本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

OUGホールディングス

OUG Holdings Inc.8041 · Standard · 卸売業

水産流通の川上から川下までをカバー。市場荷受から輸入卸、養殖、加工、物流、小売まで一気通貫で手掛ける。

概要

OUGホールディングスは、水産物の荷受・卸売・養殖・加工・物流をグループ内で一貫して手がける水産物流通専門の持株会社である。1946年に大阪で創業した大阪魚市場を源流とし、2006年に持株会社へ移行。連結売上高は3,637億円(2026年3月期)、従業員1,301人。子会社16社、関連会社3社から成り、中央卸売市場での荷受事業と全国の販売網を持つ市場外卸売事業を二本柱とする。

水産物荷受を中核とする伝統的卸売事業

グループ最大のセグメントである水産物荷受事業は、連結子会社の株式会社うおいちが担う。うおいちは卸売市場法に基づき、大阪市中央卸売市場をはじめとする複数の中央卸売市場で水産物の荷受けと販売を行う。2026年3月期の同事業の売上高は221,230百万円で、グループ全体の約6割を占める。しかし、販売数量の減少や商品調達コストの上昇により売上総利益率が低下し、人件費・物流費の増加もあってセグメント利益は2,541百万円(前期比70.9%)と減益となった。伝統的な荷受事業は安定的な収益基盤である一方、数量面での伸び悩みが課題となっている。

全国30数カ所の販売網を持つ市場外卸売

市場外水産物卸売事業は、連結子会社の株式会社ショクリューが中心である。ショクリューはインドネシア、インド、オーストラリアなど世界数十カ国から冷凍海老を輸入し、全国30数カ所の営業所を通じて量販店、ホテル、外食産業に販売する。また、アジ、サワラ、サバなどの鮮魚を国内市場に出荷する。2026年3月期の売上高は143,261百万円で、外食・インバウンド需要の回復により増収となったが、商品調達コストの上昇と物流費増加を補えず、セグメント利益は1,587百万円(前期比82.6%)と減益となった。この事業はグループの販売網の広さが強みである。

養殖・加工・物流で広がるバリューチェーン

養殖事業では子会社の株式会社兵殖が九州・四国近海でブリとマグロの養殖を展開する。2026年3月期は高海水温の影響で生育が遅れ販売数量が減少したが、在池量不足による販売単価の上昇で増収増益となり、売上高11,615百万円、セグメント利益2,085百万円(前期は損失451百万円)と大きく改善した。食品加工事業では、ダイワサミット株式会社が量販店向けおにぎり、株式会社トウニチ水産がカット野菜、株式会社ツナクラフトワークスが冷凍マグロの加工を行う。物流事業は舞洲流通センター株式会社が大阪港舞洲食品流通センターで仕分け・配送を手がける。これらの事業がグループのバリューチェーンを補完する。

持株会社体制とグループ企業群

OUGホールディングスは2006年10月に持株会社体制に移行し、純粋持株会社としてグループ全体を統括する。連結子会社は16社で、それぞれ水産物荷受(うおいち)、市場外卸売(ショクリュー)、養殖(兵殖)、食品加工(ダイワサミット、トウニチ水産、ツナクラフトワークスなど)、物流(舞洲流通センター)、リース(トップ)、仲卸(大京)、小売(黒門三平)など専門分化している。関連会社は3社。本社は大阪市福島区野田に置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。2026年3月期の連結総資産は96,736百万円、自己資本比率42.8%。グループ全体で水産物流通の川上から川下までをカバーする体制をとる。

業界の中での役割は水産物流通のバリューチェーンを縦断するプレイヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,637億円
営業利益
63億円
営業利益率
1.7%
純利益
54億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01水産物荷受主力

子会社が卸売市場法に基づき、市場内で水産物の販売を行う。産地から市場への集荷・せりを担う。

02市場外水産物卸売主力

子会社が世界各国から輸入した冷凍海老等を、全国の販売網を通じて市場・量販店・ホテル・外食産業へ販売。鮮魚も国内市場へ供給。

主な製品・サービス1
冷凍海老
インドネシアやインドなどから輸入する冷凍エビ。

03養殖準主力

九州・四国近海でブリやマグロの養殖を行う。

主な製品・サービス1
養殖ブリ
九州近海で養殖されるブリ。

04食品加工準主力

量販店向けに米飯加工品、カット野菜、冷凍マグロ加工などを子会社が担う。

主な製品・サービス2
おにぎり等米飯加工品
量販店向けに製造するおにぎり・寿司などの米飯食品。
カット野菜
スーパー向けのサラダ用カット野菜。

05物流副次

大阪港の食品流通センターで、水産物を配送先別に仕分け・配送する物流サービスを提供。

06その他(リース・仲卸・小売等)副次

リース・保険代理業、中央卸売市場での仲卸、黒門市場の店舗小売などを展開。水産物流通を補完する。

製品と技術

中央卸売市場での水産物荷受サービス

グループの中核事業である水産物荷受は、連結子会社の株式会社うおいちが提供する。うおいちは卸売市場法に基づく卸売業者として、大阪市中央卸売市場(本場、東部市場、北部市場)などで水産物の荷受け、せり売り、販売を行っている。取り扱う品目は鮮魚、冷凍魚、加工品など多岐にわたる。2026年3月期の荷受事業売上高は221,230百万円で、グループ全体の60.8%を占める。中央卸売市場は生産者から消費者への流通の要であり、うおいちは市場内で集荷・販売機能を担うことで、安定した水産物供給に貢献している。ただし、近年は販売数量の減少傾向が続いており、収益性向上が課題である。

冷凍海老と鮮魚の市場外卸売

市場外水産物卸売事業は、株式会社ショクリューが中心となって展開する。ショクリューはインドネシア、インド、オーストラリアなど世界各地から冷凍海老(バナメイ海老、ブラックタイガーなど)を輸入し、全国30数カ所の営業所を通じて量販店、ホテル、外食産業に販売する。また、アジ、サワラ、サバなどの鮮魚を国内産地から仕入れ、市場や小売店に出荷する。2026年3月期の売上高は143,261百万円であり、グループ売上の約4割を占める。輸入冷凍海老は価格競争が激しいが、広範な販売網と物流拠点を活かして安定した取引を維持している。一方、鮮魚部門は国内産地との関係を強みとしている。

ブリ・マグロの養殖と加工食品

養殖事業では、子会社の株式会社兵殖が九州・四国近海の漁場でブリとマグロの養殖を行っている。2026年3月期の養殖事業売上高は11,615百万円で、セグメント利益は2,085百万円。高海水温の影響で生育が遅れたが、販売単価の上昇により増益となった。加工食品事業では、ダイワサミット株式会社が量販店向けにおにぎりなどの米飯加工品を製造。株式会社トウニチ水産は刺身の「ケン」(つま)を主体とするカット野菜を加工する。株式会社ツナクラフトワークスは冷凍マグロの加工(切り身、ブロックなど)を手がける。これらの加工品はグループの卸売網を通じて販売され、付加価値向上に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

総合商社だが収益率低く、構造改革途上

OUGホールディングスは金属、機械、化学品などの総合商社機能を持つ。売上高は3500億円超と大型だが、営業利益率は1.5%前後と総合商社としては低め。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(電子部品)や高千穂交易(セキュリティ機器)と比較しても収益性で劣る。近年は事業ポートフォリオの見直しや経営効率化を進めるが、依然として低採算部門の整理が課題。売上規模に見合った収益力の向上が急務。

強み

  • 金属、機械、化学品など幅広い商材を扱い、顧客ニーズに総合的に対応可能。
  • 売上高3500億円超と規模が大きく、信用力や取引先との交渉力を持つ。
  • 一部の事業で海外展開を行っており、グローバルな調達・販売網を活用。
  • 自己資本比率が高く、財務の健全性は良好。M&Aなど成長投資の原資がある。

課題

  • 1.5%前後と低く、コスト削減や高付加価値商材へのシフトが不可欠。
  • 不採算事業が収益を圧迫。ポートフォリオの見直しが遅れている。
  • 既存事業の枠を超えた新たな成長領域への投資と、戦略の具体化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がOUGホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18070東京産業284億円10.3倍
28007高島276億円22.3倍
39270バリュエンスホールディングス275億円10.0倍
48275フォーバル273億円17.3倍
53388明治電機工業271億円9.5倍
68041OUGホールディングス259億円4.7倍
77417南陽252億円10.0倍
88089ナイス245億円9.2倍
97481尾家産業241億円7.7倍
108057内田洋行240億円9.5倍
118076カノークス236億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

水産物荷受業者として創業した1946年

1946年6月、大阪市福島区下福島(現福島区野田)に株式会社大魚組が設立された。目的は水産物の売買及び販売の受託である。翌1947年8月に大阪魚株式会社へ商号変更し、鮮魚介加工水産物荷受機関として登録許可を得た。同年10月に創業し卸売業務を開始。1948年3月には大阪魚市場株式会社へ再度商号変更した。創業期の事業は、戦後の食糧需給を背景に水産物の流通を担う卸売業者としての機能に集中していた。この時期に中央卸売市場制度の整備が進み、1950年8月には農林大臣から水産物卸売人の正式業務許可を取得している。

戦後の合併で事業基盤を拡大(1950~1965年)

1950年代から1960年代にかけて、大阪魚市場は積極的な合併により事業規模を拡大した。1950年12月に北海商運株式会社を吸収合併、1953年2月には大丸水産株式会社を合併した。1955年8月に株式会社中水の業務を継承し、翌年11月に同社を吸収合併。1959年11月には東京都中央区に株式会社太源を設立し、関東進出の足がかりとした。1964年11月には大阪東部水産市場株式会社を設立し、大阪市中央卸売市場東部市場の開場に合わせて水産物卸売業務を開始した。これらの統合により、大阪圏における水産物荷受のシェアを高めるとともに、東京への事業拡大の基礎を築いた。

上場と市場第一部指定(1961~1991年)

1961年10月、大阪魚市場は大阪証券取引所市場第二部に株式を上場した。その後もグループ会社の再編が進み、1965年6月には大栄水産、太源、大栄食品の3社を合併して大栄太源株式会社を設立。1988年11月には大栄太源が大阪証券取引所市場第二部に上場し、1991年3月には第一部に指定された。この間、1978年には大阪府中央卸売市場の開設に伴い北部支社を開設。1981年には大阪東部水産市場より営業の一部を譲受け東部支社を開設した。1991年9月には大阪水産物直売株式会社を株式会社スイチョクに商号変更するなど、グループの組織整備が進んだ。上場により資金調達力が向上し、事業拡大を支えた。

持株会社移行とグループ再編(2006~2007年)

2006年10月、大阪魚市場はOUGホールディングス株式会社に商号変更し、持株会社体制に移行した。同時に水産物荷受事業を会社分割により新設の大阪魚市場株式会社(後のうおいち)に承継させた。2007年9月には公開買付けにより大栄太源株式会社を完全子会社化し、同月に大栄太源は上場廃止となった。同年10月には大阪魚市場、和歌山魚類株式会社、滋賀県魚市場株式会社の3社が合併し、存続会社を大阪魚市場として株式会社うおいちに商号変更した。この一連の再編により、グループは純粋持株会社の下に事業子会社を置く体制へと移行し、経営の効率化と事業の選択集中が図られた。

事業多角化と本店移転(2008~2010年)

2008年4月、大栄太源株式会社、株式会社スイチョク、やまは食品株式会社の3社が合併し、存続会社を大栄太源として株式会社ショクリューに商号変更した。これにより市場外水産物卸売事業の中核会社が形成された。同年、グループは水産物荷受以外の事業領域(養殖、食品加工、物流、リースなど)を拡充。2010年1月には本店を大阪市福島区野田二丁目13番5号に移転した(現在地)。この時期、子会社として株式会社兵殖(養殖)、ダイワサミット株式会社(米飯加工)、株式会社トウニチ水産(カット野菜)などがグループに加わり、水産物流通のバリューチェーンを強化した。養殖事業ではブリ・マグロ養殖に注力し、加工事業では量販店向け製品を拡大した。

東証統合とスタンダード市場移行(2013~2022年)

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、OUGホールディングスは東京証券取引所市場第一部に上場した。2022年4月の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行した。この間、グループは中期経営計画を策定し、2024年度から2026年度を対象とする「OUGグループ中期経営計画2024」では、売上高3,550億円、営業利益46億円、ROE8.0%維持を目標に掲げた。2026年3月期の実績は売上高3,637億円、営業利益63億円と目標を上回った。歴史を通じて水産物荷受を基盤としながら、養殖や加工など周辺事業への多角化を進め、現在の総合水産物流通グループとしての姿を確立した。

年表38件を開く

1940年代

  • 1946年6月大阪市福島区下福島(現 福島区野田)に㈱大魚組を水産物の売買及び販売の受託を目的に設立
  • 1947年8月商号変更大阪魚㈱に商号変更、鮮魚介加工水産物荷受機関登録許可
  • 1947年10月創業大阪魚㈱創業、卸売業務を開始
  • 1948年3月商号変更大阪魚市場㈱に商号変更
  • 1949年4月北海商運㈱、大北水産物㈱の業務を継承
  • 1949年6月大阪市南区(現 中央区)に大栄水産㈱設立
  • 1949年7月大阪市福島区に大阪水産物直売㈱設立

1950年代

  • 1950年8月水産物卸売人として、正式業務許可(農林大臣)
  • 1950年12月M&A北海商運㈱を吸収合併
  • 1953年2月M&A大丸水産㈱を吸収合併
  • 1955年8月㈱中水の業務を継承
  • 1956年11月M&A㈱中水を吸収合併
  • 1959年11月東京都中央区に㈱太源設立

1960年代

  • 1960年4月大阪市南区(現 中央区)に大栄食品㈱設立
  • 1961年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1964年11月大阪東部水産市場㈱を設立、水産物部卸売人として業務許可(農林大臣)大阪市中央卸売市場東部市場開場、水産物卸売業務開始
  • 1965年6月M&A大栄水産㈱、㈱太源、大栄食品㈱の3社を合併し、大阪市中央区に大栄太源㈱設立
  • 1967年4月和歌山県和歌山市に㈱和歌魚設立

1970年代

  • 1978年5月大阪府中央卸売市場開設に伴い北部支社を開設、水産物部卸売業者として業務許可(農林大臣)大阪府中央卸売市場開場、北部支社水産物卸売業務開始

1980年代

  • 1980年6月福岡市東区に金丸商事㈱を設立
  • 1981年10月大阪東部水産市場㈱より営業の一部譲受、水産物部卸売業者として業務許可(農林水産大臣)大阪市中央卸売市場東部市場に東部支社を開設、東部支社水産物卸売業務開始
  • 1983年4月商号変更㈱和歌魚を和歌山魚類㈱に商号変更
  • 1985年10月佐賀県唐津市に金丸食品㈱を設立
  • 1988年7月商号変更金丸商事㈱を㈱西日本食販に商号変更
  • 1988年11月上場大栄太源㈱ 大阪証券取引所市場第二部に株式上場

1990年代

  • 1991年3月上場大阪証券取引所市場第一部に株式上場
  • 1991年9月商号変更大阪水産物直売㈱を㈱スイチョクに商号変更
  • 1993年4月M&A㈱西日本食販、金丸食品㈱の2社を合併し、福岡市中央区にヤマハ食品㈱設立

2000年代

  • 2002年3月支社制度を廃止し、市場営業本部、商品事業本部、事務本部の3本部制に組織再編(事務本部については、2002年7月実施)
  • 2004年7月商号変更ヤマハ食品㈱をやまは食品㈱に商号変更
  • 2005年10月大阪府泉佐野市に鮮魚加工センター(名称:OUG加工センター)新設
  • 2006年10月商号変更OUGホールディングス㈱に商号変更し、全事業である荷受事業を会社分割し持株会社体制に移行 新設会社の商号は大阪魚市場㈱
  • 2007年9月上場当社による株式の公開買付けにより、大栄太源㈱ 大阪証券取引所市場第二部上場廃止
  • 2007年10月M&A大阪魚市場㈱、和歌山魚類㈱、滋賀県魚市場㈱の3社が、大阪魚市場㈱を存続会社として合併し、㈱うおいちに商号変更(現 連結子会社)当社との株式交換により、大栄太源㈱を完全子会社化
  • 2008年4月M&A大栄太源㈱、㈱スイチョク、やまは食品㈱の3社が、大栄太源㈱を存続会社として合併し、㈱ショクリューに商号変更(現 連結子会社)

2010年代

  • 2010年1月本店移転(大阪市福島区野田二丁目13番5号)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に株式上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで355,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで4,600百万円
  • 経常利益2027年3月期まで4,800百万円
  • 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで8.0%
  • 投下資本利益率(ROIC)2027年3月期まで5.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    鮮魚事業の強化

    バリューチェーンの最適化を意識したグループ全体の行動変容を通じ、鮮魚事業の競争力を高める取り組みを進める。

  2. 02

    商品力の強化

    水産物のコア事業において、お客様に価値ある商品とサービスを提供するため、商品力の向上に取り組む。

  3. 03

    関東マーケットの深耕・拡大

    関東エリアでの市場シェア拡大を目指し、営業活動や物流網の強化を通じてマーケットを深耕する。

  4. 04

    海外事業の拡大

    海外拠点を活用し、水産物の輸出・輸入を含む海外事業の拡大を図る。

  5. 05

    サステナブルな事業活動

    環境配慮や持続可能な水産資源の調達を推進し、サステナビリティ経営を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,301人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は702万円で、9期前と比べて16.0%平均年齢は53.7歳、平均勤続年数は12.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,305
2018年3月1,339
2019年3月83650.622.21,407
2020年3月85051.623.21,399
2021年3月84251.621.21,428
2022年3月79853.520.31,418
2023年3月80352.620.31,352
2024年3月82953.518.31,327
2025年3月78954.515.81,303391
2026年3月70253.712.81,301484

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
横浜営業所(横浜市中区)他25営業所3,163百万円
市場外水産物卸売事業
本社 — 大阪市福島区1,333百万円
全社(共通)
本社 — 大阪市中央区1,039百万円
市場外水産物卸売事業
西日本支社 — 福岡市中央区816百万円
市場外水産物卸売事業
東日本支社 — 東京都中央区602百万円
市場外水産物卸売事業
茨木加工センター — 大阪府茨木市392百万円
食品加工 事業
大阪 — 大阪市福島区273百万円
水産物荷受事業
焼津加工センター — 静岡県焼津市234百万円
食品加工 事業
関西支社 — 大阪市此花区61百万円
市場外水産物卸売事業
和歌山 — 和歌山県和歌山市52百万円
水産物荷受事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱うおいち(注)2.6
    大阪市福島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ショクリュー(注)2.6
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱兵殖
    大分県津久見市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    舞洲流通センター㈱(注)4
    大阪市此花区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイワサミット㈱(注)4
    大阪市此花区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トウニチ水産(注)4
    大阪府茨木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱大京(注)3.4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ディ・ティ・ネクスト(注)3.4
    京都府久世郡久御山町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱海老将軍(注)3.4
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱黒門三平(注)3.4
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,637億円営業利益63億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.9%、利益が+23.5%。

売上高
+3.9%
3,637億円
営業利益
+23.5%
63億円
純利益
+20.0%
54億円
営業利益率
1.7%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,550億円3,637億円
営業利益46億円63億円
純利益32億円54億円
1株あたり配当¥172¥172

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は882億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.1%、営業利益は+10.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q7313
2024年1Q816101.28
2024年2Q79340.52
2024年3Q949151.614
2024年4Q77412
2025年2Q1,655161.018
2025年4Q1,846351.927
2026年2Q1,710231.322
2026年4Q1,927402.132
2027年1Q882111.29

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,040億円から3,637億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に株式上場
2013年3月3,040−3−6
2014年3月3,1252017
2015年3月3,2451310
2016年3月3,2731911
2017年3月3,2042217
2018年3月3,23916−1
2019年3月3,2532516
2020年3月3,1981612
2021年3月2,9821711
2022年3月2,9863113
2023年3月3,2504331
2024年3月3,3323936
2025年3月3,50151591.545
2026年3月3,63763681.754

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,637億円のうち、営業利益として残るのは63億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は54億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.6%3,296億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.6%277億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%63億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.9pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは13億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は14億円で、売上の0.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月18−6−161218
2014年3月3−43−120
2015年3月−1−79−820
2016年3月38−3−313526
2017年3月−2−20−421
2018年3月−12−424−1629
2019年3月27−7−222027
2020年3月41−14−332721
2021年3月26−11−151521
2022年3月−6−1425−2026
2023年3月7−94−227
2024年3月20−12−11824
2025年3月27−4−192328
2026年3月26−13−271314

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は967億円。このうち返さなくてよい自己資本が414億円で、自己資本比率は42.8%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月69015353722.2
2014年3月69016652424.1
2015年3月73518455125.0
2016年3月70918252725.7
2017年3月72721151629.0
2018年3月76120455726.8
2019年3月78721757027.6
2020年3月70421049429.8
2021年3月72723149631.8
2022年3月78723854930.3
2023年3月82025956131.6
2024年3月91231060234.0
2025年3月90335654739.4
2026年3月96741455342.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
252億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
347億円
在庫として抱えている分
負債合計
553億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中46位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中216位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.8%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,650で、1年前と比べて+19.2%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥4,650-0.7%1ヶ月+7.4%1年+19.2%時価総額259億円
過去52週の値幅
安値¥3,690高値¥4,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.7倍
PER (会社予想)7.8倍
PBR0.61倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.8%上昇。25日線(4306.6円)を+3.3%上回り、75日線(4153.9円)を+7.1%上回る。52週高値4840円からは-8.1%の水準。RSI71.6と買われすぎ圏ではないが高め。出来高は4300株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER4.5倍は同業界平均17.4倍を大きく下回り、PBR0.58倍も同業界平均1.19倍を下回る。ROE14%は良好で、配当利回り3.68%は業界平均2.49%を上回る。割安感が強いが、配当性向42.2%と安定した配当を維持しており、バリュエーションの低さが際立つ。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.7倍17.9倍
PER (予想)7.8倍
PBR0.61倍1.24倍
ROE14.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期、2026/3期と増収増益予想。強気派はPBR0.58倍の割安感とROE14%の高収益性を評価。弱気派は営業利益率の低さと、業績変動リスクを懸念。PER4.5倍と超割安だが、その背景に注意が必要。

プラスに働く材料7
  • 超割安バリュエーション

    PER4.5倍、PBR0.58倍とかなり割安

  • 高ROE

    ROE14%と資本効率が良好

  • 業績成長

    2026/3期まで増収増益予想

  • PER4.5倍の極端な割安感継続影響

    PER4.5倍は業種平均を大幅に下回る、利益成長で修正期待。

  • PBR0.58倍からの是正圧力次回株主総会影響

    PBR0.58倍は解散価値の半値、株主還元策による向上余地。

  • 営業利益63億円への増益FY2026/3影響

    営業利益63億円は前期比+23.5%、収益拡大継続。

  • 外国人保有比率の増加余地継続影響

    低い外国人比率3.7%だが、割安感で買い増し可能性。

マイナスに働く材料7
  • 低利益率ビジネス

    営業利益率1.5%と薄利で、少しの変動で赤字リスク

  • 安定性の疑問

    卸売業は価格転嫁が難しく、収益変動大

  • バリュエーションの罠

    低PERは成長性の低さを反映している可能性

  • 卸売業の低収益性継続影響

    営業利益率1.73%と低く、価格競争で更に低下リスク。

  • 顧客企業の業績悪化FY2026下期影響

    取引先の景気悪化で売上減少、3637億円目標未達。

  • 財務レバレッジリスク不定影響

    自己資本比率低い場合、金利上昇で支払い増加。

  • 出来高少ない流動性リスク継続影響

    時価総額248億円と小型株、売買高薄く価格変動大。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを確認
営業利益率
収益性の改善/悪化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり172で、前期から+72.2%いまの株価に対する利回りは3.70%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥172
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月60104.0
2018年3月7016.7
2019年3月60−14.330.8
2020年3月600.044.2
2021年3月600.053.7
2022年3月600.041.3
2023年3月7016.739.3
2024年3月757.121.5
2025年3月9729.339.1
2026年3月16772.242.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥172

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,001人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.837.442.645.849.850.0
事業法人23.323.323.423.728.930.8
金融機関36.035.030.125.516.613.8
外国法人2.82.72.33.23.53.7
自己株式0.30.33.23.22.93.0
証券会社1.01.71.71.81.21.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Umios株式会社13.39
02株式会社松岡5.39
03日本生命保険相互会社4.76
04丸大食品株式会社2.07
05株式会社丸徳水産1.98
06OUGグループ従業員持株会1.98
07農林中央金庫1.94
08株式会社りそな銀行1.92
09株式会社みずほ銀行1.35
10三菱UFJ信託銀行株式会社1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-21
    Umios株式会社
    新規の大量保有報告
    13.39%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+8640%、1株純資産は14期で+2639%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−12280−4.171.2
2014年3月3043,03810.46.8157.1
2015年3月1833,3515.712.8287.1
2016年3月2023,3156.111.41153.8
2017年3月3163,8238.98.2104.0
2018年3月−183,679−0.5
2019年3月2913,9087.78.830.8
2020年3月2153,7825.612.544.2
2021年3月2064,1735.214.553.7
2022年3月2434,3005.711.341.3
2023年3月5624,81612.44.439.3
2024年3月6725,75812.73.821.5
2025年3月8406,58613.63.839.1
2026年3月9977,67714.04.142.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額151百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橋爪康至代表取締役社長 グループ経営推進担当7016,596
山田稔取締役 経営基盤グループ担当621,651
中村耕取締役 総合企画グループ・情報企画グループ担当641,688
石井享一取締役 グループ戦略推進担当607,241
竹田誠取締役 グループ戦略推進担当644,146
中迫猛取締役 グループ戦略推進担当653,006
三浦正晴取締役782,683
荻野義明取締役722,039
永島眞由美取締役65320
辰清広常勤監査役681,187
小竹伸幸監査役68486
石川英機監査役61730
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
進藤千絵監査役52108
上野友慈取締役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)755379213
社外取締役639397
監査役1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,362字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社16社及び関連会社3社により構成されており、水産物荷受事業、市場外水産物卸売事業、養殖事業、食品加工事業、物流事業、リース事業、水産物仲卸事業、水産物小売事業を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分は、「水産物荷受事業」、「市場外水産物卸売事業」、「養殖事業」、「食品加工事業」、「物流事業」、「その他」であります。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 水産物荷受事業・・・・ 子会社㈱うおいちは、「卸売市場法」に基づき卸売市場において、水産物の販売を行っております。 市場外水産物卸売事業・・子会社㈱ショクリューは、インドネシア、インド、オーストラリア等を主とした世界数十カ国より輸入される冷凍海老をはじめ、各種水産物を全国30数カ所の販売網(営業所等)を通じて、自社加工製品を含めて国内の市場、量販店、ホテル、外食産業等に販売しております。また、アジ、サワラ、サバ等の鮮魚については国内の市場に出荷販売しております。 養殖事業・・・・・・・ 子会社㈱兵殖は、九州、四国近海漁場でブリ、マグロの養殖を行っております。 上記以外に養殖事業を行う企業として、子会社1社が当社企業集団に属しております。 食品加工事業・・・・・ 子会社ダイワサミット㈱は、量販店向けにおにぎり等の米飯加工を行っております。 子会社㈱トウニチ水産は、刺身のケンを主体としたカット野菜の加工を行っております。 子会社㈱ツナクラフトワークスは、冷凍マグロの加工を行っております。 上記以外に食品加工事業を行う企業として、子会社2社が当社企業集団に属しております。 物流事業・・・・・・・ 子会社舞洲流通センター㈱は、「大阪港舞洲食品流通センター」において、搬入された水産物等を量販店等の配送先別に仕分け・配送を行っております。 上記以外に物流事業を行う企業として、子会社1社が当社企業集団に属しております。 リース事業・・・・・・ 子会社㈱トップは、保険代理業及びリース業を行っております。 水産物仲卸事業・・・・ 子会社㈱大京は、「卸売市場法」に基づき中央卸売市場にてせり等取引に参加し、水産物の販売を行っております。 水産物小売事業・・・・ 子会社㈱黒門三平は、黒門市場(大阪市中央区)に店舗を構え、また、百貨店等に出店し、水産物の販売を行っております。 その他事業・・・・・・ その他水産物流通を補完する企業として、子会社2社、関連会社3社が当社企業集団に属しております。 (注)水産物仲卸事業に属しておりました㈱タイゲンについては、2025年6月1日付で㈱ショクリューと合併したため、連結の範囲から除いております。 事業の業務関連図及び業務系統図は次のとおりであります。 (1)業務関連図 (2)業務系統図
経営方針・対処すべき課題1,426字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「水産物をコアとし、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより、食文化の発展に貢献します。」を経営理念としております。 また、生産者から消費者までの水産物流通のトータルシステムである「新しい水産物流通サービス業を創造し、お客様に安全・安心と満足を提供することにより、社会に貢献することを通じて企業価値の最大化を図る。」ことをグループ経営の基本方針としております。 (2)経営環境 今後の見通しにつきましては、国内景気は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果などにより緩やかに回復していくものと見込まれますが、中東情勢や米国の通商政策を含む国際情勢による不透明感も存在します。 水産物流通業界におきましては、需要動向については、水産物価格の持続的な上昇や節約志向の継続により、内食関連需要は総じて伸び悩み、外食・宿泊・インバウンド関連需要は好調が続くものの伸びは限定的なものになると予測されます。 (3)経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループにおきましては、2026年度は、2024年度から2026年度まで(3カ年)を対象とした『OUGグループ中期経営計画2024』(以下「中計」という。)(2024年5月10日公表)の最終年度にあたり、継続して中計達成に向け下記のテーマにグループ一体となって取り組んでおります。 Ⅰ.事業系では、1.「鮮魚事業の強化」、2.「商品力の強化」、3.「関東マーケットの深耕・拡大」、4.「海外事業の拡大」、5.「サステナブルな事業活動」のテーマについて、バリューチェーンの最適化を意識したグループ役職員の個々の行動変容を通じ取り組んでおります。 Ⅱ.非事業系(経営基盤の整備・強化)では、1.「事業ポートフォリオの見直し等の財務関連」、2.「人的資本充実等の人事関連」、3.「基幹業務システム導入等のシステム関連」、4.「IRの体制整備・充実」、5.「品質保証活動の充実・高度化」、6.「サステナビリティの推進」、7.「共通機能の高度化」のテーマについて取り組んでおります。 また、このような企業活動を通じ、「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向けて取り組むとともに、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより食文化の発展に貢献し、企業価値を最大化してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中計における当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、事業規模の拡大及び利益率の向上を目的として、売上高、営業利益、経常利益を重要な経営指標と位置づけ、また、資本効率の向上を目的として、自己資本利益率(ROE)、投下資本利益率(ROIC)を重要な経営指標と位置づけております。 中計の最終年度である2026年度の目標値は、売上高355,000百万円、営業利益4,600百万円、経常利益4,800百万円、自己資本利益率(ROE)8.0%維持、投下資本利益率(ROIC)5.0%であります。 (5)その他、会社の経営上重要な事項 特記すべき事項はありません。
事業等のリスク4,200字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 ただし、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載いたしましたリスク以外のリスクも存在し、その要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)需給動向及び市況に関するリスク 当社グループは、水産物等の卸売事業を主たる事業とし、当該事業に関連する事業としてブリ、マグロ等の養殖事業、水産物の加工事業等を行っております。 水産物は、その性質上、天然資源であり、漁獲量や養殖生産量等の供給量と需要量のバランスにより市況が形成される傾向にあることから、需給バランスの変動による取引価格等の変動を可能な限り見極めるため、漁獲量、養殖生産量の動向等の生産者情報や選好指向、購買行動等の消費者情報、及び市況情報等を精緻に収集・分析し営業活動を行っております。 しかしながら、将来において、海洋環境の変化等による漁獲量、養殖生産量等の急激な変化により需給バランスが崩れ、市況が大幅に変化する場合は、消費動向の急激な変化により販売計画に齟齬が生じる可能性があり、特に多大な売上高の減少、利益率の低下等があった時は、経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (2)食品の安全性に関するリスク 当社グループでは、「お客様に安全・安心、満足をお届けする」旨を経営ビジョンの一つとして位置付けております。この考えのもと、取扱商品・製品の安全性や品質等を確保するため、品質管理部門を設置するなどして品質管理体制を構築するとともに加工部門、委託加工先においては一層の衛生管理水準の向上や異物混入の排除等に努めております。 しかしながら、将来において、当社グループの経験値に基づく想定を超える事象が発生した場合は、販売・製造活動の停止、商品・製品の回収・廃棄、信用力の低下等により、グループ全体の業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、商品・製品の回収・廃棄費用、損害賠償費用等の計上により、経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (3)自然災害に関するリスク 当社グループは、全国に営業拠点を配置し営業活動を行っております。 このため、南海トラフ等の地震、台風、大雨などの自然災害の発生に備え、事業を継続的に行えるよう、営業拠点候補地の選定にあたっては災害等の顕在化する可能性等を勘案して行うとともに、建物の建設にあたっても災害等に対する構造・強度、耐震性、耐火性等も勘案して行うよう努めております。また、災害発生時には速やかな復旧に努めることはもとより、その後の災害も見通した対策を講じてきております。 しかしながら、将来において、当社グループの経験値に基づく想定を超える大規模な自然災害が発生した場合あるいは複合的な事象が重なった場合は、人的・物理的な被害や停電等により業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、施設等改修費用、商品・製品在庫の廃棄損等の計上により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (4)感染症の流行に関するリスク 当社グループは、水産物を国内外から調達して、必要に応じて国内で加工等を施し、国内外の顧客に販売することなどを主たる営業活動の形態としております。 主たる販売先は、卸売市場仲卸業者、加工業者、量販店、外食業者、宿泊業者等であります。 感染症の流行に備え、役職員への感染防止の徹底、調達・販売ルートの分散化等に注力しております。 しかしながら、将来において、重篤な症状に至る感染症のパンデミックが起きた場合は、感染による役職員の就業禁止、外出自粛や入国規制に伴う販売先の休業、輸送停止に伴う海外取引の停止等により業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少等により、経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (5)養殖事業に関するリスク 当社グループは、九州・四国において、ブリ、マグロ等の養殖事業を行っております。 このため、台風、津波、赤潮、魚病等の発生による養殖魚の海洋流出、斃死等に備え、養殖漁場を6カ所に分散するとともに、自然災害の影響縮小化に対応した養殖施設の設置、海洋環境の保全に対応した投餌方法の採用、養殖密度の低減、養殖魚生育管理の充実等に注力した事業運営を行っております。 しかしながら、将来において、大規模な自然災害、予防困難な魚病等が発生した場合は、大量の養殖魚の海洋流出、斃死等により業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、在庫の評価損・廃棄損等の計上により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (6)情報システムに関するリスク 当社グループは、主要連結子会社においては全国に営業拠点を配置し、コンピュータセンターで集中処理を行う全国的なネットワークシステムを構築しております。 このため、自然災害によるデータの紛失・損壊、コンピュータウイルスの侵入によるシステム障害、不正アクセスによる情報流出等に備え、インフラの冗長化、データのバックアップ、データセンターの利用、セキュリティーの強化等の対策を講じております。 しかしながら、将来において、大規模な自然災害、未知のコンピュータウイルスの侵入・不正アクセス等が発生した場合は、情報システムの停止、信用力の低下等により、グループの業務遂行の継続に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、復旧費用の計上等により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (7)金利情勢に関するリスク 当社グループは、仕入・販売活動及び設備投資等に要する資金の一部を金融機関から借入により調達しております。2026年3月末日における借入金残高は連結ベース22,307百万円であります。 このため、金利の上昇に備え、借入金の絶対量の縮減に努めるとともに、資金使途に対応した適切な資金調達方法を都度、選択しております。 しかしながら、将来において、経済情勢の急激な変化等により金利が大幅に上昇した場合は、仕入・販売活動及び設備投資等の縮小・延期等により業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、支払利息の計上等により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (8)為替レートの変動に関するリスク 当社グループが行う事業の取引形態においては、海外から直接調達する輸入水産物や海外へ直接販売する輸出水産物の取扱いが一定量含まれております。 このため、為替レートの変動による一定の為替差損の要素をヘッジするため、基本的に、取引ごとに為替予約を行っております。 しかしながら、将来において、急激な為替レートの変動が発生した場合は、調達価額や販売価額が大幅に高騰すること等により業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少等により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (9)退職給付制度に関するリスク 当社グループの一部の連結子会社においては、退職給付制度として確定給付企業年金制度を採用しております。 このため、確定給付企業年金制度における国内外の株式・債券市場等の低迷による年金資産の時価下方変動に備え、当該制度と年金資産の時価下方変動を考慮する必要のない退職一時金制度とを併用して運用しております。また、確定給付企業年金制度の運用にあたっては、専門性と運用得意分野が異なる複数の運用機関に委託し、運用効率の向上及び運用リスクの分散に努めております。 しかしながら、将来において、大幅な年金資産の時価下方変動や退職給付債務の算定に用いる割引率及び年金資産の期待運用収益率等の前提条件と実際の運用結果に大幅な乖離が生じる可能性があり、実際の退職給付費用が見積額に比して大幅に増加することにより、経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (10)不正に関するリスク 当社グループは、全国に営業拠点を配置し営業活動を行っており、業務遂行に係る直接的な管理業務は拠点ごとに分散化せざるを得ない状況にあります。 このような状況下において、当社は、内部統制を整備するとともに、役職員の不正・不法行為を未然に防止するため、「グループ行動規範」を制定し、コンプライアンス研修・意識調査を実施するとともに、連結子会社からはコンプライアンスに関する計画及び実施状況について報告を求め、内部通報窓口を設置するなどコンプライアンスの遵守の徹底に努めております。 しかしながら、将来において、役職員が重大な不正・不法行為を行い、当社グループの複数の内部統制がことごとく看過した場合は、信用力の低下に加えて当該事案に係る調査による事業の制約等によりグループ全体の業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、不正・不法行為に係る損失等の計上により、経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。 (11)法規制等に関するリスク 当社グループは、国内外で事業を遂行していくうえで、卸売市場法、漁業法、食品衛生法等の様々な法規制の適用を受けております。 このため、当社グループは、品質管理部門を設置し、食品関係法令に対応するとともに、企画、総務、人事、経理部門等が各々関係する法令の改正動向に対応しております。 また、「グループ行動規範」を制定し、コンプライアンス研修・意識調査を実施するとともに、連結子会社からはコンプライアンスに関する計画及び実施状況について報告を求め、内部通報窓口を設置するなど、コンプライアンスの遵守の徹底に努めております。 しかしながら、将来において、これらの法令への対応、職場での徹底が不充分なこと等により法令に違反する事案が発生した場合、事業活動の停止等の制約によりグループ全体の業務遂行に支障が生じる可能性があり、多大な売上高の減少、不法行為等に係る損失等の計上等により経営成績等が悪影響を受けるリスクがあります。
経営成績の分析 (MD&A)6,270字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得情勢、個人消費、設備投資、生産活動、雇用情勢には総じて持ち直しの動きがみられ、緩やかに回復しております。 消費者心理は、消費者物価の上昇に賃金の伸びが追いつかず、生活防衛意識を反映し、節約志向が継続しております。 水産物流通業界におきましては、需要動向については、外食・宿泊・インバウンド関連需要は回復しているものの、内食関連需要は水産物価格の高騰も影響し総じて伸び悩んでおります。 このような環境にあって、当社グループは、販売力・調達力の強化、顧客起点志向の追求、地域に対応したソリューションの提供、業務の効率化、諸経費の節減などに注力し事業活動を展開してまいりました。 また、2024年度から2026年度までの3カ年を対象とした『OUGグループ中期経営計画2024』に従い、継続してバリューチェーンの最適化を意識したグループ役職員の個々の行動変容を通じ、1.「鮮魚事業の強化」、2.「グループ連携による商品力の強化」、3.「関東マーケットの深耕・拡大」、4.「海外事業の拡大」、5.「サステナブルな事業活動」の事業テーマにグループ一体となって取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は363,666百万円(前年同期比103.9%)となりました。損益面では、売上総利益は34,083百万円(前年同期比108.7%)となり、営業利益6,335百万円(前年同期比124.2%)、経常利益6,811百万円(前年同期比115.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,379百万円(前年同期比118.8%)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <水産物荷受事業> 中央卸売市場を核とする集荷販売機能をもつ水産物荷受事業は、販売単価が上昇し増収となりましたが、販売数量の減少や商品調達コストの上昇による売上総利益率の低下に加え、人件費・物流費を中心とした販管費の増加があり減益となりました。この結果、売上高221,230百万円(前年同期比103.7%)、セグメント利益2,541百万円(前年同期比70.9%)となりました。 <市場外水産物卸売事業> 全国各地を網羅する販売拠点を活かした幅広い流通網をもつ市場外水産物卸売事業は、外食・宿泊・インバウンド関連需要が好調に推移し増収となりましたが、商品調達コストの上昇による売上総利益率の低下や物流費を中心とした販管費の増加を補いきれず減益となりました。この結果、売上高143,261百万円(前年同期比105.3%)、セグメント利益1,587百万円(前年同期比82.6%)となりました。 <養殖事業> 九州、四国にてブリ、マグロの養殖を展開する養殖事業は、主力の養殖ブリにおいて、長引く高海水温の影響で生育が遅れたことから販売数量が減少し、生産原価が上昇しましたが、全国的に在池量が少ないことなどにより販売単価が大きく上昇し、増収増益となりました。この結果、売上高11,615百万円(前年同期比105.7%)、セグメント利益2,085百万円(前年同期はセグメント損失451百万円)となりました。 <食品加工事業> 量販店向けの米飯加工、カット野菜加工、冷凍マグロの加工、飲食事業者向けの加工・調理サービスなどを行う食品加工事業は、前期末に冷凍マグロの加工を行う連結子会社1社が加入したことなどにより増収となりましたが、原材料価格の高騰などによる生産原価の上昇がありました。この結果、売上高4,612百万円(前年同期比117.0%)、セグメント損失52百万円(前年同期はセグメント損失73百万円)となりました。 <物流事業> 物流センターにおいて、搬入された水産物等を量販店等の配送先別に仕分け、配送を行う物流事業は、人件費を中心に販管費は増加しましたが、センターフィ売上が増加したことにより増収増益となりました。この結果、売上高1,927百万円(前年同期比101.9%)、セグメント利益46百万円(前年同期比249.9%)となりました。 <その他> グループの水産物流通を補完するリース事業等その他は、売上高3,493百万円(前年同期比79.5%)、セグメント損失14百万円(前年同期はセグメント利益14百万円)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて6,466百万円増加し、96,736百万円となりました。主な要因は、売上債権の増加1,782百万円、棚卸資産の増加3,434百万円によるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比べて586百万円増加し、55,300百万円となりました。主な要因は、借入金の減少2,213百万円がありましたが、支払手形及び買掛金の増加807百万円、未払法人税等の増加1,395百万円、繰延税金負債の増加283百万円によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末と比べて5,880百万円増加し、41,436百万円(自己資本比率42.8%)となりました。主な要因は、利益剰余金の増加4,856百万円によるものであります。 セグメントごとの資産は次のとおりであります。 水産物荷受事業の資産は、売掛金の増加、棚卸資産は増加により、前連結会計年度末に比べ2,902百万円増加の42,273百万円となりました。 市場外水産物卸売事業の資産は、売掛金は増加、棚卸資産の増加により、前連結会計年度末に比べ2,364百万円増加の37,027百万円となりました。 養殖事業の資産は、現金及び預金は減少したものの、短期貸付金の増加、棚卸資産の増加により、前連結会計年度末に比べ294百万円増加の7,902百万円となりました。 食品加工事業の資産は、棚卸資産は減少したもの、売掛金の増加により、前連結会計年度末に比べ156百万円増加の1,788百万円となりました。 物流事業の資産は、現金及び預金の減少、売掛金の減少により、前連結会計年度末に比べ12百万円減少の284百万円となりました。 その他事業の資産は、連結子会社1社の合併による資産の減少がありましたが、リース投資資産の増加により、前連結会計年度末に比べ590百万円増加の2,289百万円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて1,416百万円減少し、1,370百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは2,584百万円の収入(前年同期は2,716百万円の収入)となりました。売上債権の増加1,901百万円(前年同期は2,154百万円の減少)、棚卸資産の増加3,434百万円(前年同期は642百万円の増加)による支出がありましたが、税金等調整前当期純利益7,457百万円(前年同期は6,563百万円)の計上、仕入債務の増加1,237百万円(前年同期は3,771百万円の減少)が主な資金の増加要因となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは1,258百万円の支出(前年同期は417百万円の支出)となりました。投資有価証券の売却による収入918百万円(前年同期は360百万円の収入)がありましたが、有形固定資産の取得による支出1,370百万円(前年同期は1,694百万円の支出)が主な資金の減少要因となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは2,742百万円の支出(前年同期は1,938百万円の支出)となりました。借入金の減少による純支出2,213百万円(前年同期は1,532百万円の純支出)が主な資金の減少要因となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産・仕入実績 当連結会計年度における生産・仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 水産物荷受事業   202,322   103.8 市場外水産物卸売事業   116,224   106.1 養殖事業   8,146   95.7 食品加工事業   3,504   117.5 物流事業   -   - その他   1,577   70.3 合計   331,775   104.3 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 水産物荷受事業   211,941   103.9 市場外水産物卸売事業   139,596   104.6 養殖事業   6,459   101.8 食品加工事業   2,486   103.3 物流事業   620   101.0 その他   2,561   81.2 合計   363,666   103.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 売上高は、販売数量が減少したものの、販売単価の上昇により、前連結会計年度に比べ13,574百万円増収の363,666百万円となりました。 セグメント別の主な増減内訳は、水産物荷受事業で7,810百万円増収の221,230百万円、市場外水産物卸売事業で7,268百万円増収の143,261百万円、養殖事業で623百万円増収の11,615百万円となりました。 (売上総利益) 売上総利益は、売上高の増加及び売上総利益率の上昇により、前連結会計年度に比べ2,737百万円増益の34,083百万円となりました。 セグメント別の主な増減内訳は、水産物荷受事業で242百万円減益の13,348百万円、市場外水産物卸売事業で553百万円増益の17,034百万円、養殖事業で2,445百万円増益の3,147百万円となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、主に運賃・保管料等直接経費の増加により、前連結会計年度に比べ1,502百万円増加の27,747百万円となりました。 セグメント別の主な増減内訳は、水産物荷受事業で801百万円増加の10,807百万円、市場外水産物卸売事業で889百万円増加の15,446百万円、養殖事業で92百万円減少の1,061百万円となりました。 (営業利益) 営業利益は、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上総利益の増加により、前連結会計年度に比べ1,234百万円増益の6,335百万円となりました。 セグメント別の主な増減内訳は、水産物荷受事業で1,044百万円減益の2,541百万円、市場外水産物卸売事業で335百万円減益の1,587百万円、養殖事業で2,537百万円増益の2,085百万円となりました。 (経常利益) 営業外損益は、前連結会計年度から315百万円減少(純額)の475百万円の収益(純額)となりました。 主な増減内容は、養殖事業における補助金収入の減少171百万円であります。 この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ919百万円増益の6,811百万円となりました。 (税金等調整前当期純利益) 特別損益は、前連結会計年度から24百万円減少(純額)の646百万円の収益(純額)となりました。 当連結会計年度に計上した内容は、特別利益として投資有価証券売却益681百万円の計上があり、特別損失として訴訟関連損失25百万円、投資有価証券売却損9百万円の計上がありました。 この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ894百万円増益の7,457百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等は、前連結会計年度から41百万円増加し2,078百万円となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は852百万円増益の5,379百万円となりました。 ③財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要の主なものは、商品・原材料仕入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。グループ内でキャッシュマネジメントシステムを活用するなど運転資金の効率的な管理により、事業活動における資金効率の向上を目指しております。また、投資を目的とした資金需要の主なものは、情報システムの高度化、有形固定資産の更新であります。 運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金又は銀行借入により資金調達することとしております。このうち、銀行借入による資金調達につきましては、基本的に運転資金は短期借入、設備投資などの長期資金は固定金利の長期借入で調達しております。 当連結会計年度末における借入金の残高は、前連結会計年度末と比べて2,213百万円減少し、22,307百万円となりました。 ⑤経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度は中計2年目にあたり、中計達成に向けグループ一体となって取り組んでおります。 中計の当連結会計年度の経営目標は、売上高338,000百万円、営業利益4,100百万円、経常利益4,100百万円、自己資本利益率(ROE)8.0%維持、投下資本利益率(ROIC)5.0%です。 当連結会計年度の実績は、売上高363,666百万円、営業利益6,335百万円、経常利益6,811百万円、自己資本利益率(ROE)14.0%、投下資本利益率(ROIC)7.5%となり、全ての経営目標を達成いたしました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。