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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

CLホールディングス

CL Holdings Inc.4286 · Standard · サービス業

概要

CLホールディングスは、マーケティングサービス事業の単一セグメントで構成される持株会社である。連結売上収益390億円、従業員605名。広告や販促、物販、エンタメコンテンツを横断する「エクス・テインメント」ビジネスを掲げ、IPコンテンツを活用したテーマカフェや限定流通サービスなどを展開する。

マーケティングサービス事業の単一セグメント構成

当社グループは、株式会社CLホールディングスと連結子会社8社で構成される。事業はマーケティングサービスの単一セグメントであり、プロモーション&マーチャンダイジング(PMD)サービス、限定流通サービス、テーマカフェサービスなどを提供する。2025年12月期の売上収益は390億2百万円、営業利益は14億4百万円、親会社帰属当期利益は6億29百万円。営業利益率は3.6%と低水準だが、前年から大幅に改善している。低収益事業の整理と事業ポートフォリオの最適化を進め、収益力強化を図っている。

エクス・テインメント戦略の核心

「エクスペリエンス(体験価値)」と「エンターテインメント(エンタメ)」を掛け合わせた造語で、エンタメ顧客体験価値を指す。広告・販促市場、物販市場、エンタメコンテンツ市場の交差領域に、PMDサービス、限定流通サービス、テーマカフェサービスでアプローチする。グループはマーケティング、ロケーションベースドエンターテインメント、マーチャンダイジングの3領域に注力し、領域運営を起点としたシナジー最大化を目指す。日本のIPコンテンツ人気を背景に、海外市場開拓も積極的に進めている。

8社の子会社と海外拠点の変遷

連結子会社8社には、睿恪斯(上海)貿易有限公司、睿恪斯(上海)文化創意有限公司、睿恪斯(深圳)貿易有限公司、株式会社エスアイピーなどがある。過去には香港、深圳、上海、韓国、米国、シンガポール、マレーシアに拠点を設置したが、多くは撤退した。香港出張所(1999年開設、2003年閉鎖)、深圳出張所(2003年開設、2008年閉鎖)、韓国支店(2009年開設、2014年閉鎖)、VORTEX PROMOTIONS(米国、2010年設立、2014年解散)、シンガポール(2013年設立、2016年解散)、マレーシア(2015年設立、2018年解散)。現在は中国の上海と深圳に拠点を残し、アジアでのIPコンテンツ事業を重視している。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
390億円
営業利益
14億円
営業利益率
3.6%
純利益
6億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

プロモーション&マーチャンダイジング(PMD)サービス

PMDサービスは、販促と物販を掛け合わせたサービスである。顧客企業のマーケティング活動を支援し、消費者獲得・維持をサポートする。具体的には、販促用商品の企画・製造、販売チャネルの構築、プロモーション施策の実施などを行う。かつてのODM/OEM事業を発展させたODMMD事業も含まれ、グループの売上の多くを占める。品質管理にはISO9001認証を取得し、深圳の子会社が生産管理体制を支える。

IPコンテンツを活用したテーマカフェと限定流通サービス

テーマカフェサービスは、IPコンテンツ(アニメ・ゲーム等)を活用したカフェ空間で、オリジナルメニューや限定グッズを提供する。限定流通サービスは、期間・場所・商品を限定した「コト需要」を創出する。これらのサービスはエンタメ顧客体験価値を直接提供し、ポップアップショップとして展開されることが多い。グループの成長領域であり、日本のIPコンテンツ人気を背景にアジア展開も視野に入れる。

ロケーションベースドエンターテインメント事業

特定の物理的な場所で提供されるインタラクティブで没入感のあるエンターテインメント体験を指す。グループの3事業領域の一つで、マーケティング事業領域やマーチャンダイジング事業領域と連携して展開される。具体的には、体験型イベントやポップアップスペースの運営などが該当する。これらのサービスは、消費者との接点を創出し、ブランド体験を強化する目的で提供される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス中堅、利益率改善途上

人材派遣・紹介を主力とするサービス企業。売上はFY23~25で363→390億円と低成長。FY24の営業利益率は0.78%と赤字寸前だったが、FY25は3.59%へ改善計画。同業のダイブやJSHと比較し、規模は中程度。労働需給逼迫を追い風に、高付加価値領域へのシフトが課題。

強み

  • 全国拠点と登録者数で安定した人材供給力を保持。
  • FY25に営業利益率3.59%と黒字化見込み。
  • 景気変動に左右されにくい人材派遣需要が下支え。
  • 人手不足で派遣単価上昇の追い風。

課題

  • FY24営業利益率0.78%と低く、改善が急務。
  • 売上成長率が年約3%と低く、新規事業開拓が必要。
  • 同業のジンジブやイシンなどとの差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がCLホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19248人・夢・技術グループ161億円6.2倍
22410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
34712KeyHolder156億円14.2倍
44433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス155億円32.9倍
59701東京會舘149億円14.3倍
64286CLホールディングス148億円14.0倍
79249日本エコシステム146億円31.6倍
89272ブティックス146億円22.7倍
97068フィードフォースグループ146億円10.3倍
107377DNホールディングス145億円15.0倍
117081コーユーレンティア145億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

株式会社レッグスの創業と子会社化

1988年3月、東京都渋谷区神宮前に株式会社レッグスを設立。商品の企画・開発・製造・販売を目的とした。1991年3月、マーケティング企画・デザインを担う子会社として株式会社エスアイピーを設立。1998年4月、エスアイピーの全株式を取得し完全子会社化した。この2社がグループの中核となり、その後も事業拡大の基盤となった。

上場と多角化の試行錯誤

2001年7月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。2005年1月、人材派遣・紹介の株式会社プロコミットを設立。同年4月、ブックオフコーポレーションと共同で小山孝雄経営研究所株式会社を設立。2006年6月、保有していた株式会社コムの全株式を譲渡。2008年10月にはマーケティングサービス提供を目的に上海に睿恪斯(上海)貿易有限公司を設立。多角化と海外進出を模索した時期であった。

品質管理体制の強化と中国拠点の確立

2004年6月、レッグスとエスアイピーでISO14001認証を取得。2008年1月、ISO9001認証も取得。品質への要求が高まる中、2012年3月には中国深圳市に睿恪斯(深圳)貿易有限公司を設立し、グループ各社への生産・品質管理コンサルティングを提供する体制を整えた。これにより、中国での生産管理機能を強化し、品質向上を図っている。

海外展開の拡大と撤退のサイクル

2009年5月に韓国支店開設、2010年5月に米国カリフォルニア州にVORTEX PROMOTIONSを設立。2013年8月にシンガポール、2015年6月にマレーシアに子会社を設立した。しかし、2014年5月にVORTEXを解散、同年10月に韓国支店を閉鎖。2016年10月にシンガポール、2018年9月にマレーシアの会社を解散した。海外戦略は市場環境の変化により短命に終わったケースが多い。

東証一部上場とグループ再編

2015年2月、東京証券取引所市場第二部へ市場変更。同年6月には市場第一部に指定された。2016年5月、本社を東京都港区南青山に移転。2020年1月、株式会社CDGの株式を取得し持分法適用関連会社化。2013年には株式会社エム・アンド・アイを吸収合併。グループの再編と上場市場の向上が進み、資本基盤を強化した。

エクス・テインメントへの転換と収益改善

2020年代に入り、「エクス・テインメント」ビジネスを加速。2025年12月期の売上収益は390億2百万円(前年比1.9%増)、営業利益は14億4百万円(同359.9%増)と大幅改善。低収益だった国内催事事業やプライズ事業の縮小が寄与した。中期戦略として3事業領域に絞り込み、グループシナジーによる収益力強化を進める。ただし純利益は6億29百万円と依然低く、更なる改善が課題である。

年表38件を開く

1980年代

  • 1988年3月創業商品の企画・開発、製造、販売を目的として東京都渋谷区神宮前三丁目に株式会社レッグスを設立

1990年代

  • 1991年3月マーケティング企画、デザインを行う子会社として東京都渋谷区神宮前二丁目に株式会社エスアイピーを設立(現連結子会社)
  • 1997年4月株式会社エスアイピーの事業目的に広告代理業を追加
  • 1998年4月M&A株式会社エスアイピーの株式を100%取得し完全子会社化
  • 1999年12月香港出張所を開設

2000年代

  • 2000年1月インターネット関連事業を行う株式会社コム(台東区)に資本参加
  • 2001年7月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2001年7月大阪出張所を開設
  • 2003年1月深圳出張所(中国)を開設、香港出張所を閉鎖
  • 2003年10月大阪出張所を閉鎖
  • 2004年6月株式会社レッグス(本社)、株式会社エスアイピーにおいてISO14001認証取得
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2005年1月創業人材派遣および紹介を目的として東京都港区北青山一丁目に株式会社プロコミットを設立
  • 2005年4月創業ブックオフコーポレーション株式会社と共同で経営コンサルティングを目的として東京都中央区銀座八丁目に小山孝雄経営研究所株式会社を設立
  • 2006年5月株式会社レッグス(本社)、株式会社エスアイピーにおいてプライバシーマーク認定取得
  • 2006年6月当社保有の株式会社コムの全株式を譲渡
  • 2008年1月株式会社レッグス(本社)、株式会社エスアイピーにおいてISO9001認証取得
  • 2008年4月深圳出張所(中国)を閉鎖
  • 2008年10月マーケティングサービスの提供を目的として中国上海市に睿恪斯(上海)貿易有限公司を設立(現連結子会社 出資比率100.0%)
  • 2009年5月韓国支店を開設
  • 2009年5月小山孝雄経営研究所株式会社清算結了
  • 2009年8月M&A株式会社エム・アンド・アイの株式を66%取得し子会社化

2010年代

  • 2010年5月創業マーケティングサービスの提供を目的として米国カリフォルニア州にVORTEX PROMOTIONS,INC.を設立
  • 2010年11月M&A株式会社エム・アンド・アイの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2011年2月マーケティングサービスの提供を目的として中国上海市に睿恪斯(上海)広告有限公司(現睿恪斯(上海)文化創意有限公司)を設立(現連結子会社 出資比率100.0%)
  • 2011年8月当社保有の株式会社プロコミットの全株式を譲渡
  • 2012年3月生産・品質管理のコンサルティングサービスをグループ各社に提供することを主目的に中国深圳市に睿恪斯(深圳)貿易有限公司を設立(現連結子会社 出資比率100.0%)
  • 2013年8月創業マーケティングサービスの提供を目的としてシンガポールにLEGS Singapore Pte.Ltd.を設立
  • 2013年10月M&A株式会社エム・アンド・アイを吸収合併
  • 2014年5月VORTEX PROMOTIONS,INC.を解散
  • 2014年10月韓国支店を閉鎖
  • 2015年2月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2015年6月創業マーケティングサービスの提供を目的としてマレーシアクアラルンプールにLEGS MARKETING SERVICES (MALAYSIA) SDN.BHD.を設立
  • 2015年6月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2016年5月本社を東京都港区南青山二丁目に移転
  • 2016年10月LEGS Singapore Pte.Ltd.を解散
  • 2018年9月LEGS MARKETING SERVICES (MALAYSIA) SDN.BHD.を解散

2020年代

  • 2020年1月M&A株式会社CDGの普通株式取得および資本業務提携契約締結により、持分法適用関連会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    3事業領域に集中しグループシナジー最大化

    マーケティング、ロケーションベースドエンターテインメント、マーチャンダイジングの3事業領域に絞り、領域運営を起点としたグループシナジーの最大化で収益力強化を図る。各事業領域でビジネス構造を転換し、ポートフォリオ最適化を進める。

  2. 02

    エクス・テインメントビジネスの加速

    体験価値とエンターテインメントを掛け合わせた「エクス・テインメント」ビジネスを推進。PMDサービス、限定流通サービス、テーマカフェサービス等で新市場を創出し、エンタメ顧客体験価値を提供する。

  3. 03

    CXとEXの両軸でDXを推進

    顧客体験価値(CX)と従業員体験価値(EX)の追求を両軸にDX戦略を実行。CXではデジタル起点の商品・サービス開発を強化し、EXでは社員の労働環境や業務プロセスのデジタル化で生産性・収益性向上を図る。

  4. 04

    新規事業・海外・M&Aへの投資

    高度化・多様化する消費者ニーズを機会捉え、新規事業開発、海外展開(特にアジアでのIPコンテンツ活用)、M&A等を適正な収益性を確保しながら継続的に投資。既存事業とのシナジーを重視。

  5. 05

    人財育成と経営人財の創出

    全社員への理念教育・フィロソフィ教育を基本とし、様々な制度導入やサクセッションプラン検討を進める。各事業子会社で経営経験を積ませ、経営人財の創出を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で605人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は717万円で、9期前と比べて+14.5%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は5.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月231
2017年12月235
2018年12月252,000,000
2019年12月62635.37.1287
2020年12月60635.27.3561
2021年12月63235.77.5582
2022年12月68741.29.6611
2023年12月67142.48.5628
2024年12月72741.88.262348
2025年12月71743.05.9605231

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)53.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
テーマカフェ23店舗 — 東京都渋谷区ほか581百万円
マーケティングサービス事業
本社 — 東京都港区471百万円
マーケティングサービス事業
本社、営業所 — 大阪市北区ほか27百万円
マーケティングサービス事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社レッグス(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リート(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    睿恪斯(上海)貿易有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    睿恪斯(上海)文化創意有限公司(注)2
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    睿恪斯(深圳)貿易有限公司
    中国深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社CDG(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エルココ(注)2、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エルティーアール(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は390億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.8%、利益が+366.7%。

売上高
+1.8%
390億円
営業利益
+366.7%
14億円
純利益
+200.0%
6億円
営業利益率
3.6%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高410億円390億円
営業利益17億円14億円
純利益11億円6億円
1株あたり配当¥31¥31

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は179億円、営業利益は7億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.7%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q68−1−1.50
2023年2Q8711.10
2023年3Q9355.43
2023年4Q1152
2024年1Q9122.22
2024年2Q92−2−2.2−1
2024年4Q20031.51
2025年2Q17131.82
2025年4Q219115.04
2026年2Q17973.95

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は98億円から390億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
生産・品質管理のコンサルティングサービスをグループ各社に提供することを主目的に中国深圳市に睿恪斯(深圳)貿易有限公司を設立(現連結子会社 出資比率100.0%)
2012年12月9842
マーケティングサービスの提供を目的としてシンガポールにLEGS Singapore Pte.Ltd.を設立
2013年12月10653
2014年12月11474
マーケティングサービスの提供を目的としてマレーシアクアラルンプールにLEGS MARKETING SERVICES (MALAYSIA) SDN.BHD.を設立
2015年12月11385
2016年12月12795
2017年12月13396
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2018年12月143118
2019年12月1651212
株式会社CDGの普通株式取得および資本業務提携契約締結により、持分法適用関連会社化
2020年12月1711412
2021年12月3202013
2022年12月32184
2023年12月363115
2024年12月383330.82
2025年12月39014133.66

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高390億円のうち、営業利益として残るのは14億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%260億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.5%115億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.0pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.5pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
8.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが9億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は44億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月10−1114
2013年12月500519
2014年12月1−20−119
2015年12月9−3−1624
2016年12月−1−1−3−219
2017年12月101−21129
2018年12月7−1−3631
2019年12月54−2939
2020年12月7−3026−2363
2021年12月16−1−131565
2022年12月110−191157
2023年12月45−14952
2024年12月110−151148
2025年12月9−5−8444

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は247億円。このうち返さなくてよい自己資本が78億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月43321173.2
2013年12月51361570.3
2014年12月56401670.5
2015年12月63441969.3
2016年12月64461871.5
2017年12月74522269.8
2018年12月80592172.0
2019年12月95672870.6
2020年12月2087313535.2
2021年12月2138313038.8
2022年12月2137913437.1
2023年12月2158413139.0
2024年12月2227314732.9
2025年12月2477816831.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
168億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中334位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中448位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,281で、1年前と比べて+33.3%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥1,281-2.4%1ヶ月+15.3%1年+33.3%時価総額148億円
過去52週の値幅
安値¥916高値¥1,392

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR1.68倍
配当利回り2.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で+13.32%と急伸し、終値1344円は52週高値1355円に接近。25日移動平均線1140.8円を約17.8%上回る。出来高は20日に144,000株と直近平均から大幅に増加。週足では上昇トレンド継続中で、年初来の上昇率は52.3%に達する。RSIは74.27と過熱感もあるが、需給は強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 20.1倍は業界平均22.6倍をやや下回り、割安域。PBR 1.61倍は業界平均3.16倍を大きく下回り割安感。ROE 8.3%は業界平均程度で収益性は標準的。配当利回り1.54%は業界平均2.74%を下回るが、配当性向141.7%は持続性に懸念。利益が低迷しているが、バリュエーションの割安さと収益力の弱さを勘案し、ほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.0倍23.4倍
PER (予想)12.5倍
PBR1.68倍3.51倍
ROE8.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

美容・健康通販市場は競争激化で成長鈍化。強気派は会員基盤の拡大と収益改善策を評価。弱気派は低収益性と競合との差別化不足を懸念。

プラスに働く材料7
  • 会員基盤の強み

    会員制モデルで継続率が高く、安定したリカーリング収益がある。

  • 収益改善の余地

    2025年12月期の営業利益率3.59%と改善見通し。コスト削減進む。

  • 成長市場の追い風

    美容・健康市場は長期的に拡大。需要は底堅い。

  • 営業利益14億円と大幅増益2025年12月期影響

    営業利益3→14億円へ急増、営業利益率0.78%→3.59%改善

  • 売上高390億円への成長通年影響

    売上高363→390億円、安定成長で収益基盤強化

  • 純利益6億円でROE8.3%の資本効率継続影響

    ROE8.3%と適正水準、利益成長で更なる改善期待

  • 低外国株主比率1.46%からの買い増し期待不定影響

    外国人保有が低く、認知度向上で海外投資家流入の余地

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率が低く、競争激化でさらに圧迫されるリスク。

  • 差別化不足

    類似製品が多く、ブランド力や技術的優位性が乏しい。

  • 広告費負担

    新規顧客獲得のための広告宣伝費が利益を圧迫。

  • 営業利益率3.59%の低水準継続影響

    利益率3.59%とサービス業として低く、競争激化で悪化リスク

  • 売上高成長鈍化(前年比1.8%増)2025年12月期影響

    売上高383→390億円と伸び率低下、市場飽和懸念

  • 配当利回り1.54%と低く株主還元不十分次回株主総会影響

    配当利回り低く、増配期待が株価材料に

  • PER20.1倍と業界平均比割高継続影響

    PER20倍超、成長鈍化ならバリュエーション調整リスク

次の決算で確かめる点
会員数・継続率
安定収益の基盤。会員増加と継続率維持が重要。
営業利益率
収益改善の進捗を測る指標。
広告宣伝費比率
過度な広告依存が懸念されるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり31で、前期から+260.0%いまの株価に対する利回りは2.42%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥31
1株あたり
配当利回り
2.42%
いまの株価に対して
配当性向
141.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1838.1
2017年12月195.631.4
2018年12月2321.132.8
2019年12月3447.830.4
2020年12月23−32.428.1
2021年12月3656.530.6
2022年12月11−69.4128.3
2023年12月1645.543.8
2024年12月5−68.8
2025年12月18260.0141.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥31

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,520人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.7%を占め、残る55.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他35.833.244.145.848.152.2
事業法人43.942.642.742.840.540.3
自己株式3.32.86.56.35.67.1
金融機関16.312.98.78.14.64.4
証券会社0.65.12.13.04.31.6
外国法人3.26.02.30.32.31.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ジェイユー37.40
02CLホールディングス従業員持株会5.97
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.75
04内川 淳一郎2.63
05清板 大亮1.97
06甲府倉庫株式会社1.94
07椛澤 紀夫1.84
08小林 寿一1.37
09長谷川 雅志1.01
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+211%、1株純資産は14期で+136%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月193106.213.619.2
2013年12月273428.331.219.5
2014年12月353779.826.66.8
2015年12月5241213.114.871.3
2016年12月5144011.916.538.1
2017年12月6048712.914.531.4
2018年12月7455214.212.732.8
2019年12月11063118.615.030.4
2020年12月11870518.014.928.1
2021年12月12178516.311.630.6
2022年12月357814.522.2128.3
2023年12月508276.316.843.8
2024年12月166692.143.2
2025年12月587318.318.5141.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内川淳一郎代表取締役65303,950
米山誠取締役7027,840
山下聡取締役4728,790
小西秀央取締役556,510
石村満取締役67
松原靖広取締役68
園部洋士取締役611,000
渡辺尚取締役616,300
安田幸代取締役56
楠田肇常勤監査役6431,600
大坪教光常勤監査役68
曲渕博史監査役65
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
小林元夫監査役75
宮原敏夫765,000
森田正和取締役64
長與明子監査役50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)65032559
社外取締役646468
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容455字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、株式会社CLホールディングス(当社)および連結子会社8社で構成されております。当社グループのビジネスは、顧客企業に「マーケティングサービス」を提供することであります。 「マーケティングサービス」とは、企業が消費者を獲得・維持する活動、つまりマーケティング活動をサポートするサービスであり、当社グループは、「マーケティングサービス事業」の単一事業部門で構成しております。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 以上、当社グループの状況を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1 株式会社岐阜クリエートについては、2025年12月26日付で全株式の株式譲渡を行い、連結の範囲から除外しております。 2 株式会社エルココは、2026年1月1日付で株式会社プラグワンに名称変更しております。
経営方針・対処すべき課題2,939字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、全社員の成長と物心両面の幸福を追求し、健全な事業活動を通じて、社会の進歩発展に貢献し続けることを経営理念としております。当社グループは、マーケティングサービスを事業展開の核として、幅広いサービスを提供してまいりました。今後も、お客様に対して高付加価値のサービスを提供すべく会社経営に取り組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、企業価値の最大化を図るため、目標となる経営指標を売上収益および営業利益とし、その向上を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、中長期的な成長に向けて、「エクスペリエンス(体験価値)」と「エンターテインメント(エンタメ)」を掛け合わせた「エクス・テインメント(注1)」ビジネスを加速してまいりました。「エクス・テインメント」ビジネスとは、広告および販促のマーケティング市場、物販市場、エンタメコンテンツ市場などの既に顕在化している各種市場にまたがる領域に、PMDサービス(注2)、限定流通サービス(注3)およびテーマカフェサービス(注4)等でアプローチすることで創出した新たな市場において、エンタメ顧客体験価値をお客様にお届けするビジネスです。 グループ中期戦略としては、「グループシナジーを高めて、収益力をさらに強化する。」を掲げ、以下のポイントを重点的に進めてまいります。まず注力する事業領域を、マーケティング事業領域、ロケーションベースドエンターテインメント事業領域(注5)およびマーチャンダイジング事業領域の3つに絞り、領域運営を起点としたグループシナジーの最大化を通じて収益力の強化を図ります。また、各事業領域におけるビジネス構造の転換を図りながら、事業ポートフォリオの最適化を推し進めます。あわせて、新規事業、海外展開、M&A、人的資本やAⅠに対して、適正なバランスで適正な収益性を確保しながら継続的に投資を行っていく考えです。当第4四半期においては、次年度における当社およびグループ各社の役員・執行役員体制の見直し(予定を含む)を発表しております。継続してガバナンスの強化および経営効率の向上に努め、中期経営方針を着実に遂行してまいります。 (注1)「エクスペリエンス」と「エンターテインメント」を掛け合わせた造語で、エンタメ顧客体験価値のこと (注2)プロモーション&マーチャンダイジングサービスの略語で、販促と物販を掛け合わせたサービスのこと (注3)期間限定・場所限定・商品限定のコト需要とコト消費を創り出す流通サービスのこと (注4)IPコンテンツを活用したカフェ空間、オリジナルメニューや限定グッズなどを通じて体験価値を提供するサービスのこと (注5)特定の物理的な場所で提供されるインタラクティブで没入感のあるエンターテインメント体験のこと (4) 会社の対処すべき課題 ① 当社グループは、販促・販売用製作物等の品質に対する消費者の要求が厳しくなるとともに、顧客企業の要求もより一層厳しくなっている状況に応えるべく、2008年1月にISO9001の認証を取得し、さらに生産管理部門を設けました。また、2012年3月には中国深圳市に生産・品質管理のコンサルティングサービスをグループ各社に提供することを主目的とした当社子会社の睿恪斯(深圳)貿易有限公司を設立し、さらなる品質向上に努めております。 ② 当社グループは、今後の永続的成長のために、既存事業の推進に加え、継続的に新たな事業を開発し、事業の裾野を拡げていく必要があると考えております。具体的には、今後ますます高度化・多様化が予想される消費者ニーズを機会と捉え、新たな事業の可能性を追求するため、事業開発を推進していく組織・体制を構築するとともに、既存事業とシナジーが見込める事業領域・機能領域へのM&A等の投資を進めてまいります。 ③ 当社グループは、グループにおけるシナジーの創出を重要な課題と認識しております。各社の強みを活かし、デジタル領域やエンタメコンテンツ領域などにおいて、機能連携による新商品・新サービスの開発や、リソースを共用した機能強化などを進めており、今後もグループにおけるシナジー創出の最大化を追求してまいります。 ④ 海外への取り組みに関しては、近年、国内のみならず海外、特にアジア圏において、日本のIPコンテンツが人気となり、その市場が拡大の傾向にあることを踏まえ、当社グループとしては、日本のIPコンテンツを活用したポップアップショップやテーマカフェサービスなど、当社グループの強みを活かしたサービスを軸に、海外市場を積極的に開拓してまいります。 ⑤ デジタル化推進への取り組みに関しては、CX(顧客体験価値)とEX(従業員体験価値)の追求を両軸とした、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を着実に進めております。具体的には、CXについては、デジタルを起点とした商品・サービスの開発を強化しており、EXについては、おもに生産性向上や収益性の向上に向けて社員の労働環境や業務プロセス等の社内インフラのデジタル化を推進しております。 ⑥ サステナビリティへの取り組みに関しては、世界や社会の持続性を揺るがす様々な課題について、グループ各社の事業活動を通じての解決を目指すため、グループの主要事業子会社においてサステナビリティ方針を策定するとともに、その方針に基づいて、エネルギーや資源の節減活動・効率化の推進、サステナブルなビジネスの開発など、環境価値・社会価値の創出に取り組んでおります。 ⑦  当社グループは、長期方針として人財育成と経営人財の創出を掲げております。その実現のために、取締役を含む全社員に対する理念教育・フィロソフィ教育を基本として、様々な制度を導入するとともに、サクセッションプランについての検討も進めております。また、当社グループの各事業子会社で経営経験を積ませることで、経営人財の創出を加速させてまいります。 ⑧ 当社グループは、持株会社体制に移行しており、グループにおけるコンプライアンス・ガバナンスの強化は、重要な課題と認識しております。社外取締役を中心としたコンプライアンス・ガバナンス委員会を立ち上げ、不祥事等の未然防止・再発防止に向けたコンプライアンス施策の検討など、各種取り組みを進めるとともに、取締役を含む全社員を対象に、コンプライアンス研修を継続的に実施し、コンプライアンス・ガバナンスのさらなる強化に努めております。 ⑨ 当社グループは、新たな事業開発や事業の拡大に合わせた経営管理体制の強化が重要であると認識しております。当社グループは、専門性の高い人財の育成および確保に注力するとともに、事業拡大に応じたコーポレートガバナンス・コードへの適合状況の確認や内部統制の整備・運用を行い、経営の監督機能強化を図ってまいります。
事業等のリスク5,105字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 広告・販促業界全般に関するリスク a.重大な不良品の発生について 当社グループの提供する商品・サービスにおいて、不良品が発生することがあります。不良品が発生した場合、値引きや商品の再発注、回収等の負担がかかる可能性があります。 当社グループでは、不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、受注金額の大きな案件で不良品が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 b.業績変動要因について 当社グループは、顧客企業のマーケティング活動をサポートしております。従って、顧客企業の新商品発売の有無、マーケティング予算の増減やマーケティング手法の変化、請負金額の大きな案件の受注の成否等により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 c.業界特有の取引慣行について 当社グループが属する広告・販促業界では、案件毎に契約書、発注書、発注請書を取り交わすことが少ないという慣習があります。このため、当社グループにおきましては案件の進行を管理するために、顧客企業と見積書等による事前の内容、金額等の確認を元に案件毎の受注・作業進行管理を行う体制を構築しております。しかしながら、契約書等を取り交わしていない案件の進行過程において、顧客企業と認識の食い違いがあった場合、当社グループにとって不利な条件による業務の進行を余儀なくされ、業績に影響を与える可能性があります。 d.協力会社との取引について 当社グループの商品生産は、生産を協力会社に委託する、いわゆるファブレスの形態をとっております。従って、将来、当社グループとこれら協力会社との取引関係に変化が生じた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 e.協力会社の倒産等について 当社グループは、上記の通りファブレス生産の形態をとっております。従って、例えば金額の大きな案件について製作物の生産を委託した協力会社が、倒産その他の理由により業務停止に至った場合、納期遅れや再生産等が発生し、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 f.「不当景品類及び不当表示防止法」ならびにその他の法令違反について 当社グループが提供する商品・サービスは、「不当景品類および不当表示防止法」ならびにその他の法令等の規制を受けることになります。当社では関連法規に対する事前チェックを行っておりますが、もし法令違反が発覚した場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 g.「製造物責任法(PL法)」について 当社グループは、商品の企画から生産委託までを行っており、商品の欠陥に起因する事故が生じた場合には、「製造物責任法(PL法)」により損害賠償問題が発生する可能性があります。当社グループでは、このような事故が生じないよう、2008年1月8日にISO9001認証を取得して以来、更新審査を継続するなど、品質管理、生産管理体制を整備しておりますが、万が一の事故に備えてPL保険に加入しております。 過去に「製造物責任法(PL法)」に抵触した問題は生じておりませんが、もし問題が生じた場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 h.「食品衛生法」について 当社グループは、提供する商品・サービスにおいて、子会社ならびに協力会社先等の「食品衛生法」の遵守体制を確認したのち取引を開始しておりますが、もし「食品衛生法」に抵触するような事態が発生した場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 i.第三者の知的財産権(著作権・特許権・実用新案権・意匠権・商標権)の侵害について 当社グループが提供する商品・サービスにおいて、提案する企画内容によっては第三者の知的財産権を侵害する(または不正競争行為に該当する)可能性があるため、企画を提案する際に知的財産権の侵害の有無を確認しております。 しかし、商品・サービスの提供後、想定外の係争が発生した場合には、これらの係争が当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 j.情報漏洩について 当社グループでは、顧客企業の新商品やマーケティング活動に関する多くの機密情報の他に、キャンペーンの応募、自社ECを通じた商品の販売、および市場調査におけるアンケート等を通じて取得した多くの個人情報を保有しております。これらの情報の漏洩リスクに対しては、社内および外注先の情報管理の徹底を図るとともに、2006年5月16日にプライバシーマークの認定を取得し、リスク管理の仕組みを構築するとともに、従業員に個人情報取り扱いに関する教育を徹底しております。また、事故が生じたときのために個人情報取扱事業者保険に加入しております。 しかし、万が一これらの情報が外部に漏洩した場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 k.有能な人材の確保と育成について 当社グループの属する広告・販促業界における事業継続の要件は、業界の特性上、他業界に比較して、有能な人材の確保や育成に大きく依存しております。そのため、今後何らかの理由により、有能な人材の確保または育成が困難な状況に陥った場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループの事業構造に関するリスク a.特定顧客企業への依存度について 当社グループの顧客構成につきましては、上位10社の売上割合が概ね4割を占めているため、当該顧客企業の経営方針に変更が生じた場合、販売状況に影響が生じ、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 b.滞留在庫について 当社グループが提供する商品・サービスにおいて、販売予測等に基づき商品を調達することがあります。この場合、消費者動向および顧客動向ならびに新技術動向に対し的確な予測および迅速な対応を欠いたこと等により、滞留在庫が増加した場合には、在庫の評価損や廃棄損を計上し、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ③ その他 a. 新規事業について 当社グループは、今後の永続的成長のために、既存事業の推進に加え、新たな商品・サービスや新規事業の開発に取り組んでおります。これらの開発に係る追加的な支出が発生した場合、または事業の拡大に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 b.海外への事業展開について 当社グループは、昨今の海外における日本のIPコンテンツ人気に対応すべく、当社グループの強みを活かしたサービスを用いて、海外への事業展開を積極化しております。海外への事業展開には、海外特有の政治情勢、経済情勢、法規制、商習慣など様々なリスク要因があります。これらの要因により、海外での事業展開が計画通りに進展しない場合には、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 c.当社グループが提供する商品の海外調達に伴う為替およびカントリーリスクについて 当社グループは、顧客に提供する商品の一部について、中国を中心とする海外から直接調達を行うことで、価格競争力を強化しております。現在の世界経済の環境変化の中で、大幅な円安、または調達先国内の経済環境や政治情勢に混乱・悪化等が顕在化した場合、当社の商品調達がスムーズに行えなくなる可能性や、仕入価格の上昇により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 d.自然災害リスクについて 当社グループは、台風、地震などの自然災害により、当社グループまたは当社グループの取引先の事業活動に悪影響を及ぼし、当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 e.情報セキュリティについて 当社グループは、社内の情報についての厳格な管理体制を構築し、情報の取扱い等に関する規程類の整備・充実や従業員等への周知・徹底を図るなど、情報セキュリティを強化しております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等により、万一これら情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や業績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 f.資金調達に関するリスクについて 当社グループでは、コミットメントライン契約等を締結しておりますが、当該契約では財務制限条項が付されております。今後、これに抵触し、当該契約による借入金の返済を求められた結果、不履行になった場合は期限の利益を喪失し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 g.資本業務提携について 当社グループでは、リソースの強化および収益獲得機会の拡大を目的に資本業務提携を実施しております。対象となる企業については、外部専門家の協力のもと、詳細なデュー・デリジェンスを実施するとともに、取締役会等において、事前に効果やリスク等を十分に検討した上で、実行しております。 しかしながら、事後的に発生した想定外の事象や環境の変化等によって、当初期待した効果が十分に得られなかった場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 h.感染症等の影響について 当社グループは、新型コロナウイルス感染症等の治療方法が確立されていない感染症が流行するなどした結果、社会・経済活動の停滞や消費マインドの冷え込みによる長期的な景気悪化が生じる場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 i.経営管理体制について 当社グループは、急速に事業を拡大しております。これまでも経営管理体制の強化を取り組んでまいりましたが、今後の事業規模拡大を考慮した時には、なお一層の充実が必要と考えております。 しかしながら、人財の確保および育成の遅れ等の要因により、事業規模に見合った経営管理体制を構築できなかった場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 j.コンプライアンスに関するリスクについて 当社グループでは、コンプライアンス・ガバナンス委員会を設置し、基本方針やコンプライアンスに関する諸規程を設けるとともに、法令順守の徹底のために、取締役を含む全社員に対して定期的な社内研修等を実施しています。しかしながら、これらの取り組みにも関わらず、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの信用低下や業績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 k.投資有価証券等保有資産価値の変動について 当社グループは、上場および非上場の株式等の投資有価証券を保有しております。そのため、株価の動向や公正価値測定における前提条件の変化により、公正価値が変動し、その他の包括利益や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 l.減損会計の適用について 当社グループは、連結財務諸表についてIFRSを適用しておりますが、IFRSでは、日本において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準と異なり、のれんの定額償却は不要となります。他方、のれんの対象会社における経営成績悪化等により減損の兆候が生じ、その効果である回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う必要があり、当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、需要構造の変化等により、店舗等の固定資産の収益性が低下することで対象店舗等の減損の兆候が生じ、その回収可能価額が固定資産の帳簿価額を下回る場合には、減損損失を計上する必要があり、当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,038字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により、緩やかな回復がみられました。しかしながら、わが国を取り巻く環境はウクライナや中東における紛争の長期化、資源価格高騰や円安進行による物価上昇、金融資本市場の変動の影響もあることから、世界経済の先行きについては、依然として不透明な状況が続くと予想されております。 このような状況下、当社グループでは、「エクスペリエンス(体験価値)」と「エンターテインメント(エンタメ)」を掛け合わせた「エクス・テインメント(注1)」ビジネスを加速してまいりました。「エクス・テインメント」ビジネスとは、広告および販促のマーケティング市場、物販市場、エンタメコンテンツ市場などの既に顕在化している各種市場にまたがる領域に、PMDサービス(注2)、限定流通サービス(注3)およびテーマカフェサービス(注4)等でアプローチすることで創出した新たな市場において、エンタメ顧客体験価値をお客様にお届けするビジネスです。 グループ中期戦略としては、引き続き「グループシナジーを高めて、収益力をさらに強化する。」を掲げ、以下のポイントを重点的に進めてまいります。まず注力する事業領域を、マーケティング事業領域、ロケーションベースドエンターテインメント事業領域(注5)およびマーチャンダイジング事業領域の3つに絞り、領域運営を起点としたグループシナジーの最大化を通じて収益力の強化を図ります。また、各事業領域におけるビジネス構造の転換を図りながら、事業ポートフォリオの最適化を推し進めます。あわせて、新規事業、海外展開、M&A、人的資本やAⅠに対して、適正なバランスで適正な収益性を確保しながら継続的に投資を行っていく考えです。当第4四半期においては、次年度における当社およびグループ各社の役員・執行役員体制の見直し(予定を含む)を発表しております。継続してガバナンスの強化および経営効率の向上に努め、中期経営方針を着実に遂行してまいります。 当連結会計年度における当社グループの経営成績は、まず売上収益に関しては、マーチャンダイジング事業領域のODMMD事業(注6)において前期の大幅な増収の反動による落ち込みがあったものの、マーケティング事業領域の流通エンタメ事業およびマーチャンダイジング事業領域のエンタメMD事業(注7)が好調に推移したことにより、全体としては前年同期比で増収となりました。営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益に関しては、おもに人件費等を中心とした販売費及び一般管理費の増加分を売上総利益の増加により吸収し、前年同期比で増益となりました。収益性の改善に向け、低収益であった国内催事事業およびプライズ事業について、計画の見直しや案件規模の縮小を実施するなど、事業ポートフォリオの大幅な見直しを含む徹底した収益管理に取り組んでおり、その効果が着実に現れてきております。 これらの結果、当連結会計年度における売上収益は39,002百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は1,404百万円(前年同期比359.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は629百万円(前年同期比282.5%増)となりました。 (注1)「エクスペリエンス」と「エンターテインメント」を掛け合わせた造語で、エンタメ顧客体験価値のこと (注2)プロモーション&マーチャンダイジングサービスの略語で、販促と物販を掛け合わせたサービスのこと (注3)期間限定・場所限定・商品限定のコト需要とコト消費を創り出す流通サービスのこと (注4)IPコンテンツを活用したカフェ空間、オリジナルメニューや限定グッズなどを通じて体験価値を提供するサービスのこと (注5)特定の物理的な場所で提供されるインタラクティブで没入感のあるエンターテインメント体験のこと (注6)ODM・OEM事業から、ODMMD事業に事業名称を変更しております (注7)MD事業から、エンタメMD事業に事業名称を変更しております 当社グループは、マーケティングサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の業績を省略しております。 財政状態は、次のとおりであります。 当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して2,532百万円増加して24,684百万円となりました。 流動資産につきましては、おもに現金及び現金同等物が380百万円および棚卸資産が87百万円減少したものの、営業債権及びその他の債権が1,909百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比較して1,701百万円増加しております。 非流動資産につきましては、おもに無形資産が176百万円およびのれんが105百万円減少したものの、使用権資産が936百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比較して830百万円増加しております。 負債につきましては、おもに引当金が133百万円減少したものの、リース負債が936百万円、未払法人所得税が524百万円および借入金が411百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比較して2,027百万円増加しております。 資本につきましては、おもに自己株式が141百万円増加したものの、利益剰余金が678百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比較して504百万円増加しております。 ②キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比較して380百万円減少した結果、当連結会計年度末は4,376百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は905百万円(前期は1,064百万円の収入)となりました。これはおもに営業債権及びその他の債権の増加1,906百万円および法人所得税の支払額479百万円による資金の支出があったものの、減価償却費及び償却費1,493百万円および税引前当期利益1,313百万円による資金の収入があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は530百万円(前期は7百万円の支出)となりました。これはおもに連結子会社株式の売却による収入440百万円による資金の収入があったものの、その他の金融資産の取得による支出500百万円および有形固定資産の取得による支出491百万円の資金の支出があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は757百万円(前期は1,501百万円の支出)となりました。これはおもに長期借入れによる収入4,584百万円による資金の収入があったものの、短期借入金の純減額3,413百万円、リース負債の返済による支出954百万円および長期借入金の返済による支出759百万円の資金の支出があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) マーケティングサービス事業   768,642   +13.0 合計   768,642   +13.0 (注)金額は、製造原価によっております。 b.仕入実績 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) マーケティングサービス事業   25,958,876   △2.3 合計   25,958,876   △2.3 c.販売実績 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) マーケティングサービス事業   39,002,067   +1.9 合計   39,002,067   +1.9 (注)主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 任天堂株式会社   5,223,580   13.6   -   - (注)当連結会計年度は当該割合が10%未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積もり 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表作成に当たり、必要となる見積もりに関しては、過去の実績等を勘案し合理的と判断される基準に基づき行っております。 詳細に関しては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 当社グループは、「エクスペリエンス」と「エンターテインメント」を掛け合わせた「エクス・テインメント」(注1)ビジネスを加速してまいりました。「エクス・テインメント」ビジネスとは、広告および販促のマーケティング市場、物販市場、エンタメコンテンツ市場などの既に顕在化している各種市場にまたがる領域に、PMDサービス(注2)、限定流通サービス(注3)およびテーマカフェサービス(注4)などのオリジナルサービスでアプローチすることで創出した新たな市場において、エンタメ顧客体験価値をお客様にお届けするビジネスです。また、当社グループは、市場に対して「マーケティング事業領域」、「ロケーションベースドエンターテインメント事業領域(注5)」および「マーチャンダイジング事業領域」の3つの事業領域を定め、事業運営を推進しています。 当連結会計年度は、マーチャンダイジング事業領域のODMMD事業(注6)において前期の大幅な増収の反動による落ち込みがあり、またロケーションベースドエンターテインメント事業領域の催事事業は規模縮小により減収となりました。しかしながら、マーケティング事業領域の流通エンタメ事業においてコンビニエンスストア向けキャンペーンの受託が好調に推移し、マーチャンダイジング事業領域のエンタメMD事業(注7)において自社くじサービスが好調が好調に推移したことにより前期比で増収となり、当社グループ全体では、前期比1.9%増の39,002百万円となりました。ODMMD事業の前期増収の反動に加え、催事事業の規模縮小により落ち込みがあったものの、コンビニエンスストア向けキャンペーンの受託および外食顧客からの業務受託が好調に推移し、さらに自社くじサービスが順調に伸びたことにより、全体としては前年同期比で増収となりました。 売上総利益については、前期比15.2%増の12,982百万円と増益となりました。ODMMD事業における売り上げの減収に伴い、売上総利益額が減少したものの、プロモーション事業において採算が改善した案件が増加し、流通エンタメ事業において物販の消化率が好調に推移したことにより、売上総利益は15.2%増加しました。 営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益については、東京オフィスの統合移転に伴う移転関連費用等の増加、人材強化のための人件費用等の販売費及び一般管理費の増加があったものの、増収および収益性改善に加え、低収益性事業の縮小・撤退による総利益の増加があったことにより、営業利益が前期比359.9%増の1,404百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が282.5%増の629百万円と、いずれも前期比で増益となりました。 当連結会計年度における目標とする経営指標である売上収益および営業利益につきましては、上記のとおり、売上収益に関しては前期比1.9%増、営業利益が前期比359.9%増となりました。 (注1)「エクスペリエンス」と「エンターテインメント」を掛け合わせた造語で、エンタメ顧客体験価値のこと (注2)プロモーション&マーチャンダイジングサービスの略語で、販促と物販を掛け合わせたサービスのこと (注3)期間限定・場所限定・商品限定のコト需要とコト消費を創り出す流通サービスのこと (注4)IPコンテンツを活用したカフェ空間、オリジナルメニューや限定グッズなどを通じて体験価値を提供する  サービスのこと (注5)特定の物理的な場所で提供されるインタラクティブで没入感のあるエンターテインメント体験のこと (注6)ODM・OEM事業から、ODMMD事業に事業名称を変更しております (注7)MD事業から、エンタメMD事業に事業名称を変更しております (経営成績に重要な影響を与える要因について) 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) 当社グループの資本の財源および資金の流動性については、事業活動のための適切な資金確保はもちろんのこと、流動性ならびに健全な財政状態を常に目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出を目指しております。当連結会計年度末の現金および現金同等物の残高は、前連結会計年度末より380百万円減少したものの、4,376百万円と、十分な流動性を確保していることから、健全な財務状況と認識しております。 今後、安定的な事業成長を図りつつ、中長期の成長を見据え、人材強化、デジタル化、海外展開およびM&Aなどに、積極的に先行投資していく考えでおります。これらに必要な資金は、自己資金および金融機関からの借入金で賄う予定です。資金調達に関しては、間接金融、直接金融を問わず、当社グループの財務状況や金融・資本市場の動向を勘案した適時・適切な手段で調達することを基本方針としております。また、当社グループは、資金の流動性を確保するため、取引金融機関3行との間で、コミットメントライン契約に基づく極度額4,500百万円の融資枠を設定しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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