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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トランザクション

7818 · Prime · その他製品

雑貨のファブレスメーカー。オーダーメイドとオリジナル品を企画・生産管理し、エンドユーザー・卸・ECに販売。

概要

1987年に東京都品川区で創業した雑貨製品の企画・製造・販売企業。純粋持株会社であるトランザクションを中心に、7つの連結子会社が機能別に分社化され、ファブレス形態で多品種の雑貨を迅速に市場に投入する。売上高は275億円(2025年8月期)、従業員495名。主な販路はエンドユーザー企業向けのオーダーメイド受注生産、卸売事業者向けの自社企画見込生産、および自社ECサイトを通じたeコマースの3つ。

純粋持株会社体制による機能別分社

トランザクションは2007年に純粋持株会社へ移行し、グループ全体の経営管理を担う。傘下には6つの事業会社があり、それぞれが企画・開発、デザイン、生産委託・品質管理、印刷・加工、販売などの機能に特化している。具体的には、株式会社トランスがオーダーメイド製品の企画・受注・販売、株式会社トレードワークスが自社企画製品の卸売、株式会社クラフトワークが印刷・加工・梱包、株式会社T3デザインがデザイン業務、Trade Works Asia Limitedが海外販売・生産管理、上海多来多貿易有限公司が中国での生産品質管理を担当する。この分社体制により、各社間のシナジーを高め、顧客へトータルサービスを提供している。

3つの販売経路と収益構造

当社グループの販売経路は3つに分類される。第1はエンドユーザー企業向けで、個々の顧客の要望に応じたオーダーメイドの受注生産製品を直接販売する(EC含む)。第2は卸売事業者向けで、自社企画の見込生産製品(イージーオーダー製品)を在庫保有の上で卸売業者に販売し、短納期に対応する。第3はeコマースで、自社ECサイトを通じてエンドユーザーおよび卸売事業者に販売する。2025年8月期におけるeコマースの売上構成比は28.3%で、前期から6.0ポイント拡大した。連結売上高は275億円、営業利益57億円、純利益41億円で、営業利益率は約20.7%である。

製品分類:エコ・ライフスタイル・ウェルネス

取扱製品は特徴により4つに分類される。エコプロダクツは、リユース・リサイクル・リデュースされる製品や環境省・経産省の推奨製品、エシカル消費を後押しする製品で、オーガニックコットンや再生素材を使用したエコバッグ、ボトル・タンブラーなどが好調。ライフスタイルプロダクツは上記以外の全ての雑貨で、ゲーム・アニメ業界向けのエンタメグッズや推し活商品がけん引する。ウェルネスプロダクツは健康維持・清潔感保持に貢献する製品や化粧雑貨で、ハンディファンやアイスネックリングなどが該当する。デザインその他として、グラフィック・プロダクト・WEBデザインの受託や印刷業務も行う。

国内外の拠点とグループ構成

グループは国内に東京本社(渋谷区)、大阪支店、埼玉県越谷市・杉戸町の工場を持つ。海外では香港のTrade Works Asia Limited(1991年設立)がアジア圏の生産品質管理と貿易を担い、中国上海市に上海多来多貿易有限公司(2011年設立)、山東省青島市に分公司(2020年開設)を置く。また、米国カリフォルニア州にVape.Shop USA Corporation(2017年設立)があり、VAPE関連の市場調査と調達ルート拡大を目的とする。2025年3月には関西国際空港第1ターミナルにトラベルグッズ専門店「gowell select」をオープンし、インバウンド需要を取り込む。

業界の中での役割は雑貨の企画・開発・生産管理・販売を手掛けるファブレスメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
275億円
営業利益
57億円
営業利益率
20.7%
純利益
41億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
ライフスタイルプロダクツ143億円52.0%
エコプロダクツ112億円40.7%
ウェルネス プロダクツ16億円5.8%
デザイン その他4億円1.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エンドユーザー企業向け主力

個々の顧客の要望に応じたオーダーメイドの受注生産製品を、エンドユーザー企業へ直接販売(EC含む)。独自デザインの雑貨が特徴。

主な製品・サービス1
オーダーメイド雑貨製品
顧客ニーズに合わせた独自デザインの雑貨。受注生産でエンドユーザーに直接販売。

02卸売事業者向け準主力

自社企画の見込生産製品(イージーオーダー製品)を、卸売事業者へ販売。在庫を保有し短納期対応可能。

主な製品・サービス1
イージーオーダー製品
自社企画の見込生産製品。卸売事業者の販売網を通じて拡販。

03eコマース副次

自社ECサイトを通じたWEB販売。エンドユーザー及び卸売事業者へ販売。

製品と技術

オーダーメイド雑貨とイージーオーダー製品の2軸

当社グループの製品は受注形態により2つに大別される。第1はオーダーメイド製品で、エンドユーザー企業ごとの要望に合わせて独自デザインの雑貨を企画・製造し、直接販売する。ノベルティ、販促品、イベントグッズなどが中心で、顧客のブランディングやプロモーションに貢献する。第2はイージーオーダー製品で、自社で企画した既存デザインの製品を在庫として保有し、卸売事業者に短納期で提供する。カタログからの選択が可能で、多品種小ロットに対応。両者ともファブレス形態により、最適な工場で生産し、企画・デザインに経営資源を集中している。

自社ブランド「MOTTERU」のエシカル戦略

2019年4月にリブランディングした「MOTTERU」は、エシカル消費を後押しするブランドとして展開される。オーガニックコットン、再生素材(再生PET、再生ABS)、バイオマスプラスチック、天然素材などを使用したエコバッグ、ボトル・タンブラー、ステーショナリー製品が主力。2024年度グッドデザイン賞を受賞し、環境省主催の「選ぼう!3Rキャンペーン2024」の対象製品にも選出された。フェアトレードミリオンアクションキャンペーンにも参加し、持続可能な消費を訴求する。売上は堅調に推移し、エコプロダクツ全体で前期比6.5%増となった。

エンタメ・推し活向けグッズの拡大

ゲーム、アニメ、2.5次元、スポーツイベント、音楽業界向けの物販品が成長を牽引する。当社は多彩なデザインとクオリティの高いグッズを提供し、ECサイト「オリジナルグッズプレス」や「オリジナルグッズドットコム」で販売。国内自社工場にフルカラー印刷設備を導入し、鮮明な印刷を施した製品を実現。また、2025年3月には関西国際空港にトラベルグッズ専門店「gowell select」をオープンし、インバウンド需要を取り込む。エンタメ関連売上は前期比で好調で、第5次中期経営計画では5年間で2倍の目標を掲げる。

ファブレス体制と自社工場の印刷・加工技術

当社グループはファブレス(自社工場を持たない)形態を基本とするが、国内には株式会社クラフトワークが運営する印刷・加工工場を埼玉県に2か所保有する。シルクスクリーン印刷やオンデマンド印刷など多様な印刷技術に対応し、グループ内外の製品に加工を施す。2024年6月には第2工場が竣工し、生産能力を増強。これにより、短納期で高品質な製品を提供できる。また、海外生産は中国(上海、青島)の子会社が品質管理を担当し、カントリーリスクのヘッジにもつなげている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

物流機器大手、高収益安定

トランザクションは物流機器・パレットレンタル業界の大手。同業の三井松島ホールディングスやドリームベッドと比べ、売上高250億円超、営業利益率20%超と高収益。業界構造はEC拡大に伴う物流需要増が追い風。レンタル事業によるストック収益と、メーカーとしての製造基盤を両立し、安定したキャッシュフローを生成する。

強み

  • 営業利益率20%超と業界トップクラスの収益性。
  • パレットレンタルによる安定した継続収入。
  • EC物流拡大でパレット需要は増加基調。
  • 業界最大級の販売・レンタル網を保有。

課題

  • 樹脂や鋼材など原材料価格上昇が収益を圧迫。
  • プラスチック使用削減など環境対応が必要。
  • 新興レンタル企業や代替素材との競合。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がトランザクション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17955クリナップ360億円10.2倍
24951エステー353億円19.8倍
37596魚力342億円25.0倍
43333あさひ341億円14.9倍
58217オークワ335億円123.7倍
67818トランザクション329億円15.4倍
77679薬王堂ホールディングス319億円7.8倍
88203MrMaxHD308億円9.5倍
99628燦ホールディングス304億円6.2倍
106535アイモバイル302億円12.0倍
117520エコス300億円10.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

創業から株式会社化、子会社設立の1987~2005年

1987年1月、東京都品川区に有限会社トランスとして創業。資本金2,000千円で、雑貨製品の企画・製造・顧客への直接販売を事業目的とした。1990年3月に株式会社トランスへ改組し、1991年5月には埼玉県越谷市に印刷・梱包・物流を担う有限会社クラフトワークを設立。2002年6月に卸売販売を目的とする株式会社トレードワークスを東京都渋谷区に設立。2005年4月には香港にTrade Works Asia Limitedを設立し、中国での生産管理と海外展開の拠点とした。同年8月にはデザイン専門の有限会社T3デザインを設立し、グループの機能別分社体制の基盤を固めた。

持株会社移行とグループ一体化の2007年

2007年8月、株式会社トランスは株式会社トランザクションへ商号変更すると同時に、新設分割により新たな株式会社トランスを設立し、雑貨事業を譲渡。トランザクションは純粋持株会社となり、グループ統括に専念した。同年9月には株式交換と株式譲渡により、トレードワークス、クラフトワーク、T3デザイン、Trade Works Asia Limitedの全株式を取得し完全子会社化。これにより、企画・デザイン・生産・販売の各機能がトランザクション傘下に統合され、一貫したサービス提供が可能となった。2008年7月には本店を現在の東京都渋谷区渋谷三丁目に移転した。

株式上場と市場変更の2010~2015年

2010年10月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2013年7月の東証・大証統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2014年3月には市場第二部へ変更、2015年3月には市場第一部銘柄に指定された。上場後も事業拡大を続け、2014年10月にはVAPE(電子タバコ)市場に参入。2015年8月には株式会社ゴーウェルの全株式を取得し完全子会社化した。翌2016年9月にはトレードワークスにゴーウェルを吸収合併し、効率化を図った。2016年11月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。

VAPE事業の海外展開とエシカルブランドへの転換(2017~2020年)

2017年5月、北米でのVAPE市場調査と調達ルート拡大のため、米国カリフォルニア州にVape.Shop USA Corporationを設立。2019年4月には自社ブランド「MOTTERU」をエシカルブランドとしてリブランディングし、環境配慮型製品に注力し始めた。同年7月には埼玉県杉戸町に印刷・加工・内職の最終工程を行う工場を建設し、クラフトワークの本社を移転。2020年10月には上海多来多貿易有限公司が山東省青島市に青島分公司を開設し、中国での生産管理体制を強化した。この時期、VAPE需要の拡大とエコ意識の高まりに対応した投資を進めた。

プライム市場移行と新工場竣工の2022~2025年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2023年5月にはサステナビリティ委員会を設置し、ESG経営を推進。同年8月、クラフトワーク本社工場に太陽光発電設備を設置した。2024年6月にはクラフトワーク第2工場が竣工し、国内生産能力を拡大。2025年3月、関西国際空港第1ターミナルにオリジナルブランドgowell初のトラベルグッズ専門店「gowell select」をオープンし、インバウンド需要の取り込みを開始した。売上高は2012年8月期の92億円から2025年8月期には275億円へと3倍に成長し、純利益も3億円から41億円へ拡大した。

年表29件を開く

1980年代

  • 1987年1月創業東京都品川区に、個々の顧客から注文を受けた雑貨製品の企画・製造、顧客への直接販売を行うことを事業目的として、有限会社トランス(現 株式会社トランザクション)を設立(資本金 2,000千円)。

1990年代

  • 1990年3月有限会社トランスを株式会社トランスに改組。
  • 1991年5月埼玉県越谷市に、雑貨製品への印刷、梱包業務及び製品管理・配送を行うことを事業目的として、有限会社クラフトワーク(現 株式会社クラフトワーク)を設立(現連結子会社)。

2000年代

  • 2002年6月東京都渋谷区に、自社で企画、生産した雑貨製品を主に卸売事業者への販売を行うことを事業目的として、株式会社トレードワークスを設立(現連結子会社)。
  • 2005年4月中国での雑貨製品の生産、品質管理・輸出入業務及び自社で企画した製品の海外展開(製造・販売)を行うことを事業目的として、香港に、Trade Works Asia Limitedを設立(現連結子会社)。
  • 2005年8月東京都渋谷区に、株式会社トランス、株式会社トレードワークス向けのデザイン事業(顧客要望に沿った製品、カタログ、パンフレット及び展示会ブース等に係るデザイン提供)を行うことを事業目的として、有限会社T3デザイン(現 株式会社T3デザイン)を設立(現連結子会社)。
  • 2007年2月株式会社トランスが、大阪府大阪市北区に大阪支店を開設。
  • 2007年8月商号変更株式会社トランスが、株式会社トランザクション(当社)へ商号変更すると同時に、新設会社分割により株式会社トランスを設立(現連結子会社)し、同社へ雑貨製品の企画・製作・販売に関する事業を譲渡。株式会社トランザクションは、グループ会社を統括する純粋持株会社に事業目的を変更。
  • 2007年9月M&A株式交換により、株式会社トレードワークス、株式会社クラフトワーク、株式会社T3デザインの全株式を取得し、完全子会社化。株式譲渡により、Trade Works Asia Limitedの全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2008年7月本店を東京都渋谷区渋谷三丁目28番13号に移転。

2010年代

  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年2月中国圏における生産品質管理・販売業務を行うことを事業目的として、中国上海市に上海多来多貿易有限公司を設立(現連結子会社)。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2014年3月上場東京証券取引所市場第二部へ株式上場市場を変更。
  • 2014年10月VAPE(電子タバコ)市場への参入。
  • 2015年3月東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定。
  • 2015年8月M&A株式譲渡により、株式会社ゴーウェルの全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2016年9月M&A株式会社トレードワークスを存続会社として、株式会社ゴーウェルを吸収合併。
  • 2016年11月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2017年5月北米におけるVAPEの市場調査及び調達ルートの拡大を主たる目的として、米国カリフォルニア州に、Vape.Shop USA Corporationを設立(現連結子会社)。
  • 2019年4月自社ブランド「MOTTERU」をエシカルブランドとしてリブランディング。
  • 2019年7月埼玉県北葛飾郡杉戸町に印刷・加工・内職の最終工程を行う工場を建設。工場建設に伴い株式会社クラフトワークの本社を移転。
  • 2019年10月報酬委員会を設置。

2020年代

  • 2020年10月上海多来多貿易有限公司が、中国の山東省青島市に青島分公司を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2023年5月サステナビリティ委員会を設置。
  • 2023年8月株式会社クラフトワーク本社工場に太陽光発電設備を設置。
  • 2024年6月株式会社クラフトワーク第2工場竣工。
  • 2025年3月関西国際空港第1ターミナルビル4階国際線出発エリア内に、オリジナルブランドgowell初のトラベルグッズ専門ショップ「gowell select」をオープン。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • EC売上高2030年8月期まで5年間で2.5倍
  • エンタメ関連売上高2030年8月期まで5年間で2倍
  • 気候変動対策・防災製品売上高2030年8月期まで5年間で2.5倍
  • M&A資金40億円
  • 配当性向40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    EC事業のオープン化と専門サイト展開

    主力BtoBサイト「MARKLESS STYLE」で他社メーカー製品も取り扱い、顧客ニーズの多様化に対応する。新たに専門ECサイトを5サイト開設し、EC売上高を5年間で2.5倍にする。海外向けEC販売にも挑戦する。

  2. 02

    エンタメ事業の進化と海外展開

    IPを活用した自社製品の企画・開発を強化し、自社ECやポップアップ店舗での販売に加え、海外展開に挑戦する。エンタメ関連売上高を5年間で2倍にする。

  3. 03

    製品開発の深化:エコ・エンタメ・防災

    エコプロダクツ、エンタメ関連製品、気候変動対策・防災製品の企画・開発・販売を強化する。特に気候変動対策・防災製品の売上高を5年間で2.5倍にする。

  4. 04

    M&A強化と海外挑戦

    M&A資金40億円を設定し、新規カテゴリー拡充、既存事業基盤の強化、バリューチェーン深化の3軸でエコシステムを強化する。シナジーが見込める企業等への投資で事業拡大を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で495人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は591万円で、9期前と比べて+10.8%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は6.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月370
2017年8月415
2018年8月456
2019年8月53339.15.4442
2020年8月54040.56.1476
2021年8月55538.56.3453
2022年8月55439.95.4442
2023年8月55838.34.9455
2024年8月57339.35.14811,081
2025年8月59140.46.44951,152

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率31.3%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)64.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
㈱クラフトワーク 本社工場(注)2 — 埼玉県北葛飾郡杉戸町1,273百万円
本社工場 — 埼玉県北葛飾郡杉戸町254百万円
本社 — 東京都渋谷区107百万円
本社 — 東京都渋谷区75百万円
gowell select 関西国際空港店 — 大阪府泉南郡田尻町42百万円
下間久里事業所 — 埼玉県越谷市19百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社トランス(注)1、2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トレードワークス(注)1、2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クラフトワーク(注)1
    埼玉県北葛飾郡杉戸町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社T3デザイン(注)1
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Trade Works Asia Limited (注)1
    中国香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海多来多貿易有限公司(注)1、3
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他1社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は275億円営業利益57億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+9.6%。

売上高
+10.0%
275億円
営業利益
+9.6%
57億円
純利益
+7.9%
41億円
営業利益率
20.7%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円275億円
営業利益63億円57億円
純利益43億円41億円
1株あたり配当¥31¥31

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は83億円、営業利益は17億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+36.1%、営業利益は+30.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q621422.69
2023年4Q558
2024年1Q661522.710
2024年2Q621219.49
2024年3Q611321.39
2024年4Q611219.710
2025年2Q1352720.020
2025年4Q1403021.421
2026年2Q1483221.621
2026年3Q831720.513

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は92億円から275億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は20.7%。売上は4期、純利益は10期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月9263
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年8月9474
東京証券取引所市場第二部へ株式上場市場を変更。
2014年8月10164
株式譲渡により、株式会社ゴーウェルの全株式を取得し、完全子会社化。
2015年8月10352
株式会社トレードワークスを存続会社として、株式会社ゴーウェルを吸収合併。
2016年8月119107
北米におけるVAPEの市場調査及び調達ルートの拡大を主たる目的として、米国カリフォルニア州に、Vape.Shop USA Corporationを設立(現連結子会社)。
2017年8月135149
2018年8月1541711
埼玉県北葛飾郡杉戸町に印刷・加工・内職の最終工程を行う工場を建設。工場建設に伴い株式会社クラフトワークの本社を移転。
2019年8月1652113
上海多来多貿易有限公司が、中国の山東省青島市に青島分公司を開設。
2020年8月1852917
2021年8月1712921
2022年8月1833322
2023年8月2304833
株式会社クラフトワーク第2工場竣工。
2024年8月250525620.838
2025年8月275576020.741

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高275億円のうち、営業利益として残るのは57億円20.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は41億円、売上の14.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.7%167億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.7%57億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.2pt
20.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.6pt
14.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.2pt
21.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
17.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
23.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが42億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは37億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は66億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月3−1329
2013年8月41−1513
2014年8月2−1−1113
2015年8月1−20−112
2016年8月8−2−4614
2017年8月8−721137
2018年8月11−12−2−133
2019年8月10−11−4−128
2020年8月16−4−11239
2021年8月23−5−71851
2022年8月2−2−8044
2023年8月38−15−62361
2024年8月30−17−151358
2025年8月42−5−293766

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は238億円。このうち返さなくてよい自己資本が197億円で、自己資本比率は82.6%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月43212250.2
2013年8月49262352.8
2014年8月53292454.3
2015年8月53302356.4
2016年8月60352558.5
2017年8月93672672.4
2018年8月104772773.8
2019年8月114852974.1
2020年8月133983573.9
2021年8月1441133178.5
2022年8月1671343380.2
2023年8月2061624478.8
2024年8月2231814281.3
2025年8月2381974182.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
66億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
178億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
41億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE104社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中56位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.7%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.6%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,143で、1年前と比べて-3.2%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥1,143-2.2%1ヶ月-3.8%1年-3.2%時価総額329億円
過去52週の値幅
安値¥997高値¥1,438

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.4倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR2.96倍
配当利回り2.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に1261円へ上昇し、前日比+5.79%と反発しました。25日移動平均線(1222.56円)を上回りましたが、75日線(1270.45円)には及ばず、200日線(1195.81円)は上回っています。52週高値1438円に対しては-12.3%の位置です。7月14日に1422円まで上昇した後、8月7日に1175円まで下落し、その後は横ばいが続いていました。8月20日の上昇で、出来高も422,900株と増加しています。RSIは52.17と中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER16.5倍(予想16.2倍)は業界平均18.0倍をやや下回り、PBR3.2倍は平均1.4倍を上回る。ROE21.6%と高収益で、配当利回り2.24%は平均並み。割安感はないが、成長性と収益力を考慮すればほぼ妥当な水準。配当も安定。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.4倍18.4倍
PER (予想)15.1倍
PBR2.96倍1.38倍
ROE21.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益体質(営業利益率20%超)ながら、市場の成熟や業績の伸び悩みが課題。強気派は、EC強化と新商品投入で成長回復を期待、PER16倍は割安と見る。弱気派は、皮革小物市場の縮小傾向、他社との競合、および過去の増収率(2023年8月期+25%から2024年8月期+9%へ減速)を懸念。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率20%超は製造業として優秀

  • EC成長の余地

    EC比率を高めることでさらに効率化可能

  • 株価バリュエーション

    PER16.5倍・PBR3.2倍は成長を考慮すれば妥当

  • 営業利益率20%超の高収益通年影響

    FY25営業利益率20.73%と高水準、収益基盤強固

  • 安定した売上10%成長2026年8月期影響

    FY25売上275億円、前年比10%増。持続的成長が評価

  • ROE21.6%の優れた資本効率継続影響

    高ROEが株主価値向上を示し、投資家魅力

  • 増配余地の拡大次回決算発表後影響

    配当利回り2.24%、増益で増配期待度高まる

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟化

    皮革小物市場は縮小傾向、需要喚起が難しく

  • 売上成長の減速

    2024年8月期の増収率は9%に鈍化

  • 競合ひしめく

    同業他社との差別化が難しく、価格競争リスク

  • 売上成長率鈍化リスク2026年Q2影響

    FY25成長率10%、前年12%から鈍化。更なる減速で悪材料

  • コスト上昇による利益率低下不定影響

    材料費高騰で営業利益率20%割れの可能性

  • 競合激化による価格競争継続影響

    参入障壁低く、新規参入でシェア低下リスク

  • ネットキャッシュ減少懸念通年影響

    投資拡大で現金減少、財務健全性悪化リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益が維持できているかが最大の焦点
EC売上比率
成長チャネルの拡大度合い
新商品ヒット率
デザイン力の源泉を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり31で、前期から+46.2%いまの株価に対する利回りは2.71%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥31
1株あたり
配当利回り
2.71%
いまの株価に対して
配当性向
27.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月478.5
2017年8月542.9134.0
2018年8月730.0126.5
2019年8月823.1252.8
2020年8月912.583.9
2021年8月105.675.1
2022年8月1331.689.0
2023年8月1840.0105.7
2024年8月2011.453.4
2025年8月2946.227.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥31

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ9,879人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.6%を占め、残る76.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他71.366.666.865.365.960.7
金融機関21.320.320.521.424.321.1
外国法人5.29.59.510.87.113.8
事業法人0.61.61.71.72.02.5
自己株式0.60.90.90.81.81.9
証券会社1.52.01.50.80.81.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01石川 諭21.17
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.30
03石川 葵7.61
04石川 新7.59
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.26
06石川 智香子2.83
07日本生命保険相互会社2.65
08THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)1.90
09BBH FOR BBHTSIL NEUBERGER BERMAN INVESTMENT FUNDS PLC-NEUBERGER BERMAN JAPAN EQUITY ENGAGEMENT FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.88
10GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-09-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    10.00%
    +1.04pt
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.21%
    +0.11pt
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.21%
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.75%
    +0.05pt
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.75%
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.10%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.70%
  • 2026-05-13
    石川 新
    変更報告
    7.59%
    +0.16pt
  • 2026-05-13
    石川 葵
    変更報告
    7.61%
    +0.16pt
  • 2026-05-11
    石川 葵
    新規の大量保有報告
    7.61%
  • 2026-05-11
    石川 新
    新規の大量保有報告
    7.59%
  • 2026-05-11
    石川 諭
    新規の大量保有報告
    21.21%
    -0.60pt
  • 2026-05-11
    石川 諭
    変更報告
    21.81%
    -5.28pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは21.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月5134016.18.529.9
2013年8月6940718.510.846.4
2014年8月3022614.214.969.2
2015年8月182367.827.560.3
2016年8月2813821.624.078.5
2017年8月3423718.331.2134.0
2018年8月4026815.620.0126.5
2019年8月4529415.923.2252.8
2020年8月5733618.120.083.9
2021年8月3519519.515.375.1
2022年8月3822917.814.189.0
2023年8月5727922.317.2105.7
2024年8月6531521.915.353.4
2025年8月7134821.617.527.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/8期の役員報酬は総額164百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川諭代表取締役会長646,092,400
千葉啓一代表取締役社長60243,800
北山善也取締役6183,200
猪口祐紀子取締役6053,300
大森和幸取締役(監査等委員・常勤)66
佐々木稔郎取締役(監査等委員)73900
櫟本健夫取締役(監査等委員)614,000
松尾祐美子取締役(監査等委員)611,200
伊藤優子取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4536112431
社外取締役520204
監査等委員419195
取締役(社内)1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,036字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社(当社)及び連結子会社7社(株式会社トランス、株式会社トレードワークス、株式会社クラフトワーク、株式会社T3デザイン、Trade Works Asia Limited、上海多来多貿易有限公司ほか)により構成され、エコプロダクツ・ライフスタイルプロダクツ・ウェルネスプロダクツの企画・デザインから生産(委託)・生産品質管理・販売まで一貫した事業展開を行っております。当社グループは、顧客や市場の求めるオーダーメイド製品を主にエンドユーザーとなる企業向けに直接販売しており、また、自社オリジナルのイージーオーダー製品を卸売業者向けに販売しております。加えて、これらの製品を、自社サイトを中心としてECによりエンドユーザー、卸売事業者他に販売しております。 当社グループは、多品種の製品を迅速に市場へ投入するために、ファブレス形態をとっております。これにより製品開発に経営資源を集中し、常に生産する製品に最適な工場を利用し、市場ニーズの変化に対応することができます。また、常に経営の機動性が保たれ、海外生産におけるカントリーリスクのヘッジにもつながっております。当社グループは純粋持株会社制度を採用し、グループの経営管理を主体とした当社を筆頭にその傘下に機能別に6つの事業会社を擁しております。各事業会社は、企画・開発、設計・デザイン、生産(委託)・生産品質管理、アッセンブリー・印刷・加工、販売等の区分により機能別に分社化することで、各事業会社間のシナジー効果、事業の有効性と効率性を高め、雑貨を中心としたファブレスメーカーとして顧客へトータルサービスを提供しております。グループ内の会社別の機能と役割は以下のとおりであります。 [グループ各社の主な機能と役割] 会社名   グループ内機能   グループ内役割 当社   純粋持株会社   事業子会社の経営管理 株式会社トランス   企画・受注・生産(委託)・販売   個々の顧客の要望によるオーダーメイドの受注生産製品を主にエンドユーザーへ直接販売(EC販売含む)を行うファブレスメーカー 株式会社トレードワークス   企画・受注・生産(委託)・販売   自社で企画するオリジナルブランドの見込生産製品を主に卸売事業者へ販売(EC販売含む)を行うファブレスメーカー及び関連商品の仕入、販売 株式会社クラフトワーク   印刷・加工・梱包・検品(国内)・商品管理   グループ内外の製品への印刷(シルクスクリーン印刷・オンデマンド印刷等)、加工、検品、アッセンブリー及び物流手配 株式会社T3デザイン   設計・デザイン   グループ内外のグラフィック、プロダクツ、WEBデザイン及び製品開発 Trade Works Asia Limited   販売・生産品質管理・貿易・商品仕入   海外販売、アジア圏における生産品質管理及び貿易並びにVAPE及び関連商品の仕入、販売 上海多来多貿易有限公司   生産品質管理   中国圏における生産品質管理 当社グループは、当社グループの製品を販売経路別に以下のとおり分類しております。 ① エンドユーザー企業向け 個々の顧客の要望によるオーダーメイドの受注生産製品をエンドユーザーへ直接販売しております。顧客のニーズに合わせた独自のデザインである雑貨製品の製造・販売が特徴となります。 ② 卸売事業者向け 自社で企画する見込生産製品を卸売事業者へ販売しております。取引先となる卸売事業者の販売網を利用した拡販を行います。在庫を保有し、短い納期にも対応可能なところが特徴となります。 ③ eコマース 主に当社グループのECサイトを通じたWEB販売が当分類に該当いたします。 また、当社グループの製品を取扱製品の特徴により以下のとおり分類しております。 ①エコプロダクツ 「リユース、リサイクル、リデュースされる製品」、環境省又は経済産業省が提唱・実施する環境プロジェクト等の中で推奨されている製品(環境に配慮したもの)、エシカル消費を後押しする製品を「エコプロダクツ」と定義しております。 ②ライフスタイルプロダクツ 「①エコプロダクツ」及び「③ウェルネスプロダクツ」に該当しないすべての雑貨製品を「ライフスタイルプロダクツ」と定義しております。 ③ ウェルネスプロダクツ 「健康維持・清潔感保持に貢献する製品」及び「化粧雑貨製品」を「ウェルネスプロダクツ」と定義しております。 ④ デザインその他 グラフィック・プロダクト・WEBデザインの受託業務や印刷業務等の雑貨製品に該当しないものであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題5,573字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、以下の企業理念及び行動指針をもとに事業展開を行っております。 a.企業理念 ① モノづくりを通し地球環境に配慮した商品を提供することにより社会貢献を行なう ② 「デザイン」「品質」「価格」に魅力ある商品を提供し豊かな生活文化に貢献する ③ 国際感覚を持ち既成概念にとらわれる事無く新たな創造を続ける b.行動指針 ① 法令遵守はもとより社会から尊敬される会社でありつづける ② 自由闊達な社風を維持し、共生と調和のとれた会社でありつづける ③ 企業活動を通し、お客様、社員、株主、さらに広く社会の幸福を実現する また、当社グループは、現状に満足することなく、新たな「挑戦」へ強い意欲を持ち、これからもお客様にとって価値のあるものを提供し続ける存在でありたいという思いを込めたスローガン「挑戦するって面白い」を全役員及び社員で共有しております。さらに、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、コンシューマープロダクツの中でも顧客企業のオリジナルアイテムに特化して、企画開発からデザイン、製造・加工、販売、マーケティング・セールスプロモーションに至るまで、一貫したサービスを展開しております。その業態及び製品の特性上、急激な成長・発展ではなく、安定的かつ継続的な事業成長を志向しております。そのためには持続的に売上を積み上げていくことに加え、利益率向上についても重要な要素であると考えております。特に、継続的な成長を遂げるべく、新製品の開発や製造原価の低減等の取り組みを事業全体で遂行するとともに、収益性が高く、今後のさらなる成長が期待されるeコマースに注力し、その売上高構成比を高めていくことで、グループ全体の営業利益率の向上を目標としております。 また、持続可能な社会への実現に向けた取り組みとしては、サステナビリティがより重要視される中で、当社グループがこれからも強みを維持し、社会に価値を提供し続けていくために、2024年にステークホルダー及び当社グループにおける重要度の観点からマテリアリティを見直し、持続的な企業であり続けるため重要度が非常に高いと判断した6項目をマテリアリティ(重要課題)として特定いたしました。また、当社グループは、気候変動に関する課題は優先して取り組まなければならない重要課題のひとつとして認識しております。企業理念と行動指針のもと、これらの課題に対処・挑戦することで企業としての成長を続けるとともに、企業価値の向上を目指してまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、「モノづくり」を通じた事業を展開しておりますが、社会環境や自然環境、消費者動向などの変化をいち早くキャッチアップし、各事業へ反映させなければ大きな成長を図ることができません。 2026年8月期を初年度とする5ヶ年の「第5次中期経営計画(2026年8月期~2030年8月期)」においては、今後のさらなる成長を目指し4つの成長戦略と事業基盤投資及び資本政策を戦略の全体像を設定しております。 ■成長戦略 1.eコマース事業のオープン化 当社グループのBtoBサイトの主力である、日本最大級の卸・代理店向けECサイト「MARKLESS STYLE」において、これまでは自社で企画、開発した製品で差別化することで顧客企業からの支持を得ることで成長してきました。今後、需要の多様化に合わせて、「MARKLESS STYLE」において他社メーカーの優れた製品を取り扱うことで、顧客の多様なニーズに対応することが可能となります。他社メーカーにおいては、日本最大級のECサイトに出品することにより、認知度向上につながることに加え、「MARKLESS STYLE」を通じて日本各地の顧客層へのアプローチが可能となります。また、出品製品への印刷・加工により、これまでの用途とは別の需要への対応が可能となることから販路拡大につなげることができます。さらには、印刷・加工の手配が不要となることや、販売にかかる事務作業が効率化されます。これにより、顧客企業の製品選択の多様性や利便性や出品するメーカーの効率化と売上・利益拡大を実現し、当社グループ含め三者全てにメリットのある関係を構築することで、eコマース事業のさらなる成長に繋げてまいります。 eコマース事業の拡大施策のふたつ目として、新たに専門ECサイトを5サイトオープンし展開していくことを計画しております。 以上によりeコマース事業の売上高を5年間で2.5倍に成長させることを目標としております。 さらに、第5次中期経営計画期間中の取り組みとして、ECを活用した海外向け販売についても挑戦してまいります。 2.エンタメ(IP)事業の進化 エンタテイメント関連においては、これまで顧客企業の要望に応じた製品の企画・開発を行ってきましたが、IPを活用した自社製品の企画・開発の分野にも事業領域を拡大することで、日本国内において自社のECサイトやポップアップ店舗などの自社販売に加えて、海外展開に挑戦することでエンタメ(IP)関連の売上高を5年間で2倍にすることを目標としております。 3.製品開発の深化 エコプロダクツ、エンタメ関連製品及び気候変動対策・防災製品の企画・開発、販売を強化することで、3領域の掛け合わせにより、より付加価値の高い製品の企画・開発に取り組んでまいります。気候変動対策・防災製品については、製品売上高を5年間で2.5倍に成長させることを目標としております。 4.M&A強化/海外挑戦 M&A資金として40億円を設定し、①新規カテゴリーの拡充、②既存事業基盤(製造、物流、販路)の充実と内製化、③バリューチェーンの深化による付加価値の獲得の3軸の拡大によりエコシステムの強化を目指してまいります。また、事業シナジーが見込める企業や案件などへの投資により事業拡大を目指してまいります。 ■事業基盤投資 1.AI・DX強化 営業やマーケティング活動の強化と業務効率の向上に向けた全社的なAI活用を推進してまいります。 2.人的資本投資 ダイバーシティ、エンゲージメント、人財採用・教育の観点からKPIを設定し目標達成に向けて取り組んでまいります。 ■資本政策 1.株主還元強化 配当性向40%以上に加えて、DOE7%を下限とした連続増配を新基準として配当を実施してまいります。 2.キャピタルアロケーション 5年累計の営業キャッシュ・フロー約250億円から、運転資金及び危機対応資金※の増加分を差し引いた180億円前後を、M&Aや新規事業などの成長投資に80億円程度、株主還元に100億円程度使用する計画としております。 ※首都直下型地震など有事の際にインフラ・ライフライン復旧までの一定期間は事業活動の大半が停止するものと想定し、事業再開のため、事業活動が停止した状態でも必要となる社員とその家族の生活を維持するための人件費をはじめとした必要な資金(施設の復旧のための費用で保険金で賄いきれない金額は除く) 計画の詳細につきましては、2026年8月期を初年度とする5ヶ年の「第5次中期経営計画(2026年8月期~2030年8月期)」を当社コーポレートサイトに掲載しております。 (4)経営環境 当社グループを取り巻く環境は、気候変動とその影響や大気汚染の深刻化、生物多様性の喪失など環境問題がますます深刻化しております。このような環境下において、個人や企業も持続可能な行動をとることが重要であり、環境問題への意識を高め、具体的な行動を起こす必要があります。一方で、個々のライフスタイルの変化は、幸福感や自己実現を重視する傾向にあり、ライフスタイルが多様化し消費行動にも世代別に特徴の変化が見受けられます。多様化される市場のひとつとして、急激な拡大を遂げているのが“推し活”市場です。推しは、アイドル、アニメ、ゲームキャラクター、VTuberからスポーツ選手に至るまで様々なジャンルに広がりを見せております。また、ジャンルの広さから年齢層も広く、色々な人が推しを応援する活動をしております。これらの消費行動の変化に対応し、「〇〇消費」を具現化する製品開発とサービスの拡充に取り組むことで、引き続き社会環境や消費動向の変化を逃すことなく適時適切に捉え、効果的に事業を拡大してまいります。 (5)会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、近年、個々のライフスタイルの変化から、消費行動にも特徴の変化が見受けられます。また、多様化するライフスタイルの変化のなかで、“推し活”が台頭しており、市場規模の拡大が見込まれております。その様な状況下において、企画・製造される製品についても環境に配慮された素材を使った製品を取り扱うこと、無駄をなくし繰り返し使える製品が求められます。 この状況に対応していくために、継続的に企業価値を高め、さらなる企業成長及び収益基盤の強化のため、以下の課題に取り組んでまいります。 「サステナビリティへの対応」 当社グループは、サステナビリティがより重要視される中で、当社グループがこれからも強みを維持し、社会に価値を提供し続けていくために、2024年にステークホルダー及び当社グループにおける重要度の観点からマテリアリティを見直し、持続的な企業であり続けるため重要度が非常に高いと判断した6項目をマテリアリティ(重要課題)として特定いたしました。また、当社グループは、気候変動に関する課題は優先して取り組まなければならない重要課題のひとつとして認識しております。創業以来、エコバッグ、タンブラー・サーモボトルを始めとした「エコプロダクツ」の開発、供給に注力し、単に環境に配慮した素材や再生素材を使用した製品を開発するだけではなく、“使い捨てを使わない”“繰り返し使える”を理念とし、環境に配慮した製品の開発・提供を強化しております。 当社グループは、経営理念と行動指針のもと、重要課題に対処・挑戦することで企業として成長を続け、企業価値の向上とサステナブル社会の実現への貢献を継続してまいります。 「エコプロダクツの拡大」 認証を得た製品の取り扱いなど、環境に配慮したモノづくりに力を入れてまいりました。今後も、エコプロダクツに対する需要は拡大すると考えられます。加えて、グリーンウォッシュとならないための対策や、リサイクル原材料の使用といった取り組みを推進し、より環境に配慮した製品の取り扱いを強化することで、社会の需要に応えてまいります。 「サプライチェーンマネジメント」(主に海外での生産について) ファブレス生産体制を採用し、多数のサプライヤーに委託して様々な製品を生産しております。サプライヤーとの関係構築がビジネスを続けるうえで非常に重要であるため、現地調査などを通した生産過程でのリスク軽減及び現地の雇用環境の改善に取り組んでまいります。 「迅速かつ安定した供給」 国内外の生産委託先の工場で生産、国内に在庫し、顧客が必要とするものを迅速に提供することを重視しております。さらに、機会ロスを生まず、安定して供給し続けるために在庫管理にも注力しております。平常時はもとより、災害やパンデミックなどの有事にも即座に対応できるこの強みを維持することで、高い顧客満足度と利益の両立を実現し、顧客や社会から必要とされる供給体制を維持・改善し続けてまいります。 「DXの推進」 企業が競争優位性を維持、成長し続けるためには、DXの推進が重要であると認識しております。デジタル技術の活用による業務プロセスの改善や新たなビジネスモデルの構築が求められているなか、製品やサービス提供の効率を高めるためにはECプラットフォームの高度化が不可欠であり、当社グループのプラットフォームは、印刷加工などの工程も可視化し、ECサイトにおいて受注から販売、決済までを完結させております。また、顧客や販売の情報をデータベース化して新製品開発や営業活動に活用しており、さらに、プラットフォームの情報や機能を顧客企業に提供することで、三者(当社グループ、顧客企業、最終消費者)が満足できる状況を目指しております。 「企画開発・提案力」 ビジネスモデルを維持するためには、社員ひとりひとりの豊かな発想による新製品の企画開発や顧客への提案力が欠かせません。時流や「〇〇消費」などのトレンドを先取りした製品をいち早く市場へ提供するために、社内データを活用したナレッジ化やマーケティング体制の強化などの取り組みを通じ、新たなライフスタイルにフィットする製品を社会に届けてまいります。 「人的資本の強化」 ビジネスモデルを維持し、顧客に必要とされる製品・企画の提案やサービスを提供し続けていくためには、同じ志を持つ人財の獲得・育成・確保が不可欠であります。この人的資本を拡充・最大化し続けていくために、企業が重視する価値観の発信や浸透はもちろん、自身の能力を発揮することができる職場環境の整備、成長を実感することができる人事制度や研修制度の構築など、社員のエンゲージメントを高める取り組みを強化してまいります。
事業等のリスク6,004字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスク及び変動要因は以下に記載するとおりですが、これらのリスクの存在を認識したうえで、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ・事業機会リスク 事業機会の獲得・縮小・撤退などに関係するリスク ・オペレーショナルリスク 内部プロセス・人・システムが不適切であることなどに関係するリスク ・外部環境リスク 当社グループでは、自らコントロールできない外部与件としてのリスク <事業機会リスク> ① 市場や景気動向により、事業に悪影響を及ぼすリスク 当社グループは、企業向けにセールスプロモーション用の雑貨製品を販売しております。従って、顧客企業がその属する市場や景気動向により、広告宣伝費や販売促進費等のセールスプロモーション費用の削減や投入時期の延期を行った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、卸売事業者や小売業者向けに雑貨製品の販売も行っており、これら企業の業績動向の他、景気悪化による消費マインドの冷え込み等による一般消費者の購入減少により、当社グループの業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 ② 製品の不具合及び供給停止によるリスク 当社グループの提供する製品、サービスにおきまして、何らかの事情により不良品が発生することがあります。不良品が発生した場合、値引きや製品の再生産、再検品、回収等の負担がかかる可能性があります。不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、受注金額の大きな案件で不良品が発生した場合には、当社グループの業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 なお、万一の欠陥製品の発生に備え、製造物責任保険を付保しておりますが、製品の欠陥が理由で製造物責任法(PL法)による損害賠償問題が発生し、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、雑貨製品の製造ノウハウを活かしてキャラクターや各種ブランドの商材を取り扱っております。これら版権元と商品化許諾契約を締結し、良好な関係を構築しているものと考えておりますが、契約更新時の条件変更や条件が折り合わないことによる更新拒絶、版権元の倒産・ブランド廃止等による解除、終了となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ システム障害による製品供給停止によるリスク 当社グループは、様々な業務を、基幹システムを基盤としてECプラットフォーム等の運用を行っているため、人為的ミス、通信ネットワーク障害、ネットワーク機器の故障、コンピュータウイルス、不正アクセス、自然災害、事故等の予期せぬ事態によりシステム障害が発生する可能性があります。当社グループでは、定期的なバックアップや稼働状況のモニタリング等システム障害の発生防止対策や、システムの障害時に代替の業務運用を構築するため、主要システムのサーバーを外部ベンダーのデータセンターにアウトソーシングしておりますが、大規模にシステム障害が発生した場合や長期的にシステムが停止した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人財の確保ができないことによるリスク 当社グループは、継続的な成長と持続的な事業拡大及び企業価値向上を目指すうえで、優れた人財の確保、定着及び育成が重要であると認識しております。人事部門に専属の採用・教育担当を配置し、新卒採用や中途採用などの採用活動を強化し、優秀な人財の早期確保に努めております。また、社員が各階層に応じて必要とされるマインド・スキルを計画的に習得し、自律的なキャリアを形成し、企業価値向上に貢献できる各種研修を実施しております。評価制度については、目標設定、自己評価、上長による評価及びフィードバックを一連の流れとして運用しており、評価結果は、公正で適切な処遇に反映されております。しかしながら、人財の採用、定着及び育成が計画通りに進捗できず、必要な人財が確保できない場合や、想定外の社員の早期・大量退職が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ M&A等による事業拡大に関するリスク 当社グループは、事業拡大を図るうえでM&Aや資本事業提携を重点戦略のひとつとしております。M&A等の候補となる企業は、当社グループの事業にシナジーをもたらす企業を対象としており、対象企業の財務内容や法務関連などに関する事前調査や検討を実施し、極力リスクを回避するよう努めております。しかしながら、M&A等の実施後に、偶発的な事象が発生した場合や事業環境の変化等により計画通りの事業展開が行えなかった場合、または、当初予想していた事業シナジー効果が得られなかった場合には、当社グループが当初期待した業績への寄与の効果が得られないことに加え、のれんや株式の減損処理が必要となる可能性も考えられ、当社グループの業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 <オペレーショナルリスク> ① 個人情報・顧客情報等の漏洩及び喪失等によるリスク 当社グループが有している個人情報や顧客情報等につきましては、細心の注意を払い外部漏洩の防止に努めております。具体的には、社内では個人情報管理規則、情報システム管理規則等に則して、情報管理に関する社員への意識付けを行うとともに、データを取り扱う外部委託先に対しては秘密保持の契約を取り交わしております。しかし、万一、外部からの不正手段によるコンピュータ内への侵入や、会社関係者の過失等により、機密情報や個人情報が漏洩し、信用の低下を招いた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法令等の遵守状況が十分でないことによるリスク 当社グループが事業展開するうえでの主な法規制として、「製造物責任法(PL法)」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「食品衛生法」、「薬機法(旧薬事法)」等があります。事業を展開するにあたっては、これら規制に抵触することがないよう細心の注意を払っておりますが、抵触する事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが提供する製品、サービスにおきましては、提案する企画内容によっては第三者の知的財産権を侵害する(または不正競争行為に該当する)可能性があるため、企画の提案、製品化にあたっては、一般的な汎用品を除き知的財産権の有無を確認しております。この確認は、基本的には弁理士を通じて行っておりますが、製品、サービスの提供後、予想外の係争が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ CSR調達に関するリスク 当社グループは、生産を委託している中国をはじめとするアジア諸国の生産委託先サプライヤーに対して、米国の公正労働基準法等を遵守し労働者に公正で安全な労働環境を提供することや、当社グループが定めている、国連・グローバルコンパクトの原則を参考としたCSR調達ガイドラインに賛同してもらい、定期的なアンケートや現地調査などを実施し、当社グループのCSR調達を遵守するよう厳しく要求しています。しかしながら、サプライヤーの工場において遵守していないことが指摘された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <外部環境リスク> ① 正常な製品生産の阻害要因の発生に関するリスク 当社グループは、製品生産にあたり「移動型ファブレス※」の形態をとっており、中国をはじめとするアジア諸国のサプライヤーに生産を委託しております。従って、生産委託先の倒産等により納期遅れや再生産等が必要となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があり、また、生産委託先サプライヤーのある各国の政治的・社会的な混乱、自然災害、テロ、紛争、疾病、通貨切上げ、インフラの障害等の要因で材料仕入れ、生産、流通に問題が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが提供する製品は、エコバッグ等の縫製品やデザイン雑貨等の成型品を多く扱っており、綿花や石油化学製品などの原材料価格が急激に高騰した場合には、仕入価格に影響を及ぼす可能性があります。「移動型ファブレス」という特性を最大限に活かし、中国をはじめとするアジア諸国から安価な生産地を選定するとともに、製品価格の見直しなどの対策を講じておりますが、想定外の原材料の高騰が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ※製造原価を低減するため、常に最適な生産国・生産地を選択して生産を委託する形態。 ② 米中貿易摩擦に関するリスク 当社グループは、中国をはじめとするアジア諸国のサプライヤーに製品生産を委託しております。「移動型ファブレス」の形態を活かし、コロナ禍においても同一製品を地域の異なる複数のサプライヤーに生産を委託するなど、様々な状況に対応して製品の供給を継続してまいりました。しかしながら、近年の米中貿易摩擦による貿易規制に起因する原材料価格の急激な高騰や、中国の政治又は法規制等による予期せぬ事象により、製品の調達に問題が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海上輸送に伴うリスク 当社グループは、中国をはじめとするアジア諸国からの製品の輸入を主として海上輸送によっております。このため、テロや地域紛争、国際関係の悪化による治安、情勢不安などによる運航リスク、原油価格の高騰などによる輸送コストの上昇、コンテナ需給の逼迫による輸送遅延や輸送コストの上昇などのリスクがあります。状況に応じて生産拠点からの物流経路の見直し等物流方法の最適化を図っておりますが、想定を超えた事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 金融・為替に関するリスク 当社グループは、前記に記載のように中国をはじめとするアジア諸国との輸入取引が多く、これらの輸入取引は主として米ドル建で行っているため、為替の変動により仕入価格に影響を及ぼす可能性があります。このような為替変動リスクを回避するため、為替予約をはじめとする対応を講じておりますが、大幅な為替変動は当社グループの業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 感染症に関するリスク 新たな感染症が発生し想定を超える規模となった場合は、各種イベントの縮小・延期・中止や企業活動の停滞等による需要の低下及び販売機会の喪失等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、生産拠点のある国や地域のロックダウンに備えて、中国及びその他のアジア諸国において複数の生産拠点の確保や物流経路の最適化により、継続した安定供給の実現と価格競争力を維持する体制を整えておりますが、世界的な新型感染症の拡大により、複数の生産拠点が同時期にロックダウンとなった場合、製品の円滑な供給や仕入価格に影響を与える可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループは、事業継続計画(BCP)を策定し、従業員の健康や当社グループの事業活動への影響が最小限になるよう感染予防と感染拡大防止のための措置を講じておりますが、従業員が新型感染症に感染し、全社若しくは部分的に一定期間事業を停止した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 気候変動に関するリスク 当社グループは、持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けるために、サステナビリティへの取り組みを重視しており、気候変動リスクへの対応についても、積極的に取り組んでおります。環境問題に関しては、「製品を通じた環境貢献」「リサイクル推進とCO2排出削減」をマテリアリティとして製品開発に取り組んでおります。また、グループで使用する電力を2050年までに100%再生可能エネルギーにすることを目標として、中間目標として2025年までには50%達成に向けた取り組みを進めており、省エネ活動の実施、節電効果のある機械設備への投資、国内工場の生産ラインの再編及び太陽光パネル設置による自家発電・消費など、CO2排出量の削減に向けた対応を継続しております。 当社グループでは、中国をはじめとするアジア諸国のサプライヤーに製品生産を委託しているため、それらの国や地域において気候変動を起因とする想定を超えた自然災害が発生した場合には、製品の調達・物流の混乱・エネルギー供給の寸断などにより安定的な製品供給を継続することが難しくなり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、世界的な気候変動への対策により、新たな法令、規制の導入や強化等がなされた場合には、事業コストの増加により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、2023年5月31日にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しております。 ⑦ 災害に関するリスク 当社グループは、事業所所在地における大規模な自然災害の発生等により、事業活動が長期間停止する可能性があります。当社グループでは、事業継続計画(BCP)を策定し、各拠点における備蓄品保管、通信・情報システムのバックアップ体制、適正在庫確保による供給維持などの施策を講じており、活動停止の影響を最小限にする対策を講じておりますが、想定を超える大規模災害の発生や原子力発電所の事故等により、大規模な経済活動の停滞が生じた場合は、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 文部科学省の特別の機関である地震調査研究推進本部地震調査委員会は、2020年1月時点で、首都直下型地震で想定されるM7程度の地震の30年以内の発生確率は、70%程度と予測しています。当社グループは、インフラ・ライフラインが復旧するまでの一定期間は事業活動の大半が停止するものと想定いたしました。事業再開のため、事業活動が停止した状態でも必要となる、社員とその家族の生活を維持するために必要な人件費をはじめとした必要な資金55億円程度を確保しております。なお、工場、オフィスの原状回復費用等施設の復旧のための費用で保険金で賄いきれない金額は考慮しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)6,726字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 (1)経営成績 経営成績等の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の拡大等により緩やかな回復傾向で推移いたしました。一方で、ロシア・ウクライナや中東地域での地政学リスクの増大、急激な為替の変動、物価上昇に加え、米国の関税政策等の政策動向や金融政策の影響など先行きが不透明な状況が継続いたしました。 このような環境のもと、当社グループは、第4次中期経営計画の最終年度となる当期において、その達成に向けて、5つの重点戦略「eコマースの強化」「SDGs推進から生れる製品需要」「コト消費から生れるモノ消費」「インバウンド・アウトバウンドから生れる製品需要」「国内自社製造の強化」を推進し、社会環境や消費動向の変化を逃すことなく適時適切に捉え、新製品の投入や顧客企業の開拓、関係強化に努めました。 ■eコマース事業 重点戦略「eコマースの強化」を掲げ、連結売上高に占める売上割合を当期において30%以上とする目標の達成に向けて、ハイブリッド型の営業活動をはじめとした取り組みを継続いたしました。BtoBサイトの主力である「MARKLESS STYLE」においては、当期において「MARKLESS Connect」の連携が5サイト増加したこと、マーケティング支援強化など、顧客企業のECサイトでの当社グループの取扱製品の売上拡大に向けた取り組みの強化に加え、「MARKLESS STYLE」を経由した取引への移行に注力した結果、各四半期継続して、前期に比べ売上が大きく伸長いたしました。DtoC※サイトの主力である「販促STYLE」では、サイト内のコンテンツやサービスを拡充し、既存及び新規顧客の更なる利便性向上に向けたシステムの更新を進めたことにより、前期比で売上が伸長いたしました。また、エンタメ・推し活マーケットに対応した物販・OEM向けの専門サイト「オリジナルグッズプレス」や企業・ショップ向けに特化した物販品や記念品などを製作する「オリジナルグッズドットコム」においては、コンテンツマーケティングとインサイドセールスの活用により顧客層及び売上の拡大に努めた結果、前期比で売上が大きく伸長いたしました。 この結果、販売経路別の「卸売事業者向け」から「eコマース」経由への売上移行も寄与し、eコマースの売上は前年同期比で21億85百万円、39.1%の増収となり、売上構成比も前年同期より6.0ポイント拡大し28.3%となりました。なお、第2四半期において、2024年12月に実施されたGoogleのコアアルゴリズムアップデート※※の影響を受け、当社グループが運営するDtoCサイトの検索順位が大きく変動したことにより、前年同期に比べ売上伸長が鈍化いたしました。その後の様々な対応の結果、第3四半期以降は前年比での売上伸長も回復し、当第4四半期におけるeコマースの売上構成比は31.5%まで改善しております。しかしながら、通期で売上割合30%以上とする目標につきましては、この影響により若干未達の結果となりました。 ※「Direct to Consumer」の略で、メーカーが自社で企画・製造した商品を、卸売業者や店舗などの中間業者を介さず、直接最終顧客に販売するビジネスモデル ※※Googleが検索アルゴリズムを定期的に見直し、検索結果を大規模に改変すること 「エコプロダクツ」 重点戦略「SDGs推進から生れる製品需要」を掲げ、素材にオーガニックコットンや再生素材、バイオマスプラスチック、天然素材、再生PET、再生ABSなどを原材料とした繰り返し使える製品や、廃棄資源に独自性やデザインなどの付加価値を与え、より価値の高い製品に生まれ変わらせたアップサイクル製品などの開発を継続し、環境に配慮した製品カテゴリーの拡充に努めました。また、新たにオーシャンバウンドプラスチック※を素材とした新たなエコバッグを開発し、展示会への出展を機に販売を強化しております。これらの製品は、素材にこだわることでCO2の削減・抑制に貢献し、SDGs達成に向けた取り組みを意識している顧客企業から評価と支持を得ております。加えて、気候変動リスク軽減への貢献と同時に、適用ニーズに対応した製品として、雨傘・日傘、兼用可能な多機能傘や、ハンディファン、アイスネックリングなどの開発を強化し、製品ラインナップも充実させました。これにより、「MARKLESS STYLE」では、エコバッグ、ボトル・タンブラーなど主力製品が継続して好調に推移したほか、展示会などで配布される再生PETや再生ABSを使用したステーショナリー製品や、この夏も猛暑対策製品が好調に推移したことで、売上が前期に対し大きく伸長いたしました。また、小売り向けに展開している「MOTTERU」では、今期においても、環境省主催の「選ぼう!3Rキャンペーン2024」の対象製品への選出や2024年度グッドデザイン賞の受賞、テレビ番組や新聞、雑誌などに取り上げられ、MOTTERUとしてのブランド認知の向上に繋がりました。また、引き続き「フェアトレードミリオンアクションキャンペーン2025」に参加し、フェアトレードの普及にも努めました。 この結果、エコプロダクツの売上は、前期比で6億85百万円、6.5%の増収となりました。 しかしながら、第4四半期において、新製品の開発、販売開始が遅れたことにより製品在庫が減少し、一部において機会損失等が発生いたしました。このため、当第4四半期の連結売上高の伸長が鈍化し、通期業績予想と実績の差異要因の一つとなりました。 ※海岸から約50キロ以内の内陸部に廃棄されているプラスチックごみ 「ライフスタイルプロダクツ」 重点戦略「コト消費から生れるモノ消費」「インバウンド・アウトバウンドから生れる製品需要」を掲げ、多様化し拡大する“推し活”消費やトレンドから派生する「〇〇消費」などの消費動向を捉えた製品の開発に加えクオリティの向上に努めました。ライフスタイルプロダクツの売上をけん引しているエンタテイメント業界向けは、引き続き好調に推移いたしました。ゲーム・アニメなどの業界では、日本のアニメは海外でも人気があり、インバウンドの増加に伴い今後も需要拡大が続くものと見込んでおります。また、2.5次元、スポーツイベントや音楽などの業界においても、ECやリアルイベントによる会場での物販品の需要増加が継続しております。これらエンタメ、“推し活”分野におけるより多彩でクオリティの高い物販品の需要に対応するため、引き続き、新たなカテゴリー製品の投入や国内自社工場に新規設備を導入し鮮明なフルカラー印刷を施した製品の提供に努めました。なお、当初第2四半期に予定していたエンタテイメント業界向けの一部の案件が第3四半期以降にずれ込みましたが、ずれ込んだ案件については下期に納品が完了し、通期の売上は前期比で好調な結果となりました。セールスプロモーションでは、好調な業界や企業に対しハイブリッド型の営業活動を強化し顧客企業の需要に対応したことにより、大型キャンペーン案件を複数獲得いたしました。トラベル関連製品では、インバウンド観光客に人気が高いキャラクターとのコラボ製品の売上がけん引し、売上が拡大いたしました。また、gowell初のトラベルグッズ専門ショップ「gowell select」が、3月18日関西国際空港国際線出発エリア内にオープンいたしました。一般社団法人関西空港調査会発表によると関西3空港の利用状況は増加傾向にあり、それをうけてgowellの製品売上においても順調に推移しております。ペットウェア・関連製品では、ドッグウェアや通年販売が可能な犬具・ベッドなどに加え、猫グッズなどの開発を進め、人気ファッションブランドとの新製品の開発、販路拡大に取り組みました。ライフスタイルプロダクツに関連するデザインにおいて、アジアの優れたパッケージデザインに贈られる「Topawards Asia」や国際的に権威のある「iFデザインアワード2025」を受賞いたしました。 この結果、ライフスタイルプロダクツの売上は、前期比で13億58百万円、10.5%の増収となりました。 「ウェルネスプロダクツ」 マスクなどの衛生用品の一定の売上に加え、加湿器や化粧雑貨などの売上により前期比で3億46百万円、27.0%の増収となりました。 生産面においては、複数の生産拠点の確保及び為替や原材料価格の変動に対応した機動的な生産地の切り替え、物流経路の最適化を図り、厳しい外部環境が継続するなか継続した安定供給と価格競争力の強化に努めました。また、海外拠点の人員を増強し生産管理体制を強化、海外サプライヤーの工場視察の頻度を高め、CSR調達を推進するとともに調達・管理コストの削減や製品の品質向上に努めました。 国内自社工場においては、2024年6月に竣工した第2工場の稼働の向上に向けて、人員の適正配置や工程管理システムを導入するなど、第1工場を含めた効率的なオペレーションの実現による生産性の向上に努めました。また、エンタメ・推し活需要のニーズに対応する最新鋭の印刷機械の導入及び稼働率の向上に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の売上高及び各段階利益は、第4四半期連結会計期間において、新製品の開発、販売開始が遅れたことにより製品在庫が減少したことで、一部において機会損失等が発生いたしましたが、前期を上回り過去最高となりました。売上高は、274億53百万円(前期比24億6百万円、9.6%の増加)、営業利益につきましては、売上高の伸長による売上総利益の増加、社員の処遇改善、次期以降の計画に向けた人員の増強による人件費、オフィス環境の整備などによる一時費用が増加いたしましたが、販売費及び一般管理費全体において計画的な支出に努め、57億6百万円(前年同期比4億73百万円、9.0%の増加)、経常利益は、為替変動の影響を軽減する財務対策として保有している米ドル建て債券の利息に加え、一部が償還したことによる為替差益など2億94百万円を計上し、60億11百万円(前年同期比3億86百万円、6.9%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は、継続的な社員への処遇向上に積極的に取り組んだことから、当期においても賃上げ税制の適用により税負担が42百万円軽減され、40億78百万円(前年同期比3億14百万円、8.4%の増加)となりました。 当連結会計年度における販売経路別及び製品分類別の販売実績は、以下のとおりであります。 <販売経路別販売実績> 区分   売上高   増減 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) エンドユーザー企業向け   11,270   12,440   1,170   10.4 卸売事業者向け   8,184   7,234   △ 949   △ 11.6 eコマース   5,591   7,777   2,185   39.1 合計   25,047   27,453   2,406   9.6 <製品分類別販売実績> 区分   売上高   増減 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) エコプロダクツ   10,503   11,189   685   6.5 ライフスタイルプロダクツ   12,915   14,273   1,358   10.5 ウェルネスプロダクツ   1,283   1,630   346   27.0 デザインその他   344   359   15   4.5 合計   25,047   27,453   2,406   9.6 (注)デザインその他は、グラフィック・プロダクト・WEBデザインの受託業務や印刷業務等の雑貨製品に該当しないものであります。 (2)財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ9億30百万円増加し、157億31百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加7億40百万円及び受取手形、売掛金及び契約資産の増加2億3百万円によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ5億46百万円増加し、80億66百万円となりました。主な要因は、投資その他の資産の増加5億33百万円、無形固定資産の増加20百万円によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ1億41百万円増加し、34億75百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加1億55百万円、未払法人税等の増加60百万円及び1年内返済予定の長期借入金の減少71百万円によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億78百万円減少し、6億59百万円となりました。主な要因は、長期借入金の減少2億62百万円及び繰延税金負債の増加38百万円によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ15億14百万円増加し、196億63百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加29億53百万円、繰延ヘッジ損益の増加89百万円及び自己株式の消却に伴う資本剰余金の減少11億56百万円によるものであります。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は66億11百万円(前連結会計年度比7億64百万円、13.1%の増加)となりました。なお、当連結会計年度末における有利子負債は4億34百万円であります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、当連結会計年度に得られた資金は42億47百万円(前連結会計年度に得られた資金は30億22百万円)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益61億10百万円、法人税等の支払額19億48百万円による資金の減少であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、当連結会計年度に使用した資金は5億47百万円(前連結会計年度に使用した資金は17億15百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出3億54百万円、有形固定資産の取得による支出2億35百万円による資金の減少であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、当連結会計年度に使用した資金は29億46百万円(前連結会計年度に使用した資金は15億16百万円)となりました。主な要因は、自己株式の取得による支出14億87百万円による資金の減少、配当金の支払額11億24百万円による資金の減少であります。 (4)資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの当連結会計年度末における有利子負債残高及び総資産に占める有利子負債比率は、4億34百万円、1.8%であり、前連結会計年度と比べ、3億33百万円の減少となっております。 当連結会計年度におきましては、長期借入金の借入は実施しておりません。また、金融機関4行と13億円の枠で当座貸越契約を締結しております。これらのことから緊急的な資金需要に耐えうるものと認識しており、資金の流動性については確保されているものと認識しております。 なお、当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用及び納税資金であります。 (5)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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