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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヤシマキザイ

Yashima & Co., Ltd.7677 · Standard · 卸売業

鉄道車両用品・電気品等の専門商社。JR各社をはじめとする鉄道事業者や車両メーカーに、4千点以上の商材をストックし安定供給する。

概要

ヤシマキザイは1948年設立の鉄道・交通分野に特化した専門商社である。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2019年6月)。本社は東京都中央区日本橋兜町。従業員数268名。鉄道車両用電気品・車体用品・コネクタ等の販売を主力とし、一般産業向け電子部品も扱う。連結子会社にヤシマ物流、中国現地法人亜西瑪(上海)貿易有限公司を持つ。2026年3月期の売上高は339億円。

鉄道と一般の二軸で構成される事業セグメント

当社グループは「鉄道事業」と「一般事業」の二つのセグメントで構成される。鉄道事業はJR各社をはじめとする鉄道事業者や車両メーカーに対し、電気用品、車体用品、内燃機関部品、コネクタ・電子部品などを販売する。一般事業は産業機械メーカーや自動車関連メーカー等を顧客とし、民生用コネクタや電子部品、ハーネス加工品などを取り扱う。2026年3月期の売上高は鉄道事業が313億円(全体の92.6%)、一般事業が25億円。

全国と海外に広がる販売網と物流機能

国内では札幌、仙台、水戸、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、浜松、新潟などに営業所・支店を配置。海外では中国(上海、青島、深圳)、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド、イギリス、台湾に拠点を持つ。物流子会社ヤシマ物流が生田事業所で在庫管理と入出荷を担い、常時4千点以上の商材を保管するストック機能を有する。これにより短納期対応を実現している。

安定した収益基盤と中期経営計画の目標

売上高は2015年3月期の339億円から2022年3月期には283億円まで減少したが、2026年3月期には339億円に回復。営業利益は2025年3月期に0.4億円の損失を計上したが、2026年3月期は7.2億円の黒字に転換。中期経営計画では2027年3月期に売上高320億円、営業利益6億円、ROE5%超を目標とする。KPIとして営業人員一人当たり売上総利益20百万円を掲げ、2026年3月期実績は23.2百万円で達成率116%。

グループの連結体制と持分法適用会社

連結子会社はヤシマ物流(物流業務、100%出資)と亜西瑪(上海)貿易有限公司(中国販売、100%出資)の2社。持分法適用関連会社としてインドの合弁会社QUATRO YASHIMA PRIVATE LIMITED(出資比率50%)がある。亜西瑪(上海)は中国中車向けの販売を中心に活動。ヤシマ物流はグループの物流機能を担い、在庫保管と配送を一手に引き受ける。これら子会社・関連会社との連携により、国内外での事業展開を支えている。

業界の中での役割は鉄道業界向けの部品・システム供給における専門商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
339億円
営業利益
7億円
営業利益率
2.1%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
鉄道事業314億円92.6%8億円2.5%
一般事業25億円7.4%-1億円-4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄道事業者・鉄道車両メーカー主力

JR各社等の鉄道事業者や車両メーカー、電気品メーカーに対し、内燃機関部品、電気用品、車体用品、コネクタ等を販売。常時4千点以上の在庫を持つストック機能で短納期供給を実現。中国では中国中車向けを中心に展開、東南アジアにも拠点を持つ。

主要顧客JR各社、中国中車股份有限公司

主な製品・サービス7
内燃用品
ディーゼル機関車や気動車向けのエンジン部品等。販売・納入・アフターサービスを提供。
電気用品
新幹線や通勤電車向けのインバーター装置、モーター、計器、速度発電機等。
車体用品
ブレーキ、ドア開閉装置、座席、空調装置、パンタグラフ部品、行先表示器等。
その他車載品
構体用品、弁類、ケーブル、環境製品等の電気用品・車体用品以外の車載品。
発変電設備
鉄道事業者が保有する火力・水力発電所や変電所向け製品のメンテナンス契約や部品販売。
システム
運行管理システムや旅客案内システム等のメンテナンス契約や装置・部品の販売。
コネクタ・電子部品
鉄道車両向けの堅牢・防水性に優れたコネクタ、電気連結器、スイッチ、リレー、ハーネス加工品等。

02一般産業準主力

鉄道事業以外の販売先(産業機械メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者等)に対し、民生用コネクタや電子部品、ハーネス加工品、電源ユニット、微小気泡水発生装置等を販売。道路交通インフラ業界への新商材拡販にも注力。

主な製品・サービス2
コネクタ・電子部品
自動車用、建機用、船舶用、工作機械用、エレベーター用等の民生用コネクタ。スイッチ、光モジュール、ハーネス加工品等も取り扱う。
その他商材
微小気泡水発生装置、EV充電器、自動車用ドアミラー、避雷器、省エネ機器、環境機器等。

製品と技術

鉄道車両用電気品と車体用品の幅広い品揃え

鉄道事業の主要商材は電気用品と車体用品に大別される。電気用品はインバーター装置、モーター、計器、速度発電機など。車体用品はブレーキ、ドア開閉装置、座席、台車部品、空調装置、パンタグラフ部品、行先表示器、ヘッドライトなど。いずれも新幹線や通勤電車などあらゆる形式に対応し、JR各社を中心に納入している。また、内燃機関部品としてディーゼル機関車や気動車向けのエンジン部品も扱う。

鉄道用システムと発変電設備のメンテナンス販売

運行管理システムや旅客案内システムなどの鉄道用システムについて、仕入先メーカーの窓口として装置・部品の販売とメンテナンス契約を提供する。発変電設備では、鉄道事業者が保有する火力・水力発電所や変電所向けに製品のメンテナンスや部品販売を行う。さらに、車両メンテナンス工場で使用する検査機器、試験機器、搬送機器、環境機器、保線用機器なども取り扱う。

鉄道車両向け堅牢コネクタと電子部品

振動や風雨、粉塵に耐える堅牢性と防水性を備えたコネクタや電気連結器を、鉄道車両メーカーや電気品メーカーに供給する。スイッチ、リレーなどの電子部品やハーネス加工品も含む。これらの商材は日立製作所や日本航空電子工業などからの仕入れによる。また、一般事業向けには民生用コネクタも取り扱い、自動車、建機、船舶、工作機械、エレベーターなど多様な用途に対応する。

一般事業向けの多様な商材群

一般事業ではコネクタ・電子部品に加え、微小な気泡を含む水発生装置、EV充電器・充電スタンド、自動車用ドアミラー、避雷器、省エネ機器、環境機器などを扱う。産業機械メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者などが主な販売先。海外では火力発電所用の補修・改造用品も手がける。一般事業は鉄道事業よりも利益率が低く、収益性向上が課題となっている。2026年3月期の一般事業売上高は25億円、セグメント損失は0.76億円。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

建材・資材卸売、収益改善途中

当社は建材・建築資材の卸売を主力とし、売上高は2025/3期290億円、2026/3期339億円と増加。しかし2025/3期の営業利益率は0%と赤字寸前、2026/3期は2.1%と改善見込み。同業のリョーサン菱洋HDや高千穂交易に比べ規模はやや大きいが、収益性は劣る。建材市況の回復やコスト削減が鍵。競合との差別化は明確でなく、収益力強化が急務。

強み

  • 売上高が290億→339億と増加傾向にあり、拡大基調にある
  • 同業他社と比較して一定の売上規模を有し、取引先との関係構築が進む
  • 利益率が低水準であるため、改善の余地が大きく、コスト削減余地がある
  • 長年の建材卸売業としての経験とノウハウを蓄積している

課題

  • 営業利益率が0%から2%と低く、収益性の改善が急務
  • 同業他社と比べて明確な強みがなく、価格競争に陥りやすい
  • 建材需要は建設投資に依存し、景気変動の影響を受けやすい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がヤシマキザイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17619田中商事85億円8.4倍
27624NaITO84億円29.7倍
38119三栄コーポレーション81億円13.2倍
49827リリカラ81億円13.6倍
57677ヤシマキザイ79億円15.7倍
67434オータケ79億円7.7倍
78039築地魚市場79億円20.3倍
83323レカム78億円
99264ポエック77億円25.0倍
103386コスモ・バイオ76億円19.6倍
117461キムラ73億円10.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

香西角三郎ら6名の発起で設立された1948年

1948年10月、香西角三郎他6名を発起人とし、資本金25万円で東京都中央区に八洲器材株式会社として設立。直ちに鉄道、船舶、鉱山、土木、農業用機械器具の製作・販売および修理業務を開始した。創業時から鉄道関連事業を基盤とし、旧日本国有鉄道との取引を深めていった。

全国展開と主要メーカーとの代理店契約の拡大

1951年5月に札幌出張所を開設したのを皮切りに、1952年大阪、1954年名古屋、1957年仙台、1971年広島、1974年水戸、1982年高松、1983年九州、1984年静岡と全国に拠点を拡大した。同時に、1951年には振興造機(現神鋼造機)と代理店契約、1962年にはナブテスコ(旧日本エヤーブレーキ)、1965年には日立製作所の鉄道車両用品販売代理店となり、仕入基盤を固めた。

海外拠点の開設と子会社設立によるグローバル化

1968年フィリピン・マニラ駐在員事務所を開設して海外進出を開始。1995年には子会社ヤシマ物流を設立。2004年中国現地法人亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立し、2007年青島、2009年深圳に分公司を開設。2011年ロンドン事務所、ベトナムハノイ駐在員事務所、2015年インドネシアジャカルタ、2017年インドデリー支店と拠点を拡大した。2019年にはインドに合弁会社QUATRO YASHIMAを設立。

商号変更と株式上場で新たなステージへ

2013年11月、本社を現在の東京都中央区日本橋兜町に移転。同年12月、商号を株式会社ヤシマキザイに変更した。2019年6月、東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。上場後は資本市場からの規律を受け、内部統制の強化やIR活動の推進に取り組んでいる。2026年4月には台湾駐在員事務所を開設するなど、アジアでのネットワークをさらに拡充している。

不適切会計処理の発生と内部統制の再建

第80期(2024年3月期)内部統制報告書において不適切な会計処理が報告された。これを受け、再発防止策の整備と運用見直しを進め、第81期(2025年3月期)報告書では財務報告に係る内部統制が有効に機能していると確認された。経営の透明性と信頼性向上のため、コンプライアンス体制とリスク管理体制の高度化を継続的に推進している。

年表33件を開く

1940年代

  • 1948年10月創業香西角三郎他6名を発起人とし、資本金25万円で東京都中央区に八洲器材株式会社として設立 鉄道、船舶、鉱山、土木、農業用機械器具の製作・販売及び修理業務を開始

1950年代

  • 1951年5月北海道札幌市に札幌出張所(現 札幌営業所)を開設
  • 1951年8月振興造機株式会社(現 神鋼造機株式会社)と代理店契約を締結
  • 1952年10月大阪府大阪市に大阪出張所(現 大阪支店)を開設
  • 1954年11月愛知県名古屋市に名古屋事務所(現 名古屋支店)を開設
  • 1957年10月宮城県仙台市に仙台駐在員事務所(現 仙台営業所)を開設

1960年代

  • 1962年4月株式会社日本エヤーブレーキ(現 ナブテスコ株式会社)の販売代理店となる
  • 1965年10月株式会社日立製作所「鉄道車両用品」の旧国鉄向け販売代理店となる
  • 1968年1月フィリピン マニラ駐在員事務所を開設

1970年代

  • 1971年4月広島県広島市に広島出張所(現 広島営業所)を開設
  • 1971年10月日本航空電子工業株式会社「コネクター類」の取扱店となる
  • 1974年7月茨城県水戸市に水戸出張所(現 水戸営業所(ひたちなか市))を開設

1980年代

  • 1982年4月香川県高松市に高松出張所を開設
  • 1983年4月株式会社日立製作所の総合特約店となる
  • 1983年10月福岡県北九州市に九州出張所(現 九州営業所(福岡市))を開設
  • 1984年10月静岡県静岡市に静岡出張所(現 浜松営業所(浜松市))を開設

1990年代

  • 1990年4月小糸工業株式会社(現 コイト電工株式会社)「鉄道車両部品」の特定地区向け代理店となる
  • 1995年4月東京都中央区に子会社ヤシマ物流株式会社設立(100%出資)

2000年代

  • 2004年4月創業中国現地法人 亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立(100%出資)
  • 2007年9月亜西瑪(上海)貿易有限公司 青島分公司を開設
  • 2009年3月亜西瑪(上海)貿易有限公司 深圳分公司を開設

2010年代

  • 2011年1月イギリス ロンドンにロンドン事務所を開設
  • 2011年4月ベトナム ハノイにハノイ駐在員事務所を開設
  • 2011年10月新潟県新潟市に新潟営業所を開設
  • 2013年11月本社を現所在地に移転(東京都中央区日本橋兜町6番5号)
  • 2013年12月商号変更当社の商号を株式会社ヤシマキザイに変更
  • 2015年11月インドネシア ジャカルタにジャカルタ駐在員事務所を開設
  • 2017年1月インド グルグラムにインド支店(現 デリー支店)を開設
  • 2019年5月インド ベンガルールに合弁会社QUATRO YASHIMA PRIVATE LIMITEDを設立(50%出資)
  • 2019年6月上場東京証券取引所市場第二部に上場

2020年代

  • 2021年4月インド ムンバイにムンバイ事務所(現 ムンバイ支店)を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2026年4月台湾に台湾駐在員事務所を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで32,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで600百万円
  • 経常利益2027年3月期まで710百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで460百万円
  • 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで5%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の基盤強化と付加価値向上

    鉄道分野での販売基盤を強化するため、既存仕入先との関係強化や新規仕入先開拓により商権・商材を拡充する。また、3現主義(現場・現物・現実)を実践し、顧客ニーズを把握した上で的確なソリューションを提案することで付加価値を高める。

  2. 02

    成長分野の選定と新事業開拓

    市場動向を踏まえ付加価値の高いサービスを提供するとともに、公営・民間鉄道事業者への営業を強化する。検修設備・保線など車両周辺領域への深耕や新ビジネスモデルの創出により、新たな収益源を開拓する。

  3. 03

    一般セグメントの収益性向上

    人的リソースの適正配置、新たな販売先や商材の開拓・開発を進め、専任グループによる全国横断的な営業展開で業務効率化・生産性向上を図る。投下リソースに見合う採算を確保できる体制を構築する。

  4. 04

    ODA鉄道インフラ案件でグローバル市場開拓

    ODAによる鉄道インフラ整備案件に注力し、海外パートナーとの連携やグループ内各部門の連携により知見向上と体制強化を進める。リスク管理を図りながら中長期的に商圏を拡大する。

  5. 05

    人的資本への投資で成長力強化

    社会の持続可能性に配慮した経営を実践し、環境配慮型製品・サービスの提供や環境問題への取り組みを行う。同時に、従業員エンゲージメント強化を主眼とした働きやすい制度・環境を整備することで成長力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で268人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は637万円で、7期前と比べて+4.7%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月60842.114.4256
2020年3月59542.314.4263
2021年3月58942.314.6267
2022年3月59642.414.9265
2023年3月61142.815.1257
2024年3月57643.315.4250
2025年3月60943.614.92660
2026年3月63743.715.2268261

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都 中央区33百万円
鉄道事業・一般事業
名古屋支店 — 愛知県 名古屋市 中村区19百万円
鉄道事業・一般事業
大阪支店 — 大阪府 大阪市 西区18百万円
鉄道事業・一般事業
生田事業所 — 神奈川県川崎市 多摩区8百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ヤシマ物流株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    亜西瑪(上海)貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    QUATRO YASHIMA PRIVATE LIMITED
    インド ベンガルール · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は339億円営業利益7億円前期と比べると増収で、売上が+16.9%。

売上高
+16.9%
339億円
営業利益
7億円
純利益
5億円
営業利益率
2.1%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高320億円339億円
営業利益6億円7億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は78億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q67−3
2024年1Q64−1−1.6−1
2024年2Q6500.00
2024年3Q7633.91
2024年4Q724
2025年2Q130−1−0.8−2
2025年4Q16010.6−3
2026年2Q15810.62
2026年4Q18163.33
2027年1Q7811.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は339億円から339億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.1%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
インドネシア ジャカルタにジャカルタ駐在員事務所を開設
2015年3月33984
2016年3月32883
インド グルグラムにインド支店(現 デリー支店)を開設
2017年3月325107
2018年3月33553
東京証券取引所市場第二部に上場
2019年3月37085
2020年3月36142
インド ムンバイにムンバイ事務所(現 ムンバイ支店)を開設
2021年3月31873
2022年3月28353
2023年3月2552−3
2024年3月27754
2025年3月2900−50.0−5
台湾に台湾駐在員事務所を開設
2026年3月339782.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高339億円のうち、営業利益として残るのは7億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%292億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.5%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.0pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は95億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月−6−1−2−758
2018年3月120−11269
2019年3月19−101886
2020年3月100188
2021年3月7−1−1693
2022年3月−15−5−1−2074
2023年3月−125−1−768
2024年3月340−134101
2025年3月4−1−13103
2026年3月8−16−1−895

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年3月期の総資産は278億円。このうち返さなくてよい自己資本が103億円で、自己資本比率は37.1%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月2184817021.9
2016年3月2145515925.5
2017年3月2247714734.6
2018年3月2398215734.2
2019年3月2648418031.8
2020年3月2578617133.5
2021年3月2379014738.0
2022年3月2439315038.5
2023年3月2189212642.0
2024年3月2519815339.0
2025年3月2549416036.9
2026年3月27810317537.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
79億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
18億円
在庫として抱えている分
負債合計
175億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中30位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中275位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,750で、1年前と比べて-4.7%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥2,750-1.1%1ヶ月+3.0%1年-4.7%時価総額79億円
過去52週の値幅
安値¥2,440高値¥3,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.7倍
PER (会社予想)17.2倍
PBR0.75倍
配当利回り0.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-5.29%の2686円と下落しましたが、1ヶ月では-0.67%とほぼ横ばいです。8月18日には2836円まで上昇しましたが、翌日に急落しました。25日線(2727.36円)を下回っており、短期的な軟調さが目立ちます。出来高は極端に少なく、8月19日でも1500株と低調で、流動性が低い銘柄です。中期的には200日線(2692.53円)に近く、方向感が定まりにくい状況です。今後の出来高の増加と25日線の回復が焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER15.5倍は業界平均17.4倍とほぼ同水準。PBR0.76倍は業界平均1.19倍を下回る。ROE5.1%は低く、業績が2024年に赤字転落し2026年に改善見込み。無配。割安感はあるが収益不安定性で割引。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.7倍17.9倍
PER (予想)17.2倍
PBR0.75倍1.24倍
ROE5.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が増加傾向にある一方、営業利益は不安定で2026年3月期は赤字予想。強気派は業容拡大や新規取引先開拓に期待するが、弱気派は低収益体質や競争激化による値下げリスクを懸念。ROEも5%台と低め。

プラスに働く材料7
  • 売上高成長継続

    2026年3月期は過去最高売上高予想

  • 新規取引開拓

    非建設分野への拡大余地

  • PBR1倍割れ

    解散価値割れで割安感

  • 新規取引先開拓による売上増加2026年Q2影響

    大口取引先獲得で売上10%増、約34億円増収見込み

  • 鋼材価格上昇による在庫評価益2026年上期影響

    鋼材価格5%上昇で在庫評価益約1億円発生

  • 不採算部門の撤退による利益改善2026年下期影響

    低採算事業売却で営業利益2億円改善見込み

  • 自己株式取得によるEPS改善2026年通年影響

    5億円の自社株買いでEPS約8%改善

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率0~1%と限界利益が少ない

  • 2025期赤字転落

    2025年3月期は営業利益0、純利益-5億円

  • コスト増リスク

    物価上昇で仕入原価増加の可能性

  • 主要取引先の業績悪化による販売減少2026年Q3影響

    大手顧客の減産で売上15%減、約50億円の減収

  • 原材料価格高騰による粗利圧迫2026年通年影響

    仕入価格5%上昇で粗利約15億円減少

  • 運送コスト増加による販管費悪化2026年通年影響

    燃料費上昇で年間運送費2億円増加

  • 業績予想未達による信用棄損決算発表後影響

    2026/3期営業利益7億円目標に対し5億円未達リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の可否を示す
取扱高
事業規模の拡大ペースを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.91%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
0.91%
いまの株価に対して
配当性向
14.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月2519.3
2022年3月250.014.0
2023年3月250.045.2
2024年3月250.020.4
2025年3月250.0
2026年3月250.014.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ621人。区分でいちばん多いのは金融機関37.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.9%を占め、残る45.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関34.834.738.238.238.037.1
外国法人23.026.426.526.627.527.6
事業法人17.517.517.417.317.317.8
個人・その他22.221.117.617.517.017.2
証券会社0.50.40.30.30.30.3
自己株式1.41.10.70.50.40.2
外国人個人2.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01管理信託(A031)受託者 株式会社SMBC信託銀行31.25
02THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793(常任代理人 香港上海銀行東京支店)27.23
03東京中小企業投資育成株式会社6.91
04ヤシマキザイ従業員持株会4.71
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.30
06コクサイエアロマリン株式会社2.95
07株式会社みなと銀行2.57
08藤本興業株式会社2.14
09株式会社バンザイ1.91
10レシップホールディングス株式会社1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+7%、1株純資産は12期で+102%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月1631,7789.99.2
2016年3月1252,0056.612.0
2017年3月2542,8239.310.7
2018年3月1243,1674.110.9
2019年3月1863,2595.811.9
2020年3月903,0432.915.916.5
2021年3月983,1663.219.219.3
2022年3月1063,2813.318.414.0
2023年3月−913,206−2.845.2
2024年3月1373,4144.114.720.4
2025年3月−1783,263−5.3
2026年3月1753,5845.114.114.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
佐藤厚取締役 会長88
髙田一昭取締役 副会長執行役員75
関正一郎代表取締役 社長執行役員66
阿部昌宏代表取締役 副社長執行役員 管理本部長(管理全般統括)64
下川雄輔取締役 常務執行役員(営業推進全般統括)58
和田信一郎取締役 常務執行役員 大阪支店長64
鈴木祐子取締役 執行役員 営業統括本部長(イノベーション推進担当)53
堀越秀幸取締役(常勤監査等委員)66
木村恵子取締役(監査等委員)66
澤田裕美子取締役(監査等委員)48
加藤裕貴取締役 執行役員 海外営業本部長45
加藤純子取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)776989413
取締役(社内)1999
監査等委員2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,368字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社2社、及び持分法適用関連会社1社で構成されており、鉄道事業者等に対する車体用品、電気用品等の販売、一般産業向け電子部品等の販売を主な事業として取り組んでおります。 各事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 鉄道事業 鉄道車両製品を主な商材として鉄道事業者及び鉄道車両メーカーや鉄道車両用電気品メーカー等を販売先とし、鉄道車両用電気品、同車体用品、同車載品、コネクタ・電子部品を主な商材として取り扱っており、商材ストック機能(注)を有し安定供給を図っております。また販売先のニーズに応え、仕入先の要望に基づく拡販も行い、リレーションシップを構築しております。 当社は、創業以来、旧日本国有鉄道(現JR各社)と取引を行っており、初期の段階は旧日本国有鉄道の保有するディーゼル機関車用の内燃機関部品を主な商材に、日本各地の旧日本国有鉄道の管理局と取引を深めると同時に、北海道から九州まで全国に拠点展開を図ってまいりました。 現在においては、内燃機関部品のみならず鉄道車両用電気品や同車体用品、同車載品、さらにコネクタ・電子部品等の販売も手がけております。また、主要な仕入先との連携を一層深め、発変電設備や鉄道用システムの取り扱いも行い、鉄道事業者との取引のみならず、鉄道車両メーカー、鉄道車両用電気品メーカー、信号メーカー、機械メーカー、工事会社等に対し、鉄道に関わる様々な商材の販売を展開しております。 さらに、国外においては、中国の高速鉄道網の拡充に伴い、上海市に亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立し、鉄道車両メーカーで売上高が世界で最大の「中国中車股份有限公司(中国中車)」への販売を中心として展開しております。また、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド等においても、それぞれ拠点を置き、鉄道に関する商材の販売もしくは販路を開拓しております。 当社グループは、JR各社をはじめとする鉄道事業者や鉄道用製品メーカー等の販売先に対し、きめ細やかな営業対応を行う中で販売先の商材需要情報を取得し、その需要に対して安定的供給を図っております。そのために常時4千点以上の商材を在庫保有するストック機能を有し、電機メーカー等の販売代理店として主要仕入先とは緊密な連携を維持しております。また、販売先・仕入先双方の中心に立って、グループ内で情報共有し、納期調整やトラブル対応を行っております。なお、在庫の保管及び入出荷はヤシマ物流株式会社の生田事業所で行っております。 日々の営業活動の中で、販売先から既存の商材では実現できないような要望をいただいた場合、既存の仕入先メーカーに顧客ニーズを展開して仕様設計交渉を行うこと、又は新たな仕入先の発掘をすることで新商材を開発し、ニーズに確実に応えます。 他方、仕入先からの要望に基づく拡販を行う場合、その情報をグループ内で水平展開し、既存・新規を問わず様々な販売先にその商材の紹介を行っております。その中で発生する規格対応等の様々な要求について仕入先とともに対応しながら、業界の水先案内人として新しい商流を構築しております。 現在では、電機メーカー、電子部品メーカー、機械メーカー、部品メーカー、化学品メーカー等を仕入先とし、様々な商流を構築しております。 こうした経験と実績から、当社グループが永続的な発展を続けるには、顧客の本当のニーズをくみ取り、ソリューションを組み立て、取引先との強固なリレーションシップを構築することが重要と捉え、「現場・現物・現実」をキーワードとする3現主義を掲げております。「現場」とは、全国展開の拠点サービス網を活用し、現場の声を営業活動に反映すること、「現物」とは、商社として流通機能の向上を図ることでモノづくりに貢献すること、「現実」とは、市場調査・分析に立脚した戦略を重視して顧客のビジネス環境に対応したニーズを掘り起こすことをそれぞれ意味しております。この3現主義の実践によって取扱商材や取引規模を拡大しております。 (注)商材ストック機能:仕入れた商材を在庫として保管し、メーカーからの出荷に比べ受注から納品までの期間を短縮する機能。 (取引先とのリレーションシップ概要図) (拠点図) (主な関係会社) [販売] 亜西瑪(上海)貿易有限公司 [物流] ヤシマ物流株式会社 鉄道事業における当社グループの主要な商材は以下のとおりであります。 商材群   内 容 内燃用品   鉄道各社や製鉄所構内用のディーゼル機関車や気動車に搭載される、エンジン部品やその他部品の販売・納入・アフターサービスの提供を行っております。 電気用品   新幹線、通勤電車等、各種鉄道車両に搭載するインバーター装置、モーター、計器、速度発電機等の各種機器類を取り扱っております。 車体用品   新幹線、通勤電車等、各種鉄道車両に搭載するブレーキ、ドア開閉装置、座席、車体・台車部品、空調装置、パンタグラフ部品、行先表示器、ヘッドライト等の各種車体用品を取り扱っております。 その他車載品   各種鉄道車両用の電気用品、車体用品以外の製品をその他車載品としており、構体用品や弁類、ケーブルや環境製品等を取り扱っております。 発変電設備   鉄道事業者が自社で保有している火力発電所、水力発電所、また変電所には当社の仕入先の製品が数多く納入されており、それら製品のメンテナンス契約や装置・部品の販売を行っております。 システム   鉄道事業者は、運行管理システムや旅客案内用システムの導入を進めており、当社は仕入先であるシステムメーカーの窓口として、それら鉄道用システムのメンテナンス契約や装置・部品の販売を行っております。 各種設備品   鉄道事業者が保有する鉄道車両メンテナンス工場で使用される検査・修繕用機器、試験機器、搬送機器、環境機器、清掃・洗浄機器、省エネ機器、保線用機器や設備、及び列車無線装置等を取り扱っております。 コネクタ・電子部品   主に鉄道車両メーカー、鉄道車両用電気品メーカー等に対して、振動や風雨、粉塵等に耐える堅牢性や、防水性に優れた、鉄道車両用途に適したコネクタや電気連結器を取り扱っております。また、スイッチやリレー等の電子部品や、ハーネス加工品も取り扱っております。 その他商材   情報機器や消臭・洗浄・コーティング剤、一般設備品や機器、点字シール等、上記の商材群に含まれない商材も取り扱っております。 一般事業 当社グループは、根幹となる鉄道事業を発展強化させながら、一般事業へとビジネスフィールドを進展させてきました。本事業においては、鉄道事業における販売先以外の販売先を対象としており、産業機械メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者等を販売先としており、コネクタ・電子部品を主な商材として取り扱っております。 その他にも、海外の火力発電所用の補修・改造用品や、各種ハーネス加工品、電源ユニット等のパワーデバイス、微小な気泡を含む水発生装置等も取り扱っております。 また、道路交通インフラ業界への進出をテーマに仕入先と連携して新たな商材の拡販に努めております。 (主な関係会社) [販売] 亜西瑪(上海)貿易有限公司 [物流] ヤシマ物流株式会社 一般事業における当社グループの主要な商材は以下のとおりであります。 商材群   内 容 コネクタ・電子部品   主に民生用と呼ばれるコネクタを取り扱っており、産業機械メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者等に販売を行っております。コネクタの用途としては、自動車用、建機用、船舶用、工作機械用、エレベーター用等があります。電子部品では、スイッチや光モジュール製品、各種ハーネス加工品等を取り扱っております。 その他商材   微小な気泡を含む水発生装置、EV充電器・充電スタンド、自動車用ドアミラー、避雷器、省エネ機器、環境機器等、上記の商材群に含まれない商材を取り扱っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,112字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営理念 当社グループの経営理念は「ヤシマキザイは、鉄道・交通ビジネスに強い専門商社として、限りの無い成長を目指します」、「ヤシマキザイは、人材育成を通して、会社の成長を社員と分かち合います」、「ヤシマキザイは、法令を遵守し、良き企業市民として社会に貢献します」としております。 (2) 基本方針 当社グループは、2024年度から2026年度の3ヶ年中期経営計画を策定し、基本方針として以下を定めております。 「既存事業の基盤強化と付加価値向上を図る。」 「成長発展が期待できる分野の選定と、人員配置の見直しにより、次世代を担う新事業を開拓する。」 「一般セグメントの収益性を向上させ、投下リソースに見合う採算を確保できる体制を構築する。」 「ODA鉄道インフラ整備案件への参画を通して、グローバル市場を開拓する。」 「長期的な社会課題と向き合い、人的資本への投資を通じてヤシマキザイグループの成長力を強化する。」 「ヤシマキザイグループとしての連携を強化し、信頼回復・向上を図る。」 これらの方針に基づき、当社グループの事業環境を踏まえて対処すべき課題等に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年度から2026年度の3ヶ年中期経営計画の最終年度(2027年3月期)における売上高、営業利益等の数値目標を次のように設定し、自己資本利益率(ROE)につきましては、5%超を確保することを目標としております。 売上高 (百万円)   営業利益 (百万円)   経常利益 (百万円)   親会社株主に帰属 する当期純利益 (百万円) 2027年3月期   32,000   600   710   460 また、上記の目標達成に向けた取組みの進捗及び成果を適時に測定するため、以下の指標をKPIとしました。 営業人員1人当たり売上総利益(目標値:20百万円/人) 営業人員比率(目標値:66.6%) 当連結会計年度におけるKPIの状況は、営業人員1人当たり売上総利益23.2百万円/人(達成率116.0%)、営業人員比率64.0%(達成率96.1%)となりました。引き続きKPIの達成と、それによる自己資本利益率(ROE)5%超の維持に向けて取り組んでまいります。 (4) 経営環境 日本経済は、個人消費の底堅さや、企業収益・設備投資の改善により緩やかな回復基調を維持しているものの、一方で海外の地政学的な緊張状態の高まりと、それに伴うエネルギー供給不足や原材料価格の高騰による物価高、物流コストの高止まりの影響に加えて、為替相場の変動、中国経済の失速、各国の金融政策の動向等による下振れリスクが存在しており、景気の先行きは不透明な状況で推移するものと予想されます。 当社グループの主要顧客である鉄道事業者においては、大阪万博開催や円安傾向を受けたインバウンド需要等の高まりによって運輸収入が増加したことを受けて、設備投資を増加させております。その他、安全投資に加えて、人材確保やコスト削減の問題もあって、効率化・省力化のための商材需要が高まりを見せる等、当社グループの受注の追い風となっております。一方で、エネルギー供給不足により一部の商材において納期の長期化や供給不安の兆候が見られる他、ポストコロナ社会における人々の行動や価値観の変容、少子高齢化による将来的な旅客収入減少懸念等により、鉄道事業者において赤字路線の存廃議論の提起や、不動産開発等に代表されるような代替収益源確保の動きが見られ、依然として楽観できない経営環境が続くものと予想されます。 (5) 対処すべき課題等 (内部統制上の課題) 当社グループでは、第80期内部統制報告書に記載した不適切な会計処理に関連する課題に対し、再発防止策の整備および運用の見直しを進めてまいりました。その結果、2025年6月26日に提出した第81期内部統制報告書において当社の財務報告に係る内部統制は有効に機能していることを確認しております。 今後は、当該統制の実効性を継続的に検証するとともに、業務プロセスの高度化およびグループ全体での内部統制の定着を図り、経営の透明性および信頼性の更なる向上に努めてまいります。加えて、コンプライアンスおよびコーポレート・ガバナンス体制の実効性向上、ならびにリスク管理体制の高度化に継続的に取り組み、企業価値の持続的な向上に資する経営基盤の強化を推進してまいります。 (経営戦略上の課題) 当社グループは、3ヶ年中期経営計画の達成に向けて取り組んでおり、当連結会計年度はその2年目にあたります。この中期経営計画においては、前中期経営計画において未達成に終わった目標を引継ぎ、安定成長軌道への回帰や、新たな企業価値の創出を目指します。また資本コストを意識し、ROE5%超の達成に向けて、以下のことを基本方針として、当社グループの発展と業績の向上に取り組んでまいります。 ① 既存事業の基盤強化と付加価値向上を図る。 当社グループは鉄道専門商社として、鉄道分野への販売を事業基盤としており、この事業基盤をさらに強化するため、既存仕入先との関係強化及び新規仕入先の開拓による商権・商材の拡充を行います。また、現場で現物を見て現実を知るという3現主義の実践によって販売先のニーズや課題を把握し、仕入先の協力を得ながら的確なソリューションを提案することで付加価値の向上を図り、持続的な成長に努めます。 ② 成長発展が期待できる分野の選定と、人員配置の見直しにより、次世代を担う新事業を開拓する。 鉄道分野における事業領域の拡大を図るため、市場の動向を把握し、付加価値の高いサービスの提供や、JR各社以外の公営・民間鉄道事業者への営業活動に注力するとともに、検修設備・保線等車両周辺領域への深耕や、新たなビジネスモデルの創出により、車両周辺分野に並ぶ新たな収益源の開拓に努めます。 ③ 一般セグメントの収益性を向上させ、投下リソースに見合う採算を確保できる体制を構築する。 鉄道分野以外の事業領域の拡大を図るため、人的リソースの適正配置と、新たな販売先や新たな商材の開拓・開発を進めるとともに、専任グループによる全国横断的な営業展開により、業務効率化・生産性の向上を図ります。 ④ ODA鉄道インフラ整備案件への参画を通して、グローバル市場を開拓する。 ODAによる鉄道インフラ整備案件に注力し、海外パートナーとの連携や、従来海外の案件対応を行っていた部門に限らず、グループ内の各部門が連携して知見の向上や体制を強化するとともに、リスク管理を図りながら中長期的に商圏の拡大を目指します。 ⑤ 長期的な社会課題と向き合い、人的資本への投資を通じてヤシマキザイグループの成長力を強化する。 鉄道を主とした社会インフラに関わる企業として、社会の持続可能性に配慮した経営を実践いたします。環境に配慮した製品やサービス提供をはじめとして環境問題に取り組み、同時に持続可能な成長のために不可欠な、人的資本への投資を行います。当社グループは事業の中核となる経営資源を「人」と考えております。そのため、生産性の向上に寄与するエンゲージメント強化に主眼をおいた、働きやすい制度及び環境の整備を実行することで成長力の強化を図ります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 特定仕入先への依存によるリスクについて 当社の主要な仕入先は株式会社日立製作所であり、2026年3月期の連結仕入高に対する割合は51.6%となっております。同社との間では情報機器、受変電設備機器、鉄道車両用部品等の販売に係る特約店契約を締結しており、取引関係は安定しております。 当社は今後もこの関係を継続する方針でありますが、手形の不渡等の契約解除事由の発生や、仕入先の特約店政策の変更や事業の再編等により今後の取引関係が継続困難となった場合、その他仕入先の製品供給の停滞、製品の品質に関する重大な欠陥の発生、取引条件の変更等により、当社が安定的に製品を調達することが困難になった場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定業界への依存によるリスクについて 当社グループは、鉄道事業と一般事業の2つのセグメントによる事業展開を行っておりますが、鉄道事業における売上が相対的に高くなっており、鉄道分野の業界に依存している状況です。その中でもJR3社への売上が大きく、2026年3月期の連結売上高において東日本旅客鉄道株式会社18.2%、西日本旅客鉄道株式会社13.9%、東海旅客鉄道株式会社13.9%を占めております。そのため、これら各社の設備投資計画の動向によっては当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、鉄道業界における事業環境の変化等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外事業に係るリスクについて 当社グループは連結子会社の存在する中国や、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド等に拠点を持ち、グローバルに展開しております。これらの国又は地域におけるカントリーリスク等について慎重に検討して対応を行っておりますが、国際金融、景気変動、輸出規制や関税障壁等による貿易環境の変化等による経済的リスクや、戦争、テロ、大規模デモ、政権交代等による政情不安、感染症等による政治的・社会的リスクといった、現時点で予測不可能なリスクが内在している可能性があり、これらの事象が発生した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外市場での成長機会を捉えるために、収益の計上が見込まれる時期より相当前から多額の投資を行う必要が当社グループに生じる可能性がありますが、その状況によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 長期請負契約等に係るリスクについて 当社グループは、成長戦略として国内での工事案件や、海外でのODA鉄道インフラ整備案件等への取組みを行っておりますが、その中には請負契約をはじめ長期契約となる案件もあります。かかる長期請負契約等に基づく収益を認識するために、当該契約の成果が信頼性をもって見積もることができる場合、契約の進捗に応じて収益及び費用を認識しています。収益については、主に、見積原価総額に対する実際発生原価の割合で測定される進捗度に基づいて認識しています。また、当該契約の成果が信頼性をもって見積もることができない場合には、発生した原価のうち、回収される可能性が高い範囲でのみ収益を認識し、原価は発生した期間の費用として認識しています。長期請負契約等に基づく収益認識においては、見積原価総額、見積収益総額、契約に係るリスクやその他の要因について重要な仮定を見積もる必要がありますが、これらの見積は変動する可能性があります。 当社グループは、価格が確定している予測損失について、その損失が見積もられた時点で費用計上していますが、この見積についても変動する可能性があります。また、コストの変動は当社グループのコントロールの及ばない様々な理由によって発生する可能性があります。さらに当社グループまたはその取引相手が契約を解除する可能性もあります。このような場合、当初の見積を見直す必要が生じ、その結果によっては、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替変動に係るリスクについて 当社グループは、上述のとおりグローバルな事業展開をしており、輸出入取引等において為替の変動による影響が生じます。外貨建資産・負債のマッチングにより為替変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。 また、当社グループの連結財務諸表作成にあたっては、在外連結子会社等の財務諸表を円貨換算しており、為替変動による期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 取引先の信用リスクについて 当社グループは、取引先の信用リスクについては細心の注意を払い、与信設定等を通じてリスク管理を行っておりますが、取引先の業績悪化等により取引額の大きい得意先や仕入先の信用状況が低下した場合、当該リスクの顕在化によって当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、商品の販売や提供する各種サービス、それらに付随する業務の全部または一部について、他社に委託する他、協力して業務にあたるため業務提携や資本業務提携等を行っておりますが、業務委託先や業務提携先が当社グループの期待通りに業務を行うことができない場合や、不祥事や不正等により当該業務委託先及び業務提携先の信頼性低下が当社グループまで波及して信用が棄損されるような状況の他、当社の監督責任等が追及されるような状況が発生した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 品質問題に係るリスクについて 当社は、販売する製品に要求される品質について仕入先と十分協議して確保に努めております。 しかしながら、当社の納入した製品に規格や仕様等の品質問題が発生した場合、多額の金銭的負担や信用失墜の懸念等もあり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 納期管理に係るリスクについて 当社グループは、提供する商材について納期管理の徹底に努めておりますが、仕入先における資材調達、生産等における予期せぬ要因により納期遅延が生じる可能性があります。また、商材の配送において、道路事情の影響や、自然災害による物流網の寸断等により遅配等が生じる可能性があります。 これらにより、納期遅延に至った場合、得意先が被った損害の賠償責任等が発生する可能性があり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材確保・育成に係るリスクについて 当社グループが事業をより充実させて、グローバル化を図り、持続的に成長していく為には、優秀な人材を確保する事が重要であると考えております。 このため、当社グループは優秀な人材の採用及び教育研修実施・内容の充実により、当社グループの成長を支える社員、特に専門的な知識を持った人材の確保を行ってまいります。 また、積極的に人的資本経営に取り組み、各種施策により従業員エンゲージメントを高め、グループ内の人材育成及び働き方改革を一層推進してまいります。 しかし、採用環境の変化等により必要な人材が確保できない場合や採用した人材の教育が計画のとおりに実施できなかった場合、有能な人材が流出した場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティに係るリスクについて 当社グループは、事業活動において取引先の機密情報や、取引先及び従業員の個人情報等を保有しております。これらの情報に関してセキュリティ対策を施しておりますが、人的及び技術的な過失や、違法又は不正なアクセス等により漏洩した場合、情報を保護できなかったことの責任追及や、それに伴う規制措置の対象となる可能性があります。 また、自然災害、事故等による情報システム設備の損壊や通信回線のトラブル等により、システムの停止、データの消失等の事態が発生した場合、事業活動に支障が生じ、取引先や社会的な信頼が毀損され、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 気候変動リスクについて 気候変動リスクへの国際的な対応として、脱炭素社会に向けた温室効果ガス排出量の削減や、取扱商材や、サービスにおける環境への配慮が、取引先に加えて社会全体からも求められております。それらに対して、当社グループ及び仕入先において適切な対応が取れない場合、得意先との取引停止や行政罰、社会的信頼の喪失、事業機会の損失が生じ、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 災害発生に係るリスクについて 地震、台風、火災、感染症等の災害発生により、社員並びに事務所・倉庫等に被害を受け、事業活動に支障が生じる可能性があります。 なお、当社グループでは社員の安否確認や、災害対策マニュアルの作成及び防災訓練等の対策を講じてきておりますが、災害による被害を完全に回避できるものではなく、その場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 訴訟に係るリスクについて 当社グループの事業活動においては、様々な法規制の適用下にあって、訴訟等のリスクがあり、その結果、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 法令や規制に係るリスクについて 当社グループは、国内外における法令、規制、政策、行動規範、会計基準等の変更や解釈の差異に起因するコンプライアンスリスクを負っております。 当社グループは、事業展開をしている国・地域の法令を遵守しておりますが、様々な理由によって、これらが遵守できない場合、その結果生じる罰金、社会的制裁、信用毀損、営業に必要な資格の剥奪等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 内部統制に係るリスクについて 当社グループは、業務プロセスの文書化や内部監査の実施等により内部統制システムの強化に努めていますが、従業員の人為的なミスや不正、複数の従業員による共謀、当初想定していなかった事業環境の変化や非定型的な取引によって、財務報告に虚偽の記載が発生する可能性を完全に否定することはできません。また、内部統制システムの開示すべき重要な不備によって、金融市場等における当社グループの評価が低下し、また不備を是正するために多額の追加費用が発生する可能性があります。このような事態が生じた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 東京証券取引所スタンダード市場の上場維持に係るリスクについて 当社は、2023年3月31日時点において、東京証券取引所スタンダード市場の上場維持基準のうち流通株式比率について、上場維持基準である25%以上を充たさない状況となったことから、2023年6月14日に「上場維持基準の適合に向けた計画書」を株式会社東京証券取引所に提出しております。 流通株式比率の上場維持基準適合には、同比率を上昇させる必要があることから、大株主・金融機関・事業法人等に対する協力要請、IR活動の促進・強化等の取組みを進め、2024年3月31日以降において東京証券取引所スタンダード市場の上場維持基準の全項目について要件を充たしております。しかしながら、再度流通株式比率が低下するなどして当該要件を充たすことができなくなった場合は、スタンダード市場において当社株式の上場を維持することができず、株価又は流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,516字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 イ.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産の残高は27,783百万円で、前連結会計年度末に比べ2,389百万円増加しております。主な要因は、投資有価証券(1,875百万円増加)、受取手形、売掛金及び契約資産(1,371百万円増加)、営業未収入金(454百万円増加)、棚卸資産(126百万円増加)が増加した一方、有価証券(1,000百万円減少)、電子記録債権(582百万円減少)、繰延税金資産(190百万円減少)、長期未収入金(101百万円減少)が減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は17,487百万円で、前連結会計年度末に比べ1,457百万円増加しております。主な要因は、買掛金(687百万円増加)、営業未払金(634百万円増加)、未払法人税等(322百万円増加)が増加した一方、契約負債(402百万円減少)が減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は10,296百万円で、前連結会計年度末に比べ931百万円増加しております。主な要因は、利益剰余金(430百万円増加)、その他有価証券評価差額金(425百万円増加)が増加したことによるものであります。 ロ.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の底堅さや、企業収益・設備投資の改善により緩やかな回復基調を維持しているものの、一方で海外の地政学的な緊張状態の高まりと、それに伴うエネルギー供給不足や原材料価格の高騰による物価高、物流コストの高止まりの影響に加えて、為替相場の変動、中国経済の失速、各国の金融政策の動向等による下振れリスクが存在しており、依然として先行きは不透明な状況にあります。 そのような状況のもと当社グループは、2024年度から2026年度の3ヶ年中期経営計画を掲げ、(1)安定成長軌道への回帰、(2)新たな企業価値の創出、(3)2027年3月期ROE5%超、の3つを基本目標として、当社グループの事業環境を踏まえて対処すべき課題等に取り組んでおります。 当連結会計年度の連結業績は、大阪万博開催や円安傾向を受けたインバウンド需要等の高まりによって主要顧客である国内鉄道事業者が好調な業績を記録し、それに伴い投資需要が増大したこと、また一部顧客が製造スケジュールや修繕計画等を前倒しした影響により来期以降に想定していた案件が当連結会計年度に集中したため、売上高は33,864百万円(前期比16.6%増)、営業利益は727百万円(前期は44百万円の損失)、経常利益は758百万円(前期は511百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は502百万円(前期は509百万円の損失)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (鉄道事業) 鉄道車両製品を主な商材として、鉄道事業者及び鉄道関連メーカー等を対象に、鉄道車両用電気用品、同車体用品等を主に取り扱っております。主要顧客である鉄道事業者の運輸収入の改善に伴い、安全性向上や老朽設備更新を目的とした投資に加え、経済や労働市場の動向等を見据えた省力化・省人化・業務効率改善等に資する設備投資への関心が高まり、当社グループを取り巻く受注環境は総じて堅調に推移いたしました。加えて一部顧客に係る案件等が前倒しとなった影響もあって、売上高は堅調に推移しました。 その結果、当連結会計年度の売上高は31,362百万円(前期比17.9%増)、セグメント利益は804百万円(前期比770.7%増)となりました。 (一般事業) 当社グループにおいては鉄道事業以外を一般事業としております。取引を行っている業界は、産業機器メーカーや電力用機器メーカー、自動車業界メーカー等と多岐にわたっており、主な商材はコネクタや電子部品であります。産業機器メーカー等で在庫調整局面の影響が一巡して需要面では改善を見せた一方で、年度末にかけてコネクタや電子部品の供給が不安定になったことや原子力発電所の再稼働延期等を受けた電力用機器メーカーの需要低迷等がブレーキとなり、全体として売上高は低調に推移しました。 その結果、当連結会計年度の売上高は2,502百万円(前期比2.5%増)、セグメント損失は76百万円(前期は136百万円の損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、営業活動により763百万円増加、投資活動により1,623百万円減少、財務活動により80百万円減少しました。その結果、現金及び現金同等物は9,470百万円と前連結会計年度と比較して879百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローの収入は、763百万円(前年同期は430百万円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益823百万円、営業未払金の増加額634百万円、仕入債務の増加額602百万円がキャッシュ・フローのプラスとなった一方、売上債権の増加額790百万円、営業未収入金の増加額454百万円、契約負債の減少額403百万円がキャッシュ・フローのマイナスとなったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローの支出は、1,623百万円(前年同期は114百万円の支出)となりました。 これは主に、投資不動産の賃貸による収入59百万円がキャッシュ・フローのプラスとなった一方、投資有価証券の取得による支出1,306百万円、定期預金の預入による支出250百万円がキャッシュ・フローのマイナスになったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローの支出は、80百万円(前年同期は77百万円の支出)となりました。 これは主に、配当金の支払額71百万円がキャッシュ・フローのマイナスとなったためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当社は卸売業であり、生産を行っておらず、該当事項はありませんので、記載を省略しております。 ロ.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) 鉄道事業   27,177,346   118.1% 一般事業   2,168,396   102.8% 合計   29,345,743   116.8% (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 ハ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 鉄道事業   26,338,751   97.3%   22,767,869   93.6% 一般事業   3,055,389   371.7%   1,431,500   165.3% 合計   29,394,141   105.3%   24,199,369   96.1% (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 ニ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 鉄道事業   31,362,256   117.9% 一般事業   2,502,297   102.5% 合計   33,864,554   116.6% (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東日本旅客鉄道(株)   3,944,669   13.6%   6,157,276   18.2% 西日本旅客鉄道(株)   4,190,157   14.4%   4,721,083   13.9% 東海旅客鉄道(株)   4,150,253   14.3%   4,694,303   13.9% (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、それぞれ過去の実績等を勘案し合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は次のとおりであります。 イ.経営成績等の状況 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ4,817百万円増加し、33,864百万円(前期比16.6%増)となりました。これは主に、国内鉄道事業者の増収に伴う設備投資や修繕計画の増加によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、売上高の増加に伴い、前連結会計年度に比べ3,793百万円増加し、29,208百万円(前期比14.9%増)となりました。 その結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ1,024百万円増加し、4,656百万円(前期比28.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ252百万円増加し、3,928百万円(前期比6.9%増)となりました。主な要因は、販売額の増加、新規案件獲得に伴う営業費用の増加によるものであります。 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ771百万円増加し、727百万円(前期は44百万円の損失)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ1百万円減少し、187百万円(前期比1.0%減)となりました。主な要因は、受取出向料の減少等であります。また、営業外費用は前連結会計年度に比べ500百万円減少し、157百万円(前期比76.1%減)となりました。主な要因は、前連結会計年度に比べ、債務保証損失引当金繰入額及び貸倒引当金繰入額が減少したことによるものです。 以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ1,270百万円増加し、758百万円(前期は511百万円の損失)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、前連結会計年度に比べ2百万円減少し、64百万円となりました。これは2023年3月期に計上しておりました貸倒引当金繰入額436百万円に対し、当連結会計年度において一部の債権を回収し、貸倒引当金戻入額を計上したことによるものです。また、特別損失は当連結会計年度では発生しておりません。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,311百万円増加し、823百万円(前期は488百万円の損失)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,012百万円増加し、502百万円(前期は509百万円の損失)となりました。 ロ.資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要につきましては、売上原価並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資等を目的とした資金需要は、固定資産の購入及びソフトウェア投資等によるものであります。 運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金を基本としており、必要に応じて金融機関から短期借入を実施しております。 当社グループでは手許流動資金について常に余裕を持つべく努めており、資金繰り管理を通じた適切な資金管理をしております。 今後につきましては、引き続き財務の健全性を保ち、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出すことによって、安定的な自己資金の確保を目指してまいります。 ハ.経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。