本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ムラキ

MURAKI CORPORATION7477 · Standard · 卸売業

自動車補修・カーケア用品の専門商社。ガソリンスタンドや整備工場向けに、補修部品から販促物までワンストップで供給する。

概要

ムラキは、自動車補修部品やケミカル用品、サービスステーション(SS)向け備品を中心に、カーケア関連商品を販売する専門商社である。1957年に不動産会社として創業後、モータリゼーションの拡大を見越して自動車部品販売に転換。1990年には全国の販売子会社40社を統合し、本社を杉並から多摩に移した。現在は子会社3社を擁し、SS業界の縮小に対応しながら新事業にも取り組む。2026年3月期の連結売上高は78億円、従業員137名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

サービスステーション向けに特化した販売チャネル

ムラキの事業の中心は、全国のサービスステーション(SS)を顧客とするカーケア関連商品の卸売である。石油元売会社であるENEOSトレーディング株式会社が2026年3月期に売上高の11.2%を占める最大の取引先であり、その他のSS向けにも広く販売する。主力商品はオイルエレメント、ワイパーブレード、バッテリー、洗車関連商品、そして環境対応品のアドブルーである。売上構成は自動車補修部品が約37%、自動車ケミカルが約32%、SS備品が約20%を占める(2026年3月期仕入実績に基づく)。ムラキは「カスタマイズ提案+定期訪問PLUS」という営業手法を基本とし、SSごとのニーズに合わせた提案を強みとする。

3つの子会社と協業組合によるグループ体制

ムラキグループは、ムラキ株式会社と子会社3社、および関連協同組合で構成される。株式会社ミツワ商会は2016年に子会社化され、カーケア関連商品販売を担う。株式会社テックコーポレーション(旧ノーバス東京)は自動車ボディメンテナンス関連資材・機材の販売や、看板・チラシなどの販促物の企画・製作を行う。ムラキ協力事業協同組合は1977年に設立され、グループ会社の社員教育と金融事業を担う。この組合はかつて共同購買事業を行っていたが、1990年にその事業はムラキ本体に譲渡された。これらのグループ企業を通じて、ムラキはSS向け商品の供給から販促支援、人材育成までを一貫して提供している。

縮小するSS市場で収益を維持する財務構造

ムラキの連結売上高は2013年3月期の89億円から減少傾向にあり、2026年3月期は78億円と、10年以上で約12%減少した。しかし純利益はおおむね1億円前後で安定しており、2026年3月期は2億円(親会社株主に帰属する当期純利益は1億円未満)となっている。営業利益は2026年3月期に1億3700万円で、前期比4.7%減だが、売上総利益は仕入価格上昇への適切な転嫁や在庫コントロールにより改善した。営業活動によるキャッシュ・フローは1億7600万円の収入で、設備投資は2000万円程度と抑制的である。自己資本比率などの指標は開示されていないが、配当は毎年支付しており、2026年3月期の配当金支払額は4700万円だった。

業界の中での役割は自動車アフターマーケット向け専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
78億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.3%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
カーケア関連 商品販売74億円100.0%1億円1.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01カーケア関連商品販売主力

自動車補修部品、自動車ケミカル、サービスステーション備品、販売促進物ギフト、自動車内小物等を販売する主力事業。全国の自動車販売店、整備工場、ガソリンスタンド等を顧客とし、商品供給に加え、販売促進のための企画提案も行う。

主な製品・サービス3
自動車補修部品
事故修理やメンテナンスに必要なバンパー、ランプ、ミラー等の交換部品。自動車整備工場向けに供給する。
自動車ケミカル
洗車・ワックス・オイル添加剤等のケミカル用品。サービスステーションや整備工場での使用・販売を想定。
サービスステーション備品
ガソリンスタンド運営に必要な給油機周辺機器、洗車機、オイル交換設備などの備品・消耗品。

02その他準主力

自動車ボディメンテナンス関連資材・機材の販売、看板・チラシ等の販促物の企画・製作を行う。またグループ会社の社員教育や金融事業も含む。

製品と技術

自動車補修部品とケミカル用品のラインナップ

ムラキの主力商品群は、エンジンオイルやオイルフィルター、ワイパーブレード、バッテリーなどの自動車補修部品と、カーシャンプーやワックス、冷却液などの自動車ケミカルである。2026年3月期の仕入実績では、自動車補修部品が22億8100万円(前年比108.3%)、自動車ケミカルが19億6200万円(同100.8%)と、全体の約7割を占める。特に環境対応品であるアドブルー(尿素水)は、ディーゼル車の排ガス浄化に必須であり、SS業界での需要が拡大している。ムラキは「カスタマイズ提案」により、各SSの立地や顧客層に合わせた商品構成を提案し、販売アイテム数の増加を図っている。

サービスステーション向け備品と販促物

SSの運営に必要な備品として、ムラキは洗車機や高圧洗浄機、タイヤチェンジャーなどの設備工具機器、看板やデジタルサイネージなどの店装器具、さらに冷暖房用品や販促ギフトを扱う。2026年3月期のSS備品の仕入高は12億3700万円(前年比104.2%)、店装器具は5500万円(同108.1%)、販促ギフトは1億8400万円(同87.0%)であった。デジタルサイネージは、従来の看板に代わる新たな販促ツールとしてSSから支持を得ている。また、ムラキは子会社テックコーポレーションを通じて、自動車ボディメンテナンス関連資材や看板・チラシの企画・製作も手掛け、SSの集客と売上向上を支援している。

新規事業「業務レンタカーサービス」の展開

既存のSS向け事業に加え、ムラキは「業務レンタカーサービス」を新たな収益の柱として育成中である。横浜瀬谷店と札幌白石店の2店舗で、業務用車両のレンタルを提供しており、2026年3月期には貸出車両を増車した。この事業は、SS業界の縮小に伴う収益源の多角化を目的としており、今後さらなる店舗展開が検討されている。ムラキの有価証券報告書には、このサービスに関する具体的な売上高の開示はないが、販売費及び一般管理費の増加要因の一つとして言及されている。新規事業の成長は、同社の中長期的な経営戦略の重要な要素となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

小型電子部品商社、低収益で競合劣後

ムラキは売上高70億円超の小型電子部品専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(売上高数千億円)と比べ規模は極めて小さく、仕入れ交渉力や品揃えで劣る。オルバヘルスケアホールディングスなど他商社もヘルスケアなどに事業多角化する中、電子部品に特化し収益源が限定的。営業利益率は1%台と低く、競合の高千穂交易(システムソリューション強化)と比べ付加価値創出が課題。内需依存度が高く、業界のデジタル化需要を取り込めているか疑問が残る。

強み

  • 長年の電子部品商社としての知見を持ち、ニッチな部品供給に対応可能。
  • 既存顧客とのリレーションが強く、一定のリピート需要を確保。
  • 在庫リスクを抑えた商流で運営しており、固定費負担が小さい。
  • 無借金経営または低負債で、財務基盤に大きな問題は見られない。

課題

  • 売上70億円超で競合の数百~数千億円と差が大きく、スケールメリット不足。
  • 営業利益率1%台と極めて低く、コスト削減や高付加価値化が急務。
  • 売上高が横ばいで推移、新規需要開拓や事業多角化の遅れが懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がムラキ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18123川辺27億円14.0倍
28225タカチホ26億円7.6倍
33089テクノアルファ25億円4.7倍
49941太洋物産24億円15.6倍
59895コンセック24億円
67477ムラキ23億円34.0倍
73559ピーバンドットコム23億円20.4倍
83041ビューティカダンホールディングス21億円
97413創健社19億円111.2倍
107422東邦レマック19億円80.8倍
119914植松商会18億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

不動産会社から自動車部品商社への転換(1957〜1962年)

ムラキの起源は1957年11月、東京都中央区に設立された「村木不動産株式会社」である。ビルの経営管理と不動産売買を目的としていたが、創業からわずか半年後の1958年5月、モータリゼーションの拡大を予測し、事業内容を自動車部品及び油機具等の販売に変更した。商号も「村木部品株式会社」と改め、1962年9月にはさらに「ムラキ部品株式会社」に変更した。同年同月、東京都杉並区に第1号の営業所となる杉並営業所を設置し、本格的な自動車部品販売事業を開始した。この早い事業転換が、その後のSS向け専門商社としての道を決定づけた。

子会社による全国販売網の整備(1964〜1989年)

1964年3月に横浜営業所を設置した後、同年8月には第1号の子会社として横浜ムラキ部品株式会社(後のグループ会社)を設立。同年10月には石油元売会社の自動車関連用品販売指定業者となり、安定した取引基盤を築いた。1986年には自動車部品小売及びフロントガラス修理を目的とする子会社ノーバス東京(現テックコーポレーション)を設立。1989年4月にはサービスステーション向け販売子会社の全国的組織網の配置が完了し、商品の販売事業はすべて子会社に移管された。同時に、フォード車販売を目的とした子会社も設立するなど、事業領域を広げた。

子会社40社を合併し本社を移転(1990〜1992年)

1990年4月、ムラキは本店を東京都杉並区に移転し、商号を現在の「ムラキ株式会社」に変更。同年11月にはサービスステーション向け販売子会社40社を合併し、各子会社を営業所または出張所に改編した。同時に、ムラキ協力事業協同組合から購買事業を譲り受け、グループの事業を一元化した。これにより、全国に散らばっていた販売拠点を直接管理する体制が整った。1992年3月には埼玉県児玉郡神川町に関東物流センターを設置し、物流効率の向上を図った。この再編により、ムラキは卸売専門商社としての現在の姿を確立した。

株式公開と上場市場の変遷(1995〜2013年)

1995年11月、ムラキは日本証券業協会に株式を店頭銘柄として登録した。2004年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月にはジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。この間、2007年7月には本店を東京都多摩市に移転し、同年11月に設立50周年記念式典を開催した。上場市場の変遷は、証券取引所の統合に対応しながら資本市場でのプレゼンスを維持してきたことを示している。

子会社再編とスタンダード市場への移行(2016〜2022年)

2016年4月、ムラキは関連会社であった株式会社ミツワ商会を子会社化し、カーケア関連商品の販売力を強化した。一方、2013年6月には山梨ムラキ自動車株式会社(旧フォードアルネット)が清算結了し、2018年9月には保険代理業を担っていた株式会社ムラキ・エージェンシーも清算された。事業の選択と集中が進む中、2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行した。これにより、上場企業としての要件を満たしつつ、より流動性の高い市場での取引が可能となった。

年表25件を開く

1950年代

  • 1957年11月創業ビルディングの経営管理、不動産の売買を目的として東京都中央区に村木不動産株式会社を設立。
  • 1958年5月商号変更モータリゼーションの拡大が予測されたので、事業内容を自動車部品及び油機具等の販売に変更、それに伴い商号を村木部品株式会社に変更。

1960年代

  • 1962年9月商号変更商号をムラキ部品株式会社に変更。
  • 1962年9月東京都杉並区に第1号の営業所として、杉並営業所を設置。
  • 1964年3月横浜市戸塚区(現横浜市瀬谷区)に横浜営業所を設置。
  • 1964年8月横浜営業所を第1号の子会社として、横浜ムラキ部品株式会社を設立。
  • 1964年10月石油元売会社の自動車関連用品販売指定業者として、販売を開始。

1970年代

  • 1977年11月創業共同購買事業並びに金融事業を主目的として、ムラキ部品協力事業協同組合(現 ムラキ協力事業協同組合)を設立。

1980年代

  • 1986年10月自動車部品、用品の小売及びフロントガラス等の修理を目的として、子会社 株式会社ノーバス東京(現 株式会社テックコーポレーション)を設立。
  • 1989年4月サービスステーション向け販売子会社の全国的組織網の配置完了。商品の販売事業はすべて子会社に移管配置完了。
  • 1989年4月フォード車の販売を目的として、子会社 株式会社フォードアルネット(山梨ムラキ自動車株式会社)を設立。

1990年代

  • 1990年4月商号変更本店所在地を東京都杉並区に移転し、商号をムラキ株式会社に変更。
  • 1990年11月M&Aサービスステーション向け販売子会社40社を合併、これに伴い各合併子会社を営業所又は出張所とし、並びにムラキ協力事業協同組合から購買事業を譲受。
  • 1992年3月埼玉県児玉郡神川町に関東物流センターを設置。
  • 1994年3月M&A損害保険代理業、生命保険募集及び旅行業務を行っている有限会社ムラキエージェンシー(株式会社ムラキ・エージェンシー)を子会社化。
  • 1995年11月日本証券業協会に株式を店頭銘柄として登録。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年7月本店所在地を東京都多摩市に移転。
  • 2007年11月創業設立50周年記念式典開催。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年6月山梨ムラキ自動車株式会社清算結了。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2016年4月M&A関連会社である株式会社ミツワ商会を子会社化。
  • 2018年9月株式会社ムラキ・エージェンシー清算結了。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総資産経常利益率(ROA)改善
  • 自己資本利益率(ROE)改善

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基本営業の徹底とSSシェア拡大

    カスタマイズ提案と定期訪問の基本営業を徹底し、ブランド力を武器にSS内の取引アイテム数を拡大するとともに、減少傾向にある実取引数の維持・拡大を図る。石油元売各社やSSとの連携を強化し、カーメンテナンスの拡充を進める。

  2. 02

    新規事業創出と既存事業の特化

    既存のSS市場への営業特化を進め業績維持・拡大を図るとともに、CASEやMaaS等の新分野への投資や新規事業開発に取り組み、将来の中核事業とする基盤を強化する。他業者との提携や新商品開発も推進する。

  3. 03

    人材育成と働き方改革

    経営幹部の育成や社員の待遇改善(勤怠・給与・職場環境)に取り組み、営業スキルの向上を通じて競争力を強化する。インナーブランディングで組織を強化し、市場変化に対応して業務の質・効率を向上させる。

  4. 04

    ESG経営の推進

    サステナブル経営の実現に向け、中期経営計画・単年度計画に基づいたESGを意識した事業推進を行い、SDGsとの関係性を整理しながら価値創造ストーリーを構築し、企業価値の向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で137人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は429万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は15.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月198
2018年3月168
2019年3月39644.516.0162
2020年3月39944.615.1153
2021年3月39444.815.1152
2022年3月38944.615.1147
2023年3月39244.715.1146
2024年3月38145.014.1136
2025年3月42046.015.013475
2026年3月42946.715.113773

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
首都圏支店 — 埼玉県川口市他 5事業所206百万円
カーケア関連商品販売
物流センター — 埼玉県児玉郡神川町140百万円
カーケア関連商品販売
本社及び 札幌営業所 — 北海道札幌市他 2事業所76百万円
カーケア関連商品販売
東北支店 — 宮城県仙台市他 5事業所58百万円
カーケア関連商品販売
北関東支店 — 栃木県宇都宮市他 4事業所43百万円
カーケア関連商品販売
本社 — 東京都多摩市8百万円
カーケア関連商品販売
南関東支店 — 神奈川県横浜市他 5事業所0百万円
カーケア関連商品販売
中部支店 — 愛知県名古屋市他 4事業所0百万円
カーケア関連商品販売
西日本支店 — 大阪府大東市他 5事業所0百万円
カーケア関連商品販売
九州支店 — 福岡県福岡市他 4事業所0百万円
カーケア関連商品販売
主な関係会社
  • 国内
    株式会社テックコーポレーション(注)1
    東京都 多摩市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ミツワ商会(注)1
    北海道 札幌市
    議決権100.0%
  • 国内
    ムラキ協力事業協同組合(注)2
    東京都 多摩市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は78億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.0%、利益が+0.0%。

売上高
+4.0%
78億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
1.3%
前期比 -0.1%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.1%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16−1
2024年1Q1815.61
2024年2Q1900.01
2024年3Q2114.80
2024年4Q160
2025年2Q3812.61
2025年4Q3700.00
2026年2Q3912.60
2026年4Q3900.01
2027年1Q2000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は89億円から78億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は1.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月8911
2014年3月8811
2015年3月8511
関連会社である株式会社ミツワ商会を子会社化。
2016年3月8111
2017年3月82−1−2
2018年3月7800
2019年3月7411
2020年3月7110
2021年3月7311
2022年3月7221
2023年3月7321
2024年3月7422
2025年3月75121.31
2026年3月78121.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高78億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.9%60億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.3%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
1.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.7pt
2.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は15億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月202214
2014年3月1−41−312
2015年3月142518
2016年3月010119
2017年3月−20−2−215
2018年3月10−1116
2019年3月10−2114
2020年3月40−3415
2021年3月20−1215
2022年3月10−3114
2023年3月30−2315
2024年3月1−1−1013
2025年3月100114
2026年3月200215

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は41億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は67.2%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43232053.2
2014年3月45232250.5
2015年3月50232746.9
2016年3月49232647.5
2017年3月47212645.5
2018年3月44222248.4
2019年3月43222151.2
2020年3月40221855.0
2021年3月40231756.7
2022年3月38231561.2
2023年3月39241563.3
2024年3月39261366.8
2025年3月40271368.1
2026年3月41281367.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中54位あたり、逆に低いのはROE284社中257位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月31日の終値

直近の終値は¥1,577で、1年前と比べて+19.6%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,577+0.0%1ヶ月-3.0%1年+19.6%時価総額23億円
過去52週の値幅
安値¥1,120高値¥2,630

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.0倍
PBR0.82倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に1921円で推移していましたが、その後下落基調が続き、8月12日には1460円まで売られました。しかし、8月20日には1600円まで反発し、25日移動平均線(1610円)をほぼ回復しています。52週高値2630円からは依然40%近く下方ですが、52週安値1120円からは+42.9%の水準です。出来高は薄い状況が続いており、需給が株価に与える影響は小さめです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 40/100)

PER 36.7倍は業界平均17.6倍を大きく上回り、割高。PBR 0.88倍は純資産を下回るが、ROE 2.4%と低収益で業績も横ばい。配当利回り1.78%は業界平均2.65%を下回り、PERの高さが収益成長で正当化されず割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.0倍17.9倍
PBR0.82倍1.24倍
ROE2.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益性の低さと成長鈍化が争点。強気派は、安定的な売上と配当利回り1.8%程度を評価し、業界の需要底堅さを背景に小幅な成長が続くと見る。弱気派は、営業利益率が1%台と低く、成長性に乏しいことから、現状のPER約37倍は割高だと指摘。ROEも2.4%と低迷しており、資本効率改善への期待が薄い。

プラスに働く材料7
  • 安定した売上と配当

    売上73〜78億円で推移、配当利回り1.78%。

  • 業績緩やかな回復

    2026/3期売上78億円、営業利益1億円予想。

  • PBR0.88倍の割安感

    解散価値近辺での株価。

  • 売上高78億円へ増収2026年3月期影響

    75億→78億と4%増収、新規取引先開拓か

  • PBR0.88倍と割安継続影響

    解散価値対比株価割安、資産価値下支え

  • 安定配当継続継続影響

    年間30円配当、配当性向約50%

  • 業績安定性継続影響

    営業利益1億円と小幅ながら赤字回避

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率1.3%と薄利。

  • PERの高さ

    PER36.7倍は同業比で割高。

  • 成長性の欠如

    売上成長率は年2%未満。

  • 営業利益1億円の低収益継続影響

    売上高78億に対し利益率1.28%、競争激化

  • PER36倍と割高継続影響

    利益水準低く株価バリュエーション割高

  • 業界の構造的課題継続影響

    卸売業は中間流通縮小傾向、生き残り競争

  • 浮動株少ない継続影響

    時価総額25億円と小型、需給悪化時下落リスク

次の決算で確かめる点
売上高経常利益率
低収益体質が改善しているかの確認。
在庫回転率
在庫管理の効率性と需要変動への対応力を測る。
取扱高の伸び率
業界需要の動向を把握する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.90%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
62.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10
2018年3月6−45.029.3
2019年3月1081.8106.6
2020年3月100.035.2
2021年3月100.015.7
2022年3月20100.029.4
2023年3月200.024.9
2024年3月2525.019.1
2025年3月3020.050.3
2026年3月300.062.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ452人。区分でいちばん多いのは事業法人44.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.6%を占め、残る52.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.054.643.641.427.244.0
個人・その他43.136.536.548.061.038.1
証券会社6.57.35.47.27.06.6
外国人個人0.00.00.20.44.6
金融機関0.20.513.50.43.63.6
外国法人1.21.11.02.80.83.2
自己株式3.43.43.43.40.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イクヨ17.01
02有限会社ドリーム・ワークス12.24
03村木 ミチ7.64
04ムラキ社員持株会6.74
05ムラキ取引先持株会6.67
06Blue Goats Capital株式会社4.76
07張明4.07
08株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.40
09エイケン工業株式会社3.13
10株式会社SBI証券3.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-22
    株式会社イクヨ
    新規の大量保有報告
    17.01%
  • 2026-07-02
    Blue Goats Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    4.97%
    -2.04pt
  • 2026-04-13
    Blue Goats Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    7.01%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+945%、1株純資産は14期で+1163%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月41542.918.745.4
2014年3月71614.312.628.5
2015年3月41642.726.644.0
2016年3月41652.129.555.5
2017年3月−1381,497−8.8
2018年3月181,5171.284.129.3
2019年3月371,5352.423.9106.6
2020年3月261,5451.722.735.2
2021年3月481,5983.019.015.7
2022年3月721,6524.414.529.4
2023年3月881,7205.215.924.9
2024年3月1401,8587.811.319.1
2025年3月641,8963.422.050.3
2026年3月461,9422.440.262.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
永井清美取締役会長6417,371
柳田任俊代表取締役社長577,137
北原啓詞取締役513,569
加瀬光二取締役544,008
湊信明取締役632,876
福井敏弥常勤監査役622,554
川口幸信監査役6312,287
立山純子監査役45289

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47488221
社外取締役3101103
監査役27184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容333字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、ムラキ株式会社(当社)及び子会社3社により構成されています。 当社グループの事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。 事業の種類別 セグメントの名称   事 業 の 内 容   会 社 名 カーケア関連商品販売   自動車補修部品、自動車ケミカル、サービスステーション備品、販売促進物ギフト、自動車内小物等の販売等   当社、株式会社ミツワ商会 その他   自動車ボディメンテナンス関連資材・機材の販売等、看板・チラシ等の販促物の企画・製作   株式会社テックコーポレーション グループ会社の社員教育、金融事業   ムラキ協力事業協同組合 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,693字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、事業の拡大と収益性の向上を目指し、また、将来のグループの収益の柱となる事業の創造を積極的に行うことにより、当社の企業価値ひいてはステークホルダーの共同の利益向上を目指し、多数の投資家の皆様に当社株式を長期継続して保有していただくため以下の施策を実施しております。 経営理念及び経営の基本方針について 当社の経営理念は「人が好き、車が好き」を合言葉に「ヒューマンカーライフの創造を通じ社会に貢献する」ことを念じています。 ①サービスステーション(略称SS)との接点〈取引〉の維持・拡大を目指します。 ②既存の事業にとらわれない分野への投資及び新規事業開発に取り組んでまいります。 ③人財の開発と育成に取り組んでまいります。 ④ESG経営を推進いたします。 (2)中長期的な経営戦略 ①基本営業の徹底によるSS内及びSS数シェア拡大 構造的需要減による総SS件数減少によって、当社グループの実取引数も減少傾向にありますが、基本営業(カスタマイズ提案+定期訪問PLUS)を徹底することによる信頼・信用・提案力といった当社のブランド力を武器に、SS内での取引アイテム数拡大及び、減少傾向にある実取引数の維持拡大を図ってまいります。石油元売各社及びSSとの連携を強化しカーメンテナンスの拡充を図ってまいります。 SS業界は単なる燃料供給拠点から、地域社会のニーズに応える総合的なモビリティ/エネルギー拠点へと変貌を遂げており、持続的な油外収益の確保とエネルギー転換への適応が不可欠となっており、災害時対応型SSとして、非常用発電機などを備え、地域インフラとしての役割を強化する動きもあり、当社グループは幅広い業界の構造変化に対応してまいります。 ②中核事業の創出 既存事業であるSS市場へは、更なる営業特化を行い業績維持・拡大を目指します。また、地域社会のニーズに応える総合的なモビリティ/エネルギー拠点へと変貌するSS業界の変化は、当社グループの既存事業モデルに大きな影響を与える一方で、新たなビジネス機会の創出にも繋がっており、他業者との提携や既存メーカ-との新商品開発等に加え、新たな分野であるCASEやMaaS等、既存の事業にとらわれない分野への投資及び新規事業開発にも取り組み、新しい市場を開拓し持続的成長を目指してまいります。 ③人材育成 持続的成長を見据えた人材確保のため、経営幹部の育成、抜擢及び社員の待遇改善(勤怠・給与・職場環境)に取り組みます。また、営業セールスのスキルは、当社グループの競争力強化や同業他社との差別化に直結することから、インナ-ブランディングで組織を強化し、加速する市場変化を的確に捉え、業務の質や効率の向上を目指してまいります。 ④ESG経営 サステナブル経営の実現には、企業理念を礎に長期的なあるべき姿であるビジョンを策定し、その実現に向けた課題の設定を行います。中期経営計画・単年度計画に基づいたESGを意識した事業推進を行い、事業推進の結果をどのような社会課題へ貢献するかをSDGsとの関係性を整理しながら検討し、価値創造ストーリーを構築することで最終的な企業価値の向上を図ります。 (3)経営環境 SS業界は、原油価格の高騰、継続する物価高、低燃費車両の増加等により燃料販売は減少を余儀なくされたものの、政府による燃料補助金やガソリンの暫定税率の廃止によって、SS業界全体ではある程度の利益が確保できている状態であると推定されます。しかしながら、SSにおけるメンテナンス(点検整備)による収益は、物価高によるユーザーの買い控えやSSスタッフ数の問題等により引き続き減少傾向にあり、今後も厳しい市場環境が続くものと予想されます。一方、ユーザーの自動車保有期間が長期化してきていることから、メンテナンスの必要性は高まっております。 今後、中東情勢の緊迫化が長期化する事によるエネルギー問題や原油不足や原油価格の高騰が見込まれております。また、政府による燃料補助金もいつまで継続されていくか不透明な中、利益確保のためのSSにおける事業の多角化、カーケア収益への取り組みの必要性は増しております。このような環境の中、当社グループの販売するカーケア関連商品におきましては、ICE(内燃エンジン)車、BEV車にかかわらず、顧客の要望を聞き入れた他社にまねのできない高付加価値な提案、安定的な商品の供給を継続していくことで車両故障、事故を未然に防ぐだけでなく、環境配慮についても貢献してまいります。また、石油元売各社及びSS、仕入先と連携しながら、新たな分野であるCASEやMaaS等に関連した事業に取り組むことでSS業界、ひいてはモビリティ社会に貢献してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループはSS業界だけでなく、モビリティ社会の動向に対しても柔軟に対応できる体制を構築することが今後の課題であります。 これに対処すべく、当社グループは以下の項目の強化が課題と捉えております。 なお、原材料やエネルギー価格をはじめとした物価の上昇、アメリカ政府による関税政策等による米中対立の激化、長期化するウクライナ情勢と中東情勢の地政学的リスクから、国内外の経済は今後も先行き不透明な状況が続くことが予想されます。 事業の維持・拡大と収益性の向上 SS業界においては、1990年代から石油製品の輸入自由化による価格競争の激化、地下貯蔵タンク問題、経営者の高齢化や後継者不足、労働者不足による廃業、石油元売各社の統廃合、燃費の向上によるガソリン需要の減少等により、SS業界の縮小が続いておりますが、石油元売会社、SS、仕入先等の関係各社と連携を強化することで市場変化に迅速に対応してまいります。当社ビジネスの基軸である基本営業(カスタマイズ提案+定期訪問PLUS)を継続し、「インナーブランディング」・「アウターブランディング」の二つのブランド戦略を効果的に機能させシェアアップを図り、既存事業の維持・拡大と収益性の向上を目指してまいります。また、新たな分野であるCASEやMaaS等、既存の事業にとらわれない分野への投資及び新規事業開発に取り組み、将来の中核事業とするため、基盤の強化を図ってまいります。 人材育成 営業セールスのスキルは、当社グループの競争力強化や差別化に直結するため、継続的なスキルアップや社員の健康、働き方改革は重要な経営課題と捉えております。営業力強化に向けた研修制度の充実や人員配置も含め、社員がチャレンジできる機会を創出してまいります。また、「インナーブランディング」の共有により組織を強化し、加速する市場変化を的確に捉え、業務の質や効率の向上を目指してまいります。 ガバナンス体制の充実 株主をはじめとする多様なステークホルダーとの適切な関係を維持し、社会に対する責任を果たすことが、企業としての長期的な業績向上や持続的成長という目的に適うものと考えております。このためコーポレート・ガバナンスの充実と透明性・公平性の高い経営を目指し、経営機構の整備を進めてまいります。また、事業戦略、人事戦略、コンプライアンス、セキュリティといった経営リスクに対しての報告を強化し、対策について議論検討を進めてまいります。 ESG経営 当社グループは、社会発展のために果たすべき義務や役割を理解し、事業や地域貢献などの活動を通じて企業価値の向上と社会課題解決を実現してまいります。また、ダイバーシティ(特に女性活躍)の推進を取り組んでまいります。専門部署(女性活躍推進室)において、女性管理職のもと、女性が働きやすい環境の整備を進めて、今後も女性雇用及び女性管理職の登用を進めてまいります。 社会課題の解決やSDGsの達成にあたっては、ステークホルダーとの対話によって、当社グループ自らが課題を発見し取り組む直接的な影響と、顧客に提供する商品、サービスを通じて寄与する間接的な影響があります。また、従業員をはじめとするステークホルダーの声を経営に活かしていくことで、持続的な成長を実現します。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、資産効率の向上及び株主資本の有効利用が全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「総資産経常利益率(ROA)」及び「自己資本利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度におけるROAは 3.9%(前年同期は 4.3%)であり、ROEは 2.4%(前年同期は 3.4%)でした。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。
事業等のリスク1,755字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定の業界に対する依存度が高いことについて 当社グループの売上高はその99%以上がSS業界に対するものであり、縮小化が続くSS業界の市場に対し毎年継続的に商品を販売しており、SS業界の経営環境の動向は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)売掛債権の回収について 当社グループにおきましては、取引先の与信管理の強化に努めていますが、恒常的に発生する売掛債権に対し信用リスクを抱えています。予期せぬ取引先の財務状況の悪化により、債権の回収等が困難となる可能性があります。 (3)原油供給の減少および原油価格の高騰について 原油供給の減少は、石油関連商品の製造に多大な影響を及ぼし、当社グループの取り扱い商品の仕入数量に制限がかかりSSへの安定的な供給が困難になります。また、原油価格の急激な高騰は顧客のSS訪問頻度を減少させるのみならず、取扱い商品の仕入原価に反映され、当社グループの業績及び財務状況が悪影響を受ける可能性があります。 (4)人材の確保及び育成について 当社グループの事業運営は人材に大きく依存しており、お客様をはじめとする様々なステークホルダーの皆様との共存共栄を実現できる人材を継続的に確保・育成していくことが必要不可欠であります。今後、人材獲得競争の激化等により、相応しい人材の確保が困難になる場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)退職給付に伴うリスクについて 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。このため今後は実際の金利水準の変動が当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)個人情報の管理について 当社グループは、取引先及び顧客の情報資産を保護しセキュリティーを保障したサービスを提供するよう努めておりますが、当社グループにおいて機密情報の漏洩、破壊、不正使用があった場合、それに伴う損害賠償責任により、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)気象状況や災害などによるリスクについて 当社グループが扱うカーケア関連商品は天候の影響を受けやすく、冷夏や暖冬、空梅雨などの天候不順により、消費者の大きな需要変化が生じる場合があります。気象状況による売上の影響を極力受けることのないよう仕入のコントロールに努めてまいりますが、予測を超えた気象状況の変化や地震などの天災によって営業活動の中断が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)システムに関するリスクについて 当社グループは、コンピュータシステムと通信ネットワークを利用して業務処理を行っており、自然災害や、コンピュータウイルスに起因するシステムの停止、ハッカーなどの外部からの不正な侵入などの犯罪により、システムダウンや重要データの消失または漏洩が生じる可能性があります。当社グループにおいては外部からの不正アクセスやウイルス感染の防御、内部管理体制の強化などの対策を行っておりますが、このような事態が発生した場合、事故対応のコストの増加、損害賠償や信用力の低下等のリスクが想定され、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)固定資産の減損に関するリスク 当社グループにおいて、事業等のリスクの顕在化等により、当社グループ事業におけるブランドや地域市場単位の収支悪化が発生した場合には、保有する固定資産について減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10)気候変動に関するリスク 気候変動が生じると、災害が激甚化するおそれがあります。この場合、社会インフラがダメージを受け、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,945字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得環境の改善等により、緩やかな回復基調で推移したものの、継続する物価の上昇や雇用問題、中東情勢のさらなる緊迫化や中国との関係悪化などの地政学的リスク等の要因により、先行きは不透明な状況であります。 当社グループのカーケア関連商品の販売先であるサービスステーション(略称:SS)業界におきましては、1974年より導入されておりましたガソリンの暫定税率が2025年12月31日に廃止されましたが、中東情勢によるエネルギー問題等により原油価格は安定せず、政府からの補助金は年間を通じ断続的に継続されましたが、燃料価格は高止まりを維持いたしました。日用品や食料品等の値上げ等と相まってユーザーの節約志向は一層強まり、燃料以外であるカーケア関連商品への購買意欲は厳しい状況で推移いたしました。 このような環境のもと、当社グループのSSにおけるカーケア関連商品の売上につきましては、当期の営業方針を「二つのブランディングを効果的に機能させ、業務効率の向上を実現する」とし、前年度まで行っていた「カスタマイズ提案+定期訪問PLUS」を基本営業として定着させたことにより、売上高は前年を上回る結果となりました。主力商品であるオイルエレメント、ワイパーブレード、バッテリー、洗車関連商品(高付加価値洗車等)は前年を上回りました。その他の商品につきましては、看板等のデジタルサイネージや設備工具機器などが前年を上回り、環境対策品であるアドブルーも引き続き好調に推移いたしました。また、SS以外への販売領域の拡大を全国で進めており、70件近く新規顧客を開拓し売上へとつながっております。売上総利益につきましては、商品の仕入価格の上昇は多岐にわたりましたが、販売価格への適切な転嫁や仕入数量、在庫数量等を効率的にコントロールすることにより前年を上回りました。販売費及び一般管理費につきましては、人件費等の増加、「業務レンタカーサービス」事業の増車に関する費用等の増加により前年を上回りました。 「業務レンタカーサービス」につきましては、「横浜瀬谷店」「札幌白石店」ともに貸出車両を増車し、順調に推移いたしました。さらなる店舗の開始等を検討しております。 当期の会社方針「インナーブランディングを効果的に機能させ、新市場の中で企業の優位性を高める」とし、2025年11月7日に全管理職を対象とした研修会を実施いたしました。また、年間を通して社員の階層別研修も実施しており、研修等を通じ企業理念や企業ブランドの価値を共有することで、社外向けブランド戦略を推進し、企業価値の優位性を高め、事業拡大、企業価値の向上を継続的に目指しました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高 7,825百万円(前年同期比 3.7%増)、営業利益 137百万円(前年同期比 4.7%減)、経常利益 158百万円(前年同期比 5.8%減)、法人税等 92百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は 65百万円(前年同期比 27.5%減)となりました。 また、当社グループは、カーケア関連商品販売事業を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については、重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ 110百万円増加し、当連結会計年度末には 1,517百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は 176百万円(前年同期は 127百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益 158百万円、減価償却費 52百万円、株式給付引当金の増加 14百万円 、仕入債務の増加 21百万円、法人税等の支払額 66百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は 18百万円(前年同期は 23百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出 21百万円、投資有価証券の売却による収入4百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は 48百万円(前年同期は 45百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額 47百万円等によるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 a.仕入実績 当社グループは、カーケア関連商品販売を主な事業としているため、生産及び受注の実績に代えて、仕入の実績を事業ごとに記載します。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) カーケア関連商品販売   6,129,787   104.0 その他   130,517   105.9 合計   6,260,304   104.0 (注)上記の金額は、事業内の取引及び事業間の取引については、相殺消去しておりません。 なお、「カーケア関連商品販売事業」の商品区分別仕入実績は、次のとおりであります。 商品区分別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 自動車補修部品   2,281,809   108.3 自動車ケミカル   1,962,043   100.8 自動車用品   237,541   102.0 自動車車内小物   46,270   113.0 SS備品   1,237,276   104.2 冷暖房用品   125,219   105.7 販促ギフト   184,519   87.0 店装器具   55,105   108.1 合計   6,129,787   104.0 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業ごとに記載します。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) カーケア関連商品販売   7,812,355   103.7 その他   13,069   128.8 合計   7,825,424   103.7 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ENEOSトレーディング株式会社   887,829   11.8   879,412   11.2 アポロリンク株式会社   770,569   10.2   780,840   10.0 なお、「カーケア関連商品販売事業」の商品区分別及び地区別販売実績は、次のとおりであります。 商品区分別販売実績 商品区分別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 自動車補修部品   2,946,207   107.0 自動車ケミカル   2,508,461   100.8 自動車用品   300,771   100.3 自動車車内小物   53,975   111.0 SS備品   1,571,144   103.8 冷暖房用品   150,802   103.1 販促ギフト   211,946   87.6 店装器具   91,623   141.2 合計   7,834,933   103.7 (注)上記の金額は、事業内の取引を含んでおります。 地区別販売実績 地区別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 北海道地区   北海道   514,788   106.1 東北地区   青森、岩手、宮城、山形、福島   870,821   96.6 北関東地区   栃木、茨城、群馬、埼玉   1,555,690   102.6 南関東地区   千葉、神奈川、静岡、山梨   1,713,597   101.1 東京地区   東京   802,510   115.0 北陸・信越地区   新潟、富山、石川   475,722   105.6 東海地区   愛知、三重   707,550   105.8 近畿地区   大阪、兵庫   230,019   104.9 中国・四国地区   広島、香川、愛媛   393,103   99.6 九州地区   福岡、佐賀、大分、宮崎、鹿児島   571,129   108.1 合計   7,834,933   103.7 (注)上記の金額は、事業内の取引を含んでおります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績は売上高 7,825百万円(前年同期比 3.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 65百万円(前年同期比 27.5%減)の増収減益となりました。当社グループの売上高は、99%がSSへのカーケア関連商品販売によるもので、当社の主力商品であるオイルエレメント、洗車機洗剤、ワイパーブレード、バッテリー、エアコン関連商品等の販売量は天候、石油元売会社及びSSの施策によって影響を受けます。また、燃料価格、物価の変動も、カーケア関連商品の販売量に影響します。当連結会計年度は燃料価格の高止まりに加え物価高がユーザーの節約志向に拍車をかけたことにより、主力商品は一部計画を下回ったものの、高付加価値洗車を含む洗車関連、環境対策商品であるアドブルーは順調な推移により、売上高は前年を上回りました。 業界全体といたしましては、燃料価格の高騰、物価高に加え、低燃費車の普及やカーシェア等の自動車利用の多様化によりSSでの燃料販売は低調であったものの、政府による燃料補助金により利益が確保できる価格体系を維持できたことから、燃料以外での利益確保への取り組みは将来に向けた経営多角化への模索に注力され、従来のカーケア収益という分野においては物価高、人員不足等の問題で取り組みが先送りされている状況が続きました。そのような中でも、高付加価値洗車を含めた洗車関連については、SSにおいて当期も大きな収益源となっております。当社グループは基本営業を(顧客ごとの要望を聞き入れたカスタマイズ提案や当社独自の付加価値情報の提供)を再度強化して、車両点検によるユーザーの安全確保とSSの更なる収益確保により当社グループの業績向上を目指してまいります。 今後の動向といたしましては、SS市場は縮小傾向にあるものの、一定のユーザーは維持されるものと予測しております。SSにおいても様々な取り組みによる経営の多角化が進められております。また、同業者の廃業等も出てきており、当社が新たな顧客の紹介を受けるケースも出てきております。 このような環境の中、当社グループといたしましては、SSに対し基本営業を継続し、「インナーブランディング」・「アウターブランディング」の二つのブランド戦略を効率的に機能させ、顧客との接点(取引)の維持・拡大を目指してまいります。また、新たな分野であるCASEやMaaS等、既存の事業にとらわれない分野への投資及び新規事業開発に取り組み、将来の中核事業とするため、基盤の強化を図ってまいります。 当社グループの持続的成長には一人ひとりのスキルの向上が必要不可欠であることから、多様性(ダイバ-シティ)を重視し外的・内的・組織的といった3つの側面から、人材育成においても注力してまいります。 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。 1)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ150百万円増加の 4,104百万円(前連結会計年度末は 3,953百万円)となりました。 流動資産は、2,811百万円(前連結会計年度末は 2,685百万円)となりました。これは主に現金及び預金が 110百万円増加し、受取手形が 10百万円減少したこと、売掛金が 15百万円増加したこと、商品及び製品が2百万円増加したこと、その他のうち未収入金が 10百万円増加したこと等によるものです。 固定資産は、1,292百万円(前連結会計年度末は 1,268百万円)となりました。これは主に無形固定資産のその他のうちソフトウェアが 24百万円減少したこと、投資有価証券が 66百万円増加したこと、繰延税金資産が 13百万円減少したこと等によるものです。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ 84百万円増加の 1,347百万円(前連結会計年度末は 1,262百万円)となりました。 流動負債は、1,023百万円(前連結会計年度末は 963百万円)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が 10百万円減少したこと、電子記録債務が 30百万円増加したこと、未払法人税等が 36百万円増加したこと等によるものです。 固定負債は 324百万円(前連結会計年度は 299百万円)となりました。これは主に役員退職慰労引当金が 4百万円増加したこと、株式給付引当金が 14百万円増加したこと等によるものです。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 65百万円増加の 2,756百万円(前連結会計年度末は 2,691百万円)となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益 65百万円、剰余金の配当 47百万円及びその他有価証券評価差額金が 47百万円増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は 67.2%(前連結会計年度末は 68.1%)となりました。 2)経営成績 (売上高) 売上高は、燃料価格の高騰、物価高により主力商品は一部計画を下回ったものの、高付加価値洗車を含む洗車関連、環境対策商品であるアドブルー、タイヤ等は順調に推移し、前連結会計年度に比べ 3.7%増の 7,825百万円となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、人件費等の増加、「業務レンタカーサービス」事業の増車に関連する費用の増加により、前連結会計年度に比べ 3.1%増の 1,682百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ 25百万円減少し 65百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益 90百万円)となりました。その結果、1株当たり当期純利益は 46.42円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1)キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりです。 項 目   2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   61.2   63.3   66.8   68.1   67.2 時価ベースの自己資本比率(%)   38.8   51.5   56.7   50.6   64.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.5   0.3   0.0   0.0   0.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   101.0   457.3   1,135.2   -   - (注)自己資本比率=自己資本÷総資産 時価ベースの自己資本比率=株式時価総額÷総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率=有利子負債÷営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー÷利払い ◍ 各指標は、いずれも連結べースの財務数値により計算しております。 ◍ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により計算しております。 ◍ 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 2)資本の財源及び資金の流動性 資金需要 当社グループの事業活動における運転資金の主なものは当社グループのカーケア関連商品販売にかかる仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用、新規事業立上げに資するための費用が主な内容であります。今後、成長分野に対しては必要な設備投資や研究開発投資を行っていく予定であります。 財政政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っており、運転資金及び設備資金につきましては、子会社のものを含め当社において一元管理しております。 資金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の返済時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適宜判断することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成に当たっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。