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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

福井銀行

The Fukui Bank, Ltd.8362 · Prime · 銀行業

福井県を地盤とする地方銀行。預金・貸出を軸に、リース・カード・コンサルティング等の総合金融サービスを提供。

概要

福井銀行は1899年12月に設立された福井県を地盤とする地域銀行である。預金・貸出・為替を中核とし、リースやクレジットカード、コンサルティングなどの非銀行業務を子会社11社を通じて展開する。2026年3月期の連結経常収益は791億円、親会社株主に帰属する当期純利益は86億円。2021年に福邦銀行を連結子会社化し、2026年5月に吸収合併を完了して新体制に移行した。

銀行業務と非銀行業務の二本柱

福井銀行の事業は大きく二つに区分される。第一は銀行業務であり、福井銀行および連結子会社の福邦銀行(2026年5月に合併)の本支店網を通じて、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、国債・投資信託・個人年金保険の窓口販売などを提供する。第二は総合金融サービスであり、子会社11社がリース(福銀リース)、クレジットカード(福井カード、福邦カード)、信用保証(福井信用保証サービス)、コンサルティング(福井キャピタル&コンサルティング)、システム関連(福井ネット)、人材派遣(福井キャリアマネジメント)、旅行・地場産品販売(ふくいヒトモノデザイン)、アプリ企画運営(ふくいのデジタル)、投資事業組合運営(ふくいキャピタルパートナーズ)などを手がける。グループ全体で地域の金融パートナーを標榜し、個人から法人まで幅広いニーズに対応する。

福井県内に集中する営業基盤

2026年3月末時点で、福井銀行は国内本支店91店、出張所6店の計97か店を有する。ただし店舗内店舗方式を除いた実質的な営業拠点数は58か店である。福井県内への集中度が高く、地域密着型の営業を展開する。2021年に福邦銀行を連結子会社化したことで、福井県内の店舗網はさらに拡大し、県内マーケットにおけるプレゼンスを強化した。2023年には野村證券との金融商品仲介業務における包括提携を開始し、証券仲介業務のチャネルを広げている。

福邦銀行との統合で生まれる新体制

2020年3月に福邦銀行との包括提携「Fプロジェクト」を開始し、2021年5月には資本業務提携契約を締結、同年10月に第三者割当増資を引き受けて福邦銀行およびその子会社を連結子会社化した。2024年10月には株式交換により福邦銀行を完全子会社化し、2026年5月に吸収合併を完了した。これにより福井銀行を存続会社、福邦銀行を消滅会社とする統合が実現し、県内最大の金融グループとなった。統合後は「新福井銀行グループ」として、中期経営計画Ⅱ(2026~2029年度)のもと、県内マーケットの深掘り、事業領域の拡大、県外マーケットとの連携を三本柱とする成長戦略を推進する。

コア業務収益を中心とした収益構造

2026年3月期の連結経常収益791億円の内訳は、資金運用収益453億円、役務取引等収益117億円、その他業務収益115億円である。資金運用収益のうち貸出金利息の増加がけん引役であり、金利上昇環境下での利回り改善が寄与した。一方、預金利息増加や統合関連費用により経常費用は656億円に拡大したが、経常利益134億円、当期純利益86億円と増益を達成した。収益構造は依然として伝統的な銀行業務への依存度が高いが、役務取引等収益では預金・貸出業務、為替業務、証券関連業務がそれぞれ3割前後を占め、保険販売や保証業務も一定の割合を占める。自己資本比率は9%以上を目標としており、健全性を確保している。

業界の中での役割は地域密着型の総合金融サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
791億円
経常利益
134億円
利益率
16.9%
純利益
86億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01地域個人・法人顧客向け銀行業務主力

福井銀行及び福邦銀行(2026年5月に合併)の本支店網を通じて、預金、貸出、為替、国債・投資信託・保険の販売等を提供。地域の金融パートナーとして総合金融サービスを展開。

主な製品・サービス5
預金業務
普通預金、定期預金等の預金商品を提供。
貸出業務
事業性融資、住宅ローン、カードローン等の貸出を提供。
内国為替業務
国内の送金・振込サービスを提供。
外国為替業務
外貨預金、海外送金等の外国為替サービスを提供。
国債・投資信託・個人年金保険の販売
窓口で国債、投資信託、個人年金保険を販売。

02総合金融サービス(リース・カード・コンサル等)準主力

子会社を通じて、コンサルティング、信用保証、リース、クレジットカード、システム関連、人材派遣・紹介、旅行、地場産品販売、アプリ企画運営、投資事業組合運営等の多様な金融周辺サービスを提供。

主な製品・サービス4
リース業務
設備や車両等のリースを提供(㈱福銀リース)。
クレジットカード業務
クレジットカードの発行・決済サービスを提供(㈱福井カード、福邦カード㈱)。
信用保証業務
融資に係る信用保証を提供(福井信用保証サービス㈱)。
コンサルティング業務
企業経営や事業承継等のコンサルティングを提供(㈱福井キャピタル&コンサルティング)。

製品と技術

預金・貸出・為替の基本業務

福井銀行の中核業務は預金、貸出、為替の三つである。預金業務では普通預金、定期預金などの商品を提供し、地域の個人・法人の資金を吸収する。貸出業務では事業性融資、住宅ローン、カードローンなどを扱い、地域企業の運転資金や個人の住宅購入資金を供給する。内国為替業務では国内の送金・振込サービスを提供し、外国為替業務では外貨預金や海外送金などを取り扱う。2026年3月期の資金運用収益は453億円であり、貸出金利息の増加が主因となった。これらの基本業務はグループ全体の収益の大部分を占め、安定した収益源となっている。

国債・投資信託・保険の窓口販売

1983年に国債等の窓口販売で証券業務に参入し、1998年に投資信託の販売を開始した。2001年から損害保険、2002年から生命保険、2007年から第三分野保険の窓口販売を開始し、2014年からは個人年金保険も取り扱う。これらの商品は本支店の窓口で提供される。2026年3月期の役務取引等収益のうち、証券関連業務は19億円、保険販売業務は4億円を計上した。野村證券との金融商品仲介提携(2023年開始)により、投資相談から資産形成まで幅広いニーズに対応する体制を強化している。

リース・カード・保証のグループ子会社

銀行業務を補完する非銀行業務は主に子会社が担う。福銀リースは設備や車両のリースを提供し、企業の固定資産投資を支援する。福井カード(旧福井ディーシーカード)と福邦カードはクレジットカードの発行・決済サービスを提供する。福井信用保証サービスは融資に係る信用保証を行い、中小企業の資金調達を円滑にする。これらの子会社は銀行の顧客基盤を活用してビジネスを展開し、グループ全体の収益の多様化に貢献している。2026年3月期の役務取引等収益には保証業務収益3億円が含まれる。

コンサルティング・人材・デジタル分野への拡大

近年、福井銀行グループは事業領域をコンサルティング、人材、デジタル分野に拡大している。福井キャピタル&コンサルティング(2015年設立)は企業経営や事業承継のコンサルティングを提供する。福井キャリアマネジメント(2021年設立)は労働者派遣と有料職業紹介を行う。ふくいのデジタル(2022年設立)はスマートフォンアプリの企画・運営を担当する。また、ふくいキャピタルパートナーズ(2023年設立)は投資事業組合財産の運営・管理を行い、ふくいスタートアップ支援投資事業組合などを通じて地域の新興企業を支援する。これらの新規事業は、銀行の枠を超えた「地域の課題解決業」への進化を目指す中期経営計画の一環である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

福井地盤の地銀、収益急拡大中

福井銀行は福井県を中心に営業する地方銀行。売上高が554→644→791億円と急成長。同業のいよぎんHDやしずおかFGと比べ規模は小さいが、伸び率は高い。地元密着型で、県内シェアは高い。楽天銀行のような新興勢力との差別化は地域密着。ただし人口減少や東京への流出が課題。

強み

  • 売上高が3期連続で高い伸び(554→644→791億円)。
  • 福井県内でメインバンクとして強い地位。
  • 貸出金・預金とも増加基調で、不良債権懸念少。
  • 地元企業との長期取引で安定収入。

課題

  • 福井県の人口減少で貸出・預金増加が鈍化する懸念。
  • 長期低金利で利ざや縮小、収益圧迫。
  • メガバンクやネット銀行との競争でシェア維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が福井銀行

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18346東邦銀行2,475億円19.8倍
28360山梨中央銀行2,367億円22.1倍
38600トモニホールディングス2,168億円13.6倍
47184富山第一銀行2,122億円13.8倍
57350おきなわフィナンシャルグループ1,802億円14.8倍
68362福井銀行1,688億円19.2倍
78337千葉興業銀行1,685億円25.7倍
88343秋田銀行1,569億円20.0倍
98387四国銀行1,541億円8.7倍
108344山形銀行1,453億円21.7倍
118399琉球銀行1,392億円14.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 83件

1899年創業から戦前期の統合ラッシュ

福井銀行は1899年12月19日、資本金30万円で福井市に設立された。創業後、地元銀行の買収・合併を繰り返し規模を拡大した。1910年に大手銀行を買収、1912年には越前商業銀行を合併、1914年には三国商業銀行を買収した。さらに1919年に若狭商業銀行、1924年に高浜銀行と大七銀行、1926年に石川銀行、1928年に嶺南銀行、1930年に森田銀行、1932年に洪盛銀行を相次いで買収・合併した。これらの統合により福井県内全域に営業基盤を築き、1944年には福井信託を合併、1945年には森田貯蓄銀行を合併した。戦前の30年間で10行以上の銀行を統合したことで、福井県を代表する銀行に成長した。

戦後復興からオンライン化推進の1960~80年代

戦後は信用秩序の再構築と業務の近代化に取り組んだ。1966年10月に外国為替業務を開始し、国際業務に進出した。1974年4月には第1次総合オンラインシステムへの移行を完了し、1981年8月には第2次総合オンラインシステムへ移行した。1983年4月には国債等の窓口販売を開始し、証券業務に参入した。同年9月には福銀住商リース(後の福銀リース)を設立し、リース事業に進出した。1986年には福井ディーシーカード(後の福井カード)を設立し、クレジットカード業務を開始した。1988年10月には第1回無担保転換社債(100億円)を発行し、資金調達力を強化した。1991年11月には第3次総合オンラインシステムを稼働させた。

1990年代の海外展開とリテール強化

1991年12月、初の海外拠点として香港支店を開設したが、1998年3月に廃止した。1994年4月には信託代理店業務を開始した。1996年8月には福井県第一信用組合の事業を譲り受け、リテール基盤を拡大した。1997年4月には福銀ネットワーク(後の福井ネット)を設立し、システム関連業務をグループ化した。1998年12月には証券投資信託の窓口販売を開始し、投資信託ビジネスに参入した。2001年4月に損害保険、2002年10月に生命保険の窓口販売を開始し、保険販売チャネルを拡充した。この時期、地域密着型の総合金融サービスへの転換を図るとともに、1990年代後半から2000年代前半にかけて複数の子会社を清算するなど、グループの効率化も進めた。

2000年代後半のガバナンス改革とシステム共同化

2007年6月、定時株主総会の決議により委員会設置会社へ移行した(現在の指名委員会等設置会社)。指名・報酬・監査の三委員会を設置し、社外取締役が過半数を占め、三委員会の委員長を務める体制を整えた。2009年1月には基幹系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行し、システムコストの削減と共同化を推進した。この時期、複数の子会社(福銀総合管理、福銀ローンワーク、福銀スタッフサービス、福銀オフィスサービス)の清算を完了し、グループの再編を進めた。2012年以降は、投資事業組合を通じた地域活性化への関与を強め、2014年に福銀6次産業化投資事業組合、2015年にふくい観光活性化投資事業組合を設立した。

2010年代後半のデジタル化と新たな子会社設立

2016年12月には移動店舗車「ふくぎんKuruza(クルーザー)」の営業を開始した(2023年3月終了)。2018年6月には地方銀行7行による共同出資会社「フィンクロス・デジタル」を設立し、デジタル分野での協業を開始した。2020年10月には本店ビルを竣工した。2021年11月には福井キャリアマネジメントを設立し、人材派遣・職業紹介事業を開始した。2022年7月にはふくいヒトモノデザイン(旅行・地場産品販売)、同年9月にはふくいのデジタル(アプリ企画運営)を設立した。2023年10月にはふくいキャピタルパートナーズを設立し、投資事業組合運営を強化した。これらの新設子会社は、銀行業務の周辺領域での収益源多様化を目的としている。

福邦銀行との統合プロセス(2020~2026年)

2020年3月、福邦銀行との包括提携「Fプロジェクト」を開始した。2021年5月に資本業務提携契約を締結し、同年10月に福邦銀行の第三者割当増資を引き受け、福邦銀行およびその子会社(福邦カード)を連結子会社化した。2023年11月に経営統合に関する基本合意を締結し、2024年5月に株式交換契約を締結、同年10月に株式交換により福邦銀行を完全子会社化した。2024年11月に合併契約を締結し、2026年5月2日付で福井銀行を存続会社、福邦銀行を消滅会社とする吸収合併を完了した。統合後はグループ全体で91店(実質58拠点)の店舗網を有し、福井県内の銀行市場において圧倒的なプレゼンスを確立した。

2022年の市場区分移行と中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。同年4月より長期ビジョン『Vision 2032』と10年間の長期経営計画を開始し、「地域価値循環モデル」の実現を掲げた。2026年4月からは中期経営計画Ⅱをスタートさせ、2029年3月期に連結当期純利益100億円以上、コアOHR60%以下、ROE6%以上、自己資本比率9%以上の経営目標を設定した。2023年5月には野村證券との金融商品仲介業務における包括提携を開始し、証券仲業を拡大した。2024年11月の合併契約締結以降、統合シナジーの早期実現を目指している。

年表83件を開く

1890年代

  • 1899年12月創業株式会社福井銀行設立(設立日12月19日、資本金30万円、本店福井市)

1910年代

  • 1910年11月M&A大手銀行を買収
  • 1912年6月M&A越前商業銀行を合併
  • 1914年8月M&A三国商業銀行を買収
  • 1919年6月M&A若狭商業銀行を合併

1920年代

  • 1924年4月M&A高浜銀行を合併
  • 1924年8月M&A大七銀行を合併
  • 1926年4月M&A石川銀行を合併
  • 1928年5月M&A嶺南銀行を合併

1930年代

  • 1930年12月M&A森田銀行を合併
  • 1932年2月M&A洪盛銀行を買収

1940年代

  • 1944年12月M&A福井信託株式会社を合併
  • 1945年11月M&A森田貯蓄銀行を合併

1960年代

  • 1966年10月外国為替業務開始
  • 1969年5月事務センター完成

1970年代

  • 1972年10月上場当行株式東京証券取引所市場第二部、大阪証券取引所市場第二部に上場(1973年8月両取引所市場第一部に指定)
  • 1974年4月第1次総合オンラインシステム移行完了

1980年代

  • 1981年8月第2次総合オンラインシステム移行完了
  • 1982年11月創業福井信用保証サービス株式会社を設立
  • 1983年4月証券業務開始(国債等の窓口販売)
  • 1983年9月創業福銀住商リース株式会社を設立(1997年4月株式会社福銀リースに商号変更)
  • 1983年12月創業株式会社福井経済経営研究所を設立
  • 1985年6月債券ディーリング業務開始
  • 1986年8月創業株式会社福井ディーシーカードを設立(2014年2月株式会社福井カードに商号変更)
  • 1986年12月創業福銀ビジネスサービス株式会社を設立
  • 1987年10月福銀センタービル完成
  • 1988年6月担保附社債信託法による社債の受託業務開始
  • 1988年10月第1回無担保転換社債(l00億円)発行

1990年代

  • 1991年11月第3次総合オンラインシステム稼働
  • 1991年12月初の海外支店として香港支店を開設
  • 1993年6月創業福銀スタッフサービス株式会社を設立
  • 1994年4月信託代理店業務開始
  • 1994年4月創業福銀オフィスサービス株式会社を設立
  • 1996年4月創業福銀総合管理株式会社を設立
  • 1996年8月福井県第一信用組合の事業譲受け
  • 1997年4月創業福銀ネットワーク株式会社を設立
  • 1998年3月香港支店を廃止
  • 1998年12月証券投資信託の窓口販売開始

2000年代

  • 2000年10月M&A福銀ネットワーク株式会社が株式会社福井経済経営研究所を吸収合併し、福井ネット株式会社に商号変更
  • 2001年4月損害保険の窓口販売開始
  • 2002年10月生命保険の窓口販売開始
  • 2004年1月創業株式会社福銀ローンワークを設立
  • 2006年4月証券仲介業務開始
  • 2006年12月創業Fukui Preferred Capital Cayman Limitedを設立
  • 2007年6月定時株主総会において委員会設置会社へ移行することを決議
  • 2007年12月第三分野保険商品の窓口販売開始
  • 2008年3月福銀総合管理株式会社清算完了
  • 2009年1月基幹系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行
  • 2009年3月株式会社福銀ローンワーク清算完了
  • 2009年7月福銀スタッフサービス株式会社清算完了

2010年代

  • 2012年9月福銀オフィスサービス株式会社清算完了
  • 2014年9月創業福銀6次産業化投資事業有限責任組合を設立
  • 2015年7月創業株式会社福井キャピタル&コンサルティングを設立
  • 2015年8月創業ふくい観光活性化投資事業有限責任組合を設立
  • 2016年12月移動店舗車「ふくぎんKuruza(クルーザー)」営業開始
  • 2017年8月Fukui Preferred Capital Cayman Limited清算完了
  • 2017年12月事務センター新館完成
  • 2018年3月創業ふくい未来企業支援投資事業有限責任組合を設立
  • 2018年6月創業地方銀行7行による共同出資会社「株式会社フィンクロス・デジタル」を設立
  • 2018年7月福銀6次産業化投資事業有限責任組合清算完了

2020年代

  • 2020年3月株式会社福邦銀行との包括提携(Fプロジェクト)を開始
  • 2020年3月創業ふくい地域活性化投資事業有限責任組合を設立
  • 2020年9月福銀ビジネスサービス株式会社清算完了
  • 2020年10月本店ビル完成
  • 2021年5月株式会社福邦銀行との資本業務提携契約を締結
  • 2021年10月M&A株式会社福邦銀行の第三者割当増資を引受け、同社及びその子会社である福邦カード株式会社を連結子会社化
  • 2021年11月創業株式会社福井キャリアマネジメントを設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年7月創業ふくいヒトモノデザイン株式会社を設立
  • 2022年9月創業株式会社ふくいのデジタルを設立
  • 2022年9月ふくい観光活性化投資事業有限責任組合清算完了
  • 2022年11月野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する最終契約を締結
  • 2023年3月移動店舗車「ふくぎんKuruza(クルーザー)」営業終了
  • 2023年5月野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携開始
  • 2023年10月創業株式会社ふくいキャピタルパートナーズを設立
  • 2023年10月創業ふくいキャピタルパートナーズ第1号投資事業有限責任組合を設立
  • 2023年11月M&A株式会社福邦銀行との経営統合に関する基本合意を締結
  • 2024年5月株式会社福邦銀行との株式交換契約を締結
  • 2024年10月M&A株式会社福邦銀行との株式交換により、同社を完全子会社化
  • 2024年11月M&A株式会社福邦銀行との合併契約を締結
  • 2025年4月創業ふくいスタートアップ支援第1号投資事業有限責任組合を設立
  • 2026年5月M&A株式会社福邦銀行を合併
  • 2026年3月(2026年3月末現在、国内本支店91、出張所6、連結子会社11社、非連結子会社4社。なお、当行の営業所(国内本支店及び出張所)97か店のうち、店舗内店舗方式の店舗が37か店含まれており、店舗内店舗方式の店舗を除いた当行の営業拠点数は58か店となります。)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結当期純利益2029年3月期まで100億円以上
  • 連結コアOHR2029年3月期まで60.0%以下
  • 連結ROE2029年3月期まで6.0%以上
  • 連結自己資本比率2029年3月期まで9.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの成長戦略と5つの成長ドライバー

    中期経営計画Ⅱにおいて、「県内マーケットの深掘り」「事業領域の拡大」「県外マーケットとの連携」の3つの成長戦略を実行。これらを支える「ウェルビーイング」「DEI」「リスキリング」「DX/AI」「パートナーシップ」の5つの成長ドライバーを強化する。

  2. 02

    人財の力で地域価値循環モデルを実現

    職員一人ひとりの成長と働きがい向上を通じて組織力を高め、多様な人財が活躍できる組織づくりやスキル向上に取り組む。デジタル技術の活用による業務改革や外部パートナーとの連携強化も行う。

  3. 03

    12のアクションプランでKPIを達成

    中期経営計画Ⅱでは12のアクションプランを設定し、KPIの達成を通じて次代に向けた経営基盤の確保を図る。具体的には多様性比率向上、地域課題解決案件数増加、面談件数拡大などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,732人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、9期前と比べて+9.6%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月1,453
2018年3月1,473
2019年3月55139.315.31,471
2020年3月55139.815.61,460
2021年3月55040.015.71,448
2022年3月54740.416.11,806
2023年3月55141.416.51,782
2024年3月53341.616.11,770
2025年3月54641.716.11,741
2026年3月60441.616.01,732

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率141.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
銀行業 — 福井県194億円
銀行業 — 福井県 福井市 他3,783百万円
銀行業 — 福井県 福井市3,067百万円
銀行業 — 石川県769百万円
銀行業 — 富山県492百万円
銀行業 — 滋賀県131百万円
リース業 — 福井県 福井市98百万円
その他 — 福井県 福井市46百万円
銀行業 — 大阪府32百万円
銀行業 — 東京都31百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 福邦銀行
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井信用保証サービス 株式会社
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 福銀リース
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 福井カード
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井ネット 株式会社
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 福井キャピタル&コンサルティング
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 福井キャリアマネジメント
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ふくいヒトモノデザイン 株式会社
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 ふくいキャピタルパートナーズ
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 ふくいのデジタル
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    福邦カード 株式会社
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和5年4月25日支給分)
    内閣府 · 2023-04-11
    617万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和03年4月26日支給分)
    内閣府 · 2021-03-25
    296万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和3年10月25日支給分)
    内閣府 · 2021-10-11
    283万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和4年4月25日支給分)
    内閣府 · 2022-04-07
    262万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和4年10月25日支給分)
    内閣府 · 2022-10-12
    232万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(令和2年4月27日支給分)
    内閣府 · 2020-04-15
    147万円
  • 補助金
    地域再生支援利子補給金(平成31年10月25日支給分)
    内閣府 · 2019-10-15
    144万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は791億円経常利益134億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.8%、利益が+54.0%。

売上高
+22.8%
791億円
経常利益
+54.0%
134億円
純利益
+19.4%
86億円
利益率
16.9%
前期比 +3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高791億円
純利益90億円86億円
1株あたり配当¥150¥150

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は258億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+118.6%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q173−2
2024年1Q1188
2024年2Q13810
2024年3Q15610
2024年4Q1429
2025年2Q31654
2025年4Q32818
2026年2Q36623
2026年4Q42563
2027年1Q25858

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は459億円から791億円へ1.7倍に増えた。経常利益率は-21.6%から16.9%になった。経常収益は6期、純利益は3期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月459−99−21.6−88
福銀6次産業化投資事業有限責任組合を設立
2014年3月48214429.974
株式会社福井キャピタル&コンサルティングを設立
2015年3月4855912.223
2016年3月47412526.473
2017年3月4477717.242
ふくい未来企業支援投資事業有限責任組合を設立
2018年3月4406314.339
2019年3月4164510.832
ふくい地域活性化投資事業有限責任組合を設立
2020年3月407348.421
株式会社福井キャリアマネジメントを設立
2021年3月4194210.026
ふくいヒトモノデザイン株式会社を設立
2022年3月458−8−1.744
株式会社ふくいキャピタルパートナーズを設立
2023年3月54981.518
株式会社福邦銀行との株式交換により、同社を完全子会社化
2024年3月5545610.137
ふくいスタートアップ支援第1号投資事業有限責任組合を設立
2025年3月6448713.572
株式会社福邦銀行を合併
2026年3月79113416.986

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益791億円のうち、経常利益として残るのは134億円16.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は86億円、売上の10.9%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金83.1%657億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.9%134億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
16.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.6pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−506億円、投資CFが−191億円で、差し引きのフリーCFは−697億円期末の手元現金は7,999億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2013年3月−585352−160.03
2014年3月989328−180.16
2015年3月781−523−150.19
2016年3月245−316−1140.17
2017年3月1,398−5−1460.30
2018年3月279322−100.35
2019年3月871−53−100.43
2020年3月999−575−320.47
2021年3月4,838−538−100.90
2022年3月1,8651,112−181.20
2023年3月−2,5881,689−251.11
2024年3月304−2,413−100.89
2025年3月1,121−1,334−240.87
2026年3月−506−191−160.80

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,530億円で、自己資本比率は3.5%(業種中央値4.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.201,1942.084.8
2014年3月2.311,2372.194.7
2015年3月2.431,3172.304.8
2016年3月2.461,3792.335.0
2017年3月2.601,2412.484.6
2018年3月2.671,2832.544.6
2019年3月2.801,3152.674.5
2020年3月2.951,2382.834.2
2021年3月3.511,3663.383.9
2022年3月4.191,4064.053.2
2023年3月4.001,2873.873.1
2024年3月4.161,4154.023.3
2025年3月4.291,3654.153.2
2026年3月4.311,5304.163.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
1,088億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4.2兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率79社中34位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中67位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
3.5%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
22.8%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,990で、1年前と比べて+260.4%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥6,990-0.4%1ヶ月+26.2%1年+260.4%時価総額1,688億円
過去52週の値幅
安値¥1,955高値¥7,280

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.2倍
PER (会社予想)18.4倍
PBR1.02倍
配当利回り2.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-5.29%の6630円と下落しましたが、1ヶ月では+13.72%と大きく上昇しています。8月18日には7000円に達し、52週高値(7230円)に接近しました。25日線(6108円)を大きく上回っており、短期トレンドは強気です。中期的にも200日線(3810.59円)を大きく上回り、上昇トレンドが継続しています。8月13日に出来高が約10.5万株と増加しており、需給が改善しています。ただし、RSIは63.58とやや過熱感があり、短期的な調整リスクに注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは15.16倍で業界平均の15.81倍を僅かに下回り、PBRは0.86倍で同平均の0.92倍を下回る。ROEは5.94%と低水準だが、銀行業ではPBR1倍未満が常態的であり、配当利回り2.71%は平均2.44%を上回る。業績は経常収益が拡大し純利益も増加傾向だが、ROEの低さが評価を抑制。割安感はあるが、成長性に欠けるためほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.2倍17.5倍
PER (予想)18.4倍
PBR1.02倍1.01倍
ROE5.9%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地銀再編や金利正常化の流れの中で業績が好調で、株価は1年で約2倍に上昇した。強気派は、金利上昇による利ざや拡大で収益が伸び、地銀セクター全体への見直しが続くとみる。一方、弱気派は、株価の急上昇でバリュエーションが割高になった可能性や、地域経済の衰退による貸出需要の低下リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 収益の急拡大

    純利益は2023年3月期の18億円から2026年3月期予想86億円へ約4.8倍。

  • 金利上昇の恩恵

    日本銀行の利上げで貸出金利が上昇し、利ざやが改善する見通し。

  • PBR改善余地

    PBRは0.86倍で、ROE6%改善が進めば1倍超えも視野。

  • 26/3期収益791億円、前期比23%増通年影響

    収益は644億円から791億円へ拡大。貸出金利回りの上昇が寄与

  • 純利益86億円、前期比19%増決算発表後影響

    純利益は72億円から86億円へ増加。3年間で37億円→86億円と2.3倍

  • 予想PER14.6倍と実績比で改善決算発表後影響

    実績PER15.16倍に対し予想14.6倍。増益計画でバリュエーションが割安化

  • 配当利回り2.71%で下支え継続影響

    年間配当は安定し利回り2.71%。増配余地も期待される

マイナスに働く材料7
  • 株価の過熱感

    1年で株価が約2倍に上昇し、PER15倍は地銀平均より割高な水準。

  • 地域経済の先行き

    福井県は人口減少が続き、長期的な貸出需要の減少が懸念。

  • 金利反転リスク

    金利が予想ほど上がらなければ、収益成長が鈍化する可能性。

  • 1年で株価206%上昇し過熱感不定影響

    株価5,540円は1年で3倍超。好業績は織り込み済みで調整リスク

  • PBR0.86倍と1倍割れが継続継続影響

    ROE5.94%に対しPBR0.86倍。資本効率の低さがバリュエーションを抑える

  • 金利低下局面で収益が悪化金融政策次第影響

    収益の多くは金利収入。日銀の利下げで貸出利ざやが縮小し減益の恐れ

  • 外国人保有5.67%と需給の厚み不足継続影響

    外国人保有比率5.67%と低位。上昇後の買い手不在で需給が悪化

次の決算で確かめる点
貸出金利回り
利ざやの動向を左右し、収益性の核となるため。
預貸率
預金に対する貸出の比率で、収益機会を測る。
不良債権比率
与信コストの増減を確認し、資産の質を評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり150で、前期から+86.2%いまの株価に対する利回りは2.15%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥150
1株あたり
配当利回り
2.15%
いまの株価に対して
配当性向
24.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5023.2
2018年3月28−45.029.7
2019年3月5081.842.1
2020年3月500.064.3
2021年3月500.058.6
2022年3月500.0238.8
2023年3月500.039.5
2024年3月500.038.3
2025年3月5816.019.8
2026年3月10886.224.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥150

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,102人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.3%を占め、残る43.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他31.035.237.637.537.736.5
事業法人26.126.025.727.629.029.3
金融機関36.233.231.129.327.227.0
外国法人5.64.44.54.34.45.7
証券会社1.21.21.11.31.71.5
自己株式0.32.22.22.20.40.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.19
02明治安田生命保険相互会社4.13
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.38
04住友生命保険相互会社3.18
05福井銀行職員持株会2.59
06株式会社クスリのアオキ2.32
07日本生命保険相互会社2.31
08QRファンド投資事業有限責任組合2.05
09株式会社DSG11.53
10轟産業株式会社1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1086%、1株純資産は14期で+1370%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−37440−8.3
2014年3月314596.98.119.1
2015年3月94902.027.556.2
2016年3月315146.16.720.1
2017年3月1765,0553.415.023.2
2018年3月1665,1973.214.129.7
2019年3月1335,3012.512.842.1
2020年3月905,2191.716.964.3
2021年3月1075,7362.018.258.6
2022年3月1895,6803.37.5238.8
2023年3月775,3431.419.339.5
2024年3月1615,8592.912.138.3
2025年3月3095,7605.35.819.8
2026年3月3646,4635.98.824.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額367百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林正博取締役6923,900
長谷川英一取締役628,700
岡田伸取締役599,160
吉田啓介取締役578,029
荒木健一取締役563,990
小林義史取締役576,946
藤原正嗣取締役573,300
田川博己取締役78
梅田景子取締役45800
岡﨑英一取締役66100
瀧波史織取締役53
前波茂樹執行役 事務企画 グループ マネージャー599,351
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
谷口幸徳執行役 本店エリア統括店長兼本店営業部長563,029
米村宜将執行役 経営企画 グループ マネージャー553,824
宮越啓執行役 市場金融 グループマネージャー543,772
春木浩人執行役 融資支援グループ マネージャー531,000
中村毅執行役62332
米村学執行役543,010
北村亮執行役543,456
木村修明執行役525,733

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役13223104337132825
社外取締役522224
取締役(社内)217179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容981字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当行グループ(当行及び当行の関係会社)は、当行及び連結子会社11社、非連結子会社4社で構成され、銀行業務を中心に総合的な金融サービスの提供に係る事業等を行っております。 当行グループの事業に係る位置付けは次のとおりであります。 〔総合金融サービス業〕 当行の本店、支店、出張所の97か店において、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務等の販売業務等を行い、地域の金融パートナーとして、さまざまな商品・金融サービスの提供に積極的に取り組んでおり、当行グループの中心的業務と位置付けております。 連結子会社の株式会社福邦銀行においても、本店、支店の38か店において、預金業務、貸出業務、内国為替業務、国債・投資信託・個人年金保険等の販売業務等を行い、地域の金融パートナーとして、さまざまな商品・金融サービスの提供に積極的に取り組んでおります。 また、連結子会社の株式会社福井キャピタル&コンサルティング、福井信用保証サービス株式会社、株式会社福銀リース、株式会社福井カード、福邦カード株式会社、福井ネット株式会社、株式会社福井キャリアマネジメント、ふくいヒトモノデザイン株式会社、株式会社ふくいのデジタル、株式会社ふくいキャピタルパートナーズにおいても、コンサルティング業務、保証業務、リース業務、クレジットカード業務、当行のコンピュータ関連業務、労働者派遣業務、有料職業紹介業務、旅行業法に基づく旅行業務、地場産品・地域資源・地域ブランド品等の販売業務、スマートフォンアプリケーションソフトの企画・管理・運営業務、投資事業組合財産の運営・管理等の総合金融サービス業務を展開しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1 上記連結子会社11社のほか、持分法非適用の非連結子会社であります「ふくい地域活性化投資事業有限責任組合」、「ふくい未来企業支援投資事業有限責任組合」、「ふくいキャピタルパートナーズ第1号投資事業有限責任組合」、「ふくいスタートアップ支援第1号投資事業有限責任組合」があります。 (注)2 2026年5月2日付で、株式会社福井銀行を存続会社、株式会社福邦銀行を消滅会社とする吸収合併を行っております。 なお、2026年5月2日現在の事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,633字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (経営方針) (1)経営の基本方針 当行グループは、「地域産業の育成・発展と地域に暮らす人々の豊かな生活の実現」を「企業理念」とし、その実現に向けて、社会に対する経営のコミットメントとして「経営理念」を、役職員が日々の活動において大切にする価値観として「行動理念」を掲げております。 当行グループは、この3つの理念を心の拠り所として、地域のみなさまにご満足いただける商品・サービスの提供に取り組んでおります。 また、2026年5月の福井銀行と福邦銀行の合併を機に、“新”福井銀行グループとしての理念体系及びコーポレートスローガンを整理・制定しております。「感動の瞬間(とき)を、ともに。」をスローガンに、統合シナジーを早期に実現すると共に、両行の強みを融合し、期待を超える発想と行動でお客さまと「感動の瞬間(とき)」を分かち合えるよう進化してまいります。 <理念体系> <コーポレートスローガン> (2)企業統治の基本方針 当行は、当行グループの企業理念を実現し、そして、株主の方々に当行の株式を安心して保有していただくことを目的として、「コーポレートガバナンスの基本方針」を制定しております。 当行は「指名委員会等設置会社」であり、この基本方針に基づいて、指名委員会等設置会社の特徴である「業務執行と監督の分離によるガバナンス態勢の強化」「業務執行の決定権限の委任による業務執行のスピードアップ」「社外取締役が過半数を占める三委員会の設置による経営の透明性向上(当行では三委員会とも社外取締役が委員長を務めております)」を実現するとともに、経営戦略などの本質的な議論の活性化や、株主のみなさまをはじめとするあらゆるステークホルダーとの対話を深めながら、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 2022年4月より、長期ビジョン『Vision 2032 ~私たちは 職員・お客さまの多様なチャレンジに伴走し「地域価値循環モデル(※)」を実現します~』を掲げ、その実現に向けた中長期戦略として、10年間の「長期経営計画」(期間:2022年4月1日~2032年3月31日)を開始しております。 2026年4月より、“新”福井銀行グループとしてスタートした「中期経営計画Ⅱ」(期間:2026年4月1日~2029年3月31日。)では、「『地域の課題解決業』として進化するために、人財の力で地域のポテンシャルを顕在化し、『感動体験』を提供する3年間」と位置づけております。地域のポテンシャルを顕在化するため、「県内マーケットの深掘り」「事業領域の拡大」「県外マーケットとの連携」の『3つの成長戦略』を実行してまいります。 また、これらの成長戦略を実行するのは「人」であり、その「人財の力」を最大化するために、「ウェルビーイング」「DEI」「リスキリング」「DX/AI」「パートナーシップ」の『5つの成長ドライバー』の強化に取り組んでまいります。具体的には、職員一人ひとりの成長と働きがい向上を通じて組織力を高めるとともに、多様な人財が活躍できる組織づくり、職員のスキル向上に取り組んでまいります。また、デジタル技術の活用による業務改革やお客さま接点の強化、外部パートナーとの連携強化にも取り組んでまいります。 (※)地域価値循環モデル:職員・お客さま・地域のチャレンジへの伴走支援を通して、地域価値(お客さまの企業価値・資産価値、地域の魅力度)を持続的に向上させるモデルのこと <中期経営計画Ⅱの位置づけ> <3つの成長戦略> (4)KPI及び目標とする経営指標 「中期経営計画Ⅱ」では、連結ベースでのKPI(※)及び目標とする経営指標を掲げ、その実現に向けて取り組んでおります。12のアクションプランの実行により本指標を達成し、次代に向けた経営基盤の確保を図ってまいります。 (※)KPI:Key Performance Indicatorの略称。重要業績評価指標のことで、目標の達成に向けた行動・成果を評価するための指標 <アクションプランと主なKPI> (※1):管理職に占める ①性、②国籍、③年齢、④勤続年数、⑤中途採用者の多様性比率 (※2):地域価値向上に資する案件や自治体支援件数 (※3):北陸3県の消費者ローン残高 (※4):お客さまとの対面・非対面での面談件数 (※5):2026年3月期比 (※6):リスクアセットに対する収益性を表す指標 <目標とする経営指標> 経営指標   2029年3月期目標 連結当期純利益(※)   100億円以上 連結コアOHR   60.0%以下 連結ROE   6.0%以上 連結自己資本比率   9.0%以上 (※)「連結当期純利益」とは、親会社株主に帰属する当期純利益を表します。 (経営環境及び対処すべき課題) 日本経済は、物価上昇、継続的な賃上げ、金融政策の見直しなどを背景に、「金利のある世界」への移行が進んでおります。また、人口減少・少子高齢化の進展、人手不足の深刻化、国際情勢の不安定化など、経済環境の不確実性も高まっております。一方で、福井県は高度な技術力をもった製造業、魅力的な観光資源、多様なエネルギー供給力等の産業基盤を有しており、2024年3月の北陸新幹線県内延伸の効果が継続するなか、地域経済活性化の好機を迎えております。 このような環境のもと、「地域」と「当行グループ」の持続的な成長を実現するため、重要課題(マテリアリティ)を「人口減少・少子高齢化への対応」、「地域経済の持続的な成長への貢献」、「気候変動・環境負荷軽減への対応」、「デジタル社会への適応」、「人的資本経営の実践」、「企業価値の向上」の6つに再整理いたしました。中期経営計画Ⅱでは、これらの課題を解決し、『地域の課題解決業』として進化してまいります。 以上のとおり、今後も長期ビジョン「地域価値循環モデルの実現」に向け、グループの総力を結集し、地域活性化の中心的役割を担ってまいります。 <重要課題(マテリアリティ)>
事業等のリスク9,488字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 当行グループは、2026年5月2日付で、株式会社福井銀行と株式会社福邦銀行が合併しております。 当行グループは、「地域価値循環モデルの実現」をビジョンに掲げ、地域との共存・共生を通じた持続的成長と、銀行グループとしての本質的な存在価値の向上を一体的に追求しております。このビジョンを実現するにあたり、当行グループは「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」(以下、「RAF」という。)を経営管理の基本的な枠組みとして位置づけております。 RAFとは、事業計画・収益目標の達成に向けて、どのようなリスクをどの程度まで引き受けるかを経営の意思として明示し、リスクとリターンのバランスを保ちながら事業を運営するための経営管理の枠組みです。 当行グループでは、「地域価値循環モデルの実現」というビジョンの達成に向けて引き受けるべきリスクの種類と量を経営として見定め、RAFのもとで以下の二つの側面からリスクを一体的に管理する態勢の構築と強化を進めております。 側面   内容   本章での位置づけ 第一の側面(地域起点のリスク)   地域経済・社会環境の変化が当行グループの持続的成長に与えるリスク。経営者が「トップリスク」として主体的に特定・管理する。   (1)に記載 第二の側面(企業集団起点のリスク)   銀行グループとして業務遂行上、固有に管理すべき信用リスク・市場リスク等の各種リスク。第一の側面を下支えする基盤として管理する。   (2)に記載 経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 (1)地域起点のリスク認識:トップリスクの特定・管理 当行グループは、「地域価値循環モデルの実現」というビジョンを掲げていることから、地域経済・社会環境の変化そのものが当行グループの存立基盤に直結するリスクであると認識しております。このため、単に銀行業務上の損失回避にとどまらず、地域の持続的発展を阻害しうる事象を「トップリスク」として経営者が主体的に特定・管理することを、リスク管理の最上位に位置づけております。 トップリスクとは、顕在化した場合に当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与えるリスク事象のうち、特に優先的に対応すべきものとして選定するものであります。選定にあたっては、経営陣によるトップダウン型の認識と、全社的な洗い出しによるボトムアップ型の両面からリスク候補を抽出し、各リスク事象の「当行グループへの影響度(インパクト)」及び「蓋然性(発生可能性)」の観点から重要度を評価・判定しております。 当行の経営会議において認識している当行グループのトップリスク候補は、以下のテーマにて整理しております。 テーマ   主なリスク事象(例)   ビジョンとの関連 地域経済・社会環境リスク   人口減少・少子高齢化による営業地盤の悪化、地域産業・経済の停滞、地政学リスクの長期化   地域経済縮小は当行グループの収益基盤・存在意義そのものを直撃する。 経営・統合リスク   経営統合効果を十分に発揮できないリスク、競争激化による収益基盤の縮小   統合効果の最大化が地域への提供価値向上に直結する。 デジタル・システムリスク   デジタル化対応の遅れによる競争力低下、サイバー攻撃・大規模システム障害による地域金融サービスの継続性・信認の毀損   デジタル基盤の脆弱化は地域住民・企業への金融サービス提供そのものを損なう。また、デジタル化への対応遅れは地域金融機関としての存在価値の低下に直結する。 人財・組織リスク   外部環境を背景とする人財確保難化による持続的成長の停滞   地域とともに成長する人財の確保・育成が競争力の源泉である。 環境・災害リスク   気候変動への対応遅れ、大規模自然災害等による業務停止(※)   地域の物理的・社会的基盤の毀損は当行グループの事業継続に直結する。 (※)気候変動への対応策は後記(2)⑥「気候変動リスク」に、大規模自然災害等への対応策は後記(2)⑥「災害等発生リスク」にそれぞれ記載しております。 当行グループでは、監督機関である取締役会においてもトップリスクの妥当性を確認するとともに、事業計画との連動や定期的なモニタリングを通じて実効性のあるリスク管理態勢の構築・強化を進めてまいります。また、特定されたトップリスクは、冒頭に定義したRAFに反映し、リスクとリターンのバランスを経営として管理してまいります。 (2)企業集団としてのリスク管理:銀行グループ固有リスクへの対応 (1)に掲げたトップリスクへの対応を実効あるものとするためには、当行グループが銀行業務を安定的に遂行できる態勢を維持することが大前提となります。以下では、銀行グループとして固有に管理すべきリスクの種別ごとに、その定義・影響・対応策を示します。 ① 信用リスク 信用リスクとは、与信先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少ないし消失し、当行グループが損失を被るリスクです。その主なリスク事象、当行決算等に与える影響とその対応策については以下のとおりです。当行グループでは、信用リスクは業務運営において不可避のリスクであり、かつ迅速な対応が必要であることを十分に認識したうえで、信用リスクをコントロールできる態勢の構築を目指しております。 リスク事象   要因・影響   対応策 不良債権の増加   景気の動向・不動産価格の変動等により与信関係費用が増加し、自己資本を減少させる可能性があります。   「与信集中リスク管理基準」を制定、与信集中リスクを回避し、バランスのとれた与信ポートフォリオの構築を推進するとともに、定期的なポートフォリオ分析を実施しております。 貸倒引当金の増加   担保価値変動・経済環境の変化等により引当金の積増しや多額の償却をせざるを得なくなる可能性があります。   貸出先の状況、担保の処分可能見込額、及び保証による回収可能見込額に関する前提、見積りに基づいた一定の引当計上ルールを整備し適切に引当金を計上するとともに、貸出先の状況、及び担保・保証等の保全状況を定期的に見直すことで、引当の十分性を確保しております。 貸出先の経営悪化   地域景気回復の遅れや他債権者による支援打切りや縮小等により、新たな倒産が発生し、与信関係費用の発生や不良債権の増加につながる可能性があります。   財務状況の悪化が見込まれる先に対しては早期に経営改善支援を実施。必要に応じて外部専門家とも連携しながら経営改善支援・事業再生支援を実施しております。 貸出先への権利行使の困難性   不動産売買市場・有価証券市場における流動性の欠如や価格の大幅な下落等の事情により、担保権を設定した物件の換金または貸出先の有する資産に対する強制執行等が事実上困難となる可能性があります。地域金融機関として企業の再建可能性を見極める観点から、債権者として有する法的な権利のすべてを直ちに実行できない可能性があります。   担保処分可能見込額を適切に見積もるとともに、担保価値の定期的な再評価を実施。担保に過度に依存しない与信審査の高度化を推進しております。貸出先への事業性理解を深め、地域金融機関として必要に応じて外部専門家とも連携しながら経営改善支援・事業再生支援を実施しております。 地政学リスクの影響   ウクライナ侵攻・中東情勢等といった社会情勢の不安定化が資源高・景気減速を招くなどによって、取引先企業の業績悪化につながる可能性があります。なお、地政学リスクの経営レベルの認識については「(1)地域経済・社会環境リスク」に記載のとおりであります。   貸出先の事業性理解に基づく適切な伴走支援を実施するとともに、信用リスクの状況を業種別・地域別に定期的に分析・評価し、影響を受けやすい業種・先については重点的なモニタリングを実施しております。 また、「信用リスク計測基準」を制定し、信用格付別・業種別・地域別などの信用リスクの状況を分析・評価するとともに、「リスク資本制度」のもとで量的な管理・コントロールを行っております。 ② 市場リスク 当行グループは、債券・株式・投資信託・デリバティブ等の金融商品に係る市場業務を行っており、金利・株価・為替等の変動リスクが業績等に影響を及ぼす可能性があります。特に、世界経済の見通しが不透明な中、日本銀行の政策金利引き上げや米国・欧州の金融政策の動向が一層見極めにくい状況となっております。主なリスク事象、当行決算等に与える影響とその対応策については以下のとおりです。 リスク事象   要因・影響   対応策 金利上昇   日銀政策金利引上げや海外金融政策の変動により、保有する国債等の評価損が拡大する可能性があります。   ALM(資産・負債の総合的管理)の一環として金利リスク量を定期的に計測・評価し、ポジション枠・損失限度額を設定しております。デュレーション管理を通じた金利感応度のコントロールを実施しております。 株価下落   世界経済の減速・停滞により、保有株式の評価損や減損が発生する可能性があります。   半期毎に有価証券運用計画を策定・審議し、保有目的・リスク許容度に応じた銘柄管理を実施しております。政策保有株式については、保有意義の検証を継続的に行い、縮減を計画的に推進しております。 円高進行   為替市場の変動により、外貨建資産の価値が目減りする可能性があります。   為替ポジションを適切な枠内に管理し、必要に応じて為替予約等によるヘッジを実施しております。ミドル・オフィスによる日次モニタリングにより、リスクの早期把握と対応を徹底しております。 当行グループでは、市場リスク管理をALM(資産・負債の総合的管理)の一環として位置づけ、リスクとリターンのバランスを適切に保つことを方針としております。また、市場リスクの管理部署(ミドル・オフィス)はフロント・オフィス、バック・オフィスとは組織的に分離し、日次でリスクの状況をモニタリングしております。 ③ 流動性リスク 当行グループの業績や財務状況の悪化、格付機関による格付けの引き下げ、金融市場環境の悪化等が発生した場合には、通常より著しく不利な条件での資金調達を余儀なくされる可能性があります。主なリスク事象、当行決算等に与える影響とその対応策については以下のとおりです。 リスク事象   要因・影響   対応策 資金調達困難   業績悪化・格付引下げ・市場環境悪化により、不利な条件での調達や取引制限を余儀なくされる可能性があります。   流動性リスクの状況を「平常時」「懸念時」「危機時」の3段階に区分して管理しております。各段階に応じたコンティンジェンシープラン(不測の事態に備えた対応計画)を整備し、調達手段の多様化・分散化を図るとともに、十分な流動性準備高を確保しております。 外貨調達コスト上昇   市場の急変や需給悪化により、外貨調達が困難となりコストが増大する可能性があります。   外貨調達の手段・期間・取引先を分散させ、特定の調達先への依存を回避しております。外貨流動性バッファーを適切に確保し、調達コストの動向を日次でモニタリングしております。 当行グループでは、組織的に独立したフロント・オフィス、バック・オフィス、ミドル・オフィスを設置することで相互牽制を図りながら流動性リスクの管理を行っております。 ④ オペレーショナル・リスク オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員等の活動もしくはシステムが不適切であること、または外生的な事象により損失を被るリスクをいいます。その主なリスク種別、当行決算等に与える影響とその対応策については以下のとおりです。 リスク種別   要因・影響   対応策 事務リスク   役職員の故意・過失による重大な事務事故が発生し、業務遂行や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。   事務ミスの傾向を定期的に分析し、発生原因に応じた事務フローの見直しや臨店指導を図るとともに、役職員へルール遵守を徹底しております。事務事故が発生した場合には、原因究明と再発防止策を速やかに講じております。 システムリスク   ハードウェア障害・外部ネットワーク障害・天災等により業務が停止し、サービスが提供不能となる可能性があります。なお、システム障害が地域金融サービスの信認・継続性に与える経営レベルの影響については「(1)デジタル・システムリスク」に記載のとおりであります。   主要システム機器の常時監視体制を整備し、障害発生時には自動的にバックアップシステムへ切り替える仕組みを構築しております。定期的なシステム点検・更新を実施するとともに、BCP(事業継続計画)に基づく訓練を定期的に行い、復旧手順の実効性を確認しております。 サイバーセキュリティリスク   不正侵入・情報搾取・DDoS攻撃等により、業務遂行や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、サイバー攻撃による地域金融サービスの信認毀損という経営レベルの影響については「(1)デジタル・システムリスク」に記載のとおりであります。また、内部管理による情報保護については「(2)⑥情報管理リスク」に記載のとおりであります。   「サイバーセキュリティリスク管理の基本方針」を策定し、金融庁が示す「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」への対応を推進しております。侵入検知システムの導入・強化、定期的な脆弱性診断の実施、役職員へのセキュリティ教育の徹底により、多層的な防御態勢を構築しております。 法務リスク   法令等遵守違反により、罰金・損害賠償が生じ業績が悪化する可能性があります。   法令遵守態勢を整備し、法令・規制の改正動向を継続的にモニタリングしております。また、顧客保護管理態勢を整備するとともに、役職員へのコンプライアンス研修を定期的に実施し、法令遵守意識の浸透・向上を図っております。 人的リスク   人事運営上の不公平・不公正により、業務遂行や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、人財確保・育成に関わる経営レベルのリスク認識については「(1)人財・組織リスク」に記載のとおりであります。   公平・公正な人事考課制度を整備・運用するとともに、適切な人員配置・研修・教育を実施。また、職場におけるハラスメントの未然防止及び早期解決を図るため、相談窓口の設置等により、健全な職場環境の維持・向上に努めております。 有形資産リスク   大規模災害による店舗・システム等の損壊により、一部営業が阻害される可能性があります。なお、大規模自然災害リスクの経営レベルの認識については「(1)環境・災害リスク」に記載のとおりであります。   内外の情報に基づき災害等の有形資産への影響を把握・分析することに努め、適切な保守・更新投資を継続的に実施し、資産の耐久性を保持することで、有形資産リスクの削減に努めております。 風評リスク   評判悪化や風説の流布により、信用が低下し業績が悪化する可能性があります。   適時・適切な情報開示を徹底し、お客さまや市場との信頼関係の維持・強化に努めております。風評被害が発生した場合には、迅速な事実確認と正確な情報発信を行うための指示連絡体制を整備し、被害の拡大防止を図っております。 ⑤ 自己資本比率リスク 当行グループは、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年(2006年)金融庁告示第19号)に基づき、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を国内基準である4%以上に維持すべくリスク管理態勢の強化・充実に努めなければなりません。 当行グループの自己資本比率がこの水準を下回るような場合には、金融庁長官から、業務の全部、又は一部の停止等を含む様々な命令を受けることになります。この結果、当行グループの業務遂行や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当行グループの自己資本比率に影響を与える要因には以下のものが含まれます。 ・ 貸出金及び有価証券等の増加に伴うリスクアセットの増加 ・ 投融資先の信用力低下に伴うリスクアセットの増加 ・ リスクアセットの増加に対する収益が想定より減少 ・ 不良債権処理や貸出先の信用力低下等による与信関係費用の増加 ・ 有価証券評価損益の著しい悪化に伴う減損額の増加 ・ 自己資本比率の基準及び算定方法の変更 これらのリスクに対して、当行グループでは「リスク資本制度」を活用し、自己資本の範囲内でリスクテイクを行う経営管理を徹底しております。また、収益力の強化と資本効率の向上を両立させながら、十分な自己資本比率の維持に努めております。 ⑥ その他のリスク 上記①~⑤以外に認識している重要なリスク種別が当行決算等に与える影響とその対応策は、以下のとおりです。 リスク種別   要因・影響   対応策 経営・事業戦略リスク   戦略が想定した結果をもたらさない場合、収益性が悪化し業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、経営統合に関するリスクの経営レベルの認識については「(1)経営・統合リスク」に記載のとおりであります。   中期経営計画の進捗状況を定期的にモニタリングし、環境変化に応じた戦略の見直しを機動的に実施しております。経営会議において計画と実績の乖離要因を分析し、対応策を審議する体制を整備しております。 退職給付債務リスク   前提条件や制度の変更により、費用・債務が増加する可能性があります。   数理計算上の差異を将来にわたり規則的に費用認識することで、退職給付債務の変動が財務に与える影響を平準化しております。割引率、予定昇給率、退職率及び死亡率等の数理計算において用いる前提条件を定期的に見直し、適切な水準を維持しております。 固定資産減損リスク   地価下落・各資産グループの収益悪化・用途転用等により、減損損失が計上され業績が悪化する可能性があります。   固定資産の収益性を定期的に評価し、減損の兆候が認められる場合には早期に対応策を検討しております。遊休資産の有効活用や不採算拠点の見直しを通じて、固定資産の収益性向上に取り組んでおります。 繰延税金資産リスク   課税所得の見込みが乖離した場合、繰延税金資産が減額され、業績が悪化し、自己資本比率が低下する可能性があります。   合理的かつ保守的な課税所得の見通しに基づき繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得見込みを定期的に見直し、計上額の妥当性を継続的に検証しております。 情報管理リスク   情報漏えい・不正アクセス・改ざん等が発生した場合、社会的信用が失墜し業績が悪化する可能性があります。なお、外部からのサイバー攻撃への技術的防御については「(2)④サイバーセキュリティリスク」に記載のとおりであります。   情報セキュリティ管理規程を整備し、お客さま情報・機密情報の厳格な管理を徹底しております。アクセス権限の適切な設定・管理、情報持出しの制限、役職員への定期的な情報セキュリティ研修の実施等により、情報漏えいの防止を図っております。 外部委託リスク   委託先の業務遂行に支障が生じた場合や、委託先経由の情報漏えいが発生した場合、業務遂行や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当行グループ内部の情報管理については「(2)⑥情報管理リスク」に記載のとおりであります。   リスク統括グループが外部委託先管理の統括を担い、委託先の選定基準・管理基準を整備しております。委託先に対する定期的なモニタリング・実地検査を実施し、情報管理状況や業務遂行能力を継続的に確認するとともに、委託先の事業継続態勢についても検証しております。 マネー・ローンダリングリスク   法令違反や対策不備が生じた場合、業務停止・制裁金・信用失墜につながる可能性があります。   マネー・ローンダリング及びテロ資金供与並びに経済制裁違反の防止が、国際社会において金融機関に求められる責務であることを認識し、リスクベース・アプローチに基づくリスクの特定・評価、低減措置を実施しております。具体的には、顧客管理、取引フィルタリング、取引モニタリングの精度を高めるとともに、役職員への定期的な研修を実施し、対策の実効性向上を図っております。 気候変動リスク   異常気象や脱炭素規制の強化により、当行グループの営業拠点の損壊や取引先の業績悪化につながる可能性があります。なお、気候変動リスクの経営レベルの認識については「(1)環境・災害リスク」に記載のとおりであります。   気候変動が事業活動に与える影響について、シナリオ分析等を通じて把握・評価し、物理的リスク・移行リスクへの対応策を検討・実施しております。脱炭素社会への移行を支援するサステナブルファイナンスの推進を通じて、取引先の気候変動対応を積極的に支援しております。詳細は「サステナビリティに関する考え方及び取組み」に記載しております。 災害等発生リスク   大規模自然災害や感染症の流行により、当行グループや取引先の事業活動に支障をきたし各リスクの発生確率が上昇する可能性があります。なお、大規模自然災害リスクの経営レベルの認識については「(1)環境・災害リスク」に記載のとおりであります。   BCP(事業継続計画)を整備し、重要業務の継続・早期復旧に向けた訓練を定期的に実施しております。バックアップサイトの整備やリモートワーク環境の充実を図るとともに、感染症対策マニュアルに基づく対応体制を維持しております。 規制変更リスク   法律・規則・政策の変更により、業務遂行や業績に影響を及ぼす可能性があります。   金融規制・税制・会計基準等の改正動向を継続的にモニタリングし、変更内容を早期に把握。所管部署が中心となって影響範囲の分析と対応策の検討を行い、円滑な対応が図れる体制を整備しております。 なお、上記「(1)地域起点のリスク認識:トップリスクの特定・管理」に記載のとおり、当行グループは福井県を主な営業基盤としており、営業収益の大部分を同地域における金融サービスの提供によって得ております。そのため、地域固有のリスク事象が発生した場合の影響が相対的に大きくなる点に留意が必要となります。
経営成績の分析 (MD&A)15,460字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループ(当行、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (業績等の概要) ・業績 当連結会計年度の当行及び連結子会社11社の連結ベースでの業績は、次のとおりとなりました。 損益状況につきましては、経常収益は、地域の課題解決業としてお客さまの真の課題に寄り添い、グループ一体となった粘り強い支援・伴走の結果として、利回り改善を図りつつ貸出金利息を増加させたこと及び株式等売却益の増加を主因に、前年度比147億34百万円増加して、791億1百万円となりました。また、経常費用は、金利上昇による預金利息の増加及び福邦銀行との経営統合に伴う物件費の増加を主因に、前年度比100億2百万円増加して656億66百万円となりました。 この結果、経常利益は、前年度比47億32百万円増加して134億34百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比14億34百万円増加して、86億1百万円となりました。 なお、当行グループは、総合金融サービス業の単一セグメントであるため、セグメントの業績は記載しておりません。 ・キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により505億92百万円減少し、投資活動により190億64百万円減少し、財務活動により15億88百万円減少し、この結果、現金及び現金同等物は712億45百万円の減少となり、期末残高は7,999億49百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動においては、貸出金の増加による支出と借用金の減少による支出が、債券貸借取引受入担保金の増加による収入を上回ったことを主因に、505億92百万円の支出となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動においては、有価証券の取得による支出が、有価証券の売却及び償還による収入を上回ったことを主因に、190億64百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動においては、配当金の支払を主因に、15億88百万円の支出となりました。 ① 国内業務・国際業務部門別収支 資金運用収支は、資金運用収益が453億22百万円、資金調達費用が84億69百万円で368億53百万円の利益となりました。役務取引等収支は、役務取引等収益が117億33百万円、役務取引等費用が40億54百万円で76億79百万円の利益となりました。その他業務収支は、その他業務収益が115億14百万円、その他業務費用が147億2百万円で31億88百万円の損失となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   34,392   1,010   -   35,403 当連結会計年度   35,657   1,195   -   36,853 うち資金運用収益   前連結会計年度   36,624   1,736   △36   38,324 当連結会計年度   43,468   1,995   △142   45,322 うち資金調達費用   前連結会計年度   2,231   725   △36   2,920 当連結会計年度   7,811   799   △142   8,469 役務取引等収支   前連結会計年度   7,943   43   -   7,986 当連結会計年度   7,635   43   -   7,679 うち役務取引等収益   前連結会計年度   11,414   81   -   11,495 当連結会計年度   11,651   81   -   11,733 うち役務取引等費用   前連結会計年度   3,471   37   -   3,508 当連結会計年度   4,016   38   -   4,054 その他業務収支   前連結会計年度   △4,870   468   -   △4,401 当連結会計年度   △3,396   207   -   △3,188 うちその他業務収益   前連結会計年度   10,198   691   -   10,889 当連結会計年度   11,130   384   -   11,514 うちその他業務費用   前連結会計年度   15,069   222   -   15,291 当連結会計年度   14,526   176   -   14,702 (注) 1 国内業務部門は当行及び国内に本店を有する連結子会社(以下、「国内連結子会社」という。)の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度5百万円、当連結会計年度14百万円)を控除して表示しております。 3 資金運用収益及び資金調達費用の相殺消去額は、当行の国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 ② 国内業務・国際業務部門別役務取引の状況 役務取引等収益は117億33百万円となり、役務取引等費用は40億54百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   11,414   81   11,495 当連結会計年度   11,651   81   11,733 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   3,844   0   3,844 当連結会計年度   3,775   0   3,775 うち為替業務   前連結会計年度   2,158   79   2,237 当連結会計年度   2,363   79   2,443 うち証券関連業務   前連結会計年度   1,829   -   1,829 当連結会計年度   1,936   -   1,936 うち代理業務   前連結会計年度   197   -   197 当連結会計年度   203   -   203 うち保証業務   前連結会計年度   349   1   351 当連結会計年度   339   1   341 うち保険販売業務   前連結会計年度   381   -   381 当連結会計年度   421   -   421 役務取引等費用   前連結会計年度   3,471   37   3,508 当連結会計年度   4,016   38   4,054 うち為替業務   前連結会計年度   398   8   406 当連結会計年度   433   10   444 (注) 国内業務部門は当行及び国内連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 ③ 国内業務・国際業務部門別預金残高の状況 ○ 預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   3,295,905   18,355   3,314,260 当連結会計年度   3,312,626   18,734   3,331,361 うち流動性預金   前連結会計年度   2,254,430   -   2,254,430 当連結会計年度   2,256,894   -   2,256,894 うち定期性預金   前連結会計年度   989,366   -   989,366 当連結会計年度   1,012,959   -   1,012,959 うちその他   前連結会計年度   52,108   18,355   70,463 当連結会計年度   42,773   18,734   61,508 譲渡性預金   前連結会計年度   96,673   -   96,673 当連結会計年度   78,076   -   78,076 総合計   前連結会計年度   3,392,578   18,355   3,410,934 当連結会計年度   3,390,703   18,734   3,409,438 (注) 1 国内業務部門は当行及び国内連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 3 定期性預金=定期預金+定期積金 ④ 国内業務・国際業務部門別貸出金残高の状況 a 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内業務部門   2,349,523   100.00   2,428,373   100.00 製造業   226,888   9.66   246,603   10.16 農業、林業   1,309   0.05   1,271   0.05 漁業   179   0.01   138   0.01 鉱業、採石業、砂利採取業   400   0.02   481   0.02 建設業   94,462   4.02   93,125   3.83 電気・ガス・熱供給・水道業   56,309   2.39   55,084   2.27 情報通信業   14,303   0.61   8,277   0.34 運輸業、郵便業   40,617   1.73   49,862   2.05 卸売業、小売業   202,509   8.62   208,884   8.60 金融業、保険業   220,246   9.37   223,617   9.21 不動産業、物品賃貸業   334,736   14.25   362,560   14.93 各種サービス業   172,162   7.33   175,384   7.22 地方公共団体   303,285   12.91   307,412   12.66 その他   682,111   29.03   695,669   28.65 国際業務部門   11,596   100.00   14,145   100.00 政府等   -   -   -   - 金融機関   -   -   -   - その他   11,596   100.00   14,145   100.00 合計   2,361,120   ―――   2,442,519   ――― (注) 国内業務部門は当行及び国内連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 b 外国政府等向け債権残高(国別) 該当ありません。 ⑤ 国内業務・国際業務部門別有価証券の状況 ○ 有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   447,013   -   447,013 当連結会計年度   501,253   -   501,253 地方債   前連結会計年度   96,302   -   96,302 当連結会計年度   110,041   -   110,041 社債   前連結会計年度   113,419   -   113,419 当連結会計年度   86,760   -   86,760 株式   前連結会計年度   45,270   -   45,270 当連結会計年度   48,529   -   48,529 その他の証券   前連結会計年度   189,524   48,642   238,166 当連結会計年度   179,645   52,235   231,881 合計   前連結会計年度   891,530   48,642   940,172 当連結会計年度   926,230   52,235   978,465 (注) 1 国内業務部門は当行及び国内連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年(2006年)金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1 連結自己資本比率(2/3)   7.92   8.15 2 連結における自己資本の額   1,343   1,402 3 リスク・アセットの額   16,960   17,195 4 連結総所要自己資本額   678   687 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1 自己資本比率(2/3)   8.10   8.34 2 単体における自己資本の額   1,171   1,246 3 リスク・アセットの額   14,466   14,950 4 単体総所要自己資本額   578   598 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年(1998年)法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年(1948年)法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2 危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3 要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4 正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(百万円)   金額(百万円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   3,838   2,689 危険債権   24,901   31,854 要管理債権   83   176 正常債権   2,038,558   2,161,923 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成に当たっては、連結財務諸表に含まれる金額が、将来事象の結果に依存するために確定できない場合又は既に発生している事象に関する情報を適時に入手できないために確定できない場合等に、会計上の見積り及び仮定設定を行わなければなりません。当行グループは、過去の実績や状況を分析し合理的であると考えられる様々な要因を考慮して見積りや判断を行い、その結果が、連結財務諸表における資産・負債及び収益・費用の計上金額の基礎となります。当行グループは、連結財務諸表に含まれる会計上の見積り及び判断の適切性、必要性に対して、継続して評価を行っておりますが、実際の結果は、見積りに特有の不確実性があるために、これら見積り時の計上金額と異なる結果となる可能性があります。 当行グループは、特に以下の重要な会計方針が、連結財務諸表の作成において使用される見積りと判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a 貸倒引当金 当行グループは、適切な償却・引当を実施するための準備作業として、自己査定を実施しております。自己査定とは、金融機関が信用リスクを管理するための手段であり、当行グループが保有する全資産の実態を、自己責任原則のもと自ら査定し、回収の危険性又は毀損の危険性の度合いに従って分類区分するプロセスであります。当行グループは、この自己査定の結果に基づき、期末現在の債権を、正常先債権、要注意先債権、破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権の5つに区分し、それぞれの区分に応じて、貸倒等の実態を踏まえ債権の将来の予想損失額等を適時かつ適切に見積ることにより、信用リスクの程度に応じた貸倒引当金を計上しております。 また、エネルギー価格等の高騰や円安による物価上昇の継続に伴う急激な経済環境の悪化等による信用リスクの高まりに対応するために、当行及び銀行業務を営む連結子会社においては、要管理先以外の要注意先債権のうち、急激な経済環境の悪化等の影響が大きいと想定している債務者に対する債権については、当該債権に要管理先債権相当の予想損失額を見込んで計上しております。 なお、貸出先等の財政状態が当初予想した範囲以上に悪化し、その支払能力が低下した場合には、貸倒引当金の積増しが必要となる可能性があります。 b 繰延税金資産 当行グループは、将来の合理的な期間内の課税所得に関する見通しをはじめとする様々な予測・前提に基づき、将来の税金負担額を軽減する効果を有していると判断した将来減算一時差異等について、繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の計上に関する判断は、毎決算期末時点において実施しておりますが、実際の課税所得の推移等により、前連結会計年度に計上した繰延税金資産の一部、又は全額の回収ができないと判断した場合には、当行グループの繰延税金資産を取り崩し、同額を費用として計上することとなります。また、将来の課税所得は十分見込めるとしても、期末時点において、将来の一定の事実の発生が見込めないこと又は当行グループによる将来の一定の行為の実施についての意思決定又は実施計画等が存在しないことにより、将来の税金負担額の軽減の要件を充足することが見込めない場合には、同様に当行グループの繰延税金資産を取り崩し、同額を費用として計上することとなります。 c 投資の減損 当行グループは、金融機関として一定の運用収益を確保していくため、有価証券を保有しております。これらの有価証券には市場価格又は合理的に算定された価額のある有価証券と市場価格のない株式が含まれます。当行グループでは、市場価格又は合理的に算定された価額のある有価証券の時価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがないものと判断したものについては、当該時価をもって連結貸借対照表価額とするとともに、評価差額を当該連結会計年度の損失として費用処理しております。また、市場価格のない株式において、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、相当の減額を行い、同様に評価差額を当該連結会計年度の損失として費用処理しております。 将来の市況悪化や投資先の業績不振等により、現在の帳簿価額に反映されていない損失又は帳簿価額の回収不能が発生した場合には、追加的な減損処理が必要となる可能性があります。 d 退職給付に係る負債 当行グループは、従業員の退職給付に備えるため、連結会計年度末における退職給付債務の見込額に基づき、退職給付に係る負債を計上しております。退職給付費用及び退職給付債務は、割引率、予定昇給率、退職率及び死亡率等の数理計算において用いる前提条件に基づいて算出されております。 実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響は数理計算上の差異あるいは過去勤務費用として累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 e 固定資産の減損 当行グループは、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった固定資産の帳簿価額を、回収可能価額まで減額する会計処理を適用しております。 同会計処理の適用に当たっては、営業活動から生ずる損益の継続的低下や地価の著しい下落等によって減損の兆候が見られる場合に減損の有無を検討しております。減損の検討には将来キャッシュ・フローの見積額を用いており、減損の認識が必要と判断された場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回る金額を減損しております。なお、回収可能価額は将来キャッシュ・フローの見積額の現在価値、又は正味売却価額のいずれか高い金額によって決定しております。 将来の営業活動から生ずる損益の悪化、使用範囲又は方法についての変更、経営環境の著しい悪化、市場価格の著しい下落等により減損の認識が必要となった場合、また、見積りの前提条件の変更等により将来キャッシュ・フローの見積額が減少することとなった場合には、追加的な減損処理が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 資金運用収支    A   35,403   36,853   1,449 資金運用収益       38,324   45,322   6,997 資金調達費用 (金銭の信託運用見合費用控除後)       2,920   8,469   5,548 役務取引等収支   B   7,986   7,679   △307 役務取引等収益       11,495   11,733   237 役務取引等費用       3,508   4,054   545 その他業務収支   C   △4,401   △3,188   1,213 その他業務収益       10,889   11,514   625 その他業務費用       15,291   14,702   △588 連結業務粗利益(=A+B+C)   D   38,988   41,344   2,355 営業経費   E   30,773   33,553   2,779 人件費       14,718   15,197   479 物件費       14,425   16,539   2,114 税金       1,630   1,815   185 貸倒償却引当費用   F   2,656   4,344   1,688 貸出金償却       948   1,109   160 個別貸倒引当金繰入額       3,008   3,699   690 その他の債権売却損等       48   28   △20 偶発損失引当金繰入額等(注)       181   115   △66 一般貸倒引当金繰入額       △1,531   △607   923 株式等関係損益   G   1,092   7,976   6,884 償却債権取立益   H   1,808   1,220   △588 その他損益   I   243   792   548 経常利益(=D-E-F+G+H+I)   J   8,701   13,434   4,732 特別損益   K   111   △397   △509 特別利益       269   31   △238 特別損失       158   429   271 税金等調整前当期純利益(=J+K)   L   8,813   13,036   4,223 法人税、住民税及び事業税   M   1,648   5,134   3,485 法人税等調整額   N   5   △714   △719 法人税等合計(=M+N)   O   1,654   4,419   2,765 当期純利益(=L-O)   P   7,159   8,616   1,457 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△)   Q   △7   15   22 親会社株主に帰属する当期純利益(=P-Q)       7,166   8,601   1,434 (注) 偶発損失引当金繰入額等には、信用保証協会責任共有制度負担金を含んでおります。 a 連結業務粗利益(資金運用収支+役務取引等収支+その他業務収支) ・資金運用収支 資金運用収益は、貸出金残高及び貸出金利回りが順調に推移したことによる貸出金利息収入の増加及び預け金利息の増加により、前年度比69億97百万円増加しました。資金調達費用は、預金利回りが上昇したことによる預金利息の増加により、前年度比55億48百万円増加しました。資金運用収支は前年度比14億49百万円増加して368億53百万円の収益となりました。 ・役務取引等収支 役務取引等収益は、お客さまの資産形成実現のための野村證券株式会社との業務提携が順調に推移していることなどにより、前年度比2億37百万円増加しました。役務取引等費用は、団体信用生命保険料や有価証券関連手数料の増加により、前年度比5億45百万円増加しました。役務取引等収支は、前年度比3億7百万円減少して76億79百万円の収益となりました。 ・その他業務収支 その他業務収支は、債券関係損益の改善により、前年度比12億13百万円増加して31億88百万円の損失となりました。 以上の結果、連結業務粗利益は、前年度比23億55百万円増加して413億44百万円となりました。 b 営業経費 営業経費は、株式会社福邦銀行との経営統合費用の計上による物件費の増加及びベースアップの実施等による人件費の増加により、前年度比27億79百万円増加して335億53百万円となりました。 c 貸倒償却引当費用 貸倒償却引当費用は、再生支援と適切な信用リスク管理に努めた結果、前年度比16億88百万円増加して43億44百万円となりました。 d 株式等関係損益 株式等関係損益は、株式等売却益が増加したことから、前年度比68億84百万円増加して79億76百万円の利益となりました。 e 償却債権取立益 償却債権取立益は、前年度比5億88百万円減少し12億20百万円となりました。 f 経常利益 以上の結果、経常利益は、前年度比47億32百万円増加して134億34百万円の利益となりました。 g 特別損益 特別損益は、過去勤務費用償却額の計上等により、前年度比5億9百万円減少して3億97百万円の損失となりました。 h 親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比14億34百万円増加して86億1百万円となりました。 ③ 当連結会計年度の財政状態の分析 前連結会計年度(億円)(A)   当連結会計年度(億円)(B)   増減(億円)(B)-(A) 預金等   34,109   34,094   △14 うち預金   33,142   33,313   171 うち譲渡性預金   966   780   △185 貸出金   23,611   24,425   813 有価証券   9,401   9,784   382 総資産   42,867   43,143   275 純資産   1,364   1,529   165 a 預金・譲渡性預金 譲渡性預金を含めた預金等は、前連結会計年度末比14億円減少して当連結会計年度末残高は3兆4,094億円となりました。 (預金の残高(末残)) 種類   前連結会計年度 (億円)(A)   当連結会計年度 (億円)(B)   増減(億円) (B)-(A) 預金残高(末残)   33,142   33,313   171 うち個人預金   22,080   22,019   △60 うち法人預金   11,062   11,293   231 譲渡性預金残高(末残)   966   780   △185 総合計   34,109   34,094   △14 (預り資産の残高(末残)) 種類   前連結会計年度 (億円)(A)   当連結会計年度 (億円)(B)   増減(億円) (B)-(A) 公共債   70   -   △70 投資信託   133   -   △133 個人年金保険等   875   913   38 金融商品仲介業務における預り資産残高(注)   4,875   6,395   1,519 総合計   5,955   7,309   1,353 (注)「金融商品仲介口座」には、野村證券株式会社との包括的業務提携による同社を委託元とする金融商品仲介口座の残高を記載しております。福井銀行の証券口座は2023年11月13日付けで、また福邦銀行の証券口座は2025年4月28日付けで、同社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。 b 貸出金 貸出金は、事業性貸出が順調に推移したことから、前連結会計年度末比813億円増加して当連結会計年度末残高は2兆4,425億円となりました。 (貸出金の残高(末残)) 前連結会計年度 (億円)(A)   当連結会計年度 (億円)(B)   増減(億円) (B)-(A) 貸出金残高(末残)   23,611   24,425   813 うち中小企業等向け残高   16,209   16,317   107 うち消費者ローン残高   6,741   6,599   △142 うち住宅ローン残高   6,289   6,146   △142 うちその他ローン残高   452   452   0 c 有価証券 有価証券は、市場動向を注視しつつ安定的な収益確保に努めた結果、前連結会計年度末比382億円増加して当連結会計年度末残高は9,784億円となりました。 (有価証券の残高(末残)) 種類   前連結会計年度 (億円)(A)   当連結会計年度 (億円)(B)   増減(億円) (B)-(A) 国債   4,470   5,012   542 地方債   963   1,100   137 社債   1,134   867   △266 株式   452   485   32 その他の証券   2,381   2,318   △62 合計   9,401   9,784   382 d 不良債権額 当行グループの金融再生法開示債権の合計は、前連結会計年度末比45億87百万円増加して463億9百万円となりました。総与信残高に占める割合は、前連結会計年度末比0.12ポイント増加して1.83%となりました。 (金融再生法開示債権の状況) 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額       6,509   5,476   △1,032 危険債権額       33,935   39,736   5,801 三月以上延滞債権額       71   149   77 貸出条件緩和債権額       1,205   946   △259 金融再生法開示債権合計   ①   41,722   46,309   4,587 総与信残高(末残)   ②   2,432,834   2,529,184   96,350 金融再生法開示債権比率=①/②×100(%)   1.71   1.83   0.12 e 繰延税金資産 繰延税金資産については、貸倒引当金に係るものが大部分を占めております。当連結会計年度においては、その他有価証券評価差額金にかかる繰延税金負債が増加したことから、繰延税金資産と繰延税金負債の差額は36億62百万円減少して、純額で24億75百万円の繰延税金資産となりました。 (繰延税金資産及び繰延税金負債の合計額) 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 繰延税金資産合計   ①   6,917   7,436   519 繰延税金資産小計       13,891   14,985   1,093 うち貸倒引当金       6,911   7,016   104 評価性引当額       △6,974   △7,548   △574 繰延税金負債合計   ②   779   4,961   4,181 繰延税金資産の純額 繰延税金負債の純額(△)   ①-②   6,137   2,475   △3,662 ④ 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析 営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加による支出と借用金の減少による支出が、債券貸借取引受入担保金の増加による収入を上回ったことを主因に、505億92百万円の支出となりました。また、前年度比では、貸出金の増加幅及び借用金の減少幅が拡大したことなどから、1,626億64百万円の支出の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が、有価証券の売却及び償還による収入を上回ったことを主因に、190億64百万円の支出となりました。また、前年度比では、有価証券の取得による支出が減少したことや、有価証券の償還による収入が増加したことから、1,143億22百万円の支出の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払を主因に、15億88百万円の支出となりました。また、前年度比では、前年度に実施した子会社株式の追加取得による支出の減少等が自己株式の売却による収入の減少を上回ったことから、7億68百万円の支出の減少となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前年度比712億45百万円減少して7,999億49百万円となりました。 当行グループの収益の根源となる貸出金や有価証券の運用資金については、大部分をお客さまからの預金にて調達しており、必要に応じて日銀借入金や金融市場から資金調達を行っております。 なお、当面の設備投資、成長分野への投資並びに株主還元等は自己資金で対応する予定であります。 (連結キャッシュ・フローの状況) 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 営業活動によるキャッシュ・フロー   112,072   △50,592   △162,664 投資活動によるキャッシュ・フロー   △133,386   △19,064   114,322 財務活動によるキャッシュ・フロー   △2,357   △1,588   768 現金及び現金同等物に係る換算差額   -   -   - 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   △23,671   △71,245   △47,573 現金及び現金同等物の期首残高   894,866   871,194   △23,671 現金及び現金同等物の期末残高   871,194   799,949   △71,245 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の(経営方針)をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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