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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

岡本硝子

OKAMOTO GLASS CO., LTD.7746 · Standard · 精密機器

ガラス加工の老舗メーカー。プロジェクター用反射鏡や自動車用ガラス、薄膜製品で産業を支える。光学・照明・機能性薄膜と幅広い事業を展開。

概要

岡本硝子は1947年創業の精密ガラス加工の老舗メーカーである。医療・理化学用ガラス器具、プロジェクター用反射鏡、自動車用照明ガラス、ガラス偏光子など多様なガラス製品を手掛け、売上高は約47億円、従業員232名の小規模ながらニッチ分野で存在感を示す。本社を千葉県柏市に置き、台湾・中国に子会社を持つ。

光学・照明・機能性薄膜の4事業で構成

当社の事業は光学事業、照明事業、機能性薄膜・ガラス事業、その他の4セグメントに分かれる。光学事業はプロジェクター用反射鏡やフライアイレンズを扱い、売上高の約44%を占める最大セグメントである(2026年3月期)。照明事業は自動車用ヘッドライトカバーガラスなどで構成され、売上比率は約9%と小規模。機能性薄膜・ガラス事業はガラス偏光子や高耐久性銀ミラー(Hi-Silver®)を中心とし、売上比率は約28%。その他にはデンタルミラーや洗濯機用ドアガラスが含まれ、約19%を占める。これらの事業はガラスの精密成型、蒸着、結晶化といった共通の基盤技術に支えられている。

売上高50億円前後で推移する安定志向の収益構造

過去13期の連結売上高は44億円から61億円の間を推移しており、2026年3月期は47億円と前期比1.0%増であった。営業利益は2026年3月期に1億円、当期純利益は1億円と小幅ながら黒字を維持している。一方で、2021年3月期には純損失9億円を計上するなど、年に拠り変動が大きい。2025年3月期には偏光子の需要急減で経常損失を計上したが、2025年11月以降回復傾向にある。収益の安定化が経営課題であり、成長分野への投資で規模拡大を目指す。

グループ6社で形成する国際的な生産・販売網

当社グループは岡本硝子株式会社(単体)と5つの連結子会社で構成される。新潟岡本硝子株式会社は製造子会社として機能し、二光光学株式会社も光学ガラス関連を担う。海外では台湾子会社の岡本光学科技股份有限公司が薄膜製品の生産拠点、蘇州岡本貿易有限公司が中国市場での販売を担当する。さらにJAPAN 3D DEVICES株式会社を連結子会社に持つ。本社工場(千葉県柏市)が主力生産拠点であり、新潟工場と合わせて国内2拠点、海外2拠点の体制で、製品の約23%を特定顧客(Epson Precision Philippines)に出荷する。

AIデータセンター向けに事業ポートフォリオを転換する中期計画

従来のプロジェクター用反射鏡やフライアイレンズは、固体光源化やフラットパネルディスプレイの普及で需要が縮小傾向にある。これに対し、当社は2027年3月期から2029年3月期までの中期経営計画「GROWTH28」を策定し、AIデータセンター市場へ本格参入する。具体的には、光トランシーバやパワー半導体向けの高放熱セラミックス基板の生産能力を5倍に増強し、ガラス偏光子の生産能力を3倍に拡大する計画である。2029年3月期に連結売上高100億円、営業利益率10%以上を目標に掲げ、株式会社U-MAPとの協業や海洋事業向け超高圧耐圧ガラス球の開発も進める。

業界の中での役割は特殊ガラスおよび薄膜製品のメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
47億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-2.1%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01光学主力

プロジェクター用反射鏡、フライアイレンズ、デジタルシネマ用映写機の反射鏡などを製造・販売。プロジェクター市場向けに高品質な光学部品を供給している。

主な製品・サービス2
プロジェクター用反射鏡
プロジェクター内部で光を反射させ、映像を投影するためのミラー。
フライアイレンズ
プロジェクター内部に装着され、光の焦点を拡散させ、画面の明るさを均一にするレンズ。

02機能性薄膜・ガラス主力

ガラス偏光子、ガラス容器への加飾蒸着、高耐久性銀ミラー(Hi-Silver®)、コックピット用液晶ディスプレイの表面ガラスへの蒸着、フリット(ガラス粉末)などを製造・販売。電子機器や建築、自動車など多岐にわたる分野で使われる。

主な製品・サービス2
Hi-Silver®
高耐久性を持つ銀ミラー。耐食性や耐久性に優れ、建築用ミラーや業務用機器に使用される。
ガラス偏光子
特定の偏光方向の光だけを通すガラス。液晶ディスプレイや光学機器に使用される。

03照明準主力

自動車用ヘッドライト・フォグライト用カバーガラス、一般用照明用ガラス製品を製造・販売。自動車産業や照明器具メーカー向けに耐久性の高いガラス部品を提供。

主な製品・サービス1
自動車用ヘッドライトカバーガラス
ヘッドライトやフォグライトの前面を覆うガラスで、耐熱性・耐候性に優れる。

04その他その他

デンタルミラーなどの医療向けガラス製品、洗濯機用ドアガラスなどの製造・販売。多様な分野のニーズに合わせた特殊ガラス製品を提供。

主な製品・サービス1
デンタルミラー
歯科診療に用いる小型の鏡。耐食性・耐久性に優れたガラスを使用。

製品と技術

プロジェクター需要に依存する光学事業の反射鏡とフライアイレンズ

光学事業の主力製品はプロジェクター用反射鏡とフライアイレンズである。反射鏡は光源からの光を効率よく集めて投射する部品であり、デジタルシネマ用映写機にも採用される。フライアイレンズはプロジェクター内部に装着され、光の焦点を拡散させて画面の明るさを均一にする。しかし、プロジェクターの光源が固体光源(レーザー・LED)に移行したことで反射鏡の新規需要は減少傾向にあり、フラットパネルディスプレイの価格低下もプロジェクター需要を低迷させている。当社の中期計画では、これらの既存製品に加え、精密成型技術を進化させた微細フライアイレンズや新導光体デバイスを投入し、競争力維持を図る。

自動車向けが中心の照明事業用ガラス

照明事業では、自動車用ヘッドライト・フォグライト用のカバーガラスを主要製品とする。このほか一般照明用のガラス製品も手掛ける。自動車向けは高い耐熱性と光透過性が求められ、当社の精密成型技術が活かされる。2026年3月期の照明事業売上高は4.4億円と全社の約9%を占めるに過ぎず、縮小傾向にある。他の事業と同様に、需要変動の影響を受けやすい。

成長分野の核となる機能性薄膜・ガラス事業の偏光子と高放熱基板

機能性薄膜・ガラス事業では、ガラス偏光子、高耐久性銀ミラー(Hi-Silver®)、フリット(ガラス粉末)などを製造する。ガラス偏光子は光通信の光アイソレータに使用され、AIデータセンターの拡大に伴い需要が急増している。当社は偏光子の生産能力を2029年3月期までに3倍に増強する計画である。また、高放熱セラミックス基板(放熱基板)は光トランシーバやパワー半導体の高密度実装に用いられ、新潟岡本硝子への設備移転と増設で2029年までに焼成炉を5基体制にする。これらの製品が「GROWTH28」の成長ドライバーとして位置づけられている。

医療・家電向けのその他ガラス製品

その他セグメントには、デンタルミラーなどの医療向けガラス製品、洗濯機用ドアガラスなどが含まれる。いずれも当社のガラス成型技術と表面処理技術を応用したものである。2026年3月期の売上高は8.9億円と全社の約19%を占め、前期比16.1%増加した。また、海洋事業向けにレアアース採掘用の超高圧耐圧ガラス球の開発にも取り組んでおり、次世代海洋調査株式会社との連携や「江戸っ子1号」の運用経験を活かして販路拡大を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

特殊硝子で存在感、収益低迷

岡本硝子(精密機器)は売上約47億円の小型精密機器メーカー。光学・産業用特殊硝子で知られるが、直近営業利益率は2.13%から▲2.13%へ悪化。同業のリガク・ホールディングスやLiberawareが成長する中、収益力で劣後。ニッチ分野に強みを持つが、市況変動に弱い体質。

強み

  • 光学・産業用高品位硝子で高い加工技術を保有
  • 主要顧客との安定した関係で一定の受注ベースを確保
  • 設備投資が比較的少なく、固定費負担が軽い
  • 半世紀超の歴史でブランド力と信頼を獲得

課題

  • 営業利益率がマイナスに転落し、抜本的なコスト構造改革が必要
  • 売上が46~47億円で停滞、新市場開拓が急務
  • 同業リガクなどが伸びる中、技術差別化が困難に

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字が岡本硝子

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17769リズム330億円13.7倍
27779CYBERDYNE298億円297.3倍
37711助川電気工業291億円31.8倍
47743シード240億円21.1倍
5218ALiberaware221億円
67746岡本硝子220億円
77725インターアクション194億円32.7倍
87713シグマ光機177億円20.0倍
97600日本エム・ディ・エム174億円66.1倍
107727オーバル174億円12.8倍
117775大研医器136億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

着色・硬質ガラス技術で創業した1947年

岡本硝子株式会社は1947年3月、着色技術と硬質ガラスでの成型技術を基に、東京都江東区に設立された。創業当初から特殊なガラス加工に強みを持ち、医療用や理化学用のガラス器具を中心に事業を展開した。この技術基盤が後の多様な製品群につながる。

大阪営業所開設と千葉工場建設で販路と生産を拡大(1959-1964年)

1959年5月、大阪市福島区に大阪営業所を開設し、西日本への販売網を整備した。1964年8月には千葉県柏市に千葉工場を完成させ、生産能力を大幅に増強。これにより全国的な販売体制と量産体制が確立され、ガラス製品の供給力が向上した。

研究開発の本格化と電気溶解炉の導入(1974-1981年)

1974年8月、千葉工場内に研究室を完成させ、ガラスの研究開発に本格的に着手。1978年11月には本社を東京都から千葉工場へ移転し、経営管理の効率化を図った。1981年9月には量産化設備の一環として電気溶解炉を導入。これにより品質の安定と生産性の向上を実現した。

薄膜技術の確立と省力化・輸出拡大(1984-1991年)

1984年4月に真空蒸着機を導入し、ガラスと薄膜の技術融合を可能にした。これが後のガラス偏光子や高耐久性ミラー開発の基盤となる。1987年6月には電気炉とガラス巻き取りロボットを試験導入し、省力化・省人化を推進。1991年5月には高性能液面探知ガラス巻き取りロボットの輸出を開始し、海外市場への進出を加速した。

台湾進出と結晶化ガラス特許取得(1995-2003年)

1995年5月に台湾子会社「台湾岡本硝子股份有限公司」を設立し、初の海外生産拠点を確保。1996年3月には「結晶化ガラス」で組成特許及び製法特許を取得し、独自技術を強化した。2001年にはニュービジネス大賞最優秀賞を受賞。同年8月には台湾岡本光学科技股份有限公司を設立し、薄膜製品の生産を開始。2003年7月には子会社大阪岡本硝子を吸収合併し、国内事業を再編した。

JASDAQ上場と新潟・中国への展開(2003-2006年)

2003年12月に日本証券業協会に店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式上場を果たした。2005年2月には本社・ガラス事業所及び薄膜事業所でISO14001認証を取得。同年4月に製造子会社として新潟岡本硝子株式会社を設立し、国内の生産能力を増強。2006年8月には中国に蘇州岡本貿易有限公司を設立し、中国市場への販売網を構築した。

子会社統合でグループ体制を再編した2008年

2008年10月、子会社の有限会社オーテックを吸収合併し、製造機能の集約を進めた。これによりグループの経営資源を効率化し、本社工場と新潟工場を中心とした生産体制が固まった。沿革に記録されている最後の再編であり、その後は既存事業の維持と新規分野への投資に注力することになる。

年表24件を開く

1940年代

  • 1947年3月創業着色技術、硬質ガラスでの成型技術を基に、東京都江東区に岡本硝子株式会社を設立

1950年代

  • 1959年5月大阪市福島区に大阪営業所開設、ガラス製品の全国販売体制を確立

1960年代

  • 1964年8月千葉県柏市に千葉工場を完成

1970年代

  • 1974年8月千葉県柏市千葉工場に研究室を完成、ガラスの研究開発に本格的に取り組む
  • 1977年2月大阪営業所の業務拡大により、子会社大阪岡本硝子株式会社を設立
  • 1978年11月岡本硝子株式会社の本社を千葉県柏市の千葉工場に移転、経営管理面の充実体制を図る

1980年代

  • 1981年9月量産化設備の一環として電気溶融炉の導入を実施
  • 1984年4月真空蒸着機を導入し蒸着加工技術を確立、ガラスと薄膜の技術融合を可能とする
  • 1987年6月電気炉とガラス巻き取りロボットの試験的導入を行い、省力化、省人化を図る

1990年代

  • 1991年5月高性能液面探知ガラス巻き取りロボット輸出開始
  • 1995年5月台湾に子会社台湾岡本硝子股份有限公司を設立、台湾市場への進出を開始
  • 1996年3月「結晶化ガラス」で組成特許及び製法特許を取得

2000年代

  • 2001年1月ニュービジネス大賞最優秀賞受賞
  • 2001年8月台湾に子会社岡本光学科技股份有限公司を設立し、薄膜製品生産工場として生産面での台湾市場進出を図る(現・連結子会社)
  • 2002年3月本社第四工場完成
  • 2002年4月プロジェクター用反射鏡にて、ISO9001:2000年認証取得
  • 2003年7月M&A子会社大阪岡本硝子株式会社を吸収合併
  • 2003年12月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年2月本社・ガラス事業所および薄膜事業所でISO14001の認証取得を受ける
  • 2005年4月製造子会社として新潟岡本硝子株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2005年8月製造子会社として有限会社オーテックを設立
  • 2006年8月中国に蘇州岡本貿易有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2008年10月M&A子会社有限会社オーテックを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで100億円
  • 売上高営業利益率2029年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIデータセンター向け放熱基板の増産

    AIデータセンター市場の拡大に伴い、光トランシーバやパワー半導体向け高放熱セラミックス基板の生産能力を増強。本社工場から新潟岡本硝子への移転と設備増設により、セラミック焼成炉を2029年3月期までに1基から5基体制へ拡大する。

  2. 02

    ガラス偏光子の生産能力3倍化

    データセンターの光アイソレータ向けガラス偏光子の需要急増に対応し、本社工場に生産設備を増設。2029年3月期までに生産能力を2026年3月期比で3倍に引き上げる。

  3. 03

    海洋事業向け製品の拡充

    レアアース採掘向け超高圧耐圧ガラス球の供給に取り組む。出資・経営参画する次世代海洋調査との連携や、江戸っ子1号の販売・運用支援で培ったネットワークを活用し販売を推進する。

  4. 04

    既存主力分野への新製品投入

    プロジェクター市場や照明市場向けに、精密成型技術で実現した微細フライアイレンズや新導光体デバイスを投入し、売上拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で232人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は579万円で、9期前と比べて+12.3%平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月292
2018年3月287
2019年3月51644.416.8289
2020年3月52744.817.4289
2021年3月49044.017.2278
2022年3月49644.818.6253
2023年3月51544.918.8238
2024年3月52447.518.8232
2025年3月55747.818.323143
2026年3月57948.619.0232−43

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社工場 — 千葉県柏市1,602百万円
光学事業
高田工場 — 千葉県柏市705百万円
光学事業
本社・事業所 — 新潟県柏崎市548百万円
光学事業
本社・事業所 — 神奈川県相模原市95百万円
機能性薄膜・ガラス事業
大阪営業所 — 大阪府吹田市94百万円
光学事業 照明事業その他の事業
主な関係会社
  • 海外
    岡本光学科技股份有限公司
    台湾省新北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    蘇州岡本貿易有限公司
    中国江蘇省 蘇州工業園区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新潟岡本硝子株式会社(注)3
    新潟県柏崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    二光光学株式会社
    神奈川県相模原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JAPAN 3D DEVICES株式会社
    新潟県柏崎市 · 連結子会社
    議決権99.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業 ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(太陽光発電) 採光型太陽光発電システム:HoloーWindowの技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-30
    1,746万円
  • 補助金
    [第五回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    9,004万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は47億円営業利益-1億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-200.0%。

売上高
+0.0%
47億円
営業利益
-200.0%
-1億円
純利益
-200.0%
-1億円
営業利益率
-2.1%
前期比 -4.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高55億円47億円
営業利益2億円-1億円
純利益1億円-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q111
2024年1Q10−1−10.00
2024年2Q1000.00
2024年3Q1100.00
2024年4Q151
2025年2Q2200.0−1
2025年4Q2514.02
2026年2Q19−3−15.8−2
2026年4Q2827.11
2027年1Q12−1−8.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は52億円から47億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は-2.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月52−3−3
2014年3月58−4−4
2015年3月6111
2016年3月53−1−1
2017年3月5310
2018年3月5811
2019年3月6132
2020年3月55−2−2
2021年3月44−7−9
2022年3月512−1
2023年3月4912
2024年3月4611
2025年3月47112.11
2026年3月47−1−1−2.1−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高47億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.1%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.9%15億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.1%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.1%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比11.1pt
-2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.0pt
-2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比15.9pt
-6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は22億円で、売上の5.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−82−53
2014年3月4−1036
2015年3月5−3−522
2016年3月2−36−18
2017年3月2−3−1−16
2018年3月1−45−37
2019年3月4−62−27
2020年3月6−42211
2021年3月0−114−123
2022年3月4−7−3−317
2023年3月4−3−3115
2024年3月3−52−217
2025年3月4−86−418
2026年3月3−32022

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は30.1%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月70115914.5
2014年3月667599.9
2015年3月6185312.7
2016年3月67135418.9
2017年3月66145221.3
2018年3月73225130.0
2019年3月76235330.9
2020年3月75215428.0
2021年3月80136716.1
2022年3月77136416.6
2023年3月76156120.2
2024年3月80176321.2
2025年3月87186920.8
2026年3月87266130.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率52社中42位あたり、逆に低いのは自己資本比率52社中50位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-6.7%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.1%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.1%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥755で、1年前と比べて+314.8%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥755-2.7%1ヶ月+2.7%1年+314.8%時価総額220億円
過去52週の値幅
安値¥173高値¥1,638

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)292.6倍
PBR8.63倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+0.92%とほぼ横ばいだが、年初来では+343%と急騰。週足は6月下旬に949円の高値を付け、その後は調整局面に入り、25日線(810.6円)を株価(767円)が下回った。52週高値(1638円)からは-53.2%の大幅下落、52週安値(160円)から+379%の高水準。出来高は一部で数百万株の膨らみを見せたが、直近は30万株未満に減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERは直近赤字のため算出不能。PBR8.48倍は業界平均3.64倍を大幅に上回り、ROE-6.7%と収益性が悪化。無配で、今期も赤字予想。PBRの高さと業績悪化が重なり、割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)292.6倍
PBR8.63倍2.49倍
ROE-6.7%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

株価が過去1年で343%上昇する一方、業績は横ばいで2026年3月期は営業赤字予想。時価総額223億円に対し売上高47億円と高バリュエーションが際立つ。強気派はニッチ技術への期待や事業再編の可能性を指摘するが、弱気派は業績悪化とバブル的な株価上昇を警戒する。

プラスに働く材料7
  • ニッチ技術への期待

    精密ガラス加工の需要は研究・医療で安定

  • 事業再編の可能性

    不採算事業の整理や新規領域開拓の余地

  • 株価モメンタム

    過去1年で343%上昇と強い値動き

  • 業績改善期待(黒字転換)FY2027/3影響

    営業利益が▲1億円から黒字転換すれば、EPS改善大きく株価反応。

  • 株価急騰のモメンタム継続不定影響

    過去1年で343%上昇、勢いが続く可能性。

  • 買収や新製品の思惑不定影響

    時価総額223億円と小さく、M&Aや新規事業で一気に成長する可能性。

  • ニッチ市場でのシェア拡大長期影響

    精密機器向けガラスで安定需要、収益源の多様化。

マイナスに働く材料7
  • 業績が伴わない株価上昇

    営業赤字予想にも関わらずPBR8.5倍

  • 減収基調と収益力低下

    売上高は横ばい、経常利益も減少トレンド

  • 流動性リスク

    小規模銘柄で需給悪化時は急落リスク

  • 営業赤字転落で業績悪化FY2026/3影響

    営業利益1→▲1億円、赤字転落で株価急落リスク。

  • 高PBR(8.48倍)のバリュエーション懸念通年影響

    PBR8.5倍、ROEマイナスで割高感顕著。

  • 無配当で株主還元ゼロ継続影響

    配当利回り0%、長期保有のインセンティブに欠ける。

  • 急騰後の利益確定売り継続影響

    1年で343%上昇、高値圏での戻り売り圧力。

次の決算で確かめる点
営業損益
収益性の改善度合いを直接確認
受注高
将来の売上高を占う先行指標
自己資本比率
財務の健全性と倒産リスクの有無

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ41,367人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.4%を占め、残る79.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他65.366.766.365.567.475.5
事業法人25.525.525.524.924.619.4
証券会社5.75.36.16.94.73.1
金融機関2.21.91.61.82.10.9
外国法人1.20.60.60.71.10.8
外国人個人0.00.00.10.20.20.1
自己株式0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社オー・ジー・シー14.88
02岡本興産有限会社2.91
03岡本 毅2.68
04楽天証券株式会社共有口1.61
05モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.07
06岡本 峻0.90
07窪寺 敏幸0.80
08岡本硝子社員持株会0.71
09小松 秀輝0.69
10川口 喜正0.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.99%
    -1.70pt
  • 2026-07-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    6.71%
    -0.95pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    7.66%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+71%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは-6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−2063−27.2
2014年3月−2441−45.5
2015年3月54811.557.5
2016年3月−667−10.1
2017年3月2733.268.0
2018年3月4964.746.6
2019年3月81018.028.1
2020年3月−890−9.1
2021年3月−3755−50.7
2022年3月−455−6.8
2023年3月96615.214.8
2024年3月4736.031.3
2025年3月4775.145.0
2026年3月−690−6.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡本毅代表取締役 会長兼CEO71779,675
堀義弘代表取締役 社長兼COO6326,900
出口雅晴専務取締役兼CSO678,000
結城修常務取締役兼CMFO633,800
堂下和宏取締役CTO63800

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5666613
社外取締役411113
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容751字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(新潟岡本硝子株式会社、二光光学株式会社、蘇州岡本貿易有限公司、岡本光学科技股份有限公司、JAPAN 3D DEVICES株式会社)の計6社で構成され、特殊ガラス及び薄膜製品の製造販売を主な事業の内容としております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、セグメントと同一の区分であります。 (1) 光学事業 プロジェクター用反射鏡、フライアイレンズ、デジタルシネマ用映写機の反射鏡などの製造及び販売を行っております。 [用語解説]   ・フライアイレンズ   →   プロジェクター内部に装着され、光の焦点を拡散 させ、画面の明るさを均一にする効果があるレンズ <主な関係会社> 新潟岡本硝子株式会社、岡本光学科技股份有限公司、蘇州岡本貿易有限公司 (2) 照明事業 自動車用ヘッドライト・フォグライト用カバーガラス、一般用照明用ガラス製品などの製造及び販売を行っております。 <主な関係会社> 岡本光学科技股份有限公司、蘇州岡本貿易有限公司 (3) 機能性薄膜・ガラス事業 ガラス偏光子、ガラス容器への加飾蒸着、高耐久性銀ミラー(Hi-Silver®)、コックピット用液晶ディスプレイの表面ガラスへの蒸着、フリット(ガラス粉末)などの製造及び販売を行っております。 <主な関係会社> 新潟岡本硝子株式会社、二光光学株式会社、岡本光学科技股份有限公司 (4) その他 デンタルミラーなどの医療向けガラス製品、洗濯機用ドアガラスなどの製造及び販売を行っております。 <主な関係会社> 岡本光学科技股份有限公司 〔事業系統図〕 以上述べた事実を事業の系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,936字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 21世紀は地球環境問題が大きく取り上げられる世紀と認識しております。当社は環境に優しい特性を持つガラスにより、地球環境を汚すこと無く、社会への貢献、事業の拡大発展を図る所存であります。古くて新しいガラスについて、既成概念にとらわれず、大企業では難しい、小回りの良さを生かした市場創造を目指します。会社は社員一人ひとりのことを考え、社員は常に何事にもチャレンジしていく活気あふれる会社を理想とします。 ①基本理念 特殊ガラスと薄膜で「光の時代」をリードしお客様が感動する商品・サービスを提供し続けます。 ②経営理念 常に地球と時代をみつめるダイナミックな経営を行い、社員一人ひとりの人生の充実と会社の発展を目指します。 ③行動規範 始まりは、いつも私から。それ、私がやります。Yes, I can. 当社グループは、収益体質を一層堅固なものとするため①経営資源の最適配分、②既存事業の収益安定化、③新規事業の早期立ち上げを進めます。 (2)経営戦略の現状と見通し 当社の企業価値・株主共同の利益の向上を図り、AIデータセンター市場の急拡大に伴い、急速に高まる製品需要に対応した生産能力拡大投資等を行うことで、これら成長分野へ事業ポートフォリオを可及的速やかに転換するために、当社グループは、2027年3月期から2029年3月期までの中期経営計画(以下「GROWTH28」といいます。)を策定しております。ここで定めた基本方針の概要は以下のとおりです。 GROWTH28で事業ポートフォリオの転換を加速化し、AIデータセンター向け等、成長分野への投資により、2029年3月期に連結売上高100億円、売上高営業利益率10%以上を目指す。 (成長と基盤強化を支える設備投資) ・放熱基板生産能力を拡大 本社工場の既存生産設備を新潟岡本硝子株式会社に移転の上、生産設備を増設する。 セラミック焼成炉 2026年3月期1基体制 → 2029年3月期5基体制 ・ガラス偏光子生産能力を拡大 本社工場(千葉県柏市)に生産設備を増設する。 生産能力 2026年3月期を基準として→ 2029年3月期3倍 (技術的優位性を活かせる成長分野への事業転換) ・AIデータセンター向け製品 放熱基板、ガラス偏光子の増産体制を確立し、製品ユーザーと強固な関係を築くことで、両分野でサプライチェーンの中核を担っていく。 ・海洋事業向け製品の拡充 レアアース採掘向け超高圧耐圧ガラス球の供給等 (既存主力分野の競争力強化) プロジェクター市場、照明市場等の既存分野向けに、精密成型技術の進化により実現した微細フライアイレンズや新開発の新導光体デバイスを投入し、売上を拡大していく。 (3)会社の対処すべき課題 当社グループの主力事業の一つであるプロジェクター用反射鏡が、プロジェクターの固体光源化により、近い将来において新規需要は無くなる見込みであり、フライアイレンズが、フラットパネルディスプレイの価格低下によるプロジェクター需要の低迷により、頭打ちとなっている中で、生成AIデータセンター等に向けた素材メーカーへの構造転換を果たすため、以下の課題に取り組むことを経営方針としています。 ア 放熱基板の生産能力増強とユーザー開拓 生成AIの進歩により建設が加速化しているデータセンターの消費電力削減を実現するセンター内光通信に使用される光トランシーバ、EVや産業機器の高効率化と高性能化を実現するパワー半導体の高密度実装などに使用可能な高放熱セラミックス基板の生産能力を増強します。同時に、株式会社U-MAPと協力して国内外でユーザー開拓を進めます。 イ ガラス偏光子の生産能力増強 生成AIの拡大によりデータセンターで使用される光アイソレータ用途の当社製ガラス偏光子の需要は急増しており生産能力を増強いたします。 ウ 海洋事業向け製品の拡充 レアアース採掘向け超高圧耐圧ガラス球の供給等に取り組みます。当社が、出資し、経営に参画している次世代海洋調査株式会社との連携、江戸っ子1号の販売と運用支援で培ったネットワークを活かし、販売を推進いたします。 エ 既存主力分野の競争力強化 LEDから出射する拡散光を、ある角度範囲に高効率で集光させることが可能な新導光体デバイスをプロジェクター市場、照明市場等の既存分野向けに投入します。
事業等のリスク4,100字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではなく、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 主要顧客への販売依存度について 当社グループの業績は、セイコーエプソン株式会社、 Epson Precision (Hong Kong) Ltd.、Epson Engineering (Shenzhen) Ltd.、Epson Precision (Philippines), Inc.、愛晋精密光電(無錫)有限公司(以下「セイコーエプソングループ」)などの主要顧客との取引状況の影響を受けます。現在、セイコーエプソングループとは良好な取引関係を維持していると考えておりますが、将来にわたり、当社グループの製品が採用される保証はありません。 当社グループの前連結会計年度及び当連結会計年度におけるセイコーエプソングループへの販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は下表のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) セイコーエプソングループ   1,174,348   25.1   1,212,749   25.6 注 注   Epson Precision(Hong Kong)Ltd.、Epson Engineering(Shenzhen) Ltd.、Epson Precision(Philippines), Inc.及び愛晋精密光電(無錫)有限公司に販売した製品の多くは、最終的にセイコーエプソン株式会社の製品に組み込まれるため、セイコーエプソングループとして合算いたしました。 ② 競合状況について 当社グループの主要製品であるプロジェクター用反射鏡の市場は当社が先駆したものの、市場の拡大とともに他の特殊ガラスメーカーも参入し、競合が発生しております。当社グループとしては市場競争力の強化を図るため、プロジェクター用反射鏡の小型化や、耐熱性、反射率の向上等が可能な材料及び精密成型技術の開発を進めております。しかし、当該開発の成否によっては、当社製品の優位性の低下により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、競合の激化による販売価格の下落を、販売数量の増加あるいはコストダウンで吸収できなくなれば、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 特許について 当社グループが保有する主要な特許は、「ガラス偏光子」、「可視光用ガラス偏光子」、「ガラス偏光子およびその製造方法」、「無鉛白色ガラスセラミックス基板」、「低軟化点ガラス粉末」、「水中ビデオカメラ用ハウジング」、「高耐久性銀ミラー」、「蛍光体分散ガラス」、「耐圧ガラス球」、「濃度測定装置」、「銀被覆鉛テルルガラス粉およびその製造方法、ならびに導電性ペースト」、「連結水中探査機」、「ガラス製光学部品成形用金型並びにその金型を用いたガラス製光学部品の製造方法」、「画像記録方法、画像記録プログラム、情報処理装置及び画像記録装置」、「レジストインク」、「低温共焼成基板用組成物」、「錘切り離し装置」、「ガラス成形用金型及びガラス成形物の成形方法」、「海底探査装置」、「導光光学部品、その導光光学部品を用いた照明装置及びその照明装置を用いた投射型表示装置」、「ガラス製光学部品成形用金型」、「化学強化用ガラス」及び「光学用曲げガラス板及びその製造方法」に関するものであります。将来、特許期限を過ぎましても、製品化に関する技術・ノウハウは内部に蓄積しているため、当該特許に記載されている組成や製法が他社に利用されることにより当社グループの業績が重大な影響を受けるとは認識しておりません。また、多くは国内特許であり、外国の同業他社から日本国外に出荷される最終製品についての対抗力は有しておりませんが、「可視光用ガラス偏光子」及び「ガラス偏光子およびその製造方法」につきましては日本、中国、米国で、「高耐久性銀ミラー」につきましては日本、中国、台湾で、「耐圧ガラス球」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「連結水中探査機」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「ガラス製光学部品成形用金型並びにその金型を用いたガラス製光学部品の製造方法」につきましては日本、中国、台湾、欧州で、「画像記録方法、画像記録プログラム、情報処理装置及び画像記録装置」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「レジストインク」につきましては日本、台湾、中国で、「低温共焼成基板用組成物」につきましては日本、中国、韓国、台湾、欧州、米国で、「錘切り離し装置」につきましては日本、台湾で、「ガラス成形用金型及びガラス成形物の成形方法」につきましては日本、台湾で、また「光学用曲げガラス板及びその製造方法」につきましては日本、米国で特許が成立しており、国内のみならず当該諸外国においても、当社グループは当社技術及び製品に関する独占権(特許権)を保有しております。 なお、当社グループでは他社の特許を侵害している可能性はないと考えておりますので、他社から特許侵害の訴訟を受ける懸念は少ないと評価しております。ただし、他社の類似製品の進出で当社グループの業績が影響を受ける可能性はあります。当社グループは特許等の知的財産権の社内管理体制を強化しておりますが、当社グループが認識していない知的財産権の事案等により知的財産権侵害の訴訟等を提起された場合には、その訴訟等の結果によっては当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ④ 為替変動について 当社グループは、輸出の一部を外貨建てで行っており、このうちの大半について取引先との間で定期的に為替の変動に応じた外貨建て注文単価の見直しを行うとともに、輸出取引実績に対して為替予約取引を行うことで為替変動リスクの低減を図っております。しかしながら、急激な為替変動により売上高の減少、為替差損が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、円建てによる輸出についても、急速な為替変動により受注が減少し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 自然災害等による影響について 当社グループは、千葉県柏市及び新潟県柏崎市で集中的に一貫生産することで効率化を図っております。しかしながら、これら地域に甚大な自然災害等が発生した場合は生産活動の中断等により当社グループの経営成績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 ⑥ 借入契約に係る財務制限条項について 当社グループの借入金の一部には、財務制限条項が付されており、当社の連結純資産、連結経常利益等の項目が当該財務制限条項に抵触した場合には、期限前返済義務が生じるおそれがあります。 ⑦ 特定事業分野への依存について 当社グループの主要な報告セグメントは光学事業であり、2026年3月期連結売上高の44%を占めております。光学事業は、プロジェクター用反射鏡及びプロジェクター内部に装着されるフライアイレンズ等の製造及び販売を行っております。当社グループは、今後ともこの光学事業を中心に事業を展開して行く方針でありますが、経済情勢の変化又は技術革新等により、当社グループが取扱う光学事業関連製品の市場規模が縮小した場合等には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 海外における事業活動について 当社グループは、海外市場における事業活動を拡充するために、台湾及び中国に販売拠点を有しております。これら海外の事業活動においては、現地の経済動向の変化、法的規制の改廃、商慣習の相違、労使関係の変化、政治的・社会的変化、並びにテロ又は伝染病の発生等の要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑨ 顧客情報の管理について 当社グループは、顧客ニーズを的確に把握するために、販売先の製品開発及び生産計画等の重要情報を早期に入手し得る立場にあります。当社グループは、これら重要情報の取り扱いに際してはコンプライアンス関連規程に則り厳格に運用し、情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じております。しかしながら、万一、当社グループからの情報漏洩が発生した場合には、損害賠償責任を負う可能性があるほか、信用の低下等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑩ 原材料の調達について 原材料価格の上昇は製造コストの上昇につながり、これらのコストを製品価格に十分に転嫁できない場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループが使用する主要な原材料の中には、その価格が市況変動の影響を受けたり、調達先が限定されるものが含まれているため、受注動向に見合った適正な価格・量の原材料が調達できない場合等には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑪ 設備投資計画について 当社グループは、将来の受注動向を見定めながら計画的な設備投資を継続しておりますが、経済情勢又は顧客ニーズの変化等により、受注動向が大きく変動した場合には、当初の設備投資計画の変更・遅延等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑫ 固定資産の減損等について 当社グループは光学事業における製造・販売業を主たる事業として展開しており、多額の固定資産を保有しております。今後、当社グループが推進中の事業収支が何らかの理由により悪化した場合、或いは事業資産を売却した場合等には、固定資産の減損又は売却損の計上が必要となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,537字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の概況 当連結会計年度において、プロジェクター需要は、世界的に低迷しており、中でもビジネス用途は縮小傾向が継続しております。こうした環境の下、当社グループのフライアイレンズ及び反射鏡の販売数量は減少しました。 また、当社製の偏光子は、顧客にてファラデー回転子と組み合わせて光通信に使用されますが、データセンタ投資の活発化によりファラデー回転子の需給逼迫が生じました。この影響で当社への偏光子の発注が急減しましたが、2025年11月からは受注、生産数量ともに回復しました。 この結果、当期の連結業績は、売上高4,731百万円(前期比1.0%増)、経常損失82百万円(前連結会計年度の経常利益は84百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失149百万円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は89百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ356百万円増加し、2,158百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により資金は335百万円増加(前連結会計年度は370百万円増加)しました。減価償却費601百万円(前連結会計年度は323百万円)、その他の負債の増加額148百万円(前連結会計年度はその他の負債の減少額68百万円)などの増加要因に対し、税金等調整前当期純損失107百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益92百万円)、売上債権の増加額234百万円(前連結会計年度は売上債権の減少額32百万円)、仕入債務の減少額167百万円(前連結会計年度は仕入債務の減少額67百万円)などの減少要因がありました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により資金は251百万円減少(前連結会計年度は846百万円減少)しました。有形固定資産の取得による支出213百万円(前連結会計年度は750百万円)などの減少要因がありました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により資金は241百万円増加(前連結会計年度は617百万円増加)しました。長期借入れによる収入930百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入949百万円、セール・アンド・リースバックによる収入170百万円などの増加要因に対し、短期借入金の純減額260百万円、長期借入金の返済による支出1,425百万円、リース債務の返済による支出127百万円などの減少要因がありました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 光学事業   1,504,500   14.8 照明事業   269,317   △37.0 機能性薄膜・ガラス事業   904,799   △2.4 その他   557,013   20.6 合計   3,235,631   3.5 (注) 1 金額は、製造原価によっております。 (注) 2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 光学事業   2,322,224   17.8   381,998   218.3 照明事業   451,281   △14.1   80,799   19.1 機能性薄膜・ガラス事業   1,391,620   5.5   110,509   92.7 その他   873,435   10.3   67,615   △23.6 合計   5,038,562   9.4   640,923   92.1 (注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 光学事業   2,060,241   1.8 照明事業   438,329   △16.4 機能性薄膜・ガラス事業   1,338,463   △2.2 その他   894,272   16.1 合計   4,731,307   1.0 (注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (注) 2 最近2連結会計年度における主な相手先別販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) EpsonPrecision(Philippines),Inc.   1,038,767   22.2   1,095,065   23.1 (注) 1  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 ④ 財政状態の概況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ579百万円の増加となりました。この主な要因は、現金及び預金が407百万円増加し、売掛金が165百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ512百万円の減少となりました。有形固定資産が546百万円減少したことなどによるものであります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ66百万円の増加となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,116百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入金が677百万円減少し、1年内返済予定の長期借入金が404百万円減少したことなどによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ354百万円の増加となりました。この主な要因は、リース債務が422百万円増加した一方で、長期借入金が91百万円減少したことなどによるものであります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ761百万円の減少となりました。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ828百万円の増加となりました。この主な要因は、2025年9月9日に第10回新株予約権(行使価額修正条項付)の行使が完了したことにより資本金が483百万円、資本剰余金が483百万円増加した一方で、利益剰余金が149百万円減少したことなどによるものであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の採用や、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当期の連結業績は、売上高4,731百万円(前期比1.0%増)、経常損失82百万円(前連結会計年度の経常利益は84百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失149百万円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は89百万円)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 (イ)光学事業 当連結会計年度の売上高は2,060百万円と前期と比べ35百万円(1.8%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は211百万円と前期と比べ171百万円(44.8%)の減益となりました。 プロジェクター用反射鏡は、販売数量が前期比で6.3%減少し、売上高は2.9%増加いたしました。フライアイレンズは、販売数量が前期比で9.3%減少し、売上高は5.1%増加いたしました。フライアイレンズ生産用ガラス溶融炉を更新し2025年4月より稼働開始したことにより減価償却費が増加し、セグメント利益(営業利益)は減少しました。 (ロ)照明事業 当連結会計年度の売上高は438百万円と前期と比べ86百万円(16.4%)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は、不採算製品の撤収等により5百万円と前期と比べ37百万円(前期のセグメント損失は32百万円)の増益となりました。自動車ヘッドライト・フォグライト用カバーガラスの売上高が減少しました。 (ハ)機能性薄膜・ガラス事業 当連結会計年度の売上高は1,338百万円と前期と比べ29百万円(2.2%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は2百万円と前期と比べ91百万円(97.2%)の減益となりました。上記のように偏光子の売上高が減少し、ガラス容器への加飾蒸着の売上高が増加しました。 (ニ)その他 当連結会計年度の売上高は894百万円と前期と比べ124百万円(16.1%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は222百万円と前期と比べ41百万円(23.0%)の増益となりました。江戸っ子1号などの海洋・特機の売上高が増加しました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、当社、連結子会社(新潟岡本硝子株式会社、二光光学株式会社、蘇州岡本貿易有限公司、岡本光学科技股份有限公司、JAPAN 3D DEVICES株式会社)の計6社で構成され、特殊ガラス及び薄膜製品の製造販売を主な事業の内容としております。 セグメントの業績は、売上高において光学事業への依存度が高水準となっております。光学事業では、主にプロジェクター用反射鏡及びフライアイレンズの製造販売を行っており、当社グループの業績は、プロジェクター用反射鏡及びフライアイレンズの製造販売状況及びプロジェクター市場の推移の影響を受けます。 当社グループの業績は、セイコーエプソン株式会社、Epson Precision(Hong Kong) Ltd.、Epson Engineering (Shenzhen) Ltd、Epson Precision(Philippines), Inc.、愛晋精密光電(無錫)有限公司(以下「セイコーエプソン グループ」)、Signify Electronics Technology ,Signify Belgium NV、Signify industry(China)  Co.,Ltd.(以 下「Signify Electronics Technologyグループ)などの主要顧客との取引状況の影響を受けます。現在、セイコーエプソングループ及びSignify Electronics Technologyグループとは良好な取引関係を維持しておりますが、将来にわたり、当社グループの製品が採用される保証はありません。 当社グループが保有する主要な特許は、「ガラス偏光子」、「可視光用ガラス偏光子」、「ガラス偏光子およびその製造方法」、「無鉛白色ガラスセラミックス基板」、「低軟化点ガラス粉末」、「水中ビデオカメラ用ハウジング」、「高耐久性銀ミラー」、「蛍光体分散ガラス」、「耐圧ガラス球」、「濃度測定装置」、「銀被覆鉛テルルガラス粉およびその製造方法、ならびに導電性ペースト」、「連結水中探査機」、「ガラス製光学部品成形用金型並びにその金型を用いたガラス製光学部品の製造方法」、「画像記録方法、画像記録プログラム、情報処理装置及び画像記録装置」、「レジストインク」、「低温共焼成基板用組成物」、「錘切り離し装置」、「ガラス成形用金型及びガラス成形物の成形方法」、「海底探査装置」、「導光光学部品、その導光光学部品を用いた照明装置及びその照明装置を用いた投射型表示装置」、「ガラス製光学部品成形用金型」、「化学強化用ガラス」及び「光学用曲げガラス板及びその製造方法」に関するものであります。将来、特許期限を過ぎましても、製品化に関する技術・ノウハウは内部に蓄積しているため、当該特許に記載されている組成や製法が他社に利用されることにより当社グループの業績が重大な影響を受けるとは認識しておりません。また、多くは国内特許であり、外国の同業他社から日本国外に出荷される最終製品についての対抗力は有しておりませんが、「可視光用ガラス偏光子」及び「ガラス偏光子およびその製造方法」につきましては日本、中国、米国で、「高耐久性銀ミラー」につきましては日本、中国、台湾で、「耐圧ガラス球」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「連結水中探査機」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「ガラス製光学部品成形用金型並びにその金型を用いたガラス製光学部品の製造方法」につきましては日本、中国、台湾、欧州で、「画像記録方法、画像記録プログラム、情報処理装置及び画像記録装置」につきましては日本、中国、米国、欧州で、「レジストインク」につきましては日本、台湾、中国で、「低温共焼成基板用組成物」につきましては日本、中国、韓国、台湾、欧州、米国で、「錘切り離し装置」につきましては日本、台湾で、「ガラス成形用金型及びガラス成形物の成形方法」につきましては日本、台湾で、また「光学用曲げガラス板及びその製造方法」につきましては日本、米国で特許が成立しており、国内のみならず当該諸外国においても、当社グループは当社技術及び製品に関する独占権(特許権)を保有しております。 なお、当社グループでは他社の特許を侵害している可能性はないと考えておりますので、他社から特許侵害の訴訟を受ける懸念は少ないと評価しております。ただし、他社の類似製品の進出で当社グループの業績が影響を受ける可能性はあります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (イ) キャッシュフロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」② キャッシュ・フローの概況に記載しております。 (ロ) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主要な資金需要は、設備投資資金と運転資金であります。持続的かつ長期的な成長戦略の実現を図り、次世代のニーズを捉えた新商品の投入を実現するための研究開発活動や設備投資資金を、金融機関借入等多様な手段を用い、低コストの資金調達を目指しております。 当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は5,287百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,158百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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