概要
プロクレアホールディングスは、2022年4月に青森銀行とみちのく銀行の共同株式移転により設立された銀行持株会社である。青森県を主たる地盤とし、子会社の青森みちのく銀行が預金・貸出・為替等の銀行業務を営む。連結従業員約2,200名、2026年3月期の連結売上高は953億円、当期純利益は38億円。地域密着型金融を中核に、リース業やクレジットカード業などの周辺事業も展開する。
銀行業を中核とする3つの事業セグメント
当社グループは連結子会社10社で構成され、銀行業、リース業、その他(クレジットカード・信用保証等)の3セグメントで事業を展開する。中核の銀行業は、完全子会社である青森みちのく銀行が預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替・外国為替業務などを担う。リース業は2社の連結子会社が機械設備・車両・情報通信機器のリースを提供し、銀行取引先の設備投資需要を取り込む。その他セグメントにはクレジットカード業(2社)、住宅ローン信用保証業(2社)、コンサルティング業務や債権管理回収業務(各1社)が含まれ、リテール領域を補完する。
資金運用収支が収益の柱、2025年度は増益
当社グループの収益構造は、貸出金利息や有価証券利息からなる資金運用収支が中心である。2025年度(2026年3月期)の資金運用収支は、国内業務部門で前年度比57億円増の492億円、国際業務部門で2億円増の2億円、合計494億円となった。預金利息などの資金調達費用や与信関連費用は増加したものの、貸出金利息や有価証券利息の増加がそれを上回り、経常利益は前年度比41億円増の66億円、親会社株主に帰属する当期純利益は26億円増の38億円となった。預金等は前年度末比436億円増の5兆3,065億円、貸出金は126億円減の3兆4,951億円、有価証券は1,095億円増の1兆391億円である。
青森県・岩手県北部を地盤とする地域密着型金融
当社グループの主要な営業地域は青森県全域と岩手県北部である。青森みちのく銀行の本支店ネットワークを通じて、個人・法人向けの預金・貸出・為替サービスを提供する。2025年9月には14か店の店舗統合を実施し、効率化を進める一方、十和田地区とむつ地区にローン専門の「ローンデスク」を開設した。また、2026年5月には「青森みちのくアプリ」を全面リニューアルし、ことら送金や目的別預金、見守りサービスなどの機能を追加。デジタルチャネルでの顧客接点強化にも取り組んでいる。
持株会社体制でグループ全体の最適化を推進
当社は純粋持株会社として、グループ全体の経営管理と戦略策定を担う。傘下には銀行業の中核である青森みちのく銀行のほか、リース会社2社、クレジットカード会社2社、信用保証会社2社、不動産管理会社、コンサルティング会社、債権回収会社など計10社の連結子会社がある。さらに、地域活性化や企業成長を支援するファンドとして、みちのく地域活性化投資事業有限責任組合やプロクレアHD地域共創ファンド、プロクレアまちづくりファンドなどを運営し、投融資を通じた地域貢献も行っている。
業界の中での役割は地域金融グループの持株会社(銀行を中核)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業主力
子銀行である青森みちのく銀行が預金・貸出・為替・有価証券投資などの銀行業務を営む。グループの中心的部門として、青森県・岩手県北部を主な地盤に地域密着型の金融サービスを提供。
- 預金業務
- 普通預金、定期預金など多様な預金商品を個人・法人に提供。地域の資金を吸収し貸出等に活用。
- 貸出業務
- 事業性融資、住宅ローン、カードローンなど。地域企業・個人の資金ニーズに応じた融資を実行。
02リース業準主力
グループのリース会社が、企業向けに機械設備・車両・情報通信機器などのリースを提供。銀行取引先の設備投資ニーズに対応し、グループ収益を多角化。
03その他(クレジットカード・信用保証等)準主力
クレジットカード業務、住宅ローン信用保証業務、コンサルティング業務、債権管理回収業務などをグループ会社が担う。リテール領域の補完と顧客接点の強化に寄与。
- クレジットカード業務
- 提携カード等の発行・会員管理・加盟店開拓。地域でのキャッシュレス決済普及に貢献。
- 信用保証業務
- 住宅ローン等の保証。銀行融資のリスクを軽減し、融資実行を促進。
製品と技術
預金業務:普通預金・定期預金など多様な商品を提供
青森みちのく銀行は、個人および法人向けに普通預金、定期預金、通知預金、納税準備預金など多様な預金商品を提供している。地域の資金を安定的に吸収し、貸出や有価証券投資等の原資として活用する。2025年度末の預金等(譲渡性預金含む)残高は5兆3,065億円と前年度末比436億円増加し、地域の資金循環の基盤となっている。また、デジタルチャネル強化の一環として、2026年5月にリニューアルした「青森みちのくアプリ」では目的別預金などの新機能を追加し、顧客の利便性向上を図っている。
貸出業務:事業性融資から住宅ローンまで幅広く対応
貸出業務は、地域企業向けの事業性融資、個人向けの住宅ローン、カードローン、教育ローンなど多岐にわたる。2025年度末の貸出金残高は3兆4,951億円である。個人ローンと公共貸出が減少したものの、法人向け融資は堅調に推移した。合併後は、十和田地区とむつ地区に「ローンデスク」を開設し、ローン相談から契約手続きまでをワンストップで対応する専門体制を構築。相談業務の専門スタッフを配置し、多様化する顧客ニーズへの迅速な対応を可能にしている。
リース業:機械設備・車両・情報通信機器を提供
グループのリース会社2社は、企業向けに機械設備、車両、情報通信機器などのリースを提供する。銀行業務の補完として、取引先企業の設備投資ニーズに対応し、グループ収益の多角化に貢献している。リース業は銀行業に次ぐセグメントであり、地域企業の事業活動を間接的に支援する役割を担う。具体的なリース対象は、製造設備、建設機械、医療機器、オフィス機器等多岐にわたり、顧客のライフサイクルに応じたファイナンス手段を提供する。
クレジットカード業務:提携カード発行と加盟店開拓
グループのクレジットカード会社2社は、提携カードの発行・会員管理・加盟店開拓を行っている。地域でのキャッシュレス決済普及に寄与するとともに、銀行のリテール顧客との接点を強化する。カード会員向けに各種特典やポイントサービスを提供し、地域経済の活性化を図っている。また、クレジットカード業務を通じて得られる顧客の消費動向データは、銀行のマーケティングにも活用されている。
信用保証業務:住宅ローン保証で融資促進を支援
グループの信用保証会社2社は、主に住宅ローンに関する信用保証業務を提供する。銀行が融資を実行する際に、信用保証を付すことでリスクを軽減し、融資実行を促進する役割を果たす。これにより、銀行はより多くの個人顧客に住宅ローンを提供できるようになる。信用保証業務は、銀行の貸出拡大を間接的に支える重要な機能であり、グループ全体の収益基盤の安定化に寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
地域銀行統合で収益力強化、拡大路線
プロクレアホールディングスは地方銀行再編の受け皿として設立され、複数行の統合により規模拡大を進めている。売上高は増加傾向にあり、2026年3月期には953億円見込み。同業のいよぎんHDやしずおかFGと比べて、収益規模は中間程度。統合効果によるコスト削減と収益向上が期待される。
強み
- 複数銀行の統合で預金基盤・貸出先が拡大し、収益力向上。
- 地域密着型でリレーションシップバンキングを強みとする。
- 売上高が3期連続増加し、堅調な業績推移。
- 統合によるシステム統合や店舗統廃合で経費削減が見込める。
課題
- 長期低金利で利ざやが縮小し、本業の収益性が低下。
- 営業エリアの人口減少により貸出需要が減退する可能性。
- 統合プロセスでシステム障害や人材流出などのリスクが存在。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字がプロクレアホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8343秋田銀行 | 1,569億円 | 20.0倍 |
| 2 | 8387四国銀行 | 1,541億円 | 8.7倍 |
| 3 | 8344山形銀行 | 1,453億円 | 21.7倍 |
| 4 | 8399琉球銀行 | 1,392億円 | 14.6倍 |
| 5 | 8366滋賀銀行 | 1,350億円 | 30.4倍 |
| 6 | 7384プロクレアホールディングス | 1,328億円 | 34.7倍 |
| 7 | 8541愛媛銀行 | 1,210億円 | 16.6倍 |
| 8 | 8550栃木銀行 | 1,187億円 | 13.6倍 |
| 9 | 8395佐賀銀行 | 1,104億円 | 12.9倍 |
| 10 | 7380十六フィナンシャルグループ | 997億円 | 17.2倍 |
| 11 | 7389あいちフィナンシャルグループ | 959億円 | 21.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
青森銀行とみちのく銀行が統合に向け基本合意(2021年5月)
2021年5月、青森県内で長年にわたり競合してきた株式会社青森銀行と株式会社みちのく銀行が、経営統合に関する基本合意書を締結した。両行は青森県を地盤とする地方銀行であり、人口減少や低金利環境が続く中で、経営基盤の強化と地域金融機能の維持を目的に統合を選択した。この合意は、両行が共同株式移転により持株会社を設立し、両行がその完全子会社となる方式を基本とするものであった。
経営統合契約書の締結と株主総会での承認(2021年11月~2022年1月)
2021年11月、両行は基本合意に基づく詳細な条件を定めた経営統合契約書を締結した。続く2022年1月、両行の臨時株主総会およびみちのく銀行の種類株主総会において、共同株式移転による持株会社設立が承認された。承認後、統合手続きが本格化し、新会社設立と東京証券取引所への上場に向けた準備が進められた。両行の株主には、持株会社の株式が割り当てられることとなった。
プロクレアホールディングス設立、東証一部上場(2022年4月)
2022年4月1日、共同株式移転の方式によりプロクレアホールディングスが設立された。同時に、当社普通株式は東京証券取引所市場第一部に上場し、その後プライム市場に移行した。設立時点で、青森銀行とみちのく銀行は当社の完全子会社となり、両行はそれぞれ独立した銀行として営業を継続した。当社の社名「プロクレア」は「Progressive(前進的)」「Create(創造)」「Clear(明確)」を組み合わせた造語であり、地域とともに成長する決意を表している。
子銀行2行が合併、青森みちのく銀行が発足(2025年1月)
2025年1月、当社の完全子会社であった青森銀行とみちのく銀行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足した。これにより、青森県内に本店を置く2つの地方銀行が統合され、県内最大の金融機関が誕生した。合併後は、店舗網の再編やシステム統合、営業体制の一体化が進められ、2025年9月には14か店の店舗統合を実施。また、十和田・むつ地区にローン専門窓口を開設するなど、合併効果を早期に発揮するための施策が打ち出された。
年表5件を開く
2020年代
- 2021年5月M&A株式会社青森銀行及び株式会社みちのく銀行(以下、総称して「両行」という)は経営統合に関する「基本合意書」を締結。
- 2021年11月M&A両行間で「経営統合契約書」を締結。
- 2022年1月M&A両行の臨時株主総会並びにみちのく銀行の普通株主による種類株主総会及びA種優先株主による種類株主総会において、両行が共同株式移転の方法により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて決議。
- 2022年4月創業両行が共同株式移転の方式により当社を設立。当社普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場し、プライム市場に移行。
- 2025年1月M&A当社の完全子会社である両行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結当期純利益2027年度まで80億円以上
- 連結ROE2027年度まで4.0%以上
- 連結自己資本比率2027年度まで8.0%程度
- 青森県の一人あたりGDP継続的増加
- 青森県の人口の社会増減率減少率の改善
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
地域課題解決の推進
青森県との連携協定に基づき、スタートアップ創出や医療機関広域連携等の事業を実践し、人口減少社会でも地域経済の持続的発展を図る。
- 02
収益力の強化
統合シナジーの本格発揮により、連結当期純利益やROEなどの財務目標達成を目指す。グループ事業の再編(リース会社合併等)を通じて収益機会を拡大する。
- 03
経営基盤の強化
本部組織の改編(地域戦略事業部、地域開発部、ストラクチャードファイナンス室、DX推進室の新設)により、戦略遂行体制を強化する。
- 04
人的資本経営の実践
職員の兼務発令や営業体制の見直しにより組織の一体化を促進し、効率的な営業活動と安定的な店舗運営を図る。
- 05
株主価値の向上
経営の合理化・効率化を通じて健全な経営基盤を構築し、持続的な成長と株主価値向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で2,197人が働いている。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 738 | 38.8 | 16.5 | 2,460 |
| 2024年3月 | 772 | 41.8 | 19.3 | 2,407 |
| 2025年3月 | — | — | — | 2,355 |
| 2026年3月 | — | — | — | 2,197 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社10社(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社青森みちのく銀行青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あおもり創生パートナーズ株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内青銀甲田株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あおぎんカードサービス株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あおぎんリース株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あおぎん信用保証株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内みちのくリース株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内みちのく信用保証株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内みちのくカード株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内みちのく債権回収株式会社青森県 青森市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は953億円、経常利益は66億円。前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+175.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 953億円 |
| 純利益 | 70億円 | 38億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は256億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+50.6%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 126 | — | — | −34 |
| 2024年1Q | 170 | — | — | 10 |
| 2024年2Q | 172 | 19 | 11.0 | 6 |
| 2024年3Q | 204 | — | — | 15 |
| 2024年4Q | 222 | — | — | −3 |
| 2025年2Q | 382 | 16 | 4.2 | 37 |
| 2025年4Q | 465 | — | — | −25 |
| 2026年2Q | 432 | 19 | 4.4 | 32 |
| 2026年4Q | 521 | — | — | 6 |
| 2027年1Q | 256 | — | — | 30 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 4期分
2023年3月期からの4期で、経常収益は776億円から953億円へ1.2倍に増えた。経常利益率は6.6%から6.9%になった。経常収益は2期連続で増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 776 | 51 | 6.6 | 490 |
| 2024年3月 | 768 | 41 | 5.3 | 28 |
| 当社の完全子会社である両行が合併し、株式会社青森みちのく銀行が発足。 | ||||
| 2025年3月 | 847 | 24 | 2.8 | 12 |
| 2026年3月 | 953 | 66 | 6.9 | 38 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益953億円のうち、経常利益として残るのは66億円で6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の4.0%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金93.1%887億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%66億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが−2,079億円、投資CFが−1,188億円で、差し引きのフリーCFは−3,267億円。期末の手元現金は1.2兆円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | −5,084 | 726 | −29 | 1.12 |
| 2024年3月 | 6 | 1,043 | −220 | 1.20 |
| 2025年3月 | 4,703 | −1,905 | −14 | 1.48 |
| 2026年3月 | −2,079 | −1,188 | −17 | 1.15 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 4期分
2026年3月期の総資産は5.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,628億円で、自己資本比率は2.8%(業種中央値4.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 5.97 | 1,844 | 5.79 | 3.1 |
| 2024年3月 | 5.97 | 1,673 | 5.81 | 2.8 |
| 2025年3月 | 6.06 | 1,583 | 5.90 | 2.6 |
| 2026年3月 | 5.85 | 1,628 | 5.68 | 2.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで79社中48位あたり、逆に低いのは自己資本比率で79社中77位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,635で、1年前と比べて+178.3%。過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.7倍 |
| PER (会社予想) | 18.7倍 |
| PBR | 0.77倍 |
| 配当利回り | 2.16% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比6.21%安の4530円。8月18日に4830円まで上昇した後、反落。それでも25日線4257円や75日線3891円を大きく上回る。年初来では+174.43%と急騰し、52週高値4950円に迫る。1カ月では+12.55%と上昇基調。金利上昇で銀行株に資金流入が続くが、過熱感も。出来高は増加傾向で、売り圧力も強いが、下値は堅い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PER 28.94倍は業界平均15.27倍を大きく上回り割高。PBR 0.67倍は1倍未満で銀行として常態的範囲だが、業界平均0.91倍を下回る。ROE 2.35%は低く、配当利回り1.21%も業界平均2.13%を下回る。利益変動大きく、割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.7倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 18.7倍 | — |
| PBR | 0.77倍 | 1.01倍 |
| ROE | 2.4% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2022年の銀行統合から3年が経過し、シナジー効果の発現と収益力の回復が焦点。強気派は統合によるコスト削減や地元シェア拡大が進み、2026年3月期の純利益38億円への回復を評価。弱気派は人口減少・低金利環境での持続的成長に疑問を呈し、近年の純利益が490億→28億→12億と激変している不安定性を指摘。
- 統合シナジーの顕在化
システム統合や店舗統廃合でコスト削減が進み、収益改善に寄与。
- 地域密着の強み
青森県内で高い預貸シェア、競合参入障壁が高い。
- 割安なバリュエーション
PBR0.67倍、ROE2.35%ながら株価は純資産を大幅に下回る。
- 業務改善で純利益38億円にV字回復2026年3月期影響強
純利益38億円、前期比217%増、ROE上昇
- 地銀再編の事業シナジー効果2027年〜2028年影響中
システム統合費用削減で年10億円以上のコスト削減
- 金利上昇で利ざや拡大金融政策次第影響中
貸出金利上昇で利息収入増、10bp上昇で営業利益+10億円
- 株主還元強化でPBR改善次回株主総会影響弱
配当増額または自社株買いでPBR0.7倍から改善期待
- 収益の不安定さ
純利益が490億→28億→12億と大きく変動、統合効果が一過性の可能性。
- 人口減少の逆風
青森県は全国でも人口減少が著しく、貸出需要の長期的減少が懸念。
- 低金利環境の継続
日銀の利上げが限定的であり、預貸金利ざやの改善が見込みにくい。
- 貸倒引当金の増加で純利益減少2026年通年影響強
不良債権処理で引当金積み増し、純利益20億円割れの可能性
- 人口減少で貸出金残高減少長期継続影響中
地域経済縮小で貸出金残高年2%減少、利息収入減少
- 債券保有の含み損拡大継続影響中
長期金利上昇で有価証券含み損、純資産減少リスク
- 株価急伸後の利益確定売り短期的影響弱
年間+170%上昇、高PER28倍でバリュエーション調整リスク
- コア業務純益
- 本業の収益力を示し、統合効果の度合いが測れる。
- 貸出金利回り
- 低金利下での収益性向上の鍵。
- 統合関連コスト
- コスト削減の進捗と一時費用の影響を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.16%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 50 | — | 46.4 |
| 2024年3月 | 50 | 0.0 | 80.7 |
| 2025年3月 | 50 | 0.0 | 104.5 |
| 2026年3月 | 50 | 0.0 | 81.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
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株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ35,030人。区分でいちばん多いのは個人・その他で39.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 33.6 | 36.1 | 38.1 | 39.0 |
| 金融機関 | 33.8 | 32.2 | 25.8 | 27.4 |
| 事業法人 | 23.6 | 23.3 | 24.6 | 24.4 |
| 外国法人 | 7.2 | 6.5 | 7.4 | 7.0 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.8 | 4.1 | 2.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.09 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.75 |
| 03 | 青森みちのく銀行行員持株会 | 2.13 |
| 04 | 高橋 慧 | 1.81 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 1.68 |
| 06 | 日本生命保険相互会社 | 1.67 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.32 |
| 08 | 住友生命保険相互会社 | 1.18 |
| 09 | 株式会社十文字チキンカンパニー | 1.11 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.99 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-07野村證券株式会社新規の大量保有報告1.22%-0.77pt
- 2026-06-05野村證券株式会社新規の大量保有報告1.99%+1.39pt
- 2026-05-12野村證券株式会社新規の大量保有報告0.60%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 4期分
1株利益は4期で−92%、1株純資産は4期で−1%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 1,714 | 5,789 | 25.6 | 1.2 | 46.4 |
| 2024年3月 | 99 | 5,892 | 1.6 | 18.7 | 80.7 |
| 2025年3月 | 43 | 5,574 | 0.8 | 39.4 | 104.5 |
| 2026年3月 | 133 | 5,748 | 2.4 | 23.3 | 81.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額177百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 成田晋 | (代表取締役)取締役社長 | 71 |
| 藤澤貴之 | (代表取締役)取締役副社長 | 60 |
| 石川啓太郎 | (代表取締役)取締役副社長 | 65 |
| 森庸 | 取締役 | 62 |
| 白鳥元生 | 取締役 | 59 |
| 須藤慎治 | 取締役 | 57 |
| 大川英幸 | 取締役 | 60 |
| 木立晋 | 取締役 | 59 |
| 三國谷勝範 | 取締役 | 75 |
| 樋口一成 | 取締役 | 69 |
| 葛西俊介 | 取締役 監査等委員 | 62 |
| 岩木川雅司 | 取締役 監査等委員 | 67 |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 石田深恵 | 取締役 監査等委員 | 51 |
| 河田喜照 | 取締役 監査等委員 | 66 |
| 古里卓也 | 取締役 | 57 |
| 片野健 | 取締役 | 63 |
| 森山和宏 | 取締役 監査等委員 | 58 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 9 | 92 | 17 | 21 | 21 | 131 | 15 |
| 社外取締役 | 6 | 27 | — | — | — | 27 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 19 | — | — | — | 19 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容875字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,452字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,595字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)14,520字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第4期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-20
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第3期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-21
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-22
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第1期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第1期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第1期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-25
- 四半期報告書四半期報告書-第1期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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