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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

アイティフォー

ITFOR Inc4743 · Prime · 情報・通信業

官公庁・金融向けITソリューションに強み。パッケージソフトからBPOまで一貫提供。

概要

アイティフォーは、1959年に事務用機器販売会社として創業し、現在は地方自治体、金融機関、一般企業向けにソフトウェア開発からシステムインフラ構築、保守・BPOまで一貫提供する独立系IT企業である。2026年3月期の連結売上高は231億円、従業員892名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

二つの報告セグメントで構成される収益構造

アイティフォーは報告セグメントを「システム開発・販売」と「リカーリング」の二つに分ける。システム開発・販売はソフトウェア設計・開発、システム機器販売、インフラ構築が柱で、2026年3月期の売上高は136億円(構成比59%)、セグメント利益19億円である。リカーリングは保守・運用、クラウド、BPO(業務受託)サービスからなり、売上高94億円(同41%)、セグメント利益19億円を計上する。両セグメントあわせて営業利益38億円と着実な収益を確保している。

自治体と金融機関を核とする顧客基盤

顧客の中心は地方自治体と地方銀行である。自治体向けには住民情報系システムの標準化対応やBPOサービスを提供し、2026年3月期には公共分野の案件が大幅に増加した。金融機関向けでは、地方銀行のシステム更新需要を捕捉するとともに、銀行系列のカード会社・リース会社・保証会社への横展開が進む。これにより、市場再編下でも着実な増収を実現している。その他、流通・通信分野にもシステムを提供する。

連結子会社7社によるグループ体制

アイティフォーは連結子会社7社を擁する。システム開発では株式会社イーブ、パッケージカスタマイズでは株式会社アイセル、SEサービス派遣では株式会社ファーストステップ、ネットワーク構築ではブレーン・アシスト株式会社がそれぞれ担当する。リカーリング分野では、株式会社アイティフォー・ベックスがBPO、株式会社シー・ヴィ・シーが信用調査、株式会社シディがデジタル決済代行を手掛ける。各社が専門性を発揮し、グループ全体で一貫サービスを提供する体制をとる。

売上高は10年で2倍に拡大、安定した利益成長

アイティフォーの連結売上高は2013年3月期の104億円から拡大を続け、2026年3月期には231億円と約2.2倍に成長した。同期間の営業利益は2015年3月期の7億円から2026年3月期は38億円と5倍超に増加している。親会社株主に帰属する当期純利益は2021年3月期から2026年3月期まで毎年20億円を超える水準を維持しており、高い収益性と継続的な成長を両立している。

業界の中での役割はITシステムインテグレーター兼BPOサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
231億円
営業利益
39億円
営業利益率
16.9%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
システム 開発・販売137億円59.3%20億円14.6%
リカーリング94億円40.7%19億円20.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共・金融・法人主力

地方自治体、金融機関、一般企業向けに、ソフトウェアの設計・開発・保守、システム機器販売、インフラ構築まで一貫したサービスを提供。パッケージソフトのカスタマイズも手掛ける。

主な製品・サービス3
ソフトウェア開発
業務系システムの設計・開発・保守サービス。
システム機器販売
サーバー、ネットワーク機器等の販売・導入。
システムインフラ構築
ネットワーク・サーバー等のインフラ設計・構築。

02公共(業務受託・BPO)準主力

公共分野向けのBPO(業務委託)サービス、ソフトウェア保守・運用、クラウドサービスを提供。子会社を通じて信用調査業務やデジタルサービス・決済代行も行う。

主な製品・サービス5
BPOサービス
公共分野向け業務処理受託サービス。
ソフトウェア保守
開発したシステムの保守・運用サービス。
クラウドサービス
自社データセンターを活用したクラウドサービスの提供。
信用調査業務
子会社による信用調査・審査業務。
決済代行
子会社によるデジタル決済代行サービス。

製品と技術

金融機関向け基幹システム「SCOPE」と周辺ソリューション

アイティフォーの代表的製品が、個人ローン業務支援システム「SCOPE」である。これは地方銀行のローン業務を包括的に支援するパッケージで、審査から実行、管理までをカバーする。「SCOPE」を核に、銀行本体だけでなく、系列のカード会社、リース会社、保証会社への横展開が進んでいる。また、金融機関と法律事務所間の情報共有を仲介する「Agent Hub」など、金融領域の業務効率化ソリューションを拡充している。

督促自動化「Payコレクト」とマルチ決済端末「iRITSpay」

「Payコレクト」は、請求から支払手段提供までを完結する督促自動化サービスである。人手不足に悩む企業向けに、顧客への督促を自動化し、回収率向上とコスト削減を実現する。また、キャッシュレス化の追い風を受けて、マルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」の導入が加速している。この端末は複数の決済手段に対応し、子会社シディを通じた決済代行サービスと連携することで、加盟店の利便性を高めている。

自治体情報システム標準化対応とBPOサービス

公共分野では、政府推進の「自治体情報システム標準化」への対応が当期の業績を大きく押し上げた。アイティフォーは、標準仕様に準拠したシステムの開発・導入を手掛けるとともに、導入後のBPO(業務受託)も提供する。子会社アイティフォー・ベックスがBPOを、シー・ヴィ・シーが信用調査業務を担当。さらに、デジタルサービスのシディと合わせ、公共分野に特化したリカーリング収益を積み上げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

自治体向けITで安定成長

アイティフォーは情報・通信業に属し、自治体向け業務システムやインフラ構築を主力とする。売上高は約207億円(2024年3月期)で、業界内では中堅規模。営業利益率は2025年3月期に17%と高水準で、2026年もほぼ同水準を見込む。同業ソラコムはIoTプラットフォーム、ハッチ・ワークはマーケティング支援と異なり、当社は公共セクターに特化。官公庁のDX需要を取り込み、受注は安定。公共投資に左右されるが、公民連携なども推進。業績は堅調で、収益性の高さが際立つ。

強み

  • 営業利益率17%前後を維持、収益力が強い。
  • 自治体向けで長期契約・反復受注が多く、安定。
  • 行政のデジタル化需要の高まりを享受。
  • 2026年3月期売上231億円と増収計画。

課題

  • 政府IT予算の変動が業績に影響。
  • NEC、富士通など大手との価格競争。
  • ITエンジニア不足が成長制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がアイティフォー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14719アルファシステムズ478億円12.7倍
24318クイック476億円11.4倍
36088シグマクシス・ホールディングス470億円11.5倍
44323日本システム技術467億円17.7倍
53673ブロードリーフ461億円47.6倍
64743アイティフォー457億円15.7倍
73040ソリトンシステムズ455億円13.5倍
83836アバントグループ447億円14.2倍
96078バリューHR433億円57.1倍
103844コムチュア427億円12.8倍
114820イーエムシステムズ423億円27.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

事務機販売からシステム開発へ舵を切った1959年

アイティフォーは1959年5月、各種事務用機器の輸出入・販売を目的として大阪市北区に日本システマティック株式会社として設立された。当時はまだコンピュータが普及する前であり、機械式の事務機器を扱う会社としてスタートした。その後1972年12月に千代田情報機器株式会社へ商号変更し、本社を東京都千代田区に移転。この商号変更が後の情報機器・システム事業への転換点となった。

1987年、第三者保守サービスに参入し保守拠点を拡大

1987年5月、アイティフォーは第三者保守サービスの体制を施行した。これは自社製以外の機器も含めた保守サービスを提供するもので、全国に保守拠点を拡大する契機となった。1989年には東京都東村山市に「CJKテクノセンター」を開設し、技術基盤を強化。1991年には埼玉県所沢市に所沢事業所を開設するなど、首都圏の拠点整備を進めた。この時期に蓄えた保守ノウハウが、後のリカーリング事業の基盤となる。

2000年の株式公開と「アイティフォー」への社名変更

2000年2月、アイティフォーは日本証券業協会に株式を店頭登録し、公開企業となった。同年8月には商号を株式会社アイティフォーに変更。社名から「千代田情報機器」の名称が外れ、IT企業としてのアイデンティティを明確にした。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、翌2005年4月には東京証券取引所市場第二部に上場。2006年3月には市場第一部銘柄に指定され、株式市場でのプレゼンスを高めた。

2022年、プライム市場移行と長期ビジョン策定

2022年4月、東京証券取引所の市場区分再編に伴い、アイティフォーは市場第一部からプライム市場へ移行した。同年、長期ビジョン「HIGH FIVE 2033」を策定し、地域還流型ビジネスによる持続可能な成長を掲げた。2024年度からは3か年の中期経営計画「FLY ON 2026」をスタート。2026年度に売上高280億円、営業利益48億円を目標とし、新規事業投資やM&Aを積極化している。

拠点拡充と自治体標準化対応で成長を加速する2020年代

2021年1月に沖縄営業所を開設し、九州・沖縄エリアの体制を強化。2023年4月には福岡営業所を九州事業所に改称し、2025年3月には福岡市博多区に移転した。一方、自治体情報システムの標準化対応が収益を牽引。2025年9月には西日本事業所を大阪市北区に移転し、公共分野の需要増に対応している。2026年3月期の売上高は前期比12.4%増の231億円と、過去最高を更新した。

年表31件を開く

1950年代

  • 1959年5月各種事務用機器の輸出入および販売を目的として大阪市北区に日本システマティック㈱を設立。

1970年代

  • 1972年12月商号変更千代田情報機器㈱に商号変更。
  • 1973年4月東京都千代田区麹町4丁目に本社を移転。
  • 1973年9月大阪市北区に大阪支店を開設。
  • 1973年10月東京都千代田区麹町5丁目に本社を移転。
  • 1975年12月福岡市中央区に福岡駐在所を開設。
  • 1976年4月名古屋市中区に名古屋支店を開設。

1980年代

  • 1982年6月名古屋市中村区(第2豊田ビル東館)に名古屋支店を移転。
  • 1983年10月東京都新宿区に技術開発本部を開設。(1986年10月廃止)
  • 1986年4月福岡駐在所を福岡営業所に改称。
  • 1986年11月東京都豊島区に池袋事業所を開設。(1996年12月廃止)
  • 1987年5月第三者保守サービス体制を施行、保守拠点を拡大。
  • 1989年9月東京都東村山市にCJKテクノセンターを開設。

1990年代

  • 1990年10月大阪市西区に大阪支店を移転。
  • 1991年4月埼玉県所沢市に所沢事業所(CJK所沢ビル)を開設。
  • 1993年5月埼玉県所沢市にCJKテクノセンターを移転。
  • 1994年4月福岡市博多区に福岡営業所を移転。
  • 1997年12月名古屋市中村区(名駅IMAIビル)に名古屋支店を移転。

2000年代

  • 2000年2月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2000年8月商号変更㈱アイティフォーに商号変更。
  • 2001年4月大阪支店を西日本事業所、名古屋支店を中部事業所に改称。
  • 2002年12月東京都千代田区一番町21番地に本社を移転。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2006年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2010年代

  • 2015年5月大阪市北区(毎日インテシオ)に西日本事業所を移転。

2020年代

  • 2021年1月沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年4月福岡営業所を九州事業所に改称。
  • 2025年3月福岡市博多区(コネクトスクエア博多)に九州事業所を移転。
  • 2025年9月大阪市北区(イノゲート大阪)に西日本事業所を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで280億円
  • 営業利益2026年度まで48億円
  • ROE・ROIC2026年度まで15%以上
  • 新規事業売上高2026年度まで28億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の深耕と新規事業への展開

    「深く」「大きく」「新しく」をテーマに事業ポートフォリオを拡大し、新規事業の売上高28億円(2026年度)を目指す。

  2. 02

    人財の確保・育成と多様性の尊重

    人財の確保と育成に重点を置き、多様性を尊重した職場環境を整備し、従業員の成長と満足度を高める。

  3. 03

    企業認知度向上と株主還元の強化

    成長ストーリーの発信や機関投資家との対話を通じて認知度を高め、連結配当性向50%、総還元性向70%以上の株主還元を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で892人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は732万円で、9期前と比べて+15.9%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は11.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月609
2018年3月537
2019年3月63242.011.0522
2020年3月70443.010.0579
2021年3月67142.010.0635
2022年3月66541.011.0603
2023年3月68441.011.0568
2024年3月70741.012.0592
2025年3月74940.011.0625560
2026年3月73239.011.0892437

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都千代田区1,023百万円
システム開発・販売 リカーリング
所沢事業所 — 埼玉県所沢市403百万円
システム開発・販売 リカーリング
西日本事業所 — 大阪市北区171百万円
システム開発・販売 リカーリング
九州事業所 — 福岡市博多区89百万円
システム開発・販売 リカーリング
本社 — 東京都千代田区67百万円
リカーリング
本社 — 石川県能美市59百万円
システム開発・販売
本社 — 東京都台東区39百万円
システム開発・販売
本社 — 福岡県福岡市9百万円
リカーリング
主な関係会社
  • 国内
    ㈱シー・ヴィ・シー
    福岡県 福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イーブ
    石川県 能美市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シディ
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイティフォー・ベックス
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイセル注2
    東京都 台東区 · 連結子会社
    議決権45.6%
  • 国内
    ㈱ファーストステップ注3
    東京都 台東区 · 連結子会社
    議決権45.6%
  • 国内
    ブレーン・アシスト㈱注3
    東京都 台東区 · 連結子会社
    議決権45.6%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・ソリューション用コンピュータ機器の借入れ・構築業務の請負(平成29年度~)
    総務省 · 2018-01-19
    6,796万円
  • 調達
    0210430029総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・ソリューションのルール構築業務の請負(2020年度)
    総務省 · 2020-09-29
    6,600万円
  • 調達
    0110430048総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・ソリューションのルール構築業務の請負(2019年度)
    総務省 · 2020-01-15
    4,650万円
  • 調達
    0310430005総合無線局監理システムロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(2021年度)
    総務省 · 2021-03-25
    1,800万円
  • 調達
    04-1043-0004総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(2022年度)
    総務省 · 2022-03-24
    1,800万円
  • 調達
    05-1043-0004総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(2023 年度)
    総務省 · 2023-03-27
    1,790万円
  • 調達
    06-1043-0005総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(令和6年度)
    総務省 · 2024-03-27
    1,790万円
  • 調達
    07-1043-0002 総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(令和7年度)
    総務省 · 2025-03-27
    1,700万円
  • 調達
    07-1043-0029 総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(令和8年度)
    総務省 · 2026-03-31
    1,670万円
  • 調達
    0201430002総合無線局監理システム ロボティクス・プロセス・オートメーション・アプリケーションの保守業務の請負(2020年度)
    総務省 · 2020-02-26
    915万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は231億円営業利益39億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.1%、利益が+11.4%。

売上高
+12.1%
231億円
営業利益
+11.4%
39億円
純利益
-3.4%
28億円
営業利益率
16.9%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高280億円231億円
営業利益48億円39億円
純利益34億円28億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は46億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.2%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q588
2024年1Q45715.65
2024年2Q501020.07
2024年3Q501020.07
2024年4Q629
2025年2Q961515.611
2025年4Q1102018.218
2026年2Q921213.010
2026年4Q1392719.418
2027年1Q46613.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は104億円から231億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は16.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月104138
2014年3月1101710
2015年3月115117
2016年3月1221610
2017年3月111139
2018年3月1181611
2019年3月1261711
2020年3月1521812
沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。
2021年3月1632317
2022年3月1703121
2023年3月1833323
2024年3月2073828
2025年3月206353717.029
2026年3月231394116.928

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高231億円のうち、営業利益として残るのは39億円16.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の12.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.9%143億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.2%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.9%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.5pt
16.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.5pt
12.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.8pt
13.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが31億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は89億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月24−2−42257
2014年3月11−15−2−450
2015年3月12−12−6045
2016年3月15−2−31355
2017年3月15−2−81360
2018年3月18−2−111665
2019年3月9−3−7664
2020年3月19−7−71269
2021年3月27−4−52387
2022年3月28−4−524106
2023年3月17−8−79108
2024年3月28−5−1623115
2025年3月26−25−27189
2026年3月31−16−151589

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は281億円。このうち返さなくてよい自己資本が211億円で、自己資本比率は73.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月121952677.1
2014年3月1341043076.0
2015年3月1471133475.9
2016年3月1501183277.5
2017年3月1491212880.9
2018年3月1531223179.9
2019年3月1591243577.7
2020年3月1631263776.8
2021年3月1871414675.2
2022年3月2001564477.9
2023年3月2171724579.1
2024年3月2401885278.5
2025年3月2401904979.5
2026年3月2812116973.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
187億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
69億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中42位あたり、逆に低いのはROE605社中281位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,638で、1年前と比べて+18.7%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥1,638-1.7%1ヶ月-1.0%1年+18.7%時価総額457億円
過去52週の値幅
安値¥1,445高値¥1,778

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.7倍
PER (会社予想)12.7倍
PBR2.16倍
配当利回り4.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1683円、25日線(1643.4円)を+2.4%上回り、200日線(1618.7円)も上抜け。52週高値1755円に接近し、年初来高値更新の動き。RSI60と中立〜やや強気。出来高は安定。週足では緩やかな上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 16.1倍は業界平均29.5倍を大きく下回る。PBR 2.16倍も平均3.44倍より低く、ROE 13.9%に対して割安。配当利回り4.75%・配当性向87.1%と高配当だが、今後の増配・維持には利益成長が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.7倍47.9倍
PER (予想)12.7倍
PBR2.16倍2.96倍
ROE13.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

アイティフォーの投資論点は、金融IT需要の堅調さと競争激化・人材コスト上昇のバランスにある。強気派は、金融機関のDX投資継続と自社の保守・運用ストック収入の積み上がりを評価し、安定した利益成長と高配当利回りを魅力と見る。弱気派は、人材不足による労務費増加や、競合との価格競争で受注単価が伸び悩むリスクを指摘。また、金融業界のIT投資サイクルの変動や、クラウドシフトによる既存システムの減速懸念も論点。

プラスに働く材料7
  • 金融DX需要の継続

    金融庁のDX推進要請や老朽システム更新需要は底堅い。

  • 高水準の配当利回り

    配当利回り4.75%と高く、株主還元姿勢が評価される。

  • ストック収入の増加

    保守・運用のストック収入が売上の約4割を占め安定収益源に。

  • 2026年3月期の増収増益予想2026年3月期影響

    売上高231億円(前年比12.1%増)、営業利益39億円(同11.4%増)の成長

  • 高配当利回り4.75%の株主還元継続影響

    年間配当80円(推定)で利回り4.75%、安定的な配当政策

  • 高いROE(13.89%)と収益性継続影響

    ROE13.89%は業界平均を上回り、資本効率の良さを示す

  • 情報システム需要の拡大継続影響

    企業のDX投資が続き、受注環境良好

マイナスに働く材料7
  • 人材不足と労務費上昇

    ITエンジニア不足で人件費が増加し利益率圧迫の懸念。

  • 競合との価格競争

    同業多数で受注単価が上がりにくく、採算悪化リスク。

  • クラウドシフトの影響

    既存オンプレシステムの減少で保守収入が減少する可能性。

  • 営業利益率の微減傾向継続影響

    営業利益率が16.99%から16.88%へ低下、競争激化で価格圧力

  • 純利益の伸び悩み2026年3月期影響

    純利益は28~29億円でほぼ横ばい、営業増益も税金等で吸収か

  • 主力顧客のIT投資一巡リスク不定影響

    特定業界依存が強く、投資サイクルの変動リスク

  • 株価上昇による配当利回り低下継続影響

    株価が上昇すると利回りが低下し、配当狙いの買いが後退

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上の先行指標であり、需要動向を測るため。
従業員数・単価
人材投資と生産性のバランスを確認するため。
保守・運用売上比率
ストック収入の安定性を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは4.88%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
4.88%
いまの株価に対して
配当性向
87.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1756.2
2018年3月1911.850.0
2019年3月205.348.0
2020年3月2315.054.0
2021年3月230.038.9
2022年3月3030.440.4
2023年3月300.037.0
2024年3月4033.341.2
2025年3月5025.052.4
2026年3月8060.087.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,974人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.6%を占め、残る64.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.550.748.245.240.852.0
金融機関30.530.430.932.935.729.7
外国法人10.512.915.515.412.510.2
事業法人3.63.63.94.29.35.9
自己株式6.75.85.44.93.63.6
証券会社3.92.31.52.31.62.2
外国人個人0.00.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.31
02光通信KK投資事業有限責任組合6.23
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.65
04株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・ブラザー工業株式会社退職給付信託口)5.09
05アイティフォー社員持株会3.87
06明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.98
07株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.79
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505004(常任代理人 みずほ銀行)1.35
09村上 英志1.29
10いやさか投資事業有限責任組合1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+244%、1株純資産は14期で+129%。直近期のROEは13.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月303419.112.549.8
2014年3月3736810.312.640.4
2015年3月233946.219.960.7
2016年3月364048.913.849.5
2017年3月324267.719.456.2
2018年3月404429.323.750.0
2019年3月424499.422.948.0
2020年3月454599.912.654.0
2021年3月6251212.713.538.9
2022年3月7756514.310.240.4
2023年3月8361914.010.437.0
2024年3月10269615.413.441.2
2025年3月10872115.413.752.4
2026年3月10478013.915.887.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額311百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢
佐藤恒徳代表取締役会長61
坂田幸司代表取締役社長60
大枝博隆取締役 常務執行役員 事業本部長兼 フィナンシャルシステム事業部長69
中山かつお取締役 執行役員 管理本部長61
河野一典取締役 執行役員 決済ビジネス事業部長53
阿部和香取締役54
本山昌人取締役(常勤監査等委員)68
福田伊津子取締役(監査等委員)64
金澤浩志取締役(監査等委員)47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)510314527655
取締役(社内)1171717
監査等委員412123
取締役(社内)1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容642字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、株式会社アイティフォー(当社)、連結子会社7社で構成されております。 当社グループはソフトウェアの設計・開発・保守、システム機器販売、システムインフラ基盤などの設置まで一貫したサービスの提供、公共分野向けのBPO(業務受託)サービスを主な事業として展開しております。 当社グループの事業内容、および当社グループ各社の当該事業に係る位置づけならびにセグメントとの関連は以下のとおりです。以下に示す区分は、報告セグメントと同一の区分です。 (システム開発・販売) 当社は、ソフトウェアやシステムインフラ基盤の設計・開発およびシステム機器の仕入、販売を行っております。株式会社イーブはソフトウェアの開発を行っており、株式会社アイセルは当社が開発したパッケージソフトのカスタマイズの一部を担当しております。株式会社ファーストステップはシステムエンジニアリングサービスおよび人材派遣を行っており、ブレーン・アシスト株式会社はネットワークおよびインフラ構築を行っております。 (リカーリング) 当社は、ソフトウェア保守、ハードウェアの保守・運用、クラウド、BPOサービスを提供しております。株式会社アイティフォー・ベックスはBPOサービスを担当し、株式会社シー・ヴィ・シーは信用調査業務を担当しております。株式会社シディはデジタルサービスの提供および決済代行を行っております。 [事業系統図] 当社と関係会社各社の当該事業の位置付けは、以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,063字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、49年目の創業記念日である2021年12月2日より、新しい経営理念「『寄り添うチカラ』で人々の感動と笑顔を生み出す」とパーパス(存在意義)「地方創生による社会貢献を通してすべての人や企業にサプライズを提供し、持続可能な未来の発展に貢献します」の適用を開始し、これまで培ってきたシステム(IT)と業務(BPO)のノウハウを通じて広く社会に有益な存在であり続けることを目指して企業活動を推進しています。 当社グループは、過去の慣習にとらわれず、次の、次の未来に向けてITのチカラでイノベーションを創出し続けることで、人や社会に新たな変革をもたらし、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。 (2) 第4次中期経営計画「FLY ON 2026」の遂行 FY2033構想「HIGH FIVE 2033」を実現すべく2024年度から2026年度の3カ年を対象とした、第4次中期経営計画「FLY ON 2026」の2年目にあたる2025年度は、売上高234億円、営業利益41億円を財務目標に掲げましたが、売上高は、主要な事業領域である金融機関向けシステム、地方自治体向けシステム、CTIシステムは増収となりましたが、流通ECシステム、通信システム、決済ビジネスが減収となり、未達となりました(98.7%)。営業利益は、売上総利益率が若干低下したことで、オフィス環境改善の販管費増加分をカバーできずに未達となりました(94.1%)。ROE・ROICは前年を若干下回るものの高水準を維持しています。 (3) 経営環境 今後の経営環境につきましては、景気は緩やかな回復基調にあるものの、金融政策の正常化への転換が企業活動や市場に大きな影響を及ぼし、為替の激しい変動や資源価格の高止まりが原材料費や労務費の増大を招き、コスト増への対応力が問われる局面が続いていくものと思われます。 海外においても、米国の金利動向や欧州・中国経済の減速による世界的な景気後退、長期化する地政学的リスクに伴うサプライチェーンの再編など、先行き不透明な状況が続くと思われます。 (4) 対処すべき事業上および財務上の課題 ■FY2033構想「HIGH FIVE 2033」 事業を通じて人々の豊かな時間を創出 当社グループは10年後の目指す姿として「HIGH FIVE 2033」という長期ビジョンを掲げ、持続可能な成長のための取り組みを推進してまいります。第3次中期経営計画で確立した「経営基盤の強化」、「収益性の向上」、「ESG経営の進化」をベースに、地域還流型ビジネスを生み出す企業として、今の事業基盤を活用し新しい領域へ展開、そして地域内で経済が回る事業を実現し、その結果として、当社グループは人々の豊かな時間の創出に貢献することを目指します。 ■第4次中期経営計画(2024年度~2026年度) 「FLY ON 2026」 既存事業を力強く発展させ、新規事業で飛躍的に成長する FY2033構想「HIGH FIVE 2033」を実現すべく2024年度から2026年度の3カ年を対象とした、第4次中期経営計画「FLY ON 2026」がスタートしています。既存事業を力強く発展させ、新規事業で飛躍的に成長するという思いを、3つの戦略を推進することで実現していきます。 ① 事業戦略: 「深く」、「大きく」、「新しく」のテーマに基づき、事業ポートフォリオの拡大を図り、売上高280億円、営業利益48億円、ROE・ROIC15%以上を目指します。また、2026年度に新規事業の売上高28億円を達成することを目指します。 ② 人財戦略: 人財の確保と育成に重点を置き、多様性を尊重し、従業員の成長と満足度を高める取り組みを行ってまいります。 ③ 企業価値向上戦略: 認知度向上と株主還元の高水準維持を図り、成長ストーリーの発信や機関投資家との対話を通じて、企業価値の向上を目指します。また、ROIC経営や株主還元の積極的な推進も重要な要素であります。これにより、企業の持続的な成長と株主価値の最大化を目指します。 このように、長期的な視野を持ちながら、環境の変化に柔軟に対応し、持続可能な成長を実現するために、当社は積極的な戦略を展開しております。 〈キャピタルアロケーション〉 第4次中期経営計画では、キャッシュインが3年総額88億円、キャッシュアウトが手元資金と合わせ3年総額118億6,000万円となる見込みです。株主の皆様への還元施策については、従来の連結配当性向50%、総還元性向70%以上という目標を継続してまいります。その他、新規事業投資、既存事業投資、社内投資、人財投資などのほか、持続的な成長のためにM&AやCVCなども積極的に検討してまいります。
事業等のリスク4,421字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりです。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響につきまして、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)事業環境について 全社的な当社を取り巻く環境として、少子高齢化や人口減少に伴う労働者人口減少の時代を迎え、生産性の向上が喫緊の課題となっております。さらに為替相場や資源・エネルギー価格の影響による物価上昇、それによる個人消費の減速懸念など、依然として経済・社会環境の変化に対し柔軟な対応が必要となっております。また、クラウド活用の進展、ハードウェアからソフトウェアへの流れは今後も継続し、当社のビジネスモデルも変革を迫られております。各事業については、フィンテックの進化、キャッシュレス化の進展、働き方改革、法制度の変化、次世代移動通信システムへのサービス移行などが、当社の今後の業績に影響を与えるものと考えられます。 当社グループが強い事業領域と位置付ける地方銀行を中心とする金融機関においては、地域ビジネスへの参入など事業の多角化による経営基盤の強化を目的としたアライアンスの拡大を実施しておりますが、金融政策の正常化への転換が企業活動や市場に大きな影響を及ぼしております。また地方百貨店においても地方経済の低迷による厳しい状況が続いており、事業環境は楽観視できない状況が続いております。当社グループでは、業務効率化や事業拡大につながる様々なソリューションの提供により取引先の収益に貢献できるように取り組んでおりますが、厳しい事業環境が継続することで取引先の業績やIT投資計画に大きな影響を及ぼし続ける場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。戦略商品であるキャッシュレス決済事業の拡大に取り組んでおりますが、マルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」の導入先となる加盟店の経営状況、半導体市場の動向、競合の激化などの問題により事業拡大が進展しない場合においては、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 また、M&A案件に業績面や財務面での問題が生じた場合などに、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。AIやブロックチェーンなどの新技術を獲得し、それを活用した新商品の販売を目指していきますが、技術開発が十分に進まず、競合他社に先行された場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (2)競合について 当社グループは、事業戦略展開分野を金融業界向けシステムや、流通・小売業界向けシステムなどに関連する分野に集中することにより他社と比べ優位なシステムノウハウを蓄積し、その分野で独自のソリューションとネットワークインフラを含むハード・ソフトのトータルサービスを提供しております。しかしながら、既存の大手コンピューター・メーカーや専業システムインテグレーターとの競合が厳しくなっております。また、当社グループは質の高いソリューションを提案することにより売上の拡大を図っておりますが、情報通信機器類の価格の低下に伴い単価の引き下げ圧力が強まっております。このような企業間競争のさらなる激化と販売価格の下落傾向が続いた場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (3)為替相場の変動について 当社グループの商品仕入の4割弱が輸入であり、主に米国ドル建ての取引となっております。当社は、為替相場の変動によるリスクを軽減するため、先物為替予約取引を外貨建買掛金等および発注高の範囲内で行っております。先物為替予約取引の契約先は、いずれも信用度の高い国内の銀行であり、相手先の契約不履行による、いわゆる信用リスクはほとんどないと判断しております。 しかしながら、先物為替予約取引により為替相場の変動による影響を緩和することは可能であっても、間接的な影響を含め、すべてのリスクを排除することは不可能であり、大幅な円安が続くとコストアップ要因となることから、為替相場の変動により当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (4)システム(商品)開発、品質管理について 当社グループの取り扱う情報通信機器類のライフサイクルは、年々短くなる傾向にあります。当社グループは、国内外から最新の情報技術および機器類を仕入れ、お客様へ提供しておりますが、技術進歩に後れを取った場合や商品戦略を誤った場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。また、当社が保有する2年以上経過した在庫品については、売却可能性がない場合は廃棄処分とし、在庫水準の適正化に努めております。 当社グループが独自開発し、高いシェアを確保しております特許権が成立していないシステムなどで、類似品や競合品の出現により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 また、当社グループはニーズに合ったパッケージシステムおよびお客様の要求事項に基づくソフトウェアの開発、製造ならびに保守(ハード、ソフト)サービスなどを行っておりますが、それらの品質管理を徹底し、お客様に対して品質保証を行うとともに顧客満足度の向上に努めております。さらに当社では「ISO9001(2015年版)」の認証を取得し、品質マニュアルおよび品質目標を設定することにより、品質管理の徹底を図っております。また、情報セキュリティマネジメントシステム国内標準規格「ISO27001(2013年版)」の認証を取得し、お客様へのサービス向上に努めております。しかしながら、当社グループの提供するサービス等において品質上のトラブルが発生した場合には、トラブル対応による追加コストの発生や損害賠償により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (5)情報セキュリティについて 当社グループは、お客様の了解を得た上で、個人情報を含む重要情報に接する機会があります。当社では、プライバシーマークの取得に加え、入退室管理システムやPCの操作ログを見える化するツールを全社に導入し、情報管理を徹底しております。管理体制としては、各事業部長が情報管理責任者となり担当部門内のセキュリティ管理の責任を負うとともに、各部署に情報管理担当者を配置しております。引き続き情報管理には万全の対応を図ってまいりますが、万一、当社から重要情報が流出するような事態が生じた場合には、事業の継続に重大な影響を及ぼす恐れがあります。 (6)自然災害等について 当社ではデータセンターを東京と大阪に設置しており、大規模地震等を想定した事業継続計画(BCP)の整備、安否確認システムの導入、耐震対策、防災訓練等の対策を講じておりますが、大地震等により防災管理体制の想定範囲を超えるような災害が発生した場合には、停電・通信回線の障害等の不測の事態により業務の遂行に影響を及ぼす恐れがあります。 (7)業績の季節変動について 当社グループの属する情報サービス事業においては、お客様への出荷や納期が3月に集中する傾向があります。しかしながら、システム開発における大型案件では、従来の一括受注ではなく開発見積およびスケジュールの精度を高める目的から工程ごとの分割受注が増加しております。また、前連結会計年度および当連結会計年度ともに、第3四半期の売上が第4四半期にずれ込んだ影響により、第4四半期に集中しております。今後の傾向につきましては注視してまいります。 前連結会計年度および当連結会計年度の業績変動の状況は以下のとおりです。 前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   連結会計年度計 売上高(千円)   4,920,999   4,700,607   4,742,945   6,187,701   20,552,254 (構成比)   (23.9%)   (22.9%)   (23.1%)   (30.1%)   (100.0%) 営業利益(千円)   759,409   754,913   859,701   1,158,851   3,532,875 (構成比)   (21.5%)   (21.4%)   (24.3%)   (32.8%)   (100.0%) 経常利益(千円)   814,514   764,638   917,791   1,171,109   3,668,054 (構成比)   (22.2%)   (20.8%)   (25.1%)   (31.9%)   (100.0%) (注)アイティフォー単体売上高 2024年9月 1,773,830千円 2025年3月 2,948,636千円 当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   連結会計年度計 売上高(千円)   4,235,090   4,987,365   5,856,966   8,021,578   23,101,002 (構成比)   (18.3%)   (21.6%)   (25.4%)   (34.7%)   (100.0%) 営業利益(千円)   431,938   724,606   970,894   1,731,248   3,858,688 (構成比)   (11.2%)   (18.8%)   (25.2%)   (44.9%)   (100.0%) 経常利益(千円)   492,107   762,447   1,057,725   1,742,140   4,054,421 (構成比)   (12.1%)   (18.8%)   (26.1%)   (43.0%)   (100.0%) (注)アイティフォー単体売上高 2025年9月 2,013,757千円 2026年3月 4,328,104千円 (8)業務提携等について 当社グループは、今後も当社グループ事業の拡大と安定を図るための業務提携などを積極的に進めていく方針ですが、当社グループが当初想定したシナジー効果が生じない場合や提携・出資先企業の業績によっては、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,541字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という)の状況の概要は以下のとおりです。 ① 財政状態および経営成績の状況 a.当期の業績の概況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、金融政策の正常化への転換が企業活動や市場に大きな影響を及ぼしました。為替の激しい変動や資源価格の高止まりに加え、物価上昇が顕著となりました。これらは個人消費を抑制しただけでなく、原材料費や労務費の増大を招き、企業の収益を圧迫する要因となっています。景気は緩やかな回復基調にあるものの、コスト増への対応力が問われる局面が続いています。 海外においても、米国の金利動向や欧州・中国経済の減速により、世界的な景気後退への懸念が高まりました。また、長期化する地政学的リスクに伴うサプライチェーンの再編など、先行き不透明な状況が継続しました。 不透明な経済環境下でも当社グループを取り巻くITサービス業界の投資意欲は旺盛でした。人手不足を背景とした非対面化やDX(デジタルトランスフォーメーション)は企業の喫緊の課題であり、AI等の先端技術によるビジネスモデル変革への投資意欲は引き続き高い状態にあります。 そのような環境下においても持続可能な成長を目指すため、当社グループは、FY2033構想「HIGH FIVE 2033」という新たな長期ビジョンを打ち出しております。これは、現在の事業基盤を活用し新しい領域へ展開、拡大させ、地域内で経済が循環する「地域還流型ビジネス」を生み出す企業を目指すもので、当社グループの事業を通して、人々の豊かな時間の創出に貢献していきます。そこで、「HIGH FIVE 2033」の実現に向けて、2024年度から2026年度までの3カ年を対象とした第4次中期経営計画「FLY ON 2026」をスタートしております。第3次中期経営計画で確立した「経営基盤の強化」「収益性の向上」「ESG経営の進化」を土台に、既存事業を力強く発展させるとともに新規事業で飛躍的に成長するというテーマのもと、「事業戦略」「人財戦略」「企業価値向上戦略」の3つの戦略を掲げて活動を進めております。 これらの結果、当連結会計年度の業績は以下のとおりです。 (単位:百万円) 前期   当期   前期比 売上高   20,552   23,101   112.4% 営業利益   3,532   3,858   109.2% 経常利益   3,668   4,054   110.5% 親会社株主に帰属する当期純利益   2,914   2,757   94.6% 受注高   20,247   24,317   120.1% 受注残   16,295   17,512   107.5% b.当社の営業活動に関して 当社グループは、専門特化した独自ソリューションと外部パートナーとのエコシステム構築により、高い参入壁と成長性を両立させています。 ・市場深耕とグループ展開による収益最大化 金融領域において、強固な信頼関係を背景に未導入システムを次々と展開しています。既存システムの更改に加え、業務領域を広げる提案が売上拡大につながっています。さらに銀行本体での実績を活かし、系列のカード会社・リース会社・保証会社等へも導入を加速。グループ全体のプラットフォーム化により、収益機会を最大化し持続的成長を実現します。 ・AI実装による既存事業の高度化と優位性の確立 金融・自治体・流通など、既存の基幹システムやサービスへのAI実装を加速させます。顧客の業務プロセスを深く理解する当社ならではのドメイン知識を活かし、現場の課題に即した実用的なAIソリューションを提供します。これにより、既存事業の付加価値を飛躍的に高め、他社の追随を許さない圧倒的な競争力強化と持続的な成長を目指します。 ・次世代プロダクトによる成長加速とDXの深化 さらなる成長に向け付加価値の高い次世代プロダクトを投入しています。督促自動化サービス「Payコレクト」は請求から支払手段提供までを完結し、人手不足解消と利便性向上を両立します。また「Agent Hub」は金融機関と法律事務所間の情報共有を仲介し業務を効率化します。さらに家族への情報継承を支える「デジシェア」など、新領域での価値提供を通じ成長を牽引します。 ・社会課題解決とシステム販売の連動による市場拡大 「ロボティックコール」による自動化で人手不足を解消し、国策のキャッシュレス化を追い風にマルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」の導入を加速させています。ペーパーレス化や審査短縮を通じ、環境負荷低減と顧客の収益化を同時に支援しています。さらに、出資した株式会社PaykeやWAmazing株式会社の外国人向けソリューションにより、地方でのインバウンド対応や外国人の就労対応という深刻な課題解決にも貢献し、社会課題解決を直接的な事業成長へ繋げています。 ・戦略的投資によるエコシステムの拡張 前年度に出資した株式会社バカン、株式会社Paykeに加え、当期は株式会社ZenTech、MetCom株式会社、WAmazing株式会社へ新たに出資を実行しました。自社リソースに外部の技術(インバウンド、防災、AI等)を掛け合わせることで、社会課題解決型の新サービスを迅速に創出し、顧客への提供価値を多層化させています。 c.当期の業績に対する考察 地方銀行の再編・減少が進む市場環境下においても、既存顧客のシステム更新需要を確実に捕捉しつつ、付加価値の高い新規ソリューションを投入することで着実な増収を実現しています。あわせて、地方銀行系列の金融機関(カード会社・リース・保証会社等)への横展開が順調に進捗し、顧客基盤の裾野拡大が収益を押し上げています。 また、公共分野における「自治体情報システム標準化」への対応も、当期の業績拡大を牽引する極めて大きな要因となりました。 報告セグメント別の経営成績は以下のとおりです。 (システム開発・販売) (単位:百万円) 前期   当期   前期比 売上高   11,524   13,671   118.6% セグメント利益   1,700   1,956   115.0% 受注高   10,974   15,065   137.3% 当社グループの基幹事業である金融機関向けのソフト開発、インフラ設備の更改、個人ローン業務支援システム「SCOPE」などの販売については計画通り堅調に推移いたしました。また、公共分野向けの自治体情報システム標準化対応案件も順調に増加いたしました。 (リカーリング) (単位:百万円) 前期   当期   前期比 売上高   9,027   9,429   104.4% セグメント利益   1,832   1,903   103.9% 受注高   9,272   9,252   99.8% 安定収益源である保守サービスは、順調に伸長しております。公共分野向けBPO(業務受託)サービスにおいて、リソースを収益性の高い案件に集中させるという戦略を実行した結果、受注が若干前年度を下回っておりますが、ドミナント戦略による受注活動の効率化をはかると共に、リソースを拡充しておりますので、今後は規模の拡大と収益性の両方を実現できるものと予想しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は8,909百万円となり、前連結会計年度末と比べ24百万円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動から得られた資金は3,091百万円(前年同期比118.5%)となりました。主な増加要因は税金等調整前当期純利益4,160百万円、仕入債務の増加額451百万円、減価償却費433百万円、棚卸資産の減少額325百万円、賞与引当金の増加額104百万円、主な減少要因は売上債権の増加額1,402百万円、法人税等の支払額911百万円、受取利息及び受取配当金132百万円、投資有価証券売却益121百万円です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,619百万円(前年同期比64.6%)となりました。主な増加要因は有価証券の減少額504百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入439百万円、投資有価証券の売却による収入311百万円、定期預金の払戻による収入100百万円、主な減少要因は投資有価証券の取得による支出1,486百万円、定期預金の預入による支出701百万円、無形固定資産の取得による支出450百万円、有形固定資産の取得による支出298百万円、敷金及び保証金の差入による支出111百万円です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,496百万円(前年同期比56.0%)となりました。主な減少要因は配当金の支払額1,477百万円です。 ③ 生産、受注および販売の実績 a. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 項目   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) システム開発・販売(千円)   2,733,519   87.9 リカーリング(千円)   -   - 合計(千円)   2,733,519   87.9 (注) セグメント間取引はありません。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 項目   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システム開発・販売   15,065,131   137.3   7,389,909   123.2 リカーリング   9,252,553   99.8   10,122,207   98.3 合計   24,317,684   120.1   17,512,116   107.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 項目   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) システム開発・販売(千円)   13,671,989   118.6 リカーリング(千円)   9,429,013   104.4 合計(千円)   23,101,002   112.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、財政状態および経営成績の分析は、連結会計年度末現在で行っており、見積りについては見積りを必要とする事象および見積りに与える要因を把握した上で適切な仮定を設定して評価を行っております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、重要な会計上の見積りを要する項目は該当がないものと判断しております。 ② 経営成績の分析 a) 売上高 当連結会計年度における売上高は、23,101百万円(前年同期は20,552百万円)となりました。2026年3月期を含む直近3年間の年平均成長率は、5.8%となっております。 報告セグメント別では、システム開発・販売セグメントにおいて、基幹事業である金融機関向けのソフト開発、インフラ設備の更改、個人ローン業務支援システム「SCOPE」などの販売については計画通り堅調に推移いたしました。また、公共分野向けの自治体情報システム標準化対応案件も順調に増加いたしました。 結果、売上高は13,671百万円(前年同期は11,524百万円)となりました。リカーリングセグメントにおいては、安定収益源である保守サービスは、順調に伸長しております。公共分野向けBPO(業務受託)サービスにおいて、リソースを収益性の高い案件に集中させるという戦略を実行した結果、受注が若干前年度を下回っておりますが、ドミナント戦略による受注活動の効率化をはかると共に、リソースを拡充しておりますので、今後は規模の拡大と収益性の両方を実現できるものと予想しております。 以上のことから、売上高は9,429百万円(前年同期は9,027百万円)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、システム開発・販売が59.2%、リカーリングが40.8%となりました。 b) 売上総利益 当連結会計年度における売上総利益は、8,792百万円(前年同期は7,870百万円)となりました。売上総利益率は38.1%となり、前年同期に対し0.2ポイント減少しました。これは、価格高騰による仕入コストの上昇があったものの、為替予約などの為替ヘッジのコントロールなどにより原価増が限定的になったことによるものです。 c) 営業利益 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、研究開発および社内投資、新規事業向け投資、既存事業向け投資、社内DX推進および人財育成投資などにより、4,933百万円(前年同期は4,337百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は3,858百万円(前年同期は3,532百万円)となりました。 d) 経常利益 当連結会計年度における営業外収益は、受取配当金の増加などにより225百万円(前年同期156百万円)となりました。営業外費用は、固定資産除去損の計上などにより29百万円(前年同期は20百万円)となりました。以上の結果、経常利益は、4,054百万円(前年同期は3,668百万円)となりました。 e) 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における特別利益は、投資有価証券売却益として121百万円、段階取得に係る差益33百万円を計上しました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,757百万円(前年同期は2,914百万円)となりました。 ③ 財政状態の分析 a) 資産 当連結会計年度末の総資産は28,066百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,113百万円増加いたしました。流動資産は20,081百万円となり、1,620百万円増加いたしました。主な原因は、現金及び預金が2,770百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,667百万円増加しましたが、有価証券が2,600百万円、棚卸資産が232百万円減少したことなどです。固定資産は7,985百万円となり、2,492百万円増加いたしました。主な原因は、投資有価証券が取得などにより1,554百万円、投資その他の資産のその他が376百万円増加したことなどです。 b) 負債 当連結会計年度末の負債合計は6,920百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,012百万円増加いたしました。流動負債は6,078百万円となり、1,565百万円増加いたしました。主な原因は、未払法人税等が580百万円、買掛金が506百万円、賞与引当金が145百万円増加したことなどです。固定負債は842百万円となり、446百万円増加いたしました。主な原因は退職給付に係る負債が230百万円、長期借入金が146百万円増加したことなどです。 c) 純資産 当連結会計年度末の純資産は21,146百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,101百万円増加いたしました。主な原因は、剰余金の配当の支払により1,480百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により2,757百万円、非支配株主持分が492百万円、その他有価証券評価差額金の増加により273百万円増加したことなどです。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の79.5%から73.6%となりました。 セグメントごとの財政状況および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、 経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑤ 資本の財源および資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源および資金の流動性については、運転資金および設備投資資金は基本的に自己資金でまかなうこととしておりますが、不足時の一時的な運転資金を効率的に調達するため、主要取引銀行とコミットメントライン契約を締結しております。 なお、自己資本比率73.6%、流動比率330.4%などの指標が示すように、健全な財務体質や営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力によって、当社グループの事業展開に必要な運転資金および設備投資資金を調達することが可能と考えております。

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開示資料

出典

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