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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

マックス

MAX CO., LTD.6454 · Prime · 機械

ホッチキス・釘打機など「留める・止める」技術を核に、オフィス機器から建築現場・介護車いすまで展開するメーカー。

概要

マックスは建設現場向け釘打機と書類綴じ用ホッチキスを二つの柱とする工具メーカーである。1942年に航空機部品メーカーとして創業後、ホッチキス生産に転じ、1964年にマックス株式会社となった。2026年3月期の連結売上高は996億円、営業利益率17.6%と高収益を誇り、海外売上高比率は52%に達する。

オフィス機器とインダストリアル機器の二軸

マックスの事業は三つに分かれる。オフィス機器部門はホッチキス、タイムレコーダ、オートステープラなどを手掛け、2026年3月期に214億円の売上高を計上した。インダストリアル機器部門は釘打機、エアコンプレッサ、鉄筋結束機「ツインタイア」、浴室暖房換気乾燥機「ドライファン」などを含み、売上高751億円と全体の75%を占める。HCR機器部門は車いすを扱い、売上高30億円と規模は小さい。

インダストリアル機器がけん引する収益構造

インダストリアル機器部門はセグメント利益189億円、利益率25.2%と高い収益性を示す。特に海外の機工品事業が成長を牽引し、欧米で鉄筋結束機と消耗品の販売が大幅に増加している。一方、オフィス機器部門は利益率16.7%と安定しているが、国内市場の縮小に直面する。HCR機器部門は営業損失が続き、2026年3月期は△42百万円の損失を計上した。

38の国と地域に広がる生産・販売網

マックスは国内に高崎、藤岡、玉村、吉井の各工場を持ち、海外ではタイ、中国(深圳、蘇州)、マレーシアに生産拠点を有する。販売は米国(MAX USA)、欧州(MAX EUROPE B.V.)、アジア(MAX ASIA PTE. LTD.)などの子会社を通じて行う。連結対象子会社は22社で、グループ全体で2470人の従業員を擁する。

業界の中での役割はオフィス用ステープラー・建築用釘打機・介護用車いすの製造販売にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
996億円
営業利益
176億円
営業利益率
17.7%
純利益
139億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
インダストリアル機器752億円75.5%190億円25.3%
オフィス機器214億円21.5%36億円16.8%
HCR機器30億円3.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01オフィス機器主力

ホッチキス、タイムレコーダ、オートステープラ、文字表示機器を製造・販売。オフィスでの書類綴じ・勤怠管理・掲示業務に必要な機器を提供。

主な製品・サービス4
ホッチキス
手動・電動のステープラー。書類の綴じ込み、製本業務で使用。
タイムレコーダ
打刻式・ICカード式の勤怠管理機器。従業員の出退勤記録に使用。
オートステープラ
自動給紙・綴じ込みが可能な電動ステープラ。大量の書類処理を効率化。
文字表示機器
案内表示板、デジタルサイネージ。施設・店舗での情報表示に使用。

02インダストリアル機器(建築・産業)主力

釘打機、エアコンプレッサ、鉄筋結束機、充電工具、浴室暖房換気乾燥機、全館24時間換気システムを製造販売。建築現場の施工工具や住宅設備機器を提供。

主な製品・サービス5
釘打機
エア式・ガス式・電動式の釘打ち工具。木造建築・内装工事での高速打ち込みに使用。
エアコンプレッサ
圧縮空気を供給する機器。釘打機などの空圧工具の動力源や塗装・洗浄用として使用。
鉄筋結束機
鉄筋と鉄筋をワイヤで自動結束する工具。コンクリート工事の鉄筋組み立て工程で使用。
充電工具
バッテリー駆動の切断・穴あけ・締付工具。コードレスで現場作業の自由度を向上。
浴室暖房換気乾燥機
浴室の暖房・換気・乾燥を行う住宅設備機器。カビ対策・寒冷地での入浴環境改善に寄与。

03HCR機器(介護・医療)副次

標準車いす、特殊車いす(リクライニング・電動等)の製造販売。高齢者・障害者の移動支援機器を提供。

主な製品・サービス2
標準車いす
介護施設・病院・家庭で一般的に使用される自走式・介助式車いす。
特殊車いす
リクライニング機構付き、電動、座位保持機能付きなど、個別ニーズに対応した車いす。

製品と技術

釘打機とエアコンプレッサが支える建築現場

マックスの主力製品は建設現場で使用する釘打機である。エア式、ガス式、電動式のラインアップを持ち、木造建築や内装工事で高速打ち込みを実現する。エアコンプレッサは釘打機の動力源として不可欠で、塗装や洗浄用途にも使われる。これらの工具は現場の生産性向上に寄与している。

鉄筋結束機「ツインタイア」の世界的な普及

鉄筋結束機はコンクリート工事で鉄筋を自動結束する工具である。マックスの「ツインタイア」シリーズは欧米を中心に売上を伸ばし、2026年3月期の海外機工品事業売上高は411億円と前年比23.8%増加した。人手不足を背景に機械化需要が高まっており、マックスの成長を牽引する製品となっている。

ホッチキスからオートステープラへ

ホッチキスはマックス創業以来の伝統製品であり、手動式から電動式まで幅広い。オートステープラは自動給紙・綴じが可能で、大量の書類処理を効率化する。しかし、2026年3月期のオートステープラ事業は米国の関税影響などで減収となり、売上高77億円と前年比8%減少した。

車いす事業と住環境機器

HCR機器部門では、標準車いすからリクライニング・電動などの特殊車いすまでを手掛ける。だが同事業は赤字が続き、2026年3月期も営業損失を計上した。一方、住環境機器の浴室暖房換気乾燥機「ドライファン」はリプレイス需要を捉え、売上高129億円と増収を確保している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

建築用ビルダーでトップシェア

マックスは建築用釘打機などの建機工具で国内首位。同業の三浦工業はボイラー、日本製鋼所は産業機械と異なる市場。直近期の営業利益率は15.8%(2025年3月期)で堅調。海外比率は約4割と一定程度あるが、主要市場は国内建設需要依存。前澤HDやGMSグループは同業だが、製品ラインがやや異なる。

強み

  • 釘打機・コンクリート工具で国内シェア約50%、圧倒的ブランド力。
  • 営業利益率15%超、3期連続増収で2026年3月期は996億円予想。
  • ホームセンターやプロ向けルートに強く、リピート販売が安定。
  • 電動工具のライン拡充やバッテリー製品で市場を開拓。

課題

  • 国内建設投資の変動に業績が左右され、海外市場開拓が急務。
  • 鋼材や電子部品の価格高騰が収益を圧迫するリスク。
  • 中国・韓国メーカーの低価格品がシェアを脅かす。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がマックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16458新晃工業897億円12.4倍
26237イワキポンプ883億円18.0倍
36517デンヨー881億円14.6倍
45851リョービ881億円8.3倍
53302帝国繊維840億円16.5倍
66454マックス839億円23.5倍
76277ホソカワミクロン835億円25.7倍
89663ナガワ833億円17.9倍
96363酉島製作所828億円12.7倍
106331三菱化工機750億円9.5倍
116364AIRMAN749億円12.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 55件

航空機部品メーカーとしての創業と転換

マックスは1942年11月、山田航空工業株式会社として群馬県高崎市で設立された。当時は航空機のウイング部品を製造していたが、終戦後の1945年9月に山田興業に商号変更し、事務器(ホッチキス)の生産を開始した。航空機需要の消滅に伴い、民生品への全面的な転換を余儀なくされた。

ホッチキス専業メーカーへの道と2社体制

1949年10月、販売を専門に行うスマート製販株式会社を設立し、製造と販売を分離した。1954年にマックス製販、1955年にマックス工業と社名を変更。1960年には高崎工場を新設し、ホッチキスと製図機械の生産体制を整えた。この時期、製造と販売の二社が並立する体制が続いた。

ボステッチとの提携と1964年の合併

1963年6月、マックスはアメリカの産業用綴止機械メーカー・ボステッチ(後のテキストロン)と資本・技術・販売の三部門で提携した。翌1964年11月、マックス工業がマックス製販を吸収合併し、商号をマックス株式会社に統一。本社を東京に移し、企業体制を一本化した。

株式上場と国際展開の開始

1970年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年10月には常磐マックスを設立。1971年に大阪・名古屋にも上場し、1975年には全部の市場第一部に指定替えとなった。海外では1966年に香港に美克司を設立、1982年にドイツにMAX EUROPE GmbHを設立するなど、グローバル展開を始めた。

スタンレイ・ワークスとの提携解消と自立

1986年、ボステッチ事業を買収したスタンレイ・ワークス社がマックスの株式を取得し、資本関係が継続された。しかし1993年、スタンレイとの資本提携および業務提携を解消。これによりマックスは完全に独立し、自社ブランドでの事業展開を本格化させた。

アジア生産拠点の拡大

1990年、マレーシアに生産会社を設立。2003年には中国深圳、2005年にはタイ、2010年には中国蘇州に生産拠点を新設した。タイには2013年に事務機の新工場を稼働し、釘打機の生産を移管。これらの海外工場は低コスト生産と現地需要への迅速な対応を可能にした。

過去最高益更新と1,000億円への挑戦

2020年代に入り、マックスは4期連続で過去最高の売上高と利益を更新し続けている。2026年3月期の売上高は996億円、営業利益175億円に達した。2027年3月期には初の売上高1,000億円超えを計画しており、特に鉄筋結束機を中心とした海外事業が成長を牽引している。

年表55件を開く

1940年代

  • 1942年11月創業山田航空工業株式会社の名称で、群馬県高崎市東町80番地に、航空機のウイング部品メーカーとして設立。
  • 1945年9月商号変更山田興業株式会社と商号変更し、事務器(主としてホッチキス)の生産を開始。
  • 1949年10月創業販売体制確立のため、スマート製販株式会社を設立。

1950年代

  • 1954年10月スマート製販株式会社をマックス製販株式会社と商号を変更。
  • 1955年9月山田興業株式会社をマックス工業株式会社と商号を変更。

1960年代

  • 1960年1月創業株式会社青葉製作所設立。
  • 1960年12月高崎工場(群馬県高崎市)を新設し、ホッチキス及び製図機械の生産体制を確立。
  • 1963年6月マックス工業株式会社及びマックス製販株式会社は、産業用綴止機械のメーカーであるボステッチインコーポレイテッドと資本・技術・販売の三部門にわたって提携。
  • 1963年8月藤岡工場(群馬県藤岡市)を新設し、綴針及びステープルの生産体制を確立。
  • 1964年11月M&Aマックス工業株式会社はマックス株式会社と商号を変更し、マックス製販株式会社を吸収合併。
  • 1966年3月美克司香港有限公司設立。(現・連結子会社)
  • 1967年6月本店を群馬県高崎市東町80番地より、東京都台東区上野5丁目4番5号に移転。

1970年代

  • 1970年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1970年10月創業常磐マックス株式会社設立。
  • 1971年3月上場大阪・名古屋証券取引所各市場第二部に上場。
  • 1973年3月M&A資本・技術・販売の三部門につき提携関係にあったテキストロンインコーポレイテッドの持株比率50%へ(1965年9月ボステッチインコーポレイテッドは、テキストロンインコーポレイテッドに吸収合併)。
  • 1973年6月販売会社として兵庫マックス株式会社を設立。国内販売会社は以後統廃合を行い、マックス販売株式会社が存続。(現・連結子会社)
  • 1975年3月東京・大阪・名古屋証券取引所各市場第一部に指定替え。
  • 1979年12月創業防長マックス株式会社設立。

1980年代

  • 1980年9月マックス物流倉庫株式会社設立。(現・連結子会社)
  • 1981年5月本店を東京都台東区上野5丁目4番5号より東京都中央区日本橋箱崎町6番6号に移転。
  • 1982年11月創業MAX EUROPE GmbH設立。
  • 1988年3月マックスサービス株式会社(現・マックスエンジニアリングサービス株式会社)設立。(現・連結子会社)
  • 1988年3月商号変更決算期を9月20日から3月31日に変更。
  • 1988年10月玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)を新設し、図形機器の生産体制を強化。

1990年代

  • 1990年2月高崎工場敷地内に開発センター新設。
  • 1990年10月MAX FASTENERS(M)SDN. BHD.設立。(現・連結子会社)
  • 1991年10月玉村工場の敷地内に、エアネイラ専用工場を新設し、供給体制を拡充。
  • 1993年7月MAX USA CORP.設立。(現・連結子会社)
  • 1993年9月M&Aザ・スタンレイ・ワークス社との資本提携契約解消(1986年9月 ザ・スタンレイ・ワークス社のテキストロンインコーポレイテッド・ボステッチ事業部買収にともない、テキストロンインコーポレイテッド所有の当社株式もザ・スタンレイ・ワークス社に譲渡)。
  • 1993年12月スタンレイ・ボステッチ・インコーポレイテッドとの業務提携契約解消。
  • 1997年6月藤岡工場の増産・合理化を目的とした再開発工事を完了し、全面操業を開始。
  • 1998年12月高崎工場・藤岡工場・玉村工場にて、ISO9001の認証を取得。
  • 1999年6月玉村工場にて、ISO14001の認証を取得。

2000年代

  • 2000年2月高崎工場にて、ISO14001の認証を取得。
  • 2000年8月M&A株式会社神和製作所およびシンワハイテク株式会社の全株式取得。
  • 2001年2月藤岡工場にて、ISO14001の認証を取得。
  • 2001年4月M&A株式会社神和製作所を存続会社とし、シンワハイテク株式会社と合併。新商号はマックスシンワ株式会社。株式会社青葉製作所をマックス倉賀野株式会社と商号を変更。
  • 2002年5月高崎工場は、生産部門を藤岡工場と玉村工場に移管し、高崎事業所として開発とアフターサービス事業に特化。
  • 2003年1月上場名古屋証券取引所(市場第一部)の上場を廃止。
  • 2003年4月M&A常磐マックス株式会社を存続会社とし、防長マックス株式会社と合併。新商号はマックスファスニングシステムズ株式会社。中国に生産会社美克司電子機械(深圳)有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2004年4月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得。
  • 2005年8月タイに釘打機の生産を目的とするMAX(THAILAND)CO.,LTD.を設立。(現・連結子会社)
  • 2006年2月オランダに販売会社MAX EUROPE B.V.を設立。(現・連結子会社)
  • 2007年5月吉井工場(群馬県高崎市吉井町)を新設し、住環境機器の生産体制を強化。
  • 2008年6月吉井工場にて、ISO14001の認証を取得。
  • 2008年7月上場大阪証券取引所(市場第一部)の上場を廃止。
  • 2008年9月M&Aマックスシンワ株式会社を解散(2008年12月清算結了)し、住環境機器の生産拠点を吉井工場に包括統合。
  • 2008年10月神戸エレクトロニクス株式会社をマックス吉井株式会社と商号を変更。
  • 2009年8月M&Aサンサニー工業株式会社の全株式取得。
  • 2009年12月M&AMAX EUROPE GmbHを閉鎖し、MAX EUROPE B.V.へ統合。

2010年代

  • 2010年6月株式会社カワムラサイクルの株式60.7%を取得。中国に販売会社邁庫司(上海)商貿有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2010年7月マックス吉井株式会社をマックス高崎株式会社と商号を変更。中国に生産会社美克司電子機械(蘇州)有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2010年11月M&Aシンガポールに販売会社MAX ASIA PTE.LTD.を設立。(現・連結子会社)玉村工場敷地内に開発本部社屋を新設し、高崎事業所より移転。株式会社カワムラサイクルの全株式を取得し、完全子会社化。(現・連結子会社)
  • 2013年6月タイに事務機の生産を目的とするMAX(THAILAND)CO.,LTD.のヘマラート イースタン シーボード工場を新設・稼動。タイでの釘打機の生産を新工場に移管。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで105,500百万円
  • 営業利益2027年3月期まで18,800百万円
  • 経常利益2027年3月期まで19,100百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで14,200百万円
  • 売上高営業利益率2027年3月期まで17.8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外事業のさらなる成長

    鉄筋結束機を中心にコンクリート構造物向け工具の海外販売を拡大し、売上高成長を牽引する。海外売上高比率は52%に達しており、今後も成長を継続する。

  2. 02

    国内事業の強化

    住環境機器のストックビジネス拡大、オフィス機器の文字表示機器拡販、機工品の鉄筋結束機拡販などビジネスモデル変革を推進。HCR機器部門は新製品拡販で安定黒字化を目指す。

  3. 03

    新規事業の事業化

    工具のサブスクリプション・レンタルサービス「レンツール」を全国展開。自律移動結束ロボットなど市場投入に向けた活動を継続する。

  4. 04

    売上高1,000億円超えを目指す

    2027年3月期の次期事業計画として売上高1,000億円超えを目標に掲げ、事業戦略、経営基盤強化戦略、成長投資戦略を実践する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,470人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,000万円で、9期前と比べて+25.8%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,655
2018年3月2,683
2019年3月79543.417.92,577
2020年3月78643.217.82,594
2021年3月78542.917.62,507
2022年3月81442.717.62,477
2023年3月81242.217.22,485
2024年3月94541.816.92,456
2025年3月93441.316.32,458590
2026年3月1,00041.316.52,470713

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 6 / 海外 13、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
玉村工場 — 群馬県佐波郡玉村町6,343百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
本社及び工場 — タイ・チョンブリ4,832百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
その他事業所 — 広島県広島市西区他4,345百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
吉井工場 — 群馬県高崎市3,865百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
本社東京支店 — 東京都中央区2,149百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
藤岡工場 — 群馬県藤岡市1,677百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
高崎事業所 — 群馬県高崎市1,127百万円
オフィス機器 インダストリアル機器
本社 — 兵庫県 神戸市 西区703百万円
HCR機器
本社 — 茨城県 北茨城市396百万円
インダストリアル機器
本社及び工場 — 中国・広東省375百万円
オフィス機器
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    マックス常磐㈱
    茨城県北茨城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マックス販売㈱
    埼玉県さいたま市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マックス物流倉庫㈱
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マックスエンジニアリングサービス㈱
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マックス高崎㈱
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱カワムラサイクル
    兵庫県神戸市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MAX USA CORP. (注)3,4
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MAX EUROPE B.V. (注)3,5
    オランダ アルメア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MAX FASTENERS(M) SDN.BHD.
    マレーシア ケダ州 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 海外
    美克司香港有限公司
    中国 香港九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MAX(THAILAND)CO.,LTD.
    タイ チョンブリ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MAX ASIA PTE.LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • Lighthouse(UK)Holdco Limited英国 バッキンガムシャー州100%
  • Lighthouse(UK) Limited英国 バッキンガムシャー州100%
  • Lighthouse Europe B.V.オランダ ソーステルベルフ100%
  • 漳州立泰医療康復器材有限公司中国 福建省漳州市100%
  • 美克司電子機械(深圳)有限公司中国 広東省深圳市100%
  • 美克司電子機械(蘇州)有限公司(注)3中国 江蘇省蘇州市100%
  • 邁庫司(上海)商貿有限公司中国 上海市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は996億円営業利益176億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+21.4%。

売上高
+8.5%
996億円
営業利益
+21.4%
176億円
純利益
+24.1%
139億円
営業利益率
17.7%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,099億円996億円
営業利益199億円176億円
純利益151億円139億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は283億円、営業利益は59億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.5%、営業利益は+68.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20417
2024年1Q2123516.529
2024年2Q2173114.327
2024年3Q2243314.724
2024年4Q21324
2025年2Q4497416.555
2025年4Q4697115.157
2026年2Q4879519.573
2026年4Q5098115.966
2027年1Q2835920.843

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は576億円から996億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は17.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
タイに事務機の生産を目的とするMAX(THAILAND)CO.,LTD.のヘマラート イースタン シーボード工場を新設・稼動。タイでの釘打機の生産を新工場に移管。
2013年3月5764725
2014年3月6484828
2015年3月6505932
2016年3月6655835
2017年3月6706547
2018年3月6816147
2019年3月7017351
2020年3月6977455
2021年3月6406852
2022年3月7408361
2023年3月84310576
2024年3月866137104
2025年3月91814514815.8112
2026年3月99617618417.7139

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高996億円のうち、営業利益として残るのは176億円17.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は139億円、売上の14.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.7%505億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.6%315億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.7%176億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.0pt
17.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.0pt
14.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.9pt
12.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが148億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは114億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は363億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月48−12−2236161
2014年3月48−61−39−13110
2015年3月67−13−2054153
2016年3月55−6−2149178
2017年3月85−18−2267220
2018年3月69−29−2340237
2019年3月78−64−2814222
2020年3月83−60−2423218
2021年3月88−53−4535214
2022年3月56−24−3332224
2023年3月82−11−3371270
2024年3月121−37−7284296
2025年3月146−17−76129346
2026年3月148−34−112114363

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,379億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,155億円で、自己資本比率は83.6%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月83863820075.7
2014年3月84662022673.2
2015年3月88665523173.8
2016年3月88864324572.2
2017年3月93067225872.2
2018年3月96171624574.3
2019年3月98274024275.2
2020年3月99476023476.3
2021年3月1,02578723876.7
2022年3月1,09083125976.1
2023年3月1,16788927876.1
2024年3月1,21799821981.9
2025年3月1,2661,06020583.7
2026年3月1,3791,15522583.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
403億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
829億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
121億円
在庫として抱えている分
負債合計
225億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中24位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中138位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.6%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
17.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,802で、1年前と比べて+31.1%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥1,802-1.6%1ヶ月-5.7%1年+31.1%時価総額839億円
過去52週の値幅
安値¥1,345高値¥1,963

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.5倍
PER (会社予想)21.1倍
PBR2.86倍
配当利回り2.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/31に+7.8%と急伸し、1,843円。25日線(1727円)を約6.7%上回り、75日線(1697円)も上回る。52週高値(1941円)からは5.0%低く、52週安値(1332.5円)からは+38.3%。出来高は105.38万株と急増、買いが活発。RSI68.0と過熱感、1ヶ月では+7.2%と上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 22.3倍は業界平均24.3倍を下回り、配当利回り8.6%は平均2.3%を大きく上回る。一方PBR 2.7倍は平均1.6倍を上回り、ROE 12.6%に対して株価純資産倍率は高め。配当は高水準だが、2026/3期の増収増益が見込まれる中で割安感は強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.5倍22.7倍
PER (予想)21.1倍
PBR2.86倍1.50倍
ROE12.6%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は高収益で成長が期待されるが、バリュエーションは割高。強気派は2026年3月期の増収増益計画(営業利益率17.67%)と、世界シェア拡大による成長を評価。また配当利回り8.6%の高配当も魅力。弱気派はPER22倍超のバリュエーションの高さ、建設市場の変動リスク、円高進行による輸出競争力低下を懸念。配当性向が高いため、利益変動時の減配リスクも。

プラスに働く材料7
  • 高収益ビジネスモデル

    2025年3月期営業利益率15.8%と同業他社より高い。

  • 世界シェア拡大余地

    新興国市場での需要開拓が成長を牽引。

  • 高い株主還元

    配当利回り8.6%は機械セクターでトップクラス。

  • 2026年3月期営業利益176億円と過去最高2026年3月期影響

    2026年3月期営業利益176億円は前期比21%増、増益基調継続

  • 営業利益率17.7%と収益性向上継続影響

    営業利益率17.7%は業界平均を大きく上回り、高収益体質

  • 配当利回り8.6%の魅力的水準継続影響

    配当利回り8.6%は高いインカムゲインを提供、株価下支え

  • 増収基調とシェア拡大2027年3月期影響

    売上高3期連続増加、新製品投入で市場シェア拡大期待

マイナスに働く材料7
  • 割高なバリュエーション

    PER22.3倍は過去平均より高く、調整リスク。

  • 建設市場の影響

    住宅着工減少で国内販売が鈍化する可能性。

  • 為替感応度の高さ

    海外売上比率が高く、円高が収益を圧迫。

  • 高PER22倍のバリュエーション懸念継続影響

    PER22倍は業界平均18倍を上回り、成長鈍化で調整リスク

  • 配当維持困難な場合の売り次回配当発表影響

    配当性向80%超で減配リスク、利回り低下で株価下落

  • 競合激化による価格低下2026年下期影響

    国内市場競争激化で製品価格下落、営業利益率低下の可能性

  • 業績予想未達リスク決算発表後影響

    2026年3月期営業利益176億円未達の場合、株価調整

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
成長性と為替リスクの指標。
営業利益率
高収益の持続性を確認。
配当性向
減配リスクを評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+29.8%いまの株価に対する利回りは2.22%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.22%
いまの株価に対して
配当性向
60.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1151.3
2018年3月110.048.7
2019年3月114.847.2
2020年3月124.556.5
2021年3月124.389.6
2022年3月1633.377.4
2023年3月2021.957.1
2024年3月2529.555.9
2025年3月2912.957.2
2026年3月3729.860.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,781人。区分でいちばん多いのは金融機関42.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.5%を占め、残る48.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関47.948.645.847.145.342.1
個人・その他28.128.328.930.329.831.1
外国法人11.911.713.811.913.616.5
事業法人11.310.710.59.59.69.4
自己株式0.50.50.52.11.23.4
証券会社0.80.61.01.11.80.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.36
02第一生命保険株式会社8.29
03日本生命保険相互会社8.08
04マックス共栄会第一持株会7.78
05マックス共栄会第二持株会6.98
06STATE STREET BANKANDTRUSTCOMPANY 505010(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)5.59
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.19
08株式会社みずほ銀行3.94
09株式会社群馬銀行3.68
10マックス従業員持株会2.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-06
    第一生命保険株式会社
    新規の大量保有報告
    7.18%
    -1.48pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+55%、1株純資産は14期で−49%。直近期のROEは12.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月491,2594.023.672.9
2014年3月571,2564.520.156.6
2015年3月651,3265.121.660.1
2016年3月711,3025.416.257.1
2017年3月961,3627.215.451.3
2018年3月941,4516.714.548.7
2019年3月1031,5107.015.847.2
2020年3月1131,5517.414.856.5
2021年3月1061,6486.715.589.6
2022年3月324397.513.377.4
2023年3月404698.913.257.1
2024年3月5653611.114.655.9
2025年3月6057610.917.657.2
2026年3月7764112.621.060.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額320百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小川辰志代表取締役社長6180,000
角芳尋専務取締役 上席執行役員 コーポレート本部長6492,600
山本将仁専務取締役 上席執行役員 営業本部長6275,400
石井英之常務取締役 上席執行役員 生産本部長6353,100
加藤浩二常務取締役 上席執行役員 開発本部長6155,200
倉澤佳子取締役62
中村智彦取締役 常勤監査等委員6521,900
神田安積取締役 監査等委員62
木内昭二取締役 監査等委員66
矢島茉莉取締役 監査等委員43
松田伸之取締役 常勤監査等委員6111,400
上野保取締役 監査等委員57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51091263026753
社外取締役433338
取締役(社内)1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容689字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社22社及び関連会社2社で構成され、ホッチキス、タイムレコーダ、文字表示機器、オートステープラ等を中心としたオフィス機器、釘打機、エアコンプレッサ、鉄筋結束機、充電工具、浴室暖房換気乾燥機、全館24時間換気システム等を中心としたインダストリアル機器及び標準車いす、特殊車いす等を中心としたHCR機器の製造販売を主な事業内容としております。 更に事業に関連する物流、その他のサービス等の活動を展開しております。 当企業集団の事業に係わる位置づけは次のとおりです。 オフィス機器…………………   当社が製造販売するほか、MAX(THAILAND)CO.,LTD.、MAXFASTENERS(M)SDN.BHD.、美克司電子機械(深圳)有限公司等で製造しており、当社で仕入れて販売しております。 インダストリアル機器………   当社が製造販売するほか、マックス常磐㈱、マックス高崎㈱、MAX (THAILAND)CO.,LTD.、美克司電子機械(蘇州)有限公司等で製造しており、当社で仕入れて販売しております。 HCR機器……………………   主に㈱カワムラサイクルで製造販売しております。 当社の国内の販売の一部は、マックス販売㈱が行っており、海外の販売の一部は、MAX USA CORP.等の海外子会社を通じて行っております。製品等の保管・荷役については、マックス物流倉庫㈱が行っております。また、アフターサービス及び修理については、マックスエンジニアリングサービス㈱が行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,554字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 当連結会計年度における世界経済は、米国の政策動向や中東情勢の緊迫化などにより不透明な状況が続いたものの、緩やかな回復基調で推移しました。 国内は、当社インダストリアル機器部門に関連する新設住宅着工戸数や民間非居住建築物の着工床面積が減少傾向となりました。米国は、足元で住宅着工がやや回復したものの、全体としては住宅ローン金利の高止まりや資材価格の上昇などを背景に低調に推移しました。一方で、インフラを中心とする非住宅市場に対する建設投資は底堅く推移しました。欧州は、景気の持ち直しの動きが続き、ドイツにおけるインフラ投資の拡大など、建設市況も改善の動きが継続しました。 1 経営方針 当社は、お客様への価値を追求し続けることで、事業のさらなる成長と企業価値の向上を目指しております。当社の経営理念として、社是を次のように定めております。 一、良い製品を責任をもって供給する 一、全従業員の生活の向上と人材の養成に努める 一、社会に奉仕し、文化に貢献する堅実な前進を期する また、当社は、人が尊重され、人が成長することにより、会社も成長すると考えており、社是の実現に向けた経営基本姿勢を次のように定めております。 いきいきと楽しく力を合わせ、皆揃って成長していく集団を目指す 1.ガラス張りの経営に徹する 2.全員参画の経営に徹する 3.成果配分の経営に徹する 当社の使命は、当社の持てる能力や技術を最大限発揮し、お客様や社会が求める良い製品を創り出し継続的に供給することです。この使命を果たすことを通じ社会の持続性への貢献と堅実に存在し続ける企業の実現を目指しております。 2 中期経営計画 当期は、4期連続で過去最高の売上高及び各利益を更新、また2025年4月に上方修正した中期経営計画の最終年度2027年3月期の計画を前倒しで達成しました。 今年度は、「未来を創る」をテーマとした2025~2027年3月期の中期経営計画の締めくくりの年であり、さらなる成長に向けて、2027年3月期を次期事業計画として上方修正しました。事業戦略、経営基盤強化戦略及び成長投資戦略を実践し、売上高は当社初の1,000億円超えを目指します。 (1)事業戦略 ①海外事業のさらなる成長:順調に進捗 鉄筋結束機を中心とするコンクリート構造物向け工具の当期売上高は427億円、対前年+23%と海外を中心に大きく伸長しました。また、海外売上高は520億円、対前年+17%で海外売上高比率は52%となり、海外事業は順調に成長しています。今後も、鉄筋結束機が中心となって海外事業の成長を牽引していきます。 ②国内事業の強化:課題あり 住環境機器事業のストックビジネス拡大、オフィス事業の文字表示機器拡販、機工品事業の鉄筋結束機拡販などビジネスモデルの変革をさらに推進していきます。また、HCR機器部門では、新製品の拡販など安定した黒字化の実現に向けた活動を継続してまいります。 ③新規事業の事業化:進捗途上 2023年9月に事業化した工具のサブスクリプション・レンタルサービス「レンツール」は、2025年5月から全国展開を開始し、事業拡大に向け取り組んでいます。また、2025年1月のWorld of Concrete2025に出品した鉄筋結束の「自律移動結束ロボット」などは、市場投入に向けた活動を継続しています。 (2)経営基盤強化、成長投資、および株主還元の状況 中期経営計画で立案したキャッシュフローアロケーションに基づく当期までの実行状況は、以下のとおりです。 3 目標とする経営指標 目標とする経営指標は、以下のとおりです。 (単位:百万円、%) 当期実績   翌期計画 2026年3月期   2027年3月期 実績   増減率   計画   増減率 売上高   99,607   +8.5   105,500   +5.9 営業利益   17,571   +21.4   18,800   +7.0 経常利益   18,382   +24.1   19,100   +3.9 親会社株主に帰属する当期純利益   13,891   +23.8   14,200   +2.2 売上高営業利益率   17.6   ―   17.8   ― ROE   12.6   ―   12.3   ― また、セグメントごとの計画は以下のとおりです。 (単位:百万円、%) 2026年3月期 実績   2027年3月期計画   増減率 オフィス機器部門 売上高   21,438   21,850   +1.9 セグメント利益   3,587   3,630   +1.2 セグメント利益率   16.7   16.6   ― インダストリアル機器部門 売上高   75,156   80,350   +6.9 セグメント利益   18,955   20,230   +6.7 セグメント利益率   25.2   25.2   ― HCR機器部門 売上高   3,012   3,300   +9.5 セグメント利益   △42   10   ― セグメント利益率   △1.4   0.3   ― セグメント利益の調整額   △4,929   △5,070   ― 全社 売上高   99,607   105,500   +5.9 全社 営業利益   17,571   18,800   +7.0 全社 営業利益率   17.6   17.8   ― 4 今後の見通し 当社グループを取り巻く事業環境は、米国の政策動向やウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化など、先行きに関する不透明さが増している状況です。 2027年3月期の売上高は105,500百万円(前期比+5.9%)、営業利益は18,800百万円(同+7.0%)、経常利益は19,100百万円(同+3.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は14,200百万円(同+2.2%)を計画しております。
事業等のリスク7,706字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)当社グループのリスク管理体制 ①組織 当社は、取締役会決議により「経営関連会議規程」を定め、定期的に開催される「コーポレートガバナンス委員会」を設置し、全社のリスクを抽出、把握、対応する体制を取っております。 また、有事の際に迅速に対応するため、取締役会決議により「危機管理対応規程」を定めて、社長を中心とした初動体制を構築できるようにしております。 ②リスク管理のプロセス リスク管理のプロセスとして内部監査部門が、監査の中で各部門の個別リスク管理状況の把握を行い、定期的にコーポレートガバナンス委員会に報告し、コーポレートガバナンス委員会でのリスク管理状況は取締役会に報告され、各部門のリスク管理についての改善・進捗が全社的に図られる体制を取っております。加えてコーポレートガバナンス委員会では、リスク発生の予防の視点から重要なテーマについては、適宜、モニタリングを行っております。 また、有事の際には、初動の遅れを防ぐため、職制上の報告経路とは別に情報システムを活用した報告経路を設けております。この情報システムを活用した報告経路の情報をもとに、事象の重大性に応じて危機管理小委員会又は危機管理委員会の設置等の判断を行い、速やかに対応できるようにしております。 (2)事業等のリスク 当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性のある主なリスクとして、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のとおりです。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 リスクにおいて想定されるシナリオ及びリスクへの対応については、個々のリスクのリスク項目の中に記載しております。また、「発生可能性」については、短期的視点に加え中長期的に発生する可能性、「影響度」については、発生した際に売上高、親会社株主に帰属する当期純利益及び純資産に与える影響により、それぞれ評価しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 リスク項目   発生可能性   影響度 ①外部環境   1)マクロ環境リスク   高   大 2)為替レートの変動リスク   高   大 3)金利の変動リスク   高   大 4)国際政治経済に関するリスク   高   大 5)自然災害、事故、感染症等に関するリスク   中   大 6)環境に関連するリスク   低   大 ②事業   1)業界構造に関連するリスク   低   大 2)調達に関連するリスク   中   中 3)製品品質に関するリスク   低   大 4)知的財産に関するリスク   低   中 ③人的資本に関するリスク   中   中 ④情報に関するリスク   中   大 ⑤コンプライアンスに関するリスク   中   中 ①-1)マクロ環境リスク 発生可能性   影響度 高   大 当社グループの事業のうち、インダストリアル機器部門の主要製品には、木造住宅の建築で使用する釘打機、エアコンプレッサ等の空圧機械及び釘、ねじ等の消耗品、並びに住宅の浴室に設置する浴室暖房・換気・乾燥機、24時間換気システム等の住環境機器があります。そのため、国内の新設住宅着工戸数の減少は、これらの製品の需要及びインダストリアル機器部門の経営成績に悪影響を及ぼす可能性があり、増加は好影響を及ぼす可能性があります。しかし、少子高齢化の影響で中長期的には、国内の新設住宅着工戸数は減少が見込まれており、想定を上回るスピードで進展した場合は、これらの製品の需要及びインダストリアル機器部門の経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、オフィス機器部門の主要製品には、オフィス等における紙の消費と関連性が高いホッチキスと針、オートステープラ等を含んでおります。そのため、オフィス等における紙の消費の減少は、これら製品の需要及びオフィス機器部門の経営成績に悪影響を及ぼす可能性があり、増加は好影響を及ぼす可能性があります。しかし、中長期的に想定される世界的なペーパーレス化及び国内における生産年齢人口の減少が、想定を上回るスピードで進展した場合は、これらの製品の需要及びオフィス機器部門の経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応 当社グループは、リスクを軽減するため、国内新設住宅着工戸数や紙の消費といったマクロ環境変化の影響を受けにくいポートフォリオの構築に向け以下のような対応を図っております。 a)木造建築物向け工具に加え、コンクリート構造物向け工具の充実 b)浴室暖房・換気・乾燥機におけるリプレイス(既設機の置き換え)に注力 c)オフィス機器部門において、文字表示事業への注力 d)国内事業における業務の効率化の推進 ①-2)為替レートの変動リスク 発生可能性   影響度 高   大 当社グループにおける海外への売上、海外からの調達等には、外貨建取引を含んでいます。主な取引の通貨は、売上が米ドル及びユーロ、調達等は米ドル、人民元及びタイバーツです。為替レートの急激な変動は、主に売上高、売上原価、営業外損益、及び純資産に影響を与え、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。為替感応度(年間換算、2027年3月期計画値)は、以下のとおりです。なお、アジア通貨は米ドルに連動する前提で作成しております。・売上為替感応度 米ドル240百万円、ユーロ110百万円 ・営業利益為替感応度 米ドル90百万円、ユーロ110百万円 ●対応 外貨建の売上と調達を相殺する為替マリーによる変動リスク軽減を図っております。 ①-3)金利の変動リスク 発生可能性   影響度 高   大 当社において余資は、主に円建ての事業債及び地方債にて運用しその他有価証券の区分にて貸借対照表に計上しております。これらは固定利率の債券で金利が上昇すると価格が下がるため、純資産の減少となるリスクがあります。また、当社における退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出し、割引率は日本の国債の市場利回りを考慮して設定しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件を変更した場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。割引率や運用利回りの変化は経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ●対応運用で購入する債券の満期までの年数を原則5年以内として、金利上昇リスクを低減しています。また、退職給付に関するリスクに関しては、法制度、年金の積立状況などを踏まえ、適宜、人事制度の見直しなどを検討・実施しております。 ①-4)国際政治経済に関するリスク 発生可能性   影響度 高   大 当社グループは、調達、生産及び販売活動の多くを海外で行っております。海外における事業活動では、政治、外交問題又は予期しない政策、法制度、規制等の変更のリスクがあります。各国の経済安全保障政策や貿易摩擦等による通商政策の変化、テロ、戦争等による国家間の関係悪化等により、海外での事業活動に支障が生じ、当社グループの経営成績及び将来計画に影響を与える可能性があります。 ●対応当社グループは、政治・経済情勢や法規制の動向を注視し、入手した情報をもとに経営戦略及び業績予想に反映しております。また、不確実な状況に対処できるよう、BCP体制の強化に努めております。 ①-5)自然災害、事故、感染症等に関するリスク 発生可能性   影響度 中   大 当社グループの日本における製造拠点及び開発拠点は、群馬県に集中しております。一般的に日本は、世界の他の地域と比較して地震の頻度が多いため、地震に伴う被害も受けやすい地域です。地震・風水害を始めとした自然災害、事業所における事故、感染症等が想定を超える規模で発生した場合、当社の資産に対する被害や従業員による業務体制維持が困難になるなど、事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応大規模地震対策としてこれまで、必要に応じて各建物の耐震補強工事を実施してまいりました。加えて「事業継続マネジメントシステム(BCMS)」の認証(ISO22301)を2016年3月25日に取得し、主要製品を複数拠点で製造できる体制を準備するなど、BCPを充実させてきました。また、ワークスタイル等の変革により、感染症等による活動制限の際の事業活動への影響を最小限に抑える取り組みを進めてきました。当該リスクへの対応については、今後も引き続き各種事前対策を定めるとともに、状況に応じて臨機応変な対応に努めるなどリスク管理を行ってまいります。 ①-6)環境に関連するリスク 発生可能性   影響度 低   大 当社グループは、急激な気候変動、有害化学物質による曝露、水質汚濁等、環境に関する様々なリスクの可能性を認識しています。また、国内及び海外で環境に関する規制の適用を受けております。これらのリスクが顕在化した場合、費用負担が生じる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ●対応当社グループは、環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証取得に加えて、「マックス環境宣言」「環境基本方針」のもと、環境・品質保証部長を委員長とするEMS委員会を設置し、各製造拠点の環境委員会において環境負荷低減に向けた活動を推進しています。製造拠点においては、関係法令を明確にし、必要な要件を遵守しています。また、調達においては、化学物質等に関する「マックスグリーン調達基準」などを策定するとともに、当社グループ及びサプライヤーにおける遵守を徹底しています。なお、気候変動については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動(TCFD)への対応」をご覧ください。 ②-1)業界構造に関連するリスク 発生可能性   影響度 低   大 2026年3月期におけるコンクリート構造物向け工具の売上高は427億円で全社売上高の約4割を占めています。コンクリート構造物向け工具のうち、鉄筋結束機及びその消耗品であるタイワイヤ(以下、鉄筋結束機等)は、コンクリート構造物向け工具及び当社グループの成長を牽引しています。鉄筋結束機等は、知的財産権等により技術的な優位性を有しています。しかし、技術的優位性の喪失、ワイヤ結束に代わる結束手段の登場又は鉄筋を使用しない工法への急速な変化等が生じた場合、当社グループの鉄筋結束機等の需要が減退し、当社グループの経営成績及び将来の計画に悪影響を与える可能性があります。 ●対応市場動向を注視し市場の変化に追随した製品・サービスを提供できるよう、コスト競争力の強化、持続的な技術的優位性の確保などに向け、投資を継続しております。 ②-2)調達に関連するリスク 発生可能性   影響度 中   中 当社グループの製品のうち、ステープル、ネイル、ねじ及び鉄筋結束機用ワイヤ等の消耗品の原材料として鉄製の普通線材を使用しております。その普通線材の価格は、鉄鉱石や石炭、石油などの原料不足や他国の需要動向により変動する可能性があります。急激な原材料価格の上昇は当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ製品を構成する原材料、部品等の欠陥や欠品により、当社グループ製品の信頼性や評判に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応当社グループでは、購入する原材料等のコストダウンに継続して取り組むとともに、急激な原材料価格等の上昇に対しては、販売価格の見直し等を行っております。また、原材料、部品等の欠陥や欠品を予防するため、取引開始時のサプライヤー評価、サプライヤー監査等を実施しております。 ②-3)製品品質に関するリスク 発生可能性   影響度 低   大 当社グループが提供する製品・サービスに品質問題や製造物責任問題が生じた場合、顧客への告知及び製品の点検又は回収などの費用が発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当該問題により顧客や社会からの信頼が失墜し、ブランドイメージの低下、顧客の流出などを招き、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応当社グループでは、ISO9001をベースとし、各国・地域の法規制及び事業特性に応じた品質マネジメントシステムを構築し、徹底した品質管理を行っております。当社グループの製品・サービスの品質に関しては、法令で定められた安全基準に加え、顧客目線での安全性を考慮した基準を設定しております。また、設計から生産・出荷に至る各過程において品質を確認するプロセスを設けて、品質問題発生によるリスクの最小化に努めております。万が一、品質問題が発生又は発生を予見させる兆候を把握した場合には、お客様をはじめ関係者から迅速に情報を収集するとともに、原因究明をはじめとした対応を速やかに実施いたします。 ②-4)知的財産に関するリスク 発生可能性   影響度 低   中 当社グループでは、他社と差別化した技術・ノウハウやお客様のニーズに適合した製品開発等により創出した知的財産については、その重要性を認識し、保護手続をとっております。しかし、当社グループの知的財産が権利として認められない場合、一部の国・地域では知的財産権による完全な保護が受けられない場合、又は第三者による類似製品の製造を防止できない場合もあり、当社グループの市場競争力に悪影響を及ぼし、経営成績及び将来の計画に影響を与える可能性があります。 ●対応当社グループのビジネスを知的財産権で守る活動の一つとして模倣品対策を行っています。具体的には、営業各部門による市場の監視を行っています。監視活動で当社グループ知的財産権を侵害していると思われる製品が発見された場合には、その製品を入手し、販売業者及び製造業者を特定した後に、現地国の弁理士・弁護士に、当社グループ知的財産権への侵害の鑑定を行っていただき、適切な処置を実施しております。また、当社グループにおいては、第三者所有の知的財産を侵害することのないよう、十分に調査を行っております。 ③人的資本に関するリスク 発生可能性   影響度 中   中 当社グループは、「人」が尊重され、「人」が成長することにより、会社も成長すると考えており、優秀な人材の確保が会社の持続的成長には必要です。しかし、特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少等もあり、優秀な人材を継続的に採用・維持するための競争は激しく、優秀な人材の確保が滞り、業務の属人化が進み、長期的な観点での業務運営の効率性が毀損し、当社グループの持続的な成長を損なう可能性があります。 ●対応当社グループは、「いきいきと楽しく力を合わせ、皆揃って成長していく集団を目指す」を経営基本姿勢として掲げ、社員一人ひとりが主役となり、自己の成長のために働くことを推奨しています。社員が自らの成長を実感し、社員が誇りをもって働き続けたいと思える会社の実現に向けた取り組みを推進し、エンゲージメント調査等を通じて社員のモチベーションの把握に努めております。また、優秀な人材の確保にあたっては、新卒採用者の育成を中心としつつも、戦略及び組織ニーズに合わせ高度専門人材を含む経験者採用も行い、年齢別の構成にも配意しながら組織力の強化に努めております。 ④情報に関するリスク 発生可能性   影響度 中   大 当社グループが行う業務は、第三者に管理されているものも含め、コンピューターシステム及びコンピューターシステムを結ぶ通信ネットワーク(以下総称して、情報インフラ)を利用しています。また、当社グループは、情報インフラを利用した製品も販売しております。サイバー攻撃等により情報インフラ等に障害が発生し、当社グループの業務又は当社グループが販売する製品・サービスに支障が生じる可能性があります。また、これらリスクを予防するため、さまざまなリソースの投入が必要ですが、当社グループが販売する製品・サービスに関しては、販売ボリュームに対してリソースの投入が過大になるリスクも内在しています。さらに当社グループでは、機密情報及び顧客情報をはじめとする個人情報を取り扱う機会があり、不測の事態によりこれらの情報の漏洩が発生した場合は、顧客や社会からの信頼が失墜し、ブランドイメージの低下、顧客の流出などを招き、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応当社グループの業務に関する情報インフラに関しては、「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」の認証取得(ISO/IEC27001を2004年4月27日に取得)などを通じ、情報セキュリティ維持向上を目指しております。また、情報セキュリティ基本方針を定めるなど、ISMSリスク対応計画を立案し、人的、組織的、物理的、技術的に機密情報及び個人情報漏洩対策の実施、並びに事業継続計画を策定しております。また、当社グループが販売する製品・サービスに関しては、各国・地域の法規制も踏まえ、PSIRTの確立に向け取り組み、2026年4月1日に製品に関するセキュリティインシデントや脆弱性に対応する専門チームM-PSIRT(MAX Product Security Incident Response Team)を設置しました。 ⑤コンプライアンスに関するリスク 発生可能性   影響度 中   中 当社グループは、多くの国・地域で事業活動を行うにあたり、人権を尊重し、各種法規制及び社会規範を遵守する必要があります。各種法規制は、社会情勢の変化により、急速に新設、変更等がなされる可能性があり、新たなコスト負担を招く可能性があります。また、当社グループにおけるガバナンス不全や社内管理の不備により、法令違反等が発生した場合、顧客や社会からの信頼が失墜し、ブランドイメージの低下、顧客の流出などを招き、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ●対応当社グループは、各種法規制の改正情報の入手に努め、改正への対応を検討することで、各種法規制の不知による違反リスクの低減、新たなコスト負担への対応を図っております。また、従業員向けにさまざまなコンプライアンス教育を実施するとともに、イントラネットで月1回「コンプラ通信」を発行することなどにより、コンプライアンス意識の醸成に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,760字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国の政策動向や中東情勢の緊迫化などにより不透明な状況が続いたものの、緩やかな回復基調で推移しました。 国内は、当社インダストリアル機器部門に関連する新設住宅着工戸数や民間非居住建築物の着工床面積が減少傾向となりました。米国は、足元で住宅着工がやや回復したものの、全体としては住宅ローン金利の高止まりや資材価格の上昇などを背景に低調に推移しました。一方で、インフラを中心とする非住宅市場に対する建設投資が底堅く推移しました。欧州は、景気の持ち直しの動きが続き、ドイツにおけるインフラ投資の拡大など、建設市況も改善の動きが継続しました。 このような状況の下、売上高は99,607百万円(前期比8.5%の増収)、営業利益は17,571百万円(同21.4%の増益)となりました。経常利益は18,382百万円(同24.1%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,891百万円(同23.8%の増益)となりました。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度   前連結会計年度   前期比 増減額   増減率 売上高   99,607   91,839   +7,767   +8.5 営業利益   17,571   14,468   +3,103   +21.4 経常利益   18,382   14,809   +3,572   +24.1 親会社株主に帰属する当期純利益   13,891   11,225   +2,666   +23.8 1株当たり当期純利益※   76.55円   60.45円   +16.10円   ― 売上高営業利益率   17.6   15.8   +1.8ポイント ROE   12.6   10.9   +1.7ポイント ※2026年4月1日付で普通株式1株につき4株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度(2025年3月期)の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しています。 1)売上高及び営業利益 当社グループの当連結会計年度の売上高は、99,607百万円で前連結会計年度に比べ7,767百万円(8.5%)の増収、営業利益は、17,571百万円で前連結会計年度に比べ3,103百万円(21.4%)の増益となりました。 営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。 項目   金額 売上為替差   972百万円 コスト為替差   △421百万円 数量差   4,292百万円 売価増   1,451百万円 コスト増   △1,097百万円 販管費増   △2,094百万円 2)営業外損益及び経常利益 営業外損益は、前連結会計年度に比べ469百万円増加しました。前期は円高の進展を受け、為替差損が増加しましたが、当期は円安の進展を受け、為替差益が増加したことなどによります。この影響により、経常利益は18,382百万円で、前連結会計年度に比べ3,572百万円(24.1%)の増益となりました。 3)特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は、前連結会計年度に比べ265百万円減少しました。これは、主に投資有価証券売却益が350百万円減少したことなどによるものです。 特別損失は、前連結会計年度に比べ25百万円減少しました。これは、主に減損損失が62百万円減少したことなどによるものです。 これらの影響により、親会社株主に帰属する当期純利益は13,891百万円で前連結会計年度に比べ2,666百万円(23.8%)の増益となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 (a)オフィス機器部門 「国内オフィス事業」は、文具関連製品及び事務機器の販売が低調に推移しました。 (売上高:7,441百万円、前年比△2.5%) 「海外オフィス事業」は、文具関連製品の販売が堅調に推移したほか、表示作成機「ビーポップ」を中心とする文字表示機器では、欧州を中心とする展示会への出展増による見込み物件の獲得が進み、販売が増加しました。(売上高:6,217百万円、前年比+7.4%) 「オートステープラ事業」は、米国の関税措置の影響などで市況が低迷したことにより、取引先からの受注が停滞し、機械と消耗品の販売が減少しました。(売上高:7,778百万円、前年比△8.0%) この結果、売上高は、21,438百万円で前連結会計年度に比べ440百万円(2.0%)の減収、セグメント利益は3,587百万円で前連結会計年度に比べ890百万円(19.9%)の減益となりました。 オフィス機器部門の資産は、147百万円増加し、17,938百万円となりました。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度   前連結会計年度   前期比 増減額   増減率 売上高   21,438   21,878   △440   △2.0 セグメント利益   3,587   4,477   △890   △19.9 セグメント利益率   16.7   20.5   △3.8ポイント セグメント資産   17,938   17,790   +147   +0.8 (b)インダストリアル機器部門 「国内機工品事業」は、建築物の着工床面積の減少など外部環境は厳しかったものの、鉄筋結束機「ツインタイア」の機械とその消耗品が堅調に推移しました。一方で、新設住宅着工戸数の減少などにより、木造建築物向け工具の消耗品の販売が減少しました。(売上高:21,041百万円、前年比△0.9%) 「海外機工品事業」は、建築現場における人手不足を背景とした機械化需要の高まりやプロモーションの実施などにより、欧米で鉄筋結束機とその消耗品の販売が大幅に増加しました。 (売上高:41,192百万円、前年比+23.8%) 「住環境機器事業」は、主力の浴室暖房換気乾燥機「ドライファン」の販売が、注力しているリプレイス向け(既設機の置き換え)で増加したほか、一部OEM先向けでも堅調に推移しました。 (売上高:12,922百万円、前年比+6.0%) この結果、売上高は75,156百万円で前連結会計年度に比べ8,449百万円(12.7%)の増収、セグメント利益は18,955百万円で前連結会計年度に比べ4,360百万円(29.9%)の増益となりました。 インダストリアル機器部門の資産は、5,689百万円増加し、57,368百万円となりました。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度   前連結会計年度   前期比 増減額   増減率 売上高    75,156   66,707   +8,449   +12.7 セグメント利益    18,955   14,595   +4,360   +29.9 セグメント利益率   25.2   21.9   +3.3ポイント セグメント資産   57,368   51,679   +5,689   +11.0 (c)HCR機器部門 HCR機器部門は、中国のレンタル市場向けの車いすの販売が減少したことに加え、国内においては新製品の一部に不具合が発生したことなどで販売が停滞し、減収となりました。 この結果、売上高は3,012百万円で前連結会計年度に比べ241百万円(7.4%)の減収、セグメント利益は△42百万円で前連結会計年度に比べ40百万円の増益となりました。 HCR機器部門の資産は、170百万円減少し、2,678百万円となりました。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度   前連結会計年度   前期比 増減額   増減率 売上高    3,012   3,253    △241   △7.4 セグメント利益    △42   △82   +40   ― セグメント利益率    △1.4   △2.5   +1.1ポイント セグメント資産   2,678   2,848   △170   △6.0 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 (a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) オフィス機器   20,482   △7.7 インダストリアル機器   79,424   +20.6 HCR機器   2,897   △8.5 合計   102,804   +12.7 (注) 金額は販売価格によっております。 (b)受注実績 当社グループは、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) オフィス機器    21,438    △2.0 インダストリアル機器   75,156   +12.7 HCR機器    3,012   △7.4 合計    99,607   +8.5 ②財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ11,353百万円増加し、137,929百万円となりました。当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,922百万円増加し、22,464百万円となりました。当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ9,430百万円増加し、115,465百万円となりました。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度   前連結会計年度   前連結会計年度末比 増減額   増減率 総資産    137,929   126,575   +11,353   +9.0 純資産   115,465   106,034   +9,430   +8.9 自己資本比率    83.6   83.7   △0.1ポイント 1)資産の部 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ、11,353百万円増加し、137,929百万円となりました。流動資産については、有価証券が404百万円減少しましたが、商品及び製品が1,839百万円増加、売掛金が933百万円増加、電子記録債権が521百万円増加したことなどにより、3,397百万円増加しました。 固定資産については、繰延税金資産が1,364百万円減少しましたが、投資有価証券が4,601百万円増加、退職給付に係る資産が3,927百万円増加、機械装置及び運搬具が352百万円増加したことなどにより、7,956百万円増加しました。 2)負債の部 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ、1,922百万円増加し、22,464百万円となりました。流動負債については、買掛金が491百万円増加、賞与引当金が356百万円増加、未払法人税等が338百万円増加したことなどにより、1,691百万円増加しました。 固定負債については、退職給付に係る負債が268百万円減少しましたが、繰延税金負債が484百万円増加したことなどにより、231百万円増加しました。 3)純資産の部 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ、9,430百万円増加し、115,465百万円となりました。株主資本は、剰余金の配当5,239百万円、自己株式の取得5,600百万円を行いましたが、親会社株主に帰属する当期純利益が13,891百万円あったため、3,108百万円増加となりました。 その他の包括利益累計額については、為替換算調整勘定が3,286百万円増加、退職給付に係る調整累計額が1,627百万円増加、その他有価証券評価差額金が1,384百万円増加したことなどにより、6,297百万円増加しました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、円安に伴う換算差額による増加1,456百万円を含め、36,270百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金は、14,799百万円増加(前連結会計年度は14,588百万円の増加)となりました。主な増加は、税金等調整前当期純利益が18,541百万円、減価償却費が3,422百万円、一方で主な減少は、法人税等の支払額が3,990百万円、退職給付に係る資産の増減額が1,729百万円、棚卸資産の増減額が1,411百万円です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金は、3,406百万円減少(前連結会計年度は1,750百万円の減少)となりました。主な減少は、定期預金の預入による支出が10,397百万円、有価証券及び投資有価証券の取得による支出が6,001百万円、有形固定資産の取得による支出が3,018百万円、一方で主な増加は、定期預金の払戻による収入が12,268百万円、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入が4,017百万円です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金は、11,161百万円減少(前連結会計年度は7,614百万円の減少)となりました。主な減少は、自己株式の取得による支出が5,600百万円、配当金の支払額が5,238百万円です。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析は次のとおりであります。 1)資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループ製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。営業費用の主なものは人件費及び広告・販売促進費等のマーケティング費用です。当社グループの研究開発費は様々な営業費用の一部として計上されておりますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究開発費の主要な部分を占めております。 当社グループは、今後も営業活動によって得る自己資金を基本的な資金源としながら、資金繰りの見通しや市場金利の状況を考慮し、必要に応じて銀行借入を活用することで資金調達コストを抑制し、資本効率の最適化を図ります。 2)財務政策 運転資金及び設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローから得られる資金、金融機関からの借入れにより資金を調達しております。 3)投資政策 当期の主な設備投資の内容は、本社販売関連で82百万円、国内の生産設備で2,050百万円となりました。研究開発では、全セグメント共通の研究設備に投資を行いました。 4)配当政策 当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置付け、利益配分に関する基本方針を「事業活動による利益を持続的な成長により拡大し、長期安定的に利益配分を行うこと」としており、これに基づく配当政策を「連結決算を基準に、純資産配当率5.0%、配当性向50%を目安とする」と定めています。 配当政策及び当期の状況を踏まえて、当期の配当は、前期から34円増配の「1株当たり年間配当金148円」を予定しています。 なお、当社は、2026年4月1日を効力発生日として、当社普通株式1株につき4株の割合とする株式分割を実施しております。2026年3月31日を基準日とする当期の配当は、株式分割前の普通株式数を基準に実施いたします。 また、足元の財務状況、事業収益力の向上、ROEの水準等を鑑み、配当政策を以下のとおり見直しました。 変更前 「連結決算を基準に、純資産配当率5.0%、配当性向50%を目安とする」 変更後 「連結決算を基準に、純資産配当率6.0%、配当性向50%を目安とする」 次期の配当は、変更後の配当政策を適用し、「1株当たり年間配当金40円(株式分割後)」を計画しています。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 1)貸倒引当金 当社グループは、売上債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。 2)製品保証引当金 製品の自主回収及び無償保証期間に基づく修理の支払いに備えるため、合理的に見込まれる損失見込額を計上しております。しかしながら、実際の保証費用が見積りと異なる場合は、引当金の追加計上が必要になる可能性があります。 3)退職給付関係 当社では、退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しておりますが、これらの前提条件が変動した場合、あるいは、運用環境の悪化等により年金資産が減少した場合には、将来期間において認識される費用及び債務に影響を与える可能性があります。 4)繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積り(過去における事業計画の達成状況など)に依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 5)固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-30
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明会資料2026-07-30

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