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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ディー・エヌ・エー

DeNA Co., Ltd2432 · Prime · 情報・通信業

モバイルゲームとライブ配信が主力。スポーツクラブ運営や医療DXにも展開するインターネット企業。

概要

ディー・エヌ・エー(DeNA)は、1999年3月にインターネットオークションサイトの運営を目的として設立されたIT企業である。現在は、モバイルゲームプラットフォーム「Mobage(モバゲー)」、ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」や「IRIAM(イリアム)」、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」、医療DXプラットフォーム「Join(ジョイン)」など多岐にわたる事業を展開する。東京証券取引所プライム市場に上場し、2026年3月期の連結売上収益は1477億円、営業利益は187億円、従業員数は2483名である。創業以来、変化の激しいインターネット市場で事業ポートフォリオを拡大してきた。

「Mobage」プラットフォームと自社開発タイトルが収益の中心

ゲーム事業は、2026年3月期の売上収益643億5600万円、セグメント利益296億5600万円を計上する最大セグメントである。同事業は、会員制ゲームプラットフォーム「Mobage(モバゲー)」の運営と、スマートフォン向けネイティブゲームアプリの開発・配信からなる。プラットフォーム上では自社タイトルに加え、他社タイトルも提供している。主力タイトルには2024年10月リリースの『Pokémon Trading Card Game Pocket』などがあり、外部パートナーとの協業も積極的である。子会社としてDeNA Games Tokyo、WAPTX LTD.、DeNA Seoul Co., Ltd.などを擁する。収益はユーザー課金に依存するため、ヒットタイトルの有無によるボラティリティが大きい。

「Pococha」と「IRIAM」が支えるライブ配信事業

ライブストリーミング事業は、2026年3月期の売上収益397億9000万円、セグメント利益39億8400万円(前年は損失)と黒字転換した。主要サービスは、一般ユーザー向けライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」と、VTuberなどキャラクター配信に特化した「IRIAM(イリアム)」である。Pocochaは2025年3月期上期にTVCMを実施した後、収益性改善を優先した運営にシフトした。IRIAMは堅調に推移している。両サービスとも、視聴者からの投げ銭(ギフト)が主な収益源であり、双方向コミュニケーションを特徴とする。子会社に株式会社IRIAMを持つ。

横浜DeNAベイスターズを核にスポーツと不動産を融合

スポーツ・スマートシティ事業は、2026年3月期の売上収益327億5100万円、セグメント利益17億9500万円である。同事業は、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」、Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」、Jリーグ「SC相模原」の運営と、横浜スタジアムや「BASEGATE横浜関内」などの施設賃貸・運営からなる。ベイスターズは2025年シーズンの観客動員数が球団史上最多を記録し、入場料収入やグッズ販売が好調であった。一方、スマートシティ関連では直営施設への先行投資が発生している。連結子会社には株式会社横浜DeNAベイスターズ、株式会社横浜スタジアムなどがある。

医療機関向け「Join」と健康データ活用で黒字化を目指す

ヘルスケア・メディカル事業は2026年3月期の売上収益87億2500万円、セグメント損失23億2900万円と赤字が続いている。主なサービスは、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」、健康保険組合向け「kencom」、ヘルスビッグデータ関連サービス、一般消費者向け遺伝子検査「MYCODE」などである。同事業は国内の医療DXとデータヘルス領域に集中し、固定費削減を進めている。子会社にDeSCヘルスケア株式会社、日本テクトシステムズ株式会社、株式会社データホライゾン、株式会社アルムがある。早期の黒字化を目標に掲げている。

業界の中での役割はインターネットサービスプロバイダー、ゲームパブリッシャー、プロスポーツチーム運営者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,477億円
営業利益
187億円
営業利益率
12.7%
純利益
190億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01モバイルゲーム市場(日本及び海外)主力

スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・配信。プラットフォーム「Mobage(モバゲー)」を運営し、自社開発及び他社タイトルも提供。

主な製品・サービス2
ゲームアプリ
スマートフォン向けに配信されるソーシャルゲームやネイティブゲーム。
Mobage(モバゲー)
会員制のモバイルゲームプラットフォーム。ゲーム配信・コミュニティ機能を提供。

02ライブストリーミング市場(日本及び海外)主力

ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」「IRIAM(イリアム)」等の運営。視聴者と配信者の双方向コミュニケーションを提供。

主な製品・サービス2
Pococha(ポコチャ)
ライブ配信プラットフォーム。主に若年層向けのライブコミュニケーションサービス。
IRIAM(イリアム)
VTuber等キャラクター配信に特化したライブ配信プラットフォーム。

03プロスポーツ・複合施設運営(日本国内)準主力

横浜DeNAベイスターズ(プロ野球)、川崎ブレイブサンダース(Bリーグ)、SC相模原(Jリーグ)等のチーム運営。横浜スタジアムやBASE GATE横浜関内等の施設賃貸・運営。

04ヘルスケア・メディカル市場(日本及び海外)準主力

ヘルスビッグデータ関連サービス、医療DXサービス「Join(ジョイン)」等を提供。医療機関向けシステム開発・データ活用支援。

主な製品・サービス2
Join(ジョイン)
医療機関向けコミュニケーション・マッチングプラットフォーム。
ヘルスビッグデータサービス
健康・医療に関するビッグデータの解析・活用サービス。

05新規事業(日本国内)その他

将来の成長領域に向けた新規事業の開発・育成。具体的なサービスは有報上で明示されず。

製品と技術

会員制からオープンプラットフォームへ進化した「Mobage」

Mobageは、2006年に「モバゲータウン」としてスタートしたモバイルゲームプラットフォームである。当初はフィーチャーフォン向け会員制コミュニティであったが、2010年のオープンプラットフォーム化で外部開発者を誘致し、多様なゲームを提供可能にした。2011年には名称を「Mobage」に統一し、スマートフォン対応と海外展開を実施した。技術的には、大規模ユーザーデータをリアルタイム処理する基盤を持ち、ソーシャルゲームの課金・アイテム管理システムを内蔵する。現在は自社開発タイトルに加え、他社タイトルも提供するプラットフォームとして、日本語・中国語・韓国語など多言語対応を行っている。

視聴者参加型ライブ配信の仕組み「Pococha」

Pocochaは2017年に開始されたライブコミュニケーションアプリである。配信者は自身のパフォーマンスをリアルタイムで配信し、視聴者はコメントや課金アイテム(ギフト)で応援できる。技術的特徴として、低遅延ストリーミング配信、ギフト購入・送信の決済システム、配信者のランキングやイベント機能を備える。2025年3月期まではTVCMでユーザー獲得を積極的に行ったが、下期以降は収益性向上を優先した運用に切り替えた。同一セグメントにはVTuber向け「IRIAM」があり、両アプリで異なる配信ジャンルをカバーしている。

VTuberに特化した配信基盤「IRIAM」

IRIAMは、VTuberやバーチャルキャラクターのライブ配信に特化したプラットフォームである。配信者は2D・3Dアバターを使用でき、モーションキャプチャを活用した表現が可能。音声認識によるリップシンクやフェイストラッキング技術が組み込まれており、プロ・アマ問わず高品質な配信を実現する。課金モデルはPocochaと同様のギフトシステムを採用。IRIAMは堅調な成長を続けており、2026年3月期もセグメントの収益改善に貢献した。兄弟アプリとの差別化により、ニッチながら安定したユーザー層を獲得している。

医療関係者向けコミュニケーションDX「Join」

Joinは、医療関係者間のコミュニケーションを効率化するスマートフォンアプリである。医師・看護師間のチャット、スケジュール共有、緊急連絡などをワンストップで提供。また、遠隔医療やポータブル医療機器との連携機能(Join Mobile Clinic)も備える。技術的には、医療情報のセキュリティ基準を満たしたエンドツーエンド暗号化を採用し、患者データの保護を徹底している。日本国内の病院導入が進むほか、海外展開も視野に入れている。売上はまだ小さいが、医療DX市場の成長に伴い将来の収益源として期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ゲームとスポーツで独自地位、新規事業育成が課題

ディー・エヌ・エーはモバイルゲームとスポーツ事業を柱とする。直近では売上高が減少傾向にあるものの、高い営業利益率を維持。同業のソラコムやハッチ・ワークと異なり、ゲーム事業のヒット依存が大きい。新規タイトルの開発力と既存タイトルの長期運営が強み。一方、ゲーム市場の変化が激しく、新規事業の育成が急務。スポーツ事業との相乗効果を高め、収益の安定化を図ることが重要。

強み

  • ヒットタイトルを生み出すノウハウと技術力。
  • 営業利益率が10%以上と高く、財務体質が良好。
  • プロ野球など独自のスポーツコンテンツを保有。
  • ゲームブランドとして広く認知されている。

課題

  • 一部タイトルに売上が依存し、変動が大きい。
  • ゲーム市場の流行変化が速く、適応が必要。
  • 新規事業の成長が鈍く、収益源の多様化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がディー・エヌ・エー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19605東映4,401億円15.9倍
24680ラウンドワン3,700億円20.2倍
37867タカラトミー3,449億円28.0倍
49409テレビ朝日ホールディングス3,402億円10.7倍
58136サンリオ3,333億円29.1倍
62432ディー・エヌ・エー3,186億円15.3倍
79418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍
86925ウシオ電機3,061億円38.6倍
99602東宝2,747億円25.5倍
102121MIXI2,639億円14.3倍
117458第一興商1,954億円12.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

オークションサイト「ビッダーズ」で創業した1999年

1999年3月、東京都世田谷区に有限会社ディー・エヌ・エーとして設立された。同年8月に株式会社に組織変更し、本社を渋谷区に移転。同年11月にはオークションサイト「ビッダーズ」のサービスを開始した。2001年5月には会員制EC支援サービス「クラブビッダーズ」を導入し、サイトをリニューアル。2004年3月には携帯電話専用オークションサイト「モバオク」を開始し、モバイル領域へ本格参入。同年7月にはアフィリエイトネットワーク「ポケットアフィリエイト」も開始した。この時期、インターネットオークション市場の成長に乗り、事業基盤を固めた。

「モバゲータウン」の爆発的ヒットとマザーズ上場

2005年2月に東京証券取引所マザーズ市場に上場。2006年2月、携帯電話専用ゲームサイト「モバゲータウン」のサービスを開始した。同サイトは会員制のゲームプラットフォームとして若年層を中心に急成長し、後のDeNAの屋台骨となる。2006年5月には株式会社ペイジェント、同年7月には株式会社エアーリントの株式を取得し、事業領域を拡大。また同年7月には海外事業を開始した。2007年12月には東証市場第一部に市場変更し、企業規模の拡大を示した。モバイルインターネットの普及を追い風に、ゲーム事業が急成長した時期である。

スマホ対応とプラットフォームオープン化で新たな成長

2010年1月、「モバゲーオープンプラットフォーム」を開始し、外部デベロッパーにゲーム提供の場を開放。同年10月にはヤフーと提携し、PC向け「Yahoo! モバゲー」を開始。同年11月には米国ngmoco, LLCの持分を取得し、海外展開を加速。2010年12月にスマートフォン向け「モバゲータウン」を開始し、2011年3月にはサービス名称を「Mobage(モバゲー)」に統一。同年7月には海外でも「Mobage」のサービスを開始した。この時期、フィーチャーフォンからスマートフォンへのプラットフォームシフトに迅速に対応し、事業拡大を実現した。

横浜ベイスターズ買収とゲーム以外への領域拡大

2011年12月、株式会社横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)の株式を取得し、プロ野球球団運営に参入。これはDeNAにとって初のリアル事業への進出となった。2012年4月には本社を渋谷ヒカリエに移転。同年12月には株式会社Cygamesの株式を取得し、ゲーム開発力を強化。2014年7月にはヘルスケア事業を吸収分割により株式会社DeNAライフサイエンスに承継し、iemo株式会社や株式会社ペロリの株式も取得。同年8月には遺伝子検査「MYCODE」を開始。複数の新事業を立ち上げ、モバイルゲーム偏重からの脱却を図った。

任天堂との資本提携と医療領域への本格参入

2015年3月、任天堂株式会社との間で業務及び資本の提携契約を締結。これにより、任天堂のIPを活用したモバイルゲーム開発が可能となった。同時期、DeSCヘルスケア株式会社を設立し、健康保険組合向け「KenCoM(現kencom)」を開始。2015年5月にはロボットタクシー株式会社を設立し、自動運転分野にも進出。2016年1月には横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムの株式を公開買付けにより取得し、球団とスタジアムの一体化を推進。同年12月にはショッピングモール事業を譲渡し、事業の選択と集中を進めた。

Pocochaの開始とゲーム依存からの脱却への歩み

2017年1月、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」のサービスを開始。これが後のライブストリーミング事業の核となる。2018年3月にはiemo株式会社とロボットタクシー株式会社を吸収合併。同年5月には株式会社DeNAトラベルの全株式を譲渡し、旅行事業から撤退。2020年3月期には485億円の純損失を計上するなど、ゲーム事業の不振が業績を圧迫した。しかし、2024年10月にリリースした『Pokémon Trading Card Game Pocket』やPocochaの収益改善により、2025年3月期は営業利益290億円と黒字に転換した。2026年3月期は売上収益が減少したものの、営業利益187億円を確保した。

年表38件を開く

1990年代

  • 1999年3月創業インターネット上のオークションサイトの企画・運営を行うことを目的として、東京都世田谷区に有限会社ディー・エヌ・エーを設立
  • 1999年8月株式会社に組織変更し、株式会社ディー・エヌ・エーとなる
  • 1999年8月本社を東京都渋谷区に移転
  • 1999年11月オークションサイト「ビッダーズ」のサービスを開始

2000年代

  • 2001年5月会員制EC支援サービス「クラブビッダーズ」を導入し、オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」にリニューアル
  • 2004年3月携帯電話専用オークションサイト「モバオク」のサービスを開始
  • 2004年7月アフィリエイトネットワーク「ポケットアフィリエイト」のサービスを開始
  • 2005年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2005年6月創業株式会社モバオクを設立
  • 2006年2月携帯電話専用ゲームサイト「モバゲータウン」のサービスを開始
  • 2006年5月創業株式会社ペイジェントを設立
  • 2006年7月株式会社エアーリンクの株式を取得
  • 2006年7月海外事業を開始
  • 2007年12月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2008年1月創業DeNA Global, Inc.を米国に設立
  • 2009年8月WAPTX LTD.(現連結子会社)の株式を取得

2010年代

  • 2010年1月「モバゲーオープンプラットフォーム」のサービスを開始
  • 2010年4月創業株式会社エブリスタを設立
  • 2010年10月ヤフー株式会社と提携し、PC向けに「Yahoo! モバゲー」のサービスを開始
  • 2010年11月米国ngmoco, LLCの持分を取得
  • 2010年12月スマートフォン向けに「モバゲータウン」のサービスを開始
  • 2011年3月商号変更「モバゲータウン」のサービス名称を「Mobage(モバゲー)」に変更
  • 2011年7月海外における「Mobage」のサービスを開始
  • 2011年12月株式会社横浜ベイスターズ(現株式会社横浜DeNAベイスターズ)(現連結子会社)の株式を取得
  • 2012年4月本社を東京都渋谷区の渋谷ヒカリエに移転
  • 2012年12月株式会社Cygames(現持分法適用関連会社)の株式を取得
  • 2014年7月ヘルスケア事業を吸収分割により株式会社DeNAライフサイエンスに承継
  • 2014年7月iemo株式会社及び株式会社ペロリの株式を取得
  • 2014年8月一般消費者向け遺伝子検査「MYCODE(マイコード)」のサービスを開始
  • 2015年3月DeSCヘルスケア株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2015年3月任天堂株式会社との間で業務及び資本の提携に関する契約を締結
  • 2015年4月健康保険組合向け健康レコメンデーションメディア「KenCoM(現kencom、ケンコム)」のサービスを開始
  • 2015年5月創業ロボットタクシー株式会社を設立
  • 2016年1月株式会社横浜DeNAベイスターズが公開買付けにより株式会社横浜スタジアム(現連結子会社)の株式を取得
  • 2016年12月ショッピングモール事業を譲渡
  • 2017年1月ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」のサービスを開始
  • 2018年3月M&Aiemo株式会社及びロボットタクシー株式会社を吸収合併
  • 2018年5月株式会社DeNAトラベルの全株式を譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオ戦略のアップデートと実行

    急速な市場変化に対応し、中長期成長を確実にするため、経営スピードを格段に上げ、将来の事業環境を前提とした組織運営・事業モデルへの変革を早急に進め、事業ポートフォリオと事業創造の戦略を具体化・実行する。

  2. 02

    構造的・継続的に成長する事業群の形成

    各事業が有意な利益貢献をする構造を目指す。ゲーム事業ではボラティリティリスク低減や新開発アプローチ、外部連携、グローバル展開を推進。ライブストリーミングは収益性確保。スポーツ・スマートシティ事業では施設運営等で事業拡大。ヘルスケア・メディカル事業は早期黒字化を図る。

  3. 03

    本質的な価値提供を実現する組織・風土の強化

    お客様に本質的な価値・喜び(Delight)を提供できているかの観点でサービス状況を把握し、役職員の意識向上、後継者育成、人事制度の強化、優秀人材の採用・育成を推進し、組織力を強化する。

  4. 04

    コーポレート・ガバナンスの強化

    経営の透明性・公正性を確保し、取締役会による監督・助言機能の充実、内部統制システムの運用監査の充実、取締役会・指名委員会・報酬委員会の実効性評価と継続的改善を行う。

  5. 05

    コンプライアンス及びリスク管理体制の強化

    グループ行動規範を遵守し、バリュー(DeNA Promise、DeNA Quality)に基づき、全組織がコンプライアンス・リスク管理部門のサポートを得て、企業倫理の向上とコンプライアンス・リスク管理体制の充実・強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,483人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,118万円で、9期前と比べて+45.7%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は7.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,400
2018年3月2,475
2019年3月76834.93.02,437
2020年3月79135.43.02,558
2021年3月82236.15.02,100
2022年3月85036.85.02,194
2023年3月85737.45.02,951
2024年3月85437.65.02,897
2025年3月88337.96.02,5721,128
2026年3月1,11838.67.02,483753

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率69.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 20 / 海外 1、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 神奈川県 横浜市111億円
スポーツ・スマートシティ事業
BASEGATE横浜関内 — 神奈川県横浜市9,508百万円
スポーツ・スマートシティ事業
本社 — 東京都渋谷区947百万円
全社(共通)
本社 — 東京都渋谷区32百万円
ヘルスケア・メディカル事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社横浜DeNAベイスターズ(注)2
    神奈川県横浜市中区 · 連結子会社
    議決権97.7%
  • 国内
    DeSCヘルスケア株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    株式会社DeNA Games Tokyo
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社横浜スタジアム(注)4
    神奈川県横浜市中区 · 連結子会社
    議決権76.9%
  • 国内
    株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース
    神奈川県川崎市川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社集英社DeNAプロジェクツ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    株式会社IRIAM
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本テクトシステムズ株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社データホライゾン(注)5
    広島県広島市西区 · 連結子会社
    議決権51.5%
  • 国内
    株式会社アルム
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権95.3%
  • 海外
    WAPTX LTD. (注)4
    英国領西インド諸島グランドケイマン島 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DeNA Seoul Co., Ltd.
    大韓民国ソウル特別市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • デライト・ベンチャーズ1号投資事業有限責任組合(注)4東京都渋谷区100%
  • デライト・ベンチャーズ・ビルダー2号投資事業有限責任組合(注)4東京都渋谷区99%
  • デライト・ベンチャーズ・ビルダー3号投資事業有限責任組合東京都渋谷区99%
  • 株式会社Cygames東京都渋谷区21%
  • 株式会社PFDeNA東京都渋谷区50%
  • GO株式会社(注)7東京都港区26%
  • 株式会社マンガボックス東京都港区49%
  • ニンテンドーシステムズ株式会社東京都渋谷区20%
  • デライト・ベンチャーズ2号投資事業有限責任組合東京都渋谷区32%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業多目的ダム貯水池への流入量予測精度向上に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-12-21
    574万円
  • 調達
    公道における自動走行に関する調査等業務
    内閣府 · 2016-10-11
    250万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,477億円営業利益187億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.9%、利益が-35.5%。

売上高
-9.9%
1,477億円
営業利益
-35.5%
187億円
純利益
-21.5%
190億円
営業利益率
12.7%
前期比 -5.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,540億円1,477億円
営業利益150億円187億円
純利益190億円
1株あたり配当¥66

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は372億円、営業利益は74億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.8%、営業利益は+335.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q33516
2024年1Q362174.746
2024年2Q389318.028
2024年3Q290−324−111.7−386
2024年4Q32625
2025年2Q703557.830
2025年4Q93723525.1212
2026年2Q83224929.9230
2026年4Q645−62−9.6−40
2027年1Q3727419.9334

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,025億円から1,477億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は12.7%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,025792456
2014年3月1,813549317
ロボットタクシー株式会社を設立
2015年3月1,424284150
2016年3月1,437209113
2017年3月1,438256308
iemo株式会社及びロボットタクシー株式会社を吸収合併
2018年3月1,394304230
2019年3月1,241181127
2020年3月1,214−402−492
2021年3月1,370313256
2022年3月1,309294305
2023年3月1,34913689
2024年3月1,367−281−287
2025年3月1,64029031817.7242
2026年3月1,47718725812.7190

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,477億円のうち、営業利益として残るのは187億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は190億円、売上の12.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金46.2%683億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%517億円
  • その他の費用持分法損益などの調整6.1%90億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%187億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
53.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.3pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.2pt
12.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.1pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが334億円、投資CFが348億円で、差し引きのフリーCFは682億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は1,030億円で、売上の8.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月522−158−250364673
2014年3月281−153−157128654
2015年3月279−213−3866687
2016年3月267−400201−133752
2017年3月227−74−24153882
2018年3月377−165−542121,037
2019年3月230−210−47201,014
2020年3月129−87−32242735
2021年3月300−8666214973
2022年3月184−199−185−15783
2023年3月108125−49233977
2024年3月−108−126−41−234714
2025年3月390−123−54267928
2026年3月334348−5816821,030

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,332億円。このうち返さなくてよい自己資本がで、自己資本比率は69.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,9481,23771161.2
2014年3月1,9731,45651771.3
2015年3月2,18571.9
2016年3月2,54974.2
2017年3月2,98377.0
2018年3月3,44676.4
2019年3月2,96584.9
2020年3月2,55770.6
2021年3月3,27168.4
2022年3月3,40670.7
2023年3月3,48963.5
2024年3月3,35762.3
2025年3月3,9421,41361.3
2026年3月3,33292569.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,030億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,288億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
925億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中202位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中552位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,608.5で、1年前と比べて+18.4%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥2,608.5+0.1%1ヶ月+5.4%1年+18.4%時価総額3,186億円
過去52週の値幅
安値¥2,230.5高値¥2,885

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PBR1.12倍
配当利回り2.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.59%と小幅上昇し、8月21日終値は2496.5円。25日移動平均線(2465.76円)を上回って推移し、短期的な上昇トレンドを維持している。週足では7月9日の2550.5円から8月6日の2417.5円まで下落した後、8月14日には2536円まで回復したが、その後はもみ合い。52週高値2885円に対しては-13.4%の水準で、戻り待ちの売り圧力がある。出来高は8月6日に206万株超と急増したが、その後は減少傾向で、様子見姿勢が強い。RSIは52.4と中立で、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 14.6倍は同業界平均の48.57倍を大幅に下回り、PBR 1.07倍も平均2.92倍から大きく乖離して割安水準。配当利回りは2.64%と平均と同等で、ROE 8%は低めだが収益性は改善傾向。割安感は強いが、直近売上高の減少や利益率の低下が続けばバリュエーション調整のリスクもあり、今後の業績回復が焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍47.9倍
PBR1.12倍2.96倍
ROE8.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、ゲーム事業の収益改善とABEMAの成長により、2025年3月期に黒字転換したことを評価し、新規事業の芽が出始めたとみる。特に既存タイトルの安定運営と新作のヒットが利益を牽引すると期待する。一方、弱気派は、ゲーム事業のヒット依存やABEMAの広告収入の不安定さを懸念する。また、競争激化や規制リスクも指摘し、収益の持続性に疑問を呈する。さらに、新規事業の赤字が続けば全体の利益を圧迫するとの見方もある。争点は、ゲームとABEMA以外の事業が早期に収益化できるかにある。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の成果

    2025年3月期は営業利益290億円と大きく改善

  • ABEMAの成長

    スポーツ中継などで会員・広告収入が拡大傾向

  • 新規事業の可能性

    ヘルスケアや自動車関連で新たな収益源を模索

  • 25/3期は純利益242億円と黒字化決算発表後影響

    24/3期の-287億円から25/3期は+242億円へ大幅改善

  • PBR1.06倍とほぼ解散価値不定影響

    PBR1.06倍は純資産近辺で、下値は限定的

  • 配当利回り2.68%と株主還元継続影響

    配当利回り2.68%を維持し、安定株主の支え

  • 営業利益率12.66%と二桁維持通年影響

    営業利益率は12.66%と依然10%超、収益基盤は維持

マイナスに働く材料7
  • ヒット依存のリスク

    ゲーム収益は特定タイトルに依存し、変動が大きい

  • ABEMAの収益性

    広告市況や競合で収益が不安定になる恐れ

  • 新規事業の赤字

    育成段階で投資負担が利益を圧迫する可能性

  • 26/3期売上高1477億円、前期比9.9%減通年影響

    売上高は1640億円→1477億円と163億円減少

  • 26/3期営業利益187億円、前期比35.5%減通年影響

    営業利益は290億円→187億円と103億円減少、大幅減益

  • 26/3期純利益190億円、前期比21.5%減通年影響

    純利益は242億円→190億円と52億円減少、EPS押し下げ

  • 実績PER14.41倍は減益予想で割高感不定影響

    予想PERは開示されず、実績14.41倍は減益を織り込めていない

次の決算で確かめる点
ゲーム事業の売上高
主力事業の動向とヒットタイトルの貢献を確認するため
ABEMAの有料会員数
定額課金の成長性を測る重要な指標
新規事業の営業損益
新規事業の収益化の進捗を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり66で、前期から+1.5%いまの株価に対する利回りは2.53%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥66
1株あたり
配当利回り
2.53%
いまの株価に対して
配当性向
18.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3216.3
2018年3月320.046.0
2019年3月4025.059.0
2020年3月20−50.0
2021年3月3260.067.7
2022年3月3921.935.0
2023年3月20−48.76.8
2024年3月200.0
2025年3月65225.032.4
2026年3月661.518.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥66

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ45,934人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.538.139.743.348.149.7
事業法人12.312.613.313.316.620.8
外国法人25.829.225.422.814.213.2
金融機関22.018.219.817.515.212.7
自己株式6.39.08.88.88.812.1
証券会社3.41.91.83.15.93.5
外国人個人0.00.00.00.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01南場 智子16.23
02任天堂株式会社12.35
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社8.94
04株式会社ATRA4.80
05株式会社日本カストディ銀行3.64
06川田 尚吾2.97
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(株式会社みずほ銀行決済営業部)2.85
08株式会社シティインデックスイレブンス2.55
09みずほ証券株式会社1.07
10BBH BOSTON CUSTODIAN FOR JAPAN VALUE EQU ITY CONCENTRATED FUND A SERIES OF 620135(株式会社みずほ銀行決済営業部)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.75%
  • 2026-07-15
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    1.02%
    -1.30pt
  • 2026-07-01
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    2.32%
  • 2026-06-25
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    2.24%
    -0.31pt
  • 2026-05-29
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    2.55%
    +0.08pt
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.48%
    -0.26pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−49%、1株純資産は14期で+144%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月33388542.67.714.0
2014年3月2431,08124.47.713.7
2015年3月1151,20810.020.4
2016年3月791,3026.524.642.5
2017年3月2121,58014.710.616.3
2018年3月1581,8109.312.146.0
2019年3月871,7284.919.159.0
2020年3月−3521,432−22.8
2021年3月2081,82712.710.467.7
2022年3月2562,02413.27.335.0
2023年3月771,9843.823.56.8
2024年3月−2581,871−13.3
2025年3月2172,16410.716.232.4
2026年3月1712,1618.014.218.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額298百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
南場智子代表取締役会長6419,829,078
岡村信悟代表取締役社長 執行役員 最高経営責任者(CEO)562,221
渡辺圭吾取締役 執行役員 経営企画本部 本部長4733,878
宮城治男取締役54
久保田雅也取締役52
木谷哲夫取締役66
阿佐美弘恭監査役(常勤)69
稲葉喜子監査役59
佐藤敦子監査役60
井村公彦監査役68
川﨑達生取締役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41502521654
社外取締役864648
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容978字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、当連結会計年度末現在、当社、当社の連結子会社47社、持分法適用関連会社31社の計79社で構成され、主にモバイル・PC向けのインターネットサービスを提供しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照ください。 セグメント   事業内容 (事業展開地域)   主要サービスまたは主要事業領域   主要な事業主体 ゲーム事業   モバイル向けゲーム関連サービス(日本国内及び海外)   ゲームアプリの配信「Mobage(モバゲー)」等   当社株式会社DeNA Games Tokyo株式会社集英社DeNAプロジェクツWAPTX LTD.DeNA Seoul Co., Ltd. ライブストリーミング事業   ライブストリーミング関連サービス(日本国内及び海外)   「Pococha(ポコチャ)」「IRIAM(イリアム)」等   当社株式会社IRIAM スポーツ・スマートシティ事業   スポーツ関連サービス(日本国内)複合施設の不動産賃貸及び運営(日本国内)    「横浜DeNAベイスターズ」「横浜スタジアム」の運営「川崎ブレイブサンダース」「SC相模原」「BASEGATE横浜関内」の賃貸及び運営等   当社株式会社横浜DeNAベイスターズ株式会社横浜スタジアム株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース株式会社スポーツクラブ相模原 ヘルスケア・メディカル事業   ヘルスケア・メディカル関連サービス(日本国内及び海外)   ヘルスビッグデータ関連サービスの提供、「Join(ジョイン)」をはじめとする医療DX(デジタルトランスフォーメーション)関連サービス等   当社DeSCヘルスケア株式会社日本テクトシステムズ株式会社株式会社データホライゾン株式会社アルム 新規事業・その他   新規事業及びその他サービス(日本国内)   新規事業等   当社 当社グループの事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,431字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当連結会計年度末現在における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 (1) 会社の経営の基本方針・中長期的な会社の経営戦略・目標とする経営指標 当社グループは、一人ひとりのお客様に想像を超える驚きや喜びを感じていただけるよう、そして一人ひとりが自分らしく輝ける世界の実現に向けて、Delightの提供に真っすぐに向かう意味を込め「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」をミッション(企業使命)として掲げ、グループ全体で各種の経営施策に取り組んでおります。 当社グループは、企業価値を継続的に高めていくことが経営上の最重要課題だと認識しております。このため、既存の収益基盤強化、また、中長期的な成長を実現する事業ポートフォリオの構築、当社グループ内のシナジーの形成等に取り組み、経営指標においては、ROEも重視しつつ、売上収益、営業利益、EPS等を重視しております。 2025年3月期からの中期戦略においては、構造的・継続的に成長する事業群を形成し、各事業とも有意な利益貢献をする構造を目指し、各種施策に取り組んでまいりましたが、今後の中長期的な企業価値の向上に向けた取り組み内容や事業環境等につきましては、「(2) 会社の対処すべき課題」に記載しております。 (2) 会社の対処すべき課題 当社グループは、上述のミッション(企業使命)に基づき、顧客、取引先、従業員、株主、地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーとの適切な対話及び協働を通じ、このミッションを実現するべく、以下の課題に取り組んでおります。 ①一層強い中長期の成長・事業ポートフォリオ実現に向けた挑戦 当社グループは、設立以来、永久ベンチャーとして、変化の速いインターネット市場の動向をいち早く捉えて様々な事業を創出し、企業価値を向上させてまいりました。 足元では、当社グループを取り巻く環境は、急速且つ重要な変化を迎えています。中長期の成長を確かなものとするには、経営のスピードを格段に上げ、将来の事業環境を前提とした組織運営・事業モデルへの変革を早急に進める必要があると捉えており、当社グループの事業ポートフォリオ・事業創造についての戦略のアップデート、具体化、実行を最優先に取り組みを進めております。 当社グループは、経営資源を効率的に活用しながら、長期的に大きな価値を創出することを目指してまいります。 ②構造的・継続的に成長する事業群の形成 当社グループは、構造的・継続的に成長する事業群を形成し、各事業とも有意な利益貢献をする構造を目指しております。 ゲーム事業では、より強い事業構造を目指し、ボラティリティによるリスク軽減を主眼に、新しい開発アプローチへの挑戦等を進めております。また、引き続き、既存タイトルの長期的な貢献を目指した運営や、外部有力パートナーとの提携関係に基づくタイトルの開発・運営や、グローバル市場も視野に入れたタイトル展開を行うとともに、中長期的には、パートナーとの協業やテクノロジー等の強みを活かし、広義のエンターテインメント領域での事業機会の創出も目指してまいります。 ライブストリーミング事業では、健全な収益性の確保に努めております。 スポーツ・スマートシティ事業では、興行を中心とした既存の事業を着実に推進しつつ、「BASEGATE横浜関内」内の2つの直営施設運営をはじめとした、スマートシティの取り組みを進め、スポーツ興行を超えた事業の広がりを目指してまいります。 ヘルスケア・メディカル事業では、ヘルスビッグデータ及び医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の領域において、今後の成長に向けた取り組みの精査・推進を継続し、早期の黒字化を図ってまいります。 ③本質的な価値・喜びの提供の実現を図る組織・風土の強化 当社グループにおいては、お客様に本質的な価値・喜びを提供できているか、社会的価値・意義を創造し提供できているか、といった観点から、経営陣及び全事業部門がサービスの状況やお客様の声を適時適切に把握し、各サービス単位がDelight観点でより高い意識を持ち、より多くのDelightを届けることができるよう、役職員の意識向上及び組織づくりを推進してまいります。 また、当社グループは、さらなる事業領域の拡大を推進する方針に対応して、経営陣の後継者育成、各種の人事制度並びに優秀な人材の採用及び育成強化等を通じて組織力の強化に取り組んでまいります。 ④コーポレート・ガバナンスの強化 当社グループは、経営の透明性・公正性を確保し、企業価値の持続的向上のための挑戦をし続ける体制の維持・強化のため、当社取締役会による取締役の職務執行に対する監督及び助言機能の一層の充実、並びに、取締役会及び監査役による、内部統制システムの運用等の業務執行の監督・監査のさらなる充実を図ってまいります。 また、当社取締役会において、取締役会及び指名委員会・報酬委員会等について、運用状況及び実効性を分析・評価するとともに、継続的な改善を行ってまいります。 ⑤コンプライアンス及びリスク管理体制の強化 当社グループの取締役及び従業員は、当社グループのミッション及びビジョンを実現するために、グループ行動規範を遵守してまいります。また、当社グループが社会の一員として約束することとして「DeNA Promise」を、また、Delightにまっすぐ向かうチームであるために「DeNA Quality」をそれぞれバリュー(共有価値観)とし、事業及び業務上のコンプライアンス及びリスクマネジメントを徹底してまいります。各組織がコンプライアンス・リスク管理部門のサポートを得つつ、企業倫理の一層の向上、コンプライアンス体制及びリスク管理体制の充実・強化を図ってまいります。
事業等のリスク20,344字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク(投資者の判断に重要な影響を与える可能性がある事項)を記載しております。当社グループでは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載がない限り、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 事業環境に関するリスク ①インターネット及びAI(人工知能)関連業界の変化並びに新しい技術への対応について インターネットの利用は、モバイル端末によるものを中心に広く浸透しており、多種多様な分野でのインターネットサービスが日々生み出されています。また、AI技術のビジネスへの活用の進展が社会的に注目されています。 当社グループは、特にスマートフォン等のモバイル端末向けインターネットサービスに強みを持ち、ゲームをはじめとした各種サービスを展開し、AI技術の活用によるサービス価値向上に向けた取り組みを進めておりますが、当社グループが提供するサービスに関連した市場における新規参入によるシェアの急変や新たなビジネスモデルの登場等による市場の構造変化が、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 社会全般でインターネット及びAI関連の新技術の開発並びにそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われており、研究開発や他社との提携等が進まない、エンジニアの人材確保ができない、または人材育成が図れない等により新技術に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新技術に対応するために多大な支出が必要となった場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 さらに、AI技術に関しては、一般的にAI技術を用いたサービスの信頼性や正確性、有用性、安全性等が論点となりうるほか、AI技術の利用の態様によっては、人間の尊厳、プライバシー、公平性、透明性等に関わる倫理的な問題が生じる可能性があります。また、AI技術の開発、提供、または利用の過程において、学習データ、入力情報、生成物その他のデータの取扱いによっては、第三者の著作権その他の知的財産権を侵害し、または当社グループもしくは顧客その他の取引先の営業秘密、個人情報等が漏洩するおそれがあります。このような問題が生じた場合は、サービス提供の中止、当社グループへの損害賠償請求や当社グループに対する信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 インターネット及びAIに関連する技術革新やビジネス構造の変化は、その性質上、事業環境に影響を与える時期や、その影響の度合いを合理的に予測することが困難ですが、これまでの情報技術の発達やビジネス構造の変化の歴史に鑑みても、確実に発生するものであると認識しております。当社グループは、ビジョン(事業展望)においてインターネットやAIを自在に駆使しながら事業を展開することとしているほか、バリュー(共有価値観)である「DeNA Promise」及びDeNAグループAIポリシーにおいて、臆することなく新しい技術やサービスに挑戦するとともに、技術の進歩が社会にもたらす課題には誠実に向き合い克服していくことを社会に約束しております。 このように、インターネット及びAIに関連する技術革新やビジネス構造の変化に対応することは当社グループにおける重要な課題として認識し、インターネット及びAIを活用したサービスの企画立案及び実施にあたっては、コンプライアンス・リスク管理部門も含めた多角的な事業検討を行う管理体制を構築し、リスクの低減を図っています。このような体制を整備することにより、より一層インターネット及びAIの活用によるサービス価値向上に向けた取り組みを推進するとともに、協業やM&Aも活用し、事業機会の確保及び競争力のさらなる強化に努めておりますが、インターネット及びAIに関連する技術革新やビジネス構造の特性上、これらの対応策によっても、上記のリスクが顕在化することを防止することはできず、これにより当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②モバイル端末のOS提供事業者への対応について 当社グループは、AndroidやiOSといったOS(オペレーティングシステム)を搭載したモバイル端末向けに事業を展開しております。そのため、当該OSに関する事故等によってサービスが提供できなくなった場合、OS提供事業者による予測困難な措置によってサービスが提供できなくなった場合、当該OS上でサービスを提供する際にOS提供事業者より課される条件・ルール等及びその運用の大幅な、もしくは予測できない変更もしくは新たな条件・ルール等の設定により従来どおりのサービスが提供できなくなった場合、当該条件・ルール等及びその運用の変更・新規設定に対応するために多大な支出が必要となった場合、当該条件・ルール等及びその運用が当社グループに不利なものに変更された場合、または、当該条件・ルール等及びその運用の変更・新規設定に対応しきれず、OS提供事業者によるサービスの配信停止やアカウントの利用停止等が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 OS提供事業者より課される条件・ルール等及びその運用の大幅な、もしくは予測できない変更または新たな条件・ルール等の設定の時期の見通しは困難であり、またそれによる影響を合理的に予測することも困難です。当社グループとしては、最新のOSに適合するサービスを構築するための開発体制の整備を行うとともに、OS提供事業者より課される最新の条件・ルール等を常に把握し、サービスへ適用するための管理部門及び事業部門における管理並びに連携体制を整備することにより、これらのリスクが顕在化し、経営成績等に影響を与える可能性を可能な限りコントロールするよう努めております。しかしながら、OS提供事業者との関係上、これらの対応策によっても、上記のリスクが顕在化することを防止することはできず、これにより当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ③他社との競合及び消費者の動向について インターネット及びAI関連業界をはじめとする当社グループの事業領域は、いずれも、他社との強い競争にさら されております。当社グループは、時代のニーズを捉えた特色あるサービス等の構築及び提供、ユーザの利用環境 及び安全性向上のための施策やカスタマーサポートの充実等に取り組み、競争力の向上を図っております。しかしながら、当社グループと類似のサービスを提供している企業や新規参入者との競争が激化すること、または、消費者の需要動向が変化すること等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 競争の激化及び消費者の需要動向の変化に係るリスクが顕在化する可能性、時期、及び影響の程度の合理的な見 積もりは困難ですが、時代のニーズを捉えた特色あるサービスに対しては、その将来性ゆえに新規参入者による事業展開から競争が激化するものであり、事業運営上の恒常的なリスクであると認識しております。当社グループとしては、さらに魅力・競争力のあるサービス提供のための社内環境整備及び人材育成に努めておりますが、事業の特性上、これらの対応策によっても、上記のリスクが顕在化することを防止することはできず、これにより当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (2) 各事業に関するリスク ①モバイルゲーム等のコンテンツを用いた事業について モバイルゲームに代表される、コンテンツを用いた事業においては、ユーザの嗜好の移り変わりが激しく、何ら かの要因によりユーザニーズの的確な把握や、ニーズに対応するコンテンツの提供ができない場合には、ユーザへの訴求力が低下し、コンテンツの収益性が低下し、または新規のコンテンツを提供できず、経営成績等に予期せぬ重大な影響を与える可能性があります。 また、継続してコンテンツの拡充を図っていく必要がありますが、計画どおりにコンテンツの拡充が進まない場 合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。特に、モバイルゲームに関しては近年その開発費が上昇傾向にあり、開発費と予想される収益との兼ね合いから新規タイトルの開発が予定通りに進行できな い可能性があり、それによりコンテンツの拡充が進まない可能性があります。 ユーザの嗜好を常に的確に捉えることは容易ではなく、外部パートナー企業のコンテンツ開発体制の確保は当社グループとは異なる外的要因にも左右されることから、これらのリスクが顕在化する可能性は事業の性質上常に一定程度潜在しています。当社グループとしては、ユーザニーズを的確に把握及び分析するための社内組織の設置や施策の実行を通じて、常にニーズに対応するコンテンツの企画立案及び開発に努めていることに加え、継続的に優れたコンテンツを提供できるよう、開発体制の強化並びに外部パートナー企業の開拓及び関係構築に継続的に取り組むことでこれらのリスクに対応しておりますが、これらのリスクを完全に解消することは性質上困難です。 加えて、当社グループや外部デベロッパーの提供するコンテンツに関して重大なトラブルが発生した場合または業務委託先企業を含む外部パートナー企業が重大なトラブルを引き起こした場合、規約や約款の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があり、法的責任を問われない場合においても、信用及びブランドイメージの低下等により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。加えて、提携先やIP(知的財産権)提供者、当社グループが運営するプラットフォームにコンテンツを提供する事業者との契約または提携関係の内容が変更され、もしくは終了する等により主要なコンテンツに変更が生じ、または提供ができなくなった場合や、関連するコンテンツの売上・収益性が低下した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。特に、事業上の重要性が高いコンテンツに関するサービスにおいてこれらの事象が発生した場合には、当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 これらのリスクが顕在化する可能性の程度や時期については、外的要因に大きく左右されることから、合理的に予測することは困難です。当社グループとしては、優良な外部デベロッパーの選定や、業務委託先に対する委託業務の管理の徹底により、トラブルが起こる可能性を最小限に抑えるよう努めるとともに、事業部門と契約内容を確認する管理部門との連携を強化し、予想しない契約または提携関係の内容の変更または終了が発生することがないよう契約管理体制を構築することにより、当該リスクが顕在化する可能性を可能な限りコントロールするよう努めておりますが、それにもかかわらず、当該リスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 ②ライブストリーミング事業について 当社グループでは、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」、キャラライブアプリ「IRIAM(イリアム)」等の運営によるライブストリーミング事業を行っております。 これらのアプリにおいては、ライバー(配信者)とリスナー(視聴者)それぞれからの情報発信が行われることから、ライバーによる配信内容またはユーザ間におけるコミュニケーションにおいて、他者の権利等の侵害や法令違反行為、不適切な内容を含む表現行為、ユーザの行為等に起因するトラブルが生じる可能性があります。また、ユーザやサービスを利用する事業者が、サービス内外でサービスの健全性に影響を及ぼす行動をとる可能性があります。これらのリスクについての詳細は、「(2) 各事業に関するリスク ⑧不特定多数の者を対象とする事業について」及び「(7) コンプライアンスに関するリスク ①サービス等の健全性の維持について」をご参照ください。 また、当社グループでは、2025年にライバーを中心としたクリエイターエコノミー事業を運営する株式会社DeNA Creator Linksを設立し、ライバーの活動の支援を行っております。当該事業においては、ライバーの活動休止や契約終了等により、収益等に影響を及ぼす可能性があります。また、ライバーが他者の権利等の侵害や法令違反行為、不適切な内容を含む表現行為を行い損害賠償請求並びに当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等が生じ、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、ライバーに対するコンプライアンス意識向上等に取り組むことにより当該リスクが顕在化する可能性を最小限に抑えるよう努めておりますが、上記のようなリスクが顕在化することを完全に防止することは困難です。 ③スポーツ・スマートシティ事業について 当社グループでは、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」、プロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」及びプロサッカークラブ「SC相模原」の運営、「横浜スタジアム」及び当社グループの直営施設を含む「BASEGATE横浜関内」の一部の運営、並びに、川崎におけるアリーナシティプロジェクトをはじめとするスポーツ・スマートシティ事業を行っております。 当該事業においては、対象となるスポーツ業界の動向の変化や運営するチームの競技成績が不振な場合、または当社グループが運営する施設において提供するコンテンツがユーザの嗜好の移り変わりに対応できない場合、観客動員数、施設の来場者数ひいては当社グループの収益等に影響を与える可能性があり、さらに、建築費の高騰による新施設の建設費用の増加や、競技成績向上のためのチームの補強や設備投資等による支出が、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、スポーツ興行・イベントを実施する際や当社グループが運営する施設には多数のお客様が来場することから、打球事故その他の事故等を防止するために必要な措置等を講じておりますが、それにもかかわらず何らかの事故等が生じた場合、多額の損害賠償請求並びに当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。さらに、加えて、地震・台風等の自然災害、気候変動に伴う猛暑や局地的な豪雨等の極端な気象事象、事故、伝染病等の発生により、利用する施設の損壊や興行・イベントの中止・中断等、正常な運営が行えない状況が生じた場合に、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。さらに、当社グループでは「横浜スタジアム」の所有者である横浜市と、プロ野球等興行開催の優先的使用等を内容とする契約を締結した上で、当該スタジアム施設の運営を行っておりますが、当該契約の今後の更新等の状況や利用条件の変更等によっては、当該スタジアム施設の利用ができなくなったり、利用に制約が生じたりする等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、プロバスケットボール等の他のスポーツの興行開催等のための施設利用または当社グループが運営する施設に関しても同様のリスクがあります。これらのリスクが顕在化した際の当社グループの業績に関する影響としては、入場料、スポンサー及び物販・飲食等に係る収入に甚大な影響が及ぶものと考えております。 当社グループは、来場者やファンを惹きつける事業の価値創出、建設事業者との交渉、安全管理措置及び「横浜スタジアム」所有者である横浜市等の施設所有者との連携強化等に取り組んでおりますが、競技成績の動向並びに打球事故等の興行中または施設の利用により生じる事故及び自然災害の発生等のリスク要因は発生を予見することが困難であり、その性質上当該リスクが顕在化する可能性は常に一定程度潜在しているものと認識しております。 ④ヘルスケア・メディカル事業について 当社グループは、ICT(情報通信技術)を活用した健康増進支援サービス、認知機能検査サービス、医療現場における情報共有・コミュニケーションサービスの運営、ヘルスケアデータの利活用、及び保健事業の支援等のヘルスケア・メディカル事業を行っております。 当該事業においては、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「医師法」、「個人情報の保護に関する法律」その他の国内外の法規制に抵触しないようサービスを構築し、また研究開発を進めていますが、今後、当該事業分野あるいは取扱う機器等に関して認定制度の適用や関連する法規制等の改正またはヘルスケアデータの取扱いに係る法規制の改正等により、当該事業が何らかの制約を受ける場合及び追加費用の発生等の事態が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、当該事業では、個人の健診情報等機微性の高い情報及び匿名加工、統計処理等により得られる情報を大量に取り扱っており、また今後事業の多面化にあたって取り扱う情報の増加、多様化も想定されるところ、万一、情報漏洩や取扱いの不備が生じた場合、当社グループへの多額の損害賠償請求や行政処分を受ける可能性があります。さらに、当該事業における各種サービスに関連する技術発達は継続しており、市場における競争もより激化する可能性があります。また、当社グループのサービスか否かにかかわらず、ヘルスケア・メディカル事業に関して社会的・倫理的問題が提起される事態が発生する等の市場環境の変化が生じた場合、当該事業の業績に影響を与える可能性があります。加えて、ヘルスケア・メディカル事業において、提供情報・提供サービスが不正確であったり、不具合・不都合等が生じたりした場合、または事業に必要な機器等に不足、不具合等が生じた場合等、良質なサービスの維持が困難となる事象が生じた場合、サービス提供の中止、販売製品の回収及び多額の損害賠償請求並びに当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ヘルスケア・メディカル事業に係るリスクは、事業状況や外的要因による影響が大きく、顕在化する可能性の程度や時期の合理的な予測は困難ですが、当該リスクが顕在化した場合、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等による重大な影響が当社グループの全体の事業展開に及ぶ可能性があります。 当社グループとしては、特に機微性の高い情報の情報漏洩や取扱いの不備に起因するリスクを経営上重要なリスクと位置づけております。当該関連事業を実施するグループ会社において、情報セキュリティマネジメントシステムの適合性評価制度であるISO27001に準拠するISMS認証や、プライバシーマーク(JIS Q15001:2017)の認証の取得等を通じて、厳格な情報管理を含めた事業管理体制構築を促進しており、当該リスクが顕在化する可能性を最小限に抑えるよう努めておりますが、上記のようなリスクが顕在化することを完全に防止することは困難です。 ⑤新規事業について 当社グループは、成長に向けた挑戦として、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるため、今後も引き続き、積極的に新サービスないし新規事業に取り組んでいく考えであります。これによりシステム投資、不動産関連投資、広告宣伝費、人件費等の追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新サービス、新規事業を開始した際には、そのサービス、事業固有のリスク要因が加わるとともに、予測とは異なる状況が発生する等により新サービス、新規事業の展開が計画どおりに進まない場合、投資を回収できず、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在する可能性の程度や時期、業績に与える影響は、当該新規事業の性質及び投資の規模に左右されることから、合理的な予測は困難です。新規事業の企画・計画立案及び推進の過程において、投資回収の可能性の程度及び潜在するリスク等の分析を経営の視点から精緻に行うこと等により、当該新規事業の進展に付随するリスクを最小限に抑えるよう、人材育成の観点も含めて努めておりますが、新規事業の性質上、これらの対応策によっても、上記のリスクが顕在化することを防止することはできません。 また、当社グループでは、AI技術を活用した新規事業の創出に注力しており、2025年には一般ユーザ向けアプリの開発を担う組織の立ち上げや、AI活用に関するコンサルティング及びソリューションの提供を行う株式会社DeNA AI Linkを設立する等、積極的な投資を行っております。これらの新規事業は外部のLLM(大規模言語モデル。Large Language Model)等のサービスに依拠しており、当該外部サービスの不具合、停止、仕様変更もしくは終了が発生した場合、新規事業の品質(回答精度、応答速度、出力傾向等)が変化することまたは新規事業の開発、提供等が不可能もしくは困難となる可能性があります。なお、AIに関連するリスクにつきましては、「(1) 事業環境に関するリスク①インターネット及びAI(人工知能)関連業界の変化並びに新しい技術への対応について」及び「(7) コンプライアンスに関するリスク④個人情報等の保護について」もご参照ください。 ⑥投資活動について 当社グループは、高い成長力を持つ企業を早期から育成・支援することを目的にベンチャー投資及びファンドへの出資を実行しております。当該出資等の対象とする未公開企業は、市場環境の変化並びに開発能力及び経営管理能力の不足等、将来性において不確定要素を多数抱えており、期待した成果を上げることができず業績が悪化した場合には、これらの出資等が回収できず、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、投資先が違法または不適切な行為を行い、当社グループが法的責任を負わない場合においても、信用及びブランドイメージの低下等により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 なお、2020年3月期には、ベンチャー投資を目的としたファンドを組成し、また、2023年3月期、2024年3月期及び2026年3月期においても、起業家の輩出及びベンチャー投資を目的としたファンドを組成しており、当該出資規模・運用期間の範囲において、当該ファンドに関する各種リスクが顕在化する可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、業績に与える影響は、投資先における事業の性質及び出資額の規模に左右されることから、合理的な予測は困難です。当社グループとしては、出資者として出資先のモニタリング及び必要なアドバイスを可能な限り実施することで当該リスクの発生可能性を抑えることに努めておりますが、上記のようなリスクが現実化することを完全に防止することは困難です。 ⑦海外事業について 当社グループは、海外において事業を展開しておりますが、海外事業においては、各国の法令・制度、政治・経済・社会情勢(国家間の紛争、対立、経済制裁等の地政学的リスクやエネルギー情勢を含む。)、文化・宗教・ユーザ嗜好・商慣習・倫理観の違い、為替等をはじめとした様々な潜在的リスクが存在します。それらのリスクに対処できないこと等により事業推進が困難となった場合、事業の展開等が計画どおりに進まない場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 これらのリスクが顕在化する可能性の程度や時期については、各国の法令や制度、環境の変化によることから、合理的に予測することは困難です。当社グループにおいては、海外事業におけるリスクの顕在化の可能性及び業績に与える影響を最小限に抑えるべく、海外事業における管理体制及びグループ会社管理体制や、コンプライアンス体制の構築に努めております。しかしながら、諸外国における法令・制度、政治・経済・社会情勢(国家間の紛争、対立、経済制裁等の地政学的リスクやエネルギー情勢を含む。)等の変更はその社会背景上予測が困難な側面があることを踏まえ、海外事業の拡大に伴い、当該リスクが顕在化する可能性は事業運営上常に一定程度潜在するものと認識しております。 また、海外子会社の財務諸表を連結財務諸表作成時に現地通貨から円換算する場合または当社グループにおいて外貨建取引が増加した場合には、為替相場の変動が当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 ⑧不特定多数の者を対象とする事業について 当社グループは、モバイルゲーム、ゲームプラットフォーム及びライブストリーミングサービス等の、不特定多数のユーザを対象とするサービス等を展開しております。ユーザ間で行われるコミュニケーション機能等を提供するサービスにおいては、他人の所有権、知的財産権、名誉、プライバシーその他の権利等の侵害行為や法令違反行為等、不適切な行為が生じる可能性があります。ユーザによるサービス内の行為を完全に把握することは困難であり、ユーザの不適切な行為に起因するトラブルが生じた場合には、規約や約款の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。また、法的責任を問われない場合においても、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。当社グループにおいては、監視体制の維持強化やサービスの利用方法についての注意喚起等に継続して取り組むことで当該リスクの発生可能性を減少させるよう努めておりますが、リスクが顕在化することを完全に防止することは困難です。 これらのリスクの発生要因はユーザの利用状況に依存することから、顕在化する可能性の程度やその時期、業績に与える影響を合理的に見積もることは困難ですが、サービスの停止等サービスを維持できない状況に陥った場合、サービスの売上及び利益の相当部分が損なわれる可能性があります。 ⑨終了または譲渡等した事業について 当社グループにおいて過去に運営し、終了または他社に譲渡等した事業において、違法行為、不正行為その他の不適切な行為や認識していない債務等があったことが発覚した場合、当社グループが当該行為・債務等の法的責任を問われたり、損失が発生したりする可能性があります。また、法的責任等を問われない場合においても、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。これらのリスクは、当社グループにおいて認識していない事象に基づくものであるため、顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予測することは困難です。 当社グループとしては、現に運営する事業及び終了または他社に譲渡等する予定の事業においても違法行為、不正行為その他の不適切な行為が行われないよう、法的観点も含めた事業管理体制及びコンプライアンス・リスク管理体制を整備しており、かかる取り組みは相応の効果を有しているものと判断しておりますが、それにもかかわらず、これらのリスクが顕在化した場合、当該行為等の性質または規模によっては、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 業務提携、M&A等に関するリスク ①他社との業務・資本提携、合弁等について 当社グループでは、他社との業務・資本提携、合弁等を通じた事業の拡大に取り組んでおります。当社グループと提携先・合弁先の持つ事業運営ノウハウ等を融合することにより、大きなシナジー効果を発揮することを目指しておりますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、またはこれらの提携等が変更または解消等された場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。特に、モバイルゲームに関連した他社との提携関係に変化が生じた場合、当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 提携先・合弁先との提携及び事業運営形態には多様な様態があり、当初見込んだ効果が発揮されないことや提携等の変更または解消等が生じる可能性や時期、業績に与える影響を一律に見積もることは困難ですが、多様化及び複雑化した事業の拡大に対応する事業管理体制の整備や、提携先・合弁先との関係の強化に努めております。 また、資本提携等に伴い取得した株式等の有価証券について、発行会社の業績や金融市場の動向その他の要因により有価証券の資産価値が変動した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。特に重要なものとして、当社グループでは、業務・資本提携先である任天堂株式会社の株式2,797,000株を保有しており、当該有価証券の資産価値の変動により、当社グループの財政状態に影響を与える可能性があります。 ②M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、M&Aを活用する方針です。M&Aにあたっては、対象企業の財務内容や契約関係等についての審査に努め、リスクを検討した上で決定しておりますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合やM&A後の事業の統合または事業の展開等が計画どおりに進まない場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、M&Aにより、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。 M&A後の事業展開に関するリスクが顕在化する可能性及び時期は、当該M&Aが実施される時期及びM&A実施後の事業展開に起因することから、合理的な予測は困難であると認識しておりますが、M&Aの実施にあたっては、M&Aを行うことにより生じるリスクを精査の上、その事業内容に応じたリスクの対応策も検討することとしているほか、M&A実施後においても継続して事業状況を把握することでリスクの対応方針を常にアップデートおります。 なお、当連結会計年度末時点では、連結財政状態計算書においてのれん20,747百万円を計上しており、当該のれんの計上額に係る減損処理等が当社グループの経営成績等に影響を与えるリスクが潜在しています。 (4) 通信ネットワークやコンピュータシステムに関するリスク 当社グループの事業は、モバイル端末やPC等のコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しているものが多く、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 また、当社グループの運営する各サービス等へのアクセスの急激な増加やエネルギー危機等に伴う電力供給の停止、クラウドサービスの停止等の予測不可能な様々な要因によってコンピュータシステムがダウンした場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループのコンピュータシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセス、その他のシステム障害・トラブル発生を回避するよう努めておりますが、システム上の脆弱性の悪用・不正アクセス等による情報漏洩等が生じた場合や、コンピュータウイルスやハッカーの侵入、当社グループに起因するトラブル等によりシステム障害が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 なお、通信ネットワークや情報システムインフラに係るこれらのリスクは、外的要因・予測不可能な要因によるものも多く、顕在化する可能性及び時期を具体的に予見することは困難です。インターネットサービスを中心に事業展開する当社グループの事業構造が維持される限りは、恒常的に潜在するリスクと認識しており、重要なサービスの停止等の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 気候変動に関するリスク 当社グループは、気候変動が社会に及ぼす影響は大きいと考えております。世界的な気候変動への対策により、再生可能エネルギーへの転換が進展し、炭素税や関連規制が導入された場合には、事業コストの増加により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、気候変動への対策不足や、環境意識の高まりによる行動変容・価値観の変化に当社グループの事業が対応できない場合には、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下並びに事業の収益性の悪化により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。加えて、脱炭素社会への移行が推進せず世界的に平均気温が上昇した場合には、災害の激甚化及び頻発化による当社グループ拠点等に対する物理的・人的被害等の発生が見込まれるとともに、猛暑や異常気象による屋外興行・イベントの中止、気温上昇や感染症の流行等による消費動向の変化により、当社グループの事業の収益性が低下し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、バリュー(共有価値観)である「DeNA Promise」において、持続的な企業活動の推進を掲げ、グローバル市民として、経済・社会・環境の調和を重視した企業活動を推進し、持続的な未来に貢献することとしております。気候変動の対応においても、再生可能エネルギーの効率的な利用やSBTイニシアチブ「1.5℃水準」の認定取得、事業継続計画(BCP)の強化等の対策を検討するほか、環境意識の高まりによる行動変容・価値観の変化に対応した新規事業・サービスの開発を行う等、気候変動への対策に関する社会の変化を当社グループの事業機会と捉え、社会にDelightを届けてまいります。 しかしながら、中長期的に見た気候変動の状況と社会に及ぼす影響を正確に見積もることは困難であり、当社グループの経営成績等に与える影響の程度を正確に予測することはできません。 (6) 経営体制に関するリスク ①人的資源について 当社グループは、今後のさらなる業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、グループ内の各部門において人材の強化が必要となると考えられます。当社グループとしては、業務内容の変化及び多様化に対応するため、随時人材育成の方針の検討や人材配置の見直しを柔軟に行っており、人材リソースの観点が競争力の低下及び業容拡大の制約要因とならないよう努めております。しかしながら、業容拡大・業務内容の変化に応じた人材育成や外部からの人材採用等が計画どおりに進まず、適正な人材配置がなされない場合には、競争力の低下や業容拡大の制約要因となり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。これらのリスクは、人的な要因に基づくものであるため、顕在化する可能性の程度や時期については、合理的に予測することは困難です。 ②内部管理体制について 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識のもと、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しております。当社は、コンプライアンス・リスク管理部門が当社グループのコンプライアンス及びリスク管理を統括するほか、内部監査部門や監査役補助部門を設置する等、多様な形態の事業展開及び事業拡大に対応できる内部管理体制の構築及び充実に努めております。 しかしながら、事業内容の変化により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、それに起因して適切でない業務が行われた場合、当該業務の規模及び性質によっては、当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループにおける管理体制に関連して、固定費の削減を進める方針としております。しかし、固定費の削減・管理が進捗せず、事業により得られる収益とのバランスを欠くこととなった場合、また行き過ぎた固定費の削減により必要な投資がなされない場合に中長期的な当社グループの競争力に影響を与える等、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。固定費の削減・管理の進捗は、適切にモニタリングを実施しておりますが、これらのリスクが顕在化する可能性の程度や時期については、その性質上合理的に予測することは困難です。 ③災害復旧対策等について 当社グループでは、事業継続計画(BCP)等の策定や研修・訓練の実施を通じて、事業を可能な限り維持し、または早期に復旧するための体制を構築しておりますが、当社グループの主要な事業所は首都圏に集中しており、同所において、地震・台風等の自然災害や、感染症の流行その他の事業活動の継続に支障をきたす予見できない事象が発生した場合、被害の程度によっては、事業の復旧に長期間及び多額の費用を要する可能性があり、特に当社グループの収益基盤となる主要なサービスが停止する事態が生じた場合には、その結果当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 (7) コンプライアンスに関するリスク ①サービス等の健全性の維持について 当社グループの提供するモバイルゲーム、SNS機能を含むゲームプラットフォーム、ライブストリーミングサービス等は、不特定多数のユーザが、ユーザ間において独自にコミュニケーションを取ることを前提としております。 当社グループは、サービスの健全性を確保するため、ユーザに対し、規約や約款において、他人の権利を侵害しうる行為等の社会的問題へと発展する可能性のある不適切な行為や違法な行為等の禁止を明示しているほか、ユーザ間のコミュニケーションやサービス内における利用金額等のモニタリングを随時行い、規約や約款に違反したユーザに対しては、改善の要請や退会等の措置を講じたり、サービス内における注意喚起を行う等の対応を行っております。モニタリングシステムの強化や、サービス内パトロール等のための人員体制の増強等、システム面、人員面双方においてモニタリングの体制は継続的に強化しております。また、当社グループの提供するサービスに関連して事業活動等を行う事業者について、属性の確認等による審査を実施しているほか、契約や規約等で禁止事項を明示し、サービス内外で不適切な事業活動が行われることを防止する等の措置を講じております。 さらに、サービス等を利用する上でのマナーや注意事項等を明確に表示し、ユーザに適切な利用を促しているほか、サービス上においてユーザが自ら利用限度額を設定できるようにする等、ユーザ自らが健全な利用を実現するための仕組みの導入も、健全性維持の取り組みとして進めております。 しかしながら、ユーザ及び事業者のサービス等における行為を完全に把握すること、不適切な行為や違法な行為等の発生時期を予見すること、及びすべての事業者に対して完全な属性調査を実施することは困難であり、ユーザ及び事業者の不適切な行為に起因するトラブルが生じた場合や、反社会的勢力等の不適切な属性の事業者との関係が生じた場合は、規約や約款の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。また、法的責任を問われない場合においても、特に当該サービスの停止等の事態が生じた場合には、当該サービスの売上及び利益に係る経営成績等への影響があるほか、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等により当社グループの事業全体に影響が及ぶ可能性があります。 ②ユーザの利用環境向上について 当社グループは、コンピュータエンターテインメント産業の振興を推進すべく、プラットフォーム事業者各社、ゲーム提供会社らが参加する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)等と連携を取りながら、ユーザによる適正利用の促進と利用環境向上のための様々な取り組みを推進しております。今後も必要な施策を実施してまいりますが、これに伴うシステム対応や体制整備に遅延等が発生した場合や、整備に想定以上の費用が発生した場合、あるいは規制強化等により提供するサービスに何らかの大きな制約が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。このリスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合の影響については、利用環境の変化の内容によることから、合理的に予測することは困難です。 ③法的規制等について 当社グループが運営するサービスは、「消費者契約法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「個人情報の保護に関する法律」及び「特定商取引に関する法律」等の法的規制を受けております。そのほか、当社グループのうち、電気通信事業を行う事業者は「電気通信事業法」における電気通信事業者として同法の適用を受けております。 「資金決済に関する法律」に関しては、各種サービスにおける有償ポイント等が同法に規定する前払式支払手段として適用の対象となる可能性があり、当社グループは、その法律に沿った運用を行っております。 当社グループは、システム開発やコンテンツ制作等を外注している場合があり、それらの取引の一部は「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」(取適法)及び「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス法)の適用対象となります。また、当社グループの提供するサービスの事業規模・市場の状況等によっては当社グループが行う施策の実施、またはその根拠となる契約または規約の内容等につき「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)に留意が必要です。加えて、当社グループが海外事業を展開する上では商取引、広告、賭博(ギャンブル)、景品、個人情報、プライバシー、データ保護、未成年者保護、独占禁止、知的財産権、人権、消費者保護、労働、不正競争防止(贈賄の禁止を含む)、外国投資規制、課税等に関する法規制並びに事業及び投資を行うために必要とされる政府の許認可等諸外国・地域の法規制が適用されます。 当社グループは、日本及び諸外国・地域の上記を含む各種法的規制や行政機関、国際機関等が定める各種基準、業界団体の定める自主規制等について誠実な対応を行うための管理体制を整備し、実施していることに加え、個々の法的規制の重要性や違反するリスクを踏まえた法的規制の遵守に関する従業員に対する研修を定期的に実施しております。しかしながら、不測の事態等により、万が一当該規制等に抵触しているとして契約等の効力が否定された場合、当社グループが何らかの行政処分や行政指導等を受けた場合、行政機関等から一定の意見表明等がなされた場合、また、今後これらの法的規制等が強化され、もしくは新たな法令等が定められ、当社グループの事業が制約を受ける場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 これらのリスクが顕在化する可能性の程度、時期及び経営成績等に与える影響の内容については、個々の法的規制の内容に依ることから、一律の予測は困難です。当該リスクの影響及び顕在化の可能性の程度を踏まえて、上記のとおり、重要なリスクを当社グループ全体で認識して重点的に管理する体制を構築することにより、当該リスクが顕在化する可能性及び影響を最小限に抑えるよう努めておりますが、それにもかかわらず、当該リスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 なお、法的規制につきましては、「(2) 各事業に関するリスク ④ヘルスケア・メディカル事業について」、「(2) 各事業に関するリスク ⑧不特定多数の者を対象とする事業について」及び「(7) コンプライアンスに関するリスク ④個人情報等の保護について」もご参照ください。 ④個人情報等の保護について 当社グループは、サービスの提供にあたり、ユーザ情報等の個人情報等を取得し利用しているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課されております。個人情報等については、社長を委員長とする「個人情報管理委員会」のもと、個人情報管理規程及びガイドラインを制定し、個人情報等の取扱いに関する業務フローを定めて厳格に管理しております。 しかしながら、個人情報等やプライバシー情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、当社グループへの損害賠償請求や当社グループに対する信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループとしては、ヘルスケア・メディカル事業等の機微性の高い個人情報等の取扱いが特に重要と認識している事業領域において、「(2) 各事業に関するリスク ④ヘルスケア・メディカル事業について」に記載のように、事業の性質に応じた強固な管理体制を構築しておりますが、情報流出等の重大なトラブルの発生時期を予測することは困難であり、特に当該サービスの停止等の事態が生じた場合には、当該サービスの売上及び利益に係る経営成績等への影響があり、また、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等による影響が当社グループの全体の事業展開に及ぶ可能性があります。 さらに、当社グループが海外事業を展開する上では、欧州連合(EU)におけるGDPR(一般データ保護規則)、米国カリフォルニア州におけるCCPA(消費者プライバシー法)やCPRA(プライバシー権法)をはじめとする諸外国の個人情報等に関する法令等の適用があり、当該法令等に関する法令違反等が生じた場合は、サービスの停止、損害賠償、当社グループに対する制裁金等の賦課や当社グループに対する信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑤第三者との係争について 当社グループは、コンプライアンス研修の推進等、役員、従業員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、当社グループ及び役員、従業員の法令違反等の有無にかかわらず、ユーザ、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があります。また、後述のとおり、特許権等の知的財産権に関する訴訟についても発生するリスクがあるものと考えております。 かかる訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、多大な訴訟対応費用の発生や信用及びブランドイメージの低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 個々の係争が発生する可能性を予測することはできず、よって個々の係争に係る発生時期も一律に予測することは困難です。訴訟の結果等により、特に当社グループのサービスの停止等の事態が生じた場合には、当該サービスの売上及び利益に係る経営成績等への影響があり、また、当社グループに対する信用及びブランドイメージの低下等による影響が当社グループの全体の事業展開に及ぶ可能性があります。 (8) 知的財産権に関するリスク 当社グループは、運営するサービス等の名称について、必要に応じ、他者の知的財産権について調査を行い、また商標登録をしております。また、当社グループが独自開発するシステムやビジネスモデルに関しても、必要に応じ、他者の知的財産権について調査を行い、特許権等の対象になるものについては、適宜、権利を取得する等、権利保護に取り組んでおります。しかしながら、第三者が保有する知的財産権等の内容によっては、当社グループへの訴訟等が発生し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 一方、第三者の知的財産権を侵害することのないよう、コンプライアンス研修の実施や監査・管理部門によるチェック体制強化等を推進しておりますが、当社グループが運営する各サービスのシステム、ビジネスモデル及びサービス内で利用する画像・テキスト等に関して知的財産権の侵害等を理由とする第三者からの訴訟等が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 第三者が保有する知的財産権の侵害に係る問題は、今後の事業展開に左右されるものであり、発生可能性や発生時期を一律に予測することは困難です。前述の権利保護対策、研修の実施、チェック体制強化等により当該リスクの顕在化の可能性を可能な限り減らすよう努めておりますが、それにもかかわらず、当該リスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ60,944百万円減少し、333,244百万円となりました。 流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,989百万円増加し、144,677百万円となりました。この主な要因は、現金及び現金同等物が10,243百万円増加、その他の流動資産が4,295百万円増加した一方で、売掛金及びその他の短期債権が12,865百万円減少したこと等によるものであります。 非流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ62,933百万円減少し、188,567百万円となりました。この主な要因は、その他の長期金融資産が61,703百万円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ48,856百万円減少し、92,456百万円となりました。 流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ24,436百万円減少し、64,359百万円となりました。この主な要因は、借入金が28,604百万円減少したこと等によるものであります。 非流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ24,420百万円減少し、28,098百万円となりました。この主な要因は、繰延税金負債が19,683百万円減少、借入金が5,055百万円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ12,088百万円減少し、240,787百万円となりました。この主な要因は、その他の資本の構成要素が39,680百万円減少、自己株式が10,410百万円増加した一方で、利益剰余金が44,299百万円増加したこと等によるものであります。 流動性に関する指標としては、当連結会計年度末において流動比率224.8%、親会社所有者帰属持分比率69.8%となっております。 ② 経営成績の状況 当社グループは、エンターテインメント領域や社会課題領域で各種事業を展開しておりますが、企業価値の向上に向け、それぞれの特徴を活かした収益基盤の形成や、構造的・継続的に成長する事業群の形成、事業間のシナジーの形成等に取り組んでおります。 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)において、売上収益は、147,700百万円(前連結会計年度比9.9%減)となりました。 売上原価については、68,344百万円(前連結会計年度比4.2%減)となりました。スポーツ・スマートシティ事業の費用の増加があった一方、ライブストリーミング事業及びゲーム事業の動向や、業績推移に応じて変動する支払手数料が減少しました。 販売費及び一般管理費は、51,691百万円(前連結会計年度比14.1%減)となりました。販売促進費の減少に加え、ゲーム事業やライブストリーミング事業等の業績推移に応じた支払手数料が減少しました。また、前連結会計年度には、特別賞与の支給に向けた費用等人件費を計上しております。 その他の収益・費用においては、減損損失計9,912百万円をその他の費用に計上いたしました(前連結会計年度は4,389百万円)。 金融収益は、2,007百万円(前連結会計年度比16.7%増)、金融費用は株式売却に関する手数料等により、3,751百万円(前連結会計年度比216.5%増)となりました。 持分法による投資利益は、8,814百万円(前連結会計年度比281.7%増)となりました。前連結会計年度比では、主な持分法適用関連会社である株式会社CygamesやGO株式会社等の業績動向等が変動要因となりました。 以上の結果、当社グループの売上収益は147,700百万円(前連結会計年度比9.9%減)、営業利益は18,694百万円(前連結会計年度比35.5%減)、税引前当期利益は25,764百万円(前連結会計年度比19.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は19,048百万円(前連結会計年度比21.3%減)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度よりセグメント区分を変更しており、セグメント別の業績の比較・分析は、変更後のセグメント区分に組み替えて行っています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照ください。 (ゲーム事業) ゲーム事業の売上収益は64,356百万円(前連結会計年度比17.6%減)、セグメント利益は29,656百万円(同23.1%減)となりました。 2024年10月30日に新規リリースしたタイトル『Pokémon Trading Card Game Pocket』は配信当初の初速からの反動等により、前連結会計年度比で減収減益となりました。 (ライブストリーミング事業) ライブストリーミング事業の売上収益は39,790百万円(前連結会計年度比1.9%減)、セグメント利益は3,984百万円(前連結会計年度は201百万円の損失)となりました。 国内の「Pococha(ポコチャ)」では、2025年3月期上期においてTVCM等のマーケティングも実施しておりましたが、同下期以降は、より収益性の改善に優先順位をおいた事業運営を進めております。「IRIAM(イリアム)」に関しましては、引き続き堅調に推移しました。 (スポーツ・スマートシティ事業) スポーツ・スマートシティ事業の売上収益は32,751百万円(前連結会計年度比4.5%増)、セグメント利益は1,795百万円(同2.8%減)となりました。 株式会社横浜DeNAベイスターズでは、2025年シーズンの主催試合における観客動員数が球団史上最多記録を更新したほか、各種の収入が複層的に伸長し、好調に推移しました。一方で、スマートシティ関連では、2026年3月グランドオープンの「BASEGATE横浜関内」内の2つの直営施設の開業に向け、費用が先行しました。 (ヘルスケア・メディカル事業) ヘルスケア・メディカル事業の売上収益は8,725百万円(前連結会計年度比19.0%減)、セグメント損失は2,329百万円(前連結会計年度は3,619百万円の損失)となりました。 ヘルスケア・メディカル事業では、今後の成長に向けた取り組みの精査と推進を継続して行っております。 ヘルスケア領域は、データ利活用に関しては前連結会計年度比で増収、また、データヘルスにつきましても堅調に推移しました。メディカル領域では、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の国内での展開、海外での展開、また、ポータブル医療機器とJoinを組み合わせたJoin Mobile Clinicの3つの取り組みに集中を図りつつ、固定費の低減も進めております。 (新規事業・その他) 新規事業・その他の売上収益は2,493百万円(前連結会計年度比30.4%減)、セグメント損失は1,550百万円(前連結会計年度は134百万円の損失)となりました。 当区分には、AIに関する取り組み等、中長期での成長や事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み等を含んでおります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10,243百万円増加し、103,046百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は33,431百万円(前年同期は38,999百万円の収入)となりました。主な収入要因は税引前当期利益25,764百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は34,820百万円(前年同期は12,280百万円の支出)となりました。主な収入要因は有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入50,909百万円、主な支出要因は有形固定資産及び投資不動産の取得8,151百万円、無形資産の取得6,509百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は58,079百万円(前年同期は5,445百万円の支出)となりました。主な支出要因は長期借入金の返済による支出28,780百万円、自己株式の取得のための支出10,694百万円、配当金支払額7,245百万円であります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 (生産実績) 生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 (受注状況) 一部の受注生産における、受注生産高の売上高に占める割合の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (販売実績) 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比 増減率(%) ゲーム事業   64,356   △17.6 ライブストリーミング事業   39,790   △1.9 スポーツ・スマートシティ事業   32,751   4.5 ヘルスケア・メディカル事業   8,725   △19.0 新規事業・その他   2,493   △30.4 調整額   △414   - 合計   147,700   △9.9 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社ポケモン   35,505   21.6   31,056   21.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 資金需要及び資金調達につきましては、当社グループは、事業の競争力を維持・強化することによる持続的な成長を実現するために、恒常的に設備投資を必要としております。また、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるために、新サービスないし新規事業に取り組んでいく考えであります。これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施いたします。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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