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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ソディック

Sodick Co.,Ltd.6143 · Prime · 機械

放電加工機と射出成形機の専業メーカー。細穴加工や金属3Dプリンタ、食品機械も手掛ける中堅工作機械メーカー。

概要

ソディックは1976年創業の工作機械メーカーで、放電加工機(EDM)で世界トップクラスのシェアを持つ。金型加工に不可欠な放電加工機を中核に、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、射出成形機、食品機械まで手掛ける。2025年12月期の売上高は805億円、営業利益42億円。従業員3,272名のグローバル企業である。

放電加工機を中核とする工作機械事業

工作機械事業は放電加工機、細穴放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、レーザー加工機で構成される。2025年12月期の同事業売上高は583億円と全体の72%を占め、前年比13.6%増と大きく伸びた。金型・難削材加工に不可欠な放電加工機では世界有数のシェアを持ち、独自のリニアモータ駆動技術を強みとする。中国のスマートフォン・データセンター向け光コネクタ需要や航空宇宙関連が好調で、セグメント利益は前年比2,018百万円増の54億円となった。

射出成形機と食品機械の多角化

産業機械事業は射出成形機を手掛け、2025年12月期売上高97億円。独自のV-LINE方式により安定した可塑化・射出を実現し、データセンター向け光コネクタやコンタクトレンズの成形に強みを持つ。食品機械事業は製麺プラントと包装米飯製造装置が柱で、売上高69億円。中華圏での米飯装置競争激化により減収となったが、利益貢献の高い製品販売により営業利益は前年比増の9.8億円を確保した。同事業は麺・米飯に次ぐ第3の柱として菓子・惣菜分野への展開を進めている。

38以上の国と地域に広がるグローバル販売網

ソディックは連結子会社21社と持分法適用関連会社1社で構成される。工作機械の販売・サービス拠点は米州(Sodick, Inc.、メキシコ)、欧州(ドイツ、英国)、中華圏(上海、台湾、深圳)、東南アジア(タイ、ベトナム、インド、シンガポール、マレーシア)、韓国に及ぶ。2025年にはイタリアの金属3Dプリンタ企業AltForm S.r.l.を子会社化し、欧州での積層造形事業を強化。中国には蘇州、厦門、上海の生産・開発拠点を持ち、アジア全域に食品機械の販売網も展開する。

構造改革と中期経営計画の推進

2025年12月期の連結売上高は805億円(前年比9.4%増)、営業利益42億円(同89.4%増)と収益が改善した。中国市場への依存度低減を掲げ、蘇州工場の生産を厦門へ集約し蘇州テクセンターを開設。2025年7月にはアドバンテッジパートナーズと事業提携し、販売力強化、ソリューション強化、在庫適正化、M&Aの4プロジェクトを始動。中期経営計画では2029年12月期に売上高1,000億円、営業利益100億円を目指し、総還元性向40%以上の累進配当を導入する。

業界の中での役割は金型・部品加工向け放電加工機・工作機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
806億円
営業利益
42億円
営業利益率
5.2%
純利益
45億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01工作機械主力

金型・精密部品メーカー向けに放電加工機、細穴放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、レーザー加工機を開発・製造・販売。独自のリニアモータ駆動技術を強みとする。

主な製品・サービス5
放電加工機
電極と工作物間に放電を発生させて金属を溶融除去する加工機。金型・難削材の精密加工に不可欠。
細穴放電加工機
直径0.1mm以下の微細穴を放電で加工する専用機。燃料噴射ノズル・金型の冷却穴などに。
マシニングセンタ
工具を自動交換し多工程加工を行うNCフライス盤。リニアモータ駆動による高速・高精度が特長。
金属3Dプリンタ
金属粉末をレーザーまたは電子ビームで溶融積層する付加製造装置。複雑形状部品の試作・量産向け。
レーザー加工機
ファイバーレーザーなどを用いた切断・溶接・彫刻機。板金加工・精密部品加工向け。

02産業機械準主力

自動車部品・家電・電子部品メーカー向けに射出成形機を開発・製造・販売。リニア駆動や電動式で高精度成形を実現。

主な製品・サービス1
射出成形機
熱可塑性樹脂を溶かして金型に射出し成形する機械。リニアモータ駆動で高応答・高精度。

03食品機械副次

麺製造プラント、製麺機、包装米飯製造装置などを食品メーカー向けに開発・製造・販売。独自の技術で効率的な食品生産を支援。

主な製品・サービス3
麺製造プラント
生麺・乾麺・即席麺などの製造ライン全体を提供。混練・圧延・切断・乾燥までの一貫システム。
製麺機
小麦粉をこねて麺帯にし、切り出す機械。ラーメン・うどん・パスタなどに対応。
包装米飯製造装置
炊飯・充填・包装を自動化する装置。無菌包装米飯(レトルト・パウチ)の生産ライン。

製品と技術

放電加工機:金型加工の要となる精密加工技術

放電加工機は電極と工作物間の放電を利用して金属を溶融除去する工作機械で、金型や難削材の精密加工に不可欠である。ソディックはワイヤ放電加工機と形彫り放電加工機の両方をカバーし、独自のリニアモータ駆動により高精度・高速加工を実現。2025年には通電コマ自動送り機能「ACPS」が「超モノづくり部品大賞」の機械・ロボット部品賞を受賞した。細穴放電加工機は直径0.1mm以下の微細穴加工に対応し、燃料噴射ノズルや金型冷却穴に用いられる。

リニアモータ駆動のマシニングセンタ

マシニングセンタは工具を自動交換し多工程加工を行うNCフライス盤で、ソディックはリニアモータ駆動による高速・高精度を特長とする。ボールねじ駆動に比べ非接触でバックラッシがなく、高速送りと高い位置決め精度を両立。金型の仕上げ加工や精密部品の量産に適し、自動車や電子部品向け需要を取り込む。NC装置のソフトウェアは上海子会社が開発し、ハードウェアは米国子会社が担当するなどグループ内で一貫開発している。

金属3Dプリンタとレーザー加工機

金属3Dプリンタは金属粉末をレーザーまたは電子ビームで溶融積層する付加製造装置で、複雑形状部品の試作・量産に用いられる。2025年に子会社化したAltForm S.r.l.(イタリア)が開発・製造を担当し、欧州を中心に航空宇宙・医療分野へ販売を拡大。レーザー加工機はファイバーレーザーを用いた切断・溶接・彫刻機で、板金加工や精密部品加工向けにラインアップを揃える。両製品とも放電加工機で培った制御技術を応用している。

射出成形機:V-LINE方式による高精度成形

射出成形機は熱可塑性樹脂を溶かして金型に射出し成形する機械で、ソディックは独自のV-LINE方式を採用する。可塑化シリンダと射出シリンダを分離し、安定した可塑化・計量・射出を実現。リニアモータ駆動により高応答・高精度な射出制御が可能で、データセンター向け光コネクタやコンタクトレンズの超精密成形に強みを持つ。環境対応としてサーキュラーエコノミーにも取り組み、使用済み製品の再利用を推進している。

食品機械:麺と米飯の自動製造ライン

食品機械事業では製麺機と包装米飯製造装置を主力とする。製麺機は小麦粉をこねて麺帯にし切断する機械で、ラーメン・うどん・パスタなどに対応。麺製造プラントは混練から乾燥まで一貫システムを提供する。包装米飯製造装置は炊飯・充填・包装を自動化し、無菌包装米飯(レトルト・パウチ)の生産ラインを構築。中華圏や東南アジアで需要が増加しており、2023年11月には加賀事業所内に新食品機械工場を竣工し生産能力を増強した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

放電加工機で世界有数、収益改善途上

当社は工作機械製造、特に放電加工機で世界トップクラスのシェアを有する。同業の日本製鋼所や三浦工業と比較すると、売上高は中規模ながら、2024年12月期の営業利益率2.99%と低収益に苦しむ。2025年12月期は売上高806億円(前期比9%増)、営業利益率5.21%と改善予想だが、収益性は依然低水準。競争激化による価格低下や、半導体市況の影響を受けやすい。耐久消費財向け需要に依存し、サービス収益などのストック型事業が乏しい。

強み

  • 高い技術力とブランド力で、自動車・金型業界に強固な顧客基盤。
  • 2024年12月期737億円から2025年12月期806億円と増収予想。
  • 放電加工機に加え、放電加工機周辺機器やサービスも提供。
  • 海外拠点を有し、世界市場に販売網を展開。

課題

  • 営業利益率2.99%と低く、日本製鋼所などと比べ収益力で劣る。
  • 半導体・自動車業界の設備投資動向に業績が左右されやすい。
  • 中国・韓国勢との競争激化により、製品価格の下落圧力が継続。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がソディック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16480日本トムソン1,267億円29.6倍
26652IDEC1,156億円28.1倍
36455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
46104芝浦機械1,105億円102.1倍
56282オイレス工業966億円16.9倍
66143ソディック936億円13.3倍
76454マックス839億円23.5倍
86381アネスト岩田811億円14.3倍
96413理想科学工業801億円16.2倍
107745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
117715長野計器729億円13.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 50件

横浜で創業し放電加工機の開発に着手した1976年

1976年8月、資本金2,000万円で横浜市緑区(現青葉区)に設立され、放電加工機の開発・製造・販売を開始した。同年12月には都筑区池辺町に本社・工場を移転。創業から間もない1978年12月に港北区新羽町へ再度移転するなど、急成長の基盤を固めた。1980年6月には福井県坂井町に福井事業所を開設し、生産能力を拡大した。

海外拠点を開設しグローバル展開を加速した1980年代

1980年8月に米国Sodick-Inova Inc.に資本参加したのを皮切りに、1982年3月に米国現地法人Sodick Ltd.、1983年3月にドイツSodick Europe GmbHを設立。1986年2月には東京証券取引所市場第二部に上場した。1988年11月にはタイにSodick (Thailand) Co., Ltd.を設立し、アジアでの生産拠点を確保。1989年3月には横浜市都筑区仲町台に技術・研修センターを開設し、研究開発機能を集約した。

射出成形機とセラミック事業に進出した1988-89年

1988年1月、加賀事業所内にセラミック工場を開設し、放電加工機用部品の内製化と外部販売を開始。1989年11月には同事業所内に射出成形機工場を新設し、産業機械事業に参入した。これにより金型加工から成形までの一貫体制を構築。1991年4月にはジャパックス株式会社に資本参加、翌年同事業の一部を譲り受け放電加工機の販売網を拡充した。

中国市場への本格参入と品質認証の取得

1991年5月、中国上海市にソフト開発会社を設立。1994年12月に蘇州に生産子会社を、1997年4月に上海に販売子会社を設立し、中国での事業基盤を固めた。1997年10月には加賀・福井両事業所でISO 9002を取得し、品質管理体制を国際標準化。2000年5月にケイ・エッチ・エス(現ソディックエフ・ティ)を完全子会社化し、金型・成形事業を強化した。

食品機械事業への参入と子会社統合の2000年代

2007年3月、食品機械事業へ進出。製麺機や包装米飯製造装置の開発を開始し、2016年4月には加賀事業所内に食品機械工場を開設した。2009年から2012年にかけてソディックCPC、ソディックハイテック、ソディックプラステックの3子会社を吸収合併し、グループ経営の効率化を推進。2010年にはLED照明事業も開始したが、これら要素技術事業は後に再編された。

金属3Dプリンタへの資本参加と子会社化

2013年12月、株式会社OPMラボラトリーに資本参加し金属積層造形技術を獲得したが、2020年9月に清算。その後2024年4月、イタリアのPrima Additive S.r.l.(現AltForm S.r.l.)と資本業務提携し、2025年5月に子会社化。これにより欧州での3Dプリンタ事業を本格化した。2022年7月にはソディックエフ・ティから放電加工機用消耗品事業を承継し、アフターマーケットを強化している。

プライム市場移行と構造改革の推進

2015年3月に東京証券取引所市場第一部に指定、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行した。2025年7月、アドバンテッジパートナーズとの事業提携と同時に第1回新株予約権及び転換社債を発行し資金調達。同年12月には中国蘇州工場を縮小移転しテクセンター化、厦門工場の新工場竣工など生産体制の再構築を進めた。2026年1月には新理念体系を制定し、創業50周年を機に次の成長フェーズへ移行している。

年表50件を開く

1970年代

  • 1976年8月創業横浜市緑区(現 青葉区)桜台に資本金2,000万円で設立、放電加工機の開発・製造・販売を開始
  • 1976年12月横浜市緑区(現 都筑区)池辺町に本社・工場を移転
  • 1978年12月横浜市港北区新羽町に本社・工場を移転

1980年代

  • 1980年6月福井県坂井郡(現 坂井市)坂井町に福井事業所を開設
  • 1980年8月米国Sodick-Inova Inc.(現Sodick, Inc.)に資本参加
  • 1982年3月創業米国にSodick Ltd.を設立
  • 1982年6月創業横浜市緑区(現 都筑区)池辺町に関係会社株式会社エス・アンド・オー(株式会社ケイ・エッチ・エスと合併)を設立
  • 1982年10月横浜市港北区新横浜に本社を移転
  • 1983年3月創業ドイツ・フランクフルト市にSodick Europe GmbHを設立
  • 1983年12月M&ASodick, Inc.がSodick Ltd.を吸収合併
  • 1986年2月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場
  • 1987年8月石川県加賀市に加賀事業所を開設
  • 1988年1月加賀事業所内にセラミック工場を開設
  • 1988年11月タイにSodick(Thailand)Co.,Ltd.を設立(日本アジア投資株式会社と合弁)
  • 1989年3月横浜市緑区(現 都筑区)仲町台に技術・研修センターを開設
  • 1989年11月加賀事業所内に射出成形機工場を開設

1990年代

  • 1991年4月ジャパックス株式会社に資本参加
  • 1991年5月創業中国・上海市に上海沙迪克軟件有限公司を設立
  • 1992年10月ジャパックス株式会社より放電加工機に関する部門の営業の一部を譲受
  • 1994年12月創業中国・蘇州市に蘇州沙迪克特種設備有限公司を設立
  • 1997年1月横浜市都筑区仲町台の技術・研修センター内に本社を移転
  • 1997年4月創業中国・上海市に沙迪克機電(上海)有限公司を設立
  • 1997年10月国際標準化機構の定める品質保証規格「ISO 9002」を加賀事業所・福井事業所で取得

2000年代

  • 2000年5月M&A株式交換により株式会社ケイ・エッチ・エス(現 株式会社ソディックエフ・ティ)を完全子会社化
  • 2001年8月上場連結子会社株式会社ソディックプラステックがジャスダック市場に上場
  • 2005年12月上場連結子会社株式会社ソディックハイテックが大阪証券取引所「ヘラクレス」スタンダードに上場
  • 2006年7月創業中国・福建省に沙迪克(厦門)有限公司を設立
  • 2007年3月食品機械事業へ進出
  • 2009年3月M&A連結子会社株式会社ソディックCPCを吸収合併
  • 2009年10月M&A連結子会社株式会社ソディックハイテックを吸収合併

2010年代

  • 2010年5月LED照明事業の開始
  • 2012年7月M&A連結子会社株式会社ソディックプラステックを吸収合併
  • 2013年2月タイでSodick(Thailand)Co.,Ltd.の第2工場竣工
  • 2013年12月株式会社OPMラボラトリーに資本参加
  • 2015年3月東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定
  • 2016年4月加賀事業所内に食品機械工場を開設
  • 2018年2月米国Sodick, Inc. テクセンターを新設(移転)
  • 2018年5月横浜市都筑区仲町台の技術・研修センター内に2号棟(研究開発棟)を新設
  • 2018年11月加賀事業所内にマルチファクトリーを竣工
  • 2019年4月英国Sodick Europe Ltd. テクセンターを新設(移転)
  • 2019年7月創業中国・上海市に蘇比克富夢(上海)貿易有限公司を設立

2020年代

  • 2020年9月株式会社OPMラボラトリーを清算
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年7月株式会社ソディックエフ・ティより放電加工機用消耗品の開発、製造、販売事業を承継
  • 2023年1月中国・福建省の沙迪克(厦門)有限公司内に、新工場を竣工
  • 2023年11月加賀事業所内に新食品機械工場を竣工
  • 2024年4月イタリアの金属3Dプリンタ企業Prima Additive S.r.l.(現AltForm S.r.l.)と資本業務提携
  • 2025年5月M&APrima Additive S.r.l.(現AltForm S.r.l.)を子会社化
  • 2025年7月第1回新株予約権及び第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行
  • 2025年12月中国・蘇州市の蘇州沙迪克特種設備有限公司を移転し、蘇州テクセンターを竣工

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年12月期まで1,000億円
  • 営業利益2029年12月期まで100億円
  • PBR2029年12月期まで1.0倍
  • ROE2029年12月期まで8.0%
  • EPS2029年12月期まで130円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中期経営計画の策定と推進

    2026年12月期から2029年12月期を対象とするコミットメント型の中期経営計画を策定し、数値目標の達成に向けて取り組む。具体的なアクションプランは2026年5月以降に公表予定。

  2. 02

    アドバンテッジパートナーズとの連携

    事業提携先の知見を活用し、グローバル展開、ソリューション提供、高付加価値化によるビジネスモデル転換を推進。販売力強化、ソリューション強化、在庫適正化、M&Aの4プロジェクトを組成。

  3. 03

    資本配分方針の刷新と株主還元強化

    累進配当の導入(減配しない)と総還元性向40%以上を基本方針とし、中期経営計画期間中は総還元性向70%以上を目安に積極的な株主還元を実施する。

  4. 04

    事業別の成長戦略

    工作機械事業では自動車・半導体・電子部品向け高精度機の需要取り込みや保守サービス強化、産業機械事業では環境対応型射出成形機の拡販、食品機械事業ではアジア地域での米飯・製麺機需要深耕と菓子・惣菜分野への展開を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,272人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は620万円で、9期前と比べて+8.8%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月3,651
2017年3月3,415
2018年12月3,676
2019年12月57040.913.63,579
2020年12月53041.214.03,633
2021年12月56441.514.13,683
2022年12月60441.213.43,746
2023年12月64141.113.13,562
2024年12月57741.713.83,41764
2025年12月62042.314.43,272128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率68.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 4 / 海外 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
加賀事業所 — 石川県加賀市6,719百万円
工作機械事業、産業機械事業、食品機械事業、その他
本社、技術・研修センター — 横浜市都筑区3,612百万円
全社、工作機械事業、産業機械事業
本社・工場 — 中国・福建省3,608百万円
工作機械事業、食品機械事業
工場 — タイ・チュムヌムサップ2,560百万円
工作機械事業
本社・工場 — 中国・江蘇省1,527百万円
工作機械事業
宮崎事業所 — 宮崎県 宮崎市1,434百万円
精密金型・精密成形事業
宮崎事業所 — 宮崎県宮崎市1,335百万円
工作機械事業
本社・工場 — タイ・ナワナコン1,137百万円
工作機械事業、産業機械事業
加賀事業所 — 石川県 加賀市683百万円
要素技術事業
福井事業所 — 福井県坂井市521百万円
工作機械事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    Sodick, Inc. (注1、6)
    アメリカ合衆国
    議決権100.0%
  • 国内
    Sodick America Corporation
    アメリカ合衆国
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick Singapore Pte.,Ltd.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    上海沙迪克軟件有限公司
    中国
    議決権82.0%
  • 海外
    沙迪克機電(上海)有限公司(注7)
    中国
    議決権100.0%
  • 海外
    蘇州沙迪克特種設備有限公司
    中国
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick(H.K.) Co.,Ltd.
    中国 香港
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick(Taiwan) Co.,Ltd.
    台湾
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick(Thailand) Co.,Ltd. (注1)
    タイ
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick Europe Ltd. (注1)
    英国
    議決権100.0%
  • 海外
    Sodick Deutschland GmbH
    ドイツ
    議決権100.0%
  • 国内
    Sodick Holding Corporation
    アメリカ合衆国
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • Sodick Europe Holdings Ltd.英国100%
  • Sodick Korea Co.,Ltd.韓国100%
  • 沙迪克(厦門)有限公司(注1)中国100%
  • Sodick International Trading(Shenzhen) Co.,Ltd. (注5)中国100%
  • Sodick Technology(M) Sdn. Bhd.マレーシア100%
  • Sodick Vietnam Co.,Ltd.ベトナム100%
  • Sodick Technologia Mexico, S.A DE C.V.メキシコ100%
  • AltForm S.r.l.イタリア94%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は806億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+90.9%。

売上高
+9.4%
806億円
営業利益
+90.9%
42億円
純利益
+9.8%
45億円
営業利益率
5.2%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高970億円806億円
営業利益92億円42億円
純利益74億円45億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は469億円、営業利益は45億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.4%、営業利益は+104.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q16931.81
2023年2Q166−7−4.2−2
2023年3Q164−10−6.1−8
2023年4Q173−37
2024年1Q156−8−5.1−5
2024年2Q18073.913
2024年4Q401235.733
2025年2Q380225.811
2025年4Q426204.734
2026年2Q469459.640

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は550億円から806億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
タイでSodick(Thailand)Co.,Ltd.の第2工場竣工
2013年3月5505442
2014年3月5693942
2015年3月6315636
加賀事業所内に食品機械工場を開設
2016年3月6515742
2017年3月6184636
2017年12月6567957
2018年12月8279665
中国・上海市に蘇比克富夢(上海)貿易有限公司を設立
2019年12月6763620
2020年12月5802013
2021年12月7528666
2022年12月8058360
中国・福建省の沙迪克(厦門)有限公司内に、新工場を竣工
2023年12月672−13−46
2024年12月73722363.041
Prima Additive S.r.l.(現AltForm S.r.l.)を子会社化
2025年12月80642525.245

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高806億円のうち、営業利益として残るのは42億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は45億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.0%524億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.8%240億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.4pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが71億円、投資CFが−40億円で、差し引きのフリーCFは31億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は450億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月28−48−12−20255
2014年3月56−42−3714236
2015年3月83−1−5282274
2016年3月66−28−2938273
2017年3月84−213163360
2017年12月45−47−4−2361
2018年12月93−82−3511327
2019年12月83−56−2227329
2020年12月53−141739383
2021年12月76−22−1954442
2022年12月35−110−60−75332
2023年12月0−2514−25333
2024年12月100−16−1084426
2025年12月71−40−2531450

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,557億円。このうち返さなくてよい自己資本が906億円で、自己資本比率は58.1%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95036059037.9
2014年3月98842556342.9
2015年3月1,04249554747.4
2016年3月99749849949.8
2017年3月1,09348760644.5
2017年12月1,21855266645.2
2018年12月1,19158161048.7
2019年12月1,14658755951.2
2020年12月1,16158058149.9
2021年12月1,34974460555.2
2022年12月1,38481057458.5
2023年12月1,34177157057.5
2024年12月1,45084460658.2
2025年12月1,55790665158.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
451億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
380億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
122億円
在庫として抱えている分
負債合計
651億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中54位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中167位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.1%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,708で、1年前と比べて+103.8%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥1,708-1.9%1ヶ月-4.7%1年+103.8%時価総額936億円
過去52週の値幅
安値¥847高値¥2,136

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PER (会社予想)11.5倍
PBR1.46倍
配当利回り2.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で株価は12.23%上昇し、年初来52週安値807円から241%の大幅なリバウンドを見せています。8月5日には前日比+8.53%の1946円で引け、25日移動平均線(1777.56円)を約9.5%上回る水準です。7月下旬に1593円まで下落した後、急反発しており、52週高値2136円まで約8.9%に迫る強い戻りを見せています。出来高は直近20日平均で40万株前後と活発で、7月29日の805,400株をピークに増加傾向が続いており、上昇局面での買い意欲の強さがうかがえます。ただ、RSIは49.91と中立圏にあり、過熱感はまだ強くありません。週足では長期的な下降トレンドからの転換初期にあり、200日線1350円を大きく上回る展開が続くかが焦点です。機械セクター全体の底入れ期待に加え、個別の業績改善観測が株価を支えているとみられます。短期的な戻りが続くか、高値圏での利食い売りが優勢に…

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは22.6倍で業界平均24.8倍とほぼ同水準、PBRは1.60倍で平均1.64倍と近く、株価は妥当な水準です。配当利回りは0.51%と平均2.17%を下回り魅力度に欠けますが、ROEは5.2%と業界平均並み。業績は改善傾向で赤字から黒字転換しており、ほぼ妥当と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.3倍22.7倍
PER (予想)11.5倍
PBR1.46倍1.50倍
ROE5.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体・自動車向け設備需要の回復で受注が増加する中、強気派は収益性改善と成長期待から割安と評価する。弱気派は、2023年12月期の赤字からの回復途上で利益率が低く、競合との価格競争や中国市場の不透明感を懸念する。PER22.6倍、PBR1.6倍で、業績回復がどこまで織り込まれているかが争点。

プラスに働く材料7
  • 需要回復の流れ

    自動車・電子部品向け設備投資が持ち直し、受注が増加。

  • 利益率改善期待

    売上高増加とコスト削減で営業利益率5%超えを見込む。

  • 強固な市場ポジション

    放電加工機で世界シェアトップクラス、競争優位が持続的。

  • 営業利益倍増でV字回復継続2025年12月期影響

    2025年12月期営業利益42億円、前期比+91%増加。

  • 工作機械受注増で将来収益拡大2026年上期影響

    受注高が前期比+20%なら売上高850億円超、営業利益50億円視野。

  • アジア中心に海外需要回復継続影響

    海外売上高比率60%、アジア需要回復で売上高10%押し上げ。

  • 自己株式取得で株主価値向上不定影響

    時価総額1031億円、余剰資金50億円で自社株買いならEPS約5%向上。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率2.99%は同業他社比で低く、改善ペースが不透明。

  • 中国市場リスク

    中国経済減速や地政学リスクが販売に影響する可能性。

  • 設備投資サイクル

    工作機械は需要変動が激しく、業績が不安定になりやすい。

  • 半導体市場低迷で投資抑制2026年下期影響

    半導体関連設備投資が20%減少すれば、受注100億円減の可能性。

  • 鋼材価格高騰で原価率悪化継続影響

    原材料費10%上昇で営業利益約8億円減少。

  • 円高進行で輸出採算悪化金融政策次第影響

    1ドル10円の円高で営業利益約15億円押し下げ。

  • 年初来94%上昇の反動安短期影響

    過去1年で株価94%上昇、過熱感から利益確定売り。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高の先行指標であり、需要動向を反映。
営業利益率
収益性改善の進捗を測る重要指標。
地域別売上比率
中国など特定地域への依存度とリスク分散を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.05%。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
2.05%
いまの株価に対して
配当性向
35.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月2237.4
2017年3月19−13.665.2
2018年12月2426.324.9
2019年12月254.280.2
2020年12月250.087.2
2021年12月264.051.1
2022年12月273.837.3
2023年12月297.4
2024年12月290.045.9
2025年12月290.035.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,828人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.0%を占め、残る70.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他44.742.048.049.848.744.8
金融機関27.924.426.923.625.125.6
外国法人18.225.818.118.217.120.5
自己株式11.87.38.87.47.77.6
証券会社3.82.81.72.53.44.6
事業法人5.44.95.35.85.84.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.59
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.19
03JPモルガン証券株式会社2.45
04森田 清2.17
05ソディック共栄持株会1.91
06ソディック従業員持株会1.75
07有限会社ティ・エフ1.63
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.58
09株式会社三井住友銀行1.55
10古川 健一1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.73%
    -0.57pt
  • 2026-05-21
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    2.30%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8371512.86.829.9
2014年3月8384210.74.726.1
2015年3月719817.718.692.7
2016年3月839878.410.264.2
2017年3月771,0357.414.365.2
2017年12月1221,17211.112.037.4
2018年12月1381,23511.45.024.9
2019年12月431,2473.422.980.2
2020年12月291,2312.330.887.2
2021年12月1261,37610.06.551.1
2022年12月1131,5487.86.337.3
2023年12月−901,519−5.8
2024年12月811,6695.19.145.9
2025年12月891,7875.210.835.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

23名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は23名。2025/12期の役員報酬は総額222百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古川健一代表取締役会長5486,089,000
圷祐次代表取締役 CEO 社長執行役員625,515,000
塚本英樹取締役 専務執行役員 工作機械事業本部 本部長637,338,000
高木正人取締役 常務執行役員 コーポレート本部 本部長63229,000
工藤和直取締役73
野波健蔵取締役77
後藤芳一取締役708,000
佐野綾子取締役48
河原哲郎取締役 常勤監査等委員691,042,000
大滝真理取締役 監査等委員68
郷原玄哉取締役 監査等委員53
大村由紀子取締役 監査等委員47
残りの役員11名を開く
氏名役職年齢
久保光宏執行役員
江戸屋勝義執行役員
原田武則執行役員
谷口一芳執行役員
豊永竜生執行役員
新家一朗執行役員
中村卓弘執行役員
米田康治執行役員
岩尾健一執行役員
高橋祐介執行役員
土肥祐三執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5106301014629
社外取締役1055556
取締役(社内)1131313
監査役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,314字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)は、当社、連結子会社21社及び持分法適用関連会社1社で構成されており、放電加工機、マシニングセンタ並びに金属3Dプリンタ、レーザー加工機等の開発・製造・販売を行う工作機械事業、射出成形機等の開発・製造・販売を行う産業機械事業、麺製造プラント、製麺機、包装米飯製造装置などの食品機械の開発・製造・販売を行う食品機械事業、プラスチック成形品等の製造、リニアモータ応用製品及びその制御機器、セラミックス製品、LED照明などの開発・製造・販売などのその他事業で構成され、各事業が有機的に結合・協生して事業の発展に寄与しております。また、これらの事業を担当する関係会社の位置づけは下記のとおりであります。 なお、次の各事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)工作機械事業 ① 開発・製造拠点 放電加工機、細穴放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、レーザー加工機並びに放電加工機消耗品及び周辺機器の開発・製造を、当社が担当しております。放電加工機並びに細穴放電加工機の開発及び製造を、Sodick(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)、蘇州沙迪克特種設備有限公司(中国)、沙迪克(厦門)有限公司(中国)が担当しております。金属3Dプリンタの開発・製造をAltForm S.r.l.(イタリア)が担当しております。また、上海沙迪克軟件有限公司(中国)は、工作機械用NC装置のソフトウエアの開発を行っております。 ② 販売・保守サービス拠点 放電加工機、細穴放電加工機、マシニングセンタ並びに金属3Dプリンタ、レーザー加工機の販売及び保守サービス、加工技術指導については、当社が国内を、Sodick, Inc.(アメリカ)、Sodick Technologia Mexico, S.A. DE C.V.(メキシコ)が北・南米地域を、Sodick Deutschland GmbH(ドイツ)がドイツ語圏を、Sodick Europe Ltd.(英国)がその他のヨーロッパ地域を、沙迪克機電(上海)有限公司(中国)、Sodick(Taiwan)Co.,Ltd.(台湾)、Sodick International Trading(Shenzhen)Co.,Ltd.(中国)が中華圏を、当社及びSodick Korea Co.,Ltd.(韓国)が韓国を、Sodick(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)がタイを、Sodick Vietnam Co.,Ltd.(ベトナム)がベトナムを、Sodick Technologies India Private Limited(インド)がインドを、Sodick Singapore Pte.,Ltd.(シンガポール)、Sodick Technology(M)Sdn.Bhd.(マレーシア)がその他の東南アジア地域とオセアニア地域を担当しております。また、金属3Dプリンタの販売及び保守サービス、加工技術指導については、AltForm S.r.l.(イタリア)がヨーロッパ地域を担当しております。 (2)産業機械事業 ① 開発・製造拠点 当社及びSodick(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)が射出成形機の開発及び製造を担当しております。 ② 販売・保守サービス拠点 当社及びPlustech Inc.(アメリカ)、Sodick(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)、Sodick Singapore Pte.,Ltd.(シンガポール)、Sodick(Taiwan)Co.,Ltd.(台湾)、沙迪克機電(上海)有限公司(中国)、Sodick International Trading(Shenzhen)Co.,Ltd.(中国)、Sodick Korea Co.,Ltd.(韓国)等が射出成形機の販売及び保守サービスを担当しております。 (3)食品機械事業 ① 開発・製造拠点 当社及び沙迪克(厦門)有限公司(中国)が食品機械の開発及び製造を担当しております。 ② 販売・保守サービス拠点 当社及び沙迪克(厦門)有限公司(中国)、蘇比克富夢(上海)貿易有限公司(中国)が食品機械の販売及び保守サービスを担当しております。 (4)その他 ① 精密金型・精密成形事業 (イ) 開発・製造拠点 株式会社ソディックエフ・ティが金型の設計・製造並びにプラスチック成形加工を担当しております。 (ロ) 販売拠点 株式会社ソディックエフ・ティが金型、プラスチック成形品の販売を担当しております。 ② 要素技術事業 (イ) 開発・製造拠点 当社及び沙迪克(厦門)有限公司(中国)がリニアモータ応用製品の開発及び製造を担当しております。また、沙迪克(厦門)有限公司(中国)は、モータに使用される磁石の開発及び製造についても担当しております。Sodick America Corporation(アメリカ)が、工作機械用NC装置のハードウエア及びソフトウエアの開発を担当しております。株式会社ソディックエフ・ティがセラミックス製品の開発及び製造を担当しております。 (ロ) 販売・保守サービス拠点 当社及び沙迪克(厦門)有限公司(中国)がリニアモータ応用製品の販売を担当しております。株式会社ソディックエフ・ティがセラミックス製品の販売を担当しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,603字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「創造」「実行」「苦労・克服」の精神のもと、お客様へ最高の価値を提供し、「未来を創る」企業としてものづくりを通して社会の持続的な発展に貢献することを基本理念とし、その実現に向け取組んでおります。自動車や通信分野をはじめとした技術革新、省人化ニーズの高まり、カーボンニュートラル・持続可能な開発目標(SDGs)の促進を背景に、ものづくりの現場においても、さらなる高精度化、高速化、自動化はもとより、操作性の向上、電力使用量や廃棄物の削減、工程集約、IoT・AI技術への対応等が求められております。これらの「進化するものづくりへの貢献」を重要な経営課題と捉え、新製品開発の促進、トータルソリューションの展開、アフターサービスの充実、IoT・AI技術を活用した付加価値の提供等、事業の拡大とサステナビリティの取組みを一体で推進しております。 また、当社グループは2026年8月に設立50周年を迎えるにあたり、次の50年に向けて目指す姿をより明確にするため、2026年1月に新たな理念体系を制定しました。当社グループは「創造力とイノベーションでモノづくりの未来を切り拓く」のパーパスのもと 、進化する時代の中で果敢に挑戦を続け、持続的な成長とさらなる企業価値の向上に取組んでまいります。 ① 中期経営計画(2026年12月期-2029年12月期) 中期経営計画を従前のローリング型から、コミットメント型の計画へ転換し、各指標達成に向け取組んでまいります。具体的なアクションプランは2026年5月以降公表予定です。 第50期 (2025年12月期) 実績   第51期 (2026年12月期) 予想   第54期 (2029年12月期) 目標 売上高   805億円   885億円   1,000億円 営業利益   42億円   55億円   100億円 PBR   0.5倍   -   1.0倍 ROE   5.2%   5.6%   8.0% EPS   89円   100円   130円 事業別の事業計画及び具体的な施策は以下のとおりです。 工作機械事業       第50期(2025年12月期) 実績   第51期(2026年12月期) 予想 売上高   58,332百万円   64,700百万円 セグメント利益   5,465百万円   6,300百万円 自動車、半導体、電子部品向けを中心に、ものづくりの高度化・省人化に伴う高精度機の需要は中長期的には増加が見込まれます。引き続き販売強化に注力している米国、欧州、インド、メキシコなどの地域や生成AIの普及に伴い、設備投資が増加しているデータセンター向けの光通信デバイス、超精密度光コネクタ(MTフェルール)関連等への需要拡大が見込まれます。また、機械販売に加え、保守サービス、消耗品販売の強化に取組むことにより、売上高は前期比で増加となる見通しです。 産業機械事業       第50期(2025年12月期) 実績   第51期(2026年12月期) 予想 売上高   9,730百万円   10,500百万円 セグメント利益   518百万円   800百万円 生成AIの普及に伴うデータセンターの増加による電子部品向けの需要拡大を見込んでおります。また、電力消費量・廃棄物の削減を始めとする環境対応として、当社は独自技術であるV‐LINE方式の射出成形機により安定した可塑化・計量・射出を実現し、さらに使用済み製品を再利用するサーキュラーエコノミーにも取組んでおります。ものづくりの高度化、電子部品、医療機器産業等でのニーズを捉え、超精密成形部品分野での強みを活かし、売上高は前期比で増加となる見通しです。 食品機械事業       第50期(2025年12月期) 実績   第51期(2026年12月期) 予想 売上高   6,952百万円   7,700百万円 セグメント利益   981百万円   1,000百万円 アジア地域において米飯製造装置、製麺機等の需要が継続するため、売上高は前期比で増加となる計画です。麺、米飯に次ぐ第3の柱として菓子、惣菜等の分野への展開を進めるほか、ベトナム等の東南アジアでの販売拡大を目指します。 ② 株式会社アドバンテッジパートナーズとの連携施策の推進 2025年7月に事業提携をしたアドバンテッジパートナーズ社の高度な知見を持つメンバーと当社間でプロジェクトを組成し、「グローバル」×「ソリューション提供」×「高付加価値化」によるビジネスモデルの転換に向けた取組みを推進してまいります。 プロジェクト   テーマ 販売力強化プロジェクト   ・重点地域や重点産業向けの販売強化 ・営業人員一人ひとりの営業力強化 ・DX、データ活用 ソリューション強化プロジェクト   ・ソリューション売上拡大 ・顧客LTV・高付加価値化 在庫適正化プロジェクト   ・製販連携の仕組み強化 ・在庫回転期間の短縮 M&Aプロジェクト   ・M&A戦略による事業成長 ・新規事業創造・高付加価値化 ③ 資本配分に関する基本方針の変更 当社は、中長期的な企業価値向上を目指し、将来の成長投資と株主還元の充実を両立させることを資本政策の基本方針としています。資本効率を重視した経営をさらに推進するため、2026年度より株主還元方針を刷新しています。 利益成長に応じた株主還元を明確化し、投資家の皆様への予見性向上のため、減配を行わないことを基本とする累進配当を導入します。また、総還元性向40%以上を目安とし、安定的かつ機動的な還元を実施します。 なお、中期経営計画期間(2026年度から2029年度の4か年)では、資本効率の最適化を重点課題とし、期間全体で総還元性向70%以上を目安に積極的な株主還元を行い、資本構成の適正化を図ってまいります。 ※ 総還元性向の計算式: n年度の総還元性向   =   n年度の配当+n年度の自己株式取得額 n年度の当期純利益
事業等のリスク9,645字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループとしては、これらのリスク発生の可能性を認識した上で発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本書中の本項以外の記載内容も合わせて慎重に検討した上で行う必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点はご留意ください。 なお、文中における将来の事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 事業戦略リスク 景気変動に関するリスク   発生可能性   高 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループの工作機械事業及び産業機械事業の製品受注は、顧客の設備投資活動に直接結びついているため、景気動向に対して極めて敏感であり、自動車、電気・電子部品、半導体、航空宇宙、医療機器等の各業界の業績や設備投資動向の影響を大きく受ける傾向があります。 足元では、地政学的リスクの高まりや金融政策の不透明感等を背景に、地域や業界によって設備投資環境の回復時期や水準にばらつきが生じており、今後の景気動向や設備投資環境については依然として高い不確実性が存在しております。 このような状況下で、世界的な景気後退や設備投資の停滞が想定よりも長期化した場合には、当社グループの受注、売上高、利益水準等に重要な影響を及ぼす可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、景気変動の影響を相対的に受けにくい食品機械事業等の拡充や、要素技術を活用した新たな顧客の獲得を通じて、事業ポートフォリオの多様化を進めております。 また、定期保守サービスや消耗品・サプライ品の販売拡大、自動化・省人化に貢献するソリューション提案の推進等を通じて、製品販売の変動に左右されにくい収益基盤の構築に取組んでおります。 さらに、足元の需要動向や受注環境を踏まえ、原価低減活動や調達先の見直しを継続するとともに、生産工程における自動化・省人化の推進等を通じて、市場環境の変化に対して柔軟かつ効率的に対応できる生産体制の構築を図っております。 新規事業に関するリスク   発生可能性   高 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループは、『世の中にないものは自分たちで創る』という開発理念のもと、お客様のご要望に耳を傾け、どんな困難な技術課題にも挑戦して克服し、ご要望に対応しており、創業以来、放電加工機や高精度マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、レーザー加工機、独自技術のV-LINE®方式を用いた射出成形機、製麺機、無菌包装米飯製造システム、加圧加熱殺菌装置などの食品機械など、様々な製品を開発してきました。 技術革新や市場ニーズの変化への対応、並びに将来の持続的成長を実現するためには、今後も継続的に新製品を市場に投入していく必要がありますが、新たな製品や事業分野においては、技術的課題の解決、市場ニーズの的確な把握、競争環境の変化、事業化に要する投資負担や投資回収期間などについて不確実性を伴う場合があります。   <当社の対応> 当社グループでは、世界最高水準の加工精度及び加工速度の実現と、お客様が求める多様な機能の拡充を目指し、日本・中国・北米の三極体制による研究開発を推進するとともに、最先端技術の研究や市場動向の把握を行うほか、大学・研究機関・学識経験者との協働を通じて、技術開発及び新製品開発に取組んでおります。 また、既存事業で培ってきた要素技術や顧客基盤を活用するとともに、必要に応じて外部パートナーとの連携やM&Aも活用しながら、新規事業に伴う技術的・市場的リスクの低減に努めております。 さらに、事業環境や市場動向の変化を踏まえ、必要に応じて事業計画や投資内容の見直しを行うなど、柔軟かつ機動的な対応を図ることで、新規事業の安定的な立上げと中長期的な成長の実現を目指しております。 人材の確保及び育成に関するリスク   発生可能性   中 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループは、工作機械、産業機械、食品機械等の各事業において、高度な専門性を有する技術者・技能者や、経営戦略やグローバルな組織運営等のマネジメント能力に優れた人材に支えられて事業活動を行っております。 一方で、少子高齢化の進展や労働市場における人材獲得競争の激化を背景に、当社グループが必要とする人材の確保が計画どおりに進まない可能性があります。また、熟練した技術者・技能者が高年齢層に偏在していることから、将来的な世代交代や技術・技能の円滑な承継が想定どおりに進まない場合には、研究開発力や生産活動、さらには事業運営全体に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、グローバルに事業を展開する中で、各地域の事業環境や文化の違いを踏まえた人材育成やマネジメントが十分に行えない場合には、事業戦略の遂行や組織運営に支障をきたす可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、将来にわたる持続的な成長を支える人材の確保及び育成を重要な経営課題と認識し、計画的な採用活動と人材育成に取組んでおります。人材育成においては、OJTを基本としつつ、階層別研修や専門分野別の教育・研修を通じて、技術力及びマネジメント能力の向上を図るとともに、若手人材の育成や次世代を担う人材の計画的な育成に取組んでおります。 また、グローバルな事業展開に対応するため、海外拠点における現地人材の育成や登用を進めるとともに、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる職場環境の整備にも努めております。 為替相場の大幅な変動によるリスク   発生可能性   高 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループは、売上高及び生産活動の多くを海外で行っていることから、為替相場の変動は、売上高、利益水準等の業績に加え、外貨建資産・負債の円換算額や為替換算調整勘定を通じて、純資産の増減にも影響を及ぼす可能性があります。 特に、急激な為替相場の変動が生じた場合には、為替差益または為替差損が発生し、経常利益等に影響を与えるほか、連結財務諸表上の純資産が大きく変動する可能性があります。これらの変動は、当社グループの財政状態や経営指標の見え方に影響を及ぼす可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、為替相場の変動による業績への影響を一定程度抑制するため、外貨建取引の内容を踏まえた為替予約の実施等により、為替変動リスクの低減に努めております。 また、海外における生産・販売体制の構築により、収益と費用の通貨を可能な限り一致させることで、為替変動の影響を相対的に抑える構造の構築を図っております。 一方で、為替換算調整勘定を通じた純資産への影響については、短期的なヘッジが困難であることから、財務の健全性や資本構成を総合的に勘案しながら、適切な財務運営に努めております。 海外事業におけるリスク   発生可能性   高 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループは、北米、欧州、中国、アジア等の各地域において生産及び販売活動を行っており、売上高に占める海外比率が高いことから、海外事業を取り巻く事業環境の変化が、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。近年、中東地域における軍事衝突や制裁措置の強化、海上輸送ルートの不安定化など、地政学リスクが高まっております。 なかでも、中国は当社グループにとって主要な顧客市場の一つであり、売上高に占める比率も高いことから、中国市場の景気動向や産業動向、競争環境の変化は、他地域と比較して当社グループの業績に与える影響が大きくなる可能性があります。 具体的には、各国・地域における政治・経済情勢の変化、地政学的リスクの高まり、テロ行為や戦争・紛争の発生、通商政策や関税制度の変更、法規制や税制・労務慣行の違い等により、事業活動が制約を受ける可能性があります。 さらに、海外拠点において、地震や洪水等の自然災害、新型感染症等の流行が発生した場合には、生産活動の停止や物流の混乱、人員の確保・移動の制約が生じる可能性があり、これらの影響が当社グループ全体の業績に及ぶ可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、海外事業におけるリスクを低減するため、各地域の市場動向・事業環境・安全保障に関する情報等を継続的に入手し、事業環境の変化に即時かつ柔軟に対応可能な事業運営を行っております。 中国においては、現地市場向けの製品について現地生産により対応するなど、地産地消の事業運営を行うとともに、販売及び生産拠点の分散化を進めることで、特定の国・地域の事業環境の変化が当社グループ全体に与える影響の緩和を図っております。 また、海外拠点との情報共有やガバナンスの強化を通じて、事業運営上の課題やリスクを早期に把握し、必要に応じて事業継続計画(BCP)の見直しを行うなど、海外事業の安定的な運営に努めております。 法的規制のリスク   発生可能性   低 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループの技術及び製品(以下、「製品等」という)については、外国為替及び外国貿易法第25条及び第48条により、輸出等が規制されております。万が一、製品等が懸念される国や需要者等へ違法に販売された場合、法的な制裁や社会的な信用の失墜などで業績に影響を与える可能性があります。   <当社の対応> 当社グループとしては、輸出管理室を中心として、製品等が不適切に輸出されることのないよう、法令及び関連規制に基づく管理体制を整備し、厳格な審査と継続的な監視を実施しております。また、その他の法的規制の動向に関しても情報収集を行い、社内共有等を通じて法令遵守の徹底に努めております。 企業の社会的責任に関するリスク   発生可能性   中 影響度   中 <リスクの内容> 当社グループは、国内外において事業活動を行うにあたり、環境問題への対応、人権の尊重、労働環境への配慮、法令遵守、製品の安全性・品質の確保等、サステナビリティを巡る企業の社会的責任を果たすことが求められております。近年、サステナビリティを巡る社会的要請は、各国・地域において一層高まっており、これらへの対応が不十分であると判断された場合には、社会的評価の低下やブランド価値の毀損、顧客からの信頼喪失等を通じて、当社グループの業績及び事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 人的側面に関するリスクとして、人権問題や労働環境に関する配慮が不十分であると判断された場合や、ハラスメント、不適切な労務管理等の問題が顕在化した場合には、従業員の士気低下や人材確保への影響に加え、社会的信用の低下を招く可能性があります。 環境側面に関するリスクとして、環境負荷低減や環境規制への対応が十分に行われない場合には、法令違反や事業活動の制約、顧客からの評価低下等を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、サプライチェーン全体において、環境・人権・労務等に関する問題が顕在化した場合や、品質不良、製品事故、コンプライアンス違反等が発生した場合には、当社グループの社会的信用に影響を与え、結果として事業運営に支障をきたす可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、代表取締役を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、コンプライアンス、社会貢献、人材育成、品質管理、環境など、サステナビリティに関連する重要なテーマについて、体系的に取組みを推進しております。 人的側面においては、働きやすい職場づくりを重要な課題の一つと認識し、働き方改革を進めております。具体的には、しっかり休んでリフレッシュし、意欲的に仕事に取組む好循環を生むことを目的として、有給休暇促進日を定めた有給休暇の取得推進を行うとともに、業務効率化やシステムを活用した労働時間管理の厳格化、管理職研修等を通じて、時間外労働の削減に取組んでおります。 また、コンプライアンスの観点から、「ソディック・グループ企業倫理憲章」及び「企業行動基準(コンプライアンス指針)」を定め、全ての役員及び従業員が当社グループを取り巻く環境と社会的責任を自覚し、人権の尊重、関係法令及び規則の遵守、社会倫理に則した行動を実践することを徹底しております。あわせて、人権・コンプライアンス通報窓口及び社外通報窓口の設置や、従業員へのハラスメント研修の実施等により、働きやすい環境づくりに努めております。 環境への取組みについては、EVや車両の軽量化、脱プラスチック、フードロス削減等、環境負荷低減に資するものづくりに積極的に関与することで、地球環境に配慮した製品・サービスの提供を通じ、サステナブルな社会に寄与する事業展開を進めております。また、事業運営においても、専門部署により、カーボンニュートラルや省エネルギー、CO₂排出削減等、気候変動への対応を推進しております。 競合環境に関するリスク   発生可能性   高 影響度   中 <リスクの内容> 当社グループが属する事業分野においては、国内外に一定数の競合企業が存在しており、技術革新の進展や競争環境の変化により、競争の質が高度化しております。 このような環境のもと、競合他社により、当社グループの技術でカバーできる範囲を大きく超えた製品が開発された場合には、当社グループは市場における競争優位性を失い、市場占有率が低下する可能性があります。 また、当社グループは、競合他社との差別化を図るため、主として技術力を軸とした競争戦略を採っておりますが、競合他社による値下げ等の動きが強まった場合には、当社グループ製品についても販売価格を引き下げざるを得ない状況となる可能性があります。 これらの結果、販売数量の減少や利益率の低下を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、競合他社に対し技術力で差別化する戦略を基本として事業運営を行っております。 この方針のもと、加工技術や制御技術をはじめとするコア技術の高度化を継続的に進めるとともに、当社製品が対応可能な加工領域や用途の拡充を図り、顧客ニーズに応じた付加価値の提供に努めております。 また、研究開発、生産、販売、サービスが連携した体制により、製品の信頼性や品質の向上を図るとともに、用途や市場特性に応じた製品ラインアップの整備を進めております。 さらに、アフターサービスや消耗品の提供を通じてお客様との中長期的な関係構築を行い、価格競争に過度に依存しない事業運営を行っております。 原材料・部品の調達に関するリスク   発生可能性   高 影響度   大 <リスクの内容> 機械の主要構造体である鋳物や加工タンクなどに使用されるステンレス材、消耗品等に使われる真鍮や銅等の価格の高騰が長期化した場合、当社製品の原価に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、工作機械のリニアモータの磁石で用いられるレアアース等については、特定国による輸出規制強化の影響を受ける可能性があります。これらの輸出規制が発動された場合、調達リードタイムの長期化、代替材確保の困難化、調達価格の急騰等が発生し、当社グループの生産計画や原価に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 受注の一時的な集中や天災等の影響による仕入先の部材供給能力の低下などのサプライチェーンの混乱により、部材の需要量が供給量を大きく上回った場合には、生産数量の不足から受注機会の損失が生じる可能性があります。 さらに、棚卸資産の保有期間が長期化した場合には、販売及び消費可能性が低下し、棚卸資産の廃棄や評価減等が発生するリスクがあります。   <当社の対応> 当社グループでは、調達基本方針を定め、サプライヤーとの相互理解と信頼関係を構築した上で、品質・価格・安定性等の適正な基準に基づき、最適な部品をグローバルに調達しております。安定した部材調達を目指し、国内外の複数の調達ルート及びサプライヤーを確保することで調達先の分散を図り、部材の供給不足や材料費・物流費等の高騰へのリスクに対応しております。 レアアース等の輸出規制リスクに備えるため、特定国への調達依存度の分析を行い、代替素材の検討、調達先の多元化、重要部材の安全在庫水準の見直し等を進め、供給途絶リスクの低減を図っております。 また、在庫については、定期的なチェックを行い、規則的に帳簿価額を切下げることで、不良棚卸資産の発生や長期在庫化のリスク回避に努めております。 さらに、サプライチェーン全体のリスクを把握するため、サプライヤーの事業継続計画(BCP)の策定状況を調査しており、その調査結果を踏まえた上で、当社グループのBCPの診断・維持・更新を行っております。 足元では、エネルギー価格や輸送コストの上昇、原材料等の高騰が継続していることから、グループ全体での効率的な調達体制の整備を進めております。 ② 財務関連リスク 有利子負債のリスク   発生可能性   低 影響度   大 <リスクの内容> 2025年12月末現在の有利子負債残高は377億8百万円となっております。事業資金の調達及び返済は、金利情勢その他の外的環境に左右されるため、金利が上昇するなどした場合には業績に影響が及ぶ可能性があります。 また、当社の業績が著しく悪化した場合には、金融機関からの資金調達が困難になる可能性があります。 なお、2025年12月末現在で、現金及び預金は450億64百万円で、短期融資枠(コミットメントライン)160億円を設定することで十分な流動性を確保しておりますが、借入契約の一部には財務制限条項が付されており、今後、抵触等があった場合は当社グループの資金調達に影響が生じる可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、事業活動に必要な資金を銀行からの借入金や売掛債権の流動化、グループ会社との資金融通など多様な手段により調達の上最適配分を進めております。 固定金利での長期資金調達により金利上昇リスクを低減させるほか、設備投資・投融資の優先順位見直し、適切な棚卸資産管理によるバランスシート効率化などを通じて有利子負債を管理・削減し、資金効率を高めた財務運営に取組んでおります。 固定資産に関する減損リスク   発生可能性   中 影響度   小 <リスクの内容> 当社グループは、自社製品の内製化を進めてきたことから、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、ソフトウエアなどの固定資産等を保有しております。これらの固定資産等について、景気変動等の影響による設備投資の抑制及び需要の減退や当該事業の収益性低下等により帳簿価額が回収できない場合、必要な減損処理を実施することになり、将来の当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 <当社の対応> 当社グループにおいては、事業計画や予実管理を通して、継続的な業績のモニタリングを行っており、早期に減損の兆候の把握に努めております。特に減損リスクの高い事業につきましては、業績改善計画の進捗を確認し、事業部門とコーポレート部門が連携し、事業収益性の改善の可能性を検討します。 工事原価見積りのリスク   発生可能性   中 影響度   中 <リスクの内容> 当社の食品機械事業においては、麺製造プラント、製麺機、包装米飯製造装置などの開発・製造・販売を行っておりますが、各案件の個別性が高く、かつ受注から検収までの期間が長期になる傾向があります。食品機械事業の売上の大半は、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する収益認識基準を適用しており、具体的な工事進捗度の見積りにおいては、当連結会計年度末までに発生した工事原価が工事原価総額に占める割合を工事進捗度とするコストに基づくインプット法を採用し、その見積りに基づき、進捗部分の確実性が認められる場合に収益を認識しております。しかしながら、工事内容の変更による契約金額の変更や原材料価格の変動等によりこれらの見直しが必要になった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <当社の対応>  当社は案件ごとに継続的に工事原価総額や予定工事期間の見直しの必要性を確認し、変更が必要と認められた場合には工事原価総額を即時修正するなど、適切な原価管理によって工事原価総額の見積りの精度向上を図っております。 ③ オペレーションリスク 情報セキュリティのリスク   発生可能性   中 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループは、事業活動を通して個人情報を入手することがあるほか、営業上・技術上の機密情報を保有しております。これらの情報に関して、サイバー攻撃、コンピューターウイルスの感染、不正アクセス、インフラ障害、情報システムの不具合などにより情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止など不測の事態が生じた場合には、当社グループに対する社会的信用の低下や事業活動の中断、対策費用の発生、多額の課徴金の支払い、取引の停止などにより、当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 近年、企業規模や業種を問わず、サイバー攻撃の手口は高度化・巧妙化しており、実際に他社においても情報漏えいや業務停止等の被害が発生しております。 このような状況を踏まえ、当社グループが標的となる可能性も否定できず、情報セキュリティに関するリスクは引き続き存在しております。   <当社の対応> 当社グループでは、適切なIT技術対策や社内体制の整備、従業員への教育などにより、営業上・技術上の機密情報の厳格な管理に努めております。 社内標準端末としてシンクライアント利用の徹底に加え、IT資産管理、内部情報漏えい防止、サイバー攻撃等への対策として、総合型のセキュリティ管理ツールを導入するなどの対策を講じております。また、テレワークやオンライン会議の増加といった業務環境の変化を踏まえ、従業員のセキュリティ意識及び対応力の向上を目的として、情報セキュリティ教育の実施に加え、標的型攻撃を想定した訓練を定期的に実施しております。さらなるセキュリティ体制の強化に向け、定期的な第三者機関による脆弱性診断等を実施しております。 災害等に関するリスク   発生可能性   中 影響度   大 <リスクの内容> 当社グループの工場、事業所などにおいて、大きな産業事故、地震・津波・水害等の自然災害、戦争・テロ・暴動等の人為的災害、感染症の流行など各種災害が発生した場合には、部材調達、生産活動、製品の販売活動などの遅延や中断などによって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。   <当社の対応> 当社グループでは、被害を最小限に抑え、事業継続を確実にするため、事業継続計画(BCP)を策定し運用しております。生産拠点の分散化による災害に強い生産体制の構築、災害後の復旧活動早期化に寄与する安否確認システムの導入のほか、自然災害による経済的な損失に対しては各種保険に加入しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,138字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の当社グループを取り巻く環境は、米国の関税政策、中華圏における内需の低迷、欧州の経済停滞、不安定な為替相場、物価上昇による消費マインドの低下、ウクライナや中東情勢の地政学的リスクの高まりなど先行きの不透明な状況で推移いたしました。 業種別では自動車産業においては、米国の関税政策、EVシフトの見直しなどの影響により日米欧の生産調整・投資計画の見直しが継続する一方で、中華圏ではデータセンター向け光コネクタ・電子部品・半導体の旺盛な需要に加え、今後拡大が期待される航空宇宙関連も堅調に推移いたしました。 このような経済環境のもと、当社グループは「中国市場依存脱却」、「選択と集中」、「生産、販売体制をグローバルで再構築」、「バランスシート改善」を方針として、グループ全体での構造改革に取組んでまいりました。 工作機械事業においては中国の蘇州工場の生産を主に厦門工場へ集約し、中国全体の生産規模を適正化しています。蘇州工場は縮小移転後、テクニカルセンターやサービス拠点として再編され、顧客の課題解決を支援する「蘇州テクセンター」を新たに開設いたしました。産業機械事業においては高付加価値機種販売への注力、食品機械事業においては製麺機・米飯装置以外の分野に向けた新製品の開発強化等を進めており、さらにグループ全体での経費削減や遊休資産の売却等の対応にも継続して取組んでおります。 また、2025年7月18日付で経営管理体制の強化、グローバル化の推進、M&A等の高度な知見を有するアドバンテッジアドバイザーズ株式会社(現:株式会社アドバンテッジパートナーズ)と事業提携契約を締結し、資金調達を実施しました。工作機械事業の成長加速を目指し「販売力強化」、「ソリューション強化」、「在庫適正化」、「M&A」などをテーマとした複数のプロジェクトに取組んでおります。 技術・開発活動におきましては、通電コマ自動送り機能「ACPS」がモノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催の「第22回/2025年“超”モノづくり部品大賞」において「機械・ロボット部品賞」を受賞いたしました。ワイヤ放電加工機のワイヤ電極線に電力を給電する通電コマの位置更新を手動から自動化することで省力化・稼働率向上に大きく貢献いたします。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高805億72百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益42億24百万円(前年同期比89.4%増)、経常利益52億31百万円(前年同期比44.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益45億14百万円(前年同期比9.7%増)となりました。 ② セグメント別の状況 工作機械事業    売上高   58,332百万円   (前年同期比   13.6%増   ) 営業利益   5,465百万円   (前年同期比   2,018百万円増   ) 日米欧での自動車関連の低迷が継続する一方で、中華圏におけるスマートフォン、データセンター向け光コネクタ、電子部品、半導体などの好調な需要に加え、航空宇宙関連において需要が堅調に推移し、売上高は前年同期比で大幅に増加となりました。  セグメント利益は、中国の生産集約化、工場稼働率の向上などの改善効果により前年同期比で大幅に増加となりました。  ものづくりの高度化は今後も継続すると見られ、当社としては高精密・高精度加工に強みのある放電加工機の一層の拡販に加え、イタリアの金属3DプリンタメーカーPrima Additive S.r.l.(現AltForm S.r.l.)の子会社化による製品の充実、販路拡大など高付加価値加工ニーズへの取組みを進めております。 産業機械事業    売上高   9,730百万円   (前年同期比   1.8%増   ) 営業利益   518百万円   (前年同期比   304百万円減   ) 自動車関連の需要は低調に推移したものの、日本、中華圏、米国を中心としたデータセンター向け光コネクタやコンタクトレンズの堅調な需要が継続し、売上高は前年同期比で増加しました。  セグメント利益は、構造改革である高付加価値モデルへのシフトを進めているものの、人件費や研究開発費の増加などの影響もあり前年同期比で減少しました。 食品機械事業    売上高   6,952百万円   (前年同期比   9.7%減   ) 営業利益   981百万円   (前年同期比   11百万円増   ) 国内外における製麺機関連設備を中心に堅調に推移しているものの、中華圏における無菌包装米飯製造装置の競争環境の変化による販売低下により 、売上高は前年同期比で減少しました。  セグメント利益は、利益貢献の高い製品の販売もあり前年同期比で増加しました。  中華圏、韓国、東南アジアなどの海外市場にて食の高品質化やインフラの整備等で生麺や米飯の需要は継続しており、新たな地域への市場開拓を強化いたします。日本においては製麺機関連設備及び無菌包装米飯製造装置の更新需要を中心に安定した需要が継続しております。 その他    売上高   5,557百万円   (前年同期比   9.9%増   ) 営業利益   428百万円   (前年同期比   752百万円増   ) 精密コネクタなどの受託生産を行う金型成形事業とリニアモータやセラミックス製品、LED投光器等の販売を行う要素技術事業から構成されております。  売上高は、半導体製造装置向けのセラミックス製品を中心に堅調な需要が見られたため前年同期比で増加しました。セグメント利益は金型成形事業における経費削減・安定稼働の効果などにより前年同期の赤字から黒字転換となりました。 ③ 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ107億1百万円増加し、1,556億95百万円となりました。主な増加要因としては、有価証券の増加40億円、のれんの増加27億91百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加25億49百万円、建物及び構築物の増加20億88百万円、商品及び製品の増加10億69百万円などがあげられますが、減価償却累計額の増加29億85百万円、現金及び預金の減少26億97百万円などにより一部相殺されております。 負債は、前連結会計年度末に比べ45億36百万円増加し、651億3百万円となりました。主な増加要因としては、社債の増加78億54百万円、契約負債の増加19億66百万円、支払手形及び買掛金の増加12億46百万円、その他の流動負債の増加10億93百万円などがあげられますが、長期借入金の減少70億42百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少11億39百万円などにより一部相殺されております。 純資産は、前連結会計年度末に比べ61億64百万円増加し、905億92百万円となりました。主な増加要因としては、利益剰余金の増加30億93百万円、為替換算調整勘定の増加24億26百万円などがあげられます。以上の結果、自己資本比率は、58.1%となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、以下のキャッシュ・フローの増減により、前連結会計年度末に比べ24億14百万円増加し、当連結会計年度末の残高は449億83百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、71億47百万円(前連結会計年度は99億69百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益57億89百万円、減価償却費34億35百万円、契約負債の増加19億27百万円などによるものですが、売上債権の増加19億99百万円などで一部相殺されています。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、39億55百万円(前連結会計年度は16億32百万円の使用)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出40億円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出30億2百万円などによるものですが、定期預金の払戻による収入49億78百万円などで一部相殺されています。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、24億84百万円(前連結会計年度は10億41百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出86億80百万円などによるものですが、社債の発行による収入80億16百万円などで一部相殺されています。 ⑤ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(百万円) (2025年1月1日~2025年12月31日)   前年同期比(%) 工作機械事業   43,072   113.8 産業機械事業   9,454   102.4 食品機械事業   6,284   90.8 報告セグメント計   58,811   108.9 その他   7,858   114.0 合計   66,670   109.5 (注)1.金額は、販売価格によって表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.上記の金額には、サービス売上等の生産を伴わないものは含めておりません。 b. 受注実績 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 工作機械事業   49,575   131.8   13,541   170.4 産業機械事業   8,168   109.2   2,550   116.6 食品機械事業   5,731   85.7   4,975   97.7 合計   63,475   122.6   21,066   138.4 (注)上記の金額には、サービス・消耗品等の受注は含まれておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(百万円) (2025年1月1日~2025年12月31日)   前年同期比(%) 工作機械事業   58,539   113.8 産業機械事業   9,844   102.5 食品機械事業   6,952   90.3 報告セグメント計   75,336   109.6 その他   7,665   114.5 計   83,002   110.0 調整額   △2,429   135.8 合計   80,572   109.4 (注)金額にはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来の事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 売上高につきましては、主に中華圏における工作機械の需要回復が寄与し、販売台数、売上高ともに前年同期比で大幅に増加した結果、前期と比較して9.4%増加の805億72百万円となりました。 利益面につきましては、増収効果及び構造改革の進展などにより営業利益42億24百万円(前年同期比89.4%増)となりました。また、円安進行による為替差益(約3億円)、政策保有株式の売却益(約6億円)などにより親会社株主に帰属する当期純利益45億14百万円(前年同期比9.7%増)となりました。 b. 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」に詳細は記載しておりますが、営業活動によるキャッシュ・フローで71億47百万円の資金を獲得し、設備投資など投資活動によるキャッシュ・フローで39億55百万円の支出となり、借入金の返済など財務活動によるキャッシュ・フローで24億84百万円の支出となりました。 当社グループの所要資金は、主に運転資金、設備投資などに対応するものであります。これらを自己資金、金融機関からの短期・長期借入金や社債により調達しており、運転資金の効率的な調達を行うため、複数の金融機関とコミットメント契約を締結しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債残高(短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、1年内償還予定の社債、その他の流動負債に含まれるリース債務、社債(無利息の転換社債型新株予約権付社債についても対象としております。)、長期借入金、その他の固定負債に含まれるリース債務の合計)は377億8百万円であります。 d. 目標とする経営指標 当社の目標とする経営指標及び当該目標に対する当連結会計年度の達成度合は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

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