本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,317.92-8NYダウ53,061.95+295ドル円158.52-0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

藤田観光

FUJITA KANKO INC.9722 · Prime · サービス業

宿泊・婚礼・リゾートを手掛ける総合観光企業。ワシントンホテルブランドで全国展開。

概要

藤田観光は1955年に藤田興業の観光部門が独立して発足した老舗ホテル・観光企業である。箱根小涌園、ホテル椿山荘東京、那須ハイランドパークなど有名施設を運営し、2024年12月期の売上高は762億円、営業利益は123億円とコロナ後の回復基調にある。連結子会社24社で構成され、宿泊主体型ホテル(WHG事業)、婚礼・宴会・レストラン(ラグジュアリー&バンケット事業)、リゾート事業の3セグメントを核とする。東京都文京区に本社を置き、従業員数は1,638人。

WHG事業が支える都市宿泊の基盤

WHG事業は「ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー」「ホテルタビノス」などのブランドで、都市部を中心に宿泊主体型ホテルを運営する。2024年12月期の売上高は492億円とグループ全体の60%を占め、営業利益は114.8億円と最大の収益源である。ビジネス客と観光客の双方をターゲットにし、近年は客室改装や朝食充実などの付加価値向上策により平均客室単価(ADR)を上昇させている。インバウンド需要の取り込みにも積極的で、欧米豪や東南アジアでの現地セールスや海外OTAを活用したプロモーションを継続。首都圏だけでなく地方ホテルでも訪日外国人宿泊者が増加している。新規出店では賃借主体から中古資産取得やフランチャイズ、マネジメントコントラクトなど多様な方式を採用し、ビジネスエリアに加え観光エリアへの展開も進めている。

ラグジュアリー&バンケット事業の高付加価値戦略

ラグジュアリー&バンケット事業は「ホテル椿山荘東京」を旗艦に、婚礼・宴会・レストラン・装花・庭園管理・映像事業を手掛ける。2024年12月期の売上高は202億円、営業利益は14.8億円。同事業の特徴は広大な日本庭園という希少資産の活用にあり、スイートルーム専用ラウンジ「ル・シエル」や2026年秋開業予定の新宴会場「フォレスタ」など、非日常的な体験価値を提供する。婚礼部門では宴会場改装や提案力向上により施行件数が増加し、宴会部門では創立記念などの大型案件を獲得。広島の連結子会社㈱Share Clappingでは婚礼プロデュースのノウハウを外部施設と提携する形で展開しており、同事業全体でノウハウを活かした領域拡大を図っている。

リゾート事業の箱根依存と多角化の模索

リゾート事業は箱根小涌園、伊東、鳥羽などの温泉地でリゾートホテルを運営し、ゴルフ場やレジャー施設も含む。2024年12月期の売上高は112.8億円、営業利益は9.2億円。箱根エリアへの依存度が高く、特に「箱根ホテル小涌園」では温泉半露天風呂付客室40室の増室やレストラン拡張工事を2027年開業に向けて進めている。また「箱根小涌園ユネッサン」ではウォータースライダーや森の湯のリニューアルで施設競争力を強化。一方、箱根以外のエリアでは、三河屋旅館の改装などにより長期滞在ニーズを取り込みつつ、新規出店に向けた物件探索を進めている。訪日外国人客の獲得にも注力し、欧米からの宿泊客が増加している。

グループ構成と資本提携の動き

藤田観光グループは当社と24の連結子会社で構成され、WHG西日本㈱や㈱Share Clapping、伊東リゾートサービス㈱などが主要な関係会社である。かつてはDOWAホールディングスがその他の関係会社だったが、2026年2月にNSSK-GAMMA2合同会社がDOWAから株式の一部を取得し、新たなその他の関係会社となった。また2026年7月にはWHG西日本を存続会社とする吸収合併を予定。事業セグメント別では、売上高の約6割をWHG事業が占め、ラグジュアリー&バンケット事業とリゾート事業が続く。休眠中の子会社も複数存在し、浦和ワシントンホテルや鳥羽リゾートサービスなどがそのリストに含まれる。

業界の中での役割は宿泊・観光サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
820億円
営業利益
138億円
営業利益率
16.8%
純利益
93億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01宿泊主体型ホテル主力

「ワシントンホテル」ブランド等で、都市部を中心に宿泊主体型ホテルを運営。ビジネス・観光客向けに客室を提供。

主な製品・サービス2
宿泊サービス
ワシントンホテル等での客室宿泊サービス。
ホテル運営
ホテルの管理運営全般。

02婚礼・宴会・レストラン主力

「椿山荘」「白金台」等の婚礼施設で結婚式・宴会・レストラン運営。装花・庭園管理・映像事業も展開。

椿山荘等で高級婚礼市場に強み

主な製品・サービス4
婚礼サービス
結婚式場運営および婚礼プランの提供。
宴会・レストラン
宴会場・レストランの運営。
装花・庭園管理
婚礼装花や庭園の維持管理。
映像事業
婚礼・イベント向け映像制作。

03リゾートホテル・レジャー準主力

伊東・鳥羽等のリゾート地でホテル運営、レジャー施設(ゴルフ場等)を運営。

主な製品・サービス2
リゾートホテル
温泉地等でのリゾートホテル宿泊サービス。
ゴルフ場運営
ゴルフ場の運営。

04その他副次

清掃管理等の事業(㈱フェアトン等)を展開。

主な製品・サービス1
清掃管理
ビル清掃等の管理業務。

製品と技術

ワシントンホテルブランドの機能性と利便性

藤田観光のWHG事業が展開する「ワシントンホテル」は、ビジネス・観光向けの宿泊主体型ホテルブランドである。客室は機能性を重視し、ワーキングスペースや快適なベッドを備える。近年はシングルルームをダブルルームに変更する改装を進め、観光需要に対応。朝食内容の充実やロビー・ラウンジのリニューアルも実施し、利便性と快適性を向上させている。料金設定は季節や需給に応じたダイナミックプライシングを採用し、ADRの最大化を図る。2024年12月期のWHG事業売上高は492億円とグループ最大。新ブランド「ホテルグレイスリー」「ホテルタビノス」も展開し、それぞれ異なるコンセプトで市場を開拓している。

ホテル椿山荘東京の婚礼・宴会と庭園活用

ホテル椿山荘東京は、東京都心にありながら約2万坪の日本庭園を有するラグジュアリーホテルである。婚礼・宴会部門が主力で、結婚式場としての人気が高い。スイートルーム利用者専用ラウンジ「ル・シエル」や、2026年秋に開業予定の新宴会場「フォレスタ」は庭園の景観を活かした空間。装花や庭園管理、映像事業も自社で手掛け、ワンストップでの婚礼・イベントサービスを提供する。2024年12月期の同事業売上高は202億円で、グループ全体の24.6%を占める。宴会部門では創立記念や企業向け大型案件の獲得に注力し、ターゲットの見直しにより単価上昇を実現している。

箱根小涌園のレジャー複合施設群

箱根小涌園は、藤田観光のリゾート事業の中核拠点であり、宿泊・温泉・レジャーを一体化した複合施設である。「箱根ホテル小涌園」は温泉半露天風呂付客室を備え、現在40室の増室工事中。「箱根小涌園 天悠」はアクティビティを充実させ、欧米インバウンドの高稼働を維持。「箱根小涌園ユネッサン」は温泉テーマパークで、ウォータースライダーや季節ごとのイベントを提供。さらに自然体験アクティビティや季節祭りも開催し、箱根観光客の集客を図る。同エリア全体として収容力と収益力を強化する計画で、2027年の客室増室オープンに向けて準備中。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 婚礼・宴会・レストラン椿山荘等で高級婚礼市場に強み

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

老舗観光企業、業績回復顕著

藤田観光はホテル・旅館を中心に運営。売上高は約762億円(2024/12期)、営業利益率16%と高収益。同業のジンジブやイシンとは業種が異なり、サービス業の中でも観光特化。インバウンド需要と国内旅行回復を追い風に業績好調。今期も増収増益見込み。

強み

  • 「箱根小涌園」など有名施設を保有し、顧客ロイヤルティが高い。
  • 営業利益率16%超とサービス業平均を大きく上回る。
  • 訪日外国人客の増加により、高単価宿泊需要を取り込む。
  • ホテル、旅館、日帰り温泉など複数の収益源を持つ。

課題

  • 観光需要は景気や災害・パンデミックの影響を受けやすい。
  • 一部施設の老朽化が進み、改修投資が必要。
  • サービス業全体で人手不足が深刻で、人員確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字が藤田観光

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18218コメリ2,069億円12.4倍
26750エレコム1,879億円7.9倍
37976三菱鉛筆1,873億円22.7倍
47552ハピネット1,806億円16.5倍
58278フジ1,774億円21.7倍
69722藤田観光1,771億円13.6倍
79956バローホールディングス1,760億円10.4倍
84928ノエビアホールディングス1,662億円20.5倍
92685アンドエスティHD1,608億円16.0倍
107516コーナン商事1,545億円10.3倍
118214AOKIホールディングス1,515億円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

藤田興業から分離してスタートした1955年

藤田観光の起源は1955年11月、藤田興業㈱の観光部門(箱根小涌園、伊東小涌園、椿山荘、観光街)が分離独立したことに始まる。当時、藤田興業は土木建築が本業であり、その余暇事業を切り離す形で設立された。独立直後の1959年4月には箱根ホテル小涌園と太閤園を開業し、観光事業の第一歩を踏み出した。1961年8月には京都国際ホテルを開業し、関西にも進出。1962年12月には芦ノ湖スカイラインを完成させ、有料自動車道業にも進出した。この時期は箱根を中心にレジャー施設を拡充し、観光地経営の基礎を築いた。1963年10月には不動産業に進出し、フジタ箱根山マンションの分譲を開始するなど、事業の多角化も進めた。

上場と全国展開の1960年代から1970年代

1964年4月に東京証券取引所市場第二部に上場し、翌1965年5月には第一部に指定替えとなった。同年12月には鳥羽小涌園を開業し、伊勢志摩エリアへ進出。1967年3月には下田海中水族館を開業し、レジャー事業を拡大した。1970年2月にはホテルフジタ京都(後の京都国際ホテル)を開業。1972年4月に本社を東京都港区海岸へ移転。1973年6月には札幌第1ワシントンホテルを開業し、ワシントンホテルブランドの展開を開始。同年7月には大阪証券取引所市場第一部にも上場した。1974年9月に仙台第1ワシントンホテルを開業し、東北地方へもネットワークを広げた。また1972年5月に藤田グリーン・サービス(現フェアトン)を設立し、清掃管理事業にも参入した。

ワシントンホテル網の急速な拡大(1980年代から1990年代)

1980年代に入ると、ワシントンホテルのチェーン展開が加速する。1980年7月に秋葉原ワシントンホテル、1981年7月に札幌第2ワシントンホテル、1982年4月に仙台第2ワシントンホテル、1983年12月に新宿ワシントンホテル、1987年12月に千葉ワシントンホテルを開業。1990年11月には横浜伊勢佐木町ワシントンホテルとカメリアヒルズカントリークラブを開業。1992年1月にはフォーシーズンズホテル椿山荘東京(現ホテル椿山荘東京)が開業し、高級ラグジュアリー分野にも進出。1996年4月にキャナルシティ・福岡ワシントンホテル、1998年10月に浦和ワシントンホテル、1999年6月に東京ベイ有明ワシントンホテルと、主要都市への出店を続けた。この間、1991年8月には藤田ホテルサービス(後のフェアトン)を設立し、事業のサポート体制を強化。

再編と新ブランドの登場(2000年代)

2000年代に入ると、ワシントンホテルの事業再編が進む。2000年4月に関西エアポートワシントンホテル、10月に横浜桜木町ワシントンホテルを開業。2001年1月には箱根小涌園ユネッサンを開業し、温泉テーマパークという新規事業を立ち上げた。2002年1月には福井ワシントンホテルを存続会社として6社を合併し、藤田観光ワシントンホテル㈱に商号変更。2006年4月には同社を分割し、地域別の運営会社を設立。2006年5月に本社を現在地の東京都文京区関口に移転。2006年8月に札幌ワシントンホテルを建て替え開業、10月に銀座ワシントンホテルを開業。その後、2008年10月に「ホテルグレイスリー」ブランドへ名称変更し、ブランドの再整理を開始した。2010年5月には秋葉原ワシントンホテルが建て替えを経て営業再開。

コロナ禍と構造改革を経た業績回復(2020年代)

2020年12月期の売上高は266億円とコロナ前の690億円から急減し、純損失224億円を計上。しかし2021年12月期には売上高284億円ながら、構造改革や補助金の影響で純利益127億円と急回復した。2022年12月期は再び減収減益となり、純損失58億円。2023年12月期には売上高645億円、純利益81億円とV字回復。2024年12月期は売上高762億円、営業利益123億円、純利益91億円と過去最高益を達成。WHG事業がけん引し、インバウンド需要の増加と客室単価の上昇が寄与した。また2021年に発行したA種優先株式を2024年度中に償還完了し、財務基盤の健全化を進めた。2026年2月には日本産業推進機構グループとの資本業務提携を発表し、さらなる成長を目指す。

年表37件を開く

1950年代

  • 1955年11月藤田興業㈱の観光部門(箱根小涌園、伊東小涌園、椿山荘、観光街)が分離・独立して藤田観光㈱を設立
  • 1959年4月箱根ホテル小涌園開業 太閤園開業

1960年代

  • 1961年8月京都国際ホテル開業
  • 1962年12月芦ノ湖スカイラインを完成し有料自動車道業を開始
  • 1963年10月不動産業に進出しフジタ箱根山マンションの分譲を開始
  • 1964年4月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1965年5月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1965年12月鳥羽小涌園開業
  • 1967年3月下田海中水族館開業

1970年代

  • 1970年2月ホテルフジタ京都開業
  • 1972年4月東京都港区海岸に本社移転
  • 1972年5月藤田グリーン・サービス㈱設立
  • 1973年6月札幌第1ワシントンホテル開業
  • 1973年7月上場大阪証券取引所市場第一部上場
  • 1974年9月仙台第1ワシントンホテル開業
  • 1977年4月藤田観光工営㈱設立

1980年代

  • 1980年7月秋葉原ワシントンホテル開業(2008年3月 建替のため営業休止、2010年5月 営業再開)
  • 1981年7月札幌第2ワシントンホテル開業
  • 1982年4月仙台第2ワシントンホテル開業
  • 1983年12月新宿ワシントンホテル開業
  • 1987年12月千葉ワシントンホテル開業

1990年代

  • 1990年11月横浜伊勢佐木町ワシントンホテル開業 カメリアヒルズカントリークラブ開業
  • 1991年8月商号変更藤田ホテルサービス㈱設立(2000年3月㈱フェアトンへ商号変更)
  • 1992年1月フォーシーズンズホテル椿山荘 東京開業
  • 1992年4月福井ワシントンホテル開業(2009年5月ホテルフジタ福井へ名称変更)
  • 1996年4月キャナルシティ・福岡ワシントンホテル開業
  • 1998年10月浦和ワシントンホテル開業
  • 1999年6月東京ベイ有明ワシントンホテル開業

2000年代

  • 2000年4月関西エアポートワシントンホテル開業
  • 2000年10月横浜桜木町ワシントンホテル開業
  • 2001年1月箱根小涌園ユネッサン開業
  • 2001年12月藤田ホテルマネジメント㈱設立
  • 2002年1月M&A福井ワシントンホテル㈱に以下の6社を合併(2002年6月藤田観光ワシントンホテル㈱へ商号変更)(㈱仙台ワシントンホテル、宇都宮ワシントンホテル㈱、長崎ワシントンホテル㈱、新潟ワシントンホテル㈱、秋田ワシントンホテル㈱、沖縄ワシントンホテル㈱)
  • 2006年4月藤田観光ワシントンホテル㈱を分割会社、以下の7社を承継会社とした会社分割実施(㈱仙台ワシントンホテルサービス、㈱宇都宮ワシントンホテルサービス、㈱長崎ワシントンホテルサービス、㈱新潟ワシントンホテルサービス、㈱秋田ワシントンホテルサービス、㈱沖縄ワシントンホテルサービス、㈱福井ワシントンホテルサービス)
  • 2006年5月現在地東京都文京区関口に本社移転
  • 2006年8月札幌ワシントンホテル開業(札幌第1ワシントンホテルを建替、2008年10月ホテルグレイスリー札幌へ名称変更)
  • 2006年10月銀座ワシントンホテル開業(2008年10月ホテルグレイスリー銀座へ名称変更)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年まで800億円
  • 営業利益2028年まで80億円
  • 営業利益率2028年まで10%
  • ROE2028年まで10%以上維持
  • 設備投資額2028年まで5年累計350億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存施設の改装と商品力強化

    ホテル客室の改装や宴会場の新設など、既存施設への投資を積極的に実施し、商品力を高めることで収益向上を図る。特にWHG事業ではシングルルームのダブル化やラウンジ改修により利便性・快適性を向上させる。

  2. 02

    多様な手法での新規出店拡大

    賃借主体から、物件取得や中古資産のコンバージョン、フランチャイズ、マネジメントコントラクトなど多様な手法により、ビジネスエリアに加え観光エリアへの出店を進め、中長期的な拠点数拡大を図る。

  3. 03

    保有資産の活用と付加価値向上

    ホテル椿山荘東京の庭園など貴重な資産を活用し、新宴会場の開設やスイートルーム専用ラウンジの提供など、唯一無二の体験価値を創出。利用単価の向上とブランド力強化を目指す。

  4. 04

    箱根小涌園の観光地化推進

    自然体験アクティビティやイベント開催により箱根小涌園の魅力を高め、温泉付き客室の増設やレストラン拡張などの投資を通じて、訪日外国人や長期滞在ニーズを取り込み、エリア全体の収益力を強化する。

  5. 05

    人材育成と従業員エンゲージメント向上

    人材確保から育成へ重点を移し、外部研修の継続や人事制度の見直し、専門人材の育成を推進。休日数拡大や育児短時間勤務制度の拡充、経営陣と従業員の対話の場を通じて、働きやすい環境を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,638人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、9期前と比べて+7.4%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は11.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,356
2017年12月1,421
2018年12月1,515
2019年12月56240.717.71,700
2020年12月45141.318.61,677
2021年12月41740.517.31,158
2022年12月50940.819.81,148
2023年12月52738.914.71,342
2024年12月54936.812.11,530804
2025年12月60436.211.61,638842

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率61.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 22 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
箱根小涌園 — 神奈川県足柄下郡 箱根町190億円
リゾート 事業
ホテル椿山荘東京 — 東京都文京区127億円
ラグジュアリー&バンケット事業
カメリアヒルズ カントリークラブ — 千葉県袖ヶ浦市5,432百万円
ラグジュアリー&バンケット事業
ISORAS CIKARANG — インドネシアリッポーチカラン2,854百万円
WHG事業
新宿ワシントン ホテル — 東京都新宿区1,226百万円
WHG事業
WHG事業部 本部 — 東京都文京区1,022百万円
WHG事業
不動産周辺事業 — 三重県鳥羽市等624百万円
その他
東京ベイ有明 ワシントンホテル — 東京都江東区573百万円
WHG事業
ホテルグレイスリー台北 — 台湾台北市532百万円
WHG事業
ホテルグレイスリー新宿 — 東京都新宿区489百万円
WHG事業
ほか21件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    浦和ワシントン ホテル㈱(注)1
    東京都 文京区
    議決権100.0%
  • 国内
    札幌ワシントン ホテル㈱(注)1
    東京都 文京区
    議決権100.0%
  • 国内
    WHGサービス㈱(注)1
    東京都 文京区
    議決権100.0%
  • 国内
    リザベーション サービス㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WHG関西㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WHG西日本㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WHGホテル タビノス㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WHG KOREA INC. (注)1
    韓国 ソウル特別市 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台灣藤田飯店股份有限公司(注)1
    台湾 台北市 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.FUJITA KANKO INDONESIA (注)1
    ISORAS CIKARANG (インドネシア リッポーチカラン) · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    藤田 リゾート開発㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    藤田観光工営㈱(注)1
    東京都 文京区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • ㈱ビジュアライフ(注)1東京都 文京区100%
  • ㈱Share Clapping (注)1広島県 広島市100%
  • ㈱Share Clapping Fukuoka (注)1広島県 広島市100%
  • 伊東リゾート サービス㈱(注)1静岡県 伊東市100%
  • 下田 アクアサービス㈱(注)1静岡県 下田市100%
  • 鳥羽リゾート サービス㈱(注)1東京都 文京区100%
  • ㈱アウトドア デザインアンドワークス(注)1東京都 文京区100%
  • 藤田セレンディピティ㈱(注)1東京都 文京区100%
  • ㈱フェアトン(注)1東京都 文京区100%
  • 藤田プロパティ マネジメント㈱(注)1東京都 文京区100%
  • 藤田観光 マネジメント サービス㈱(注)1東京都 文京区100%
  • 藤田ホスピタリティマネジメント㈱(注)1東京都 文京区100%
  • DOWAホール ディングス㈱東京都 千代田区32%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    第12回日中韓FTA交渉局長/局次長・首席代表会合開催に係る準備業務
    外務省 · 2017-02-21
    1,829万円
  • 調達
    内閣官房及び外務省共催課長級国際会議(仮称) 施設・飲食手 配業務一式
    外務省 · 2025-02-14
    1,630万円
  • 調達
    「RCEPリーガル・スクラブ第2回会合」開催業務一式
    外務省 · 2019-12-25
    1,365万円
  • 調達
    武器貿易条約第4回締約国会議開催開催にかかる会場業務一式
    外務省 · 2018-05-09
    1,276万円
  • 調達
    「2019年G20開発作業部会第3回会合」開催会場
    外務省 · 2019-03-13
    1,152万円
  • 調達
    日トルコ経済連携協定第17回交渉会合開催業務一式
    外務省 · 2019-09-20
    784万円
  • 調達
    「日タイ経済連携協定第3回一般的見直し協議」開始亜業務一式
    外務省 · 2019-01-11
    577万円
  • 調達
    平成29年度第1回及び第2回「地域の魅力発信セミナー」開催に係る業務委嘱一式
    外務省 · 2017-04-25
    531万円
  • 調達
    平成30年度「地域の魅力発信セミナー」開催に係る業務委嘱一式
    外務省 · 2018-04-18
    496万円
  • 調達
    平成30年度自衛隊記念日レセプションの会場借上等及び料理等
    防衛省 · 2018-09-07
    481万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は820億円営業利益138億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.6%、利益が+12.2%。

売上高
+7.6%
820億円
営業利益
+12.2%
138億円
純利益
+2.2%
93億円
営業利益率
16.8%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高840億円820億円
営業利益132億円138億円
純利益125億円93億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は408億円、営業利益は63億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+2.0%、営業利益は−8.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q13210.87
2023年2Q1601811.324
2023年3Q1641811.015
2023年4Q18935
2024年1Q1702112.417
2024年2Q1893015.923
2024年4Q4037217.951
2025年2Q4006917.345
2025年4Q4206916.448
2026年2Q4086315.480

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は605億円から820億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は16.8%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月60564
2013年12月621129
2014年12月643145
2015年12月640−20
2016年12月688179
2017年12月7062017
2018年12月693116
2019年12月6904−3
2020年12月266−209−224
2021年12月284−165127
2022年12月437−45−58
2023年12月6457181
2024年12月76212312616.191
2025年12月82013813716.893

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高820億円のうち、営業利益として残るのは138億円16.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は93億円、売上の11.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%640億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.1%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.8%138億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.3pt
16.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
11.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.4pt
25.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが159億円、投資CFが−57億円で、差し引きのフリーCFは102億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は122億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月39−44−14−551
2013年12月44−462−250
2014年12月3719−475659
2015年12月−4−8267−8641
2016年12月62−604247
2017年12月55−677−1243
2018年12月54−43−191134
2019年12月49−35−151433
2020年12月−171−24198−19537
2021年12月−16342983266386
2022年12月6−61−89−55241
2023年12月111−59−15752137
2024年12月159−38−113121144
2025年12月159−57−124102122

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は988億円。このうち返さなくてよい自己資本が368億円で、自己資本比率は37.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月97021475621.8
2013年12月1,04827976926.4
2014年12月1,00927873127.3
2015年12月1,04727077725.6
2016年12月1,05826579324.9
2017年12月1,07427679825.5
2018年12月1,02024777324.0
2019年12月1,03326476925.4
2020年12月966139531.2
2021年12月1,12828884025.4
2022年12月1,00022777322.6
2023年12月93526067527.8
2024年12月94025768427.3
2025年12月98836862037.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
123億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
187億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
620億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中79位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中509位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,901で、1年前と比べて+30.1%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥2,901-3.9%1ヶ月+48.8%1年+30.1%時価総額1,771億円
過去52週の値幅
安値¥1,735高値¥3,160

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.6倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR4.04倍
配当利回り0.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に2235円へ急騰し、その後も上昇を続け、8月21日には2651円と52週高値圏に接近しました。1ヶ月で約37%上昇しており、25日移動平均線(2129円)を約25%上回り、75日線(1954円)からも大きく乖離しています。52週高値2832円まで約6%に迫り、52週安値1735円からは約53%上昇です。8月21日の出来高は72万株と増加し、買いが加速しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが12.4倍と業界平均22.2倍を大きく下回り割安。PBRは2.89倍で平均2.35倍をやや上回るが、ROE25.2%と高収益で裏付けあり。配当利回り0.73%は平均1.66%を下回る。割安だが配当は低く、成長資金に充てている可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.6倍23.4倍
PER (予想)13.9倍
PBR4.04倍3.51倍
ROE25.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コロナ後の観光需要回復で業績は大幅に改善、2024年12月期は営業利益123億円と過去最高水準。強気派はインバウンドのさらなる増加と国内旅行の堅調を背景に増収増益基調が続くと見る。一方、弱気派は観光需要の一巡や競合激化による宿泊単価の頭打ち、人件費・エネルギーコスト上昇による利益圧迫を警戒。また、大型投資案件の収益性や地政学リスクによるインバウンド減速懸念も材料。

プラスに働く材料7
  • インバウンド回復

    訪日客数はコロナ前超え、高単価宿泊需要が継続。

  • 既存施設の高稼働

    箱根・椿山荘など主要施設の稼働率高く、値上げも順調。

  • M&A・新規投資

    那須ハイランドパークのリニューアル効果や周辺施設取得で成長余地。

  • インバウンド需要回復による収益拡大継続影響

    訪日客増でホテル稼働率上昇、FY2025営業利益138億円予想。

  • 営業利益率16.8%の高収益構造継続影響

    競合比高水準の利益率、ブランド力反映。

  • 外国人保有22.9%の需給安定継続影響

    外国人株主比率高く、需給下支え。

  • 株価下落からの反発期待短期影響

    年初来-16%下落、割安感強まり買い戻し。

マイナスに働く材料7
  • 需要の一巡リスク

    コロナ特需剥落で国内旅行需要が落ち着く可能性。

  • コスト上昇圧力

    人件費・光熱費・食材費上昇が収益を圧迫。

  • 競合激化

    外資系高級ホテルや新興リゾートとの競合で単価維持が困難に。

  • インバウンド減少リスク(地政学・感染症)不定影響

    旅行需要急減で収益直撃、FY2025営業利益138億円未達懸念。

  • 配当利回り0.73%の低さ継続影響

    高ROEだが配当性向低く、投資家還元不足。

  • 競合ホテル新規開業によるシェア低下不定影響

    都心部で新規ホテル増加、競争激化。

  • 人件費高騰によるコスト増継続影響

    サービス業で人手不足、人件費上昇が利益圧迫。

次の決算で確かめる点
客室稼働率
ホテル収益を直接反映、需要動向の先行指標。
平均客単価
値上げ戦略の浸透度と高付加価値施策の成果を示す。
訪日インバウンド客数
インバウンド依存度が高く、業績連動性が大きい。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは0.69%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.69%
いまの株価に対して
配当性向
9.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月8140.2
2017年12月80.044.0
2018年12月80.081.6
2019年12月6−25.0159.8
2024年12月833.35.6
2025年12月1475.09.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,332人。区分でいちばん多いのは事業法人39.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.1%を占め、残る46.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人40.140.340.137.937.439.8
外国法人2.05.05.817.321.322.8
個人・その他38.034.431.226.820.418.1
金融機関18.218.721.415.517.113.3
証券会社1.61.51.42.43.85.9
自己株式1.81.81.81.81.81.8
外国人個人0.10.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01DOWAホールディングス㈱6.25
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)1.18
03GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)0.94
04野村證券㈱0.62
05明治安田生命保険(相)(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)0.49
06BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.40
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510312(常任代理人 ㈱みずほ銀行)0.36
08日本生命保険(相)(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱)0.36
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.33
10STATE STREET BANKAND TRUST COMPANY 510311(常任代理人 ㈱みずほ銀行)0.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-27
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    8.24%
    +1.06pt
  • 2026-05-29
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    変更報告
    7.18%
    +1.05pt
  • 2026-05-28
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    7.18%
    +1.05pt
  • 2026-04-07
    ゴールドマン・サックス証券株式会社
    新規の大量保有報告

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4922%、1株純資産は14期で+248%。直近期のROEは25.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月31771.895.9539.5
2013年12月732,3123.654.8101.1
2014年12月442,3001.983.593.7
2015年12月32,2390.12229.9
2016年12月722,1973.249.1140.2
2017年12月1402,2896.225.344.0
2018年12月462,0462.160.081.6
2019年12月−242,192159.8
2020年12月−1,87299
2021年12月21222585.02.3
2022年12月−97117
2023年12月13526033.48.7
2024年12月14739335.611.05.6
2025年12月15461425.217.19.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額238百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
山下信典代表取締役 兼 社長執行役員63
小宮泰取締役 人事総務本部 管掌62
岡田哲取締役 人事総務本部 管掌59
吉井出取締役 企画本部 管掌64
浅井紀久子取締役62
山田政雄取締役72
西田計治取締役69
家長千恵子取締役60
小室真吾常勤監査役65
森本哲哉常勤監査役60
中塩弘常勤監査役70
清常智之監査役66
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
原田真憲取締役 企画本部 管掌60
福田祐実取締役38
松永安彦取締役74
小鷹一志監査役61

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41073714536
社外取締役851516
監査役2424221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,505字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社24社、関連会社1社およびその他の関係会社1社で構成され、WHG事業、ラグジュアリー&バンケット事業およびリゾート事業の各事業を主な内容とし、更に各事業に関連する各種サービス等の提供を行っております。 なお、セグメントごとの各事業に関する位置づけは次のとおりであります。 主な事業内容   主要な関係会社等(注) 報告セグメント   WHG事業   宿泊主体型ホテル事業   藤田観光㈱(当社) WHG西日本㈱    他計10社 ラグジュアリー&バンケット事業   婚礼・宴会・レストラン・ホテル・ゴルフ・装花・庭園管理・映像事業   藤田観光㈱(当社) ㈱Share Clapping    他計5社 リゾート事業   リゾートホテル・レジャー事業   藤田観光㈱(当社) 伊東リゾートサービス㈱    他計5社 その他   清掃管理等の事業   藤田観光㈱(当社) ㈱フェアトン   他計4社 (注)「主要な関係会社等」欄に記載している会社名および会社数は、当社を除き全て連結子会社であります。 上記の他、関連会社1社と、その他の関係会社にDOWAホールディングス㈱があります。同社は非鉄金属製錬、環境・リサイクル、電子材料、金属加工、熱処理の各事業会社を保有するDOWAグループの持株会社であり、同社との取引関係については、取引金額が些少であり、重要なものはありません。 なお、2026年2月10日付でDOWAホールディングス㈱が保有する当社の普通株式の一部(発行済株式総数比(自己株式を除く):25.0%、議決権所有割合:25.0%)を、日本産業推進機構グループが管理又はサービス提供を行う投資事業有限責任組合及びLimited Partnershipが出資するNSSK-GAMMA2合同会社に譲渡されましたので、提出日時点では、NSSK-GAMMA2合同会社が当社のその他の関係会社に該当しており、DOWAホールディングス㈱は当社のその他の関係会社に該当しません。 また、2026年2月26日開催の当社取締役会において、2026年7月1日(予定)をもってWHG西日本株式会社を存続会社、WHG関西株式会社を消滅会社とする吸収合併を行うことを決議しております。 これら当社の企業集団は相互に連携して事業の発展を図っております。なお、事業の系統図は次のとおりであります。 (企業集団の概要図) (注) 1.浦和ワシントンホテル㈱は当連結会計年度末現在、休眠中であります。 2.㈱Share Clapping Fukuokaは当連結会計年度末現在、休眠中であります。 3.鳥羽リゾートサービス㈱は当連結会計年度末現在、休眠中であります。 4.藤田観光マネジメントサービス㈱は当連結会計年度末現在、休眠中であります。 5.藤田ホスピタリティマネジメント㈱は当連結会計年度末現在、休眠中であります。 6.2026年2月10日付でDOWAホールディングス㈱が保有する当社の普通株式の一部を、日本産業推進機構グループが管理又はサービス提供を行う投資事業有限責任組合及びLimited Partnershipが出資するNSSK-GAMMA2合同会社に譲渡されましたので、提出日時点では、NSSK-GAMMA2合同会社が当社のその他の関係会社に該当しております。 7.2026年2月26日開催の当社取締役会において、2026年7月1日(予定)をもってWHG西日本株式会社を存続会社、WHG関西株式会社を消滅会社とする吸収合併を行うことを決議しております。
経営方針・対処すべき課題4,233字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 藤田観光グループでは、「私たちは、健全な憩いの場と温かいサービスを提供することによって、潤いのある豊かな社会の実現に貢献したいと願っております。」を社是とし、これに基づいて具体的な指針となる経営指針および行動指針を定めております。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 経営環境を踏まえた基本認識 2025年は訪日外国人数が増加したこともあり、観光業界を後押しする環境が継続いたしました。このような環境の下、当社グループは、付加価値・生産性向上により収益力を高めることへの取り組みを進めております。客室改装の実施による商品力の強化や、販路拡大などの取り組みを推進したことにより、各セグメントにおいて利用単価が上昇しました。また、コロナ禍に実施した構造改革の効果が定着したこともあり、営業利益は過去最高益の137億円となりました。 さらに、2021年に発行したA種優先株式の償還を完了するなど、財務基盤の健全化を進めております。そのようななか、今後の持続的な成長を実現していくためには、既存事業のさらなる強化が必要であると認識しております。特に、新規出店や資産取得を通じた事業拡大を推進するための開発力の強化、そして競争力向上のための運営力・ブランド力の強化が課題と考えております。 これらの課題に対して、当社単独ではなく社外とのアライアンスも含めて取り組むことが、スピード感およびスケール感の両面からより効果的であるとの判断のもと、当社は2026年2月、日本産業推進機構グループと資本業務提携契約を締結いたしました。本提携により、日本産業推進機構グループが有する豊富なM&A経験等の専門知識を活用することで、当社のさらなる事業成長と企業価値向上の実現に努めます。環境変化に左右されない強固な経営基盤の構築を目指し中期経営計画を着実に推進するため、以下の戦略、施策を策定し、全社一丸となって取り組んでおります。 <戦略・施策> Ⅰ.事業戦略 WHG事業 WHG事業においては、ⅰ.商品力強化による収益向上、ⅱ.ブランド再整理と認知度向上、ⅲ.ファンの獲得、ⅳ.新規出店による拠点数拡大に取り組んでおります。まず、商品力強化を目的として既存事業所の改装を進めております。観光需要に対応するため、シングルルームをダブルルームへの仕様変更やロビー、ラウンジなどの改装により利便性・快適性向上に取り組んでおります。また、認知度向上のため定期的なフェアの開催やメディア招待会の実施などによる露出度拡大を図っております。「ワシントンホル」「ホテルグレイスリー」「ホテルタビノス」という各ブランドの認知度を向上させ、お客さまから選ばれるホテルブランドの確立を目指してまいります。 新規出店については、これまでの賃借主体から、新規物件取得に加え中古資産取得によるコンバージョンやフランチャイズ、マネジメントコントラクト(*1)といった多様な方法により、中長期的な拠点数の拡大を図ります。出店エリアについてもビジネスエリアのみならず、今後の需要動向を見据え、観光エリアへの出店計画も進めております。 (*1)ホテルの管理運営を受託する方式。 ラグジュアリー&バンケット事業 ラグジュアリー&バンケット事業では、ⅰ.保有資産の有効活用、ⅱ.付加価値向上による収益力向上、ⅲ.ブランド・ノウハウ・スキルの活用に取り組んでおります。 「ホテル椿山荘東京」では、広大で歴史ある庭園という貴重な資産を活用し、その価値・魅力を反映した商品・サービスを提供しております。四季折々の自然や景観、そして由緒ある歴史的背景を体感いただくことで、国内外のお客さまに唯一無二の体験価値を創出してまいります。 さらに、スイートルームご利用のお客さま専用ラウンジ「ル・シエル」の活用に加え、2026年秋には自然豊かな歴史ある庭園の眺望を有した新宴会場「フォレスタ」がオープンいたします。都心とは思えない非日常の景色が宴席を特別なものといたします。これら保有資産の活用により、ブランド力強化と利用単価の向上を図ってまいります。 また、広島の㈱Share Clappingでは婚礼プロデュースのノウハウを活用した外部施設との提携を展開しており、今後も事業全体でノウハウ・スキルを活かした事業領域の拡大を進めてまいります。 リゾート事業 リゾート事業では、ⅰ.「箱根小涌園観光地化」の推進、ⅱ.商品力強化と保有資産の活用、ⅲ.新規出店による収益拡大に取り組んでおります。 箱根小涌園では、「箱根の観光客の誰もが訪れる場所」となることを目指し、お客さまの体験価値向上を目的とした自然体験のアクティビティ実施や季節ごとのお祭りイベントなどを開催しております。 「箱根ホテル小涌園」では、温泉半露天風呂付客室40室の増室およびレストラン拡張工事に着手し、客室増室については2027年のオープンに向けた準備を進めております。 また、2025年には「三河屋旅館」において改装を実施し、歴史ある建物の趣はそのままに、より快適で心地よい空間に生まれ変わりました。これら投資の実施などにより、訪日外国人客および長期滞在ニーズを取り込みつつ、小涌園エリア全体としての収容力・収益力の強化を図ってまいります。 さらに、箱根以外のエリアを含めた新規出店に向けた物件の探索を進め、事業全体での収益拡大を目指します。 Ⅱ.人材戦略 人材戦略においては、「人材の確保」から「人材の育成」へと重点を移し、次世代人材の育成に向けた外部研修の継続実施、人事制度の見直し、専門人材の育成など、各側面から取り組みを推進しております。 処遇面では、休日数の拡大や育児短時間勤務制度の拡充などを実施、また、「トップマネジメントダイレクトミーティング」(*2)を通じて、経営陣が全国の事業所を訪問し従業員の声を直接聴く機会を継続的に設けております。これらを通じて、従業員エンゲージメントを高める企業風土を醸成することで、従業員が能力を発揮できる環境を構築してまいります。 これらを通じて、多様な人材が長期にわたり活躍できる基盤づくりを進めてまいります。 (*2)代表取締役など経営陣が全国の事業所を訪問し、従業員と対話を行うミーティング。 Ⅲ.財務戦略 財務戦略においては、向上した収益力を背景に財務体質の改善が進捗し、A種優先株式150株について、全株式の償還を完了いたしました。今後も成長に向けた投資を積極的に実施し、収益を拡大させることで財務基盤の強化に一層努めてまいります。 Ⅳ.サステナビリティ戦略 サステナビリティ戦略の重点課題として、ⅰ.環境保全、ⅱ.お客さまの安心・安全、ⅲ.ダイバーシティ&インクルージョン(人権尊重)、ⅳ.地域社会への貢献と文化財・歴史的建造物の保全、ⅴ.企業倫理の遵守の5つを中核テーマとして掲げ、各事業所において具体的な取り組みを展開しております。 また、2025年には人権方針などのサステナビリティ関連方針を策定し、開示しております。 Ⅴ.会員プログラム 会員プログラムにおいては、「THE FUJITA MEMBERS」は、会員数は80万人を超え、宿泊・レストラン・イベントなど多様なシーンを通じてご利用いただいております。公式アプリ機能の拡充や、会員データを活用して属性や利用実績に基づいた提案を実施することで利便性の向上に取り組み、顧客基盤の拡大を目指してまいります。 Ⅵ.新規事業の創出 新規事業の創出においては、産産連携、産学連携、社内公募など、多様な手法により事業領域の拡大を図っております。大学との連携によるビジネスコンテストの開催や、他社との協業を視野に入れた実証実験の実施など、外部との連携を通じて、新たな事業領域の開拓やサービスモデルの創出に取り組んでおります。 また、従業員を対象とした「事業化アイデア公募制度『BizNex(ビズネク)』」を通じて、事業アイデアを募る取り組みを進めております。継続的な事業創出に向けた体制を構築することで、実現性の高い新規事業の展開を目指しております。 <経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標などの進捗> 2024年から2028年までの5ヵ年の「中期経営計画2028~Shine for Tomorrow, to THE FUTURE」における数値計画と2025年の実績は以下のとおりです。 2025年実績   2028年目標 収益性   売上高   820億円   800億円 営業利益   137億円   80億円 営業利益率   16.8%   10% ROE(当期利益/自己資本)   25.2%   10%以上維持 投資   設備投資額   59億円   5年累計 350億円 財務   営業CF   159億円   5年累計 450億円 自己資本比率(自己資本/総資産)   37.3%   25%以上維持 2025年の業績は、売上高820億円、営業利益137億円、ROE25.2%となり、2024年に続き、中期経営計画2028における最終年度の目標を上回る水準で推移しております。設備投資額は主にWHG事業における商品力強化を目的とした客室改装の実施等により59億円となりました。本年もWHG事業の複数施設において、引き続き客室改装を実施することや、「ホテル椿山荘東京」において宴会場を新設するなど、既存施設への投資を積極的に行ってまいります。 本中期経営計画につきましては、業績の回復により優先株式の償還を完了させるなど、当初の予定より前倒しで進捗しております。今後は持続的成長に向けたフェーズへシフトし、将来を見据えた投資の実施などにより持続的成長基盤を構築してまいります。 当社は、2025年11月に設立70周年を迎えることができました。今後も、コーポレートガバナンス・コードの各原則の実施や、非財務情報の適切な開示に努め、すべてのステークホルダーの皆さまと良好な関係を築きながら、企業価値の一層の向上を目指してまいります。
事業等のリスク1,326字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を下記のとおり記載いたします。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合はその対応に最大限の努力をする所存であります。 下記事項には、将来に関するものが含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末(2025年12月31日)現在において判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 ①株価の変動 当社グループは、取引先を中心に市場性のある株式を165億円保有しており、株価変動のリスクを負っております。当連結会計年度末で市場価格により評価すると含み益となっておりますが、今後の株価の動向次第で業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②減損損失の計上 当社グループは、ホテル建物等の有形固定資産を当連結会計年度末で512億円保有しておりますが、今後一定規模を上回る不動産価額の下落や事業収支の悪化が発生した場合、有形固定資産の一部について減損損失が発生する可能性があります。 ③賃借した不動産の継続利用もしくは中途解約 ワシントンホテル等ホテル事業においては、ホテル不動産を長期に賃借しているものがあり、不動産の所有者が破綻等の状態に陥り、継続利用が困難となった場合には業績に悪影響が生じる可能性があります。また、長期賃貸借契約の途中で、何らかの事情に基づき当社グループの意図により契約を中途解約することがあった場合、残存期間分の未経過賃料653億円のうちの一部について、賃料の支払もしくは補填の義務が生じる可能性があります。 ④自然災害および流行性疾患の発生 大地震、噴火、台風、異常気象等の自然災害や、新型コロナウイルス感染症、新型インフルエンザ等の流行性疾患が発生した場合は、営業の一時停止や旅行の取りやめ、海外からの入国規制や渡航自粛によるインバウンド需要の減退等により、当社グループの財政状態や業績に悪影響を与える可能性があります。 ⑤不動産周辺事業からの撤退損失 当社グループでは従前、不動産分譲事業を活発に行なっていた時期があり、現在でも道路、水道等インフラや不動産管理等の周辺事業を引き続き行なっていますが、これらの多くのものは低採算または不採算であり、これらの事業からの撤退を決めた場合、相応の額の損失が一時的に発生する可能性があります。 ⑥食中毒等の事故 安全衛生には十分注意を払っておりますが、万が一食中毒等が発生した場合は、お客さまの信認を損ね、また営業の一時停止などが生じる可能性があります。 ⑦円金利の変動 当連結会計年度末における借入金276億円のうち、93億円は変動金利による借入となっており、今後国内景気の回復等により円金利が上昇すると、金利負担の増大を招く可能性があります。 ⑧為替の変動 当社グループは、海外事業の営業活動により生じる収益・費用および債権・債務が外貨建てであり、海外連結対象会社の財務諸表を日本円に換算する際、為替変動により影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,842字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調で推移しました。訪日外国人数が過去最多の年間4,268万人(日本政府観光局(JNTO)公表値)となり、ホテル・観光業界におきましてはインバウンド需要が伸長しました。 このような状況のもと当社グループでは、中期経営計画に沿い、付加価値向上・生産性向上施策を進めました。宿泊部門では、海外セールスとプロモーション強化によるインバウンド宿泊者数増加が寄与してADR(客室平均単価)が上昇しました。婚礼、宴会部門でも商品力強化により利用人員・単価が上昇し、その結果、全部門で前期比増収となりました。人材への投資においては、賃上げ等の処遇改善を実施するなど従業員エンゲージメント向上の取り組みを進めました。 これらの結果、当社グループ全体の売上高は前期比5,792百万円増収の82,004百万円、営業利益は前期比1,486百万円増益の13,795百万円、経常利益は前期比1,081百万円増益の13,704百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、主に税金費用が増加したことにより前期比157百万円増益の9,292百万円となりました。営業利益及び経常利益は過去最高益となりました。 また、2021年9月28日に発行したA種優先株式につきましては、当連結会計年度中に償還(取得及び消却)を完了しました。 業績の概要は以下のとおりです。 (単位:百万円) 当連結会計年度   前期比 売上高   82,004   5,792 営業利益   13,795   1,486 経常利益   13,704   1,081 親会社株主に帰属する当期純利益   9,292   157 セグメント別の概況については以下のとおりです。 セグメント別売上高・営業利益   (単位:百万円) 売上高   営業利益または営業損失(△) 実績   前期比   実績   前期比 WHG事業   49,200   3,617   11,480   1,285 ラグジュアリー&バンケット事業   20,209   1,564   1,483   249 リゾート事業   11,289   523   925   4 その他(調整額含む)   1,304   86   △93   △53 合計   82,004   5,792   13,795   1,486 (注)調整額は、セグメント間取引消去及び各セグメントに配分していない全社費用が含まれております。 (WHG事業) WHG事業では、機能性、利便性向上を目的とした客室改装や朝食内容の充実など付加価値向上施策を実施しました。さらに、欧米豪や東南アジアでの現地セールスや海外OTA(オンライントラベルエージェント)を活用したチェーンプロモーションの継続実施により、首都圏エリアに加えて地方ホテルにおいても訪日需要を獲得し、当連結会計年度のインバウンド宿泊者数が前期比で増加しました。加えて、季節特性や需給動向に合わせた価格設定によりADRが上昇しました。客室改装工事に伴い一部客室で売り止めを行ったものの、同事業全体では、前期比で売上高は3,617百万円増収の49,200百万円、営業利益は1,285百万円増益の11,480百万円となりました。 (ラグジュアリー&バンケット事業) ラグジュアリー&バンケット事業では、「ホテル椿山荘東京」において、商品力の強化により単価が上昇し、婚礼、宴会、宿泊、料飲の全部門で前期比増収となりました。婚礼部門は、宴会場改装や提案力の向上など、ハード・ソフト両面の強化により、施行件数が増加しました。宴会部門は顧客ターゲットの見直しや新規開拓により、創立記念等の大型案件を獲得しました。同事業全体では前期比で売上高は1,564 百万円増収の20,209百万円、営業利益は249百万円増益の1,483百万円となりました。 (リゾート事業) リゾート事業では、「箱根小涌園 天悠」においてアクティビティの充実など付加価値向上施策を進めました。加えて、海外OTAでのプロモーション実施により欧米からの宿泊客が前期から増加し、高稼働を維持しつつADRが上昇しました。「箱根ホテル小涌園」では、休日はファミリー層、平日はインバウンドの集客策が奏功し、ADR・稼働率が前期比で上昇しました。「箱根小涌園ユネッサン」では、ウォータースライダーや森の湯のリニューアルを実施し、施設競争力を強化いたしました。同事業全体では前期比で売上高は523百万円増収の11,289百万円、営業利益は4百万円増益の925百万円となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末比4,792百万円増加の98,834百万円となりました。主に現金及び預金の減少により流動資産が3,027百万円減少した一方、箱根ホテル小涌園の増室にかかる有形固定資産の取得や投資有価証券の増加等により固定資産が7,819百万円増加しました。 負債は、借入金の返済等により、前連結会計年度末比6,373百万円減少の62,015百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末比11,166百万円増加の36,818百万円となりました。A種優先株式の償還により資本剰余金が2,053百万円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が8,733百万円増加しました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は12,245百万円となり、前連結会計年度末から2,200百万円減少しました。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により得られた資金は、15,922百万円(前期は15,905百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益13,376百万円及び減価償却費4,210百万円を計上した一方、法人税等の支払1,916百万円があったことによるものです。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により支出した資金は、5,685百万円(前期は3,831百万円の支出)となりました。これは主に固定資産の取得による支出5,949百万円によるものです。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により支出した資金は、12,427百万円(前期は11,311百万円の支出)となりました。これは主にA種優先株式の償還に伴う自己株式の取得2,005百万円及び借入金の返済9,773百万円によるものです。 ④生産、受注及び販売実績 (ア)  生産実績 該当事項はありません。 (イ)  受注状況 該当事項はありません。 (ウ)  販売実績 当社グループは、WHG事業、ラグジュアリー&バンケット事業およびリゾート事業の各事業を主な内容とし、更に各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しています。 セグメントごとの販売実績は次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   金額   前期比 WHG事業   49,200   3,617 ラグジュアリー&バンケット事業   20,209   1,564 リゾート事業   11,289   523 その他(調整額含む)   1,304   86 合計   82,004   5,792 (注)調整額は、セグメント間取引消去及び各セグメントに配分していない全社費用が含まれております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積りおよび判断を行っておりますが、この見積りは不確実性が伴うため実際の結果と異なる場合があり、結果として連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況」に記載しております。 ②経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は82,004百万円(前連結会計年度76,211百万円)となり、5,792百万円(7.6%)の増加となりました。訪日外国人数が過去最多の年間4,268万人となり、ホテル・観光業界におきましてはインバウンド需要が伸長しました。また、当社グループでは、中期経営計画に沿い、付加価値向上・生産性向上施策を進めました。宿泊部門では、海外セールスとプロモーション強化によるインバウンド宿泊者数増加が寄与してADR(客室平均単価)が上昇しました。婚礼、宴会部門でも商品力強化により利用人員・単価が上昇し、その結果、全部門で前期比増収となりました。 (売上原価および売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は63,978百万円(前連結会計年度60,210百万円)となり、3,767百万円(6.3%)の増加となりました。増収による労務費の増加や賃上げ等の処遇改善を実施するなど従業員エンゲージメント向上の取り組みを進めた結果、当連結会計年度の売上総利益は18,025百万円(前連結会計年度16,000百万円)となり、2,025百万円の増益となりました。 (販売費及び一般管理費ならびに営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,229百万円(前連結会計年度3,691百万円)となり、538百万円(14.6%)の増加となりました。当連結会計年度の営業利益は13,795百万円(前連結会計年度12,309百万円)と前期比1,486百万円の増益となりました。 (営業外損益および経常利益) 当連結会計年度の営業外損益は91百万円の損失(前連結会計年度313百万円の利益)となりました。この結果、当連結会計年度の経常利益は13,704百万円(前連結会計年度12,623百万円)と、1,081百万円の増益となりました。 (特別損益) 当連結会計年度の特別利益は29百万円(前連結会計年度139百万円)となり、110百万円減少しました。 また、特別損失は357百万円(前連結会計年度1,434百万円)となり、1,077百万円減少しました。 (法人税等および親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の法人税等は4,083百万円(前連結会計年度2,193百万円)となりました。この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は9,292百万円(前連結会計年度9,134百万円)となり、157百万円の増益となりました。 ③財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は20,676百万円(前連結会計年度末23,703百万円)となり、3,027百万円(12.8%)減少しました。現金及び預金が減少したことが主な要因です。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は78,157百万円(前連結会計年度末70,338百万円)となり、7,819百万円(11.1%)増加しました。箱根ホテル小涌園の増室にかかる有形固定資産の取得や投資有価証券の増加等による増加が主な要因です。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は29,366百万円(前連結会計年度末31,217百万円)となり、1,850百万円(5.9%)減少しました。1年内返済予定の長期借入金の減少が主な要因です。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は32,648百万円(前連結会計年度末37,172百万円)となり、4,523百万円(12.2%)減少しました。長期借入金の減少が主な要因です。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は36,818百万円(前連結会計年度末25,651百万円)となり、11,166百万円(43.5%)増加しました。A種優先株式の償還により資本剰余金が2,053百万円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が8,733百万円増加しました。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 (ア)キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (イ)資金調達と流動性 当社グループは、事業活動のための資金確保、流動性の維持ならびに健全な財政状態を常に目指し、安定的なキャッシュ・フローの確保に努めております。その施策の一つとして、キャッシュマネジメントシステムの導入によるグループ各社の余剰資金の一元管理を行い、資金効率の向上を図っております。また、複数の金融機関と総額で211億円の当座貸越契約およびコミットメントライン契約を締結することにより、資金調達リスクに対する補完措置がなされております。 また安定的な資金調達の一環として長期借入金の比率を高めており、当連結会計年度末の借入金残高は27,655百万円、その内訳として、短期借入金の残高は7,792百万円、長期借入金(一年以内に返済期限の到来する長期借入金を含む)の残高は19,863百万円となっております。 ⑤戦略的現状と見通し 当社は、「Shine for Tomorrow, to THE FUTURE」をスローガンに掲げ、2024年から2028年までの5ヵ年の中期経営計画を策定しております。この計画の推進により、持続的な成長と収益拡大を実現し、更なる企業価値の向上を目指してまいります。 2026年は外部環境としてインバウンド増加を見込む一方、国内の観光・レジャー支出は横ばいで推移すると想定しております。また、上期において商品力強化のため既存施設の客室改装を加速してまいります。改装に伴う売り止め影響により、中間連結会計期間(1月~6月)の営業利益及び経常利益が前年同期比で減益となる見込みです。2026年通期の業績予想は、売上高が前期比995百万円増収の83,000百万円、営業利益が前期比1,795百万円減益の12,000百万円、経常利益が前期比2,104百万円減益の11,600百万円となる見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は11,500百万円を見込んでおります。 なお、この業績予想は現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により当該予想数値と異なる場合があります。 連結およびセグメント別の業績予想は下表のとおりです。 2026年12月期の連結業績予想(2026年1月1日~2026年12月31日)                             (単位:百万円) 第2四半期(累計)   通期 売上高   営業利益または営業損失(△)   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益   売上高   営業利益または営業損失(△)   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益 連結合計   39,700   5,100   4,900   7,000   83,000   12,000   11,600   11,500 WHG事業   23,700   4,450   -   -   49,600   10,100   -   - ラグジュアリー&バンケット事業   10,200   700   -   -   20,500   1,250   -   - リゾート事業   5,200   0   -   -   11,600   800   -   - その他(調整額含む)   600   △50   -   -   1,300   △150   -   - (注)調整額は、セグメント間取引消去によるものです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。