本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

クリエイトSDホールディングス

CREATE SD HOLDINGS CO.,LTD3148 · Prime · 小売業

ドラッグストアを基盤に、スーパーや介護事業も展開する地域密着型の小売グループ。

概要

クリエイトSDホールディングスは、神奈川県を地盤にドラッグストアチェーン「クリエイトエス・ディー」を運営する持株会社である。調剤薬局併設型の店舗を強みとし、2025年5月期の連結売上高は4571億円、営業利益226億円に達する。プライベートブランド商品の開発にも注力し、グループはドラッグストア事業、スーパーマーケット事業、介護事業の3セグメントで構成される。

調剤併設型ドラッグストアを軸とする事業構成

クリエイトSDホールディングスの核は、子会社の株式会社クリエイトエス・ディーが運営するドラッグストア事業である。医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨などを取り扱い、特に調剤薬局を併設した店舗が特徴で、処方箋に基づく調剤業務と一般用医薬品の販売を組み合わせている。2025年5月期末時点で、ドラッグストア787店舗のうち調剤薬局併設は417店舗に上る。グループ全体の売上高の大部分をこの事業が占め、プライベートブランド商品の製造企画を子会社エスタが担当する。また、スーパーマーケット事業(百合ヶ丘産業)と介護事業(ウェルライフ、サロンデイ)もグループに含まれ、総合的な生活支援を狙う。

神奈川県・東京都を中心としたドミナント戦略

同社の出店戦略は、関東・東海地方の既存エリアへのドミナント深耕を基本とする。郊外・住宅地の小商圏フォーマットを中心に、駅前やショッピングセンター内、スーパーマーケットとの協業など多様な形態で年間40〜50店舗の出店を計画する。北関東や甲信越エリアにも範囲を拡大中である。店舗網の密度を高めることで顧客の来店頻度を上げ、小商圏でのワンストップショッピングを実現する戦略である。調剤薬局を併設することで、健康相談や処方箋応需を含めた「かかりつけ薬局」としての役割を果たす。

持株会社体制とグループ子会社の役割

当社は2008年に持株会社へ移行し、グループ各社の統括と戦略策定を担う。ドラッグストア事業はクリエイトエス・ディー、スーパーマーケット事業は百合ヶ丘産業、有料老人ホーム事業はウェルライフ、デイサービス事業はサロンデイ、プライベートブランドの企画はエスタ、店舗清掃はクリエイトビギンがそれぞれ担当する。この分業体制により、各事業の専門性を高めつつ、グループ全体で「生活・予防・医療・介護」の領域をカバーする。連結従業員数5060名。2025年5月期の純資産は1427億円に達する。

収益の推移と成長率の変化

売上高は2012年5月期の1698億円から2025年5月期の4571億円へと約2.7倍に拡大した。同期間の純利益は48億円から157億円へと増加。2025年5月期の営業利益率は4.9%であり、業界平均と比較して中程度の水準にある。2026年5月期の計画では売上高4971億円、営業利益240億円を見込む。新規出店投資による減価償却費の増加や物流コストの上昇が利益を圧迫する一方、調剤事業の拡大とPB商品の比率向上が収益性改善に寄与している。

業界の中での役割はドラッグストア・スーパーマーケット運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,971億円
営業利益
240億円
営業利益率
4.8%
純利益
170億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医薬品・化粧品・日用雑貨主力

ドラッグストア事業として、医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨品等の販売および調剤を行う。プライベートブランド商品の製造企画を子会社が担当するなど、グループ一体で小売を展開。

主な製品・サービス2
ドラッグストア商品
医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨品等を取り扱う。
プライベートブランド商品
子会社が製造企画を担当する、ドラッグストアで販売される自社ブランド商品。

02食品・日用品準主力

スーパーマーケット事業として、食料品、日用雑貨品等の販売を子会社が担当。ドラッグストア事業と合わせ、地域の生活必需需要を取り込む。

主な製品・サービス1
スーパーマーケット商品
食料品、日用雑貨品等を取り扱う。

03介護・福祉副次

有料老人ホーム事業とデイサービス事業を子会社が運営し、高齢者向けの介護サービスを提供する。

主な製品・サービス2
有料老人ホーム
高齢者向けの居住施設と介護サービスを提供。
デイサービス
通所型の介護サービスを提供。

製品と技術

調剤併設型ドラッグストアとEDLP価格戦略

クリエイトエス・ディーは、ドラッグストアに調剤薬局を併設する店舗フォーマットを主力とする。これにより、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売と処方箋調剤をワンストップで提供し、地域住民のセルフメディケーションと医療連携を支援する。価格戦略としては、EDLP(エブリデイ・ロープライス)を掲げ、特売に頼らず常に低価格を維持することで顧客の来店頻度を高めている。2025年5月期末で調剤薬局併設店舗417店舗を数える。

プライベートブランド商品の開発と品揃え

グループでは、子会社エスタがプライベートブランド(PB)商品の企画・製造を担う。PB商品は医薬品、化粧品、食料品など多岐にわたり、価格競争力と利益率の向上に貢献する。また、ドラッグストアでは生鮮食品を含む食料品の品揃えを強化し、小商圏におけるワンストップショッピングの利便性を追求。ビューティケアに特化した業態「Cremo」の出店も再開している。PB商品の比率は売上高の約10%と推測される。

介護付き有料老人ホームとデイサービスの運営

介護事業では、ウェルライフが介護付き有料老人ホームを2施設、サロンデイが半日型デイサービスセンターを37施設運営する。有料老人ホームでは食事の質にこだわり、デイサービスではリハビリに特化したプログラムを提供。グループ全体の接遇力を生かし、利用者満足度の向上と稼働率の上昇を図る。2025年5月期の介護事業の売上高は連結全体の約2%と小規模だが、高齢化に伴う成長分野として位置づけられる。

電子マネー「おさいふHippo」とキャッシュレス戦略

自社電子マネー機能付きポイントカード「おさいふHippo」を発行し、キャッシュレス決済の推進と顧客囲い込みを図る。このカードはチャージ式電子マネーとして機能し、グループ店舗での支払いに加えてポイント付与・利用が可能。手数料コストの低減と金銭管理負担の軽減を目的とし、利用促進によって顧客の来店頻度向上を狙う。2025年5月期時点での発行枚数は非開示だが、グループの店舗数と顧客基盤から一定の普及が見込まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ドラッグストア大手、堅調な成長

クリエイトSDホールディングスは小売業(ドラッグストア)で、売上高4000億円超と業界内で大手の一角。同業のトライアルホールディングス(141A)などと競合。2025/5期の営業利益率4.94%と安定した収益を上げ、2026/5期も4.83%と高水準維持。調剤併設型などで差別化し、堅調な成長を続ける。競争は激しいが、規模のメリットを活かした運営が強み。

強み

  • 売上高4000億超で仕入れ交渉力や店舗運営効率が高い。
  • 営業利益率5%前後を維持、業界平均を上回る可能性。
  • 売上高が毎年増加、新規出店や既存店成長が寄与。
  • 調剤薬局併設で医療ニーズを取り込み、競合との差別化。

課題

  • ドラッグストア業界は過当競争、同業との価格競争が収益圧迫。
  • 調剤報酬や薬価改定が収益に影響を与える可能性。
  • 新規出店に伴う初期投資や人件費上昇が負担となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がクリエイトSDホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19861吉野家ホールディングス2,504億円53.3倍
28194ライフコーポレーション2,482億円12.6倍
37649スギホールディングス2,466億円10.4倍
48227しまむら2,401億円16.1倍
53050DCMホールディングス2,319億円12.5倍
63148クリエイトSDホールディングス2,275億円12.9倍
77616コロワイド2,254億円135.5倍
83097物語コーポレーション2,176億円24.4倍
92659サンエー2,168億円19.6倍
109627アインホールディングス2,165億円12.0倍
119948アークス2,147億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

有限会社として創業から持株会社への転換

1998年4月、東京都町田市に有限会社ヤマモトとして設立される。2006年に株式会社へ移行し、2007年には本店を横浜市青葉区へ移転。2008年7月、会社分割により不動産事業を新設会社へ承継させると同時に、商号を株式会社クリエイトエス・ディーホールディングスと変更した。さらに同年、株式分割と株式交換契約の決議を行い、持株会社としての体制を整えた。この一連の再編は、ドラッグストア事業を子会社に集中させ、グループ統治を明確にする目的があった。

株式交換による上場と完全子会社化

2009年3月、株式交換により株式会社クリエイトエス・ディーを完全子会社とし、同時に東京証券取引所へ上場を果たす。上場資金は新規出店と既存店舗の改装に充てられた。同年4月には、有料老人ホーム運営のウェルライフ株式会社を完全子会社化。これにより、医薬品販売に加えて介護サービスの提供をグループに取り込み、高齢化社会に対応する事業基盤を築いた。

介護事業の分立とスーパーマーケット事業への進出

2010年6月、ウェルライフからデイサービス事業を承継した株式会社サロンデイを設立。グループ内で有料老人ホームとデイサービスを分離し、それぞれの運営に特化させた。2020年2月、子会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを運営する百合ヶ丘産業株式会社の株式88.08%を取得、翌3月に残りを取得し完全子会社化した。これにより、ドラッグストアに加えて食品スーパー事業を傘下に収め、ワンストップショッピングの品揃えを強化した。

プライム市場移行と2020年代の成長

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2025年5月期の売上高は4571億円と、前期比8.2%増。2025年7月には2030年5月期に売上高6800億円、経常利益率5%以上、ROE12%以上を掲げる中期経営計画を策定した。計画の達成手段として、関東・東海地方でのドミナント深耕に加え、北関東・甲信越エリアへの拡大とM&Aの活用を明記している。

年表18件を開く

1990年代

  • 1998年4月創業東京都町田市に有限会社ヤマモト(現当社)を設立。

2000年代

  • 2006年5月会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(2005年法律第87号)により、特例有限会社(株式会社)へ移行。
  • 2006年11月商号変更有限会社ヤマモトより株式会社ヤマモトへの商号変更により特例有限会社から通常の株式会社へ移行。
  • 2007年4月本店所在地を東京都町田市より横浜市(青葉区つつじヶ丘)へ変更。
  • 2008年7月商号変更発行可能株式総数を60株から88,000,000株に変更。
  • 2008年7月創業当社の不動産事業に関して有する権利義務を分割により設立する株式会社メディカルプランニングに承継させる新設分割を実施。商号を「株式会社クリエイトエス・ディーホールディングス」に変更。当社は、取締役会において、2008年8月15日を効力発生日として、当社普通株式1株を73,225.9株とする株式の分割を行うことを決議。当社と株式会社クリエイトエス・ディーは、株主総会の承認を前提として、取締役会において承認の上、株式交換契約を締結。また、両社はそれぞれの株主総会に付議すべき本株式交換に関する議案の内容を取締役会で決議。
  • 2008年8月当社普通株式1株を73,225.9株とする株式の分割を実施。
  • 2008年8月株式会社クリエイトエス・ディーの定時株主総会において、株式交換に係る株式交換契約について承認決議。
  • 2008年10月商号変更当社の臨時株主総会において、株式交換に係る株式交換契約について承認決議及び商号を「株式会社クリエイトSDホールディングス」に、決算月を5月31日に変更。
  • 2009年3月上場株式交換により、株式会社クリエイトエス・ディーは当社の完全子会社となる。また、当社の普通株式を東京証券取引所に上場。
  • 2009年4月M&A全株式の取得により、ウェルライフ株式会社は当社の完全子会社となる。

2010年代

  • 2010年6月連結子会社ウェルライフ株式会社からデイサービス事業を承継した株式会社サロンデイを設立。

2020年代

  • 2020年2月M&A子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する百合ヶ丘産業株式会社の株式を88.08%取得し子会社化。
  • 2020年3月M&A子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する百合ヶ丘産業株式会社の株式を11.92%取得し完全子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部から プライム 市場へ移行。
  • 2025年8月M&A子会社株式会社クリエイトエス・ディーが調剤薬局を経営する株式会社サンエフの株式を100%取得し完全子会社化。
  • 2025年10月M&A子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する株式会社八百半フードセンターを子会社とする株式会社八百半ホールディングスの株式を100%取得し完全子会社化。
  • 2026年3月M&A子会社株式会社クリエイトエス・ディー(吸収合併存続会社)と株式会社サンエフ(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年5月期まで6,800億円
  • 経常利益率2030年5月期まで5.0%以上
  • ROE2030年5月期まで12.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    経営理念に基づく基本方針

    経営理念「お客様の近くにいてふれ合いを大切にする」に基づき、極めて感じの良い応対と整理整頓の徹底を掲げる。接遇研修や現場での教育制度、覆面調査による店舗評価を実践し、調剤薬局では調剤ミス防止のための整理整頓された作業環境を重視する。

  2. 02

    中期経営計画の推進

    2030年5月期を最終年度とする中期経営計画「Next STAGE 2030」を策定し、売上高6,800億円、経常利益率5.0%以上、ROE12.0%以上を目標に、成長戦略と財務戦略を推進する。

  3. 03

    出店戦略とドミナント形成

    関東・東海地方を主要エリアに、郊外の小商圏フォーマットを中心としつつ、駅前・都心・SC内など多様な出店形態で毎期40〜50店舗を出店。北関東・甲信越エリアへ拡大し、強固なドミナント形成によるエリア内シェアアップを目指す。

  4. 04

    商品・店舗運営の強化

    顧客第一主義を実践し、応対レベルの向上、整理整頓の評価、EDLPの推進、改装や品揃え拡充、かかりつけ薬局機能の強化、店舗機能を補完するサービスの拡充に取り組む。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    環境・社会・ガバナンスの各項目で取り組みを進め、ステークホルダーと協働しながら誠実な事業活動を通じて持続的な企業価値向上と持続可能な社会の実現を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で5,478人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,109万円で、10期前と比べて0.8%平均年齢は50.4歳、平均勤続年数は22.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月2,717
2017年5月2,997
2018年5月3,252
2019年5月1,11751.014.03,468
2020年5月1,00249.715.13,749
2021年5月1,15551.915.84,209
2022年5月1,18253.217.14,544
2023年5月1,12753.119.34,731
2024年5月1,15250.319.64,797421
2025年5月1,04451.321.95,060447
2026年5月1,10950.422.65,478438

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
496億円
ドラッグストア事業198億円
101億円
スーパーマーケットの経営1,063百万円
有料老人ホームの運営79百万円
24百万円
デイサービス施設の経営22百万円
2百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社クリエイトエス・ディー(注)1.2.3.
    横浜市青葉区
    議決権100.0%
  • 国内
    ウェルライフ株式会社(注)2.
    東京都足立区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サロンデイ
    横浜市青葉区
    議決権100.0%
  • 国内
    百合ヶ丘産業株式会社
    川崎市麻生区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社八百半ホールディングス
    栃木県鹿沼市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社八百半フードセンター
    栃木県鹿沼市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は4,971億円営業利益240億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.8%、利益が+6.2%。

売上高
+8.8%
4,971億円
営業利益
+6.2%
240億円
純利益
+8.3%
170億円
営業利益率
4.8%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高5,410億円4,971億円
営業利益253億円240億円
純利益170億円170億円
1株あたり配当¥96¥96

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は2,552億円、営業利益は129億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+9.9%、営業利益は+6.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q950485.133
2023年4Q98632
2024年1Q1,041484.633
2024年2Q1,034514.936
2024年3Q1,056575.438
2024年4Q1,092464.230
2025年2Q2,2481054.770
2025年4Q2,3231215.287
2026年2Q2,4191114.679
2026年4Q2,5521295.191

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は1,698億円から4,971億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は14期、純利益は8期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月1,6989448
2013年5月1,82010360
2014年5月1,9759558
2015年5月2,13911066
2016年5月2,31914393
2017年5月2,473148101
2018年5月2,68214295
2019年5月2,86314697
子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する百合ヶ丘産業株式会社の株式を88.08%取得し子会社化。
2020年5月3,196182123
2021年5月3,385191124
2022年5月3,507187126
2023年5月3,810194129
2024年5月4,2232022094.8137
子会社株式会社クリエイトエス・ディーが調剤薬局を経営する株式会社サンエフの株式を100%取得し完全子会社化。
2025年5月4,5712262344.9157
子会社株式会社クリエイトエス・ディー(吸収合併存続会社)と株式会社サンエフ(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併。
2026年5月4,9712402524.8170

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高4,971億円のうち、営業利益として残るのは240億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は170億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%3,701億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.7%1,030億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%240億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.8pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが254億円、投資CFが−204億円で、差し引きのフリーCFは50億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は367億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月70−43−1527166
2013年5月80−37−1243198
2014年5月72−63−149193
2015年5月118−50−5968203
2016年5月118−43−1575264
2017年5月129−108−1921265
2018年5月113−46−2267310
2019年5月134−107−2227316
2020年5月228−105−31123408
2021年5月116−104−2712393
2022年5月161−108−2953417
2023年5月190−205−30−15371
2024年5月210−202−18378
2025年5月236−207−3429373
2026年5月254−204−5750367

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は2,554億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,543億円で、自己資本比率は60.4%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月68035932152.8
2013年5月74840834054.5
2014年5月81145136055.6
2015年5月88846042851.8
2016年5月99353645753.9
2017年5月1,10561948656.0
2018年5月1,21469452057.1
2019年5月1,33376956457.7
2020年5月1,53486866656.6
2021年5月1,63896667259.0
2022年5月1,7691,06370660.1
2023年5月1,9491,16478559.7
2024年5月2,1651,30286260.2
2025年5月2,3661,42793860.3
2026年5月2,5541,5431,01060.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
371億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,514億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,010億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中79位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,405で、1年前と比べて+3.3%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥3,405+0.3%1ヶ月+4.4%1年+3.3%時価総額2,275億円
過去52週の値幅
安値¥3,090高値¥3,555

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR1.43倍
配当利回り2.82%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価3340円で25日線(3282円)を+1.8%上回り、75日線(3245円)を+2.9%上回る。52週高値3595円から-7.1%、安値3090円から+8.1%と高値圏。1ヶ月で+3.1%の上昇で、7/14に3390円の高値。出来高は7/14に26.6万株と急増し、買いが集中。週足では200日線(3228円)を上回り、底堅さを示す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER12.7倍は業界平均41.2倍を大幅に下回り、PBR1.40倍も平均2.91倍より低い。配当利回り2.77%は平均1.50%を上回るが、配当性向63.3%と高水準で、今後の増配余地は限定的。ROE11.5%と収益性は良好で、業績も増収増益基調にある。割安だが、配当の伸び悩みに注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍39.6倍
PER (予想)12.9倍
PBR1.43倍2.44倍
ROE11.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

論点は地域密着型ドラッグストアの成長余地。強気派は高齢化に伴う調剤需要やPB戦略で安定成長を見込む。弱気派は競合激化による販管費増加や、営業利益率が5%未満と低く、成長鈍化リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 調剤併設の強み

    高齢化で処方箋需要が増加基調。

  • PB商品の拡大

    粗利率向上に寄与。

  • 安定した増収基調

    2026年5月期も過去4年連続増収見込み。

  • 3期連続の増収増益基調通年影響

    2026年5月期営業利益240億円(前期比6.2%増)、売上高4971億円

  • 店舗拡大と既存店売上高成長継続影響

    出店戦略と既存店売上高増、ドラッグストア需要堅調

  • 高い自己資本比率と安定配当継続影響

    PBR1.40倍、ROE11.5%、配当利回り2.77%

  • 健康志向の高まりでドラッグストア需要増長期影響

    OTC医薬品・ヘルスケア需要拡大、業界成長続く

マイナスに働く材料7
  • 利益率低位

    営業利益率4.9%、改善余地少ない。

  • 競合激化

    他ドラッグストア・スーパーとの競争。

  • 成長鈍化

    既存店舗の飽和感、新規出店限界。

  • 競争激化による値下げ圧力継続影響

    ドラッグストア業界の競争で粗利率低下リスク、営業利益率4.83%

  • 人件費高騰と物流コスト上昇通年影響

    最低賃金上昇・物流費増でコスト増、営業利益率改善阻害

  • 薬価改定による収益影響2026年度影響

    薬価改定でOTC医薬品粗利率低下の可能性

  • 出店コスト増加で資本効率低下中期影響

    新店出店に伴う初期投資でROE低下懸念

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗成長力の指標。
調剤売上比率
高収益な調剤事業の寄与度。
PB商品比率
粗利率改善の進捗。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり96で、前期から+19.2%いまの株価に対する利回りは2.82%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥96
1株あたり
配当利回り
2.82%
いまの株価に対して
配当性向
67.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月3140.2
2018年5月349.739.8
2019年5月365.943.6
2020年5月4011.146.9
2021年5月425.040.8
2022年5月469.543.7
2023年5月5213.048.0
2024年5月6423.156.2
2025年5月7821.963.3
2026年5月9319.267.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥96

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ27,290人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.2%を占め、残る86.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他70.870.970.570.070.470.5
外国法人18.818.116.916.414.715.1
金融機関6.76.68.08.48.38.7
事業法人3.33.33.43.54.64.5
自己株式5.45.45.43.93.33.3
証券会社0.31.11.31.72.01.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山本洋平27.74
02山本久雄20.91
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.72
04山本いつ子4.69
05CEP LUX-ORBIS SICAV(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.08
06株式会社PALTAC2.55
07クリエイトエス・ディー従業員持株会1.52
08STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人みずほ銀行決済営業部)1.30
09THE NOMURA TRUST AND BANKINGCO. , LTD. AS THE TRUSTEE OFREPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.15
10上田八木短資株式会社1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-16
    オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    5.44%
    -0.08pt
  • 2026-07-02
    山本 洋平
    新規の大量保有報告
    27.74%
  • 2026-06-04
    山本久雄
    新規の大量保有報告
    20.91%
    -0.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+264%、1株純資産は15期で+345%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月7253714.19.756.3
2013年5月8961015.613.749.8
2014年5月8767513.513.151.6
2015年5月10272714.416.957.3
2016年5月14784818.618.444.5
2017年5月16097917.516.440.2
2018年5月1511,09714.521.539.8
2019年5月1541,21613.315.343.6
2020年5月1941,37315.017.646.9
2021年5月1961,52913.516.440.8
2022年5月1991,68212.414.743.7
2023年5月2041,84111.616.448.0
2024年5月2162,02711.115.656.2
2025年5月2432,20911.513.063.3
2026年5月2632,38911.412.267.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/5期の役員報酬は総額278百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山本久雄代表取締役 会長7813,973,565
廣瀨泰三代表取締役 社長6868,800
瀧屋幸彦取締役6016,100
三枝孝彰取締役(監査等委員)695,300
安保洋子取締役(監査等委員)66
上田真取締役(監査等委員)73

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31827525786
監査等委員312124
取締役(社内)2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容605字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社(株式会社クリエイトSDホールディングス)及び子会社8社により構成されており、医薬品、化粧品等の小売販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社との当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (ドラッグストア事業) 株式会社クリエイトエス・ディーが担当しております。また、ドラッグストアで販売するプライベートブランド商品の製造企画を株式会社エスタが、店舗清掃等を株式会社クリエイトビギンが、それぞれ担当しております。 ドラッグストア事業の主な業務は医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨品等の販売及び調剤であります。 (スーパーマーケット事業) 百合ヶ丘産業株式会社及び株式会社八百半フードセンターが担当しております。スーパーマーケット事業の主な業務は食料品、日用雑貨品等の販売であります。 (有料老人ホーム・デイサービス事業) 有料老人ホーム事業をウェルライフ株式会社が、デイサービス事業を株式会社サロンデイが、それぞれ担当しております。 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,144字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営理念は、「私たちはいつもお客様≒患者様の近くにいて、『ふれ合い』を大切にします」としております。 具体的な経営基本方針として次の2項目を掲げております。 1.極めて感じの良い応対(挨拶) 2.整理・整頓 「極めて感じの良い応対(挨拶)」については、「相談できる、かかりつけ薬局」を目指す当社グループにとって最も重要であると考えております。集合教育としての接遇研修、タブレット端末を用いたオンライン研修、毎日の仕事の中で先輩社員が付きっきりで教育するブラザー&シスター制度、さらに、覆面調査での店舗評価等具体的に実践する仕組みをつくり推進しております。 「整理・整頓」につきましては、私たちは「小売業は整理・整頓業」であると考えております。「整理」とは必要なものと不要なものを分けて、不要なものを捨てる(なくす)ことであり、「整頓」とは、必要なものを置き場所を決めてそのとおりに置くことです。このことは、店舗のクリーンという意味で、また、買いやすい売場づくりという意味で、さらには、不要なもの=死に筋のカットを中心とした商品管理の観点で非常に重要なことだと考えております。 また、調剤薬局においても、調剤ミスによる服用過誤リスクを低減する観点から、不要なものがなく整理・整頓された作業環境の徹底は非常に重要な責務であると考えております。 当社グループでは、常にこの経営基本方針を念頭に置きつつ日々の業務を積極的に推進していくよう徹底を図っております。 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、2030年5月期を最終年度とする中期経営計画「Next STAGE 2030」を策定し、売上高6,800億円、経常利益率5.0%以上、ROE12.0%以上を目標として掲げております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 ①出店戦略 当社グループは、関東・東海地方を主要な出店エリアとして店舗展開を続けてまいります。 ドラッグストア事業部門では、当社グループの強みである郊外・住宅立地の小商圏フォーマットを中心とする他、駅前・商店街立地および都心等における買物不便地域の開発、ショッピングセンター内や駅ビル内およびスーパーマーケットとの協業等多様な出店形態の推進により、毎期40~50店舗を出店する計画をしております。 調剤薬局におきましても、健康サポート機能を有する地域のかかりつけ薬局としての役割を担うため、ドラッグストアへの併設を中心とした出店を継続し、地域医療との連携を推進してまいります。 ②商品・店舗運営戦略 ますます激化する競争に勝ち残っていくために、顧客第一主義の実践を図ってまいります。 具体的には イ.「極めて感じの良い応対」の更なるレベルアップ ロ.「整理整頓」のできばえ評価の実施と個別フォロー ハ.お客様のご意見、ご要望に対する真摯な対応 ニ.いつでも安心してご購入いただけるEDLP(エブリデイ・ロープライス)の推進 ホ.積極的な改装、棚割のリニューアル及び新規商品群の導入による品揃えの拡充 ヘ.かかりつけ薬局として、処方箋の一元管理と相談に対応できる体制の構築 ト.インターネット、特注サービス及び宅配サービスなど店舗機能を補完するサービスの拡充 を推進してまいります。 (4)経営環境 ①市場環境 わが国経済において、雇用・所得環境の改善や訪日外国人の増加等、国内景気は緩やかな回復が期待される一方、継続的な物価上昇による個人消費の減速懸念や地政学リスクの高まり、米国の通商政策をめぐる不確実性等、先行き不透明な状況が続くと予想されます。 ②顧客動向 わが国は、世界でも類を見ない急速な高齢化により医療費は増加の一途をたどっており、現在の医療体系を変革する必要性に迫られております。また、自然災害や新興感染症の流行等、生活インフラの必要性が再認識される傾向にあり、当社グループが運営するドラッグストア、調剤薬局およびスーパーマーケットが持つ機能に対する期待が高まってきていると考えております。 当社グループは、地域での総合ヘルスケアサポートに根ざした強固なドミナント形成によるエリア内でのシェアアップを引き続き推進し、これまで構築してきた小商圏における高来店頻度のビジネスモデルを土台に、世の中の変化に適応する施策を進めてまいります。 ③競合他社の状況 ドラッグストア業界におきましては、業界の垣根を越えたより一層の競争激化や出店競合、大型М&Aによる規模の拡大・再編の動きなどにより厳しい環境が続いております。 ④その他 キャッシュレス化の推進に関しては、自社電子マネー機能付きポイントカード「おさいふHippo」の利用を促進し、お客様の利便性向上とともに金銭管理負担及び手数料コストの低減を図ってまいります。また、Eコマースの隆盛に対して、ドラッグストアの専門性としてのヘルスケア&ビューティケア商品の展開強化と、小商圏における利便性向上のため、生鮮も含めた食品の品揃えを拡充、そしてお客様とのふれ合いを大切にする経営理念に則した接遇強化を推進してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①成長戦略 関東・東海地方の既存エリアへのドミナント深耕を継続する一方、北関東エリア(茨城・群馬・栃木)や甲信越エリア(長野・山梨)の周辺5県へ出店エリアを拡大し、規模拡大に取り組んでまいります。 多様な店舗フォーマットによる出店を推進しつつ、生鮮も含めた食品の品揃え強化・見直しや既存店舗のスクラップ&ビルド等、既存店舗の個店競争力の更なる強化にも取り組みます。また、オーガニック成長によるトップライン拡大に加えて、M&Aによる規模拡大にも積極的に取り組んでまいります。 ②調剤事業戦略 調剤併設型ドラッグストアの出店を継続しつつ、M&Aによる規模拡大も活用し、首都圏における調剤事業シェアの向上に努めてまいります。さらには、薬剤師の対人業務強化、近隣医療機関との連携等、在宅も含めかかりつけ機能の強化に取り組むとともに、調剤事業に特化した駅前小型店舗やクリニックモールの組成、将来的な外部委託を視野に入れた施設在宅集約型薬局の開発など、新たな業態開発にも取り組んでまいります。 ③ローコストオペレーションの徹底 EDLP施策を継続推進しつつ、店舗作業の見直しによる作業効率改善や、人員の適正配置及び人時コントロール等に取り組み、人件費をはじめとした経費抑制、ローコストオペレーションの徹底に取り組んでまいります。この他、セミセルフレジの導入や、調剤関連機器等の設備導入により、業務効率の改善、生産性の向上に努めてまいります。 ④財務戦略 財務健全性は維持しつつ、持続的な成長に向けた積極的な成長投資と、株主還元の充実にバランスよく配分する、キャッシュアロケーションを明確化し、経営の透明性向上、企業価値の最大化を目指します。株主還元につきましては、従来の安定的・継続的な連続増配から一歩踏み込み、より一層の株主還元充実・強化に努めてまいります。 ⑤サステナビリティ経営の推進 引き続き、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の各項目において取り組みを進め、お客様・患者様をはじめとした多様なステークホルダーの皆様と協働しつつ、誠実かつ公正な事業活動を通して、持続的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現の両立を目指してまいります。
事業等のリスク3,004字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、将来に関する事項につきましては、不確実性を有しており、将来生じる結果と異なる可能性がありますので、記載しております事項に対する判断は、以下記載事項及び本項目以外の記載内容も合わせて慎重に行われる必要があります。 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 (1)主要なリスク ①出店政策について 当社グループは2026年5月31日現在、ドラッグストア811店舗(うち調剤薬局併設442店舗)、調剤専門薬局48店舗、スーパーマーケット及び生鮮食品専門店14店舗の合計873店舗を運営しております。最近の当社グループの業容拡大には以下のとおり、店舗数の拡大が大きく寄与しております。 出店にあたっては、ドミナントを形成しながら出店地域の拡大を図っております。ドラッグストア業界では、同業他社のみならず他の小売業との出店競合により、その環境は厳しさが増しております。また、出店是非の判断においては、投資回収期間や採算性を重視しておりますが、出店交渉遅延により、計画どおりの出店ができない場合には当社グループの業績見通しに影響を及ぼす可能性があります。 ②薬剤師、医薬品登録販売者の確保について 「薬機法」の規定により、店舗で販売する医薬品の分類に基づき、薬剤師又は医薬品登録販売者の配置が義務付けられているほか、「薬剤師法」により薬剤師でない者が調剤業務を行ってはならないとされております。 業界全体におきまして、薬剤師の採用、確保及び医薬品登録販売者の育成が重要な課題とされておりますが、当社グループにおきましても今後の店舗数の拡大に際しましては薬剤師及び医薬品登録販売者の確保が重要であり、その確保の状況が出店計画に影響を及ぼす可能性があります。 ③法的規制について 当社グループの主要な事業活動の継続には、「薬機法」による許可及びその他諸法令にもとづく所轄官公庁の許可・免許・登録等が必要です。将来、「薬機法」が改正された場合や、何らかの理由により許可・免許・登録等の取消し等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④医薬品販売の規制について これまで2009年6月より施行された改正旧薬事法では医薬品登録販売者制度が導入、2014年6月に施行された改正旧薬事法では一般用医薬品のインターネット販売が事実上解禁、2021年8月においては一般用医薬品の販売時間規制である2分の1ルールが撤廃、2026年5月においては一部市販薬の販売方法や若年層への販売制限が厳格化されるなど、医薬品の販売・供給体制には、累次の法改正を通じて大きな変化が生じており、今後もその変容が続く可能性があります。 このような販売自由化、規制緩和が今後ますます進展し、異業種との競争が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤調剤業務について 当社グループではドラッグストア併設店舗の出店強化を引き続き推進する方針であり、処方箋応需枚数は今後も増加していく計画となっております。 このような状況に対する環境整備として、当社調剤研修センターにおける薬剤師の調剤に対する知識及び技能の向上について引き続き取り組むとともに、全店において調剤業務監査システムを導入し、過誤を防止すべく万全の管理体制のもと、調剤業務を行っております。加えて、全店「薬剤師賠償責任保険」に加入し、万が一に備えております。 しかしながら、調剤薬の欠陥・調剤ミス等が発生し、将来訴訟や行政処分を受けた場合には、社会的信用を損なう事で当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥薬価基準及び調剤報酬の改定について 調剤業務による売上は、薬剤収入と調剤技術に係る収入との合計額で構成されております。これらは健康保険法に定められた公定価格である薬価基準及び調剤報酬の点数をもとに算出されております。薬価基準等の改定は今後も定期的に実施されていくため、改定の内容によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦個人情報の取扱いについて 当社グループは多岐にわたる個人情報を、顧客の信頼のもとに取り扱っております。「個人情報保護法」の趣旨に沿い、コンピュータシステムのセキュリティ強化と、顧客データの管理体制の確立に努めております。 その機密保持には現在考えられる高度なシステムセキュリティ対策を取り、関連諸規程による従業員教育を継続的に実施するとともに、「個人情報漏えい保険」に加入し、万が一に備えております。 しかしながら、外部要因による不可抗力のシステムトラブルや、人為的操作等により情報流失が発生した場合には、社会的な制裁を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧食品の安全性について 当社グループの店舗において、日配食品、生鮮食品等の食品を販売しております。安心・安全な食品を提供するため、鮮度管理、温度管理等に関するマニュアルの整備と適正な運用に努めております。しかし、食中毒や社会全般にわたる一般的な衛生問題等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨自然災害等について 当社グループの店舗及び施設を含む地域において、地震・台風等の自然災害が発生し、店舗等に物理的な損害が生じた場合、被害状況によっては販売活動・流通・仕入活動が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩介護事業について 当社グループの介護事業は、公的介護保険法内のサービスが中心で「介護保険法」をはじめとする各種関連法令によって規制を受けております。今後、これら法令の見直しが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、介護サービス中のトラブルなどによる訴訟を受けることがあった場合、社会的信用を損なうことで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪買収(M&A)等の投資について 当社グループは、既存ビジネスとのシナジーが生まれることを期待し、M&A(企業の合併・買収)を含む様々な新規事業を検討し、積極的な業容拡大を進めてまいります。事前の十分な投資分析・精査等の実施にかかわらず、当社グループが想定しなかった結果が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫減損会計について 当社グループにおいて、今後固定資産の減損会計に基づき減損損失を計上することになった場合に、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑬地政学リスクについて 米中対立の激化やウクライナ戦争・中東情勢等に伴うエネルギー・原材料価格の高騰等が懸念され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,756字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復傾向で推移した一方、継続的な物価上昇による個人消費の減速懸念、地政学リスクの高まり、米国の通商政策をめぐる不確実性等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 ドラッグストア業界におきましては、業種・業態の垣根を超えた競合各社による出店攻勢や価格競争の激化、大手同士の業界再編・M&Aによる規模拡大、調剤報酬および薬価改定の影響、医薬品販売における法的規制の変化等、当社を取り巻く事業環境は厳しさを増しております。 このような状況の下、当社グループは、2030年5月期を最終年度とする中期経営計画「Next STAGE 2030」の達成に向け、各種施策を推進しております。 <ドラッグストア事業> 当連結会計年度におきましては、前年同期における風邪・インフルエンザ等の流行の反動があったものの、物販部門ではEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の継続推進により、既存店売上は引き続き前年を上回って推移しました。調剤部門においても、調剤薬局店舗数の増加、近隣医療機関との連携強化、各種加算の算定強化に注力した結果、処方箋応需枚数および処方箋単価は堅調に推移しました。これらの結果、売上・客数ともに好調に推移し、増収効果による荒利額の確保と人件費をはじめとした販管費の適正コントロールに努めたことにより、増収増益となりました。 ドラッグストアの新規出店につきましては、33店舗の出店を行いました。一方、スクラップ&ビルドにより4店舗、契約期間満了により4店舗、経営効率化の観点から1店舗の計9店舗の閉鎖を行いました。調剤薬局につきましては、ドラッグストアへの併設調剤薬局27店舗、調剤専門薬局1店舗の計28店舗を開局しました。一方、契約期間満了により併設調剤薬局1店舗、経営効率化の観点から併設調剤薬局1店舗の計2店舗の閉鎖を行いました。 なお、2025年8月29日付で、調剤専門薬局9店舗を展開する株式会社サンエフ(東京都府中市)の全株式を連結子会社株式会社クリエイトエス・ディーが取得し子会社化(2026年3月1日付吸収合併)したことにより、調剤専門薬局9店舗を取得したほか、2025年10月29日付で、栃木県の鹿沼市及び日光市において食品スーパー8店舗を展開する株式会社八百半フードセンターを子会社とする株式会社八百半ホールディングスの全株式を連結子会社クリエイトエス・ディーが取得し連結子会社化したことにより、食品スーパー8店舗を取得しております。 <介護事業> 介護事業につきましては、高齢化が進む中、介護スタッフのもと安心・安全に生活したいという高齢者の方のために、美味しい食事が特徴の介護付有料老人ホームを2施設、またいつまでもご自宅で暮らしたいという方のために、リハビリを専門とする半日型のデイサービスセンター37施設を運営しております。有料老人ホーム、デイサービスともに、当社グループの特徴である接遇に力を入れつつ、各種サービスの拡充に取り組み、ご利用者様の満足度および稼働率の向上を図ってまいりました。 以上により、当連結会計年度末における当社グループの店舗数は、ドラッグストア811店舗、食品スーパー9店舗、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店5店舗、調剤薬局は調剤専門薬局48店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局442店舗の合計873店舗となりました。介護事業では、介護付有料老人ホーム2施設、半日型デイサービスセンター37施設となりました。 これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高497,128百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は23,970百万円(前年同期比5.9%増)、経常利益は25,232百万円(前年同期比7.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は16,990百万円(前年同期比8.3%増)となりました。 資産合計は255,350百万円となり、前連結会計年度末に比べて18,789百万円増加いたしました。主な要因は、売掛金が3,275百万円、商品が689百万円、新店及び出店準備物件の増加等に伴い固定資産が12,829百万円増加したことなどによるものです。 負債合計は101,029百万円となり、前連結会計年度末に比べて7,188百万円増加いたしました。主な要因は、買掛金が5,711百万円、長期資産除去債務が141百万円増加し、未払法人税等が1,290百万円減少したことなどによるものです。 純資産は154,321百万円となり、前連結会計年度末に比べて11,600百万円増加いたしました。主な要因は、配当金支払により5,749百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益16,990百万円を計上したことなどによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は36,699百万円となり、前連結会計年度末に比べて647百万円減少いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は25,435百万円(前年同期比1,810百万円の収入増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益23,683百万円、減価償却費6,442百万円、のれん償却額114百万円、減損損失1,538百万円、仕入債務の増加による5,217百万円であり、支出の主な内訳は売上債権の増加3,023百万円、棚卸資産の増加480百万円及び法人税等の支払額が8,274百万円等の結果であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は20,405百万円(前年同期比295百万円の支出減)となりました。これは主に出店に伴う有形固定資産の取得による支出16,214百万円、貸付けによる支出392百万円、出店仮勘定による支出3,256百万円、連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出1,313百万円等の結果であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は5,678百万円(前年同期比2,287百万円の支出増)となりました。これは長期借入金による収入1,785百万円、配当金の支払額5,749百万円、長期借入金の返済による支出1,613百万円等の結果であります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る設備投資に充当しております。 ③生産、受注及び販売の状況 a.売上実績 当連結会計年度の売上実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日) 商品部門の名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ドラッグストア事業 医薬品   128,536   107.9 OTC   62,115   100.4 調剤薬局   66,421   116.1 化粧品   52,899   105.6 食料品   214,837   109.7 日用雑貨品   70,719   106.8 その他   21,664   104.0 小 計   488,657   108.1 スーパーマーケット事業   5,909   228.5 介護事業 有料老人ホーム   750   104.2 デイサービス   1,600   105.7 小 計   2,351   105.2 顧客との契約から生じる収益   496,917   108.8 その他の収益(注)1   210   108.8 合 計   497,128   108.8 (注)1.その他の収益には、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃貸収入が含まれております。 b.地区別売上実績 当連結会計年度における売上実績を地区ごとに示すと、次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)   当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 神奈川県   277,843   60.8   299,853   60.3 東京都   63,197   13.8   68,063   13.7 静岡県   48,799   10.7   52,135   10.5 千葉県   42,486   9.3   46,782   9.4 その他   24,766   5.4   30,293   6.1 合 計   457,093   100.0   497,128   100.0 c.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日) 商品部門の名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ドラッグストア事業 医薬品   76,488   107.9 OTC   35,160   98.4 調剤薬局   41,328   117.5 化粧品   33,576   104.1 食料品   186,028   109.4 日用雑貨品   51,106   106.7 その他   16,834   102.4 小 計   364,034   107.9 スーパーマーケット事業   4,485   224.7 介護事業 有料老人ホーム   ―   ― デイサービス   ―   ― 小 計   ―   ― 顧客との契約から生じる収益に対する仕入   368,519   108.6 その他の収益に対応する仕入   ―   ― 合 計   368,519   108.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 売上高は、新規出店及びM&Aによる店舗数の増加や、生活必需品を中心としたEDLP施策が奏功したことに加え、調剤薬局売上は堅調に推移したことで、497,128百万円(前年同期比8.8%増)となりました。 b.売上総利益 売上総利益は、上記による増収効果や、調剤売上構成比の伸長による押上げ等により、126,953百万円(前年同期比6.5%増)となりました。 c.販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、人件費をはじめとした販管費コントロールに取り組んだ結果、102,983百万円(前年同期比6.6%増)となりました。 d.営業利益 上記の結果、営業利益は、23,970百万円(前年同期比5.9%増)となりました。 e.経常利益 経常利益は、営業外収益により25,232百万円(前年同期比7.8%増)となりました。 f.親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上があったものの、16,990百万円(前年同期比8.3%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、持続的企業価値向上に向けた投資、株主への利益還元及び将来の更なる成長のための内部留保など総合的に最適なバランスを考え、財務の健全性維持と資本の効率的運用を基本としております。 これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金で賄うことを基本とし、資金調達を行う場合には、経済情勢や金融環境を踏まえ、あらゆる選択肢の中から当社グループにとっての最良の方法で行いたいと考えております。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (3)経営者の問題認識と今後の方針について ドラッグストア業界におきましては、上位企業による積極的な出店や大型M&Aなどによる再編の動きに加え、インターネット販売を含めた業態の垣根を越えた競合激化、少子高齢化や商圏人口の減少などにより、更に厳しい経営環境になるものと予想されます。 このような状況のもと、当社グループは、経営戦略に沿った専門性・利便性・サービスの拡充と、M&Aも含めた新規出店による地域シェアの拡大に注力するとともに、生産性の向上によるオペレーション負担の軽減とローコスト化を進め、高い資本効率による持続的な成長と安定的かつ継続的な増配をベースとした配当水準を維持しながら企業価値を高めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。