本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

プロクレアホールディングス

Procrea Holdings, Inc.7384 · Prime · 銀行業

青森みちのく銀行を中核に、リース・カード・保証で地域金融を包括する持株会社。

概要

プロクレアホールディングスは、2022年4月に青森銀行とみちのく銀行の共同株式移転により設立された銀行持株会社である。青森県を主たる地盤とし、子会社の青森みちのく銀行が預金・貸出・為替等の銀行業務を営む。連結従業員約2,200名、2026年3月期の連結売上高は953億円、当期純利益は38億円。地域密着型金融を中核に、リース業やクレジットカード業などの周辺事業も展開する。

銀行業を中核とする3つの事業セグメント

当社グループは連結子会社10社で構成され、銀行業、リース業、その他(クレジットカード・信用保証等)の3セグメントで事業を展開する。中核の銀行業は、完全子会社である青森みちのく銀行が預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替・外国為替業務などを担う。リース業は2社の連結子会社が機械設備・車両・情報通信機器のリースを提供し、銀行取引先の設備投資需要を取り込む。その他セグメントにはクレジットカード業(2社)、住宅ローン信用保証業(2社)、コンサルティング業務や債権管理回収業務(各1社)が含まれ、リテール領域を補完する。

資金運用収支が収益の柱、2025年度は増益

当社グループの収益構造は、貸出金利息や有価証券利息からなる資金運用収支が中心である。2025年度(2026年3月期)の資金運用収支は、国内業務部門で前年度比57億円増の492億円、国際業務部門で2億円増の2億円、合計494億円となった。預金利息などの資金調達費用や与信関連費用は増加したものの、貸出金利息や有価証券利息の増加がそれを上回り、経常利益は前年度比41億円増の66億円、親会社株主に帰属する当期純利益は26億円増の38億円となった。預金等は前年度末比436億円増の5兆3,065億円、貸出金は126億円減の3兆4,951億円、有価証券は1,095億円増の1兆391億円である。

青森県・岩手県北部を地盤とする地域密着型金融

当社グループの主要な営業地域は青森県全域と岩手県北部である。青森みちのく銀行の本支店ネットワークを通じて、個人・法人向けの預金・貸出・為替サービスを提供する。2025年9月には14か店の店舗統合を実施し、効率化を進める一方、十和田地区とむつ地区にローン専門の「ローンデスク」を開設した。また、2026年5月には「青森みちのくアプリ」を全面リニューアルし、ことら送金や目的別預金、見守りサービスなどの機能を追加。デジタルチャネルでの顧客接点強化にも取り組んでいる。

持株会社体制でグループ全体の最適化を推進

当社は純粋持株会社として、グループ全体の経営管理と戦略策定を担う。傘下には銀行業の中核である青森みちのく銀行のほか、リース会社2社、クレジットカード会社2社、信用保証会社2社、不動産管理会社、コンサルティング会社、債権回収会社など計10社の連結子会社がある。さらに、地域活性化や企業成長を支援するファンドとして、みちのく地域活性化投資事業有限責任組合やプロクレアHD地域共創ファンド、プロクレアまちづくりファンドなどを運営し、投融資を通じた地域貢献も行っている。

業界の中での役割は地域金融グループの持株会社(銀行を中核)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
953億円
経常利益
66億円
利益率
6.9%
純利益
38億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

子銀行である青森みちのく銀行が預金・貸出・為替・有価証券投資などの銀行業務を営む。グループの中心的部門として、青森県・岩手県北部を主な地盤に地域密着型の金融サービスを提供。

主な製品・サービス2
預金業務
普通預金、定期預金など多様な預金商品を個人・法人に提供。地域の資金を吸収し貸出等に活用。
貸出業務
事業性融資、住宅ローン、カードローンなど。地域企業・個人の資金ニーズに応じた融資を実行。

02リース業準主力

グループのリース会社が、企業向けに機械設備・車両・情報通信機器などのリースを提供。銀行取引先の設備投資ニーズに対応し、グループ収益を多角化。

03その他(クレジットカード・信用保証等)準主力

クレジットカード業務、住宅ローン信用保証業務、コンサルティング業務、債権管理回収業務などをグループ会社が担う。リテール領域の補完と顧客接点の強化に寄与。

主な製品・サービス2
クレジットカード業務
提携カード等の発行・会員管理・加盟店開拓。地域でのキャッシュレス決済普及に貢献。
信用保証業務
住宅ローン等の保証。銀行融資のリスクを軽減し、融資実行を促進。

製品と技術

預金業務:普通預金・定期預金など多様な商品を提供

青森みちのく銀行は、個人および法人向けに普通預金、定期預金、通知預金、納税準備預金など多様な預金商品を提供している。地域の資金を安定的に吸収し、貸出や有価証券投資等の原資として活用する。2025年度末の預金等(譲渡性預金含む)残高は5兆3,065億円と前年度末比436億円増加し、地域の資金循環の基盤となっている。また、デジタルチャネル強化の一環として、2026年5月にリニューアルした「青森みちのくアプリ」では目的別預金などの新機能を追加し、顧客の利便性向上を図っている。

貸出業務:事業性融資から住宅ローンまで幅広く対応

貸出業務は、地域企業向けの事業性融資、個人向けの住宅ローン、カードローン、教育ローンなど多岐にわたる。2025年度末の貸出金残高は3兆4,951億円である。個人ローンと公共貸出が減少したものの、法人向け融資は堅調に推移した。合併後は、十和田地区とむつ地区に「ローンデスク」を開設し、ローン相談から契約手続きまでをワンストップで対応する専門体制を構築。相談業務の専門スタッフを配置し、多様化する顧客ニーズへの迅速な対応を可能にしている。

リース業:機械設備・車両・情報通信機器を提供

グループのリース会社2社は、企業向けに機械設備、車両、情報通信機器などのリースを提供する。銀行業務の補完として、取引先企業の設備投資ニーズに対応し、グループ収益の多角化に貢献している。リース業は銀行業に次ぐセグメントであり、地域企業の事業活動を間接的に支援する役割を担う。具体的なリース対象は、製造設備、建設機械、医療機器、オフィス機器等多岐にわたり、顧客のライフサイクルに応じたファイナンス手段を提供する。

クレジットカード業務:提携カード発行と加盟店開拓

グループのクレジットカード会社2社は、提携カードの発行・会員管理・加盟店開拓を行っている。地域でのキャッシュレス決済普及に寄与するとともに、銀行のリテール顧客との接点を強化する。カード会員向けに各種特典やポイントサービスを提供し、地域経済の活性化を図っている。また、クレジットカード業務を通じて得られる顧客の消費動向データは、銀行のマーケティングにも活用されている。

信用保証業務:住宅ローン保証で融資促進を支援

グループの信用保証会社2社は、主に住宅ローンに関する信用保証業務を提供する。銀行が融資を実行する際に、信用保証を付すことでリスクを軽減し、融資実行を促進する役割を果たす。これにより、銀行はより多くの個人顧客に住宅ローンを提供できるようになる。信用保証業務は、銀行の貸出拡大を間接的に支える重要な機能であり、グループ全体の収益基盤の安定化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

地域銀行統合で収益力強化、拡大路線

プロクレアホールディングスは地方銀行再編の受け皿として設立され、複数行の統合により規模拡大を進めている。売上高は増加傾向にあり、2026年3月期には953億円見込み。同業のいよぎんHDやしずおかFGと比べて、収益規模は中間程度。統合効果によるコスト削減と収益向上が期待される。

強み

  • 複数銀行の統合で預金基盤・貸出先が拡大し、収益力向上。
  • 地域密着型でリレーションシップバンキングを強みとする。
  • 売上高が3期連続増加し、堅調な業績推移。
  • 統合によるシステム統合や店舗統廃合で経費削減が見込める。

課題

  • 長期低金利で利ざやが縮小し、本業の収益性が低下。
  • 営業エリアの人口減少により貸出需要が減退する可能性。
  • 統合プロセスでシステム障害や人材流出などのリスクが存在。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字がプロクレアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18343秋田銀行1,569億円20.0倍
28387四国銀行1,541億円8.7倍
38344山形銀行1,453億円21.7倍
48399琉球銀行1,392億円14.6倍
58366滋賀銀行1,350億円30.4倍
67384プロクレアホールディングス1,328億円34.7倍
78541愛媛銀行1,210億円16.6倍
88550栃木銀行1,187億円13.6倍
98395佐賀銀行1,104億円12.9倍
107380十六フィナンシャルグループ997億円17.2倍
117389あいちフィナンシャルグループ959億円21.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 5件

青森銀行とみちのく銀行が統合に向け基本合意(2021年5月)

2021年5月、青森県内で長年にわたり競合してきた株式会社青森銀行と株式会社みちのく銀行が、経営統合に関する基本合意書を締結した。両行は青森県を地盤とする地方銀行であり、人口減少や低金利環境が続く中で、経営基盤の強化と地域金融機能の維持を目的に統合を選択した。この合意は、両行が共同株式移転により持株会社を設立し、両行がその完全子会社となる方式を基本とするものであった。

経営統合契約書の締結と株主総会での承認(2021年11月~2022年1月)

2021年11月、両行は基本合意に基づく詳細な条件を定めた経営統合契約書を締結した。続く2022年1月、両行の臨時株主総会およびみちのく銀行の種類株主総会において、共同株式移転による持株会社設立が承認された。承認後、統合手続きが本格化し、新会社設立と東京証券取引所への上場に向けた準備が進められた。両行の株主には、持株会社の株式が割り当てられることとなった。

プロクレアホールディングス設立、東証一部上場(2022年4月)

2022年4月1日、共同株式移転の方式によりプロクレアホールディングスが設立された。同時に、当社普通株式は東京証券取引所市場第一部に上場し、その後プライム市場に移行した。設立時点で、青森銀行とみちのく銀行は当社の完全子会社となり、両行はそれぞれ独立した銀行として営業を継続した。当社の社名「プロクレア」は「Progressive(前進的)」「Create(創造)」「Clear(明確)」を組み合わせた造語であり、地域とともに成長する決意を表している。

子銀行2行が合併、青森みちのく銀行が発足(2025年1月)

2025年1月、当社の完全子会社であった青森銀行とみちのく銀行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足した。これにより、青森県内に本店を置く2つの地方銀行が統合され、県内最大の金融機関が誕生した。合併後は、店舗網の再編やシステム統合、営業体制の一体化が進められ、2025年9月には14か店の店舗統合を実施。また、十和田・むつ地区にローン専門窓口を開設するなど、合併効果を早期に発揮するための施策が打ち出された。

年表5件を開く

2020年代

  • 2021年5月M&A株式会社青森銀行及び株式会社みちのく銀行(以下、総称して「両行」という)は経営統合に関する「基本合意書」を締結。
  • 2021年11月M&A両行間で「経営統合契約書」を締結。
  • 2022年1月M&A両行の臨時株主総会並びにみちのく銀行の普通株主による種類株主総会及びA種優先株主による種類株主総会において、両行が共同株式移転の方法により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて決議。
  • 2022年4月創業両行が共同株式移転の方式により当社を設立。当社普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場し、プライム市場に移行。
  • 2025年1月M&A当社の完全子会社である両行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結当期純利益2027年度まで80億円以上
  • 連結ROE2027年度まで4.0%以上
  • 連結自己資本比率2027年度まで8.0%程度
  • 青森県の一人あたりGDP継続的増加
  • 青森県の人口の社会増減率減少率の改善

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    地域課題解決の推進

    青森県との連携協定に基づき、スタートアップ創出や医療機関広域連携等の事業を実践し、人口減少社会でも地域経済の持続的発展を図る。

  2. 02

    収益力の強化

    統合シナジーの本格発揮により、連結当期純利益やROEなどの財務目標達成を目指す。グループ事業の再編(リース会社合併等)を通じて収益機会を拡大する。

  3. 03

    経営基盤の強化

    本部組織の改編(地域戦略事業部、地域開発部、ストラクチャードファイナンス室、DX推進室の新設)により、戦略遂行体制を強化する。

  4. 04

    人的資本経営の実践

    職員の兼務発令や営業体制の見直しにより組織の一体化を促進し、効率的な営業活動と安定的な店舗運営を図る。

  5. 05

    株主価値の向上

    経営の合理化・効率化を通じて健全な経営基盤を構築し、持続的な成長と株主価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で2,197人が働いている。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2023年3月73838.816.52,460
2024年3月77241.819.32,407
2025年3月2,355
2026年3月2,197

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
304億円
銀行業 — 青森県217億円
銀行業 — 青森県4,089百万円
銀行業 — 北海道1,674百万円
銀行業 — 青森県他985百万円
銀行業 — 岩手県487百万円
銀行業 — 秋田県78百万円
銀行業 — 宮城県45百万円
銀行業 — 東京都43百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社青森みちのく銀行
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あおもり創生パートナーズ株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    青銀甲田株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あおぎんカードサービス株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あおぎんリース株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あおぎん信用保証株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みちのくリース株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みちのく信用保証株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みちのくカード株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みちのく債権回収株式会社
    青森県 青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は953億円経常利益66億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+175.0%。

売上高
+12.5%
953億円
経常利益
+175.0%
66億円
純利益
+216.7%
38億円
利益率
6.9%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高953億円
純利益70億円38億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は256億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+50.6%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q126−34
2024年1Q17010
2024年2Q1721911.06
2024年3Q20415
2024年4Q222−3
2025年2Q382164.237
2025年4Q465−25
2026年2Q432194.432
2026年4Q5216
2027年1Q25630

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 4期分

2023年3月期からの4期で、経常収益は776億円から953億円へ1.2倍に増えた。経常利益率は6.6%から6.9%になった。経常収益は2期連続で増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2023年3月776516.6490
2024年3月768415.328
当社の完全子会社である両行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足。
2025年3月847242.812
2026年3月953666.938

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益953億円のうち、経常利益として残るのは66億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の4.0%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金93.1%887億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%66億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比10.5pt
4.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.6pt
2.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが−2,079億円、投資CFが−1,188億円で、差し引きのフリーCFは−3,267億円期末の手元現金は1.2兆円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2023年3月−5,084726−291.12
2024年3月61,043−2201.20
2025年3月4,703−1,905−141.48
2026年3月−2,079−1,188−171.15

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2026年3月期の総資産は5.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,628億円で、自己資本比率は2.8%(業種中央値4.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2023年3月5.971,8445.793.1
2024年3月5.971,6735.812.8
2025年3月6.061,5835.902.6
2026年3月5.851,6285.682.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
1,264億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5.7兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り79社中48位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.4%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
2.8%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率下位前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,635で、1年前と比べて+178.3%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥4,635+2.0%1ヶ月+13.3%1年+178.3%時価総額1,328億円
過去52週の値幅
安値¥1,600高値¥4,950

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.7倍
PER (会社予想)18.7倍
PBR0.77倍
配当利回り2.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比6.21%安の4530円。8月18日に4830円まで上昇した後、反落。それでも25日線4257円や75日線3891円を大きく上回る。年初来では+174.43%と急騰し、52週高値4950円に迫る。1カ月では+12.55%と上昇基調。金利上昇で銀行株に資金流入が続くが、過熱感も。出来高は増加傾向で、売り圧力も強いが、下値は堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 28.94倍は業界平均15.27倍を大きく上回り割高。PBR 0.67倍は1倍未満で銀行として常態的範囲だが、業界平均0.91倍を下回る。ROE 2.35%は低く、配当利回り1.21%も業界平均2.13%を下回る。利益変動大きく、割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.7倍17.5倍
PER (予想)18.7倍
PBR0.77倍1.01倍
ROE2.4%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2022年の銀行統合から3年が経過し、シナジー効果の発現と収益力の回復が焦点。強気派は統合によるコスト削減や地元シェア拡大が進み、2026年3月期の純利益38億円への回復を評価。弱気派は人口減少・低金利環境での持続的成長に疑問を呈し、近年の純利益が490億→28億→12億と激変している不安定性を指摘。

プラスに働く材料7
  • 統合シナジーの顕在化

    システム統合や店舗統廃合でコスト削減が進み、収益改善に寄与。

  • 地域密着の強み

    青森県内で高い預貸シェア、競合参入障壁が高い。

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.67倍、ROE2.35%ながら株価は純資産を大幅に下回る。

  • 業務改善で純利益38億円にV字回復2026年3月期影響

    純利益38億円、前期比217%増、ROE上昇

  • 地銀再編の事業シナジー効果2027年〜2028年影響

    システム統合費用削減で年10億円以上のコスト削減

  • 金利上昇で利ざや拡大金融政策次第影響

    貸出金利上昇で利息収入増、10bp上昇で営業利益+10億円

  • 株主還元強化でPBR改善次回株主総会影響

    配当増額または自社株買いでPBR0.7倍から改善期待

マイナスに働く材料7
  • 収益の不安定さ

    純利益が490億→28億→12億と大きく変動、統合効果が一過性の可能性。

  • 人口減少の逆風

    青森県は全国でも人口減少が著しく、貸出需要の長期的減少が懸念。

  • 低金利環境の継続

    日銀の利上げが限定的であり、預貸金利ざやの改善が見込みにくい。

  • 貸倒引当金の増加で純利益減少2026年通年影響

    不良債権処理で引当金積み増し、純利益20億円割れの可能性

  • 人口減少で貸出金残高減少長期継続影響

    地域経済縮小で貸出金残高年2%減少、利息収入減少

  • 債券保有の含み損拡大継続影響

    長期金利上昇で有価証券含み損、純資産減少リスク

  • 株価急伸後の利益確定売り短期的影響

    年間+170%上昇、高PER28倍でバリュエーション調整リスク

次の決算で確かめる点
コア業務純益
本業の収益力を示し、統合効果の度合いが測れる。
貸出金利回り
低金利下での収益性向上の鍵。
統合関連コスト
コスト削減の進捗と一時費用の影響を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.16%。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
2.16%
いまの株価に対して
配当性向
81.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月5046.4
2024年3月500.080.7
2025年3月500.0104.5
2026年3月500.081.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ35,030人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.636.138.139.0
金融機関33.832.225.827.4
事業法人23.623.324.624.4
外国法人7.26.57.47.0
証券会社1.71.84.12.3
自己株式0.10.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.09
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.75
03青森みちのく銀行行員持株会2.13
04高橋 慧1.81
05明治安田生命保険相互会社1.68
06日本生命保険相互会社1.67
07JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.32
08住友生命保険相互会社1.18
09株式会社十文字チキンカンパニー1.11
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.22%
    -0.77pt
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.99%
    +1.39pt
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.60%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 4期分

1株利益は4期で−92%、1株純資産は4期で−1%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2023年3月1,7145,78925.61.246.4
2024年3月995,8921.618.780.7
2025年3月435,5740.839.4104.5
2026年3月1335,7482.423.381.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額177百万円。

氏名役職年齢
成田晋(代表取締役)取締役社長71
藤澤貴之(代表取締役)取締役副社長60
石川啓太郎(代表取締役)取締役副社長65
森庸取締役62
白鳥元生取締役59
須藤慎治取締役57
大川英幸取締役60
木立晋取締役59
三國谷勝範取締役75
樋口一成取締役69
葛西俊介取締役 監査等委員62
岩木川雅司取締役 監査等委員67
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
石田深恵取締役 監査等委員51
河田喜照取締役 監査等委員66
古里卓也取締役57
片野健取締役63
森山和宏取締役 監査等委員58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)99217212113115
社外取締役627275
取締役(社内)1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容875字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社10社で構成され、銀行業を中心に、リース業、クレジットカード業、コンサルティング業、債権回収業などの金融サービスに係る事業を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表等 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 銀行業 〔銀行業〕 株式会社青森みちのく銀行の本支店において預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託・登録業務及び付帯業務を行っており、グループの中心的部門と位置づけております。 〔周辺業務〕 連結子会社1社においては、株式会社青森みちのく銀行の不動産管理・賃貸業務を行っており、主に銀行業務の周辺業務を担っております。 (2) リース業 〔リース業〕 連結子会社2社においては、リース業務等を行っております。 (3) その他 〔クレジットカード業〕 連結子会社2社においては、クレジットカード業務等を行っております。 〔信用保証業〕 連結子会社2社においては、住宅ローンの信用保証業務等を行っております。 〔その他〕 その他連結子会社2社においては、コンサルティング業務、債権管理回収業務を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 [事業系統図] (注) 上記連結子会社のほか、持分法非適用の非連結子会社であります「みちのく地域活性化投資事業有限責任組合」、「プロクレアHD地域共創ファンド投資事業有限責任組合」、持分法非適用の関連会社であります「プロクレアまちづくりファンド有限責任事業組合」があります。
経営方針・対処すべき課題4,452字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、株式会社青森銀行と株式会社みちのく銀行(以下、「両行」という。)の完全親会社として2022年4月1日に設立いたしました。当社グループは、「地域の未来を創る」「お客さまと歩み続ける」「一人ひとりの想いを実現する」を経営理念としております。 両行グループのノウハウや情報・ネットワークの融合を通じた金融仲介機能の強化や地域の優位性等を活かした事業領域の拡大によって地域・お客さまと共通価値を創造するとともに、経営の合理化・効率化を通じて健全な経営基盤の構築を図り、もって、金融システムの安定と金融サービスの提供の維持・向上、地域産業の更なる発展と地域住民の生活の向上に繋げることで、地域とともに持続的な成長を果たしてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、「地域の未来を創る」、「お客さまと歩み続ける」、「一人ひとりの想いを実現する」の経営理念のもと、2025年4月から2028年3月までを計画期間とする第2次中期経営計画『挑戦と創造 2nd stage』~地域の好循環を目指して~をスタートいたしました。 本計画は、Vision~10年後の目指す姿~を、「ずっと住みたい、帰ってきたい地域のために『豊かさ』を生み出す未来創造グループ」とし、そこに至るまでに今後10年間で取り組むべき課題がマテリアリティであるとの認識のもと、足元3年間で取り組むべき課題を本計画のテーマとして整理し策定いたしました。 本計画では、「地域課題の解決」、「収益力の強化」、「経営基盤の強化」、「人的資本経営の実践」、「株主価値の向上」の5つの基本戦略と15の重点施策を掲げ、計画期間を統合シナジーの本格発揮期間と位置付け、当社グループが地域とともに持続的に成長するための好循環を創出する仕組みの構築に取り組んでおります。 (3)目標とする経営指標 2025年4月よりスタートいたしました第2次中期経営計画「挑戦と創造 2nd stage」における経営目標は以下のとおりです。 2027年度(計画最終年度) 財務目標   連結当期純利益   80億円以上 連結ROE   4.0%以上 連結自己資本比率   8.0%程度 10年後の姿 社会的インパクト   青森県の一人あたりGDP   継続的増加 青森県の人口の社会増減率   減少率の改善 青森県のGHG排出量   2013年度比▲51.1%※2030年度に目指す水準 (4) 当社第2次中期経営計画の取り組み内容 当社グループは、2025年4月から2028年3月までを計画期間とする第2次中期経営計画に取り組んでおります。2025年度は、本計画の初年度として、また傘下子銀行の合併により2025年1月に発足した株式会社青森みちのく銀行(以下、「青森みちのく銀行」という。)の初の通期事業年度として、組織の一体化や体制整備を図るとともに、地域課題解決への取り組みを強化してまいりました。 ①青森みちのく銀行における営業体制の構築 青森みちのく銀行では、営業店事務やシステム面の安定移行の確認を経て、2025年9月より14か店の店舗統合を実施いたしました。 営業店への職員配置に関しては、2025年4月より、店舗統合が決定している店舗間において、職員が双方の店舗を兼務可能とする「ユニット営業体制」をスタートするとともに、同年11月からは、店舗統合の対象としていない一部の店舗間についても、職員の兼務発令を実施することにより、組織の一体化を促進し、効率的な営業活動や安定的な営業店運営を図ってまいりました。 ローン分野においては、2025年7月に十和田地区及びむつ地区にローン業務を専門に扱う「ローンデスク」を開設いたしました。ローン相談にかかる専門スタッフを配置し、相談から契約手続までをワンストップで対応できる体制を構築することにより、多様化するお客さまのニーズへのスピーディな対応に努めてまいりました。 リテール分野においては、2026年5月に「青森みちのくアプリ」を全面リニューアルいたしました。デザインの刷新と操作性の向上に加え、ことら送金や目的別預金、見守りサービスなど、アプリならではの新機能を追加し、「スマホひとつで完結するメインバンクアプリ」を目指し、お客さまの更なる利便性向上に取り組みました。 こうした取り組みを通じ、統合効果の早期発揮を目指すとともに、より質の高い金融サービスの提供に努めております。 ②本部組織の強化 今次中期経営計画における戦略及び重点施策を着実に遂行するため、2025年6月に当社及び青森みちのく銀行の本部機構の見直しを実施いたしました。当社では、従来の「地域共創部」の役割や体制を見直し、地域課題解決に向けたグループ一体での取り組みを統括、指揮する「地域戦略事業部」へ改組いたしました。加えて、青森みちのく銀行内には、「地域開発部」及び「ストラクチャードファイナンス室」並びに「DX推進室」といった、新たな組織を設置いたしました。 「地域開発部」は、本計画の最優先課題である「地域課題の解決」の具現化を企図し、青森みちのく銀行内へ新設した部署であり、円滑かつ深度ある行政連携を目指すとともに、公共団体等と連携した地域課題の解決や地域開発に向けた取り組みに係る当社グループ内の司令塔としての役割を担っております。 また、「ストラクチャードファイナンス室」及び「DX推進室」は、「地域課題の解決」を果たしていくための土台となる収益力や組織体制の強化を企図し、青森みちのく銀行内へ新設した部署であり、各分野において複数部署に跨っていた機能を集約し、専担化させることで、これらの取り組みをより一層強化してまいりました。 ③地域課題解決に向けた取り組み (地域事業者の海外展開支援) 地域経済の維持・拡大に向け、お客さまの海外展開に関するご支援を強化すべく、2025年4月、お客さまの海外販路開拓を応援する「海外挑戦塾」を新設いたしました。本塾では、海外展開のノウハウを有する県内上場企業と連携の上、明確な数値目標とKPIを定め、本気で海外販路開拓に取り組むお客さまに対し、伴走支援を行ってまいりました。 (地域における所得向上・労働力確保に向けた青森県との協働) 2025年7月、青森県と青森みちのく銀行は「所得向上・労働力確保に向けた連携に関する協定」を締結いたしました。本協定は、青森県と青森みちのく銀行がそれぞれ有する人的・物的・知的資源を活用し、県民の所得向上や県内事業者の労働力確保に資する対策を検討・実践していくことで、人口減少社会においても地域経済の持続的発展を図っていくことを目的としております。 本協定締結後は、青森みちのく銀行地域開発部を中心に、青森県と約30のテーマについて、延べ90回以上の実務者レベルの対話を実施いたしました。その結果として、「スタートアップ創出」や「医療機関広域連携」等に関する計7事業について、事業化が実現いたしました。 青森県内に本店を置く唯一の地方銀行として、引き続き、青森県との連携を密にしながら、地域の豊かさを追求してまいります。 (金融の枠組みを超えた地域発ビジネス ) 他業銀行業高度化等会社であるあおもり創生パートナーズ株式会社において、金融の枠組みを超えた地域の課題解決や地域ポテンシャルの最大化に資する新規事業の開発に挑戦しております。2026年3月には、その取り組みの1つである「耕畜連携もみ殻事業」について、これまでの検証活動を経て本格事業化へ至りました。 本事業は、稲作が盛んな津軽地域において「もみ殻」の処理に苦慮する稲作事業者と県南地域において既存敷料である「おが粉」の不足・価格上昇等から「もみ殻」への移行を望む畜産事業者の双方が抱える課題を解決すべく、「もみ殻」を1/3に圧縮加工して津軽地域から南部地域へ流通するビジネスモデルとなっております。2022年度に着想を得て以降、検証活動を重ねてまいりましたが、稲作事業者・畜産事業者の双方から高評価を得られたことも後押しとなり、今般の事業化に至っております。 ④グループ事業の強化 地域、お客さまのご要望へ、グループ一丸となり幅広くお応えすべく、今次中期経営計画では、重点施策の一つとして「グループ総合力の強化」を掲げております。 これまでリース事業においては、あおぎんリース株式会社とみちのくリース株式会社の両社にて事業を展開しておりましたが、両社のノウハウや情報・ネットワークの融合を通じた提案力の強化及び経営の効率化による収益機会の拡大に取り組むべく、2025年12月の両社の取締役会において、合併を決議いたしました。 両社は、2026年7月1日に合併し、「青森みちのくリース株式会社」として新たにスタートする予定としております。地域密着型リース会社として、スピーディな対応とニーズを捉えた提案によりお客さまの事業の拡大に貢献すべく、引き続き万全な合併準備を進めてまいります。 (5) 会社の対処すべき課題 当社グループが営業基盤とする青森県においては、少子高齢化や人口減少といった社会構造の変化に伴う影響が中長期的に継続することが見込まれております。 また、金融・経済環境に目を向けますと、日本銀行による金融政策の転換以降、金利は上昇基調で推移しており、これまでの低金利環境を前提とした経営からの転換が現実の経営課題として顕在化しております。加えて、海外経済・金融市場の動向や通商政策の影響、緊迫が続く中東情勢を背景に、資本市場の変動性も高まっており、先行きについては不確実性の高い状況が続いております。 一方で、豊かな自然環境や観光資源等を背景に、地域経済の活性化に向けた成長余地を有しているほか、デジタル技術の進展は、新たなビジネス機会の創出や生産性向上に寄与することが期待されております。 こうした環境認識の下、当社グループは、「ふるさとの地域課題を解決し 彩り豊かな未来を創造する」というミッションの実現に向け、2025年4月よりスタートした今次中期経営計画に基づき、統合シナジーの本格的な具現化を着実に推し進めております。本計画における諸施策の遂行により、構造的な地域課題への対応と、金利上昇をはじめとする環境変化への適応を両輪として進めつつ、地域資源の活用やデジタル技術の進展を成長ドライバーとして位置付け、地域課題の解決と当社グループの成長の両立を目指してまいりたいと考えております。
事業等のリスク5,595字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (トップリスク) 当社グループは、主要なリスクについて、影響度と発生可能性に基づき重要度を判定し、取締役会において審議のうえ、金融仲介機能を継続的に発揮できなくなるリスク事象をトップリスクとして選定しております。トップリスクについては、施策による対応及び定期的なストレステスト等を通じて当社グループに与える影響を認識することで、ストレス時対応力の強化に努めてまいります。 2026年度におけるトップリスクは次のとおりであります。 トップリスク   リスクシナリオ 地域の人口減少・少子高齢化の加速に伴う営業基盤の縮小   地域経済の衰退等により、当社及び取引先の営業基盤が縮小。地域の投資ニーズや融資需要が著しく減少。 経済社会の構造変化に伴う競争激化   他社・他行の進出やデジタルサービスの提供で、相対的に競争優位性が低下。 人材確保困難による持続的成長力の低下   当社経営に必要な人材の確保ができない。または当社経営に必要な職員の質・量を確保できない。 サイバー攻撃・大規模システム障害による営業停止   攻撃者グループが情報系システムに不正アクセスすること等により、業務継続ができない。 大規模災害・風水害による営業停止   地震及び津波による人的・物的被害が発生。取引先でも工場・設備損壊が発生。 金融政策・金融市場の混乱   世界的に株価が暴落、金利が急上昇。大手企業の業績が悪化、その影響で地方企業の業績も悪化。 (重要なリスク) (1) 経営統合に関するリスク 当社は2022年4月1日、株式会社青森銀行と株式会社みちのく銀行との共同株式移転により設立されました。 しかしながら、当初期待した統合の相乗効果を十分に発揮できないことにより、結果として当社グループの財政状態及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。統合の相乗効果の十分な発揮を妨げる要因として以下のものが考えられますが、これらに限定されるものではありません。 店舗統廃合及び効果的な人員配置の遅延、顧客との関係悪化、対外的信用の低下を含む様々な要因により、収益面における統合効果が実現できない可能性があります。 (2) 信用リスク ①概 要 当社グループの不良債権は、地盤とする青森県の景気動向、融資先の経営状況の変化及び不動産価格の下落等によって増加するおそれがあり、これに伴い不良債権処理費用が発生し、当社グループの業績及び財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、当社グループは、貸出先の状況、差入れを受けた担保の価値及び諸状況を勘案した前提・見積りに基づき、貸倒引当金を計上しておりますが、経済状態全般の悪化により、担保価値が下落した場合や、引当の前提及び見積りを変更する必要性が生じた場合には、実際の貸倒損失等が貸倒引当金計上時点における前提及び見積りと乖離し、貸倒引当金を超えるおそれがあります。こうした場合には、追加的な与信費用が発生し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 ②主な取組み 当社グループは、当社のクレジットポリシー及び信用リスク管理規程等に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審査や与信限度額の設定、信用情報管理、内部格付、保証や担保の設定及び問題債権への対応など与信管理に関する規程や体制を整備し運営しております。これらの与信管理は、銀行子会社の各営業店及び審査部において実施し、必要に応じて経営会議や取締役会において、審議・報告を行っております。 また、経営改善支援が必要なお客さまにつきましては、お客さまの経営改善に必要な対応を適時的確に行うことで、業況の悪化を未然に防止する体制を構築しております。個社に固有の事業状況及び今後の見通しを踏まえ状況に即した支援方針・支援策を検討するなど、取引先支援について組織的な対応を行っております。 (3) 市場関連リスク ①概 要 銀行の業務運営は、経済動向、金利、為替などの金融経済環境の変化から大きな影響を受ける可能性があります。主要なリスクとして以下の3つが挙げられます。 イ.価格リスク 当社グループは市場性のある有価証券を保有しており、大幅な取引価格の下落があった場合には、保有有価証券に評価損が発生し、減損処理による損失の計上等、当社グループの業績に悪影響を与えるとともに、自己資本比率の低下を招くおそれがあります。 ロ.金利リスク 金利が変動した場合、債券相場の変動等により、当社グループの保有する国債をはじめとする債券ポートフォリオの価値等に悪影響を及ぼします。 ハ.為替リスク 円高となった場合に、当社グループの保有する外貨建て投資の財務諸表上の価値が減少します。 ②主な取組み 当社グループは、ALMによって金利の変動リスクを管理しております。市場リスク管理規程等において、リスク管理方法や手続き等の詳細を明記しており、日常的にはリスク統括部において金融資産及び負債の金利の期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析、VaR(バリュー・アット・リスク)等の手法を用いてモニタリングを行っております。また月次でALM・収益管理委員会において、実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行い、その結果を経営会議に報告し、必要に応じて取締役会に報告しております。 有価証券投資に係る価格変動リスクについては、市場リスク管理規程に基づき、一定の保有期間と信頼区間に基づくVaRを計測し、そのリスク量が自己資本の一定額に収まっているかを把握し管理しております。 (その他のリスク) (4) 感染症拡大のリスク 新型コロナウイルス等の感染症が流行した場合、当社グループの役職員の出勤困難者の増加等により業務縮小の可能性があるほか、経済活動への悪影響による取引先の業績悪化により信用リスクが増加するなど、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 流動性リスク 金融システムが不安定になるなど市場環境が大きく変化したり、当社の信用状況が悪化した場合には、必要な資金の確保が困難になり、通常よりも著しく高い金利での資金調達により当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 事務リスク 故意または過失により正確な事務を怠ったり、事務事故あるいは不正等を起こした場合、損害賠償等の経済的損失や信用失墜等をもたらす可能性があります。また当社グループが保有する顧客情報等の重要情報を外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用が低下し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)システムリスク 当社グループが業務上運用しているコンピュータシステムに対して、安定稼動を前提として障害の発生防止に努めておりますが、災害、停電及びサイバー攻撃によるものも含め、システムの停止または誤作動等によるシステム障害が発生した場合には、当社グループの業績並びに業務遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報資産リスク 当社グループは、顧客情報を多く保有しており、情報資産に関する規程や体制の整備により、情報資産の厳正な管理に努めております。しかしながら、情報資産の漏洩、紛失、改ざん、不正利用等が発生した場合、当社グループに対する信用低下が生じ、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) コンプライアンスリスク 当社グループは、各種法令・規則等に従って業務を遂行しておりますが、当社グループの役職員による違法行為等が発生した場合、各種法令・規則等に基づく処分等を受けることになる他、当社グループに対する訴訟等が提起された場合、業績及び財政状態等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)法令・規制等変更リスク 当社グループは現時点の法令・規制等に従い業務を運営しておりますが、将来において法律、規則、政策、実務慣行、解釈等の変更が行われた場合には、当社グループの業務運営及び業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)人的リスク 人事運営上の不公平・不公正・差別的行為等があった場合、職員の士気の低下や人材の流出を招く可能性があります。また、少子高齢化の進展や人材獲得競争の激化を背景に、安定的な人材確保(採用・育成・定着)が困難となった場合、当社グループの業務運営及び業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)風評リスク 当社グループはディスクロージャー誌等の発刊物や積極的な広報・IR活動等を通じて、経営情報等について広く提供し、風説・風評の発生防止に努めております。しかしながら、市場や顧客の間において、評判の悪化や事実と異なる風説の流布等により信用低下が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)経営リスク 2025年4月にスタートしたプロクレアホールディングス第2次中期経営計画に基づき展開する経営戦略等が奏功しない場合、当初想定した結果が得られない可能性があります。 (14)競争激化リスク 当社グループが主要な営業基盤とする青森県において、地域金融機関、メガバンク、ノンバンク等との間で競争関係にあります。また、規制緩和やデジタル技術の進展を背景とした他業種からの参入を通じた競争環境の激化もあり、当社グループが競争優位を得られない場合、調達コストの上昇、運用利回りの低下等が想定され、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15)業務範囲拡大に伴うリスク 当社グループは、法令等の規制緩和に伴い伝統的な銀行業務以外の分野に業務範囲を広げております。しかしながら、当該業務の拡大が予想通りに進展せず、収益性が悪化した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16)自己資本比率に関わるリスク 当社の連結自己資本比率及び銀行子会社の連結及び単体自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断する基準」(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき算出しており、国内基準を採用しております。 当社及び銀行子会社の自己資本比率が要求される基準である4%を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部又は一部の停止等の命令を受けることとなります。当社の自己資本比率は以下のような要因により影響を受ける可能性があります。 ① 融資先の経営状況の悪化等に伴う不良債権処理費用の増加 ② 有価証券ポートフォリオの価値の低下 ③ 自己資本比率の基準及び算出方法の変更 ④ 繰延税金資産の回収可能性の低下による減額 ⑤ その他不利益な展開 (17)繰延税金資産に関わるリスク 現時点の会計基準では、過去の業績及び将来の収益力等に基づき回収可能性があると判断された将来減算一時差異に関して、繰延税金資産を計上することが認められております。また、現時点の自己資本比率規制においては、その大部分が自己資本の額に含まれます。当社グループの繰延税金資産の計算は、将来の課税所得の見込み等、様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。その結果、繰延税金資産の回収可能性に疑義が生じた場合、当社グループの繰延税金資産の減額による税金調整費用の発生により業績に悪影響を与えるとともに、自己資本比率が低下するおそれがあります。 (18)退職給付債務に関わるリスク 金利環境の変化その他の要因により、当社グループの年金資産の時価が下落したり、運用利回りが低下した場合、損失が発生する可能性があります。また、予定給付債務を計算する保険数理上の前提・仮定に変更があった場合には、年金の未積立債務及び年間積立額が増加し追加費用が発生する等、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (19)固定資産の減損会計に関わるリスク 当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、当連結会計年度においても必要額を減損損失として計上しております。しかしながら今後、収益状況や地価の動向など外部環境等の変化によっては、さらなる減損損失を計上する可能性があります。 (20)外部格付に関わるリスク 当社は外部格付機関による格付を取得しております。外部格付機関が当社の格付を引き下げた場合、資本や資金調達に悪影響を及ぼす可能性があります。 (21)災害等のリスク 地震、津波並びに風水害等の自然災害の発生、停電等の社会インフラ障害及び犯罪等の被害を受けることにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (22)持株会社のリスク 当社は銀行持株会社であるため、その収入の大部分を傘下の銀行子会社から受領する配当金等に依存しております。一定の状況下で、様々な規制上または契約上の制限等により、その金額が制限される場合があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合には、当社株主に対する配当の支払が不可能となる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)14,520字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ・業績 2025年度における国内経済は、緩やかな拡大傾向にあります。個人消費は底堅く推移し、企業の設備投資も堅調に推移するなど、内需の増加が国内景気の回復をけん引しました。価格転嫁も徐々に進展し、底堅い内需とインバウンド需要が下支えし、企業業績は非製造業を中心に改善が続いています。金融市場では、2025年12月に日本銀行の金融政策決定会合で政策金利が約30年ぶりの水準となる0.75%程度に引き上げられました。長期金利も利上げを受けて上昇し、2%を超える水準が続いています。今後も経済・物価情勢を確認しながら利上げは続くと予想されており、長期金利も緩やかに上昇していく見通しとなっています。 また、賃金の上昇が継続しており、2026年度の春闘においても高水準での賃上げ実現が見込まれます。今後も地政学リスクやインフレ再燃リスクはあるものの、実質賃金の改善により家計の購買力が上昇し、個人消費は底堅く推移することで内需が景気を下支えし、景気回復が続く見通しです。 青森県内においては、企業の景況感は青森県東方沖地震や大雪の影響で一時的に弱くなったものの、個人消費はコンビニエンスストアやドラッグストア、家電販売を中心に堅調で、宿泊需要もインバウンド含め前年を上回って推移するなど、基調として緩やかに回復しています。 以上のような経営環境の中、当期の連結経営成績につきましては、以下のとおりとなりました。 主要勘定につきましては、預金等(譲渡性預金を含む。)は個人預金及び法人預金並びに公金預金のいずれも順調に推移し、前連結会計年度末比436億円増加し5兆3,065億円となりました。貸出金は個人ローン及び公共貸出が減少したことから、前連結会計年度末比126億円減少し3兆4,951億円となりました。有価証券は、前連結会計年度末比1,095億円増加し1兆391億円となりました。 損益状況につきましては、預金利息などの資金調達費用や与信関連費用等は増加したものの、貸出金利息や有価証券利息等の資金運用収益の増加により、経常利益は前連結会計年度比41億25百万円増益の65億57百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比25億56百万円増益の37億83百万円となりました。 なお、連結自己資本比率は、前連結会計年度末比0.11ポイント低下し8.83%となりました。 セグメントごとの業績は、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に記載しております。 ・キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は期中3,283億57百万円減少し1兆1,513億60百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金収支は、借用金が減少したこと等から、前連結会計年度に比べ6,781億20百万円減少の2,078億61百万円の減少となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金収支は、有価証券の取得による支出が減少したことから、前連結会計年度に比べ717億26百万円増加の1,188億23百万円の減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金収支は、自己株式の取得による支出が増加したことから、前連結会計年度に比べ2億37百万円減少の16億73百万円の減少となりました。 (参考) (1) 国内・国際業務部門別収支 当連結会計年度の資金運用収支は、国内業務部門で前連結会計年度比56億96百万円増益の492億8百万円、国際業務部門で前連結会計年度比1億77百万円増益の2億2百万円となり、合計では前連結会計年度比58億73百万円増益の494億10百万円となりました。 役務取引等収支は、国内業務部門で前連結会計年度比35百万円減益の55億84百万円、国際業務部門で前連結会計年度比2百万円減益の25百万円となり、合計では前連結会計年度比37百万円減益の56億9百万円となりました。 その他の業務収支は、国内業務部門で前連結会計年度比7億57百万円増益の△103億81百万円、国際業務部門で前連結会計年度比18百万円減益の32百万円となり、合計では前連結会計年度比7億39百万円増益の△103億49百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   43,512   25   43,537 当連結会計年度   49,208   202   49,410 うち資金運用収益   前連結会計年度   47,124   319   947,434 当連結会計年度   60,517   944   6661,395 うち資金調達費用   前連結会計年度   3,611   294   93,896 当連結会計年度   11,309   741   6611,984 役務取引等収支   前連結会計年度   5,619   27   5,646 当連結会計年度   5,584   25   5,609 うち役務取引等収益   前連結会計年度   12,611   37   12,649 当連結会計年度   12,212   36   12,248 うち役務取引等費用   前連結会計年度   6,992   9   7,002 当連結会計年度   6,627   11   6,639 その他業務収支   前連結会計年度   △11,138   50   △11,088 当連結会計年度   △10,381   32   △10,349 うちその他業務収益   前連結会計年度   155   50   205 当連結会計年度   1,376   32   1,409 うちその他業務費用   前連結会計年度   11,293   ―   11,293 当連結会計年度   11,758   ―   11,758 (注) 1.国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度3百万円)を控除して表示しております。 3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 ①  国内業務部門 当連結会計年度の国内業務部門の資金運用勘定の平均残高は、前連結会計年度比27億36百万円減少の5兆7,913億89百万円、受取利息は前連結会計年度比133億93百万円増加の605億17百万円、利回りは前連結会計年度比0.23%上昇の1.04%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度比109億56百万円増加の5兆8,380億67百万円、支払利息は前連結会計年度比76億98百万円増加の113億9百万円、利回りは前連結会計年度比0.13%上昇の0.19%となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   (16,457)5,794,125   (9)47,124   0.81 当連結会計年度   (35,917)5,791,389    (66)60,517   1.04 うち貸出金   前連結会計年度   3,567,621   36,606   1.02 当連結会計年度   3,460,355   42,980   1.24 うち商品有価証券   前連結会計年度   3   0   0.19 当連結会計年度   3   0   0.90 うち有価証券   前連結会計年度   1,025,214   6,650   0.64 当連結会計年度   948,822   9,581   1.01 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   73,342   214   0.29 当連結会計年度   101,602   630   0.62 うち買現先勘定   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち預け金   前連結会計年度   1,127,943   3,642   0.32 当連結会計年度   1,280,605   7,255   0.56 資金調達勘定   前連結会計年度   5,827,111   3,611   0.06 当連結会計年度   5,838,067   11,309   0.19 うち預金   前連結会計年度   5,023,038   2,872   0.05 当連結会計年度   5,038,567   9,174   0.18 うち譲渡性預金   前連結会計年度   291,781   185   0.06 当連結会計年度   291,437   717   0.24 うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   1,804   3   0.17 当連結会計年度   1,923   12   0.65 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   92,322   254   0.27 当連結会計年度   168,173   935   0.55 うち借用金   前連結会計年度   419,638   166   0.04 当連結会計年度   336,803   263   0.07 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、金融業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度27,347百万円、当連結会計年度43,862百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,506百万円、当連結会計年度2,000百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度3百万円)を控除して表示しております。 3.(  )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ②  国際業務部門 当連結会計年度の国際業務部門の資金運用勘定の平均残高は、前連結会計年度比202億68百万円増加の380億17百万円、受取利息は前連結会計年度比6億25百万円増益の9億44百万円、利回りは前連結会計年度比0.68%上昇の2.48%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度比172億78百万円増加の380億44百万円、支払利息は前連結会計年度比4億47百万円増加の7億41百万円、利回りは前連結会計年度比0.54%上昇の1.95%となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   17,749   319   1.80 当連結会計年度   38,017   944   2.48 うち貸出金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち商品有価証券   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち有価証券   前連結会計年度   14,153   141   1.00 当連結会計年度   17,033   172   1.01 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   3,595   168   4.69 当連結会計年度   18,610   768   4.12 うち買現先勘定   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち預け金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― 資金調達勘定   前連結会計年度   (16,457)20,766   (9)294   1.41 当連結会計年度   (35,917)38,044   (66)741   1.95 うち預金   前連結会計年度   1,508   7   0.48 当連結会計年度   1,640   6   0.36 うち譲渡性預金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   2,762   134   4.88 当連結会計年度   437   13   3.04 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち借用金   前連結会計年度   ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― (注) 1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度3百万円、当連結会計年度3百万円)を控除して表示しております。 2.(  )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 3.国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ③  合計 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   5,821,844   47,434   0.81 当連結会計年度   5,831,855   61,395   1.05 うち貸出金   前連結会計年度   3,567,621   36,606   1.02 当連結会計年度   3,460,355   42,980   1.24 うち商品有価証券   前連結会計年度   3   0   0.19 当連結会計年度   3   0   0.90 うち有価証券   前連結会計年度   1,039,368   6,791   0.65 当連結会計年度   965,855   9,753   1.01 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   76,938   382   0.49 当連結会計年度   120,213   1,398   1.16 うち買現先勘定   前連結会計年度    ―   ―   ― 当連結会計年度   ―   ―   ― うち預け金   前連結会計年度   1,127,943   3,642   0.32 当連結会計年度   1,280,605   7,255   0.56 資金調達勘定   前連結会計年度   5,831,420   3,896   0.06 当連結会計年度   5,840,194   11,984   0.20 うち預金   前連結会計年度   5,024,547   2,879   0.05 当連結会計年度   5,040,207   9,180   0.18 うち譲渡性預金   前連結会計年度   291,781   185   0.06 当連結会計年度   291,437   717   0.24 うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   4,566   138   3.02 当連結会計年度   2,360   25   1.09 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   92,322   254   0.27 当連結会計年度   168,173   935   0.55 うち借用金   前連結会計年度   419,638   166   0.04 当連結会計年度   336,803   263   0.07 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、金融業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度27,351百万円、当連結会計年度43,866百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,506百万円、当連結会計年度2,000百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度3百万円)を控除して表示しております。 3.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況 当連結会計年度の役務取引等収益は、代理業務及び為替業務の減少等により、合計で前連結会計年度比4億1百万円減少の122億48百万円となりました。 役務取引等費用は、合計で前連結会計年度比3億63百万円減少の66億39百万円となりました。 この結果、役務取引等収支は前連結会計年度比37百万円減益の56億9百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   12,611   37   12,649 当連結会計年度   12,212   36   12,248 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   7,084   ―   7,084 当連結会計年度   7,659   ―   7,659 うち為替業務   前連結会計年度   1,868   37   1,905 当連結会計年度   1,402   36   1,439 うち証券関連業務   前連結会計年度   128   ―   128 当連結会計年度   134   ―   134 うち代理業務   前連結会計年度   2,610   ―   2,610 当連結会計年度   2,143   ―   2,143 うち保護預り・ 貸金庫業務   前連結会計年度   74   ―   74 当連結会計年度   72   ―   72 うち保証業務   前連結会計年度   845   ―   845 当連結会計年度   800   ―   800 役務取引等費用   前連結会計年度   6,992   9   7,002 当連結会計年度   6,627   11   6,639 うち為替業務   前連結会計年度   329   9   339 当連結会計年度   247   11   258 (注)  国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。 (4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況 ○  預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   5,022,594   1,638   5,024,233 当連結会計年度   5,049,696   1,967   5,051,663 うち流動性預金   前連結会計年度   3,619,022   ―   3,619,022 当連結会計年度   3,671,638   ―   3,671,638 うち定期性預金   前連結会計年度   1,304,819   ―   1,304,819 当連結会計年度   1,278,850   ―   1,278,850 うちその他   前連結会計年度   98,752   1,638   100,391 当連結会計年度   99,206   1,967   101,174 譲渡性預金   前連結会計年度   238,706   ―   238,706 当連結会計年度   254,895   ―   254,895 総合計   前連結会計年度   5,261,301   1,638   5,262,939 当連結会計年度   5,304,591   1,967   5,306,559 (注) 1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2.定期性預金=定期預金+定期積金 3.国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。 (5) 国内・国際業務部門別貸出金残高の状況 ①  業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   構成比(%) 国内(除く特別国際金融取引勘定分)   3,507,783   100.00   3,495,123   100.00 製造業   143,409   4.10   168,708   4.83 農業、林業   19,035   0.54   18,455   0.53 漁業   4,352   0.12   4,412   0.13 鉱業、採石業、砂利採取業   4,585   0.13   5,121   0.15 建設業   93,603   2.67   83,981   2.40 電気・ガス・熱供給・水道業   130,554   3.72   122,436   3.50 情報通信業   10,794   0.31   9,672   0.28 運輸業、郵便業   72,114   2.06   81,256   2.32 卸売業、小売業   197,737   5.64   193,408   5.53 金融業、保険業   149,243   4.25   161,789   4.63 不動産業、物品賃貸業   252,617   7.20   264,102   7.56 各種サービス業   229,471   6.54   216,345   6.19 政府・地方公共団体   994,488   28.35   976,323   27.93 その他   1,205,774   34.37   1,189,110   34.02 特別国際金融取引勘定分   ―   ―   ―   ― 政府等   ―   ―   ―   ― 金融機関   ―   ―   ―   ― その他   ―   ―   ―   ― 合計   3,507,783   100.00   3,495,123   100.00 ②  外国政府等向け債権残高(国別) 該当ありません。 (6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況 ○  有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   343,013   ―   343,013 当連結会計年度   308,172   ―   308,172 地方債   前連結会計年度   309,165   ―   309,165 当連結会計年度   386,263   ―   386,263 社債   前連結会計年度   107,732   ―   107,732 当連結会計年度   148,758   ―   148,758 株式   前連結会計年度   16,685   ―   16,685 当連結会計年度   17,359   ―   17,359 その他の証券   前連結会計年度   141,598   11,332   152,930 当連結会計年度   153,968   24,586   178,554 合計   前連結会計年度   918,195   11,332   929,528 当連結会計年度   1,014,521   24,586   1,039,108 (注) 1.国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。 2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率等の状況) (参考) 自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。 なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。また、当社はマーケット・リスク規制を導入しておりません。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.連結自己資本比率 (2/3)   8.83 2.連結における自己資本の額   1,648 3.リスク・アセットの額   18,665 4.連結総所要自己資本額   746 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社青森みちのく銀行の貸借対照表の有価証券中の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものについて債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 株式会社青森みちのく銀行(単体)の資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   193   188 危険債権   365   386 要管理債権   87   81 正常債権   35,515   35,294 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社としての業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の分析 当社グループの連結経営成績の状況につきましては、連結業務粗利益は貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により資金利益が増加し、前連結会計年度比65億73百万円増益の446億67百万円となりました。経常利益は、与信費用は増加したものの、連結業務粗利益の増益に加え、前年度に計上した子銀行の合併に伴う営業経費の減少等により、前連結会計年度比41億25百万円増益の65億57百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益についても前連結会計年度比25億56百万円増益の37億83百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減(百万円) 連結業務粗利益   38,094   44,667   6,573 資金運用収支   43,536   49,407   5,871 役務取引等収支   5,646   5,609   △37 その他業務収支   △11,088   △10,349   739 営業経費   45,047   41,618   △3,429 与信費用(貸倒償却費用等)   1,554   4,035   2,481 株式等関係損益   8,097   5,263   △2,834 その他   2,841   2,279   △562 経常利益   2,432   6,557   4,125 特別損益   301   △749   △1,050 税金等調整前当期純利益   2,733   5,807   3,074 法人税、住民税及び事業税   1,104   948   △156 法人税等調整額   401   1,075   674 法人税等合計   1,506   2,024   518 当期純利益   1,227   3,783   2,556 非支配株主に帰属する当期純利益   ―   ―   ― 親会社株主に帰属する当期純利益   1,227   3,783   2,556 (注)連結業務粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用) +(その他業務収益-その他業務費用) セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 (銀行業) 経常収益は前連結会計年度比98億61百万円増加の807億59百万円、セグメント利益は前連結会計年度比30億18百万円増加の54億39百万円となりました。 (リース業) 経常収益は前連結会計年度比1億96百万円増加の137億50百万円、セグメント利益は前連結会計年度比99百万円増加の6億35百万円となりました。 (その他) 経常収益は前連結会計年度比1億2百万円増加の28億94百万円、セグメント利益は前連結会計年度比1億10百万円増加の8億20百万円となりました。 ② 財政状態の分析 (主要勘定の残高) 預金につきましては、個人預金及び法人預金が増加したことにより、前連結会計年度末比274億円増加し、5兆516億円となりました。また、譲渡性預金は前連結会計年度末比161億円増加し、2,548億円となりました。 貸出金につきましては、個人ローン及び公共貸出が減少したことにより、前連結会計年度末比126億円減少し3兆4,951億円となりました。 有価証券につきましては、地方債等が増加したことにより、前連結会計年度末比1,095億円増加し1兆391億円となりました。 (末残)   前連結会計年度末(百万円)   当連結会計年度末(百万円)   増減(百万円) 預金   5,024,233   5,051,663   27,430 うち個人預金   3,545,291   3,566,899   21,608 譲渡性預金   238,706   254,895   16,189 貸出金   3,507,783   3,495,123   △12,659 有価証券   929,528   1,039,108   109,579 純資産   158,303   162,761   4,457 ③ 連結自己資本比率(国内基準) 前連結会計年度末(億円)   当連結会計年度末(億円)   差異 1.連結自己資本比率   8.94%   8.83%   △0.11% 2.連結における自己資本の額   1,610   1,648   38 3.リスク・アセットの額   18,005   18,665   660 4.連結総所要自己資本額   720   746   26 (注)自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社が保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき算出しております。 ④ 経営目標の達成状況 経営目標   2028年3月期(計画最終年度)   2026年3月期 計画   実績 連結当期純利益   80億円   32億円   37億円 連結ROE   4.0%以上   1.87%   2.19% 連結自己資本比率   8.0%程度   8.27%   8.83% 連結当期純利益は、利回りの上昇による貸出金利息の増加に加え、経費の減少等により、2026年3月期計画比では5億円の増加となりました。 連結ROEは、連結当期純利益が計画を上回ったことにより、2026年3月期計画比では0.32ポイントの上昇となりました。 連結自己資本比率は、バーゼルⅢ完全適用により当初想定よりもリスク・アセットが減少し、連結当期純利益も増加したことから、2026年3月期計画比では0.56ポイントの上昇となりました。 ⑤  キャッシュ・フローの状況の分析 (概要) キャッシュ・フローの状況の概要については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) 当社グループは事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状態を常に目指しております。貸出金や有価証券の運用に関しては、大宗を顧客からの預金にて調達しております。また必要に応じ日銀借入金やコールマネー等により資金調達を行っております。また資金調達の状況等については、月次でALM・収益管理委員会や経営会議に報告し、必要に応じて妥当性や今後の対応を協議しております。 なお、当面の設備投資等については自己資金で対応する予定であります。 ⑥  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。