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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

兼松エンジニアリング

KANEMATSU ENGINEERING CO.,LTD.6402 · Standard · 機械

強力吸引作業車や高圧洗浄車を軸に、下水道・側溝清掃から産業廃棄物処理まで、環境整備機器の専門メーカーとして事業を展開。

概要

兼松エンジニアリングは高知県高知市に本社を置く環境整備機器メーカーである。強力吸引作業車、高圧洗浄車、汚泥脱水機・減容機の製造販売を手掛け、道路清掃や下水道管路洗浄、産業廃棄物処理に製品を提供する。2024年3月期の売上高は124億円、従業員数は272名であり、国内市場で高いシェアを占める。

環境整備機器の単一事業で構成される収益構造

当社は環境整備機器関連事業のみの単一事業であり、製品の開発・設計・組立・塗装・検査・販売を一貫して行う。部品製作は外注先に委託し、高圧洗浄車の組立や塗装も外注先が当社工場内で実施する。売上高の大部分は強力吸引作業車が占め、2024年3月期は96億円(全体の68%)を計上した。原材料・資材の価格変動やディーゼル車の排出ガス規制が業績に影響を与える要因となっている。

全国に広がる販売・サービス網「KCSネットワーク」

製品のアフターサービスは全国の支店・営業所と当社指定サービス工場が担当する。これらの拠点は「KCSネットワーク」として組織化され、サービス業務の円滑な運営と販売情報の交換を行っている。海外向け販売はODA案件が主体で、特定のメーカー及び専門商社を通じて行われ、海外課が管理する。国内需要が中心だが、東南アジア諸国の環境施策の高まりをビジネスチャンスと捉えている。

2013年から2026年にかけての成長軌道

当社の売上高は2013年3月期の73億円から増加を続け、2024年3月期には124億円に達した。純利益は同期間に3億円から7億円へ拡大し、2026年3月期の予想は10億円である。営業利益は2024年3月期に13.4億円、売上高営業利益率は9.5%となった。この成長は、公共投資による道路・下水道インフラ整備需要や、災害復旧需要を背景としている。受注残高も高水準で推移している。

業界の中での役割は環境整備機器メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
141億円
営業利益
13億円
営業利益率
9.2%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01環境整備(道路・下水道・廃棄物処理)主力

道路側溝の清掃、土木建築現場の汚泥吸引、工場の産業廃棄物回収など、公共インフラの維持管理や産業排水処理に必要な機器を提供。強力吸引作業車や高圧洗浄車、汚泥脱水機など、環境衛生の中核を担う製品群を擁する。

主な製品・サービス3
強力吸引作業車
道路側溝やマンホール、工場のピットなどの汚泥・土砂を強力に吸引する作業車。公共工事や産業廃棄物処理で広く使用される。
高圧洗浄車
高圧水流で下水道管やタンク、熱交換器などの内部を洗浄する作業車。詰まりの除去や清掃に威力を発揮する。
汚泥脱水機・減容機
下水道や工場から出る汚泥を脱水・減容化する機器。処分コストの削減や環境負荷低減に貢献する。

製品と技術

強力吸引作業車:主力製品の需要と進化

強力吸引作業車は当社の売上高の約7割を占める主力製品である。側溝清掃、土木建築現場での汚泥吸引、工場での乾粉等の産業廃棄物吸引回収に用いられる。2024年3月期の売上高は96億円で、前年比2.5%増加した。大型機種の販売比率が増加しており、インフラ整備事業の需要が好調である。受注残高も95億円と高水準を維持し、今後も安定した収益源となる見込みである。

高圧洗浄車:下水道管路洗浄の主力機

高圧洗浄車は下水道管、側溝、タンク、熱交換器等の洗浄作業に利用される。2024年3月期の売上高は19億円で前年比5.0%増加した。下水道関係のインフラ整備事業の更新・増車需要が堅調であり、清掃に加え管路調査の対応需要も増加している。受注高は前年比20.4%減の17億円となったが、需要は高水準を維持している。強力吸引作業車と並ぶ二本柱の製品である。

粉粒体吸引・圧送車と特殊製品:多様化するラインアップ

粉粒体吸引・圧送車は工場向けに製品原料の輸送や作業環境維持のために販売され、2024年3月期は5台の売上を計上した。その他特殊製品として、空港滑走路向け「路面清掃車」や、柑橘類果皮から精油を抽出する「マイクロ波抽出装置」を納入している。また、汚泥脱水機・減容機は中間処理場での汚泥の脱水・減容化に用いられる。これらの製品群は市場ニーズに応じて開発・販売されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業用エンジニアリングで中堅、収益改善途上

同社は産業用設備の設計・施工・メンテナンスを手掛ける中堅エンジニアリング企業である。売上高は124億円(2024/3)から133億円(2025/3)へ増加し、営業利益率も7.52%と改善傾向にある。同業の三浦工業がボイラなどエネルギー関連で強みを持つ一方、日本製鋼所が大型プラント向けに特化している。同社は特定業種への依存度が低く、幅広い産業向けにサービスを提供する点が特徴だが、収益規模は小さく、海外展開も限定的である。成長領域である環境・省エネ分野へのシフトが求められている。

強み

  • 特定業種に偏らず、多様な産業向けエンジニアリングサービスを提供するため、需要変動リスクが分散されている。
  • 売上高と営業利益率がともに上昇傾向にあり、2025/3期には7.52%の利益率を達成、収益性が向上している。
  • 設備の設計・施工に加え、継続的なメンテナンスサービスを提供することで、安定したリピート収益を確保している。
  • 省エネや環境対応設備の需要増加が追い風であり、同社の技術がこれらの分野で活用される可能性が高い。

課題

  • 売上高130億円強と業界内で中堅以下であり、大規模案件の受注や価格競争力で大手に劣る。
  • 海外売上比率が低く、国内市場の縮小リスクに対して脆弱である。グローバル化が課題。
  • エンジニアリング業界では技術者不足が深刻化しており、優秀な人材の確保と育成が成長の鍵となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が兼松エンジニアリング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16156エーワン精密98億円46.5倍
26230SANEI98億円8.1倍
36286靜甲97億円7.9倍
46466TVE93億円8.6倍
56338タカトリ90億円34.6倍
66402兼松エンジニアリング89億円7.6倍
76391加地テック82億円10.9倍
87726黒田精工79億円
96346キクカワエンタープライズ75億円21.2倍
106428オーイズミ74億円12.4倍
116158和井田製作所73億円24.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

初めての財務データが示す2013年時点の事業規模

有価証券報告書で開示されている最も古い2013年3月期の売上高は73億円、純利益は3億円であった。従業員数や拠点網の詳細は不明だが、この時点ですでに強力吸引作業車と高圧洗浄車を主力とする環境整備機器メーカーとしての地位を確立していたと推測される。会社の経営理念には「技術の兼松」のスローガンが掲げられ、技術主体の運営が行われていた。

2014年から2017年:売上高100億円台への拡大

2014年3月期の売上高79億円から2017年3月期には103億円に増加し、3年間で約30%の成長を遂げた。同期間の純利益も3億円から6億円に倍増した。この成長は、社会インフラ整備需要の堅調さに支えられたものである。特に強力吸引作業車の販売が伸び、主力製品としての位置付けを強めた。製品の品目別内訳は開示されていないが、全体の受注高も増加傾向にあった。

2018年から2021年:売上高110億円台での安定と変動

2018年3月期の売上高104億円から2021年3月期には116億円へと緩やかに増加したが、2020年3月期には117億円とピークを付け、その後やや減少した。純利益は6億円から7億円の範囲で推移した。この期間、新型コロナウイルス感染症の影響や物価上昇が懸念されたが、公共投資の下支えにより業績は安定していた。また、部品売上も高水準で推移し、アフターサービス収入が収益の安定化に寄与した。

2022年以降:中期経営計画による成長戦略の策定

2026年3月期を初年度とする3年間の中期経営計画が策定された。スローガン「つねぜん」の下、生産性向上、サプライチェーン再構築、技術伝承、コスト低減を掲げる。また、DXの推進や海外市場への注力、新製品開発による新市場開拓を目指す。2024年3月期の売上高は124億円、2026年3月期の予想は141億円と、計画期間中に約14%の増収を見込む。配当性向35%を目標としている。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率向上
  • 自己資本当期純利益率(ROE)向上
  • 配当性向35%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産性向上によるQCD強化

    品質基準の明確化、原価管理の強化、生産計画の一貫管理により、品質・コスト・納期のパフォーマンスを向上させる。

  2. 02

    サプライチェーンの再構築

    既存サプライヤーとの関係強化と新規サプライヤーの発掘により、製品・サービスの競争力を高める。

  3. 03

    技術・技能の伝承と人財育成

    技術・技能を集積・伝承するためのマニュアルや育成プログラムを整備し、人財育成を進める。

  4. 04

    DX推進による業務変革

    DXを活用して個々の技術や知見を次世代へ継承し、業務変革を推進することで、本来注力すべき業務に集中できる環境を整える。

  5. 05

    新市場・新製品への挑戦

    海外市場や既存製品の用途開発による国内市場の開拓、エコイノベーション推進部の製品拡販、新技術活用により、新市場・新製品開発に挑む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で272人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は794万円で、9期前と比べて+12.4%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は13.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月201
2018年3月206
2019年3月70739.913.3211
2020年3月74339.713.4212
2021年3月75939.813.8218
2022年3月70239.813.8231
2023年3月65540.113.9239
2024年3月71339.913.5256
2025年3月65439.613.5266376
2026年3月79439.513.5272478

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
テクノベース 生産技術センター — 高知県高知市2,540百万円
テクノベース 検査出荷センター — 高知県高知市924百万円
大阪支店 — 大阪府摂津市400百万円
本社西工場 — 高知県高知市284百万円
本社工場 — 高知県高知市233百万円
滝本ベース — 高知県南国市147百万円
本社 — 高知県高知市107百万円
東京支店 — 東京都中央区11百万円
東北・北海道支店 — 仙台市太白区6百万円
中四国支店 — 広島県東広島市6百万円
ほか5件の開示あり
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】側溝清掃車8台交換購入【4月20日付け訂正公告】
    国土交通省 · 2020-05-20
    1.4億円
  • 調達
    トンネル清掃車(2ブラシ式)2台交換購入
    国土交通省 · 2023-05-22
    1.2億円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】排水管清掃車5台交換購入【4月20日付け訂正公告】
    国土交通省 · 2020-05-20
    8,233万円
  • 調達
    トンネル清掃車(2ブラシ式)1台交換購入
    国土交通省 · 2020-05-29
    5,234万円
  • 調達
    排水管清掃車(5,800L)3台(交換契約)
    国土交通省 · 2019-05-23
    4,788万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】排水管清掃車2台交換購入
    国土交通省 · 2019-06-05
    3,613万円
  • 調達
    排水管清掃車(水ジェット式 5,800L)2台交換購入
    国土交通省 · 2023-05-24
    3,598万円
  • 調達
    側溝清掃車(ロータリブロワ式)2台交換購入
    国土交通省 · 2023-05-22
    3,431万円
  • 調達
    令和8年度 側溝清掃車(真空吸引式)1台(交換契約)
    国土交通省 · 2026-05-14
    3,380万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R7側溝清掃車1台交換購入
    国土交通省 · 2026-04-23
    2,666万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は141億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.0%、利益が+30.0%。

売上高
+6.0%
141億円
営業利益
+30.0%
13億円
純利益
+42.9%
10億円
営業利益率
9.2%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高130億円141億円
営業利益9億円13億円
純利益7億円10億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.2%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q294
2024年1Q2926.91
2024年2Q2926.92
2024年3Q3226.31
2024年4Q342
2025年2Q7068.64
2025年4Q6346.33
2026年2Q7279.75
2026年4Q6968.75
2027年1Q3438.82

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は73億円から141億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は9.2%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7353
2014年3月7963
2015年3月8775
2016年3月9485
2017年3月10396
2018年3月10496
2019年3月10696
2020年3月117107
2021年3月116117
2022年3月119108
2023年3月11378
2024年3月12486
2025年3月13310107.57
2026年3月14113149.210

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高141億円のうち、営業利益として残るのは13億円9.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.0%103億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%24億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.7%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.2%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
26.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
9.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−1−106
2014年3月7−4−138
2015年3月8−5−1310
2016年3月2−1−219
2017年3月9−4−2512
2018年3月6−8−2−28
2019年3月7−4−239
2020年3月9−4−2511
2021年3月9−9−209
2022年3月−2−1312−156
2023年3月23−3−52020
2024年3月−1−2−6−311
2025年3月7−1−6612
2026年3月8−2−1617

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は127億円。このうち返さなくてよい自己資本が80億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月58302852.1
2014年3月68333548.5
2015年3月74363849.5
2016年3月78403851.6
2017年3月85454052.6
2018年3月91494253.6
2019年3月95524355.4
2020年3月106574954.4
2021年3月111624956.2
2022年3月128577144.6
2023年3月138637545.7
2024年3月134666849.6
2025年3月121714959.1
2026年3月127804762.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
47億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中28位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中198位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,607で、1年前と比べて+12.5%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥1,607+0.8%1ヶ月+3.1%1年+12.5%時価総額89億円
過去52週の値幅
安値¥1,298高値¥2,140

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.6倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR3.60倍
配当利回り2.80%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-1.2%の1487円。1ヶ月で+12.0%上昇。6/29から上昇が加速し、7/6には1505円をつけた。25日線(1377円)を+8.0%上回る一方、75日線(1598円)には未達。上昇トレンド入りか。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 6.99倍は業界平均25.55倍を大きく下回り割安感が強い。配当利回り0.61%と低いが、PBR 3.33倍は業界平均1.68倍を上回り資産価値は高い。ROEは非開示だが、利益成長が続いておりバリュエーション面では割安だが配当利回りは改善余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.6倍22.7倍
PER (予想)12.0倍
PBR3.60倍1.50倍
ROE13.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は拡大基調にあり、2026/3期には売上高141億円、営業利益率9.22%と過去最高益が予想される。強気派は、設備投資需要の堅調さと工事採算の改善を評価する。一方、弱気派は、工事案件の大型化による収益変動リスクや、人手不足による労務費上昇が利益率を圧迫する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 業績拡大と過去最高益

    2026/3期売上高141億円、営業利益率9.22%と増収増益

  • 設備投資需要の追い風

    各産業で工場設備更新需要が堅調

  • 低PERで割安感

    PER約7倍と機械業界平均比で割安

  • 営業利益13億円、3期連続増益2026/3決算影響

    営業利益が10→13億円に増加、増益率30%

  • PER7.0倍の割安水準継続影響

    予想PER7.0倍と業界平均比低く、評価余地

  • 売上高141億円、過去最高2026/3決算影響

    売上高が141億円と過去最高更新

  • 増益に伴う増配の可能性次期決算影響

    配当利回り0.61%から増配余地

マイナスに働く材料7
  • 工事収益の変動リスク

    大型工事の採算悪化で利益が大きくぶれる可能性

  • 人手不足と労務費上昇

    建設技能者不足で労務費が上昇し利益率を圧迫

  • 成長の持続性に疑問

    売上高規模が小さく、新規大口受注に依存

  • PBR3.3倍の割高修正リスク継続影響

    PBR3.3倍は純資産比高く、調整余地

  • 売上高伸び率6%の低成長2026/3決算影響

    売上高成長率が6%と低く、成長期待限定的

  • 外国人保有1.4%の低流動性継続影響

    外国人保有比率1.4%と低く、売り圧力リスク

  • 業績実績後の材料出尽くし継続影響

    上昇率23%、好決算織り込み済みで失速懸念

次の決算で確かめる点
受注高
将来の収益を占う先行指標
営業利益率
工事採算と労務費管理の成否を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+48.0%いまの株価に対する利回りは2.80%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
2.80%
いまの株価に対して
配当性向
34.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3834.3
2018年3月37−2.634.5
2019年3月370.034.0
2020年3月4316.233.8
2021年3月32−25.648.9
2022年3月5571.938.9
2023年3月550.035.2
2024年3月44−20.034.7
2025年3月5013.634.9
2026年3月7448.034.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,802人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.9%を占め、残る91.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他72.786.686.686.688.687.5
自己株式0.113.512.312.312.112.0
金融機関8.17.47.17.14.05.1
事業法人17.14.04.43.94.23.8
証券会社1.01.10.91.42.12.1
外国法人1.21.00.90.91.11.5
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山本 琴一8.63
02三谷 公男5.73
03兼松エンジニアリング 従業員持株会5.43
04山口 隆士5.19
05山本 吾一4.71
06柳川 裕司3.54
07株式会社四国銀行2.73
08三谷 仁男1.74
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.47
10大和証券株式会社1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-13
    三谷 公男
    新規の大量保有報告
    5.74%
  • 2026-07-13
    三谷 公男
    新規の大量保有報告
    1.92%
    -3.82pt
  • 2026-05-18
    三谷 公男
    新規の大量保有報告
    1.91%
    -3.83pt
  • 2026-05-18
    三谷 公男
    新規の大量保有報告
    5.74%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+302%、1株純資産は14期で+198%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5354510.19.829.1
2014年3月6359111.18.628.6
2015年3月8165513.011.733.3
2016年3月9772414.19.534.0
2017年3月11180414.510.634.3
2018年3月10787312.813.634.5
2019年3月10994412.011.034.0
2020年3月1271,03412.89.133.8
2021年3月1291,12012.011.348.9
2022年3月1411,18712.69.038.9
2023年3月1561,28812.67.635.2
2024年3月1271,3619.69.634.7
2025年3月1431,46110.28.034.9
2026年3月2131,62513.88.534.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額182百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山本琴一代表取締役 社長68480,000
北村和則代表取締役 専務5430,000
黒田誠取締役532,000
田辺良彦取締役584,000
長山育男取締役583,000
十川智基取締役525,000
中野守康常勤監査役666,000
高芝貴彦監査役623,000
岩田誠監査役631,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)510340915130
監査役112111414
社外取締役2811105
社外監査役261174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容681字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、主に強力吸引作業車、高圧洗浄車、汚泥脱水機・減容機等の環境整備機器の製造販売を行っております。強力吸引作業車は、道路での側溝清掃、土木建築現場での汚泥吸引、工場での乾粉等各種産業廃棄物の吸引回収に利用されております。高圧洗浄車は、下水道管、側溝、タンク、熱交換器等の洗浄作業に利用されております。また、汚泥脱水機・減容機は、中間処理場での汚泥の脱水、減容化に利用されております。 事業の系統図及び概要は、次のとおりであります。 なお、当社は環境整備機器関連事業並びにこれらの付帯業務の単一事業であるため、セグメントごとに記載しておりません。 ①  当社は、環境整備機器の開発、設計、組立、塗装、検査、販売を行っております。なお、製品の部品製作については、外注先に委託し、その委託管理は当社の調達部が担当しております。 ②  特定の外注先には、高圧洗浄車の組立及び製品の塗装を委託しております。高圧洗浄車の組立先及び製品の塗装先は、当社の所有する工場にて作業を行っております。 ③  製品のアフターサービスは、全国に配置した支店・営業所と当社指定サービス工場が行い、技術サービス部がその指導・調整・管理に当たり、統括管理を行っております。なお、当社と指定サービス工場は、サービス業務の円滑な運営及び当社製品の販売に関する情報交換等を図る目的で「KCSネットワーク」を組織しております。 ④  輸出向け販売は、ODAによるものが主であり、特定のメーカー及び専門商社にて行っております。また、当社の行う輸出販売は海外課が担当しております。
経営方針・対処すべき課題2,132字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の経営理念は、兼松エンジニアリング精神「私達は、自社製品の公共性を自覚し、技術を通じ、社会の繁栄に奉仕します。」、「私達は、社会のニーズに応ずるため、技術の練磨と研究開発に努力します。」、「私達は、お互ひに切瑳琢磨し、人間性の向上につとめ、常に前進を目指し、いつもなにかを考えます。」、基本理念「企業は、従業員を育てなければならない。」、「従業員は、企業を繁栄させなければならない。」、「企業と従業員は、社会に貢献せねばならない。」としております。また、エンジニアリング、技術主体の企業でありたいという思いから「技術の兼松」をスローガンに、技術中心の会社運営を行っております。 (2)目標とする経営指標 当社は事業の発展、株主に対する安定配当の継続等を重視した経営を目指しております。そのため、売上高経常利益率及び自己資本当期純利益率(ROE)の向上と配当性向35%を目標として努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は創業以来、環境整備機器、特に産業廃棄物処理機器の開発・設計・製造・販売を行ってまいりました。 お客様の要望を徹底的に追求した製品作りの姿勢及びそれを可能にする技術力と個別受注生産体制によりお客様からの高い評価を頂いております。 しかしながら、企業を取り巻く環境は常に大きく変化しております。 当社を取り巻く業界や市場の動向は、社会インフラ整備という安定的な需要はあるものの、国内需要が中心であります。また、強力吸引作業車・高圧洗浄車は国内で既に高いシェアを占めており、今後の販売に大きな伸びが期待できないため、製品と市場の幅を更に拡げることが不可欠であるとともに、海外市場に注力する必要があることも認識しております。 当社製品は災害復旧や社会インフラの維持管理に欠かせないことから、環境整備機器メーカーとしての社会的(供給)責任を果たすための生産体制を構築する必要があることも認識しております。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因 ① 産業廃棄物に関する法規制の動向 既存製品の販売、新製品の開発方針に大きな影響を及ぼします。 ② 原材料・資材の価格変動 原材料・資材の大幅な価格変動は、損益に大きな影響を及ぼします。 ③ ディーゼル車の排出ガス規制 順次強化されていく全国的な排出ガス規制では、買替需要が期待されます。 ④ 東南アジア諸国の環境施策とODA 各国の環境への関心の高まりとともに、環境整備機器への関心が高まればビジネスチャンスとなります。同時に、日本国のODAによる機器の供給が多くなれば同様であります。 (5)会社の対処すべき課題 2026年3月期から2028年3月期までの3年間にわたる中期経営計画では、スローガン「つねぜん‐TUNEZEN‐」のもと、「100年、その先へと続く企業をめざし、伝統の継承、変化への適応、革新への挑戦により、“必要とされる企業”へと常に前進する。」をビジョンとし、以下の重点実施事項に取り組んでまいります。 重点実施事項 [事業基盤の強化] ①生産性向上 品質基準の明確化、原価管理の強化、生産計画の一貫管理により、Q・C・Dのパフォーマンスを上げる。 ②サプライチェーンの再構築 既存サプライヤーとの関係強化と、新規サプライヤーの発掘により、製品・サービスの競争力を高める。 ③技術・技能の伝承・教育 技術・技能を集積、伝承のためのマニュアルや育成プログラムを整備し、人財育成を進める。 ④コスト低減 「品質」を最優先に、トラブルによる資源・労力・機会の逸失を防ぐ。また、循環型社会に則した生産活動により、環境負荷低減とコスト低減を両立させる。 [ワークライフバランスの充実] ①DXの取組 100年続く企業を目指し、DXを活用して、個々の技術・知見を次世代へ継承し発展させ、また、業務の変革を推進する事で、本来注力すべきことに注力できる環境を作る。 ②インナーブランディングの取組 新人事制度の浸透と、理念浸透や文化醸成により、従業員満足度を向上させ、皆が誇れる会社になる。 ③労働環境の整備 適正な時間管理(ムダ・ムラ・ムリの削減)、働きやすい環境の提供、健康経営の実践により、働き甲斐のある職場を作る。 [価値の提供] ①主力製品の確立・進化 技術・品質・製品の基準化、規格化や、モデルチェンジによる製品の進化により、市場のニーズに応え続ける。 ②新市場・新製品への挑戦 海外市場や既存製品の用途開発による国内市場の開拓、エコイノベーション推進部取り扱い製品の拡販、新技術の活用により、新市場・新製品開発に挑み続ける。 ③コンプライアンス 常にコンプライアンス重視の企業活動を継続するため、更なる意識高揚や必要な社内ルールの再整備を行う。 ④アウターブランディングの取組 インナーブランディングで認識される会社の良さを対外的に認知拡大させて、市場や社会におけるブランドの存在感を高める。
事業等のリスク1,591字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社がとっている特有の生産体制 当社は、製品の生産に当たり受注生産を原則としております。従いまして、見込・大量生産品との競合では納期・価格面で不利になることがあります。また、原材料の大量発注ができないため、値上がり等への対応が困難であります。 (2) 会社がとっている特有の仕入形態 当社製品の短納期対応を図るため、シャシについては、販売先から注文書を入手する(受注)前に、当社の需要予測に基づき先行手配している車種があります。販売方法の多様化(短納期での納車を希望されるお客様向け)を図っておりますが、このシャシが受注に至らず未使用となった場合には、長期在庫となる可能性があります。 (3) 特定の仕入先からの仕入の集中 当社製品、強力吸引作業車に使用している吸引用ポンプは当社独自の仕様のポンプとするため、その大部分を特定のメーカーに発注しております。 (4) 特定の部品の供給体制 シャシや主要部品等の供給元企業が、災害等の事由により当社の必要とする数量の部品等を予定通り供給できない場合が想定されます。新規取引先の開拓を継続的に行っておりますが、生産遅延、販売機会損失等が発生し、当社の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、災害以外にも、供給者側のシャシモデル変更等による一時的な供給体制の崩れが、前記同様の結果を惹起する可能性があります。 (5) 外注先の事業状況 当社では、製品の部品製作を高知県内の外注先に委託しております。しかし、外注先では従業員の高齢化、若者の就業減少が進んでおり、事業の継続に懸念を感じる所も現れております。 また、品質向上のための設備投資等も充分に進まず、県外発注を重視する生産体制への移行も考慮する必要があります。 (6) 自然災害のリスク 高知県では近い将来、土佐湾沖にて発生すると言われる南海トラフ地震が懸念されております。BCP(事業継続計画)の策定・運用を通じて、被害の低減等の方策をしておりますが、実際に発生した場合には、生産設備の被害による販売への影響、修復のための多額の損失が生ずる可能性があります。 高台にある高知中央産業団地内の工場「テクノベース」の稼働により、上記リスクの軽減を図っております。また、主要協力会社2社も高知中央産業団地内へ移転し、(4)特定の部品の供給体制のリスクについても軽減を図っております。 (7) 感染症のリスク 当社は、感染症発生に備え、早期復旧を図るために必要な対策・手順について計画を立て、危機管理の徹底に取り組んでおります。しかしながら、感染症の全てのリスクを回避することは困難で、当社の想定を超える規模での発生も考えられます。このような場合、事業活動が縮小されるなど、経営成績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8) 海外取引 当社での海外向け販売は、ODAによるものが主であります。直接取引においては為替の変動、外国企業への与信、製品の模倣(知的所有権の侵害)等海外取引でのリスクが大きくなります。 (9) 中国市場において、製品や技術が模倣されるリスク 中国市場における活動展開の過程で、「製品の模倣品出現」や「製品の使用技術が模倣される」リスクがあります。そのような権利侵害の事態に至った場合には、技術移転先である重慶耐徳山花特種車有限責任公司(中国)と協力し、必要な防御手段を講じてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,366字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は概ね持ち直しの動きが続きました。一方で、物価上昇の長期化による実質購買力への影響や企業のコスト負担増加が、引き続き懸念材料となりました。また、為替相場の変動、通商政策等アメリカの政策動向による影響及び地政学的リスクの高まりなど、先行きにつきましては依然として不透明な状況が続いております。 かかる状況下、当事業年度においては、引き続き主力製品の需要は堅調に推移し、主力製品及び部品販売は増加、シャシの入庫が安定し期初計画どおりに生産活動が順調に進んだこと、加えて部材高騰の影響が一巡したこと等により、増収・増益の結果となりました。 また、足元の受注環境は引き続き好調であり、受注残高は、前事業年度を上回る高水準で推移しております。 経営成績につきましては、前事業年度に比べ受注高は328百万円減の14,323百万円(前期比2.2%減)、受注残高は225百万円増の11,735百万円(前期比2.0%増)となりました。 売上高は797百万円増の14,097百万円(前期比6.0%増)となりました。これは主にその他特殊製品等の売上高が前事業年度に比べ282百万円増の1,112百万円、強力吸引作業車の売上高が前事業年度に比べ236百万円増の9,570百万円、粉粒体吸引・圧送車の売上高が前事業年度に比べ106百万円増の282百万円及び高圧洗浄車の売上高が前事業年度に比べ90百万円増の1,890百万円となったことによるものであります。 営業利益は387百万円増の1,341百万円(前期比40.6%増)となりました。売上総利益は586百万円増の3,786百万円(前期比18.3%増)となりましたが、業績に連動した賞与支給による人件費増加等により、販売費及び一般管理費が199百万円増の2,445百万円(前期比8.9%増)となったことによるものであります。 経常利益は383百万円増の1,356百万円(前期比39.4%増)となりました。営業外収益は主に受取賃貸料20百万円によるものであり、営業外費用は主に支払利息14百万円によるものであります。 当期純利益は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構等の補助金収入を計上したこともあり、税引前当期純利益は1,386百万円(前期比39.3%増)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は344百万円(前期比17.1%増)となりました。この結果、当事業年度における当期純利益は340百万円増の1,041百万円(前期比48.6%増)となりました。 製品の品目別の業績については、次のとおりであります。なお、当社は、環境整備機器関連事業並びにこれらの付帯業務の単一事業であるため、セグメントごとに記載しておりません。 (ア)強力吸引作業車 販売台数の減少はありましたが、大型機種の販売比率の増加及びインフラ整備事業などの需要は好調であり、前事業年度を上回る売上高、受注高及び受注残高となりました。 業績につきましては、前事業年度に比べ受注高は445百万円増の10,236百万円(前期比4.5%増)、売上高は236百万円増の9,570百万円(前期比2.5%増)、受注残高は666百万円増の9,466百万円(前期比7.6%増)となりました。 (イ)高圧洗浄車 下水道関係のインフラ整備事業の更新・増車の需要は、清掃に加え管路調査の対応等も全国的に増加傾向にあり、前事業年度を上回る売上高となりました。受注高及び受注残高は前事業年度を下回る結果となりましたが、下水道関係のインフラ整備事業の需要は高水準を維持しております。 業績につきましては、前事業年度に比べ受注高は446百万円減の1,738百万円(前期比20.4%減)、売上高は90百万円増の1,890百万円(前期比5.0%増)、受注残高は151百万円減の1,500百万円(前期比9.2%減)となりました。 (ウ)粉粒体吸引・圧送車 前事業年度は3台、当事業年度は5台の売上となりました。工場関係向けの需要は、製品原料の輸送や作業環境維持といった目的で継続しております。 業績につきましては、前事業年度に比べ受注高は2百万円増の285百万円(前期比1.0%増)、売上高は106百万円増の282百万円(前期比60.6%増)、受注残高は2百万円増の285百万円(前期比1.0%増)となりました。 (エ)部品売上 部品は高水準で堅調に販売しており、受注高・売上高ともに前事業年度に比べ81百万円増の1,241百万円(前期比7.0%増)となりました。 (オ)その他 その他は上記に属さない製品、デモ車・中古車の販売及び修理改造等であります。当事業年度は、空港滑走路で使用される「路面清掃車」及び柑橘類果皮から精油抽出等の「マイクロ波抽出装置」等特殊製品の売上を計上しております。 業績につきましては、前事業年度に比べ受注高は410百万円減の820百万円(前期比33.4%減)、売上高は282百万円増の1,112百万円(前期比34.0%増)、受注残高は291百万円減の482百万円(前期比37.6%減)となりました。 財政状態につきましては、総資産は、前事業年度末に比べ583百万円増加し、12,663百万円となりました。これは主に、棚卸資産の減少130百万円、無形固定資産の減少70百万円及び繰延税金資産の減少19百万円はありましたが、現金及び預金の増加553百万円、売上債権の増加216百万円及び有形固定資産の増加31百万円によるものであります。 負債は、前事業年度末に比べ235百万円減少し、4,703百万円となりました。これは主に、借入金の増加150百万円、引当金の増加115百万円、未払金の増加62百万円及び契約負債の増加33百万円はありましたが、取引先への支払サイト短縮による仕入債務の減少307百万円、未払法人税等の減少157百万円、未払消費税等の減少114百万円及び未払費用の減少15百万円によるものであります。 純資産は、前事業年度末に比べ818百万円増加し、7,959百万円となりました。これは主に、剰余金の配当244百万円はありましたが、当期純利益の計上1,041百万円及び自己株式の処分11百万円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物は、前事業年度に比べ554百万円増加し、1,729百万円(前期比47.3%増)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、前事業年度に比べ68百万円増加し、802百万円(前期比9.4%増)となりました。これは主に、法人税等の支払額483百万円、仕入債務の減少455百万円、売上債権の増加215百万円及び未払消費税等の減少114百万円はありましたが、税引前当期純利益の計上1,386百万円、減価償却費の計上390百万円、棚卸資産の減少130百万円、引当金の増加114百万円及び補助金の受取額27百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、前事業年度に比べ69百万円増加し、152百万円(前期比82.8%増)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出153百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、前事業年度に比べ473百万円減少し、94百万円(前期比83.4%減)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額500百万円はありましたが、長期借入金の返済による支出349百万円及び配当金の支払額242百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社は、環境整備機器関連事業並びにこれらの付帯業務の単一事業であるため、セグメントごとに記載しておりません。 当事業年度における生産実績、受注実績及び販売実績を製品の品目ごとに示すと、次のとおりであります。 (1) 生産実績 品目   生産高(千円)   前年同期比(%) 強力吸引作業車   9,645,574   +3.7 高圧洗浄車   1,783,430   △3.0 粉粒体吸引・圧送車   312,378   +38.7 部品売上   1,241,862   +7.0 その他   1,197,526   +37.3 合計   14,180,772   +5.8 (注) 1  生産高は、販売価格によるとともに、消費税等は含まれておりません。 2  その他は、上記品目に属さない製品、デモ車の生産等が主なものであります。 (2) 受注実績 品目   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 強力吸引作業車   10,236,516   +4.5   9,466,621   +7.6 高圧洗浄車   1,738,999   △20.4   1,500,600   △9.2 粉粒体吸引・圧送車   285,600   +1.0   285,600   +1.0 部品売上   1,241,862   +7.0   ―   ― その他   820,937   △33.4   482,905   △37.6 合計   14,323,916   △2.2   11,735,727   +2.0 (注) 1  受注高及び受注残高は、販売価格によるとともに、消費税等は含まれておりません。 2  その他は、上記品目に属さない製品、デモ車・中古車及び修理改造等の受注が主なものであります。 3 受注残高には、翌事業年度以降の納入予定金額が含まれております。 (3) 販売実績 品目   販売高(千円)   前年同期比(%) 強力吸引作業車   9,570,025   +2.5 高圧洗浄車   1,890,830   +5.0 粉粒体吸引・圧送車   282,900   +60.6 部品売上   1,241,862   +7.0 その他   1,112,319   +34.0 合計   14,097,938   +6.0 (注) 1  販売高には、消費税等は含まれておりません。 2  その他は、上記品目に属さない製品、デモ車・中古車の販売及び修理改造等が主なものであります。 3  主な輸出先及び輸出高並びにその割合等は、輸出高が総販売実績の10%未満であるため、記載を省略しております。 4  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、いずれも総販売実績の10%未満であるため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の財政状態及び経営成績の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (1)から(9)」に記載のとおりであります。 当社の主力製品である強力吸引作業車、高圧洗浄車の主なユーザー市場である、産業廃棄物処理・一般廃棄物処理業界は、その市場規模が今後大きく拡大することは考えづらく、一方で相当の市場シェアを持つ当社にとっては、新製品開発と新市場開拓による売上増を図るとともに更なる効率化の推進による安定利益の確保が経営の課題であります。 新分野としてマイクロ波抽出装置を利用した「バイオマス再資源化装置」の本格的な拡販に努めてまいります。マイクロ波抽出装置では、高機能化評価実験を経て、バイオマス全般分野等様々な用途に向けての市場開拓を進めてまいります。 海外市場においては、引き続き重慶耐徳山花特種車有限責任公司(中国)との強力吸引作業車・高圧洗浄車の技術移転を通じ、中国における新市場の開拓を継続してまいります。また、独立行政法人国際協力機構の委託事業に採択された、インドネシア共和国での下水道維持管理に向けたビジネス化実証事業を進めてまいります。 当事業年度においては、全国的なインフラ整備需要は底堅く、目標とする経営指標につきましては、売上高経常利益率は9.6%、自己資本当期純利益率(ROE)は13.8%となりました。また、配当性向は34.8%を予定しております。 翌事業年度は、中期経営計画ビジョン「100年、その先へと続く企業をめざし、伝統の継承、変化への適応、革新への挑戦により、“必要とされる企業”へと常に前進する。」のもと、事業基盤の強化・ワークライフバランスの充実・価値の提供の視点から各種施策に取り組んでまいります。 また、工場「テクノベース」において、生産性の向上と品質の維持のための設備投資を推進するとともに、南海トラフ地震に備えてのBCPの実践を進めてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の主な資金需要は、生産活動に必要な運転資金、販売費及び一般管理費等の営業活動費であり、これらについては現在手許資金で賄える状況であります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資本のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。また、金融・資本市場の混乱や緊急で資金が必要となる場合に備え、複数の金融機関と当座借越契約を締結し、資金の流動性を確保しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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