会社Waphyto愛知県 豊橋市49%
  • 634AI・リミテッドイスラエル20%
  • ムサシデルタイーアクスルインディアプライベー ト・リミテッドインド51%
  • 本田技研工業 株式会社(注)東京都港区25%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • DEMusashi Europe GmbH
  • USMUSASHI AUTO PARTS MICHIGAN, INC.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,472億円営業利益205億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+4.1%。

売上高
+0.0%
3,472億円
営業利益
+4.1%
205億円
純利益
-83.3%
13億円
営業利益率
5.9%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,350億円3,472億円
営業利益185億円205億円
純利益65億円13億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は892億円、営業利益は49億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は+113.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q83823
2024年1Q824232.818
2024年2Q872445.018
2024年3Q878485.528
2024年4Q92515
2025年2Q1,734784.530
2025年4Q1,7381196.848
2026年2Q1,685855.043
2026年4Q1,7871206.7−30
2027年1Q892495.518

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,260億円から3,472億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,2602625
2014年3月1,4889668
2015年3月1,58211964
2016年3月1,64411468
2017年3月1,80510363
2018年3月2,379159104
2019年3月2,55914899
2020年3月2,36471−69
2021年3月2,0478374
2022年3月2,4199454
2023年3月3,0157024
2024年3月3,49915679
2025年3月3,4721971805.778
2026年3月3,4722052025.913

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,472億円のうち、営業利益として残るのは205億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.0%2,917億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.1%349億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%205億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.3pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.6pt
1.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが330億円、投資CFが−279億円で、差し引きのフリーCFは51億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は339億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月141−278122−13795
2014年3月190−26377−73114
2015年3月176−2033−27101
2016年3月230−102−76128143
2017年3月194−412409−218327
2018年3月268−143−205125257
2019年3月267−198−6669271
2020年3月264−187−10977232
2021年3月183−122−6961249
2022年3月58−201148−143283
2023年3月194−179−4515268
2024年3月316−160−178156267
2025年3月319−161−77158342
2026年3月330−279−8051339

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,016億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,313億円で、自己資本比率は40.5%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,33459474039.1
2014年3月1,55271084239.5
2015年3月1,69584085542.5
2016年3月1,55277977343.1
2017年3月2,4858831,60228.8
2018年3月2,4781,0041,47433.5
2019年3月2,4451,0831,36237.4
2020年3月2,0738251,24834.5
2021年3月2,2619591,30237.7
2022年3月2,6001,1231,47738.7
2023年3月2,6931,1441,54938.1
2024年3月2,9031,2541,64939.9
2025年3月2,8511,2401,61240.3
2026年3月3,0161,3131,70440.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
327億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
912億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
131億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,704億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率82社中30位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中75位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.1%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.5%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,908で、1年前と比べて-8.3%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥2,908-6.0%1ヶ月-11.5%1年-8.3%時価総額1,907億円
過去52週の値幅
安値¥2,210高値¥10,550

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)151.5倍
PER (会社予想)29.3倍
PBR1.52倍
配当利回り1.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に3380円まで下落し、前日比6.63%安となりましたが、直近1か月では8.33%上昇しています。25日移動平均線(3311円)を2%上回っており、短期的な上昇トレンドは維持されています。一方、75日線(4710円)を大きく下回り、200日線(3581円)も下回るなど、中長期では弱含みです。52週高値10550円からは約68%下落しており、依然として高値圏からの調整が続いています。出来高は直近で84万株と、7月の高水準からは減少傾向にあります。RSIは61.26とやや強気圏ですが、急落で売られすぎにはなっていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERが178倍と同業界平均の16.8倍を大きく上回り、予想PERでも36倍と依然高水準。PBRは1.9倍と平均1.14倍を上回るが、ROEが1.07%と低く収益性に見合わない。配当利回りは1.12%と平均3.25%を下回る。直近の業績は営業利益が増加傾向にあるものの、当期純利益は低調で、成長性に疑問が残る。割高な水準にあり、投資判断は慎重にすべき。

指標この会社業種平均
PER (実績)151.5倍16.3倍
PER (予想)29.3倍
PBR1.52倍1.12倍
ROE1.1%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車の電動化が進む中、駆動系部品の需要構造が変化している。強気派は、電動車向け部品の開発進展や、既存の技術を応用した新製品の可能性を評価する。また、売上高が高水準で安定し、財務体質も健全。一方、弱気派は、電動化により従来のギヤ需要が減少するリスクを指摘。さらに、原材料費高騰や為替変動が収益を圧迫する可能性がある。PBRは1.9倍で割高感も。

プラスに働く材料7
  • 技術力

    高精度ギヤ加工技術で電動車部品にも対応できる。

  • 安定収益

    売上高が3400億円超で、営業利益率5%台を維持。

  • 電動化対応

    EV向け部品の開発を進め、新たな需要を開拓。

  • 26/3期営業利益205億円へ増益、利益率5.9%改善決算発表後影響

    営業利益は前期比8億円増の205億円、売上高3472億円で利益率も5.67%から5.9%へ上昇。

  • 最終損益の特別要因剥落で正常化期待2026年Q2影響

    25/3期純利益78億円に対し26/3期13億円。特別損失が剥落すれば利益水準が戻る可能性。

  • 外国人保有37.77%と市場参加者の厚さ継続影響

    外国人保有比率37.77%と高く、大型株並みの物色が続く可能性がある。

  • 1年で14.71%上昇、相対的に株価が強い継続影響

    株価は1年で14.71%上昇。業績悪化にもかかわらず需給は強さを見せている。

マイナスに働く材料7
  • 電動化リスク

    EVシフトでギヤ需要が減少する可能性がある。

  • 低収益性

    ROEが1.1%と非常に低く、資本効率が悪い。

  • 株価割高

    PERが178倍と高く、業績に対する評価が過大。

  • 純利益13億円に急減、ROE1.07%へ悪化通年影響

    純利益は78億円から13億円へ減少し、ROE1.07%。株主資本に対する収益性が著しく低下。

  • PER178倍と異常な高評価継続影響

    時価総額2341億円、純利益13億円でPER178.14倍。予想PER36倍でも割高感がある。

  • 最終利益率0.37%と極めて低い通年影響

    純利益13億円を売上高3472億円で割ると0.37%。最終損益は特別損失の影響を受けやすい。

  • 配当利回り1.12%と株主還元不足継続影響

    配当利回り1.12%と低く、株主還元策が乏しい印象を与えている。

次の決算で確かめる点
EV関連売上比率
電動化への適応度を測る指標となる。
営業利益率
収益性の安定・改善を見るため。
主要顧客の生産台数
自動車メーカーの生産動向が直接業績に影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは1.38%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
1.38%
いまの株価に対して
配当性向
25.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2661.4
2018年3月3326.938.1
2019年3月6390.961.6
2020年3月32−50.0
2021年3月20−36.555.7
2022年3月45125.071.1
2023年3月30−33.340.3
2024年3月4033.331.3
2025年3月5025.034.0
2026年3月40−20.025.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,533人。区分でいちばん多いのは外国法人37.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.9%を占め、残る48.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人34.431.129.527.929.537.8
事業法人33.133.233.035.135.135.2
金融機関21.923.124.921.021.416.7
個人・その他10.011.711.911.28.98.7
証券会社0.50.90.84.75.01.6
自己株式0.00.00.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本田技研工業株式会社24.95
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.59
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.63
04合資会社大塚ホールディングス3.97
05MISAKI ENGAGEMENT MASTER FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部)3.90
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.72
07大塚 浩史2.31
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部)2.21
09CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部)2.20
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近10
  • 2026-08-12
    グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー エルエルシー(Grantham, Mayo, Van Otterloo & Co. LLC)
    新規の大量保有報告
    5.12%
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.08%
    -1.22pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.30%
  • 2026-06-22
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.25%
  • 2026-06-19
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.73%
    -0.57pt
  • 2026-06-04
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.30%
    -0.08pt
  • 2026-06-04
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
  • 2026-05-27
    グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー エルエルシー(Grantham, Mayo, Van Otterloo & Co. LLC)
    新規の大量保有報告
    4.09%
    -1.02pt
  • 2026-05-14
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.38%
    +0.43pt
  • 2026-04-21
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.95%
    +0.20pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−76%、1株純資産は14期で+11%。直近期のROEは1.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月811,6725.125.872.9
2014年3月2191,96612.09.753.8
2015年3月1021,1559.612.4109.8
2016年3月1091,0719.810.256.3
2017年3月1011,1479.114.161.4
2018年3月1661,33013.410.838.1
2019年3月1561,40511.39.661.6
2020年3月−1061,096
2021年3月1131,3059.416.755.7
2022年3月831,5415.818.271.1
2023年3月371,5732.450.040.3
2024年3月1211,7687.313.931.3
2025年3月1191,7526.820.634.0
2026年3月191,8621.1135.925.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額392百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚浩史代表取締役社長 CEO(最高経営責任者)611,514,000
トレーシー・シビル代表取締役副社長 CFO(最高財務責任者)CHO(最高人事責任者)62
森崎健司代表取締役副社長 COO(最高執行責任者)日本地域CEO リスクマネジメントオフィサー5926,000
宗像義恵取締役 取締役会議長6819,000
神野吾郎取締役6645,000
ハリ・ネアー取締役66
富松圭介取締役52115,000
小野塚惠美取締役5210,000
山本麻記子取締役(監査等委員)55
大久保和孝取締役(監査等委員)533,000
渡辺尚取締役(監査等委員)61
岡本篤始40

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3145516726588
社外取締役870153612215
取締役(社内)1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,787字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の子会社(武蔵精密工業株式会社及び子会社37社により構成)は、自動車用パワートレイン部品・サスペンション部品・ステアリング部品・トランスミッション部品等の製造販売を主な事業内容とし、その製品は、自動車、工作機械、産業機械等多くの産業に使用されております。また、当社と継続的で緊密な事業上の関係にあるその他の関係会社である本田技研工業株式会社(輸送用機器等の製造販売)は主要な取引先であります。 当社及び当社の子会社の事業内容及び当該事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 製品事業   主要製品 PT(パワートレイン)   プラネタリィギヤアッセンブリィ、デファレンシャルギヤアッセンブリィ、ベベルギヤ、リングギヤ、カムシャフト、バランスシャフト、減速機ギヤ(リダクションギヤ)・トランスミッションギヤ、ギヤボックスユニット L&S (リンケージ&  サスペンション)   サスペンションアームアッセンブリィ、サスペンションボールジョイント、ステアリングボールジョイント、各種連結用ジョイント 2輪   2輪車用トランスミッションギヤアッセンブリィ、2輪車用カムシャフト、2輪車用キックスターター部品、その他2輪車用駆動系部品、汎用エンジン部品 (1)PT  パワートレイン   当事業においては、上記主要製品の製造販売をしております。セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)   当社 九州武蔵精密株式会社 武蔵キャスティング株式会社 (米州)   ムサシオートパーツミシガン・インコーポレーテッド ムサシオートパーツカナダ・インコーポレーテッド ムサシオートパーツメキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ ムサシドブラジル・リミターダ (アジア)   ムサシオートパーツカンパニー・リミテッド ピーティー・ムサシオートパーツインドネシア ムサシオートパーツインディア・プライベートリミテッド (中国)   武蔵精密汽車零部件(中山)有限公司 武蔵精密汽車零部件(南通)有限公司 武蔵汽車零部件(天津)有限公司 (欧州)   ムサシハンガリーマニュファクチャリング・リミテッド ムサシバードゾーベルンハイム・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー ムサシボッケナウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー ムサシリュッホ・ゲーエムベーハー ムサシグロルスハイム・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー ムサシハンミュンデンホールディング・ゲーエムベーハー ムサシライネフェルデマシニング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー ムサシスペインビジャルバ・エスエル ムサシハンガリーフゼザボーニー・カーエフテー (2)L&S  リンケージ&  サスペンション   当事業においては、上記主要製品の製造販売をしております。セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)   当社 (米州)   ムサシオートパーツカナダ・インコーポレーテッド ムサシオートパーツメキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ (アジア)     (中国) (欧州)   ムサシオートパーツカンパニー・リミテッド ピーティー・ムサシオートパーツインドネシア ムサシオートパーツインディア・プライベートリミテッド 武蔵精密汽車零部件(中山)有限公司 ムサシハンガリーマニュファクチャリング・リミテッド (3)2輪   当事業においては、上記主要製品の製造販売をしております。セグメント区分は製造拠点ごとの区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 (日本)     当社 九州武蔵精密株式会社 (米州)   (アジア)         ムサシドブラジル・リミターダ ムサシダアマゾニア・リミターダ ムサシオートパーツカンパニー・リミテッド ピーティー・ムサシオートパーツインドネシア ムサシオートパーツインディア・プライベートリミテッド ムサシオートパーツベトナムカンパニー・リミテッド 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,637字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループは、Origin(創業の精神)、Purpose(使命)、Way(行動指針)で構成されるムサシフィロソフィーを基軸に事業を運営しております。 ムサシフィロソフィー 激変する事業環境の中、当社は長い歴史の中で培った挑戦のDNAを受け継ぎ、長期ビジョン「Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~」を実現することで、新たな価値の創出と更なる成長を目指します。 ・ムサシ100年ビジョン Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~ -人:自らの限界を壊し、ワクワクする仕事をしよう! -しくみ:組織・風土の壁を壊し、常に変革を起こそう! -事業:常識・既成概念を壊し、世界をあっと驚かせよう! (2)中長期的な経営戦略 当社グループにおいては、ムサシ100年ビジョンの実現に向け、人・しくみ・事業の各視点で以下の方針を定め、Mobility事業の深化と、新規事業の創出による更なる成長を目指しています。 ・人:ムサシフィロソフィーの体現、ビジョンへの挑戦 ムサシ100年ビジョンのグローバルでの実践に向けて、将来を担う、高いスキルを持ったプロ人財や、新しい働き方で価値を生み出す自律人財の育成を目指しています。 全ての活動の基軸であるムサシフィロソフィーについて、階層別の期待行動を具体化し、実践のための教育プログラムの整備やそれに連動した人事評価制度のしくみを導入することで、各個人が能力を高め、発揮し、活躍できる環境・企業文化づくりを進めてまいります。 ・しくみ:AI・デジタル前提の業務変革 AI・デジタル技術の活用により、業務の自動化やエンジニアリングチェーンの連動化を推進し、意思決定の高速化・質の向上を実現するとともに、従業員がより創造的な業務に注力できる環境を整えます。蓄積されるデータの利活用を通じ、新たな価値の創出にも挑戦してまいります。また、進化したツールを使いこなし価値を生み出せる人財の育成と、リテラシー向上や実践プログラムの整備を通じて、AI・デジタル前提の企業文化を構築してまいります。 ・事業:強靭かつ柔軟な事業構造の確立 「選択と集中」の観点から、変化の激しい市場環境に即応できる強靭で柔軟な事業構造の確立を目指します。QCD+E(品質、コスト、デリバリー+環境)の観点で最適なものづくりを追求するとともに、新技術の仕込みやオープンイノベーションによる新規事業の創出にも取り組みます。Mobility事業においては、ICE(内燃機関車)、HEV(ハイブリッド車)、BEV(電気自動車)の全パワートレイン領域にわたる多様な商品ポートフォリオと、これまで培ってきた独自の技術力、グローバルの生産インフラを最大限に活用し、強い収益基盤を構築します。加えて、AIデータセンターを支えるハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)を中核とするEnergy Solution事業を、新たな成長の柱として育成してまいります。 ・Musashi GX(グリーン戦略の推進) 当社は、2021年5月にカーボンニュートラルの実現に向けた中長期目標を発表いたしました。当社が創業100周年を迎える2038年までに事業活動(*1)でのカーボンニュートラル(グリーンオペレーション100)、2050年までにバリューチェーン全体のカーボンニュートラルの実現を目指します。全ての事業活動を対象に、省エネ化や再生可能エネルギーの利用拡大などの取り組みを価値に変えるグリーン戦略を策定・実行してまいります。 製造工程においては、CO2の見える化と徹底的な省エネ化、再エネ活用を進め、CO2排出を抑えた低炭素商品の実現を目指しています。また、自動車のCO2排出低減に貢献できる技術・商品の開発や、一人ひとりの意識・行動を変えていくことによる事業活動全般における低炭素化を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。 (*1) GHGプロトコルのScope1,2を対象 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループでは、収益性の向上を経営上の重要課題の一つとして捉えています。競争力の高い商品開発や生産プロセスの効率化、財務規律の確保に向けた諸施策により、売上高に対する利益率や資本効率性(ROA・ROE・ROIC)を高め、長期的な企業価値向上を目指しています。このほか、自己資本比率や借入金依存度などの指標により財務の安全性や健全性にも配慮しております。 (4)経営環境及び対処すべき課題等 当社を取り巻く事業環境は、不確実性が顕在化する新たな局面を迎えています。世界経済は地域ごとに動きが分かれる多極化の段階へと移行しており、企業には変化に柔軟に対応し、自ら未来を切り拓く構想力と実行力が求められています。ハードウェア面では、主要完成車メーカーがEV戦略を見直す動きが出ています。ソフトウェア面では、SDV(ソフトウェア定義車両)の進展により自動車そのものの価値が再定義されつつあります。同時に、生成AIの劇的な進化は、企業に新たな事業機会と働き方そのものの変革を迫っています。 当社は、これらの事業環境の変化に速やかに適応すべく、「選択と集中」の観点で以下の優先的課題に取り組んでおります。 ①Mobility事業:強靭で柔軟な事業構造の確立 変化の激しい市場環境に即応するため、独自の技術力とグローバルの生産インフラを最大限に活用し、多様な商品のポートフォリオ戦略を展開しています。 [4輪事業の最適ポートフォリオ構築] PT(パワートレイン)事業 ・ICE(内燃機関車)、HEV(ハイブリッド車)、BEV(電気自動車)の全てのパワートレイン領域において、磨きをかけた開発力と技術力で安定的な収益基盤を構築します。 L&S(リンケージ&サスペンション)事業 ・BEVの重い車体重量を支える高機能ボールジョイント等の受注を拡大し、次世代の成長を牽引します。 [2輪事業の成長と電動化シフト] ・東南アジア、インドの2輪市場において、長年培ってきた生産インフラや設計・加工技術を活かし、さらなる事業成長を実現します。 ・インド、アフリカでのEV駆動ユニット(e-Axle)の生産・拡販を加速させ、電動化の潮流を確実に捉えます。 [地域特性に応じた最適戦略の完遂] ・北米でのHEV生産体制の拡充、中国での民族系メーカーへの受注活動の強化、インドでのe-Mobility事業の成長加速など、地域ごとのニーズに即した地産地消型の取り組みを推進します。 ・欧州市場においては、厳しい市場環境を踏まえ、生産能力の適正化および拠点再編を柱とする構造改革を実行しております。安定的に利益を創出できる事業体質への転換を図ってまいります。 ②Energy Solution事業:AIデータセンターを支える新たな成長の柱の創出 生成AIの爆発的普及に伴い、電力需要と安定化へのニーズが世界規模で急拡大しています。当社はこの分野を次なる成長の柱に据えています。 [ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)のニーズの高まり] ・AIデータセンター特有の複雑で大きな電力負荷に対し、当社のHSCが持つ高入出力かつ長寿命という特長が高く評価されており、電力供給の安定化に向けた規制強化も追い風となっています。 [供給体制の増強] ・2027年以降の本格的な需要増に応えるため、北杜工場の能力拡大に加え、南アルプス新工場の建設を推進し、早期に供給体制を増強します。 ③組織力強化:マーケティングの強化とAI前提の業務変革 不確実な時代を勝ち抜くため、「人」と「プロセス」の双方から組織力を根本的に強化します。 [市場の変化と顧客のニーズを起点とした商品戦略への転換] ・自社の技術や製品を起点とする「プロダクトアウト」の発想から、市場の変化と顧客のニーズを起点とする「マーケットドリブン」の発想へ、商品戦略を転換します。提案力・コスト・スピードの三要素を磨き込み、大きく変化するグローバル市場の中で勝ち続ける競争力を築きます。 [AI・デジタルによる業務プロセスの刷新] ・業務の自動化やエンジニアリングチェーンの連動化を推進します。これにより、意思決定の高速化・質の向上を実現するとともに、従業員がより創造的な業務に注力できる環境を整えます。 [自律的に挑戦できる組織文化の醸成] ・多様な人材が活き活きと働き、自律的に挑戦できる文化を育みます。職場環境の継続的な改善を通じ、グローバルでの「働きがいのある会社」の実現を目指します。
事業等のリスク3,344字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、経営におけるリスク、およびそのリスクが及ぼす影響を的確に把握し、事業への影響を回避・低減するリスクマネジメント活動を通じて、事業の競争力を維持し、継続的な企業価値の向上を目指しています。 経営におけるリスクは、国内/海外拠点共通の指標にて評価しており、結果を取締役会での報告/検証をすることで、リスクマネジメントの実効性を保証しています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、事業に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものです。記載されたリスクが当社グループの全てではありません。 1)市場環境の変化 景気後退や経済危機により、当社グループ商品の売上高が減少する可能性があります。 (対応策) 市場・顧客の需要動向を監視し、ニーズに合わせた柔軟な生産体制の構築を行うことでリスクの影響を低減します。 2)電動化トレンドの多様化と自動車業界の構造変化 自動車の電動化は地域ごとに進展のスピードが異なり、完成車メーカーのEV戦略にも見直しの動きが出るなど、市場動向の不確実性が高まっています。こうした自動車業界の構造変化が、当社グループの売上高に影響を与える可能性があります。 (対応策) EV、ハイブリッド車、内燃機関車いずれの需要に対しても対応できる変化に強い事業構造の構築、付加価値の高い商品の開発、製造を通じてリスクの影響を低減します。 3)地域的要因によるリスク 当社グループは世界各国で事業展開をしているため、政情不安、規制の強化等により、素材確保、生産活動、商品の供給に問題が生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 海外子会社を通じて、情報の現地の情報収集に努めるとともに、グループ間での相互補完ができる生産体制、サプライチェーンの構築を通じてリスクの影響を低減します。 4)地震等の自然災害 大規模な自然災害が発生した場合、生産活動の停止、復旧に要する費用の発生等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 災害発生時の体制、対応を文書に定め、被害の最小化と早期解決を図る仕組みを構築することにより、リスクの影響を低減します。 5)環境及びその他の規制 当社グループでは、2050年までにバリューチェーン全体のカーボンニュートラル実現を目指しています。省エネ化や再生可能エネルギーの利用拡大のための設備投資や管理コストの上昇が見込まれ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 段階ごとの目標値を適切に管理することで、効果的な環境対策に取り組むことで、リスクの影響を低減します。 6)特定の取引先への依存 当社グループの業績は、ホンダグループの事業戦略や購買政策等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。2026年3月期では、主要な取引先であるホンダグループへの売上高比率は約51%でした。 (対応策) 培ってきた高い技術力とグローバル生産体制を活かし、積極的な顧客提案を進めます。また、新規事業の成長により、特定事業に依存するリスクの影響を低減します。 7)特定のサプライヤーへの依存 当社グループは、多数のサプライヤーから部品・原材料等を購入しております。製品の製造において使用するいくつかの部品・原材料等については、一部の取引先に依存しております。 購入品の入手困難、価格高騰により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 主要サプライヤーとの関係維持に加え、新たなサプライチェーンの開拓、見直しを進めることで、競争力のある価格で原材料等を調達することでリスクの影響を低減します。 8)製品の欠陥のリスク 大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような製品の不具合が起きた場合、多額の対応コストが必要となります。また当社グループの評価に重大な影響を与えることで、売上が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 開発から量産に至るプロセス中に複数の確認ゲートを設け、商品品質を評価、保証する仕組みを構築しています。量産段階においても変更点を管理・報告する仕組みを整備し、お客様に信頼頂ける生産・供給体制を実現し、リスクの影響を低減します。 9)新規事業展開に関するリスク 新規事業の創出にあたって、新技術の獲得や、事業開発のスピード向上のために、M&Aやスタートアップ企業への出資を伴う共同開発を行っております。 対象企業の事業活動が想定通りに推移しない場合、また対象企業に想定しなかった問題点が発見された場合等には、減損損失の発生によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 経営会議における投資判断の厳格な検証に加え、出資先の事業計画の進捗を継続的にモニタリングすることで、リスクの影響を低減します。 10)合弁事業のリスク 当社グループはグローバル展開並びに新技術や新製品の開発強化のため、外部企業との間で資本提携・業務提携等を推進しております。これらの合弁事業は、合弁先の経営方針、経営環境の変化により影響を受けることがあります。それにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 経営会議における投資判断の厳格な検証に加え、合弁会社の事業計画の進捗を継続的にモニタリングすることで、リスクの影響を低減します。 11)固定資産の減損に係るリスク 当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等により収益性が低下した場合には、減損損失が発生し当社グループの財政状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 経営会議における投資判断の厳格な検証に加え、事業計画の進捗を継続的にモニタリングすることで、リスクの影響を低減します。 12)為替変動リスク 当社グループではグループ間の海外拠点に対し、製品・半製品を輸出しております。 為替レートの変動は、当社グループの財政状態、経営成績、競争力にも影響し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは当該リスクを軽減するため、為替予約契約等を締結しております。 13)関税変動リスク 当社グループではグループ間の海外拠点に対し、製品・半製品を輸出しております。 関税政策の変動は、当社グループの財政状態、経営成績、競争力にも影響し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 海外子会社を通じ、現地の情報収集に努めております。状況に応じて、取引先との交渉、サプライチェーンの見直しを通じてリスクの影響を低減します。 14)情報セキュリティリスク 外部からのサイバー攻撃や当社グループが利用する情報システムにアクセスすることができる者による不正使用等によって、機密情報等の改ざん・流出、あるいは重要な業務・サービスの停止等が発生する可能性があります。 その結果、社会的信用の低下、影響を受けた関係者に対する損害賠償責任の発生等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 未然防止に向けたセキュリティ体制を構築するとともに、リスク発生時の体制、対応を定め、被害の最小化と早期解決を図る仕組みを構築しリスクの影響を低減します。 15)人権に関するリスク 昨今、グローバル社会でビジネスにおける人権尊重への取り組みの重要性が高まる中、差別やハラスメントによるコンプライアンス違反が発生した場合、社会的信頼が失墜し、連結会社の業績及び財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (対応策) 2025年2月に新たに「Musashi 人権方針」を定義し、人権の尊重、強制労働や差別の禁止を明文化し、グループで共有し、徹底を図っています。
経営成績の分析 (MD&A)6,382字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 [当連結会計年度における経済環境] 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の世界経済は、一部地域で弱さがみられるものの、緩やかな持ち直しが続きました。一方で、米国の関税政策の影響が自動車産業を中心に顕在化しました。 地域別では、米国は堅調な労働市場と個人消費に支えられ、景気は緩やかに拡大しました。欧州ではドイツを中心に製造業の低迷が長期化し、景気回復に足踏みがみられました。中国経済は、政府の景気刺激策が下支えとなった一方、不動産市況の調整が長引き、緩やかな減速となりました。アジアでは、インドが堅調な内需を背景に拡大基調を維持し、地域経済を牽引しました。 こうした国際情勢や金融資本市場の変動を背景に、世界経済は地域ごとに動きが分かれる多極化の段階へと移行し、不確実性が顕在化する新たな時代を迎えております。 [自動車業界の動向] 自動車業界では、世界的なEV戦略の見直しが継続いたしました。中国・欧州を含む主要市場において、BEV(電気自動車)需要の伸びは当初の想定を下回りました。欧州では補助金政策の見直しを背景に成長が鈍化し、北米ではBEVからHEV(ハイブリッド車)への揺り戻しが進むなど、地域ごとに多極化が鮮明となりました。一方、HEVへの需要は世界的に堅調に推移しました。 こうした市場環境を踏まえ、自動車メーカー各社はBEV、HEV、PHEV(プラグインハイブリッド車)を含む多様なパワートレインのポートフォリオ戦略を推進しています。加えて、SDV(ソフトウェア定義車両)の進展により、自動車そのものの価値がハードからソフトウェア主体へと再定義される潮流が一段と鮮明となりました。また、地政学的リスクやサプライチェーンにおける一時的な生産調整への対応など、変化への迅速な適応が強く求められた1年となりました。 [当社グループの取り組みと成果] 当社グループは、こうした激変する事業環境に適応すべく、経営基盤の強化と事業ポートフォリオの変革を力強く推進してまいりました。 ■ 経営基盤の強化 ・2025年10月、戦略立案およびグローバル展開の中核拠点として「東京オフィス」を開設し、既存事業のさらなる発展と新規事業領域での成長を加速する体制を整えました。 ■ Mobility事業 〈4輪事業の最適ポートフォリオ構築〉 ・4輪事業では、主力製品である世界トップシェアのデファレンシャルをはじめ、BEVやHEVに適用される部品の受注が堅調に推移しました。顧客の生産・供給体制の再構築に伴い現地生産への移管ニーズが高まり、当社に対する引き合いも増加しています。 〈2輪事業の成長と電動化シフト〉 ・2輪事業では、世界トップシェアのトランスミッションアッセンブリィをはじめICE(エンジン車)向け部品が好調で、特にインド市場が大きく成長しました。 ・インドにおいて、当社製e-Axle(EV駆動ユニット)の搭載車種が拡大いたしました。また、ケニアおよびエチオピアでの2輪EV普及に向けた取り組みが経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択され、バングラデシュにおいてもスタートアップとの協業を開始するなど、新興国市場における事業展開を加速しております。 〈地域特性に応じた最適戦略の完遂〉 ・中国市場においては、現地完成車メーカーからの受注を拡大し、中長期的な成長基盤を築きました。 ・欧州市場においては、厳しい市場環境を踏まえ、生産能力の適正化および拠点再編を柱とする構造改革を決定いたしました。安定的に利益を創出できる事業体質への転換を図ってまいります。 ■ Energy Solution 事業 ・生成AIの爆発的普及に伴うAIデータセンター向けの需要急拡大を受け、高入出力かつ長寿命を特長とするハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)の供給体制の強化を進めております。山梨県の北杜工場の能力拡大に加え、南アルプス市での新工場建設を推進し、稼働開始に向けた準備を着実に進めております。 ・北米での事業展開を加速するため、2025年12月、米国テキサス州に「オースティンR&Dセンター」を開設いたしました。 このような状況において、当連結会計年度における連結売上高は347,200百万円(前連結会計年度比0.0%増)となりました。利益面では、連結営業利益は20,538百万円(同4.1%増)となりました。連結経常利益は20,230百万円(同12.5%増)となり、構造改革費用などを計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,264百万円(同83.8%減)となりました。 セグメント別の状況は次の通りです。 (日本) 販売は堅調に推移しましたが、Energy Solution事業への先行投資費用が嵩んでおり、売上高は41,541百万円(前期比4.1%増)、セグメント利益は3,517百万円(同19.8%減)となりました。 (米州) 昨年から引き続き好調に推移しておりましたが、客先の半導体不足等による一時的な生産調整もあり、売上高は111,006百万円(同6.2%増)、セグメント利益は5,911百万円(同6.6%減)となりました。 (アジア) 2輪車向け販売は堅調に推移しましたが4輪車向け販売は伸び悩んだことから、売上高は80,657百万円(同1.5%減)、セグメント利益は9,592百万円(同4.7%増)となりました。 (中国) 日系の自動車販売の低迷が継続する中、徹底した費用管理により、売上高は29,074百万円(同7.8%減)、セグメント利益は1,103百万円(同103.2%増)となりました。 (欧州) 自動車市場全般が低迷する中、引き続きコスト管理などの改善施策を推進した結果、売上高は84,920百万円(同4.9%減)、セグメント利益は290百万円(前連結会計年度は740百万円の損失)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、33,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ262百万円の減少となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの増減状況は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、33,007百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益9,273百万円(前期は15,348百万円)、減価償却費18,130百万円(前期は18,710百万円)などの資金の増加要因によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果減少した資金は、27,863百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出26,516百万円(前期は15,055百万円)、投資有価証券の取得による支出487百万円(前期は1,825百万円)などによる資金の減少要因によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果減少した資金は、7,970百万円となりました。これは主に借入の返済2,285百万円(前期は2,432百万円)、配当金の支払による支出3,276百万円(前期は3,275百万円)などによる資金の減少要因によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 (ⅰ)生産実績 当連結会計年度におけるセグメント別の生産実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 日本   41,366   102.5% 米州   111,251   105.9% アジア   79,978   98.3% 中国   29,143   92.7% 欧州   87,781   100.0% 合計   349,520   101.0% (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (ⅱ)受注実績 当連結会計年度におけるセグメント別の受注実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   41,579   105.3%   1,339   102.9% 米州   112,008   107.1%   4,467   128.9 % アジア   80,512   98.0%   5,904   97.6% 中国   29,105   92.4%   603   105.4% 欧州   84,914   95.4%   1,750   99.7% 合計   348,119   100.4%   14,066   107.0% (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (ⅲ)販売実績 当連結会計年度におけるセグメント別の販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 日本   41,541   104.1% 米州   111,006   106.2% アジア   80,657   98.5% 中国   29,074   92.2% 欧州   84,920   95.1% 合計   347,200   100.0% (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、次のとおりであります。 なお、本項に記載した予想、見込み、方針等の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの計画の達成状況は以下のとおりです。 指標   2025年度 (計画)   2025年度 (実績)   2025年度 (計画比) 連結売上高   330,000百万円   347,200百万円   17,200百万円 (5.2%増) 連結営業利益   18,000百万円   20,538百万円   2,538百万円 (14.1%増) 親会社株主に帰属する 当期純利益   1,000百万円   1,264百万円   264百万円 (26.4%増) 1株当たり当期純利益   15.26円   19.29円   4.03円増 当連結会計年度における連結売上高は計画比17,200百万円増(5.2%増)となりました。連結営業利益は計画比2,538百万円増(14.1%増)となりました。これらは、中国及び欧州で販売が想定を上回ったためです。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比264百万円増(26.4%増)にとどまりました。これは、保有する投資有価証券の評価損を計上したためです。その結果1株当たり当期純利益は計画比4.03円増となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (ⅰ)キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (ⅱ)借入金等の状況 2026年3月31日現在の借入金等の概要は以下のとおりであります。 区分   年度別要支払額(百万円) 1年以内   1年超5年以内   5年超   合計 短期借入金   45,206   -   -   45,206 長期借入金   16,734   36,026   769   53,530 上記の表において、連結貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。 (ⅲ)財務政策 当社グループは、運転資金につきましては、内部資金及び短期借入金で調達しております。また設備資金につきましては、内部資金及び長期借入金で調達しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、重要な見積りや仮定を行う必要があります。 重要な見積りを伴う会計方針とは、本質的に不確実性があり、次年度以降に変更する可能性がある事項、または当連結会計年度において合理的に用いうる他の見積りがあり、それを用いることによっては財政状態及び経営成績に重要な相違を及ぼすであろう事項の影響に関して見積りを行う必要がある場合に、最も困難で主観的かつ複雑な判断が要求されるものです。 次に挙げるものは、当社グループのすべての会計方針を包括的に記載するものではありません。 連結財務諸表に関して、認識している特に重要な見積りを伴う会計方針は、以下のとおりです。 ○退職給付費用及び退職給付債務 当社グループは退職給付債務に関する割引率等の仮定の変化による実際の退職給付債務の差額は、発生した連結会計年度に債務認識し、翌連結会計年度から費用処理しております。経営者は、現在使用している仮定は妥当であると考えておりますが、仮定の変更により退職給付費用及び退職給付債務に影響を与える可能性があります。 ○固定資産の減損 当社グループが減損を判定する際のグルーピングは欧州地域を除き原則として会社単位で行い、減損の兆候が認められる場合は、減損テストを実施し、その結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しています。 当社グループは、将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的であると考えておりますが、将来の予測不能なビジネスの前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、将来キャッシュ・フローや回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。 なお、重要なものについては、第5 経理の状況 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ○投資有価証券の減損判定 当社グループは、市場価格のない株式等以外のものについては、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合は減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性を考慮して減損処理を行っております。 また、市場価格のない株式等については、第5 経理の状況 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ○繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産を計上する際には将来の課税所得を合理的に見積もっており、繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合は、評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額が減少した場合、繰延税金資産の減額又は評価性引当額を計上することにより税金費用が増額する可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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