概要
岩手県を中心に東北地方でドラッグストアチェーンを展開する薬王堂ホールディングスは、2019年9月に持株会社として設立され、東京証券取引所プライム市場に上場する。傘下の株式会社薬王堂が運営するドラッグストア事業が主力で、医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨を販売。2026年2月期の連結売上高は1,638億円、純利益は40億円。東北地方に加え、栃木県・茨城県へ進出し、店舗数は456店舗(2026年2月末時点)に拡大している。
ドラッグストア事業が全セグメントを占める単一セグメント体制
当社グループは持株会社である当社と連結子会社2社(株式会社薬王堂、Medica株式会社)から構成され、ドラッグストア事業のみを主要な事業とする。地域密着型の生活関連商品小売業であり、医薬品(OTC医薬品・調剤薬)、化粧品、食料品、日用雑貨を扱う。セグメント情報の記載を省略するほど他の事業の重要性は乏しく、全社を挙げたドラッグストア運営が収益の源泉である。
東北ドミナントから関東へ広がる出店戦略
店舗展開は岩手県を核とし、青森、秋田、宮城、山形、福島の東北6県でドミナントを形成してきた。2025年4月には栃木県那須塩原市に360坪型の「黒磯鍋掛店」、同年6月には茨城県日立市に300坪型の「日立大沼店」を開店し、関東エリアに初進出。2026年2月期だけで54店舗を新規出店し、期末店舗数は456店舗(うち調剤併設型4店舗、調剤専門薬局1店舗)に達した。中期経営計画では2030年2月期までに累計450店舗の新規出店を掲げる。
売上高の半分を占めるフード部門と安定した収益構造
2026年2月期の部門別売上高は、フード部門が797億6千3百万円(全体の約48.7%)、ホーム部門が354億2千2百万円(21.6%)、ヘルス部門が264億1千7百万円(16.1%)、ビューティ部門が219億5千4百万円(13.4%)と、食品が最大の柱。連結営業利益率は3.3%(52億8千5百万円)と低めだが、売上高は前期比7.8%増と着実に伸びている。店舗運営の効率化と物流改革により収益性の維持を図っている。
持株会社体制でグループ経営を一元管理
当社は2019年9月の設立時から単独株式移転による持株会社であり、営業はすべて子会社が担う。子会社の株式会社薬王堂がドラッグストアの実店舗運営を行い、Medica株式会社はその子会社として機能する。本社事務所は盛岡市(登記上の本店は矢巾町)に置き、経営管理と戦略策定に特化。2023年5月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンスを強化している。
業界の中での役割は一般消費者向けドラッグストア小売業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ドラッグストア事業主力
医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨等の生活関連商品を販売。東北地方を中心に店舗を展開し、地域の生活インフラとしての役割を担う。
- 医薬品
- 一般用医薬品(OTC医薬品)や処方箋に基づく調剤薬を販売。
- 化粧品
- スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなど幅広い化粧品を品揃え。
- 食料品
- 飲料、菓子、インスタント食品、冷凍食品等を販売。
- 日用雑貨
- 洗剤、トイレタリー、ペット用品、ベビー用品等を販売。
製品と技術
一般用医薬品と調剤薬を扱うヘルス部門
ヘルス部門はOTC医薬品(皮膚治療薬、風邪薬など)と調剤薬局による処方箋調剤を提供する。2026年2月期の売上高は264億1千7百万円で、全体の16.1%を占める。衛生用品では生理用品が伸張した。調剤併設型店舗は4店舗、調剤専門薬局は1店舗と数は限られるが、地域の医療インフラとしての役割を担う。一般用医薬品の品揃えは、セルフメディケーション需要に対応している。
化粧品とAI肌診断で進化するビューティ部門
ビューティ部門では基礎化粧品、男性化粧品、ヘアケア、オーラルケアなどを販売。2026年2月期の売上高は219億5千4百万円(前期比6.9%増)。差別化技術として、2025年11月に自社開発したAI肌診断機能を公式アプリに搭載。顧客が自身の肌状態を診断し、最適な化粧品を提案するサービスで、購買体験を向上させている。この取り組みはDX戦略の一環であり、データサイエンスの実践活用を示す。
売上全体の約半分を占めるフード部門とホーム部門
フード部門の売上高は797億6千3百万円(全体の48.7%)で、日配品、冷凍食品、嗜好品、酒類(ビール類、酎ハイなど)が牽引。ホーム部門は354億2千2百万円(21.6%)で、衣料洗剤、柔軟剤、ペット用品、ベビー用品など。両部門合わせて売上の7割超を占める。効率的な物流体制(南東北物流センター、低温物流再構築)により、生鮮品を含む幅広い品目を安定供給する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
東北地盤のドラッグ・調剤、全社規模は中堅
薬王堂ホールディングスは、岩手県を中心に東北地方でドラッグストアと調剤薬局を展開する中堅小売企業である。2025年2月期の売上高は1,520億円と、全国チェーンと比較すると規模は小さいが、地元密着型の運営で安定した収益を確保している。同業他社としては、ディスカウントストア型のトライアルホールディングス(売上高規模は大きい)や、調剤特化型のインターメスティックが存在する。薬王堂はドラッグと調剤の両方を手掛ける点で差別化を図っているが、競合の台頭や人口減少の影響を受けやすい。営業利益率は3.6%と低めで、収益性向上が課題である。
強み
- 東北地方に集中出店し、地域のニーズに応えた品揃えときめ細かいサービスを提供。
- ドラッグストアに調剤薬局を併設し、処方箋調剤と一般用医薬品の需要を一括して取り込む。
- 既存店舗の強化と新規出店により、2024年→25年→26年と売上高が順調に拡大している。
- 消耗品販売が中心のため景気変動の影響を受けにくく、安定的な収益源を確保。
課題
- 営業利益率が3%台と低く、同業他社比で収益力の改善が急務。
- 人口減少・高齢化が進む東北地方に経営基盤が偏り、成長の天井が近い。
- トライアルHDなど低価格競争が激化する中、独自の強みを打ち出しにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字が薬王堂ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4951エステー | 353億円 | 19.8倍 |
| 2 | 7596魚力 | 342億円 | 25.0倍 |
| 3 | 3333あさひ | 341億円 | 14.9倍 |
| 4 | 8217オークワ | 335億円 | 123.7倍 |
| 5 | 7818トランザクション | 329億円 | 15.4倍 |
| 6 | 7679薬王堂ホールディングス | 319億円 | 7.8倍 |
| 7 | 8203MrMaxHD | 308億円 | 9.5倍 |
| 8 | 9628燦ホールディングス | 304億円 | 6.2倍 |
| 9 | 6535アイモバイル | 302億円 | 12.0倍 |
| 10 | 7520エコス | 300億円 | 10.9倍 |
| 11 | 4801セントラルスポーツ | 280億円 | 21.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
持株会社を設立し東証一部に上場した2019年9月
2019年9月、株式会社薬王堂が単独株式移転により薬王堂ホールディングスを設立。同日、東京証券取引所市場第一部に株式を上場した(旧薬王堂は同年8月に上場廃止)。この再編により、グループ全体の経営効率化と資金調達力の向上を狙った。翌月には旧薬王堂の子会社であったMedica株式会社を現物配当により当社の直接子会社とし、持株会社体制が完成した。
本社移転とプライム市場への移行(2021~2022年)
2021年11月、本社事務所を岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号に移転(登記上の本店は紫波郡矢巾町のまま)。これにより業務拠点を集約し、経営機能を強化した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。上場市場の最上位区分に位置づけられたことで、企業としての信用力向上と投資家層の拡大を期待した。
監査等委員会設置会社へ移行した2023年5月
2023年5月、当社は監査等委員会設置会社へ移行した。従来の監査役会設置会社から変更することで、取締役会の監督機能を強化し、経営の透明性と迅速な意思決定を両立させる狙いがあった。このガバナンス改革は、成長戦略の加速とステークホルダーへの説明責任向上につながっている。
南東北物流センター稼働で物流網を再編した2024年9月
2024年9月、株式会社薬王堂が宮城県白石市の物流センターにおいて、南東北地区の食品・非食品一括物流を開始した。これに先立つ低温物流センターの再構築(2026年3月稼働)と合わせ、サプライチェーン全体の最適化を推進。物流効率の向上とコスト削減を実現し、2027年には食品と非食品センターの統合を予定する。
関東進出第1号店を栃木県に開店した2025年4月
2025年4月、株式会社薬王堂は栃木県那須塩原市に「黒磯鍋掛店」を開店した。これは同社にとって東北地方以外への初進出となる。店舗面積は360坪型の大型フォーマットで、ドラッグストアとしての品揃えに加え、食品や日用雑貨を充実させた。関東エリアへの本格展開の足がかりとして位置づけられた。
茨城県第1号店を開店し関東展開を加速した2025年6月
2025年6月、栃木県に続き茨城県日立市に「日立大沼店」を開店(300坪型)。これにより関東地方での店舗網が2県に広がった。2026年2月期には栃木県で19店舗、茨城県で7店舗を新規出店し、東北以外の地域でもドミナント形成を急ぐ。出店戦略の柱として関東エリアへの投資を積極化している。
年表8件を開く
2010年代
- 2019年9月創業株式会社薬王堂が単独株式移転により当社を設立し、東京証券取引所市場第一部に株式を上場(株式会社薬王堂は2019年8月に上場廃止)。
- 2019年10月M&A株式会社薬王堂の子会社であるMedica株式会社を現物配当により当社子会社化。
2020年代
- 2021年11月本社事務所を岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号に移転。(登記上本店:岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目7番7号)
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
- 2023年5月監査等委員会設置会社へ移行
- 2024年9月株式会社薬王堂が宮城県白石市の物流センターにて、南東北地区の食品・非食品一括物流開始。
- 2025年4月株式会社薬王堂が栃木県那須塩原市に栃木県進出第1号店として360坪型ドラッグストア「黒磯鍋掛店」を開店。
- 2025年6月株式会社薬王堂が茨城県日立市に茨城県進出第1号店として300坪型ドラッグストア「日立大沼店」を開店。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 累計新規出店数2030年2月期まで450店舗
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
東北・関東への積極出店でドミナント強化
東北エリアでのドミナント戦略を継続するとともに、成長の柱として関東エリアへの出店を積極推進。2030年2月期までに累計450店舗の新規出店を目指す。地域市場シェア分析に基づき最適な出店を実行し持続的成長を図る。
- 02
レイアウト標準化と売場固定で収益性向上
レイアウト標準化により売上貢献度の高いカテゴリー展開を強化し売上増加を図る。店舗負担軽減と売場固定化により生産性向上と購買体験価値の最大化を目指し、店舗全体の収益性を高める。
- 03
サプライチェーン最適化による物流改革
取引先との協働で物流改革を推進。低温物流センターを再構築し2026年3月稼働開始、品質向上とコスト削減を実現。2027年に食品と非食品センターを統合し物流機能の高度化を図る。
- 04
人材確保と学びの組織づくり
持続的成長を支える人材育成を最重要視し、「採用と学び」に特化した組織を推進。戦略的採用で多様な人材を確保し、Manavi推進部を改編して教育研修を強化、動画やツール活用を積極推進する。
- 05
DX推進による効率化と顧客体験向上
データ整備やデータサイエンス導入に加え、実践的活用を本格化。AI開発と業務実装を進め、公式アプリのAI肌診断機能を自社開発で刷新(2025年11月リリース)。社内文化とマインドを進化させDX経営を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で1,094人が働いている。
| 決算期 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|
| 2020年2月 | 780 | — |
| 2021年2月 | 862 | — |
| 2022年2月 | 929 | — |
| 2023年2月 | 969 | — |
| 2024年2月 | 978 | — |
| 2025年2月 | 1,000 | 550 |
| 2026年2月 | 1,094 | 484 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は1,638億円、営業利益は53億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.8%、利益が-3.6%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,851億円 | 1,638億円 |
| 営業利益 | 55億円 | 53億円 |
| 純利益 | 40億円 | 40億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は440億円、営業利益は14億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+20.2%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 338 | 14 | 4.1 | 10 |
| 2024年2Q | 377 | 19 | 5.0 | 13 |
| 2024年3Q | 354 | 14 | 4.0 | 11 |
| 2024年4Q | 353 | — | — | 4 |
| 2025年1Q | 366 | 14 | 3.8 | 10 |
| 2025年2Q | 402 | 18 | 4.5 | 14 |
| 2025年4Q | 752 | 23 | 3.1 | 19 |
| 2026年2Q | 828 | 35 | 4.2 | 25 |
| 2026年4Q | 810 | 18 | 2.2 | 15 |
| 2027年1Q | 440 | 14 | 3.2 | 10 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年2月期からの7期で、売上は1,020億円から1,638億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 1,020 | — | 43 | — | 31 |
| 2021年2月 | 1,105 | — | 53 | — | 33 |
| 2022年2月 | 1,203 | — | 44 | — | 30 |
| 2023年2月 | 1,288 | — | 50 | — | 32 |
| 2024年2月 | 1,422 | — | 56 | — | 38 |
| 株式会社薬王堂が栃木県那須塩原市に栃木県進出第1号店として360坪型ドラッグストア「黒磯鍋掛店」を開店。 | |||||
| 2025年2月 | 1,520 | 55 | 58 | 3.6 | 43 |
| 2026年2月 | 1,638 | 53 | 55 | 3.2 | 40 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高1,638億円のうち、営業利益として残るのは53億円で3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%1,286億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.3%299億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%53億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年2月期は営業CFが33億円、投資CFが−128億円で、差し引きのフリーCFは−95億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は100億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 58 | −53 | 7 | 5 | 20 |
| 2021年2月 | 52 | −50 | 69 | 2 | 91 |
| 2022年2月 | 37 | −66 | −19 | −29 | 43 |
| 2023年2月 | 64 | −41 | −13 | 23 | 53 |
| 2024年2月 | 56 | −23 | −37 | 33 | 50 |
| 2025年2月 | 45 | −46 | 23 | −1 | 72 |
| 2026年2月 | 33 | −128 | 124 | −95 | 100 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年2月期の総資産は1,032億円。このうち返さなくてよい自己資本が402億円で、自己資本比率は39.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 502 | 222 | 280 | 44.1 |
| 2021年2月 | 606 | 250 | 356 | 41.3 |
| 2022年2月 | 623 | 275 | 348 | 44.2 |
| 2023年2月 | 677 | 299 | 378 | 44.2 |
| 2024年2月 | 708 | 333 | 375 | 47.1 |
| 2025年2月 | 800 | 371 | 429 | 46.3 |
| 2026年2月 | 1,032 | 402 | 629 | 39.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中120位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中218位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,614で、1年前と比べて-28.4%。過去52週の値幅のなかでは1%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.8倍 |
| PER (会社予想) | 7.8倍 |
| PBR | 0.77倍 |
| 配当利回り | 1.86% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7/17に+1.58%の1741円、7月安値1611円から約8%回復。25日線1667円を+4.4%上回り、75日線1739円も突破。52週高値2340円からは約26%下落だが、足元は底打ち感。出来高6.2万株と平均を上回り、買い戻しの勢いを感じさせる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER 8.4倍、予想PER 8.4倍は業界平均41.2倍を大きく下回る。PBR 0.83倍も平均2.92倍より低い。ROE 10.4%と安定。配当利回り1.69%は平均1.44%を上回るが、配当性向87.1%と高めで余剰資金に限りがある。増収継続も営業利益率が低下傾向で、今後の収益力向上が鍵。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.8倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 7.8倍 | — |
| PBR | 0.77倍 | 2.44倍 |
| ROE | 10.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は堅調だが、2026/2期は減益予想。強気派は調剤需要の拡大や新店効果で長期的な成長を期待。弱気派は競合の攻勢や人口減少で地域市場が縮小し、利益率が低下する懸念。PBR0.83倍、配当利回り1.69%と割安感があるが、成長鈍化が重し。
- 調剤併設による安定性
調剤薬局としての需要は安定しており、収益の下支えに。
- 新規出店による成長
東北地方でのドミナント戦略で出店余地があり、増収が見込める。
- PBR0.83倍の割安感
解散価値より低く、株主還元が期待される。
- 2026年2月期売上高1638億円と前期比7.8%増収2026/2期影響中
売上高1520億→1638億に増加。
- PER8.4倍と市場平均比割安現在影響弱
予想PER8.4倍は市場平均約15倍対比割安。
- 外国人保有比率21%と高く海外資金流入継続影響弱
外国人持株21.09%は業界高水準。
- ドラッグストア需要堅調で業績下支え継続影響中
調剤需要増加で市場拡大、同社も恩恵。
- 競合の増加
他チェーンの進出で競争が激化し、利益率が圧迫される。
- 人口減少による市場縮小
東北地方の人口減少でドラッグストア市場が縮小傾向。
- 減益見通し
2026/2期は営業減益予想で、成長鈍化が顕在化。
- 2026年2月期営業利益53億円と前期比減益2026/2期影響中
営業利益55億→53億円に減少。
- 競争激化による値下げ圧力継続影響弱
ドラッグストア競争激しく、利益率低下懸念。
- 調剤報酬改定による収入減少リスク不定影響中
政府薬価改定で調剤収入減少の可能性。
- 時価総額344億円と小型株で流動性限定的継続影響弱
小型株で流動性低く、価格変動リスク。
- 既存店売上高前年比
- 店舗の競争力を測る。
- 調剤売上高比率
- 高収益の調剤部門の拡大状況を確認。
- 出店数と閉店数
- 成長の勢いと撤退の動きを把握。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+3.6%。いまの株価に対する利回りは1.86%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 23 | — | 88.7 |
| 2022年2月 | 24 | 4.3 | 92.2 |
| 2023年2月 | 25 | 4.2 | 92.7 |
| 2024年2月 | 26 | 4.0 | 97.5 |
| 2025年2月 | 28 | 7.7 | 94.3 |
| 2026年2月 | 29 | 3.6 | 87.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ3,833人。区分でいちばん多いのは事業法人で39.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.2%を占め、残る44.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 38.7 | 38.7 | 38.7 | 38.7 | 38.9 | 39.2 |
| 個人・その他 | 24.8 | 24.9 | 25.5 | 24.8 | 22.9 | 22.8 |
| 外国法人 | 15.6 | 17.6 | 16.1 | 17.5 | 19.3 | 20.5 |
| 金融機関 | 19.5 | 18.4 | 18.8 | 17.8 | 18.0 | 16.0 |
| 自己株式 | — | — | 0.7 | 0.7 | 0.7 | 1.5 |
| 証券会社 | 1.5 | 0.4 | 0.9 | 1.2 | 0.9 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社TKコーポレーション | 38.42 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.13 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.11 |
| 04 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 4.54 |
| 05 | 薬王堂ホールディングス従業員持株会 | 3.27 |
| 06 | BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 2.38 |
| 07 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.06 |
| 08 | 西郷 喜代子 | 2.02 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.45 |
| 10 | CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-23フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告1.43%-6.76pt
- 2026-06-17エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告6.44%+1.12pt
- 2026-06-17エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告7.64%+1.20pt
- 2026-06-17エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告10.00%+0.81pt
- 2026-06-17エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告9.19%+1.55pt
- 2026-06-17エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告10.00%
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告5.33%+0.78pt
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告6.52%+1.19pt
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告6.81%+0.29pt
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告8.16%+1.35pt
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告8.19%+0.03pt
- 2026-06-17フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告8.19%
- 2026-06-09エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告5.32%
- 2026-06-09フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告4.55%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+31%、1株純資産は7期で+84%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 158 | 1,123 | 15.0 | 14.0 | 95.0 |
| 2021年2月 | 167 | 1,268 | 13.9 | 15.4 | 88.7 |
| 2022年2月 | 150 | 1,395 | 11.3 | 16.2 | 92.2 |
| 2023年2月 | 165 | 1,528 | 11.3 | 14.7 | 92.7 |
| 2024年2月 | 195 | 1,700 | 12.1 | 14.9 | 97.5 |
| 2025年2月 | 218 | 1,892 | 12.1 | 8.4 | 94.3 |
| 2026年2月 | 207 | 2,068 | 10.4 | 10.1 | 87.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額207百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西郷辰弘 | 代表取締役 社長 | 74 | 198,000 |
| 西郷喜代子 | 代表取締役 副社長 | 73 | 398,000 |
| 小笠原康浩 | 常務取締役 コンプライアンス統括部長 | 61 | 8,400 |
| 西郷孝一 | 常務取締役 | 47 | 200,200 |
| 小原公一 | 取締役 | 65 | — |
| 斎藤毅文 | 取締役 | 54 | — |
| 坂本篤 | 取締役(監査等委員) | 63 | 23,100 |
| 鎌田英樹 | 取締役(監査等委員) | 72 | — |
| 片野圭二 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 滝浦のぞみ | 取締役(監査等委員) | 38 | — |
| 西郷泰広 | 取締役副社長 経営企画部長 | 37 | 200,000 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 166 | 166 | 42 |
| 社外取締役 | 5 | 27 | 27 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 14 | 14 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容329字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,257字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,949字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,229字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-21
- 半期報告書半期報告書-第7期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-27
- 半期報告書半期報告書-第6期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-23
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-25
- 四半期報告書四半期報告書-第4期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第4期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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