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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナルネットコミュニケーションズ

5870 · Growth · サービス業

自動車リース会社や一般法人向けに、車両メンテナンス管理を中心としたBPOサービスを提供するモビリティ業界の受け皿企業。

概要

ナルネットコミュニケーションズは、自動車関連BPO事業を単一セグメントとするサービス企業である。法人向けリース車両のメンテナンス管理受託を主力とし、個人向けリースサポート、データ管理、タイヤ保管、納税管理など多岐にわたる業務を請け負う。2023年12月に東証グロース市場に上場し、2026年3月期の売上高は99億円、従業員108名(2026年3月末時点)である。

メンテナンス受託が収益の柱、管理台数は21万台超

当社は自動車関連BPO事業を4つの区分で管理する。最大のセグメントはメンテナンス受託事業で、法人向けリースサービス提供者から車両の点検・車検・修理を一括受託する。2026年3月末の総管理台数は212,423台に達し、前年比4.6%増加した。内訳はメンテナンス受託事業が84,664台、MLS(マイカーリースサポート)事業が87,632台、BPO事業とその他事業を合わせて約40,000台である。リース期間に応じた安定収入が収益基盤を支える。

個人向けリースサポートで市場成長を取り込む

MLS事業は個人向けリースサービス提供者に対し、限定的な点検・消耗品交換の管理業務を提供する。メンテナンス受託事業と異なり、一般故障整備は含まず、決められたサイクル作業のみを対象とする。個人リース市場の堅調な成長を背景に、同事業の管理台数は2026年3月末に87,632台と前年比5.0%増加した。両事業の管理台数増加が売上高拡大に寄与している。

BPO事業でメンテナンス以外の周辺業務も受託

BPO事業はメンテナンス関連業務を除く、データ管理サービス、タイヤ保管サービス、納税管理サービス、中古車販売の納車前整備などを含む。データ管理では自社システムとコールセンターを活用し、自動車関連企業の整備管理をトータルサポートする。タイヤ保管はシーズンタイヤの履き替え作業手配と保管を一括受託する。これらのサービスは売上構成比は小さいが、収益の多様化に貢献している。

提携整備工場1万3千拠点のネットワーク

当社の事業展開には全国の整備工場との連携が不可欠である。2026年3月末時点の提携整備工場数は13,686ヵ所に上る。オウンドメディア「モビノワ」や定期的なコンタクトを通じて関係強化を図り、クライアントのニーズに応える体制を整えている。このネットワークを活用し、車検プラットフォームやAI音声ボットなど新たなサービスを開発・提供している。

業界の中での役割は自動車業界向けBPO(業務受託)サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
99億円
営業利益
8億円
営業利益率
8.1%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
メンテナンス 受託サービス84億円84.0%
手数料収入10億円10.0%
車両販売5億円5.0%
その他1億円1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01法人向けリース・一般法人主力

法人向けリースサービス提供者や一般法人から、車両管理における点検・車検・修理などのメンテナンス管理業務を一括受託。全国の整備工場と連携し、リース期間に合わせた安定したサービスを提供。

主な製品・サービス1
メンテナンス受託サービス
車両の点検・車検・修理などのメンテナンス管理を一括受託。全国の整備工場ネットワークを活用し、リース期間に合わせて管理業務を提供。

02個人向けリース事業者準主力

個人向けリースサービス提供者に対して、リース車両のメンテナンス管理業務を提供。定められたサイクルでの点検や消耗品交換など、限定的な契約内容が特徴。

主な製品・サービス1
MLS(マイカーリースサポート)サービス
個人向けリース車両のメンテナンス管理業務。定期点検や消耗品交換など、契約で定められた範囲のサービスを提供。

03自動車関連企業・中古車販売業者副次

メンテナンス費用管理などのデータ管理、タイヤ保管、納税管理、中古車販売の納車前整備など、車両に関する多種多様なBPO業務を受託。システムとコールセンターを活用したトータルサポートを提供。

主な製品・サービス3
データ管理サービス
自動車整備・管理をシステムとコールセンターでトータルサポートするサービス。メンテナンス費用管理などのデータ管理業務を提供。
タイヤ保管サービス
シーズンごとのタイヤ交換に伴うタイヤの保管や作業手配を一括受託。
納税管理サービス
自動車税に関する業務を一括で受託。

04その他(個人向けサービス)その他

中古車売却、ワランティ(故障修理保険)、メンテナンスパック、オートリースなど、上記に該当しない事業を展開。

製品と技術

整備工場とつなぐ「momoCan」

2022年6月に始動した「momoCan」は、提携自動車整備工場と当社をオンラインで結ぶ統合管理システムである。整備工場からの作業進捗報告、メンテナンス履歴の共有、コールセンターとの連携を一元化し、業務の効率化を実現する。同システムにより、当社は再現性の高いメンテナンス管理サービスを提供し、クライアントであるリース会社への品質向上に寄与している。

ソーシャルメディア「モビノワ」

2023年8月に公開した「モビノワ」は、クルマのアフターマーケットで働く整備士やスタッフ向けの情報共有プラットフォームである。整備技術のノウハウ、現場の課題解決策、業務効率化のアイデアなどを会員間でシェアする。これにより、当社と提携整備工場のエンゲージメントを高め、13,686拠点のネットワーク維持・拡大に貢献している。

車検プラットフォームのOEM提供

2025年11月から開始した車検プラットフォームは、ユニオンエタニティ株式会社と共同開発され、当社が長年蓄積してきた整備データを活用して適切な整備費用を算出・定額化するサービスである。ユーザーは透明性の高い車検を受けられ、OEMとして流通業や小売業に提供される。初弾として株式会社エネコープを通じコープさっぽろ組合員向けに提供し、多数の問い合わせを獲得した。

AI音声ボットによる電話対応代行

当社は株式会社インバウンドテックとの協業により、提携整備工場との電話対応をAI音声ボットが代行するシステムを開発中である。従来、当社から工場への「車両の入庫依頼」や「部品交換の確認・承認」などの電話業務が発生しており、つながりにくさが課題だった。AI化により業務効率と品質向上を目指し、中期経営計画ではコンタクト業務の70%自動化を目標に掲げる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上高100億円目前の高成長、利益率も向上

ナルネットコミュニケーションズは、サービス業に属し、情報通信やコンサルティングなど幅広いサービスを提供する企業である。同業他社のジンジブやイシンもサービス業で、それぞれ人材派遣や教育事業など異なる分野に特化している。同社の直近業績は売上高が77億円(2024年3月期)から85億円(2025年3月期)、99億円(2026年3月期)と急速に成長しており、営業利益率も4.71%から8.08%へと向上している。これは、収益性の高い事業モデルへの転換が成功していることを示し、業界内で高い成長性と収益性を兼ね備えたポジションにある。ジンジブなどの競合と比較しても、売上高の伸び率は際立っており、市場での存在感を強めている。今後も持続的な成長が期待されるが、競争激化や市場の飽和にどう対応するかが課題となる。

強み

  • 売上高は3期連続で20%前後の伸びを示し、99億円に到達
  • 営業利益率は4.71%から8.08%へと大幅に改善
  • 多様なサービスを展開し、リスク分散を図る
  • 売上高と利益率の両面で業界平均を上回る成長

課題

  • 同業他社が多く、価格競争に陥るリスク
  • 市場全体の成長が鈍化した場合の影響
  • サービス業は人材依存度が高く、確保が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がナルネットコミュニケーションズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12304CSSホールディングス49億円6.8倍
22449プラップジャパン49億円9.9倍
32179成学社48億円7.8倍
42375ギグワークス48億円25.4倍
59259タカヨシホールディングス48億円9.9倍
65870ナルネットコミュニケーションズ47億円9.3倍
77357ジオコード47億円
82341アルバイトタイムス47億円16.5倍
99337トリドリ47億円16.8倍
104645市進ホールディングス46億円5.6倍
117058共栄セキュリティーサービス45億円6.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

2019年7月、ホールディングス設立からLBOによる子会社化

2019年7月、旧ナルネットコミュニケーションズの株式取得を目的として株式会社NALホールディングスを設立した。同年7月にはジャフコ グループ株式会社が運営するファンドに株式譲渡を行い、9月には同ファンドによる第三者割当増資を実施。その後LBO(レバレッジド・バイアウト)により旧ナルネットコミュニケーションズの全株式を取得し、完全子会社化した。この一連の取引で事業基盤を確保した。

2022年4月の合併と商号変更

2022年4月、存続会社である株式会社NALホールディングスが旧ナルネットコミュニケーションズを吸収合併し、同時に商号を株式会社ナルネットコミュニケーションズに変更した。合併により経営資源を一元化し、自動車関連BPO事業に特化した体制を確立。同年6月には、提携自動車整備工場と当社をつなぐオンライン統合管理システム「momoCan」を始動し、デジタル活用の基盤を整えた。

2023年12月の東証グロース市場上場

2023年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場前の2023年8月には、クルマのアフターマーケットで働く人の情報共有ソーシャルメディア「モビノワ」を公開し、整備工場との交流を強化。同年9月には、ジャフコが保有する当社株式の一部が伊藤忠商事と伊藤忠エネクス共同出資のMobility&Maintenance Japan株式会社に譲渡され、資本構成が変化した。

2024年以降の業務提携と新サービス開始

2024年8月に株式会社WECARS、同年9月に株式会社IDOM CaaS Technologyと業務提携を締結し、中古車販売やリース関連のサービス連携を進めた。2025年11月には、車検プラットフォームのOEM提供サービスを開始し、生活協同組合コープさっぽろの関連会社への提供を皮切りに、流通・小売業への横展開を図った。また、同月に厚生労働大臣より「くるみん認定」を取得した。

2026年1月、イエローハットが筆頭株主に

2026年1月、株式会社イエローハットが当社の発行済株式総数の20.0%を取得し、同社の持分法適用関連会社となった。イエローハットは全国にカー用品店を展開する企業であり、資本提携により整備工場ネットワークの拡充やサービス連携が期待される。この資本参加により、当社の経営基盤はさらに強化された。

年表14件を開く

2010年代

  • 2019年7月創業旧ナルネットコミュニケーションズの株式取得を目的として当社(株式会社NALホールディングス)を設立
  • 2019年7月ジャフコ グループ株式会社が運営するファンドに株式譲渡
  • 2019年9月ジャフコ グループ株式会社が運営するファンドによる第三者割当増資を実施
  • 2019年9月M&A旧ナルネットコミュニケーションズの株式をLBOにより取得し完全子会社化

2020年代

  • 2022年4月M&A旧ナルネットコミュニケーションズを吸収合併 存続会社である当社(株式会社NALホールディングス)を株式会社ナルネットコミュニケーションズに商号変更
  • 2022年6月M&A提携自動車整備工場と当社をつなぐオンライン統合管理システム「momoCan」を始動
  • 2023年8月クルマのアフターマーケットで働く人の知恵と情報をシェアするソーシャルメディア「モビノワ」を公開
  • 2023年9月ジャフコ グループ株式会社が運営するファンドが、保有する当社株式の一部を伊藤忠商事株式会社及び伊藤忠エネクス株式会社の共同出資会社であるMobility&Maintenance Japan株式会社に譲渡
  • 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年8月株式会社WECARSと業務提携
  • 2024年9月株式会社IDOM CaaS Technologyと業務提携
  • 2025年11月車検プラットフォームのOEM提供サービスを開始
  • 2025年11月厚生労働大臣より次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん認定」を取得
  • 2026年1月株式会社イエローハットが当社の発行済株式総数の20.0%を取得し、同社の持分法適用会社となる

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで13,320百万円
  • 営業利益2029年3月期まで1,240百万円
  • 営業利益率2029年3月期まで9%台の定着
  • BPO事業売上比率2029年3月期まで16%超
  • コンタクト業務の自動化率2029年3月期まで70%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規領域の取引規模拡大

    自動車メンテナンス受託事業を軸に事業領域を拡大し、新規顧客の獲得と収益源の多様化を図る。

  2. 02

    整備工場ネットワークの拡充

    提携整備工場との関係強化とAIによる業務効率化を進め、クライアントニーズに応えるネットワークを構築する。

  3. 03

    新規事業の開発

    モビリティ市場全体の受け皿として、リース車両や自動車以外の分野での付加価値サービスを創出する。

  4. 04

    ITシステム高度化とAI活用推進

    IT投資を強化し、自社・提携先の業務効率化を推進。AI実装を本格化し、モビリティインフラの高度化に貢献する。

  5. 05

    優秀な人財の確保・育成

    専門性を持つ人材の採用と研修を強化し、リモートワークや福利厚生など働きやすい環境を整備して流出リスクを低減する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で108人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は597万円で、2期前と比べて+6.2%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は9.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年3月56340.08.0106
2025年3月57040.68.4108370
2026年3月59741.09.1108741

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)41.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 愛知県春 日井市958百万円
MTセンター — 愛知県春 日井市6百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は99億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.5%、利益が+100.0%。

売上高
+16.5%
99億円
営業利益
+100.0%
8億円
純利益
+150.0%
5億円
営業利益率
8.1%
前期比 +3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高108億円99億円
営業利益9億円8億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

7期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は2億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年3Q5735.32
2024年4Q201
2025年2Q3925.11
2025年4Q4624.31
2026年2Q4648.72
2026年4Q5347.53
2027年1Q2528.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

直近期の営業利益率は8.1%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年3月−2−2
2021年3月−1−1
旧ナルネットコミュニケーションズを吸収合併 存続会社である当社(株式会社NALホールディングス)を株式会社ナルネットコミュニケーションズに商号変更
2022年3月6442
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年3月7056
2024年3月7753
2025年3月85444.72
2026年3月99888.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高99億円のうち、営業利益として残るのは8億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.7%70億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.2%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
29.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は10億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月7−1−367
2023年3月4−1−336
2024年3月8−1−3710
2025年3月4−1−538
2026年3月8−1−6710

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2026年3月期の総資産は100億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は38.6%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年3月64253938.4
2021年3月64244037.6
2022年3月94256926.3
2023年3月96296730.3
2024年3月96336334.2
2025年3月99346534.6
2026年3月100396138.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中126位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中388位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥875で、1年前と比べて-9.6%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥875-1.5%1ヶ月+9.0%1年-9.6%時価総額47億円
過去52週の値幅
安値¥705高値¥1,205

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.3倍
PER (会社予想)9.1倍
PBR1.86倍
配当利回り3.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に前日比+9.7%の905円と急伸し、1カ月で+13.27%と上昇基調です。株価は25日線(801.4円)を約13%上回り、75日線(816.15円)も上回っています。ただし52週高値1205円からは約25%下落しており、回復途上です。RSIは82.6と過熱感があり、出来高は12万2900株と低水準ながら増加しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは8.67倍と同業界平均の22.49倍を大きく下回り、PBRも1.74倍で平均3.19倍を下回る。配当利回りは3.55%と平均2.68%を上回り、株主還元も手厚い。ただし、ROEは13.8%と平均を下回る可能性があり、収益性改善が課題。割安ではあるが、成長鈍化の懸念も残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.3倍23.4倍
PER (予想)9.1倍
PBR1.86倍3.51倍
ROE13.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

通信販売代理店市場は成熟しており、今後の成長には法人向け営業の強化が必要。強気派は、売上高が増加しており、特に最新の売上高は99億円と過去最高、営業利益率も改善している点を評価。一方、弱気派は、代理店業界は競争が激しく、手数料率の低下や顧客獲得コストの上昇で収益性が悪化する可能性を指摘。また、2025/3期の純利益が2億円と前年度の6億円から大幅減益であることも懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    直近の売上高は99億円と成長が続く

  • 収益性の改善

    営業利益率が4.71%から8.08%へ上昇

  • 法人需要

    法人向けサービスの拡充が新たな成長源に

  • 2026/3期の営業利益が前年比2倍の8億円へ決算発表後影響

    売上高99億円、営業利益8億円で営業利益率8.08%となり、前期比4億円の増益要因。

  • 売上高が2年で77億円から99億円へ拡大通年影響

    2024/3期77億円→2026/3期99億円と2年で28.6%増加し、増収が利益成長を牽引。

  • ROE13.8%に対しPER8.67倍は割安水準不定影響

    PER8.67倍、PBR1.74倍に対しROE13.8%と高く、株主資本対比で再評価の余地。

  • 配当利回り3.55%が下支え継続影響

    時価総額44億円、配当利回り3.55%は小型株として安定感があり、株価の下値支援。

マイナスに働く材料7
  • 利益の減少

    直近の純利益が大幅に減少、収益性に懸念

  • 競争激化

    多くの代理店が存在し、価格競争に陥る可能性

  • 市場飽和

    通信市場は成熟し、新規契約の伸びが鈍い

  • 営業利益8億円と小規模なため業績ブレが増幅通年影響

    時価総額44億円、営業利益8億円で、数億円の増減益が株価に大きく影響する。

  • 営業利益8億円に対し純利益5億円と税金負担通年影響

    実効税率約37.5%で純利益率5.05%、増益効果が希薄化。

  • 来期業績予想が未公表で不透明感不定影響

    直近3期の売上・利益はあるが来期予想は示されておらず、予想PERも公表されていない。

  • 時価総額44億円と流動性が乏しい継続影響

    外国人持株比率3.41%、小型株で売買代金が細く需給変動を受けやすい。

次の決算で確かめる点
契約獲得数
代理店収益の基盤となる業績指標
営業利益率
利益率の改善が持続するか確認
法人売上比率
法人分野の成長が今後のカギを握る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+93.3%いまの株価に対する利回りは3.43%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.43%
いまの株価に対して
配当性向
30.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月1533.6
2026年3月2993.330.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,266人。区分でいちばん多いのは事業法人57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.0%を占め、残る42.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人36.436.257.9
個人・その他50.256.533.1
証券会社8.24.35.5
外国法人2.40.13.3
外国人個人0.10.80.1
金融機関2.72.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Mobility&Maintenance Japan株式会社35.62
02株式会社イエローハット20.02
03大和証券株式会社2.03
04上田八木短資株式会社1.86
05谷口 孝雄1.21
06JIA1号投資事業有限責任組合1.16
07あいぎんベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合1.16
08楽天証券株式会社1.13
09大原 和剛1.05
10株式会社SBI証券1.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-26
    Mobility&Maintenance Japan株式会社
    新規の大量保有報告
    35.62%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+103%、1株純資産は7期で−98%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年3月−3,26446,735
2021年3月−1,34445,391
2022年3月384708.3
2023年3月11855223.9
2024年3月586139.915.726.0
2025年3月456437.112.133.6
2026年3月9472313.810.330.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額187百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木隆志代表取締役 社長612,489
東村大介常務取締役542,489
服部正次取締役6312,452
永冶健取締役452,489
山田梨津子監査役45496
田中慎二郎代表取締役 社長63
横山純一取締役68496

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81272014718
監査役316165
社外監査役316165
社外取締役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,111字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「Mobility’s Transformer」を経営理念とし、モビリティ業界全体の“課題を解決する受け皿” として機能することで、世の中のあらゆる移動を支えるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)プレイヤーとして事業領域の拡大を図っております。 当社は、自動車関連BPO事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 当社では、当該自動車関連BPO事業を、「メンテナンス受託事業」「MLS(マイカーリースサポート)事業」「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業」「その他事業」に区分して管理しております。それぞれの事業区分の概要は、以下のとおりであります。 (1) メンテナンス受託事業 法人向けリースサービス提供者及び一般法人より車両管理における点検・車検・修理等メンテナンス管理部分を一括で受託しております。また、メンテナンスについては全国の整備工場と連携して整備を依頼しております。リース期間に合わせてメンテナンス管理業務を受託しており、安定した事業基盤となっております。 (2) MLS(マイカーリースサポート)事業 個人向けリースサービス提供者に対してリース車両のメンテナンス管理業務を提供しております。また、メンテナンス受託事業では一般故障整備を含んだ契約内容となりますが、MLSでは決められたサイクルによる点検基本工賃と決められた作業及び消耗品交換のみの限定的な契約内容となっております。 (3) BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業 当社の業務は全てBPO事業でありますが、前掲(1)(2)のメンテナンス関連業務を除く、部分的なBPOビジネスとして、メンテナンス費用管理等のデータ管理サービス、タイヤ保管サービス、納税管理サービス、中古車販売の納車前整備等の車両に係る多種多様な業務を受託しております。 ① データ管理サービス 自動車関連企業の自動車整備及び管理を当社のシステム及びコールセンターの活用によりトータルでサポートするサービスです。 ② タイヤ保管サービス シーズンごとに履き替えを行うタイヤの保管及び作業手配等の管理に関する業務を一括して受託するサービスです。 ③ 納税管理サービス 自動車税に関する業務を一括で受託するサービスです。 ④ 中古車販売の納車前整備 中古車をユーザーに納車する前に行われる整備を当社が受託するサービスです。 (4) その他事業 中古車売却、ワランティ(故障修理保険)、メンテナンスパック、オートリース等、上記(1)~(3)に該当しない事業となります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,519字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「Mobility’s Transformer」を経営理念に掲げ、変化するモビリティ業界の中での課題解決を行うために、「世の中のあらゆる移動を支える、BPOプレイヤーへの新化」というビジョンの実現を目指しております。お客様が抱えている「複雑で煩わしい業務」を「より心地よく、よりシンプルに、より高品質のサービス」に変えることで、お客様への価値を提供しております。 また、当社は、新たなステートメントとして『移動を止めない 安心を創造する モビリティ・インフラ カンパニー』を掲げ、目指す姿としています。このステートメントには、「これまで蓄えてきた技術やノウハウを活用して、モビリティとそのマーケットが抱えている課題を創造的に解決する。」「安心・安全で、人にも地球にも優しく、快適な移動を着実に支えていく。」「モビリティ・インフラの役割を担い、広く社会に貢献したい。」という意欲が込められております。変化し続けるモビリティ業界が抱える新たな課題に対し、自動車メンテナンス受託事業を基盤に長年培ってきた現場に根差した対応力、外部パートナーとの密なコミュニケーション、再現性の高いメンテナンス管理サービスといった強みを発揮し、業界全体の“課題を解決する受け皿” として機能することで事業領域の拡大を図っております。 (2) 経営環境及び中期経営計画 当社を取り巻く経営環境は、車両のソフトウエア化(SDV)や電動化(EV)の進展により、車両構造の複雑化と整備の高度化が急速に進んでおります。また、国内では乗用車の平均使用年数が2025年度時点で13.35年(出典:一般財団法人 自動車検査登録情報協会)となっており、20年前と比較して2年以上増加しております。「車両の長寿命化」によるメンテナンス機会の増加が進む一方、有資格整備士の不足や車両技術の高度化といった構造的な課題が深刻化しており、専門的なメンテナンス管理への外部委託(BPO)の需要は拡大しております。 このような環境下、当社は、2027年3月期から2029年3月期までの3カ年を対象とする中期経営計画を策定し、持続的な企業価値向上に向けた戦略を推進しております。「収益の多様化」「デジタル変革」「収益性の確保」の3軸を成長の柱に据え、AI/DX投資を通じたコンタクト業務の70%自動化や、BPO事業の売上比率16%超への拡大、営業利益率9%台の定着を目指しております。 数値目標としては、最終年度である2029年3月期に売上高13,320百万円、営業利益1,240百万円の達成を掲げ、資本効率の向上によりROE15%(2030年3月期以降)の実現を目指す方針であります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、今後の事業成長を支えるための重要な課題として、以下を認識しております。事業を安定的に継続するため、積極的にこれらの課題に対応してまいります。 ① 新規領域の取引規模拡大 「Mobility’s Transformer」という経営理念の下、『移動を止めない安心を創造するモビリティ・インフラカンパニー』をステートメントとし、事業規模の拡大と収益の多様化を図るため、自動車メンテナンス受託事業を軸に事業領域の拡大を推進し、新規顧客の獲得とともに新たな収益源の確保を図ってまいります。 ② 整備工場ネットワークの拡充 当社は提携整備工場への定期的なコンタクトの実施や、オウンドメディア「モビノワ」の活用を通じて、緊密な関係構築に努めており、2026年3月末時点の提携工場は13,686ヵ所となっております。当社の事業展開のためには、提携整備工場ネットワークの充実は欠かせない要素であり、クライアントのニーズに応えられる整備工場ネットワークの拡充を継続してまいります。また、日々の電話対応業務等をAIが代行するシステムの開発を進めており、当社および提携工場双方の生産性向上を加速させてまいります。 ③ 新規事業の開発 当社は、整備ニーズの多様化・高度化に対し、現場に根差した対応力と再現性のある仕組みにより、独自のBPOによる付加価値サービスの提供範囲を拡大させております。リース車両、自動車に留まらないモビリティ市場での付加価値創出に努め、モビリティ業界全体の受け皿として機能するモビリティ・インフラカンパニーとして新しい事業・サービスの創出に努めてまいります。 ④ ITシステムの高度化及びAI活用の推進 当社は、今後の事業拡大や環境変化に対応すべくIT投資を強化し、自社および提携企業・整備工場の業務効率化を推進するシステム開発を進めてまいります。さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)をより一層加速させるため、業務プロセスへのAI実装を本格化いたします。従来の「IT活用企業」から「AI活用企業」へと進化させ、モビリティ社会を支えるインフラのさらなる高度化に貢献してまいります。 ⑤ 優秀な人財の確保及び育成 当社は今後の事業拡大や継続した企業価値の向上のために、優秀な人財の確保及び育成が不可欠であると考えております。そのため、当社の求める専門性や資質を兼ね備えた人財の採用を進めるとともに、各種社内研修の実施等により、継続的な成長促進に注力いたします。また、リモートワークの活用や、福利厚生の充実等働きやすい職場環境の整備に取り組み、当社の強みである「アナログ×デジタル」で多様なニーズに対応できる優秀な人財の確保及び流出リスクの低減を進めてまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は事業の継続的な拡大を通じて企業価値の向上を目指すため、「売上総利益」と「営業利益」を特に重視する経営指標としております。 また、事業拡大を測るKPIとして「管理台数」、収益性を測るKPIとして「売上総利益率」を重要な経営指標としております。
事業等のリスク6,620字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 リスクの認識、及びその管理についてはリスク管理・コンプライアンス委員会を中心に行っており、当該体制・枠組みについては「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 d.リスク管理・コンプライアンス委員会」に記載しております。 また、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項につきましても、投資者の投資判断の上で重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。当社はこれらのリスクの発生可能性を十分に認識した上で、発生の回避、及び発生した場合の適切な対応に努める方針であります。 なお、本項記載の将来に関する事項は当事業年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 <事業環境及び事業内容に関するリスク> (1) インフレ等の経済動向や気候等の外部要因による外注費の変動について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社のメンテナンス受託サービスの売上原価は、自動車整備の工賃及び交換部品で構成されております。インフレ等の経済動向、為替の影響、大国間の対立等の地政学的緊張、中東地域における紛争、大規模な自然災害の発生などにより、エネルギー及び原材料価格、当社事業に不可欠なエンジンオイル等の油脂類、タイヤ、その他自動車部品の価格高騰、また、サプライチェーンの分断による供給不足を招く可能性があります。また、降雪の状況による冬タイヤへの交換増加等の気候等の外部要因も外注費に影響を及ぼします。さらに、2024年4月1日より実施している自動車整備工場向け外注単価の値上げなど、外部環境変化への対応による外注費の更なる上昇も懸念されます。一方、当社のビジネスモデルとして、多くの場合においてリース契約時に決めたメンテナンス料金をリース契約満了まで変更できないという構造的課題があり、リース期間の数年間において外注費の変動がマイナスに働き、損失が膨らみ続ける可能性があります。部品等の調達難は、必要整備の遅延による故障トラブルの発生、整備期間の長期化、及び代車の長期貸出によるコスト増加をも招き、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社ではこれらのリスクに対応するため、各種部品の調達見込み・価格変動リスクについての継続的なモニタリングを実施するとともに、タイヤや高額整備部品については複数企業と取引し、サプライチェーンの強靭化に向けた代替調達の検討や早期在庫確保を進めております。また、企業努力だけでは吸収しきれない外注費用の上昇については、販売価格への転嫁に努め、構造上の課題に関しましては、不採算の取引先に対し途中値上げの交渉等の対策を講じるほか、取引先や整備工場に対して市況や原価高騰の状況を迅速に共有して危機感を醸成し、適正な負担に関する協議等の対応を進めることで、リスクの低減に努めております。 (2) 業界動向について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社のメンテナンス受託事業については、現在の主力得意先であるリース会社の方針に一定程度の影響を受けております。リース会社が自社物件の維持管理についてアウトソーシングする割合を減少させる方針を採用した場合には当社の受注に大きく影響する可能性があります。またエネルギー商社が中心となって進めている車両メンテナンス管理専門の業界共通プラットフォームが本格導入された場合には、一部の提携先からの案件について当社受託から当該プラットフォームに変更されるなど、受注に影響する可能性があります。仮に上記の事案が生じたとしても、メンテナンス受託契約は受託車両のリース期間と同一期間での複数年の契約が大多数のため、直ちに影響を受けるわけではありませんが、将来的に当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 金利変動による影響について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社は有利子負債により資金調達を行っているため、金利が上昇した場合には、資金調達コストが増加し、当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、金融機関取引方針に基づき調達条件の随時見直しに努めております。 (4) のれん及び顧客関連資産の減損リスクについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社は、旧ナルネットコミュニケーションズの株式をLBOスキーム(注1)により取得しており、当事業年度末において、のれん及び顧客関連資産を3,922,647千円計上しております。当該のれん及び顧客関連資産について将来の収益力を適切に反映しているものと判断しておりますが、急激な景況の悪化や事業環境、競合状況の変化、法規制の変更、当社の事業戦略の変更等により、将来の収益性が低下した場合に、減損を認識することにより当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、のれん及び顧客関連資産の減損に係るリスクを低減するため、主な内容は前掲の経営方針等に記載のとおり、当初事業計画に関する定期的なモニタリングと差異要因の正確な把握により当社収益性について評価し、必要に応じて業績改善・成長に向けたシナリオの策定により売上高の拡大及び利益率の向上に努める方針です。そのため、回収可能価額が事業価値の帳簿価額を十分に上回ることが想定され、減損の可能性は低いと考えております。 (注)1.M&Aの手法のひとつで、一定の営業キャッシュ・フローを生み出す企業・事業を金融機関等の借入金を活用して取得するスキームのこと。 (5) 他社との競合について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の得意とするメンテナンス受託事業については、自動車整備の知見、オートリースをはじめとした自動車アフターマーケット領域の業界動向、幅広い整備工場とのネットワークが不可欠であることが、高い参入障壁となっており、競合の数が限定的となっております。しかし、他社のサービス力向上や価格競争により、当社のサービス、価格競争力が相対的に低下した場合には、収益性の低下を招き、当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、継続的に競合情報の入手を心掛け、市場に変化がある場合は、議論、検討してまいります。また、安定的な成長の自動車メンテナンス受託サービスに加えて、新しい領域へのBPOサービスの拡大によりサービス品質の向上に努めてまいります。 (6) 新規取引先に対する与信リスクについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 新たな事業領域への取組み等に際して新規企業と取引を行う場合、取引先の財務状況、市場や景気変動に対する脆弱性等による費用回収の発生、予期せぬ一方的な中途解約に対する損害、当社と連携していたサービスが停止することにより、その企業と提携していたことによる風評被害を受ける可能性があります。当社では信用調査を徹底し、調査に基づき与信限度額を設定、定期的にモニタリングを行うことで与信見直しを実施し、リスク回避に努めております。 (7) 残価保証サービスについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社はメンテナンス受託事業に付随して、取引先であるリース会社のリース車両について、リース契約が満了した際の車両価格を保証する残価保証サービスを実施しております。残価保証金額は、中古車市場の動向を十分に勘案して適正な価格でのサービスを提供しておりますが、何らかの要因で中古車の市場価格が下落した場合には、収益性が低下し、当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 <組織体制及び事業運営に関するリスク> (8) 人財の確保・育成について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社のメンテナンス受託事業のサービス品質向上やそのための情報システム基盤の開発、また、新規サービス領域におけるオペレーションを支えるために、人財の確保が必要不可欠と考えております。当社では福利厚生を充実させ、人事戦略としてはイノベーション創出、ジョブローテーション、女性活躍の視点により採用、研修に力を入れ、より優れた人財を確保できるよう努めております。しかしながら、昨今におきましては人財確保の競争が激しく、必要な人財が確保できなかった場合、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そのため、継続的に長期視点の採用計画の検討、施策実施とともに、定着率向上の施策を実施してまいります。 (9) 個人情報保護について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は業務に関連して非常に多くの個人情報を取り扱っております。そのため、厳格な管理体制を構築する必要があると考え、2009年にプライバシーマークを取得して以降、個人情報保護について十分な対策を講じております。しかし、何らかの理由で個人情報が漏洩した場合には、当社の社会的信用の低下、損害賠償責任の発生等により、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 基幹システムについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社のビジネスはスクラッチ開発(注2)した基幹システム及び付随するシステムに大きく依存しており、現在、基幹システムのリニューアルプロジェクトが進行中であります。当該プロジェクトが中断した場合、将来の収益獲得又は費用削減効果が大幅に損なわれるほか、減損が必要となる場合や当該プロジェクトについて、想定以上の追加コストが発生した場合、経営成績、財政状況に影響を及ぼす可能性があります。また人為的ミス、機器の故障、ソフトウエアの不具合等、なんらかの理由で大規模なシステム障害が生じた場合には、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、リスクを最小限にするためにPMBOK(Project Management Body Of Knowledge:プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)に従ったプロジェクト管理を行っており、定量的な進捗管理を行いつつ、工程ごとの成果物の管理と合意を取っております。また、フルリプレースではなく、分割リプレースの手法を採用し、改修範囲を限定することによりリスクの低減を図っております。さらに、高度なセキュリティ技術や対策を講じているクラウドの利用と定期的なバックアップによる資産保護を行いつつ、J-SOXに基づいた管理体制と脆弱性診断及び不正アクセス対策等による情報資産の保護に努めております。 (注)2.システムやソフトウエアをゼロから新たに作り上げる開発方式。既存システムを活用するパッケージ開発と比して、開発者の高いスキル・工数が必要。 (11) 内部管理体制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は急速に事業を拡大しており、また、新規サービスも次々とリリースしております。急速な事業拡大や新サービスによる変化に対応できず、事業規模に応じた組織体制、内部管理体制の構築ができなかった場合には、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しており、組織規模や環境に応じた管理人員の増員を図り、業務の自動化、効率化、各種研修等の教育により管理体制の充実に努めております。 (12) 法的規制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は下請法、古物営業法、保険業法等、さまざまな法令の規制を受けております。当社は、法令遵守・企業倫理の徹底が企業活動を行う上での根幹であると認識し、法令遵守の周知徹底を図っております。しかし、これらの法規制が遵守されなかった場合、又は、事業に重大な影響を及ぼすような法的規制等の制定や改廃が行われた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 <その他のリスク> (13) 自然災害や感染症の拡大等について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社は愛知県春日井市にある本社に業務機能が集中しており、自然災害や感染症の拡大等により本社が機能しなくなった場合には業務遂行に大きな影響があります。そのため、自然災害等が発生し、本社が機能しなくなった場合には、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、リモートワーク可能な体制を構築しており、本社が機能不全となった場合には営業所及び在宅勤務により重要度が高い業務の遂行は可能となります。今後もリモートワークによる業務体制は引き続き継続しながら、事業継続計画(BCP)を策定し、随時見直しを進めてまいります。 (14) 訴訟について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、当事業年度末現在において、第三者から訴訟を提起されている事実はありません。法令遵守に努めてはおりますが、事業活動を行う中で訴訟、その他の法律的手続の対象となる可能性はあり、重要な訴訟等の提起を受けた場合には、当社の業務遂行及び経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 伊藤忠商事株式会社との関係について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 伊藤忠商事株式会社が親会社であるMobility&Maintenance Japan株式会社は、当事業年度末現在、当社の議決権の35.6%を保有しているため、伊藤忠商事株式会社は当社のその他の関係会社に該当いたします。同社の状況については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。 Mobility&Maintenance Japan株式会社(及び伊藤忠商事グループ)が当社株式を売却する場合には、売却する株式数や売却時の市場環境等により、当社株式の流動性や市場価格等に悪影響を及ぼす可能性があります。 伊藤忠商事株式会社は、当社の取締役の選解任を含む株主の承認を必要とする事項について一定の影響力を有します。さらに当社の運営その他の事項に関し、当社の一般株主と異なる利害関係を有している可能性があり、Mobility&Maintenance Japan株式会社(及び伊藤忠商事グループ)が保有する株式に係る議決権行使は、一般株主の利害と異なる可能性があります。 当事業年度末現在、当社取締役8名のうち、伊藤忠商事グループからの出向受入者は加藤明弘、弥吉亮一の2名であります。 (16) 株式価値の希薄化について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社は、役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、当社の新株予約権を付与しております。当事業年度末現在、新株予約権による潜在株式数は219,000株であり、当社発行済株式総数の5,332,100株に対する潜在株式比率は4.1%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合には、当社の株式価値が希薄化する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,628字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は5,047百万円となり、前事業年度末と比べ400百万円増加いたしました。これは主に売掛金及び契約資産が248百万円、現金及び預金が165百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は4,947百万円となり、前事業年度末と比べ321百万円減少いたしました。これは主に顧客関連資産が187百万円、のれんが102百万円及びソフトウエアが52百万円それぞれ減少したことによるものであります。 この結果、資産合計は9,995百万円となり、前事業年度末と比べ79百万円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は5,166百万円となり、前事業年度末と比べ329百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が185百万円、1年内返済予定の長期借入金が95百万円、契約負債が81百万円、その他に含まれる未払消費税等が70百万円それぞれ増加し、買掛金が158百万円減少したことによるものであります。固定負債は975百万円となり、前事業年度末と比べ675百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が600百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は6,141百万円となり、前事業年度末と比べ345百万円減少いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は3,853百万円となり、前事業年度末と比べ425百万円増加いたしました。これは主に当期純利益501百万円及び剰余金の配当79百万円によるものであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、国内では雇用、所得環境が改善する一方、中東情勢の緊迫化による影響を注視するほか、金融資本市場の変動や米国の通商政策、物価動向等が景気を下押しするリスクとなっており、依然として不透明な状況が続いております。 このような経済環境のもと、当社は、新たなステートメントとして『移動を止めない 安心を創造する モビリティ・インフラ カンパニー』を掲げ、目指す姿としています。このステートメントには、「これまで蓄えてきた技術やノウハウを活用して、モビリティとそのマーケットが抱えている課題を創造的に解決する。」「安心・安全で、人にも地球にも優しく、快適な移動を着実に支えていく。」「モビリティ・インフラの役割を担い、広く社会に貢献したい。」という意欲が込められています。変化し続けるモビリティ業界が抱える新たな課題に対し、自動車メンテナンス受託事業を基盤に長年培ってきた現場に根差した対応力、外部パートナーとの密なコミュニケーション、再現性の高いメンテナンス管理サービスといった強みを発揮し、業界全体の“課題を解決する受け皿”として機能することで事業領域の拡大を図っております。 当事業年度におきましては、ユニオンエタニティ株式会社と共同開発した車検プラットフォームのサービス提供を開始いたしました。長年蓄積してきた整備データを活用し、適切な整備費用を算出・定額化することでユーザーに透明性の高い車検サービスを提供するものであります。2025年9月より生活協同組合コープさっぽろ(以下「コープさっぽろ」という。)の関連会社である株式会社エネコープへ提供し、コープさっぽろ組合員を対象とし、多数の問い合わせをいただいております。今後は流通業や小売業などへの横展開を加速し、新たな収益軸として確立してまいります。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるため、株式会社インバウンドテックとの協業を開始し、提携整備工場とのやり取りにおいてAI活用を本格化させます。当社から工場への「車両の入庫依頼」や「部品交換の確認・承認」等の電話対応をAI音声ボットが代行するシステムの実用化を進めており、電話のつながりにくさを解消して大幅な業務効率化と品質向上を実現いたします。この取り組みを通じて「IT活用企業」から「AI活用企業」へと進化し、これまで蓄積した整備データとAIを連携させ、モビリティ業界へのDXソリューション提供領域へと踏み込むことで、業界全体の生産性向上に貢献してまいります。さらに、サステナビリティおよび人財戦略の観点から働きやすい環境づくりを推進した成果として、2025年11月に厚生労働大臣が認定する「くるみん認定」を取得いたしました。引き続き、従業員が安心・安全・健康に「働きがい」を感じられる環境の確保に努めてまいります。 主力のメンテナンス受託事業におきましては、整備価格の上昇への対応として受託価格の見直しを継続的に行うことによる収益性の改善や、長年の取引先であるオートリース企業からの受託の堅調な伸びに加え、自動車メーカー系リース企業からの受注増加等により2026年3月末時点の管理台数は、84,664台となり前事業年度末比で2.1%の増加となりました。MLS(マイカーリースサポート)事業におきましては、マーケットの成長が堅調に推移し、2026年3月末時点の管理台数は87,632台となり前事業年度末比で5.0%の増加となりました。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、その他事業を合わせた2026年3月末時点の総管理台数は212,423台となり前事業年度末比で4.6%の増加となりました。 これらの結果、当事業年度における売上高は9,925百万円(前事業年度比16.2%増)、営業利益は811百万円(前事業年度比83.6%増)、経常利益は799百万円(前事業年度比85.7%増)、当期純利益は501百万円(前事業年度比110.6%増)となりました。 なお、当社は自動車関連BPO事業の単一セグメントのため、事業のセグメント別業績については記載しておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は995百万円となり、前事業年度末と比べ165百万円増加いたしました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は838百万円(前事業年度は427百万円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益796百万円の計上、減価償却費、のれん償却額及び顧客関連資産償却額の合計458百万円、契約負債の増加額81百万円に対し、売上債権及び契約資産の増加額248百万円、法人税等の支払額204百万円、仕入債務の減少額158百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は84百万円(前事業年度は91百万円の支出)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出81百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は588百万円(前事業年度は503百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出505百万円、配当金の支払額79百万円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は自動車関連BPO事業の単一セグメントであるため、事業区分別に記載しております。 事業区分の名称   金額(千円)   前期比(%) メンテナンス受託事業   8,135,154   16.5 MLS事業   516,895   14.6 BPO事業   657,255   34.6 その他事業   616,086   △0.5 合計   9,925,390   16.2 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) トヨタモビリティサービス株式会社   1,155,299   13.5   1,351,611   13.6 日本カーソリューションズ株式会社   1,361,537   15.9   1,350,642   13.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態に関する認識及び分析 財政状態に関する認識及び分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりです。 b.経営成績に関する認識及び分析 経営成績に関する認識及び分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に記載のとおりです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社は現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入等により資金調達することとしております。 当社は、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、資産・負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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