概要
NTN株式会社は、軸受(ベアリング)と等速ジョイント(CVJアクスル)の製造販売を主事業とする機械部品メーカーである。1918年に三重県桑名でボールベアリングの研究を始め、2026年3月期の連結売上高は8,263億円、従業員は約2.1万人。大阪市に本社を置き、日本、米州、欧州、アジア他に生産・販売拠点を広げる。自動車メーカーや産業機械メーカーへ高精度な駆動系・回転部品を供給し、補修市場向けにも製品を提供する。
三つの市場セグメントで構成される事業構造
NTNグループは事業を自動車市場、産業機械市場、アフターマーケットの三つに区分する。自動車市場では、等速ジョイント(CVJ)アクスルと自動車用軸受が主力である。ドライブシャフトやホイールハブベアリングなど、駆動系・走行系の不可欠部品を自動車メーカーに供給する。産業機械市場では、工作機械、建設機械、鉄鋼、風力発電向けに多様な軸受を提供。深溝玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受などラインアップは広く、高荷重・高信頼性が要求される特殊環境向けに強みを持つ。アフターマーケットでは、自動車補修部品や産業機械の交換部品として軸受・CVJアクスルを世界中の販売網で販売する。これら三つの市場は売上構成比に違いがあるが、OEMとアフターマーケットの両輪で収益を安定させる方針である。
四地域で展開するグローバル生産販売体制
NTNグループは報告セグメントとして「日本」「米州」「欧州」「アジア他」の四つを持つ。日本の拠点は桑名製作所、宝塚製作所、磐田製作所、岡山製作所、長野製作所などで、生産の多くを自社で行い、一部を国内関係会社に委託する。米州ではアメリカ、カナダに製造・販売子会社を設立し、NTN BEARING CORP. OF AMERICAやNTN DRIVESHAFT, INC.などが地域を統括する。欧州ではドイツのNTN Wälzlager (Deutschland) GmbH、フランスのNTN TRANSMISSIONS EUROPEなどが拠点。アジア他ではタイ、中国に製造子会社を置き、特に中国には上海恩梯恩、広州恩梯恩裕隆など複数の会社を有する。2025年にはチュニジアのLa Tunisie Mecanique S.A.へ出資した。各地域の現地法人は独自に戦略を立案し、収益性を分析しながら活動する。
販売網の変遷とグループ再編の歴史
NTNの販売体制は幾度かの再編を経て現在の形になった。1963年11月、東洋ベアリング販売株式会社に国内販売の営業権を譲渡し、販売機能を分離した。その後1976年4月にエヌ・テー・エヌ販売株式会社を設立し、1989年10月にNTN販売株式会社へ商号変更。2000年9月にはそのNTN販売株式会社を吸収合併し、販売機能を再び自社に統合した。また、製造子会社の統合も進め、1983年に磐田製作所と岡山製作所を合併、1989年に長野製作所を合併、2001年にはNTN平野製作所(旧西林精工)を吸収合併した。連結対象子会社は73社、関連会社12社(2026年3月現在)。2025年にはモロッコのNTN-SNR MAROCを非連結化し清算、ブラジル子会社も非連結化するなど、ポートフォリオ見直しを継続している。
業界の中での役割は軸受・CVJのグローバルサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 米州 | 2,625億円 | 31.8% | 55億円 | 2.1% |
| 日本 | 2,164億円 | 26.2% | 92億円 | 4.3% |
| 欧州 | 1,936億円 | 23.4% | -11億円 | -0.6% |
| アジア他 | 1,539億円 | 18.6% | 176億円 | 11.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車市場主力
自動車メーカー向けに等速ジョイント(CVJ)アクスルや各種軸受を供給。ドライブシャフトやホイールベアリングなど、自動車の駆動系・走行系に不可欠な部品を提供する。
- CVJアクスル(等速ジョイント)世界シェア上位
- ドライブシャフトに用いられ、駆動力を等速で伝えるジョイント。前輪駆動車や四輪駆動車の駆動系に使用される。
- 自動車用軸受
- ホイールハブベアリングやエンジン・トランスミッション用軸受など、自動車の様々な部位に使用される高精度・高耐久の軸受。
02産業機械市場主力
工作機械、建設機械、鉄鋼、風力発電など幅広い産業機械メーカー向けに、各種軸受を供給。特に大型・特殊環境向けの高荷重・高信頼性軸受に強みを持つ。
- 産業機械用軸受
- 深溝玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受など、用途に応じた多様な軸受をラインアップ。高い耐久性と精度が要求される産業機械の回転部に使用される。
03アフターマーケット向け準主力
自動車補修部品や産業機械の交換部品として、軸受・CVJアクスルを販売。世界中の販売網を通じて、純正部品および社外品として市場に供給している。
製品と技術
等速ジョイント(CVJアクスル)の技術と用途
CVJ(Constant Velocity Joint)アクスルは、ドライブシャフトに用いられる等速ジョイントであり、前輪駆動車や四輪駆動車の駆動系に不可欠である。NTNはこの分野で高いシェアを持ち、自動車メーカーのOEM需要に応えている。CVJアクスルは駆動力を一定の速度で伝えるため、滑らかな加速と燃費効率に寄与する。NTNの製品は高トルク伝達と耐久性を両立し、軽量化・コンパクト化も進められている。また、電気自動車(EV)向けの需要も増加しており、NTNはEV用の低フリクションCVJアクスルを開発している。生産拠点は日本、米国、中国、タイなどにあり、世界各地の自動車工場へジャストインタイムで供給する。売上高の約6割を自動車向けCVJとアクスル軸受が占める。
自動車用軸受のラインナップと高精度
NTNの自動車用軸受は、ホイールハブベアリング、エンジン用、トランスミッション用など多岐にわたる。特にホイールハブベアリングは、車輪の回転を支えつつ、ブレーキやサスペンションの荷重を受ける重要な安全部品である。これらの軸受は高精度な内輪・外輪と転動体(ボールまたはころ)で構成され、低摩擦・長寿命が求められる。NTNは深溝玉軸受、円すいころ軸受、アンギュラ玉軸受などの標準品に加え、ハブユニットに一体化したユニットベアリングも供給する。また、EVやハイブリッド車向けの高回転対応軸受の開発も進めている。製造工程では熱処理や研削加工の精度管理が重要であり、NTNは長年のノウハウで高い信頼性を実現している。
産業機械用軸受の幅広いラインアップ
産業機械用軸受は、工作機械、建設機械、鉄鋼設備、風力発電など過酷な環境で使用される。NTNは深溝玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受など、用途に応じた多様な製品を提供する。特に大型軸受や特殊環境向け(高温・高荷重・粉塵)に強みを持ち、鋼鉄プラントの連続鋳造設備や風力発電のメインシャフト用に高信頼性軸受を供給している。これらの軸受には特殊鋼材や表面処理が施され、長寿命化が図られている。また、産業機械の予防保全の観点から、振動監視や潤滑状態を診断するセンサ内蔵軸受も開発している。工場の自動化が進む中、NTNはIoT技術を活用した状態監視システムの提供も行い、ダウンタイム低減に貢献している。
アフターマーケット向け補修部品の供給網
NTNは自動車補修市場(アフターマーケット)向けに軸受やCVJアクスルを供給している。純正部品として自動車メーカーを通じた供給に加え、独立系販売網を通じて社外品としても販売する。世界中の販売子会社や代理店ネットワークを活用し、一般消費者や修理工場へ部品を届ける。アフターマーケットは景気変動の影響を受けにくく、安定した収益源となる。NTNはOEM向けとアフターマーケット向けを一体化した事業運営を目指しており、2024年4月には組織変更により軸受事業を集約、OEMとアフターマーケットを一体で管理する体制を整えた。アフターマーケット向けでは製品の在庫管理と迅速な納入が競争力の鍵であり、各地域に倉庫を配置して対応している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位CVJアクスル(等速ジョイント)世界トップクラスのシェア自動車市場
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
大手ベアリングメーカー、収益低迷脱却急ぐ
NTNは、ベアリング・精密機器メーカーで世界大手。同業の日本製鋼所や三浦工業に比べ規模は大きいが、収益性で劣る。2025/3期は売上8256億円、営業利益率2.8%と低水準。2026/3期も売上8263億円、営業利益率3.8%と小幅改善。自動車・産業機械向け需要が足踏みし、競争激化や原材料高が収益を圧迫。再建策の効果が問われる。
強み
- 売上8000億円超のグローバル企業であり、ブランド力がある。
- 自動車、鉄鋼、工作機械など多業種にわたる顧客を持つ。
- 世界各地に生産拠点を有し、地産地消が可能。
- 長年培った技術力で、高付加価値製品を開発可能。
課題
- 営業利益率3%前後と低く、競合の三浦工業(10%超)に劣る。
- 自動車生産の変動や中国市場の減速がリスク。
- 鋼材価格の高騰が収益を圧迫している。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がNTN
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6770アルプスアルパイン | 4,695億円 | 16.7倍 |
| 2 | 3116トヨタ紡織 | 4,267億円 | 17.4倍 |
| 3 | 7012川崎重工業 | 4,078億円 | 18.8倍 |
| 4 | 7278エクセディ | 2,979億円 | 20.2倍 |
| 5 | 7242カヤバ | 2,405億円 | 7.5倍 |
| 6 | 6472NTN | 2,231億円 | 16.0倍 |
| 7 | 3569セーレン | 2,201億円 | 12.9倍 |
| 8 | 5975東プレ | 1,845億円 | 9.1倍 |
| 9 | 5192三ツ星ベルト | 1,373億円 | 16.8倍 |
| 10 | 5970ジーテクト | 1,013億円 | 7.3倍 |
| 11 | 7241フタバ産業 | 999億円 | 6.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
桑名の鉄工所で始まったベアリング研究(1918-1927)
NTNの創業は1918年3月にさかのぼる。三重県桑名郡桑名町の西園鉄工所で、ボールベアリングの研究製作が開始された。当時の日本は軸受の多くを輸入に頼っており、国産化への機運が高まっていた。1923年5月、巴商会(ともえしょうかい)と西園鉄工所が提携し、「NTN」の商標で国産軸受の製造・販売を開始した。NTNの名称は提携二社の頭文字に由来する(西園鉄工所のN、巴商会のT、そして西園のN? ※実際は西園、巴、西園のN? ※ただし資料ではNTNの由来は明示されていない)。1927年3月には合資会社エヌチーエヌ製作所を設立し、組織化を進めた。この時期にNTNのブランドが確立し、以後成長の基盤が築かれた。
戦時下の工場拡張と商号変更(1937-1939)
1930年代、NTNは事業拡大と軍需対応のため生産能力を増強した。1937年1月、商号を東洋ベアリング製造株式会社に変更。翌1938年5月には兵庫県武庫郡(現宝塚市)に昭和ベアリング製造株式会社を設立し、1939年9月にこれを合併して宝塚製作所とした。同年10月には三重県桑名市に桑名工場(現桑名製作所)を新設した。桑名工場は後に主力工場の一つに成長する。商号変更と工場増強は、軸受の国産化を推進し、後の事業拡大に向けた布石となった。ただし戦争の影響で原材料や労働力の確保には困難が伴ったと考えられる。
戦後復興と株式上場(1949)
第二次世界大戦後、NTNは民間需要の回復とともに事業を再建した。1949年5月、大阪証券取引所市場第一部および東京証券取引所市場第一部に上場を果たす。これにより資金調達力が高まり、設備投資や技術開発を加速する基盤を得た。上場後、国内の生産拠点を拡大。1960年3月には静岡県磐田市に磐田製作所を設立し、同年5月には西林精工株式会社を傘下に入れた(後のNTN平野製作所)。1961年4月には金剛ベアリング株式会社を傘下に加え、和歌山製作所とした。1963年には国内販売会社に営業権を譲渡し、販売と製造の分業体制を明確にした。この時期に国内の生産・販売基盤が固まった。
欧米への販売拠点展開(1962-1971)
1960年代、NTNは海外市場への進出を本格化させる。1962年1月、ドイツのエルクラートにNTN Wälzlager (Europa) GmbH(現NTN Wälzlager (Deutschland) GmbH)を設立し、欧州販売拠点とした。続いて1963年1月にはアメリカ・ニューヨークにNTN BEARING CORP. OF AMERICAを設立。北米市場への直接販売を開始する。1968年9月にはカナダ・ミシサガにNTN BEARING CORP. OF CANADA LTD.を設立。さらに1971年1月、アメリカ・シカゴ近郊のシラ―パークに製造子会社AMERICAN NTN BEARING MFG. CORP.を設立し、現地生産に乗り出した。同年12月には岡山製作所を設立するとともに、ドイツ・メットマンにNTN Kugellagerfabrik (Deutschland) GmbHを設立。この十年間で欧州と北米に販売・製造の足がかりを築いた。
商号変更と組織再編の時代(1972-1989)
1972年11月、商号をエヌ・テー・エヌ東洋ベアリング株式会社に変更。その後1976年4月にエヌ・テー・エヌ販売株式会社を設立し、販売機能を分社化する。1980年12月には東洋ベアリング販売株式会社から大口需要家向け営業を譲り受け、販売網を拡充した。1983年3月には磐田製作所と岡山製作所を合併。1984年7月には長野製作所を設立し、生産能力を増強。1985年12月、アメリカにNTN-BOWER CORP.を設立。1989年4月、アメリカ・コロンバスにNTN DRIVESHAFT, INC.を設立し、等速ジョイントの現地生産を開始。1989年10月、商号をNTN株式会社(登記上エヌティエヌ株式会社)に変更し、同時に長野製作所を合併した。この時期に社名が現在のNTNに統一され、国内生産の集約と海外事業の拡大が進んだ。
アジア進出と21世紀のグループ再編(1990年代-2000年代)
1990年代、NTNはアジア地域への生産拠点拡大を加速する。1998年5月、タイのプラックデーンにNTN MANUFACTURING (THAILAND) CO., LTD.を設立。同年7月にはフランス・アロンヌにNTN TRANSMISSIONS EUROPEを設立した。2000年9月、NTN販売株式会社を吸収合併し、販売機能を再び本体に統合。2001年4月にはNTN平野製作所を吸収合併。2002年8月以降、中国に進出。上海恩梯恩精密機電有限公司、恩梯恩日本電産(浙江)有限公司、広州恩梯恩裕隆伝動系統有限公司、常州恩梯恩精密軸承有限公司を相次いで設立し、中国市場での生産・販売体制を構築した。2004年4月には三重製作所を開設。これによりアジア・欧州・米州を含むグローバルな生産ネットワークが完成した。
年表38件を開く
1910年代
- 1918年3月三重県桑名郡桑名町の西園鉄工所でボールベアリングの研究製作を開始
1920年代
- 1923年5月巴商会と西園鉄工所が提携し、NTNの商標で国産軸受の製造販売を開始
- 1927年3月創業合資会社エヌチーエヌ製作所を設立
1930年代
- 1934年3月合資会社エヌチーエヌ製作所を株式会社に組織変更
- 1937年1月商号変更東洋ベアリング製造株式会社に商号変更
- 1938年5月創業兵庫県武庫郡(現宝塚市)に昭和ベアリング製造株式会社を設立(旧宝塚製作所)
- 1939年9月M&A昭和ベアリング製造株式会社を合併
- 1939年10月三重県桑名市に桑名工場を新設(現桑名製作所)
1940年代
- 1949年5月上場大阪証券取引所市場第一部及び東京証券取引所市場第一部上場
1960年代
- 1960年3月創業静岡県磐田市に株式会社東洋ベアリング磐田製作所を設立(現磐田製作所)
- 1960年5月商号変更西林精工株式会社を傘下に入れる(1992年10月、株式会社NTN平野製作所に商号変更)
- 1961年4月金剛ベアリング株式会社を傘下に入れる(現和歌山製作所)
- 1962年1月創業ドイツ、ErkrathにNTN Wälzlager(Europa) GmbH(現NTN Wälzlager (Deutschland) GmbH)を設立
- 1963年1月創業アメリカ、New YorkにNTN BEARING CORP.OF AMERICAを設立
- 1963年11月東洋ベアリング販売株式会社に国内販売の営業権を譲渡
- 1968年9月創業カナダ、MississaugaにNTN BEARING CORP.OF CANADA LTD.を設立
1970年代
- 1971年1月創業アメリカ、Schiller ParkにAMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.を設立
- 1971年12月創業岡山県備前市に株式会社東洋ベアリング岡山製作所を設立(現岡山製作所)ドイツ、MettmannにNTN Kugellagerfabrik(Deutschland) GmbHを設立
- 1972年11月商号変更エヌ・テー・エヌ東洋ベアリング株式会社に商号変更
- 1973年3月創業カナダ、MississaugaにNTN BEARING-CAE LTD.を設立(1981年12月、NTN BEARING CORP.OF CANADA LTD.に合併)
- 1975年3月創業アメリカ、ElginにNTN ELGIN CORP.を設立(1985年3月、AMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.に合併)
- 1976年4月創業エヌ・テー・エヌ販売株式会社を設立(1989年10月、NTN販売株式会社に商号変更)
1980年代
- 1980年12月東洋ベアリング販売株式会社から大口需要家向け営業の譲受
- 1983年3月M&A株式会社東洋ベアリング磐田製作所及び株式会社東洋ベアリング岡山製作所を合併
- 1984年7月創業長野県箕輪町に株式会社東洋ベアリング長野製作所を設立(現長野製作所)
- 1985年12月創業アメリカ、MacombにNTN-BOWER CORP.を設立
- 1989年4月創業アメリカ、ColumbusにNTN DRIVESHAFT,INC.を設立
- 1989年10月M&ANTN株式会社(登記上、エヌティエヌ株式会社)に商号変更 株式会社東洋ベアリング長野製作所を合併
1990年代
- 1990年10月創業アメリカ、Mount ProspectにNTN USA CORP.を設立
- 1996年9月創業アメリカ、LititzにNTN-BCA CORP.を設立
- 1998年5月創業タイ、PluakdaengにNTN MANUFACTURING(THAILAND)CO.,LTD.を設立
- 1998年7月創業フランス、AllonnesにNTN TRANSMISSIONS EUROPEを設立
2000年代
- 2000年9月M&ANTN販売株式会社を吸収合併
- 2001年4月M&A株式会社NTN平野製作所を吸収合併
- 2002年8月創業中華人民共和国、上海市に上海恩梯恩精密機電有限公司を設立 中華人民共和国、平湖市に恩梯恩日本電産(浙江)有限公司を設立
- 2002年9月創業中華人民共和国、廣州市に廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司を設立
- 2004年4月M&A三重県桑名市に株式会社NTN三重製作所を開設(関連会社を子会社化し、商号変更)
- 2004年8月創業中華人民共和国、常州市に常州恩梯恩精密軸承有限公司を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで830,000百万円
- 営業利益2027年3月期まで50,000百万円
- 営業利益率2027年3月期まで6.0%
- 当期純利益2027年3月期まで21,500百万円
- ROE2027年3月期まで8.0%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
デジタル技術と経営資源の融合
AI等のデジタル技術と培った経営資源を融合し、事業構造変革を加速することでNTNの再生を成し遂げる。
- 02
生産再編による固定費圧縮と競争力向上
中期経営計画の3年間で生産再編の企画・具体化・実行を進め、固定費削減と競争力向上を目指す。構造改革費用を確保しつつ、成長投資等に資金を振り分ける。
- 03
SQCCDの定着による稼ぐ力の強化
安全、品質、法令遵守、コスト・キャッシュ、納期・開発を事業運営の柱とし、全世界の従業員に徹底することで「稼ぐ力」の向上に注力する。
- 04
商品軸組織への変更と新領域展開
市場軸から商品軸組織へ変更し、軸受事業を集約。OEMとアフターマーケット一体で稼ぐ事業へ変革するとともに、未来創造開発本部を設置しコア技術を活かした新商品・サービス創出を加速する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で21,305人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は746万円で、9期前と比べて+1.9%。平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は19.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 24,665 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 25,493 | — |
| 2019年3月 | 732 | 41.0 | 19.0 | 24,988 | — |
| 2020年3月 | 698 | 41.2 | 19.3 | 24,199 | — |
| 2021年3月 | 635 | 41.4 | 19.5 | 23,292 | — |
| 2022年3月 | 665 | 41.8 | 19.9 | 23,383 | — |
| 2023年3月 | 700 | 42.2 | 20.3 | 23,027 | — |
| 2024年3月 | 707 | 42.2 | 20.2 | 22,617 | — |
| 2025年3月 | 724 | 42.1 | 20.1 | 21,996 | 105 |
| 2026年3月 | 746 | 41.7 | 19.6 | 21,305 | 146 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社60社(国内 26 / 海外 34、うち連結子会社 39) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社NTNセールスジャパン東京都 港区議決権100.0%
- 国内株式会社NTN三重製作所三重県 桑名市議決権100.0%
- 国内株式会社NTN宝達志水製作所石川県 宝達志水町議決権100.0%
- 国内株式会社NTN能登製作所石川県 志賀町議決権100.0%
- 国内株式会社NTN袋井製作所静岡県 袋井市議決権100.0%
- 国内株式会社NTN赤磐製作所岡山県 赤磐市議決権100.0%
- 国内株式会社NTN御前崎製作所静岡県 御前崎市議決権97.4%
- 国内NTNアドバンストマテリアルズ株式会社愛知県 蟹江町議決権99.3%
- 国内NTN鋳造株式会社島根県 出雲市議決権100.0%
- 国内株式会社NTN紀南製作所和歌山県 上富田町議決権100.0%
- 国内株式会社NTN上伊那製作所長野県 箕輪町議決権80.0%
- 国内平鍛造株式会社石川県 羽咋市議決権56.7%
残りのグループ会社48社を開く
- NTNテクニカルサービス株式会社大阪府 大阪市100%
- NTN物流株式会社三重県 桑名市100%
- 株式会社NTN多度製作所三重県 桑名市70%
- 光精軌工業株式会社奈良県 天理市100%
- NTN USA CORP.Schaumburg,IL, U.S.A.100%
- NTN BEARING CORP.OF AMERICA〃100%
- NBCA Asset Finance LLC.〃100%
- NTN DRIVESHAFT,INC.Columbus,IN, U.S.A.100%
- NTN DRIVESHAFT ANDERSON,INC.Anderson,IN, U.S.A.100%
- AMERICAN NTN BEARING MFG.CORP.Elgin,IL, U.S.A.100%
- NTN-BOWER CORP.Macomb,IL, U.S.A.100%
- NTK PRECISION AXLE CORP.Frankfort,IN, U.S.A.60%
- NTA PRECISION AXLE CORP.Carol Stream,IL, U.S.A.63%
- NTN BEARING CORP.OF CANADA LTD.Mississauga Canada100%
- NTN-SUDAMERICANA,S.A.Panama Panama100%
- NTN MANUFACTURING DE MEXICO,S.A.DE C.V.Aguascalientes Mexico100%
- Seohan-NTN Driveshaft USA CORP.Auburn,AL, U.S.A.49%
- NTN Europe S.A.Annecy France100%
- NTN TRANSMISSIONS EUROPEAllonnes France100%
- NTN TRANSMISSIONS EUROPE CREZANCYCrezancy France100%
- NTN Wälzlager (Deutschland) GmbHErkrath F.R.Germany100%
- NTN Kugellagerfabrik (Deutschland) GmbHMettmann F.R.Germany100%
- NTN Mettmann (Deutschland) GmbH〃100%
- NTN Antriebstechnik GmbHGardelegen F.R.Germany100%
- NTN BEARINGS(UK)LTD.Lichfield U.K.100%
- La Tunisie Mecanique S.A.Tunis Tunisia35%
- NTN BEARING-SINGAPORE (PTE)LTD.Singapore100%
- NTN BEARING VIETNAM CO.,LTD.Hanoi Vietnam100%
- NTN BEARING-MALAYSIA SDN.BHD.Selangor Malaysia100%
- NTN BEARING-THAILAND CO.,LTD.Bangkok Thailand100%
- NTN MANUFACTURING (THAILAND)CO.,LTD.Pluakdaeng Thailand100%
- NTPT CO.,LTD.Sriracha Thailand75%
- PT. NTN BEARING INDONESIAJakarta Indonesia100%
- NTN BEARING INDIA PRIVATE LTD.Chennai India100%
- NTN NEI Manufacturing India Private LTD.Rewari India97%
- NTN KOREA CO.,LTD.Seoul Korea100%
- 恩梯恩(中国)投資有限 公司中華人民共和国上海市100%
- 南京恩梯恩精密機電有限公司中華人民共和国江蘇省南京市100%
- 上海恩梯恩精密機電有限公司中華人民共和国上海市95%
- 廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司中華人民共和国廣東省廣州市60%
- 襄陽恩梯恩裕隆傳動系統有限公司中華人民共和国湖北省襄陽市60%
- 恩梯恩阿愛必(常州)有限公司中華人民共和国江蘇省常州市100%
- NTN CHINA LTD.Kowloon Hong Kong100%
- 東培工業股份有限公司台湾 台北市27%
- 台惟工業股份有限公司台湾 湖口郷36%
- 上海東培企業有限公司中華人民共和国上海市18%
- PT. TPI MANUFACTURING INDONESIABekasi Indonesia29%
- PT.Astra NTN Driveshaft IndonesiaKarawang Indonesia49%
- GBNTN BEARINGS (UK) LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達676万円競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発水素ステーション低コスト化・高度化基盤技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-28
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は8,263億円、営業利益は310億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.1%、利益が+34.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,100億円 | 8,263億円 |
| 営業利益 | 330億円 | 310億円 |
| 純利益 | 150億円 | 129億円 |
| 1株あたり配当 | ¥13 | ¥13 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,123億円、営業利益は83億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.7%、営業利益は+453.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 2,046 | — | — | 112 |
| 2024年1Q | 2,008 | 15 | 0.7 | 16 |
| 2024年2Q | 2,088 | 53 | 2.5 | 25 |
| 2024年3Q | 2,109 | 86 | 4.1 | 36 |
| 2024年4Q | 2,158 | — | — | 29 |
| 2025年2Q | 4,139 | 99 | 2.4 | −21 |
| 2025年4Q | 4,117 | 131 | 3.2 | −217 |
| 2026年2Q | 4,023 | 129 | 3.2 | 31 |
| 2026年4Q | 4,240 | 181 | 4.3 | 98 |
| 2027年1Q | 2,123 | 83 | 3.9 | 19 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は5,396億円から8,263億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,396 | — | 25 | — | −142 |
| 2014年3月 | 6,390 | — | 287 | — | −146 |
| 2015年3月 | 7,019 | — | 389 | — | 234 |
| 2016年3月 | 7,170 | — | 382 | — | 150 |
| 2017年3月 | 6,836 | — | 296 | — | 28 |
| 2018年3月 | 7,447 | — | 313 | — | 204 |
| 2019年3月 | 7,338 | — | 222 | — | −70 |
| 2020年3月 | 6,520 | — | −17 | — | −440 |
| 2021年3月 | 5,628 | — | −57 | — | −116 |
| 2022年3月 | 6,420 | — | 68 | — | 73 |
| 2023年3月 | 7,740 | — | 120 | — | 104 |
| 2024年3月 | 8,363 | — | 200 | — | 106 |
| 2025年3月 | 8,256 | 230 | 105 | 2.8 | −238 |
| 2026年3月 | 8,263 | 310 | 235 | 3.8 | 129 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高8,263億円のうち、営業利益として残るのは310億円で3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は129億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%6,745億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.6%1,207億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%310億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが572億円、投資CFが−263億円で、差し引きのフリーCFは309億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,313億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 205 | −566 | 696 | −361 | 861 |
| 2014年3月 | 691 | −341 | 66 | 350 | 1,297 |
| 2015年3月 | 251 | −313 | −375 | −62 | 878 |
| 2016年3月 | 462 | −338 | −280 | 124 | 673 |
| 2017年3月 | 624 | −412 | −82 | 212 | 793 |
| 2018年3月 | 618 | −484 | −75 | 134 | 861 |
| 2019年3月 | 432 | −656 | 207 | −224 | 835 |
| 2020年3月 | 437 | −618 | 74 | −181 | 712 |
| 2021年3月 | 365 | −179 | 547 | 186 | 1,472 |
| 2022年3月 | 90 | 25 | −413 | 115 | 1,215 |
| 2023年3月 | 342 | −139 | −333 | 203 | 1,107 |
| 2024年3月 | 651 | −250 | −302 | 401 | 1,273 |
| 2025年3月 | 456 | −260 | −187 | 196 | 1,277 |
| 2026年3月 | 572 | −263 | −353 | 309 | 1,313 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8,787億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,114億円で、自己資本比率は33.8%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 7,685 | 2,117 | 5,568 | 26.0 |
| 2014年3月 | 8,480 | 2,134 | 6,346 | 23.5 |
| 2015年3月 | 8,561 | 2,626 | 5,935 | 28.6 |
| 2016年3月 | 7,940 | 2,485 | 5,455 | 29.3 |
| 2017年3月 | 7,970 | 2,451 | 5,519 | 28.8 |
| 2018年3月 | 8,394 | 2,698 | 5,696 | 30.2 |
| 2019年3月 | 8,408 | 2,464 | 5,944 | 27.4 |
| 2020年3月 | 7,578 | 1,684 | 5,894 | 20.6 |
| 2021年3月 | 8,366 | 1,838 | 6,528 | 20.4 |
| 2022年3月 | 8,555 | 2,164 | 6,391 | 23.1 |
| 2023年3月 | 8,698 | 2,374 | 6,324 | 25.4 |
| 2024年3月 | 9,103 | 2,808 | 6,295 | 29.0 |
| 2025年3月 | 8,564 | 2,487 | 6,077 | 27.2 |
| 2026年3月 | 8,787 | 3,114 | 5,673 | 33.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで209社中67位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中195位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥373.4で、1年前と比べて+15.7%。過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.8倍 |
| PBR | 0.74倍 |
| 配当利回り | 3.48% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に前日比-5.67%の369.2円で終え、7月17日の367.3円以来の水準に戻した。直近1か月では-3.95%と小幅下落だが、年初来では+20.76%と堅調。株価は25日移動平均線(383円)を下回ったが、75日線(407円)は上回っており、中期的な上昇トレンドは維持。52週高値487円に対しては約24%下の水準で、52週安値312.6円からは約18%上。出来高は8月5日に1004万株と急増したが、その後は徐々に落ち着き、8月19日は498万株と依然高水準。RSIは52.43で中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは予想15.5倍と業界平均23.76倍を下回り、PBR0.78倍は1倍未満で割安感が強い。ROEは4.9%と低く、収益性はやや劣るが、配当利回り3.32%は平均2.68%を上回り株主還元は充実。直近で赤字計上があり業績変動に注意が必要だが、バリュエーション面では割安。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.0倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 14.8倍 | — |
| PBR | 0.74倍 | 1.50倍 |
| ROE | 4.9% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
世界有数のベアリングメーカーだが、2025/3期に純損失を計上し、売上高も伸び悩む。ROEは5%未満、PBRは0.78倍と割安感がある。強気派は自動車生産回復とEV化に伴う高精度部品需要、コスト削減効果による業績改善を期待する。弱気派は、中国経済減速や自動車販売停滞、原材料高が重荷となっており、利益率改善は不透明とみる。業績回復の確実性が焦点。
- EV需要取り込み
EV向け高精度ベアリング需要増加が見込まれる
- コスト削減効果
構造改革と生産効率化で利益率改善余地がある
- 割安評価
PBR0.78倍と純資産価値に比べ株価が低い
- 営業利益310億円、前期比80億円増と増益予想通年影響中
営業利益は前期230億円から310億円へ約35%増加、売上高はほぼ横ばいでも増益が見込まれる
- 最終損益が2期ぶりに黒字転換、129億円の純利益通年影響中
前期の−238億円から今期+129億円へ367億円改善し、赤字リスクが後退
- 予想PER15.5倍は実績PER16.75倍を下回る決算発表後影響弱
来期予想PER15.5倍は現在の16.75倍より低く、業績改善でバリュエーションが切り上がる
- PBR0.78倍の解散価値割れ、資本効率改善で見直し不定影響中
PBR0.78倍は1倍未満、ROE4.9%の改善や株主還元強化でPBR1倍への修正余地
- 業績悪化懸念
2025/3期に純損失238億円を計上
- 利益率低水準
営業利益率2.79%と低く、改善が急務
- 外部環境不透明
中国経済減速や自動車販売不振が重荷
- 売上高は3期連続でほぼ横ばい、成長欠如通年影響中
売上高は8363億円→8256億円→8263億円と伸びず、増益は採算改善依存
- 営業利益率3.75%と低い収益力継続影響中
営業利益率は前期2.79%から3.75%へ改善するも、機械大手としては低水準
- 外国人持株比率29.46%と高く売り圧力不定影響弱
外国人持株比率が約29.5%あり、世界景気悪化時に売りが出やすい
- 純利益129億円は売上高規模のわりに小幅通年影響弱
売上高8263億円に対し純利益129億円、利益率1.6%とサプライズ余地は限定的
- 営業利益率
- 収益性改善の度合いを測る重要な指標
- 自動車生産台数
- 主要需要先の動向が売上に直結するため
- EV関連売上比率
- 成長市場への適応状況を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり13円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.48%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | — |
| 2018年3月 | 15 | 50.0 | 107.4 |
| 2019年3月 | 15 | 0.0 | 114.4 |
| 2020年3月 | 5 | −66.7 | — |
| 2023年3月 | 5 | 0.0 | 10.9 |
| 2024年3月 | 10 | 100.0 | — |
| 2025年3月 | 11 | 10.0 | — |
| 2026年3月 | 11 | 0.0 | 29.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥13
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ64,958人。区分でいちばん多いのは金融機関で35.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.7%を占め、残る58.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 43.5 | 41.8 | 38.0 | 34.2 | 37.8 | 35.7 |
| 外国法人 | 15.9 | 13.1 | 20.5 | 19.1 | 18.3 | 29.4 |
| 個人・その他 | 25.8 | 30.4 | 26.6 | 33.1 | 33.4 | 22.9 |
| 事業法人 | 13.8 | 13.3 | 10.6 | 8.9 | 7.9 | 6.0 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.5 | 4.2 | 4.7 | 2.6 | 5.9 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.83 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.84 |
| 03 | 明治安田生命保険相互会社 | 3.57 |
| 04 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.17 |
| 05 | NTN共栄会 | 2.92 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.81 |
| 07 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 2.60 |
| 08 | NTN従業員持株会 | 2.24 |
| 09 | BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.06 |
| 10 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 1.90 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-07野村證券株式会社新規の大量保有報告0.08%+0.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+188%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −27 | 376 | −7.2 | — | — |
| 2014年3月 | −28 | 375 | −7.3 | — | 21.3 |
| 2015年3月 | 44 | 461 | 10.5 | 14.5 | 27.8 |
| 2016年3月 | 28 | 437 | 6.3 | 12.7 | 41.3 |
| 2017年3月 | 5 | 432 | 1.2 | 103.9 | — |
| 2018年3月 | 38 | 477 | 8.4 | 11.6 | 107.4 |
| 2019年3月 | −13 | 433 | −2.9 | — | 114.4 |
| 2020年3月 | −83 | 294 | −22.8 | — | — |
| 2021年3月 | −22 | 321 | −7.1 | — | — |
| 2022年3月 | 14 | 373 | 4.0 | 15.5 | — |
| 2023年3月 | 20 | 416 | 5.0 | 17.3 | 10.9 |
| 2024年3月 | 20 | 498 | 4.4 | 15.7 | — |
| 2025年3月 | −45 | 440 | −9.6 | — | — |
| 2026年3月 | 23 | 499 | 4.9 | 13.6 | 29.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
24名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は24名。2026/3期の役員報酬は総額750百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鵜飼英一 | 取締役 指名委員会委員 報酬委員会委員 | 69 | 221,000 |
| 山本正明 | 取締役 報酬委員会委員 | 65 | 78,000 |
| 木下俊平 | 取締役 | 64 | 75,000 |
| 孝橋宏二 | 取締役 | 65 | 45,000 |
| 江上正樹 | 取締役 監査委員会委員 | 68 | 66,000 |
| 播磨悦 | 取締役 指名委員会委員 監査委員会委員 | 67 | 104,000 |
| 川上良 | 取締役 指名委員会委員 監査委員会委員 | 58 | — |
| 小松百合弥 | 取締役 取締役会議長 報酬委員会委員 | 63 | 10,000 |
| 村越晃 | 取締役 指名委員会委員長 報酬委員会委員 | 68 | 7,000 |
| 木谷泰夫 | 取締役 指名委員会委員 監査委員会委員長 | 64 | 9,000 |
| 塔下辰彦 | 取締役 監査委員会委員 報酬委員会委員長 | 70 | 10,000 |
| 和田浩美 | 取締役 報酬委員会委員 | 66 | 1,000 |
残りの役員12名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 青木仁 | 執行役 米州地区担当 米州地区総支配人 | 54 | — |
| 大角誠治 | 執行役 中国地区担当 中国地区総支配人 | 58 | 2,000 |
| 皆見章行 | 執行役 インド地区・生産技術本部担当 SCM戦略本部長 | 66 | 73,000 |
| 川端恭弘 | 執行役 人材戦略部・人事部・総務部・法務部担当 グループ経営本部副本部長 | 63 | 30,000 |
| 菊田剛 | 執行役 財務戦略部・ESG推進部・経理部・内部統制推進部担当 グループ経営本部副本部長 | 55 | 2,000 |
| 小西良一 | 執行役 アセアン・大洋州・西アジア地区担当 アセアン・大洋州・西アジア地区総支配人 | 58 | — |
| 髙橋靖明 | 執行役 品質統括本部・欧州・アフリカ州地区担当 | 61 | 1,000 |
| 楯岡生也 | 執行役 CVJアクスル事業本部長 | 63 | 22,000 |
| 谷尾雅之 | 執行役 事業構造改革・複合材料商品事業部担当 | 62 | 10,000 |
| 中野賀泰 | 執行役 CTO(最高技術責任者)研究部門・未来創造開発本部・新商品戦略部・知的財産戦略部担当 | 64 | 9,000 |
| 柳田圭治 | 執行役 NTN KOREA CO.,LTD.担当 軸受事業本部長 | 62 | 4,000 |
| 三浦綾子 | 取締役 監査委員会委員 報酬委員会委員 | 45 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | — | 367 | 39 | 494 | — |
| 取締役(社内) | — | 158 | — | 158 | — |
| 社外取締役 | — | 98 | — | 98 | — |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容910字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,466字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,436字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,738字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第127期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第127期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第125期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第125期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-06
- 四半期報告書四半期報告書-第125期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第124期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-04
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料2026-08-04
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