本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三谷産業

MITANI SANGYO CO.,LTD.8285 · Standard · 卸売業

化学品から情報システム、住宅設備まで扱う多角的な総合商社。

概要

三谷産業は、石川県金沢市に本社を置く総合商社である。化学品、樹脂・エレクトロニクス、情報システム、空調設備工事、住宅設備機器、エネルギーの6事業を柱とし、連結で24子会社と6関連会社を有する。2026年3月期の連結売上高は1,175億円、営業利益34億円で、売上高は6期連続増収、各段階利益は過去最高を更新した。従業員数は連結約3,569名。1988年名古屋証券取引所第二部に上場。北陸を地盤に首都圏やベトナムにも拠点を広げる。

6つの事業セグメントで構成される収益基盤

当社グループは化学品関連、樹脂・エレクトロニクス関連、情報システム関連、空調設備工事関連、住宅設備機器関連、エネルギー関連の6事業セグメントで構成される。化学品関連は塩酸・硫酸等の基礎化学品から機能性材料・医薬品原薬まで手掛け、売上高447億円で最大セグメント。樹脂・エレクトロニクス関連は金型設計・樹脂成形・電子部品製造を一貫し、売上高122億円。情報システム関連はシステムインテグレーションやパッケージソフトを提供、売上高170億円。空調設備工事関連は研究施設や病院の大型案件を受注し、売上高207億円。住宅設備機器関連はオリジナルブランドINTENZAを展開、売上高145億円だが競争激化で営業損失。エネルギー関連は石油製品とLPガス販売で売上高77億円。2026年3月期は全セグメントで増収を達成した。営業利益面では空調設備工事が23億円で最大、樹脂・エレクトロニクスと情報システムが各14億円で続く。

北陸発、首都圏とベトナムに広がる地域展開

三谷産業は北陸地方を基盤に創業し、1952年の東京営業所開設を皮切りに首都圏へ進出。現在は東京本社を設置し、空調設備工事や住宅設備機器販売で首都圏が主要市場となっている。海外では1994年にベトナムへ進出。Thangloi-Aureole J/V Enterpriseの設立後、化学製品製造販売のAureole Mitani Chemical & Environment Inc.や、樹脂成形・電子部品製造の現地法人を設立。ベトナムは化学品販売と製造拠点として重要で、2026年3月期は円安の影響もあり売上増加に寄与した。国内では石川・富山・東京のほか、能美市に三谷サイエンスパーク研究所を設け、研究開発機能を集約。地域密着型の営業網とグローバルサプライチェーンを組み合わせた事業展開が特徴である。

過去最高を更新した2026年3月期の財務実績

2026年3月期の連結売上高は1,175億円(前期比14.0%増)、営業利益34億円(同62.9%増)、経常利益45億円(同70.1%増)、親会社株主帰属当期純利益36億円(同48.7%増)と、いずれも過去最高を更新。売上高は6期連続増収。セグメント別営業利益の増減では、樹脂・エレクトロニクスが6.9億円増、化学品が4.8億円増、情報システムが4.6億円増と牽引する一方、住宅設備機器は2.3億円減益で営業損失6.9億円となった。キャッシュ・フローでは営業活動による収入が85.6億円(前期42.4億円)と倍増。投資活動支出は6.6億円に抑制され、フリー・キャッシュ・フローは79.0億円のプラス。政策保有株式の売却も進め、財務健全性を高めている。

業界の中での役割は化学品・樹脂等の素材商社であり、情報システムや設備工事も手掛けるにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,175億円
営業利益
34億円
営業利益率
2.9%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01化学品主力

塩酸、硫酸、苛性ソーダなどの基礎化学品や機能性材料の販売、受託製造、医薬中間体・原薬の製造販売など。幅広い産業に化学品を供給。

主な製品・サービス2
化学品販売
塩酸、硫酸、苛性ソーダ等の無機・有機化学品を取扱い、各種工業用途に販売。
機能性材料
健康食品素材、機能性樹脂、触媒、医薬・農薬中間体、電子材料、食品添加物などの受託製造・販売。

02樹脂・エレクトロニクス準主力

金型設計・製造、樹脂成形品、電子部品(セラミック基板、半導体製品)の製造・販売。自動車や電子機器メーカー向けに供給。

主な製品・サービス3
金型
樹脂成形用の金型を設計・製造。
樹脂成形品
自動車部品や電気製品向けの樹脂成形品を製造・販売。
電子部品
セラミック基板や半導体製品などの電子部品を製造・販売。

03情報システム準主力

システムインテグレーション、パッケージソフト開発・販売、ネットワーク・セキュリティ構築、保守運用、クラウドサービスなどを提供。

主な製品・サービス2
システムインテグレーション
顧客の業務システムの設計・開発・導入を支援。
クラウドサービス
ホスティングやデータ保管、バックアップなどクラウドコンピューティングサービスを提供。

04空調設備工事副次

空調・給排水衛生・クリーンルーム・消防設備の設計・施工、電気・内装工事。オフィスビルや工場、病院などの建設・改修に携わる。

05住宅設備機器副次

ユニットバス、システムキッチン、洗面化粧台などの住宅機器の販売・設計・施工。自社ブランド製品の開発も行う。

主な製品・サービス2
システムキッチン
住宅向けシステムキッチンの販売・設計・施工。
ユニットバス
住宅向けユニットバスの販売・設計・施工。

06エネルギー副次

石油製品(A重油、C重油、灯油など)やLPガス、家庭用燃料電池、太陽光発電システムの販売。工場や一般家庭にエネルギーを供給。

主な製品・サービス1
石油製品
A重油、C重油、灯油、軽油、ガソリン、再生油などの販売。

07その他その他

コンピュータ・事務機器消耗品の販売、移動体通信機器販売、印刷、旅行代理店、ビル保全、人材派遣など多岐にわたる。

製品と技術

化学品関連事業:基礎化学品から医薬品原薬まで幅広い品揃え

化学品事業は創業以来の核心分野であり、多様な製品群を扱う。塩酸、硫酸、苛性ソーダといった基礎無機化学品に加え、機能性樹脂、触媒、医薬・農薬中間体、電子材料、食品添加物などの機能性材料を販売。特に医薬品原薬の製造販売は、自社製品と他社製品の販売が好調で、2026年3月期には工場稼働率の上昇により営業利益が前期比104.6%増の9.5億円となった。環境ビジネスとして有価金属回収事業も展開し、リサイクル技術の活用を推進。ベトナムでは現地法人Aureole Mitani Chemical & Environment Inc.が化成品販売と環境関連ビジネスを担っている。売上高447億円は全セグメントで最大である。

樹脂・エレクトロニクス関連事業:金型から電子部品まで一貫生産

子会社株式会社アクティが金型の設計・製造・販売と樹脂成形品の生産を手掛け、車載向けが主力である。2026年3月期は自動車部品需要の回復と円安の追い風を受け、売上高122億円、営業利益14.4億円と過去最高を達成。原価低減活動や車載以外の新製品納入が寄与した。また、電子部品としてセラミック基板や半導体製品を製造販売しており、ベトナムにも生産拠点を持つ。金型から樹脂成形、電子部品までの垂直統合により、顧客のニーズに応える体制を整えている。

情報システム関連事業:公共分野のDXと基幹システム更新を牽引

システムインテグレーションを中核に、パッケージソフトの開発・販売、ネットワーク・セキュリティ構築、クラウドコンピューティングサービスを提供。2026年3月期は石川・富山両県の全34自治体のうち26自治体からNEXTGIGAスクール案件を受注し、教育現場のデジタルトランスフォーメーションを推進した。この案件を契機に教育DX関連の受注も拡大。複数の基幹システム更新案件も順調に進捗し、売上高170億円、営業利益14.2億円と過去最高を更新した。子会社ディサークル株式会社がパッケージソフト開発を担当し、公共・民間双方の顧客基盤を持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

化学品・電子部材の総合商社、安定収益

三谷産業は化学品や電子部材を中心に展開する専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(167A)は電子デバイス特化型、高千穂交易(2676)は測定機器中心でそれぞれ立ち位置が異なる。三谷産業は幅広い製品ラインを持つが、営業利益率は約2.9%(2026/3期予想)と総合商社並みの低水準。近年は成長分野への投資を進め、収益力向上を図っている。

強み

  • 化学品、電子部材など多様な商材を扱い、特定業種への依存度が低い。
  • 歴史ある取引関係で、安定した需要を確保。リピート率が高い。
  • 自己資本比率が高く、財務健全性に優れる。景気後退期にも耐性あり。
  • 半導体・EV関連など成長市場向け商材の拡充を積極推進。

課題

  • 営業利益率3%未満と薄利多売体質。付加価値向上が急務。
  • 化学品や電子材料は需給変動の影響を受けやすく、在庫リスクが存在。
  • 専門商社として高度な知識が求められるが、人材獲得競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が三谷産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1287A黒田グループ531億円14.4倍
27537丸文509億円14.4倍
38151東陽テクニカ494億円16.2倍
48141新光商事486億円40.5倍
59837モリト485億円13.3倍
68285三谷産業481億円13.2倍
79305ヤマタネ468億円8.1倍
87480スズデン458億円26.7倍
97438コンドーテック449億円13.2倍
109896JKホールディングス446億円9.6倍
119906藤井産業441億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

富山営業所開設と吸収合併による創業期の確立

1950年4月、富山市に富山営業所を開設した。翌1951年6月、効率的な運営と事業内容の多角化による企業基盤充実を期するため、化学品を主に取り扱っていた三谷産業株式会社を吸収合併し、同時に現商号の三谷産業株式会社に変更。この合併により、同社は化学商社としての基盤を固め、後の多角化の起点となった。当時は石川・富山県を中心に化学品販売を営んでいたが、この組織再編を機に事業領域を拡大する準備が整えられた。合併後は、地域密着型の営業活動を強化し、北陸地方での信用を蓄積していった。

東京営業所開設で首都圏への布石を打つ

1952年2月、首都圏における営業基盤づくりを図るため、東京営業所(現東京本社)を開設した。石川県金沢市に本社を置く同社にとって、東京進出は販路拡大の重要な一歩であった。この東京営業所は、後年に住宅設備機器や空調設備工事など化学品以外の事業へ進出する際の橋頭堡となる。首都圏での営業活動を通じて、大手ゼネコンや住宅メーカーとの取引関係を構築し、現在の空調設備工事事業や住宅設備機器事業の基盤がこの時期に形作られた。

石油・空調・コンピュータと多角化が加速した1960年代

1960年4月、石油製品の販売を開始。1963年10月には住宅機器・空調機器の販売ならびに空調設備工事の設計施工業務に参入。さらに1966年6月、コンピュータおよび関連機器の販売、ソフトウェア開発業務を開始した。これらの新規事業は、現在のエネルギー関連事業、空調設備工事関連事業、情報システム関連事業の原点である。特に空調設備工事は、後に同社の中心的な収益源に成長。コンピュータ事業への参入は、同社を単なる商社から技術系複合企業へと変貌させる契機となった。石油製品販売は、地域エネルギーインフラとしての役割を担うことになる。

本社移転と情報システム事業の拠点統合

1973年12月、株式会社金沢スタジアムを吸収合併し、金沢市玉川町に本社を移転。同時に電子計算機事業部(現情報システム事業部)および金沢支店を同所に移転した。この移転により、本社機能と情報システム事業の拠点が一体化され、事業部門間の連携が強化された。当時、コンピュータ事業は成長分野であり、独立した事業部としての位置づけが明確になった。玉川町の本社は現在も同社の本社所在地であり、創業の地である金沢における象徴的な拠点となっている。

LPガス事業への進出と子会社設立

1977年4月、富山県内におけるLPガス販売を目的として三谷ガスサービス株式会社を設立。1986年8月には石川県内を対象にサンエーガス株式会社(1994年9月に三谷ガス株式会社に商号変更)を設立した。これら子会社を通じて、北陸地方におけるエネルギー供給事業を本格化。1999年7月には、経営効率化のため三谷ガス株式会社が三谷ガスサービス株式会社を吸収合併し、LPガス事業を一本化した。現在、エネルギー関連事業は民生用LPガスと石油製品が中心で、地域のライフラインとして安定供給に努めている。

名古屋証券取引所上場で資本基盤を強化

1988年7月、名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場により資金調達力が向上し、後の事業拡大やベトナム進出の原資となった。上場時点では、化学品販売を軸に、情報システム、住宅設備、空調工事など多角化が進んでおり、時価総額や知名度の向上が期待された。同社は上場後も、M&Aや新会社設立を通じて事業ポートフォリオを拡充し、総合商社としての地位を固めていった。

ベトナム進出とグループ再編が進んだ1990年代

1994年7月、ベトナムの国営関連企業と合弁でThangloi-Aureole J/V Enterpriseを設立し、東南アジアへ初進出。1997年12月には化学製品製造販売・環境ビジネスを目的とするMitani Aureole Vietnam Inc.(現Aureole Mitani Chemical & Environment Inc.)を設立した。同時に国内では、1996年に東京支社を改組して東京本社を設置し、1997年にエネルギー事業部を分社化、1998年に住宅設備機器販売事業を分社化するなど、グループ再編を積極的に実施。1997年には金型・樹脂成形品の子会社株式会社アクティを設立し、メーカー機能を強化した。

研究開発拠点として三谷サイエンスパーク研究所を開設

1999年9月、石川県能美郡辰口町(現能美市)に三谷サイエンスパーク研究所を開設した。同研究所は化学品関連の研究開発拠点として、機能性材料や医薬品原薬の開発を担う。設備投資により、自社製品の開発力向上を図り、商社機能とメーカー機能の融合を進めた。この研究所の開設は、同社が単なる中間流通業者から、技術開発と製造まで手掛ける複合企業へと変貌した象徴的な出来事である。現在、化学品事業における医薬品原薬や機能性素材の受託製造に貢献している。

年表20件を開く

1950年代

  • 1950年4月富山市に富山営業所を開設。
  • 1951年6月M&A効率的な運営と事業内容の多角化による企業基盤の充実を期するため、化学品を主に取り扱っていた三谷産業株式会社を吸収合併し、同時に現在の三谷産業株式会社に商号変更。
  • 1952年2月首都圏における営業基盤づくりを図るため、東京営業所(現東京本社)を開設。

1960年代

  • 1960年4月石油製品の販売を開始。
  • 1962年12月本社営業部門を改組し、金沢営業所を設置。
  • 1963年10月住宅機器、空調機器の販売ならびに空調設備工事の設計施工業務を開始。
  • 1966年6月コンピュータおよび関連機器の販売ならびにソフトウエア開発業務を開始。

1970年代

  • 1973年12月M&A株式会社金沢スタジアムを吸収合併、金沢市玉川町に本社、電子計算機事業部(現情報システム事業部)および金沢支店を移転。
  • 1977年4月創業富山県内におけるLPG販売を目的として三谷ガスサービス株式会社(1999年7月に三谷ガス株式会社に吸収合併)を設立。

1980年代

  • 1986年8月創業石川県内におけるLPG販売を目的としてサンエーガス株式会社(1994年9月に三谷ガス株式会社に商号変更)を設立。
  • 1988年7月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場。

1990年代

  • 1994年7月ベトナムの国営関連企業と合弁で、Thangloi-Aureole J/V Enterprise を設立。
  • 1996年9月旧東京支社を改組・再編成し、東京本社を設置。また、首都圏の住宅設備機器販売事業の一部と北陸地区での住宅機器販売事業を、それぞれ三谷住建販売株式会社(現株式会社インフィル)と三谷産業コンストラクション・プロダクツ株式会社(現三谷産業コンストラクションズ株式会社)に分社。
  • 1997年8月エネルギー&ケミカル事業部富山営業部(現三谷産業イー・シー株式会社)を分社。
  • 1997年10月創業金型・樹脂成形品の企画開発・生産・販売を目的として株式会社アクティを設立。
  • 1997年12月創業ベトナムに、化学製品製造販売・環境ビジネスを業とするMitani Aureole Vietnam Inc.(現 Aureole Mitani Chemical & Environment Inc.)を設立。
  • 1998年4月創業エネルギー&ケミカル事業部営業部を分社し、1997年8月設立の三谷産業イー・シー株式会社に統合。
  • 1999年4月創業パッケージソフトウエアの開発・販売を目的としてディサークル株式会社を設立。
  • 1999年7月M&A経営の効率化を目的として、三谷ガス株式会社が三谷ガスサービス株式会社を吸収合併。
  • 1999年9月石川県能美郡辰口町(現石川県能美市)に三谷サイエンスパーク研究所を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで1,130億円
  • 営業利益2027年3月期まで30億円
  • 経常利益2027年3月期まで39億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで26億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    調和と真の最適の追求

    お客様とのビジネスを軸に、仕入先、地域社会、株主、社員・役員といった関係者間で調和を作り上げる。お客様の要望にそのまま応えるのではなく、知識や技術を活かし、短期的な課題解決と中長期的な価値創出、社会の持続的な発展のバランスを取った真の最適を追求する。

  2. 02

    分野融合によるイノベーション促進

    分野や業界の交差点に立ち、お客様のイノベーションを促進する役割を担う。さまざまな業界をつなぐネットワークの中で重要な結び目となり、複数の事業セグメントにわたり、単なる商社ではなくメーカーやコンサルタントとしても複数のレイヤーでビジネスを展開する。

  3. 03

    非財務指標によるバランス経営

    財務的な経営指標と両輪をなす非財務指標「Company Well-being Index」を策定し、長期的視野で持続的に事業を成長させながら価値創出・社会貢献する“良い会社”であり続けることを目指し、財務と非財務のバランスの取れた経営を推進する。

  4. 04

    地政学リスクへの対応

    中東情勢などの地政学的リスクに対し、各事業で影響を分析し、資材調達の多角化、調達先の切り替え、サプライチェーンの強靭化を進める。特に石油製品や樹脂材料の安定確保に努め、一時的な混乱に備えつつ、長期的な安定調達の課題にも商社機能を活用して対応する。

  5. 05

    DXと働き方改革の推進

    建設業界など現場中心の業務において、ICTやAIを活用した業務の合理化・効率化を図り、働きやすい職場環境を実現する。現場業務から得られる知見・データを蓄積し、建設工程の生産性向上や品質向上に資する取り組みを推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,569人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は767万円で、9期前と比べて+27.3%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は11.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,651
2018年3月4,847
2019年3月60340.611.53,151
2020年3月60440.611.13,355
2021年3月63240.310.33,540
2022年3月63940.410.63,805
2023年3月63141.011.03,545
2024年3月67141.211.23,569
2025年3月70641.511.33,56359
2026年3月76741.511.93,56995

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 12 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
工場 — 富山県富山市2,196百万円
事務所・工場他 — 青森県上北郡 六戸町1,278百万円
本社事務所・工場他 — 東京都町田市1,270百万円
金沢本社 — 石川県金沢市1,262百万円
全社、情報システム関連事業及び空調設備工事関連事業
製造・物流センター — 石川県金沢市697百万円
三谷サイエンスパーク研究所第二棟 — 石川県能美市670百万円
情報システム関連事業
本社事務所・工場 — ベトナム社会主義共和国 ドンナイ省643百万円
工場 — ベトナム社会主義共和国 ハイフォン市520百万円
三谷サイエンスパーク研究所第一棟 — 石川県能美市508百万円
情報システム関連事業
工場 — ベトナム社会主義共和国 ハイフォン市499百万円
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アクティブファーマ㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミライ化成(注)3
    長野県千曲市
    議決権100.0%
  • 国内
    三谷産業イー・シー㈱(注)3
    石川県野々市市
    議決権100.0%
  • 国内
    三谷産業コンストラクションズ㈱
    石川県野々市市
    議決権100.0%
  • 国内
    ディサークル㈱
    東京都千代田区
    議決権83.0%
  • 国内
    コンフィデンシャルサービス㈱
    石川県能美市
    議決権84.0%
  • 国内
    ㈱インフィル(注)3
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱JAXSON (注)6
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱HIDEO (注)6
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Tesera
    石川県金沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    三谷産業アドニス㈱
    石川県金沢市
    議決権100.0%
  • 海外
    Aureole Mitani Chemical & Environment Inc. (注)2
    ベトナム社会主義共和国ドンナイ省
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • Aureole Fine Chemical Products Inc. (注)2.4ベトナム社会主義共和国ドンナイ省100%
  • Aureole Logistics of Chemical Inc. (注)4ベトナム社会主義共和国ハノイ市100%
  • Aureole Construction Software Development Inc.ベトナム社会主義共和国ホーチミン市100%
  • Aureole Business Components & Devices Inc. (注)2ベトナム社会主義共和国ドンナイ省100%
  • Aureole unit-Devices Manufacturing Service Inc.ベトナム社会主義共和国ドンナイ省100%
  • Inter-Technology Infrastructure Research Co., Ltd.アメリカ合衆国カリフォルニア州100%
  • Aureole Information Technology Inc.ベトナム社会主義共和国ホーチミン市90%
  • Aureole Expert Integrators Inc.ベトナム社会主義共和国ハノイ市100%
  • Pear Investment Pte Ltd (注)7シンガポール共和国100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    分館1階事務室系統空調機改修工事
    衆議院 · 2025-04-04
    2.5億円
  • 調達
    分館3階委員室系統空調機他改修工事
    衆議院 · 2025-12-17
    1.3億円
  • 調達
    分館4階委員室系統空調機分解整備
    衆議院 · 2024-01-31
    1億円
  • 調達
    分館外1か所空調設備その他改修工事
    衆議院 · 2024-11-20
    9,380万円
  • 調達
    本館第一委員室系統空調機改修工事
    衆議院 · 2022-12-27
    5,900万円
  • 調達
    本館警務部待機室他空調設備改修工事
    衆議院 · 2024-06-14
    3,600万円
  • 調達
    本館記録部サーバー室系統他空調機改修工事
    衆議院 · 2023-06-20
    3,530万円
  • 補助金
    令和5-6年度 建築BIM加速化事業
    国土交通省 · 2025-02-28
    1,320円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,175億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+61.9%。

売上高
+14.0%
1,175億円
営業利益
+61.9%
34億円
純利益
+50.0%
36億円
営業利益率
2.9%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,130億円1,175億円
営業利益30億円34億円
純利益26億円36億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は274億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2446
2024年1Q21300.03
2024年2Q24683.36
2024年3Q23752.19
2024年4Q2633
2025年2Q48781.613
2025年4Q544132.411
2026年2Q566173.018
2026年4Q609172.818
2027年1Q274103.614

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は635億円から1,175億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は6期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月635111
2014年3月6801710
2015年3月6741916
2016年3月6772214
2017年3月6692820
2018年3月8083021
2019年3月8572920
2020年3月7763316
2021年3月8053323
2022年3月8442014
2023年3月9041710
2024年3月9592421
2025年3月1,03121272.024
2026年3月1,17534452.936

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,175億円のうち、営業利益として残るのは34億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.7%948億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%193億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが86億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは79億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は79億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−1619−643
2014年3月12−4126−2942
2015年3月37−19−211839
2016年3月29−9−52054
2017年3月43−21−242252
2018年3月16−5449−3863
2019年3月42−42−8056
2020年3月18−7−141153
2021年3月36−4613−1056
2022年3月11−2110−1058
2023年3月37−14−152366
2024年3月56−9−384777
2025年3月42−15−322773
2026年3月86−7−747979

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,015億円。このうち返さなくてよい自己資本が570億円で、自己資本比率は55.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月50221229040.6
2014年3月56122733438.8
2015年3月58625433241.5
2016年3月57626031642.9
2017年3月58229129147.5
2018年3月71833238642.0
2019年3月72435836647.2
2020年3月68734734047.8
2021年3月81741140647.7
2022年3月85040344747.2
2023年3月86341644748.1
2024年3月94947247749.6
2025年3月93547645950.7
2026年3月1,01557044655.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
90億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
311億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
23億円
在庫として抱えている分
負債合計
446億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中225位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥778で、1年前と比べて+96.4%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥778-0.6%1ヶ月+9.0%1年+96.4%時価総額481億円
過去52週の値幅
安値¥403高値¥820

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)18.4倍
PBR0.84倍
配当利回り1.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが11.22倍と同業界平均17.44倍を下回り、PBRも0.72倍と同業界平均1.19倍を大きく下回る。ROEは6.97%と利益創出力は平均的だが、配当性向87.48%と高く、配当利回り1.89%は業界平均2.58%を下回り、配当の持続性に懸念。割安だが、収益力や配当の安定性に課題がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍17.9倍
PER (予想)18.4倍
PBR0.84倍1.24倍
ROE7.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+30.0%いまの株価に対する利回りは1.67%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
1.67%
いまの株価に対して
配当性向
87.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月779.5
2018年3月814.368.4
2019年3月96.358.0
2020年3月95.990.2
2021年3月90.051.3
2022年3月90.0129.3
2023年3月90.036.9
2024年3月90.0114.4
2025年3月1011.146.5
2026年3月1330.087.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,168人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.8%を占め、残る53.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.349.153.549.051.547.8
事業法人36.038.536.539.839.839.7
金融機関12.09.88.97.97.07.1
証券会社0.81.10.61.30.72.9
外国法人0.91.50.52.11.02.5
自己株式0.30.30.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三谷 充15.78
02三谷株式会社9.68
03公益財団法人三谷育英会7.61
04公益財団法人三谷研究開発支援財団6.48
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.38
06株式会社アテナ3.51
07株式会社三谷サービスエンジン3.42
08公益財団法人三谷文化芸術保護情報発信事業財団3.24
09立花証券株式会社1.59
10三谷産業社員持株会1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-07-13
    三谷 充
    変更報告
    0.00%
    -15.77pt
  • 2026-07-06
    三谷 充
    変更報告
    18.93%
    +0.01pt
  • 2026-07-06
    三谷 充
    変更報告
    15.73%
    -3.20pt
  • 2026-07-06
    三谷 充
    変更報告
    15.76%
    +0.03pt
  • 2026-07-06
    三谷 充
    変更報告
    15.76%
  • 2026-07-06
    三谷 充
    変更報告
    15.77%
    +0.01pt
  • 2026-05-14
    三谷 充
    変更報告
    0.00%
    -15.77pt
  • 2026-05-08
    三谷 充
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -15.77pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2530%、1株純資産は14期で+149%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月23710.674.584.4
2014年3月193964.910.637.0
2015年3月304357.120.137.9
2016年3月244425.514.554.4
2017年3月364857.710.579.5
2018年3月375297.311.968.4
2019年3月335546.28.558.0
2020年3月275334.911.990.2
2021年3月376326.311.751.3
2022年3月236523.613.8129.3
2023年3月166742.420.636.9
2024年3月347644.712.2114.4
2025年3月407705.28.446.5
2026年3月599227.012.387.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額543百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三谷忠照代表取締役社長42594,000
森浩一取締役副社長 業務執行担当・営業統括6537,000
竹内昇常務取締役 人事担当兼空間デザイン統括担当6122,000
内田大剛常務取締役 財務担当兼広報担当453,000
渡邊伸寿取締役 品質担当兼生産・製造技術担当685,000
深堀俊彰取締役 DX推進担当505,000
三浦秀平取締役 海外事業担当兼ベトナム事業企画促進室長498,000
正元敏之取締役 特命担当595,000
茂知一取締役 危機管理担当兼関連事業担当兼社内情報システム担当兼CSR本部長兼社内システム室長578,000
山田徹取締役 特命担当563,000
花田光世取締役78
長澤裕子取締役53
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
清木康取締役70
増田幸宏取締役49
清水雅楽乃取締役45
山本博之常勤監査役678,000
尾島俊雄監査役8932,000
寺野稔監査役72
伊藤聡子監査役59
岩本涼取締役29

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)12253147322045338
社外取締役8434486
監査役1231624242

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,242字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社24社ならびに関連会社6社から構成されており、主な事業内容は、化学品関連、樹脂・エレクトロニクス関連、情報システム関連、空調設備工事関連、住宅設備機器関連、エネルギー関連であります。セグメントといたしましては、上記6事業にコンピュータ・事務機器等に使用する消耗品の販売等その他を加えた7事業であります。 当社グループのセグメント別の主要取扱商品およびセグメントと当社グループの状況を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。 各セグメントの主要取扱商品 事業区分   主要商品 化学品関連事業   化学品の販売(塩酸、硫酸、苛性ソーダ、その他無機・有機化学品)、機能性材料の受託製造・販売(健康食品素材、機能性樹脂、触媒、医薬・農薬中間体、電子材料、食品添加物)、医薬中間体・医薬品原薬の製造・販売、健康食品の販売、化学品・環境に関わるコンサルティング・コーディネーション、樹脂材料の販売 樹脂・エレクトロニクス関連事業   金型の設計・製造・販売、樹脂成形品の製造・販売、電子部品の製造・販売(セラミック基板、半導体製品等) 情報システム関連事業   システムインテグレーションサービス、パッケージソフトウエアの開発・販売、ネットワーク・セキュリティ等の情報インフラの構築、ハードウエアの保守、システムの保守・運用サポートサービス、アウトソーシングサービス(ホスティング・ハウジング・データ保管・バックアップサービス・クラウドコンピューティングサービス) 空調設備工事関連事業   空調設備・給排水衛生設備・クリーンルーム・消防設備の設計・施工、電気工事・内装工事の設計・施工、リニューアル物件の設計・施工(オフィスビル、マンション、ホテル、工場、病院、老健施設等) 住宅設備機器関連事業   住宅機器の販売・設計・施工(ユニットバス、システムキッチン、洗面化粧台、造付家具等)、空調機器の販売・設計・施工、システム収納・システムキッチン・洗面化粧台等の開発・製造・販売・設計・施工、家具の開発・製造・販売、浴室空間の企画・設計・開発・製造・販売 エネルギー関連事業   石油製品(A重油、C重油、灯油、軽油、ガソリン、再生油等)の販売、LPガス・家庭用燃料電池・太陽光発電システムの販売 その他   コンピュータ・事務機器等に使用する消耗品の販売、移動体通信機器の販売、名刺・カード印刷、旅行代理店、オフィスビル等の保全管理、人材派遣、ベトナムグループ会社の業務管理・人事労務管理 事業系統図 (注)1.無印は連結子会社であります。 2.※1は複数の事業に跨っている連結子会社であります。 3.※2は非連結子会社で持分法非適用会社であります。 4.※3は関連会社で持分法適用会社であります。 5.※4は関連会社で持分法非適用会社であります。 6.※5は複数の事業に跨っている関連会社であります。
経営方針・対処すべき課題10,108字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当企業集団の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業集団が判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社および当社連結子会社(当企業集団)は、以下の方針を掲げ経営目標を達成すべく取り組んでまいりました。 ・お客様とのビジネスを軸に、仕入先、地域社会、株主、社員・役員といった関係者間で調和を作り上げていくこと。 ・お客様からの要望にそのまま応えるのではなく、当企業集団の知識や技術を活かし、短期的な課題解決と中長期的な価値創出、さらに社会の持続的な発展においてバランスのとれた真の最適を追求すること。 ・分野と分野、あるいは業界と業界の交差点に立つことによって、お客様のイノベーションを促進する役割を担い、さまざまな業界をつなぐネットワークの中で、重要な結び目になること。 ・複数の事業セグメントにわたって、それも単なる商社ではなく、時にはメーカーであったり、時にはコンサルタントであったりと、複数のレイヤーでビジネスを展開すること。 また、当社は財務的な経営指標との両輪をなす非財務的な側面における経営指標として「Company Well-being Index(カンパニー・ウェルビーイング・インデックス)」を策定しております。長期的視野で持続的に事業を成長させながら価値創出・社会貢献する“良い会社”であり続けることを目指して、財務的側面と非財務的側面からバランスのとれた経営を推進してまいります。 なお、「Company Well-being Index」については、以下の当社ウェブサイトにて詳細を開示しております。 < https://www.mitani.co.jp/company/cwi/ > (2)経営環境 わが国経済は、継続的な賃上げを背景とした景気の持ち直しの動きがみられるものの、物価の上昇や金融政策の見直しによる金利の上昇、海外経済の減速懸念、各種コストの高止まり等により、経済動向の先行きについては引き続き注意が必要な状況にあります。また、米国の関税政策動向や中東情勢などの地政学的リスクが高まる中、経営環境は依然として不透明な状況が続いております。 本有価証券報告書提出時点における当企業集団の業績に与える中東情勢の影響について検討を行い、その影響を業績予想に織り込んでおります。前提条件としては、現時点で把握できている事実を踏まえ、一時的な混乱は上期には収束し、下期には通常の状態に戻ると想定しております。なお、各関連事業への影響は以下のとおりです。 ①空調設備工事関連事業 サプライチェーンを取り巻く外部環境の影響により、資材調達の一時的な混乱と一部の案件における短期的な延伸が発生しております。一方で、資材調達の多角化をすすめ、関連する事業パートナーとの連携を強化しており、一定の成果も見えていることから、その影響は最小限に抑えられると見込んでおります。 ②樹脂・エレクトロニクス関連事業 当事業は自動車部品等の製造をベトナム等で行っており、材料の一部はホルムズ海峡を経由して調達しておりました。しかし、ホルムズ海峡の状況を踏まえ、調達先を切り替えるなど材料の確保に努めております。その結果、今後数か月においては、必要量を確保できる見込みが立っております。長期的な安定調達にはいまだ課題が残っておりますが、当企業集団の商社機能等を有効に活用し対応してまいります。 ③情報システム関連事業 当事業は、中東情勢による直接的な影響を受けにくい構造になっており、業績への影響は小さいと認識しております。 ④化学品関連事業 当事業は、主に日本国内およびベトナムの製造業向けに資材の仕入販売を行っております。資材は世界各国から調達しており、一部にホルムズ海峡を経由するものがありますが、取扱量は限定的であるため、業績への直接的な影響は軽微と見込んでおります。一方で、当事業は、世界各国の製造業の稼働状況や物流環境の変動により需給両面で影響を受けやすい事業構造にあります。そのような中においても、複合商社としての強みを活かし、顧客への資材の安定供給および調達困難な資材への対応に取り組んでおります。また、当事業では、化学分野に強みを持つパートナー企業との協業により、独自のリサイクルビジネスを展開しております。昨今の資材価格の高騰を受け、これまで経済性の面から活用が低迷していたリサイクル技術の再評価も進めており、こうした環境変化を事業機会と捉え、リサイクル技術の活用拡大を通じて収益性の向上と持続可能な社会への貢献を目指してまいります。 ⑤エネルギー関連事業 当事業は、民生用LPガスと石油製品の仕入販売を行っております。民生用LPガスについては、中東情勢の影響を受けにくい事業構造です。石油製品については、国内の元売り企業からの仕入れを行っております。この元売り各社とともに、ホルムズ海峡の状況を注視しつつ調整を進める中、今後数か月間においては一定量を確保できる見込みが立っております。石油製品の仕入販売は、当企業集団においてホルムズ海峡の通行状況の影響を受ける可能性が最も高い事業です。法人顧客の事業継続や個人顧客の生活に大きな影響を与える重要なインフラ事業であることの重要性を踏まえ、安定供給に努めております。 ⑥住宅設備機器関連事業 当事業は、住宅設備機器の仕入販売・自社製造・設置工事のほか、オフィスやホテル、マンション等の内装工事を行っております。仕入販売については、国内外の複数メーカーとの取引基盤を有しており、一部で受注調整はあるものの、供給が全面的かつ長期的に停止する状況には至っておりません。自社製造については、中東情勢の影響は顕在化しておらず、業績への影響は軽微と認識しております。設置工事および内装工事については、調達環境の変化や建築プロジェクトの遅延等が生じる可能性があり、現時点で想定される影響は業績予想に織り込んでおります。 今後の中東情勢の動向次第では、各関連事業におけるエネルギー市況、原材料価格および物流環境等にさらなる影響が及ぶ可能性があります。引き続き関連する外部環境を注視し、業績に重要な影響が見込まれる場合には、速やかに開示を行う方針です。 (3)次期(2027年3月期)の業績見通し 当企業集団の経営上の目標を達成するための客観的な指標は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益であります。 次期の連結業績については、売上高は1,130億円(前期比3.9%減)、営業利益は30億円(前期比11.2%減)、経常利益は39億円(前期比13.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は26億円(前期比28.3%減)と予想しております。 なお、引き続き、政策保有株式の売却等を含む資本効率向上の取り組みを継続する方針でありますが、その実施時期や規模は未確定であるため、業績予想には織り込んでおりません。 次にセグメント別の今後の重点施策について説明申しあげます。 <空調設備工事関連事業> 当事業が属する建設業界においては、マンションやビルの新築需要およびリノベーション需要が堅調に推移すると見込まれています。一方で、原材料価格やエネルギーコストの上昇、物流費の高騰等を背景とした建設コストの上昇が続いていることに加えて、就業者の高齢化や若年層の入職者不足を背景とした慢性的な人手不足および時間外労働の上限規制により、生産性向上や業務効率化への対応が求められています。また、省エネ・脱炭素化の潮流を背景とした環境配慮型建築物への対応も重要な課題となっています。 このような中、当事業では、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)への対応やICT・IoTを活用した高効率な空調設備の提案等、当社グループの総合力や複合力を活かした付加価値の高い提案に努めることで競争優位性を高めてまいります。また、現場作業が中心のためデジタル化が難しい建設業界において、DX(デジタルトランスフォーメーション)に積極的に取り組んでおります。ICTを活用した業務の合理化・効率化により働きやすい職場環境の実現を図るとともに、現場業務を通じて得られる知見やノウハウ・データの蓄積を進めております。さらに、AI技術の進化に対応し、建設工程の生産性向上や品質向上に資する取り組みを推進してまいります。 ①北陸地区においては、長年培ってきた建築設備ノウハウと幅広いソリューションの複合提案を強みに受注拡大を図ってまいります。また、修理や点検に関するお客様の課題解決につながる保守サービスの提案を拡充し、安定した受注の確保に努めてまいります。 ②首都圏においては、建築・設備・電気のトータル施工が可能な総合力を強みに、高付加価値な提案に注力してまいります。また、当社グループの複合力を発揮できる案件の発掘・獲得に努めることで収益力の向上に取り組んでまいります。 ③建設業の設計・積算を行うベトナム子会社のAureole Construction Software Development Inc.は、ベトナムにおいて最大規模の700名を超える技術者集団として、BIM関連業務を中心に各種データ作成業務の受注拡大を図ってまいります。BIM関連業務においては、BIMエンジニアリングセンターに所属する250名を超える経験豊富なBIM技術者のもと、高い技術力と組織力を活かしたBIM全工程での包括的な提言・提案に取り組んでまいりました。その成果として、再開発事業や物流施設、データセンター等を対象としたモデリング業務の受注が順調に進捗しており、複数のプロジェクトへの参画によりBIM対応力が着実に向上しております。今後も当社グループの強みを訴求する提案を継続し、市場での優位性の向上に努めることで、建設業界の変革を先導するリーディングカンパニーとして選ばれ続ける会社を目指してまいります。 次期の業績については、売上高は前期比3.6%増の214億32百万円、営業利益は前期比0.9%減の23億円と予想しております。 <樹脂・エレクトロニクス関連事業> 当事業の主要顧客が属する自動車業界においては、ガソリン車の需要は継続すると見込まれるものの、ハイブリッド車や電気自動車への移行を含めた電動化が中長期的に進展すると想定されており、各種の駆動系部品に対応するための高度な技術力が求められています。 このような中、当事業では、既存ビジネスで培ったネットワークやこれまでの経験で蓄積した技術とノウハウを活かし、調達面および技術面での対応力の強化を図ってまいります。また、人の判断力や柔軟な対応力と機械の高精度・高効率な処理を適切に組み合わせ、人と機械が協調する体制を構築してまいります。さらに、より高難度の成形技術の確立に取り組むことで、高い付加価値を創出し、お客様に驚きと感動を提供してまいります。 ①自動車関連ビジネスでは、従来の仕様対応型の製品供給にとどまらず、製品開発の初期段階からお客様と協働するフロントローディング活動を通じ、課題解決型の技術提案を強化してまいります。また、ベトナム製造拠点においては、原価低減活動を推進するとともに、高難度の電動化関連部品の量産により一層取り組んでまいります。さらに、検査工程の工数削減と品質安定を両立させるべく、AIを活用した自動外観検査機の量産工程への適用を本格的に推進してまいります。 ②自動車関連以外のビジネスでは、自動車関連ビジネスで培ったノウハウを基盤とし、新たに獲得した成形・組立技術を融合することで、密封性が求められる検知器部品や自動インサート成形への展開を図ってまいります。成形から組立までを一体化した多工程自動化を推進するとともに、これらの技術を横展開することで、当事業における新たな収益基盤の確立を目指してまいります。 次期の業績については、売上高は前期比3.9%増の127億9百万円、営業利益は中東情勢の影響に伴う原材料価格の上昇や物流コストの増加が見込まれることから、前期比41.8%減の8億40百万円と予想しております。 <情報システム関連事業> 当事業が属する情報システム業界においては、生成AIやクラウドの進化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、セキュリティリスクの増大といった事業環境の変化の中で成長機会が広がっています。特に昨今は、実務におけるAIの活用可能性が一層広がりを見せています。 このような中、当事業では、これまでに当社グループで培ってきたAIの利活用を含む様々なノウハウやオリジナルソリューションを活かし、業務効率化のみならず、業務改革や事業モデル改革に関わる提言・提案を推進することで、お客様の持続的成長を実現するとともに、人手不足等の社会的課題の解決にも貢献してまいります。 ①2024年度より、お客様のデジタル技術の実装およびICTの活用を伴走支援する「バーチャルCxOサービス」を開始しております。近年、人手不足や業務効率化を背景にデジタル技術やAIの利活用が重要な経営課題として認識されている一方で、それらを活用してビジネスモデルや組織、業務プロセスの変革を主導する経営人材が不足しています。そこで当社が、お客様のCDO(Chief Digital Officer)やCIO(Chief Information Officer)の役割の一部を担い、デジタル化に関する経営課題を見極めたうえで、解決に向けたソリューションの提案・実装までを包括的にサポートし、お客様の変革を先導してまいります。また、AIの利活用提案については、当社グループ内で部門横断的に蓄積してきた実証事例をもとにお客様へ展開することで、多くのお客様から高い評価をいただいております。今後も当社は、AIの利活用を含め、お客様の経営課題の解決に資する提案を行い、受注拡大に努めてまいります。 ②石川・富山両県の全34自治体のうち26自治体からNEXTGIGAスクール※案件を受注したことを契機として、多数の自治体でICT環境整備を実施し、培ったノウハウをパッケージ化しました。当パッケージは、タブレット端末やパソコン等のハードウェアの納入およびセキュリティ環境整備にとどまらず、教育現場で必要とされるアプリやWEBサービスの提供、保守運用までを含めることで、教育現場の環境向上および教職員の皆さまの業務効率化を実現するものです。当社は本年4月より、公共・教育ソリューション事業部を新設しました。パートナー企業とも連携し、当パッケージを全国の教育機関へ展開してまいります。また、教育現場には、教育の高度化への対応や、気候変動を背景とした空調環境の整備といった課題があることも確認しております。今後は、ICT環境と空間デザインを融合させた新しい教室空間の提案や教室の二酸化炭素濃度・気流の可視化による学習環境改善等、複合商社である当社グループの強みを活かし、教育現場の総合プロデューサーを目指してまいります。 ※ 文部科学省が推進する、教育現場におけるICT活用を推進する「GIGAスクール」の第2フェーズのことで、教育現場におけるさらなるICTの活用や、更新時期を迎えた端末の整備が求められています。 ③グループウェアを基盤としたDXソリューション「POWER EGG®」については、お客様の業務をより円滑化するための機能強化版を継続してリリースするとともに、よりよいUI/UXを提供するためのメジャーバージョンアップにも取り組むことで、製品競争力の強化を図ってまいります。また、金融機関や民間企業等1,600社を超えるお客様への導入を通じて、経営意思決定迅速化や業務効率化の事例が当社グループには数多く蓄積されております。蓄積した事例をユーザ会で横展開し既存のお客様のさらなる生産性向上を支援するとともに、新規のお客様への提案にも活用することで売上拡大を図ってまいります。 ④プログラム開発不要でさまざまなクラウドサービスを効率的に連携させるFaaSインテグレーター「Chalaza®(カラザ)」ならびに印刷業向け基幹業務クラウドサービス「BRAIN」については、パートナー企業や業界団体等との協業体制を強化し、受注拡大を図ってまいります。 ⑤ベトナム子会社のAureole Information Technology Inc.においては、「mcframe」の開発元であるビジネスエンジニアリング㈱とのパートナー関係を深化させ、さらなる営業力・技術力の強化を図ることで、ベトナム国内でのパッケージソリューションの導入拡大に注力してまいります。また、日本市場向けのオフショア開発事業においては、エンジニアのマルチスキル化とAI技術の活用推進に取り組み、安定した受注と収益の確保に努めてまいります。 ⑥クラウド関連事業では、子会社のコンフィデンシャルサービス㈱において、堅固な地盤に立地した災害に強いデータセンターを最大限に活用してまいります。サイバー攻撃に対するセキュリティ対策や自然災害からの早期復旧への対応が課題となる今日において、パートナー企業とも協業し、お客様の事業継続性を向上させる安心安全で高品質なサービスの提供に注力してまいります。 次期の業績については、前期にNEXTGIGAスクール案件の納入があったことから、売上高は前期比31.9%減の115億84百万円、営業利益は前期比1.2%減の14億2百万円と予想しております。 <化学品関連事業> 当事業が属する化学品業界においては、原材料価格の変動への対応や安定供給実現の重要性が高まっています。また、脱炭素化の潮流や環境規制強化により、資源のリサイクルや有効活用等、循環型社会の実現に向けた取り組みも引き続き重要な課題となっています。 このような中、当事業では、当社グループの長年の経験とこれまで培ってきた国内外の調達力を活かすとともに、環境との調和を意識した独自技術の開発・確立に取り組んでまいります。さらに、既存顧客およびパートナー企業が有する多様な機能や技術をつなぎ合わせ、顧客課題の解決に向けたイノベーションを創出してまいります。 ①国内における化成品販売については、業界再編に伴うサプライチェーン構造の変化を踏まえ、当社グループの強みである調達力を発展させるべく安定供給体制の強化に努めてまいりました。また、この変化に柔軟に対応し、新たな営業基盤を拡大してまいります。さらに、商社機能とメーカー機能の組み合わせによる顧客課題の解決に資する事業機会の創出を進めてまいります。 ②医薬品原薬については、品質管理を最優先し、GMP(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理及び品質管理の基準)遵守に対する監視・牽制体制の維持、GMP教育の徹底、さらにはクオリティカルチャーの醸成や組織風土の改善活動を継続してまいります。 また、連続フロー法については、反応装置を連結することで原料の投入と同時に目的化合物を取り出せる効率性と、製造工程における危険性の高い物質に接触する機会を減らすことのできる作業安全性、加えて、省スペースで化学合成が可能で目的化合物を取り出すまでに必要なエネルギーまでも抑制できる環境調和性に優位性があることから、同製法の適用品目を増やすべく、産学官およびグループ内の他セグメントとの連携を進めるとともに、必要な設備投資を段階的に実施してまいります。 これらの活動により、高品質な医薬品原薬を安定的に供給するというメーカーとしての責務を果たしてまいります。 ③機能性素材の受託製造については、当社グループの調達力を活かすことで他社との差別化を図り、優位性を高めてまいります。また、新規開発素材に関する受託案件の獲得に注力し、収益性の向上を目指してまいります。さらに、今後の受注拡大を見据え、ベトナム子会社のAureole Fine Chemical Products Inc.が保有する工場の生産能力増強を進めるとともに、生産体制の強化を図ってまいります。 ④環境ビジネスでは、有価金属回収および排水処理について、顧客課題に即した技術の高度化や提案力の強化を通じて、資源循環および環境負荷低減に貢献してまいります。また、リサイクル炭素繊維においては、用途開発を推進することで新たな需要の創出を図ってまいります。 ⑤ベトナムにおける化成品販売については、営業エリアの拡大を図り、自社製造の高付加価値品の拡販に努めてまいります。また、日本の化成品ビジネスで培ったノウハウをベトナムにも展開し優位性を高めてまいります。 次期の業績については、中東情勢の影響に伴う顧客の稼働減少が見込まれることから、売上高は前期比2.7%減の435億5百万円、営業利益は前期比13.2%減の8億21百万円と予想しております。 <エネルギー関連事業> エネルギー消費と環境負荷の低減のバランスが求められる現在、災害時における迅速な復旧力や社会全体における負担コストの適切性等、より広い視野に基づいたエネルギー源の選択の重要性が増しています。 このような中、当事業では、「さまざまなエネルギー源の特性を踏まえ、地域における最適なエネルギー供給を実現する」という方針のもと、以下の取り組みを進めてまいります。 ①石油製品は、引き続き元売り会社との連携を図り、新規顧客獲得および既存顧客への提案活動を継続してまいります。また、パートナー企業や当社グループ間での協業を通じ、環境負荷の低減を目的としたエネルギー源の最適な組み合わせを提案するとともに、これに関連した機器設備の拡販に取り組んでまいります。 ②民生用LPガスは、賃貸住宅オーナーや賃貸管理会社、ハウスメーカー等を対象としたイベントの開催や定期的な情報共有を通じて、さらなる関係の強化を図り、集合住宅および戸建住宅での新規顧客獲得を推進してまいります。また、ガス販売にとどまらず、周辺機器の販売や工事受注の拡大、さらには販売エリアの拡大を図るとともに、独自サービス等を活用した付加価値の高い提案にも取り組んでまいります。 ③再生可能エネルギーは、パートナー企業との協業により展開している豊富なバリエーションのソーラーカーポートの全国での販売拡大に向け、展示会への出展や施工協力会社の拡充、当社グループ間での連携を活かした提案活動等、新たな受注獲得につながる取り組みを継続してまいります。 次期の業績については、売上高は前期比2.9%増の79億10百万円、営業利益は前期比13.2%増の4億76百万円と予想しております。 <住宅設備機器関連事業> 日本の住宅市場は、人口減少や金利上昇局面への転換、建設コストの上昇を背景に、新築住宅着工数は中長期的に減少傾向にある一方で、都市部を中心に高級住宅市場における需要は底堅い状況にあります。 このような中、当事業では、これまでに培ってきた製品開発力と施工力を最大限に活用することで、既存ビジネスの高付加価値化を図るとともに、高級住宅市場の需要を捉えるブランド戦略を推進してまいります。 当社グループには、高級バスタブの『JAXSON』『HIDEO』、システムキッチン・システム収納の『INTENZA®』、モジュラーファニチャーの『Tesera®』といった住宅設備機器の多様なブランドが存在します。これらブランドを、「美意識は、暮らしの細部に宿る」をコンセプトに、住宅設備機器各々が住空間に調和しつつ、一体として住まい全体の価値向上に寄与するプライムインテリアブランドとして再定義し、統合的なブランド戦略を推進してまいります。また、当コンセプトを体現する場として、昨年8月に石川県野々市市において「sosū select showroom」をオープンしております。当ショールームでは、当社グループをはじめ国内外から厳選したプライム住宅設備機器を展示しており、住空間に溶け込むことで生まれる価値を、実際の空間構成を通じてご確認いただけます。設計初期のインスピレーション創出から製品選定、施工・アフターケアに至るまでを一貫して支援し、プライム住宅設備機器のサプライチェーン構築を進めてまいります。 次期の業績については、売上高は前期比5.3%増の152億46百万円、営業損失は2億90百万円(前期の営業損失は6億98百万円)と予想しております。
事業等のリスク8,366字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当企業集団では、事業活動に影響を与える可能性のあるリスクの対象を8分野(自然災害、業務事故、財務、戦略、経済・社会的要因、法務、内部人的要因、外部人的要因)に分類し、これに加えて気候変動、人口動態の変化など長期的環境の変化を社会変動リスクとして捉えております。ここから当企業集団の活動とこれを取り巻く情勢・環境等を踏まえ、リスクを毎年洗い出し、それらについて共通の基準で発生可能性と影響度を分析のうえ対策を策定し、その対策により発生可能性と影響度がどう変化したかを確認しております。また、当企業集団の事業継続力を高めることにより社会全体のレジリエンスの向上を図るべく2019年3月にレジリエンス認証を取得し、以後、更新を継続しております。加えて、当企業集団ではリスクはビジネスを創出する機会とも捉え、当該リスクをビジネスに活かす取り組みも行っております。これらの詳細につきましては、以下のとおり当社ウェブサイトにて開示しております。 ・「リスクマネジメント活動」(https://www.mitani.co.jp/company/risk_management) 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、各項目別の発生可能性と影響度は末尾にまとめて記載しております。 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月11日)現在において、当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1)情報セキュリティについて 当企業集団は営業秘密や従業員の情報・顧客情報等の個人情報を有するほか、事業の運営に様々なシステムを利用しております。加えて、システムインテグレーション、アウトソーシング等の事業を通じて多くのお客様の機密情報・個人情報をお預かりしており、社会的責任が極めて高いものと認識しております。また、近年、企業を狙ったサイバー攻撃が多発しており、そのリスクは年々大きくなっております。 サイバー攻撃により当企業集団やお客様の機密情報・個人情報が外部に漏洩し、またシステムが停止した場合には、当企業集団の信用失墜による売上の減少または損害賠償による費用の発生等により、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、当企業集団においては、情報資産の運用ルールを定めた情報セキュリティ制度の導入、個人情報保護への取り組みをより一層強化するためのプライバシーマークの取得等、リスク管理体制を整備するとともに、従業員に対して情報セキュリティに関するeラーニングによる教育や標的型メール訓練を毎年実施しております。また、ランサムウエアをはじめとするサイバー攻撃への対策としてセキュリティシステム基盤を強化し、万が一の場合でも復旧を確実に行えるよう、バックアップ環境の整備や復旧訓練を実施しております。加えて、重要業務を継続できるよう事業継続計画を策定し、定期的な見直しを行っております。 また、アウトソーシング事業については、ISO(JISQ)27001の認証を取得し、加えて、インターネットデータセンター(以下「IDC」といいます)では、2012年4月、情報セキュリティ格付で北陸3県において初めて最上位にランクされる「AAAis(トリプルA)」を取得し、2018年1月には公益財団法人金融情報システムセンターが策定した「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」および一般財団法人日本品質保証機構(以下「JQA」といいます)が策定した「JQA情報システム及び関連設備の運用基準」の認証も取得し、毎年の更新審査でも当該格付および認証を維持しております。 これらの取り組みにより情報資産保護の継続的な徹底に努めております。 また、お客様のセキュリティ対策として、昨今のサイバー攻撃がより高度化している状況に鑑み、従来のウイルス対策ソフトウエアでは対応できなかった未知のマルウエアや攻撃にも対応可能なEDR(Endpoint Detection and Response)などのセキュリティ対策ソフトウエア製品およびそれらを稼働させる基盤を提供するだけでなく、お客様の環境に合わせてOSやソフトウエアアップデートの整合性を確認するなど、当社が蓄積した運用ノウハウを活用し、お客様のニーズに合った製品・サービスの導入から運用支援まで、IDCと連携して提供しております。 (2)投資有価証券の時価または実質価額変動について 当企業集団は、営業上の取引関係維持・拡大を主目的として取引先等の有価証券を保有しており、連結貸借対照表に計上されております。投資有価証券につきましては、大半が当社保有の有価証券であります。当連結会計年度末における投資有価証券のうち、子会社株式および関連会社株式以外の有価証券は保有目的上、全て「その他有価証券」に区分しております。 市場価格のない株式等以外の有価証券について株価の動向によって時価が変動し、市場価格のない株式等の有価証券については当該株式の発行会社の財政状態によって実質価額が変動した場合には、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、株価に影響を及ぼし得る事象時はもちろんのこと、毎年、所有株式について個別銘柄毎に取引状況を検証し、これにリターン・リスクの状況・見通しが資本コストに見合っているかも勘案し、継続保有や新規保有の判断を行っております。 (3)法的規制について 当企業集団は、様々な商品およびサービスを取り扱う関係上、医薬品医療機器等法をはじめ、関連する法令・規制は多岐にわたり、海外進出においても当該国の各種法令・規則等の適用を受けております。 現時点において、当企業集団が事業活動を遂行するにあたり求められる各種許認可が取消となる事由は発生しておりませんが、予期し得ない法的規制等の発令や法解釈の多様性によるリスクに晒される可能性があり、これらに係る指摘を受けた場合、事業活動の制限や新たなコストの発生などにより、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、主な許認可は以下のとおりであります。 この対策として、許認可の状況を定期的に担当部門に確認することに加えて、関係法令の改正情報を早期に入手し影響を検討し対策をとることにより、法令遵守の徹底を図っております。また、当企業集団の全従業員を対象にして、コンプライアンス意識の向上を目的としたコンプライアンス教育を実施しているほか、法令違反行為の未然防止、早期発見および是正を図ることを目的として、内部通報制度や外部通報制度を導入しております。 許認可等の名称   会社名   所管官庁等   許認可等の内容/有効期限   法令違反の要件および 主な許認可取消事由 医薬品製造業許可 (医薬品 包装・表示・保管)   三谷産業㈱   東京都   許可番号13AZ200192 2029年6月 (5年ごと更新)   薬機法その他薬事に関する法令若しくはこれに基づく処分に違反する行為があったとき、又は役員等が欠格条項に該当したとき。(法第75条) 神奈川県   許可番号14AZ200105 2027年6月 (5年ごと更新) 許可番号14AZ200120 2028年6月 (5年ごと更新) 医薬品製造業許可   アクティブ ファーマ㈱   富山県   許可番号16AZ200046 2029年4月 (5年ごと更新) 東京都   許可番号第13AZ200300 2028年9月 (5年ごと更新) 医薬品販売業許可   三谷産業㈱   東京都   許可番号第5301131117号 2032年3月 (6年ごと更新) アクティブ ファーマ㈱   東京都   許可番号第5301131200号 2032年2月 (6年ごと更新) 三谷産業 イー・シー㈱   石川県   許可番号卸第3C0034号 2030年9月 (6年ごと更新) 富山県   許可番号第富卸0207号 2029年12月 (6年ごと更新) 毒物劇物一般販売業 登録   三谷産業㈱   千代田区   登録番号第3101130088号 2032年3月 (6年ごと更新)   毒物及び劇物取締法その他毒物及び劇物に関する法令若しくはこれに基づく処分に違反する行為があったとき。(法第19条) 大阪市   登録番号第25H00092号 2032年3月 (6年ごと更新) 名古屋市   登録番号名毒劇第1303号 2027年9月 (6年ごと更新) 三谷産業イー・シー㈱   石川県   登録番号第3X0192号 2029年12月 (6年ごと更新) 金沢市   登録番号第1X0510号 2027年6月 (6年ごと更新) 登録番号第1X0842号 2027年8月 (6年ごと更新) 富山市   登録番号第富一0661号 2030年5月 (6年ごと更新) (4)製品・商品・サービスの品質について 当企業集団は、既存事業の拡大や新規事業の創出に積極的に取り組んでおり、その一環として高付加価値・高利益率の製品・商品・サービスの開発を推進しております。 これに伴いお客様に提供する製品・商品・サービスの量も種類も増大しており、品質不良が生じた場合には、修補・交換・返品や賠償金の支払い等により、当企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対策として、当社事業部門および子会社でそれぞれ構築した品質マネジメントシステムにおいて、開発からものづくりまでの全てのプロセスにおいてレビューの仕組みを定期的に見直し、品質不良を生じさせない体制を整備しております。また、品質クレームが発生した場合には、真因の究明および再発防止策の立案・適用を確実に行っております。 (5)海外での事業展開や、海外との取引について 当企業集団は、海外企業との間で原料調達等の取引を行っており、特にベトナムにおいては国内で蓄積した知識・技術をもとに樹脂・エレクトロニクス関連の製造・販売、空調設備工事・住宅設備機器の設計・積算、化学品の製造・販売などの子会社を設立し、その業容を拡大させております。 ベトナムをはじめとする海外事業拠点での活動において、テロ・紛争等による政情の不安定化、経済情勢の変動、為替レートの急激な変動、法制度の変更、労働者の採用・雇用環境の変化等のカントリーリスクを含めた事業環境の著しい変化により、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、当該取引のある国を中心に法令改正や現地情勢等について定期的に情報収集を行うことに加えて、特に事業を拡大させているベトナムにおいては、ベトナム子会社の法務や人事労務管理、内部統制を担う現地子会社であるAureole Expert Integrators Inc.との連携を密にし、コンプライアンスの徹底、税務や法務相談、規程の制定・改定等について協力して対応を図っているほか、ベトナム子会社において対処すべきリスクが顕在化した場合には、日本側で対策本部を立ち上げ責任ある統制を行うとともに、ベトナムではAureole Expert Integrators Inc.が中心となり対応することで、円滑かつ実効性を担保できる体制を構築しております。 これらのリスク管理と並行して、当企業集団はベトナム経済・社会の発展に向けた人材育成等にも注力しており、ベトナムにおける1994年からの事業活動を経て、事業軸だけでなく、現地の大学・教育機関との関係構築にも積極的に取り組んでおります。近年では、日本型経営・日本型ものづくり・日本型品質管理等、「日本型」をテーマに、ベトナムの学生等に向けて日本を代表する企業の経営者や有識者が講義を行うプログラムを提供しております。ベトナムの大学側からも日本企業の経営者による講義への期待は大きく、当社がコーディネートする企業・講師陣からの講義は、大学の単位認定のある正規科目に組み込まれております。 さらに、ベトナムにおける日系企業の多くが共通で課題としている「人材育成」や「組織開発」をテーマに、さまざまな視点で講演による情報提供や意見交換等の交流を行う場として「Aureoleカンファレンス」を2015年より継続して開催しております。 その他、これまで培った多様なネットワークを通じて情報収集を行い、新規取引先から様々な商品を調達し新たなビジネスにつなげるほか、当企業集団が海外における事業展開を通じて培ったノウハウを踏まえ、新たにベトナムで事業展開を検討する企業に向けて、駐在員事務所のライセンスや日本人駐在員の労働許可証の取得、就業規則等規程の整備、従業員向け研修(ビジネスマナー、情報セキュリティ等)といったサービスの提供を行っております。 (6)知的財産権について 当企業集団は、医薬品原薬や機能性素材、パッケージソフトウエア、オリジナル家具などの開発・製造販売や、他社との協業により取り組んでいる事業等に関して多くの技術あるいはノウハウを蓄積し、また、それらを保護するための知的財産権の取得に努めております。 その際、他社の権利を侵害しないよう十分に注意しておりますが、見解の相違等により、他社の知的財産権を侵害しているとして製造・販売の差止請求や損害賠償請求を受ける場合があります。また、逆に当社が保有する知的財産権が他社に侵害される場合があります。 このような事案が生じた場合には、事業活動の制限や訴訟費用の発生等により、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、事業活動に関わる、あるいは、当企業集団が保有する知的財産権に関する調査の徹底を図っております。また、知的財産権に関する研修の実施により従業員の知的財産権に関する理解を高めるほか、知的財産権の保護・活用方針について検討を行っております。 (7)事業投資について 当企業集団は、対象企業の株式や出資持分を取得し、当該企業の経営に参画することで、既存事業とのシナジー創出を図るほか、既存事業のさらなる拡大を目指した設備投資や新会社設立などの事業投資活動を行っております。しかし、投下資金の回収が不能となるリスクや、事業計画通りに進捗しないリスク、さらには撤退に伴う追加損失が発生するリスクが存在します。 これらのリスクが顕在化した場合には、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、一定規模以上の事業投資を検討・実施する際には、計画段階から投資採算のほか、規制リスク、競合リスク、財務リスクなどについて取締役会に報告し、正確な事実認識に基づいて、当該投資を行わなかった場合の機会損失のリスクも考慮したうえで、十分かつ慎重な意思決定が行えるようにしております。また、定期的に進捗状況を報告することで、迅速な対応が可能な体制を整備しております。 (8)不正行為について 2004年10月26日に開示しましたとおり、当社では不適切な取引により重大な事態を生ぜしめたことがあり、当企業集団ではこれを真摯に反省し、風化させることなく再発防止に努めております。 再発防止の取り組みにも拘わらず不適切な取引等の不正行為が発生した場合には、当企業集団が法的責任を負い、行政処分を受け、またレピュテーションや業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、不正行為の抑制を図るべく、「三谷産業グループ企業倫理憲章」を策定し、また、コンプライアンス教育を通じて役員や従業員の倫理観・遵法意識を高めております。さらに会社に対する従業員の期待と実感のギャップを定期的に把握して対策を講じることにより従業員エンゲージメントを向上させ、かつ、「問題解決のために必要な相手と話すのに、誰の許可もいらない」といった当企業集団におけるコミュニケーションマナーの周知により、心理的安全性の確保された風通しの良い企業風土の形成に努めております。これらに加えて、不正行為が発生した場合には早期に発見し是正を図るべく、内部通報制度の周知徹底を行っております。 (9)自然災害について 将来発生が懸念されている首都直下地震や南海トラフ地震のほか、近年の世界的な気候変動に伴い激甚化する台風や豪雨といった自然災害により、当企業集団が事業拠点を有する地域も影響を受けることが懸念されます。 このような自然災害が発生した場合には、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 この対策として、当企業集団ではリスクマネジメント委員会を設置し各リスクの分析と評価を行っております。具体的には、大規模地震発生に備え、地震対策マニュアルや事業継続計画(BCP)を策定するとともに、各部門を対象に地震発生初動から事業継続方針を決定するシミュレーション形式のBCP机上演習を実施しております。また、激甚化している台風、大雨に備えるため、拠点ごとに予報段階から被害発生までの行動についてチェックリストに基づき行動を確認する机上演習を実施して対応能力の向上に取り組んでおります。さらに、全従業員が参加する防災訓練として安否確認や消火・避難など初動訓練を年に4回実施し、その活動を通じて従業員一人ひとりの防災意識を高めております。実際に自然災害が発生した場合には、直ちに対策本部を立ち上げ、従業員・家族の安否確認や被害情報収集を行い、従業員の安全確保と事業継続を行う体制を整備しております。 令和6年能登半島地震においては、発災後直ちに従業員・家族の安否確認および各拠点の被害情報収集を行い、当企業集団に大きな被害がなかったことを確認するとともに、取引先の被害状況を把握し、事業への影響を確認しました。また、北陸地区の甚大な被害に鑑み、緊急被災者支援、2次避難者支援、自治体への義援金・支援金の寄付および被災者への食器の寄贈を実施しました。これらの経験を踏まえ、従業員の安全確保と事業継続の観点から「自然災害から命を守る行動指針」を策定するとともに、演習を通じた災害対応力の強化に取り組んでおります。また、被災地支援活動を今後も継続するとともに、その実施基準を整備しております。 加えて、地盤の強固な石川県能美市の丘陵地区に免震構造を備えたIDCを設置し、首都直下や南海トラフ地震などの自然災害に備え、お客様の重要なシステムやデータをバックアップすることで、事業継続に寄与するビジネスを推進しております。 (10)感染症の流行・まん延について 当企業集団においても、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、事業を取り巻く環境について様々な影響を受けてまいりました。 今後も、感染症が流行・まん延する事態となった場合、当企業集団の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当企業集団においては、感染症の流行・まん延を防止するため、日頃から実施している感染予防対策を継続するとともに、このような事態が発生した場合には、感染症の性質や流行動向を注視しながら、従業員やお客様、そして地域の安心・安全を第一に、感染対策に取り組みます。 項目別の発生可能性と影響度 項目   発生可能性   影響度 (1)情報セキュリティに係るリスク   中   大 (2)投資有価証券の時価または実質価額変動に係るリスク   中   中 (3)法的規制に係るリスク   中   大 (4)製品・商品・サービスの品質に係るリスク   中   中 (5)海外での事業展開や海外との取引に係るリスク   中   大 (6)知的財産権に係るリスク   小   中 (7)事業投資に係るリスク   中   中 (8)不正行為に係るリスク   小   大 (9)自然災害に係るリスク   大   中 (10)感染症の流行・まん延に係るリスク   中   中 レベル   発生可能性   影響度 大   1年に1回以上発生する   長期にわたり経営に大きな影響がある 中   1~10年間に1回発生する   一時的に経営に多少の影響がある 小   10年に1回も発生しない   経営に殆ど影響しない
経営成績の分析 (MD&A)6,204字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業集団(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の売上高は1,175億31百万円(前期比144億58百万円増 14.0%増)、営業利益は33億79百万円(前期比13億5百万円増 62.9%増)、経常利益は45億19百万円(前期比18億62百万円増 70.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は36億27百万円(前期比11億87百万円増 48.7%増)となり、売上高は6期連続の増収、各段階利益は3期連続の増益となりました。 なお、売上高および各段階利益については、過去最高を更新しました(売上高および親会社株主に帰属する当期純利益については2期連続で過去最高を更新)。 売上高が前期比144億58百万円増加した要因は、以下のとおり全ての事業セグメントの増加によるものであります。 ・情報システム関連事業 +63億63百万円 ・化学品関連事業 +45億61百万円 ・住宅設備機器関連事業 +13億71百万円 ・空調設備工事関連事業 +9億68百万円 ・樹脂・エレクトロニクス関連事業 +7億23百万円 ・エネルギー関連事業 +1億71百万円 営業利益が前期比13億5百万円増加した要因は、以下のとおり住宅設備機器関連事業を除く5つの事業セグメントの増加によるものであります。 ・樹脂・エレクトロニクス関連事業 +6億88百万円 ・化学品関連事業 +4億83百万円 ・情報システム関連事業 +4億57百万円 ・空調設備工事関連事業 +74百万円 ・エネルギー関連事業 +59百万円 ・住宅設備機器関連事業 △2億29百万円 経常利益は、営業利益および持分法投資利益の増加を主要因に増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加えて、政策保有株式の整理を進め、投資有価証券売却益を計上したことを主要因に増加しました。 (セグメントの状況) 営業利益の大きいセグメントの順に記載いたします。 セグメントごとの当社事業部門および子会社・関連会社につきましては、「第1 企業の概況」の「3.事業の内容」をご参照ください。 <空調設備工事関連事業> 受注高は、首都圏および北陸地区それぞれで、研究施設や病院施設の過去最大の新築工事案件を受注できたことから、前期比31.1%増の247億13百万円となり、2期連続で過去最高を更新しました。 売上高は、首都圏において大型の新築工事が順調に進捗したことから、前期比4.9%増の206億80百万円となり、営業利益は前期比3.3%増の23億20百万円となりました。 なお、売上高および営業利益については、2期連続で過去最高を更新しました。 <樹脂・エレクトロニクス関連事業> 売上高は、車載向け樹脂成形品の需要が回復したことに加えて、前期と比較して為替が円安へ推移した影響により外貨建取引における円貨への換算額が増加したことから、前期比6.3%増の122億30百万円となりました。営業利益は、売上高の増加および継続して実施してきた原価低減活動等が奏功したことに加えて、車載向け以外の新製品納入による利益への寄与もあったことから、前期比91.1%増の14億44百万円となり、過去最高を更新しました。 <情報システム関連事業> 受注高は、石川・富山両県の全34自治体のうち26自治体からNEXTGIGAスクール案件を受注できたことにより、前期比34.0%増の164億50百万円となり、過去最高を更新しました。 売上高は、NEXTGIGAスクール案件の納入ならびに当案件を契機として受注した教育現場のDX推進案件を実施できたことに加えて、複数の基幹システム更新案件が順調に進捗したことから、前期比59.8%増の169億99百万円となり、営業利益は前期比47.6%増の14億19百万円となりました。 なお、売上高および営業利益については、過去最高(NEXTGIGAスクール案件を除いても過去最高)を更新しました(売上高については、2期連続で過去最高を更新)。 <化学品関連事業> 国内における化成品販売については、顧客の稼働が増加したことおよび新規開拓が順調に進捗したことに加えて、原材料の値上げに伴う販売価格の上昇により、売上高は増加しました。 医薬品原薬については、自社製品および他社製品の販売がともに好調であったことから、売上高は増加しました。 機能性素材の受託製造については、既存顧客の需要増により、売上高は増加しました。 環境ビジネスについては、有価金属回収事業の取扱量が増加したことから、売上高は増加しました。 ベトナムにおける化成品販売については、南部において顧客との取引が減少したものの、北部における新規納入に加えて、前期と比較して為替が円安へ推移した影響により外貨建取引における円貨への換算額が増加したことから、売上高は増加しました。 以上により、全体の売上高は、前期比11.4%増の447億22百万円となりました。営業利益は、国内化成品における売上高増加に加えて、医薬品原薬における工場稼働率の上昇により、前期比104.6%増の9億45百万円となりました。 <エネルギー関連事業> 石油製品については、販売価格は前期を下回りました。販売数量は一部顧客の稼働が増加したことから、前期を上回りました。 民生用LPガスについては、販売価格は前期を下回りました。販売数量は一部顧客の需要が増加したことから、前期を上回りました。 以上により、全体の売上高は、前期比2.3%増の76億88百万円となりました。営業利益は、コスト構造を改善できたことから、前期比16.6%増の4億20百万円となり、過去最高を更新しました。 <住宅設備機器関連事業> 受注高は、オリジナルブランド『INTENZA®』のシステムキッチンが都内高級マンションを中心に複数の物件で採用されたことから、前期比10.1%増の156億56百万円となりました。 売上高は、首都圏において複数の大型案件の進捗があったことから、前期比10.5%増の144億82百万円となりました。一方で、オリジナルブランドのプロモーション活動に伴う人件費や広告宣伝費等の増加により、営業損失は6億98百万円となりました(前期の営業損失は4億69百万円)。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、85億62百万円(前連結会計年度は42億36百万円)の収入となりました。 主なプラス要因は、税金等調整前当期純利益50億18百万円、減価償却費21億48百万円、売上債権の減少額18億69百万円、仕入債務の増加額9億24百万円であります。 一方、主なマイナス要因は、法人税等の支払額15億35百万円であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、6億60百万円(前連結会計年度は14億81百万円)の支出となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出12億44百万円、投資有価証券の売却による収入10億36百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、74億18百万円(前連結会計年度は32億3百万円)の支出となりました。 主な要因は、短期及び長期の借入金の純減額が合わせて63億25百万円、配当金の支払額6億46百万円であります。 これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ5億87百万円増加し、78億70百万円となりました。 ③受注及び販売の実績 a.受注実績 当連結会計年度の空調設備工事関連事業、情報システム関連事業および住宅設備機器関連事業の受注実績は、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   受注高   前期比(%)   受注残高   前期比(%) 空調設備工事関連事業   24,713   131.1   22,070   122.4 情報システム関連事業   16,450   134.0   9,921   94.8 住宅設備機器関連事業   15,656   110.1   16,746   107.5 (注)受注実績の金額は、セグメント間の内部受注高および受注残高を含めて記載しております。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前期比(%) 空調設備工事関連事業   20,680   104.9 樹脂・エレクトロニクス関連事業   12,230   106.3 情報システム関連事業   16,999   159.8 化学品関連事業   44,722   111.4 エネルギー関連事業   7,688   102.3 住宅設備機器関連事業   14,482   110.5 その他   3,121   112.6 合計   119,926   113.8 (注)販売実績の金額は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末における総資産残高は、1,015億31百万円(前連結会計年度末は934億96百万円)となり、前連結会計年度末に比べ80億35百万円増加いたしました。流動資産の残高は、現金及び預金5億81百万円の増加、売掛金10億7百万円の増加、完成工事未収入金20億73百万円の減少を主要因に前連結会計年度末に比べ5億22百万円減少し、455億37百万円となりました。固定資産の残高は、投資有価証券87億42百万円の増加を主要因に前連結会計年度末に比べ85億58百万円増加し、559億94百万円となりました。 当連結会計年度末における負債残高は、445億65百万円(前連結会計年度末は459億24百万円)となり、前連結会計年度末に比べ13億58百万円減少いたしました。流動負債の残高は、支払手形及び買掛金10億34百万円の増加、短期借入金55億79百万円の減少を主要因に前連結会計年度末に比べ30億83百万円減少し、337億2百万円となりました。固定負債の残高は、長期借入金7億46百万円の減少、繰延税金負債24億15百万円の増加を主要因に前連結会計年度末に比べ17億25百万円増加し、108億63百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産残高は、569億65百万円(前連結会計年度末は475億72百万円)となり、前連結会計年度末に比べ93億93百万円増加いたしました。株主資本の残高は、前連結会計年度末に比べ29億74百万円増加し、392億91百万円となりました。その他の包括利益累計額の残高は、前連結会計年度末に比べ64億15百万円増加し、174億78百万円となりました。非支配株主持分の残高は、前連結会計年度末に比べ3百万円増加し、1億96百万円となりました。 これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の50.7%から55.9%に増加し、1株当たりの純資産額は、前連結会計年度末の769円51銭から922円3銭に増加いたしました。 経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況」の「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況」の「3.事業等のリスク」をご参照ください。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 運転資金需要 当企業集団の運転資金需要のうち主なものは、売上債権の回収サイクルと仕入債務の支払サイクルのギャップおよび営業活動上において必要な棚卸資産に対する支出によるもののほか、人件費や手数料等の販売費及び一般管理費であります。 設備投資 設備投資につきましては、「第3 設備の状況」の「1.設備投資等の概要」をご参照ください。 資金管理 当企業集団は、事業運営上必要な資金の流動性と源泉を安定的に確保することを基本としております。 運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務等を含む有利子負債の残高は115億77百万円となっております。また当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は78億70百万円となっております。 資金は原則として当社で集中管理し、当企業集団内の余剰資金の有効活用を図っております。当企業集団内における新規の設備投資資金の調達については、諸条件を勘案し決定いたしますが、すべて当社の事前承認に基づいております。 経営者の問題意識と今後の方針 当企業集団における投資プロジェクトについては、採算面や投資回収面、リスク等を十分に検討したうえで決定しております。ここ数年は当企業集団の存在価値の向上を念頭に、付加価値の高い商品・製品・サービスの提供を図るべく、設備投資や子会社新設に積極的に取り組んでまいりました。 当企業集団は、今後とも、さらなる事業拡大と持続的な成長を図っていくため引き続き積極的な投資を実行していく方針であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況」の「1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は「第5 経理の状況」の「1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。