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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日宣

6543 · Standard · サービス業

放送・通信、住まい・暮らし、医療・健康など注力業界に特化した広告ソリューションを提供する独立系広告会社。

概要

株式会社日宣は、1947年に神戸で創業した広告代理業を前身とし、1953年に株式会社として設立された独立系広告会社である。本社は東京都千代田区。2017年2月にJASDAQに上場(現在は東京証券取引所スタンダード市場)。2026年2月期の連結売上高は65億円、従業員134名。主力の広告宣伝事業では、ケーブルテレビ局向け番組情報誌「チャンネルガイド」の編集・制作、大手住宅メーカー向けプロモーション、製薬企業向け学会運営、デジタルマーケティングなどを手掛ける。連結子会社に都心高級マンション広告を提供する株式会社アスティを持つ。

広告宣伝事業は4業界セグメントに特化

当社グループの広告宣伝事業は、放送・通信、住まい・暮らし、医療・健康、その他の4業界セグメントで構成される。2026年2月期のセグメント売上高は、放送・通信が2,783,752千円(前期比13.6%増)、住まい・暮らしが1,803,387千円(同39.2%増)、医療・健康が44,654千円(同77.0%減)、その他が1,683,049千円(同16.6%増)である。放送・通信セグメントでは全国のケーブルテレビ局向け加入者誌「チャンネルガイド」の編集・制作が中核。住まい・暮らしセグメントでは大手住宅メーカー向けの全国キャンペーン設計やカタログ制作に加え、連結子会社アスティが都心高級マンションの広告プロモーションを手掛ける。医療・健康セグメントは製薬企業向け学会運営などを行うが売上は縮小傾向。その他セグメントでは大手外食チェーン向けデジタルマーケティングが成長を牽引する。

売上高65億円・営業利益4.8億円の収益構造

連結売上高は2013年2月期の26億円から増加を続け、2026年2月期には6,481,269千円(前期比17.1%増)に達した。営業利益は485,718千円(同23.3%増)で営業利益率は約7.5%である。当連結会計年度には、投資事業組合からの運用益580,996千円を営業外収益に計上したことにより、経常利益は1,079,013千円(同162.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は662,459千円(同165.5%増)となった。財政状態では総資産5,754,784千円、自己資本比率69.6%であり、無借金経営に近い健全なバランスシートを持つ。中期経営計画では連結営業利益率の改善を重要指標としている。

2社体制のグループと各地の拠点

連結子会社は株式会社アスティのみであり(2024年12月に株式取得、都心高級マンション向け広告プロモーションを手掛ける)、持分法適用関連会社としてホームタウンエナジー株式会社と株式会社SCN電力の2社がある(2020年9月・10月設立)。かつて連結子会社であった株式会社日宣印刷は、選択と集中の観点から2026年2月に全株式を譲渡した。従業員数は134名(連結)。本社は東京都千代田区神田司町二丁目に所在し、2000年と2016年に自社ビルを竣工・移転している。大阪支社(旧・大阪本社)と名古屋営業所を置き、関西・中部エリアの顧客に対応する。

業界の中での役割は広告代理店・制作会社として、メディア中立の視点でワンストップのプロモーションを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
65億円
営業利益
5億円
営業利益率
7.7%
純利益
7億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
広告宣伝事業63億円96.9%5億円7.9%
その他(注)12億円3.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01放送・通信主力

全国ケーブルテレビ局や大手通信キャリア、番組供給会社を主要顧客とし、新規加入者獲得や視聴促進のためのセールスプロモーションを提供。ケーブルテレビ向け月刊情報誌「チャンネルガイド」を企画・制作し、品質・価格・ノウハウで参入障壁を維持。

主な製品・サービス1
チャンネルガイド
ケーブルテレビ加入者向けのテレビ番組情報誌。毎月発行し、番組紹介や特集を掲載。

02住まい・暮らし主力

半世紀にわたり大手住宅メーカーのセールスプロモーションを担当。全国キャンペーンの全体設計から個別広告の企画、カタログ・DM・チラシの制作、展示場ツール制作、イベント運営、WEB・映像制作まで一貫提供。連結子会社アスティは都心の高級マンション広告をディベロッパー指定代理店として担当。

主な製品・サービス1
住宅カタログ・営業ツール
住宅メーカー向けカタログや各種営業ツールを企画・制作し、在庫管理まで一括対応。

03医療・健康準主力

製薬会社向けに疾患予防の啓蒙施策や学会・セミナー等の企画運営、社内勉強会の運営などを提供。医薬品の特性を踏まえた専門的なコミュニケーション支援を行う。

主な製品・サービス1
学会・セミナー運営
医療関連の学会やセミナー、イベントの企画・運営を手掛ける。

04その他副次

デジタルマーケティング施策を中心に新規顧客を開拓。大手外食チェーン向けに広告戦略立案から実行までを支援するなど、ノウハウを活かし業界横断的にサービスを提供。

主な製品・サービス1
デジタルマーケティングサービス
Web広告運用やSNSマーケティング、コンテンツ制作などを通じたデジタル領域のプロモーション支援。

製品と技術

「チャンネルガイド」とケーブルテレビ向けメディア

同社の看板サービスの一つが、全国のケーブルテレビ局向けに発行するテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」(月刊誌)である。1996年の創刊以来、各局の加入者向けに編集・制作を提供しており、その品質と価格、長年のノウハウによって高い参入障壁を築いている。誌面の企画・編集から印刷・配送まで一貫して手掛ける。近年はデジタル版の次世代番組ガイド「CCG」も開発・提供しているが、受注は当初想定を下回っている。ただし、生産性向上の取り組みが奏功し同事業の利益率は改善傾向にある。ケーブルテレビ業界の構造変化に対応しながら、安定的な収益源として機能している。

住まい・暮らし向けの統合プロモーション

大手住宅メーカーに対するプロモーション支援は半世紀以上にわたる伝統事業である。全国キャンペーンの全体戦略立案から、カタログ、DM、チラシ、住宅展示場ツールの制作、看板・イベント企画運営、WEB・映像制作、空間デザインまでをワンストップで提供する。特筆すべきはカタログや営業ツールの在庫管理まで同社が担う点で、顧客の業務負荷を軽減している。2024年に連結子会社化したアスティは、このセグメントの中で都心の高級マンションに特化した広告プロモーションを行う。ディベロッパーの指定代理店として、モデルルームの集客施策や販売促進ツールを企画・制作する。

デジタルマーケティングとコミュニティ発想のソリューション

同社は「コミュニティ発想」を標榜し、従来のマスメディア広告に依存しないマーケティング手法を開発している。具体的には、SNSを活用した口コミマーケティング、顧客コミュニティの形成支援、ペイドメディアに頼らないブランド体験の設計などが含まれる。社内にはプランナー、クリエイティブディレクター、グラフィックデザイナー、コピーライター、ウェブデザイナー、映像ディレクター、プロデューサー、エディターといった多様な専門人材を揃え、企画から制作まで内製化している。大手外食チェーン向けにはデジタル戦略全体の立案から実行支援までを提供し、製薬企業向けには学会・セミナー運営や社内勉強会の企画も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

広告・販促で国内ニッチ、中小規模

サービス業セクターで、広告・販促支援サービスを提供する企業である。同業のジンジブやイシンと比較すると、売上高は65億円程度と小規模で、2025年2月期は営業利益率7.3%、2026年2月期は7.7%と利益率は改善傾向にある。販促物の企画・制作で差別化を図り、主要顧客との長期取引が強み。業界ではデジタルシフトが進む中、従来型の販促サービスが中心で、DX対応や新規顧客開拓が課題となる。

強み

  • 売上高は3期連続で増加し、営業利益率も7%超に改善
  • 主要取引先との関係が安定し、リピート受注が多い
  • 販促物の企画から制作まで一貫して対応する強み
  • 増収率は18%と高く、効率化も進んでいる

課題

  • 売上高が低く、業界大手との競争で不利
  • デジタル広告等への対応が遅れ、市場変化に追随
  • 特定の大口顧客への依存が高く、取引終了リスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が日宣

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17039ブリッジインターナショナルグループ52億円15.5倍
26580ライトアップ51億円17.6倍
32376サイネックス51億円87.6倍
46557AIAIグループ51億円7.9倍
52183リニカル51億円
66543日宣50億円7.1倍
79219ギックス50億円
82454オールアバウト50億円
92304CSSホールディングス49億円6.8倍
102449プラップジャパン49億円9.9倍
112179成学社48億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

兵庫・神戸で創業し広告業を開始した1947年

1947年4月、兵庫県神戸市において前身となる「宣伝五洋社」が創業され、広告宣伝業を開始した。戦後間もない時期に広告需要を捉えた創業である。その後事業を拡大し、1953年3月には大阪府大阪市に資本金300万円で株式会社を設立、商号を日本宣伝工業株式会社に変更した。同時に子会社として日宣印刷紙器株式会社を設立し、印刷業に進出。これにより広告代理と印刷の両輪体制が整い、企画から制作までを自社で完結できる基盤が築かれた。この創業期の決断が、後に当社グループの一貫サービス提供の強みとなる。

東京進出と営業所から支社への発展(1963〜1976年)

1963年4月、東京都文京区に東京営業所を開設し、関東地域への本格的な進出を果たした。広告業界では首都圏の市場開拓が成長の鍵であり、この拠点設置により全国規模の営業網の第一歩を踏み出す。その後、1976年10月には東京営業所を東京支社に改称し、組織的地位を高めた。東京支社は後に本社機能の一部を担う重要な拠点へと成長する。なお、この時期は高度経済成長期にあたり、企業の広告需要が拡大する中で、同社も大阪・東京の二拠点体制で事業を拡大していった。

商号変更と「チャンネルガイド」発刊(1993〜1996年)

1993年3月、商号を株式会社日宣に変更し、現在の社名となった。この変更は、事業の全国展開とブランド統一を意図したものである。さらに1996年2月、ケーブルテレビ加入者向けのテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」の出版を開始した。当初は関東エリアからスタートし、後に全国のケーブルテレビ局に拡大。同誌は高い品質と安定した発行ノウハウにより、参入障壁の高い収益源へと育つ。この事業が後の放送・通信セグメントの核となり、同社の独自ポジションを確立するうえで決定的な役割を果たした。

本社移転と組織再編(2000年)

2000年9月、東京都千代田区に本社ビル(日宣神田ビル)を竣工し、本社を大阪から東京へ移転した。この移転により、首都圏の顧客へのサービス提供力が飛躍的に向上した。同年11月には子会社の日宣印刷紙器株式会社の商号を株式会社日宣印刷に変更し、印刷事業の独立性を明確化。また、1963年に開設した東京営業所の流れを汲む東京支社は、本社移転後も重要な営業拠点として機能し続ける。この時期に同社は「企画・制作・印刷」の一貫体制を強化し、広告主へのワンストップ提案を可能にした。

JASDAQ上場とM&Aによる成長(2017〜2023年)

2017年2月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、株式公開を果たした。同時に株式会社日産社の株式を取得し、グループを拡大。同年4月には市場区分見直しにより東証スタンダード市場に移行した。2020年にはホームタウンエナジー株式会社と株式会社SCN電力を設立(持分法適用関連会社)。2023年3月には日産社を吸収合併し、経営資源の統合を進めた。上場を機に資金調達力が向上し、M&Aや新規事業投資を積極化。売上高は上場時の47億円(2017年2月期)から2026年2月期には65億円へと拡大した。

アスティ取得と日宣印刷売却、グループ再編(2024〜2026年)

2024年12月、都心高級マンション向け広告プロモーションを手掛ける株式会社アスティの株式を取得し、連結子会社化した。これにより住まい・暮らしセグメントの強化を図る。一方、長期ビジョンに基づく選択と集中の一環として、グループ内で商業印刷を担ってきた株式会社日宣印刷(前身・日宣印刷紙器)の全株式を2026年2月に譲渡した。印刷事業からの撤退により、同社は広告宣伝事業に経営資源を集中する体制へとシフト。この再編は、デジタル領域など成長分野への投資を加速するための戦略的判断である。

年表20件を開く

1940年代

  • 1947年4月創業兵庫県神戸市において当社の前身である宣伝五洋社を創業し、広告宣伝業を開始

1950年代

  • 1953年3月創業大阪府大阪市において、資本金300万円で株式会社を設立、商号を日本宣伝工業株式会社に変更
  • 1953年3月創業日宣印刷紙器株式会社を設立し、印刷業を開始

1960年代

  • 1963年4月東京都文京区に東京営業所を開設

1970年代

  • 1976年10月東京営業所を東京支社と改称

1990年代

  • 1993年3月商号変更商号を株式会社日宣に変更
  • 1996年2月ケーブルテレビ加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」出版開始

2000年代

  • 2000年9月東京都千代田区に本社ビル(日宣神田ビル)を竣工し、本社を移転
  • 2000年11月商号変更日宣印刷紙器株式会社の商号を株式会社日宣印刷に変更

2010年代

  • 2013年1月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を開設
  • 2014年8月M&A株式会社ハル・プロデュースセンターの株式取得
  • 2015年9月M&A株式会社ハル・プロデュースセンター(資本金1,000万円)を吸収合併
  • 2016年8月東京都千代田区に本社ビル(日宣神田第2ビル)を竣工し、本社を移転
  • 2017年2月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 株式会社日産社の株式取得

2020年代

  • 2020年9月創業ホームタウンエナジー株式会社の設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2020年10月創業株式会社SCN電力の設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2022年4月上場市場区分の見直しに伴い東京証券取引所スタンダード市場に上場
  • 2023年3月M&A株式会社日産社(資本金1,000万円)を吸収合併
  • 2024年12月M&A株式会社アスティ(現・連結子会社)の株式取得
  • 2026年2月株式会社日宣印刷の株式譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コミュニティ発想による事業成長・創造

    既存の有料広告枠に依存せず、企業がマーケティングを推進できる状態をつくるため、「コミュニティ発想」に基づく支援に注力する。

  2. 02

    M&A・投資による市場拡張

    コミュニティ発想が機能する戦略市場において、有力クライアントの獲得やサービス・リソース・テクノロジーの獲得を目的としたM&Aおよび企業出資を実施する。

  3. 03

    人的資本強化とESG経営

    成長戦略を支える基盤として、人的資本の強化とESGへの取り組みに注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で134人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は627万円で、9期前と比べて+13.8%平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は7.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月120
2018年2月129
2019年2月157
2020年2月55136.95.9154
2021年2月53836.96.5140
2022年2月55936.86.7135
2023年2月57137.16.9136
2024年2月58038.57.4134
2025年2月60238.27.7142282
2026年2月62737.87.7134373

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区1,438百万円
広告宣伝事業 全社共通
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アスティ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCN電力
    神奈川県平塚市 · 持分法適用会社
    議決権45.0%
  • 国内
    ホームタウンエナジー株式会社
    栃木県栃木市 · 持分法適用会社
    議決権25.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は65億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+18.2%、利益が+25.0%。

売上高
+18.2%
65億円
営業利益
+25.0%
5億円
純利益
+250.0%
7億円
営業利益率
7.7%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高66億円65億円
営業利益5億円5億円
純利益3億円7億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+6.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1200.00
2024年2Q1317.71
2024年3Q1417.10
2024年4Q131
2025年1Q1516.71
2025年2Q1119.10
2025年4Q2926.91
2026年2Q3026.72
2026年4Q3538.65
2027年1Q1616.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は26億円から65億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を開設
2013年2月2621
株式会社ハル・プロデュースセンターの株式取得
2014年2月3221
株式会社ハル・プロデュースセンター(資本金1,000万円)を吸収合併
2015年2月3921
2016年2月4332
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 株式会社日産社の株式取得
2017年2月4743
2018年2月4747
2019年2月5032
ホームタウンエナジー株式会社の設立(現・持分法適用関連会社)
2020年2月5132
2021年2月4832
市場区分の見直しに伴い東京証券取引所スタンダード市場に上場
2022年2月4843
株式会社日産社(資本金1,000万円)を吸収合併
2023年2月5132
株式会社アスティ(現・連結子会社)の株式取得
2024年2月5232
2025年2月55447.32
2026年2月655117.77

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高65億円のうち、営業利益として残るのは5億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の10.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
10.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.0pt
17.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年2月期は営業CFが4億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は26億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年2月2−1315−119
2016年2月3−21111
2017年2月3−32013
2018年2月29−91115
2019年2月0−1−2−112
2020年2月30−1313
2021年2月51−2617
2022年2月20−3216
2023年2月2−1−1117
2024年2月3−3−1015
2025年2月6−1−2517
2026年2月46−21026

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は69.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1610662.0
2014年2月1610663.8
2015年2月37132434.5
2016年2月40142636.0
2017年2月45202544.8
2018年2月44261858.3
2019年2月42271563.8
2020年2月44281663.9
2021年2月45291664.7
2022年2月43291468.0
2023年2月45311469.3
2024年2月46331371.7
2025年2月49341569.9
2026年2月58401869.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中105位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中303位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
18.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,200で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥1,200-0.2%1ヶ月+1.8%1年+2.7%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥1,128高値¥1,450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.1倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR1.17倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に前日比6.8%高の1303円と急伸し、1ヶ月で9.96%上昇した。25日移動平均線(1197.04円)を約8.9%上回り、75日線(1176.05円)や200日線(1203.74円)も突破した。52週高値1450円には約10%差、52週安値1128円からは15.5%高い。これまで出来高が低調だったが、8月21日には101,200株と急増。上昇の勢いが増している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは7.01倍と業界平均の22.49倍を大幅に下回り、割安感が強い。予想PERは13.8倍に上昇する見込みだが、それでも業界平均より低い。PBRは1.16倍と1倍を上回るが、ROEは17.8%と高く、収益性を考慮すれば妥当な水準。配当利回りは2.77%と業界平均の2.68%を僅かに上回り、配当性向は14.3%と低く、今後の増配余地がある。売上高は増加傾向で、業績は好調。割安でありながら成長も見込めるが、利益率は7%台と高くない。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.1倍23.4倍
PER (予想)13.9倍
PBR1.17倍3.51倍
ROE17.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、人材派遣需要の拡大が続く中で、収益成長を持続できるかどうか。強気派は、建設業の人手不足や2024年問題による時間外労働規制が専門人材の需要を高め、売上が2025年度に65億円まで拡大し、営業利益率も7%超と高いことを評価。ROE17.8%と資本効率も良好で、PER7倍と割安との見方。一方、弱気派は、景気後退による建設投資の減速や、競争激化で単価が下落するリスクを指摘。また、売上の増加にもかかわらず、純利益は2025年度に2億円から7億円へ跳ねたが、これは一時的要因か疑う向きもある。株価は1年で8.8%下落し、市場の期待が高まっていない。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    建設業界では技能者不足が深刻で、派遣需要は引き続き拡大する見込み。

  • 高い収益性

    営業利益率7.3〜7.7%、ROE17.8%と、業界平均を上回る。

  • 株価の割安感

    PER7倍前後は成長を織り込んでいない可能性がある。

  • 純利益が7億円と前期比3.5倍に急増通年影響

    純利益は2億円から7億円へ5億円増加し、前期比3.5倍。EPS向上でPERは約7倍に低下。

  • 売上高が65億円と前期比18.2%増加通年影響

    売上高は55億円から65億円へ10億円増加。増収基調が業績拡大をけん引している。

  • 営業利益が5億円と25%増、利益率改善通年影響

    営業利益は4億円から5億円へ1億円増え、売上高営業利益率は7.69%と前期7.27%から改善。

  • ROE17.8%と高収益、PBR1.16倍で評価余地継続影響

    ROE17.8%は高水準で、PBR1.16倍と資産効率に見合う。利益が続けば株価の上昇余地がある。

マイナスに働く材料7
  • 建設投資の減速

    金利上昇や公共工事削減で、建設需要が頭打ちになる懸念がある。

  • 競争激化

    人材派遣業界は参入が容易で、価格競争が収益性を圧迫し得る。

  • 利益の持続性疑問

    純利益が2億円から7億円に急増したが、一度きりの要因かもしれず持続性が不透明。

  • 予想PER13.8倍は今期純利益の半減を示唆決算発表後影響

    実績PER7.0倍に対し予想PER13.8倍と約2倍。市場は純利益が約半数に減ると予想している。

  • 株価が1年で8.8%下落、戻りは鈍い継続影響

    1年間の株価リターンは-8.8%で軟調。需給が弱く、上値を追う動きは限定的。

  • 外国人保有0.5%と低く海外資金の流入薄い継続影響

    外国株主比率は0.5%と非常に低く、グローバル投資家の参入が遅れている。売買代金も細い。

  • 時価総額50億円の小型株で需給が不安定継続影響

    時価総額が約50億円と小さく、大口売買で株価が乱れやすい。機関投資家の組入も進みにくい。

次の決算で確かめる点
稼働率
派遣社員の稼働状況は収益の柱であり、需給バランスを示す。
売上高伸び率
需要拡大が持続しているかを確認するため。
営業利益率
価格競争やコスト変動が収益性に与える影響を監視する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33で、前期から+18.5%いまの株価に対する利回りは2.75%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
14.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年2月2112.8
2019年2月210.033.0
2020年2月210.043.6
2021年2月210.050.0
2022年2月210.035.3
2023年2月210.038.6
2024年2月2623.838.7
2025年2月273.839.7
2026年2月3218.514.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ3,023人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.3%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他56.756.757.457.858.663.6
事業法人39.840.040.040.139.835.2
自己株式1.58.37.66.96.35.6
証券会社1.71.61.41.01.20.7
外国法人0.91.00.90.70.40.4
外国人個人0.00.00.00.1
金融機関0.90.70.30.30.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社オオツコーポレーション33.87
02大津 裕司8.45
03村井 敏裕4.23
04光通信KK投資事業有限責任組合3.79
05本間 祐史2.23
06大津 穰2.11
07飛川 亮2.02
08日宣社員持株会1.50
09加藤 文子1.41
10日宣取引先持株会1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−88%、1株純資産は14期で−94%。直近期のROEは17.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1,40517,5308.235.6
2014年2月1,93818,97110.631.0
2015年2月517447.128.8
2016年2月11884114.829.4
2017年2月1521,03115.117.126.4
2018年2月3371,32428.65.512.8
2019年2月1191,3958.711.033.0
2020年2月1021,4287.211.143.6
2021年2月981,4866.713.150.0
2022年2月687948.68.835.3
2023年2月668368.08.738.6
2024年2月528666.111.438.7
2025年2月669027.49.939.7
2026年2月1721,01517.87.414.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額131百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
飛川亮取締役社長(代表取締役) CEO52
大津裕司取締役会長(代表取締役)55
村井敏裕専務取締役 COO56
川田篤取締役52
大川容子取締役53
真鍋進常勤監査役67
徳野文朗監査役57
相良知佐監査役58

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)48217161611529
社外監査役3883
社外取締役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,187字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の連結子会社)は、当社(株式会社日宣)と都心の高級マンションを中心とした広告プロモーションを提供する株式会社アスティの2社で構成されており、各事業の内容は以下のとおりであります。 なお、以下に示す区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 1.広告宣伝事業 当社グループ(当社及び当社の連結子会社)は、注力する業界を定め、顧客企業と直接取引をし、経営課題に対してユニークな広告ソリューションを提供しております。顧客が属する業界の構造や顧客及びその提供する商品・サービスの特性、競合分析、消費者の購買行動の特徴等を理解することにより導き出されるマーケティングメソッドに基づき、コミュニケーションプランを企画設計しております。メディアニュートラルな視点に立ち、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、アウトドアメディア等の最適なメディアを用いるだけでなく、自社においても独自にメディアを企画・開発し提供しております。コミュニケーションのコンテンツとしては、グラフィック、映像、WEB、SNS、記事コンテンツ等に加え、イベント・学会・セミナー運営、体験装置やアプリを含めたアクティビティーなど多岐にわたり、顧客企業に対し統合ソリューションをワンストップで提供しております。これらを可能にするため、自社の制作部門にプランナー(*1)、クリエイティブディレクター(*2)、グラフィックデザイナー(*3)、コピーライター(*4)、ウェブデザイナー(*5)、映像ディレクター(*6)、プロデューサー(*7)、エディター(*8)など幅広い人材を有しております。また、社内に仕入れ・調達の専門チームを有し、かつ当社グループ内に印刷会社を保有している利点を活かし、広告制作物の品質・コスト・納期の最適なコントロールを行っております。 なお、*の用語については後記「用語解説」をご参照ください。 当社グループのサービス提供先は特に以下の業界向けに区分されます。 ①放送・通信 放送・通信業界の中でも、全国ケーブルテレビ局・大手通信キャリア・番組供給会社といった業界各社に、新規 加入者獲得・視聴促進等のセールスプロモーションを提供しております。全国のケーブルテレビ各局に対しては加 入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」(月刊誌)を企画・制作しており、その品質・価格・ノウハウに より高い参入障壁を維持しております。 ②住まい・暮らし 住まい・暮らし業界に関して、半世紀にわたり大手住宅メーカーのセールスプロモーションを提供しておりま す。全国キャンペーンの全体設計から個々の広告プロモーションの企画、カタログ、DM、チラシや住宅展示場ツー ルの制作、看板制作、イベントの企画運営、WEB・映像制作、空間デザイン等を行っております。また、カタログ や営業ツールは在庫管理まで当社が行うなど一貫したサービスを提供しております。更に、株式会社アスティ(連 結子会社)は、大手ディベロッパーの指定代理店として、都心の高級マンションを中心とした広告プロモーションを行っております。 ③医療・健康 製薬会社に対し、制作物等を利用した疾患予防等の啓蒙施策を提供する他、学会やセミナー、イベント等の企 画・運営を手掛けている他、製薬会社の社内向け勉強会の運営など幅広い業務を行っております。 ④その他 主に各種デジタルマーケティング施策を展開し、その他業界の新規顧客を開拓しております。デジタル領域のサ ービス拡充、積極的な投資を進め、サービス、コンテンツの強化を図っており、例えば大手外食チェーンに対し て、広告・マーケティング戦略の立案から実行までの支援を行っております。 2.その他 その他として、株式会社日宣印刷にて各種商業印刷を行っておりましたが、同社につきましては、2026年2月24日付で当社が保有する同社の株式の全部を売却しており、当連結会計年度末において連結の範囲より除外しております。 [事業系統図] 用語解説 *1 プランナー ブランドもしくは商品が抱えるビジネス上の問題を検討し、解決すべき課題を設定した上で戦略を整理し、コミュニケーションプランの全体設計を行う。 *2 クリエイティブディレクター プランナーの全体設計に基づきクリエイティブのアイデアを開発すると同時に、そのアイデアを具体化し、制作物全体の作成を行う。 *3 グラフィックデザイナー 主にプリントメディアにおけるデザインを行う。 *4 コピーライター 広告される対象物の価値が最大化されるように、言葉として定義付けし、商品の具体的な情報や競合商品との違いを考えコピーの作成を行う。 *5 ウェブデザイナー UIやUXの観点を踏まえ、ウェブにおけるデザインを行う。 *6 映像ディレクター 動画制作において、クリエイティブのアイデアを具体化する制作物のディレクションを行う。 *7 プロデューサー クリエイティブの制作物に関し、予算やスケジュールなど完成に至るまでの制作を行う。 *8 エディター 記事や映像、WEB等のコンテンツに関し、企画を立案しそれに基づき編集を行う。
経営方針・対処すべき課題3,006字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「私たちは、“コミュニティ発想”をもとに、あらゆるステークホルダーの価値創造パートナーとなる」という経営理念の下で、既存の媒体に頼らない、ユニークな事業、サービス、マーケティングを通じて顧客の新市場を共に開拓することで、社会・地域の幸福や活性化に寄与するべく、課題に取り組んでまいります。引き続き、マスメディア等の既存の媒体に頼らない顧客満足度の高いサービスを継続的に提供するとともに、新規事業を含む新たな領域への挑戦を進め、社会に貢献する企業であり続けられるよう努めてまいります。 (2)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、企業の全般的な業況感の改善が継続する中、雇用の改善等もあり、緩やかに回復しています。一方、地政学的リスクへの懸念等もあり、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する広告業界におきましては、2025年の総広告費が8兆623億円(前年比105.1%)と前年を上回る結果となり(電通「日本の広告費」2026年3月発表)、4年連続で過去最高を更新しました。 こうした市場環境の中、当社グループでは中期経営計画に基づき、既存事業の強化と新規事業領域への事業拡大に向け、積極的な事業活動を行ってまいりました。 (3)経営戦略等 中期経営計画における成長戦略は、独自の“コミュニティ発想”に基づく成長の実現です。事業成長・創造とM&A・投資の2つを成長戦略の軸とし、それを支える3つ目の戦略として、人的資本の強化とESG経営への取り組みにも注力します。 1つ目の戦略、“コミュニティ発想”による事業成長・創造では既存のペイドメディア、すなわち有料の広告枠に依存せずとも企業がマーケティングを推進できる状態をつくりだすための支援に注力してまいります。2つ目の戦略、M&A・投資を活用した有望市場・領域の拡張では、“コミュニティ発想”が機能する戦略マーケットにおける有力クライアントの獲得、サービス、リソース、テクノロジーの獲得を目的としたM&Aおよび企業出資を実施してまいります。 “コミュニティ発想”が必要とされる背景には、2つの潮流による市場環境の変化があります。1つ目の潮流は広告の影響力の衰退です。マスメディアの影響力が落ち、デジタル広告への不信感が強まる一方、口コミの影響力が拡大し、生活者は信頼できる情報源や共感できるつながりを重視する傾向が強まっています。2つ目の潮流は人口減に伴う企業のマーケティング戦略の変化です。国内市場の縮小により、これまでの広告による新規顧客の獲得・刈り取りといったマーケティング手法は転換を迫られることとなりました。その結果として、広告やメディアによる顧客獲得に依存せず、「顧客とのつながり」や「コミュニティの評判」から継続的に利益やロイヤリティを生み出していくマーケティングが重視されるようになり、新たな市場が急速に成長しています。 当社グループは、そうした市場環境の変化を捉え、独立系広告会社というインディペンデントな立場から、独自の成長戦略とブランディングを推進しています。すなわち、広告やメディアに依存しない、独自のポジションと強みを持ち、ターゲットとなる市場をフォーカスし、その市場ごとにユニークな課題解決モデル、サービスモデルを構築していくことで、メディアではなく「コミュニティ」をベースに、ブランドや事業の成長に貢献するユニークなマーケティング支援会社として進化してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「連結売上高」及び「連結営業利益」を重要な経営指標と捉えております。 デジタルマーケティングやブランディング、映像制作等、サービス提供領域の拡大を図るとともに、次の10年に向けたビジョンを策定しております。業容の拡大とともにグループの生産性の向上を図り、連結営業利益率の改善も目指してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、「(2)経営環境」で記載した環境の変化を踏まえ、以下の項目を対処すべき課題と認識し、解決するため次のとおり対処いたします。 ①経営資源の最適化 当社グループは、顧客の課題をワンストップで解決する支援を強みとし、顧客の多種多様なニーズに柔軟に応えてきました。変化の激しい時代において、今後も顧客のニーズに合ったサービスを提供し続けていくためには、市場の変化に機動的に対応するとともに、需要が見込まれる事業領域へ戦略的に経営資源を投入していく必要があります。 当社グループでは、戦略に基づいたサービス提供体制を構築するとともに、管理会計を通じた各部門の稼働状況と創出する付加価値の計測・分析に取り組んでおり、PDCAサイクルを循環させることで、経営資源の最適化を目指してまいります。 ②優秀な人材の確保と育成 当社グループは、更なる成長の実現に向けて、優秀な人材の確保及び成長フェーズに応じた組織体制の強化を重要な経営課題と認識しております。 とりわけ、デジタル領域を含むプランニング及びクリエイティブ、テクノロジーを活用したソリューション開発並びに複雑化する広告プロモーションのプロデュース等を担う人材の確保及び育成が重要性を増しております。 このため当社グループでは、即戦力の中途人材採用活動強化とともに、新卒採用も行っております。また、人材の定着化を図るべく、企業ビジョンの明確化や社員の能力が最大限発揮できる環境づくり等、働きがいのある制度づくりを行い、組織体制を強化してまいります。 ③デジタル化への対応 当社グループは、従来の紙媒体を用いた印刷物は長期的に減少傾向が見込まれ、持続的な成長を実現するためには、新たに需要が見込まれるデジタル領域での事業拡大が必要であると認識しております。 当社グループでは、イノベーション&エキスパート本部が中心となりデジタル技術の活用を推進しております。また、M&Aや投資等の手法も必要に応じて活用するなど、更なる経営資源の投入を通じ、デジタル領域での事業拡大に取り組んでまいります。 ④内部統制及びリスク管理体制の強化 当社グループは、今後一層の成長を見込んでおり、企業規模拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに内部統制の継続的な改善及び強化を推進してまいります。 また、顧客企業の新商品に関する情報その他の機密情報及び消費者の個人情報等を適切に管理するため、当社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が運営するプライバシーマーク制度の認証を取得するとともに、社内規程及び業務フローの厳格な運用、定期的な社内教育の実施並びに機密データへのアクセス制限及びアクセスログの取得等に係るシステム整備を進めてまいりました。今後も更にセキュリティに関するシステムの整備や教育の徹底を行い、情報管理体制の強化を図ってまいります。
事業等のリスク4,496字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループの予測に基づいて判断したものです。 (1)事業環境に関するリスク 広告会社の業績は、景気、特に個人消費動向をもとにした企業の広告支出動向の影響を受ける傾向があります。また当社グループの業績は、経済環境のみならず特定業界や企業の景況に影響されやすい傾向にあります。当社グループはこのリスクに対して、新規取引先の開拓を行い、特定の業界に依存している状況からの転換を図っていく考えではありますが、日本国内の景気変動による顧客企業の広告費の減少に基づく受注量の減少や受注単価の低下などの景気変動要因が当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)広告業界における取引慣行 広告業界において、広告計画や内容の突然の変更に柔軟に対応できるよう、契約書の作成が徹底されないことがあります。当社グループでは、主要取引先と基本契約を締結するなど、取引上のトラブルを未然に回避する努力を行っておりますが、不測の事態が発生し、紛争が生じる可能性があります。 (3)技術革新及びメディアの構造変化への対応 スマートフォン等の多機能デバイスの進化・普及により、メディアが多様化するとともにソーシャルネットワーク等が広く浸透し、消費者のメディア接触行動や時間量が大きく変化しております。当社グループは従来の印刷物を用いた広告手法での収益を確保しながら、インターネットを起点としたリアルでの消費活動を構築するコミュニケーションサービスの提供など、インターネット技術を活用したマーケティング手法の変化に対応しながら業容の拡大に取り組んでおります。しかし、こうした技術革新及びメディアの構造変化に当社グループが適切に対応できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)特定の取引先への依存 当社グループは、旭化成ホームズ株式会社及びそのグループ会社(以下、同社グループ)に対して、キャンペーン全体の企画設計及びCM・新聞広告・チラシ・DM・展示場ツール等の企画・制作、基幹カタログの企画・制作、営業ツールの企画・制作、カタログ等の在庫管理、イベントの企画・運営、ディスプレイ、空間デザイン、映像制作、WEBマーケティング、オンラインイベント支援等の幅広い広告宣伝サービスを提供しております。その結果、同社グループに対する前連結会計年度の売上高は988,572千円、売上高に占める割合は17.9%であり、当連結会計年度の売上高は1,087,739千円、売上高に占める割合は16.8%となっております。現状において、当社グループは同社グループと安定的な取引関係にありますが、受注状況によっては当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。また、何らかの要因により取引関係に問題が生じた場合、あるいは広告宣伝政策の変更等があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)競合について 当社グループが事業を展開する広告業界は、売上高で上位の広告会社への集中傾向が高く、当社グループは常に既存の大手の広告会社と競争を強いられております。また、近年、インターネット、スマートフォン広告市場等における新規参入企業との競合が生じる機会も増加してきております。 当社グループは、注力する業界を定め顧客企業と直接取引し、その業界の構造や特性を踏まえ顧客企業の経営課題に対してユニークな広告ソリューションを開発することで競争上の優位性を確保していく考えではありますが、今後も優位性を確保できる保証はなく、優位性を逸した場合あるいは競争の激化に伴い報酬が低下した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料の調達 当社グループの原材料の大部分は印刷用紙が占めており、安定的な量の確保と最適な価格の維持に努めております。しかしながら、急激な市況の変動等により仕入価格が上昇し、製造コストの削減で補えない場合や、販売価格に転嫁できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)外部委託 当社グループではコンテンツ制作、印刷、運送等の業務において外部委託を利用し、外部の良質なリソースの利用及び固定費の圧縮を行っております。必要に応じた外注先の確保ができず業務が遂行できない場合、或いは外部委託先の事故・経営不振・不祥事等による納期遅延・品質問題等が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、急激な市況の変動等により仕入価格が上昇し、製造コストの削減で補えない場合や、販売価格に転嫁できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)不良品の発生 当社グループの提供する商品、サービスにおいて、不良品が発生することがあります。不良品が発生した場合、値引きや商品の再発注、回収等の負担がかかる可能性があります。 当社グループでは、不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、受注金額の大きな案件で不良品が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9)優秀な人材の確保、育成 当社グループでは今後事業拡大や企業運営を円滑に遂行していく上で優秀な人材を確保することが極めて重要と考えており、随時採用活動を行っております。しかしながら、必要な人材を適切な時期に確保できない場合、または社内の有能な人材が流出した場合には、経常的な業務運営や事業展開に支障が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)法的規制について 当社グループが広告宣伝サービスを提供する際の各種制作物において、その表現は「不当景品類及び不当表示防止法」、「不正競争防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「著作権法」及び「商標法」等の規制を受けております。当社グループが提供するのは広告宣伝サービスであり、法令の遵守義務は実際に商品等を提供する広告主になりますが、当該広告が景表法等の法令に抵触した場合、当該広告主との間で法的責任の発生や社会的信用の低下により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (11)知的財産権の侵害 当社グループが事業活動を行う過程で、提案する企画内容によっては第三者の知的財産権を侵害する可能性があるため、企画を提案する際には知的財産権の侵害の有無を確認しております。しかし、サービスの提供後、想定外の係争が発生した場合には、これらの係争が当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12)情報の流出 当社グループでは個人情報及び顧客情報、情報システムを取り扱う際の運用管理については、情報セキュリティ関連規程を整備運用して厳重に取り扱うこととしております。プライバシーマークの認証を取得し、機密情報の厳格な管理と個人情報の漏洩防止に努めておりますが、不測の事態により個人情報等の流出事故が発生した場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13)災害等に関するリスク 当社グループが事業展開する地域において、自然災害、電力その他の社会的インフラの障害、通信・放送の障害、流通の混乱、大規模な事故、疫病やウイルスによる感染拡大等が起こった場合には、当社グループまたは当社グループの取引先の事業活動に悪影響を及ぼし、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (14)訴訟等について 当社グループは法令及び契約等の遵守に努めておりますが、取引先、消費者、各種団体または知的財産権の保有者等による訴訟を提起された場合に、当社グループの事業や財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (15)電力小売事業に関するリスク 当社の持分法適用関連会社である株式会社SCN電力は電力小売事業を展開するケーブルテレビ局との合弁会社であります。 電力小売事業のビジネスモデルは、顧客を継続的に増やしていく成長過程においては、損益計算書上費用先行となり、損益分岐点となる顧客数に達するまでは当事業においては費用が先行する見通しです。 電力小売事業は、電気事業法に基づく申請を行い、経済産業大臣による登録により事業を開始することが可能となっております。新規参入者の急増は、電力購入価格の上昇と、電力販売価格の下落を招く可能性があり、競争激化と共に当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また営業収益は、顧客の電気使用量の季節的変動(気温や気象等)による影響を受けるため、業績が季節変動するリスクがあります。 電力小売事業への参入は、既存事業で培った顧客基盤を活用した新しい価値と収益機会の開拓を図る方針に基づいたものでありますが、顧客を継続的に増やしていく過程における損益計算書上の費用先行については、営業努力によってできる限り早期の収益化を図ります。また、SPOT価格が高騰した場合は、当社の売買損益に影響を及ぼす可能性があり、その影響額は顧客数の増加につれて一層大きなものとなります。そのため、他電力会社とのアライアンスや相対電源の確保、固定価格での調達方法の模索等を含め電力価格の変動等によるリスクを的確にコントロールして事業運営を行ってまいります。 (16)新規事業のリスク 当社は、将来的な事業拡大に向け、既存事業に留まらず新規事業開発に積極的に取り組んでおりますが、新規事業の展開には不確定要素が多く、既存事業よりもリスクが高いことを認識しております。入念な市場分析や事業計画構築にも関わらず、予測とは異なる状況が発生し、計画どおりに進まない場合は、投資資金を回収できず当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (17)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、情報セキュリティについての厳格な管理体制を構築し、関連規程の整備や従業員への周知と教育を行っております。しかしながら、サイバー攻撃、システムへの不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入等により、データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信頼性が損なわれ、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,681字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、前連結会計年度において企業結合に係る暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、企業の全般的な業況感の改善が継続する中、雇用の改善等もあり、緩やかに回復しています。一方、地政学的リスクへの懸念等もあり、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する広告業界におきましては、2025年の総広告費が8兆623億円(前年比105.1%)と前年を上回る結果となり(電通「日本の広告費」2026年3月発表)、4年連続で過去最高を更新しました。 こうした市場環境の中、当社グループでは中期経営計画に基づき、既存事業の強化と新規事業領域への事業拡大に向け、積極的な事業活動を行ってまいりました。 企業とつながる生活者を「ブランドコミュニティ」と捉え、企業のマーケティングコミュニケーションや市場開発を支援していくコミュニケーションビジネス分野においては、SNSを活用した独自のマーケティング手法をはじめとするノウハウを蓄積し、特に、外食チェーン企業/ブランドを中心に、クライアント数が拡大しております。加えて、M&A等によるさらなる事業拡大にも注力しております。 地方に暮らす世帯を「ローカルコミュニティ」と捉え、そこを起点にしながら、さまざまなプレイヤーとの連携・連帯によって、生活者向けサービスや企業向けマーケティングソリューションを生み出していく、エリアビジネス分野においては、全国のケーブルテレビ局向けのテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」事業が引き続き堅調です。デジタルによる次世代番組ガイド「CCG」の受注は当初想定を下回っているものの、生産性向上の各種取り組みが奏功し、営業利益を押し上げました。また、長年にわたるソリューション提供のノウハウを活かした、大型案件の受注も業績に寄与しました。 また、当社は、株式会社Coral Capital(旧500 Startups Japan)が株式会社 SmartHRへの出資を目的とし組成したファンド(以下、「本ファンド」)に出資をしております。今般、本ファンドがその保有する投資先株式の一部を売却したこと等により、投資事業組合運用益として営業外収益580,996千円を計上しました。 なお、2024年2月期に導入した、当社社員を対象にした人材育成プログラム「日宣Next Leaders Project」では、成長に貢献した社員へのインセンティブ・プランとして、2026年2月期の業績に基づき、「パフォーマンスシェアユニット」(以下、PSU)による総額最大120,000千円の自己株式の付与を想定しておりました。しかしながら、当期の業績が中期経営計画は上回ったものの、インセンティブ・プラン所定の水準には達しなかったことから、PSUの付与にかかる追加コストも勘案し、代替措置として決算賞与を支給しました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高6,481,269千円(前期比17.1%増)、営業利益485,718千円(同23.3%増)、経常利益1,079,013千円(同162.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益662,459千円(同165.5%増)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 イ.広告宣伝事業 当事業においては、全国のケーブルテレビ局向けに加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」の編集・制作を行う他、様々なクライアント企業に対し広告戦略のプランニング、各種販促サービス、デジタルマーケティング等のソリューションを提供しております。 当連結会計年度では、放送・通信業界において「チャンネルガイド」事業の生産性が向上し、利益率が向上した他、住まい・暮らし業界においては、プロモーション関連における新規案件の受注や前年度に実施したM&Aの効果もあり、業績が好調に推移しております。その他業界につきましても、大手外食チェーンをはじめとする各クライアントに向けた深耕営業が奏功し、各種施策が順調に進捗しております。 以上の結果、当事業の売上高は6,314,844千円(前期比17.3%増)、セグメント利益は479,747千円(同27.8%増)となりました。 また、業界別の売上高は、放送・通信業界が2,783,752千円(前期比13.6%増)、住まい・暮らし業界が1,803,387千円(同39.2%増)、医療・健康業界が44,654千円(同77.0%減)、その他業界が1,683,049千円(同16.6%増)となりました。 ロ.その他 その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、当社の子会社の株式会社日宣印刷において当社グループの広告宣伝事業の印刷物の他、関西地域の企業に対して商業印刷を行っております。なお、当社では、長期ビジョン実現に向けた成長戦略として、デジタルをはじめとする成長領域への投資を進めており、選択と集中の観点から、成長が見込まれる分野にリソースを集中させるべく、当社が保有する株式会社日宣印刷の全株式を2026年2月に譲渡しました。 以上の結果、当事業の売上高は166,425千円(前期比10.7%増)、セグメント利益は3,550千円(前期比71.4%減)となりました。 また、当連結会計年度末における財政状態は以下のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末より840,227千円増加し、5,754,784千円となりました。これは主に、現金及び預金が850,945千円、売掛金が160,008千円増加した一方で、営業権が68,172千円、投資事業組合の運用益分配等に伴い投資有価証券が65,251千円、のれんが15,559千円それぞれ減少したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末より273,600千円増加し、1,751,658千円となりました。これは主に、未払法人税等が247,172千円、その他の流動負債が78,762千円、それぞれ増加した一方で、長期借入金が90,834千円、繰延税金負債が21,881千円、それぞれ減少したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末より566,626千円増加し、4,003,126千円となりました。これは主に、自己株式が14,171千円減少し、利益剰余金の配当を156,686千円行った一方で、親会社株主に帰属する当期純利益を662,459千円計上したこと等によるものです。 この結果、自己資本比率は69.6%(前連結会計年度末は69.9%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて871,189千円増加し、2,587,516千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは435,227千円の収入(前連結会計年度は555,741千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を1,056,194千円、減価償却費を128,738千円、のれん償却費を15,559千円計上した一方で、法人税等の支払額が179,949千円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは614,621千円の収入(前連結会計年度は105,822千円の支出)となりました。これは主に、投資事業組合からの分配金による収入が653,142千円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出が20,629千円、有形固定資産の取得による支出が15,900千円、それぞれあったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは178,659千円の支出(前連結会計年度は199,809千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額が158,798千円、ストックオプションの行使による収入が43,956千円、長期借入金の返済による支出が63,817千円あったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績及び受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 広告宣伝事業   6,314,844   117.31 報告セグメント計   6,314,844   117.31 その他   166,425   110.67 合計   6,481,269   117.12 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 旭化成ホームズ株式会社   794,770   14.36   856,811   13.22 3.広告宣伝事業における、当社分類による顧客所属業界別の販売実績を示すと、次のとおりであります。 業界   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 放送・通信   2,783,752   113.61 住まい・暮らし   1,803,387   139.20 医療・健康   44,654   23.01 その他   1,683,049   116.60 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針は、「第5 経理の状況 1. (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1. (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「連結売上高」及び「連結営業利益」を重要な経営指標と捉えております。デジタルマーケティングやブランディング、映像制作等、サービス提供領域の拡大を図るとともに、次の10年に向けたビジョンを策定しており、業容の拡大とともにグループの生産性の向上を図り、連結営業利益率の改善も目指してまいります。連結営業利益率の改善に向け、当社が長年にわたり注力してきた事業領域において収益力を維持・強化していくとともに、新たな領域においても収益基盤の確立を図ってまいります。 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載の通り、連結売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益いずれも前年を上回り、過去最高となりました。当社独自の“コミュニティ発想”に基づく成長戦略が奏功し、各種施策が着実に進捗しております。 売上高については、ケーブルテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」をはじめとする既存のサービスに加えて、放送・通信業界向け事業における大型案件の受注、住まい・暮らし業界におけるM&A、その他業界向け事業における大手外食チェーンをはじめとする各クライアントに向けた深耕営業の奏功等も増収に寄与しました。利益面については、原価の抑制や生産性向上に向けた各種取り組みが奏功し、増益となりました。なお、当連結会計年度においては、当社が過年度に出資を行ったファンドが、その保有する投資先株式の一部を売却したこと等により、投資事業組合運用益として営業外収益580,996千円を計上しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況」に記載の「経営資源の最適化」、「優秀な人材の確保と育成」、「デジタル化への対応」は喫緊の課題と認識しております。それらへの対応策として、以下の取り組みを実施しました。 まず「経営資源の最適化」については、変化の激しい時代において、今後も顧客のニーズに合ったサービスを提供し続けていくためには、市場の変化に機動的に対応するとともに、需要が見込まれる事業領域へ戦略的に経営資源を投入していく必要があります。当社は、2024年11月に全国のホームセンター顧客向け無料情報誌「Pacoma」の運営事業を譲渡したほか、2026年2月には印刷事業を営む連結子会社であった株式会社日宣印刷の株式譲渡を行うなど、経営資源の選択と集中を進めております。 次に「優秀な人材の確保と育成」に関しましては、社員も含め、あらゆるステークホルダーの価値創造パートナーとなることを掲げた経営方針のもと、その経営理念の浸透や社員のエンゲージメント向上のための施策を実施し、組織力の強化を図りました。2024年2月期に導入した人材育成プログラム「日宣Next Leaders Project」に基づき、20代部長の登用をはじめ、次世代を担う優秀な人財の育成を進めております。 また「デジタル化への対応」については、デジタル技術を活用した新規サービスの創出を社内横断的に検討し、新たなビジネスを生み出すことを目的に、イノベーション&エキスパート本部を設置しております。今後の事業成長のカギとなるデジタル戦略の推進に向け、組織改正を通じた体制構築とあわせて、優秀なデジタル人材を確保するための人的資本への投資も積極的に行っています。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業活動のための適切な資金確保、流動性並びに健全な財政状態を常に目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出を優先事項として考えております。当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益を1,056,194千円、減価償却費を128,738千円、のれん償却費を15,559千円計上した一方で、法人税等の支払額が179,949千円あったこと等により、435,227千円となりました。また当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は2,587,516千円と十分な流動性を確保している状況であることから、健全な財務状況であると認識しております。

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開示資料

出典

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