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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

JKホールディングス

JK Holdings Co.,Ltd.9896 · Standard · 卸売業

合板・建材の製造から卸・小売までを手掛ける、住宅関連サプライチェーンを垂直統合した総合建材グループ。

概要

JKホールディングスは、合板・建材の卸売を中核に、製造から小売まで手掛ける持株会社である。1949年に合板商として創業し、現在は連結子会社51社、関連会社8社を擁する。2025年度の連結売上高は3,988億円、従業員数は3,438人。本社を東京都江東区新木場に置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。「快適で豊かな住環境の創造」を企業理念に掲げ、住宅資材の流通を通じて社会に貢献する。

三つの事業セグメントで構成されるグループ構造

当社グループは、総合建材卸売事業、合板製造・木材加工事業、総合建材小売事業の三つの報告セグメントに分かれる。さらに建設工事、物流、フランチャイズ、不動産賃貸などを「その他」として区分し、連結子会社51社と関連会社8社で構成される。純粋持株会社である当社がグループ全体の戦略立案と経営管理を担い、各セグメントは独立した子会社群が運営する。中核のジャパン建材株式会社が卸売事業を牽引し、グループ各社が連携して総合力を発揮する体制をとる。

卸売事業が売上の83%を占める収益構造

2025年度の連結売上高3,988億円のうち、総合建材卸売事業が3,310億円(構成比83.0%)を占める。同事業は合板、合板二次製品、建材、住宅機器などを工務店や建材販売店へ卸し、仕入れのコントロールと付加価値商材の提案により粗利率を維持する。一方、人件費や運賃の上昇により営業利益は63.6億円(前期比7.5%減)と減益となった。卸売事業の収益力がグループ全体の業績を左右する。

赤字が続く合板製造・木材加工事業

合板製造・木材加工事業は連結子会社10社で構成され、普通合板や構造用合板、構造用LVL(キーラム)、集成材などを製造する。売上高は113.4億円と全体の2.8%に過ぎないが、営業損失6.2億円(前期は8.8億円の損失)と赤字が続く。ロシア産輸入単板の入荷停止が主力のキーラム事業に打撃を与えた。2025年11月には大断面集成材の事業承継やポリ化粧板の販売事業をM&Aで獲得し、損失圧縮を図る。

M&Aでネットワークを拡大する小売事業

総合建材小売事業は連結子会社12社と関連会社4社で構成され、小売販売を担う。毎年度積極的にM&Aを推進し、事業承継ニーズに応えながらグループネットワークを拡大してきた。2025年度には株式会社山田木材の統合や坂田建材の吸収合併を実施した。売上高は512.4億円(前期比2.9%減)、営業利益8.1億円(同27.0%減)と厳しい市場環境を映すが、拠点網の拡充により中長期的な競争力強化を進める。

業界の中での役割は住宅・建築市場向け建材サプライチェーンの統合プレイヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,988億円
営業利益
64億円
営業利益率
1.6%
純利益
40億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01総合建材卸売主力

合板、合板二次製品、建材及び住宅機器の卸売販売。顧客は工務店や建設会社などで、地域密着型の販売網を持つ連結子会社9社で構成。

主な製品・サービス3
合板
建築用として使用される木製パネル。普通合板、構造用合板、長尺合板など多種多様なサイズ・規格を卸売。
建材
住宅・建築向けの内外装材、断熱材、造作材などの建材製品を卸売。
住宅機器
キッチン、バス、トイレなどの住宅設備機器を卸売。

02合板製造・木材加工主力

普通合板、構造用合板、長尺合板、構造用LVL(単板積層材)などの製造販売。合板二次製品、集成材、木材加工も手掛け、建築資材の製造基盤を担う。

主な製品・サービス3
構造用合板
住宅の床、壁、屋根などの構造部材に使用される合板。強度と耐久性が求められる。
構造用LVLキーラム
単板を積層して作られる木質部材。寸法安定性に優れ、梁や柱などに使用。
集成材
小さい木材を接着・積層して大断面部材としたもの。強度が高く、建築の柱や梁に使用。

03総合建材小売準主力

合板、合板二次製品、建材及び住宅機器の小売販売。一般消費者や地域の工務店などを対象に、ホームセンター等で販売。

04その他(物流・建設等)その他

グループ取扱商品の輸送、建設工事、倉庫、不動産賃貸、フランチャイズ、旅行・保険代理など、建材事業を補完する多角的事業。

製品と技術

キーラム(構造用LVL)を軸とした合板製品

合板製造・木材加工事業の中核子会社キーテックは、構造用LVL(単板積層材)「キーラム」を主力製品とする。長尺合板や構造用合板、普通合板の製造も手掛ける。2025年11月にはティンバラム株式会社から大断面集成材の製造・販売・加工・施工事業を承継し、さらにポリ化粧板の販売事業を買収。ロシア産単板の入荷停止によりキーラム事業は苦戦したが、製造と営業の努力で増収増益基調に持ち込んだ。国産合板は市況低迷の影響を受け減収減益となった。

総合建材卸売の幅広い品揃え

総合建材卸売事業は、合板、合板二次製品、建材、住宅機器など多岐にわたる商品を扱う。中核のジャパン建材株式会社をはじめ、グループ各社がそれぞれの地域で工務店や建材販売店に供給する。付加価値の高い商材の提案や仕入れコントロールにより粗利率を維持し、新規開拓で売上ボリュームを確保する。木材や合板の素材類は市況が底打ち感がある一方、その他建材や住宅設備の価格は上昇傾向にあり、価格転嫁と需要動向のバランスが課題となる。

小売事業とフランチャイズによる顧客接点

総合建材小売事業は、グループの小売店舗を通じて合板や建材をエンドユーザーや工務店に販売する。子会社ハウス・デポ・ジャパンはフランチャイズ事業を展開し、建材小売店の経営指導やノウハウ提供を行う。2025年度の小売事業売上高は512.4億円。M&Aによる店舗網の拡大と統廃合を繰り返し、地域密着型の営業体制を構築する。また、グループ全体で物流、建設工事、EC事業なども手掛け、住宅建築のトータルソリューションを目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

食品卸で大手、収益率改善課題

JKホールディングスは食品・酒類卸売を主力とする企業で、売上高約3,900億円と業界内で大手の一角を占める。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(電子部品卸)とは異なる分野で事業を展開。営業利益率は1.6~1.9%と低く、食品卸業界全体の課題である薄利多売からの脱却が急務。規模を活かした仕入れ交渉力や物流効率化が強みだが、人口減少による国内市場の縮小が長期的なリスク。

強み

  • 年間約4,000億円の売上を背景に、仕入れ価格交渉で優位に立つ。
  • スーパーマーケット、コンビニ、外食など多様な顧客に販路を持つ。
  • 全国的な物流ネットワークにより、効率的な配送が可能。
  • 日用品の食品卸は景気変動の影響を受けにくく、安定収益を確保。

課題

  • 営業利益率2%未満と薄利多売の構造から、高付加価値化が必要。
  • 人口減少により国内食品需要が減少し、中長期的な成長が困難。
  • 同業他社との価格競争が激しく、ブランド力やサービス面での差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がJKホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19837モリト485億円13.3倍
28285三谷産業481億円13.2倍
39305ヤマタネ468億円8.1倍
47480スズデン458億円26.7倍
57438コンドーテック449億円13.2倍
69896JKホールディングス446億円9.6倍
79906藤井産業441億円7.7倍
87510たけびし439億円14.8倍
97637白銅424億円19.8倍
107607進和419億円11.0倍
112676高千穂交易417億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

合板専門商社として創業した1949年

1949年2月、東京都墨田区に各種合板の仕入・販売を目的として株式会社丸吉商店を設立した。合板の流通商として事業を開始し、1958年4月には合板製造子会社となる晴海プライウッド株式会社(現キーテック)を設立。1963年2月には商号を株式会社丸吉に変更し、新建材の販売を開始した。1972年には取引先とのコミュニケーション組織「丸吉会」(現ジャパン建材会)の組織づくりに着手し、1978年には第1回「まるよし市」(現ジャパン建材フェア)を開催するなど、顧客基盤の拡大を進めた。

店頭公開と上場を経た1990年代

1990年4月に本社を東京都江東区平野に移転し、同年11月に社団法人日本証券業協会より店頭登録銘柄の指定を受けた。1996年11月には東京証券取引所市場第二部に上場。1998年10月には興国ハウジング株式会社との対等合併を実施し、商号をジャパン建材株式会社に変更。本店所在地を東京都豊島区目白に移した。2000年6月には再び本店を東京都江東区平野に戻し、同年10月には子会社ハウス・デポ・ジャパンを設立し、小売事業に進出した。

市場第一部昇格と持株会社体制への移行

2003年3月、東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定された。2004年4月には通商株式会社を子会社化し、関西地区への事業基盤を強化。2006年2月に子会社JKC株式会社(現ジャパン建材)を設立し、同年10月には持株会社体制へ移行。商号をJKホールディングス株式会社に変更し、会社分割によりJKCに事業を承継させた。これにより、グループ経営の迅速化と透明性向上を図った。

物林の子会社化による事業拡大

2007年3月、物林株式会社を株式交換により子会社化。物林は東京都江東区に本社を置く建材商社であり、グループの卸売事業を強化した。同年10月には本店所在地を東京都江東区新木場に移し、現在の本社所在地となった。これにより、グループの中枢機能を集約し、効率的な経営基盤を構築した。

市場区分変更とM&A加速の2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行したが、2023年10月の規則改正によりスタンダード市場へ移行した。2024年5月には太平洋建材株式会社を子会社化し、2025年1月には株式会社大和ビケサービスを子会社化。2025年度中には山田木材の統合や坂田建材の吸収合併など組織再編を積極的に実施し、グループの合理化とネットワーク拡大を同時に進めた。

年表21件を開く

1940年代

  • 1949年2月各種合板の仕入、販売を目的として、東京都墨田区に㈱丸吉商店を設立

1950年代

  • 1958年4月晴海プライウッド㈱(現㈱キーテック)[東京都江東区](現・連結子会社)を設立

1960年代

  • 1963年2月商号変更㈱丸吉に商号変更。新建材の販売を開始

1970年代

  • 1972年9月顧客とのコミュニケーション組織「丸吉会」(現ジャパン建材会)の組織づくりに着手
  • 1978年3月第1回「まるよし市」(展示即売会)(現ジャパン建材フェア)を開催

1990年代

  • 1990年4月本社社屋を東京都江東区平野三丁目に建設し移転
  • 1990年11月社団法人日本証券業協会より店頭登録銘柄の指定を受ける。
  • 1996年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1998年10月M&A興国ハウジング㈱との対等合併を行い、商号をジャパン建材㈱に変更し、本店所在地を東京都豊島区目白に移す。

2000年代

  • 2000年6月本店所在地を東京都江東区平野に移す。
  • 2000年10月子会社㈱ハウス・デポ・ジャパン[東京都江東区](現・連結子会社)を設立
  • 2003年3月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2004年4月通商㈱[大阪府大阪市](現・連結子会社)を子会社とする。
  • 2006年2月子会社JKC㈱(現ジャパン建材㈱)[東京都江東区](現・連結子会社)を設立
  • 2006年10月商号変更持株会社体制へ移行し、商号をJKホールディングス㈱に変更 会社分割により、子会社JKC㈱の商号をジャパン建材㈱(現・連結子会社)に変更し事業を承継
  • 2007年3月物林㈱[東京都江東区](現・連結子会社)を株式交換により子会社とする。
  • 2007年10月本店所在地を東京都江東区新木場に移す。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年10月東京証券取引所の規則改正に伴い、プライム市場からスタンダード市場へ移行
  • 2024年5月太平洋建材㈱[大阪府大阪市](現・連結子会社)を子会社とする。
  • 2025年1月㈱大和ビケサービス[神奈川県大和市](現・連結子会社)を子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2025年度 4,050億円、2026年度 4,100億円、2027年度 4,200億円
  • 営業利益2025年度 80億円、2026年度 90億円、2027年度 100億円
  • 経常利益2025年度 80億円、2026年度 90億円、2027年度 100億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2025年度 50億円、2026年度 55億円、2027年度 65億円
  • ROE(自己資本利益率)2027年度まで9%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤事業の強化

    中核の木質建材流通事業でシェア拡大を目指し、積極的な拡販施策とグループ内の経営合理化を推進する。社会環境の変化に対応した新たな価値提案や全体最適視点の業務改革、M&Aによる拠点整備と組織再編を行う。

  2. 02

    事業領域の拡張と深耕

    木質建材流通以外の新商材・新業態への挑戦と海外市場での建材卸売事業拡張を進める。既存の隣接事業(製造・工事・EC等)の収益最大化、ワンストップ体制構築、周辺建築資材の拡販、海外事業の拡張に取り組む。

  3. 03

    持続可能な経営基盤構築

    脱炭素への取り組みを継続し、コンプライアンス意識の醸成とステークホルダーとの関係強化を図る。取締役会の実効性向上によるガバナンス強化、ITシステム・インフラ整備による業務効率化とレジリエンス向上、透明性向上に努める。

  4. 04

    人的資本経営の実践

    経営戦略実行のため人材育成と働きがい(働きやすさ+やりがい)を追求した組織運営基盤を構築する。基礎教育プログラム充実、自立・協働・共創型人材の育成、人材ポートフォリオの可視化と育成方針策定、経営理念浸透と企業風土醸成を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,438人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+23.8%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は14.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,542
2018年3月2,701
2019年3月55044.014.02,896
2020年3月54344.014.03,103
2021年3月53444.015.03,201
2022年3月60541.014.03,011
2023年3月69241.014.03,114
2024年3月65841.014.03,368
2025年3月67341.014.03,442215
2026年3月68141.014.03,438186

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)63.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都江東区 他203億円
その他
賃貸不動産(東京都江東区)首都圏地区 他25ヶ所8,037百万円
その他
LVL工場(千葉県木更津市)他3ヶ所5,793百万円
賃貸不動産(大阪府大阪市住之江区)関西地区 他10ヶ所2,592百万円
その他
本社 大阪支店(大阪府大阪市)他14ヶ所2,528百万円
賃貸不動産(愛知県名古屋市守山区)中部地区 他9ヶ所1,823百万円
その他
賃貸不動産(宮城県仙台市若林区)東北地区 他9ヶ所1,768百万円
その他
賃貸不動産(福岡県福岡市中央区)九州地区 他9ヶ所1,707百万円
その他
賃貸不動産(群馬県高崎市)関東地区 他7ヶ所1,294百万円
その他
本社 仙台営業所(宮城県仙台市)他29ヶ所1,183百万円
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ジャパン建材㈱(注)2、4
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    通商㈱(注)2、3
    大阪府大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    物林㈱(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミトモク(注)3
    茨城県水戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱KEY BOARD(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱銘林(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱キーテック(注)2、3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権95.5%
  • 国内
    ㈱ブルケン・マルタマ(注)3
    東京都調布市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハウス・デポ・プラス(注)3
    愛知県一宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブルケン関東(注)3
    千葉県習志野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブルケン東日本(注)3
    宮城県仙台市 宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブルケン・ウエスト(注)3
    福岡県宗像市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 太平洋建材㈱(注)3大阪府大阪市 東成区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,988億円営業利益64億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.4%、利益が-13.5%。

売上高
+1.4%
3,988億円
営業利益
-13.5%
64億円
純利益
-7.0%
40億円
営業利益率
1.6%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,070億円3,988億円
営業利益66億円64億円
純利益42億円40億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,028億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.4%、営業利益は−5.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q973−2
2024年1Q948171.89
2024年2Q964242.516
2024年3Q1,040252.416
2024年4Q9379
2025年2Q1,907331.720
2025年4Q2,026412.023
2026年2Q1,933301.619
2026年4Q2,055341.721
2027年1Q1,028161.611

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,000億円から3,988億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,0004220
2014年3月3,5215833
2015年3月3,3134133
2016年3月3,3033923
2017年3月3,3994428
2018年3月3,4614829
2019年3月3,5894721
2020年3月3,6854728
2021年3月3,4335229
2022年3月3,76113189
2023年3月4,07010367
2024年3月3,8898750
2025年3月3,93374781.943
2026年3月3,98864721.640

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,988億円のうち、営業利益として残るのは64億円1.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.0%3,508億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.4%416億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.6%64億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
1.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
1.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
6.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが49億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは27億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は440億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−8−2319252
2014年3月−12−11−30−23202
2015年3月22−21−131191
2016年3月19−12−187179
2017年3月92−22−770242
2018年3月120−25−2195323
2019年3月53−7833−25334
2020年3月69−59−2010325
2021年3月88−25−2863361
2022年3月82−19−3663388
2023年3月877−5994424
2024年3月221−38−44183562
2025年3月51−24−8527503
2026年3月49−22−9127440

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,177億円。このうち返さなくてよい自己資本が663億円で、自己資本比率は29.5%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,8062381,56812.8
2014年3月1,9142851,62914.6
2015年3月1,8283181,51017.0
2016年3月1,8293341,49517.8
2017年3月1,9033671,53618.7
2018年3月2,0493971,65218.8
2019年3月2,1524081,74418.4
2020年3月2,0864211,66519.5
2021年3月2,0634521,61121.2
2022年3月2,2495331,71623.0
2023年3月2,2545791,67524.9
2024年3月2,3466311,71526.0
2025年3月2,2306571,57328.5
2026年3月2,1776631,51429.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
443億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
558億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
154億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,514億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中53位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中262位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.3%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,436で、1年前と比べて+20.3%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥1,436+0.7%1ヶ月+5.1%1年+20.3%時価総額446億円
過去52週の値幅
安値¥1,183高値¥1,599

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.59倍
配当利回り4.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月高値1511円からやや軟調。直近1419円と25日線(1457円)を2.6%下回るが、週足では横ばい圏。52週高値1599円から11.3%下落も、安値1183円から+20%と底値圏脱出。出来高は増加傾向なく、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER9.53倍は業界平均17.34倍を大きく下回り、PBR0.58倍も同平均1.20倍を下回る。配当利回り3.88%は平均3.30%を上回るが、配当性向98.1%と高く持続性に懸念。利益は横ばいで成長性は限定的だが、現状の株価指標は割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍17.9倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.59倍1.24倍
ROE6.3%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は低成長が続く。2025年3月期は増収ながら営業利益率1.88%と低く、2026年3月期も同水準の予想。強気派は生活防衛意識の高まりによるスーパー需要の底堅さと安定配当(利回り3.88%)を評価。弱気派は人口減少・競合激化で成長期待が乏しく、ROE6.3%が低い点を指摘。PBR0.58倍と低いが、割安感が買われるかは不透明。

プラスに働く材料7
  • 安定した配当利回り

    3.88%の配当利回りでインカム需要を捉える。

  • 低PBR・割安感

    PBR0.58倍、株価純資産倍率は低位。

  • 食品需要は底堅い

    不況時も必需消費は減少しにくい。

  • 配当利回り3.88%が下支え継続影響

    高配当利回りが株価下支え効果を発揮、売られ過ぎ局面で買い安心感

  • PBR0.58倍、株主還元強化の余地次回株主総会影響

    PBR1倍割れが続き、資本効率改善や自社株買いなどの株主還元策が期待

  • 外国人保有比率7.15%、増加余地不定影響

    外国人持ち株比率が業界比低位であり、今後の買い増しで需給改善の可能性

  • 低PER9.5倍、バリュエーション妙味通年影響

    PERが9.5倍と割安であり、業績下振れが織り込まれれば買い戻し余地

マイナスに働く材料7
  • 人口減少リスク

    地盤の北海道・東北は人口減続く。

  • 低収益性

    営業利益率2%未満で改善見込み薄。

  • 競合激化

    他スーパーやディスカウントストアとの競合。

  • 営業利益2年連続減益予想2026年3月期影響

    営業利益74億→64億円へ13.5%減益、収益力低下が懸念

  • 純利益減少トレンド継続影響

    純利益50→43→40億円と減少、EPS低下で株価評価悪化

  • 営業利益率1.6%と低水準継続影響

    営業利益率が1.6%と低く、同業他社比で劣後、収益改善課題

  • 売上高成長率鈍化継続影響

    売上高成長率が約1%と低く、市場拡大に乗り切れていない

次の決算で確かめる点
売上高成長率
既存店売上高の動向が収益の鍵。
営業利益率
低利益率からの改善が課題。
ROE
資本効率の改善が必要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは4.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
4.18%
いまの株価に対して
配当性向
98.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月15172.8
2018年3月1713.3131.0
2019年3月170.094.4
2020年3月1911.864.2
2021年3月190.092.5
2022年3月3584.251.3
2023年3月4014.344.4
2024年3月400.0118.1
2025年3月4512.589.7
2026年3月5522.298.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,333人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.241.044.039.940.048.6
事業法人43.943.640.040.040.131.7
自己株式6.36.36.86.96.915.5
金融機関11.311.111.313.413.911.5
外国法人1.83.03.44.84.77.1
証券会社0.81.31.21.91.21.0
外国人個人0.10.10.10.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉野石膏株式会社10.62
02吉田 繁7.31
03JKホールディングス従業員持株会6.39
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.84
05SMB建材株式会社4.89
06伊藤忠建材株式会社3.56
07公益財団法人PHOENIX3.32
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.51
09吉田 隆2.29
10株式会社商工組合中央金庫1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+112%、1株純資産は14期で+204%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月708059.28.552.0
2014年3月11388613.14.952.7
2015年3月10498811.15.671.2
2016年3月741,0377.46.4155.9
2017年3月901,1568.27.4172.8
2018年3月931,2537.89.9131.0
2019年3月691,2835.48.194.4
2020年3月911,3456.97.664.2
2021年3月991,4667.08.992.5
2022年3月2991,73218.74.051.3
2023年3月2251,93712.44.644.4
2024年3月1752,1128.66.1118.1
2025年3月1482,2016.96.889.7
2026年3月1492,4456.39.698.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額186百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木慶一郎代表取締役社長5891,000
吉田輝代表取締役専務 経営企画本部長兼サステナビリティ推進室長4022,000
小川明範取締役5726,000
小柳龍雄取締役6117,000
舘崎和行取締役 経営管理本部長兼財務経理部財務担当部長6511,000
吉田隆取締役特別顧問79710,000
田端裕和取締役(常勤監査等委員)692,000
谷内豊社外取締役(監査等委員)701,000
松田昭博社外取締役(監査等委員)654,000
松谷美和社外取締役(監査等委員)49
河内尊教取締役 経営管理本部長兼財務経理部財務担当部長55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)397481115752
社外取締役5151163
取締役(社内)213137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容918字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(JKホールディングス株式会社)、子会社51社、関連会社8社により構成されており、事業は合板の製造販売、木材の加工販売、合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の卸売販売、小売販売を主に行っているほか、グループ取扱商品及び一般貨物の運送業務等を営んでおります。 なお、その他を除く3部門は、「第5 〔経理の状況〕 1〔連結財務諸表等〕 (1)〔連結財務諸表〕 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 また、3部門以外の事業については、セグメント情報に与える影響が軽微なため、その他として区分しております。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 主な事業及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1)総合建材卸売事業 合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の卸売販売等を営んでおり、連結子会社9社及び非連結子会社で持分法非適用会社3社の計12社で構成されております。 (2)合板製造・木材加工事業 普通合板、構造用合板、長尺合板及び構造用LVLキーラム(単板積層材)などの製造販売、合板二次製品の製造販売、合板及び単板の製造販売、集成材及び集成加工製品の製造販売、木材の加工及び販売を営んでおり、連結子会社10社で構成されております。 (3)総合建材小売事業 合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の小売販売等を営んでおり、連結子会社12社、関連会社で持分法非適用会社4社の計16社で構成されております。 (4)その他 建設工事業、倉庫及び運送業、資材取次業、不動産賃貸業、フランチャイズ事業、旅行・保険代理業、住宅ローン仲介業、EC事業及び管理事業を営んでおり、連結子会社13社、非連結子会社で持分法非適用会社4社、関連会社で持分法非適用会社4社の計21社で構成されております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりになります。
経営方針・対処すべき課題2,985字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは住宅資材の流通業を主要事業とし、「快適で豊かな住環境の創造」という企業理念の下、より良い住宅資材を、適正価格で、お客様の要望される場所へタイムリーにお届けすることを目標に営業活動を展開しております。また、単にモノを販売するだけでなく、お取引先である建材販売店や工務店などに住宅建築関連の様々なサービスを提供するほか、企業経営ノウハウを提供することで、お取引先との共存共栄を図る仕組みづくりにも取組んでおります。 純粋持株会社である当社がグループの戦略立案機能及び経営管理機能を一段と強化し、事業展開の判断の迅速化と経営の透明性の向上に努めるとともに、グループ各社が連携して高い総合力を発揮できる企業グループを形成し、株主価値の更なる向上を目指したグループ経営を推進してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、2030年度をターゲットイヤーとする長期ビジョン『Brand-New JKHD 2030』を掲げ、より魅力的な企業グループとして生まれ変わることを目指しています。 この達成に向けた第一フェーズとして、当社グループは、2022~2024年度を対象年度とする中期経営計画『Further Growth 24』を策定し、「更なる成長へ向けた第一歩」を踏み出すべく、①持続的成長を目指した連結経営基盤強化、②コア事業における競争力強化、③社会課題解決型ビジネスの推進を経営目標とし、事業活動を推進してまいりました。 後述するように、今後の経営環境も不安定な状況が継続するものと見込まれます。このような認識の下、当社グループは、当連結会計年度からの3ヵ年を対象とする新中期経営計画『Value Proposition 27』をスタートさせ、「価値提案によるパートナーとの結びつき強化」を実現し更なる成長を果たすべく、「基盤事業の強化」「事業領域の拡張と深耕」「持続可能な経営基盤構築」「人的資本経営の実践」の4つの柱を立て、4つの柱ごとに諸施策を展開しております。 ① 基盤事業の強化 中核事業と位置付ける木質建材流通事業における更なるシェア拡大を目指した積極的拡販施策の実施と同時に、グループ内における各種経営合理化施策の推進 ・社会環境の変化に対応する新たな価値提案の推進 ・全体最適視点での業務改革の推進 ・M&Aを通じた拠点整備と経営合理化を目的とした組織再編 ② 事業領域の拡張と深耕 木質建材流通にとらわれない新たな商材・業態への挑戦と、海外マーケットにおける建材卸売事業の拡張 ・製造業、工事業、EC事業等の既存隣接事業の収益最大化 ・ワンストップ体制構築と木質建材にとらわれない周辺建築資材の拡販 ・海外建材卸売事業の拡張 ③ 持続可能な経営基盤構築 持続可能な社会実現に向けた脱炭素への取組を継続するとともに、社会の公器として高いレベルでのコンプライアンス意識の醸成と様々なステークホルダーとのリレーションシップ強化 ・取締役会の実効性向上を通じたガバナンス強化とコンプライアンス徹底 ・業務効率化とレジリエントな運営を目指したITシステム・インフラ整備 ・ステークホルダーコミュニケーションの強化と透明性向上 ④ 人的資本経営の実践 経営戦略を確実に実行するための人材育成と「働きがい(働きやすさ+やりがい)」を追求した組織運営基盤の構築 ・基礎教育プログラムの充実によるスキル底上げ ・「自立・協働・共創型人材」の育成 ・人材ポートフォリオの可視化及び育成方針策定 ・グループ全体を含めた経営理念浸透と「当社らしい」良好な企業風土醸成 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、成長拡大路線を維持することにしておりますので、経営指標としては、第一に対前年比売上高成長率を重視しております。また、質的な成長を図る指標としては、各段階の利益率、とりわけ各利益のベースとなる売上高総利益率の向上を重視しております。 加えて、資本コストや資本収益性を的確に把握し、その内容や市場評価を踏まえて経営改善に向けた計画や施策を講じ、その実践や開示を実施するなど一連のPDCAを構築すべく検討を進めています。 このような考え方の下、新中期経営計画期間中の経営目標を次のように定めました。 〈経営目標〉 (単位:億円) 2025年度   2026年度   2027年度 売  上  高   4,050   4,100   4,200 営 業 利 益   80   90   100 経 常 利 益   80   90   100 親会社株主に帰属する当期純利益   50   55   65 ROE(自己資本利益率)   最終年度(2027年度)9%以上を目標 配 当 性 向   期間中の配当性向は30%以上を目安 DOE(純資産配当率)   最終年度(2027年度)3%を目指す (4)経営環境 新中期経営計画の対象年度となるこれからの3ヵ年は、「穏やかなインフレ」の定着に向かい経済好循環の兆しが垣間見える一方で、構造的な人口減少と高齢化の進行などの社会課題に加え、世界的な経済情勢の変化など、依然として先行き不透明かつ不確実性が高い状況が続くものと見込んでおります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 <資産価値が残る家づくりへの貢献> 今後のサステナブルな住環境を展望し、省エネ、耐震、耐久性等の性能が高く、安心、安全、快適で資産価値が残る家づくりに貢献するため、その実現に必要となる住宅資材の開発や品揃えの拡大に努めるほか、情報提供を含む関連サービスを充実してまいります。 <物流の効率化> 長く、大きく、重く、加えて不定形な各種の住宅資材を、必要な場所にタイミングよく届けるために、グループ各社の拠点からなるネットワークをよりきめ細かなものとする一方、DXを最大限活用しつつ、グループ内の物流機能の一元的な高度化及び効率化を図ってまいります。 <事業承継問題への対応> 人手不足による経営資源の不足、経営者の高齢化や後継者難等から、住宅業界においても、特に小売店や工務店を中心に事業の継続や承継に課題を抱えるお客様が増加しています。当社グループでは、企業のマネジメントに有用な情報を提供するだけでなく、営業に不可欠な行政や技術に関連する情報の提供にも努めています。さらに、書類申請等様々な機能面での代行サービスや関連サービスを提供し、お客様の事業継続を支えています。併せて、後継者の不在から事業継続が困難なお客様には、当社グループが事業や雇用の受け皿となることで、事業承継問題にも貢献しています。当社グループでは、これらの活動を今後一層拡充してまいります。 <IT> 新基幹システム「ASView」の開発及び中核子会社ジャパン建材株式会社全営業所、一部の子会社への導入は完了しました。今後は、この「ASView」を他の子会社に順次導入するとともに、「ASView」の機能拡充に向けた開発を実施してまいります。
事業等のリスク3,988字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)新設住宅着工戸数が業績に与える影響について 住宅関連業界の業績は、新設住宅着工戸数の増減に大きく左右されます。なかでも当社グループは、木造戸建住宅関連の商品が取扱いの中心であることから、新設住宅のうち利用関係別では持ち家の、構造別では木造の増減の影響を大きく受けます。このため、住宅資材の高騰、住宅ローン金利の上昇、住宅ローン減税制度の縮小・廃止、消費税率の引き上げ等により新設住宅着工戸数が大幅に減少するような状況が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 一方、住宅資材の流通業界の最大手の一角を占める当社グループであっても、市場全体から見ればそのシェアは必ずしも大きなものではなく、一層のシェア拡大に向け、建て替え需要を含む新設住宅需要の掘り起こしを強化しております。同時に、住宅リフォーム市場や木質系非住宅市場での販路拡大に注力し、木造戸建住宅の新築に依存しない経営体質造りに努めております。 (2)気候変動に関するリスクについて 気候変動によって生じるリスクへの対応は、その積極的な取組が、事業運営におけるリスク低減のみならず、収益獲得の機会にもつながり、また当社が企業理念として掲げる「快適で豊かな住環境の創造」の実現に不可欠の重要事項であると認識しております。 当社グループは、サステナビリティ委員会の下部組織「サステナビリティ検討部会」において、サステナビリティの幅広い課題に対して議論を深めていくこととしております。気候変動に関するリスクについては、TCFDのフレームワークに基づき議論しております。結果抽出した移行リスク、物理的リスクについて対応する戦略を議論し、サステナビリティ委員会への報告、取締役会の決定を経て対応を行っています。主な移行リスクと物理的リスク、その対応については、「2サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動に対する取組(TCFD提言に沿った気候変動関連の情報開示)」に記載しております。 (3)人材に関するリスクについて 当社グループの持続的な発展は、人材に大きく依存するため、有能な人材を採用及び育成するとともに、それらの人材が継続して働くことができる環境を整備する必要があります。 有能な人材を採用及び育成できない場合や流出を防止できない場合は、当社グループの持続的な発展に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに備えるため、「働きがいのある組織の追求」を人事方針とし、快適に働き続けるための働きやすさと、仕事に対するやる気や成長実感等のやりがいとを併せ持つ組織の実現に取組んでおります。 また、創業当時より「企業は人 人は心」の精神を大切に受け継いできており、「人の心」を大切にする企業風土を守り続けています。 (4)法的規制に関するリスクについて 当社グループが属する住宅関連業界は、建設業法、建設基準法等の法的規制を受けております。これらの法令等の新たな制定、改廃、適用基準の変更等により、当社グループの事業活動が影響を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、仮にこれら法令等に違反をした場合には、事業運営への規制や信用失墜等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、各種関連法令の改正情報等を早期に入手し、その影響を検討して対策をとるとともに、関係法令の遵守を徹底するため、役職員のコンプライアンス意識の強化に取組んでおります。 (5)市況商品である合板の価格変動リスクについて 当社グループの主力販売商品の一つである合板は市況商品であり、価格が大きく変動することがあります。 国内の合板市場は、数量ベースで国産品、輸入品各々半々の構成比となっております。国産品は着工戸数等と生産量の需給バランスにより、また、輸入品はこれに加えて原木生産国や製品輸出国の国内事情あるいは製品輸入国の需要動向、さらには為替の動向などから販売量及び価格が大きく左右されるため、国産品、輸入品のいずれにおいても、急激かつ大幅な市況変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 以上のような、価格、数量に対する様々な変動要因によるリスクを軽減するため、国内にあっては、製造子会社における生産調整や販売子会社による仕入れの調整を機動的に実施しています。海外にあっては、マレーシア(ミリ)、インドネシア(ジャカルタ)及びシンガポールに駐在員を派遣、現地メーカー等と常にコンタクトを取り情報収集を行うことにより、価格の安定化や利益の確保に努めております。加えて当社グループでは、木更津市に合板用港湾倉庫として首都圏最大規模の倉庫を所有しており、需給調整の機能も備えることで価格の安定化や利益の確保に努めております。 (6)信用リスクについて 中核企業であるジャパン建材株式会社のお取引先は全国約1万先に及ぶなど、グループ各社は、多数のお取引先に企業間信用を供与しています。建材や住宅設備の価格が上昇し持ち家を中心に新設住宅着工戸数が低迷する一方、いわゆる「ゼロゼロ融資」の返済が続く中で顕在化した信用に対する懸念や金利の上昇により資金繰り面の環境も変化する中で、信用リスクは従来に増して高まっており、今後、住宅業界において倒産が大きく増えることとなれば、想定を超える不良債権が発生し、当社グループの業績も大きく影響を受ける可能性があります。 このため、与信の分散化に努めるとともに、グループ全体での与信管理のシステム化や動態観察の重視等、きめ細かい管理と早期対応を実施しております。これらにより不良債権発生の抑制に努めるとともに、様々な債権保全策を講じ、グループ全体での与信管理体制を逐年強化しております。 (7)為替リスク及びカントリーリスクについて 当社グループの主力商品である合板については、その材料となる単板、製品を問わず、輸入価格は為替相場の変動及びカントリーリスクの顕在化による影響を受けます。このため、急激かつ大幅な為替変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、合板以外にも、製材品や原材料としての木質系素材を輸入している子会社も複数あり、これらの子会社も、為替リスクのみならず、輸入国のカントリーリスクも負っており、実際に発生しているロシアへの経済制裁により、同国産の製材品や木質系素材の調達が困難となっております。 これらのリスクに対し、合板販売総額の相当程度を直接輸入する中核企業のジャパン建材株式会社は、為替相場の変動に対して契約額の一定比率以上を先物為替予約でヘッジする方針で対応し、為替相場の変動が経営成績に及ぼす影響を軽減するよう努めております。また、調達困難となった素材については、内外を問わず代替材の発掘、調達に努め、供給体制の確保に努めております。 (8)企業買収等にかかるリスクについて 当社グループが所属する住宅関連業界は、中長期的な市場規模の縮小が予想されるなか、今後も業界再編等が進むものと見込まれます。当社グループにおきましても、営業基盤の拡充・強化を図る観点から、企業買収等を積極的に推進しております。このため、買収した企業の価値が大幅に減少するような状況が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに備えるため、当社内にM&Aの担当部署を設け、専門的な知識、経験の獲得、蓄積を図っており、個別の企業買収等の際には、同部署が中心となって適切なデュー・デリジェンス及びPMIを実施しております。 (9)自然災害・事故等にかかるリスクについて 当社グループは、大規模な自然災害や事故、感染症のパンデミック等が発生した場合、営業・製造拠点や本社、サプライチェーン、従業員等が深刻な被害を被る可能性があります。このような事態に備え、当社グループは事業継続計画(BCP)を定めており、同計画に基づく体制を整備するとともに、実際にBCPが発動される都度、その内容を適切に見直し、その実効性を高めるべくブラッシュアップを図っております。 (10)サイバー攻撃にかかるリスクについて 当社グループは、生産、販売、会計、人事その他業務全般をITシステムにより管理しております。また、当社グループは、お取引先の個人情報や営業秘密情報など、業務に必要な重要情報を取り扱っております。 一方、様々なサイバー攻撃が世界中で活発化しており、当社グループのITシステムもその攻撃対象となり得ることを認識しております。想定を超えるレベルで攻撃を受けた場合には、事業活動の混乱、機密情報の喪失、個人情報の漏洩等による事業の中断、損害賠償請求やセキュリティ対策コストの増加等により、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 このため、社内ネットワーク上で異常が検知された場合は、直ちにアラームを発するとともに必要な対応を行う仕組みを導入しており、また、ハード及びネットワークの冗長化、各種データの定期的なバックアップの実行、各種端末へのセキュリティソフトの導入、セキュリティに関する社員教育等適切に対策することによってリスクの低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,502字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が着実に進み、個人消費は緩やかながらも持ち直しの動きが見られました。また、企業収益は総じて高水準を維持し、設備投資も底堅く推移するなど、景気の回復基調は概ね継続しました。一方、米国をはじめとする海外経済の不透明感や地政学的リスクの高まり、物価上昇の長期化に伴う消費者マインドへの影響、為替相場の変動、資材・エネルギーコストの上昇など、先行きに対する不透明感は払拭されない状況が続きました。 当社グループが属する住宅業界では、建材や住宅設備の価格上昇や職人不足による建築費高騰、2025年4月1日施行の建築基準法等の制度改正に伴う駆け込み需要の反動もあり、新設住宅着工戸数は低調に推移し、金利上昇局面における住宅ローン利用者の慎重姿勢も見受けられました。他方、リフォーム・リノベーション需要は相応の底堅さを維持しており、既存ストック活用への関心の高まりが引き続き業界全体を下支えしましたが、明確な回復の兆しを見出すことが難しい状況となりました。 このような状況下、当社グループは、当連結会計年度からの3ヵ年を対象とする新中期経営計画『Value Proposition 27』をスタートさせ、「価値提案によるパートナーとの結びつき強化」を実現し更なる成長を果たすべく、「基盤事業の強化」「事業領域の拡張と深耕」「持続可能な経営基盤構築」「人的資本経営の実践」の4つの柱を立て、4つの柱ごとに諸施策を展開しております。当連結会計年度においても、M&Aを通じた拠点整備を図る一方で、グループ経営の合理化に向けた組織再編を実施し、機関投資家との対話を充実させるとともに自己株式の取得を行うなど、資本コストや株価を意識した経営の実践に努めております。 この結果、当連結会計年度における業績は以下のとおりとなりました。 売上高は3,988億20百万円(前期比1.4%増)と、「ウッドショック」によりレコードを大きく更新した2022年度に次ぐ水準となりました。利益面では、厳しい環境下、総合建材卸売事業及び総合建材小売事業が、前期と比較し減益となりましたが、合板製造・木材加工事業につきましては赤字幅を圧縮させることができました。 この結果、営業利益は64億34百万円(同12.6%減)、経常利益は71億51百万円(同8.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は40億33百万円(同5.8%減)となりました。期初計画との比較では売上はほぼ計画並み、営業利益は計画比△19.6%、経常利益は同△10.6%、親会社株主に帰属する当期純利益は同△19.3%と減少となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (総合建材卸売事業) 木材や合板等の素材類は、市況に底打ち感が出てきたものの、需要は弱く一進一退の状況が続いております。その他建材、住宅設備等の価格はなお上昇傾向にあります。このような中、中核のジャパン建材株式会社をはじめ各社各様に、新規開拓などにより売上のボリュームを確保しつつ、仕入れのコントロールや付加価値の高い商材の提案等に努め、売上は前年同期より増収、粗利率はほぼ前年同期と同水準を確保しましたが、人件費や運賃の増加をカバーしきれず減益となりました。 この結果、当事業の売上高は3,310億72百万円(前期比2.0%増)、営業利益は63億62百万円(同7.5%減)と増収減益となりました。 (合板製造・木材加工事業) 当事業中核の株式会社キーテックは、ロシア産輸入単板の入荷停止により主力のキーラム(LVL)事業が苦戦しておりましたが、製造及び営業両面での努力が実り、当連結会計年度においては、増収増益基調で推移いたしました。一方、国産合板は市況の底打ちも販売価格、販売量とも弱含み、減収減益となっております。2025年11月に、同社はティンバラム株式会社から大断面集成材の製造・販売・加工・施工事業を会社分割により承継、またM&Aによる事業譲受によりポリ化粧板の販売事業を承継しました。既存事業部とのシナジーを発揮し今後の成長につなげてまいります。 この結果、当事業の売上高は113億42百万円(前期比4.4%減)、営業損失は6億21百万円(前期は8億83百万円の損失)となりました。 (総合建材小売事業) 総合建材小売事業につきましては、毎年度、積極的にM&Aを推進するとともに適宜組織再編を実施し、各地の事業承継ニーズに応えながら、グループのネットワークをダイナミックに拡大しております。2025年4月に、前連結会計年度にジャパン建材株式会社の子会社とした株式会社山田木材を同社富山営業所に統合し、2025年10月に、当社連結子会社の株式会社坂田建材を同株式会社ブルケン東日本に吸収合併しております。 当事業の売上高は512億41百万円(前期比2.9%減)、営業利益は8億8百万円(同27.0%減)となりました。 (その他) その他には、建材小売店の経営指導を中心にフランチャイズ事業を展開している株式会社ハウス・デポ・ジャパンのほか、建築工事業の子会社5社、物流関係の子会社等7社及び純粋持株会社でありますJKホールディングス株式会社の一部事業等を区分しております。 当事業の売上高は51億63百万円(前期比25.9%増)、営業損失は2億89百万円(前期は58百万円の営業利益)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は2,176億77百万円となり、前連結会計年度末に比べて52億90百万円減少いたしました。増減の内訳としては、棚卸資産が14億73百万円増加した一方、現金及び預金が63億63百万円、受取手形、売掛金及び契約資産と電子記録債権の合計額が12億68百万円減少したことにより、流動資産が61億92百万円減少いたしました。 固定資産は、有形固定資産が4億23百万円、無形固定資産が2億61百万円減少した一方、投資その他の資産が15億85百万円増加したことにより、固定資産全体では9億1百万円増加いたしました。 負債は1,513億97百万円となり、前連結会計年度末に比べて58億63百万円減少いたしました。増減の内訳としては、支払手形及び買掛金と電子記録債務の合計額が6億4百万円、短期借入金と1年以内返済予定の長期借入金の合計額が23億71百万円減少したことにより、流動負債が41億37百万円減少いたしました。 固定負債は、長期借入金が19億34百万円減少したことを主因として、17億26百万円減少いたしました。 純資産は662億80百万円となり、前連結会計年度末に比べて5億72百万円増加いたしました。利益剰余金が26億30百万円、その他有価証券評価差額金が5億10百万円、自己株式が29億16百万円増加したこと等によるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ63億64百万円減少し、439億54百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は49億26百万円(前期は51億28百万円の獲得)となりました。税金等調整前当期純利益71億50百万円、減価償却費23億75百万円、売上債権の増減額11億74百万円といった資金獲得要因がありました。一方で、棚卸資産の増減額14億3百万円、法人税等の支払額32億94百万円の資金使用要因があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は22億2百万円(前期は24億48百万円の使用)となりました。固定資産の取得と売却の差額14億72百万円の資金使用要因があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は90億88百万円(前期は85億29百万円の使用)となりました。短期借入金の純減額19億52百万円、長期借入金の純減額23億53百万円、自己株式の取得による支出29億37百万円、配当金の支払額14億3百万円といった資金使用要因があったこと等によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) 総合建材卸売事業   (百万円)   -   - 合板製造・木材加工事業   (百万円)   11,073   87.1 総合建材小売事業   (百万円)   -   - 報告セグメント計   (百万円)   11,073   87.1 その他   (百万円)   -   - 合計   (百万円)   11,073   87.1 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) 総合建材卸売事業   (百万円)   303,369   102.9 合板製造・木材加工事業   (百万円)   1,640   106.4 総合建材小売事業   (百万円)   20,453   98.4 報告セグメント計   (百万円)   325,463   102.7 その他   (百万円)   661   109.0 合計   (百万円)   326,124   102.7 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 総合建材卸売事業   -   -   -   - 合板製造・木材加工事業   4,489   138.2   225   94.3 総合建材小売事業   -   -   -   - 報告セグメント計   4,489   138.2   225   94.3 その他   2,093   78.8   1,438   77.9 合計   6,582   111.5   1,664   79.8 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) 総合建材卸売事業   (百万円)   331,072   102.0 合板製造・木材加工事業   (百万円)   11,342   95.6 総合建材小売事業   (百万円)   51,241   97.1 報告セグメント計   (百万円)   393,656   101.2 その他   (百万円)   5,163   125.9 合計   (百万円)   398,820   101.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における財政状態及び経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度においては、売上高は3,988億20百万円と、「ウッドショック」によりレコードを大きく更新した2022年度に次ぐ水準となりました。 利益面では、厳しい環境下、総合建材卸売事業及び総合建材小売事業が、前期と比較し減益となりましたが、合板製造・木材加工事業につきましては赤字幅を圧縮させることができました。 当社グループが属する住宅業界では、建材や住宅設備の価格上昇や職人不足による建築費高騰、2025年4月1日施行の建築基準法等の制度改正に伴う駆け込み需要の反動もあり、新設住宅着工戸数は低調に推移し、金利上昇局面における住宅ローン利用者の慎重姿勢も見受けられました。他方、リフォーム・リノベーション需要は相応の底堅さを維持しており、既存ストック活用への関心の高まりが引き続き業界全体を下支えしましたが、明確な回復の兆しを見出すことが難しい状況となりました。 このような状況下、当社グループは、当連結会計年度からの3ヵ年を対象とする新中期経営計画『Value Proposition 27』をスタートさせ、「価値提案によるパートナーとの結びつき強化」を実現し更なる成長を果たすべく、「基盤事業の強化」「事業領域の拡張と深耕」「持続可能な経営基盤構築」「人的資本経営の実践」の4つの柱を立て、4つの柱ごとに諸施策を展開しております。当連結会計年度においても、M&Aを通じた拠点整備を図る一方で、グループ経営の合理化に向けた組織再編を実施し、機関投資家との対話を充実させるとともに自己株式の取得を行うなど、資本コストや株価を意識した経営の実践に努めております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金は、グループ内の資金を効率的に活用することによって賄うことを基本とし、不足額や緊急に必要となる資金については、当座借越枠、CP枠、中核企業であるジャパン建材株式会社の手形流動化枠等にて対応しております。運転資金以外の資金需要の主なものは、製造子会社の機械等の設備資金や販売子会社の事務所・倉庫等の営業用不動産への投資のほか、M&Aによる会社の取得資金など持株会社である当社の投資に要する資金です。この投資資金については、自己資金を充てることを基本に不足額を銀行借入によって調達しております。銀行借入については、半期ごとに長期資金の調達計画を立て、計画的に調達しております。 当連結会計年度においては、子会社の事務所・倉庫・機械の新増設や補修等の設備投資を行っておりますが、その規模は減価償却の範囲にとどまる一方、グループ各社の業況が比較的に順調に推移しており、グループ内全体では資金余剰となっているため、グループ全体の借入金も減少しました。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)並びに(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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