本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

シード

SEED CO.,LTD.7743 · Standard · 精密機器

ソフトコンタクトレンズで国内トップクラスのシェアを持つメーカー。使い捨てレンズからオルソケラトロジーまで、幅広い製品ラインをグローバルに展開。

概要

シード(SEED)は、コンタクトレンズの研究開発・製造販売を中核とする精密機器メーカーである。1957年に「株式会社東京コンタクトレンズ研究所」として創業、1987年に現商号に変更。2026年3月期の連結売上高は約339億円、従業員数は1,048人。東京都文京区に本社を置き、国内に鴻巣研究所・桶川研究所、海外にアジア・欧州の生産販売子会社を擁する。

コンタクトレンズとケア用品を柱とする事業構成

当社グループの事業は、コンタクトレンズ・ケア用品事業とその他事業に区分される。コンタクトレンズ・ケア用品事業では、ハード系、ソフト系、ディスポーザブル(使い捨て)レンズ、オルソケラトロジーレンズ及びその関連製品を取り扱う。ケア用品として保存液、洗浄液、酵素洗浄液、化学消毒液、保存ケースなどを販売する。その他事業には眼鏡フレーム、眼鏡備品、眼内レンズが含まれる。2026年3月期のセグメント売上高は、コンタクトレンズ・ケア用品が33,849百万円、その他が92百万円である。グループは当社と18社の子会社により構成される。

アジア・欧州に広がる生産販売ネットワーク

海外展開は2011年にベルギーにSEED Contact Lens Europe S.A.を設立したことに始まる。その後、シンガポール、マレーシア、台湾、ベトナム、中国に現地法人を設立。欧州では、イギリスのContact Lens Precision Laboratories Ltd.及びその子会社を2018年に連結子会社化し、ドイツのWoehlk Contactlinsen GmbHの株式40%を取得。さらにスイスのSensimed SAも傘下に収めた。2023年3月期には上海実瞳光学科技有限公司を設立し、中国市場での体制を強化。シンガポールに新物流拠点を構築し、東南アジアでの販売強化を図る。

生産能力拡大と省人化への投資

鴻巣研究所は4号棟を2026年1月に竣工、3月より稼働を開始した。これにより生産能力は月産6,500万枚から2027年3月期には7,900万枚、第二期計画後の2028年3月期には8,950万枚を見込む。人員確保が困難な中、省人化生産ラインの構築を進めている。国内の研究開発拠点は、桶川にあった総合研究所を鴻巣研究棟に統合し、現在は鴻巣研究所が生産・研究開発の中核を担う。設備更新や新規増設を積極的に行い、安定供給体制を整える。

売上高は増加傾向、純利益は変動

連結売上高は2013年3月期の150億円から2026年3月期の339億円へと2倍以上に拡大した。純利益は2013年3月期の10億円から2026年3月期の11億円とほぼ横ばいであるが、中間年度では2023年3月期に3億円の損失を計上している。2026年3月期の営業利益は14億円、経常利益は14億円。円安による輸入原材料の仕入価格上昇や人件費増加が利益を圧迫する一方、海外売上の拡大が収益を支える。キャッシュ・フローは営業活動で27億円の増加、投資活動で38億円の減少となった。

業界の中での役割はコンタクトレンズ・ケア用品メーカー(眼科市場向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
339億円
営業利益
14億円
営業利益率
4.1%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01コンタクトレンズ(一般消費者・眼科)主力

ハード、ソフト、使い捨てタイプのコンタクトレンズを開発・製造・販売。オルソケラトロジーレンズ(夜間装着で矯正)も手がける。日本国内だけでなく、アジア、欧州に販売網を広げ、多様なニーズに対応。

主な製品・サービス3
ソフトコンタクトレンズ
含水ポリマーで作られた柔らかいレンズ。装用感が良く、使い捨てタイプが主流。近視・遠視・乱視の矯正に用いる。
ハードコンタクトレンズ
硬質素材で作られたレンズ。酸素透過性に優れ、乱視矯正や目の病気の治療にも使用される。
オルソケラトロジーレンズ
夜間装着して角膜の形状を整え、日中は裸眼で過ごすためのレンズ。近視の進行抑制効果も期待される。

02コンタクトレンズケア用品準主力

コンタクトレンズの保存液、洗浄液、酵素洗浄液、化学消毒液、保存ケースなどを販売。レンズの安全な使用をサポートし、目の健康を守る。

主な製品・サービス1
保存液・洗浄液
レンズの汚れを落とし、保存するための液。殺菌効果があり、レンズを清潔に保つ。

03その他(眼鏡フレーム、眼内レンズなど)副次

眼鏡フレーム、眼鏡備品、眼内レンズ、その他商品を販売。コンタクトレンズに加え、幅広い視力補正・眼科医療ニーズに対応。

主な製品・サービス1
眼内レンズ
白内障手術などで用いる眼内レンズ。水晶体の代わりに挿入され、視力を回復する。

製品と技術

国産32枚入りが強みの「シード1dayPureシリーズ」

主力商品である「シード1dayPureシリーズ」は、国内生産と32枚入りを差別化要素とする。乱視用や遠近両用といったスペシャリティレンズの拡販に注力しており、2026年3月期の同事業セグメント売上高は前期比1.6%増となった。同シリーズのリブランディングに着手し、ブランドイメージの再構築を進める。市場の価格競争が激化する中、単焦点レンズの販売は競合の影響を受けている。

シリコーンハイドロゲル「シードAirGrade」シリーズ

シリコーンハイドロゲル素材を使用した「シードAirGrade」シリーズは、1dayと2weekの両カテゴリーを展開する。2026年2月には「シードAirGrade 2week UV W-Moisture TORIC」を発売し、ラインナップを充実させた。同シリーズは酸素透過性に優れ、装用感の向上を図る。2028年3月期の全国発売に向け、2027年3月期には先行販売を予定するシリコーンハイドロゲルレンズの承認申請を進めている。

ファッション性を訴求するサークル・カラーレンズ

「シードEye coffret 1day UV M」「ベルミー」に加え、2025年12月に発売した「ヒロインメイク 1day UV M」の新色「光のブラウン」「煌めきピンク」が売上を伸ばしている。WEB広告やSNSを活用したプロモーションを積極的に行い、2026年3月期のサークル・カラーレンズ売上高は前期比2.0%増となった。2027年3月期には新色の発売やスペシャリティレンズの拡充を計画する。

「ブレスオーコレクト」と近視進行抑制への取り組み

オルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト」は、就寝時に装用し日中裸眼で視力矯正効果を得られる製品である。2026年3月期の売上は前期比11.6%増と大きく伸長した。ケア用品も同レンズ関連が増加し、全体のケア用品売上は4.5%増となった。研究開発分野では近視進行抑制効果の確認を目的としたコンタクトレンズの治験を進めるとともに、電子デバイス型コンタクトレンズ(スマートコンタクトレンズ)の汎用プラットフォームを公開し、企業や大学との共同研究を推進する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

コンタクトレンズ中堅、低成長継続

シードはコンタクトレンズメーカーで、売上高は324億円~339億円と低成長。同業のリバラウェア(218A)やジーエルテクノ(255A)と比較すると規模は中程度だが、事業はコンタクトレンズに特化。営業利益率は4.82%から4.13%へ低下傾向。精密機器業界では、新興企業の参入や価格競争が激しく、シードのポジションは厳しさを増している。

強み

  • コンタクトレンズ専門で長年の技術・ブランド力を保有。
  • 売上高は微増ながらも安定、一定の需要を確保。
  • 国内コンタクトレンズ市場で一定のシェアを維持。
  • リピート需要の高いコンタクトレンズで固定客が多い。

課題

  • 売上高伸び率が低く、市場の成熟化が顕著。
  • 営業利益率が4.8%から4.1%へ低下。
  • 新興企業や海外ブランドとの競合でシェア維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字がシード

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17774ジャパン・ティッシュエンジニアリング357億円
27760IMV336億円14.3倍
37769リズム330億円13.7倍
47779CYBERDYNE298億円297.3倍
57711助川電気工業291億円31.8倍
67743シード240億円21.1倍
7218ALiberaware221億円
87746岡本硝子220億円
97725インターアクション194億円32.7倍
107713シグマ光機177億円20.0倍
117600日本エム・ディ・エム174億円66.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

東京コンタクトレンズ研究所として創業した1957年

1957年10月9日、東京都文京区に「株式会社東京コンタクトレンズ研究所」を設立。1970年4月に同区に第一研究所を設置し、研究開発の拠点とした。当初のブランド名は「マイコン」であったが、1985年11月に「シード(SEED)」に変更。1987年2月には商号を「株式会社シード」に改め、現在の社名となった。

研究所拡充と株式の店頭登録

1988年12月に大宮研究所を設置、1989年12月には社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録した。1991年11月には桶川研究所を新設し、1992年6月に第一研究所を桶川に移転・統合。1993年10月には眼鏡事業に進出した。研究開発体制を強化し、事業領域を拡大する時期であった。

子会社設立と眼内レンズ市場参入

1998年10月に株式会社メガサーチ、1999年2月に株式会社タワービジョンを設立。2000年4月には有限会社メディエイトの出資口金額を取得し、同社子会社の京都コンタクトレンズ株式会社が連結対象となった。眼内レンズを発売し、眼科関連製品の品揃えを広げた。2006年4月にはメディエイトを株式会社シードアイサービスに社名変更し、販売子会社を再編した。

上場市場の変遷と研究開発の集約

2004年12月に店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年2月には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2013年の取引所統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)となった。2014年3月に市場第二部に変更、2017年1月に市場第一部に指定された。2001年11月には桶川に総合研究所を設立し、大宮研究所を統合。2016年6月には鴻巣研究所研究棟が竣工し、研究開発部門を鴻巣に集約した。

欧州・アジアでのM&Aと新会社設立

2011年、ベルギーにSEED Contact Lens Europe S.A.、シンガポールにSEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.、中国に実瞳(上海)商貿有限公司を設立。2013年にはマレーシアに子会社を設立。2018年4月、イギリスのContact Lens Precision Laboratories Ltd.及びUltravision International Ltd.を連結子会社化。2019年にはドイツのWoehlk Contactlinsen GmbHの株式40%を取得し、スイスのSensimed SAも追加取得。2020年4月には株式会社シードアイサービスを存続会社とする吸収合併によりタワービジョンが消滅した。

プライム市場からスタンダード市場への変更

2017年1月に東京証券取引所市場第一部に指定され、同時に横浜近視予防研究所株式会社を設立。2026年3月31日付で、流通株式時価総額が上場維持基準に適合せず、東証プライム市場からスタンダード市場へ変更された。同月には鴻巣研究所4号棟が竣工し、生産能力拡大を進める。中期経営計画では連結売上高500億円を目標に掲げる。

年表44件を開く

1950年代

  • 1957年10月創業会社設立、商号、株式会社東京コンタクトレンズ研究所

1970年代

  • 1970年4月東京都文京区本郷に第一研究所を設置

1980年代

  • 1985年11月商号変更ブランド名をマイコンからシード(SEED)に変更
  • 1987年2月株式会社シードに商号を変更
  • 1988年12月大宮研究所を設置
  • 1989年12月社団法人日本証券業協会に株式の店頭登録

1990年代

  • 1991年11月桶川研究所を設置
  • 1992年6月M&A第一研究所を桶川研究所に移転・統合
  • 1993年10月眼鏡事業に進出
  • 眼内レンズ発売
  • 1998年10月創業株式会社メガサーチを設立
  • 1999年2月創業株式会社タワービジョンを発足

2000年代

  • 2000年4月有限会社メディエイトの出資口金額を取得、及び同社子会社であった京都コンタクトレンズ株式会社が新規に連結対象
  • 有限会社メディエイトを株式会社に組織変更
  • 2001年11月創業総合研究所(桶川市)を設立(大宮研究所を桶川研究所に統合し増・改築)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年4月商号変更株式会社メディエイトを株式会社シードアイサービスに社名変更
  • 2007年7月鴻巣研究所1号棟(鴻巣市)を竣工

2010年代

  • 2010年2月創業株式会社新宿タワービジョンを設立
  • 上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2011年1月鴻巣研究所 ISO13485取得、CEマーキング指令適合
  • M&A株式会社シードアイサービスと株式会社メガサーチが、株式会社シードアイサービスを存続会社とする吸収合併方式により合併(現・連結子会社)
  • 創業SEED Contact Lens Europe S.A.(ベルギー)を設立
  • SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)(現・連結子会社)、実瞳(上海)商貿有限公司(中国)を設立
  • 2013年3月京都コンタクトレンズ株式会社、株式会社新宿タワービジョンを清算
  • 上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 創業SEED CONTACT LENS (M) SDN. BHD.(マレーシア)を設立
  • 2014年3月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 台灣實瞳股份有限公司(SEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD.)(台湾)(現・連結子会社)を設立
  • ベトナムに駐在員事務所を開設
  • 2016年6月M&A鴻巣研究所研究棟を竣工し、総合研究所(桶川市)の研究開発部門を統合・閉所
  • ㈱シードアイサービスの100%出資により、㈱アイスペースを設立
  • 2017年1月SEED Contact Lens Europe GmbH(ドイツ)(現・連結子会社)を設立
  • 東京証券取引所市場第一部に指定
  • 創業横浜近視予防研究所株式会社を設立
  • 鴻巣研究所3号棟を竣工
  • 2018年4月M&A株式取得によりContact Lens Precision Laboratories Ltd.及びその子会社のUltravision International Ltd.(イギリス)を連結子会社化
  • 創業SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD.(オーストラリア)を設立
  • 創業Contact Lens Precision Laboratories Ltd.がSEED INTERNATIONAL LTD.(イギリス)を設立
  • 2019年1月創業SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)を設立
  • M&AWoehlk Contactlinsen GmbH(ドイツ)の株式40%を取得し連結子会社化 株式会社ユニバーサルビューの株式を追加取得し持分法適用関連会社化
  • M&A上海実瞳光学科技有限公司(中国)を設立し連結子会社化
  • M&ASensimed SA(スイス)の株式を追加取得し連結子会社化

2020年代

  • 2020年4月M&A㈱シードアイサービスを吸収合併存続会社とする吸収合併により㈱タワービジョンが消滅

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CO2排出量原単位(鴻巣研究所 Scope1・2)2030年まで2022年度比50%改善

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産力強化と安定供給

    鴻巣研究所の4号棟稼働により生産能力を抜本的に引き上げ、国内外の需要拡大に応える。

  2. 02

    国内ブランド再構築と新素材投入

    主力の「1dayPureシリーズ」をリブランディングし、「国産」「32枚入り」の特長を活かす。2028年3月期にシリコーンハイドロゲルレンズを全国発売へ、2027年3月期に先行販売。サークル・カラーレンズの新色やスペシャリティレンズ拡充も予定。

  3. 03

    海外販売強化

    円安メリットを活かし、中国では子会社を完全子会社化して意思決定速度を向上、中国営業部を新設。シンガポールに物流拠点を構築し、東南アジアでの販売を強化する。

  4. 04

    環境経営とカーボンニュートラル

    2050年カーボンニュートラルを目標に、2030年までに鴻巣研究所のScope1・2排出原単位を2022年度比50%改善。TCFD提言に基づき気候変動リスク・機会を管理する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,048人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて+15.1%平均年齢は36.8歳、平均勤続年数は12.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月690
2018年3月750
2019年3月52233.910.1977
2020年3月52533.810.21,020
2021年3月52034.610.8988
2022年3月51335.211.5985
2023年3月52435.612.1974
2024年3月55136.212.5962
2025年3月58036.412.6985162
2026年3月60036.812.81,048134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 4 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
鴻巣研究所 — 埼玉県鴻巣市299億円
コンタクトレンズ・ケア用品事業
本社 — 東京都文京区4,380百万円
全社
工場 — 英国 Leighton Buzzard297百万円
コンタクトレンズ・ケア用品事業
シード東急ビル — 東京都文京区292百万円
全社
大宮物流センター — 埼玉県さいたま市北区262百万円
コンタクトレンズ・ケア用品事業
本社・工場 — ドイツ Schönkirchen208百万円
コンタクトレンズ・ケア用品事業
シード第2ビル — 東京都文京区71百万円
コンタクトレンズ・ケア用品事業、その他
本社他8施設 — 東京都文京区他1百万円
コンタクトレンズ・ケア用品事業、その他
主な関係会社
  • 国内
    上海実瞳光学科技有限公司
    中華人民 共和国 上海市
    議決権60.0%
  • 国内
    上海実瞳健康科技有限公司
    中華人民 共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    香港実瞳健康科技有限公司
    香港 湾仔
    議決権100.0%
  • 国内
    上海幻櫻商貿有限公司
    中華人民 共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.
    シンガポール共和国、シンガポール
    議決権100.0%
  • 国内
    SEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD.
    中華民国 台北市
    議決権100.0%
  • 海外
    Contact Lens Precision Laboratories Ltd.
    英国 Leighton Buzzard
    議決権100.0%
  • 海外
    Ultravision International Ltd.
    英国 Leighton Buzzard
    議決権100.0%
  • 海外
    Scotlens Holdings, Limited.
    英国 Leighton Buzzard
    議決権100.0%
  • 海外
    Scotlens, Limited.
    英国 Leighton Buzzard
    議決権100.0%
  • 海外
    Woehlk Contactlinsen GmbH
    ドイツ Schönkirchen
    議決権100.0%
  • 海外
    Sensimed SA
    スイス Lausanne
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.ベトナム Hanoi100%
  • SEED CONTACT LENS(M)SDN.BHD.マレーシア Selangor100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は339億円営業利益14億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.1%、利益が-12.5%。

売上高
+2.1%
339億円
営業利益
-12.5%
14億円
純利益
+0.0%
11億円
営業利益率
4.1%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円339億円
営業利益22億円14億円
純利益14億円11億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は88億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q79−6
2024年1Q8078.84
2024年2Q7967.64
2024年3Q8256.14
2024年4Q838
2025年2Q16895.45
2025年4Q16474.36
2026年2Q171116.48
2026年4Q16831.83
2027年1Q8866.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は150億円から339億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月150810
2014年3月192115
2015年3月18752
鴻巣研究所研究棟を竣工し、総合研究所(桶川市)の研究開発部門を統合・閉所
2016年3月21885
SEED Contact Lens Europe GmbH(ドイツ)(現・連結子会社)を設立
2017年3月245149
株式取得によりContact Lens Precision Laboratories Ltd.及びその子会社のUltravision International Ltd.(イギリス)を連結子会社化
2018年3月2782212
SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)を設立
2019年3月2951810
㈱シードアイサービスを吸収合併存続会社とする吸収合併により㈱タワービジョンが消滅
2020年3月318173
2021年3月2861211
2022年3月2881112
2023年3月3066−3
2024年3月3242120
2025年3月33216134.811
2026年3月33914144.111

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高339億円のうち、営業利益として残るのは14億円4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.2%187億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.7%138億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.9pt
4.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.6pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は42億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月18−182012
2014年3月14−159−120
2015年3月9−269−1712
2016年3月42−8−253420
2017年3月22−4623−2419
2018年3月30−5322−2318
2019年3月−2−1930−2126
2020年3月39−26−31336
2021年3月37−17−172040
2022年3月33−9−242439
2023年3月33−4−182949
2024年3月60−38262299
2025年3月30−46−11−1671
2026年3月27−38−19−1142

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は625億円。このうち返さなくてよい自己資本が196億円で、自己資本比率は30.8%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2036613732.7
2014年3月2298314636.1
2015年3月2488416433.8
2016年3月2488016832.1
2017年3月2929020230.8
2018年3月34710124629.0
2019年3月40211029226.8
2020年3月41610830825.5
2021年3月41311729627.9
2022年3月41812529329.3
2023年3月40012127929.6
2024年3月49617731935.0
2025年3月51818433434.9
2026年3月62519642930.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
94億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
76億円
在庫として抱えている分
負債合計
429億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り52社中30位あたり、逆に低いのは自己資本比率52社中49位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.1%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.8%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.1%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥792で、1年前と比べて+47.0%過去52週の値幅のなかでは100%の位置にある。

¥792+0.0%1ヶ月+53.5%1年+47.0%時価総額240億円
過去52週の値幅
安値¥468高値¥793

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.1倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR1.26倍
配当利回り1.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価509円、前日比-1.9%と反落。1カ月で+4.3%と緩やかな上昇。25日線(505円)をかろうじて上回る。52週高値659円からは依然23%安。出来高40500株とやや増加。RSI53.1と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.6倍は業界平均の29.1倍を大きく下回り割安、PBR 0.80倍も平均3.60倍に対し0.22倍と純資産価値に対しても低い。配当利回り2.89%は平均1.50%を上回る一方、ROE 6.1%はやや低く収益性に課題があり、業績横ばいのリスクにも注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.1倍30.1倍
PER (予想)17.8倍
PBR1.26倍2.49倍
ROE6.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は2024年3月期に営業黒字化し、2025年3月期も増収増益を見込む。強気派は、コンタクトレンズ市場が拡大基調にあり、自社ブランドとOEMの両軸で安定した成長が可能と評価。PER13倍、PBR0.8倍と割安感があり、配当利回りも約2.9%と魅力的。一方弱気派は、競合の牙城(シェアトップのジョンソン・エンド・ジョンソン、クーパービジョン等)に対しシェアが低く、価格競争や素材開発競争で劣後するリスクを指摘。コロナ特需剥落後の業績安定性にも疑問。

プラスに働く材料7
  • 割安バリュエーション

    PER13.6倍、PBR0.8倍で業界平均より割安。資産価値に比べ低い。

  • 業績改善トレンド

    2024年3月期に黒字化。2025年3月期も増収増益計画。

  • 配当利回り

    配当利回り2.9%で、インカムゲインとして魅力的。

  • 割安なバリュエーション継続影響

    PER13.6倍、PBR0.8倍と精密機器平均のPER18倍対比割安。PBR1倍割れは解散価値以下

  • 配当利回り2.9%の安定還元継続影響

    年間配当14.7円、利回り2.89%と高水準。株主還元姿勢評価

  • 売上高安定成長2026年3月期影響

    売上高339億円(前期比+2.1%)。堅調な需要で微増収継続

  • 低PBR改善策としての自社株買い期待不定影響

    PBR0.8倍と低く、経営陣による自社株買いの可能性。資本効率改善

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    グローバル大手とのシェア・価格競争が激しく、シェア拡大に限界。

  • 成長性の疑問

    2026年3月期の売上成長率は微増。大きな伸びは期待しにくい。

  • 収益の不安定性

    過去に赤字を計上。利益が安定するか不透明。

  • 営業利益減少トレンド継続影響

    営業利益16億円→14億円と減少。コスト上昇で収益力低下

  • ROE低位による成長力不足継続影響

    ROE6.1%と資本コスト(8%程度)を下回る。成長期待乏しい

  • 外国人持株比率低く需給リスク継続影響

    外国人持株3.05%と低く、海外資金流入不足で株価上昇抑制

  • 増収率鈍化によるバリュエーション修正継続影響

    売上高成長率2%と低く、高PER業種との比較で見劣り

次の決算で確かめる点
コンタクトレンズ売上高
主力製品の成長率を確認。
営業利益率
価格競争や原材料高が収益性を圧迫していないか。
OEM受注高
自社ブランド以外の安定収益源の動向。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.89%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
1.89%
いまの株価に対して
配当性向
34.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月925.0
2018年3月90.014.6
2019年3月1230.922.4
2020年3月120.077.2
2021年3月120.0
2022年3月120.019.9
2023年3月120.040.2
2024年3月1525.021.1
2025年3月150.040.0
2026年3月150.034.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ57,930人。区分でいちばん多いのは金融機関51.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.5%を占め、残る47.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関70.069.369.457.653.551.3
個人・その他22.026.526.335.442.742.2
外国法人3.92.32.03.31.62.9
証券会社2.00.91.21.50.72.3
事業法人2.01.01.02.01.41.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01管理信託(A001)受託者 株式会社SMBC 信託銀行18.00
02みずほ信託銀行 有価証券管理信託070002614.27
03野村信託銀行株式会社(信託口2052116)11.91
04三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲1号)4.61
05浦壁 昌広2.04
06日本証券金融株式会社2.02
07シード社員持株会0.94
08井上 忠0.86
09株式会社SBI証券0.65
10PHILLIP SECURITIES(HONG KONG)LIMITED(常任代理人 フィリップ証券株式会社)0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-02
    新井 隆二
    新規の大量保有報告
    48.80%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−70%、1株純資産は14期で−26%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月12686315.78.214.7
2014年3月599696.123.435.0
2015年3月83272.655.062.4
2016年3月193186.020.650.7
2017年3月3536010.321.925.0
2018年3月4840312.648.314.6
2019年3月394309.329.822.4
2020年3月104242.480.677.2
2021年3月4545910.217.5
2022年3月464909.711.319.9
2023年3月−13474−2.640.2
2024年3月7757413.48.621.1
2025年3月365976.213.540.0
2026年3月386376.116.134.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤隆郎取締役社長(代表取締役)533,000
杉山哲也取締役副社長 兼 管理本部長(代表取締役)633,000
五十嵐淳取締役 常務執行役員 営業本部長6318,000
新庄信孝取締役 常務執行役員 国際事業本部長612,000
福田猛取締役 常務執行役員 生産技術本部長5718,000
中村きく江取締役 常務執行役員 研究開発本部長645,000
小原之夫取締役7910,000
大竹裕子取締役531,000
小泉範子取締役57
藤田礼次取締役65
中山友之常勤監査役7935,000
細川均常勤監査役6713,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
二瓶ひろ子監査役50
林龍太郎監査役66
安田孝則取締役 常務執行役員 営業本部長6226,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)736367210
その他役員434349
監査役2222211
その他役員217179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,078字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社18社(期末日現在)により構成されており、コンタクトレンズの研究開発及び製 造販売と、コンタクトレンズケア用品、その他商品の販売を主たる業務としております。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、当社グループが営んでいる事業内容と、事業の種類別セグメントにおける事業区分は同一であります。 区分   取扱品目   主な会社 コンタクトレンズ・ケア用品事業   コンタクトレンズ   ハード系、ソフト系、 ディスポーザブル(使い捨て)レンズ、オルソケラトロジーレンズ及びその関連製品(光学器械等)   当社、㈱シードアイサービス、SEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD.(台湾)、SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)、SEED CONTACT LENS (M) SDN. BHD.(マレーシア)、Contact Lens Precision Laboratories Ltd.(イギリス)、Ultravision International Ltd.(イギリス)、Scotlens Holdings, Limited.(イギリス)、Scotlens, Limited.(イギリス)、Woehlk Contactlinsen GmbH(ドイツ)、SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)、上海実瞳光学科技有限公司(中国)、Sensimed SA(スイス)、上海実瞳健康科技有限公司(中国)、香港実瞳健康科技有限公司(香港)、上海幻櫻商貿有限公司(中国) コンタクトレンズケア用品   保存液、洗浄液、酵素洗浄液、化学消毒液、保存ケース、その他   当社、㈱シードアイサービス、SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)、上海実瞳光学科技有限公司(中国)、上海実瞳健康科技有限公司(中国)、香港実瞳健康科技有限公司(香港) その他事業   眼鏡フレーム、眼鏡備品、眼内レンズ、その他   当社、㈱シードアイサービス、横浜近視予防研究所㈱、SEED CONTACT LENS TAIWAN CO., LTD.(台湾)、SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)、香港実瞳光学科技有限公司(香港) 以上の企業集団等について図示すると次のとおりであります。 (2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題4,957字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針・理念 当社グループは、1957年10月9日の設立以来、半世紀以上に亘り「『眼』の専門総合メーカー」として、人々の多様な「みえる」喜びを創造できる社会の実現を目指し、コンタクトレンズとケア用品を中心に取扱い、幅広く事業を展開しております。 当社グループの企業ビジョンについては以下のとおりです。 (企業ビジョン) 企業ビジョンとしての最上位概念をパーパスとしております。パーパスの実現のため、会社としての行動方針や意思決定の基準となる経営理念、社員が日常の業務レベルで持つべき価値観・行動基準をカルチャー、順守すべき規範を表した行動規範として設計しています。 (2)経営環境 当連結会計年度における日本経済につきましては、企業収益において米国の通商政策の影響が残るものの、改善 の動きがみられます。雇用情勢や所得環境の改善の動きが続く中で、個人消費は持ち直しの傾向がみられ、設備投 資も底堅く推移しており、国内景気は緩やかに回復しつつあります。しかしながら、米国の通商政策による影響や 中東情勢の緊迫化等、地政学リスクの高まりにより、原材料価格やエネルギー価格の高騰が懸念され、下振れリス クをはらんでおります。 国内のコンタクトレンズ市場においては、近視人口増加に伴う装用人口の増加や装用者の年齢層拡大を背景とし て、緩やかながらも成長を続けております。特に乱視用や遠近両用等のスペシャリティレンズ、ファッション性の 高いサークル・カラーレンズ、就寝時に装用し日中裸眼で視力矯正効果が得られるオルソケラトロジーレンズ等の 需要拡大は続いております。海外のコンタクトレンズ市場におきましても、中国市場の停滞感は見られるものの、 特に東南アジアやインド等、急速に経済発展している国々においては、さらなる市場の拡大が見込まれておりま す。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の景気見通しにつきましては、中東情勢の緊迫化等を背景とした石化製品の供給不安や価格の上昇、物流コ ストの高騰、円安による輸入物価の上昇等の影響により、景気の先行きについてはより一層不透明かつ予断を許さ ない状況が続いております。 コンタクトレンズの国内市場におきましては、高齢化と人口減少が進んでいるものの、近視人口増加に伴う装用 人口の増加や、装用者の年齢層拡大を背景とした遠近両用レンズの需要拡大等によって、引き続き安定して成長す ると推測しております。海外市場につきましても、近視人口の増加は喫緊の課題であり、人口増加と所得水準上昇 が見込まれるアジア、インド等の国々においては、特に市場の伸長が見込まれます。 鴻巣研究所では、安定した商品供給と今後の成長戦略を実現するため、4号棟稼働による生産力の抜本的引き上 げに取り組んでおり、国内外の需要の拡大に応えてまいります。 国内における商品戦略におきましては、主力商品である国産の「シード1dayPureシリーズ」の中でも、特に乱 視用や遠近両用といったスペシャリティレンズの販売に引き続き注力いたします。また、当社の収益の柱である 「シード1dayPureシリーズ」のリブランディングに着手いたします。既存ブランドのマーケティング戦略を改め て見直し、「国産」「32枚入り」という商品特長を活かしながら、ブランドイメージや商品価値を再構築してまい ります。また、新素材のシリコーンハイドロゲルレンズにつきましては、現在承認申請中の段階であり、2028年3 月期の全国発売に向けて、2027年3月期には先行販売を予定しております。サークル・カラーレンズにつきまして も、WEB広告等を活用したプロモーション展開を積極的に行ってまいります。さらに、2027年3月期に新色の発売 やスペシャリティレンズの拡充も予定しております。 海外における商品戦略におきましても、円安メリットを活かしながら積極的な販売活動を展開いたします。特に 中国市場におきましては、連結会社の完全子会社化により、経営の意思決定スピードを一層高めます。また、国際 事業本部内に中国営業部を新設し、より中国国内での売上拡大を進めてまいります。さらに、シンガポールに新た な物流拠点を構築することで、特にベトナムやマレーシア等、今後の成長が期待できる東南アジア地域での販売強 化につなげます。 (4)TCFD提言に対する当社の対応 (ガバナンス) ① 気候変動関連のリスク及び機会についての取締役会による監督体制 気候変動関連のリスク及び機会を含む経営上の最重要事項に関する意思決定機能は取締役会が担っており、業務執行状況に関する定期報告やリスク・セキュリティ管理委員会における重要決定事項の報告を受け、業務執行の監督を行っています。 EMS(環境マネジメントシステム)における各実施責任者が環境法規におけるリスクや気候変動関連リスクに関して十分な審議を行った上で、環境管理責任者に報告し、リスク・セキュリティ管理委員会に付議されます。リスク・セキュリティ管理委員会はリスク管理プロセスにおいて中心的な役割を果たしており、全社に影響を及ぼすリスクの特定及び対策を策定し、適宜取締役会に付議しています。また、年度ごとに各実施責任者が現状のリスク及び機会についての評価案をまとめ、環境管理責任者に報告し、環境管理責任者がリスク・セキュリティ管理委員会に付議し、委員会における討議を経て、リスク・セキュリティ管理委員会の委員長でもある代表取締役が取締役会に報告を行います。 ② 気候変動関連のリスク及び機会を評価・管理する上での経営者の役割 当社のEMSにおけるトップマネジメントは代表取締役が担っております。代表取締役は、取締役会のメンバーであり、リスク・セキュリティ管理委員会の委員長です。EMSのポリシー、リスクと機会、ビジネス戦略、目的、行動計画、及び進捗状況について、リスク・セキュリティ管理委員会で意思決定された事項の報告を受け、EMS推進業務執行及びリスク管理システムの監督を行います。 (戦略) ① 短期・中期・長期のリスクと機会 リスク:TCFDが定義するハイリスクセクターのように、長期的に大規模な事業転換や投資を必要とするような重大な気候関連リスクは認識されていませんが、以下のリスクについて今後対応策を検討してまいります。 ・物理的リスク 気候変動に伴う製造設備地域での災害リスク、サプライチェーンの寸断リスク等 ・移行リスク カーボンプライシングによるコスト増(炭素税によるコスト増加。排出権取引) ・法令リスク 環境関連法令の厳格化に伴う遵守に向けての体制整備、設備対応等によるコストアップ等 機会:気温上昇に起因する生活環境の変化による、アレルギー罹患率の増加等の事業機会が考えられます。眼におけるアレルギー罹患率も同様に増加すると考えられ、1日使い捨てコンタクトレンズユーザーの増加や、抗アレルギー薬を持続的に投与できる機能性コンタクトレンズへのニーズの増加が予測されます。また、環境意識の高まりによる環境配慮商品への期待等、新たな商品開発や研究開発の機会が増加すると考えております。 ② 事業・戦略・財務計画に及ぼす影響 製造業一般に対する新たな規制強化が実施される可能性も念頭に規制動向は注視することが必要であると認識しております。一方で、環境負荷を低減する製造プロセスの構築や、サプライチェーン全体の気候レジリエンス強化への対応による、機会のポテンシャルもあると考えています。 ③ 1.5℃目標等の気候シナリオを考慮した組織戦略の強靭性 環境関連法令等を管理する部署を一元管理及び監督するプロジェクト発足等、EMS(環境マネジメントシステム)にて情報収集、審議を行っております。 なお、国際エネルギー機関(IEA)及び気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のシナリオを参考に、1.5℃(脱 炭素社会への移行を達成)シナリオにおいて、ロジックツリーを用いた、気候変動による当社事業への影響(リス ク)と対応策を整理し、グループ一体で環境経営を推進します。 (リスク管理) ① リスク識別・評価のプロセス リスク・セキュリティ管理委員会は、EMS(環境マネジメントシステム)における各実施責任者が特定し、環境管理責任者より報告された環境法規におけるリスクや気候変動関連リスクのうち、特に経営に大きな影響を与えるものを全社リスクとして特定します。さらに、リスクの影響度(財務的影響)及び発生可能性(発生頻度)を討議し、高・中・低の3段階で優先順位を決定するとともに、対応する部署を選定し、取締役会へ報告します。 ② リスク管理のプロセス 実施責任者は、抽出したリスクの評価と改善を行い、適切なタイミングで環境管理責任者に報告を行います。環境管理責任者は、報告内容を評価し、代表取締役がトップマネジメントを行うリスク・セキュリティ管理委員会に報告します。 ③ 組織全体のリスク管理への統合状況 リスク・セキュリティ管理委員会規程に基づく全社的なリスクマネジメント体制を構築しております。気候変動を含む外部環境変化についても、全社的「リスク」、業務別「リスク」の大きさ・発生可能性・発生頻度の評価を行い、重要なリスクの対策及び対応に関しては、取締役会に上程し、取締役会で検討及び関係各署への改善指示を行います。 (指標と目標) ① 組織が戦略・リスク管理に即して用いる指標 当社は中長期的な視点をもって環境保全活動を推進しており、2021年11月に発表した中期経営計画の一つの柱としてSDGsの推進を掲げております。今後、社会からの期待・要望の変化を踏まえ、中長期視点でマテリアリティを設定し対応してまいります。最終的には、2050年カーボンニュートラルの実現を目指して、2030年を中間目標として設定し、2030年において鴻巣研究所におけるScope1、2を対象としてCO2排出量原単位を2022年度比で50%改善することを削減目標としております。 ② 温室効果ガス排出量(Scope1、2、3) Scope1、2、3について算出を終了し、削減計画の策定を行っております。なお、温室効果ガス排出量(Scope3を含む)の一部につきましては、第三者機関による保証を取得しております。 2025年3月期(確定値)   2026年3月期(速報値) Scope1   4,895(t-CO2)   4,834(t-CO2) Scope2   18,310(t-CO2)   18,825(t-CO2) Scope3   52,478(t-CO2)   71,765(t-CO2) 合計   75,683(t-CO2)   95,424(t-CO2) ③ リスクと機会の管理上の目標と実績 リスク、機会の抽出については取締役会に提案し、議論を実施し、共有を図っています。 [削減目標(KPI)] 年   項目   削減量 2030   原単位排出量   23.15g/枚 CO2排出量   24,307t (5)重要課題(マテリアリティ) 2024年10月、当社グループの存在意義を、多様な「みえる」喜びを創造できる社会を実現することとし、『まだ みぬ、世界は、美しい』をキャッチコピーとするパーパスを策定いたしました。 それに伴い当社が解決すべき社会課題や、社会要請を「シードのマテリアリティ」と特定し、ステークホルダー とのエンゲージメントを高める指標といたします。 グループパーパスと実現のための経営理念は、ゆるがない、あるべき姿です。 これらを支える価値創造基盤が「品質」「人材」「環境」「ガバナンス」であり、今回のマテリアリティの大枠 としています。抽出した課題への対応状況においては毎年実績を報告するとともに、外部環境の変化に応じて数年 ごとにマテリアリティの見直しも実施する予定です。
事業等のリスク5,818字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、増大するリスクに対応するため、リスク全般について監視・管理する機関としてリスク・セキュリティ管理委員会を設置し、代表取締役社長を議長として、経営方針・経営戦略等との関連性の程度を考慮して、必要に応じてリスク案件の洗い出し、ヘッジ、対応する施策立案の議論を行っております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)戦略リスク 項目   リスク内容   当社の対策 需要動向   ※特に重要なリスク   ・日本において、近視率の増加や低年齢化等の需要増加要因を上回る人口減少による市場縮小 ・高齢化の進行によるコンタクトレンズ装用人口の減少 ・生活様式、勤務形態の変化によるコンタクトレンズ需要減 ・特定の取引先に取引が集中 ・大口取引先の急激な方針転換   ・海外展開の強化により日本の市場縮小リスクをカバー ・高齢化に対応した遠近両用コンタクトレンズの強化 ・オルソケラトロジー・スマートコンタクトレンズ・近視進行抑制関連等の非コモディティ分野の取り組み強化 ・取引先の分散、他社との取引拡大により、特定先との取引集中を回避 ・PB製品の導入に限らず、取引先と長期のコミットメントを得る ガバナンス   ※特に重要なリスク   ・誤った投資判断に基づく損失の発生 ・子会社経営に問題が発生した場合にグループ力が低下 ・海外の子会社のコントロールが不十分なため海外子会社売上・利益の大幅な減少、減損が発生   ・投資基準の制定による判断の明確化 ・国内外子会社の競争力強化、海外子会社のマネジメント力強化 ・専門部署による国内外子会社の統制強化、きめ細やかな報告・指導実施 ・グループ内での役割の明確化(コストセンター・プロフィットセンター等) 新商品開発力   ・市場ニーズとの不一致・開発スピードの劣後による販売機会の喪失 ・研究期間の長期化による開発費の増加   ・市場ニーズに基づいた研究開発テーマの選定強化 ・PDCAサイクルによる進捗確認 ・外部機関との連携やその他オープンイノベーションによる開発スピードのアップ ・戦略的M&Aの推進 (2)ファイナンスリスク 項目   リスク内容   当社の対策 為替・金利変動   ・急激な為替変動が発生した場合、海外からの輸入や販売活動等における外貨建決済に影響 ・金融情勢の変化により金利が大きく上昇した  場合に、資金調達に伴うコストが増大   ・輸出入バランスの均衡化による為替変動リスクの軽減 ・為替予約の実行 ・固定金利・変動金利のミックスによる金利変動リ  スク軽減 資金調達   ・金融機関による支援方針の急激な変更   ・調達先の多様化 減損損失   ・有形固定資産、のれん及び無形資産について、事業環境の変化等により当該資産の収益性が低下した場合に減損損失を計上する可能性   ・投資基準規程の策定・運用 ・収益性向上による減損リスク低減 債権回収   ・得意先の財務環境悪化による不良債権の増加   ・取引先の状況の早期見極め ・与信状況の定期的な見直し 税務   ・税制度に関し、国内、海外当局との見解の相違により、想定外の税務負担を強いられる可能性   ・各国の税法を遵守し、適切な納税を行うため、制度理解を深める勉強会の実施 ・見解の相違が可能性として想定される場合、当局との対話を行う (3)環境・災害リスク 項目   リスク内容   当社の対策 天災 ※特に重要なリスク   (感染症発生) ・外出自粛・販売店舗の休業要請等の影響によるコンタクトレンズの需要減 ・感染者が発生した場合、製造・受発注・発送業務・営業活動等の停止 ・海外拠点への出荷停止       (自然災害、及び非自然災害) ・鴻巣研究所において大規模な地震・台風・水害・火災等が発生した場合にコンタクトレンズの生産能力・物流能力が低下 ・富士山噴火 ・南海トラフ地震 ・事故等による交通機関の混乱   (感染症発生) ・各販売施設に応じた顧客獲得施策の提案 ・変化する購入チャネルへの対応強化 ・各種感染防止策の推進(体調管理の徹底・在宅勤務の推進等) ・海外進出国の増加によるリスク分散 ・社内外への感染防止と従業員の安全確保、製品供給責任の遂行に向けた対応 ・予防接種の実施 (自然災害、及び非自然災害) ・BCP対応の強化 ・災害防止点検や設備点検等の定期的な実施 ・非常用自家発電装置の導入 ・製造棟の分散 気候変動・ 環境問題   ・地球規模での気候変動、環境問題、海洋プラスチック問題等に伴う経済状況の変化 ・サステナビリティに対する取り組みが不十分だと見なされた場合の企業価値低下 ・環境関係の規制強化に伴う負荷増大 ・環境問題への対応が遅延した場合、他社から取引先として不適格の選別を受ける ・有害物質の不法廃棄・漏洩等   ・CO2排出削減・水使用量削減等、環境に配慮した製造工場、太陽光パネルの設置 ・使用済みブリスターを回収する「BLUE SEED PROJECT」等の環境問題への取り組み強化・発信 ・廃棄資材の有償化 ・老朽化した本社の建替え及び省エネ化推進 ・EMSの運営により適切な対応を促進 ・情報収集を広くし、ESG調達を活発化する 国内外情勢   ※特に重要なリスク   ・海外進出国における予期せぬ政治的・経済的な社会情勢の変化や各政府当局が課す法的規制 ・欧州やアジア、中東での地政学的リスク ・欧州やアジアでの地政学的リスクにより、当社のサプライチェーンへ影響が発生する可能性 ・海外の法規制の改訂による要求事項の大幅な変更への対応ができず、営業活動が維持できなくなる可能性 ・海外との法制度の差異により戦略通りのオペレーションが困難となるリスク   ・国際事業本部・薬事部等の専門部署による情報収集 ・現地パートナー・アドバイザーを活用した情報収集 ・現地での合弁生産等でのローカライゼーション ・グループ間の連携強化 ・中長期的な国内製造への移管検討 ・有事の際の代替調達先の確保、又は、海外での直接生産の開始 ・リスクの高まりに応じた原材料の調達先の変更や保有在庫の管理 エネルギーの 供給   ・エネルギーの供給キャパシティーに起因した停電等による工場操業継続リスク ・突発的な大規模停電やガスの供給停止による工場操業リスク   ・緊急時に備えた在庫の確保 ・太陽光発電等の再生可能エネルギーの活用 ・緊急時の自家発電装置の設置 (4)オペレーションリスク 項目   リスク内容   当社の対策 製品の欠陥       ・製品の欠陥による様々な有害事象や不具合の発生 ・大規模な製造物賠償責任の発生による費用発生・企業イメージ低下   ・各種省令(QMS省令等)の遵守 ・国内外の各種認証・許認可の維持・遵守 ・トレーサビリティ体制強化 ・PL保険への加入 不適正な 在庫水準 ※特に重要なリスク   ・販売環境等の変化により棚卸資産が長期滞留した場合、有効期限が到来する棚卸資産について棚卸資産評価損を計上する可能性 ・適正在庫・需要動向の見誤りによる過剰仕入・生産により、廃棄となる可能性(終売、出荷期限期切れ等) ・生産量不足による欠品によりブランドチェンジされる可能性   ・パラメータごとの有効期限管理 ・出荷数に応じた適正発注・製造 ・在庫・需要動向の適切な見極めとコントロール ・生産設備の増設や人員増による生産力の強化 法規制・ 法令遵守・ 各種自主規制       ・薬機法に基づく各業許可、及び海外進出国における同種の法令に抵触し、許認可が取消しとなった場合、当該製品の回収、販売中止、対象事業の活動中止となる可能性 ・故意による品質偽装、不正検査等による当社信用の失墜 ・独占禁止法及び関係法令への抵触 ・各種ハラスメント ・内部情報の漏洩 ・国内の法令への抵触 ・経済制裁対象国との取引   ・当該許可を受け、更新するための諸条件及び関連法令の遵守(各種許可一覧は「コンタクトレンズ・ケア用品事業に係る主要な許認可、免許及び登録等」参照) ・薬事部・品質保証部等によるチェック体制強化 ・コンプライアンス研修の実施 ・独占禁止法及び関係法令遵守の社内徹底 ・責任役員の選任 ・内部通報制度の適切な運営 ・作業標準の順守及びその教育 ・ルール、法、自主規制に適合し、事業の永続性を担保できるかを確認 知的財産   ・第三者による当社製品・技術に類似もしくは優れた製品の製造 ・第三者の知的財産権侵害による損害賠償請求   ・特許権・意匠権・商標権を専門部署にて一元管理することによる知的財産保護 ・第三者侵害、被侵害に対して、所管部が法務部と連携して対応 情報 セキュリティ ※特に重要なリスク   ・サイバー攻撃・内部不正アクセス・情報の滅失・毀損等による個人情報や研究開発情報等の機密情報の漏洩 ・漏洩が発生した場合の対応負担       ・ISMS認証、プライバシーマークの取得・維持 ・個人情報保護規程、営業秘密管理規程、アクセス管理規程等の制定・運用による管理 ・アクセス制限、認証、暗号化等の機能によるセキュリティ対策 ・エンドポイントセキュリティ対策(マルウェア・ウイルス対策) ・内部監査の実施による厳重な管理体制構築 ・データのクラウド保存によるセキュリティ強化 ・情報セキュリティに対する社員教育の徹底 サプライチェーンマネジメント  ※特に重要なリスク     ・外的要因により不測の事態が発生した場合、製造に必要な資材、原材料の調達が困難になる可能性 ・資源価格の上昇によるエネルギー価格及び資材・原材料等の高騰 ・非公正な利益配分によるSCMの維持継続の難航 ・サプライチェーン等に内包した人権問題によるレピュテーションリスク   ・供給先との間で、生産数の変動や供給体制等の情報を共有 ・資材・原材料は約3~6か月分を保有 ・複数購買の推進 ・海外子会社・協力企業と連携して、原料の供給ソースを確保 ・薬事部・品質保証部等によるチェック体制の強化 ・「マルチステークホルダー方針」「パートナーシップ構築宣言」に則った運営 ・リスクを踏まえた取引先の選定 ・人権リスクの見極め ・人権方針の策定に基づき、取り組みを推進 重要な訴訟   ・重要な訴訟等が発生し、当社グループに不利な判断がなされる可能性   ・社内・契約弁護士による法務リスク管理 人的資本・ 人材確保   ※特に重要なリスク   ・必要な採用数が確保できなかった場合及び休退職者の増加により人員が確保できなかった場合に、事業活動に影響が出る可能性 ・社員の高齢化を伏線とした再雇用者の増大による余剰人員及び要求スペックと能力の質的ミスマッチの発生(雇用の長期化・部署再編等に起因) ・従業員のモチベーション低下による労働生産性の悪化   ・省人化投資の推進 ・多様な人材の確保 ・ライフワークバランスを考えた働き方の導入 ・企業主導型保育所の設置による育児と仕事の両立を支援 ・長期的、短期的(緊急時)の人員確保体制の構築 ・エンゲージメント向上施策の実施 レピュテーション   ・外部からのSNSによる攻撃、風評被害 ・SNSを活用した企業による情報発信時の炎上 ・各種の事故等発生時の初動動作に誤りがあることによるレピュテーション低下   ・SNSによる情報発信時のチェック機能強化 ・コンプライアンス研修の継続 ・当社を理解してもらうための情報発信許可 ・トラブル発生時の基本動作の習得と訓練 労務・ 人権   ・メンタルヘルスに起因する労務 ・従業員の健康 ・従業員の人権、待遇 ・外国人実習生の増加による、労使トラブル発生 ・製造環境の規制改正への対応 ・従業員の退職   ・産業医の活用 ・就業規則等の遵守 ・全社員へのストレスチェックを継続実施 ・専門部署による人事管理フォロー 行政   ・監督官庁により行政方針の変更や制度改革がある場合、または、法や制度の解釈に関して相違がある場合において、当社に対する信頼性や事業の継続性に影響を与える可能性   ・リスク・セキュリティ会議の運営、実施 ・監督官庁との対話や各接点の拡大 (コンタクトレンズ・ケア用品事業に係る主要な許認可、免許及び登録等) 取得年月   (初回)2005年4月 (直近)2023年1月   (初回)2011年11月 (直近)2021年11月 許認可等の名称   第一種医療機器製造販売業   医薬部外品製造販売業 製造販売業の名称   株式会社シード   株式会社シード 所管官庁等   東京都   東京都 許認可等の内容   医療機器の製造管理・品質管理及び製造販売後安全管理   医薬部外品の製造管理・品質管理及び製造販売後安全管理 有効期限   2028年1月   2026年11月 法令違反の要件 及び主な許認可取消事由   体制省令及びGVP省令に対する重篤な不適合 取得年月   (初回)2007年10月 (直近)2022年10月   (初回)2004年6月 許認可等の名称   医療機器製造業   高度管理医療機器販売・貸与業 製造所の名称   株式会社シード 鴻巣研究所   株式会社シード 本社ビル 所管官庁等   埼玉県   文京保健所 許認可等の内容   医療機器の製造(コンタクトレンズ)   医療機器の販売・貸与 有効期限   2027年9月   2030年6月 法令違反の要件 及び主な許認可取消事由   QMS省令に対する重篤な不適合   薬機法施行規則 第160条~第179条に対する重篤な不適合 (注)高度管理医療機器販売業については、各営業所において許認可を取得しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,078字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度末における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループでは、「まだみぬ、世界は、美しい」をパーパスのキャッチコピーに掲げ、多様な「みえる」喜びを創造できる社会の実現を目指し、ニーズに合った満足いただける安全で高品質な製品、サービス等をお客様へご提供できるよう努めております。 中期経営計画(2024年4月~2027年3月)におきましては、「連結売上高500億円を達成し、世界のコンタクトレンズ市場でプレゼンスを発揮するための生産基盤を確保する」ことを掲げており、特に「省人化生産体制の構築による競争力維持」「品質向上による安全安心の追求」「コーポレートブランド再構築による企業価値向上」「環境経営の推進」「人的資源強化による事業基盤の整備」を企業目標達成に向けた重点課題として取り組んでおります。 また、当社は2026年3月31日付で、流通株式時価総額が上場維持基準に適合せず、東証における上場市場区分を東証プライム市場から東証スタンダード市場へ変更しております。上場市場区分変更後も引き続きコーポレート・ガバナンスの強化、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等、持続的かつ中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 生産計画につきましては、国内外におけるコンタクトレンズ需要拡大への対応を背景として、安定した商品供給と今後の成長戦略を実現するため、設備更新や生産ラインの新規増設を積極的に行っております。2026年1月に竣工した4号棟は、3月より稼働を開始しております。人員確保のハードルが上がっている中、さらなる省人化を実現する生産ラインの構築を進めつつ、第一期計画では最大生産能力が4号棟稼働前の月産6,500万枚から2027年3月期には月産7,900万枚となり、第二期計画後の2028年3月期には月産8,950万枚を見込んでおります。 商品戦略としましては、主力商品である国産の「シード1dayPureシリーズ」の中でも、とりわけ乱視用や遠近両用レンズといったスペシャリティレンズの販売に注力しております。「シード1dayPureシリーズ」については、他社との差別化要素である「国産」「32枚入り」の商品特長を消費者に訴求して販売を進めております。市場のニーズが高まるシリコーンハイドロゲルレンズにつきましては、2026年2月に「シード AirGrade 2week UV W-Moisture TORIC」を発売いたしました。これにより「シード AirGrade」シリーズのラインナップがさらに充実し、1day市場と2week市場の両カテゴリーにおけるシェア拡大を図っております。サークル・カラーレンズにつきましては、「シードEye coffret 1day UV M」「ベルミー」に加えて、2025年12月に発売開始した「ヒロインメイク 1day UV M」の新色「光のブラウン」「煌めきピンク」の売上が伸長しております。また、オルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト」につきましては、既存サービスの拡充を行うとともに、各学会での講演やセミナー開催を通じてプレゼンスを高めております。引き続き取扱施設の拡大や定額制サービスの普及により需要の創出を図ってまいります。 研究開発の分野では、近視進行抑制の効果効能の確認を目的としたコンタクトレンズの治験を進めております。また、電子デバイス型コンタクトレンズ(スマートコンタクトレンズ)につきましては、先進的な汎用プラットフォームを公開しており、企業や大学等研究機関と共同研究開発を行うことで、様々な分野における将来のスマートコンタクトレンズへの需要に対応してまいります。 これらの事業活動の結果、当連結会計年度において、国内外でのコンタクトレンズ需要は堅調に拡大しておりますが、市場における価格競争や流通チャネルの多様化等の影響を受けたため、売上高は33,942百万円(前期比2.1%増)に留まりました。利益につきましては、製品の歩留まりは改善しつつも、一部輸入商品の仕入価格が円安により上昇し、粗利が減少したことから、売上総利益に影響を及ぼしました。販売費及び一般管理費においては、人員増加や処遇改善によって人件費が増加し、また、シンガポールに物流拠点を立ち上げるための費用や組織改編検討のためのアドバイザリー費用が発生しております。その結果として、営業利益1,439百万円(前期比7.8%減)、経常利益1,406百万円(前期比5.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,135百万円(前期比4.0%増)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (コンタクトレンズ・ケア用品) 国内のコンタクトレンズ販売につきましては、主軸となる国産の「シード1dayPureシリーズ」、乱視用が新たに加わった「シードAirGradeシリーズ」、市場の成長が見込まれる遠近両用レンズ等の拡販に注力してまいりました。「シード1dayPureシリーズ」につきましては、乱視用と遠近両用の売上は回復したものの、単焦点におきましては、競合商品との価格競争の影響を受けており、前期比1.6%増に留まりました。オルソケラトロジーレンズにつきましては、前期比11.6%増と大きく伸長いたしました。サークル・カラーレンズにおいては、販売チャネルの多様化と競合商品の増加の影響もありましたが、新色の発売やSNSを活用した販売促進を進めたことで、前期比2.0%増となりました。ケア用品につきましては、オルソケラトロジーレンズ関連のケア用品が増加したため、前期比4.5%増となりました。海外へのコンタクトレンズ輸出につきましては、中国での売上は低迷しているものの、ベトナムやマレーシアでの売上が伸長したため、前期比5.3%の増加となりました。その結果、セグメント全体の売上高は33,849百万円(前期比2.2%増)、営業利益3,469百万円(前期比8.5%増)となりました。 (その他) その他につきましては、眼内レンズの売上が減少した結果、売上高は92百万円(前期比26.7%減)となりましたが、利益率が改善したため、営業利益は11百万円(前期営業損失8百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、4,171百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は、2,690百万円(前年同期2,978百万円の増加)となりました。資金増加の主な要因は、減価償却費の計上3,200百万円や税金等調整前当期純利益の計上1,486百万円であります。資金減少の主な要因は、在庫の積み上げによる棚卸資産の増加1,785百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、3,840百万円(前年同期4,574百万円の減少)となりました。主な要因は、鴻巣研究所の設備導入等に伴う有形固定資産の取得による支出3,128百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、1,908百万円(前年同期1,127百万円の減少)となりました。主な要因は、設備導入に伴うリース債務の返済1,439百万円や長期借入金の返済1,906百万円であります。 (2)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) コンタクトレンズ・ケア用品(千円)   13,030,686   104.0 合計(千円)   13,030,686   104.0 (注)金額は製造原価によっております。 ② 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) コンタクトレンズ・ケア用品(千円)   8,088,601   110.5 その他(千円)   60,812   90.0 合計(千円)   8,149,414   110.3 (注)金額は仕入価額によっております。 ③ 受注実績 当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) コンタクトレンズ・ケア用品(千円)   33,849,402   102.2 その他(千円)   92,993   73.3 合計(千円)   33,942,396   102.1 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合につきましては、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) HOYA株式会社   5,201,960   15.7   5,028,568   14.8 株式会社パレンテ   3,600,098   10.8   4,528,110   13.3 株式会社アド   3,812,066   11.5   3,479,104   10.3 (3)経営者の視点による財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑴ 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行っており、そのうち主なものは以下のとおりであります。 なお、不確実性が大きく将来事業計画等の見込数値に反映させることが難しい要素もありますが、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。 (棚卸資産の評価) 当社グループの保有する棚卸資産については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」に基づき、厳格な処理を実施しております。棚卸資産は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により評価しております。収益性の低下が認められた棚卸資産については、取得原価と当連結会計年度末における正味売却価額のいずれか低い方の金額で評価しております。また、収益性の低下に基づき簿価を切下げた金額は原則として売上原価に含めております。長期滞留の棚卸資産に対しては、売上実績及び将来の売上予算を基礎に出荷期限内で出荷する可能性を検討したうえで、当連結会計年度末において出荷期限内に出荷が見込まれない棚卸資産の取得原価を切下げております。 当連結会計年度末において収益性の低下が認められた棚卸資産について、上記方法に基づく簿価切下げによる評価損を売上原価に計上しております。 棚卸資産の評価の見積りは、景気動向や顧客ニーズの変化等の将来の経済環境の変動によって影響を受ける可能性があり、売上実績が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において売上原価の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (債権の評価) 当社グループの保有する債権(売上債権、貸付金等)については、回収可能性を検討の上、貸倒引当金を計上しております。なお今後、債務者の財務内容、将来業績が低下する場合においては、貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについては、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産については、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末における資産の残高は、62,500百万円となり、前連結会計年度末から10,739百万円増加いたしました。主な要因としましては、鴻巣研究所4号棟の竣工並びに新規設備の導入により有形固定資産が増加したことが挙げられます。負債につきましては、42,898百万円となり、前連結会計年度末から9,522百万円増加しております。主な要因としましては、4号棟の建設費用並びに新規設備導入に伴う未払金の増加が挙げられます。純資産につきましては、19,601百万円となり、前連結会計年度末から1,216百万円増加しております。主な要因としては、利益剰余金が増加したことが挙げられます。 ③ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析に関しては、第2[事業の状況]4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)[経営成績等の状況の概要]の②をご参照ください。 指標 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   35.0   34.9   30.8 時価ベースの自己資本比率(%)   40.5   28.5   29.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   28.2   8.8   6.9 ※時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出 ※インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ④ 資本の財源及び資金の流動性の分析 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための費用や商品仕入代金等の運転資金、中長期的に安定した成長を遂げるためのコンタクトレンズ事業における製造設備投資及び研究開発への継続的な投資であります。設備投資につきましては、「第3 設備の状況」、研究開発投資につきましては、「6 研究開発活動」に記載のとおりであります。必要資金につきましては、主に手元資金及び金融機関からの借入金にて賄っており、当連結会計年度末の当社グループの短期及び長期借入金の残高は19,486百万円であります。当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フローを中心に財務の健全性に取り組みながら、外部からの借入金も活用し資金需要を賄ってまいります。 ⑤ 経営成績の分析 売上高・売上総利益 当連結会計年度における売上高は33,942百万円となり、前連結会計年度に比べ710百万円増加いたしました。これは、堅調に拡大を示す国内外のコンタクトレンズ市場において、主力商品である「シード1dayPureシリーズ」に加えて、乱視用が追加されたシリコーンハイドロゲルレンズ「シード AirGrade」シリーズ、市場の伸長が見込まれる遠近両用コンタクトレンズ等の高付加価値商品の拡販に注力した結果であります。しかしながら、市場における価格競争や流通チャネルの多様化等の影響を受けたため、トップラインが伸び悩み、次期以降に課題を残す結果となりました。 売上総利益は15,222百万円(売上総利益率44.9%)となり、前連結会計年度に比べ594百万円増加(売上総利益率0.8ポイント増)いたしました。 販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は13,782百万円となり、前連結会計年度に比べ716百万円増加いたしました。これは、人件費(前期対比374百万円増)や組織改編検討のためのアドバイザリー費用(前期対比449百万円増)が増加したためであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。