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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

DNホールディングス

DN HOLDINGS CO., LTD.7377 · Standard · サービス業

大日本ダイヤコンサルタントを中核とする建設コンサルタントグループ。社会資本整備に伴う調査・計画・設計・工事監理と地質調査を展開。

概要

DNホールディングスは、2021年7月に大日本コンサルタントとダイヤコンサルタントの共同株式移転で設立された純粋持株会社。連結子会社が建設コンサルタント、地質調査、測量、設計監理を担う。本社は東京都千代田区、連結従業員1,447名、売上高370億円(2025年6月期)。公共インフラ整備や防災・減災分野で事業を展開する。

大日本ダイヤコンサルタントを核とするグループ構成

当社グループは、純粋持株会社である当社の下に9社で構成される。中核の大日本ダイヤコンサルタント株式会社が建設コンサルタントと地質調査の両事業を担う。その他、ベトナム子会社のNippon Engineering-Vietnam、情報システム関連のNEテクノ、試錐専門の有限会社エーシーイー試錐工業、上下水道に強みを持つ株式会社ウエルアップを連結子会社として抱える。さらに、再生可能エネルギー事業に関連する合同会社ふじおやまパワーエナジーや北の森グリーンエナジーへの出資を行う。グループ全体で社会資本整備の上流から下流まで一貫したサービスを提供する。

売上高370億円、増収増益を続ける財務基盤

2025年6月期の連結売上高は369億75百万円(前年比108.3%)、営業利益は27億15百万円(同139.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は19億22百万円(同123.4%)と増収増益を達成した。過去3期の推移を見ると、売上高は321億円→326億円→341億円→370億円と年々拡大。営業利益は2024年6月期に19億円、2025年6月期に27億円と伸びている。自己資本比率は60.6%、ROEは13.3%と目標の10%以上を満たした。配当性向は33.9%で、株主還元にも配慮している。

公共投資の堅調を背景にした事業環境と経営課題

当社グループの主要市場は国土強靱化や防災・減災のための公共投資である。2024年に成立した改正国土強靱化基本法や5か年加速化対策により、老朽化した社会資本の維持・改修、激甚化する自然災害への対応需要が続く。一方、カーボンニュートラルへのGXやDXの推進といった新たなニーズも生まれている。中期経営計画2026では、サステナビリティ社会への対応、マーケットリーダーの地位強化、多様な働き方の実現、グループガバナンス強化の4つを基本方針に掲げ、DX戦略推進部の新設や基幹システム統合を進めている。

海外子会社の活用と人材多様化への取り組み

海外展開としては、ベトナムにNippon Engineering-Vietnam Co.,Ltd.を持ち、現地でのコンサルティング業務を担う。国内では、地域密着型の子会社として有限会社エーシーイー試錐工業(北海道)や株式会社ウエルアップ(奈良)を傘下に持つ。人材面では、女性採用比率が42.5%(2025年6月期)と高く、多様な働き方の実現を推進。テレワークの強化や社員の情報リテラシー向上にも取り組む。連結従業員数は1,447名で、社員一人当たりの生産性向上も課題である。

業界の中での役割は建設コンサルタントおよび地質調査サービス提供会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
381億円
営業利益
15億円
営業利益率
3.9%
純利益
9億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01総合建設コンサルタント主力

社会資本整備に関するコンサルタント業務として、調査、計画、設計、工事監理を実施。道路、河川、上下水道など公共インフラ整備を技術面で支えています。

主要顧客国土交通省、地方自治体など

主な製品・サービス1
建設コンサルタント事業
調査、計画、設計、工事監理などの技術サービス。

02地質調査準主力

地質・地盤・地下水・資源の調査・解析を実施。ボーリング調査や土質試験などを通じて、建設プロジェクトの基礎データを提供。

主要顧客建設会社、官公庁など

主な製品・サービス1
地質調査事業
地質・地盤・地下水・資源の調査・解析サービス。

製品と技術

総合建設コンサルタント:道路・橋梁から防災まで幅広いインフラ設計

大日本ダイヤコンサルタントは、社会資本整備に関するコンサルタント業務全般を手掛ける。具体的には、道路、橋梁、トンネル、河川、海岸、砂防、公園などの調査・計画・設計・工事監理を実施。国土強靱化に対応した防災・減災施設の設計や、老朽化インフラの維持・改修計画も主要業務である。公共事業の上流工程から下流工程まで一貫したサービスを提供し、官公庁や地方自治体を主な顧客とする。

地質調査事業:地盤調査・試錐から資源探査まで

地質調査事業では、地盤、地下水、資源の調査・解析を行う。有限会社エーシーイー試錐工業の試錐技術を活用し、ボーリング調査による地質情報の取得が強み。建設前の地盤調査や斜面安定評価、地下水調査に加え、資源探査にも対応する。大日本ダイヤコンサルタント内の地質・地盤部門と連携し、調査結果をもとにした設計提案が可能。地質リスクの低減に貢献する。

DX戦略推進部の新設と基幹システム統合による業務効率化

2025年6月期、大日本ダイヤコンサルタントは社長直轄のDX戦略推進部を新設し、全社的なデジタル変革を推進。具体的には、旧大日本コンサルタントと旧ダイヤコンサルタントで別々だった基幹システムの統合や拠点事務所のネットワーク統合を実施した。これにより、グループの業務プロセス標準化とデータ活用基盤の整備が進む。また、設計業務におけるBIM/CIMの導入など、建設コンサルタントのデジタル化に対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

広告・人材派遣で中堅、収益安定化が急務

広告事業と人材派遣事業を柱とする中堅企業。同業のジンジブ、イシンなどと比較しても、売上規模は中規模で、営業利益率は低水準。近年は売上は増加しているものの、営業利益率は低下傾向にあり、収益性の改善が課題。

強み

  • 広告と人材派遣の2本柱で、景気変動の影響を分散。
  • 売上高は前期比で増加しており、事業拡大の基盤がある。
  • 広告・人材派遣の需要がある多様な業界にサービスを提供。
  • 一定の顧客基盤と実績を持ち、安定した事業運営を継続。

課題

  • 営業利益率は3%台で、コスト管理や高付加価値化が必要。
  • 直近期の営業利益率は低下しており、収益性の悪化が懸念。
  • 人材派遣事業で優秀な人材の確保と定着が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がDNホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19701東京會舘149億円14.3倍
24286CLホールディングス148億円14.0倍
39249日本エコシステム146億円31.6倍
49272ブティックス146億円22.7倍
57068フィードフォースグループ146億円10.3倍
67377DNホールディングス145億円15.0倍
77081コーユーレンティア145億円7.7倍
8366Aウェルネス・コミュニケーションズ145億円17.0倍
99343アイビス145億円16.5倍
107373アイドマ・ホールディングス144億円7.5倍
116176ブランジスタ144億円6.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

大日本コンサルタントとダイヤコンサルタントが共同株式移転で設立された2021年

2021年7月14日、大日本コンサルタント株式会社と株式会社ダイヤコンサルタントの2社が共同株式移転によりDNホールディングスを設立した。同日テクニカル上場により東京証券取引所市場第二部に上場。この経営統合により、両社の経営資源を集約し、建設コンサルタント分野での競争力強化を図った。持株会社体制とすることで、グループ全体の戦略立案と事業会社の独立性を両立させる形態をとった。

東京証券取引所スタンダード市場へ移行した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、DNホールディングスはスタンダード市場へ移行した。これにより、投資家にとっての上場市場の明確化が進み、同社の企業価値評価の基盤が整った。スタンダード市場は東証の中心的な市場の一つであり、中堅企業向けの位置づけである。

有限会社エーシーイー試錐工業を子会社化し地質調査力を強化

2023年5月、当時の株式会社ダイヤコンサルタント(現大日本ダイヤコンサルタント)が有限会社エーシーイー試錐工業の全株式を取得し子会社化した。同社は北海道札幌市に拠点を置き、地質調査のための試錐(ボーリング)工事を専門とする。この買収により、グループの地質調査事業における現地施工能力が向上し、北海道地域でのシェア拡大につながった。

大日本コンサルタントとダイヤコンサルタントを吸収合併し一本化

2023年7月、大日本コンサルタント株式会社を存続会社として株式会社ダイヤコンサルタントを消滅会社とする吸収合併を実施し、社名を大日本ダイヤコンサルタント株式会社に変更した。これにより、以前は別会社だった2つの建設コンサルタントが一つに統合され、グループの運営効率が向上。合併後は、事業会社として大日本ダイヤコンサルタントが中核的存在となった。

株式会社ウエルアップを子会社化し上下水道分野に進出

2024年4月、大日本ダイヤコンサルタント株式会社が株式会社ウエルアップ(奈良県奈良市)の全株式を取得し子会社化した。ウエルアップは上下水道施設の設計・施工管理を主業務としており、この買収によりグループは水インフラ分野に本格参入。既存の土木・建築技術とのシナジーが期待される。

北の森グリーンエナジーに出資し再生可能エネルギー事業に参入

2024年6月、大日本ダイヤコンサルタント株式会社が北の森グリーンエナジー株式会社(北海道上川郡下川町)の株式を取得し(出資比率33.2%)、関連会社とした。同社は再生可能エネルギー発電事業を営んでおり、カーボンニュートラル社会の実現に向けたGX分野への取り組みの一環。持分法非適用関連会社として、グループの事業ポートフォリオを多様化した。

年表6件を開く

2020年代

  • 2021年7月創業7月14日付で大日本コンサルタント株式会社及び株式会社ダイヤコンサルタントが共同株式移転により当社を設立、同日テクニカル上場により東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年5月M&A株式会社ダイヤコンサルタント(現大日本ダイヤコンサルタント株式会社)が有限会社エーシーイー試錐工業(北海道札幌市)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
  • 2023年7月M&A大日本コンサルタント株式会社を存続会社として株式会社ダイヤコンサルタントを消滅会社とする吸収合併を行い、社名を大日本ダイヤコンサルタント株式会社に変更
  • 2024年4月M&A大日本ダイヤコンサルタント株式会社が株式会社ウエルアップ(奈良県奈良市)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
  • 2024年6月大日本ダイヤコンサルタント株式会社が北の森グリーンエナジー株式会社(北海道上川郡下川町)の株式を取得(出資比率33.2%)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率2026年6月期まで50%程度
  • 自己資本利益率(ROE)2026年6月期まで10%以上
  • 固定比率2026年6月期まで80%以下
  • 女性採用比率2026年6月期まで30%以上
  • 連結配当性向2026年6月期まで30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ社会の実現とDX推進

    社会課題であるサステナビリティ社会の推進に向けて各分野で施策を進めるとともに、DXによる事業戦略の高度化と生産性向上を図る。

  2. 02

    マーケットリーダーの地位強化と新領域創出

    構造分野・地質地盤分野でマーケットリーダーとしての社会的責任を果たし地位を確固たるものにする。事業の絞り込みと主軸事業とのシナジーを活かし、新たなマーケットリーダー創出を目指す。

  3. 03

    多様な働き方の実現と人材価値の最大化

    旧大日本コンサルタントと旧ダイヤコンサルタントの融合を進め、テレワーク強化と人材価値の最大化に取り組む。

  4. 04

    グループガバナンス体制の強化

    資本コストや株価を意識した経営、株主との良好なコミュニケーション、女性取締役登用、情報リテラシー向上、サステナビリティ施策の立案・実施と適切な開示、リスクマネジメント推進を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で1,447人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年6月1,359
2023年6月1,393
2024年6月1,453131
2025年6月1,447187

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社(東京都千代田区)他56ヶ所1,804百万円
総合建設コンサルタント事業
本社 — ベトナム国ホーチミン市0百万円
総合建設コンサルタント事業
主な関係会社
  • 国内
    大日本ダイヤコンサルタント株式会社(注)2、4
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は381億円営業利益15億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.0%、利益が-44.4%。

売上高
+3.0%
381億円
営業利益
-44.4%
15億円
純利益
-52.6%
9億円
営業利益率
3.9%
前期比 -3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高395億円381億円
営業利益26億円15億円
純利益18億円9億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は206億円、営業利益は10億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+5.1%、営業利益は−44.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q991313.19
2023年4Q794
2024年1Q59−5−8.5−4
2024年2Q85−1−1.20
2024年3Q981111.29
2024年4Q991414.111
2025年2Q17495.26
2025年4Q196189.213
2026年2Q17552.93
2026年4Q206104.96

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年6月期からの5期で、売上は321億円から381億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2022年6月3212215
株式会社ダイヤコンサルタント(現大日本ダイヤコンサルタント株式会社)が有限会社エーシーイー試錐工業(北海道札幌市)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
2023年6月3262418
大日本ダイヤコンサルタント株式会社が株式会社ウエルアップ(奈良県奈良市)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
2024年6月34119205.616
2025年6月37027277.319
2026年6月38115153.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高381億円のうち、営業利益として残るのは15億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金96.1%366億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.6pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年6月期は営業CFが30億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは25億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は29億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年6月6−10−6−446
2023年6月8−3−8543
2024年6月−19−1−1−2021
2025年6月30−5−172529

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2025年6月期の総資産は256億円。このうち返さなくてよい自己資本が155億円で、自己資本比率は60.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年6月196999750.6
2023年6月2101199156.3
2024年6月24113510655.9
2025年6月25615510160.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
102億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
101億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中107位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中384位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,727で、1年前と比べて-14.3%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥1,727+0.3%1ヶ月-0.2%1年-14.3%時価総額145億円
過去52週の値幅
安値¥1,646高値¥2,198

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.0倍
PER (会社予想)7.7倍
PBR0.83倍
配当利回り4.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に1686円と、7月6日1784円から約5.5%下落。52週安値1646円に接近し、年初来-17.5%と弱含み。25日線1729円を2.5%下回り、75日線1760円からも乖離。直近では8月10日に1688円と急落、出来高は5.4万株と増加したがその後は低調。RSI14日が22.95と売られ過ぎ圏で、下値は限定的か。ただし、戻りは鈍く、週足では下値切り下げが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが14.6倍と予想PER7.5倍を踏まえ、成長期待を織り込んでもなお低水準。PBR0.81倍と1倍割れで、ROE13.3%を考慮すると株価は純資産価値を下回っている。配当利回りは4.45%と高く、同業界平均(PER22.98倍、PBR3.31倍、配当利回り2.31%)と比べても割安感は明確。ただし、直近の営業利益率が7.3%から3.94%へ低下しており、収益力の減速が懸念材料。配当性向90.45%と高く、今後の増配余地は限定的で、株主還元の持続性には注意が必要。総合的に割安と判断するが、収益悪化リスクを考慮し、スコアは80とした。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.0倍23.4倍
PER (予想)7.7倍
PBR0.83倍3.51倍
ROE13.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

労働需給の逼迫と派遣需要の拡大が追い風となる一方、景気後退時の雇用量調整がリスク。強気派は売上と営業利益の増加傾向を評価し、弱気派は2026/6期の利益率低下を懸念。特に人手不足への対応力と派遣従業員の稼働率が収益を左右する。利益変動性と業界の競争激化が争点。

プラスに働く材料7
  • 労働需給の逼迫

    人手不足が続き、派遣需要が堅調に推移。

  • 売上高の拡大

    売上は326億円から381億円へと着実に成長。

  • 全国拠点網の強み

    地域密着で顧客の需要に機動的に対応。

  • 予想PER7.5倍は来期EPS倍増を暗示決算発表後影響

    実績PER14.6倍に対し予想PER7.5倍。市場は来期EPSが約2倍に増えるシナリオを織り込む。

  • 配当利回り4.45%の高還元通年影響

    配当利回り4.45%は高く、株主還元の手厚さが投資判断に寄与する。

  • PBR0.8063倍とROE13.3%の割安継続影響

    PBR0.81倍は純資産割れ、ROE13.3%と合わせれば修正余地が大きい。

  • 売上高381億円と3期連続増収通年影響

    売上高は341億円→370億円→381億円と増加。需要環境は安定している。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026/6期の営業利益率が5.6%から3.9%へ急低下。

  • 景気変動への感応度

    不況時には雇用量が減り、売上が急減する恐れ。

  • 競争激化

    同業との価格競争で単価が低下する可能性。

  • 営業利益27億円→15億円へ44%減決算発表後影響

    営業利益は27億円から15億円へ44%減少。採算悪化が株価の重しになる。

  • 純利益19億円→9億円と半減決算発表後影響

    純利益は前年19億円から9億円へ約53%減。最終利益の大幅減がネガティブ材料。

  • 営業利益率7.3%→3.94%と悪化決算発表後影響

    営業利益率は7.30%から3.94%へ3.36ポイント低下。コスト上昇が利益を圧縮。

  • 株価1年で17.47%下落の負のモメンタム不定影響

    前年比17.47%安。下げトレンドが続くと、買い手不在で需給が悪化する。

次の決算で確かめる点
稼働率
派遣従業員の就業率が収益に直結するため。
売上高成長率
需要拡大の持続性を確認するため。
営業利益率
採算性の改善・悪化を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+23.1%いまの株価に対する利回りは4.34%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
4.34%
いまの株価に対して
配当性向
90.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年6月70153.2
2024年6月65−7.196.0
2025年6月8023.190.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,539人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.8%を占め、残る63.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他61.361.461.461.7
事業法人23.923.924.023.7
金融機関13.213.012.913.1
自己株式5.04.43.83.1
証券会社0.70.70.90.9
外国法人1.01.00.80.6
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01DNホールディングス社員持株会9.71
02光通信株式会社6.89
03DNホールディングス社友持株会5.23
04株式会社北陸銀行3.86
05株式会社UH Partners 23.49
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社3.25
07古河機械金属株式会社2.26
08株式会社三菱UFJ銀行2.24
09川田テクノシステム株式会社2.04
10富士前鋼業株式会社1.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で−39%、1株純資産は4期で+53%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2022年6月1881,24015.25.772.7
2023年6月2191,47116.16.3153.2
2024年6月1931,66412.38.496.0
2025年6月2361,89813.38.890.5
2026年6月115

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額169百万円。

氏名役職年齢保有株数
新井伸博代表取締役7083,000
野口泰彦代表取締役7121,000
原田政彦取締役6424,000
吉村実義取締役(監査等委員)687,000
藤本弘之代表取締役689,000
吉野正行取締役669,000
井上毅取締役(監査等委員)74
佐野みゆき取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)498171312832
取締役(社内)12532828
社外取締役213137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容692字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、大日本ダイヤコンサルタント株式会社(連結子会社)、Nippon Engineering-Vietnam Co.,Ltd.(連結子会社)、NEテクノ株式会社(連結子会社)、有限会社エーシーイー試錐工業(連結子会社)、株式会社ウエルアップ(連結子会社)、合同会社ふじおやまパワーエナジー(非連結子会社)、株式会社清流パワーエナジー(持分法非適用関連会社)及び北の森グリーンエナジー株式会社(持分法非適用関連会社)の9社により構成されており、主な事業内容は、土木、建築、測量、地質及び土質に関する調査、企画、立案、設計、工事監理及びこれらに関するコンサルティング業務等であります。 当社グループにおける主要な関係会社の位置付けは、次のとおりであります。 区 分   主要業務   主要な会社名 総合建設コンサルタント事業   建設コンサルタント事業   社会資本整備に関するコンサルタント業務のうち、調査・計画・設計・工事監理など   大日本ダイヤコンサルタント株式会社Nippon Engineering-Vietnam Co.,Ltd.NEテクノ株式会社株式会社ウエルアップ 地質調査事業   地質・地盤・地下水・資源の調査・解析   大日本ダイヤコンサルタント株式会社有限会社エーシーイー試錐工業 また、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,479字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「大地と空間、人と社会の可能性を引き出し、未来を拓く」の企業理念のもと、「価値観」、「ビジョン」を以下のように制定しております。当社グループの共有すべき「価値観」に基づき、「ビジョン」の実現をグループとしての基本目標とします。 ■価値観 誠実に、現場、人、失敗から学び、社会に貢献する ■ビジョン 信頼のもと、社会になくてはならない企業グループに (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、企業理念の実現に向けて、2024年6月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定しております。その基本方針と事業戦略は次のとおりであります。 (基本方針) ①サステナビリティ社会の実現に向けた対応、DXの推進 ②マーケットリーダーの地位強化・新たなマーケットリーダーの創出 ③多様な働き方の実現と人材価値の最大化 ④持続的成長を実現するグループガバナンス体制の強化 (3)目標とする経営指標 当社グループは、継続的な成長と経営基盤の強化という視点に立ち、中期経営計画2026において、次のとおり経営目標を設定しております。 実績       計画 2025年6月期   2024年6月期   2025年6月期   2026年6月期 自己資本比率   60.6%       50%程度 自己資本利益率(ROE)   13.3%   14.0%   10%以上 固定比率   58.2%       80%以下 女性採用比率   42.5%       30%以上 連結配当性向   33.9%   30.8%   30%以上 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、豪雨や大雪等の激甚化・頻発化する自然災害への対応やカーボンニュートラルの実現に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)、イノベーション創出に資するDXの推進等、社会資本整備に対するニーズが多様化・増大しております。当社グループは、これらのニーズに的確かつ効率的に応え、企業理念としている「大地と空間、人と社会の可能性を引き出し、未来を拓く」に貢献するとともに、企業の持続的な発展に資するため、中期経営計画2026で定めた次の課題に取り組んでまいります。 ① サステナビリティ社会の実現に向けた対応、DXの推進 ・社会課題であるサステナビリティ社会の推進に向けて各分野で施策を推進するとともに、DXによる事業戦略及び生産性向上を推進する ② マーケットリーダーの地位強化・新たなマーケットリーダーの創出 ・構造分野・地質・地盤分野を軸に、マーケットリーダーとしての社会的責任を果たし 不動の地位を築く ・事業の絞り込み、主軸事業からのシナジー効果を享受し、新たなマーケットリーダーとしての地位創出を目指す ③ 多様な働き方の実現と人材価値の最大化 ・旧大日本コンサルタントと旧ダイヤコンサルタントの融合 ・テレワークの強化と人材価値の最大化 ④ 持続的成長を実現するためのグループガバナンス体制の強化 ・資本コスト及び株価を意識した経営の実現 ・株主との良好なコミュニケーションの構築 ・女性取締役の登用 ・社員の情報リテラシー向上 ・サステナビリティに関する施策の立案・実施 ・サステナビリティ経営に関する活動の適切な開示 ・リスクマネジメントの一層の推進
事業等のリスク3,108字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境の変化について 当社グループは、受注のほとんどを国や地方自治体等の官公庁に依存しております。官公庁以外では電力関連会社等のエネルギー関連の受注を主力としております。このため、政権交代や政策転換、国家的緊急事態の発生等により、公共事業予算の組替えや削減等が実施された場合には、当社グループの受注高が減少し、必要な受注量を確保できず、売上高の減少により業績に影響を与える可能性があります。また、価格競争が激化し、受注単価の下落傾向が継続した場合には、当社グループの利益減少により業績に影響を及ぼす可能性があります。エネルギー関連業務では原子力に係る政策転換が行われた場合には、同関連業務の受注高が減少し、業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、既存事業における技術力と実績を活かし、公共投資のシェア拡大を図るとともに、他のエネルギー関連業務やエネルギー以外の民間受注及び海外事業の拡大に向けた営業活動を強化するなど取引先の分散化に取り組んでおります。また、今後の経営環境の変化に応じた事業戦略の見直し等を的確に行うよう対策を講じております。 (2) 自然災害、感染症等について 当社グループは、大規模な地震や台風・豪雨・河川氾濫等の自然災害や火災等の事故の発生により従業員や事業所が大規模な被害を受けた場合には、主要な設備やデータの損傷等により正常な事業活動が困難となります。また、新型コロナウイルス感染症のような感染症によるパンデミック等の異常事態の収束が長期化し日本経済の景気が大きく低迷した場合には、発注者からの要請による業務中断、関係機関協議や現地作業の制限、地方自治体での発注先送りや公共事業量の減少等のリスクが懸念され、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、事業継続計画(BCP)の策定及びそれに基づく具体的な整備と定期的な点検を推進するとともに、安否確認システムの導入や在宅勤務・サテライトオフィス等のテレワーク環境の整備を実施し、生産性向上を図るためのDXの推進に取り組み、事業リスクの最小化に向けた施策を講じております。また、地方自治体での発注先送り等に備え、早期受注に向けた積極的な応札による業務量の確保に努めております。 (3) 成果品に対する契約不適合責任について 当社グループは、建設コンサルタント事業及び地質調査事業による成果品を提供しておりますが、成果品のミスが原因で重大な不具合が生じる等の契約不適合責任が発生し、多額の賠償請求を受けた場合や指名停止等の行政処分を受けた場合には、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、品質マネジメントシステムISO9001の認証を受けるとともに、全社的な品質方針を定め、品質管理体制の強化を図り、常に品質の確保と向上に努めております。また、万が一契約不適合が発生した場合に備えて、建設コンサルタント損害賠償責任保険に加入しております。 (4) コンプライアンスについて 当社グループは、事業活動にあたり、会社法、金融商品取引法、独占禁止法、下請法、労働基準法などの法的規制の適用を受けております。これらの法令等に違反した場合には、法令による処罰・訴訟の提起・社会的制裁を受け社会からの信頼を失い、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、所管官庁から建設コンサルタント登録、測量業者登録及び地質調査業者登録等の許認可を受けて事業活動を実施しており、将来、何らかの理由により当該許認可の取り消しまたは更新が認められない場合、もしくは今後、これらの法律等の改廃または新たな法令規制が制定された場合には、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社グループの業務において安全管理不足による重大事故が生じた場合には、指名停止処分や損害賠償等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、すべての役員及び従業員に対して、コンプライアンスに関する啓発活動や研修等による社内教育を実施し、コンプライアンス意識の向上に努めております。また、安全管理教育や安全パトロールなどの安全管理活動を徹底し、重大事故防止に努めております。当社グループでは、CSR本部が中心となり、コンプライアンス、安全管理活動を含めたCSR活動全般を推進しております。 (5) 人材の確保・育成について 当社グループは、優秀で高度な専門性を有する技術者によって支えられており、当社グループが今後も高い競争力を維持していくためには継続して優秀な人材の確保・育成が重要な課題となります。しかし、少子高齢化が進む中で、人材の獲得競争が激化しており、人材の確保及び後継者の育成が計画通りに実施されず、優秀な人材が確保できない場合には、事業活動において生産性が低下し、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、社員から友人や知人を紹介してもらうリファラル採用やインターンシップ等を活用した積極的な採用活動により、有能な新卒社員の計画的な採用に加え、即戦力となるキャリア採用を推進し、人材の確保に努めております。また、階層別研修、DX推進研修、リカレント研修、リスキリング研修等、教育訓練の充実化を図るとともに、次世代育成支援にかかる行動計画や女性活躍にかかる行動計画を定めて雇用環境の整備を進めるなど、優秀な人材の確保・育成に努めております。また、福利厚生の充実や多様な働き方を推進するなど、人材の流出に対応した各種施策に取り組んでおります。 (6) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通して、顧客から機密情報を入手することがあり、また、当社グループ自身の専門技術を用いた各種サービスを提供しており、経営上・技術上の機密情報を保有しております。万が一、標的型サイバー攻撃やランサムウェアなどによるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入等により、これらの情報が流失した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、事業活動の停止や当社グループの社会的信用の失墜、被害を受けた方への損害賠償等の多額の費用が発生するなど、当社グループの業績に著しい影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、システムセキュリティの強化、通信回線やハードウェア、クラウドサービスの増強などの対策と並行して、情報セキュリティに関する規程の整備やランサムウェアに対する行動規範を策定するとともにCSIRTを設置し、インシデント発生時の被害極小化への組織的取り組みを徹底するなど、管理体制の強化にも努めております。また、すべての役員及び従業員に対する情報セキュリティ研修や標的型攻撃メール訓練などを実施し、セキュリティ意識の向上に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,339字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善に加え、各種政策の効果もあり、全体として緩やかな回復傾向が続きました。一方で、米国の通商政策や物価上昇の継続が個人消費に与える影響などは、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループが属する建設コンサルタント業界及び地質調査業界の経営環境は、国土強靱化を継続的・安定的に推進する「改正国土強靱化基本法」が昨年成立し、最終年度が2025年度である「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の終了後においても、国内の公共事業を取り巻く環境は、堅調に推移していくものと考えられます。また、建設コンサルタントを取り巻く状況は、老朽化した社会資本の維持・改修、激甚化する自然災害への対応等に加え、新たな役割として、社会資本のマネジメントや地方公共サービスの技術支援等を担っていくことが考えられ、建設コンサルタントが果たすべき役割は年々変化・拡大してきております。このような状況の下で、中期経営計画2026(2023年7月から2026年6月まで)の2年目となった当期においては、基本目標として設定した「サステナビリティ社会の実現に向けた対応、DXの推進」、「マーケットリーダーの地位強化・新たなマーケットリーダーの創出」、「多様な働き方の実現と人材価値の最大化」、「持続的成長を実現するためのグループガバナンス体制の強化」に対する諸施策の取り組みを継続して実施してまいりました。具体的には、事業会社である大日本ダイヤコンサルタント株式会社において、DXに関する全社的な戦略を構築・推進する役割を担う社長直轄の部署として、DX戦略推進部を新設いたしました。また、旧大日本コンサルタントと旧ダイヤコンサルタントの融合に向けて、基幹システムの統合及び拠点事務所のネットワークの統合を実施してまいりました。今後においても、経営資源の更なる統合と成長のための新たな事業ポートフォリオ構築に向けた先行投資を行うことで、次の成長フェーズに繋がる事業基盤の強化を図ってまいります。 これらの結果、当連結会計年度における当社グループ全体の業績は、受注高は372億3百万円(前連結会計年度比99.9%)、受注残高は200億6千7百万円(同101.1%)、売上高は369億7千5百万円(同108.3%)となりました。利益面におきましては、営業利益は27億1千5百万円(同139.4%)、経常利益は27億9百万円(同136.2%)、最終の親会社株主に帰属する当期純利益は19億2千2百万円(同123.4%)となり、前連結会計年度に比べ増収増益となりました。また、当社グループは継続的に企業価値の向上を図るため、株主資本利益率(ROE)10%以上を安定的に達成できることを目標に掲げており、当連結会計年度におきましては、株主資本利益率(ROE)は13.3%となり、目標を達成することができました。 なお、当社グループのセグメントは、総合建設コンサルタント事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べて14億7千5百万円増加(前連結会計年度は30億5千4百万円増加)し、255億5千4百万円(前連結会計年度は240億7千9百万円)となりました。主な変動は、現金及び預金の増加7億8千2百万円、有形固定資産の増加1億2千4百万円、投資有価証券の増加1億5千4百万円、退職給付に係る資産の増加8億9千万円、受取手形及び売掛金の減少2億1千2百万円、契約資産の減少1億8千9百万円、無形固定資産の減少1億8千2百万円であります。 負債合計は、前連結会計年度末と比べて5億3千7百万円減少(前連結会計年度は14億2千3百万円増加)し、100億5千5百万円(前連結会計年度は105億9千2百万円)となりました。主な内容は、業務未払金の増加1億5千6百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加1億1千万円、契約負債の増加4億8千3百万円、繰延税金負債の増加2億4千8百万円、短期借入金の減少9億5百万円、未払法人税等の減少2億1千2百万円、長期借入金の減少3億4千万円であります。 純資産合計は、前連結会計年度末と比べて20億1千2百万円増加(前連結会計年度は16億3千万円増加)し、154億9千8百万円(前連結会計年度は134億8千6百万円)となりました。主な変動は、剰余金の配当5億2千6百万円、親会社株主に帰属する当期純利益19億2千2百万円、退職給付に係る調整累計額の増加4億7千万円によるものであります。 これらの結果、当社グループの自己資本比率は60.6%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて7億8千2百万円増加し、28億9千9百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金純額は、30億2千9百万円(前連結会計年度は使用した資金19億1千6百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益27億7百万円に、減価償却費5億9千2百万円の非資金費用のほか、仕入債務の増加額1億5千6百万円、契約負債の増加額4億8千3百万円、売上債権の減少額2億9百万円、契約資産の減少額1億8千9百万円、法人税等の支払額10億3百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金純額は、5億6百万円(前連結会計年度は使用した資金1億2千7百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4億円、無形固定資産の取得による支出5千2百万円、投資有価証券の取得による支出5千6百万円、貸付金の回収による収入1億2千1百万円、保険積立金の解約による収入3千6百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金純額は、17億4千万円(前連結会計年度は使用した資金1億1千1百万円)となりました。これは主に、短期借入金の減少額9億5百万円、長期借入金の返済による支出2億3千万円、配当金の支払額5億2千9百万円によるものであります。 当社グループの運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金及び銀行借入による調達で賄っております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、単一の報告セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績につきましては、事業別に記載しております。 イ.生産実績 当社グループでは「生産実績」を定義することが困難なため、「生産実績」は記載しておりません。 ロ.受注実績 当連結会計年度の受注状況を事業別に示すと、次のとおりであります。 事業別   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 建設コンサルタント事業   32,774,620   102.9   18,269,339   103.7 地質調査事業   4,428,780   82.1   1,798,160   80.7 合計   37,203,400   99.9   20,067,499   101.1 (注) 数量につきましては、業種の特殊性から把握が困難なため記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。 事業別   売上高(千円)   前年同期比(%) 建設コンサルタント事業   32,116,424   110.8 地質調査事業   4,859,152   94.4 合計   36,975,577   108.3 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 国土交通省   10,243,966   30.0   12,000,663   32.5 (2) 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態及び経営成績に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。 ② 経営成績等の状況の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」をご参照ください。 ③ 財政状態の状況の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、成長投資に必要な資金は、事業で生み出す営業キャッシュ・フロー及び手許流動性資金で賄うことを基本とし、それを超える投資規模の場合には、金融市場または資本市場から調達することも選択肢の一つとし、成長への機会損失とならないよう堅実かつ柔軟な資金調達を行う方針であります。 また、事業の特性上、業務代金の回収時期が3月から5月に集中する傾向があるため、資金需要に応じて運転資金の一部を金融機関からの短期借入金で賄っております。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について 国内の公共事業を取り巻く環境は、防災・減災、国土強靱化の取り組みの切れ目ない推進を掲げた「第1次国土強靱化実施中期計画」が2025年6月に閣議決定されましたので、最終年度が2025年度である「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の終了後も堅調に推移するものと考えられ、今後においても一定の受注高、売上高を確保できるものと判断しております。 このような状況の中、中期経営計画2026(2023年7月から2026年6月まで)の最終年度となる2026年6月期においても、基本目標として設定した「サステナビリティ社会の実現に向けた対応、DXの推進」、「マーケットリーダーの地位強化・新たなマーケットリーダーの創出」、「多様な働き方の実現と人材価値の最大化」、「持続的成長を実現するためのグループガバナンス体制の強化」に対する諸施策を継続して取り組み、経営資源の更なる統合と成長のための新たな事業ポートフォリオ構築に向けた先行投資を行うことで、次の成長フェーズに繋がる事業基盤の強化を図ってまいります。また、2025年2月に策定され、原子力を最大限活用していく方針が示された「第7次エネルギー基本計画」に沿った原子力発電所及び核燃料サイクル関連施設の地質・地盤調査、2022年12月に閣議決定された「防衛力整備計画」に沿った自衛隊施設(建物等)の耐震化・老朽化対策等の計画・設計を成長分野と位置付けて、経営資源を重点的に配分することによって受注高、売上高の拡大を見込みます。これらに加えて、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー関連事業(洋上風力発電、水素利活用、木質バイオマス発電、CCSなど)、包括管理等のインフラマネジメント事業を成長させるとともに、インフラの維持管理へのAIの活用、地質調査のDXなどの技術開発を推進し、当社グループの事業領域を広げて事業規模の拡大を図り、企業理念である「大地と空間、人と社会の可能性を引き出し、未来を拓く」の実現を目指します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

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