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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

千葉興業銀行

The Chiba Kogyo Bank, Ltd.8337 · Prime · 銀行業

千葉県地盤の第二地方銀行。地域密着型の銀行業務を中核に、リース・システム開発・地域商社などグループで多角的な金融・サービスを展開。

概要

千葉興業銀行は、千葉県を地盤とする第二地方銀行(旧相互銀行)である。地域密着型の金融サービスを提供し、中小企業向け融資や個人向け預金・ローンを主力とする。2026年3月期の経常収益は689億円、純利益は86億円と堅調な成長を見込む。連結子会社4社を含むグループで、銀行業務を中核にリース、システム開発、地域商社などの多角化を進める。

千葉県内620万人の市場を背景に預金3兆円超

千葉興業銀行の営業基盤は千葉県全域に及び、県内人口は620万人を超える。圏央道などの交通インフラ整備が進むことで、事業拡大のポテンシャルを有する。2026年3月期末の総資産は3兆3,966億円、預金残高は3兆438億円に達する。貸出金は2兆5,116億円で、コンサルティング営業による資金需要の掘り起こしが増加に寄与した。有価証券残高は5,918億円であり、金利上昇局面でのポートフォリオ組み換えにより拡大した。個人預金の増加が預金全体を押し上げる一方、企業の設備投資は一部弱さが見られるものの、県内経済は緩やかに回復している。同行は地域の金融インフラとして、本店・支店・出張所のネットワークを通じて預金、貸出、為替の基本業務を提供し、地域密着型の営業活動を展開している。

資金運用収益の増加が経常利益を押し上げる収益構造

2026年3月期の連結経常収益は688億72百万円で、前期比119億62百万円増加した。主因は資金運用収益の拡大であり、日本銀行の利上げ政策を受けて貸出金利や有価証券利息が上昇した。経常費用は561億61百万円で、預金利息等の増加により99億33百万円増えた。結果として経常利益は127億11百万円、当期純利益は86億12百万円と増益となった。セグメント別では、銀行業が経常収益601億97百万円、利益122億95百万円を稼ぎ出す。リース業は経常収益85億48百万円で、利益3億1百万円と小幅増益。その他事業(システム開発・地域商社など)は経常収益22億26百万円、利益1億42百万円である。国内業務部門の資金運用収支は320億円、役務取引等収支は76億円と安定的な収益基盤を形成する。

4社の連結子会社が支えるグループ多角化

千葉興業銀行グループは銀行本体と4社の連結子会社から構成される。中核の銀行業は預金・貸出・為替業務に加え、損害保険・生命保険の窓口販売、証券仲介、確定拠出年金業務などを手掛ける。リース業は子会社の千葉総合リース株式会社が担当し、機械設備や事務機器、車両などのリースを法人顧客に提供する。その他セグメントには、ちば興銀コンピュータソフト株式会社によるシステム開発・販売・保守管理、地域商社・農業コンサルティング業務、投資事業組合の運営・管理業務が含まれる。さらに、ちば興銀カードサービス株式会社がクレジットカード関連業務を担う。2021年にはちば興銀ビジネスサービスを吸収合併するなど、グループ内再編を適宜実施し、業務の効率化と多角化を進めてきた。

業界の中での役割は地域密着型の銀行業(預貸業務・為替業務)を主力とし、リース・システム開発・地域商社等の子会社を通じて周辺サービスを展開。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
689億円
経常利益
127億円
利益率
18.4%
純利益
86億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

本店・支店・出張所において預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務等を展開。地域に密着した営業活動で中小企業から個人まで総合的な銀行サービスを提供。

主な製品・サービス3
預金業務
普通預金、定期預金など多様な預金商品を提供。地域の個人・法人の資金運用を担う。
貸出業務
事業性融資、住宅ローン、カードローンなど、地域の資金需要に応じた貸出を実施。中小企業向け融資に強み。
為替業務
内国為替(振込・送金)および外国為替業務を提供。地域の企業・個人の決済ニーズに対応。

02リース業準主力

連結子会社の千葉総合リース株式会社がリース業務を営む。設備投資や資産運用におけるリース需要に対応。

主な製品・サービス1
総合リース
機械設備、事務機器、車両など幅広い物件のリースを提供。法人顧客の設備投資を支援。

03その他副次

コンピュータシステムの開発・販売・保守管理業務、地域商社・農業・コンサルティング業務、投資事業組合の運営・管理業務等をグループ子会社が担当。多角的なサービスでグループ業務を充実。

主な製品・サービス3
システム開発・保守
コンピュータシステムの開発、販売、保守管理を提供。グループ内外の業務効率化を支援。
地域商社・農業コンサル
地域商社機能や農業関連のコンサルティング業務を提供。地域産業の活性化に貢献。
投資事業組合運営
投資事業組合及び投資事業有限責任組合の運営・管理を行い、グループの投資活動を支援。

製品と技術

預金・貸出・為替の3本柱で地域の資金需要を支える銀行業務

銀行業務の中心は預金業務、貸出業務、為替業務の三つである。預金では普通預金、定期預金など多様な商品を提供し、個人・法人の資金運用を受け入れる。貸出業務では事業性融資、住宅ローン、カードローンを主力とし、特に中小企業向け融資に強みを持つ。コンサルティング営業を通じて潜在的な資金需要を掘り起こし、2026年3月期の貸出金残高は2兆5,116億円に達した。為替業務は内国為替(振込・送金)と外国為替の両方を扱い、地域企業の国際取引を支援する。また、これらの基本業務に加え、損害保険・生命保険の窓口販売、証券仲介、確定拠出年金業務など、顧客の多様なニーズに応える金融サービスを展開している。

千葉総合リースが担う設備投資支援のリース業務

連結子会社の千葉総合リース株式会社は、グループのリース業を専門に営む。取り扱い物件は機械設備、事務機器、車両など幅広く、法人顧客の設備投資や資産運用におけるリース需要に対応する。同行の銀行業務と連携し、資金調達手段の一つとしてリースを提案することで、顧客の設備投資を総合的に支援する。2026年3月期のリース業の経常収益は85億48百万円、セグメント利益は3億1百万円と堅調に推移している。同行グループ内では、リース事業が銀行業に次ぐ収益柱として位置づけられ、地域の産業基盤を支える役割を果たしている。

システム開発から農業コンサルまで多様なグループサービス

その他セグメントには、コンピュータシステムの開発・販売・保守管理を担うちば興銀コンピュータソフト株式会社、地域商社機能や農業関連コンサルティングを提供する子会社、投資事業組合および投資事業有限責任組合の運営・管理を行う会社が含まれる。これらの子会社は銀行本体の業務を補完し、顧客のDX推進や地域産業の活性化に貢献する。例えば、システム開発部門はグループ内外の業務効率化を支援し、農業コンサルティングは千葉県の基幹産業である農業の成長を後押しする。さらに、投資事業組合の運営を通じて地域企業への成長資金を供給するなど、金融以外の領域でもグループ全体の価値向上に努めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

地銀で地域密着、収益源は融資中心

千葉興業銀行は銀行業、特に地域銀行に分類される。同業他社にはいよぎんホールディングス(5830)、しずおかフィナンシャルグループ(5831)、ちゅうぎんフィナンシャルグループ(5832)、楽天銀行(5838)、京都フィナンシャルグループ(5844)がいる。直近3期の経常収益(売上高に相当)は546億→569億→689億円と増加傾向。ただし、利益率は非開示だが、地銀では収益力が中程度と推定される。しずおかFGやちゅうぎんFGなど大手地銀と比べ規模は小さく、千葉県を地盤とする地域密着型。低金利環境で貸出金利が低迷し、収益拡大が課題。

強み

  • 千葉県を中心に顧客基盤を有し、地域経済との結びつきが強い。
  • 経常収益が3期連続増加し、事業拡大の兆し。
  • 地域住民や企業からの預金により、安定的な資金調達が可能。
  • 融資だけでなく、投資信託や保険販売など非金利収入も伸ばせる。

課題

  • 長引く低金利で貸出金利が低迷し、収益性が圧迫されている。
  • 大手行や他の地銀との競争激化で、シェア拡大が難しい。
  • 千葉県でも人口減少が進めば、融資需要の縮小が懸念される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が千葉興業銀行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18360山梨中央銀行2,367億円22.1倍
28600トモニホールディングス2,168億円13.6倍
37184富山第一銀行2,122億円13.8倍
47350おきなわフィナンシャルグループ1,802億円14.8倍
58362福井銀行1,688億円19.2倍
68337千葉興業銀行1,685億円25.7倍
78343秋田銀行1,569億円20.0倍
88387四国銀行1,541億円8.7倍
98344山形銀行1,453億円21.7倍
108399琉球銀行1,392億円14.6倍
118366滋賀銀行1,350億円30.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

資本金5,000万円で発足し東証1部上場を果たした創業期

千葉興業銀行は1952年1月18日に設立登記され、資本金5,000万円、本店を千葉市に置いて営業を開始した。創業から18年後の1970年12月には外国為替業務の取扱いを始め、国際業務への第一歩を踏み出す。1972年3月に現本店が竣工し、同年9月には東京証券取引所市場第二部に上場。翌1973年8月には第一部指定替えを果たし、首都圏の地方銀行としての基盤を固めた。この間、預金・貸出の拡大に加え、1974年8月に預金オンラインを稼働させるなど、業務のシステム化にも早期に着手している。

オンライン化と子会社設立で業務基盤を拡充した1970〜80年代

1974年5月に事務センターが竣工し、同年8月に預金オンラインが稼働。1977年4月には為替オンライン、1983年6月には融資オンラインと順次システムを拡充した。1982年12月には千葉総合リース株式会社を設立し、リース業に参入。1983年2月にはちば興銀ユーシーカード株式会社(後のちば興銀カードサービス)を設立し、クレジットカード事業を開始した。1985年には国債等公共債のディーリング業務を開始し、金売買業務(1982年)、海外コルレス業務(1984年)など業務範囲を拡大。1989年10月にはニューヨーク駐在員事務所を開設し、国際展開を推進した。

バブル崩壊後の不良債権処理と優先株式発行による資本増強

1990年代後半、バブル崩壊の影響で不良債権問題が深刻化する中、千葉興業銀行は財務基盤の強化に迫られた。1998年6月にニューヨーク駐在員事務所を閉鎖し、海外拠点を整理。2000年3月にはちば興銀総合管理株式会社を清算し、グループのスリム化を進めた。2002年9月にはちば興銀ファイナンス株式会社が特別清算に至った。資本面では、1999年9月に第一種優先株式50億円、2000年8月に第二種優先株式200億円、2001年9月に第三種優先株式600億25百万円を発行し、自己資本を増強した。これらの優先株式は後に順次取得・消却されていった。

システム共同化とグループ内合併で経営効率を高めた2000年代

2004年10月、基幹系システムをNTTデータの地銀共同センターへ移行し、システム開発・運用コストの削減と業務効率化を図った。2009年1月には、千葉保証サービス株式会社とちば興銀ユーシーカード株式会社を合併し、ちば興銀カードサービス株式会社に改称。カード事業と保証事業の一体運営を開始した。2017年以降も優先株式の発行と消却を繰り返し、資本構成の最適化を継続。2021年4月にはちば興銀ビジネスサービス株式会社を吸収合併し、グループ内の管理業務を集約した。この間、生命保険・損害保険の窓口販売、証券仲介業務など金融サービスを拡充した。

新たなパーパスと中期経営計画でデジタル化・地域貢献を加速

2025年3月、千葉興業銀行グループはパーパス「いちばん近くで、いちばん先まで。千のしあわせを、興そう。」を制定。併せて2025年4月から中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028」をスタートさせた。この計画では「人材の活躍推進」「DX実装による営業プロセス変革」「コンサルティング考動の追求」「CKBコミュニティ活性化」「サステナビリティ」の5項目を戦略的強化項目に据える。目標として連結当期利益110億円以上、連結普通株ROE7%以上、単体コアOHR65%未満などを掲げる。2026年3月期の実績は純利益86億円と順調な滑り出しを見せており、地域密着とデジタル化の両立を推進している。

年表48件を開く

1950年代

  • 1952年1月創業株式会社千葉興業銀行設立(1952年1月18日設立登記、資本金5,000万円、本店千葉市)

1970年代

  • 1970年12月外国為替業務取扱開始
  • 1972年3月現本店竣工
  • 1972年9月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1973年8月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 1974年5月事務センター竣工
  • 1974年8月預金オンライン稼働
  • 1977年4月為替オンライン稼働
  • 1979年4月創業千葉保証サービス株式会社設立

1980年代

  • 1982年4月金売買業務開始
  • 1982年12月千葉総合リース株式会社設立(現・連結子会社)
  • 1983年2月創業ちば興銀ユーシーカード株式会社設立
  • 1983年4月国債等公共債の窓口販売業務開始
  • 1983年6月融資オンライン稼働
  • 1984年8月海外コルレス業務の認可を取得
  • 1985年6月国債等公共債のディーリング業務開始
  • 1985年10月日本銀行一般代理店業務開始(稲毛支店)(2019年8月廃止)
  • 1986年1月創業ちば興銀ビジネスサービス株式会社設立
  • 1987年7月海外コルレス包括契約の認可を取得
  • 1988年7月創業ちば興銀ファイナンス株式会社設立
  • 1988年9月第一回国内無担保転換社債100億円発行
  • 1989年10月ニューヨーク駐在員事務所開設

1990年代

  • 1991年7月ちば興銀コンピュータソフト株式会社設立(現・連結子会社)
  • 1995年7月創業ちば興銀総合管理株式会社設立
  • 1998年6月ニューヨーク駐在員事務所閉鎖
  • 1998年12月証券投資信託の窓口販売業務開始
  • 1999年9月第一種優先株式50億円発行

2000年代

  • 2000年3月ちば興銀総合管理株式会社清算
  • 2000年8月第二種優先株式200億円発行
  • 2000年9月第三種優先株式600億25百万円発行
  • 2001年4月損害保険窓口販売業務開始
  • 2002年2月確定拠出年金(企業型年金)業務開始
  • 2002年9月ちば興銀ファイナンス株式会社特別清算
  • 2002年10月生命保険窓口販売業務開始
  • 2004年10月基幹系システムのNTTデータ地銀共同センターへの移行
  • 2004年12月証券仲介業務開始
  • 2009年1月M&A千葉保証サービス株式会社とちば興銀ユーシーカード株式会社が合併、商号をちば興銀カードサービス株式会社に変更

2010年代

  • 2013年1月第四種優先株式320億円発行
  • 2013年7月第三種優先株式全株を取得及び消却
  • 2014年9月第一種優先株式全株を取得及び消却
  • 2017年1月第1回第六種優先株式発行(発行価格の総額120億円、発行価額の総額115億20百万円)
  • 2017年2月第四種優先株式1,750千株を取得及び消却
  • 2019年3月第1回第七種優先株式326億50百万円発行
  • 2019年3月第四種優先株式全株4,650千株を取得及び消却

2020年代

  • 2020年1月第二種優先株式500千株を取得及び消却
  • 2020年6月第2回第七種優先株式23億66百万円発行
  • 2021年2月第二種優先株式500千株を取得及び消却
  • 2021年4月M&Aちば興銀ビジネスサービス株式会社を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,307人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+13.7%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月1,442
2018年3月1,461
2019年3月59937.014.01,464
2020年3月61238.014.01,452
2021年3月60138.014.01,428
2022年3月59738.014.01,387
2023年3月60939.015.01,350
2024年3月63039.015.01,322
2025年3月65939.015.01,313
2026年3月68140.015.01,307

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
銀行業 — 千葉県 千葉市 美浜区他182億円
銀行業 — 千葉県 千葉市 美浜区262百万円
その他 — 千葉県 千葉市 美浜区140百万円
銀行業 — 東京都 中央区他122百万円
その他 — 千葉県 千葉市 美浜区他96百万円
リース業 — 千葉県 千葉市 中央区30百万円
銀行業 — 千葉県 千葉市 美浜区他26百万円
その他 — 千葉県 千葉市 美浜区0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    千葉総合リース株式会社
    千葉市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ちば興銀コンピュータソフト株式会社
    千葉市美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ちばくる
    千葉市美浜区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ちば興銀キャピタルパートナーズ
    千葉市美浜区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は689億円経常利益127億円前期と比べると増収増益で、売上が+21.1%、利益が+18.7%。

売上高
+21.1%
689億円
経常利益
+18.7%
127億円
純利益
+14.7%
86億円
利益率
18.4%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高689億円
純利益96億円86億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は206億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+35.5%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1206
2024年1Q15224
2024年2Q12820
2024年3Q12416
2024年4Q14214
2025年2Q28541
2025年4Q28434
2026年2Q33049
2026年4Q35937
2027年1Q20627

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は540億円から689億円へ1.3倍に増えた。経常利益率は20.4%から18.4%になった。経常収益は5期、純利益は6期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月54011020.487
2014年3月52611922.686
2015年3月53313224.884
2016年3月53912623.479
2017年3月5239317.864
2018年3月5059518.868
2019年3月5088316.352
2020年3月5046713.345
ちば興銀ビジネスサービス株式会社を吸収合併
2021年3月5007214.448
2022年3月5129017.664
2023年3月5139718.965
2024年3月54610318.974
2025年3月56910718.875
2026年3月68912718.486

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益689億円のうち、経常利益として残るのは127億円18.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は86億円、売上の12.5%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金81.6%562億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.4%127億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
18.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
12.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが364億円、投資CFが−517億円で、差し引きのフリーCFは−153億円期末の手元現金は2,252億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−28314354328
2014年3月868193−675716
2015年3月69−165−73549
2016年3月181343621,138
2017年3月239−11031,271
2018年3月−197143−211,198
2019年3月307−44121,474
2020年3月−18065−401,322
2021年3月2,560−280−133,591
2022年3月3,33923−996,854
2023年3月−4,302108−452,616
2024年3月132−128−332,586
2025年3月137−160−1222,442
2026年3月364−517−362,252

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,928億円で、自己資本比率は5.7%(業種中央値4.9%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.411,8172.227.5
2014年3月2.401,2652.275.2
2015年3月2.501,3932.365.5
2016年3月2.611,4672.475.5
2017年3月2.691,5072.545.5
2018年3月2.741,5662.585.6
2019年3月2.811,7262.646.0
2020年3月2.851,6692.685.7
2021年3月3.251,8253.075.5
2022年3月3.571,7543.404.8
2023年3月3.181,7073.015.2
2024年3月3.231,8733.045.7
2025年3月3.251,7483.075.2
2026年3月3.401,9283.205.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
974億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3.2兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率79社中19位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中73位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
5.7%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
21.1%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,708で、1年前と比べて+73.7%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥2,708-2.2%1ヶ月+4.2%1年+73.7%時価総額1,685億円
過去52週の値幅
安値¥1,443高値¥2,866

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.7倍
PER (会社予想)16.2倍
PBR0.91倍
配当利回り0.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1日で5.71%下落し2643円。ただし1か月では+2.56%、1年では+71.48%と上昇基調は維持。52週高値2866円に対し現在は約7.8%下に位置し、25日線(2664円)を下回った。出来高は直近で12.45万株と前日比減少傾向にあるが、7月17日の急落時には17.4万株と膨らんでいた。週足では75日線や200日線を大きく上回っており、中期トレンドは依然強い。RSIは52.75と中立圏で、過熱感は後退。高値圏での値動きの荒さに注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが25.7倍と業界平均16.6倍を上回り、割高感がある。PBRは0.81倍と1倍未満だが、銀行では常態的であり、業界平均0.99倍を下回る。ROEは4.75%と低く、配当利回り0.37%は業界平均2.16%を大きく下回る。収益性と配当が低い一方、PERの高さが割高と判断される。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.7倍17.5倍
PER (予想)16.2倍
PBR0.91倍1.01倍
ROE4.8%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

千葉県の経済成長と金利上昇環境で収益拡大が期待される。しかし地銀再編競争や低い自己資本利益率(ROE)が課題。強気派は利ざや改善と地域経済回復で増益を予想。弱気派は人口減少と競争激化で収益力低下、ROE改善は限定的とみる。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや改善

    日銀利上げで貸出金利上昇、預金金利据え置きでスプレッド拡大

  • 千葉県の経済成長

    成田空港・幕張新都心など成長エリアを抱える

  • 財務基盤の安定

    自己資本比率10%超、不良債権比率低く健全

  • 26年3月期収益689億円・過去最高更新2026/3決算影響

    売上高569億円から689億円へ21%増、収益力向上

  • PBR0.81倍の割安・ROE改善余地継続影響

    純資産増加と収益拡大でPBR1倍超え期待

  • 地銀再編で千葉県内シェア拡大2~3年後影響

    地域金融機関統合で店舗合理化・収益改善の可能性

  • 増配や自社株買いの株主還元期待次年度以降影響

    配当性向低いが収益増で還元拡大へ

マイナスに働く材料7
  • 地銀再編の競争激化

    大手行やネット銀行の参入でシェア低下リスク

  • ROE低迷

    ROE5%未満で資本効率悪く、株主還元余力限定的

  • 人口減少の構造問題

    千葉県も人口減少局面入り、長期的に貸出需要減

  • 貸出金利低下で利ザヤ縮小継続影響

    低金利長期化で利息収入減少、収益基盤を圧迫

  • 与信費用増加・不良債権処理リスク不定影響

    経済悪化で貸倒引当金増加、純利益を押し下げ

  • 株価急騰後のバリュエーション調整短期的影響

    1年で84%上昇、PER25.7倍は割高感

  • 人口減少で融資需要減退2027年以降影響

    千葉県人口減で貸出先減少、収益鈍化

次の決算で確かめる点
経常収益
業績のトップライン、金利環境や貸出量を反映
貸出金利回り
利ざや改善進捗の直接指標
ROE
資本効率改善の進捗を測る。中期的な株価評価に直結
不良債権比率
信用コストの動向。景気減速時に悪化リスク

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.74%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.74%
いまの株価に対して
配当性向
7.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月34.7
2018年3月30.04.3
2019年3月30.05.7
2020年3月30.06.3
2021年3月30.05.4
2022年3月566.76.0
2023年3月50.05.5
2024年3月10100.05.5
2025年3月100.07.4
2026年3月100.07.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,797人。区分でいちばん多いのは金融機関49.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.0%を占め、残る34.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関40.838.833.134.952.349.3
個人・その他27.329.527.422.019.718.4
事業法人19.419.118.317.316.516.7
外国法人8.510.117.316.58.214.1
自己株式4.44.54.44.44.44.3
証券会社3.92.63.89.33.21.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社千葉銀行18.98
02株式会社みずほ銀行14.44
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.17
04株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.29
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.41
06坂本飼料株式会社2.03
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.01
08明治安田生命保険相互会社1.89
09千葉興業銀行行員持株会1.82
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+0%、1株純資産は14期で+121%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1371,2085.56.6
2014年3月1241,2895.65.82.6
2015年3月1271,6366.56.32.4
2016年3月1021,4505.65.03.0
2017年3月671,4664.49.14.7
2018年3月791,5554.55.84.3
2019年3月531,6753.25.65.7
2020年3月521,6882.74.96.3
2021年3月571,9392.85.25.4
2022年3月861,9513.63.16.0
2023年3月921,9643.85.85.5
2024年3月1132,2794.39.75.5
2025年3月1162,2474.211.17.4
2026年3月1382,6734.813.87.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額251百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青柳俊一取締役会長715,300
梅田仁司取締役頭取(代表取締役)634,800
松丸隆一取締役副頭取(代表取締役)677,400
田中啓之取締役 常務執行役員627,900
白井克己取締役 執行役員624,000
戸谷久子取締役742,900
山田英司取締役712,400
杉浦哲郎取締役721,800
木下由美子取締役65100
金杉毅常勤監査役6022,900
宮本昭常勤監査役6334,600
菊川隆志監査役661,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
豊島達哉監査役67500
井上真一郎51
尾關邦斗取締役 常務執行役員554,000
中村遵史取締役 常務執行役員541,200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6105431416327
社外取締役655559
監査役3333311

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容574字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当行及び当行の関係会社は、当行及び連結子会社4社で構成され、銀行業務を中心にリース業務などの金融サービスに係る事業を行っております。 当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [銀行業] 当行の本店ほか支店、出張所においては、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務等を行い、地域に密着した営業活動を積極的に取り組んでおり、総合的に銀行業務を展開しております。 [リース業] 連結子会社の千葉総合リース株式会社においては、リース業務を営んでおります。 [その他] その他の連結子会社においては、コンピュータシステムの開発・販売・保守管理業務、地域商社・農業・コンサルティング業務、投資事業組合及び投資事業有限責任組合の運営・管理業務を行い、当行グループの業務の充実に努めております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (注)上記のほか、持分法非適用の非連結子会社が1社あります。
経営方針・対処すべき課題2,315字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当行が企業活動を展開していくうえでの基本的価値観を示した企業理念は、『地域とともに、お客さまのために、「親切」の心で』の3つの言葉で表現されています。経営の基本方針は、主要施策の確実な実行を通じて、この企業理念を徹底して実践することで、地域金融機関として地域のお客さまのお役に立ち、信頼され支持される銀行となることであります。 お客さまのニーズは時代とともに常に変化・多様化していますが、その本質にある「幸せになりたい」という気持ちは不変であるとの認識の下、当行は、お客さまの親切なパートナーとして、常に考え行動する“コンサルティング考動”を通じて幸せの実現に向けて共に伴走し続けることを目指すという意味を込め、長期経営ビジョン「親切なパートナーとしてみなさまの幸せをともにデザインし続ける」と定めることといたしました。これを実現していくことで、株主のみなさま、お取引先のみなさま、そして市場や地域社会からの信頼と期待にお応えしてまいります。 (2)経営環境・優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当行が営業基盤とする千葉県には、620万人を超える人口がおり、交通インフラ面では首都圏の交通混雑の緩和や地域の活性化を図ることを目的に計画された圏央道などの整備が着実に進むなど、今後、当行の事業を拡大できる大きなポテンシャルを有しております。しかしながら、人口に占める高齢者の割合が上昇するなど中長期的には人口減少トレンドへの転換・少子高齢化への進展が見込まれております。 当行を取り巻く経済環境においては、引き続き景気は緩やかに回復する一方、物価高や人手不足、DXや脱炭素に向けた対応など、県内中小企業の経営課題や個人のお客さまのニーズがますます多様化・高度化していくことを背景に、金融技術の進展等他業態を含めた金融競合の拡大が予想されます。 また、金融市場では、日本銀行が2024年3月のマイナス金利解除以降、2024年7月、2025年1月及び同年12月に政策金利の引き上げを実施し、今後も利上げを継続する方針を示しています。これを受け、市場では追加利上げの時期や最終的な到達金利(ターミナルレート)を巡り、金利の見通しや経済環境の不透明感が高まっています。 このような環境の中、当行は改めて当行グループの存在意義を見つめ直し、地域のお客さまにどのように価値を提供していくかを全役職員で議論し、当行グループのパーパス「いちばん近くで、いちばん先まで。千のしあわせを、興そう。」を新たに制定いたしました。また、パーパスや長期経営ビジョンの実現に向けた具体的な戦略として、2025年4月、新たな中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028 ~ Path to Evolution ~ 」をスタートさせました。本計画の3年間は、2022年4月策定の長期経営戦略「“CKBコミュニティ(※1)”の実現」に向けた「態勢確立のステージ」と位置づけ、現在その遂行に邁進しております。本計画では、「エンゲージメント向上により、一人ひとりが主役となり、コンサルティング考動を進化させる組織への成長」及び「次世代成長エンジン(※2)を活用し、卓越した顧客提供価値を実現することで、当行グループの企業価値向上に寄与する仕組みを構築する」ことを主要テーマに掲げ、さらに5つの戦略的強化項目を中核テーマとして設定し、企業価値向上を図るとともに、全役職員一人ひとりのエンゲージメント向上を通じて戦略の実効性をより高めることを目指してまいります。 なお、5つの戦略的強化項目は以下のとおりであります。 Ⅰ 「人材の活躍推進」 Ⅱ 「DX実装による営業プロセス変革」 Ⅲ 「コンサルティング考動の追求」 Ⅳ 「CKBコミュニティ活性化」 Ⅴ 「サステナビリティ」 中期経営計画を全職員が一丸となり取り組むことで、長期経営ビジョンである「親切なパートナーとしてみなさまの幸せをともにデザインし続ける」姿を実現し、ステークホルダーと当行の持続的な成長及び当行企業価値の向上に努めてまいります。 (※1)CKBコミュニティとは、これまで取組みを進めてきたコンサルティング考動を中心として培ったノウハウ、地域金融機関だからこそ持ちうる信頼と情報・ネットワークを活用することにより、従来の金融に限らず様々なシーンにおいて、多くの「幸せ」をデザインすることで生まれるつながりのこと。 (※2)次世代成長エンジンとは、コミュニティの拡大を実現するために、デジタル上でコンサルティングをはじめとしたステークホルダー同士のつながりを創出できる仕組みのこと。 (3)目標とする経営指標(2028年3月期) 目標とする指標   計算式等項目説明   目標数値 連結当期利益   単年度純利益額   110億円以上 連結普通株ROE   優先株式除く1株当たり当期純利益÷優先株式除く1株当たり純資産額   7%以上 連結普通株RORA   優先株式配当除く当期純利益÷リスクアセット総額   0.5%以上 単体コアOHR   経費÷業務粗利益(除く国債等債券関係損益)   65%未満 連結自己資本比率   自己資本÷リスクアセット総額   8.5%以上 優先株式発行比率   発行済優先株式残高÷自己資本   20%未満
事業等のリスク7,279字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当行の事業活動は、内外の経済情勢、政治的又は社会的な要因等に影響を受け、その結果当行グループ(当行及び連結子会社。以下、本項目においては「当行」という。)の業務遂行、業績や財務内容等が影響を受ける可能性があり、そのなかでも有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当行はこれら事項の発生可能性を認識したうえで、発生の回避や予防策等を講じるとともに、発生した場合には迅速かつ適切な対応に努める方針ですが、外部環境に影響を強く受ける事項のなかには、その発生の時期を予測することが難しいものもあり、当行の対応が奏功しない場合もあります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行が判断したものであります。 (1)信用リスク ① 不良債権 [顕在化の可能性の程度:中] 国内及び県内の景気の低迷、取引先の業況悪化、不動産価格の下落等による担保・保証価値の下落等によって、与信関係費用の更なる計上等の追加的損失が発生する可能性があり、当行の業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく、当行では個々の貸出先の信用状態や再建計画の進捗状況を継続的にモニタリングするとともに、貸出先から差入れを受けている担保や保証の価値についても定期的に検証しております。 当行は地域金融機関として、資金繰り等お客さまの事業継続等を支える様々なサポートを行うなかで、個々の貸出先の状況を適切に把握し、適時適切に対応することで、不良債権への影響を極小化するよう努めてまいります。 ② 貸倒引当金 [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、資産の自己査定基準に基づき、適切な償却・引当を行っておりますが、実際の貸倒れによる損失が予想した貸倒引当金の額を超え、貸倒引当金が不十分となる可能性があります。また、担保価値の下落及びその他予期せぬ理由により、貸倒引当金の積増しを必要とする場合もあります。その結果、当行の業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では貸出先の状況等をモニタリングし、適切な償却・引当が行えるよう努めております。 ③ 権利行使の困難性 [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、担保不動産価値の下落又は不動産市場の流動性の欠如、及び、有価証券価格の下落等の事情により、担保権を設定した不動産や有価証券の換金、又は貸出先の保有するこれらの資産に対する強制執行が事実上できない可能性があります。これらの事象が発生した場合、不良債権処理が想定のとおり進捗しない可能性や与信関係費用の更なる計上等追加的損失が発生する可能性があります。その結果、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これに対処すべく当行では貸出先の状況等をモニタリングするとともに、貸出先から差入れを受けている担保の価値についても定期的に検証しております。 ④ 地域の経済動向に影響を受けるリスク [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、千葉県を主要な営業基盤としていることから、千葉県経済情勢の想定以上の悪化や同県を中心とした大規模災害等が発生した場合には、取引先の業況悪化や当行資産の毀損等により、当行の収益基盤の維持・拡大が困難となり、業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく、当行では地域創生など地域経済の維持・拡大等に日頃より努めております。 当行は地域金融機関として、お客さまへの資金繰り支援を行うとともに、ビジネスモデルの見直し、デジタル化推進支援等幅広くコンサルティング考動を実践し、お客さまの事業活動・事業継続等を積極的に支援してまいります。 (2)市場リスク ① 金利リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、保有する資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在しているなかで金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被る可能性があります。これらに対応すべく当行では厳格なリスク管理体制の下、適切にリスクのコントロール及び削減を実施しております。 ② 為替リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、保有する外貨建資産、外貨建負債についてネットベースで資産超又は負債超ポジションが造成されている場合に、為替レートが変動することにより、損失を被る可能性があります。これらに対応すべく当行では厳格なリスク管理体制の下、適切にリスクのコントロール及び削減を実施しております。 ③ 価格変動リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、保有する有価証券等の価格変動に伴って資産価値が減少することにより、損失を被る可能性があります。これらに対応すべく当行では厳格なリスク管理体制の下、適切にリスクのコントロール及び削減を実施しております。 (3)流動性リスク [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、資金の運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる場合や通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされること、また、市場の混乱等により、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることの可能性があります。これらに対処すべく当行では厳格なリスク管理体制の下、必要に応じて適切な管理を行っております。 (4)オペレーショナルリスク ① 事務リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行の業務において、故意又は過失等による事務ミスにより事故が発生し、損失を被る可能性があります。その結果、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、厳格な事務規程を定め、事務の厳正化及び取扱商品の十分な説明等に努めております。 ② システムリスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行では、事務処理等あらゆる業務においてコンピュータやシステムを使用しております。これら環境の下、システム機器の停止や誤作動、コンピュータの不正使用、サイバー攻撃等の事態が発生した場合、業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらリスクに対処すべく当行では、「システムリスク管理規程」等を定め、システムリスクに対する体制整備を行うとともに、オンラインシステムに関しては、システム障害が発生した場合に備えて、コンピュータ機器・回線の二重化や危機管理に対する訓練を実施し、早期回復を行えるよう努めております。また大規模地震等の災害に備え、オンラインシステムのバックアップセンターも設置し、データの厳正な管理及び不測の事態に備えた事業継続体制を整備しております。 ③ サイバーセキュリティリスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、勘定系システム、情報系システム等情報資産に依存しており、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進む中、標的型攻撃、ランサムウェア、DDoS攻撃、サプライチェーンを経由した侵害等のリスクに晒されております。これらに対処すべく、サイバーセキュリティを経営上の重要課題と位置づけ、経営陣の主導の下、サイバーセキュリティリスクの所在・規模・性質を適時適正に特定・評価・モニタリングし、コントロール・削減等の適切な対応を行うための体制構築に努めております。 ④ 風評リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、預金者等お客さまや市場関係者からの信用を基礎としているため、事実に基づかない風説・風評が発生した場合、業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、日頃より事実に基づかない風説・風評の早期発見に努めるとともに、その影響度・拡散度等の観点から適時かつ適切に対応することで、影響の極小化を図るよう努めております。 ⑤ 法務リスク [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、様々な法令等に従って業務を遂行しております。しかしながら、法令解釈の相違、法令手続きの不備、当行及び役職員の法令違反行為等に起因して法令諸規則や契約内容を遵守できなかった場合には、罰則適用や損害賠償等の損失により、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、法令諸規制や契約内容が遵守されるよう法務リスク管理等を行っております。 ⑥ 人的リスク [顕在化の可能性の程度:低] 当行における報酬・手当・解雇等の人事運営上の諸問題やハラスメント等の差別的行為により訴訟等が発生した場合、経済的な損失や社会的な信用の失墜により、当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、就業規則や人事諸規程を整備するとともに、フォロー体制の構築と教育研修に努めております。 ⑦ 有形資産リスク [顕在化の可能性の程度:低] 災害、犯罪又は資産管理の瑕疵等の結果、当行の有形資産が毀損したり、当行の有形資産が顧客等に損傷を与えた場合、有形資産の再構築費用等の発生や、社会的信用の失墜等により当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、「有形資産リスク管理規程」を定め、その定めに従い適切に評価・モニタリングを行い、コントロール・管理を行っております。 (5)コンプライアンスリスク [顕在化の可能性の程度:低] 当行は、様々な法令規則等に従って業務を遂行しております。しかしながら、役職員が法令諸規則を遵守しなかった場合、行政処分や損害賠償等に伴う損失により、当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、コンプライアンスを重要な経営課題として全ての業務の基本に置き、規定・体制の整備及び教育研修に努めております。 (6)マネー・ローンダリング等防止に係るリスク [顕在化の可能性の程度:低] マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関連する法令等を遵守できない場合、課徴金命令や業務改善命令等の行政処分を受けることにより、当行の信用や業績、業務運営に大きな影響を及ぼす可能性があります。当行は、マネー・ローンダリング等防止に関する基準等を制定し、リスクベース・アプローチに基づく継続的な顧客管理や取引モニタリング、職員に対する教育研修などを通じて、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に取り組んでおります。 (7)その他のリスク ① 財務上のリスク イ.自己資本比率 [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、海外営業拠点を有しておりませんので、国内基準にかかる連結自己資本比率及び単体自己資本比率について、「銀行法第十四条の二の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(金融庁告示第19号)に定められている国内基準4%以上の水準を確保することが求められています。当行の自己資本比率が4%を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部又は一部の停止等を含む様々な命令を受けることになります。これらに対処すべく当行では、資本政策を適時かつ適切に行い、適正かつ十分な水準の自己資本比率を維持することに努めております。なお、当行の自己資本比率に影響を与える主な要因は以下のとおりであります。 (ⅰ)経済環境の悪化、債務者の信用力の悪化等による不良債権処理費用の増加及びリスクアセットの増加 (ⅱ)有価証券の時価の下落に伴う減損の発生 (ⅲ)自己資本比率の基準及び算定方法の変更 (ⅳ)その他、本項に記載された各種リスクが顕在化した場合 ロ.繰延税金資産 [顕在化の可能性の程度:中] 当行の繰延税金資産は、現行の会計基準に従い、将来における税負担額の減少を繰延税金資産として計上しております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。また、法令の改正がなされ、法人税率の引下げ等が行われた場合、あるいは繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断された場合、当行の繰延税金資産は減額され、当行の業績や財政内容に悪影響を及ぼす他、自己資本比率低下につながる可能性もあります。これらに対処すべく当行では、日頃より情報収集等に努め、かかる事態が発生した場合、迅速に対応できる体制の確立に努めております。 ハ.退職給付債務 [顕在化の可能性の程度:低] 当行の退職給付費用及び債務は、割引率等の数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出しております。実際の結果が株式相場並びに金利環境の急変等により前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響額は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。その結果として、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、日頃より市場動向をモニタリングする等に努め、かかる事態が発生した場合、迅速に対応できる体制の確立に努めております。 ② 格付低下リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、外部格付機関より格付を取得しておりますが、外部格付機関が格付を引下げた場合、当行の資金調達コストの上昇や資金調達の困難化、市場取引における条件の悪化や費用の増加等が発生する可能性があります。これらに対処すべく当行は、経営計画等様々な戦略・施策を着実に実行し、業績計画の達成や健全な財務維持に努めるとともに、適切な情報開示を行い外部格付の維持に努めております。 ③ 競争激化に伴うリスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行が営業基盤とする千葉県は首都圏に位置する有望なマーケットであり、他の金融機関も積極的に営業活動を展開しています。また、規制緩和等により他業種から金融業への参入が可能となり、金融業界の競争が激化する恐れがあります。こうした競争的な環境に対し、当行は長期経営ビジョンの実現に向けた具体的な戦略として、2025年4月より新たな中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト2028 ~ Path to Evolution ~ 」を策定し、同中期経営計画の対象となる3年間を、2022年4月に策定した長期経営戦略「“CKBコミュニティ”の確立」に向けて態勢を確立するステージと位置付け取り組んでおります。しかしながら、当行が競争に十分に対応することが出来ない場合、又は当行が策定した戦略や施策が実行できない、あるいはたとえ戦略や施策が実行できたとしても当初想定した成果の実現に至らない可能性もあり、その場合は当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、経営計画や各種戦略・施策の進捗状況等をモニタリングし、必要に応じて施策等の見直しを図るなど計画達成に向け取り組んでまいります。 ④ 業務範囲拡大に伴うリスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、規制緩和により新しい分野へ業務範囲を広げており、新たな業務等に伴って発生する様々なリスクについても適切に管理する体制を整備しております。しかしながら、想定を超えるリスクの顕在化等により、当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、日頃より情報収集等に努め、かかる事態が発生した場合、迅速に対応できる体制の確立に努めております。 ⑤ 情報漏洩リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は、多くの個人・法人のお客さまの情報を保有しております。コンピュータシステムへの内・外部からの不正侵入や事故等により、個人情報や経営情報が外部に漏洩した場合、お客さま情報等の漏洩・紛失・不正利用等が発生した場合には、損害賠償等に伴う損失により、当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、これらの情報管理に関する規定を定め、各種の教育研修を実施するなど厳正な情報管理に努めております。 ⑥ 業務委託リスク [顕在化の可能性の程度:中] 当行は一部の業務を外部へ委託しております。当行の業務委託先において、当行が委託した業務に関し、事務事故、システム障害、情報漏洩の事故が発生した場合、社会的信用の失墜等によって当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、外部委託に関する規定を定め、適切に外部委託先の管理を行い発生防止に努めております。 ⑦ 自然災害等のリスク [顕在化の可能性の程度:中] 地震や風水害等の自然災害、犯罪等により、当行の有形資産等が毀損することや感染症の流行等などで、事業活動に支障が生じる可能性があります。被害等の程度によっては当行の業績等に悪影響が及ぶ可能性があります。また、貸出先が被害を受けたり、不動産価格の低下による担保価値の下落の影響を受けることにより、当行の業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。これらに対処すべく当行では、各種緊急事態を想定したコンティンジェンシープランを策定し、緊急時における態勢整備等に努めております。 (注)顕在化の可能性の程度の目安は下記のとおりであります。また、顕在化する時期については、その想定が困難であり、記載しておりません。 顕在化の可能性の程度:「高」・・・概ね1年に1回以上の発生頻度 顕在化の可能性の程度:「中」・・・「低」以上「高」未満の発生頻度 顕在化の可能性の程度:「低」・・・概ね数年に1回未満の発生頻度
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、人手不足や物価高の影響を受けつつも、好調な企業業績による賃上げや価格転嫁を背景に、緩やかな回復基調にあります。 当行が営業基盤とする千葉県経済においても、住宅投資、企業の設備投資などは一部に弱さがみられるものの、個人消費の回復が見られ、全体的には緩やかに持ち直しております。 金融情勢については、日本銀行が2024年3月にマイナス金利政策を解除して以降、段階的な利上げが実施されております。政策金利は1995年以来、約30年ぶりの水準に達しており、金融政策の正常化が着実に進展しております。 このような金融経済環境の中、長期経営ビジョン「親切なパートナーとしてみなさまの幸せをともにデザインし続ける」の下、親切な相談相手としてお客さまの多様な潜在ニーズを共有し、その実現に向けて伴走し続けることで、選ばれ続け、地域・お客さまになくてはならない絶対的存在感のあるグループとなることを追求してまいりました。2025年3月には、この決意をより強固なものとするため、グループパーパス「いちばん近くで、いちばん先まで。千のしあわせを、興そう。」を新たに制定し、あわせて、新中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028 ~ Path to Evolution ~ 」をスタートさせ、パーパスやビジョンの実現に向けて各施策を積極的に展開してまいりました。 その結果、当連結会計年度の当行グループの財政状態及び経営成績は、次のとおりとなりました。 財政状態につきましては、総資産は、2025年3月末比1,497億円増加して3兆3,966億円となりました。また、純資産は、2025年3月末比180億円増加して1,928億円となりました。なお、主要勘定の残高は次のとおりであります。預金は、個人預金の増加等により、2025年3月末比1,668億円増加して3兆438億円となりました。貸出金は、コンサルティング営業活動による資金需要の掘り起こしや、お取引先の資金ニーズに対して積極的に取り組んだ結果、2025年3月末比957億円増加して2兆5,116億円となりました。また、有価証券は、金利上昇局面において短期債運用の拡充などポートフォリオを機動的に組み換えたことにより、2025年3月末比697億円増加して5,918億円となりました。 経営成績につきましては、経常収益は、資金運用収益増加を主因に、前連結会計年度比119億62百万円増加して688億72百万円となりました。経常費用は、預金利息等が増加し、前連結会計年度比99億33百万円増加して561億61百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比20億28百万円増加して127億11百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比11億52百万円増加して86億12百万円となりました。 セグメントごとの経営成績につきましては、銀行業の経常収益は前連結会計年度比115億52百万円増加して601億97百万円、セグメント利益は前連結会計年度比16億27百万円増加して122億95百万円となりました。リース業の経常収益は前連結会計年度比3億47百万円増加して85億48百万円、セグメント利益は前連結会計年度比80百万円増加して3億1百万円となりました。また、その他の事業の経常収益は前連結会計年度比5億70百万円増加して22億26百万円、セグメント利益は前連結会計年度比72百万円増加して1億42百万円となりました。 イ.国内業務部門・国際業務部門別収支 当連結会計年度の資金運用収支は、国内業務部門で320億円、国際業務部門で3億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で323億円となりました。 役務取引等収支は、国内業務部門で76億円、国際業務部門で0.9億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で77億円となりました。 その他業務収支は、国内業務部門で△44億円、国際業務部門で1億円となり、合計で△42億円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   28,604   362   500   28,466 当連結会計年度   32,006   332   -   32,339 うち資金運用収益   前連結会計年度   30,923   553   548   30,929 当連結会計年度   39,309   595   118   39,786 うち資金調達費用   前連結会計年度   2,319   190   47   2,462 当連結会計年度   7,302   262   118   7,447 役務取引等収支   前連結会計年度   8,648   75   19   8,703 当連結会計年度   7,644   98   9   7,732 うち役務取引等収益   前連結会計年度   12,994   112   152   12,954 当連結会計年度   12,618   175   9   12,784 うち役務取引等費用   前連結会計年度   4,346   37   132   4,251 当連結会計年度   4,974   77   -   5,052 その他業務収支   前連結会計年度   △5,096   119   -   △4,976 当連結会計年度   △4,438   146   -   △4,292 うちその他業務収益   前連結会計年度   63   119   -   183 当連結会計年度   1,934   146   -   2,081 うちその他業務費用   前連結会計年度   5,160   -   -   5,160 当連結会計年度   6,373   -   -   6,373 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 2.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。また資金運用収益及び資金調達費用の相殺消去額には、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息を含めております。 ロ.国内業務部門・国際業務部門別資金運用/調達の状況 当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券を中心として、国内業務部門で3兆2,396億円、国際業務部門で300億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で3兆2,378億円となりました。資金運用勘定の利息は、国内業務部門で393億円、国際業務部門で5億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で397億円となりました。この結果、資金運用勘定の利回りは、国内業務部門で1.21%、国際業務部門で1.97%、内部取引による相殺消去後の合計で1.22%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、預金取引を中心として、国内業務部門で3兆1,572億円、国際業務部門で301億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で3兆1,558億円となりました。資金調達勘定の利息は、国内業務部門で73億円、国際業務部門で2億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で74億円となりました。この結果、資金調達勘定の利回りは、国内業務部門で0.23%、国際業務部門で0.87%、内部取引による相殺消去後の合計で0.23%となりました。 国内業務部門、国際業務部門別には、次に記載しているとおりであります。 (ⅰ)国内業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   3,199,591   30,923   0.96 当連結会計年度   3,239,638   39,309   1.21 うち貸出金   前連結会計年度   2,388,437   24,020   1.00 当連結会計年度   2,448,742   30,521   1.24 うち商品有価証券   前連結会計年度   131   0   0.30 当連結会計年度   139   0   0.31 うち有価証券   前連結会計年度   483,533   6,006   1.24 当連結会計年度   513,342   7,248   1.41 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   75,399   214   0.28 当連結会計年度   65,041   403   0.62 うち預け金   前連結会計年度   232,323   609   0.26 当連結会計年度   186,216   1,031   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,131,155   2,319   0.07 当連結会計年度   3,157,296   7,302   0.23 うち預金   前連結会計年度   2,909,064   1,818   0.06 当連結会計年度   2,956,137   6,313   0.21 うち譲渡性預金   前連結会計年度   132,363   166   0.12 当連結会計年度   115,484   410   0.35 うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   1,473   4   0.29 当連結会計年度   104   0   0.72 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   49,014   112   0.22 当連結会計年度   39,566   230   0.58 うち借用金   前連結会計年度   37,557   160   0.42 当連結会計年度   44,418   335   0.75 (注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、半年毎の期首と期末の残高に基づく平均残高を利用しております。 2.「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。 (ⅱ)国際業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   24,041   553   2.30 当連結会計年度   30,087   595   1.97 うち貸出金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   17,318   274   1.58 当連結会計年度   20,607   273   1.32 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   3,814   201   5.27 当連結会計年度   6,630   252   3.81 うち預け金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - 資金調達勘定   前連結会計年度   24,194   190   0.78 当連結会計年度   30,176   262   0.87 うち預金   前連結会計年度   4,395   16   0.37 当連結会計年度   3,804   13   0.34 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   3   0   5.77 当連結会計年度   4   0   4.00 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (注)1.平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 2.「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。 (ⅲ)合計 種類   期別   平均残高(百万円)   利息(百万円)   利回り (%) 小計   相殺消去 額(△)   合計   小計   相殺消去 額(△)   合計 資金運用勘定   前連結会計年度   3,223,633   27,309   3,196,323   31,477   548   30,929   0.96 当連結会計年度   3,269,725   31,853   3,237,872   39,904   118   39,786   1.22 うち貸出金   前連結会計年度   2,388,437   3,796   2,384,641   24,020   31   23,989   1.00 当連結会計年度   2,448,742   3,458   2,445,284   30,521   35   30,486   1.24 うち商品有価証券   前連結会計年度   131   -   131   0   -   0   0.30 当連結会計年度   139   -   139   0   -   0   0.31 うち有価証券   前連結会計年度   500,852   391   500,461   6,280   500   5,780   1.15 当連結会計年度   533,950   346   533,603   7,522   -   7,522   1.40 うちコールローン及び買入手形   前連結会計年度   79,214   -   79,214   415   -   415   0.52 当連結会計年度   71,671   -   71,671   656   -   656   0.91 うち預け金   前連結会計年度   232,323   3,462   228,861   609   1   607   0.26 当連結会計年度   186,216   1,990   184,226   1,031   4   1,027   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,155,350   27,094   3,128,255   2,510   47   2,462   0.07 当連結会計年度   3,187,473   31,600   3,155,872   7,565   118   7,447   0.23 うち預金   前連結会計年度   2,913,459   3,637   2,909,821   1,835   1   1,833   0.06 当連結会計年度   2,959,942   2,084   2,957,857   6,326   4   6,322   0.21 うち譲渡性預金   前連結会計年度   132,363   -   132,363   166   -   166   0.12 当連結会計年度   115,484   -   115,484   410   -   410   0.35 うちコールマネー及び売渡手形   前連結会計年度   1,477   -   1,477   4   -   4   0.30 当連結会計年度   108   -   108   0   -   0   0.86 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   49,014   -   49,014   112   -   112   0.22 当連結会計年度   39,566   -   39,566   230   -   230   0.58 うち借用金   前連結会計年度   37,557   3,796   33,761   160   31   129   0.38 当連結会計年度   44,418   3,458   40,959   335   35   300   0.73 (注)1.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。また資金運用勘定及び資金調達勘定の相殺消去額には、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息を含めております。 2.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。 ハ.国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況 当連結会計年度の役務取引等収益は、国内業務部門で126億円、国際業務部門で1億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で127億円となりました。 一方、役務取引等費用は、国内業務部門で49億円、国際業務部門で0.7億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で50億円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   12,994   112   152   12,954 当連結会計年度   12,618   175   9   12,784 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   4,808   -   3   4,805 当連結会計年度   4,737   -   2   4,734 うち為替業務   前連結会計年度   1,213   99   0   1,313 当連結会計年度   1,247   164   0   1,411 うち証券関連業務   前連結会計年度   107   -   -   107 当連結会計年度   111   -   -   111 うち代理業務   前連結会計年度   1,467   -   -   1,467 当連結会計年度   919   -   -   919 うち保護預り・貸金庫業務   前連結会計年度   139   -   0   139 当連結会計年度   131   -   0   131 うち保証業務   前連結会計年度   385   4   132   257 当連結会計年度   100   4   -   105 役務取引等費用   前連結会計年度   4,346   37   132   4,251 当連結会計年度   4,974   77   -   5,052 うち為替業務   前連結会計年度   134   18   -   153 当連結会計年度   141   41   -   182 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 2.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。 ニ.国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況 ○ 預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   2,874,949   4,608   2,537   2,877,019 当連結会計年度   3,041,295   4,643   2,091   3,043,848 うち流動性預金   前連結会計年度   2,089,423   -   1,537   2,087,885 当連結会計年度   2,096,698   -   1,091   2,095,607 うち定期性預金   前連結会計年度   780,384   -   1,000   779,384 当連結会計年度   939,215   -   1,000   938,215 うちその他   前連結会計年度   5,141   4,608   -   9,750 当連結会計年度   5,380   4,643   -   10,024 譲渡性預金   前連結会計年度   131,000   -   -   131,000 当連結会計年度   75,000   -   -   75,000 総合計   前連結会計年度   3,005,949   4,608   2,537   3,008,019 当連結会計年度   3,116,295   4,643   2,091   3,118,848 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。 2.預金の区分は次のとおりであります。 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 定期性預金=定期預金+定期積金 3.相殺消去については、当行と連結子会社の内部取引は相殺消去しております。 ホ.貸出金残高の状況 (ⅰ)業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内(除く特別国際金融取引勘定分)   2,415,859   100.00   2,511,632   100.00 製造業   134,267   5.56   148,701   5.92 農業,林業   4,992   0.21   5,305   0.21 漁業   1,133   0.05   1,476   0.06 鉱業,採石業,砂利採取業   4,983   0.21   5,565   0.22 建設業   121,221   5.02   128,601   5.12 電気・ガス・熱供給・水道業   18,198   0.75   20,463   0.82 情報通信業   8,075   0.33   7,851   0.31 運輸業,郵便業   59,854   2.48   70,980   2.83 卸売業,小売業   178,658   7.39   182,702   7.27 金融業,保険業   138,238   5.72   139,596   5.56 不動産業,物品賃貸業   686,620   28.42   736,148   29.31 各種サービス業   213,803   8.85   224,905   8.95 地方公共団体   40,306   1.67   42,595   1.70 その他   805,506   33.34   796,737   31.72 特別国際金融取引勘定分   -   -   -   - 政府等   -   -   -   - 金融機関   -   -   -   - その他   -   -   -   - 合計   2,415,859   ――   2,511,632   ―― (注)1.「国内」とは当行及び連結子会社であります。 2.当行と連結子会社との間の内部取引は相殺消去しております。 (ⅱ)外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。 ヘ.国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況 ○ 有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   112,179   -   -   112,179 当連結会計年度   156,863   -   -   156,863 地方債   前連結会計年度   120,871   -   -   120,871 当連結会計年度   110,934   -   -   110,934 社債   前連結会計年度   104,369   -   -   104,369 当連結会計年度   107,398   -   -   107,398 株式   前連結会計年度   46,360   -   274   46,086 当連結会計年度   52,707   -   563   52,143 その他の証券   前連結会計年度   123,833   14,749   -   138,583 当連結会計年度   139,994   24,478   -   164,473 合計   前連結会計年度   507,613   14,749   274   522,089 当連結会計年度   567,898   24,478   563   591,813 (注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。 2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 3.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。また、オペレーショナル・リスク相当額に係る額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   9.14 2.連結における自己資本の額   1,684 3.リスク・アセットの額   18,409 4.連結総所要自己資本額   736 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.単体自己資本比率(2/3)   8.94 2.単体における自己資本の額   1,628 3.リスク・アセットの額   18,204 4.単体総所要自己資本額   728 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   30   35 危険債権   338   260 要管理債権   42   53 正常債権   24,089   25,055 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益127億円、貸出金の増加957億円、預金の増加1,668億円、譲渡性預金の減少560億円等により、営業活動によるキャッシュ・フローは363億円(前連結会計年度比226億円増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有価証券の売却・償還による収入1,836億円、有価証券の取得による支出2,328億円等により、投資活動によるキャッシュ・フローは△516億円(前連結会計年度比356億円減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 自己株式の取得による支出20億円等により、財務活動によるキャッシュ・フローは△36億円(前連結会計年度比85億円増加)となりました。 この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は2,252億円(前連結会計年度比189億円減少)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態の分析 イ.貸出金 貸出金残高は、コンサルティング営業活動による資金需要の掘り起こしや、お取引先の資金ニーズに対して積極的に取り組んだ結果、2025年3月末比957億円増加して2兆5,116億円となりました。 ロ.有価証券 有価証券残高は、金利上昇局面において短期債運用の拡充などポートフォリオを機動的に組み換えたことにより、2025年3月末比697億円増加して5,918億円となりました。 ハ.預金 預金残高は、個人預金増加等により、2025年3月末比1,668億円増加して3兆438億円となりました。 ニ.純資産の部 純資産の部合計は、2025年3月末比180億円増加して1,928億円となりました。 ホ.連結自己資本比率(国内基準) 自己資本の額は、2025年3月末比90億円増加して1,684億円となりました。リスク・アセットの額は、2025年3月末比1,088億円増加して1兆8,409億円となりました。 以上の結果、連結自己資本比率(国内基準)は、2025年3月末比0.05ポイント低下して9.14%となりました。 2025年3月31日 (%)(A)   2026年3月31日 (%)(B)   増減(%) (B)-(A) 連結自己資本比率(国内基準)   9.19   9.14   △0.05 ② 経営成績の分析 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 資金運用収支       ①   28,466   32,339   3,873 資金運用収益           30,929   39,786   8,857 資金調達費用   (△)       2,462   7,447   4,985 役務取引等収支       ②   8,703   7,732   △971 役務取引等収益           12,954   12,784   △170 役務取引等費用   (△)       4,251   5,052   801 その他業務収支       ③   △4,976   △4,292   684 その他業務収益           183   2,081   1,898 その他業務費用   (△)       5,160   6,373   1,213 連結業務粗利益(=①+②+③)       ④   32,193   35,779   3,586 営業経費   (△)   ⑤   24,972   26,198   1,226 その他経常収支       ⑥   3,462   3,131   △331 うち株式等関係損益           2,321   4,957   2,636 うち貸倒償却引当費用   (△)       △438   1,268   1,706 その他経常収益           12,842   14,220   1,378 その他経常費用   (△)       9,380   11,089   1,709 経常利益(=④-⑤+⑥)       ⑦   10,682   12,711   2,029 特別損益       ⑧   △530   1   531 特別利益           -   14   14 特別損失   (△)       530   13   △517 税金等調整前当期純利益(=⑦+⑧)       ⑨   10,152   12,712   2,560 法人税等合計   (△)   ⑩   2,496   3,779   1,283 当期純利益(=⑨-⑩)       ⑪   7,655   8,933   1,278 非支配株主に帰属する当期純利益   (△)   ⑫   195   320   125 親会社株主に帰属する当期純利益 (=⑪-⑫)           7,459   8,612   1,153 イ.主な収支 資金運用収支は、貸出金利息、有価証券利息配当金等の増加により、前連結会計年度比38億円増加して323億円となりました。 役務取引等収支は、コンサルティング活動による投資信託販売手数料や法人関係手数料は堅調に推移したものの、保証料及び団信保険料が増加し、前連結会計年度比9億円減少して77億円となりました。 その他業務収支は、国債等債券関係損益の改善等により、前連結会計年度比6億円増加して△42億円となりました。 以上の結果、連結業務粗利益は、前連結会計年度比35億円増加して357億円となりました。 ロ.経常利益 営業経費は、給与改定の実施等による人件費の増加及びシステム費用等の物件費の増加により、前連結会計年度比12億円増加して261億円となりました。 株式等関係損益は、堅調な株式相場を背景に、純投資株式の運用及び政策保有株式の売却を行った結果、前連結会計年度比26億円増加して49億円となりました。 貸倒償却引当費用は、前連結会計年度比17億円増加して12億円となりました。 以上の結果、経常利益は前連結会計年度比20億円増加して127億円となりました。 ハ.親会社株主に帰属する当期純利益 前連結会計年度に計上したちば興銀カードサービス株式会社の株式譲渡による子会社株式売却損が剥落したこと等により、特別損益は前連結会計年度比5億円増加しました。一方で法人税等合計が前連結会計年度比12億円増加したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比11億円増加して86億円となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 イ.不良債権処理 大口先含めた債務者区分のランクダウンがあり、貸倒償却引当費用は前連結会計年度比17億円増加して12億円となりました。 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 貸倒償却引当費用   (△)   △438   1,268   1,706 貸出金償却   (△)   202   851   649 個別貸倒引当金繰入額   (△)   -   10   10 一般貸倒引当金繰入額   (△)   -   246   246 信用保証協会責任共有制度負担金   (△)   182   159   △23 その他の債権売却損等   (△)   △265   -   265 貸倒引当金戻入益       558   -   △558 ロ.株式等関係損益 株式等関係損益は、前連結会計年度比26億円増加して49億円となりました。 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 株式等関係損益       2,321   4,957   2,636 売却益       2,511   5,185   2,674 売却損       151   227   76 償却   (△)   37   0   △37 ④ セグメントごとの経営成績の分析 当行グループの大宗を占める銀行業につきましては、資金運用収支は、預貸金収益及び有価証券利息配当金の増加により、前連結会計年度比34億円増加しました。役務取引等収支は、住宅ローン団信生命保険料の配当減少と保険料率上昇、生保代理店業務関連手数料の減少により、前連結会計年度比6億円減少しました。その他業務収支は、国債等債券関係損益の改善等により、前連結会計年度比6億円増加しました。また、営業経費は、給与改定の実施等による人件費の増加及びシステム費用等の物件費の増加により、前連結会計年度比14億円の増加となりました。その他経常収支は、大口先含めた債務者区分のランクダウンがあり不良債権処理額等の与信関連費用が増加したことから、前連結会計年度比3億円減少し、この結果、銀行業の経常利益は、前連結会計年度比16億円増加の122億円となりました。 リース業の経常利益は、前連結会計年度比0.8億円増加して3億円となりました。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性 当行グループは、銀行業を中心とした事業を行っておりますので、預金を資本の財源とし、主に貸出金や有価証券で運用しております。 今後、貸出金等業容の拡大に対応するための更なる自己資本充実と長期的な財務基盤の強化を図ることが当行企業価値向上に資すると考え、内部留保の蓄積とともに、普通株式の権利希薄化に最大限配慮をする方式での資本政策を展開してまいります。 設備投資等の資本的支出につきましては、自己資金で対応しております。 また、当行は、ALM委員会を通して、経営環境、資金繰り状況、流動性確保状況等を勘案した、適切な資金管理を行っております。 なお、当連結会計年度における当行グループの資金状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、経営成績等に影響を与える会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (貸倒引当金の計上) 「第5 経理の状況」のうち、「1 連結財務諸表等」の「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおり、当行の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。 破綻懸念先及び今後の管理に注意を要する債務者で債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額が一定額以上の債務者に対する債権のうち、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローを当初の約定利子率で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法(DCF法))により計上しております。 上記以外の債権については、主として今後1年間の予想損失額又は今後3年間の予想損失額を見込んで計上しており、予想損失額は、1年間又は3年間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。 すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しております。 連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。 このように、貸倒引当金の計上額には、債務者区分の判定、担保の評価額及び保証による回収可能見込額等が大きく関わっております。前記「3 事業等のリスク」の「(1)信用リスク」に記載のとおり、これらの要素には、担保不動産価値の下落、不動産市場の流動性の欠如、及び有価証券価格の下落等が影響します。また、当行は、千葉県を主要な営業基盤としていることから、国内景気動向の他、千葉県経済情勢の想定以上の悪化や同県を中心とした大規模災害等が発生した場合も影響します。 これらの変動により、貸倒引当金の積増し、与信関係費用の更なる計上等の追加的損失が発生する可能性があります。 なお、連結財務諸表に与える影響につきましては、「第5 経理の状況」のうち、「1 連結財務諸表等」の「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑦ 経営方針等に照らした、経営者による経営成績等の分析・検討内容 長期経営ビジョン「親切なパートナーとしてみなさまの幸せをともにデザインし続ける」の下、親切な相談相手としてお客さまの多様な潜在ニーズを共有し、その実現に向けて伴走し続けることで、選ばれ続け、地域・お客さまになくてはならない絶対的存在感のある企業グループとなることを追求してまいりました。 2025年3月には、当行は当行グループのパーパス「いちばん近くで、いちばん先まで。千のしあわせを、興そう。」を新たに制定いたしました。また、パーパスや長期経営ビジョンの実現に向けた具体的な戦略として、新たな中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028 ~ Path to Evolution ~ 」を同年4月にスタートさせ、各種施策を積極的に展開してまいりました。 その結果、中期経営計画(2025年4月~2028年3月)にて掲げた目標とする経営指標に対して順調な実績となりました。引き続き、経営課題である収益計画の達成や自己資本比率の維持・向上を通じて当行の企業価値向上に努めてまいります。 目標とする経営指標に対する2026年3月期の進捗状況は以下のとおりです。 経営指標の目標と実績 経営指標   計算式等項目説明   2028年3月期の めざす水準   2026年3月期実績 連結当期利益   単年度純利益額   110億円以上   86億円 連結普通株ROE   優先株式除く1株当たり当期純利益÷優先株式除く1株当たり純資産額   7%以上   5.1% 連結普通株RORA   優先株式配当除く当期純利益÷リスクアセット総額   0.5%以上   0.4% 単体コアOHR   経費÷業務粗利益(除く国債等債券関係損益)   65%未満   65.9% 連結自己資本比率   自己資本÷リスクアセット総額   8.5%以上   9.14% 優先株式発行比率   発行済優先株式残高÷自己資本   20%未満   23.6%

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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