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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ニッタ

Nitta Corporation5186 · Prime · ゴム製品

ベルト・ゴム、ホース・チューブ、化工品を核に製造・販売する総合化学メーカー。自動車・産業機械向けを中心に幅広い業界に製品を供給。

概要

ニッタは1885年に大阪で製革業として創業し、現在は産業用ゴム・樹脂製品の総合メーカーである。工業用ホース・ベルト・免震ゴムを基盤に、半導体製造装置向け部品や医療用チューブなどの精密分野にも展開する。2026年3月期の連結売上高は918億円、従業員数は2993人。大阪市浪速区に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場する。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

ニッタグループはベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品の四つを主要セグメントとする。2026年3月期の売上高は、ホース・チューブ製品が330億円(構成比36%)と最大で、ベルト・ゴム製品306億円(33%)、化工品117億円(13%)、その他産業用製品117億円(13%)が続く。このほか不動産事業(10億円)や経営指導事業(25億円)なども収益に貢献する。セグメント利益ではベルト・ゴム製品が35億円と最も大きく、次いで化工品9億円、ホース・チューブ11億円となっている。

13の国と地域に広がる生産・販売網

ニッタグループは世界13の国と地域に拠点を持つ。北米ではニッタコーポレーションオブアメリカ、欧州ではニッタホールディングB.V.やニッタインダストリーズヨーロッパGmbH、アジアでは中国(常州、広州、上海、深圳)、韓国、タイ、インド、台湾などに子会社を配置する。また、メキシコやブラジルにも生産拠点を持つ。海外売上高は中長期計画SHIFT2030で2021年3月期比150%まで成長しており、グローバルな現地化戦略を進めている。

グループ経営の要となる関連会社と持分法適用会社

連結子会社33社に加え、持分法適用関連会社11社を有する。重要な関連会社として、ベルト製品でゲイツ・ユニッタ・アジア(旧ユニッタ)、半導体研磨材料でニッタ・デュポンがある。両社はそれぞれ米国企業との合弁で設立され、独自の技術基盤を持つ。ニッタ・デュポンは半導体ウェーハ研磨用パッド・スラリーを手掛け、半導体市況に業績が連動する。ゲイツ・ユニッタ・アジアは自動車向けベルトが主力で、EV化への対応が課題となっている。

堅調な財務体質と中長期成長目標

2026年3月期の連結売上高は918億円と過去最高を更新し、営業利益59億円、親会社株主に帰属する当期純利益135億円を計上した。自己資本比率は85.6%と極めて高く、財務基盤は安定している。中長期経営計画SHIFT2030では、2028年3月期に売上高1050億円、営業利益率7.0%、事業ROIC7.0%を目標に掲げる。成長へのSHIFT、企業価値向上へのSHIFT、グローバル化へのSHIFTの三本柱で、新製品売上比率10%や海外売上高成長率(2021年比160%)も追う。

業界の中での役割は工業用伝動・搬送ベルト、樹脂ホース・チューブ、高機能化学品の製造・販売企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
918億円
営業利益
59億円
営業利益率
6.4%
純利益
135億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ベルト・ゴム製品主力

歯付ベルト、Vベルト、搬送用ゴム製品、通信機器・電子機器向けセンサ製品、感温性粘着テープ、RFID製品などを製造・販売。自動車、産業機械、情報機器など多様な顧客に供給。国内では当社及び子会社、海外では北米・欧州・アジアの各拠点で展開。

主な製品・サービス7
歯付ベルト
歯形が設けられた伝動ベルトで、自動車エンジンや工作機械などに使用。高精度な動力伝達が可能。
Vベルト
断面がV字形の伝動ベルト。汎用性が高く、農業機械や産業機械に広く使用。
オートテンショナープーリ
ベルトの張力を自動調整するプーリ。自動車エンジンなどの補機駆動に使用。
搬送用ゴム製品
ゴム製のコンベヤベルトや搬送部品で、物流現場や工場での物品搬送に使用。
センサ製品
通信機器・電子機器向けのセンサで、位置検出や回転検出などに使用。
感温性粘着テープ
温度変化に応じて粘着性が変化するテープ。電子部品の仮固定などに使用。
RFID製品
無線タグとその関連機器。在庫管理やトレーサビリティに活用。

02ホース・チューブ製品主力

樹脂ホース・チューブ、金具及びフィッティング、メカトロ製品を製造・販売。油圧・空圧機器、自動車、半導体製造装置向けに広く使用。国内子会社、韓国・中国・メキシコ・タイの海外拠点で生産。

主な製品・サービス3
樹脂ホース・チューブ
ポリウレタンやナイロン製のホース・チューブ。耐圧性・耐摩耗性に優れ、空圧・油圧機器の配管に使用。
金具及びフィッティング
ホース・チューブの接続部品。金属・樹脂製で、確実なシールと脱着を実現。
メカトロ製品
ハーネス保護チューブやケーブルキャリアなど、機械と電子を組み合わせた配線保護部品。

03化工品準主力

高機能製品、産業資材製品、建設資材製品、防水資材製品を製造・販売。エンジニアリングプラスチックや防水シートなど、自動車・建設・産業向けに供給。子会社ニッタ化工品㈱が国内中心に展開し、中国・タイにも生産拠点。

主な製品・サービス4
高機能製品
エンジニアリングプラスチックや特殊ゴム部品など、耐熱・耐薬品性が要求される産業用途に使用。
産業資材製品
工場向けのマットやシートなど、作業環境改善・安全対策用資材。
建設資材製品
防水シートや止水材など、建築・土木現場で使用。
防水資材製品
屋上や地下構造物の防水に用いるシートや塗布材。

04その他産業用製品副次

空調製品、医療用ゴム・プラスチック製品、精密研磨用パッド・スラリーなどを含む。空調ではダクト用防振材、医療ではゴム栓・チューブ、半導体向け研磨パッドなどを供給。事業は国内子会社及び台湾・インドの拠点で展開。

主な製品・サービス4
空調製品
空調設備用の防振部材や断熱材。ビルや工場の空調システムに使用。
医療用ゴム・プラスチック製品
注射器用ゴム栓、医療用チューブなど。滅菌対応で安全性が高い。
精密研磨用パッド
半導体ウェーハの研磨工程に使用される発泡ウレタンパッド。平坦化精度が重要。
精密研磨用スラリー
研磨パッドと共に使用する研磨液。半導体ウェーハの表面を化学機械的に平坦化。

製品と技術

自動車・産業機械を支える歯付ベルトとVベルト

ベルト製品はニッタの祖業であり、現在も主力製品群である。歯付ベルトは歯形で確実に動力を伝え、自動車エンジンのカムシャフト駆動や工作機械の送り機構に使用される。Vベルトは断面がV字形で汎用性が高く、農業機械や産業機械の動力伝達に広く採用される。オートテンショナープーリはベルト張力を自動調整し、エンジン補機の駆動を安定させる。これらの多くは持分法適用会社のゲイツ・ユニッタ・アジアグループが製造・販売している。

半導体・自動車向けの樹脂ホースとメカトロ製品

ホース・チューブ製品は、ポリウレタンやナイロン製の樹脂ホース・チューブが中心で、耐圧性・耐摩耗性に優れる。油圧・空圧機器の配管に使用されるほか、半導体製造装置の薬液・ガスラインにも不可欠である。金具・フィッティングは金属・樹脂製の接続部品で、確実なシールを実現。メカトロ製品はハーネス保護チューブやケーブルキャリアなど機械と電子を組み合わせた部品で、自動車製造ラインのロボット先端ツール交換システムにも使われる。

建設・産業向け化工品と防水資材

化工品事業はニッタ化工品が中心となり、高機能製品、産業資材、建設資材、防水資材を手掛ける。高機能製品はエンジニアリングプラスチックや特殊ゴム部品で、耐熱・耐薬品性が要求される化学プラントや鉄道に供給される。防水資材は屋上や地下構造物向け防水シート・止水材が主力で、遮水製品として公共工事にも採用されている。産業資材には工場向けマット・シートが含まれ、作業環境改善に貢献する。

半導体ウェーハ研磨に不可欠なパッドとスラリー

ニッタ・デュポングループは半導体製造工程で使用される精密研磨用パッドとスラリーを製造する。発泡ウレタン製の研磨パッドは、半導体ウェーハの表面を化学機械的に平坦化(CMP)する工程で必須の消耗品。研磨スラリーは砥粒と薬液の混合物で、パッドと組み合わせて使用される。半導体の微細化が進むにつれ、高い平坦度と均一性が求められ、同社の技術が重要となる。さらに、感温性粘着テープは電子部品の仮固定用途で、温度変化により粘着力を制御できる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

ゴム製品中堅、タイヤ比率低く安定的

ニッタはゴム製品メーカーで、産業用ゴムホース・ベルト等を中心に手掛ける。同業にはブリヂストンや横浜ゴム、住友ゴム工業などの大手タイヤメーカーが名を連ねるが、ニッタはタイヤ事業を持たず、ニッチな産業用途に特化している。売上高は900億円前後で安定し、営業利益率は5~6%と堅調。大手との競合は限定的だが、成長性は緩やかで海外展開も限定的と推察される。

強み

  • 産業用ゴム製品に特化し、大手タイヤメーカーとの競合を回避している。
  • 売上高900億円前後で推移し、営業利益率5~6%と安定的な収益を確保。
  • 産業用途向けに高品質なゴム製品を供給し、顧客からの信頼を獲得。
  • 国内製造業向けに強みを発揮し、景気変動の影響を比較的受けにくい。

課題

  • 売上高の伸びが緩やかで、新たな成長ドライバーが必要。
  • 国内依存度が高く、海外市場でのプレゼンスが低い可能性。
  • ゴム価格の高騰が収益を圧迫するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がニッタ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15801古河電気工業2,651億円36.4倍
23186ネクステージ2,596億円14.5倍
37313テイ・エス テック2,296億円30.7倍
47296エフ・シー・シー2,212億円11.0倍
55393ニチアス2,105億円20.0倍
65186ニッタ1,947億円13.6倍
77220武蔵精密工業1,907億円151.5倍
86966三井ハイテック1,815億円53.2倍
97970信越ポリマー1,814億円18.0倍
106632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
119882イエローハット1,529億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

製革業から日本初の動力伝動用革ベルトへ(1885〜1909年)

1885年3月、創業者の新田長次郎が大阪府西成郡難波村(現・大阪市浪速区)で製革業を始めた。1888年5月には日本で初めて動力伝動用の革ベルトを製造。これが後に同社の基幹事業となるベルト分野の原点である。1909年6月、合資会社新田帯革製造所を設立し、組織化を図った。

株式会社設立と販売分離の戦略(1945〜1959年)

1945年2月、株式会社新田帯革製造所(現ニッタ)を設立し、資本金6000千円でスタート。戦後の1959年4月、取扱商品の拡大を目的に販売部門を分離独立し、新田産業株式会社を大阪市に設立した。この販売と製造の分離は、後の事業拡大の布石となる。1965年6月には商号を新田ベルト株式会社に変更した。

米国企業との合弁で技術と市場を拡大(1968〜1971年)

1968年7月、米国サムエル・ムアー社との合弁でニッタ・ムアーカンパニー(後のニッタ・ムアー)を設立。同年11月には奈良工場を新設し生産能力を高めた。1971年1月には米国ユニロイヤル社と合弁でユニッタ(現ゲイツ・ユニッタ・アジア)を設立。これらの合弁により、ホース・チューブやベルト分野で先進技術を取り込み、事業領域を広げた。

商号変更と上場による資本基盤の強化(1982〜1997年)

1982年11月、商号を現在のニッタ株式会社に変更し、本店を大阪市東区(現中央区)へ移転。1983年には名張工場を三重県名張市に移転し、生産集約を進めた。1990年10月に日本証券業協会に店頭登録、1995年11月に大阪証券取引所市場第二部、1996年9月に東京証券取引所市場第二部に上場。1997年9月には両取引所の市場第一部に指定され、資本市場での地位を確立した。

子会社統合と化工品事業への進出(2009〜2017年)

2009年7月、ニッタ・ムアーを吸収合併し、ホース・チューブ事業の一体化を図った。2017年5月には浪華ゴム工業を子会社化し、医療用ゴム製品のラインアップを強化。同年12月には東洋ゴム工業(現TOYO TIRE)から化工品事業を買収し、高機能ゴム・樹脂製品の分野に本格参入した。この買収により、建設・防水資材や産業資材など製品群が拡大した。

中長期計画SHIFT2030とプライム市場移行(2020〜2022年)

2020年12月、2021年度から2030年度を対象とする中長期経営計画SHIFT2030を策定。成長へのSHIFT、企業価値向上へのSHIFT、グローバル化へのSHIFTの三つを柱とし、売上高1200億円、営業利益率8%を最終目標に掲げた。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。

年表26件を開く

1880年代

  • 1885年3月創業創業者新田長次郎が大阪府西成郡難波村久保吉(現 大阪市浪速区)において製革業を開始
  • 1888年5月日本で最初の動力伝動用革ベルトを製造

1900年代

  • 1909年6月創業(資)新田帯革製造所を設立

1940年代

  • 1945年2月大阪市浪速区久保吉町1281番地(現 浪速区久保吉二丁目)に㈱新田帯革製造所(現 ニッタ㈱)を設立(資本金6,000千円)

1950年代

  • 1959年4月取扱商品の拡大を図るため販売部門を分離独立し新田産業㈱を大阪市に設立

1960年代

  • 1961年1月土地の有効利用を図るため㈱芦原自動車教習所(現 連結子会社)を大阪市浪速区に設立
  • 1965年6月商号変更商号を新田ベルト㈱に変更
  • 1968年7月米国サムエル・ムアー社と合弁会社㈲ニッタ・ムアーカンパニー(1992年1月にニッタ・ムアー㈱に組織変更)を大阪市東区(現 中央区)に設立
  • 1968年11月工場を奈良県大和郡山市へ移転(奈良工場)
  • 1969年4月M&A事業の一元化を図るため新田産業㈱を吸収合併

1970年代

  • 1971年1月米国ユニロイヤル社と合弁会社ユニッタ㈱(現 ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱)(現 関連会社)を大阪市東区(現 中央区)に設立

1980年代

  • 1982年11月商号変更商号をニッタ㈱に変更、同時に本店を大阪市東区(現 中央区)へ移転
  • 1983年6月(有)ニッタ・ムアーカンパニー(現 ニッタ㈱)の工場を三重県名張市へ移転(名張工場)
  • 1983年11月米国ロデール社と合弁会社ロデール・ニッタ㈱(現 ニッタ・デュポン㈱)(現 関連会社)を大阪市東区(現 中央区)に設立

1990年代

  • 1990年10月日本証券業協会に店頭登録
  • 1995年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1997年9月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 1998年3月本店を大阪市浪速区へ移転

2000年代

  • 2009年7月M&Aニッタ・ムアー㈱を吸収合併

2010年代

  • 2012年5月中長期経営計画『V2020』(2012年度~2020年度)策定
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合
  • 2017年5月M&A浪華ゴム工業㈱を株式取得により子会社化
  • 2017年12月M&A東洋ゴム工業㈱(現TOYO TIRE㈱)より化工品事業を買収

2020年代

  • 2020年12月中長期経営計画『SHIFT2030』(2021年度~2030年度)策定
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで1,050億円
  • 営業利益率2028年3月期まで7.0%
  • 事業ROIC2028年3月期まで7.0%
  • 新製品売上比率2028年3月期まで10.0%
  • 海外売上高成長率(2021年3月期比)2028年3月期まで160%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長へのSHIFT

    既存事業の持続的成長を図るとともに、新事業の探索や新製品開発を加速することで、成長を目指す。

  2. 02

    企業価値向上へのSHIFT

    品質およびトータルコスト競争力の向上、コーポレートガバナンス・コンプライアンスの強化、ESG推進とSDGs達成に取り組み、企業価値を高める。

  3. 03

    更なるグローバル化へのSHIFT

    各事業のグローバル展開を推進し、コーポレート部門がグローバルサポートを強化することで、真のグローバル企業を目指す。

  4. 04

    製品・事業ポートフォリオの見直し

    資本効率改善のため、製品・事業ポートフォリオを見直し、事業ROICを改善。投下資本の効率的運用と成長分野への投資を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,993人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+7.3%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,271
2018年3月2,900
2019年3月63443.818.72,934
2020年3月64344.619.42,938
2021年3月66243.319.03,001
2022年3月67844.919.82,971
2023年3月68943.318.92,976
2024年3月66543.318.92,952
2025年3月67043.318.32,940177
2026年3月68043.217.82,993197

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率121.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 9 / 海外 6、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
奈良工場 — 奈良県大和郡山市5,050百万円
ベルト・ゴム製品事業 その他産業用製品事業 不動産事業
韓国工場 — 韓国慶北亀尾市2,594百万円
ホース・チューブ製品事業
名張工場 — 三重県名張市2,349百万円
ホース・チューブ製品事業
アトランタ 工場 — アメリカジョージア州1,419百万円
ベルト・ゴム製品事業
東京支店 — 東京都中央区1,278百万円
ベルト・ゴム製品事業 ホース・チューブ製品事業 その他産業用製品事業 不動産事業
タイ工場 — タイ王国ラヨーン県1,122百万円
ホース・チューブ製品事業
本社 — 大阪市浪速区1,083百万円
ベルト・ゴム製品事業 ホース・チューブ製品事業 その他産業用製品事業 不動産事業
メキシコ工場 — サン・ルイス・ポトシ州1,058百万円
ホース・チューブ製品事業
福島工場 — 福島県福島市936百万円
化工品事業
名古屋支店 — 名古屋市中村区830百万円
ベルト・ゴム製品事業 ホース・チューブ製品事業 その他産業用製品事業 不動産事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ニッタコーポレーション オブアメリカ(注)2
    米国 ジョージア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタムアー科技(常州)有限公司(注)2
    中国 江蘇省常州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタムアーメキシコS.de R.L.de C.V. (注)2
    メキシコ サン・ルイス・ポトシ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッタコーポレーション(タイランド)LTD (注)2
    タイ王国 ラヨーン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    韓国ニッタムアー㈱(注)2
    韓国 慶北亀尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッタ化工品㈱
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱パワーテクノ
    東京都葛飾区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッタテクノ ソリューションズ㈱
    神戸市長田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッタエアソリューションズ㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    浪華ゴム工業㈱
    奈良県大和高田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他23社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱
    大阪市浪速区 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • ニッタ・デュポン㈱大阪市浪速区50%
  • ゲイツニッタベルトカンパニーLLC (注)3米国 コロラド州49%
  • その他8社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は918億円営業利益59億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+13.5%。

売上高
+1.7%
918億円
営業利益
+13.5%
59億円
純利益
+11.6%
135億円
営業利益率
6.4%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高960億円918億円
営業利益80億円59億円
純利益150億円135億円
1株あたり配当¥170¥170

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は244億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.4%、営業利益は+53.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q22525
2024年1Q217136.025
2024年2Q221125.425
2024年3Q228135.726
2024年4Q22023
2025年2Q444265.958
2025年4Q459265.763
2026年2Q441265.955
2026年4Q477336.980
2027年1Q244208.242

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は508億円から918億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合
2013年3月5084938
2014年3月5657757
2015年3月6019575
2016年3月63410585
浪華ゴム工業㈱を株式取得により子会社化
2017年3月6449779
2018年3月73011592
2019年3月89211590
2020年3月8397561
2021年3月7875947
2022年3月837132105
2023年3月880129109
2024年3月88612099
2025年3月903521465.8121
2026年3月918591486.4135

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高918億円のうち、営業利益として残るのは59億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は135億円、売上の14.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.8%659億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%200億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%59億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
14.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.0pt
8.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが96億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは65億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は364億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−24−1746155
2014年3月77−13−1164212
2015年3月71−51−620230
2016年3月90−25−1665276
2017年3月93−42−1851306
2018年3月71−133−25−62221
2019年3月92−37−2655247
2020年3月77−13−5764254
2021年3月71−30−1941275
2022年3月90−29−3461309
2023年3月120−30−5090354
2024年3月89−17−3772395
2025年3月70−69−521351
2026年3月96−31−5565364

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,924億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,656億円で、自己資本比率は85.6%(業種中央値60.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月78661417277.0
2014年3月91071519577.4
2015年3月1,02881721178.1
2016年3月1,06286020279.6
2017年3月1,12391221179.9
2018年3月1,3021,01229076.4
2019年3月1,3401,06028077.7
2020年3月1,2991,05424580.6
2021年3月1,3461,08626080.2
2022年3月1,4751,19228380.3
2023年3月1,5841,29528981.3
2024年3月1,6951,42027583.3
2025年3月1,7991,54225885.3
2026年3月1,9241,65626885.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
335億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,335億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
155億円
在庫として抱えている分
負債合計
268億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率17社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り17社中15位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.5%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.6%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,650で、1年前と比べて+68.7%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥6,650-1.5%1ヶ月+2.3%1年+68.7%時価総額1,947億円
過去52週の値幅
安値¥3,915高値¥7,270

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.6倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.08倍
配当利回り2.56%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で約2.5%上昇し、株価は6580円。25日線(6636円)を0.8%下回るが、75日線(6110円)は7.7%上回っており、中期的な上昇トレンドは維持。52週高値7270円からは約9.5%下落、52週安値3915円からは約68%上昇。出来高は直近で3〜8万株と変動が大きく、8月7日に11.5万株と増加。RSIは61.4で強気圏。半導体関連として業績期待が強く、高位でもみ合いながらも底堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER13.41倍は業界平均16.95倍を下回り、PBR1.07倍は平均0.92倍を上回るものの低水準。配当利回り2.58%は平均3.53%を下回るが、配当性向105.2%と高く、無理な配当の可能性。ROE8.5%と収益性は良好で、売上・利益ともに増加傾向。割安感があるが、配当の持続性には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.6倍16.9倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.08倍0.91倍
ROE8.5%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体製造装置向けの精密ゴム部品などが牽引し、増収基調にある。強気派は、半導体や医療など成長分野での需要拡大と、高付加価値製品の構成比上昇により、収益性が改善するところを評価する。特に、円安が輸出競争力や海外収益の評価を押し上げ、業績予想の上振れも期待できるとする。一方、弱気派は、主要な需要先である中国の設備投資減速や、汎用ゴム製品の価格競争が重荷となるとの懸念を持つ。また、原材料価格の変動が利益を圧迫するリスクや、成長分野向けの投資が期待するほど収益に結びつかない可能性を指摘する。なお、株価は1年で約7割上昇しており、先行きへの織り込みが進んだと見る向きもある。

プラスに働く材料7
  • 成長分野の需要

    半導体や医療向け部品の高機能化で需要が拡大。

  • 円安の追い風

    輸出競争力が高まり、海外売上の評価が増加。

  • 高付加価値化

    精密部品の構成比上昇で粗利率が改善傾向。

  • 純利益121→135億、3期連続増益決算発表後影響

    純利益は99→121→135億と3期連続で増加、増益率11.6%。

  • 営業利益52→59億、2期連続増益決算発表後影響

    営業利益率は5.76%→6.43%に改善、金額で7億円増。

  • 予想PER12.1倍と実績13.41倍から改善継続影響

    予想PERは実績PER13.41倍から12.1倍へ低下、割安感。

  • 配当利回り2.58%と安定配当継続影響

    配当利回り2.58%を確保、株主還元の安定性が評価材料。

マイナスに働く材料7
  • 中国需要の減速

    中国の設備投資停滞で需要に不透明感がある。

  • 原材料高のリスク

    原油やゴム価格の高騰でコストが増加し利益圧迫。

  • 株価の過熱感

    1年で7割上昇し、業績の伸びを超過した可能性。

  • 売上高903→918億、伸び率1.7%にとどまる通年影響

    売上高は886→903→918億と伸び悩み、成長力に乏しい。

  • 株価1年で68.6%上昇、業績上振れを先取り不定影響

    株価は6580円、過去1年で68.6%上昇し、利益成長率を大幅に超過。

  • PBR1.07倍と1倍を上回り割安修正完了継続影響

    PBRは1.07倍まで回復し、ROE8.5%を考慮すると評価は適正化。

  • 営業利益率6.43%となお低位継続影響

    営業利益率は5.76%→6.43%に改善も、売上高規模に対する水準は低い。

次の決算で確かめる点
半導体向け売上高
成長分野の牽引が続くか確認するため。
海外売上比率
円安の恩恵やグローバル需要の寄与を測る。
原材料価格の影響
コスト変動が利益率に与える影響を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり170で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは2.56%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥170
1株あたり
配当利回り
2.56%
いまの株価に対して
配当性向
105.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5223.0
2018年3月6321.235.5
2019年3月687.926.7
2020年3月702.937.7
2021年3月700.052.6
2022年3月10042.939.2
2023年3月11010.032.0
2024年3月12210.960.5
2025年3月14014.861.5
2026年3月16014.3105.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥170

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,267人。区分でいちばん多いのは事業法人33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.2%を占め、残る49.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人33.233.233.133.234.533.2
個人・その他25.427.029.429.528.730.8
外国法人19.719.117.517.017.518.1
金融機関20.820.119.219.317.917.0
自己株式4.15.47.17.25.06.3
証券会社0.90.60.71.01.30.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)10.22
02新田ゴム工業㈱9.71
03アイビーピー㈱6.49
04合同会社オンガホールディングス4.89
05㈱日本カストディ銀行(信託口)3.67
06ニッタ取引先持株会3.48
07ニッタ共栄会2.45
08ニッタ従業員持株会1.53
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人)㈱みずほ銀行 決済営業部1.49
10日本ゼオン㈱1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+272%、1株純資産は14期で+188%。直近期のROEは8.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1322,0866.713.522.2
2014年3月1972,4268.79.816.8
2015年3月2572,7689.912.726.4
2016年3月2922,91010.39.721.4
2017年3月2713,0869.011.423.0
2018年3月3153,4129.712.635.5
2019年3月3083,5718.811.726.7
2020年3月2113,6155.910.037.7
2021年3月1653,7754.416.052.6
2022年3月3704,1889.37.539.2
2023年3月3874,6238.87.632.0
2024年3月3545,0647.311.360.5
2025年3月4375,5408.28.661.5
2026年3月4906,0098.59.0105.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額246百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石切山靖順取締役会長7027,000
北村精一代表取締役社長 兼社長執行役員6413,000
萩原豊浩取締役 兼専務執行役員 営業統括兼関連会社担当 ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 代表取締役副社長6512,000
泉敦取締役 兼常務執行役員 ニッタ・ムアー事業部長638,000
懸上耕一取締役 兼常務執行役員 コーポレートセンター長 兼経営戦略、購買担当625,000
豊島ひろ江取締役58
池田剛久取締役67
小野友之取締役66
福若克博監査役(常勤)632,000
森下敏彦監査役(常勤)59
松浦一悦監査役63
大神哲明監査役60
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
黒田愛取締役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5115233717635
社外取締役536367
監査役3343411

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,264字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(当社、子会社33社及び関連会社11社(当連結会計年度末日現在)により構成)においては、ベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品、不動産、経営指導を主たる事業としております。 各事業における当社及び主要関係会社の位置づけ等は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 事業   主要製品   地域   会社名 ベルト・ゴム製品   ベルト製品搬送用製品ゴム製品通信機器、電子機器センサ製品感温性粘着テープ RFID製品    国内   当社、㈱パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズ㈱ 海外   ニッタコーポレーションオブアメリカ、ニッタホールディングB.V.、ニッタインダストリーズヨーロッパGmbH、ニッタコーポレーションオブシンガポールPTE LTD、三友産業(香港)有限公司、ニッタ精密伝動(常州)有限公司、賛友貿易(深圳)有限公司、ニッタ(上海)企業管理有限公司、ニッタコーポレーションインディアPvtLtd、ニッタブラジルLtda、ニッタコーポレーションオブカナダ Inc. 歯付ベルト、Vベルトオートテンショナープーリ等   国内   ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱ 海外   ゲイツユニッタコリアCO.,LTD.、ゲイツニッタベルトカンパニーLLC、ゲイツユニッタ(タイランド)CO.,LTD.、ゲイツユニッタ(インディア)CO.,LTD.、ゲイツユニッタアジアトレーディングカンパニーPTE LTD ホース・チューブ製品   樹脂ホース・チューブ製品金具及びフィッティングメカトロ製品   国内   当社、㈱パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズ㈱ 海外   韓国ニッタムアー㈱、ニッタムアー科技(常州)有限公司、ニッタムアーメキシコ S.de RL.de C.V.、ニッタムアー(広州)軟管有限公司、常州ニッタムアー伊藤金属有限公司、ニッタ机電科技(常州)有限公司、ニッタコーポレーション(タイランド)LTD 化工品 高機能製品産業資材製品建設資材製品防水資材製品   国内   ニッタ化工品㈱ 海外   霓達化工品(香港)有限公司、ニッタケミカルプロダクツ (タイランド) LTD、无锡霓达美峰橡胶制品制造有限公司、長春霓达美峰減振科技有限公司 その他産業用製品   空調製品医療用ゴム・プラスチック製品   国内   当社、ニッタエアソリューションズ㈱、浪華ゴム工業㈱ 海外   台湾ニッタ股份有限公司、ニッタフィルターズインディア PVT LTD 精密研磨用パッド精密研磨用スラリー他   国内   ニッタ・デュポン㈱ 海外   デュポンエレクトロニックマテリアルズアジア,Inc. 不動産   国内   当社 経営指導   国内   当社 その他   国内   当社、北海道ニッタ㈱、㈱新田牧場、㈱芦原自動車教習所、㈲NEEDS、わくっとニッタ㈱ 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,102字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 現在、世界13の国と地域に展開するNITTAグループ(以下「当社グループ」といいます。)は、国や地域で異なるお客さまのご要望に、コツコツと応え続け、発明と改良の精神をもって、新たな顧客価値の創造に取り組んでいます。 当社グループは、2017年3月に新たな経営理念(以下「理念」といいます。)を制定しました。この理念においては、当社グループを取り巻くステークホルダーに対する当社グループの役割として[使命]、使命達成のために当社グループ社員が持つべき考え方として[価値観]、使命達成のために当社グループ社員が取るべき行動として[行動指針]を制定しております。この理念は、当社グループのあらゆる事業活動やサステナビリティに関する取り組みの判断基準となっており、この理念に基づき、グループ全体が一丸となり、真のグローバル企業として更なる価値創造に取り組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、いたずらに規模の拡大のみを求めることなく収益性重視の経営を基本とし、中長期的な経営戦略に基づき、経営指標について目標値を設定しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2022年3月期から2031年3月期の10年間を対象とする中長期経営計画『SHIFT2030』を策定し、全社一丸となってその達成に向け取り組んでおります。 10年後のあるべき姿として、「ものづくりを核としたシフトイノベーター」と定め、それを達成するための3大SHIFTとして、①成長へのSHIFT、②企業価値向上へのSHIFT、③更なるグローバル化へのSHIFT、に取り組んでまいります。 『SHIFT2030』の概要は以下のとおりです。 1.あるべき姿 ものづくりを核としたシフトイノベーター 2.『SHIFT2030』の3大SHIFT (1)成長へのSHIFT ・既存事業の持続的成長 ・新事業の探索 ・新製品開発の加速 (2)企業価値向上へのSHIFT ・品質及びトータルコスト競争力の向上 ・コーポレートガバナンス、コンプライアンスの強化 ・ESG推進とSDGsのGOAL達成 (3)更なるグローバル化へのSHIFT ・各事業の更なるグローバル展開 ・コーポレート部門によるグローバルサポート強化 3.業績目標(連結)と進捗 2026年3月期は、『SHIFT2030』フェーズ2の初年度でありましたが、売上高や営業利益は過去最高を更新しました。フェーズ2の最終年度(2028年3月期)の目標に対しては売上高の進捗に課題がありますが、営業利益率および資本効率の指標として導入した事業ROICは概ね順調です。 フェーズ22026年3月期実績   フェーズ22028年3月期目標   フェーズ32031年3月期目標 売上高   918億円   1,050億円   1,200億円 営業利益率   6.4%   7.0%   8.0% 事業ROIC   6.5%   7.0%   9.0% 新製品売上比率   6.0%   10.0%   10.0% 海外売上高成長率   2021年3月期比 150%   2021年3月期比 160%   2021年3月期比 180% (4) 会社の対処すべき課題 当社グループの製品は、自動車業界や半導体業界、その他多様な業界で使用されており、その売上は様々な要因により増減いたします。それぞれの需要業界において対処すべき課題は以下の通りです。 自動車業界 当社グループは、自動車業界向けには、燃料タンク周りやエアブレーキ用のホース・チューブ製品の他、製造ラインにおける作業ロボットの先端ツールを容易に交換できるメカトロ製品などを製造販売しております。自動車業界向けの売上は、自動車メーカーからの新規プログラムの受注や、その生産台数により増減しますが、一旦受注したプログラムは3~5年単位で継続します。また、受注先は自動車メーカーの他、タンクメーカーなどのTier1の会社となります。当社グループは、常に新しいプログラムを受注すべく自動車メーカーやTier1の会社に対する受注活動を行っております。 また、環境問題に対する意識の高まりとともに脱炭素への動きが強くなり、EV車の比率が高まることが予想されます。これにより現在当社グループが製造販売している製品の需要が減少する可能性があります。当社では、そのような状況に備え、自動車の軽量化や新エネルギーへの対応ニーズに応えるべく、常に新たな製品や用途の開発を進めております。 持分法適用会社のゲイツ・ユニッタ・アジア㈱グループの売上高では自動車業界向けが大きな割合を占めており、主には内燃機関周りのベルト製品であることから、EV車の比率が高まることで、需要が減少することが予想されます。同グループでは内燃機関以外の用途開発や、一般産業向けのベルト製品の割合を増加させるなど取り組みを進めております。 半導体業界 当社グループは、半導体業界向けには、半導体製造装置の部品としてホース・チューブ製品、半導体クリーンルーム向けの空調製品、電子部品製造時に使用される感温性粘着テープ、半導体製造工程で使用されるベルト製品などを製造販売しております。当社グループは、半導体業界の中でも半導体製造装置メーカー向け製品の売上比率が高いため、その売上は半導体需要及びそれに伴う半導体メーカーの設備投資の増減により影響を受けます。その需要変動に対応するため、適切で安定的な供給体制を整える事が重要になっています。当社グループでは、需要先の発注計画だけではなく、社内や代理店の在庫等も注視し、常にお客様の要望に応えられる体制構築を目指しております。 持分法適用会社のニッタ・デュポン㈱グループの売上高は全て半導体業界向けであり、半導体の需要に大きく左右されます。昨今、半導体需要は浮き沈みの波はあるものの、総じて増加傾向にあり、同グループの売上高は堅調に増加しております。半導体の種類による需要にも違いがあり、メモリ、ロジック、AI向けなど、デジタル化の流れにより必要とされる半導体も変化するため、その動向の把握は重要であり、最新の情報に注視しております。また今後、更なる需要増加により、生産能力が逼迫することも予想されるため、同グループでは必要な生産設備の増強、工場の拡張を計画的に進めております。 その他の業界 自動車業界や半導体業界が主要な需要業界ですが、両方を合わせても当社グループ全体の売上の3割程度であると認識しています。その他の需要業界としては物流業界や土木業界、食品業界、衛生用品業界、鉄道業界などがあり、また、繊維機械、紙工機械、建設機械、工作機械、金融機械などの様々な機械の部品としても使用されているため、業界は多岐にわたっています。 そのため当社の業績は、一部業界の好不調による影響を受けにくく、全体としては安定したものとなっています。一方で、各業界に対する知識の不足や、対応する人的資本の分散が懸念され、当社グループ全体の成長が見通しにくくなることは課題でもあります。当社は資本効率の改善に向け、製品・事業ポートフォリオの見直しや事業ROICの改善を進めており、投下資本の効率的な運用を図るとともに成長分野への投資を進めてまいります。
事業等のリスク2,632字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (リスク管理体制) 当社グループの企業価値の持続的向上、コンプライアンス推進並びにリスク管理を統括する機関として、取締役、監査役及び事業部長等が出席する「サステナビリティ推進委員会」、「コンプライアンス推進委員会」、「リスク管理委員会」を定期的に開催し、グループ全体のサステナビリティ、コンプライアンス並びにリスク管理に係る重要な事項について審議し、取締役会に定期的に報告しております。 (1) 当社グループは、中長期かつESGの観点から、地球環境の保全と社会の継続的な発展に貢献する事業活動を展開するため、「サステナビリティ推進委員会」内に「サステナビリティ推進部会」を設け、当社グループの企業価値の持続的向上を図る取り組みを推進しております。 (2) 当社グループの役員及び従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保する体制を整備、運用するために、「NITTAグループ行動憲章」を定めると共に、「コンプライアンス推進委員会」内に「コンプライアンス推進部会」を設け、役員及び従業員へのコンプライアンス教育・研修を推進しております。 (3) 当社グループ全体のリスク管理業務を担当する機関として、「リスク管理委員会」内に「リスク管理部会」を設置し、当社グループとしてのリスクの把握及び対策を推進しております。 (4) 不祥事の未然防止や早期発見を目的に、経営陣から独立した内部通報制度を設け、運用しております。 (5) 「品質・環境・労働安全衛生方針」に基づき、事業活動における品質、環境、労働安全衛生の継続的改善に取り組んでおります。 (6) 重大な損害を及ぼす恐れのある事故その他の事象が発生した場合には、初動対応を指揮命令する機関として、「危機管理本部」をすみやかに設置し、損害の拡大あるいは事業が継続できなくなるリスクに対応します。 (7) 適正な財務報告を確保するための体制を構築し、運用しております。 (8) 当社内部監査部門が定期的に当社グループの全社統制監査を実施し、当社監査役に報告しております。 リスク管理の体制図は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載の(会社の機関関係図)に記載の通りです。 (リスクの分類) 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見できない又は重要とみなされないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当社グループでは、このような経営及び事業リスクを最小化するために、様々な対応及び仕組みづくりを行ってまいります。 リスクの種類   リスクの内容   リスク低減のための主な取り組み 災害以外の要因による資材・部材の供給途絶   ・当社が生産上必要とする製品の生産中止・戦争、紛争の影響による供給停止・遅延・外注先の突然の倒産・事業停止   ・代替製品の探索・原材料のBCP策定の継続・メーカーに強い調達先の探索 原材料価格・在庫・製品価格の変動   ・原油、ガス、原材料の大幅な値上げ等の変動・市況による在庫価値、製品価値の下落   ・原料価格の推移注視と影響想定・代替品探索・製造原価低減取組みの継続 景気後退・悪化による事業計画、事業見通しの未達   ・景気等による販売不振・重要客先の離反、倒産・米国の関税政策   ・業況報告会における各事業部の予算進捗状況の把握・開示すべき情報が生じた場合は、適時、適切な開示を徹底 為替相場の変動によるリスク   ・営業収益の増減   ・為替リスク軽減のための施策・金融機関からの情報収集等 情報システム・ネットワークへの外部からの攻撃・侵入   ・サプライチェーン上でのサイバー攻撃リスク・ランサム型のウィルス攻撃・重要なデータの喪失・重要なデータの社外流出   ・サプライヤへの情報セキュリティアンケート実施と改善指導・AIを活用した自動防御の仕組みを構築・当社グループ各社のデータバックアップ体制の構築・役職員に対する情報セキュリティ教育 製造物責任(PL)を問われる事故   ・製品の欠陥(設計、材料選定、製法、製造過程、製品検査、輸送、保管)・取扱説明書の不備   ・デザインレビューの徹底・品質管理委員会での指導対応 故意または重大な過失による環境汚染事故   ・水質汚濁・土壌汚染・大気汚染   ・社内点検による各種チェックと改善指示の実施・各部門での緊急事態訓練の実施・安全衛生委員会での緊急事態発生報告書の事例報告及び注意喚起 不正な取引   ・談合、不当な取引制限・贈収賄、横領、背任・輸出法令違反   ・ワークフローによるカルテルリスク申請・不正防止のためのコンプライアンス教育の実施・社内規程に準じた手順の周知徹底 業務運営に支障をきたす疾病   ・職業性疾病の発生・感染症の社内蔓延   ・作業環境の測定及び化学物質管理体制の構築・危険有害業務に対する各種教育活動・従業員に対する予防接種補助制度の実施・感染症の流行状況に応じた注意喚起の実施 火災・爆発事故   ・火災、爆発事故、保有森林での火災・引火、爆発性ガス流出ならびに災害に起因する事業中断リスク   ・社内点検による危険個所の確認と改善指示・火気使用工事事前申請システムの運用による工事単位のリスクアセスメント・過去に発生した緊急事態対策の水平展開 自然災害 (地震)   ・地震/津波/噴火等の災害・災害に起因する事業中断リスク   ・総合防災訓練の継続実施・災害発生時の行動計画策定ワークショップの実施・災害対策備蓄品の更新と追加・安否確認システムの応答訓練実施 自然災害(風水災)   ・台風、防風、大雨、洪水、土砂崩れ、落雷等の自然災害ならびに災害に起因する事業中断リスク   ・台風接近時の早期注意喚起、対策行動の実施・大雨による冠水リスクに対する対策の推進
経営成績の分析 (MD&A)7,093字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (i)経営成績 当連結会計年度の世界経済は、各地域で景気が緩やかに持ち直す動きが続いている一方で、米国の関税政策に加え、期末に顕在化した中東情勢の緊迫化により先行きに不透明感が増しました。国内経済については、物価の上昇がみられるものの、雇用・所得環境の改善に支えられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 当社グループ製品の主要需要業界におきましては、物流業界向けや自動車業界向けで需要が堅調に推移し、期末にかけて半導体製造装置向けで需要が回復傾向となりました。 このような環境下、当社グループの当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度比15億5千7百万円増(1.7%増)の918億3千4百万円となりました。 損益面では、人件費や運賃の上昇、損失補償による一時的なコスト計上などがありましたが、半導体製造装置向けの高付加価値製品の需要増や、原材料価格上昇分の販売価格への転嫁が進み、営業利益は58億6千2百万円と前連結会計年度比7億6百万円の増益(13.7%増)となりました。 また、経常利益は、持分法適用会社において半導体業界向けの需要が堅調に推移したものの、訴訟関連費用が増加し、148億1千万円と前連結会計年度比2億9百万円の増益(1.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、135億2千9百万円と前連結会計年度比13億9千8百万円の増益(11.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ベルト・ゴム製品事業 主力のベルト製品(受注額179億9千8百万円、前期比9.0%増、当社単独ベース)、ゴム製品(受注額42億5千1百万円、前期比7.3%減、当社単独ベース)は、国内では、物流業界向けのベルト製品や電子部品向けの感温性粘着テープの需要が堅調に推移しました。海外では、北米で物流業界向けのベルト製品が堅調でした。 ベルト・ゴム製品の生産規模は、136億8百万円(前期比2.0%減・販売価格ベース、当社単独ベース)となりました。 以上の結果、売上高は305億9千7百万円と前連結会計年度比9億1千3百万円の増加(3.1%増)となりました。セグメント利益は、34億6千7百万円と前連結会計年度比5百万円の減少(0.2%減)となりました。 ホース・チューブ製品事業 ホース・チューブ製品(受注額235億7千6百万円、前期比10.9%増、当社単独ベース)は、国内では、自動車業界向け製品が堅調に推移し、期末にかけて半導体製造装置向けの需要が回復傾向となりました。海外では、北米で自動車業界向け製品が回復傾向となり、中国では自動車製造ライン向けのメカトロ製品が堅調でした。 ホース・チューブ製品の生産規模は、216億5千万円(前期比0.6%増・販売価格ベース、当社単独ベース)となりました。 以上の結果、売上高は329億8千3百万円と前連結会計年度比14億6千5百万円の増加(4.7%増)となりました。セグメント利益は、10億7千3百万円と前連結会計年度比9億2千6百万円の増加(627.6%増)となりました。 化工品事業 化工品製品(受注額129億5千万円、前期比15.9%減、ニッタ化工品株式会社単独ベース)は、国内の鉄道向けゴム製品が堅調に推移しましたが、遮水製品やエラストマー製品の需要が低調でした。 化工品製品の生産規模は、130億9千8百万円(前期比13.5%減、販売価格ベース、ニッタ化工品株式会社単独ベース)となりました。 以上の結果、売上高は116億8千1百万円と前連結会計年度比13億4千7百万円の減少(10.3%減)となりました。セグメント利益は、9億2千9百万円と前連結会計年度比8千6百万円の減少(8.5%減)となりました。 その他産業用製品事業 空調製品(受注額46億6千4百万円、前期比3.3%増、当社単独ベース)は、半導体や製薬業界等のクリーンルーム向けのフィルター製品が堅調に推移し、医療向け製品については需要回復傾向となりました。 以上の結果、売上高は117億3千9百万円と前連結会計年度比2億1千2百万円の増加(1.8%増)となりました。セグメント利益は、2億3千4百万円と前連結会計年度比2千7百万円の減少(10.5%減)となりました。 不動産事業 テナント収入の増加により、売上高は10億2千7百万円と前連結会計年度比1億3百万円の増加(11.2%増)となりました。セグメント利益は、3億5千7百万円と前連結会計年度比4千1百万円の増加(13.0%増)となりました。 経営指導事業 経営指導の対象となる関連会社の業績が半導体市場の好況を受け好調であったため、売上高は24億5千5百万円と前連結会計年度比1億7千8百万円の増加(7.8%増)となり、セグメント利益は、18億9千9百万円と前連結会計年度比4千1百万円の増加(2.2%増)となりました。 その他 自動車運転免許教習事業や北海道における山林事業等で構成されるその他の事業の売上高は、13億4千7百万円と前連結会計年度比3千2百万円の増加(2.5%増)となりましたが、セグメント利益は、1千4百万円と前連結会計年度比2千9百万円の減少(66.3%減)となりました。 (ii)財政状態 当連結会計年度末における資産合計は1,924億3千2百万円となり、前連結会計年度末に比べて125億円の増加となりました。流動資産は850億8千8百万円となり8億2千5百万円の増加となりました。主な要因は現金及び預金が増加したことによるものです。 固定資産は1,073億4千3百万円となり116億7千4百万円増加しました。そのうち有形固定資産は306億2千万円と3億2千3百万円増加しました。無形固定資産は8億6千1百万円と1億5千8百万円の増加となりました。投資その他の資産は持分法適用会社の剰余金の増加や政策保有株式の時価が上昇したことにより111億9千2百万円増加し、758億6千1百万円となりました。 負債合計は268億6百万円と10億5千2百万円の増加となりました。純資産合計は1,656億2千5百万円となり114億4千8百万円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加や、株高によりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の85.3%から85.6%となりました。 期末発行済株式総数(自己株式控除後)に基づく1株当たり純資産は、前連結会計年度末の5,540.38円から6,008.79円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、363億9千3百万円(前連結会計年度末比13億3千1百万円の増加)となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、96億1千2百万円の収入(前連結会計年度比26億5百万円の収入増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益159億3百万円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、31億3千3百万円の支出(前連結会計年度比37億9千7百万円の支出減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出41億1千9百万円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、54億6千万円の支出(前連結会計年度比2億4千3百万円の支出増)となりました。これは主に配当金の支払額40億6千1百万円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の状況については、各セグメントの業績に関連付けて示しております。 尚、事業の性格上、生産実績及び受注実績の記載に馴染まない不動産事業、経営指導事業等につきましては、記載を省略しております。また、主な相手先別の販売実績及びその割合につきましては、いずれも売上高の100分の10未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度比15億5千7百万円増(1.7%増)の918億3千4百万円と過去最高を更新しました。北米での物流業界向けベルト製品の需要が堅調であったことが牽引しており、自動車業界向けのチューブ製品なども前連結会計年度と比較すると回復しています。また第4四半期から半導体製造装置向け製品で需要が回復しており、新年度にかけても旺盛な半導体需要を受け当社製品も堅調に推移することが期待されます。当社の半導体関連の製品は、半導体製造装置やデータセンター向けのチューブ・継手製品、半導体製造工程で使用するベルト製品、電子部品製造工程で消耗品として使用する感温性粘着テープ、クリーンルーム向けのフィルタ製品など多岐に渡っており、売上高比率としては全体の約10%程度であると認識しております。今後も成長ドライバーとして半導体関連製品の展開を強化してまいります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ7億6百万円増加(13.7%増)し、58億6千2百万円となり、過去最高を更新しました。原材料価格上昇分の販売価格への転嫁が進んだことが主な増益要因ですが、付加価値の高い半導体製造装置向けのチューブ・継手製品や電子部品業界向けの感温性粘着テープの需要が増加したことも影響しています。当社製品は多種多様な業界で使用されており、各製品の利益率にも違いがあるため、販売製品の構成によって営業利益は増減します。当社は製品・事業ポートフォリオの最適化も進めており、利益率の低い製品からの撤退や、高収益製品への経営資源集中など取り組みを進めております。 (持分法による投資利益) 当社グループの持分法適用会社には、ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱グループと、ニッタ・デュポン㈱グループの2グループがあり、それぞれの主要需要業界は自動車業界と半導体業界となります。 ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱グループは合弁契約に従って、日本を含むアジア地区で自動車メーカーや一般産業向けのタイミングベルト、テンショナー、プーリーなどの製造販売を行っております。ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱グループの2025年度の業況は、日本の半導体業界向けが期末にかけ堅調となったものの、自動車業界向けでは中国や韓国などで低調に推移しました。利益面では原価低減や経費削減を進めましたが売上高減少の影響をカバーするまで至らず、持分法による投資利益は前年度比で減少する結果となりました。 ニッタ・デュポン㈱グループは合弁契約に従って、日本及び海外の日系メーカーを中心に半導体研磨材料の製造販売を行っております。ニッタ・デュポン㈱グループの2025年度の業況は、日本や中国において、半導体業界の需要増加を受け、好調に推移しました。結果として持分法による投資利益が増加しています。 その他、中国常州市の継手製品の製造を行う合弁会社、常州ニッタムアー伊藤金属有限公司について、中国での需要減少を受け閉鎖の手続きを進めており、閉鎖に伴う損失を計上しております。 上記の結果、当連結会計年度における持分法による投資利益は、前連結会計年度に比べ7千7百万円減少(0.9%減)し、85億9千2百万円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、持分法による投資利益の減少や訴訟関連費用が増加といった減少要因があったものの、営業利益の着実な伸長がこれらを吸収し、前連結会計年度に比べ2億9百万円増加(1.4%増)し、148億1千万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ13億9千8百万円増加(11.5%増)し、135億2千9百万円となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は1,924億3千2百万円となり、前連結会計年度末に比べて125億円の増加となりました。キャッシュコンバージョンサイクル改善の取り組み等により売上債権が減少し、また政策保有株式を売却したこと等により、現金及び預金は増加しました。また、持分法適用会社の評価や、株高による保有株式の評価により投資有価証券が大きく増加しております (負債) 負債合計は268億6百万円と10億5千2百万円の増加となりました。主には保有株式を時価評価したことによる繰延税金負債の増加によるものです。 (純資産) 純資産合計は1,656億2千5百万円と114億4千8百万円の増加となり、自己資本比率は85.6%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が増加しており、また、株高によりその他有価証券評価差額金が増加しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ① 財政状態及び経営成績の状況 (i)経営成績」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度の営業キャッシュ・フローは96億1千2百万円であり、当連結会計年度末において現金及び現金同等物を363億9千3百万円保有しております。 営業活動上の運転資金、設備投資、研究開発のための資金及び配当支払など、主に短期的に資金需要を満たすための資金は、原則として営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、M&A等の巨額の資金需要に対応する場合は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、自己資金もしくは銀行等から資金調達を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な調達を実施します。 株主還元の考え方 当社では、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして位置づけ、企業体質の強化・充実を図りつつ、業績に応じた適正な利益配分を行うことを「基本方針」としております。また、2024年3月期から中長期経営計画『SHIFT2030』フェーズ2終了までの期間(2024年3月期~2028年3月期)においては、この基本方針を維持しつつ、連結配当性向30%以上かつDOE(株主資本配当率)2.5%以上を目安に、安定的かつ着実な増配(期間中毎年1株当たり10円以上の増配)を継続的に実施することで、株主の皆様のご期待にお応えしてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用する事が必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じた合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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