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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

スズデン

SUZUDEN CORPORATION7480 · Standard · 卸売業

国内有力メーカーからFA機器や情報・通信機器を仕入れ、国内有力企業に販売する産業商社。

概要

スズデンは1952年に東京都千代田区で創業した電子部品・半導体の専門商社である。秋葉原に本社を置き、FA機器、情報・通信機器、電子・デバイス、電設資材などを国内有力メーカーから仕入れ、主に産業機器向けに販売する。2026年3月期の連結売上高は459億円、営業利益20.7億円、従業員数は336名。東京証券取引所プライム市場(旧市場第一部)に上場し、安定した収益基盤を持つ。

電機・電子部品販売と製造の二事業体制

スズデングループは電機・電子部品販売事業と製造事業の二つのセグメントで構成される。販売事業が売上高の99%以上を占め、2026年3月期の売上高は454億5400万円であった。一方、製造事業は宮城県大和工場で半導体製造装置向けアルミフレームの組立などを行い、売上高は4億4800万円と小規模だが、もの造り機能の強化を担う。子会社のスズデンビジネスサポートは人材派遣を通じて販売・物流・管理業務を請負い、グループ全体の効率化に貢献する。

安定した収益と資本効率の重視

2026年3月期の連結売上高は459億200万円(前期比1.6%減)、営業利益は20億7200万円(同14.5%減)と減収減益となった。これは主力顧客の受注回復遅れや大口案件の反動減による。それでも営業利益率は4.5%と安定的である。同社は自己資本利益率(ROE)を経営指標に掲げ、資本効率の向上を図る。配当方針は配当性向80%を基準とし、2026年3月期は1株当たり年間配当金を80円(前期比20円増)としている。

国内中心の事業基盤と海外撤退

スズデンの販売網は国内に集中しており、秋葉原を中心に首都圏で強固な顧客基盤を持つ。1990年代以降、シンガポール(1993年)、香港(2002年)、上海(2004年)に現地法人を設立し海外展開を試みたが、いずれも清算または売却され、2023年までにすべて撤退した。現在、海外拠点はなく、国内市場に特化している。東京物流センター(松戸市)と大和工場(宮城県)が主要な物流・生産拠点である。

業界の中での役割は産業機器等の専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
459億円
営業利益
21億円
営業利益率
4.6%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電機・電子部品販売事業455億円99.1%21億円4.6%
製造事業4億円0.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業機器・情報通信主力

国内有力メーカーよりFA機器、情報・通信機器、電子・デバイス機器、電設資材等を仕入れ、国内の有力企業へ販売している。また、半導体製造装置向けアルミフレームの組立等の製造事業も行い、もの造り機能を強化している。

主な製品・サービス5
FA機器
工場自動化に用いられる機器群で、生産ラインの効率化に貢献する。
情報・通信機器
ネットワーク機器や通信関連機器で、企業の情報基盤を支える。
電子・デバイス機器
電子部品や半導体デバイスなどで、各種電子機器の製造に使用される。
電設資材
電気設備工事に必要な資材で、工場やビルの電気インフラ構築に用いられる。
半導体製造装置向けアルミフレーム
半導体製造装置の構造部品で、軽量かつ高剛性が求められ、大和工場で組立を行っている。

製品と技術

FA機器:センサー、制御盤、RFIDなど多彩なラインアップ

FA機器分野は売上高の約55%を占める最大部門である。具体的な製品として、センサー(近接・光電・圧力など)、制御盤、プログラマブルコントローラ、RFIDシステム、グラフィック操作パネルなどを取り扱う。2026年3月期のFA機器売上高は250億7800万円(前期比3.0%減)であったが、RFIDや操作パネルは増加した。主要仕入れ先はオムロン、パナソニックなどで、産業オートメーション向けに幅広く供給する。

電子・デバイスと情報通信:コネクター、電池、ネットワーク機器

電子・デバイス機器分野では、コネクター全般、電池関連商品、基板、スイッチング電源などを扱い、売上高は53億8900万円(前期比12.7%減)。情報・通信機器分野では、ネットワーク機器、システムラック、OAアクセサリー、産業用パソコンなどを提供し、売上高は43億2000万円(同0.3%増)。両分野とも顧客の多様なニーズに対応し、FA機器と合わせてトータルな部品調達を可能にしている。

製造事業とプライベートブランド「ユーボン」

大和工場では半導体製造装置向けアルミフレームの組立を行い、2026年3月期の製造事業売上高は4億4800万円(前期比22.5%増)だが、営業損失1500万円と赤字が続く。一方、自社ブランド「ユーボン」は1996年から展開し、カタログ「ユーボンパーツダイジェスト」や通販サイト「FA Ubon」を通じて販売する。ユーボン製品は一般電子部品や工具類が中心で、小口需要にも対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

半導体・電子部品卸、減収減益基調

スズデンは卸売業に属し、半導体や電子部品を中心に取り扱う。売上高は2024年3月期509億円から2026年3月期459億円へ減少傾向。営業利益率も5.15%から4.58%へ低下。同業の高千穂交易やリョーサン菱洋ホールディングスと比較し、収益性で劣る。

強み

  • 半導体、電子部品、FA機器など幅広い品目を扱い、需要変動リスクを分散。
  • 長年の取引関係で培った顧客基盤を有する。
  • 効率的な在庫管理により、在庫リスクを抑制。
  • 電子部品卸売の専門知識を蓄積。

課題

  • 半導体市況の変動により売上高が減少傾向。
  • 競争激化や販売価格低下により営業利益率が低下。
  • 同業他社との価格競争が激しく、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がスズデン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18151東陽テクニカ494億円16.2倍
28141新光商事486億円40.5倍
39837モリト485億円13.3倍
48285三谷産業481億円13.2倍
59305ヤマタネ468億円8.1倍
67480スズデン458億円26.7倍
77438コンドーテック449億円13.2倍
89896JKホールディングス446億円9.6倍
99906藤井産業441億円7.7倍
107510たけびし439億円14.8倍
117637白銅424億円19.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

鈴木電業として創業、主要メーカーとの代理店契約を締結(1952〜1960年)

1952年12月、重電機器・電気工事材料の販売を目的に、東京都千代田区田代町で鈴木電業株式会社を設立。翌1954年4月に日東工業と代理店契約、1957年7月には立石電機(現オムロン)と特約店契約を結び、制御機器の販売を開始。1960年10月には制御機器販売部門を設置し、事業の柱を育てた。この時期に電設資材と制御機器の両分野で仕入れ基盤を固めた。

制御機器販売を分離し子会社群を設立(1963〜1970年)

1963年3月、制御機器販売部門を分離し、鈴木電興株式会社を設立。同年12月には松下電工(現パナソニック)とも代理店契約を締結。1964年4月、鈴木電興に技術部門(テクニカルセンター)を設置し、技術提案力を強化。1967年10月には多摩鈴電、1970年10月には梅島電材センターを開設するなど、首都圏での販売網を拡大した。1978年には茨城鈴電を設立し、関東一円に展開した。

情報提供活動と物流基盤の整備(1969〜1986年)

1969年7月、鈴木電興は国内初のオートメーションパーツ情報誌「オートメーションガイドブック」を発行。1987年には情報誌「Bell」を創刊し、技術情報の提供に注力した。1986年8月には鈴木電興の本社を墨田区に移転し、物流センター機能を確立。販売と物流の効率化を進めるとともに、1984年にはシンガポール支店を開設し、海外市場への第一歩を踏み出した。

4社合併でスズデン株式会社が誕生(1991年)

1991年1月、本社を文京区湯島に新築移転。同年4月、鈴木電興、多摩鈴電、茨城鈴電、横浜鈴電の4社を合併し、商号をスズデン株式会社に変更。これによりグループの経営資源を一本化し、販売・物流・管理の統合を図った。1993年3月にはシンガポール支店を現地法人化し、SUZUDEN SINGAPORE PTE. LTD.を設立。1995年12月には株式を店頭公開した。

東証上場とインターネット販売への進出(1996〜2004年)

1996年3月、秋葉原にパソコンショップ「俺コンハウス」をオープン(2006年閉店)。同年7月にはプライベートブランド「ユーボン」のカタログを発行。2000年2月、インターネットショッピングサイト「幕の内アキバ街」(現FA Ubon)を開設し、通販事業を開始。2004年8月には上海に子会社を設立、同年12月に東京証券取引所市場第二部に上場した。

東証一部指定と製造事業の開始(2007〜2009年)

2007年6月、株式が東京証券取引所市場第一部に指定され、企業格付けが向上。2009年3月、千葉県松戸市に東京物流センターを開設し、物流能力を増強。同時に宮城県黒川郡大和町に大和工場を開設し、半導体製造装置向けアルミフレームの組立製造を開始。これにより商社機能に加え、もの造りの機能をグループ内に取り込んだ。

年表35件を開く

1950年代

  • 1952年12月創業重電機器・電気工事材料等の販売を目的として、東京都千代田区田代町2番地(現:東京都千代田区外神田4丁目2番1号)に鈴木電業株式会社を設立。
  • 1954年4月日東工業株式会社と代理店契約を締結。
  • 1956年9月本格的な販売と流通体制整備のため、東京都千代田区神田金沢町5番地(現:東京都千代田区外神田3丁目11番12号)に倉庫を建設。
  • 1957年7月立石電機株式会社(現:オムロン株式会社)と特約店契約を締結。

1960年代

  • 1960年10月制御機器販売部門を設置。
  • 1961年10月「電設資材型録」を発行。
  • 1963年3月創業制御機器販売部門を分離し、東京都千代田区田代町2番地(現:東京都千代田区外神田4丁目2番1号)に鈴木電興株式会社を設立。
  • 1963年12月松下電工株式会社(現:パナソニック株式会社)と代理店契約を締結。
  • 1964年4月鈴木電興株式会社に技術部門としてテクニカルセンター(現:システムエンジニアリング課)を設置。
  • 1964年6月本社を東京都千代田区神田金沢町5番地(現:東京都千代田区外神田3丁目11番12号)に移転。
  • 1967年10月創業鈴木電興株式会社と共同出資し、三多摩地区での電設資材と制御機器の販売を目的として、国立市に多摩鈴電株式会社を設立。
  • 1969年7月鈴木電興株式会社が国内で初めてのオートメーションパーツ及び使用回路実例等の情報提供の手段として「オートメーションガイドブック」を発行。

1970年代

  • 1970年10月梅島電材センターを開設。
  • 1978年11月創業鈴木電興株式会社と共同出資し、茨城鈴電株式会社を設立。

1980年代

  • 1984年12月鈴木電興株式会社が日系企業を中心とした市場への制御部品の販売を目的に、シンガポール支店を開設。
  • 1986年8月鈴木電興株式会社の本社社屋を東京都墨田区緑2丁目3番4号に新築移転し、物流センター機能を確立。
  • 1987年9月情報誌として「Bell」を創刊。
  • 1988年1月創業鈴木電興株式会社、多摩鈴電株式会社、茨城鈴電株式会社と共同出資し、横浜鈴電株式会社を設立。

1990年代

  • 1991年1月本社を東京都文京区湯島二丁目2番2号に新築移転。
  • 1991年4月M&A鈴木電興株式会社、多摩鈴電株式会社、茨城鈴電株式会社、横浜鈴電株式会社を合併、商号をスズデン株式会社とする。
  • 1993年3月シンガポール支店を現地法人化し、SUZUDEN SINGAPORE PTE. LTD.(連結子会社)を設立。(注)2023年11月清算結了。
  • 1995年12月当社株式を日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。
  • 1996年3月パソコンショップ「俺コンハウス」を秋葉原にオープン。(注)2006年6月末閉店。
  • 1996年7月当社プライベートブランド「ユーボン」の商品カタログ「ユーボンパーツダイジェスト」を発行。
  • 1997年12月品質管理及び品質保証に関する国際規格「ISO9002」の認証を取得。

2000年代

  • 2000年2月インターネットショッピングサイト「幕の内アキバ街」(現:FA Ubon)をオープンし、インターネットによる通信販売を開始。
  • 2001年12月品質管理及び品質保証に関する国際規格「ISO9001-2000年版」認証を取得。
  • 2002年3月環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」認証を取得。
  • 2002年4月創業株式会社スズデンインダストリアルシステムズを設立。(注)2005年4月当社に吸収合併。
  • 2002年8月創業SUZUDEN HONG KONG LIMITED(鈴電香港有限公司)を設立。(注)2010年9月清算結了。
  • 2004年8月上海に斯咨電貿易(上海)有限公司(SUZUDEN TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.)(連結子会社)を設立。(注)2023年1月清算結了。
  • 2004年12月上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2005年12月スズデンビジネスサポート株式会社(連結子会社)を設立。
  • 2007年6月当社株式が東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2009年3月千葉県松戸市に東京物流センターを開設。宮城県黒川郡大和町に大和工場を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本利益率(ROE)向上させる(数値目標の明記なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    商圏・商材の拡大と深耕

    既存顧客の深耕に注力し成長市場へ経営資源を集中する。新規顧客開拓やWEBビジネス、地場顧客向け営業所展開で商圏を拡大し、オリジナルブランド「Ubon」の品揃え充実や大和工場・松本ユーボン工場での高付加価値製品の生産体制強化を図る。また、海外営業所による輸出業務の拡大にも取り組む。

  2. 02

    コーポレートガバナンス強化

    監査等委員会設置会社として取締役会の監督機能を強化し、指名報酬委員会を設置して指名・報酬の公正性・透明性を担保する。独立社外取締役を複数選任し、透明性の高い経営と迅速な意思決定を実現するため、コーポレートガバナンス体制を一層充実させる。

  3. 03

    DXと生産性向上

    IT投資の継続による合理化や経費見直しを推進し、DXによる業務・物流機能の効率化を図る。ISO9001を基盤に業務改善を進め、スピード化するビジネス環境への対応力・即応力を強化し、生産性・効率性の向上を目指す。

  4. 04

    環境配慮とサステナビリティ

    環境配慮型商社としてISO9001・ISO14001に基づく品質・環境方針を定め、環境マネジメントシステムを継続的に改善する。含有化学物質管理や紛争鉱物調査など品質管理体制を充実させ、環境配慮型商品の販売を推進する。ESGを重視した経営で持続可能な社会の実現を目指す。

  5. 05

    人材育成と働き方改革

    人材育成を最重要課題と位置付け、スズデンカレッジや通信教育・資格取得支援を通じて社員の成長を支援する。また、ノー残業デーや有給休暇取得推進でワーク・ライフ・バランスを向上させ、健康診断100%受診や禁煙徹底など健康経営を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で336人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は658万円で、9期前と比べて+12.4%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は16.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月382
2018年3月397
2019年3月58640.816.0392
2020年3月57541.216.3373
2021年3月55741.016.3373
2022年3月59041.016.3359
2023年3月72141.216.3358
2024年3月71541.416.6342
2025年3月64041.016.2345696
2026年3月65841.416.7336625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
松戸事業所 — 千葉県松戸市2,260百万円
同上
大和事業所 — 宮城県黒川郡大和町1,299百万円
同上
松本事業所 — 長野県松本市385百万円
電機電子部品販売事業
BELL ALCASAまほろば(社宅) — 宮城県黒川郡大和町158百万円
本社 — 東京都千代田区84百万円
電機電子部品販売事業・製造事業
多摩事務所 — 東京都町田市81百万円
電機電子部品販売事業・製造事業
その他の営業所 13件1百万円
電機電子部品販売事業
主な関係会社
  • 国内
    スズデンビジネスサポート株式会社
    東京都文京区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は459億円営業利益21億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.5%、利益が-12.5%。

売上高
-1.5%
459億円
営業利益
-12.5%
21億円
純利益
-5.6%
17億円
営業利益率
4.6%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高645億円459億円
営業利益40億円21億円
純利益28億円17億円
1株あたり配当¥176¥176

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は152億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1659
2024年1Q14385.66
2024年2Q13075.45
2024年3Q12675.66
2024年4Q1104
2025年2Q223114.99
2025年4Q243135.39
2026年2Q21194.37
2026年4Q248124.810
2027年1Q152106.67

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は304億円から459億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月30454
2014年3月33384
2015年3月37164
2016年3月392127
2017年3月419138
2018年3月4982013
2019年3月4801813
2020年3月4461611
2021年3月453169
2022年3月5973423
2023年3月6744833
2024年3月5093121
2025年3月46624275.218
2026年3月45921234.617

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高459億円のうち、営業利益として残るのは21億円4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.7%384億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%54億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
4.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.6pt
9.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は68億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月914−82357
2014年3月0−6−6−645
2015年3月−415−347
2016年3月7−10−2−342
2017年3月−1−6−3−732
2018年3月14−1−91336
2019年3月1711−132852
2020年3月1013−302345
2021年3月257−183259
2022年3月4−75−361
2023年3月29−9−212061
2024年3月380−373862
2025年3月390−203981
2026年3月15−20−8−568

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は284億円。このうち返さなくてよい自己資本が168億円で、自己資本比率は59.1%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2361627468.5
2014年3月2391647568.5
2015年3月26716410361.3
2016年3月2591659463.7
2017年3月28115912256.5
2018年3月29816613255.8
2019年3月28317111260.5
2020年3月26816410461.2
2021年3月26416410062.0
2022年3月32717615153.8
2023年3月33418614855.8
2024年3月2831859865.3
2025年3月29118710464.2
2026年3月28416811659.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
68億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
142億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
39億円
在庫として抱えている分
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中236位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,450で、1年前と比べて+114.9%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥3,450-2.7%1ヶ月+18.9%1年+114.9%時価総額458億円
過去52週の値幅
安値¥1,627高値¥3,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.7倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR2.64倍
配当利回り5.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬の2,328円から上昇基調に転じ、8月21日には3,395円と前日比6.26%上昇した。25日移動平均線(2,886円)を約17.6%上回っており、上昇トレンドが明確。52週高値3,600円に接近しており、高値圏での値動きとなる。出来高は8月21日に154,300株と増加傾向にあり、個人投資家の参加が増えている。RSIは71.65と買われ過ぎ水準にあり、短期的な過熱感には注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER18.9倍は業界平均17.5倍を若干上回るものの、PBR1.85倍は平均1.21倍を上回ります。配当利回り4.27%と業界平均2.66%を大きく上回り高水準です。ROE9.7%は業界平均(開示なし)を考慮すると良好で、割安感があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.7倍17.9倍
PER (予想)15.7倍
PBR2.64倍1.24倍
ROE9.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

電子部品商社として500億円規模の安定収益を持つ。2025/3期は営業利益率5.15%と底堅い。強気派は「安定収益と高ROE(9.7%)」や「配当利回り4.3%の魅力」を評価。弱気派は「半導体市況の不透明感」と「売上高減少トレンド」を懸念。時価総額324億円、PER19倍と割安感は限定的。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り4.3%でインカム狙い。

  • 安定収益基盤

    営業利益率5%前後で推移。

  • ROEは2桁近い

    ROE9.7%で資本効率良好。

  • 高配当利回りによる株主還元魅力継続影響

    配当利回り4.27%と高く、インカムゲイン狙いの需要

  • 2026年3月期の利益率改善可能性2026年3月期影響

    売上減でも営業利益率4.58%と前期比横ばいを維持

  • 自己株式取得によるEPS押し上げ通年影響

    時価総額324億円、自社株買い余力あり

  • 業界再編によるシェア拡大不定影響

    卸売業界でM&Aが活発、買収による規模拡大期待

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況の波乱

    世界的な在庫調整で売上減少。

  • 売上高減少傾向

    2023→2024年で売上高が2割減。

  • 業績予想の下方修正リスク

    2026年も営業利益率低下見通し。

  • 売上減少トレンドの継続継続影響

    売上高509→466→459億円と減少、需要減退が顕著

  • 営業利益の減少基調2026年3月期影響

    営業利益24→21億円、縮小傾向続く

  • 低外国人比率による需給偏在継続影響

    外国人比率1.12%と低く、大口売りリスク

  • 成長性欠如によるバリュエーション調整継続影響

    PER18.9倍と成長率に見合わず、割高感

次の決算で確かめる点
売上高
半導体需要回復のバロメーター。
営業利益率
収益性の維持が重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり176で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは5.10%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥176
1株あたり
配当利回り
5.10%
いまの株価に対して
配当性向
86.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4579.8
2018年3月5828.962.5
2019年3月120106.9124.8
2020年3月70−41.789.7
2021年3月60−14.397.7
2022年3月122103.375.2
2023年3月19055.777.4
2024年3月120−36.880.6
2025年3月103−14.280.9
2026年3月1128.386.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥176

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,946人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.6%を占め、残る64.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.849.450.357.055.961.8
事業法人39.539.537.731.929.422.8
金融機関8.89.29.77.912.012.8
自己株式4.03.93.83.72.72.9
証券会社0.71.11.31.11.21.5
外国法人0.10.81.02.01.51.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社トレンド10.89
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.94
03株式会社タァーツ3.85
04鈴木敏雄3.21
05岡野妙子3.00
06鈴木達夫2.64
07株式会社サンセイテクノス2.43
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.12
09株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.66
10岡野淳志1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+334%、1株純資産は14期で+20%。直近期のROEは9.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月301,1002.716.053.9
2014年3月311,1352.721.071.2
2015年3月281,1362.524.0136.9
2016年3月511,1314.520.6110.6
2017年3月551,1494.919.779.8
2018年3月951,2008.017.962.5
2019年3月961,2307.915.4124.8
2020年3月771,1786.414.489.7
2021年3月641,1755.420.397.7
2022年3月1681,26213.813.175.2
2023年3月2371,33018.311.177.4
2024年3月1491,31811.314.580.6
2025年3月1281,3339.614.880.9
2026年3月1291,3229.713.286.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額314百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木敏雄代表取締役 会長 CEO76426,070
高谷健文代表取締役社長 COO 執行役員社長 営業部門・技術部門管掌5412,000
安岳宗吉代表取締役専務 専務執行役員 管理部門・IT部門管掌 コンプライアンス担当5115,100
伊藤義則取締役 常務執行役員 業務部門管掌4410,400
藤本茂樹取締役68
山田雅司取締役 常勤監査等委員6912,300
平真美取締役 監査等委員64
中嶋正博取締役 監査等委員69900

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5991681127856
社外取締役424246
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容361字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社と子会社1社で構成され、主な事業内容とその位置づけは、次のとおりです。 (1) 当社は、国内有力メーカーよりFA機器、情報・通信機器、電子・デバイス機器、電設資材等を仕入れ、国内の有力企業への販売を行っております。また、もの造り機能の強化及び顧客要求事項に対応するため、大和工場(宮城県黒川郡)において半導体製造装置向けアルミフレームの組立等の製造事業を行っております。 (2) 子会社の主な事業内容とその位置づけ スズデンビジネスサポート株式会社は、高齢者雇用安定法に則した雇用の継続に対応しており、当社に人材派遣を行って販売、受発注、物流、売掛・買掛管理、企画等の業務を請負い、当社業務の効率化やノウハウの継承を行っております。 当社グループの概要図(2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題5,776字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、「もの造りサポーティングカンパニー」として、社憲「私たち一人ひとりのはたらきで 心豊かな暮らしをつくり出し 喜びあえる未来にしよう」を共有し、社是「誠実」のもとコーポレート・ガバナンスの強化と環境への配慮、企業の社会的責任を果たすべく経営を行ってまいります。 加えて「顧客第一」で商圏・商材の拡大・拡充・深耕と不断のコスト見直しによる収益の継続的拡大を図るとともに資本効率を高めて自己資本利益率(ROE)の向上に取り組んでまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、株主の皆様、お客様、社員とその家族、地域社会が当社グループを支えてくださる基盤と認識するとともに、企業市民としての社会的責任を果たすべく、社是である「誠実」のもと経営を推進しております。今後も全てのステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう企業価値の向上を実現し、社会的責任を果たすべく経営を行ってまいります。 以上を踏まえ、経営の基本方針を以下の通り定め、実践しております。 ①社会的責任 国際行動規範を尊重し、事業活動を行う国や地域の法令・ルール・規制を守り、人権を尊重し、環境に配慮した事業活動を行い、倫理的に行動します。 また、国・地方自治体への納税を基本とし、世界の将来を担う世代や教育機関を対象とした継続的な寄付と、地域社会や災害復興を目的とした寄付を行ってまいります。 ②社員 社憲「私たち一人ひとりのはたらきで 心豊かな暮らしをつくり出し 喜びあえる未来にしよう」に基づき、社員が能力を最大限に発揮できるよう会社は個人を尊重し、働きがいのある場を提供することにより共に成長できる経営を行ってまいります。 ③共育 お客様の満足度を高めるため、社員一人ひとりに適切な教育・訓練及び経験の機会を提供し「共に育つ」を教育理念としてまいります。 ④お取引先様 お取引先様と強固なパートナーシップを構築し、持続可能な成長と相互の発展を目指してまいります。 ⑤お客様 お客様が必要としている商品・ソリューションを的確に提案し、商品品質・サービス品質を向上させるとともに、お客様の多様なニーズに適切かつ迅速にお応えし、お客様の満足度を高めてまいります。 ⑥地域社会 循環型社会構築に向け、地域社会との共存共栄を図り、企業市民として遵法・地球環境の向上・安全を基本として活動してまいります。活動を具体化するため、品質・環境方針を定め行動します。 ⑦投資家の皆様 配当性向:80%を配当総額の基準として、各事業年度の利益状況や将来の事業展開等を総合的に勘案し、重点事業の競争力強化を図るための設備投資や人材育成などに向けた内部留保にも考慮しつつ、 配当を行うことを基本方針といたします。 (2)目標とする経営指標 当社は、効率化経営と自己資本の効率的活用による収益性を重視する観点から自己資本利益率(ROE)を経営指標としてまいります。 (3)当社グループを取り巻く経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、雇用・所得環境などの改善を背景に景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、不安定な国際情勢を背景とした資源価格の高騰や物価上昇などによる景気への影響懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いており、企業の生産活動や設備投資に慎重な姿勢が見られました。 今後につきましては、主要顧客の生産活動や設備投資は緩やかに回復に向かうものの、中東情勢や国際紛争の長期化といった地政学リスクの高まりなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。そうした中で、半導体市場においては、生成AI関連の高性能な半導体需要の拡大の継続とあわせ、最先端メモリ等の需要増加に向けた更なる投資拡大を見込んでおり、当社の受注環境は好転するものと見ております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は収益の継続的拡大と企業の社会的責任を果たすべく経営を行い、その実現のために以下の重点課題に取り組んでまいります。 ①コーポレート・ガバナンスの強化 当社は、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するうえで、株主の権利・利益が守られ、平等に保障されることが重要であり、全てのステークホルダーの権利・利益の尊重と円滑な関係の構築が企業価値向上には欠かせないものと認識しております。 当社は、「監査等委員会設置会社」の形態を採用しており、取締役会が経営戦略の創出及び業務執行の監督を主として担い、監査等委員会が取締役の職務執行の監査等を担うことにより、業務執行を監督及び監視する体制を強化しております。 2026年3月31日現在においては取締役8名、うち監査等委員である取締役は3名であります。また、社外取締役は3名、うち監査等委員でない社外取締役が1名、監査等委員である社外取締役は2名であります。なお、独立役員は3名となっております。 当社では、取締役の指名や報酬に係る基本方針及び手続きに関する事項の公正性・透明性・客観性の担保と、当社コーポレート・ガバナンスの充実を図るため、取締役会の任意の諮問機関として「指名報酬委員会」を設置しております。指名報酬委員会は、取締役会の決議により選定された取締役5名以上で構成し、その過半数を独立社外取締役とし、委員長は、指名報酬委員会における委員の互選で選出されております。2026年3月31日現在においては、取締役5名で構成されており、うち独立社外取締役は3名、委員長は非業務執行の社外取締役が務めております。 今後とも、取締役会の監督機能強化と透明性の高い経営、迅速な意思決定を実現するためにコーポレート・ガバナンス体制を一層充実させるとともに、コーポレートガバナンス・コードの趣旨を踏まえ、経営体制の強化を行ってまいります。 ②商圏・商材の拡大・拡充・深耕 商圏の拡大を図るため、既存顧客の深耕に注力し成長市場へ経営資源を集中するとともに、新規顧客の開拓やWEBビジネス、地場の顧客を主力とした営業所の展開等による商圏の拡大に注力してまいります。 商材では、オリジナルブランド「Ubon(ユーボン)」の品揃えの充実を柱に商材の拡大を図るとともに、「もの造り」拠点である大和工場(宮城県黒川郡)及び松本ユーボン工場(長野県松本市)での高付加価値製品の生産と顧客要求事項に対応できる生産体制の確立をより一層強化してまいります。また、当社の商材・機能等をより深くご理解いただく活動として、お客様に出向いての展示会やWEBセミナーを開催するなど販売促進策を行ってまいります。 海外への対応は、海外営業所による国内製造業の海外生産拠点への輸出業務の拡大を図ってまいります。 ③コンプライアンス及びCSR(企業の社会的責任)の整備と強化 コンプライアンス及びCSR(企業の社会的責任)の整備と強化を社憲、社是、社訓を根幹として推し進めてまいります。子会社社員、派遣社員・パート社員等を含む当社グループの社員全員に行動指針を示した「スズデンCSR要綱」を配布して啓発に努めております。 また、ISOを基盤とした品質と環境のマネジメントに注力してまいります。 社会貢献の一環として、東日本大震災において被災された地域を中心に、修学が困難となった学生等への支援を目的として、2012年より20年間にわたり毎年3月11日(休日の場合は直前の営業日)の当社売上額の一部を寄付することとしております。 ④環境への配慮 FA機器、情報・通信機器、電子デバイス機器及び電設資材を取扱う商社として、地球の環境保全が人類共通の最重要事項のひとつであることを充分に認識し、その販売事業・製造事業活動、商品及びサービスにおいて環境問題に積極的に取り組む環境配慮型商社を標榜しております。 具体的には、ISO9001・ISO14001を基盤とした「品質・環境方針」を定め、環境マネジメントシステム及びパフォーマンスを定期的に見直して継続的改善を図ってまいります。また、当社が販売する商品の含有化学物質管理、紛争鉱物調査など品質管理体制を充実させ汚染の予防に努め、環境にやさしい環境配慮型商品の販売を推進してまいります。 ⑤サステナビリティへの対応 ESG(環境/社会/ガバナンス)を重視した経営を推進し、気候変動への対応及び人権の尊重をはじめとする社会的課題の解決に事業活動を通じて取り組むことにより、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 ⑥財務報告の信頼性の向上 会社法に基づく経営体制の整備とコーポレート・ガバナンス、内部統制システムの一層の強化や、内部統制報告制度への対応を通じて、財務報告の信頼性の一層の向上を継続的に行ってまいります。 ⑦生産性・効率性の向上 IT投資の継続による合理化や経費の見直しを推進し、スピード化するビジネス環境への対応力、即応力を強化するとともに、ISO9001を基盤として業務改善を図りながら、DX推進による生産性・効率性の向上を図ってまいります。 ⑧人材育成(共育) 当社グループにとって、人材の育成は最重要課題として位置付けており、上司・部下双方が共に育つという理念のもと「共育」を実施しております。具体的には、当社グループ独自のカリキュラムによる「スズデンカレッジ」の充実、通信教育・資格取得の促進、OJT等を通じて、人材の育成を行ってまいります。 ⑨事業継続マネジメント(BCM:Business Continuity Management)の構築 パンデミックや災害など様々なリスクによって生じる事業活動の中断に対する対策を策定し、事業継続の効率的な確保と健全な企業経営を行うため、事業継続マネジメントの構築を継続して行い、影響を最小限に抑えるための対応の整備を図ってまいります。 また、災害時や停電等での初期対応を中心に事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を充実してまいります。 ⑩働き方改革と健康経営の推進 男女が共に働きやすい職場環境づくりとノー残業DAYや連続2日以上の有給休暇取得の推進等によるワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の向上に取り組むとともに、社員の健康診断100%受診と被扶養者の受診促進の支援及び社員の就業時間内禁煙の徹底等を行い、「働き方改革」と「健康経営」を推進してまいります。 当社は、健康保険組合連合会東京連合会より健康優良企業として「銀の認定」を取得しております。 (5)中長期的な会社の経営戦略 企業価値向上を目指す経営戦略を基本に、「もの造りサポーティングカンパニー」として、もの造りの現場(工場などの生産現場・建築現場等)への設備・機器・部品・サービス等の供給とサポートを行ってまいります。 また、品質・生産性・効率化の更なる向上をめざし、DX推進による業務や物流機能の効率化等、IT化とロボット化を中心とした投資に加え、教育体系を充実させ社員一人ひとりがレベルアップできるよう取り組み、持続的な成長及び企業価値向上に努めてまいります。 ①営業戦略 成長市場と成長分野への経営資源の選択と集中を行うとともに「顧客第一」の精神で商圏の拡大・拡充・深耕による業績の拡大を図ってまいります。 重点的な取り組みとして、ロボットやIoT商材の販売による人手不足の解消や生産性の向上・品質管理の向上を図り、スマート工場の構築に向けた提案を進めてまいります。次に、エンジニアリング部門として設置したロボット・ソリューション課では、ロボットなどの機器選定からデータ蓄積及び活用までお客様の生産現場のスマート工場化に向けたトータルソリューションを提供してまいります。更に、AI、自動運転等の実用化及び技術開発の加速に伴い、今後も半導体業界では成長が見込まれることから、半導体製造装置や電子部品関連のお客様へ経営資源を集中させ注力してまいります。また、これまでも中長期的に力を入れてきた医療機器関連市場、医療現場・介護関連市場をはじめとするメディカル市場においては、お客様のご要望に応じた提案を実行することで更なる業績の拡大を図ってまいります。そして、買い方の多様化により今後も需要拡大が見込まれるインターネットビジネスにおいては、通販サイト「FAUbon(エフエーユーボン)」の機能拡充と取扱商品の拡大を重点戦略とし、業績の拡大を図ってまいります。 なお、大和工場(宮城県黒川郡)は、当社の「もの造り」拠点として、もの造り機能の強化及び顧客要求事項に対応するため、半導体製造装置向けアルミフレームの組立や端子台の組立加工等を行っております。今後も高付加価値製品の提供と高度なSCM要求に対応できる体制を一層強化してまいります。 ②商品戦略 「もの造りサポーティングカンパニー」として、最先端の制御機器や電設資材の提案とともに、生産現場が常に向上を求めている「品質、環境(省)、安全」といったキーワードに対してメカトロニクス商材やセーフティ商材、環境関連商材等の販売を推し進めてまいります。成長分野であるロボット及びIoT分野については、メーカー研修を含め人材の育成による提案力の強化とシステムインテグレーターとの協業や当社エンジニアリング部門との連携による、お客様ニーズに沿った省力化・省人化・IoT化といったソリューション提案を展開してまいります。 オリジナルブランド「Ubon(ユーボン)」では、更なる顧客ニーズに直結した「もの造り」を進めるべく松本ユーボン工場(長野県松本市)にて、生産体制を強化し、主力の配線アクセサリーや盤内パーツを更に充実させるとともに、産業用パソコン等の高付加価値商品や検定対策キット等の顧客ニーズを先取りした商材の開発を加速し、顧客の利便性向上と収益拡大を図ってまいります。
事業等のリスク3,435字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。ただし全てのリスクを網羅しているわけではありません。 なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①経営成績の変動に関するリスク 当社グループが取扱うFA機器及び電子・デバイス機器分野の商品は、電気機器・機械メーカー等の生産設備に使用される制御部品・機器、また生産される製品に組込まれる電気部品、電子・デバイス機器等が中心であります。これらの商品の販売動向は、民間設備投資や半導体製造装置関連産業等の電気機器メーカー及び機械メーカーの需要動向の影響を受けます。 また、当社グループの電設資材分野の商品は、オフィスビル・マンション等に使用される照明器具・電線・配線機器等が中心であり、販売動向は、新規住宅着工、建築設備需要等に影響される傾向があります。 これらのことから、景気低迷等の影響による民間設備投資の低下、電気機器・機械メーカーの需要の落込み及び建設投資・新設住宅着工件数が減少した場合等に経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②規制変更・公的規制に関するリスク 公的規制等が当社グループのビジネスに著しく、あるいは特異な影響を及ぼしていることはありません。しかしながら、環境への配慮が求められる現在、取扱商品の中で環境に影響を及ぼす恐れのある物質を含むものについては、当該商品の取扱いを停止する可能性があります。 また、取扱商品において環境への悪影響が判明した場合、または新たな規制等の対象となった場合に、当該商品の販売の継続が不可能となる可能性があります。 ③競争激化に関するリスク 当社グループは主力商品であるFA機器及び電子・デバイス機器関連商品、あるいは電設資材等をはじめ全ての事業分野において、厳しい競争を行う環境にあります。FA機器及び電子・デバイス機器関連商品においては、FA機器商社、その他メーカー子会社・販社と、情報・通信機器関連商品においては、情報通信機器商社及び通信販売業者と競合関係にあります。また、電設資材については、電設資材商社との競合関係にあります。 当社グループは競争力強化に努めておりますが、同業他社に対して競争優位を得られない場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④商品の欠陥に関するリスク 当社グループの取扱商品に欠陥があった場合、原則としてメーカーが欠陥の原因調査、当該商品の引取り及び代替品の提供を行うことになっております。 しかし、当社グループが顧客・エンドユーザーより訴訟等の方法で損害賠償請求等を受ける可能性があります。当社はそのような事態に備え、PL保険に加入しておりますが、PL保険で補えない場合、あるいはPL保険によって補える上限額を超える損害賠償請求等を受けた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤在庫に関するリスク 当社グループはお客様の利便性と販売機会の損失を考慮し、多品種の商品を取り扱うとともに一定量の在庫を保有しております。急激な環境変化や需要動向等の影響により、滞留在庫となった場合には棚卸資産の評価減等を通じて、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥売掛債権の回収に関するリスク 当社グループの取引先の倒産もしくは財政状態の悪化によって、当社グループの売掛債権が遅延または回収不能となる可能性があります。 当社グループは取引先への与信供与にあたり、与信管理規程を基に報告が行われ、かつ見直し等を慎重に実施しておりますが、大幅な景気変動等の理由により大口債権の遅延または回収不能が多発した場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの悪化をまねく可能性があります。 ⑦特定仕入先への依存に関するリスク 当社は、主要仕入先であるオムロン株式会社と次の契約を結んでおります。 ・FA用コンポーネントをはじめ、各種コントローラ、センシング機器、コントロール機器を取扱う「インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー(IAB)」との制御機器販売店認定及び売買取引基本契約。 当該契約が変更及び破棄された場合、一時的に当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧感染症及び自然災害等に関するリスク 当社グループの営業・物流等の拠点は、顧客・仕入先との関係や経営資源の有効活用などの点を考慮して立地しておりますが、それらの地域に大規模な地震、風水害等不測の災害や事故が発生した場合、損害が多額になるとともに当該拠点での事業活動が中断し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症等の大流行(パンデミック)により多数の従業員の欠勤や欠勤の長期化によって、当社グループの事業活動が中断し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現在も本社及び物流センターをはじめとした各拠点では、毎日の検温、手指の消毒、飛沫防止パネルの設置等による各種感染防止対策を継続しております。ただし、当社の物流機能の拠点である東京物流センターはワンフロアの環境となっており、感染者が発生した場合には感染が広まり、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループは、事業継続マネジメント(BCM)の構築により、可能かつ妥当な範囲で対策を講じ、影響を最小限に抑えるための対応の整備を図っております。 ⑨特定顧客への依存に関するリスク 当社グループの売上高は、東京エレクトロングループをはじめとした半導体製造装置関連顧客への依存度が高くなっております。そのため、同顧客の設備投資の動向や生産計画の変更等は、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。同顧客の生産計画の延期等が発生した場合、納入時期の後倒し等により一時的に在庫金額が増加する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、次世代技術等の発展や普及による半導体製品の需要拡大や高度化といった技術革新に伴う顧客要求事項へ対応するため、特定顧客と緊密な連携を図り、販売体制及び物流・生産体制の強化と拡大に努めるとともに、他業界を含めた新規顧客の獲得を進めることでリスクの低減を図ってまいります。 なお、当連結会計年度の当社の売上高における東京エレクトロングループに対する売上高及び売上構成比は以下のとおりであります。 (単位:千円) 2026年3月期 連結売上高   45,902,296 東京エレクトロングループに対する売上高   10,201,796 東京エレクトロングループに対する売上構成比   22.2% (注)上記東京エレクトロングループに対する売上高には、東京エレクトロン宮城株式会社への売上高を含んでおります。 ⑩当社グループにおける固定資産の減損に関するリスク 当社グループが業績不振等により固定資産の減損が必要となった場合には、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪代表者への依存に関するリスク 当社グループの代表取締役会長CEOである鈴木敏雄氏は、長年にわたり最高経営責任者として、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。当社グループでは、取締役会及びその他の会議体において取締役及び執行役員等との情報の共有を図り経営組織の強化と、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,946字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (財政状態) ・資産 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて752百万円減少し、28,351百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べて439百万円減少し、22,930百万円となりました。 これは主に、売掛金の増加765百万円、現金及び預金の減少1,295百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて313百万円減少し、5,421百万円となりました。 ・負債 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて1,183百万円増加し、11,593百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,415百万円増加し、10,495百万円となりました。 これは主に、支払手形及び買掛金の増加1,490百万円、短期借入金の増加1,000百万円、電子記録債務の減少684百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少260百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて232百万円減少し、1,097百万円となりました。 これは主に、長期借入金の減少176百万円によるものであります。 ・純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1,935百万円減少し、16,758百万円となりました。 これは主に、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,722百万円、配当金の支払1,376百万円、自己株式の取得による増加2,332百万円によるものであります。なお、自己資本比率は59.1%となりました。 (経営成績) 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における当社グループを取り巻く環境は、雇用・所得環境などの改善を背景に景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、不安定な国際情勢を背景とした資源価格の高騰や物価上昇などによる景気への影響懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いており、企業の生産活動や設備投資に慎重な姿勢が見られました。 当社グループの業績につきましては、主力販売先である電気機器・電子部品・産業機械業界において、一部の主要顧客では受注環境は緩やかな回復基調で推移したものの、回復時期の遅れや前期の大口案件の反動減なども影響し、売上高は前期を下回る結果となりました。利益面につきましては、DX化や業務の効率化による販売費及び一般管理費の削減に努めましたが、売上高の減少による売上総利益の減少等をカバーするまでには至らず、前期を下回る結果となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は45,902百万円(前期比1.6%減)、営業利益は2,072百万円(前期比14.5%減)、経常利益は2,339百万円(前期比12.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,722百万円(前期比3.7%減)と前期に比べ減収減益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 電機・電子部品販売事業 電機・電子部品販売事業における売上高は45,454百万円(前期比1.8%減)、営業利益は2,087百万円(前期比15.3%減)となりました。 なお、商品分野別の売上高につきましては、次のとおりであります。 ・FA機器分野 RFID、グラフィック操作パネル等が増加いたしましたが、センサー、制御盤等が減少し、売上高は25,078百万円(前期比3.0%減)となりました。 ・情報・通信機器分野 OAアクセサリー、産業用パソコン等が減少いたしましたが、ネットワーク機器、システムラック等が増加し、売上高は4,320百万円(前期比0.3%増)となりました。 ・電子・デバイス機器分野 コネクター全般、電池関連商品等が増加いたしましたが、基板、スイッチング電源等が減少し、売上高は5,389百万円(前期比12.7%減)となりました。 ・電設資材分野 受変電設備、ボックス等が減少いたしましたが、端子台、電線ケーブル等が増加し、売上高は10,666百万円(前期比7.3%増)となりました。 製造事業 製造事業における売上高は448百万円(前期比22.5%増)、営業損失は15百万円(前期は営業損失39百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から1,295百万円減少し、6,820百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ・営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果、資金は1,527百万円の増加となりました。(前連結会計年度における資金は3,944百万円の増加) これは主に、税金等調整前当期純利益2,563百万円、法人税等の支払額976百万円によるものであります。 ・投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果、資金は1,982百万円の減少となりました。(前連結会計年度における資金は30百万円の減少) これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,298百万円によるものであります。 ・財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果、資金は843百万円の減少となりました。(前連結会計年度における資金は1,960百万円の減少) これは主に、短期借入れによる収入1,000百万円、長期借入金の返済による支出436百万円、配当金の支払額1,381百万円によるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   55.8   65.3   64.2   59.1 時価ベースの自己資本比率(%)   109.7   107.0   91.2   76.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.9   0.3   0.2   0.9 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   201.3   287.2   748.7   174.6 (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③仕入、受注及び販売の状況 a. 仕入実績当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   品目名   金額(千円)   前期比(%) 電機・電子部品販売事業   FA機器   22,087,514   △2.0 情報・通信機器   3,590,483   4.2 電子・デバイス機器   4,155,541   △12.4 電設資材   8,429,365   8.8 製造事業   その他   312,464   8.1 合計   38,575,369   △0.5 (注) 記載金額は千円未満を切捨てて表示しております。 b. 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   品目名   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 電機・電子部品販売事業   FA機器   28,069,120   13.6   7,391,899   63.3 情報・通信機器   4,769,037   13.3   1,379,907   48.3 電子・デバイス機器   5,541,144   5.7   1,556,112   10.8 電設資材   11,388,572   16.6   2,055,485   54.6 製造事業   その他   414,205   2.9   36,473   △47.3 合計   50,182,080   13.2   12,419,877   50.3 (注) 記載金額は千円未満を切捨てて表示しております。 c. 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   品目名   金額(千円)   前期比(%) 電機・電子部品販売事業   FA機器   25,078,155   △3.0 情報・通信機器   4,320,558   0.3 電子・デバイス機器   5,389,404   △12.7 電設資材   10,666,111   7.3 製造事業   その他   448,066   22.5 合計   45,902,296   △1.6 (注) 記載金額は千円未満を切捨てて表示しております。 d. 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京エレクトロン宮城株式会社   6,065,923   13.0   4,655,158   10.1 (ご参考)事業/分野別の状況 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績等の状況) 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高が、45,902百万円(前期比1.6%減)となりました。詳細につきましては、「第2 事業の状況」「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (ご参考)提出会社の売上高の月次推移 売上総利益は、売上高の減少に伴い7,475百万円(前期比4.2%減)となり、前期に比べ331百万円減少いたしました。 販売費及び一般管理費は、前期に比べ19百万円増加いたしましたが、これは給与手当の増加が主な要因と認識しております。 以上の結果、営業利益は2,072百万円(前期比14.5%減)となり、前期に比べ351百万円減少いたしました。 経常利益は2,339百万円(前期比12.0%減)となり、前期に比べ319百万円減少いたしました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等840百万円を計上した結果、1,722百万円(前期比3.7%減)となり、前期に比べ67百万円減少いたしました。 財政状態については、子会社株式の取得に伴う、現金及び預金の減少等がありましたが、適切な範囲内での推移と認識しております。なお、自己資本比率は59.1%となっております。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 効率化経営と自己資本の効率的活用による収益性を重視する観点から自己資本利益率(ROE)を経営指標としており、向上に向けた取り組みを行っております。 当連結会計年度につきましては、売上高の減少に伴う売上総利益の減少により経常利益が減少いたしましたが、自己株式の取得により自己資本が減少した結果、自己資本利益率(ROE)は、前期に比べ0.1%増加し9.7%となりました。 今後も自己資本利益率(ROE)8.0%以上を継続出来るよう様々な施策を実施してまいります。 (経営成績に重要な影響を与える要因) 当社グループは、企業価値向上を目指す経営戦略を基本として、「もの造りサポーティングカンパニー」として、もの造りの現場(工場などの生産現場・建築現場等)への設備・機器・部品・サービス等の供給とサポートを行うことで収益を拡大し、企業価値を高めることを中長期的な会社の経営戦略として掲げております。詳細につきましては、「2 事業の状況」「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(5)中長期的な会社の経営戦略」をご参照ください。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、海外及び日本の経済状況を背景とした生産・設備投資の動向と認識しております。特に半導体・液晶製造装置関連顧客の生産・設備投資の動向は、大きな要因であると認識しております。 なお、「第2 事業の状況」「3 事業等のリスク」に記載した項目に対しては、以下のような対応を行っております。 a. 経営成績の変動に関するリスク 新規顧客の獲得及び商材の拡大への恒常的な取り組みや新分野・新業界への取り組みを強力に推し進めることで需要減の影響を最小限に抑え、安定的な収益の確保に努めております。 b. 規制変更・公的規制に関するリスク 取扱商品の環境物質管理に関しては、品質環境部が仕入先・メーカーと緊密な連携を取り、顧客へ情報提供する事によって、環境へ悪影響を及ぼすことの無いよう努めております。 c. 競争激化に関するリスク 同業他社との差別化を図るべく、ISO9001に基づいた品質マネジメントシステムの推進による業務品質の向上に加え、在庫の拡充及び物流システムの強化による安定した納品体制の構築や、「もの造り」拠点である大和工場(宮城県黒川郡)及び松本ユーボン工場(長野県松本市)にて更なる高付加価値製品の提供とお客様の要求に対応できる体制を作り、当社の競争力強化に努めております。 d. 商品の欠陥に関するリスク 当社グループの取扱商品に欠陥があった場合、早急に仕入先・メーカー・顧客と緊密な連携を取り、原因の追究、対応策の早期構築を行うことによって、欠陥による損害賠償等による影響を最小限に留めるよう努めております。 e. 在庫に関するリスク 当社グループでは、適正在庫水準の維持を図るべく、一定期間受注のない商品や過剰な量の商品について定期的に把握し、見直すことで、在庫の圧縮に努めております。 また、仕入先との連携強化による生産リードタイム情報、お客様の生産計画情報の収集等により過剰在庫や機会損失防止に努めております。 f. 売掛債権劣化の可能性に関するリスク 当社グループは、通常の営業活動での顧客状況の確認や外部データを参考とした与信調整に加え、半期に1度、執行役員全員の協議によって債権状況の確認と適正な与信が確保されているか検証を行い、債権保全に努めております。 また、保証ファクタリングを有効に活用し、損失を最小限に留めるよう努めております。 g. 特定仕入先への依存に関するリスク 主要仕入先であるオムロン株式会社とは、各層で緊密にコミュニケーションをとり、売上を拡大する事によって、両社の収益を拡大し、今後も良好な関係が継続するよう努めております。 h. 感染症及び自然災害等に関するリスク パンデミック及び自然災害等の不測の事態に備えて、事業継続マネジメント(BCM)並びに事業継続計画(BCP)を常に見直し、現状に合った可能かつ妥当な範囲で対策を講じ、影響を最小限に抑えるための対応の整備に努めております。 i. 特定顧客への依存に関するリスク 当社グループでは、特定顧客との緊密な連携を維持継続させ、顧客要求事項へ対応することにより競合他社との差別化を図るとともに、市場環境の変化を常に注視し、他業界を含めた新規顧客の獲得を進めるなど可能な限り顧客の分散化を図ることで、経営成績への影響を最小限に抑えるよう努めております。 j. 当社グループにおける固定資産の減損に関するリスク 当社グループの事業計画に対する進捗状況について月次報告会等で状況を把握することにより、早期の把握と対応を検討できる体制に努めております。 k. 代表者への依存に関するリスク 当社グループは、後継者育成計画(サクセッションプラン)を策定し、同プランに基づいた人材育成を進めるとともに、取締役会及び独立社外取締役が過半数を占める指名報酬委員会にて定期的な執行報告、面談等を実施し後継者育成に努めております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容及び資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、現金・預金の適正水準は、月商のほぼ1か月程度と考えております。これは、月商1か月の現金・預金を保有していることで常に仕入債務、給料をはじめとした諸経費等の支払が可能な状態を保つことができるためであります。当連結会計年度では、適正な水準を維持できたと認識しております。 当社グループの資金調達の目的は、大きく分けてIT投資を中心とした設備投資資金と運転資金調達となっております。当社グループでは、総資産のスリム化を基本方針とした運営を行っており、資金繰りについても、営業活動によるキャッシュ・フローにより賄うことを目指しております。この方針に基づき営業所展開も賃貸を中心に行うなど、費用を各期の中で処理するようにしております。運転資金については、粗利益の確保、債権回収の迅速化、及び棚卸資産の適正水準の維持により、不足のないように運営しております。子会社についても、グループ内での資金調達を基本としております。 当社グループは、外部からの資金調達については銀行借入れを中心に行っております。また、緊急の支出に対応する方法として、通常の銀行借入とは別に株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行と総額53億円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しております。当連結会計年度においては、コミットメントライン契約による借入10億円を調達しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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