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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本精機

NIPPON SEIKI CO.,LTD.7287 · Standard · 輸送用機器

四輪・二輪の車載計器で世界トップクラス。ヘッドアップディスプレイやセンサーで車載分野を開拓。

概要

日本精機は1946年12月に新潟県長岡市で設立された輸送用機器メーカーである。四輪車・二輪車用計器、ヘッドアップディスプレイ、センサーなどの車載部品を主力とし、民生用機器、樹脂材料、自動車販売も手掛ける。2026年3月期の連結売上収益は327,894百万円、従業員数は13,246人、子会社33社を擁するグローバル企業である。

四輪・二輪車用計器を中核とする車載部品事業

車載部品事業は当社グループの売上の約81%を占める中核セグメントである。四輪車用計器(メーター類)とヘッドアップディスプレイ(HUD)が主力製品であり、二輪車用計器も重要な柱である。2026年3月期の同事業の売上収益は267,236百万円、営業利益は8,514百万円と前期比24%増加した。二輪車用計器の販売がアセアン、インド、ブラジルで好調に推移し、増収増益に寄与した。また、センサーや高密度実装基板EMSなども展開し、幅広い車載電子部品を供給している。

アジア・南米に広がる生産・販売拠点

海外売上高は全体の約7割を占め、生産拠点はタイ、インドネシア、インド、中国、ブラジル、メキシコなど12カ国に広がる。1994年の香港易初日精有限公司設立を皮切りに、上海日精儀器、東莞日精電子、タイ-ニッポンセイキ社などを相次いで設立。近年はインドのエヌエス インスツルメンツ インディア社やベトナム・ニッポンセイキ社を加え、新興市場での地産地消体制を強化している。北米には米国オハイオ州のニューサバイナインダストリーズ社、欧州には英国とオランダに拠点を持つ。

民生部品・樹脂コンパウンドなど多角化事業

車載部品以外に、民生部品事業、樹脂コンパウンド事業、自動車販売事業を展開する。民生部品事業ではOA・情報機器の操作パネル、空調・住設機器コントローラーを製造。2026年3月期の売上は13,881百万円だが、営業損失307百万円と赤字が続く。樹脂コンパウンド事業では樹脂材料の着色加工・販売を行い、売上8,374百万円、営業利益565百万円。自動車販売事業は新潟県内でホンダ・マツダディーラーを運営し、売上27,000百万円、営業利益1,332百万円。その他に物流・ソフトウェア開発事業がある。

2026年3月期のセグメント別業績

2026年3月期の連結売上収益は327,894百万円(前期比3.6%増)、営業利益11,624百万円(21.3%増)、親会社帰属当期利益8,220百万円(34.3%増)となった。車載部品事業が増収増益を牽引し、二輪車用計器の好調が顕著だった。民生部品事業は赤字だが、前期から改善。樹脂コンパウンド事業は減収減益。自動車販売事業は新車販売の減少で減益。その他事業(情報システムサービス等)は増収増益。全体として、売上収益は過去最高を更新した。

業界の中での役割は車載計器メーカー。自動車OEMを中心に、計器類やHUD、センサーなどを供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,279億円
営業利益
116億円
営業利益率
3.5%
純利益
82億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本1,234億円37.6%
米州(注)1893億円27.2%
アジア866億円26.4%
欧州286億円8.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01車載部品主力

四輪車用計器、ヘッドアップディスプレイ、二輪車用計器、各種センサーなどを製造・販売。国内外の自動車メーカーに供給し、安全・快適な運転を支援。

主要顧客本田技研工業、マツダ、スズキ

主な製品・サービス4
四輪車用計器
速度計、回転計などを一体化したインストルメントクラスタ。視認性とデザイン性を両立。
ヘッドアップディスプレイ
車載情報をフロントガラスに投影し、運転中の視線移動を減らす安全装置。
二輪車用計器
オートバイ用のスピードメーターやタコメーター。耐環境性に優れる。
センサー
車両の状態や周囲環境を検知する各種センサー。エンジン制御や安全運転支援に寄与。

02民生部品準主力

OA・情報機器操作パネル、空調・住設機器コントローラーを製造。家庭やオフィス機器メーカー向けにUI部品を供給。

主な製品・サービス2
OA・情報機器操作パネル
コピー機やFAXなどに使われる操作パネル。タッチパネルやボタン操作を実現。
空調・住設機器コントローラー
エアコンや給湯器などのリモコンや制御盤。快適な住環境をサポート。

03樹脂コンパウンド副次

樹脂材料の加工・販売。車載・民生向けのプラスチック原料を供給し、材料面からグループを支える。

主な製品・サービス1
樹脂コンパウンド
ポリプロピレンやABSなどのプラスチックに添加剤を配合した材料。成形用に提供。

04自動車販売副次

新潟県でホンダ・マツダの販売店を展開。新車・中古車販売、整備・車検サービスを提供。

05その他その他

物流、ソフトウェア開発、情報処理サービスなど。グループの基盤事業。

製品と技術

四輪車用メーターとヘッドアップディスプレイ

四輪車用計器は日本精機の主力製品であり、アナログメーターからフル液晶のデジタルクラスターまで幅広く手掛ける。近年ではヘッドアップディスプレイ(HUD)が成長ドライバーとして位置づけられている。HUDはフロントガラスに情報を投影する技術で、運転者の視線移動を減らす。当社は小型車向けHUDなどの戦略的展開を進め、新規顧客開拓を目指す。2026年3月期の四輪車用計器の販売は中国市場の日本・欧州車不振で減少したが、HUDの拡大により単価向上を図っている。

二輪車用計器:新興市場での販売加速

二輪車用計器はインド、アセアン、南米などの新興市場で需要が拡大している。日本精機はタイ、インドネシア、インド、ブラジルに生産拠点を持ち、現地二輪車メーカーに供給。2026年3月期には二輪車用計器の販売が好調で、車載部品事業の増収に大きく貢献した。アナログメーターに加え、液晶表示を組み合わせたハイブリッドタイプなどを展開。将来的にはコネクテッド技術を活用したスマートメーターの開発も視野に入れている。

樹脂コンパウンド事業:着色加工と材料供給

樹脂コンパウンド事業は子会社エヌエスアドバンテックと日精工程塑料(南通)が担う。自動車内外装部品や家電向けに樹脂材料の着色・コンパウンド加工を行う。2026年3月期の売上は8,374百万円で、前期比8.7%減。受注量減少が影響した。同事業はグローバルな自動車生産の変動に左右されやすいが、グループ内での材料供給基盤として重要である。長年培った着色技術により、品質と色味の再現性で競争力を持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が日本精機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16995東海理化電機製作所2,797億円9.0倍
27242カヤバ2,405億円7.5倍
37313テイ・エス テック2,296億円30.7倍
47296エフ・シー・シー2,212億円11.0倍
57220武蔵精密工業1,907億円151.5倍
67287日本精機1,587億円19.0倍
77283愛三工業1,445億円
87224新明和工業1,353億円11.1倍
97222日産車体1,249億円18.1倍
106455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
117279ハイレックスコーポレーション999億円2.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

長岡での創業と計器製造の開始(1946年)

日本精機は1946年12月、新潟県長岡市蔵王町(現・松葉)に設立された。当初は計器類の製造を目的とした。1951年には長岡市北中島町に本社工場を新設し、本社を移転。1955年には西新町(現・城岡)へ移転し、生産能力を拡大した。創業から10年で東京・大阪に営業所を開設し、販路を広げた。1961年には浜松出張所を開設し、自動車産業が集積する地域への接近を図った。この時期に計器製造の基礎技術を確立した。

液晶表示素子の製造開始と技術基盤の確立(1976年)

1970年代に入り、日本精機は製造子会社の設立を進めた。1970年に日精サービス、1971年に㈱真人日本精機、1972年に米国販売子会社エヌ・エス・インターナショナル社を設立。1976年には液晶表示素子の製造を開始し、後のデジタル計器やヘッドアップディスプレイの基盤技術を獲得した。1982年には液晶組立を独立させ、液晶製造部とした。1985年にはコンピュータサービス子会社を設立し、情報技術への対応を強化した。1986年には決算月を8月から3月に変更した。

東京証券取引所上場とR&Dセンター新設(1989-1990年)

1989年2月、日本精機は東京証券取引所市場第二部および新潟証券取引所に株式を上場した。これにより資金調達力を高め、研究開発投資を加速。1990年11月には長岡市にR&Dセンターを新設し、次世代計器の開発拠点とした。1990年代前半には海外展開も本格化。1994年に中国香港に香港易初日精有限公司、1995年に上海合弁会社を設立。同年タイにタイ-ニッポンセイキ社を設立し、アジア生産拠点を構築した。

中国・アセアン・南米への生産拠点展開(1995年~)

1995年の上海進出以降、日本精機は新興国での現地生産を加速した。2001年にはインドネシアとインドに進出。2002年にはブラジル、オランダに子会社を設立。2003年には中国広東省に東莞日精電子を設立。2004年には江蘇省に樹脂コンパウンド会社を設立し、中国での事業を拡大。これにより、グローバルな供給網を完成させ、日本・欧米向けの輸出基地としても機能させた。同時に、国内ではグループ再編を進め、2000年に㈱真人日本精機と㈱旭計器製作所が合併しエヌエスアドバンテックを設立した。

グループ再編と平成期の事業拡大(2000年代)

2000年代に入り、グループ会社の統廃合を推進。2000年にはエヌエスアドバンテックを設立。2002年には㈱大和ホンダを子会社化し、自動車販売事業を強化。2004年には㈱NSモータース(現・カーステーション新潟)を設立した。また、2001年には香港日本精機有限公司、2002年にはブラジル・オランダ子会社を設立し、営業拠点を拡大。2001年のインド進出では、ジェイエヌエス インスツルメンツ社に出資した。これらの施策により、車載部品の世界供給体制が整った。

年表46件を開く

1940年代

  • 1946年12月創業新潟県長岡市蔵王町(現・松葉)に日本精機株式会社を設立。

1950年代

  • 1951年10月新潟県長岡市北中島町(現・中島)に本社工場を新設し、本社を移転。
  • 1953年8月東京連絡所(現・東京営業所)を開設。
  • 1955年9月新潟県長岡市西新町(現・城岡)に本社及び本社工場を移転。
  • 1959年6月大阪連絡所(現・大阪営業所)を開設。
  • 1959年9月創業埼玉県上尾市に㈲旭計器製作所(1972年4月株式会社に改組)を設立。

1960年代

  • 1961年7月浜松出張所(現・浜松営業所)を開設。

1970年代

  • 1970年2月新潟県長岡市に日精サービス㈱を設立。(現・連結子会社)
  • 1970年12月現在地に本社・本社工場を移転。
  • 1970年12月新潟県小千谷市に真人工場を新設。
  • 1971年7月真人工場を㈱真人日本精機に改組設立。
  • 1972年11月米国、カリフォルニア州にエヌ・エス・インターナショナル社を設立。(現・連結子会社)
  • 1973年6月新潟県長岡市にエヌエスエレクトロニクス㈱を設立。
  • 1976年8月液晶表示素子の製造を開始。
  • 1978年7月新潟県長岡市に㈱ホンダベルノ長岡を設立。

1980年代

  • 1982年6月広島県庄原市に㈱ワイエヌエス(現・NSウエスト㈱)を設立。(現・連結子会社)
  • 1982年11月液晶組立が本社工場より液晶製造部に独立。
  • 1983年11月新潟県長岡市に日精ホンダ㈱を設立。
  • 1985年4月新潟県長岡市に㈱エヌエス・コンピュータサービス(現・㈱NS・コンピュータサービス)を設立。(現・連結子会社)
  • 1986年3月商号変更決算月を8月から3月に変更。
  • 1986年7月米国、オハイオ州にニューサバイナインダストリーズ社を設立。(現・連結子会社)
  • 1987年8月英国、オックスフォードシャー州にユーケーエヌ・エス・アイ社を設立。(現・連結子会社)
  • 1989年2月上場株式を東京証券取引所市場第二部及び新潟証券取引所に上場。

1990年代

  • 1990年11月新潟県長岡市にR&Dセンターを新設。
  • 1993年10月M&Aエヌエスエレクトロニクス㈱と㈱エフ・エス・シーが合併。
  • 1994年4月中国、香港に香港易初日精有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 1995年2月中国、上海に合弁会社上海易初日精有限公司(現・上海日精儀器有限公司)を設立。
  • 1995年8月ISO9001認証取得。
  • 1995年12月タイ王国、チョンブリ県にタイ-ニッポンセイキ社を設立。(現・連結子会社)
  • 1996年2月M&A㈱ホンダベルノ長岡と㈱ホンダクリオ長岡が合併し、㈱ホンダ四輪販売長岡を設立。
  • 1996年12月米国ビッグスリーの品質要求規格QS9000の認証取得。
  • 1996年12月M&Aエヌエスエレクトロニクス㈱と関係会社エヌエスパーツ㈱が合併。
  • 1997年9月タイ王国、チョンブリ県にタイ マット エヌエス社を設立。(現・連結子会社)
  • 1998年5月新潟県長岡市に第二液晶工場を新設。
  • 1999年8月ISO14001認証取得。

2000年代

  • 2000年7月M&A㈱真人日本精機と㈱旭計器製作所が合併し、エヌエスアドバンテック㈱を設立。
  • 2001年1月中国、香港に香港支店を開設。
  • 2001年11月中国、香港に香港日本精機有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2001年12月インドネシア、バンテン州にインドネシア エヌエス社(現・インドネシア ニッポンセイキ社)を設立。(現・連結子会社)
  • 2001年12月インド、ハリヤーナー州のジェイエヌエス インスツルメンツ社に出資。
  • 2002年4月新潟県長岡市の㈱大和ホンダを子会社として追加。
  • 2002年8月ブラジル、アマゾナス州にニッポンセイキ・ド・ブラジル社を設立。(現・連結子会社)
  • 2002年12月オランダ、アムステルダム市にニッポンセイキヨーロッパ社を設立。(現・連結子会社)
  • 2003年9月中国、広東省に東莞日精電子有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2004年6月中国、江蘇省に日精工程塑料(南通)有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2004年11月新潟県長岡市に㈱NSモータース(現・㈱カーステーション新潟)を設立。(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2027年3月期まで3,200億円
  • 営業利益2027年3月期まで140億円(4.4%)
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益2027年3月期まで100億円(3.1%)
  • 総還元性向中期経営計画期間中(2027年3月期まで)まで80%
  • CO2排出量削減率(基準年比)2030年まで50%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    四輪車用計器・HUDの成長と収益性向上

    高付加価値の新機種投入と先進機能開発による単価向上、設計・生産プロセスの最適化、コスト削減を推進。次世代ヘッドアップディスプレイの戦略的展開により新規顧客開拓と市場シェア拡大を目指す。

  2. 02

    新興市場での二輪車用計器販売加速

    インド、アセアン、南米などのグローバルサウスエリアで需要増に対応。現地ニーズに合わせた製品開発と最適な供給体制を構築。特にインドではスマート工場化とTFT液晶部品内製化で競争力を高める。

  3. 03

    新規事業領域への挑戦とポートフォリオ多角化

    車載部品事業で培った技術を応用し、UIコンサルティング事業、高視認性LEDプロジェクター、油圧ショベル向けマシンガイダンスセンサーなどの革新的製品・サービスを開発。東洋電装の子会社化によりHMI領域での次世代ソリューション創出を加速。

  4. 04

    資本収益性の改善と株主還元

    PBR1倍早期達成に向けROEをKPIに設定し、稼ぐ力の強化と資本効率の向上を推進。バランスシート最適化、政策保有株式縮減、棚卸資産適正化に取り組む。総還元性向80%を基本方針とし、安定配当と機動的な自己株式取得を実施。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で13,246人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+9.1%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月13,912
2018年3月13,927
2019年3月57242.318.414,663
2020年3月55842.217.714,530
2021年3月48442.317.813,641
2022年3月56843.118.613,386
2023年3月59243.618.813,624
2024年3月57943.518.313,291
2025年3月60443.518.013,45071
2026年3月62443.718.313,24688

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 11 / 海外 12、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び本社工場 — 新潟県長岡市5,600百万円
車載部品事業 民生部品事業 その他
高見事業所及び NSテクニカルセンター — 新潟県長岡市5,441百万円
車載部品事業
本社及び本社工場 — 新潟県新潟市4,598百万円
自動車販売事業
メキシコ ヌエボレオン州4,550百万円
車載部品事業
タイ王国 チョンブリ県4,468百万円
車載部品事業
ポーランド共和国ウッチ県4,299百万円
車載部品事業
本社及び本社工場 — 新潟県長岡市4,174百万円
自動車販売事業
本社 — 新潟県長岡市3,974百万円
その他
本社及び本社工場 — 広島県庄原市3,918百万円
車載部品事業
米国 オハイオ州3,576百万円
車載部品事業
ほか21件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    エヌエス アドバンテック㈱
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NSウエスト㈱
    広島県庄原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NS・コンピュータ サービス
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日精サービス㈱
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホンダ四輪販売長岡
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新潟マツダ自動車㈱
    新潟県新潟市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ユーケーエヌ・エス・アイ社(注)3
    英国 ウースターシャー州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッポンセイキ ヨーロッパ社
    オランダ 北ホラント州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニューサバイナ インダストリーズ社(注)3、6
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    エヌ・エス・インターナショナル社(注)3
    米国 ミシガン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッポンセイキ・デ・メヒコ社(注)3
    メキシコ ヌエボレオン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニッポンセイキ・ド・ブラジル社
    ブラジル アマゾナス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • タイ-ニッポンセイキ社タイ王国 チョンブリ県100%
  • インドネシア ニッポンセイキ社(注)3インドネシア バンテン州100%
  • ベトナム・ニッポンセイキ社ベトナム ハノイ市100%
  • エヌエス インスツルメンツ インディア社(注)3インド アーンドラ・プラデーシュ州100%
  • 香港日本精機有限公司中華人民共和国 香港100%
  • 東莞日精電子有限公司中華人民共和国 広東省100%
  • 上海日精儀器有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • 台湾日精儀器 股份有限公司台湾 台北市100%
  • 日精工程塑料(南通)有限公司中華人民共和国 江蘇省100%
  • 日精儀器武漢有限公司(注)3中華人民共和国 湖北省75%
  • 日精儀器科技(上海)有限公司中華人民共和国 上海市95%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,279億円営業利益116億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.6%、利益が+20.8%。

売上高
+3.6%
3,279億円
営業利益
+20.8%
116億円
純利益
+34.4%
82億円
営業利益率
3.5%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,200億円3,279億円
営業利益140億円116億円
純利益100億円82億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は833億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.0%、営業利益は−4.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q76323
2024年1Q744233.130
2024年2Q758253.3−13
2024年3Q794182.326
2024年4Q82810
2025年2Q1,524342.28
2025年4Q1,640623.853
2026年2Q1,562523.337
2026年4Q1,717643.745
2027年1Q833222.615

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,910億円から3,279億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,91015682
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年3月2,201230139
2015年3月2,270236145
2016年3月
2017年3月2,460154102
2018年3月2,632159111
2019年3月2,632163116
2020年3月2,46376−3
2021年3月2,169625
2022年3月2,236−14−52
2023年3月2,7586413
2024年3月3,12413953
2025年3月3,16496933.061
2026年3月3,2791161393.582

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,279億円のうち、営業利益として残るのは116億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は82億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.1%2,790億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.3%370億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%116億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.0pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが405億円、投資CFが−129億円で、差し引きのフリーCFは276億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は519億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月104−6084−504297
2014年3月12645862584988
2015年3月192−86613−674394
2017年3月165−25−164140382
2018年3月225−133−4592426
2019年3月168−161−137421
2020年3月168−183−22−15367
2021年3月106−13049−24417
2022年3月−54−75−55−129248
2023年3月−1811972016300
2024年3月246379−596625333
2025年3月153−83−4870353
2026年3月405−129−139276519

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,473億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,316億円で、自己資本比率は66.7%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,3201,1591,16147.0
2014年3月2,6311,3931,23849.6
2015年3月2,9911,7071,28453.5
2016年3月2,9611,5661,39552.9
2017年3月2,9331,6451,28856.1
2018年3月2,9811,7041,27757.1
2019年3月3,0771,8001,27758.5
2020年3月2,9701,6861,28456.8
2021年3月3,1521,7921,36056.9
2022年3月3,2961,8631,43356.5
2023年3月3,5621,9951,56756.0
2024年3月3,3862,2151,17165.4
2025年3月3,3212,1671,11965.3
2026年3月3,4732,3161,13466.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
519億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,588億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,134億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中19位あたり、逆に低いのはROE82社中58位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.7%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.6%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,715で、1年前と比べて+61.6%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥2,715-3.2%1ヶ月+9.6%1年+61.6%時価総額1,587億円
過去52週の値幅
安値¥1,671高値¥2,884

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.0倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR0.67倍
配当利回り3.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬から2500円前後で推移していましたが、7月17日に2340円まで下落しました。その後は底堅く推移し、8月5日には2625円と前日比+5.93%の大幅高となりました。25日線は2430円で、株価はこれを明確に上回っています。1カ月では+5.55%と上昇基調にあります。52週高値2884円に対しては-9.0%と高値圏にあり、200日線2354円も上回っています。出来高は20万株前後で推移しており、買いが優勢です。RSIは63.36とやや過熱気味ですが、上昇トレンドは継続中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 16.4倍は業界平均16.2倍とほぼ同水準だが、PBR 0.58倍は平均1.06倍を下回り割安。配当利回り3.29%は平均2.82%を上回る。しかし配当性向259%と異常に高く、ROE3.67%と収益性は低い。割安だが配当の持続性に疑問が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.0倍16.3倍
PER (予想)14.2倍
PBR0.67倍1.12倍
ROE3.7%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは3.31%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.31%
いまの株価に対して
配当性向
258.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3537.2
2018年3月4220.052.8
2019年3月457.1122.6
2020年3月40−11.1168.9
2021年3月400.0
2022年3月400.0
2023年3月400.012.3
2024年3月4512.513.5
2025年3月5011.160.9
2026年3月8060.0258.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,321人。区分でいちばん多いのは外国法人28.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.8%を占め、残る57.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人37.135.831.226.526.828.5
個人・その他17.719.024.126.427.125.0
金融機関26.226.124.026.623.522.6
事業法人18.318.618.818.920.420.2
証券会社0.60.61.81.62.23.7
自己株式1.00.90.92.11.91.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本田技研工業株式会社6.42
02アルプスアルパイン株式会社5.13
03THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.91
04日本精機株式会社従業員持株会3.04
05株式会社三菱UFJ銀行3.04
06日亜化学工業株式会社2.89
07株式会社第四北越銀行2.68
08株式会社日本カストディ銀行2.60
09ヤマハ発動機株式会社2.08
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    4.00%
    -1.48pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で−0%、1株純資産は14期で+111%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1441,9068.28.716.6
2014年3月2432,27811.67.323.5
2015年3月2532,79410.09.425.4
2016年3月2,735
2017年3月1782,8736.313.537.2
2018年3月1942,9756.610.052.8
2019年3月2023,1436.68.9122.6
2020年3月−62,943−0.2168.9
2021年3月92,9720.3143.1
2022年3月−863,088−2.8
2023年3月223,3070.737.012.3
2024年3月883,7172.517.413.5
2025年3月1053,7782.811.160.9
2026年3月1434,0293.716.0258.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額313百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤浩一代表取締役会長6324,279
永野恵一代表取締役社長 社長執行役員6117,138
吉原正博取締役 副社長執行役員 グローバル品証本部、グローバル生産本部、長岡工場管掌626,661
東政利取締役 専務執行役員 システム設計本部、技術開発本部管掌 地域担当:日本(NSウエスト㈱、共栄エンジニアリング㈱)6316,396
島田さつき取締役62400
平田祐二取締役(常勤監査等委員)6420,000
富山栄子取締役(監査等委員)624,800
鈴木北吉取締役(監査等委員)743,400
榎本俊彦取締役(監査等委員)681,100
山田聡之取締役(監査等委員)51100

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)517122645
取締役(社内)750507
監査等委員530306
取締役(社内)1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,143字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社33社及び関連会社1社で構成され、四輪車用・二輪車用・汎用計器類、民生用機器、樹脂材料の製造販売及び自動車販売を主な事業内容とし、さらに各事業に関連する物流、コンピュータシステム等の事業を展開しております。 国内関係会社においては、製造会社は主として当社の生産体制と一体となって、当社製品の部品・完成品の製造を担当し、主に当社へ納入をしております。その他販売及びサービス関連の会社については当社及びグループ間の取引のほか、直接他の法人、エンドユーザーとの取引をしております。 海外関係会社においては、現地系企業への販路拡大及び当社国内得意先の海外展開へ対応するとともに、なかでも中国・アジア拠点は、グループ内相互補完の輸出基地としての役割をもって当社製品の製造・販売を行っております。 当社グループの事業に関わる位置付け、及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 セグメントの名称   主  要  製  品  等   会      社      名 車載部品事業   四輪車用計器     当社 ヘッドアップディスプレイ     エヌエスアドバンテック(株) 二輪車用計器     NSウエスト(株) 汎用計器     ユーケーエヌ・エス・アイ社 各種センサー     ニッポンセイキヨーロッパ社 高密度実装基板EMS     ニューサバイナインダストリーズ社 その他     エヌ・エス・インターナショナル社 ニッポンセイキ・デ・メヒコ社 ニッポンセイキ・ド・ブラジル社 タイ-ニッポンセイキ社 インドネシア  ニッポンセイキ社 ベトナム・ニッポンセイキ社 上海日精儀器有限公司 日精儀器武漢有限公司 日精儀器科技(上海)有限公司 エヌエス インスツルメンツ インディア社 他 民生部品事業   OA・情報機器操作パネル     当社 空調・住設機器コントローラー     エヌエスアドバンテック(株) その他     タイ-ニッポンセイキ社 香港日本精機有限公司 東莞日精電子有限公司 他 樹脂コンパウンド事業   樹脂材料の加工・販売     エヌエスアドバンテック(株) 日精工程塑料(南通)有限公司 他 自動車販売事業   新車・中古車の販売     (株)ホンダ四輪販売長岡 車検・整備等のサービス     新潟マツダ自動車(株) 他 その他   貨物運送     当社 ソフトウエアの開発販売     日精サービス(株) 受託計算     (株)NS・コンピュータサービス その他   他 (注) 複数の事業を営んでいる会社については、それぞれの事業区分に記載しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,804字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は「安心と感動に満ちた世界と未来をつくります」をパーパス(存在意義)として掲げ、「つながる技術で、インターフェースの価値を創造する企業」を目指し、車載向け計器類(メーター、ヘッドアップディスプレイ等)の開発・販売などを通じ、持続的な企業価値向上に取り組んでおります。 〔企業理念体系〕 <パーパス(Purpose):私たちの存在意義> 安心と感動に満ちた世界と未来をつくります <ビジョン(Vision):私たちの目指す姿> つながる技術で、インターフェースの価値を創造する企業を目指します <ミッション(Mission):私たちの使命> みえないものをみえるようにします みえない「モノ」と「コト」をはかり、「ヒト」に最適な製品とサービスを届けます <バリュー(Value):私たちの価値観> 01 新たな技術への挑戦  イノベーションで次世代の価値をつくります 02 品質へのこだわり  顧客の期待に応える品質をつくります 03 人にやさしく、地球にやさしく  人と地球に寄り添い、持続可能な社会をつくります 04 たゆまぬ誠実さ  すべてのステークホルダーと信頼関係をつくります 〔経営理念〕 筋肉質な企業としてチャレンジを続け、社会と企業の持続的な繁栄に貢献します (2) 中期経営計画 当社は、2025年3月期から2027年3月期までの3カ年を対象とした中期的な経営方針「中期経営計画2026」を策定し、その達成に取り組んでおります。前中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)は、新型コロナウィルス流行が大きな想定外要因となったことから業績が大きく低迷する結果となりましたが、本中期経営計画では外部環境に左右されにくい企業を目指し、筋肉質な体質への変革に注力しております。 〔中期経営計画2026の位置づけ〕 「中期経営計画2026」は、前中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)において実施した施策の成果を踏まえ、さらなる業績回復を目的とした「業績回復期」と位置付けております。本計画においては、各種施策の着実な実行により、企業価値の継続的な向上およびPBR1倍の達成を目指してまいります。 なお、中期経営計画における具体的な取り組みは、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び対処すべき課題」」をご覧ください。 〔業績目標〕 当社を取り巻く経済環境は、物価上昇、米国の通商政策の動向、金融資本市場の変動、中東情勢の影響など、多くの不確実性を抱え、依然として先行き不透明な状況が継続しております。これらの状況を総合的に勘案し、「中期経営計画2026」の最終年度である2027年3月期通期の連結業績見通しにつきましては、以下のとおり公表しております。なお、当該連結業績見通しの前提となる為替レートは、通期平均で1米ドル=150円としております。 売上収益   3,200億円 営業利益   140億円   (4.4%) 親会社の所有者に帰属する当期利益   100億円   (3.1%) なお、当社は、2026年4月20日付「東洋電装株式会社の株式取得(子会社化)についての株式譲渡契約締結に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、四輪車・二輪車向けスイッチ類の製造・販売を営む東洋電装株式会社を、2027年3月期中に完全子会社化する予定でおります。同社の完全子会社化に伴う当社グループの業績および財政状態に与える影響につきましては、今後、判明次第速やかに開示いたします。 〔株主還元方針〕 当社は、持続的な企業価値の向上及びPBR1倍水準の早期達成を目指しております。また、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の1つとしており、中期経営計画期間において「配当」と「自己株式の取得」などにより総還元性向80%を株主還元の基本方針としております。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、グローバル市場での競争激化が続くほか、車載分野における次世代技術への対応、原材料価格の高騰、人件費上昇といったコスト圧力、さらには中東情勢に代表される地政学リスクの高まりがサプライチェーンの安定性・効率性に与える影響など、不確実性が増大しております。このような環境認識のもと、当社グループは、新たな価値創造と同時に、サプライチェーン改革、業務プロセス改革、製品仕様見直しによる原価低減を加速させ、環境変化に強い高収益体質への転換を急務としております。 この認識に基づき、当社グループは中期経営計画において、以下の4点を経営課題として掲げ、企業価値の最大化に向けた取り組みを推進しております。 ① 四輪車用計器・ヘッドアップディスプレイにおける成長性と収益性の向上 四輪車用計器、とりわけ将来的な成長ドライバーであるヘッドアップディスプレイの成長性確保及び収益性改善は、当社グループの持続的成長における重要な経営課題の一つです。高付加価値の新機種投入による売上拡大、先進機能開発を通じた単価向上を図るとともに、設計・生産プロセスの最適化、原材料費・製造費・物流費・固定費などのコスト削減を推進してまいります。加えて、次世代ヘッドアップディスプレイ(小型車向けヘッドアップディスプレイ等)の戦略的展開を通じて、新規顧客開拓と既存顧客への多角的な提案を強化し、市場における当社プレゼンスとシェアの拡大を目指してまいります。 ② 新興市場における二輪車用計器の販売加速 インド、アセアン、南米といったグローバルサウスエリアは、二輪車市場として今後の大幅な需要増が見込まれる戦略的成長市場です。この成長機会を確実に捉えるため、当社グループは各地域の多様なニーズに対応した製品開発を加速し、グローバルに最適化された供給体制を構築することで、市場における競争優位性を確立してまいります。特にインドにおいては、スマート工場化の推進、台湾TFT液晶メーカーとの合弁会社設立によるTFT液晶部品の内製化を通じて、生産能力の強化と徹底したコスト競争力の向上を実現し、市場シェアの拡大を目指してまいります。 ③ イノベーティブな製品・サービス・ビジネスの創出 当社グループの持続的成長には、既存の車載部品事業に次ぐ新たな収益源の確立が不可欠であり、新規事業領域への積極的な挑戦を加速いたします。車載部品事業で培った高度なソフトウエア開発ノウハウを応用し、UI(ユーザーインターフェース)コンサルティング事業を本格展開するほか、光学設計技術や高耐久設計技術を活かした屋外対応可能な高視認性LEDプロジェクター、建設現場の施工効率と安全性向上に貢献する油圧ショベル向け後付けマシンガイダンスセンサーキットなど、市場ニーズを捉えた革新的な製品・サービスの開発を強化し、事業ポートフォリオの多角化と収益貢献の実現を目指してまいります。 また、2026年4月20日に発表した東洋電装株式会社の子会社化は、この戦略を強力に推進するものです。両社の顧客基盤を最大限に活用した提案力の強化と販売機会の拡大を図るとともに、HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)領域における共同開発を通じて、安全性・信頼性の高い次世代ソリューションの創出を加速してまいります。 ④  資本収益性の改善 当社グループは、持続的な企業価値向上の観点から、資本収益性の改善を重要な経営課題の一つと位置付けております。PBR1倍水準の早期達成に向けては、ROE(自己資本利益率)を重要パフォーマンス指標(KPI)として設定し、「稼ぐ力」の強化と「資本効率」の向上を両輪として、改善を進めております。引き続き、バランスシートの最適化、政策保有株式の縮減、棚卸資産の適正化を進めてまいります。 また、株主還元につきましては、現在の中期経営計画期間において総還元性向80%を基本方針としており、安定的な配当の継続と機動的な自己株式取得を組み合わせることで、株主価値の最大化に努めてまいります。 これらの取り組みを支え、中長期的な企業価値を持続的に向上させる基盤として、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の強化に取り組んでおります。環境面では、2030年までにCO2排出量50%削減(基準年比)、2050年にグループ全体でのCO2排出量実質ゼロの達成を目指し、再生可能エネルギーの導入拡大、製品の小型軽量化による省エネルギー化などを推進してまいります。人的資本においては、多様な価値観の尊重と組織全体の創造性及び生産性向上を目指し、女性管理職比率の向上、従業員エンゲージメントの継続的な改善に取り組んでおります。コーポレート・ガバナンスについては、取締役会の実効性評価に基づく継続的な改善を通じて、経営の透明性・健全性を高め、適切なリスク管理と持続的な成長を両立させることで、株主の皆様の信頼に応えてまいります。
事業等のリスク5,068字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 主要市場における経済状況 当社グル―プは、日本をはじめ、米州、欧州、アジア地域を含む世界各地域で製造及び販売活動を行っておりますが、景気動向の悪化や関税政策の変更、政治的、軍事的、社会的な緊張の高まりによる地政学上のリスク、それに伴い著しく需要縮小となった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループではこのような事態に備え、グローバルでの経済状況の変化を注意深くモニタリングし、製品の他地域生産拠点への移管や、地産地消の推進、サプライチェーンの強化等、変化に迅速かつ柔軟に対応できるような体制強化に努めております。 (2) 世界各国での事業展開 当社グループは米州、欧州、アジアの各地域で海外事業展開を行っております。しかしながら以下のリスクが顕在化した場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・予期しない法律又は規制の変更 ・不利な政治的又は経済的要因 ・人材の採用と確保の難しさ ・テロ、戦争、疾病、その他の要因による社会的混乱 当社グループではこのような事態に備え、生産・販売国の経済・政治・社会的状況に加えて事業に関連する各国の法規制の情報を日々収集し、必要な対応を行っております。 (3) 為替変動 当社グループは、グローバルに事業を展開しており今後も積極的に海外での事業展開を行ってまいりますが、当社グループの売上収益に占める海外売上収益の比率は年々増加し、為替変動の影響もより大きくなっております。 一般的に為替が変動した場合、外国通貨建ての売上収益や連結決算における在外連結子会社の財務諸表の円換算額等に影響を及ぼし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える場合があります。このため、主要通貨の変動と事業への影響をモニタリングし、必要に応じて為替予約等、為替リスクをヘッジする施策を適時実行しております。 (4) 技術変化への対応 当社グループは、時代の変化、市場ニーズに常に目を向け、顧客目線で価値の高い製品づくりを目指し研究開発に取り組んでおります。一方で、自動車業界においては、四輪車および二輪車の電動化、知能化(ADAS・自動運転機能の高度化)、コネクテッド化の進展に加え、ソフトウェア定義型車両(SDV:Software Defined Vehicle)の普及により、車両価値の源泉がハードウェア中心からソフトウェア・データ活用へと急速に移行しております。また、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)や表示・情報提供機能の高度化、OTA(Over-the-Air)による機能更新への対応など、要求される技術領域も拡大・複雑化しております。 このような環境下において、想定外の市場ニーズの変化や、これら技術革新への対応の遅れにより優位性のある製品を適時に提供できなくなった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 この事態を回避するため、当社グループは顧客・サプライヤーとの連携深化を進めるとともに、ソフトウェア開発力および先端要素技術開発力の強化に取り組んでおります。また、車載システムの高度化・統合化に対応するため、営業・要素技術開発・量産設計開発がより密に連携するとともに、将来のSDV化を見据えた製品・技術開発の推進に取り組んでおります。 (5) 競争環境の変化 当社グループが属する自動車部品業界においては、グローバルでの競争が一層激化しております。特に、中国をはじめとする新興メーカーや部品サプライヤーの台頭により、コスト競争力および開発スピードに優れた製品の市場投入が加速しており、従来の競争環境が大きく変化しております。また、車両の電動化・知能化に加え、ソフトウェア定義型車両(SDV:Software Defined Vehicle)への移行に伴い、競争優位の源泉がハードウェア中心からソフトウェア、データおよびシステム統合能力へとシフトしております。これに伴い、異業種からの参入や既存競合によるソフトウェア開発体制の強化、人材投資の拡大等、競争のあり方も大きく変化しております。 このような環境下において、当社グループがコスト競争力や開発スピードの面で競争優位を維持できない場合、またはソフトウェア関連技術や人材の確保・育成が計画通りに進まず市場要求に適切に対応できない場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 この事態を回避するため、当社グループは、グローバルでの開発・生産体制の最適化によるコスト競争力の強化、開発プロセス改革による開発リードタイムの短縮、並びにソフトウェア開発力の強化および人材の確保・育成を重点施策として取り組んでおります。また、外部パートナーとの連携や協業も活用し、競争力の維持・強化に努めております。 (6) 知的財産権の保護 当社グループは、事業の優位性を確保するために、他社製品と差別化できる技術とノウハウを保持しております。自社の有用な技術・発明等を出願・権利化し知的財産を保護するとともに、これら知的財産の保護には注力しておりますが、第三者が当社グループの知的財産を無断使用して製造することを防止できず損害を被る可能性があります。もう一方では、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受け、当社が第三者から訴訟を提起された場合、その結果によっては、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 このような事態に対し、自社及び第三者の製品に使用される技術等を検証する知的財産部門を有し、対応を行っております。 (7) 製品の品質 当社グループの提供する製品において、万一、製品に欠陥が生じ顧客に重大な損失をもたらし、社会的信用の低下、また多額な損害賠償が発生した場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループではこうした事態を回避するため、製品の企画・設計・開発・製造・販売のすべての活動において、品質第一の考えのもと顧客要求を満たし、業界一の品質・技術の確立を目指し、以下の事項に従い全力をあげて取り組んでおります。 ①製品が法規制、顧客要求事項、機能安全要件を満たし、適合しているか分析・評価し、顧客満足の向上を図る。 ②優位性のある、Q(品質)、D(納期)、C(コスト)、D(技術)の目標を掲げ、これを達成する。 ③品質目標の達成を事業計画に含め、経営重点事項として展開する。 (8) 特定の取引先への依存 当社グループは、2026年3月期において、本田技研工業株式会社グループへの販売高が当社の連結売上収益の10%以上を占めており、これらの主要顧客や業界の生産及び販売動向、経営環境や事業戦略等の変化等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、こうした事態に備え、主要な取引先向けビジネスの維持・拡大を図るとともに、当該リスクの低減と更なる事業成長に向け、営業活動を推進し、新規顧客の獲得に努めております。 (9) 原材料・部品の調達 当社グループは、製品の製造に使用する原材料や部品を複数のグループ外供給元から調達しておりますが、一部のものについては、その特殊性から調達先が限定されているものや、調達先の切替の困難なものがあります。調達先の生産能力不足や品質不良又は倒産、火災、地震等の自然災害、世界的な半導体やメモリー、レアアースの供給不足や価格の高騰、その他の理由により調達ができなくなった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、こうした事態に備え、発生時の影響を最小限に抑えるため、日頃から代替品の検討、調達先の複数社化、グローバル調達等を進めることにより安定した原材料や部品の調達を図っております。 (10) 法的手続き 当社グループは、全世界で多岐に渡る事業活動を展開しており、各国で訴訟その他の法的手続きの当事者となる可能性があります。また、各国の法制度・裁判制度の違いもあり、事案によって多額な損害賠償となった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 こうした事態に対し、当社グループは、事業に関わる各種法令を遵守するとともに、安全な製品の提供・使用、契約条件の明確化、相手方との協議の実施等により紛争の発生を未然に防ぐよう努めており、法務部門が中心的な役割を担っております。 (11) 情報セキュリティ 当社グループは、研究開発、生産、販売等をはじめ事業活動の多くをITシステムに依存しており、 技術情報等の重要な機密情報や、顧客その他関係者の個人情報を保持しております。しかし災害、ソフトウエアや機器の欠陥、あるいはサイバー攻撃等の不測の事態により これらの情報が漏洩し、社会的信用の低下、また多額な損害賠償が発生した場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これら情報の漏洩を防止するため社内規程の整備や社員教育の徹底、セキュリティシステムの強化等様々な対策を講じております。 (12) 自然災害や火災等の影響 当社グループは、大規模な地震、洪水、台風等の自然災害や火災等の災害事故が生じ、設備等の損壊や電力、ガス、水の供給困難となり操業を停止せざるを得ない事態となれば、生産及び出荷が遅延する可能性があります。また、損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生した場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 そのような事態に対し、当社グループでは、リスクマネジメント委員会傘下に「防災部会」「BCP部会」を設け、自然災害に対する被害・損害を最小限にするための継続的な活動を行っております。有事の際には各本部機能が中心となり、情報収集や対応の検討を行うとともに、その情報が経営層に伝達され、対応を図る危機管理体制を構築しております。また事故発生の未然防止のための安全操業体制の強化に日々邁進しております。 (13) 人材の確保 当社グループは、グローバルでの事業目標達成のために多様で優秀な人材の確保に努めております。 しかしながら日本国内での少子高齢化による労働人口の減少、グローバルでの事業拡大に伴う人材需要の増加及び必要スキルの高度化等により、多様で有能な人材を計画的に確保、育成及び定着させることができず、中・長期経営計画の戦略を実行しその目標を達成することが困難になる可能性があります。 当社グループはこのような事態に備え、中・長期の経営計画に掲げる目標達成のためには、社員個々人の能力を高め、それを存分に発揮できる仕組みを構築することが必要不可欠であると認識しています。そのため当社グループは、多様性を尊重するとともに、社員が安心して活き活きと働ける企業を目指し各種人材育成プログラムを積極的に行っております。 (14) 気候変動 当社グループは、気候変動を含む環境問題が、事業活動に多大な影響を及ぼす重要な経営課題であると認識しております。異常気象に起因する自然災害の頻発化および激甚化は、製品の設計開発から調達、生産、物流、販売等に至るバリューチェーン全体にわたる事業活動の停滞を招くリスクを内包しております。また法令・規制強化に対応するための設備投資等があった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは気候変動対応として環境負荷低減の取組みを強化しており、国内外拠点での太陽光パネルの設置など、グリーンエネルギーの導入を推進しております。また樹脂材のリサイクル技術開発を開始し、カーボンニュートラル実現に向けた取組みを推進しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,206字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における当社グループを取り巻く経済環境は、国内では雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇、米国の通商政策の動向、金融資本市場の変動、中東情勢の影響など、注視すべき不確実性が多く、依然として先行き不透明な状況が続いております。米国では、通商政策や物価動向、雇用情勢等に留意する必要があるものの、緩やかな拡大が続いております。アジア地域においては、中国は不動産市場の停滞の影響を受け、緩やかな減速が続いております。インドネシアでは景気が緩やかに回復しているほか、タイでは持ち直しの動きが見られ、またインドでは景気が拡大しております。欧州においては、景気は持ち直しの動きが見られるものの、景気抑制的な金利水準の影響による下振れリスクや米国の政策動向による影響等に留意する必要があります。 このような環境下で、当社グループは中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)で掲げる業績回復の加速と資本収益性の向上に向けて、「四輪車用計器・ヘッドアップディスプレイにおける成長性と収益性の向上」、「新興市場における二輪車用計器の販売加速」、「イノベーティブな製品・サービス・ビジネスの創出」の取り組みを推進してまいりました。また、ビジネス環境の変化に強い筋肉質な企業体質を目指し、地産地消の加速、生産レイアウトの最適化などのサプライチェーン改革、業務プロセス改革、製品仕様の見直しなどによる原価低減を進めてまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上収益は、327,894百万円(前期比3.6%増)、営業利益は、11,624百万円(前期比21.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は、8,220百万円(前期比34.3%増)となりました。 売上収益は、中国市場における日本・欧州車の販売不振などにより四輪車向け計器の販売は減少したものの、アセアン・インド・ブラジルを中心とした二輪車用計器の販売が好調に推移した結果、増収となりました。営業利益は、二輪車用計器及び建機用計器の販売増加に加え、情報システムサービスの増収も貢献したことから、増益となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益の増加に加え、前連結会計年度に計上された為替差損が当期は為替差益に転換したことなどにより、増益となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 車載部品事業は、二輪車用計器の販売が好調に推移したことから、売上収益は267,236百万円(前期比3.5%増)、営業利益は8,514百万円(前期比24.0%増)となりました。 民生部品事業は、空調・住設機器コントローラー等の販売が増加した結果、売上収益は13,881百万円(前期比2.3%増)、営業損失は307百万円(前期は344百万円の営業損失)となりました。 樹脂コンパウンド事業は、樹脂材料の着色加工の受注量の減少により、売上収益は8,374百万円(前期比8.7%減)、営業利益は565百万円(前期比19.1%減)となりました。 自動車販売事業は、新車販売は苦戦したものの、自動車整備に関連する売上が増加したことから、売上収益は27,000百万円(前期比2.8%増)となりました。営業利益は、新車販売の減少が響き、1,332百万円(前期比8.8%減)となりました。 その他事業は、情報システムサービスが伸長したことから、売上収益は11,401百万円(前期比23.1%増)、営業利益は1,667百万円(前期比49.6%増)となりました。 当連結会計年度末の資産については、前連結会計年度末と比較して15,170百万円増加し、347,265百万円となりました。 負債については、前連結会計年度末と比較して1,520百万円増加し、113,384百万円となりました。 資本については、前連結会計年度末と比較して13,649百万円増加し、233,880百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は、51,922百万円(前連結会計年度末と比較して16,617百万円増加)となりました。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況と、前連結会計年度に対する各キャッシュ・フローの増減状況は以下のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、40,481百万円の収入となりました。前連結会計年度と比較して棚卸資産の増減額が6,608百万円増加、法人所得税の支払額が5,012百万円減少したこと等により、25,210百万円の収入増となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、12,945百万円の支出となりました。前連結会計年度と比較して投資有価証券の売却による収入が8,212百万円減少したこと等により、4,636百万円の支出増となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、13,866百万円の支出となりました。前連結会計年度と比較して短期借入金の純増減額が13,595百万円減少したこと等により、9,112百万円の支出増となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 (a) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 車載部品事業   248,486   4.5 民生部品事業   15,262   1.7 樹脂コンパウンド事業   11,595   0.8 自動車販売事業   -   - その他   3,217   20.8 合計   278,563   4.3 (注)1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  金額は、販売価格によっております。 (b) 受注実績 重要な受注生産を行っておりませんので、記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 車載部品事業   267,236   3.5 民生部品事業   13,881   2.3 樹脂コンパウンド事業   8,374   △8.7 自動車販売事業   27,000   2.8 その他   11,401   23.1 合計   327,894   3.6 (注)1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 本田技研工業株式会社グループ   89,783   28.4   97,133   29.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①  財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は次のとおりであります。 当連結会計年度における当社グループは、グループビジョン「つながる技術で、インターフェースの価値を創造する企業」の実現に向け、将来に向けた車載用計器等の設計・製造技術を中心に、高度な専門技術を蓄積・進化させてまいりました。また、持続的な利益創出を実現すべく原価低減活動及び販売価格の適正化に一層の重きを置き、より無駄のない筋肉質な企業体質の構築を推進いたしました。 売上収益は、中国における日本車の販売停滞の影響を受けたものの、アセアン・インドにおける二輪車向け計器の販売増加と欧州におけるヘッドアップディスプレイ新機種立ち上げ、円安の影響などにより増収となりました。営業利益は、原材料などの費用高騰分を適切に販売価格に反映する交渉や筋肉質経営を目指した継続的な原価低減活動により増益となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益の増加に加え、前連結会計年度に計上された為替差損が当期は為替差益に転換したことなどにより、増益となりました。 経営成績の分析 (売上収益) 当連結会計年度における売上収益は、前連結会計年度と比較して3.6%増収の327,894百万円となりました。国内売上収益は、前連結会計年度と比較して0.2%増収の123,368百万円となり、海外売上収益は、5.8%増収の204,525百万円となりました。セグメント別の売上収益については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (営業利益) 当連結会計年度における売上原価、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比較して3.0%増の316,005百万円となり、売上収益に対する比率は前連結会計年度と同等の96.4%となりました。 この結果、営業利益は前連結会計年度と比較して21.3%増益の11,624百万円となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 当連結会計年度における金融収益(費用)は、前連結会計年度の240百万円の費用(純額)から2,251百万円の収益(純額)となりました。これは、主に為替差損が前連結会計年度から減少したこと等によります。また、当連結会計年度における法人所得税費用は、前連結会計年度と比較して2,075百万円増加の5,148百万円となりました。 この結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は前連結会計年度と比較して34.3%増益の8,220百万円となりました。 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産については、現金及び現金同等物の増加等により、前連結会計年度末と比較して15,170百万円増加し、347,265百万円となりました。 (負債) 負債については、営業債務及びその他の債務の増加等により、前連結会計年度末と比較して1,520百万円増加し、113,384百万円となりました。 (資本) 資本については、その他の資本の構成要素の増加等により、前連結会計年度末と比較して13,649百万円増加し、233,880百万円となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のため当社グループの新たな成長につながる戦略的研究開発への先行投資及びグローバル事業展開に向けた国内外の生産販売体制の整備・強化のために必要な資金として内部留保の確保を行っております。 当社グループはグローバルな経営の実現に向けて、機動的かつ効率的な資金の循環による有利子負債の削減、金融費用の削減を図るため、国内グループ会社及び海外グループ会社に対し、提出会社を通じた資金調達体制を確立しております。 ③  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たしているため、同第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。

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開示資料

出典

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