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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

堀場製作所

HORIBA, Ltd.6856 · Prime · 電気機器

世界の排ガス計測で圧倒的シェア。分析・計測技術を核に自動車・環境・半導体・医療に展開。

概要

1953年に京都市で創業した堀場製作所は、自動車の排ガス分析装置で世界シェア首位を占める精密計測機器メーカーである。半導体製造工程向けのマスフローコントローラーや膜厚測定装置、血液検査装置など、分析技術を核に幅広い産業向け製品を展開する。2025年12月期の連結売上高は3331億円、従業員数は9101人。海外売上高比率は約6割に達し、47カ国・地域に拠点を持つグローバル企業である。

三つの注力分野で構成する事業ポートフォリオ

堀場製作所は2024年より報告セグメントを従来の5区分から「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3フィールドに再編した。エネルギー・環境分野は自動車排ガス測定装置や燃料電池試験装置など、カーボンニュートラル関連製品が主体で、2025年12月期の売上高は1344億円と全体の40.4%を占める。バイオ・ヘルスケア分野は血球計数装置や免疫測定装置などの臨床検査機器を提供し、売上高は421億円(12.7%)だが営業損失8.9億円と課題を抱える。先端材料・半導体分野はマスフローコントローラーや半導体異物検査装置が主力で、売上高1565億円(47.0%)と最大セグメントであり、営業利益445億円と高い収益性を示す。

自動車排ガス測定で世界首位のエネルギー・環境分野

エネルギー・環境分野は、自動車のエンジン排ガス測定装置で世界シェア首位を誇る。製品群はエンジンテストシステムや車載型排ガス測定装置(PEMS)、燃料電池試験装置、バッテリー試験装置など多岐にわたる。2025年12月期の売上高は前期比5.5%増の1344億円、営業利益は94億円と倍増した。欧州と米州でハイブリッド車開発向けの燃焼計測需要が増加したことが主因である。また、煙道排ガス分析装置や水質計測装置などの環境監視用機器も手掛け、大気汚染防止法に対応するソリューションを提供する。

営業損失を計上するバイオ・ヘルスケア分野の現状

バイオ・ヘルスケア分野は、病院や検査機関向けに血球計数装置、免疫測定装置、生化学用検査装置などを供給する。2025年12月期の売上高は421億円と前期比5.0%増収だが、競争環境の激化やライフサイエンス領域への投資継続により8.9億円の営業損失(前期も8.9億円の損失)となった。同分野ではPOCT(ポイントオブケア検査)やバイオ医薬品の開発・生産プロセス最適化に注力しており、2028年には売上高570億円、営業利益率10%を目標とする。フランスのホリバABX社などが主要な製造・販売拠点である。

半導体需要に支えられる先端材料・半導体分野

先端材料・半導体分野は、半導体製造装置向けのマスフローコントローラー(MFC)や薬液濃度モニター、半導体異物検査装置などを中心に事業を展開する。2025年12月期の売上高は1565億円と前期比4.5%増、営業利益は445億円とわずかに減益だが、利益率は28.4%と高い。生成AI向け先端半導体の需要がアジアを中心に牽引した。同分野は2028年に売上高2350億円、営業利益585億円(利益率25%)を目標としており、全方位での顧客サポートを掲げる。主要子会社に株式会社堀場エステックやホリバ・フランス社がある。

世界47社で構成するグローバルなグループ体制

堀場製作所は2025年12月現在、当社と連結子会社46社、非連結子会社1社の計47社で構成される。本社は京都市南区に置き、主要な海外子会社としてドイツのホリバ・ヨーロッパ社、アメリカのホリバ・インスツルメンツ社、フランスのホリバABX社、中国の堀場(中国)貿易有限公司、韓国のホリバ・コリア社などがある。地域別では日本、アジア、欧州、米州の4地域に分かれ、各ファンクション(開発・サービス・生産・ディストリビューション)のグローバル最適化を推進する。海外売上高比率は約6割に達し、真のグローバルカンパニーを目指している。

業界の中での役割は分析・計測機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,331億円
営業利益
530億円
営業利益率
15.9%
純利益
371億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
先端材料・半導体1,565億円47.0%445億円28.4%
エネルギー・環境1,344億円40.3%94億円7.0%
バイオ・ヘルスケア422億円12.7%-9億円-2.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー・環境主力

自動車の排ガス測定装置をはじめ、エンジンテストシステムや燃料電池試験装置を提供。また、煙道排ガス分析装置、水質計測装置など環境監視用分析機器も手掛ける。自動車排ガス計測では世界トップシェア。

主な製品・サービス5
エンジン排ガス測定装置世界シェア首位
自動車エンジンから排出されるガス成分(CO、NOx、HCなど)を分析する装置。環境規制対応に必須。
車載型排ガス測定装置(PEMS)
実際の走行中に排ガスを測定する可搬型装置。実路走行試験に使用。
燃料電池試験装置
燃料電池の性能評価や耐久試験を行う装置。水素社会の研究開発に貢献。
煙道排ガス分析装置
工場煙突などからの排ガスを連続監視する装置。大気汚染防止法に対応。
水質計測装置
河川・湖沼・工場排水などの水質(pH、CODなど)を測定する装置。環境モニタリングに使用。

02バイオ・ヘルスケア主力

病院や検査機関向けに血球計数装置、免疫測定装置、生化学用検査装置など臨床検査機器を提供。血液検査の自動化・迅速化に貢献。また、粒子径分布測定装置など研究用分析機器も供給。

主な製品・サービス4
血球計数装置
血液中の赤血球・白血球・血小板などを自動で計数する装置。病院の検体検査に必須。
免疫測定装置
血液中の特定タンパク質やホルモンを測定する装置。感染症やがんマーカー検査に使用。
生化学用検査装置
血糖値やコレステロール値など血液中の化学成分を測定する装置。健康診断などで広く使用。
粒子径分布測定装置
粉体やエマルションの粒子サイズを測定する装置。製薬・化粧品・食品の品質管理に使用。

03先端材料・半導体準主力

半導体製造装置向けにマスフローコントローラーや薬液濃度モニター、半導体異物検査装置を供給。また、材料分析用の蛍光X線分析装置や元素分析装置、ラマン分光分析装置なども提供し、研究開発・品質管理を支援。

主な製品・サービス5
マスフローコントローラー(MFC)
半導体製造工程でガス流量を精密に制御する装置。成膜やエッチング工程に不可欠。
薬液濃度モニター
半導体洗浄液などの薬液濃度をリアルタイムで監視する装置。歩留まり向上に貢献。
半導体異物検査装置
ウェーハ上の微細な異物を検出する装置。品質管理に使用。
蛍光X線分析装置(XRF)
材料にX線を照射し、元素組成を分析する装置。金属・プラスチックなどの材質分析に使用。
ラマン分光分析装置
レーザー光を用いて分子構造を分析する装置。医薬品・半導体・材料研究に使用。

製品と技術

エンジン排ガス測定装置と車載型PEMS

堀場製作所の根幹製品であるエンジン排ガス測定装置は、自動車から排出される一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)などのガス成分を高精度に分析する装置である。世界各国の環境規制に対応するために必須の装置で、同社は世界シェア首位を占める。また、車載型排ガス測定装置(PEMS)は実際の走行中に排ガスを測定できる可搬型システムで、実路走行試験(RDE)に使用される。これらの製品は、エンジンテストシステムやドライブラインテストシステムと組み合わせてトータルソリューションとして提供される。

半導体製造プロセスを支えるマスフローコントローラー

マスフローコントローラー(MFC)は、半導体製造工程で成膜やエッチングに使われるガスの流量を精密に制御する装置である。堀場製作所のMFCは、シリコンウェーハ上の薄膜形成やクリーニング工程で高い再現性を実現し、半導体デバイスの品質向上に貢献する。同社は薬液濃度モニターも手掛けており、半導体洗浄液の濃度をリアルタイムで監視することで歩留まり向上を支援する。これらの製品は先端材料・半導体フィールドの中核をなし、2025年12月期の同事業売上高1565億円の多くを占める。

医療現場の自動化を実現する血球計数装置と免疫測定装置

バイオ・ヘルスケア分野の主力製品である血球計数装置は、血液中の赤血球、白血球、血小板を自動で計数し、血液疾患の診断に不可欠なデータを提供する。堀場製作所(ホリバABX)の製品は、病院の検体検査室で広く使用されている。また、免疫測定装置は血液中の特定タンパク質やホルモンを測定し、感染症やがんマーカー検査に用いられる。これらの装置は操作が簡便で処理速度が速く、臨床現場の負担軽減に寄与している。2025年12月期の同事業は売上高421億円だが営業損失であり、競争激化への対応が課題である。

材料分析の多様な要求に応える蛍光X線分析装置とラマン分光分析装置

蛍光X線分析装置(XRF)は、試料にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギーから元素組成を分析する装置であり、金属、プラスチック、セラミックスなど幅広い材料の品質管理や材料開発に使用される。堀場製作所は卓上型から大型まで多機種をラインアップする。ラマン分光分析装置はレーザー光を用いて分子の振動情報を取得し、物質の同定や結晶性評価を行う。医薬品の原薬確認や半導体のストレス評価など、研究開発から製造現場まで用途は多岐にわたる。両製品とも先端材料・半導体分野とエネルギー・環境分野で販売されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位エンジン排ガス測定装置世界シェアトップエネルギー・環境

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

分析機器で世界ニッチトップ、高収益体質を確立

堀場製作所は、自動車排ガス測定装置や半導体製造装置向け分析機器など、世界市場で高いシェアを持つニッチトップ企業である。売上高は約3千億円規模で、営業利益率は15%超と非常に高収益な体質を誇る。同業他社にはイビデンや日清紡などがあるが、分析機器分野での特化度は高く、競争優位性が明確である。特に、環境規制の強化や半導体の高機能化に伴い、需要は堅調に推移している。一方で、特定市場への依存度が高く、市場規模が小さいことから成長の天井が懸念される。また、研究開発費や人件費の増加でコスト圧力が高まる可能性もある。

強み

  • 排ガス測定や半導体向け分析で世界トップクラスのシェアを持ち、強固な地位。
  • 営業利益率15%超と機械セクターでも極めて高い水準を維持し、財務基盤が強固。
  • 常に最先端の測定技術を開発し、特許やノウハウで競合を寄せ付けない。
  • 世界各地に販売・サポート拠点を持ち、海外売上比率が高く成長市場を開拓。

課題

  • ニッチ市場のため成長余地が限定的で、新規分野への展開が不可欠。
  • 半導体や自動車業界の景気変動で需要が大きく変動し、業績が影響を受けやすい。
  • 研究開発や人件費が増加傾向にあり、高い収益率を維持するのが困難に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が堀場製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16448ブラザー工業1.3兆円19.7倍
26841横河電機1.2兆円21.3倍
36724セイコーエプソン1.2兆円56.7倍
46506安川電機1.2兆円32.9倍
57701島津製作所1.2兆円18.8倍
66856堀場製作所9,517億円22.1倍
76845アズビル7,891億円19.3倍
86113アマダ7,789億円24.8倍
96481THK7,450億円28.7倍
106473ジェイテクト6,834億円57.0倍
116302住友重機械工業6,759億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

資本金100万円で京都に創業した1953年

堀場製作所は1953年1月、資本金100万円で京都市中京区に設立された。創業者は堀場雅夫で、当初は理化学機器の製造販売を行っていた。1957年11月には京都市南区に吉祥院工場(現本社工場)を開設し、生産体制を強化。1959年11月には株式会社日立製作所と業務及び技術提携を結び、分析計測技術の蓄積を加速させた。1965年9月に本社を現在地の京都市南区に移転し、同年11月には自動車排ガス測定装置の販売を開始。これが後の同社の主力事業の原点となる。

上場と海外拠点設立で飛躍した1970年代

1970年3月、株式額面変更のために株式会社堀場製作所(旧日本藺製品株式会社)と合併。1971年3月には大阪証券取引所市場第二部と京都証券取引所に株式を上場し、同年9月には日製産業株式会社と販売提携を結んだ。海外展開では、1972年6月にドイツにホリバGmbH(現ホリバ・ヨーロッパ社)を設立。1973年4月にはアメリカにホリバ・インスツルメンツ社を設立し、1977年10月にはイギリスに現地法人を設立した。1974年3月には東京証券取引所市場第二部にも上場。1982年9月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部銘柄に指定され、国内での地位を確立した。

買収で医用・科学分野を拡大した1990年代後半

1996年2月に中国北京事務所を開設し、同年6月にはフランスのABX社(現ホリバABX社)を買収。これにより血液検査装置などの医用機器事業に本格参入した。1997年6月にシンガポール、同年9月にはフランスのインスツルメンツ社(現ホリバ・フランス社)を買収。1998年8月には愛宕物産株式会社(後に株式会社堀場ジョバンイボン)を買収し、科学分析機器のラインアップを強化した。2000年には株式会社堀場テクノサービスと株式会社バイオ・アプライド・システムズを設立し、サービス・バイオ分野の体制を整えた。

自動車テストシステム事業を拡充した2005年

2005年9月、堀場製作所は欧州と米国で自動車テストシステム事業を手掛けるSchenck Pegasus社を買収。ドイツのホリバ・ヨーロッパ社がSchenck Pegasus GmbHを、米国のホリバ・インターナショナル社がSchenck Pegasus Corporationをそれぞれ買収し、ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社と改称した。同時に韓国のSchenck Korea Ltd.とシェンク東京衡機株式会社も買収し、エンジンテストシステムやドライブラインテストシステムのグローバルな供給体制を確立。この買収により、自動車関連事業の売上高は大きく拡大した。

3フィールド体制への移行と新中長期計画の策定

2024年2月、堀場製作所は中長期経営計画「MLMAP2028」を公表し、従来の5セグメントを「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3フィールドに再編した。スローガンに「MAXIMIZE VALUE」を掲げ、2028年に連結売上高4500億円、営業利益800億円、ROE12%以上を目標とする。2025年12月期の売上高は3331億円、営業利益530億円と順調に推移しており、各フィールドで社会課題解決型の事業戦略を推進している。

2025年12月期の業績と財務状況

2025年12月期の連結売上高は3331億円(前期比5.0%増)、営業利益530億円(同9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益371億円(同10.4%増)と増収増益を達成した。セグメント別ではエネルギー・環境が1344億円(同5.5%増)、バイオ・ヘルスケアが421億円(同5.0%増)、先端材料・半導体が1565億円(同4.5%増)。総資産は5182億円、自己資本比率は67.3%。キャッシュ・フローは営業活動で543億円のプラス、投資活動で249億円のマイナス、財務活動で119億円のマイナスとなった。

年表32件を開く

1950年代

  • 1953年1月創業資本金100万円で株式会社堀場製作所を設立し、本社を京都市中京区に置く。
  • 1957年11月吉祥院工場(現本社工場、京都市南区)を開設。
  • 1959年11月株式会社日立製作所と業務及び技術提携。

1960年代

  • 1965年9月本社を京都市南区(現在地)に移転。
  • 1965年11月自動車排ガス測定装置販売開始。

1970年代

  • 1970年3月M&A株式額面を50円に変更するために、株式会社堀場製作所(旧日本藺製品株式会社)と合併。
  • 1971年3月上場大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式を上場。
  • 1971年9月日製産業株式会社と販売提携。
  • 1972年6月創業欧州事務所(ドイツ)を発展的に閉鎖し、現地法人ホリバGmbH(現 ホリバ・ヨーロッパ社)(ドイツ)を設立。
  • 1973年4月創業アメリカに現地法人ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)を設立。
  • 1974年3月東京支店(東京都千代田区)を開設。
  • 1974年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1977年10月創業イギリスに現地法人ホリバ・インスツルメンツ社(現 ホリバ・UK社)(イギリス)を設立。

1980年代

  • 1982年9月東京、大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 1984年9月結晶工場(京都市南区)を新設し、光学結晶の量産体制を確立。
  • 1987年4月東京セールスオフィスを開設し、東京支店の営業機能を移管。
  • 1988年4月大阪、名古屋に各セールスオフィスを開設。
  • 1988年12月創業韓国に現地法人ホリバ・コリア社(韓国)を設立。

1990年代

  • 1994年8月東京支店、東京セールスオフィスを集約移転。
  • 1996年2月中国に北京事務所を開設。
  • 1996年6月M&AフランスのABX社(現 ホリバABX社)(フランス)を買収。
  • 1997年6月創業シンガポールにホリバ・インスツルメンツ社(シンガポール)を設立。
  • 1997年9月M&Aフランスのインスツルメンツ社(現 ホリバ・フランス社)(フランス)を買収。
  • 1998年8月M&A愛宕物産株式会社(株式会社堀場ジョバンイボン)を買収。

2000年代

  • 2000年3月創業株式会社堀場テクノサービスを設立。
  • 2000年6月創業株式会社バイオ・アプライド・システムズ(株式会社ホリバ・バイオテクノロジー)を設立。
  • 2002年8月創業厚利巴儀器(上海)有限公司(現 堀場儀器(上海)有限公司)(中国)を設立。
  • 2003年3月M&A株式会社堀場ジョバンイボン社を統合。
  • 2003年8月M&AABXインターナショナル社(現 ホリバABX社)(フランス)が、BioPep社(フランス)を買収。
  • 2003年8月M&Aジョバンイボン社(現 ホリバ・インスツルメンツ社)(アメリカ)が、ジョバンイボンIBH社(現 ホリバ・ジョバンイボンIBH社)(イギリス)を買収。
  • 2004年8月創業厚利巴貿易(上海)有限公司(現 堀場(中国)貿易有限公司)(中国)を設立。
  • 2005年9月M&Aホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、Schenck Pegasus GmbH(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(ドイツ)を買収。ホリバ・インターナショナル社(アメリカ)が、Schenck Pegasus Corporation(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(アメリカ)を買収。ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が、ホリバTCA社(ブラジル)に出資。 Schenck Korea Ltd.(ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社)(韓国)を買収。シェンク東京衡機株式会社を買収。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年まで4,500億円
  • 営業利益2028年まで800億円
  • ROE2028年まで12%以上
  • CO2排出量削減率(Scope 1,2)2033年まで42%削減(2023年比)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの注力分野の事業戦略

    エネルギー・環境(売上高1,580億円、営業利益率10%)、バイオ・ヘルスケア(売上高570億円、営業利益率10%)、先端材料・半導体(売上高2,350億円、営業利益率25%)の3分野で、コア技術や顧客ネットワークを組み合わせた独自ソリューションを創出し、社会課題を解決する。

  2. 02

    グローバル経営基盤の強化

    開発、サービス、生産、ディストリビューションの各機能でグローバル最適化を推進。技術と人財の結合、高品質サービスモデル確立、安定供給、流通チャネル構築に取り組む。

  3. 03

    ホリバリアンの力を引き出す人財戦略

    従業員一人ひとりが「おもしろおかしく」を実践し、「ほんまもん」を追求する舞台をグループ全体で創り上げ、多様な人財の能力を最大限に発揮させる。

  4. 04

    ソーシャル・インパクトを生むサステナビリティ戦略

    独自の手法で持続可能な社会実現に貢献。サプライチェーン全体での環境対応強化と社会貢献活動をグローバルレベルで推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,101人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は821万円で、9期前と比べて+25.0%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月7,149
2017年12月7,399
2018年12月7,943
2019年12月65740.213.68,288
2020年12月59940.713.68,269
2021年12月62041.214.98,205
2022年12月65642.015.78,432
2023年12月69242.415.98,665
2024年12月76442.615.98,955539
2025年12月82142.816.09,101582

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率97.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社46(国内 16 / 海外 30、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — イギリス/ ナニートン市225億円
エネルギー・環境
本社・工場(京都市南区)(注)2、3159億円
全セグメント
びわこ工場 — 滋賀県大津市116億円
エネルギー・環境、先端材料・半導体
京都福知山工場(仮称) — 京都府 福知山市103億円
先端材料・半導体
本社・工場 — 中国/上海市7,468百万円
全セグメント
本社・工場・リサーチセンター — フランス/ パレゾー市5,252百万円
全セグメント
阿蘇工場 — 熊本県阿蘇郡 西原村4,523百万円
全セグメント
京都福知山 テクノロジー センター — 京都府 福知山市4,275百万円
先端材料・半導体
本社・工場 — 京都市南区4,086百万円
エネルギー・環境、先端材料・半導体
本社・工場 — ドイツ/ バルレーベン市3,863百万円
エネルギー・環境
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ホリバ・アメリカス・ホールディング社(アメリカ)
    アメリカ/ カリフォルニア州 アーバイン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)
    アメリカ/ カリフォルニア州 アーバイン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ホリバ・カナダ社(カナダ)
    カナダ/ オンタリオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ホリバ・ブラジル社(ブラジル)
    ブラジル/ サンパウロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホリバ・ジョバンイボン IBH社(イギリス)
    イギリス/ グラスゴー市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ホリバTCA社(ブラジル)
    ブラジル/ サンパウロ州 · 連結子会社
    議決権90.3%
  • 国内
    ホリバ・UKファイナンス社(イギリス)
    イギリス/ ノーザンプトン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホリバMIRA社(イギリス)
    イギリス/ ナニートン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MIRAテクノロジーパーク社(イギリス)
    イギリス/ ナニートン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホリバMIRAサーティフィケーション社(イギリス)
    イギリス/ ナニートン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MIRAテクノロジーパークサービス社(イギリス)
    イギリス/ ナニートン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホリバMIRAスペイン社(スペイン)
    スペイン/ベラ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社34社を開く
  • ホリバ・テストオートメーション社(イギリス)イギリス/ ウースター市100%
  • ホリバ・ヨーロッパ・ホールディング社(フランス)フランス/ パレゾー市100%
  • ホリバ・UK社(イギリス)イギリス/ ノーザンプトン市100%
  • ホリバ・ロシア社(ロシア)ロシア/モスクワ市100%
  • ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)ドイツ/ オーバーウルゼル市100%
  • ホリバ・フューエルコン社(ドイツ)(注)9ドイツ/ バルレーベン市100%
  • ホリバ・トカデロ社(ドイツ)ドイツ/ベルリン市100%
  • ベキシマ社(ドイツ)ドイツ/ バルレーベン市100%
  • ホリバ社(オーストリア)オーストリア/ トゥールン市100%
  • ホリバABX社(フランス)フランス/ グラベル市100%
  • ホリバABX社(ポーランド)ポーランド/ ワルシャワ市100%
  • ホリバ・フランス社(フランス)フランス/ パレゾー市100%
  • ホリバ・ジョバンイボン社(ドイツ)ドイツ/ オーバーウルゼル市100%
  • ホリバ・イタリア社(イタリア)イタリア/ローマ市100%
  • ホリバ・インスツルメンツ社(シンガポール)シンガポール100%
  • ホリバ・インドネシア社(インドネシア)インドネシア/ タンゲラン市100%
  • ホリバ・タイ・ホールディング社(タイ)タイ/バンコク市91%
  • ホリバ・タイ社(タイ)タイ/バンコク市95%
  • ホリバ・ベトナム社(ベトナム)ベトナム/ハノイ市100%
  • ホリバ・マレーシア社(マレーシア)マレーシア/ クリム市100%
  • ホリバ・インド社(インド)インド/ ニューデリー市100%
  • ホリバ・コリア社(韓国)韓国/安養市100%
  • 厚礼博(中国)投資有限公司(中国)中国/上海市100%
  • MIRA(上海)有限公司(中国)中国/上海市100%
  • 堀場儀器(上海)有限公司(中国)中国/上海市100%
  • 堀場(中国)貿易有限公司(中国)中国/上海市100%
  • 堀場科技(蘇州)有限公司(中国)(注)19中国/太倉市100%
  • 株式会社堀場エステック京都市南区100%
  • 堀場エステック・コリア社(韓国)韓国/龍仁市100%
  • 厚礼博精密儀器(北京)有限公司(中国)中国/北京市100%
  • ホリバ・台湾社(台湾)台湾/竹北市100%
  • 株式会社 堀場アドバンスドテクノ京都市南区100%
  • 堀場アドバンスドテクノ・フランス社(フランス)フランス/ モンボノ・サン・マルタン市100%
  • 株式会社 堀場テクノサービス京都市南区100%
国際子会社 (GLEIF登録 4社)
  • JP株式会社堀場アドバンスドテクノ
  • JP株式会社堀場テクノサービス
  • JP株式会社堀場エステック
  • GBHORIBA MIRA LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    動力性能試験装置の改修(その2)
    防衛省 · 2022-03-04
    3.1億円
  • 調達
    令和5年度福島県内用サーベイメータの購入
    原子力安全庁 · 2023-12-18
    8,960万円
  • 調達
    省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-04
    8,703万円
  • 調達
    燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業共通課題解決型基盤技術開発燃料電池のプロセスインフォマティクス共通基盤の構築
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-31
    7,100万円
  • 調達
    大型車の車輪脱落事故に係る実車を用いた実証実験結果に基づく解析調査
    国土交通省 · 2025-11-28
    4,470万円
  • 調達
    令和6年度福島県内用サーベイメータの購入
    原子力安全庁 · 2024-12-03
    1,280万円
  • 調達
    大型車の車輪脱落事故に係る実車を用いた実証実験結果に基づく解析調査
    国土交通省 · 2025-01-17
    960万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は3,331億円営業利益530億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+9.7%。

売上高
+4.9%
3,331億円
営業利益
+9.7%
530億円
純利益
+10.4%
371億円
営業利益率
15.9%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,820億円3,331億円
営業利益700億円530億円
純利益500億円371億円
1株あたり配当¥790¥790

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,799億円、営業利益は305億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+20.8%、営業利益は+39.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q65910515.9136
2023年2Q6527311.254
2023年3Q69610715.480
2023年4Q899133
2024年1Q70310014.270
2024年2Q7248611.961
2024年4Q1,74729717.0205
2025年2Q1,48921914.7159
2025年4Q1,84231116.9212
2026年2Q1,79930517.0218

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,176億円から3,331億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は15.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1,17611474
2013年12月1,38113190
2014年12月1,531165106
2015年12月1,719196133
2016年12月1,701183130
2017年12月1,954266163
2018年12月2,106283223
2019年12月2,002205155
2020年12月1,871194132
2021年12月2,243320213
2022年12月2,701469341
2023年12月2,906483403
2024年12月3,17448350215.2336
2025年12月3,33153054215.9371

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高3,331億円のうち、営業利益として残るのは530億円15.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は371億円、売上の11.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.0%1,867億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.0%933億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.9%530億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.0pt
15.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.2pt
11.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.2pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが544億円、投資CFが−249億円で、差し引きのフリーCFは295億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,625億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月134−79−3355389
2013年12月151−812370492
2014年12月115−99−316511
2015年12月148−306128−158479
2016年12月159−104−555519
2017年12月283−132−90151583
2018年12月195−110−3285628
2019年12月266−124192142961
2020年12月323−14081831,142
2021年12月353−147−402061,339
2022年12月340−107−2242331,388
2023年12月167−73−210941,306
2024年12月403−176−1592271,440
2025年12月544−249−1202951,625

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は5,183億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,486億円で、自己資本比率は67.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1,53899554364.5
2013年12月1,8931,14574860.3
2014年12月2,0731,24383059.8
2015年12月2,3211,2721,04954.6
2016年12月2,3971,3321,06555.4
2017年12月2,6591,5091,15056.5
2018年12月2,7741,6201,15458.2
2019年12月3,1511,7161,43554.3
2020年12月3,2811,7871,49454.3
2021年12月3,7162,0451,67154.8
2022年12月4,1672,4091,75857.6
2023年12月4,4902,8371,65363.0
2024年12月4,8163,1471,66965.2
2025年12月5,1833,4861,69667.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1,623億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,675億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
317億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,696億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中22位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中170位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.9%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥22,535で、1年前と比べて+111.9%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥22,535-3.9%1ヶ月-15.9%1年+111.9%時価総額9,517億円
過去52週の値幅
安値¥10,905高値¥30,100

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.1倍
PER (会社予想)18.9倍
PBR2.59倍
配当利回り3.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日移動平均線(25,577.8円)を3.5%下回り、75日線(25,992.41円)も割り込んでおり、短中期のトレンドは弱含みです。8月21日終値は23,295円で、52週高値30,100円から22.6%下落した水準にあります。7月17日には38万2,200株と出来高が膨らみ、直近は12万7,900株に減少しています。週足では7月中旬以降、高値を切り下げる展開で、調整局面が続いています。ただし、1年前からは約2.1倍に上昇しており、長期上昇トレンドの修正局面と捉えられます。RSIは36.79と売られすぎに近く、反発の可能性もあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

PERは22.9倍で業界平均30.9倍を下回り、PBRは2.7倍で平均2.6倍とほぼ同水準だ。ROEは11.2%と平均的な水準で、配当利回りは3.4%と平均2.3%を上回る。配当性向は75.9%と高く、株主還元は積極的だが、予想PERは19.6倍に改善見込み。総じて割安感はあるが、成長性は緩やか。割安だが配当は伸び悩む可能性。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.1倍30.8倍
PER (予想)18.9倍
PBR2.59倍2.58倍
ROE11.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の成長と環境規制の強化が追い風となる一方、半導体市場の変動、特に中国向け需要の減速がリスク。強気派は、技術優位性とグローバル展開による成長を持続とみる。弱気派は、主要顧客の設備投資サイクルに左右され、中国市場の減速が業績を圧迫する可能性を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 技術優位性

    排ガス分析や膜厚測定で高いシェア、独自技術が競争力。

  • 半導体需要

    半導体製造装置の需要拡大が牽引。

  • 環境規制

    環境規制強化が排ガス分析装置の需要を喚起。

  • 2025年12月期営業利益530億円で最高益決算発表後影響

    営業利益は前期比47億円増の530億円、営業利益率15.91%

  • 売上高3,331億円と過去最高通年影響

    売上高は前期比157億円増の3,331億円、増収基調が続く

  • 来期予想PER21.6倍と実績29.15倍から大幅低下決算発表後影響

    予想PER21.6倍は実績29.15倍を大きく下回り、収益拡大を織り込む

  • 配当利回り3.08%と良好通年影響

    配当利回り3.08%は株主への現金還元が厚い

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクル

    半導体市場の調整局面で設備投資が減速。

  • 中国依存

    中国向け売上比率が高く、減速の影響を強く受ける。

  • 競争激化

    アジア勢の技術向上で価格競争が発生。

  • 株価1年で136.09%上昇し過熱感不定影響

    1年間で約2.36倍に急騰、高値警戒感から調整リスク

  • 純利益371億円は2023年12月期403億円を下回る通年影響

    2025年12月期純利益371億円は2023年12月期403億円を32億円下回る

  • 実績PER29.15倍と割高水準通年影響

    実績PER29.15倍は予想PER21.6倍を上回り、業績下振れ時に調整が大きい

  • ROE11.21%と資本効率に改善余地継続影響

    ROE11.21%は15%に届かず、高PERの正当化には更なる改善が必要

次の決算で確かめる点
半導体関連売上高
半導体市場の動向が業績に直結。
海外売上比率
地域リスク分散と為替影響を確認。
排ガス分析装置の受注
環境規制の動向と需要を測る。
研究開発費
技術競争力の維持に重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり790で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは3.51%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥790
1株あたり
配当利回り
3.51%
いまの株価に対して
配当性向
75.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月8546.7
2017年12月11636.553.8
2018年12月14525.050.7
2019年12月130−10.346.4
2020年12月90−30.852.3
2021年12月15066.7333.1
2022年12月24563.371.0
2023年12月29018.453.9
2024年12月270−6.983.3
2025年12月45066.775.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥790

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,811人。区分でいちばん多いのは外国法人41.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.8%を占め、残る64.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人32.039.733.936.633.641.7
金融機関39.833.335.835.835.229.3
個人・その他18.918.319.618.019.318.1
事業法人6.26.26.36.56.76.5
証券会社3.12.44.32.95.24.3
自己株式0.80.80.70.60.70.6
外国人個人0.00.00.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.67
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.08
03STICHTING PENSIOENFONDS ZORG EN WELZIJN (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.95
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.81
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.72
06堀場 厚2.60
07UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.10
08堀場洛楽会投資部会1.99
09株式会社京都銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.96
10堀場グループ従業員持株会1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-06
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.59%
  • 2026-05-13
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    9.90%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+405%、1株純資産は14期で+253%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1752,3467.814.237.5
2013年12月2132,7008.416.948.9
2014年12月2502,9298.916.038.5
2015年12月3153,01210.715.435.1
2016年12月3083,14910.017.646.7
2017年12月3863,56511.517.653.8
2018年12月5293,82614.38.550.7
2019年12月3674,0539.320.046.4
2020年12月3134,2177.619.452.3
2021年12月5054,82711.213.4333.1
2022年12月8075,68515.47.171.0
2023年12月9546,69515.411.653.9
2024年12月7997,48511.311.483.3
2025年12月8848,28611.218.175.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額1,218百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約20倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀場厚代表取締役 会長兼グループCEO781,097,072
齊藤壽一代表取締役 副会長兼グループCOO6828,333
足立正之代表取締役 社長6324,528
小山浩史常務取締役 グループCFO 財務法務本部長兼東京支店長563,391
George Gillespie取締役639,124
堀場弾取締役46646,131
外山晴之取締役67608
松田文彦取締役65976
田邉智子取締役541,479
本川仁監査役(常勤)655,099
山田啓二監査役721,778
河本紗代子監査役49
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
吉田和正691,710
多鹿淳一534,022

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)72141181,153165
社外取締役547479
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,185字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは2025年12月31日現在、当社及び連結子会社46社、非連結子会社1社で構成され、測定機器の製造、販売及びサービスを主たる業務としています。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは以下のとおりです。 なお、次表の区分は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 また、2024年2月14日に公表した中長期経営計画「MLMAP2028」において設定した3つの注力フィールドの推進体制を整備すべく、社内体制を見直しました。これに伴い、当連結会計年度の期首より、報告セグメントを従来の「自動車」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」から「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3事業部門(フィールド)に変更しています。 セグメント   主要製品、サービス   主要な会社 エネルギー・環境   エンジン排ガス測定装置、使用過程車用排ガス測定器、車載型排ガス測定装置、ドライブラインテストシステム、エンジンテストシステム、ブレーキテストシステム、テストオートメーション、燃料電池試験装置、バッテリー試験装置、車両開発エンジニアリング、試験エンジニアリング、研究開発棟リース、煙道排ガス分析装置、水質計測装置、大気汚染監視用分析装置、環境放射線測定器、プロセス計測設備、粒子径分布測定装置、蛍光X線分析装置、ラマン分光分析装置   当社株式会社堀場テクノサービス株式会社堀場アドバンスドテクノホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)ホリバ・フューエルコン社(ドイツ)ホリバMIRA社(イギリス)ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)堀場(中国)貿易有限公司(中国)ホリバ・コリア社(韓国) バイオ・ヘルスケア   血球計数装置、免疫測定装置、生化学用検査装置、血糖値検査装置、リモートモニタリングサービス、粒子径分布測定装置、蛍光X線分析装置、ラマン分光分析装置、蛍光分光・寿命測定装置、分光器・検出器、グレーティング(回折格子)   当社株式会社堀場テクノサービスホリバABX社(フランス)ホリバ・フランス社(フランス)ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)ホリバ・インド社(インド) 先端材料・半導体   マスフローコントローラー、薬液濃度モニター、半導体異物検査装置、残留ガス分析装置、粒子径分布測定装置、蛍光X線分析装置、元素分析装置、ラマン分光分析装置、蛍光分光・寿命測定装置、分光器・検出器、グレーティング(回折格子)   当社株式会社堀場エステック株式会社堀場アドバンスドテクノホリバ・フランス社(フランス)ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)堀場(中国)貿易有限公司(中国) 以上に述べた事項の概要図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,256字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 以下の文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日(2026年3月23日)現在、入手しうる情報に基づいて判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、社是「おもしろおかしく」のもと世界で事業展開する分析・計測機器メーカーとして「真のグローバルカンパニー」をめざし、様々な産業分野のグローバルな市場に対して、分析技術を中心とした事業活動を通じて、「地球環境の保全」「ヒトの健康」「社会の安全・利便性向上」「科学技術の発展」等をもたらすことにより社会貢献することを基本理念としています。 また、連結経営を重視し、世界47社にのぼる当社グループの「人財(※1)」「技術」リソースを活かした連携強化及び融合を積極的に推進しています。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、2028年を目標年度とする中長期経営計画「MLMAP2028(Mid-Long Term Management Plan 2028)(※2)」を2024年2月に策定し、「MAXIMIZE VALUE(※3)」のスローガンのもと、連結売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE(自己資本当期純利益率)12%以上をめざしています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループは、社是「おもしろおかしく」のもと、5つのセグメント(自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学)と、4つの地域(日本、アジア、欧州、米州)によるマトリックス組織を通じてグループ一体となった経営を行い、事業成長を実現してきました。 昨今、持続可能な社会実現の機運が高まり、AI・IoTをはじめとした技術革新がますます進んでいます。一方で、パンデミックの発生や政情不安等、予測困難な事象も発生しています。そのような中、当社グループの使命は、外部環境の変化に柔軟に対応していくとともに、ビジョン「Joy and Fun for All おもしろおかしくをあらゆる生命へ」のもと、「ほんまもん(※4)」と多様性を礎にソリューションで社会課題の解決を実現することです。 ビジョン「Joy and Fun for All おもしろおかしくをあらゆる生命へ」の実現に向けた第一歩として、また、さらなる事業成長と企業価値向上を実現するため、当社グループは「MAXIMIZE VALUE」をスローガンに据えた中長期経営計画「MLMAP2028」を策定しスタートしました。後述する3つの戦略の実現を通じて、2028年に売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE12%以上の達成をめざします。(※5) また、「MLMAP2028」実行による事業成長に加え、創出した資金を将来の成長分野に積極的に再投資していくことにより、企業価値を長期的かつ継続的に向上させます。そのための施策として、2017年より導入しているHORIBA Premium Value(※6)を活用することにより、資本コストを意識した経営を引き続き推進します。 ① 3つの注力分野(※7)(エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体)における社会課題解決をめざす事業戦略 新しい社会に欠かせない次の3つの注力分野において、当社グループがグローバルに培ってきたコア技術、生産能力、顧客ネットワーク、サービス能力を有機的に組み合わせ、独自のソリューションを創出し、社会課題の解決に貢献します。 <エネルギー・環境> ・ビジョン 「持続可能な地球環境を実現するために、お客様の課題を解決し、信頼される真のパートナーとなる」 ・2028年財務目標 売上高 1,580億円 営業利益 158億円 営業利益率 10% 当分野で解決をめざす社会課題は、おもにエネルギー分野での取り組みが重要となっている「カーボンニュートラル」の実現です。当社グループは、研究開発・法規認証等の各プロセスに対して、当社グループが培ってきた技術と経験を統合し、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを展開します。 <バイオ・ヘルスケア> ・ビジョン 「ユニークなソリューションで、あらゆる生命のヘルスケアジャーニーを変革し、社会価値を創造する」 ・2028年財務目標 売上高 570億円 営業利益 57億円 営業利益率 10% 当分野で解決をめざす社会課題は、あらゆる生命が健康でいるために、ウェルビーイングや予防を含めたヘルスケアジャーニーの変革です。当社グループが持つ多様なコア技術とグローバルネットワークを活用し、ユニークなソリューションを提供。POCT(※8)を用いた臨床現場の課題解決やバイオ医薬品の開発・生産プロセスの最適化等に貢献します。 <先端材料・半導体> ・ビジョン 「持続可能な社会実現に向けて、先端材料・半導体分野への革新的なソリューションで市場を形成する」 ・2028年財務目標 売上高 2,350億円 営業利益 585億円 営業利益率 25% 当分野で解決をめざす社会課題は、半導体製造プロセス、関連先端材料、そしてファシリティが互いに関係するバリューチェーンのマトリックス「ウーブンバリューチェーン(※9)」における技術革新です。当社グループは、先端材料分野等に最先端のソリューションを提供し、半導体分野において全方位でお客様のオペレーションをサポートします。 <グローバル経営基盤の強化(開発、サービス、生産、ディストリビューション)> 事業戦略を推進するにあたり、各ファンクションでのグローバル経営基盤の強化が不可欠です。それぞれ以下の施策を行い、グローバルレベルでの最適化を実現します。 開 発 技術と人財を有機的に結びつけ、ほんまもんの技術を磨く サービス 高品質なサービスと分析ソリューションで独自のサービスモデルを確立する 生 産 持続可能なバリューチェーンにより安定的に高品質な製品を提供する ディストリビューション 顧客価値に繋がるソリューションの拡充・流通チャネルの構築を実現する ② ホリバリアン(※10)の力を最大限引き出す人財戦略 ・ビジョン 「ホリバリアン一人ひとりが『おもしろおかしく』の実践によりその力を発揮し、『ほんまもん』を追求する舞台をグループ全体で創りあげる」 ・2028年非財務目標 「全ホリバリアンによるバリュー(※11)の実践」 「『ほんまもん』の価値の創出」 当社グループが社会価値を創出するためには、多様なホリバリアンがそれぞれの個性、強み、能力を発揮し、HORIBA(※12)のバリューを実践していくことが不可欠であると考えます。その実現に向け、人財が持つ力を最大限に発揮し、「ほんまもん」を追求する「舞台」をグローバルに創りあげます。 ③ ソーシャル・インパクトを生み出すサステナビリティ戦略 ・ビジョン 「HORIBA独自の手法で、持続可能な社会実現に貢献する」 ・2028年非財務目標 「2050年カーボンニュートラル」 「2033年CO2排出量42%削減(2023年比、Scope 1, 2)(※13)」 当社グループの使命は、独自性の高い製品とソリューションの提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献することです。また、当社グループを含むサプライチェーン全体での対応強化と社会貢献活動の促進に、グローバルレベルで取り組みます。 (注)※1.人財:当社グループでは、従業員を大切な財産と考えて「人財」と表現しています。 ※2.MLMAP(Mid-Long Term Management Plan):当社グループでは中長期経営計画を「MLMAP」として社内浸透させています。 ※3.MAXIMIZE VALUE:「HORIBAグループのあらゆるVALUE(価値)を最大限に発揮する」ことを表現する「MLMAP2028」のスローガン。「VALUE(価値)」には「ホリバリアンの『価値』」、「社会『価値』」、「顧客提供『価値』」、「技術『価値』」の意味を込めています。 ※4.ほんまもん:「ほんもの」から派生した、京都で使われている言葉。当社グループでは、「心をこめてより良いものを追い求めつづけた先に生まれる、唯一無二の価値」を表しています。「ほんまもん」を追い求めるひと、そのひとの行動や努力、その結果として生まれることやもののすべてが「ほんまもん」であり、それらは「ほんもの」を越えて人の心を揺さぶる存在になっていきます。 ※5.中長期経営計画「MLMAP2028」は、現在見直しを実施しており、2026年8月に公表を予定しています。 ※6.HORIBA Premium Value:前回の中長期経営計画「MLMAP2023」で導入された、資本効率の最大化を実現するための当社グループ独自の経営指標です。 ※7.3つの注力分野の推進体制を整備すべく、社内体制を見直しました。これに伴い、当連結会計年度の期首より、報告セグメントを従来の「自動車」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」から「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3事業部門(フィールド)に変更しています。 ※8.POCT(Point of Care Testing):診察室等「患者に近い場所」で行われる検査の総称。 ※9.ウーブンバリューチェーン:当社グループでは、半導体製造プロセスを横糸、その工程ごとに存在する関連材料市場を縦糸とし、複合化したバリューチェーン全体を織物(ウーブン)に例えて「ウーブンバリューチェーン」と表現しています。 ※10.ホリバリアン:当社グループで働くすべての人を同じファミリーであると考え、ホリバリアンと呼んでいます。 ※11.バリュー:我々ホリバリアンを突き動かし、独自性あふれるソリューションを生み出しつづけるための道しるべとして、「チャレンジ精神」、「誠実と信頼」、「卓越の追求」をかかげています。 ※12.HORIBA:当社及び連結子会社を指します。 ※13.2024年2月発表時には2032年を目標年度(基準年度は2022年)としていましたが、温室効果ガス排出量算定のために必要な情報の一部に不備があったため、2033年(基準年度は2023年)に修正しました。
事業等のリスク6,012字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 重要リスクを選定するにあたり、リスクに関するグループ規程に定めるリスク項目をベースに現業部門及び管理部門が当社グループにおける個別のリスク項目を抽出し、各リスクについて、発生の可能性と経営への影響度において3段階の点数付けを行っています。その後、点数化したリスク項目を整理して、当社グループにおけるリスクマップを作成し、リスクに関するグループの管理委員会にて協議・承認を行いました。 リスクマップに挙げた項目のうち、下図の網掛け部分に該当するリスク項目を当社グループにおける重要リスクと位置付けて、有価証券報告書に記載しています。 なお、文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日(2026年3月23日)現在、入手しうる情報に基づいて当社グループが判断したものです。 <当社グループのリスクマップ> (1)3事業部門(フィールド)に関するリスクについて 当社グループは、グローバルに培ってきたコア技術、生産能力、顧客ネットワーク、サービス能力を有機的に組み合わせ、独自のソリューションを創出し、社会課題の解決に貢献するため、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体という3フィールドの事業ポートフォリオを構成しています。個々のフィールドには以下のような業績変動要因があります。 ① エネルギー・環境 エネルギー・環境では、エンジン排ガス測定装置や大気・水質汚染分析装置等が主力製品となっています。そのため、排ガス・燃費規制の動向による需要の変動や、官公庁による環境関連の法的規制動向及び一般企業の研究開発・投資動向により需要が増減することから、今後の規制・市場の動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、自動車の電動化やAI関連技術の進展等、自動車産業の構造変化がもたらす自動車関連メーカーの研究開発・設備投資動向は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。更に、自動車開発に関するエンジニアリング・試験事業では事業の性格上、多額の固定資産を所有しています。自動車メーカーの研究開発動向等により、固定資産の稼働率が低下した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。世界的に環境問題への規制強化が進む中、特に地政学的なリスクは短期間に変化・顕在化する可能性があります。その対応策として、行政機関から発信される最新情報の収集を継続的に行うとともに、規制適合や排ガス低減技術開発に必要なエンジン排ガス測定装置、電動車開発に向けたアプリケーションの開発と供給に努めています。また、各国補助金を受けた事業者が主たるユーザーとなる水素等の新エネルギーや、カーボンニュートラルといった領域におけるビジネスについては、各国の政策動向による補助金の打ち切り等によって、一部、リスク事象が発生していますが、製品構成の変化、原価低減の施策に取り組んでいます。加えてコネクテッド・自動運転車(CAV)の設計から実車検証、衝突安全や予防安全等の車両開発支援まで包括的なサポートを行う開発エンジニアリング機能を増強し、自動車開発に関わる幅広い需要に応えるため事業基盤の強化に取り組んでいます。 環境関連においても、グループ間の情報連携を強化し、諸外国の環境関連規制動向を把握するとともに、環境規制関連以外で使用される製品等、製品群を拡大することで、リスク低減を図っています。 ② バイオ・ヘルスケア バイオ・ヘルスケアでは、血球計数装置や理化学用分析装置が主力製品となっています。今後、医療機関の経営状況悪化や価格競争、官公庁の研究開発予算及び民間企業の研究開発や生産向けの設備投資の動向で需要が増減し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、グループ間の情報連携を強化し、市場要求・競合他社の動向に合わせて新しい製品・事業の拡大を推進するとともに、現地生産を含むローカライズの推進、医薬品開発や製造プロセスといった成長が見込める産業へ、バイオ・ヘルスケアが有する様々な分析・計測技術の投入を強化することでリスクの低減に努めています。 ③ 先端材料・半導体 先端材料・半導体では、半導体製造装置用の流量制御機器、半導体メーカーにおける品質管理や研究開発サポート機器が主力製品となっています。当社グループでは、半導体市況の変動による影響を低減するため、受注から納品までのリードタイムの短縮や顧客ニーズに迅速に対応する体制作りに取り組んでいますが、半導体及び半導体製造に関わる技術変化や半導体の急激な需要変動による半導体製造装置及び半導体メーカー等の設備投資動向は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、顧客と地理的に近い場所に拠点を置き、顧客の設備投資情報をはじめとする最新情報を収集し、市場ニーズを迅速に取り込んだ開発を強化する体制を構築しています。生産体制においても需要の増減に合わせ、調達を含めた柔軟な対応ができる体制をとることでリスクの低減に努めています。 (2) 全社に関するリスク ① 気候変動に関するリスク 気候変動は世界共通の解決すべき社会課題と考えられており、多くの国や地域で脱炭素やカーボンニュートラルをめざす政策や規制の導入が進むとともに、社会からの要求が増大しています。当社グループはこのような変化を事業機会と捉え、環境変化に対する取り組みを進めていますが、対応が極めて困難な事象が発生する場合や、各国補助金を受けた事業者が主たるユーザーとなる水素等の新エネルギー及びカーボンニュートラルといった領域におけるビジネスについては、補助金の打ち切り等、政策動向によっては事業活動の大幅な見直しや費用の増加等、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、当社グループが展開する国や地域の情勢や規制動向等を適切に見極め、経営への影響が最小限になるように取り組んでいます。 当社グループが提供する分析・計測ソリューションは、それを活用するお客様が提供するサービスにおいてCO2削減を実現しています。環境汚染の低減や関連規制への対応に貢献する分析・計測技術の発展に取り組み続けており、気候変動に対しても、エネルギー社会の変革という視点を中心に当社独自の技術を展開し、課題解決に向けて積極的に取り組んでまいります。 ② ビジネスと人権に関するリスク 事業活動を推進する上で、人権への配慮がこれまで以上に求められており、社会からの要求も増大しています。当社グループはもとより人権擁護に努めていますが、予期せぬ事態により人権問題が発生した場合、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、当社グループは、グローバルでの規範となる「Code of Ethics」を制定しており、その制定にあたり「人権」を重要事項と捉えて、差別の排除・労働の自主性・労働基本権の尊重・救済と再発防止の措置を明示し、社内浸透を図っています。また、国連グローバル・コンパクトへの支持も表明しており、ここで謳われている人権方針と国際的な人権規範も尊重しています。サプライチェーンにおける人権の取り組みについても、人権尊重の指針を示し、人権侵害の未然防止を図っています。 ③ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは、顧客・取引先に関する情報、受発注・契約等に係る情報、技術情報及びその他の機密情報を取り扱っています。これらに関し、従業員等による人為的ミス又は内部不正、サイバー攻撃(不正アクセス、マルウェア感染、ランサムウェア等)、委託先を含むサプライチェーン上のセキュリティ事故その他の要因により、情報の漏えい、改ざん、破壊又は利用不能等が発生するリスクが考えられ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、情報セキュリティ関連規程を制定し、従業員に対する教育・訓練を継続的に実施しています。加えて、情報資産の把握及び情報セキュリティアセスメントを通じて、リスクに応じた組織的・技術的安全管理措置(アクセス権限管理、設計・開発系ネットワークの分離、監視・検知、委託先管理等)を講じています。また、インシデント発生に備えたグローバル対応体制(CSIRT)を整備し、サプライヤーを含む関係先との連携を図ることにより、当該リスクの低減及び被害の最小化に努めています。 ④ 為替変動に関するリスク 当社グループは世界各国で事業活動を行っていますが、為替相場の変動は連結決算における円貨換算額に影響を与えるため、当社グループの予想の範囲を超えて為替相場が大きく変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、進出国の政治経済情勢や金融市場動向等の情報収集に努めています。また、適地調達・適地生産の推進、社内規程に基づく輸出入取引金額の範囲内の為替予約取引等を行っています。 ⑤ 国際情勢に関するリスク 当社グループは世界各国で事業活動を行っていますが、ロシア・ウクライナ、中東の情勢、米中関係の複雑化等、当社グループの事業を取り巻く国際情勢は大きく変化しています。特に海外市場においては、対象市場の経済状況及び製品需給の急激な変動、法律・規制・税制の変更、テロ・戦争等の社会的混乱等のリスクが伴い、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、進出国の政治経済情勢、市場動向、税制、法規制動向等の情報収集に努めています。 ⑥ 自然災害による設備の破損とそれに伴う納期遅延等のリスク 地震等の自然災害により、製造拠点の設備修復等に多額の費用の発生、営業・生産等の事業活動の停止を余儀なくされることで、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。当社グループではISO22301の認証を自主返上しましたが、対応策として、自然災害等による事業の中断・阻害に対して、購買先の複数化、在庫の適正化、また生産拠点間での生産の多重化に取り組み、事業継続計画(BCP)の運用が経営と確実に密接に結びついた形で実施され、効果的・効率的・継続的に運用するための体制を整備しています。 ⑦ 買収や提携に伴う業績や財政状態の変化のリスク 当社グループは、自社の成長や事業の拡大を目的に、企業買収や業務提携を積極的に行っています。しかし、それらの買収・提携による事業展開が当初の計画通りに進まなかった場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、買収・提携前のデューデリジェンスを通じてリスクの洗い出しを行っています。また、買収後・提携後には定期的に事業計画と実績との比較・解析を行い事業環境の変化に対応できる仕組み作りを行うと同時に、既存事業との統合等、業務効率の向上に努めています。 ⑧ 固定資産の減損損失リスク 当社グループが保有する土地・建物等について、時価が著しく下落した場合及び事業の損失が継続するような場合並びに事業の収益性が低下し帳簿価額の全部又は一部を回収できないと判断した場合には固定資産の減損損失の計上により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、投資判断を行う際、その収益性・投資回収予定時期を社内で厳格に精査することに加え、設備投資後は、業績進捗について毎期モニタリングを実施するとともに、業績評価を行っています。また、採算性の悪化が見込まれ、キャッシュ・フローの獲得が期待できない場合には、戦略を立案し、実行することで減損損失の計上リスクの低減を図っています。 ⑨ パンデミックに関するリスク 感染症拡大によるパンデミックは、営業・生産等の事業活動の停止を余儀なくされることで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、社内においてワクチン接種の実施、感染防止策の励行等、WHOや厚生労働省が発出するパンデミック基準の各フェーズにおける社内や従業員の家庭における対応内容をまとめ、社内に周知しています。また、リモートワークであるGood Place勤務制度も導入しています。 ⑩ 基幹情報システムの停止・誤作動リスク 基幹情報システムの停止・誤作動により、受発注・在庫管理・出荷業務・会計処理等の事業活動に支障を来し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性はあり、リスクが顕在化した際の影響は大きいと認識しています。対応策として、基幹情報システムのバックアップ体制の整備、災害・障害発生時の代替手順を含む事業継続計画(BCP)の策定・見直し、外部データセンターやクラウドサービスの活用、システム監視及び障害発生時の迅速な復旧手順の整備等を進めています。 また、サイバー攻撃や不正アクセス等外部要因によるシステムトラブルを想定し、情報セキュリティ対策の強化や従業員への教育・訓練を継続的に実施することで、当該リスクの発生防止及び影響の軽減に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)4,254字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 2024年2月14日に公表した中長期経営計画「MLMAP2028」において設定した3つの注力フィールドの推進体制を整備すべく、社内体制を見直しました。これに伴い、当連結会計年度の期首より、報告セグメントを従来の「自動車」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」から「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3事業部門(フィールド)に変更しています。このため、前期数値につきましては、変更後のセグメント区分に組み替えて比較分析を行っています。 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりです。 ① 経営成績 当社グループの当連結会計年度における経営成績は、主にエネルギー・環境と先端材料・半導体において販売が増加したこと等から、売上高は333,081百万円と前期比5.0%の増収、営業利益は53,040百万円、経常利益は54,226百万円、それぞれ前期比9.7%、8.1%の増益となりました。また、構造改革等に伴う特別損失が発生したものの、税負担が軽減されたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は37,090百万円となり、前期比10.4%の増益となりました。 この間、為替相場を見ますと、当連結会計年度の平均為替レートは、1USドル149.61円、1ユーロ169.19円と、前年と比べUSドルは1.4%の円高、ユーロは3.1%の円安となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。 (エネルギー・環境フィールド) 主に欧州と米州において、EVシフトが緩やかになったことにより、ハイブリッド車開発向けに燃焼計測等の需要が増加したことから、自動車関連事業の売上高が増加しました。この結果、売上高は134,407百万円と前期比5.5%の増収、営業利益は9,417百万円と同120.9%の増益となりました。 (バイオ・ヘルスケアフィールド) 主に欧州において、販売が増加したこと等から、売上高は42,173百万円と前期比5.0%の増収となりました。利益面では、増収の一方、競争環境の激化やライフサイエンス領域での投資継続等により、894百万円の営業損失となりました(前期は890百万円の営業損失)。 (先端材料・半導体フィールド) 生成AI等の先端半導体関連需要が牽引し、主にアジアにおいて半導体製造装置メーカー向けの販売が増加したこと等から、売上高は156,500百万円と前期比4.5%の増収となりました。利益面では、新製品の開発や技術開発投資を加速したこと等から、営業利益は44,517百万円と同1.0%の減益となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末における財政状態につきましては、総資産は前連結会計年度末に比べ36,663百万円増加し、518,279百万円となりました。建物及び構築物や建設仮勘定を含む固定資産が増加したこと等によります。 負債総額は前連結会計年度末に比べ2,727百万円増加し、169,639百万円となりました。短期借入金が増加したこと等によります。 純資産は前連結会計年度末に比べ33,935百万円増加し、348,640百万円となりました。利益剰余金が増加したことや、円安により為替換算調整勘定が増加したこと等によります。 ③ キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ18,508百万円増加し、162,471百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上等により、54,383百万円のプラス(前連結会計年度は40,335百万円のプラス)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、日本等における有形固定資産の取得による支出等により、24,923百万円のマイナス(前連結会計年度は17,562百万円のマイナス)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、11,993百万円のマイナス(前連結会計年度は15,933百万円のマイナス)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) エネルギー・環境   134,174   △0.6 バイオ・ヘルスケア   42,248   6.2 先端材料・半導体   148,925   6.2 合計   325,348   3.3 (注)1.金額は販売価格により算出しています。 2.当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。このため、前連結会計年度との比較につい ては、変更後のセグメント区分の数値に組み替えて行っています。 b.受注実績 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) エネルギー・環境   125,046   △10.1   91,463   △9.3 バイオ・ヘルスケア   42,300   1.0   11,107   1.2 先端材料・半導体   151,151   10.4   50,830   △9.5 合計   318,498   0.2   153,401   △8.7 (注) 当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。このため、前連結会計年度との比較について は、変更後のセグメント区分の数値に組み替えて行っています。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) エネルギー・環境   134,407   5.5 バイオ・ヘルスケア   42,173   5.0 先端材料・半導体   156,500   4.5 合計   333,081   5.0 (注) 当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。このため、前連結会計年度との比較については、変更後のセグメント区分の数値に組み替えて行っています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容 経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日(2026年3月23日)現在、入手しうる情報に基づいて当社が判断したものです。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成において採用している重要な会計方針は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しています。 連結財務諸表の作成にあたって、会計上の見積りを必要とする繰延税金資産、貸倒引当金、製品保証引当金、棚卸資産の評価、固定資産の減損、退職給付に係る会計処理等については、過去の実績や当該事象の状況を勘案して、合理的と考えられる方法に基づき見積り及び判断をしています。ただし、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあるものについては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しています。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容 a.経営成績等 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析につきましては「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載しています。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載しています。 c.資本の財源及び資金の流動性の分析 当社グループの財務政策は、資産構成に合わせた最適な資金調達を行うことを基本方針としています。事業成長に向けた投資資金需要に対しては、その投資の内容に加え、資本コスト、資金調達環境及び条件、自己資本比率、手許流動性の水準等を総合的に勘案し、長期的な企業価値向上に最も資すると考える方法により対応しています。運転資金需要に対しては、内部留保や短期借入等により対応しています。借入については、主に社債の発行や金融機関からの調達です。なお、連結子会社が資金調達を実施する際には、グローバルな資金効率を向上させる観点から、グループ内で資金融通を行う一方、経営規律向上、ガバナンス強化を目的として、金融機関からの借入も実施させています。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2028年度を目標年度とする中長期経営計画「MLMAP2028(Mid-Long Term Management Plan 2028)」を2024年2月に策定し、連結売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE(自己資本当期純利益率)12%以上をめざしています。 当連結会計年度における経営成績は、主にエネルギー・環境と先端材料・半導体において販売が増加し、売上高は3,330億円、営業利益は530億円、ROE(自己資本当期純利益率)は11.2%となりました。MLMAP2028達成に向けて、引き続き諸施策を推し進めます。達成に向けた施策及び当連結会計年度における取り組みにつきましては、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題」に記載しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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