概要
兼松エンジニアリングは高知県高知市に本社を置く環境整備機器メーカーである。強力吸引作業車、高圧洗浄車、汚泥脱水機・減容機の製造販売を手掛け、道路清掃や下水道管路洗浄、産業廃棄物処理に製品を提供する。2024年3月期の売上高は124億円、従業員数は272名であり、国内市場で高いシェアを占める。
環境整備機器の単一事業で構成される収益構造
当社は環境整備機器関連事業のみの単一事業であり、製品の開発・設計・組立・塗装・検査・販売を一貫して行う。部品製作は外注先に委託し、高圧洗浄車の組立や塗装も外注先が当社工場内で実施する。売上高の大部分は強力吸引作業車が占め、2024年3月期は96億円(全体の68%)を計上した。原材料・資材の価格変動やディーゼル車の排出ガス規制が業績に影響を与える要因となっている。
全国に広がる販売・サービス網「KCSネットワーク」
製品のアフターサービスは全国の支店・営業所と当社指定サービス工場が担当する。これらの拠点は「KCSネットワーク」として組織化され、サービス業務の円滑な運営と販売情報の交換を行っている。海外向け販売はODA案件が主体で、特定のメーカー及び専門商社を通じて行われ、海外課が管理する。国内需要が中心だが、東南アジア諸国の環境施策の高まりをビジネスチャンスと捉えている。
2013年から2026年にかけての成長軌道
当社の売上高は2013年3月期の73億円から増加を続け、2024年3月期には124億円に達した。純利益は同期間に3億円から7億円へ拡大し、2026年3月期の予想は10億円である。営業利益は2024年3月期に13.4億円、売上高営業利益率は9.5%となった。この成長は、公共投資による道路・下水道インフラ整備需要や、災害復旧需要を背景としている。受注残高も高水準で推移している。
業界の中での役割は環境整備機器メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01環境整備(道路・下水道・廃棄物処理)主力
道路側溝の清掃、土木建築現場の汚泥吸引、工場の産業廃棄物回収など、公共インフラの維持管理や産業排水処理に必要な機器を提供。強力吸引作業車や高圧洗浄車、汚泥脱水機など、環境衛生の中核を担う製品群を擁する。
- 強力吸引作業車
- 道路側溝やマンホール、工場のピットなどの汚泥・土砂を強力に吸引する作業車。公共工事や産業廃棄物処理で広く使用される。
- 高圧洗浄車
- 高圧水流で下水道管やタンク、熱交換器などの内部を洗浄する作業車。詰まりの除去や清掃に威力を発揮する。
- 汚泥脱水機・減容機
- 下水道や工場から出る汚泥を脱水・減容化する機器。処分コストの削減や環境負荷低減に貢献する。
製品と技術
強力吸引作業車:主力製品の需要と進化
強力吸引作業車は当社の売上高の約7割を占める主力製品である。側溝清掃、土木建築現場での汚泥吸引、工場での乾粉等の産業廃棄物吸引回収に用いられる。2024年3月期の売上高は96億円で、前年比2.5%増加した。大型機種の販売比率が増加しており、インフラ整備事業の需要が好調である。受注残高も95億円と高水準を維持し、今後も安定した収益源となる見込みである。
高圧洗浄車:下水道管路洗浄の主力機
高圧洗浄車は下水道管、側溝、タンク、熱交換器等の洗浄作業に利用される。2024年3月期の売上高は19億円で前年比5.0%増加した。下水道関係のインフラ整備事業の更新・増車需要が堅調であり、清掃に加え管路調査の対応需要も増加している。受注高は前年比20.4%減の17億円となったが、需要は高水準を維持している。強力吸引作業車と並ぶ二本柱の製品である。
粉粒体吸引・圧送車と特殊製品:多様化するラインアップ
粉粒体吸引・圧送車は工場向けに製品原料の輸送や作業環境維持のために販売され、2024年3月期は5台の売上を計上した。その他特殊製品として、空港滑走路向け「路面清掃車」や、柑橘類果皮から精油を抽出する「マイクロ波抽出装置」を納入している。また、汚泥脱水機・減容機は中間処理場での汚泥の脱水・減容化に用いられる。これらの製品群は市場ニーズに応じて開発・販売されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
産業用エンジニアリングで中堅、収益改善途上
同社は産業用設備の設計・施工・メンテナンスを手掛ける中堅エンジニアリング企業である。売上高は124億円(2024/3)から133億円(2025/3)へ増加し、営業利益率も7.52%と改善傾向にある。同業の三浦工業がボイラなどエネルギー関連で強みを持つ一方、日本製鋼所が大型プラント向けに特化している。同社は特定業種への依存度が低く、幅広い産業向けにサービスを提供する点が特徴だが、収益規模は小さく、海外展開も限定的である。成長領域である環境・省エネ分野へのシフトが求められている。
強み
- 特定業種に偏らず、多様な産業向けエンジニアリングサービスを提供するため、需要変動リスクが分散されている。
- 売上高と営業利益率がともに上昇傾向にあり、2025/3期には7.52%の利益率を達成、収益性が向上している。
- 設備の設計・施工に加え、継続的なメンテナンスサービスを提供することで、安定したリピート収益を確保している。
- 省エネや環境対応設備の需要増加が追い風であり、同社の技術がこれらの分野で活用される可能性が高い。
課題
- 売上高130億円強と業界内で中堅以下であり、大規模案件の受注や価格競争力で大手に劣る。
- 海外売上比率が低く、国内市場の縮小リスクに対して脆弱である。グローバル化が課題。
- エンジニアリング業界では技術者不足が深刻化しており、優秀な人材の確保と育成が成長の鍵となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字が兼松エンジニアリング
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6156エーワン精密 | 98億円 | 46.5倍 |
| 2 | 6230SANEI | 98億円 | 8.1倍 |
| 3 | 6286靜甲 | 97億円 | 7.9倍 |
| 4 | 6466TVE | 93億円 | 8.6倍 |
| 5 | 6338タカトリ | 90億円 | 34.6倍 |
| 6 | 6402兼松エンジニアリング | 89億円 | 7.6倍 |
| 7 | 6391加地テック | 82億円 | 10.9倍 |
| 8 | 7726黒田精工 | 79億円 | — |
| 9 | 6346キクカワエンタープライズ | 75億円 | 21.2倍 |
| 10 | 6428オーイズミ | 74億円 | 12.4倍 |
| 11 | 6158和井田製作所 | 73億円 | 24.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
初めての財務データが示す2013年時点の事業規模
有価証券報告書で開示されている最も古い2013年3月期の売上高は73億円、純利益は3億円であった。従業員数や拠点網の詳細は不明だが、この時点ですでに強力吸引作業車と高圧洗浄車を主力とする環境整備機器メーカーとしての地位を確立していたと推測される。会社の経営理念には「技術の兼松」のスローガンが掲げられ、技術主体の運営が行われていた。
2014年から2017年:売上高100億円台への拡大
2014年3月期の売上高79億円から2017年3月期には103億円に増加し、3年間で約30%の成長を遂げた。同期間の純利益も3億円から6億円に倍増した。この成長は、社会インフラ整備需要の堅調さに支えられたものである。特に強力吸引作業車の販売が伸び、主力製品としての位置付けを強めた。製品の品目別内訳は開示されていないが、全体の受注高も増加傾向にあった。
2018年から2021年:売上高110億円台での安定と変動
2018年3月期の売上高104億円から2021年3月期には116億円へと緩やかに増加したが、2020年3月期には117億円とピークを付け、その後やや減少した。純利益は6億円から7億円の範囲で推移した。この期間、新型コロナウイルス感染症の影響や物価上昇が懸念されたが、公共投資の下支えにより業績は安定していた。また、部品売上も高水準で推移し、アフターサービス収入が収益の安定化に寄与した。
2022年以降:中期経営計画による成長戦略の策定
2026年3月期を初年度とする3年間の中期経営計画が策定された。スローガン「つねぜん」の下、生産性向上、サプライチェーン再構築、技術伝承、コスト低減を掲げる。また、DXの推進や海外市場への注力、新製品開発による新市場開拓を目指す。2024年3月期の売上高は124億円、2026年3月期の予想は141億円と、計画期間中に約14%の増収を見込む。配当性向35%を目標としている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率向上
- 自己資本当期純利益率(ROE)向上
- 配当性向35%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
生産性向上によるQCD強化
品質基準の明確化、原価管理の強化、生産計画の一貫管理により、品質・コスト・納期のパフォーマンスを向上させる。
- 02
サプライチェーンの再構築
既存サプライヤーとの関係強化と新規サプライヤーの発掘により、製品・サービスの競争力を高める。
- 03
技術・技能の伝承と人財育成
技術・技能を集積・伝承するためのマニュアルや育成プログラムを整備し、人財育成を進める。
- 04
DX推進による業務変革
DXを活用して個々の技術や知見を次世代へ継承し、業務変革を推進することで、本来注力すべき業務に集中できる環境を整える。
- 05
新市場・新製品への挑戦
海外市場や既存製品の用途開発による国内市場の開拓、エコイノベーション推進部の製品拡販、新技術活用により、新市場・新製品開発に挑む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で272人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は794万円で、9期前と比べて+12.4%。平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は13.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 201 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 206 | — |
| 2019年3月 | 707 | 39.9 | 13.3 | 211 | — |
| 2020年3月 | 743 | 39.7 | 13.4 | 212 | — |
| 2021年3月 | 759 | 39.8 | 13.8 | 218 | — |
| 2022年3月 | 702 | 39.8 | 13.8 | 231 | — |
| 2023年3月 | 655 | 40.1 | 13.9 | 239 | — |
| 2024年3月 | 713 | 39.9 | 13.5 | 256 | — |
| 2025年3月 | 654 | 39.6 | 13.5 | 266 | 376 |
| 2026年3月 | 794 | 39.5 | 13.5 | 272 | 478 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達1.4億円【関東地方整備局、本局】側溝清掃車8台交換購入【4月20日付け訂正公告】国土交通省 · 2020-05-20
- 調達1.2億円トンネル清掃車(2ブラシ式)2台交換購入国土交通省 · 2023-05-22
- 調達8,233万円【関東地方整備局、本局】排水管清掃車5台交換購入【4月20日付け訂正公告】国土交通省 · 2020-05-20
- 調達5,234万円トンネル清掃車(2ブラシ式)1台交換購入国土交通省 · 2020-05-29
- 調達4,788万円排水管清掃車(5,800L)3台(交換契約)国土交通省 · 2019-05-23
- 調達3,613万円【関東地方整備局、本局】排水管清掃車2台交換購入国土交通省 · 2019-06-05
- 調達3,598万円排水管清掃車(水ジェット式 5,800L)2台交換購入国土交通省 · 2023-05-24
- 調達3,431万円側溝清掃車(ロータリブロワ式)2台交換購入国土交通省 · 2023-05-22
- 調達3,380万円令和8年度 側溝清掃車(真空吸引式)1台(交換契約)国土交通省 · 2026-05-14
- 調達2,666万円【関東地方整備局、本局】R7側溝清掃車1台交換購入国土交通省 · 2026-04-23
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は141億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.0%、利益が+30.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 130億円 | 141億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 13億円 |
| 純利益 | 7億円 | 10億円 |
| 1株あたり配当 | ¥45 | ¥45 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.2%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 29 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 29 | 2 | 6.9 | 1 |
| 2024年2Q | 29 | 2 | 6.9 | 2 |
| 2024年3Q | 32 | 2 | 6.3 | 1 |
| 2024年4Q | 34 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 70 | 6 | 8.6 | 4 |
| 2025年4Q | 63 | 4 | 6.3 | 3 |
| 2026年2Q | 72 | 7 | 9.7 | 5 |
| 2026年4Q | 69 | 6 | 8.7 | 5 |
| 2027年1Q | 34 | 3 | 8.8 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は73億円から141億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は9.2%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 73 | — | 5 | — | 3 |
| 2014年3月 | 79 | — | 6 | — | 3 |
| 2015年3月 | 87 | — | 7 | — | 5 |
| 2016年3月 | 94 | — | 8 | — | 5 |
| 2017年3月 | 103 | — | 9 | — | 6 |
| 2018年3月 | 104 | — | 9 | — | 6 |
| 2019年3月 | 106 | — | 9 | — | 6 |
| 2020年3月 | 117 | — | 10 | — | 7 |
| 2021年3月 | 116 | — | 11 | — | 7 |
| 2022年3月 | 119 | — | 10 | — | 8 |
| 2023年3月 | 113 | — | 7 | — | 8 |
| 2024年3月 | 124 | — | 8 | — | 6 |
| 2025年3月 | 133 | 10 | 10 | 7.5 | 7 |
| 2026年3月 | 141 | 13 | 14 | 9.2 | 10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高141億円のうち、営業利益として残るのは13億円で9.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.0%103億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%24億円
- その他の費用持分法損益などの調整0.7%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.2%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は17億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 6 |
| 2014年3月 | 7 | −4 | −1 | 3 | 8 |
| 2015年3月 | 8 | −5 | −1 | 3 | 10 |
| 2016年3月 | 2 | −1 | −2 | 1 | 9 |
| 2017年3月 | 9 | −4 | −2 | 5 | 12 |
| 2018年3月 | 6 | −8 | −2 | −2 | 8 |
| 2019年3月 | 7 | −4 | −2 | 3 | 9 |
| 2020年3月 | 9 | −4 | −2 | 5 | 11 |
| 2021年3月 | 9 | −9 | −2 | 0 | 9 |
| 2022年3月 | −2 | −13 | 12 | −15 | 6 |
| 2023年3月 | 23 | −3 | −5 | 20 | 20 |
| 2024年3月 | −1 | −2 | −6 | −3 | 11 |
| 2025年3月 | 7 | −1 | −6 | 6 | 12 |
| 2026年3月 | 8 | −2 | −1 | 6 | 17 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は127億円。このうち返さなくてよい自己資本が80億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 58 | 30 | 28 | 52.1 |
| 2014年3月 | 68 | 33 | 35 | 48.5 |
| 2015年3月 | 74 | 36 | 38 | 49.5 |
| 2016年3月 | 78 | 40 | 38 | 51.6 |
| 2017年3月 | 85 | 45 | 40 | 52.6 |
| 2018年3月 | 91 | 49 | 42 | 53.6 |
| 2019年3月 | 95 | 52 | 43 | 55.4 |
| 2020年3月 | 106 | 57 | 49 | 54.4 |
| 2021年3月 | 111 | 62 | 49 | 56.2 |
| 2022年3月 | 128 | 57 | 71 | 44.6 |
| 2023年3月 | 138 | 63 | 75 | 45.7 |
| 2024年3月 | 134 | 66 | 68 | 49.6 |
| 2025年3月 | 121 | 71 | 49 | 59.1 |
| 2026年3月 | 127 | 80 | 47 | 62.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで209社中28位あたり、逆に低いのは配当利回りで209社中198位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,607で、1年前と比べて+12.5%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 |
| PER (会社予想) | 12.0倍 |
| PBR | 3.60倍 |
| 配当利回り | 2.80% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比-1.2%の1487円。1ヶ月で+12.0%上昇。6/29から上昇が加速し、7/6には1505円をつけた。25日線(1377円)を+8.0%上回る一方、75日線(1598円)には未達。上昇トレンド入りか。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER 6.99倍は業界平均25.55倍を大きく下回り割安感が強い。配当利回り0.61%と低いが、PBR 3.33倍は業界平均1.68倍を上回り資産価値は高い。ROEは非開示だが、利益成長が続いておりバリュエーション面では割安だが配当利回りは改善余地がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 12.0倍 | — |
| PBR | 3.60倍 | 1.50倍 |
| ROE | 13.8% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は拡大基調にあり、2026/3期には売上高141億円、営業利益率9.22%と過去最高益が予想される。強気派は、設備投資需要の堅調さと工事採算の改善を評価する。一方、弱気派は、工事案件の大型化による収益変動リスクや、人手不足による労務費上昇が利益率を圧迫する可能性を指摘する。
- 業績拡大と過去最高益
2026/3期売上高141億円、営業利益率9.22%と増収増益
- 設備投資需要の追い風
各産業で工場設備更新需要が堅調
- 低PERで割安感
PER約7倍と機械業界平均比で割安
- 営業利益13億円、3期連続増益2026/3決算影響中
営業利益が10→13億円に増加、増益率30%
- PER7.0倍の割安水準継続影響弱
予想PER7.0倍と業界平均比低く、評価余地
- 売上高141億円、過去最高2026/3決算影響弱
売上高が141億円と過去最高更新
- 増益に伴う増配の可能性次期決算影響弱
配当利回り0.61%から増配余地
- 工事収益の変動リスク
大型工事の採算悪化で利益が大きくぶれる可能性
- 人手不足と労務費上昇
建設技能者不足で労務費が上昇し利益率を圧迫
- 成長の持続性に疑問
売上高規模が小さく、新規大口受注に依存
- PBR3.3倍の割高修正リスク継続影響中
PBR3.3倍は純資産比高く、調整余地
- 売上高伸び率6%の低成長2026/3決算影響中
売上高成長率が6%と低く、成長期待限定的
- 外国人保有1.4%の低流動性継続影響弱
外国人保有比率1.4%と低く、売り圧力リスク
- 業績実績後の材料出尽くし継続影響弱
上昇率23%、好決算織り込み済みで失速懸念
- 受注高
- 将来の収益を占う先行指標
- 営業利益率
- 工事採算と労務費管理の成否を示す
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり45円で、前期から+48.0%。いまの株価に対する利回りは2.80%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 38 | — | 34.3 |
| 2018年3月 | 37 | −2.6 | 34.5 |
| 2019年3月 | 37 | 0.0 | 34.0 |
| 2020年3月 | 43 | 16.2 | 33.8 |
| 2021年3月 | 32 | −25.6 | 48.9 |
| 2022年3月 | 55 | 71.9 | 38.9 |
| 2023年3月 | 55 | 0.0 | 35.2 |
| 2024年3月 | 44 | −20.0 | 34.7 |
| 2025年3月 | 50 | 13.6 | 34.9 |
| 2026年3月 | 74 | 48.0 | 34.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥45
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,802人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.9%を占め、残る91.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 72.7 | 86.6 | 86.6 | 86.6 | 88.6 | 87.5 |
| 自己株式 | 0.1 | 13.5 | 12.3 | 12.3 | 12.1 | 12.0 |
| 金融機関 | 8.1 | 7.4 | 7.1 | 7.1 | 4.0 | 5.1 |
| 事業法人 | 17.1 | 4.0 | 4.4 | 3.9 | 4.2 | 3.8 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.1 | 0.9 | 1.4 | 2.1 | 2.1 |
| 外国法人 | 1.2 | 1.0 | 0.9 | 0.9 | 1.1 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山本 琴一 | 8.63 |
| 02 | 三谷 公男 | 5.73 |
| 03 | 兼松エンジニアリング 従業員持株会 | 5.43 |
| 04 | 山口 隆士 | 5.19 |
| 05 | 山本 吾一 | 4.71 |
| 06 | 柳川 裕司 | 3.54 |
| 07 | 株式会社四国銀行 | 2.73 |
| 08 | 三谷 仁男 | 1.74 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.47 |
| 10 | 大和証券株式会社 | 1.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-13三谷 公男新規の大量保有報告5.74%
- 2026-07-13三谷 公男新規の大量保有報告1.92%-3.82pt
- 2026-05-18三谷 公男新規の大量保有報告1.91%-3.83pt
- 2026-05-18三谷 公男新規の大量保有報告5.74%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+302%、1株純資産は14期で+198%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 53 | 545 | 10.1 | 9.8 | 29.1 |
| 2014年3月 | 63 | 591 | 11.1 | 8.6 | 28.6 |
| 2015年3月 | 81 | 655 | 13.0 | 11.7 | 33.3 |
| 2016年3月 | 97 | 724 | 14.1 | 9.5 | 34.0 |
| 2017年3月 | 111 | 804 | 14.5 | 10.6 | 34.3 |
| 2018年3月 | 107 | 873 | 12.8 | 13.6 | 34.5 |
| 2019年3月 | 109 | 944 | 12.0 | 11.0 | 34.0 |
| 2020年3月 | 127 | 1,034 | 12.8 | 9.1 | 33.8 |
| 2021年3月 | 129 | 1,120 | 12.0 | 11.3 | 48.9 |
| 2022年3月 | 141 | 1,187 | 12.6 | 9.0 | 38.9 |
| 2023年3月 | 156 | 1,288 | 12.6 | 7.6 | 35.2 |
| 2024年3月 | 127 | 1,361 | 9.6 | 9.6 | 34.7 |
| 2025年3月 | 143 | 1,461 | 10.2 | 8.0 | 34.9 |
| 2026年3月 | 213 | 1,625 | 13.8 | 8.5 | 34.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額182百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山本琴一 | 代表取締役 社長 | 68 | 480,000 |
| 北村和則 | 代表取締役 専務 | 54 | 30,000 |
| 黒田誠 | 取締役 | 53 | 2,000 |
| 田辺良彦 | 取締役 | 58 | 4,000 |
| 長山育男 | 取締役 | 58 | 3,000 |
| 十川智基 | 取締役 | 52 | 5,000 |
| 中野守康 | 常勤監査役 | 66 | 6,000 |
| 高芝貴彦 | 監査役 | 62 | 3,000 |
| 岩田誠 | 監査役 | 63 | 1,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 103 | 40 | 9 | 151 | 30 |
| 監査役 | 1 | 12 | 1 | 1 | 14 | 14 |
| 社外取締役 | 2 | 8 | 1 | 1 | 10 | 5 |
| 社外監査役 | 2 | 6 | 1 | 1 | 7 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容681字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,132字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,591字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,366字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第55期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第55期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第54期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第53期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第52期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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