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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

丸建リース

Maruken Lease Co.,Ltd.9763 · Standard · 卸売業

建設用重量仮設鋼材を軸に、賃貸・工事・土木までワンストップで手がける建設機材リース会社。

概要

丸建リースは、建設用重量仮設鋼材(鋼矢板、H形鋼、山留材など)の賃貸・販売・修理・加工を主力とする企業である。1968年に丸紅鉄鋼建材リースとして創業し、現在は重仮設事業、重仮設等工事事業、土木・上下水道施設工事等の3セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高は264億70百万円、純利益13億60百万円。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、従業員382名(2026年3月期)。

三つの事業セグメントで建設需要を支える

丸建リースグループは、重仮設事業、重仮設等工事事業、土木・上下水道施設工事等事業の3セグメントで構成される。重仮設事業では鋼矢板やH形鋼などの建設用重量仮設鋼材を賃貸・販売し、2026年3月期の売上高194億25百万円(全体の73.4%)を占める。重仮設等工事事業では杭打抜きや山留架設、地中連続壁工事、場所打ち杭工法による基礎工事を手掛け、売上高53億72百万円。土木・上下水道施設工事等事業(連結子会社興信工業)は土木・上下水道施設工事、建築設備工事、工場プラント工事を行い、売上高16億72百万円。3セグメント合計で264億70百万円の売上を計上した。

全国に広がる営業拠点と海外展開

国内では札幌、仙台、北関東、千葉、横浜、名古屋、大阪、九州、沖縄など主要都市に支店を設置し、成田、仙台、岐阜、西原などにヤードや工場を保有する。2024年4月には岐阜営業所と兵庫営業所を新設し、営業網を強化した。海外ではタイにタイ丸建、中国に瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司を設立し、日本・タイ・中国を軸に東アジアでの事業拡大を進める。中期経営計画では海外事業の収益割合を連結全体の20%以上とする目標を掲げ、伊藤忠丸紅鉄鋼との協力でODA案件にも対応している。

グループを構成する子会社・関連会社

2026年3月期末時点で、連結子会社8社、持分法適用関連会社3社を有する。重仮設事業では丸建基礎工事、東北工業、東播工業、九州レプロ、協友リース、タイ丸建、瑞馬丸建などが担当。重仮設等工事事業では丸建基礎工事、竹本基礎工事、マルケンテックジャパンが参画する。竹本基礎工事は2025年2月に子会社化した企業で、障害物撤去工事とスーパートップ工法に強みを持つ。土木・上下水道施設工事等は興信工業(2004年子会社化)が一手に担う。2026年4月には有限会社大地リースを子会社化し、北海道でDCS工法などの技術と大型重機を獲得した。

着実な増収増益と資産規模の拡大

売上高は2013年3月期の170億円から2026年3月期の264億70百万円へと54.5%増加した。純利益は同期間で7億円から13億60百万円へとほぼ倍増し、2026年3月期は6期連続の増益で過去最高益を更新した。営業利益は2026年3月期に14億27百万円(前期比5.8%減)と落ち込んだが、これは竹本基礎工事のグループ化に伴う統合関連費用が一時的に発生したためである。資産合計は408億42百万円に拡大し、自己資本比率は44.4%と財務基盤は安定している。設備投資は中期経営計画(2024~2028年度)で20~30億円の計画に対し、初年度(2024年度)から2025年度累計で35.9億円と計画を上回る投資を行っている。

業界の中での役割は建設業界向けに重量仮設鋼材の賃貸・販売と基礎工事を提供する総合建設機材サービス企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
265億円
営業利益
14億円
営業利益率
5.3%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
重仮設194億円73.2%19億円9.8%
重仮設等工事54億円20.4%3億円5.6%
土木・上下水道施設工事等17億円6.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設(重仮設・基礎工事)主力

鋼矢板、H形鋼、鋼製山留材、路面覆工板、鉄板等の建設用重量仮設鋼材の賃貸、販売、修理、加工を提供。また、杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事、場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事等を施工。

主な製品・サービス2
建設用重量仮設鋼材
鋼矢板、H形鋼、鋼製山留材、路面覆工板、鉄板等の建設機材。
重仮設等工事
杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事、場所打ち杭工法を中心とした基礎工事。

02土木・上下水道施設準主力

子会社の興信工業が土木・上下水道施設工事、建築設備工事、工場プラント工事を手がける。

製品と技術

建設用重量仮設鋼材:鋼矢板・H形鋼・山留材のリース

主力製品は、土木建築工事に不可欠な重量仮設鋼材である。鋼矢板は掘削時の土留めや止水に用いられ、H形鋼は仮設構造物の支柱や梁として使用される。鋼製山留材は地下工事の壁面を支え、路面覆工板は道路上の工事で車両通行を確保する。鉄板類も含め、これらの資材を全国の支店・工場で在庫し、工事現場に賃貸する。2026年3月期の建設機材の保有量は前期比18億33百万円増加し、稼働率も高水準を維持。また、タフシリーズと呼ばれる自社ブランド鋼材のラインナップ増強を進めている。

スーパートップ工法とDCS工法:基礎工事の専門技術

重仮設等工事事業では、子会社の竹本基礎工事と大地リースが保有する特殊工法を活用する。スーパートップ工法は、障害物撤去や既存杭の引き抜きに優れた技術で、都市部の再開発現場で需要が高い。DCS工法は場所打ち杭工法の一種で、大口径・高支持力の杭を低騒音・低振動で施工できる。北海道の大地リースはこの工法に強みを持ち、大型重機を駆使する。これらの技術を組み合わせることで、鋼材リースから基礎工事までの「材工一式」受注を強化している。

環境配慮型商品と修理・加工サービス

重仮設鋼材は繰り返し使用できるため、資源循環の観点からサステナブルな事業モデルである。当社は環境配慮型商品の開発にも取り組み、工期短縮やコストダウンにつながる新工法の研究を進める。また、自社工場(市原、成田、岐阜、西原など)で鋼材の修理と加工を行い、2026年3月期の修理実績3億11百万円、加工実績2億76百万円を計上した。工場の機械化・自動化も推進し、労働生産性の向上と安全な作業環境の構築を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

建設機械リース、収益性改善中

丸建リースは卸売業に分類されるが、実態は建設機械や産業機械のリース・レンタル事業が主体。同社は中堅リース企業として、建築・土木工事向けに機械を提供。同業の高千穂交易やリョーサン菱洋ホールディングスとは異なり、機械リースに特化。売上高は213億円(24/3期)から265億円(26/3期)へ拡大、営業利益率は6.58%(25/3期)と健全だが、26/3期は5.28%に低下見込み。建設需要の変動に影響されやすく、リース資産の稼働率管理が課題。

強み

  • 建設機械に特化したリースで、専門知識と在庫を持つ。
  • 売上高が213億円から265億円へ大幅増加、需要取り込み。
  • 営業利益率6%超と、リース業界でまずまずの水準。
  • 国内建設投資は底堅く、一定の需要が期待。

課題

  • 26/3期営業利益率5.28%へ低下、原価や経費増加が懸念。
  • 建設投資の景気変動や天候不順により稼働率が変動。
  • 機械の技術革新によりリース資産の価値が低下するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が丸建リース

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17427エコートレーディング51億円6.5倍
27501ティムコ50億円
38138三京化成49億円5.1倍
49929平和紙業48億円56.7倍
53024クリエイト46億円12.4倍
69763丸建リース45億円9.1倍
73035ケイティケイ44億円11.0倍
87443横浜魚類43億円22.9倍
97446東北化学薬品43億円7.3倍
103045カワサキ42億円8.9倍
119972アルテック42億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

丸紅の建材リース部門として1968年に創業

1968年11月、丸紅鉄鋼建材リース株式会社として資本金30百万円で設立された。丸紅グループの一員として、建設用重量仮設鋼材の賃貸事業を開始する。翌1969年には九州営業所、名古屋営業所、1970年には横浜営業所、若松工場を開設し、国内の主要都市に拠点を広げた。1971年には大阪営業所、幕張工場、稲沢工場、札幌営業所を開設し、全国的な営業網を形成。この時期の急速な拡大は、高度経済成長期の建設需要を背景に、丸紅の資本力を活用して進められた。

商号変更と上場、東証第一部指定への道

1972年10月に商号を丸紅建材リース株式会社に変更。1978年12月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。1979年には市原工場を設置し、幕張工場を廃止して生産拠点を集約。1980年代以降はタイ丸建(1985年)、協友リース(1986年)など関連会社を設立し、事業領域を拡大した。2006年3月には株式が東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、市場からの評価が高まった。

M&Aによる事業多角化と子会社化の推進

2004年10月、興信工業の株式を取得し、土木・上下水道施設工事事業に進出した。2008年3月には丸建基礎工事を設立し、重仮設等工事事業を本格化。2021年2月にはマルケンテックジャパンを設立し、工事機械のリースやメンテナンス事業を強化した。2025年2月には竹本基礎工事を子会社化し、障害物撤去やスーパートップ工法の技術を獲得。2026年4月には有限会社大地リースを子会社化し、北海道でのDCS工法と大型重機を取得した。これらのM&Aは、重仮設事業と工事事業の一貫体制(材工一式)を強化する目的で行われた。

創立50周年と商号変更、スタンダード市場へ移行

2018年11月に創立50周年を迎えた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。2025年10月、創業以来の商号を丸建リース株式会社に変更し、事業内容をより明確に表現する形とした。2026年3月期の業績は過去最高益を更新し、中期経営計画『共に築こう、未来のインフラ都市創出』(2024~2028年度)に基づき、収益力強化や海外事業拡大、DX推進などの成長戦略を実行中である。

年表36件を開く

1960年代

  • 1968年11月創業丸紅鉄鋼建材リース株式会社設立(資本金30百万円)
  • 1969年7月九州営業所(現九州支店)を開設
  • 1969年9月名古屋営業所(現名古屋支店)を開設

1970年代

  • 1970年2月若松工場を設置
  • 1970年3月横浜営業所(現横浜支店)を開設
  • 1971年1月大阪営業所(現大阪支店)を開設及び幕張工場を設置
  • 1971年4月稲沢工場を設置
  • 1971年10月札幌営業所(現札幌支店)を開設
  • 1972年8月札幌工場を設置
  • 1972年10月商号変更商号を丸紅建材リース株式会社に変更
  • 1974年3月仙台営業所(現東北支店)を開設
  • 1974年10月東播工場を設置
  • 1978年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1979年5月市原工場を設置
  • 1979年8月幕張工場を廃止し、市原工場に移設

1980年代

  • 1985年5月創業タイ丸建株式会社(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1986年2月創業協友リース株式会社(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1987年7月北関東営業所(現北関東支店)を開設

1990年代

  • 1993年4月千葉営業所(現千葉支店)を開設
  • 1993年10月成田工場(現成田ヤード)を設置
  • 1995年8月仙台ヤードを設置
  • 1996年10月岐阜工場を設置
  • 1998年4月沖縄営業所(現沖縄支店)を開設
  • 1999年4月北九州営業所を開設

2000年代

  • 2004年10月M&A興信工業株式会社(現連結子会社)の株式取得
  • 2006年3月株式が東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2007年10月西原工場を設置
  • 2008年3月丸建基礎工事株式会社(現連結子会社)を設立

2010年代

  • 2018年11月創業創立50周年を迎える

2020年代

  • 2020年8月中国で重仮設合弁事業を行う瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司(現持分法適用関連会社)への第三者割当増資を当社と伊藤忠丸紅鉄鋼㈱が引受ける
  • 2021年2月マルケンテックジャパン株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、株式が市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2024年4月岐阜営業所及び兵庫営業所を開設
  • 2025年2月M&A竹本基礎工事株式会社(現連結子会社)の株式取得
  • 2025年10月商号変更商号を丸建リース株式会社に変更
  • 2026年4月M&A有限会社大地リース(現連結子会社)の株式取得(注)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE8.5%以上
  • ネットD/Eレシオ0.3倍程度
  • 配当性向(連結)35%以上
  • 2028年度連結純利益2028年度まで15億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益力の更なる強化

    子会社化やM&Aにより材工一式受注を強化し、保有鋼材・工事機械の拡充、工事・加工売上の増大を図る。人的投資やITツール活用で営業力と顧客満足度を向上させる。

  2. 02

    新商品・新工法の開発と工場効率化

    環境配慮型商品や工期短縮・コストダウンに資する新工法の開発、工場の機械化・自動化・省力化を推進。安全で安心な作業環境を構築し、労働災害撲滅を目指す。

  3. 03

    人的資本経営の推進

    多様な人材採用、就労環境・処遇改善、ベースアップや資格手当新設、健康経営認定、フレックスタイム制導入などによりワークエンゲージメントを高める。

  4. 04

    サステナブルへの取り組みと物流効率化

    繰り返し使用可能な重仮設鋼材事業でサステナブル社会に貢献。温室効果ガス排出量算定開始、在庫最適化や共同配送で運送回数削減、IT・AI活用による物流効率化を図る。

  5. 05

    海外事業の強化とDX推進

    日本、タイ、中国の拠点を軸に東アジアとの取引拡大、保有鋼材最適化で収益拡大。海外収益比率20%以上を目標。共通プラットフォーム構築やIT環境リプレイスでDXを推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で382人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は764万円で、9期前と比べて+23.5%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月267
2018年3月270
2019年3月61942.614.6284
2020年3月62343.214.3295
2021年3月62643.614.5296
2022年3月62843.915.0290
2023年3月68345.116.3285
2024年3月71045.516.5302
2025年3月73445.416.8361416
2026年3月76445.717.1382366

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
市原工場 — 千葉県市原市2,820百万円
重仮設
稲沢工場 — 愛知県稲沢市1,421百万円
重仮設
若松工場 — 北九州市若松区1,341百万円
重仮設
東播工場 — 兵庫県加古郡播磨町1,016百万円
重仮設
仙台ヤード — 仙台市宮城野区768百万円
重仮設
市原第二工場 — 千葉県市原市574百万円
重仮設
札幌工場 — 北海道北広島市475百万円
重仮設・重仮設等工事
岐阜工場 — 岐阜県安八郡輪之内町278百万円
重仮設
成田ヤード — 千葉県成田市215百万円
重仮設
本社 — 東京都港区194百万円
重仮設・重仮設等工事
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    興信工業㈱
    横浜市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸建基礎工事㈱
    北海道 北広島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    竹本基礎工事㈱
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マルケンテックジャパン㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    丸建投資合同会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    東北工業㈱
    仙台市 宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東播工業㈱
    兵庫県加古郡 播磨町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州レプロ㈱
    北九州市 若松区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    協友リース㈱
    千葉県柏市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    タイ丸建㈱(THAI MARUKEN CO.,LTD.)
    THAILAND BANGKOK · 持分法適用会社
    議決権49.0%
  • 海外
    瑞馬丸建(安徽)工程支護 科技有限公司(注)2
    中国安徽省 · 持分法適用会社
    議決権24.0%
  • 国内
    丸紅㈱(注)3
    東京都 千代田区 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は265億円営業利益14億円前期と比べると増収減益で、売上が+16.2%、利益が-6.7%。

売上高
+16.2%
265億円
営業利益
-6.7%
14億円
純利益
+16.7%
14億円
営業利益率
5.3%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高275億円265億円
営業利益16億円14億円
純利益14億円14億円
1株あたり配当¥54¥54

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は65億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q602
2024年1Q5036.03
2024年2Q4724.31
2024年3Q59610.25
2024年4Q573
2025年2Q11276.36
2025年4Q11686.96
2026年2Q12886.38
2026年4Q13764.46
2027年1Q6569.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は170億円から265億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月17077
2014年3月189108
2015年3月195128
2016年3月205129
2017年3月216129
創立50周年を迎える
2018年3月2181210
2019年3月2191310
2020年3月214118
マルケンテックジャパン株式会社(現連結子会社)を設立
2021年3月200129
2022年3月1911410
2023年3月2011511
岐阜営業所及び兵庫営業所を開設
2024年3月2131612
竹本基礎工事株式会社(現連結子会社)の株式取得
2025年3月22815176.612
有限会社大地リース(現連結子会社)の株式取得(注)
2026年3月26514195.314

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高265億円のうち、営業利益として残るのは14億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.9%217億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.8pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は16億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月50−5513
2014年3月120−101214
2015年3月0−1−1−112
2016年3月12−2−91015
2017年3月140−91419
2018年3月13−2−91122
2019年3月5−1−2047
2020年3月8−29622
2021年3月23−10−111324
2022年3月11−2−22910
2023年3月12−1−14117
2024年3月3−2−514
2025年3月0−824−820
2026年3月1−105−916

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は408億円。このうち返さなくてよい自己資本が188億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2958421128.6
2014年3月3089221630.0
2015年3月31310221132.7
2016年3月31510820734.3
2017年3月32611621035.5
2018年3月33912421536.6
2019年3月32513219340.6
2020年3月33213719541.3
2021年3月32615017644.5
2022年3月31914717244.4
2023年3月31815316546.3
2024年3月32516516048.7
2025年3月38117520744.1
2026年3月40818822044.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
116億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
220億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中33位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中178位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,307で、1年前と比べて+15.3%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥1,307-1.3%1ヶ月+3.7%1年+15.3%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥1,083.333高値¥1,683.333

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)8.9倍
PBR0.68倍
配当利回り4.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で4.25%上昇し、8月10日には1300円と25日移動平均線1256円を上回りました。7月31日には1311円と直近高値を付けましたが、8月に入って調整し、現在は高値圏で推移しています。年初来では20.82%上昇しており、200日線1319円を下回っているものの、中期的な上昇トレンドは続いています。出来高は7月29日に41800株と急増しましたが、その後は減少傾向にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERは9.1倍で業界平均の17.89倍を大きく下回り、PBRも0.68倍と1倍未満で割安水準。配当利回りは4.15%と業界平均の2.99%を上回り、ROEは7.8%と安定。割安だが、直近の営業利益率は6.58%から5.28%と低下傾向で、収益力の改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍17.9倍
PER (予想)8.9倍
PBR0.68倍1.24倍
ROE7.8%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向にあるものの、営業利益率は低下しており、収益性が課題。強気派は、レンタル需要の拡大と新規分野への進出による成長余地を評価する。一方、弱気派は、利益率の低下や業界競争の激化を懸念する。投資論点は、増収が利益改善に繋がるかどうか。

プラスに働く材料7
  • 売上高の拡大継続

    直近3年間で売上高が約13%増加し、需要の堅調さが示唆される。

  • 新規分野への進出

    環境関連レンタルなど新分野が成長ドライバーとなる可能性。

  • 割安なバリュエーション

    PER9.1倍、PBR0.68倍と割安感があり、株主還元も高い。

  • 売上高が265億円と大幅増収通年影響

    2026/3期売上高265億円(前期比16.2%増)

  • 純利益が14億円と過去最高通年影響

    2026/3期純利益14億円(前期12億円から+16.7%)

  • 予想PER8.8倍と低バリュエーション不定影響

    実績PER9.1倍、来期予想PER8.8倍

  • 配当利回り4.15%と高水準継続影響

    現在の配当利回り4.15%、株主還元が手厚い

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が2025年3月期の6.6%から2026年3月期5.3%に低下見込み。

  • 競争激化

    同業他社とのレンタル料金競争で採算が悪化する懸念。

  • 需要変動リスク

    建設投資の減速や経済悪化時にはレンタル需要が減少する可能性。

  • 営業利益が15→14億円に減益通年影響

    2026/3期営業利益14億円(前期比6.7%減)

  • 営業利益率が6.58%→5.28%に低下通年影響

    売上高は増加したが、利益率は1.30ポイント悪化

  • PBR0.68倍と資本効率の低さ不定影響

    ROE7.8%に対しPBR0.68倍、市場は低成長を予想

  • 外国人保有1.85%と超低水準継続影響

    時価総額45億円、浮動株が少なく需給が細い

次の決算で確かめる点
レンタル稼働率
稼働率の低下は収益悪化に直結するため。
売上高成長率
増収が利益改善に繋がるかを見極めるため。
営業利益率
収益性のトレンドを確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり54で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは4.13%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥54
1株あたり
配当利回り
4.13%
いまの株価に対して
配当性向
31.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2020.9
2018年3月200.023.3
2019年3月213.429.8
2020年3月2312.935.9
2021年3月230.035.6
2022年3月2714.324.7
2023年3月3325.033.7
2024年3月3815.036.2
2025年3月4721.835.2
2026年3月5314.331.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥54

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,673人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.4%を占め、残る51.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.035.540.639.246.048.3
事業法人39.341.841.842.742.142.6
自己株式2.82.87.57.57.57.5
金融機関23.221.016.212.35.55.8
外国法人0.40.50.42.73.01.8
証券会社1.11.21.03.13.51.4
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01丸紅株式会社34.03
02丸建リース取引先持株会4.23
03明治安田生命保険相互会社3.21
04株式会社ライラック2.48
05丸建リース従業員持株会1.46
06柿沼佑一1.17
07日本製鉄株式会社1.11
08日本生命保険相互会社1.08
09住友不動産株式会社0.93
10アバンディア合同会社0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+620%、1株純資産は14期で+653%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月202538.210.322.3
2014年3月242779.28.823.1
2015年3月2513,0688.610.532.4
2016年3月2753,2388.76.824.5
2017年3月2793,4688.38.420.9
2018年3月2953,7208.27.923.3
2019年3月3053,9627.96.429.8
2020年3月2344,1095.86.435.9
2021年3月2734,3476.57.035.6
2022年3月1001,4207.05.824.7
2023年3月1151,5477.75.733.7
2024年3月1221,6647.68.336.2
2025年3月1281,7677.57.835.2
2026年3月1431,9057.89.731.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
井ノ上雅弘代表取締役社長645,900
日下部浩司代表取締役常務 社長補佐641,100
新井祐宏取締役 経営管理本部長 環境安全部担当役員 海外事業部担当役員56800
倉科淳取締役 営業本部長 工務統括本部担当役員61300
小島邦秋取締役 首都圏統括 営業本部 東京本店長58130
中西孝平取締役71200
猪田忠取締役 常勤監査等委員663,300
宮崎慶介取締役 監査等委員55
樋口達取締役 監査等委員55
棚橋栄蔵72
北澤康一取締役 常勤監査等委員63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5872811523
取締役(社内)11542020
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容772字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社8社及び関連会社3社で構成され、重仮設事業では建設用重量仮設鋼材(鋼矢板、H形鋼、鋼製山留材、路面覆工板、鉄板等の建設機材)の賃貸、販売、修理、加工等を主な内容とし、重仮設等工事事業では建設用重量仮設鋼材の杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事及び場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事等を、土木・上下水道施設工事等事業では土木・上下水道施設工事、建築設備工事及び工場プラント工事の事業活動を行っております。これらの事業を展開し、建設業界のニーズに素早く応え、社会資本整備の一端を担っております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、次の事業区分は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げる区分と同一であります。 区分   事業内容   会社名 重仮設   建設用重量仮設鋼材等の賃貸、 販売、修理、加工等   当社・丸建基礎工事㈱・丸建投資合同会社 東北工業㈱・東播工業㈱・九州レプロ㈱・協友リース㈱ タイ丸建㈱・瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司 重仮設等工事   建設用重量仮設鋼材の杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事及び場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事等   当社・丸建基礎工事㈱・竹本基礎工事㈱ マルケンテックジャパン㈱・丸建投資合同会社 タイ丸建㈱・瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司 土木・上下水道 施設工事等   土木・上下水道施設工事、建築 設備工事及び工場プラント工事   興信工業㈱ 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。 (注) 上記子会社8社は全て連結しており、また関連会社3社も全て持分法を適用しております。
経営方針・対処すべき課題3,100字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、土木建築工事に欠かせない建設用重量仮設鋼材(建設機材)の賃貸、販売、工事などを主たる事業として展開しており、取引先である建設業界のニーズに応え、社会資本整備の一端を担ってまいります。 当社は、経営の基本理念として以下の三項目を掲げ、役員、従業員一丸となって経営環境の変化に対応し、迅速かつ適切な意思決定が行われるべく、企業体質の強化に取り組んでおります。 ①  社会・株主に対して存在価値の高い会社を目指します。 ②  顧客より高い評価と信頼を受ける会社を目指します。 ③  厳しい中にも公正で夢と誇りを持てる会社を目指します。 (2)今後の経営環境と対処すべき課題 今後の事業環境につきましては、再開発事業や民間設備投資、インフラ更新需要等により、一定の需要が継続することが見込まれる一方で、資機材価格の高止まりや労務費の上昇、人手不足の深刻化に加え、金融・為替動向の変動など、不確実性の高い状況が続くものと想定されます。 このような環境のもと、当社グループでは中期経営計画の成長戦略を遂行し、挑戦を続けるタフな企業として、ステークホルダーの皆様と共に、未来都市のインフラ建設を通じて持続可能な社会に貢献してまいります。 次期(2027年3月期)の連結業績予想につきましては、売上高は275億円(前期比3.9%増)、営業利益16億円(同12.1%増)、経常利益20億円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億円(同2.9%増)を予想しております。 (3)中期経営計画 『共に築こう、未来のインフラ都市創出』(2024年度~2028年度) ①経営ビジョンに基づく6つの成長戦略 (ⅰ)収益力の更なる強化 2025年2月に障害撤去やスーパートップ工法に強みを持つ竹本基礎工事㈱を子会社化し、2026年4月には、DCS工法などの高度な技術力と北海道内屈指の大型重機を有する㈲大地リースを子会社化しており、目標とする材工一式受注を強化します。また、タフシリーズのラインナップ増強を中心とした保有鋼材の拡大・工事機械の拡充および工事売上・加工売上の増を目指し、人的投資とM&A投資、ITツールの活用により収益を拡大し、営業力強化と顧客満足度の向上を図ります。 (ⅱ)新商品・新工法の開発、工場の機械化・自動化・省力化の推進、安全で安心な作業環境の構築 環境に配慮した商品の開発や工期短縮、コストダウンにつながる新工法の開発、工場作業自動化による工場オペレーションの効率化、労働災害の撲滅(作業環境の改善と安全性の向上に寄与する商品の改良や開発)、アンチエイジング対策を進めてまいります。 (ⅲ)人的資本経営の推進 会社の持続的成長には人材強化が必要不可欠であり、多様な人材の採用と就労環境や処遇の改善を推進し、社員のスキル・能力及び仕事に対するやりがいを向上させ、ワークエンゲージメントを高める施策を検討・実行してまいります。第58期においては、5年連続でベースアップを実施し、公的資格取得報奨金の見直しと公的資格手当の新設を行いました。また、経済産業省の健康経営認定に向けた取り組みを開始し、フレックスタイム制を導入するなど、柔軟な働き方を推進いたします。 (ⅳ)サステナブルへの取り組みと2024年問題への対応 重仮設鋼材を繰り返し使用する事業モデルを通じてサステナブルな社会へ貢献し、温室効果ガス排出量の正確な算出のための取り組みを開始し、サステナビリティ向上に向けた基盤を強化いたします。また、2024年問題に対応するため在庫管理の最適化と複数の配送を集約することや共同配送の実施により運送回数を削減し、ITやAIを活用して、積卸時間および待機時間の可視化や走行距離の削減など物流の効率化を図ってまいります。 (ⅴ)海外事業の強化 拠点を有する日本、タイ(タイ丸建㈱)・中国(瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司)を軸として、東アジア諸国との取引拡大と拠点毎における保有鋼材等の最適化と収益拡大を図り、海外事業に関連する収益の連結全体の収益に占める割合を20%以上とすることを目指します。また伊藤忠丸紅鉄鋼㈱との協力関係を強化し、ODA案件に対応しております。 (ⅵ)DXへの取り組み推進 情報連携に資する共通プラットフォームの構築とIT環境のリプレイスをすることにより、利便性の高いシステムを導入し、セキュリティ対策とBCP対策を強化するとともに、デジタル人材の確保と従業員のITスキルの向上を図ります。また、営業支援システムを導入しITリテラシー向上に資する各種研修会を開催しております。 ②資金配分計画と2024年度から2025年度累計実績値 ①の(ⅰ)~(ⅵ)の成長戦略・アクションプランを実行するため、営業キャッシュ・フロー(5期累計)を75~85億円と想定した場合の資金配分計画と2024年度から2025年度累計実績値は以下のとおりです。 資金配分計画(2024年度~2028年度) 項目   計画値   2024年度~2025年度累計実績 成長投資   25~35億円   27.3億円 設備投資(注)   20~30億円   35.9億円 人的投資   5~10億円   2.8億円 株主還元   22~25億円   8.9億円 (注) 当社保有鋼材(建設機材)の購入費用を含む ③経営数値目標 資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、以下の経営数値目標の達成を目指します。 経営指標   目標値   2025年度実績値   補足説明等 ROE   8.5%以上   7.8%   将来的には資本コスト約7%(現時点)+スプレッド2%の9.0%以上を目指す ネットD/Eレシオ   0.3倍程度   0.42倍   目標値を目指し適切なキャッシュポジションを維持 配当性向(連結)   35%以上   37.3%   ― 2028年度連結純利益   15億円以上   13.60億円   ・中期経営計画最終年度に15億円以上の達成を目指す・自己資本を180億円前後と予想し当期純利益15億円を達成した場合1株当たり配当は165円以上を想定(注) (注)2026年4月1日付の株式分割後の1株当たり配当は55円を想定 (4)資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について ①現状認識 経営指標   現状の数値 PBR   直近5期平均は0.55倍、株価上昇により2025年度末は0.73倍 ROE   直近5期平均は7.5%、2021年度以降4期連続で株主資本コスト(約7%)を上回る 配当性向(連結)   2025年度実績37.3%と中期経営計画目標値を達成 ②PBRの改善=将来的に1倍以上を目指す各施策 施策   目標値、施策内容 収益拡大   当期純利益15億円以上の達成 資本効率改善   ROE8.5%以上 株主還元方針   配当性向35%以上(状況に応じて自己株式取得を検討) 成長及び設備投資   新規事業投資と既存事業の拡大、工場設備の機械化等、環境対策関連への投資 人的資本経営の推進   ワークエンゲージメントを高める施策、人材開発支援の拡充と多様な社員の活躍 社会課題への取り組み   サステナブルへの取り組み、2024年問題への対応
事業等のリスク8,051字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループでは、これらのリスクの発生を十分に認識した上で、その発生を極力回避し、また、発生した場合には適確な対応を継続してまいります。 (1) 建設市場という特定の市場への依存について 当社グループの主たる取引先は国内の建設会社であり、当社はこの建設市場への依存度が高いため、当社グループの経営成績及び財政状態は今後この市場の動向により影響を受ける可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、国内市場では、各地区別の需要動向を把握して人的資源を適正に配置し、建設用重量仮設鋼材の適切な移管・購買により収益を確保するとともに、収益力の更なる強化を図るため、2025年2月に竹本基礎工事㈱を、2026年4月に㈲大地リースを子会社化し、障害撤去をはじめとした技術、工事機械、ノウハウ、工法等を機動的に活用しております。海外ではタイ国のタイ丸建㈱、中国の瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司において東アジア市場への更なる展開を図りました。 また、新商品として現場作業性効率改善に資する大型覆工板をはじめとする「タフシリーズ」の展開やBIM・CIMを活用した設計などを推進することで、顧客への価値提供の幅を広げました。 今後も東アジアを中心とした海外展開、M&A、ODA案件や新商材開発などについても幅広く検討し、収益拡大を図ります。 (2) 鋼材価格の変動について 当社グループの主要取扱品目である建設用重量仮設鋼材の価格は、建設需要動向や製鉄原料の相場変動の影響を受けることが予測され、鋼材価格の高騰により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、鉄鋼業界を中心に各方面からの情報収集を行い鋼材価格の動向を注視し、仕入先であるメーカー・商社等との関係を強化して安定的に建設用重量仮設鋼材の購入を行っております。同時に、全店稼働率の向上を図るため本支店工場間で在庫移管を積極的に推進し、新材購入の抑制を図っております。また必要に応じて中古品鋼材の購入や山留材・覆工板等の加工鋼材の調達の一部を、タイ丸建㈱、瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司などの海外グループ会社を活用することも視野に入れており、幅広い調達先の確保に努めております。引き続き賃貸重視の経営方針を推進し、建設需要動向などに応じた効率的な購入を行うなどの諸施策により、原価上昇の抑制に努めております。 (3) 有利子負債、金利及びキャッシュ・フローの状況について 当社グループの事業活動資金の一部は金融機関からの借入により調達しているため、有利子負債の増加や金利及びキャッシュ・フローの変動がある場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、より効率的な資金管理を行い、キャッシュ・フロー経営を徹底しております。具体的には、取締役会において各年度の資金調達方針を審議の上決定しております。その中で、資金予算制度を充実させ、安定資金である長期借入金を中心に設備投資やM&Aの資金を確保しつつ、財務体質の強化を図ります。また、新たに株式取得した連結子会社を含めて、当社連結ベースでのグループ金融の更なる活用を図っております。 (4) 事故等について 当社グループでは、建設用重量仮設鋼材の修理・加工を行う工場及び杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事及び場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事等を行う工事現場での事故発生、及びそれに伴う鋼材の納入遅延や工期の遅れ等により損失補償を負う場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、各種保険に加入するとともに、各工場部門では、墜落・転落防止をはじめとした安全対策の設備投資を継続して行い、各工事部門では事前施工検討会や安全パトロールを行うなどの対策を講じております。また、法令で義務化された熱中症対策も強化いたします。中期経営計画では、作業環境の改善やエイジフレンドリーガイドラインの推進により、安全で安心な作業環境を構築しております。また、各部門では安全衛生管理に関する諸規程に基づいて日常の業務を遂行するとともに、安全関係の規程全般と現場管理マニュアル等の業務手順を定期的に見直しており、環境安全部においては全事業所を対象として、安全衛生管理の徹底、啓蒙活動の推進などを通じて安全衛生管理業務全般を行っております。タイ丸建㈱、瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司など海外のグループ会社については、災害等発生時の報告体制を整備し、当社工務統括本部の指導の下安全対策を構築しております。 (5) 与信管理について 当社グループの主たる取引先である建設業界を含め、2025年度の全国企業倒産件数は2022年度以降増加傾向が続いており、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクを管理するため、取引先のランク付けを行い、そのランク付けに応じた信用限度額、鋼材貸出数量限度、及び貸倒引当率を定めるとともに、定期的にかつ信用状態の変化に応じて機動的に取引先の見直しを行っております。また、一部取引先については、個別保証委託付保の活用により信用リスクの低減を図るとともに、過去の倒産事例を踏まえた対応方法についての社員研修を実施しております。 (6) 海外事業に関するリスクについて 当社グループは、中期経営計画の具体的施策の一つとして更なる海外積極展開を掲げており、タイ国のタイ丸建㈱や中国の瑞馬丸建(安徽)工程支護科技有限公司を中心に東アジアで海外事業を展開しております。 今後、これらの対象国の政治経済情勢、外国為替相場等の変動、法改正及びパートナー企業の財政状態等により、海外の事業が計画通り進捗しなかった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、各海外拠点スタッフの情報網を整備するとともに、海外進出に関する豊富な知見と情報網を有する丸紅㈱や伊藤忠丸紅鉄鋼㈱をはじめとする同グループ会社や外部コンサルタント等を活用して、現地の最新情報を入手するなどの対策を講じるとともに、海外事業会社への投資規模を、同事業が計画通りとならなかった場合でも当社グループの財政状態に重要な影響が及ばない範囲内とする様に適切に管理しております。また、為替変動リスクに対しては、状況に応じて為替予約の導入を検討しております。 (7) 関係会社管理リスクについて 当社グループの関係会社において、当社が認識していない投資・契約・制度設計・会計処理等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、2025年2月に竹本基礎工事㈱を、2026年4月に㈲大地リースを子会社化しており、当社グループの関係会社数が増加しております。 当社グループでは当該リスクに対応するため、当社から取締役を派遣して取締役会に出席するなど業務執行状況の監督を行うとともに、関係会社連絡会を年2回開催し業績推移や業務執行の状況をモニタリングしております。関係会社を統括管理する経営企画部は、関係会社管理規程の重要事項決裁基準を見直し、与信・安全・コンプライアンス・財務などについて、当社と同等の管理を行っております。また、当社の常勤監査等委員と監査部は合同で連結子会社・関係会社を対象に年1回の頻度で業務監査等を実施しております。 (8) 人材の確保について 当社グループは、最近の少子高齢化による労働人口の減少などにより必要な人材を確保できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、採用に関する内規を制定し、年1回総務人事部長は経営会議において年間採用活動方針を報告しており、その方針に基づき新卒定期採用だけでなくキャリア採用活動を継続して実施し、リファラル採用や外国人の採用も随時行っており、多様性に富んだ人材の確保に努めております。また、人材育成施策において策定された階層別研修や実務研修を実施し、社員の能力とモチベーションの向上を図っております。 中期経営計画では、成長戦略として人的資本経営の推進を掲げ、人材強化が必要不可欠として、多様な人材の採用と就労環境や処遇の改善を推進し、ワークエンゲージメントを高める施策を行うことなどにより、これらの人材リスクに対応いたします。 (9) 重要な訴訟について 当社グループの国内及び海外における営業活動が、訴訟等の法的手続きの対象となる可能性が有り、これらの訴訟等の内容や結果によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、コンプライアンス教育の実施による法令遵守の意識付けと基本動作の徹底に努めております。 (10) 退職給付債務について 当社グループの退職給付制度は確定給付企業年金制度等でありますが、その年金資産の時価や運用利回りの変動、割引率などの数理計算上の計算基礎の変更等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、確定給付企業年金の運用担当部門では年金資産運用委託先である金融機関から定期的に運用状況の報告を入手し、その内容を四半期毎に経営会議で報告しております。その中で、目標とする長期期待運用収益率が達成できたか確認するとともに、年金資産の運用方針をローリスク型とし、また適正なポートフォリオの検討など運用方法を随時見直しており、安定運用を目指しております。 (11) 株価の変動について 当社グループは、市場価格のある投資有価証券を当連結会計年度末現在12銘柄16億68百万円保有しており、その株価が変動した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、コーポレートガバナンス・コードに従い、年1回経営会議および取締役会で、保有する投資有価証券の全銘柄を対象として個別具体的に保有の可否を判定するとともに、一部銘柄については売却による保有の圧縮についても検討しております。また、社内で定めた議決権行使基準に従って各政策保有株式を議案毎に精査した上で、その議決権を行使しております。 (12) 工場設備等の固定資産について 当社グループが保有する工場設備などの固定資産は、収益性の低下や工場等土地の時価の下落により減損損失計上を余儀なくされ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 繰延税金資産について 当社グループが当連結会計年度末において計上している繰延税金資産は、今後の利益(課税所得)により全額回収可能性があると判断しておりますが、今後の税率変更などの税制改正や、利益計画の修正によりその回収可能性の見直し(繰延税金資産の取崩し)が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 建設機材及び棚卸資産の評価について 当社グループが保有する建設機材(建設用重量仮設鋼材)及び棚卸資産は総資産のうち重要な割合を占めております。賃貸、販売、返却等による建設機材及び棚卸資産の動きはシステムで管理し、保有在庫については定期的に棚卸しを実施しております。 建設機材は購入年度別総平均法による原価から定額法による減耗費を控除した額により評価し、商品・材料貯蔵品は総平均法による原価法により評価しております。鋼材市況価格が上昇した場合は建設機材及び棚卸資産の仕入価格も連動して上昇するため、売却時の払出原価と建設機材減耗費が増加し売上原価が押し上げられ、逆に下落した場合は収益性低下による簿価切り下げを行う可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、建設需要動向に応じた建設機材の効率的な購入や本支店工場間の在庫移管を行うことなどにより、原価上昇の抑制に努めております。 (15) 工事契約における収益認識について 当社グループの「重仮設等工事」・「土木・上下水道施設工事等」の各セグメントでは、一部取引を除き工事契約取引について見積総原価に対する実際発生原価の割合に基づき一定の期間にわたり履行義務が充足されるためその履行義務の充足に係る進捗度により収益を認識しておりますが、予定外の追加工事原価の発生や工事期間の大幅な延長などによりこれらの見直しが必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、工事契約案件毎に請負金額だけでなく、見積総原価、予定工事期間を随時見直すなど適切な工事採算管理を行っております。 (16) 当社グループの売上取引内容について 当社グループは、建設用重量仮設鋼材の賃貸・販売・修理・加工、杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事及び場所打ち杭工法を中心とした基礎工事、障害物撤去工事等、及び土木・上下水道施設工事等の事業活動を行っており、都市部の地下空間や河川・港湾などの地下工事が主な工事対象現場であります。 その中で、事前に予測不能な地盤の沈下や崩落、地下水の出水、岩盤層の発生などにより、工事期間の予定外の延長や追加工事費用が発生する可能性があり、顧客である建設会社から追加工事契約が取得できない場合は、工事採算の悪化により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、工事現場毎に地質資料などの工事現場の情報を入手した上で見積金額を適切に算定するとともに、回収遅延を防止するために売上債権の年齢毎の管理を行い、営業経理室はその結果を四半期毎に経営会議に報告しております。 (17) 自然災害に関するリスクについて 地震や水害などの自然災害により事務所や工場設備に被害が及んだ場合やパンデミックが発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、BCP(事業継続計画)マニュアルを毎期更新し、安否確認システムを確実に運用するとともに、時差出勤や在宅勤務を推進するなどの対応策を講じて、災害時に遠隔地からの勤務が可能な体制を構築しております。 (18) IT(システム)リスクについて 当社グループの事業活動において情報システムの重要性が増大する中で、大規模災害やサイバー攻撃などにより予期せぬシステム障害や当社グループの機密情報や個人情報などの漏えいが発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは当該リスクに対応するため、基幹系・情報系機器および基本ソフトの入替え、併せて災害対応設備の整ったデータセンターへの完全移設を行い、BCP対策を強化しております。また、一部システムのクラウド化と、多階層のメールチェック、サイバー保険への加入などの不正侵入対策強化とセキュリティ対策を講じており、新入社員に対するITセキュリティ講習会を実施しております。今後も情報資産の保護を目的とした対策を継続的に強化してまいります。 (19) 丸紅㈱との関係について 丸紅㈱は、当社の議決権の37.27%を所有する株主であるため、この議決権を有する株主としての権利を行使することができます。また、監査等委員である取締役(非常勤)1名が、丸紅㈱の鉄鋼製品事業部長を兼任しているため、同社の金属セグメントに関する方針が、当社の経営方針の決定等について影響を及ぼし得る状況にあります。一方、当社は、経営の自主性・独自性を確保するために、丸紅㈱との間で経営の関与に関する覚書を2005年3月31日付で締結し、当社の重要事項の決定に当たっては事前の承認・報告を要さない旨を合意しております。 当連結会計年度における当社グループと丸紅㈱との取引関係について、特記すべき事項はありません。また、当社と丸紅㈱を含めた丸紅グループ全体との間での当連結会計年度の取引高の割合は、売上高が1.6%、仕入高が12.0%でありますが、その取引は市場価格等を勘案し、一般取引と同様に公正かつ適切に行っております。 当連結会計年度末現在の丸紅㈱との人的関係は、役員9名のうち転籍者が1名、兼任者が1名であります。 (20) 法的規制について 当社グループの事業のうち、当社及び子会社の丸建基礎工事㈱・竹本基礎工事㈱・㈲大地リース・マルケンテックジャパン㈱が行う「建設用重量仮設鋼材の杭打抜・山留架設工事、地中連続壁工事及び場所打ち杭工事、障害物撤去工事等」や、子会社の興信工業㈱が行う「土木・上下水道施設工事、建築設備工事及び工場プラント工事」については、建設業法による許可を取得して業務を行うことが定められており、今後これらの許可の取消があった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでの重要な許可の要件は有資格者でありますが、当該リスクに対応するため公的資格取得報奨金の見直しと公的資格手当の新設を行い、経営業務の管理責任者、一級土木施工管理技士、一級建築施工管理技士などの有資格者の育成、確保等を行っております。 (21) 環境保全リスクについて 当社グループは、工場・工事現場での作業時に産業廃棄物、泥水、泥土、汚泥の発生などの環境保全リスクにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクに対応するため、廃棄物処理法など各種法令遵守を徹底し、産廃契約書、マニフェスト伝票の確認をはじめとした廃棄手続の管理と適切な実施を行っております。 (22) コンプライアンスリスクについて 当社グループは、会社や役員・従業員による法令違反、不祥事の発生や反社会的勢力との関わりにより、法令による処罰や社会的制裁を受け社会や各利害関係者からの信用を失う可能性があります。 当社グループでは、当該リスクに対応するため、コンプライアンス・マニュアルを制定しコンプライアンス講習会を開催するとともに、年1回全役員・全従業員がコンプライアンス宣誓書を提出するとともにコンプライアンス意識調査を実施し、そこでの課題を反映したコンプライアンス講習を行っております。また、当社のコンプライアンス委員会、常勤監査等委員、社外弁護士を窓口とする内部通報制度を設けており、グループ会社を含めた役員・従業員への周知徹底により、その認知度を高めるとともに利用しやすい環境を作り、より意義のある制度構築を目指しております。反社会的勢力に対しては、取引先のネガティブデータチェックを行うなどの対策を講じ取引の遮断を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)4,454字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより、緩やかな回復基調で推移した一方で、物価上昇による個人消費への影響が見られました。海外ではウクライナや中東の情勢不安の長期化や中国の景気減速など、世界経済の不確実性が高まり、金融・為替市場や国内経済への影響が懸念される状況が続いております。 建設業界におきましては、都市部を中心とした大規模再開発案件は堅調に推移している中、資機材価格の高止まりや労働需給の逼迫が工期や収益に影響を及ぼしております。 このような環境下、当社グループは昨年度より5ヶ年の中期経営計画「共に築こう、未来のインフラ都市創出」の成長戦略を遂行しており、将来の収益力の更なる強化に向けた取り組みとして2025年2月末に竹本基礎工事㈱のグループ化を実施するなど、国内事業は概ね堅調に推移いたしました。また、海外事業におきましても一部回復の兆しが見られました。 なお、2026年3月には㈲大地リースの株式取得(子会社化)を発表し、4月に取得完了しておりますが、本件株式取得による2026年3月期の通期連結業績に与える影響はありません。 以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は264億70百万円(前年同期比36億63百万円、16.1%増)となり、営業利益は一時的な統合関連費用の支出もあり14億27百万円(同87百万円、5.8%減)、経常利益は持分法による投資利益の増加等により19億30百万円(同2億9百万円、12.2%増)、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は13億60百万円(同1億41百万円、11.6%増)と6期連続の増益となり、過去最高益を更新いたしました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりです。 ①重仮設事業 受注案件の進捗により重仮設鋼材の賃貸稼働量が増加し、売上高は194億25百万円(前年同期比21億76百万円、12.6%増)となりました。一方で、資機材・運送価格等のコスト増により、セグメント利益は19億35百万円(同1億65百万円、7.9%減)に留まりました。 ②重仮設等工事事業 主に前期末に連結子会社となった竹本基礎工事㈱の業績が寄与し、売上高は53億72百万円(同13億41百万円、33.3%増)、セグメント利益は2億89百万円(同1億73百万円、150.6%増)となりました。 ③土木・上下水道施設工事等事業 土木水道等設備工事及び工場プラント工事ともに進捗し、売上高は16億72百万円(同1億44百万円、9.5%増)、セグメント利益は42百万円(同19百万円、82.7%増)となりました。 (注)セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ①生産実績 当社グループでは、出荷直前に取引契約の締結を行うという業界の慣習、取引形態の特殊性により、受注生産を行っていないため、修理実績、加工実績についてはセグメントごとの記載を省略しております。 なお、当社グループの工場における主たる業務は、建設用重量仮設鋼材の修理、加工並びに在庫管理でありますが、当連結会計年度における修理及び加工実績は次のとおりであります。 区分   金額(百万円)   前期比(%) 修理実績   311   0.6 加工実績   276   1.4 合計   587   1.0 ②受注実績 出荷直前に取引契約の締結を行うという業界の慣習、取引形態の特殊性により、受注高の集計は行っておりませんので、当社グループの受注実績及びそのセグメントごとの記載を省略しております。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 重仮設   19,425   12.6 重仮設等工事   5,372   33.3 土木・上下水道施設工事等   1,672   9.5 合計   26,470   16.1 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度の西松建設㈱に対する販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 西松建設株式会社   2,709   11.9   ―   ― (2) 財政状態 当連結会計年度の資産合計は、建設機材18億33百万円、のれん6億10百万円などの増加により、前期末比27億19百万円増の408億42百万円となりました。 負債合計は、一年内返済予定の長期借入金9億54百万円、契約負債4億71百万円、電子記録債務1億96百万円、未払法人税等2億円などの増加と、支払手形及び買掛金8億25百万円などの減少により、前期末比13億91百万円増の220億44百万円となりました。 純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益13億60百万円の計上などにより、前期末比13億28百万円増の187億98百万円となり、自己資本比率は0.3ポイント増の44.4%となりました。 セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 (重仮設事業) 建設用重量仮設鋼材の賃貸稼働量が前年比増加し、建設機材が18億33百万円増加したため、前期末比22億38百万円増の285億94百万円となりました。 (重仮設等工事事業) 主として、前期に子会社化した竹本基礎工事㈱ののれん等の償却が進み、前期末比31百万円減の40億95百万円となりました。 (土木・上下水道施設工事等事業) 土木水道等設備工事及び工場プラント工事ともに進捗して売上高が増収となったことにより、前期末比79百万円増の9億91百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー ①営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、1億31百万円(前期比1億7百万円の資金の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益19億30百万円を計上、利息及び配当金の受取額8億38百万円があった一方で、中期経営計画に基づき保有鋼材の品揃えの増強や保有量の拡大による棚卸資産の増加17億66百万円や仕入債務の減少額6億26百万円など資金の減少によるものであります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、△9億53百万円(前期比1億24百万円の資金支出の増加)となりました。これは主に、竹本基礎工事㈱の業績進捗に応じた譲渡対価の調整等による支出6億72百万円などによるものであります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、4億66百万円(前期比18億94百万円の資金収入の減少)となりました。これは主に、借入金の増加額9億63百万円、配当金の支払額4億68百万円によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前期末比3億55百万円減の16億44百万円となりました。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (財務方針について) 第57期からスタートした中期経営計画に基づき、安定資金である長期借入金を中心に設備投資やM&Aの資金を確保しつつ、財務体質の強化を図り、下記の経営数値目標の達成を目指します。 経営指標   目標値   2025年度 実績値   補足説明等 ネットD/Eレシオ   0.3倍程度   0.42倍   目標値を目指し、適切なキャッシュポジションを維持 (資本の財源) 当社グループの資金需要は、足元では建設用重量仮設鋼材の購入費・工事費・整備加工費・運送費ならびに工場設備投資に伴う支出であり、また中長期的には、国内では中期経営計画に基づくM&A・資本参加や新商材の開発、海外ではタイ丸建㈱での建設用重量仮設鋼材の追加購入などのための投資資金であり、これらの資金需要に備えてまいります。 その資金の財源は、営業活動による収入で確保しておりますが、不足する場合は国内の金融機関からの借入により調達しており、その借入について相対での借入枠を十分確保するとともに、長期・短期のバランスを考慮して安定的な資金調達を行っております。また、当社と連結子会社の間で資金の融通を行うなど、当社グループ全体での資金の効率化を図っております。海外の持分法適用関連会社であるタイ丸建㈱の資金需要に対応するため、現地金融機関からの借入れの一部等について、同社の株主である当社とItalian-Thai Development Public Co.,LTD.が債務保証を行っています。 なお、第58期は中期経営計画に基づき保有鋼材の品揃えの増強や保有量の拡大を図っており、また、第57期に子会社化した竹本基礎工事㈱の業績進捗に応じた譲渡対価の調整等による支出を行っており、これらの資金需要に対応しております。 (資金の流動性) 当社は、期初に開催される取締役会において、年間の資金調達方針を審議の上決定しております。また、より効率的な資金管理を行い、キャッシュ・フロー経営を徹底するために、月次単位で資金予算を管理、更新するなど、資金予算制度の充実を図り手元流動性を確保しております。なお、当社では適正な手元現預金の水準について特に定めておりませんが、当社の定例支払日である月末日において支払資金が充分に確保できる様に資金繰りを行っており、各取引金融機関との間で借入枠の十分な確保に努めております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす見積りや仮定に基づく事項は、過去の実績や現状等を勘案して合理的な基準により会計上の見積りを行っております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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