概要
沖縄県を地盤とする銀行持株会社。2021年10月に沖縄銀行の単独株式移転で設立され、同行を中核にリース・証券・クレジット・システム開発など11社の子会社を統括する。2025年3月期の連結経常収益は588億円、純利益79億円。2026年3月期には経常収益704億円、純利益113億円を計上し、増収増益基調にある。従業員数は1,513人。
11社から成るグループの事業構成
当社グループは銀行持株会社である当社と、沖縄銀行を含む連結子会社11社で構成される。中核の沖縄銀行は本店のほか60支店、4出張所を抱え、預金・貸出・為替・有価証券投資・信託などの銀行業務を担う。リース業はおきぎんリースが機械設備や車両のリースを提供。その他セグメントには、おきぎん証券(金融商品取引)、おきぎんジェーシービー(クレジットカード)、おきぎんシステムソリューションズ(コンピュータ関連)が含まれる。さらに、おきぎん保証(信用保証)、おきぎんビジネスサービス(現金精査)、おきぎん経済研究所(調査研究)、美ら島債権回収(債権管理)、みらいおきなわ(コンサルティング)、2025年7月設立のおきぎんサクセスパートナーズもグループに属する。
銀行業が収益の7割超を占める収益構造
2025年度(2026年3月期)の連結経常収益704億円のうち、銀行業が529億円(構成比75%)、リース業が124億円(18%)、その他(証券・クレジット・システム等)が88億円(13%)を占める。銀行業の収益は貸出金利息の増加が牽引した。貸出金残高は前年度比667億円増の2兆123億円に拡大し、貸出金利回りも上昇した。一方、預金は公金預金の減少により487億円減の2兆6,469億円となった。セグメント利益は銀行業139億円、リース業4億円、その他23億円で、グループ全体の当期純利益は113億円に達した。
沖縄経済に根差した地域金融の基盤
グループの営業基盤は沖縄県内に集中する。県内景気の拡大基調を背景に、事業性貸出と生活密着型ローンの両方が増加した。シンジケートローンや制度拡充(融資上限・期間)により貸出残高は拡大を続ける。預金残高は2.6兆円超で、指定金融機関として公金預金の変動の影響を受ける。有価証券は金利リスクに配慮しながら6,301億円を運用する。2025年度には10離島町村との連携協定を締結し、12名の職員を派遣してDX・キャッシュレス化・移住促進を支援するなど、地域密着型の活動を展開する。
2026年度目標と第2次中期経営計画
2024年4月から2027年3月までの第2次中期経営計画「成長の共創」を推進中。最終年度である2026年度の目標として、連結経常収益800億円、連結当期純利益120億円、連結ROE6.70%程度、連結自己資本比率11%程度を掲げる。2025年度実績は経常収益704億円、純利益113億円、ROE6.61%、自己資本比率11.36%であり、おおむね計画に沿った進捗を示す。戦略の柱は「地域社会の価値向上」「人的資本経営」「成長基盤の構築」の3本で、金融と非金融の融合によるカスタマー・エクスペリエンスの実現を目指す。
業界の中での役割はリテール・法人向け地域金融グループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人・法人顧客(沖縄県内中心)主力
株式会社沖縄銀行が預金、貸出、内国為替、外国為替、有価証券投資、国債窓販、信託等の銀行業務を提供。地域の個人・法人の金融ニーズに応える。
- 預金業務
- 普通預金、定期預金等の預金商品を通じて資金を預かり、地域の資金循環を支える
- 貸出業務
- 個人向けローン、事業性融資等を提供し、地域経済の活性化に寄与
- 内国為替業務
- 国内の送金・振込等の決済サービスを提供
- 外国為替業務
- 外貨預金、外国送金、貿易関連為替等の国際金融サービスを提供
- 有価証券投資業務
- 国債・地方債等の有価証券への投資運用
- 国債等窓販業務
- 窓口での国債販売により個人の資産形成を支援
- 信託業務
- 遺言信託、財産管理信託等の信託サービスを提供
02リース顧客準主力
株式会社おきぎんリースがリース業務及び関連業務を提供。設備投資等の資金調達手段としてリースを提供。
- リース業務
- 機械設備、車両等のリースにより顧客の設備投資をサポート
03証券・クレジット・システム等その他副次
おきぎん証券(金融商品取引)、おきぎんジェーシービー(クレジットカード)、おきぎんシステムソリューションズ(コンピュータ関連)、その他子会社(信用保証、債権回収、コンサルティング等)を通じて多様な金融関連サービスを提供。
- 金融商品取引業務
- 株式・債券等の売買・仲介、投資信託販売等の証券サービス
- クレジットカード業務
- クレジットカード発行・加盟店管理等のカード関連サービス
- コンピュータ関連業務
- システム開発・運用、情報処理等のITサービス
- 信用保証業務
- 住宅ローン等の保証サービス
- コンサルティング業務
- 経営相談、事業承継等のコンサルティングサービス
製品と技術
預金・貸出・為替を核とする銀行業務
沖縄銀行が提供する銀行業務はグループの中心である。預金業務では普通預金・定期預金を通じて地域の資金を集め、貸出業務では個人向けローンや事業性融資を提供する。2025年度末の貸出金残高は2兆123億円に達し、シンジケートローンや生活密着型ローンの拡大が寄与した。内国為替業務では国内送金・振込の決済を、外国為替業務では外貨預金・貿易関連為替を扱う。また、国債等の窓販や遺言信託などの信託業務も行う。これらの業務を通じて地域の資金循環と経済活性化を支える。
設備投資を支えるリース業務
おきぎんリースがリース業務を担当し、機械設備や車両などのリースを通じて顧客の設備投資をサポートする。2025年度のリース業の経常収益は124億円(前年度比10億円増)、セグメント利益は4億円。銀行貸出とは異なる手段で資金調達ニーズに応え、特に中小企業の設備更新や事業拡大を下支えする。リース物件は多岐にわたり、顧客の業種に応じた柔軟な契約が可能である。
証券・クレジット・ITの周辺金融サービス
おきぎん証券は株式・債券の売買仲介や投資信託販売を行う。おきぎんジェーシービーはクレジットカードの発行・加盟店管理を手掛ける。おきぎんシステムソリューションズ(旧おきぎんエス・ピー・オー)はシステム開発・運用・情報処理を提供し、グループ内のDX推進を支える。2025年度のその他セグメント合計の経常収益は88億円、セグメント利益は23億円と、グループ収益の多様化に寄与している。
信用保証・コンサルティング等の専門子会社
グループには上記以外にも専門性の高い子会社が存在する。おきぎん保証は住宅ローン等の信用保証を提供し、おきぎんビジネスサービスは現金精査整理業務を行う。おきぎん経済研究所は金融経済の調査・研究を担う。美ら島債権回収は債権管理・回収、みらいおきなわと2025年設立のおきぎんサクセスパートナーズは経営相談・事業承継などのコンサルティングを提供する。これらの子会社が金融と非金融を融合した総合サービスを実現している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
沖縄地盤の地域金融、高収益基盤
おきなわフィナンシャルグループ(OFG)は、沖縄県を地盤とする地域銀行グループである。同行グループは琉球銀行を中核とし、沖縄県内で圧倒的な営業基盤を持つ。同業のいよぎんHDやしずおかFG、ちゅうぎんFGなどは他地方の地銀であり、直接競合は限定的。むしろ県内地銀間での競争があるが、OFGは県内トップシェアと推測される。収益は沖縄経済に依存し、観光需要や公共事業の影響を受けやすい。2026/3期に売上高704億円が見込まれ、増収傾向にある。一方、低金利環境下での収益力強化や、デジタル化対応が課題。
強み
- 沖縄県内で預貸シェアトップ、リテール・法人ともに強固な地盤を有する。
- 観光や公共事業に支えられた県内経済に立脚し、毎期安定した増収を見込む。
- 沖縄の文化・商習慣に精通し、他地域の金融機関にはないきめ細かいサービスを提供。
- 自己資本比率が高く、財務の健全性は業界平均を上回る。
課題
- 収益が沖縄経済に依存し、観光不況や基地問題など地域特有のリスクに直面。
- 利ざや縮小が続き、貸出金利の低下が収益を圧迫する可能性。
- ネット銀行(楽天銀行など)との競争激化、フィンテック投資が地域外に比べて遅れる懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字がおきなわフィナンシャルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8714池田泉州ホールディングス | 3,029億円 | 17.4倍 |
| 2 | 8346東邦銀行 | 2,475億円 | 19.8倍 |
| 3 | 8360山梨中央銀行 | 2,367億円 | 22.1倍 |
| 4 | 8600トモニホールディングス | 2,168億円 | 13.6倍 |
| 5 | 7184富山第一銀行 | 2,122億円 | 13.8倍 |
| 6 | 7350おきなわフィナンシャルグループ | 1,802億円 | 14.8倍 |
| 7 | 8362福井銀行 | 1,688億円 | 19.2倍 |
| 8 | 8337千葉興業銀行 | 1,685億円 | 25.7倍 |
| 9 | 8343秋田銀行 | 1,569億円 | 20.0倍 |
| 10 | 8387四国銀行 | 1,541億円 | 8.7倍 |
| 11 | 8344山形銀行 | 1,453億円 | 21.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 6件
単独株式移転による持株会社設立の経緯(2021年)
2021年5月、沖縄銀行の単独株式移転により持株会社を設立する「株式移転計画書」が作成された。同年6月の沖縄銀行定時株主総会で承認を得て、2021年10月1日付で当社(おきなわフィナンシャルグループ)が設立され、沖縄銀行は当社の完全子会社となった。これにより、グループ一体経営の強化と事業領域の拡大を図る体制が整った。持株会社設立の背景には、多様化する地域の金融ニーズに総合的に応える狙いがあった。
東証プライム市場への移行(2022年)
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、2022年4月4日付で当社株式の市場区分が市場第一部からプライム市場に移行した。この移行により、上場企業としての信頼性向上と機関投資家からの資金調達基盤の強化が期待された。プライム市場の厳格な基準を満たすことで、コーポレートガバナンスの水準を対外的に示すこととなった。
新子会社の設立と商号変更(2025年)
2025年7月1日、当社グループは新たに株式会社おきぎんサクセスパートナーズを設立した。同社は沖縄銀行の連結子会社として、コンサルティング業務などを担う。また、2025年10月1日には、従来の株式会社おきぎんエス・ピー・オーを株式会社おきぎんシステムソリューションズに商号変更した。これにより、グループ内でのIT関連事業の位置づけを明確化し、システム開発・運用業務を統括する体制へと移行した。
離島地域への支援拡大と連携強化(2024-2025年)
2022年3月に座間味村と包括的連携協定を締結した後、2023年1月には沖縄本島周辺の9離島町村へ拡大。2024年6月には沖縄電力、沖縄セルラー電話とともに10離島町村を対象とする「離島地域持続可能性推進に関するパートナーシップ協定」を締結した。これに基づき、当社グループは10離島町村へ計12名の職員を派遣し、業務DX・キャッシュレス化・移住促進などの課題解決を支援している。
年表6件を開く
2020年代
- 2021年5月創業株式会社沖縄銀行の単独株式移転の方法による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成
- 2021年6月創業株式会社沖縄銀行の定時株主総会において単独株式移転の方法により当社を設立し、持株会社体制へ移行することについて承認決議
- 2021年10月M&A株式会社沖縄銀行の単独株式移転により当社を設立し、同行が当社の完全子会社となる
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2025年7月株式会社おきぎんサクセスパートナーズ設立(現 連結子会社)
- 2025年10月商号変更株式会社おきぎんエス・ピー・オーを株式会社おきぎんシステムソリューションズへ商号変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結経常収益2026年度(2027年3月期)まで800億円
- 連結当期純利益2026年度(2027年3月期)まで120億円
- 連結ROE2026年度(2027年3月期)まで6.70%程度
- 連結自己資本比率2026年度(2027年3月期)まで11%程度
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
地域社会の価値向上
沖縄県のリーディング産業振興や県民所得向上、資産形成支援、地域事業者の資本基盤強化、気候変動対策、地域コミュニティの課題解決に取り組む。
- 02
人的資本経営
地域社会の価値向上や成長基盤の構築に資する人材育成、ダイバーシティ推進、職員の働きがいの創出・向上を図る。
- 03
成長基盤の構築
非連続な成長のための構造改革、マーケットインによるサービス提供、グループシナジー発揮によるトップライン伸長、企業価値向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で1,513人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、4期前と比べて−0.3%。平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は18.8年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 754 | 45.9 | 20.3 | 1,581 |
| 2023年3月 | 763 | 45.5 | 19.9 | 1,558 |
| 2024年3月 | 743 | 45.4 | 19.4 | 1,537 |
| 2025年3月 | 750 | 45.4 | 19.3 | 1,492 |
| 2026年3月 | 751 | 44.9 | 18.8 | 1,513 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社11社(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社沖縄銀行沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社 おきぎんリース沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内おきぎん証券 株式会社沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社おきぎん ジェーシービー沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社おきぎんシステムソリューションズ沖縄県 浦添市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内おきぎん保証 株式会社沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内おきぎんビジネス サービス株式会社沖縄県 浦添市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社おきぎん 経済研究所沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内美ら島債権回収 株式会社沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社 みらいおきなわ沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社 おきぎんサクセスパートナーズ沖縄県 那覇市 · 連結子会社議決権60.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は704億円、経常利益は158億円。前期と比べると増収増益で、売上が+19.7%、利益が+50.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 800億円 | 704億円 |
| 純利益 | 120億円 | 113億円 |
| 1株あたり配当 | ¥200 | ¥200 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は199億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+45.3%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 133 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 137 | — | — | 15 |
| 2024年2Q | 140 | 51 | 36.4 | 17 |
| 2024年3Q | 130 | — | — | 14 |
| 2024年4Q | 129 | — | — | 17 |
| 2025年2Q | 283 | 9 | 3.2 | 38 |
| 2025年4Q | 305 | — | — | 41 |
| 2026年2Q | 341 | 1 | 0.3 | 52 |
| 2026年4Q | 363 | — | — | 61 |
| 2027年1Q | 199 | — | — | 36 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、経常収益は505億円から704億円へ1.4倍に増えた。経常利益率は15.8%から22.4%になった。経常収益は4期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 505 | 80 | 15.8 | 50 |
| 2023年3月 | 527 | 86 | 16.3 | 58 |
| 2024年3月 | 536 | 88 | 16.4 | 63 |
| 株式会社おきぎんエス・ピー・オーを株式会社おきぎんシステムソリューションズへ商号変更 | ||||
| 2025年3月 | 588 | 105 | 17.9 | 79 |
| 2026年3月 | 704 | 158 | 22.4 | 113 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益704億円のうち、経常利益として残るのは158億円で22.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は113億円、売上の16.1%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金77.6%546億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.4%158億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが−1,017億円、投資CFが−483億円で、差し引きのフリーCFは−1,500億円。期末の手元現金は1,967億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1,881 | −488 | −41 | 5,906 |
| 2023年3月 | −501 | −286 | −28 | 5,107 |
| 2024年3月 | −426 | −251 | −53 | 4,396 |
| 2025年3月 | 172 | −1,066 | −19 | 3,494 |
| 2026年3月 | −1,017 | −483 | −28 | 1,967 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は2.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,624億円で、自己資本比率は5.5%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 2.86 | 1,594 | 2.70 | 5.6 |
| 2023年3月 | 2.88 | 1,537 | 2.72 | 5.3 |
| 2024年3月 | 2.93 | 1,569 | 2.78 | 5.3 |
| 2025年3月 | 2.98 | 1,535 | 2.83 | 5.2 |
| 2026年3月 | 2.94 | 1,624 | 2.77 | 5.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中23位あたり、逆に低いのは経常収益成長率で79社中47位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥7,830で、1年前と比べて+117.9%。過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.8倍 |
| PER (会社予想) | 13.9倍 |
| PBR | 1.01倍 |
| 配当利回り | 2.55% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に前日比5.05%安の7710円と急落しましたが、直近1か月では9.21%上昇しています。25日移動平均線(7445円)を3.6%上回り、75日線(6648円)も16.0%上回っており、中期上昇トレンドが続いています。8月18日には8120円まで上昇し、52週高値8280円に迫りましたが、その後反落しました。年初来では123.92%の大幅高で、金融セクターの好調を反映しています。出来高は8月14日に19万株を記録後、減少傾向ですが、高値圏での需給はやや締まっています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER 12.9倍は業界平均15.3倍を下回りやや割安。PBR 0.90倍は業界平均0.91倍とほぼ同水準で、銀行業の常態として1倍未満は標準的。ROE 7.15%は平均水準。配当利回り2.33%は平均2.13%を上回る。ほぼ妥当だが、配当性向247.7%と高く持続性に懸念がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.8倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 13.9倍 | — |
| PBR | 1.01倍 | 1.01倍 |
| ROE | 7.2% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
沖縄経済の好調持続と金利上昇が追い風になるかどうか。強気派は観光・IT関連の経済成長、日銀利上げによる貸出金利上昇が収益押し上げと期待。弱気派は沖縄経済依存のリスク、人口増の鈍化、地銀統合競争激化で成長鈍化を懸念。配当利回りも投資妙味。
- 沖縄経済好調
観光・IT関連の投資増加
- 金利上昇メリット
貸出金利上昇で利ざや拡大
- 堅調な増収増益
2026年3月期純利益113億円予想
- 大幅増益トレンド2026年3月期影響強
純利益113億円(前期比+43%)と2桁成長継続
- 観光需要回復による融資拡大2026年上期影響中
沖縄観光回復で事業性融資増加、貸出金利回り改善
- PBR0.9倍の割安修正継続影響中
収益拡大でPBR1倍超え期待、自己資本比率も健全
- 増配・自社株買いの可能性次回決算影響弱
利益増加で株主還元強化の余地、配当性向向上
- 地域経済リスク
観光依存で外部ショックに脆弱
- 人口成長鈍化
県内人口増加率は横ばい傾向
- 地銀再編競争
他地域金融グループの進出リスク
- 沖縄経済の一極集中リスク継続影響中
地域経済減速で貸倒れ増加、純利益20億円以上の下振れ
- 低金利環境の長期化日本銀行政策次第影響強
運用利回り低下で収益圧迫、純利益減少
- 競争激化による貸出金利低下継続影響中
メガバンク・ネット銀行との競合でスプレッド縮小
- 株価急騰後の利益確定売り短期的影響弱
1年間で114%上昇、高値警戒感から売り圧力
- 貸出金利回り
- 金利上昇の恩恵を測る
- 預貸率
- 資金運用効率の指標
- 与信費用
- 不良債権動向と信用コスト
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり200円で、前期から+61.9%。いまの株価に対する利回りは2.55%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 80 | — | 60.6 |
| 2024年3月 | 80 | 0.0 | 32.8 |
| 2025年3月 | 105 | 31.3 | 235.3 |
| 2026年3月 | 170 | 61.9 | 247.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥200
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,558人。区分でいちばん多いのは個人・その他で29.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.1%を占め、残る48.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 26.4 | 29.3 | 33.8 | 32.4 | 29.3 |
| 金融機関 | 26.0 | 26.4 | 25.1 | 25.7 | 26.8 |
| 事業法人 | 22.8 | 22.9 | 23.9 | 23.7 | 24.1 |
| 外国法人 | 23.8 | 19.9 | 15.1 | 15.4 | 16.1 |
| 自己株式 | 1.8 | 3.6 | 6.8 | 4.8 | 4.8 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.3 | 1.9 | 2.6 | 3.5 |
| 政府・自治体 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.20 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.20 |
| 03 | おきなわフィナンシャルグループ従業員持株会 | 3.49 |
| 04 | 沖縄土地住宅株式会社 | 3.08 |
| 05 | 沖縄電力株式会社 | 2.57 |
| 06 | 住友生命保険相互会社 | 2.45 |
| 07 | 日本生命保険相互会社 | 2.38 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.07 |
| 09 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・80170口) | 1.93 |
| 10 | 野村信託銀行株式会社(信託口 2052292) | 1.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+150%、1株純資産は5期で+11%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 212 | 6,829 | 3.1 | 9.7 | 37.8 |
| 2023年3月 | 251 | 6,705 | 3.7 | 8.3 | 60.6 |
| 2024年3月 | 290 | 7,350 | 4.0 | 9.1 | 32.8 |
| 2025年3月 | 372 | 7,194 | 5.1 | 6.9 | 235.3 |
| 2026年3月 | 529 | 7,601 | 7.2 | 9.9 | 247.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山城正保 | 取締役社長(代表取締役) | 66 | 6,000 |
| 伊波一也 | 専務取締役(代表取締役) | 63 | 3,000 |
| 山城貴子 | 取締役 | 63 | — |
| 佐喜真裕 | 取締役(監査等委員) | 62 | 9,000 |
| 村上尚子 | 取締役(監査等委員) | 61 | — |
| 杉本健次 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 野崎聖子 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 我那覇健 | 専務取締役(代表取締役) | 59 | 1,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 26 | 9 | 12 | 47 | 24 |
| 社外取締役 | 7 | 16 | — | — | 16 | 2 |
| 取締役(社内) | 1 | 10 | — | — | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容946字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,350字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,233字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)20,098字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-27
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-28
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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