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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ウシオ電機

USHIO INC.6925 · Prime · 電気機器

ランプ・光源技術で世界の産業を支える。露光、投影、治療、固体光源と多様な用途に光を供給。

概要

ウシオ電機は半導体露光用ランプで世界トップシェアを誇る光源メーカーである。1964年設立、1970年東証2部上場。連結売上高約1,792億円、従業員数5,898人。Industrial Process・Visual Imaging・Life Science・Photonics Solutionの4事業を展開し、独自の光源技術を強みとする。

半導体露光用ランプを核とする四つの事業セグメント

ウシオ電機の事業はIndustrial Process、Visual Imaging、Life Science、Photonics Solutionの4セグメントで構成される。2026年3月期、Industrial Process事業は売上高771億円(構成比43.0%)で、半導体露光用ランプや露光装置、EUV光源などを扱う。Visual Imaging事業は838億円(同46.8%)で、子会社クリスティ・デジタルを通じたデジタルシネマプロジェクターが主力である。Life Science事業は62億円、Photonics Solution事業は105億円と続く。光を「エネルギー」として活用する製品群が事業の柱である。

世界に広がる生産販売網と44社の連結子会社

グループは当社を含む連結子会社44社、持分法適用関連会社1社で構成される。北米ではUSHIO AMERICAやクリスティ・デジタル、欧州ではUSHIO GERMANY(旧BLV)、USHIO EUROPE、アジアではUSHIO HONG KONG、USHIO TAIWAN、USHIO SHANGHAI、USHIO (SUZHOU)、フィリピン、シンガポール、韓国などに拠点を持つ。1990年のドイツBLV買収、1992年のクリスティ買収、1999年のカナダElectrohome買収など、M&Aを通じてグローバル展開を加速してきた。

新成長戦略「Revive Vision 2030」と資本効率の改善

2024年5月、ウシオは2030年に向けた新成長戦略「Revive Vision 2030」を発表した。2026年度にROE8%以上、2030年度にROE12%以上を目標に掲げ、経営効率を重視する方針を示した。成長分野のIndustrial Process事業へ経営資源を集中し、半導体アドバンスドパッケージ向け露光装置を成長ドライバーと位置づける。財務面ではPhaseⅠ(2024〜2026年度)に1株当たり70円の下限配当と3年間で500〜600億円の自社株買いを計画し、自己資本を2000億円以下に維持する方針である。

業界の中での役割は産業プロセス・映像・ライフサイエンス・フォトニクス向け光源・装置メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,792億円
営業利益
120億円
営業利益率
6.7%
純利益
80億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01Industrial Process事業主力

半導体・FPD露光用ランプ・装置、OA用ランプ、光学機器用ランプ、EUVリソグラフィマスク検査用EUV光源、キュア装置等を製造・販売。産業用の光応用装置を提供。

主な製品・サービス4
露光用ランプ
半導体露光装置向けの高輝度放電ランプ。回路パターンの焼き付けに使用。
露光装置
半導体・FPD用の露光装置。自社ランプを搭載したシステム。
EUV光源
EUVリソグラフィマスク検査装置向けの極端紫外光源。先端半導体プロセスに必要。
キュア装置
紫外線硬化樹脂の硬化用装置。電子部品のコーティング等に。

02Visual Imaging事業主力

シネマ用ランプ、データプロジェクター用ランプ、デジタルシネマプロジェクター、一般映像向けプロジェクター、映像関連機器を製造・販売。子会社Christie Digitalを通じて映画館向けプロジェクターで世界有数。

主な製品・サービス3
デジタルシネマプロジェクター
映画館向けの高輝度DLPプロジェクター。子会社Christie Digitalが主力。
シネマ用ランプ
映写機用のキセノンランプ等。デジタルシネマプロジェクターにも使用。
データプロジェクター用ランプ
会議室・教育向けプロジェクターの光源ランプ。

03Life Science事業準主力

環境衛生製品(殺菌灯等)、紫外線治療機器の製造・販売。医療・衛生向けの光応用製品。

主な製品・サービス2
紫外線治療機器
乾癬・白斑等の皮膚疾患治療に用いる紫外線照射装置。
環境衛生製品
殺菌・浄化用の紫外線ランプや装置。水処理や空気清浄に使用。

04Photonics Solution事業準主力

固体光源(半導体レーザー等)の製造・販売。産業・医療・民生向けの先端光源。

主な製品・サービス1
固体光源
半導体レーザーやLED等の固体光源。プロジェクター光源や産業用加工等に応用。

05その他事業その他

電源機器等の製造販売、不動産賃貸。本業を補完。

製品と技術

半導体露光用高圧水銀ランプとEUV光源

ウシオ電機の核心的製品は、半導体露光装置向けの高輝度放電ランプ(超高圧水銀ランプ)である。回路パターンの焼き付けに使われるこのランプは、同社の主力で世界トップクラスのシェアを持つ。先端分野では、EUVリソグラフィマスク検査装置向けの極端紫外(EUV)光源を提供する。2000年設立のギガフォトンはリソグラフィー用エキシマレーザーを手掛け、露光用光源のラインアップを補完する。これらの光源技術は半導体製造プロセスに不可欠である。

デジタルシネマプロジェクターと映像関連機器

Visual Imaging事業の中核は、子会社クリスティ・デジタルが製造するデジタルシネマプロジェクターである。映画館向けの高輝度DLPプロジェクターで世界有数の地位を占める。同社は1992年のクリスティ買収により参入し、1999年のElectrohome買収で事業を拡大した。プロジェクター用ランプ(キセノンランプなど)も自社で供給する。一般映像向けプロジェクターも手掛け、イベントやエンターテインメント分野での高度な映像演出ニーズに対応する。

紫外線応用製品:殺菌灯や医療治療機器

Life Science事業では、環境衛生製品と紫外線治療機器を提供する。環境衛生製品は殺菌・浄化用の紫外線ランプや装置で、水処理や空気清浄に使用される。医療向けでは、乾癬や白斑などの皮膚疾患治療に用いる紫外線照射装置を製造する。植物育成向けナトリウムランプもこのセグメントに含まれる。2026年3月期の同事業売上高は62億円と小規模だが、新規案件の選択と集中により収益性改善を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

光源技術で世界有数、産業用中心に安定

ウシオ電機は、産業用光源やフォトニクス技術を強みとする電気機器メーカーです。特に半導体露光用光源やプロジェクタ用ランプで世界シェアを有し、独自の技術力で高い競争力を持っています。売上高は2024年3月期の1794億円から2026年3月期には1792億円と横ばいで推移し、営業利益率は4.95%から6.7%へ改善しています。同業の日清紡ホールディングスは電子部品を手掛けるものの、光源分野での直接競合は限定的です。ウシオは安定した収益を確保していますが、成長市場への転換や新規分野の開拓が課題です。

強み

  • 半導体露光用光源で世界シェア約70%を誇り、高い技術力を保持。
  • 産業用光源から医療機器まで多様な製品を展開し、安定した需要。
  • 世界各地に拠点を持ち、海外売上比率が高く、国際競争力を持つ。
  • 営業利益率は低いが、財務体質は健全で、安定した配当を維持。

課題

  • 売上高が横ばいで推移し、新たな成長エンジンが見つからない。
  • 営業利益率が低く、コスト削減や高付加価値製品の開発が課題。
  • 主力の光源市場が成熟しており、市場縮小のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がウシオ電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16754アンリツ4,367億円35.2倍
26507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍
3268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
46728アルバック3,493億円20.4倍
56951日本電子3,492億円15.7倍
66925ウシオ電機3,061億円38.6倍
76590芝浦メカトロニクス2,676億円22.5倍
86490PILLAR2,329億円24.0倍
96055ジャパンマテリアル2,213億円20.4倍
106315TOWA1,648億円35.9倍
116941山一電機1,642億円15.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

1964年創業から東証第一部上場までの黎明期

ウシオ電機は1964年3月、資本金1,250万円で設立された。1970年5月に東京証券取引所市場第2部に上場(資本金4億円)、同時に姫路市に播磨事業所を新設した。1974年4月には大阪証券取引所市場第2部にも上場。1980年9月、東京及び大阪証券取引所市場第1部に指定替えとなり、資本金は15億4,000万円に増加した。この間、1971年に本社を千代田区大手町に移転するなど、国内基盤を固めた。

米国・欧州・アジアへの海外拠点設立(1967〜1990年)

1967年3月、米国にUSHIO AMERICAを設立し初の海外拠点とした。1985年4月にオランダにUSHIO EUROPE、1986年に香港、1987年に米国オレゴンと台湾、1988年にフランス、1989年にシンガポールと相次いで現地法人を設立。1990年10月にはドイツのBLV Licht- und Vakuumtechnik GmbHを買収し、欧州での製造販売体制を強化した。これらの拠点により、ランプの販売・製造をグローバルに展開する基盤が形成された。

映像機器事業への参入とクリスティ買収(1992年)

1992年4月、ウシオは米国Christie Electric Corp.の映写機部門を買収し、CHRISTIE, INC.(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.)を設立した。これにより映写機関連機器の製造販売に参入。1999年9月にはカナダのElectrohome Ltd.の映像機器事業部門を買収し、クリスティグループを拡充した。2001年4月にCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC.、CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.、CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.に再編し、デジタルシネマプロジェクター事業の基盤を固めた。

2000年代のグループ再編と中国進出

2000年8月、リソグラフィー用エキシマレーザーの開発・製造・販売を目的にギガフォトン株式会社を設立。2003年7月に中国上海にUSHIO SHANGHAI、2004年3月に蘇州にUSHIO (SUZHOU)を設立し、中国での光学装置製造販売を開始した。2004年4月には国内販売子会社のウシオライティングとウシオユーテックを合併し、ウシオライティング株式会社に商号変更。また、2003年4月には米国Event Audio Visual Groupを買収し、映像機器レンタル事業にも進出した。

2026年のams-OSRAMランプ事業買収と新成長戦略

2026年3月2日、ウシオはams-OSRAMグループのランプ事業を買収完了した。この買収は「既存事業の収益基盤強化」を目的とし、光源業界の再編を加速させるものと位置づけられた。2024年5月に発表した新成長戦略「Revive Vision 2030」では、Industrial Process事業への集中投資と不採算事業の見極めを掲げ、ROE8%以上の早期達成を目指す。買収によるシナジー効果を生かし、調達・生産・技術面での競争力強化を図る方針である。

年表37件を開く

1960年代

  • 1964年3月創業ウシオ電機株式会社設立 資本金 12,500千円
  • 1967年3月創業アメリカにUSHIO AMERICA,INC.(ランプの販売)を設立
  • 1968年9月横浜市に生産技研横浜事業所を新設

1970年代

  • 1970年5月上場東京証券取引所市場第2部上場 資本金 400,000千円 姫路市に播磨事業所を新設
  • 1971年8月本社を東京都千代田区大手町に移転
  • 1974年4月上場大阪証券取引所市場第2部上場 資本金 820,000千円

1980年代

  • 1980年9月上場東京及び大阪証券取引所市場第1部上場(2010年1月、大阪証券取引所上場廃止)資本金 1,540,000千円
  • 1981年4月創業株式会社ユーテック(現ウシオライティング株式会社、ランプ及び産業機械の販売)を設立
  • 1983年6月創業兵庫ウシオ電機株式会社(現ウシオライティング株式会社、ランプの製造販売)を設立
  • 1985年4月創業オランダにUSHIO EUROPE B.V.(ランプの販売)を設立
  • 1986年7月商号変更株式会社ユーテックを株式会社ウシオユーテックに商号変更
  • 1986年9月創業香港にUSHIO HONG KONG, LTD.(ランプの製造販売)を設立
  • 1987年4月創業アメリカにUSHIO OREGON, INC.(現USHIO AMERICA, INC.、ランプの製造販売)を設立
  • 1987年9月創業台湾にUSHIO TAIWAN, INC.(ランプの製造販売)を設立
  • 1988年12月創業御殿場市に御殿場事業所を新設 フランスにUSHIO FRANCE S.A.R.L.(ランプの販売)を設立
  • 1989年6月当社シンガポール事務所をUSHIO SINGAPORE PTE LTD.(現USHIO ASIA PACIFIC PTE LTD.、ランプの販売)として現地法人化

1990年代

  • 1990年6月創業ウシオマリーン株式会社(現ウシオライティング株式会社、漁業用品の販売)を設立
  • 1990年10月M&AドイツのBLV Licht- und Vakuumtechnik GmbH(現USHIO GERMANY GmbH、ランプの製造販売)を買収
  • 1991年11月M&A日本電子技術株式会社(2017年3月清算、産業用電子機器の製造販売)を買収
  • 1992年4月創業アメリカのChristie Electric Corp.の映写機部門を買収し、CHRISTIE, INC. (現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.、映写機関連機器の製造販売)を設立
  • 1992年6月創業ドイツにUSHIO DEUTSCHLAND GmbH(現USHIO GERMANY GmbH、ランプの販売)を設立
  • 1995年8月創業オランダにUSHIO INTERNATIONAL B.V.(持株会社)を設立
  • 1996年1月創業フィリピンにUSHIO PHILIPPINES, INC.(ランプの製造販売)を設立
  • 1996年3月創業韓国にUSHIO KOREA, INC.(ランプの販売)を設立
  • 1997年4月創業イギリスにUSHIO U.K., LTD.(ランプの販売)を設立
  • 1997年7月創業株式会社ウシオ総合技術研究所(2008年2月清算、光源及び光学装置の研究開発)を設立
  • 1999年1月創業台湾にTAIWAN USHIO LIGHTING, INC.(2015年3月清算、ランプの製造販売)を設立
  • 1999年9月創業カナダのElectrohome Ltd.の映像機器事業部門を買収し、CHRISTIE SYSTEMS, INC. (現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC.、持株会社)、CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC. (現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.、デジタル映像機器の製造販売)、 CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.(デジタル映像機器の販売)をそれぞれ設立

2000年代

  • 2000年4月M&Aウシオマリーン株式会社を株式会社ウシオユーテックに吸収合併
  • 2000年8月創業ギガフォトン株式会社(リソグラフィー用エキシマレーザー等の開発製造販売)を設立
  • 2001年4月CHRISTIEグループをそれぞれCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC.、 CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.、 CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC. に再編
  • 2001年5月創業香港にUSHIO U-TECH (HONG KONG) CO.,LTD. (商号変更によりUSHIO LIGHTING (HONG KONG) CO., LTD.、2010年3月清算、産業機械の販売)を設立
  • 2003年4月M&AアメリカのEvent Audio Visual Group, Inc.(映像機器のレンタル事業)を買収
  • 2003年7月創業中国にUSHIO SHANGHAI, INC.(ランプの販売)を設立
  • 2004年3月創業中国にUSHIO (SUZHOU) Co., LTD.(光学装置の製造販売)を設立
  • 2004年4月M&Aウシオライティング株式会社と株式会社ウシオユーテックが株式会社ウシオユーテックを 存続会社として合併し、ウシオライティング株式会社へ商号変更
  • 2004年8月創業中国にCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS (SHANGHAI), LTD.(デジタル映像機器の販売)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,898人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は799万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は20.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,963
2018年3月5,847
2019年3月72442.819.25,703
2020年3月70443.319.95,590
2021年3月70244.419.55,053
2022年3月72145.020.05,342
2023年3月76244.720.15,357
2024年3月76744.519.95,439
2025年3月77844.920.26,013146
2026年3月79944.520.45,898203

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 7 / 海外 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
播磨事業所 — 兵庫県姫路市6,626百万円
Industrial Process事業
御殿場事業所 — 静岡県御殿場市6,563百万円
Industrial Process事業 Photonics Solution事業
Berlin工場 — Germany3,871百万円
Industrial Process事業
長岡事業所 — 新潟県長岡市3,472百万円
Industrial Process事業
福崎事業所 — 兵庫県神崎郡1,316百万円
Industrial Process事業
Kitchener工場 — Canada1,199百万円
Visual Imaging事業
横浜事業所 — 神奈川県横浜市青葉区1,123百万円
Industrial Process事業
Philippines 工場 — Philippines980百万円
Visual Imaging事業
本社 — U.S.A.965百万円
Industrial Process事業
Blonie工場 — Poland934百万円
Life Science事業
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ウシオエンターテインメントホールディングス㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ウシオライティング㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    マックスレイ㈱
    大阪府大阪市城東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジーベックス
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アドテックエンジニアリング
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ウシオオプトセミコンダクター㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユーアイエス
    神奈川県横浜市青葉区
    議決権100.0%
  • 海外
    USHIO AMERICA HOLDINGS, INC.
    California, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA,INC.
    California, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS,INC.
    California, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    USHIO EUROPE B.V.
    Oude Meer, The Netherlands
    議決権100.0%
  • 海外
    BLV Licht- und Vakuumtechnik GmbH
    Steinhoering, Germany
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • USHIO INTERNATIONAL B.V.Amsterdam, The Netherlands100%
  • USHIO HONG KONG LTD.Kowloon, HongKong100%
  • USHIO TAIWAN,INC.Taipei, Taiwan100%
  • USHIO ASIA PACIFIC PTE LTD.Macpherson, Singapore100%
  • USHIO KOREA,INC.Seoul, Korea100%
  • USHIO (SUZHOU) CO.,LTD.Suzhou, China100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム超高出力・多波長・集積型深紫外半導体レーザーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-29
    3,000万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム移動体への光無線給電システムの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-11
    2,000万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムワットクラス深紫外半導体レーザーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-07-08

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,792億円営業利益120億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+36.4%。

売上高
+0.9%
1,792億円
営業利益
+36.4%
120億円
純利益
+17.6%
80億円
営業利益率
6.7%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,100億円1,792億円
営業利益140億円120億円
純利益105億円80億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は490億円、営業利益は49億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.7%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q46616
2024年1Q393215.318
2024年2Q457296.325
2024年3Q4755210.944
2024年4Q46921
2025年2Q856435.023
2025年4Q920454.945
2026年2Q814404.92
2026年4Q978808.278
2027年1Q4904910.030

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,435億円から1,792億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,43510572
2014年3月1,578159108
2015年3月1,594137113
2016年3月1,791146111
2017年3月1,72811070
2018年3月1,735121110
2019年3月1,651114113
2020年3月1,5908790
2021年3月1,18634−7
2022年3月1,488152126
2023年3月1,750201137
2024年3月1,794161108
2025年3月1,776881255.068
2026年3月1,7921201336.780

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,792億円のうち、営業利益として残るのは120億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は80億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.4%1,137億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.9%536億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%120億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
4.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが181億円、投資CFが−141億円で、差し引きのフリーCFは40億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は719億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月144−86−7158433
2014年3月106−45−6761453
2015年3月99−371262570
2016年3月120−104−7816478
2017年3月126−15369−27510
2018年3月15643−36199660
2019年3月8927−39116746
2020年3月1244−20456590
2021年3月145−34−8111704
2022年3月216−55−106161816
2023年3月9−12−268−3575
2024年3月9054−135144625
2025年3月20427−250231600
2026年3月181−1414240719

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,311億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,983億円で、自己資本比率は59.9%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,2871,76851975.9
2014年3月2,5531,91264173.5
2015年3月2,9452,18775873.3
2016年3月2,9452,11383270.9
2017年3月3,0842,13395168.9
2018年3月3,0532,15390070.4
2019年3月3,0662,13393369.5
2020年3月2,7492,00774273.0
2021年3月2,9032,11279172.7
2022年3月3,2112,35285973.2
2023年3月3,2362,44179575.4
2024年3月3,3752,3701,00570.2
2025年3月2,9732,00596867.4
2026年3月3,3111,9831,32759.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
757億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
941億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
365億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,327億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中115位あたり、逆に低いのはROE224社中171位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.0%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,666で、1年前と比べて+71.4%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥3,666-5.0%1ヶ月-8.6%1年+71.4%時価総額3,061億円
過去52週の値幅
安値¥2,147.5高値¥5,164

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)38.6倍
PER (会社予想)27.7倍
PBR1.30倍
配当利回り1.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で9.68%下落し、8月21日には3824円となり、25日移動平均線(4024.88円)を5%下回っています。8月5日に4360円の高値をつけましたが、その後は下落基調で、52週高値5164円からは26%の下落です。ただし、200日移動平均線(3253円)は依然として上回っており、中期的な上昇トレンドは維持。RSIは50.9と中立圏で、売られ過ぎには至っていません。テクニカル的には調整局面とみられ、25日線回復が次の焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERが40.33倍と業界平均の30.85倍を約31%上回り割高感がある一方、予想PERは28.9倍と正常化が見込まれる。PBRは1.36倍と業界平均の2.64倍を大幅に下回り割安で、ROEは4%と低く資本効率は劣る。配当利回りは1.83%と業界平均の2.29%を下回り、株主還元はやや抑制的。割高な実績PERと割安なPBRが混在し、総合的にやや割高と判断するが、収益回復により予想PERは妥当圏に近づく可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)38.6倍30.8倍
PER (予想)27.7倍
PBR1.30倍2.58倍
ROE4.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の回復に伴う露光用光源の需要増が期待される。強気派は、半導体顧客の設備投資増加と、光源製品の高いシェアによる収益拡大を見込む。また、欧州ランプ事業の買収によるシナジーも評価する。一方、弱気派は、半導体市況の変動による需要の不安定さ、競争の激化、売上高の伸び悩みを懸念する。PERは42倍と割高であり、期待が先行しているとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 半導体市況の回復

    半導体投資の増加で光源需要が拡大。

  • 高いシェア

    半導体露光用光源で世界トップクラス。

  • 買収シナジー

    欧州ランプ事業買収で事業拡大。

  • 営業利益が88億円から120億円へ大幅改善通年影響

    営業利益は前期比32億円増の120億円、営業利益率は4.95%から6.7%へ改善

  • 売上高が2期ぶり増収の1,792億円通年影響

    売上高は前期比16億円増、底入れし収益改善の土台

  • 予想PER30.1倍へ低下通年影響

    実績PER42.0倍→予想30.1倍、収益回復で割高感が緩和

  • 株価1年で92%上昇のモメンタム継続影響

    過去1年で92.3%上昇、上昇トレンドが継続

マイナスに働く材料7
  • 業績変動リスク

    半導体サイクルで売上が大きく変動。

  • 成長停滞

    過去数年売上高が横ばい。

  • 評価が割高

    PER42倍と高く、成長期待が織り込み済み。

  • 実績PER42倍と割高水準継続影響

    株価3,982円に対し実績PER42倍、ROE4%では高すぎる

  • ROE4%の低い資本効率継続影響

    ROE4%は低く、PBR1.41倍も割高に映る

  • 純利益の増益幅は12億円と小幅決算発表後影響

    純利益は68億円→80億円、市場の高い期待には届かず

  • 外資保有40.1%の高さ不定影響

    外国人保有比率40.1%、株価急騰後の利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
半導体関連売上高
主力露光用光源の需要動向を反映。
営業利益率
収益性改善の進捗を確認。
設備投資額(顧客側)
主要顧客の半導体製造装置メーカーの投資動向。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.91%。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
1.91%
いまの株価に対して
配当性向
36.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月26139.0
2018年3月260.022.8
2019年3月5092.361.5
2020年3月26−48.043.3
2021年3月260.058.5
2022年3月5092.379.9
2023年3月500.042.5
2024年3月500.027.7
2025年3月7040.024.4
2026年3月700.036.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,446人。区分でいちばん多いのは外国法人40.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.9%を占め、残る60.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人28.335.332.736.335.540.1
金融機関38.938.036.535.836.431.9
個人・その他20.916.817.517.418.217.9
事業法人8.57.78.58.37.68.0
自己株式4.94.94.54.33.84.0
証券会社3.42.24.82.32.22.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)15.02
02ビービーエイチルクス フイデリテイ フアンズ グローバル テクノロジー プール(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)6.23
03株式会社りそな銀行(注2)4.67
04ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)4.61
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.58
06朝日生命保険相互会社2.93
07公益財団法人ウシオ財団2.87
08牛尾 志朗2.85
09ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.95
10株式会社ニコン1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-07-07
    M&Gインベストメント・マネジメント・リミテッド(M&G Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    8.11%
    -1.15pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.49%
    -1.16pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.65%
    -1.23pt
  • 2026-06-12
    エフアイエル インベストメンツ インターナショナル(FIL Investments International)
    新規の大量保有報告
    6.04%
    +0.64pt
  • 2026-06-12
    エフアイエル インベストメンツ インターナショナル(FIL Investments International)
    新規の大量保有報告
    4.50%
    -1.54pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    7.89%
    +1.25pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    7.88%
    -0.01pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.64%
    +1.36pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    1.08%
    +0.09pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    1.50%
    +0.42pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    2.77%
    +1.27pt
  • 2026-06-09
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    0.99%
  • 2026-06-08
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    1.20%
    -1.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+74%、1株純資産は14期で+88%。直近期のROEは4.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月551,3244.317.947.6
2014年3月821,4416.016.280.6
2015年3月861,6545.617.388.9
2016年3月861,6225.217.41271.6
2017年3月551,6643.325.6139.0
2018年3月861,6835.116.622.8
2019年3月891,6915.314.561.5
2020年3月731,6654.314.143.3
2021年3月−61,75158.5
2022年3月1051,9505.717.579.9
2023年3月1162,0745.714.442.5
2024年3月972,3134.520.127.7
2025年3月702,2633.126.324.4
2026年3月952,4854.029.736.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額344百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
朝日崇文代表取締役社長 執行役員社長 CEO6244,000
中野哲男取締役 執行役員副社長 COO CSuO6033,800
神山和久取締役 常務執行役員 フォトリソ事業部長5729,750
佐々木豊成取締役733,100
松﨑正年取締役76
間下直晃取締役48
増山美佳取締役63900
木下誠取締役(常勤監査等委員)613,400
杉原麗取締役(監査等委員)671,400
須永明美取締役(監査等委員)651,800
有泉池秋取締役(監査等委員)611,100
森川宏平取締役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31008624281
社外取締役7787811
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,312字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループの企業集団は、当社(ウシオ電機株式会社)、連結子会社44社及び持分法適用関連会社1社で構成され、Industrial Process事業、Visual Imaging事業、Life Science事業及びPhotonics Solution事業に関する製品の製造販売を主な内容とし、更に各事業に関連する研究開発及びその他のサービス等の事業活動を展開しております。 当社グループが営んでいる主な事業内容、主な関係会社の当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、事業内容の区分は、セグメント情報における事業区分と同一であります。 事業内容   主な製品   主な会社 Industrial Process事業   露光用ランプ、OA用ランプ、 光学機器用ランプ、 露光装置、キュア装置、 EUVリソグラフィマスク検査用EUV光源、 保守メンテナンスサービス   当社 ㈱アドテックエンジニアリング ウシオライティング㈱ USHIO AMERICA,INC. USHIO INE GmbH USHIO EUROPE B.V. USHIO GERMANY GmbH USHIO HONG KONG LTD. USHIO TAIWAN,INC. USHIO ASIA PACIFIC PTE LTD. USHIO KOREA,INC. USHIO SHANGHAI,INC. USHIO (SUZHOU) CO.,LTD. 他11社 Visual Imaging事業   シネマ用ランプ、 データプロジェクター用ランプ、 デジタルシネマプロジェクター、 一般映像向けプロジェクター、 映像関連機器、 保守メンテナンスサービス   当社 ウシオライティング㈱ ㈱ジーベックス USHIO AMERICA,INC. CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA,INC. CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS,INC. CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC. USHIO INE GmbH USHIO EUROPE B.V. USHIO GERMANY GmbH USHIO ASIA PACIFIC PTE LTD. USHIO PHILIPPINES,INC. USHIO SHANGHAI,INC. CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS (SHANGHAI) CO.,LTD. 他21社 Life Science 事業   環境衛生製品、紫外線治療機器   当社 USHIO GERMANY GmbH 他18社 Photonics Solution事業   固体光源   当社 Necsel Intellectual Property,Inc. USHIO GERMANY GmbH 他12社 その他事業   電源機器等   当社 他12社 不動産賃貸   当社 他1社 企業集団等の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (注) ※ 関連会社で持分法適用会社を含んでおります。
経営方針・対処すべき課題2,980字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 1964年の創業時に「ウシオが社員の英知によって成長し、一人ひとりの人生の中になくてはならない生きがいのような存在になっていけたら」との想いのもと「四つの基本方針」を策定しました。 また、創業以来「光」が持つ可能性を信じ、光を「あかり」としてだけではなく、「エネルギー」として利用することで社会課題や世の中の技術革新に貢献することを事業方針としています。 (2)新成長戦略 2030年の目指す姿に向け、2024年5月に新成長戦略「Revive Vision 2030」を発表しました。「Revive」に「大きな変革をもって目指す姿を実現する」という想いを込め策定しました。 新成長戦略では、2024年度から2026年度をPhaseⅠ、2027年度から2030年度をPhaseⅡとしており、係数目標として2026年度にROE8%以上、2030年度にROE12%以上を設定し、達成を目指します。また、目標に向け着実に計画を進めていくための方針として、「経営効率を重要視した成長戦略」を掲げています。具体的な方針は次のとおりです。 ①   成長・開発投資及びリソースを成長分野であるIndustrial Process事業へ集中 ②   規模を追わず利益率を追求 ③   成長投資と資本効率を両立 これらの方針のもと、新成長戦略の目標を達成するために、より実効性の高い「事業戦略」と「財務戦略」を策定しました。 事業戦略 ・ポートフォリオ変革の実行(不採算事業のてこ入れ) 事業ポートフォリオの変革の方向性については、経営資本配分の最適化により、注力事業(領域)へ積極的に投資しつつ、将来性等を鑑みた不採算事業の見極めを進めていきます。また、加重平均資本コスト(WACC)を見据えたハードルレートの設定などにより明確な事業評価を行い、メリハリのある投資計画への見直しを行うとともに、創業からのウシオの文化と強みであるグローバル・ニッチトップの考えのもと、「光」に関わる技術的強みを活かせ、かつ、高い付加価値の提供が可能な領域に経営資本をシフトしていきます。これらのポートフォリオ変革を実行することで、収益性向上の実現を目指します。なお、各セグメントのポートフォリオ変革実行のイメージは以下のとおりです。 ・半導体アドバンスドパッケージ事業の成長拡大 新成長戦略では、Industrial Process事業を注力事業と位置づけ、成長投資やリソースを同事業へ集中し、成長拡大を目指します。特に、半導体アドバンスドパッケージに関連する露光装置事業を成長ドライバーと考え、注力していきます。AI進展やIoTの拡大に伴う半導体アドバンスドパッケージのニーズの高まりに対し、露光装置のフルラインアップ化により、同市場におけるリーディングカンパニーを目指します。2023年12月に公表したアプライドマテリアルズ社との業務提携により、新たにデジタルリソグラフィ装置を製品ラインアップへ加えることで、同市場でのシェアを拡大させ、2030年に向け成長を拡大してまいります。 参考:アプライドマテリアルズ社との業務提携後の製品ポートフォリオのイメージ ・光源事業の収益基盤強化 2026年3月2日にams-OSRAMグループのランプ事業の買収が完了しました。本買収は当社の今後の事業成長を支える「既存事業の収益基盤強化」に大きく寄与するものです。今回の買収完了を受け、光源業界の再編をさらに加速させ、競争力の強化と生産効率の向上を実現することで、調達・生産・技術等におけるシナジー効果を最大限に発揮し、収益基盤を一層強固なものとするとともに、持続的な成長を目指してまいります。 財務戦略 新成長戦略では、ROE向上の目標を掲げ、その実現に向けた資本最適化の取り組みを行っていきます。財務規律を重視した経営を推進かつ資産効率を改善すること及び有価証券の売却による金融資産の事業資産及び株主還元への振替えを加速することで、ROE目標の達成を目指します。 資本効率改善に向けた取り組みとしては、PhaseⅠでは1株当たり70円の下限配当を設定し、自社株投資を3年間合計で500~600億円実施する方針です。PhaseⅡでは機動的な自社株投資等を実施することで、自己資本を2,000億円以下に維持します。 バランスシートについては、成長投資を拡大しつつも、財務規律を重視した経営を推進かつ資産効率の改善を行います。有価証券の売却を通じ、金融資産の事業資産及び株主還元への振替えを加速させます。また、事業拡大により運転資本の増加を計画していますが、各資産回転率のモニタリングを強化するなどのバランスシートマネジメントを行っていきます。 これらの取り組みにより、ROEの向上とともに、PBRの改善・向上を目指します。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 不安定な中東情勢や日中関係による地政学リスク、これに伴うサプライチェーンへの影響、エネルギーや材料価格高騰など不透明な状況が続く可能性があり、引き続き動向を注視する必要があります。 また当社グループを取り巻く事業環境において、注力事業であるIndustrial Process事業では、半導体アドバンスドパッケージ事業の本格立ち上がり・回復が2027年度以降に遅延していますが、引き合いは急増しているため、確実な受注の獲得を目指すと共に生産能力の確保及び注力事業であるIndustrial Process事業にリソースを集中させるための人財戦略としてリスキリングや人財育成を継続してまいります。 経営指標においては目標としていたPBR1倍超を実現しましたが、ROEについても引き続き8%以上の早期達成を目指してまいります。市場動向に関しては当初計画から変化はあったものの、2024年5月に発表した新成長戦略「Revive Vision 2030」の実現に向けて引き続き遂行してまいります。本戦略は「経営効率を重視した成長戦略」を基本方針とし、成長分野であるIndustrial Process事業を注力事業と位置づけ、成長・開発投資及びリソースを集中させるとともに、自社株投資や配当による資本圧縮を行うことで、成長投資と資本効率の両立を目指してまいります。 また、ESG経営の強化にも注力しています。省エネルギー・省資源、廃棄物削減・リサイクル化など持続的な環境負荷低減に積極的に取り組むほか、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス体制の強化による内部統制システムの充実、さらにBCP(事業継続計画)などリスク管理体制の整備を通じて、安定した事業継続を図っています。 新成長戦略では、「事業戦略」、「財務戦略」及び「ESG経営」の三つの戦略を同時に推進することで、着実な改革を実現し、企業価値を持続的に高めるとともに、あらゆるステークホルダーからの信頼に応えてまいります。
事業等のリスク2,817字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであり、また、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1)各事業領域におけるリスク ① Industrial Process事業におけるリスク 本事業では、製品及びサービスの競争力を強化するため、半導体パッケージ及びプリント基板・電子部品市場、検査装置市場といった成長分野において、関連製品の採用拡大及び新規採用に向け、研究開発投資を継続的に行っています。しかしながら、研究開発投資において想定した成果が十分かつ迅速にもたらされない可能性、又は競合他社に技術開発を先行されてしまう可能性があります。これらは、当社グループの業績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、世界各国の経済動向や不透明な中東情勢など、各事業分野における事業環境変化により、消耗品が搭載される機器の需要及び装置の稼働状況や材料調達を含めたサプライチェーンにおいて、想定を超える大幅な変化が生じた場合、収益力の低下につながる可能性があります。 今後の技術動向や市場環境変化及び取引先動向を早期に情報取得できる体制を構築し、柔軟に事業体制及び技術開発動向変化に対応していく考えです。 ② Visual Imaging事業におけるリスク 本事業では、取引先として映画館や公共施設、企業、アミューズメントパーク、代理店等がありますが、市況環境の変化により取引先の経営状況の悪化が加速した場合、取引先が契約の条項を履行できなくなる可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。中長期的には映画館市場において、映像コンテンツのストリーミングサービスの充実・普及拡大、消費者のコンテンツ消費行動・スタイルの変化により、シネマチェーンの存続に影響を与えるほどの大きな業界構造変化が起こるなど、プロジェクターを中心とした映像装置の需要に大きな変化が生じた場合や、シネマ用ランプにおける固体光源への代替が想定以上の速さで進む場合においては、当社グループの業績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、世界各国の経済動向や不透明な中東情勢など、各事業分野における事業環境変化により、消耗品が搭載される装置の需要及び稼働状況や材料調達を含めたサプライチェーンにおいて、想定を超える大幅な変化が生じた場合、収益力の低下につながる可能性があります。 なお、今後、当社グループは、技術の進展を含む事業環境変化から常に長期的な需要予測を更新し、それに応じて柔軟に対応いたします。具体的には、需要予測を基に、それに見合った生産等の体制へ柔軟に変化させていくことや、既存技術や製品を活用した競争優位のある製品を新規市場で展開するなどの新規事業創出に力を入れてまいります。 (2)各事業領域共通のリスク 重要リスク   リスクシナリオ   リスク対応策 サプライチェーン   ・仕入れ先の廃業、原産国の法規制強化等による原材料・部品・購入品の供給遅延、途絶で操業停止等が発生する。 ・資源の枯渇及び需給の逼迫などにより原価が上昇する。   ・各部材をリスクレベル別に分類し、サプライチェーンデータ整備の上、安定調達対応策を決定する。 ・グループの集中購買と分散購買含めて調達方針を立案する。 ・価格高騰対応は適正価格査定と適正価格転嫁ができる仕組み作りを行う。 事業継続対応   ・特定の国との政治的対立により現地の事業活動が制約を受けるなどにより、売上が激減する。 ・地震、津波や噴火により、人的被害や工場、倉庫、事務所、設備・システム等に損害が発生、また、事業も中断する。   ・各事業部からの事業方向性情報を元に各拠点の持つ強みを活かした拠点間連携によって適地生産、適地販売の観点で事業継続の取組強化を推進する。 ・マニュアルに基づいた防災初動訓練とBCP訓練、自衛消防隊訓練の定期開催を行い対応方法の定着とマニュアル見直しにより対応レベルの向上を図る。 海外危機管理   ・戦争、紛争、政情不安などが発生し、当社グループ事業に悪影響が発生する。また、従業員等が巻き込まれ安全が脅かされる可能性がある。   ・海外拠点と連携を強化し、定期的にリスク情報を収集できる仕組みを構築する。 ・駐在員に対する対応マニュアルを整備し、各現地法人と情報共有及びマニュアルの定期見直しを行う。 グローバル人財戦略   ・特定の専門知識やスキルを持つ人財を採用することができず、企業として事業成長の停滞や競争力の低下等を招く懸念がある。 ・豊富な経験を有する職員が業務を通じて培ってきた技術やノウハウが継承されず、生産性や競争力が失われていく。   ・事業部や技術分野スペシャリストの協力を仰ぎ、グローバルな人財戦略、人事制度を構築し、施策を実行する。 ・事業戦略に基づいた人財要件を明確にし、適切な報酬体系等を検討することにより、高度専門人財などの確保を目指していく。 ・人財戦略会議によって、次世代経営幹部の計画的な育成を推進する。 情報セキュリティ管理   ・内部の不正行為、サイバー攻撃などの外部からの悪意ある攻撃により情報の漏洩、改ざん、消失又はITシステムの停止を引き起こし、当社グループの信用低下、事業活動上の損失、賠償責任、事業の中断等が発生する。   ・グループで統一した「グループ情報セキュリティポリシー」の浸透を図るため、グループ各社のセキュリティレベルに応じた教育・啓蒙活動を推進する。 ・サイバー攻撃対策として検知率の高いツールとログ監視サービスの導入を推進し、グループ全体の情報セキュリティを強化する。 ・定期的に情報セキュリティアセスメントを実施し、グループ情報セキュリティポリシーの遵守状況の確認と課題抽出を行う。 ・重大なセキュリティインシデントが発生した場合に備え、対応手順等を策定・周知を行う。 気候変動対応   ・気候変動に係るリスクや具体的な活動状況をTCFDに則って情報開示する対応が遅れる ・取引先等からのCO₂排出量の削減要請に応えられず、取引の解除や企業イメージが低下する。   ・サステナビリティに関する重要項目である気候変動の情報開示内容の拡充を行う。 ・削減要請に伴う適切なGHG排出量の開示及び透明性・正確性を担保する為、GHG排出量第三者保証を取得し、さらにCDP評価向上への対応を行う。
経営成績の分析 (MD&A)7,905字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税措置による影響、中国経済の動向、為替動向、及び長期化する地政学リスクなど、不透明な状況が続きました。 このような環境のもと、半導体・電子デバイス・プリント基板市場においては、世界的にパソコンやスマートフォンなどの需要が緩やかに回復し稼働は安定的に推移したものの、関連する設備投資は抑制傾向が継続しました。サーバー市場においては、生成AI関連に牽引され新たな需要の高まりが見られる一方で、既存のデータセンター向けサーバーへの投資は抑制及び延期が継続しました。フラットパネルディスプレイ市場においては、スマートフォンやタブレット端末用の有機ELディスプレイの需要は高まりつつある一方で、液晶パネルの需要低迷により液晶パネルメーカー各社の稼働は低調に推移しました。映像関連市場においては、ハリウッドストライキに起因するコンテンツ不足の影響などは解消し、設備投資意欲は回復傾向にあるものの、エンターテインメントの多様化が進む中、映画館の稼働低迷は継続しました。一般映像機器市場においては、イベント等での高度な映像演出ニーズの高まりにより、堅調な市況が継続しました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産は、3,310億7千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ337億7千3百万円増加いたしました。主な増加要因は、外部借入による現金及び預金の増加、ams-OSRAM AGの新設子会社の株式取得(子会社化)並びに産業及びエンターテインメント用ランプ事業に係わる関連資産の譲受によるのれんの増加及び退職給付に係る資産の増加であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、1,327億3千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ359億4千4百万円増加いたしました。主な増加要因は、ams-OSRAM AGグループからの株式及び関連資産の譲受、並びに配当支払や自己株式購入等の資金需要による長期借入金の増加であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、1,983億3千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億7千1百万円減少いたしました。主な減少要因は、配当支払並びに自己株式消却による利益剰余金の減少であります。 b.経営成績 当連結会計年度は、売上高は1,792億1千1百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は119億5千9百万円(前年同期比35.5%増)、経常利益は133億4千6百万円(前年同期比7.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は79億9千5百万円(前年同期比17.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (Industrial Process事業) [露光用ランプ] パソコンやスマートフォン等の最終製品の需要は緩やかに回復しつつあり、生成AI半導体関連の需要にも支えられ、設置済み装置の稼働が堅調に推移したことで販売が増加し、増収となりました。 [OA用ランプ] ペーパーレス化の進展に加え、円高の影響により減収となりました。 [光学機器用ランプ] スマートフォンやタブレット端末用向けの有機ELディスプレイを中心に、フラットパネルディスプレイ市場の稼働が緩やかな回復基調にあることや、半導体関連市場の稼働が好調であることにより、フラットパネルディスプレイ向けやサーマルプロセス向けの販売が増加し、増収となりました。 [光学装置(露光装置)] 生成AI向けサーバー需要の増加を背景に、直描式露光装置の販売は増加しました。一方、投影露光装置は、生成AI半導体向け需要が増加しているものの、従来のデータセンター向け需要の低迷及び過去の過剰投資の影響から投資抑制が継続し、販売が減少しました。これらの結果、減収となりました。 [光学装置(その他)] EUVリソグラフィマスク検査用EUV光源の保守メンテナンスサービス収入は、コスト低減要求による単価下落や稼働の低下により減少しました。また、液晶パネル向け投資が低調なため、光配向装置の販売も減少し、減収となりました。 なお、利益面では、減収に加え、デジタルリソグラフィ装置等の露光装置関連における先行投資の拡大や、露光装置の需要回復遅れに伴う滞留資産等の一時的な評価損計上が影響し、減益となりました。 以上の結果、Industrial Process事業の売上高は771億4千2百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は64億8千6百万円(前年同期比32.6%減)を計上いたしました。 (Visual Imaging事業) [プロジェクター用ランプ] 映画館の稼働はハリウッドストライキの影響が解消し回復傾向にあるものの、レーザープロジェクターの浸透によりシネマプロジェクター用クセノンランプの販売は減少しました。一般映像向けプロジェクター用ランプも同様の影響を受け販売が減少し、加えて円高の影響も受け、減収となりました。 [映像装置(シネマ)] ハリウッドストライキに起因する映画館での投資意欲の減退が解消し、プロジェクターの置き換え需要は回復傾向にあるものの、円高の影響を受け、横ばいとなりました。 [映像装置(一般映像)] エンターテインメント分野における映像演出ニーズが堅調に推移し、ハイエンドプロジェクターの販売が増加したことから、増収となりました。 なお、利益面では、前年同期に製品ポートフォリオの見直しにより計上した棚卸資産評価損が減少したことに加え、構造改革による収益性の改善が寄与し、増益となりました。 以上の結果、Visual Imaging事業の売上高は838億8千2百万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益は46億6千7百万円(前年同期比539.7%増)を計上いたしました。 (Life Science事業) 植物育成向けナトリウムランプの販売増加が貢献し、増収となりました。また、新規案件の投資対象見極めにより収益性が改善し、増益となりました。 以上の結果、Life Science事業の売上高は62億5千9百万円(前年同期比2.4%増)、セグメント利益は1億4千万円(前年同期はセグメント損失10億7千9百万円)を計上いたしました。 (Photonics Solution事業) 半導体向け及び産業用途向けにおいて、デバイス及びモジュールの販売が堅調に推移し、増収となりました。また、案件の選択と集中により収益性が改善し、増益となりました。 以上の結果、Photonics Solution事業の売上高は105億8千5百万円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益は5億6千4百万円(前年同期はセグメント損失4億1千5百万円)を計上いたしました。 (その他事業) 客先製造ラインの稼働低下に伴い点灯装置の販売が減少しましたが、主に販管費の減少により、増益となりました。 以上の結果、その他事業の売上高は13億6千2百万円(前年同期比1.4%減)、セグメント利益は1億8千3百万円(前年同期比122.8%増)を計上いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ118億7千2百万円増加し718億6千8百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、181億4千4百万円の収入(前連結会計年度は204億2千4百万円の収入)となりました。 この主な内訳は、税金等調整前当期純利益の計上152億1千2百万円、減価償却費の発生85億7千2百万円及び棚卸資産の減少87億5千3百万円による収入と、法人税等の支払75億4千2百万円の支出によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、141億9百万円の支出(前連結会計年度は27億1千9百万円の収入)となりました。 この主な内訳は、定期預金の払戻51億4千6百万円及び投資有価証券の売却及び償還108億5千2百万円による収入と、定期預金の預入73億1千4百万円、有形固定資産の取得85億9千9百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得70億5千8百万円及び事業譲受による支出92億3千9百万円の支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、41億9千5百万円の収入(前連結会計年度は249億9千3百万円の支出)となりました。 この主な内訳は、長期借入れ315億円による収入と、自己株式の取得196億1千3百万円及び配当金の支払62億2千2百万円の支出によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) Industrial Process事業(百万円)   62,614   105.6 Visual Imaging事業(百万円)   59,678   103.4 Life Science事業(百万円)   4,242   122.6 Photonics Solution事業(百万円)   10,493   103.1 報告セグメント計(百万円)   137,028   104.8 その他(百万円)   587   103.7 合計(百万円)   137,616   104.8 (注)上記金額は販売価格にて算定しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループの生産は過去の販売実績及び市場調査による需要の予測並びに将来の予測等を考慮し、生産計画を設定し、これに基づいて勘案された見込生産であります。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) Industrial Process事業(百万円)   77,141   97.7 Visual Imaging事業(百万円)   83,879   103.7 Life Science事業(百万円)   6,255   102.4 Photonics Solution事業(百万円)   10,585   102.7 報告セグメント計(百万円)   177,862   100.9 その他(百万円)   1,349   98.2 合計(百万円)   179,211   100.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 新成長戦略2年目の振り返り 半導体アドバンスドパッケージ市場の立ち上がり、回復は計画比で遅延したものの、将来的な成長拡大を見据え、先行投資を計画通り実施しました。また事業ポートフォリオ変革(構造改革)や財務戦略の各施策についても着実に遂行しました。 ■新成長戦略(2年目の振り返り)_総括 (事業戦略) ① 半導体アドバンスドパッケージ市場での成長加速 将来の成長拡大を見据え、計画通りに先行投資を実施しました。DLT装置は、2025年度(2026年3月期)で初売上を計上したものの、当初計画より業績への貢献が遅延しています。しかしながら2026年度(2027年3月期)より徐々に売上が拡大すると見込んでいます。また、ステッパ露光装置も、過去の過剰投資影響で回復が遅れているものの、商談は増加傾向にあります。 ② 成長分野であるIP事業の拡大 2025年度の売上高は前年同期比で減収となり、DLT装置の売上貢献遅延による影響があるものの、半導体関連市場の稼働が高まり、関連する光源事業が堅調に推移したことから、期初計画値を上回って着地しました。露光装置関連の先行投資は計画通り実施しており、合わせてEUV事業や不採算事業の見直しを行いました。 ③ 不採算事業のてこ入れと事業ポートフォリオの変革 収益効率が低下していたEUV事業の一部終息を決定しました。稼働中のEUV光源は2026年度中に稼働終了の見込みです。今後は、主に半導体検査等における新規用途に特化したR&Dを継続します。 また、複数の事業譲渡及び固定費削減に関するアクションプランを着実に実行した結果、2025年度の業績への効果金額は期初計画値の57億円を上回る67億円となりました。2026年度も含めトータルで80億円の固定費削減効果を見込んでおり、順調に取り組みを進めています。これらの取り組みにより、筋肉質な体質へと強化され、事業成長を主軸とするPhaseⅡ(2027~2030年度)への移行準備が着実に進んでいます。 ④ 開発投資方針 成長分野である半導体アドバンスドパッケージ事業への注力を主軸としつつ、今後の成長拡大を着実なものとするため、2024~2026年度にかけて開発案件の精査・絞り込みを行うと共に取捨選択した開発投資計画の案件モニタリングを強化しております。 (財務戦略) 自社株投資についてはPhaseⅠ(2024-2026年度)で500~600億円を実施する方針のもと、2024~2025年度の2年間で方針通り500億円の自社株投資を実施しました。2026年度以降においても機動的に実施する方針です。 配当金についても新成長戦略の方針に則り、2025年度は1株当たり70円としました。2026年度においても方針通り下限配当である70円を維持する予定です。 また、資産効率の改善に向けた取り組みとして、バランスシートの見直しも実施しました。具体的には、投資有価証券(政策保有株式を含む)の縮減の方針に則り、2024~2025年度の累計で291億円の売却を実施しました。また、棚卸資産回転率も2年間で0.7カ月改善しました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.財務・資本政策の基本的な方針 当社グループは、財務の健全性・安定性、資本効率の向上、安定的・継続的な株主還元のバランスを追求するとともに、企業価値向上のために経営資源を適切に配分することを財務戦略の基本方針としております。 株主還元については、株主の皆様に対する利益還元が企業として最重要課題の一つであることを常に認識し、安定的な配当の実施に加え、資本効率、業績、キャッシュ・フローの状況等を勘案しながら自己株式の取得を行っております。なお、自己株式については、保有上限を発行済株式総数の5%を目途とし、その部分を上回る自己株式については毎期消却することを基本方針としております。 b.資金需要及び資金調達について 当社グループの資金需要として、原材料、商品等の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用に加え、設備投資、研究開発及びM&Aのための資金や配当支払、自己株式の取得等を見込んでおります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金は基本的に自己資金によって賄い、設備投資やM&A等の長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借入も活用しております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は679億7千1百万円となっております。 当社グループは当連結会計年度末において現金及び現金同等物718億6千8百万円を保有しており、また、換金性の高い金融資産も保有していることから、将来の予測可能な資金需要に対して不足が生じる事態に直面する懸念は少ないと認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債及び収益・費用に影響を与える見積りが必要とされますが、これらの見積りについては、過去の実績、現在の状況に応じ合理的な根拠を有した仮定や基準を設定した上で実施しております。しかしながら、事前に予測不能な事象の発生等により実際の結果が現時点での見積りと異なることも考えられます。 当社グループにおける連結財務諸表作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 a.固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により前提条件が変更された場合には、損失が発生する可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の評価に際し、課税主体ごとに将来の課税所得又は税金等調整前損益を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は主に将来の課税所得又は税金等調整前損益の見積りに依存するため、これらの見積り額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 c.退職給付債務及び退職給付費用 当社グループの退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率、年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて計算されております。割引率は、従業員の平均残存勤務期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に決定し、また、年金資産の長期期待運用収益率は、過去の運用実績及び将来見通し等を基礎として設定しております。割引率及び長期期待運用収益率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。

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開示資料

出典

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