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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

助川電気工業

SUKEGAWA ELECTRIC CO.,LTD7711 · Standard · 精密機器

研究機関の試験設備から半導体製造装置まで「熱と計測」を手掛ける計測制御機器メーカー。エネルギーと産業システムの2軸で事業を展開。

概要

助川電気工業は、茨城県日立市に本社を置く精密機器メーカーである。1949年にネームプレートの製造販売から創業し、現在はシース型熱電対やシーズヒータなどの温度・加熱デバイスを中核製品とする。エネルギー関連事業(原子力・核融合・火力発電向け)と産業システム関連事業(半導体・FPD・自動車・鉄鋼製造装置向け)の2セグメントで構成され、2025年9月期の売上高は55億円、従業員191名。

エネルギー関連と産業システムの二本柱

収益構造の特徴として、売上高は2012年9月期の36億円から緩やかに拡大し、2025年9月期には55億円に達した。特に2025年9月期は営業利益率21.3%と高水準であり、営業利益11.7億円、当期純利益7.9億円を計上した。利益成長の背景には、人員配置最適化による生産効率向上と、エネルギー関連向けの大型受注(受注残高35.5億円)がある。なお、事業の一部として飲食店経営(2025年9月期売上0.3億円)も行っていたが、規模は小さい。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化

同社の生産拠点は茨城県内に集約されている。日立市の滑川工場(1970年設置)と高萩市の高萩工場(1976年設置)が主要工場であり、それぞれ伸線工程や組立工程を担う。営業拠点としては、東京支店(1972年開設)、大阪営業所(1965年開設)、広島営業所(1969年開設)、つくばオフィス(1989年開設)を有する。海外拠点はなく、輸出は国内販売代理店(株式会社シンワバネス等)を通じて行われる。2025年9月期の主要顧客は株式会社シンワバネス(売上高8.6億円、構成比15.7%)、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(同7.3億円、13.3%)、日立GEベルノバニュークリアエナジー株式会社(同6.1億円、11.2%)であり、国内顧客への依存度が高い。

単独企業体としてのグループ構成

2025年9月期時点で、助川電気工業は単一の企業体であり、連結子会社は存在しない。過去には1992年に設立した助川計測株式会社(連結子会社)が子会社であったが、2010年7月に清算されている。また、食関連事業として2002年に日立市内に飲食店舗を開設したが、事業全体の規模は小さい。従業員は191名(2025年9月期)であり、うちエネルギー関連と産業システム関連の各部門に配置されている。同社は自社内で設計・製造・試験まで一貫して行う体制をとり、特に高温・高真空・溶融金属環境向けのカスタム製品に強みを持つ。

業界の中での役割は産業用加熱・計測機器の専門メーカーとして、エネルギー分野と産業システム分野に製品を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
55億円
営業利益
12億円
営業利益率
21.8%
純利益
8億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
エネルギー関連28億円50.9%
産業システム関連27億円49.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー関連主力

研究機関の安全性確証試験装置等の試験研究設備や、原子力・火力発電所の温度制御関係装置を供給。研究開発や発電プラントの安全・効率運用を支える。

主な製品・サービス2
試験研究設備
研究機関向けの安全性確証試験装置など、材料や機器の信頼性を評価するための試験設備。
原子力・火力発電所用温度制御装置
発電所のプロセスにおける温度を精密に制御する装置で、プラントの安定運転に貢献。

02産業システム関連主力

半導体・FPD・自動車・鉄鋼等の製造装置において、加熱や温度計測といった「熱と計測」に関する部分に特化した機器を供給。多様な製造プロセスの品質と効率を支える。

主な製品・サービス1
熱と計測に関する機器
製造装置に組み込まれる加熱装置、温度センサー、温度調節計など。

製品と技術

シース型熱電対とシーズヒータ:温度計測と加熱の基盤技術

同社の根幹製品は、金属シース(外管)の中に素線と絶縁材を詰めた「シース型熱電対」と「シーズヒータ」である。シース型熱電対は、温度センサーとして原子炉内の温度計測から半導体製造装置の精密温度制御まで幅広く使われる。シーズヒータは、細管内に抵抗発熱線を収めた電気ヒータで、工業用加熱装置や液体加熱に用いられる。両製品とも独自の伸線・組立技術により、高温(1000℃以上)・高圧・高真空・放射線環境など過酷な条件下でも安定動作する。2025年9月期の産業システム関連事業売上高26.7億円の大半はこれら温度関連製品による。半導体製造装置向けは2025年時点で調整局面にあるが、環境関連設備向け需要が増加している。

高速増殖炉・溶融金属機器:原子力研究を支える特殊設備

高速増殖炉用ナトリウム液面計の製造販売を開始したのは1971年、電磁ポンプは1976年、流量計は1977年。これらの製品は、高速増殖炉「もんじゅ」や「常陽」の開発に貢献した実績を持つ。さらに、原子炉安全性確証実験用の模擬燃料集合体(1974年開始)は、過酷事故条件下の燃料挙動を調べる試験装置として国内外の研究機関向けに供給されている。2000年代以降は溶融アルミニウム移送用の電磁ポンプ(1985年開始)が産業システム分野に展開され、アルミ給湯・鋳造工程での省エネ・省メンテナンスに寄与している。

多品種受注生産に対応する技術開発体制

同社の製品は、顧客の仕様に応じて設計・製造されるカスタム品が大半を占める。そのため、研究棟(1971年建設)やクリーンルーム棟(1988年建設)など高度な試験設備を保有し、材料評価から性能試験まで自社で行う。特に溶融金属試験棟(2020年)には大型ナトリウムループが設置され、実機規模での試験が可能。また、社員の多能工化教育を推進し、20~30歳代の若手を中心に自部門以外の作業技術習得を半年から1年かけて実施している。この体制により、エネルギー関連と産業システム関連の間で仕事量の変動に柔軟に対応し、生産性向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

産業用計測・制御機器でニッチ市場に強みを持つ中堅

助川電気工業は産業用計測・制御機器を手掛ける中堅メーカーで、温度計測など特定分野で確固たる地位を築く。売上は46億円から55億円へ順調に伸び、営業利益率は18%から21.82%へ大幅改善。同業のリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスと比べ規模は小さいが、高い収益性を維持している。国内の設備投資やプラント需要に支えられ、輸出比率は限定的。カスタム品対応や技術力で差別化しているが、市場規模は小さく、成長のためには海外展開や隣接分野への進出が不可欠。

強み

  • 営業利益率20%超。技術力とニッチ市場で高い採算を実現。
  • 産業用計測で高い技術基盤を持ち、カスタム対応が可能。
  • 売上が3期連続で増加。設備需要に支えられ安定的。
  • 特定の計測分野でシェアを有し、競争が限定的。

課題

  • ニッチ市場は小さく、成長の天井が見えている。
  • 海外販路が限定的で、成長余地を掴み切れていない。
  • 中小企業ゆえに人材確保や事業承継が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字が助川電気工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17723愛知時計電機444億円
27774ジャパン・ティッシュエンジニアリング357億円
37760IMV336億円14.3倍
47769リズム330億円13.7倍
57779CYBERDYNE298億円297.3倍
67711助川電気工業291億円31.8倍
77743シード240億円21.1倍
8218ALiberaware221億円
97746岡本硝子220億円
107725インターアクション194億円32.7倍
117713シグマ光機177億円20.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

ネームプレート製造から電気機器へ転換した創業期

1949年2月、百目鬼用吉が茨城県日立市助川町(現・弁天町)において株式会社助川写真工芸社を設立し、ネームプレートの製造販売を開始した。翌1950年10月には助川電気工業株式会社へ商号変更し、電気機器事業への転換を図る。1955年1月、シーズヒータの製造販売を開始したことが、現在の中核事業の起点となる。当初は弁天町の工場で生産していたが、1957年1月には日立市宮田町(現・東町)に宮田工場を設置し、シーズヒータ製造部門を移設した。この時期はまだ小規模な町工場であり、電気機器事業への本格的な投資が始まった。

熱電対・ヒータの製品群を拡充した1960年代

1960年4月に変圧器用ブッシング、1961年5月にシース型熱電対、1962年4月にエレベータドア用装飾板、1963年3月にマイクロヒータの製造販売をそれぞれ開始し、製品ラインナップを急速に拡大した。1967年9月には日立市滑川町(現・滑川本町)に滑川工場を設置し、シース型熱電対とマイクロヒータの伸線部門を宮田工場から移設した。さらに1968年6月にはシース型測温抵抗体と高速増殖炉実験用模擬燃料棒の製造販売を開始し、原子力分野への進出の足がかりを得た。この間、1965年4月には大阪営業所、1969年9月には広島出張所を開設し、販売網を全国に広げた。

原子力・高速増殖炉関連技術に本格参入した1970年代

1970年11月、滑川工場内に本社事務所を建設し本社を弁天町から移転。1971年7月には研究棟を建設し、原子力機器等の研究開発に本格的に着手する。同年11月に高速増殖炉用ナトリウム液面計、1972年6月に高速増殖炉開発用ナトリウム実験装置、1974年1月に原子炉安全性確証実験用模擬燃料集合体、1976年10月に高速増殖炉用ナトリウム電磁ポンプ、1977年8月に同流量計と、次々にナトリウム関連製品を開発した。1976年7月には高萩工場を設置し、シース型熱電対等の伸線部門を移設。1978年4月には高萩工場内に原子力機器組立工場を建設、原子力機器部門を滑川工場から集約した。この時期、原子力関連の研究開発投資が同社の技術力の核を形成した。

多角化と株式公開を経た1980年代~2000年代

1979年5月には健康補助食品ニブロンの製造販売を開始するなど、技術分野以外にも事業を拡大した。1985年10月には溶融アルミニウム移送用機器、1988年8月には超高真空用機器の製造販売を開始し、産業システム分野を強化した。1989年7月につくばオフィスを開設し、技術情報収集と営業活動を開始。1991年4月、株式を日本証券業協会に登録し、店頭公開を果たす。1992年10月には助川計測株式会社(連結子会社)を設立したが、後年清算される。2002年11月には食関連事業として日立市内に飲食店舗を開設した。2004年12月、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。

新市場区分への対応と核融合関連の拡大(2010年代~現在)

2010年7月、子会社の助川計測株式会社を清算し、事業を単独体制に戻す。同年10月の市場統合により大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場、2013年7月の取引所統合で東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に所属する。設備面では、2004年12月に大型機器組立工場、2010年6月にアルミ試験棟、2014年3月にアルミ第2試験棟、2020年1月に溶融金属試験棟を高萩工場内に建設し、特に核融合・溶融金属技術への投資を拡大した。2021年6月には溶融金属試験棟内にナトリウムループを新設し、次世代エネルギー研究向けの実証試験能力を強化している。

年表41件を開く

1940年代

  • 1949年2月創業故、百目鬼用吉が茨城県日立市助川町(現・弁天町)において、株式会社助川写真工芸社(昭和25年10月助川電気工業株式会社へ商号変更)を設立、ネームプレートの製造販売を開始。

1950年代

  • 1955年1月シーズヒータの製造販売を開始。
  • 1957年1月茨城県日立市宮田町(現・東町)に宮田工場を設置、シーズヒータ製造部門を弁天町より移設。

1960年代

  • 1960年4月変圧器用ブッシングの製造販売を開始。
  • 1961年5月シース型熱電対の製造販売を開始。
  • 1962年4月エレベータドア用装飾板の製造販売を開始。
  • 1963年3月マイクロヒータの製造販売を開始。
  • 1965年4月大阪府大阪市東区(現・中央区)北久宝寺町に大阪営業所を開設。
  • 1967年9月茨城県日立市滑川町(現・滑川本町)に滑川工場を設置、シース型熱電対及びマイクロヒータの伸線部門を宮田工場より移設。
  • 1968年6月シース型測温抵抗体の製造販売を開始。
  • 1968年6月高速増殖炉実験用模擬燃料棒の製造販売を開始。
  • 1969年9月広島県呉市本通に広島出張所(現・広島営業所)を開設。

1970年代

  • 1970年11月滑川工場内に本社事務所を建設、本社を日立市弁天町より移転。
  • 1971年7月滑川工場内に研究棟を建設、原子力機器等の研究開発に本格的に着手。
  • 1971年11月高速増殖炉用ナトリウム液面計の製造販売を開始。
  • 1972年1月東京都台東区東上野に東京営業所(現・東京支店)を開設。
  • 1972年6月高速増殖炉開発用ナトリウム実験装置の製造販売を開始。
  • 1974年1月原子炉安全性確証実験用模擬燃料集合体の製造販売を開始。
  • 1976年7月茨城県高萩市上手綱に高萩工場を設置、シース型熱電対及びマイクロヒータの伸線部門を滑川工場より移設。
  • 1976年10月高速増殖炉用ナトリウム電磁ポンプの製造販売を開始。
  • 1977年8月高速増殖炉用ナトリウム流量計の製造販売を開始。
  • 1978年4月高萩工場内に原子力機器組立工場を建設、同部門を滑川工場より移設。
  • 1979年5月健康補助食品ニブロンの製造販売を開始。

1980年代

  • 1985年10月溶融アルミニウム移送用機器の製造販売を開始。
  • 1988年8月高萩工場内にクリーンルーム棟を建設、超高真空用機器製造部門を同棟に集約。
  • 1989年7月茨城県つくば市千現につくばオフィスを開設、技術情報の収集及び営業活動を開始。

1990年代

  • 1991年4月株式を社団法人日本証券業協会に登録。
  • 1992年10月助川計測株式会社(連結子会社)を設立。
  • 1998年5月高萩工場内に測温体・加熱機器組立工場を建設、同部門及び本社機能を滑川工場より移設。

2000年代

  • 2002年11月食関連の一環として茨城県日立市に飲食店舗を開設。
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2004年12月高萩工場内に大型機器組立工場を建設。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。
  • 2010年6月高萩工場内にアルミ試験棟を建設。
  • 2010年7月助川計測株式会社を清算。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、「東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)」に株式を上場。
  • 2014年3月高萩工場内にアルミ第2試験棟を建設。

2020年代

  • 2020年1月高萩工場内に溶融金属試験棟を建設。
  • 2021年6月溶融金属試験棟内にナトリウムループを新設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)か らスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    原子力・核融合研究への技術投資

    第7次エネルギー基本計画に基づき、再生可能エネルギーと原子力発電の最大活用の方針を受け、次世代革新炉や核融合に関する試験研究関係に注力。2026年以降もエネルギー研究開発分野への技術開発投資を継続し、将来のエネルギー発電技術に貢献する。

  2. 02

    半導体製造装置関連の受注確保

    コア製品であるシース熱電対及びシーズヒーターは調整段階から回復傾向にあるため、半導体製造装置関連の受注確保に引き続き注力する。

  3. 03

    多能工化による生産性向上

    受注生産で部門別の仕事量変動に対応するため、社員の技量を明確化し、20~30歳代の若手社員を対象に半年~1年の教育を通じて自部門以外の作業技術習得を推進。多能工化により人員配置の最適化と生産性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は603万円で、9期前と比べて+4.1%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は21.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月196
2017年9月199
2018年9月204
2019年9月58044.820.7199
2020年9月57144.320.9192
2021年9月58644.121.2197
2022年9月59844.221.1194
2023年9月58844.421.2198
2024年9月60444.221.0191471
2025年9月60344.021.3191628

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社高萩工場 — 茨城県高萩市1,245百万円
全社 エネルギー関連 産業システム関連
滑川工場 — 茨城県日立市257百万円
エネルギー関連 産業システム関連

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は55億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+33.3%。

売上高
+10.0%
55億円
営業利益
+33.3%
12億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
21.8%
前期比 +3.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高61億円55億円
営業利益13億円12億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は14億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+27.3%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q12216.71
2023年3Q11218.21
2023年4Q121
2024年1Q12216.72
2024年2Q14428.62
2024年4Q24312.52
2025年2Q30723.35
2025年4Q25520.03
2026年2Q31825.86
2026年3Q14321.42

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は36億円から55億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は21.8%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月3610
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、「東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)」に株式を上場。
2013年9月4232
高萩工場内にアルミ第2試験棟を建設。
2014年9月5043
2015年9月4332
2016年9月4532
2017年9月4440
2018年9月4653
2019年9月4322
高萩工場内に溶融金属試験棟を建設。
2020年9月3100
2021年9月3732
2022年9月4353
2023年9月4664
2024年9月509918.06
2025年9月55121221.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高55億円のうち、営業利益として残るのは12億円21.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の14.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.6%35億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.5%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.8%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
36.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.8pt
21.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.7pt
14.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.2pt
17.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが8億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月4−1−2311
2013年9月31−1413
2014年9月5−1−2414
2015年9月0−1−1−112
2016年9月2−2−209
2017年9月4−1−338
2018年9月6−1−2511
2019年9月−2−20−47
2020年9月4−2−227
2021年9月6−1−2510
2022年9月5−1−2412
2023年9月10−815
2024年9月2−1−312
2025年9月8−2−365

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は64.8%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月60352558.5
2013年9月63372658.4
2014年9月63372658.7
2015年9月63382560.2
2016年9月63372657.9
2017年9月65353053.7
2018年9月66363054.6
2019年9月64362855.4
2020年9月60342656.0
2021年9月64352954.9
2022年9月67363154.6
2023年9月64352955.4
2024年9月70422859.9
2025年9月75492764.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率52社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り52社中50位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.4%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.8%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.8%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,950で、1年前と比べて+39.5%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥4,950-5.0%1ヶ月+10.6%1年+39.5%時価総額291億円
過去52週の値幅
安値¥3,415高値¥12,250

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)31.8倍
PER (会社予想)30.2倍
PBR9.31倍
配当利回り1.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に4,455円まで急落し、その後も8月3日には4,280円と下値を模索。直近の8月4日は4,475円と前日比+4.56%と反発したものの、25日移動平均線4,675.4円を下回る弱い展開が続く。52週高値12,250円からは-63%の水準にあり、200日線6,454.08円も大きく下回る。出来高は7月17日に162,200株と膨らんで下落を示唆する場面があったが、その後は60,000株前後に落ち着きつつある。RSIは37.36と売られ過ぎ圏に近く、自律反発の可能性はあるが、中期トレンドは明確な下降局面にあると言える。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 28.9倍は業界平均32.17倍を下回るものの、PBR 8.47倍は平均3.62倍を大きく上回り、ROE 17.4%に対して株価は割高感が強い。配当利回り1.15%は平均1.98%を下回り、収益成長は堅調だが株価が先行している。割高ながらも収益力は高く、バリュエーションは業界比で割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)31.8倍30.1倍
PER (予想)30.2倍
PBR9.31倍2.49倍
ROE17.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

中立的な視点では、同社は安定成長を続ける精密機器メーカーだが、投資家の見方は割れている。強気派は、原子力発電の再稼働や新設の動きを追い風に、高単価の計測装置需要が拡大するとみる。また、決算で営業利益率が改善傾向にあり、収益性の高まりを評価する。一方、弱気派は、原子力事業の先行き不透明感や、特定セクターへの依存度の高さを懸念する。成長率は増収増益だが、PER 28.9倍と市場平均より割高な水準にあることを指摘し、成長鈍化時のバリュエーション調整リスクを挙げる。さらに、PBR 8.47倍と高く、ROE 17.4%の水準が持続可能か疑問視する。

プラスに働く材料7
  • 原子力再稼働の追い風

    政府の原子力推進政策により、計測装置の需要拡大が期待される。

  • 収益性の改善

    営業利益率が18%から21.8%へ上昇し、高収益体質が進む。

  • 安定的な受注基盤

    電力・原子力向けの長期契約や保守需要が収益を下支えする。

  • 営業利益が33%増の12億円決算発表後影響

    前期9億円から3億円増加

  • 営業利益率21.82%の高水準通年影響

    売上高55億円に対し営業利益12億円

  • ROE17.4%の高収益継続影響

    ROE17.4%(スナップショット)

  • 予想PER27.5倍の改善通年影響

    実績PER28.9倍から1.4倍改善

マイナスに働く材料7
  • 原子力依存のリスク

    特定分野への依存が高く、政策変更や事故で需要が急減する恐れ。

  • バリュエーション割高

    PER 28.9倍は成長率に見合わず、調整余地がある。

  • 高PBRの持続性

    PBR 8.47倍はROEに支えられるが、ROE低下時に修正される。

  • PBR8.47倍の高バリュエーション不定影響

    PBR8.47倍はROE17.4%に対して過大

  • 売上高55億円の規模が小さく受注変動リスク継続影響

    売上高55億円・純利益8億円

  • 外国株主比率0.8%と低く需給が薄い継続影響

    外国株主比率0.8%(スナップショット)

  • 株価47.76%上昇の反動不定影響

    過去1年で47.76%上昇(スナップショット)

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くか確認するため。
原子力関連受注高
政策動向を反映し、将来の売上を左右する。
売上高成長率
安定成長の持続性を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+17.6%いまの株価に対する利回りは1.05%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
1.05%
いまの株価に対して
配当性向
27.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月2368.9
2017年9月2613.0468.5
2018年9月287.755.2
2019年9月293.698.3
2020年9月290.0
2021年9月24−17.270.6
2022年9月2712.548.7
2023年9月297.440.6
2024年9月3417.229.4
2025年9月4017.627.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,947人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.8%を占め、残る70.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他72.068.267.470.363.062.3
事業法人21.621.622.021.922.523.4
証券会社0.83.53.21.64.07.1
金融機関5.35.76.25.97.76.4
自己株式0.00.00.06.06.06.0
外国法人0.31.01.10.22.70.7
外国人個人0.10.00.10.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ドウメキエンタープライズ16.00
02東京中小企業投資育成株式会社6.08
03株式会社常陽銀行4.48
04楽天証券株式会社2.47
05海藤 美好1.81
06SMBC日興証券株式会社1.47
07百目鬼 孝一1.21
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.19
09神谷 信一1.12
10加藤 健治1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2543%、1株純資産は14期で+69%。直近期のROEは17.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月55261.045.0220.4
2013年9月295535.313.048.8
2014年9月425877.514.240.2
2015年9月335995.618.260.5
2016年9月336045.518.068.9
2017年9月65910.9127.2468.5
2018年9月516128.417.555.2
2019年9月296084.822.198.3
2020年9月−2574−0.4
2021年9月345965.828.270.6
2022年9月556219.123.548.7
2023年9月7163911.117.340.6
2024年9月11676516.516.129.4
2025年9月14488717.432.127.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
百目鬼孝一取締役会長7971,140
高橋光俊代表取締役 取締役社長5759,800
滑川雅広常務取締役 技術本部長6110,500
小室高志取締役 営業本部長5710,800
菅芳文取締役 製造本部長579,400
佐藤一雄取締役 監査等委員7751,480
小野修一郎取締役 監査等委員795,000
髙市智恵子取締役 監査等委員645,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5901310321
社外取締役25053
取締役(社内)13033

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容335字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、電気機械器具、精密機械器具の製造、販売及び飲食店の経営を主な事業とし、これら製品に付帯する設備工事等これらに関連する事業を営んでおります。 当社の事業内容に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2部門は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)エネルギー関連……………主要な製品は、研究機関の安全性確証試験装置等の試験研究設備、原子力・火力発電所の温度制御関係装置に使用されています。 (2)産業システム関連…………主要な製品は、半導体・FPD・自動車・鉄鋼等の製造装置の「熱と計測」に関する部分に広く使用されております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,193字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社の経営理念は次のとおりであります。 ① 顧客には誠実をむねとし、優秀な製品とゆき届いたサービスを提供し、好意にむくいることを目標とします。 ② 取引先には信頼をむねとし、相互の連結を密にし、共存共栄をはかることを目標とします。 ③ 社員には調和をむねとし、協力の精神をもととして企業の繁栄につとめ、物心両面より生活の向上をはかることを目標とします。 ④ 株主には誠意をむねとし、最善な運営を行い、公正適正な利益還元を行うことを目標とします。 この理念の実現のために、ものづくりの技術とそれをベースにしたサービスの提供を通じて、産業の進歩発展と人々の安全で快適な暮らしの維持向上に貢献する企業として成長していくことを基本方針としております。 (2) 経営環境 経営環境につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (3) 優先的に対処すべき課題等 エネルギー分野において、2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」にて再生可能エネルギーと共に原子力発電を最大限活用する方針が掲げられました。これらから当社の経営環境としては、原子力関係、特に次世代革新炉に関わる試験研究関係と核融合に関する試験研究関係が2026年以降も引き続き牽引することとなります。エネルギー需要の増加が見込まれる中において将来のエネルギー発電技術への貢献のため、技術開発への投資を行い今後とも生活の基盤となるエネルギー研究開発関係に注力してまいります。 産業システムにおいては、半導体製造装置関連について当社コア製品であるシース熱電対及びシーズヒーターは調整段階から出て戻りつつありますので引き続き受注確保に注力してまいります。 この激しい時代の変化、経済の変動の中、どの企業でも人材について課題を抱えていると思います。当社は受注生産であり、製品別の部門に分かれており、その時代により各部門の仕事量が変化することから適切な人員配置が課題となっておりました。当社で取り組んだことは、まず社員の技量を明確化することです。その作業が出来る又は出来ないで明確化し、出来なければ何時迄に出来るようにするか決めて教育に取り組んでおります。特に20~30歳代の若手社員から人選して自部門以外の作業技術の習得教育を半年から1年かけて実施し、多能工化による仕事量の変化への適応に取組んでおり、これらにより生産性向上へと繋げてまいります。
事業等のリスク1,201字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、本項における将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。 (1)原子力産業分野への依存 当社は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電の縮小・凍結等が長期化しているなか、他の産業分野での受注、売上の拡大に力を注いでまいりましたが、現状でも原子力産業分野の売上高が、全売上高の約45%を占めております。今後さらに原子力産業分野の需要が減少した場合には、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)半導体及びFPD製造装置関連製品の需要 当社は、原子力産業分野の動向等を踏まえて、産業システム関連分野での受注、売上増に重点を置いた営業展開を進めております。特に半導体及びFPD製造装置に使用される加熱装置、温度センサー等について、当社の固有技術であります加熱技術、温度計測制御技術等を応用した差別化製品や新製品を、個々の顧客のニーズに合わせて提案提供することに注力した結果、当分野の売上高が、全売上高の約25%を占めております。従いまして、半導体及びFPD等の最終製品の需要の変動等により、同製造装置及び関連設備等の需要が大幅に下落した場合には、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)技術及びコスト不確定性 当社は、エネルギー関連分野及び産業システム関連分野で受注生産の形態をとっていますが、中にはこれまでに製作経験のない、技術的難度が高くかつ受注金額の大きい製品を受注する場合もあります。その結果として、受注時の技術的不透明性等により、想定外の多大な設計及び製作コストが発生した場合には、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)生産拠点の集中 当社は、生産効率の向上、品質の一元管理等により、全売上高の約9割の生産を高萩工場に集中しております。従いまして、地震、火災等の災害及び工場内の事故等により、当工場での生産能力に重大な支障が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報管理に関するリスク 当社は、取引先を含め、販売取引・仕入取引に係る顧客情報、技術情報、経営情報等の機密情報及び個人情報を取り扱い、これらに対してセキュリティ対策を講じておりますが、さまざまなリスクが存在しております。 具体的なリスクとして、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス感染、社内設備の故障、災害等による機密情報及び個人情報の流出、消失又は基幹システムの大規模な障害の発生のほか、持ち出しによる機密情報及び個人情報の紛失・盗難等が想定され、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,463字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度の売上高は、5,467百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は1,165百万円(同27.1%増)、経常利益は1,177百万円(同28.5%増)、当期純利益は794百万円(同24.5%増)となりました。 セグメント別の概況は、次のとおりであります。 エネルギー関連事業におきましては、原子力関係において原子力発電所の再稼働に向けた関連製品や研究機関向け製品、核融合関連製品については溶融金属ループ等の研究機関向け製品が増加したことにより、売上高は2,758百万円(同23.9%増)、セグメント利益(営業利益)は830百万円(同17.7%増)となりました。 産業システム関連事業におきましては、温度センサー等の半導体製造装置関連製品及びFPD製造装置関連製品が減少しましたが、環境関連設備向け製品が増加したことにより、売上高は2,674百万円(同1.2%増)、セグメント利益(営業利益)は706百万円(同13.3%増)となりました。 当事業年度末における流動資産は4,687百万円となり、前事業年度末に比べ274百万円増加いたしました。 負債合計は2,656百万円となり、前事業年度末に比べ163百万円減少いたしました。 当事業年度末における純資産合計は4,890百万円となり、前事業年度末に比べ671百万円増加いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ283百万円増加し513百万円となりました。 なお、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は826百万円(前年同期比308.2%増)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期純利益1,138百万円、減価償却費116百万円です。支出の主な内訳は法人税等の支払額336百万円、仕入債務の減少額103百万円となります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は206百万円(同153.1%増)となりました。これは主に、貸付による支出199百万円、有形固定資産の取得による支出60百万円となります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は336百万円(同2.5%減)となりました。これは主に、配当金の支払額197百万円、社債の償還による支出128百万円となります。 ③ 生産、受注及び売上の実績 a.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) エネルギー関連   2,823,881   125.9 産業システム関連   2,650,295   106.1 合計   5,474,177   115.4 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前期比(%)   受注残高 (千円)   前期比(%) エネルギー関連   4,148,037   187.2   3,553,322   164.2 産業システム関連   2,185,848   88.2   822,711   63.1 合計   6,333,886   134.9   4,376,033   126.2 (注)その他のうち飲食店は、一般消費者へ直接販売する飲食事業を行っておりますので、受注高には記載しておりません。 c.売上実績 当事業年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(千円)   前期比(%) エネルギー関連   2,758,741   123.9 産業システム関連   2,674,932   101.2 その他   34,258   36.5 合計   5,467,931   110.1 (注)主な相手先別の売上実績及び当該売上実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 売上高(千円)   割合(%)   売上高(千円)   割合(%) ㈱シンワバネス   685,688   13.8   856,114   15.7 国立研究開発法人 量子科学技術 研究開発機構   328,965   6.6   726,887   13.3 日立GEベルノバニュークリアエナジー㈱   335,707   6.7   614,330   11.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や個人消費の持ち直しなどにより景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、地政学的リスクの高まりによるエネルギー価格の高騰や、米国の政策動向が経済の不確実性を高め、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当事業年度は、当社のコア技術を生かし、シース型の熱電対・ヒーター・信号ケーブル等の製品を、半導体製造装置、液晶・有機EL等のFPD製造装置及び各種プラント向け製品等広範囲にわたり拡販すること、並びに電磁ポンプを軸とする各種溶融金属機器の充実を図り、エネルギー関連事業においては核融合関連製品等、産業システム関連事業においてはアルミ給湯・鋳造用電磁ポンプの受注確保に注力してまいりました。 この結果、産業システム関連事業において半導体・FPD製造装置関連が、依然として調整段階の状況が続きましたが、エネルギー関連事業は、受注・売上とも順調に推移したことにより売上高は5,467百万円(前年同期比10.1%増)となりました。利益面におきましては、人員配置最適化等による生産効率向上化により、営業利益は1,165百万円(同27.1%増)、経常利益は1,177百万円(同28.5%増)、当期純利益は794百万円(同24.5%増)となりました。 セグメント別の概況は、次のとおりであります。 エネルギー関連事業におきましては、原子力関係において原子力発電所の再稼働に向けた関連製品や研究機関向け製品、核融合関連製品については溶融金属ループ等の研究機関向け製品が増加したことにより、売上高は2,758百万円(同23.9%増)、セグメント利益(営業利益)は830百万円(同17.7%増)となりました。 産業システム関連事業におきましては、温度センサー等の半導体製造装置関連製品及びFPD製造装置関連製品が減少しましたが、環境関連設備向け製品が増加したことにより、売上高は2,674百万円(同1.2%増)、セグメント利益(営業利益)は706百万円(同13.3%増)となりました。 当事業年度末における財政状態に関する分析は以下のとおりであります。 (資産) 当事業年度末における流動資産は4,687百万円となり、前事業年度末に比べ274百万円増加いたしました。これは主に売掛金が70百万円、仕掛品が56百万円減少しましたが、現金及び預金が283百万円、原材料及び貯蔵品が76百万円、契約資産が58百万円増加したことによるものであります。固定資産は2,859百万円となり、前事業年度末に比べ233百万円増加いたしました。これは主に長期貸付金が151百万円、投資有価証券が116百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は7,546百万円となり、前事業年度に比べ507百万円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は1,960百万円となり、前事業年度末に比べ350百万円増加いたしました。これは主に電子記録債務が75百万円減少しましたが、1年内償還予定の社債が404百万円増加したことによるものであります。固定負債は695百万円となり、前事業年度末に比べ513百万円減少いたしました。これは主に社債が532百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,656百万円となり、前事業年度に比べ163百万円減少いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は4,890百万円となり、前事業年度末に比べ671百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当198百万円を行った一方で、当期純利益794百万円を計上したことにより利益剰余金が595百万円増加したこと、及びその他有価証券評価差額金が75百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は64.8%(前事業年度は59.9%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因については、(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況に記載しております。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金需要のうち主なものは、材料仕入のほか、製造原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資目的の資金需要は、設備投資等によるものであります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入金等で対応していくこととしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の採用や、資産・負債及び収益・費用の計上、及び開示に関する経営者の見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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