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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

東京精密

TOKYO SEIMITSU CO., LTD.7729 · Prime · 精密機器

半導体後工程向けプローバと計測機器の専業大手。ウェーハテスタとダイサーで世界トップシェア。

概要

東京精密は、半導体製造装置と精密測定機器を手掛ける精密機器メーカーである。1949年の創業以来、ウェーハプローバやダイシングマシンで世界市場に高いシェアを持ち、三次元測定機などの計測機器も供給する。本社は東京都八王子市。1962年に東京証券取引所第二部に上場し、後に第一部指定。連結従業員2,890名。2026年3月期の売上高は1,668億円に達する。

半導体と計測の二本柱で構成されるセグメント

東京精密の事業は「半導体製造装置」と「計測機器」の二つのセグメントに分かれる。半導体製造装置部門では、ウェーハプローバ(電気検査用)とウェーハダイシングマシン(切断用)を主力とし、前工程後の検査・切断工程に不可欠な装置を供給する。計測機器部門では、三次元座標測定機や表面粗さ・輪郭形状測定機を製造し、製造業の品質管理工程で使用される。2026年3月期のセグメント別売上高は半導体製造装置が1,278億円、計測機器が389億円と、半導体部門が全体の約77%を占める。

連結子会社27社で構成されるグローバルグループ

東京精密は、連結子会社27社と関連会社2社でグループを形成する。国内では生産を担う東精エンジニアリングやソフトウェア開発のトーセーシステムズなどが主要子会社である。海外では米州、欧州、アジアに販売・サービス拠点を持つ。米国子会社ACCRETECH AMERICA INC.、欧州子会社ACCRETECH (EUROPE) GmbH、韓国・中国・台湾・マレーシア・タイの各現地法人が顧客対応にあたる。また、タイや中国では現地生産も行われており、グローバルサプライチェーンを構築している。

海外売上高が過半を占める地域展開

同社の海外売上高は連結売上高の過半を占める。半導体製造装置は韓国、台湾、中国向けが多く、AI向けHBM向けプローバや中国の高精度装置需要が成長を牽引する。計測機器では、ハイブリッド車生産関連投資や航空・宇宙・防衛分野の案件が海外需要を支える。地域別では、米州をACCRETECH AMERICA INC.が、欧州をACCRETECH (EUROPE) GmbHが、アジアを各国現地法人が担当する。海外生産拠点としてタイのACCRETECH ADAMAS (THAILAND) CO., LTD.や中国の東精計量儀(平湖)有限公司がある。

収益体質と経営指標:ROE15%を目標

東京精密は2028年3月期に「ROE15%」「連結売上高1,850億円」「連結営業利益450億円」を中期経営目標として掲げる。2026年3月期の実績は売上高1,668億円、営業利益337億円、当期純利益247億円であり、順調に目標に近づいている。自己資本比率は76.3%と高く、財務基盤は安定している。一方で、インフレや部材費上昇がコスト圧力となるため、高付加価値製品の開発と生産効率の向上が課題である。

業界の中での役割は半導体後工程装置メーカー、及び精密計測機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,668億円
営業利益
337億円
営業利益率
20.2%
純利益
247億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体製造装置主力

半導体ウェーハのプロービング(電気テスト)工程で使われるウェーハプローバと、ダイシング(切断)工程で使われるダイシングマシンを主力製品として供給。半導体前工程後の検査・切断工程に不可欠な装置。

主な製品・サービス2
ウェーハプロービングマシン世界シェア首位
半導体ウェーハ上の各チップにプローブ針を接触させて電気的特性を検査する装置。後工程のテスティング工程で使用。
ウェーハダイシングマシン世界シェア首位
ウェーハを個々のチップに切断する装置。ブレードやレーザーを用いる。

02計測機器主力

三次元座標測定機、表面粗さ・輪郭形状測定機などの精密測定機器を製造販売。主に製造業の品質管理・検査工程で使用される。

主な製品・サービス2
三次元座標測定機
物体の寸法・形状を高精度に測定する装置。プローブで対象物表面をなぞり、XYZ座標を取得。
表面粗さ・輪郭形状測定機
加工面の粗さや輪郭形状を測定する装置。

製品と技術

半導体ウェーハの電気テストを担うウェーハプローバ

ウェーハプローバは、半導体ウェーハ上の各チップにプローブ針を接触させ、電気的特性を検査する装置である。後工程のテスティング工程において、不良チップを早期に選別する役割を果たす。同社はこの分野で世界トップクラスのシェアを持ち、HBM向けなどの高付加価値製品の需要が拡大している。2026年3月期は韓国・台湾・中国からの引き合いが底固く、売上を牽引した。

ウェーハを個片化するダイシングマシンとグラインダ

ダイシングマシンは、ウェーハを個々の半導体チップに切断する装置で、ブレードやレーザーを用いる。同社はグラインダ(研削装置)も扱い、AIパッケージング工程向けに需要が伸びている。加工装置部門は台湾、中国、日本で堅調な売上を記録。長期的な需要拡大を見据え、名古屋工場を新設し生産キャパシティを増加させた。これらの装置は半導体の後工程に不可欠であり、微細化・積層化に伴い高精度化が進む。

製造業の品質管理に不可欠な三次元測定機

三次元座標測定機(CMM)は、プローブで対象物表面をなぞりXYZ座標を取得することで、寸法・形状を高精度に測定する装置である。自動車、電子部品、航空・宇宙など幅広い製造業の品質管理工程で使用される。同社は表面粗さ・輪郭形状測定機も手掛け、オートメーション化やロボット連携による効率化を推進。ハイブリッド車や航空・宇宙・防衛分野の案件獲得により、2026年3月期の計測機器売上高は過去最高を更新した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位ウェーハプロービングマシン世界トップシェア(プローバ)半導体製造装置
  • 世界シェア首位ウェーハダイシングマシン世界トップシェア(ダイサー)半導体製造装置

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体計測で国内首位、内需依存で海外展開が課題

東京精密は半導体製造装置の計測・検査分野に強みを持ち、国内市場で高いシェアを誇る。同業のリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスと比較し、売上高は中規模ながら、営業利益率は20%前後と収益性で優位。半導体需要の回復に伴い、2026年3月期の売上高は前期比10.8%増の見込み。ただし、売上の多くを国内に依存しており、海外比率の低さが成長の制約。ライバルであるリガク・ホールディングスがグローバル展開を強化する中、海外市場での競争力強化が急務。

強み

  • 営業利益率20%前後を維持し、同業他社を上回る収益構造を確立。
  • 半導体計測分野で国内首位クラスのシェアを確保。
  • 微細化対応の計測技術で先端半導体向け需要を捕捉。
  • 売上高は3期連続で増加し、2026年3月期も+10%超の見込み。

課題

  • 売上の大半が国内で、海外市場でのプレゼンスが低い。
  • リガク・ホールディングスなどが海外で攻勢を強めている。
  • 半導体市況の変動で業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字が東京精密

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16525KOKUSAI ELECTRIC2.0兆円64.9倍
25334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
35333NGK1.5兆円25.0倍
47735SCREENホールディングス1.3兆円27.0倍
56856堀場製作所9,517億円22.1倍
67729東京精密7,116億円27.8倍
76323ローツェ6,733億円34.9倍
87731ニコン6,311億円
95344MARUWA6,275億円33.3倍
106871日本マイクロニクス4,763億円24.6倍
116754アンリツ4,367億円35.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

切削工具メーカーとして創業した1949年

1949年3月、東京精密の前身である東京精密工具株式会社が資本金160万円で設立された。当初はミシン加工用切削工具、各種精密部品及び治具類の製作販売を手掛けていた。創業間もない1953年には高圧流量式空気マイクロメータの国産第1号を工業化し、1957年には差動変圧式電気マイクロメータの工業化にも成功した。これらの精密測定技術が後の計測機器事業の基盤となる。

社名変更と株式上場で成長基盤を固めた1962年

1962年4月、社名を株式会社東京精密に改称。同年8月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場資金を元に八王子工場の建設を進め、1963年に第一期工事が完成。その後1967年に第二期工事、1971年に本館が完成し、生産能力を拡大した。1969年には土浦工場も完成し、量産体制を整えた。同時期にアフターサービス会社として東精エンジニアリングサービス(現・東精エンジニアリング)を設立し、販売とサービスを分離する分業体制を構築した。

半導体装置への本格参入と米国企業買収の1992年

1980年代に半導体製造装置分野へ進出。1985年にはソフトウェア開発子会社トーセーシステムズを設立し、装置制御ソフトの内製化を進めた。1986年には東京証券取引所市場第一部に指定された。1989年にはドイツにTOKYO SEIMITSU EUROPE GmbH、米国にTOKYO SEIMITSU AMERICA, INC.を設立し、海外営業拠点を構築。1992年には米国SILICON TECHNOLOGY CORPORATIONを買収し、海外生産拠点を確保した。これにより半導体プローバ技術の強化と北米市場開拓を同時に進めた。

グループ再編と中国進出でグローバル化を加速した2000年代

2001年、子会社東精エンジニアリングが東京証券取引所第二部に上場したが、2005年に株式交換により完全子会社化し上場廃止。グループの一体運営を強化した。2002年には中国に東精精密設備(上海)有限公司を設立。2007年には韓国現地法人をACCRETECH KOREA CO., LTD.へ増資・組織変更し、韓国半導体市場への販売・サービス体制を拡充した。同年、ウェーハ外観検査装置事業の強化のため子会社アクレーテク・マイクロテクノロジを吸収合併した。

本社を八王子に移し生産能力を増強した2010年代

2010年6月、本店所在地を東京都三鷹市から八王子市へ変更。八王子工場群を核とした本社機能の集約を完了した。2011年には八王子第5工場が完成し、半導体装置の生産能力を増強。この間、2008年には東精エンジニアリングの土浦半導体工場、土浦工場CMM棟が完成し、計測機器の生産体制も強化した。2013年以降は売上高が拡大傾向に転じ、2019年3月期には1,015億円に達した。

AI半導体需要を追い風に過去最高売上を更新した直近

2020年代に入り、AIやHPC向け半導体需要の高まりが同社の成長を加速した。2023年3月期の売上高は1,468億円、2026年3月期には1,668億円と過去最高を更新。半導体製造装置部門ではHBM向けプローバやAIパッケージング用グラインダの受注が好調で、名古屋工場の新設により生産能力も増強した。計測機器部門でも航空・宇宙・防衛分野の案件獲得が寄与し、両セグメントとも売上高が過去最高を記録した。

年表33件を開く

1940年代

  • 1949年3月㈱東京精密の前身、東京精密工具㈱を設立(資本金160万円)ミシン加工用切削工具、各種精密部品及び治具類の製作販売開始

1950年代

  • 1953年1月高圧流量式空気マイクロメータの我が国初の工業化に成功
  • 1957年10月差動変圧式電気マイクロメータの我が国初の工業化に成功

1960年代

  • 1962年4月商号変更社名変更(株式会社東京精密に改称)
  • 1962年8月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1963年12月八王子工場第一期工事完成
  • 1967年2月八王子工場第二期工事完成
  • 1969年4月アフターサービスを担当する会社として、㈱東精エンジニアリングサービス(現、㈱東精エンジニアリング)を設立
  • 1969年7月土浦工場第一期工事完成

1970年代

  • 1971年1月八王子工場本館完成

1980年代

  • 1981年8月土浦工場に三次元座標測定機専用工場完成
  • 1985年10月ソフトウエア開発を担当する会社として、㈱トーセーシステムズを設立
  • 1986年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 1989年3月創業海外営業展開の一拠点として西ドイツ(現、ドイツ)にTOKYO SEIMITSU EUROPE GmbH(現、 ACCRETECH (EUROPE) GmbH)を設立
  • 1989年10月創業海外営業展開の一拠点として米国にTOKYO SEIMITSU AMERICA,INC.を設立

1990年代

  • 1992年10月M&A海外生産拠点の確保を目的として米国のSILICON TECHNOLOGY CORPORATIONを買収
  • 1995年4月米国子会社の統括管理を目的として持株会社TSK AMERICA,INC.を設立
  • 1997年7月八王子第2工場完成
  • 1998年1月M&A北米地域における製造・販売の効率化を目指し、TSK AMERICA,INC.を存続会社とし米国内の現地子会社4社を統合合併
  • 1999年2月子会社㈱マイクロ・テクノロジをグループ内におけるウェーハ外観検査装置の生産担当会社として位置づけ、増資及び組織変更
  • 1999年4月子会社㈱東精エンジニアリングの土浦本社・工場完成

2000年代

  • 2001年3月八王子工場新本館完成
  • 2001年6月上場子会社㈱東精エンジニアリング、東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2002年10月創業中国における販売、物流、保守サービスの拠点として東精精密設備(上海)有限公司を設立
  • 2005年3月八王子第3工場及び土浦新本館完成
  • 2005年10月上場当社グループの競争力強化と企業価値向上を目的として、株式交換により子会社㈱東精エンジニアリングを完全子会社化 これに伴い㈱東精エンジニアリングの東京証券取引所上場廃止
  • 2007年1月韓国半導体市場への販売・サービス・サポート業務の強化を目的として、旧現地法人を ACCRETECH KOREA CO.,LTD.として増資及び組織変更
  • 2007年4月M&Aウェーハ外観検査装置事業に関する競争力の強化を目的として、子会社㈱アクレーテク・マイクロテクノロジを吸収合併
  • 2008年3月子会社㈱東精エンジニアリングの土浦半導体工場完成
  • 2008年4月土浦工場CMM棟完成
  • 2009年4月北米地域での販売活動の拠点として米国支店を開設

2010年代

  • 2010年6月本店所在地を東京都三鷹市より東京都八王子市へ変更
  • 2011年6月八王子第5工場完成

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年3月期まで15%
  • 連結売上高2028年3月期まで1,850億円
  • 連結営業利益2028年3月期まで450億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    最先端製品開発と顧客サポートの強化

    半導体製造装置及び計測機器メーカーとして、顧客の生産性向上に寄与する最先端の製品開発とカスタマーサポートに注力する。精密測定技術と精密加工技術を活かし、優れた製品を供給する。

  2. 02

    世界No.1製品の創出とグローバル連携

    コア技術の応用に加え、国内外の企業・個人とWIN-WIN関係を築き、世界No.1の製品開発体制を構築し、真のグローバルカンパニーを目指す。

  3. 03

    高収益・高効率体質の確立

    技術革新が激しい事業環境下、成長分野で世界No.1商品を提供し続け、高収益・高効率体質を確立する。内部資金を有効活用し成長投資を効果的に行い資本効率を維持向上させる。

  4. 04

    コーポレートガバナンスの充実

    透明・公正で迅速な意思決定、株主の権利尊重と平等性確保、株主との建設的な対話、ステークホルダーとの協働、適切な情報開示と透明性確保に取り組む。

  5. 05

    グローバル経営体制の構築

    海外売上高が過半を占める中、現地経営幹部の積極的登用、現地調達体制の確立、本社との経営情報共有等を通じ、グローバル化に対応した経営体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,890人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+9.2%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は9.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,784
2018年3月1,933
2019年3月75840.411.62,119
2020年3月71540.011.22,250
2021年3月70139.911.22,293
2022年3月75039.811.12,354
2023年3月79839.611.12,468
2024年3月80239.210.22,658
2025年3月78338.910.12,7671,073
2026年3月82838.59.52,8901,166

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 5 / 海外 11、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・八王子工場 — 東京都八王子市175億円
半導体製造装置
飯能工場 — 埼玉県飯能市127億円
半導体製造装置
本社・工場 — 茨城県 土浦市他116億円
半導体製造装置 計測機器
土浦工場 — 茨城県土浦市3,808百万円
計測機器
本社 — 台湾 新竹県竹北市3,190百万円
半導体製造装置 計測機器
本社 — 韓国 京畿道華城市2,877百万円
半導体製造装置 計測機器
本社 — 米国 オレゴン州ポートランド市2,447百万円
半導体製造装置 計測機器
古殿工場 — 福島県古殿町1,946百万円
計測機器
その他1,306百万円
半導体製造装置 計測機器
本社 — タイ パトゥムターニー県クローンルアン662百万円
半導体製造装置
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東精エンジニアリング
    茨城県 土浦市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーセーシステムズ
    東京都 八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクレーテク・クリエイト
    東京都 八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東精ボックス
    東京都 立川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクレーテク・ファイナンス
    東京都 八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH AMERICA INC.
    米国 テキサス州 リチャード ソン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH(EUROPE) GmbH
    ドイツ バイエルン州 ミュンヘン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH KOREA CO., LTD.
    韓国 京畿道華城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東精精密設備(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH TAIWAN CO.,LTD.
    台湾 新竹県竹北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH(MALAYSIA) SDN. BHD.
    マレーシア セランゴール州プタリンジャヤ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ACCRETECH ADAMAS (THAILAND)CO.,LTD.
    タイ パトゥムターニー県クローンルアン · 連結子会社
    議決権73.5%
残りのグループ会社4社を開く
  • ACCRETECH(THAILAND) CO.,LTD.タイ サムットプラカーン県バーンプリー49%
  • 東精計量儀(平湖)有限公司中国 浙江省平湖市100%
  • TOSEI(THAILAND)CO., LTD.タイ チョンブリー県ムアンチョンブリー49%
  • ACCRETECH SBS, INC.米国 オレゴン州ポートランド市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,668億円営業利益337億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.8%、利益が+13.5%。

売上高
+10.8%
1,668億円
営業利益
+13.5%
337億円
純利益
-3.5%
247億円
営業利益率
20.2%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,890億円1,668億円
営業利益440億円337億円
純利益308億円247億円
1株あたり配当¥304¥304

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は367億円、営業利益は59億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.0%、営業利益は+37.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q43784
2024年1Q2664316.232
2024年2Q3697119.253
2024年3Q2543011.821
2024年4Q45888
2025年2Q71413418.8136
2025年4Q79116320.6120
2026年2Q77114719.196
2026年4Q89719021.2151
2027年1Q3675916.147

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は510億円から1,668億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は20.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5107940
2014年3月5539059
2015年3月66412890
2016年3月70313297
2017年3月77813999
2018年3月882173127
2019年3月1,015208147
2020年3月87912472
2021年3月971159122
2022年3月1,307292213
2023年3月1,468353236
2024年3月1,347265194
2025年3月1,50529729919.7256
2026年3月1,66833734820.2247

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,668億円のうち、営業利益として残るのは337億円20.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は247億円、売上の14.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.7%979億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.0%351億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.2%337億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.2pt
20.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.9pt
14.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.3pt
13.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが250億円、投資CFが−115億円で、差し引きのフリーCFは135億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は531億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月83−30−4353181
2014年3月64−14−3250204
2015年3月108−30−1878268
2016年3月72−38−2934273
2017年3月128−35−3093338
2018年3月109−46−3263371
2019年3月129−14054−11413
2020年3月60−61−64−1346
2021年3月221−52−83169436
2022年3月238−90−103148490
2023年3月10−84−22−74400
2024年3月49−10616−57367
2025年3月28825−140313545
2026年3月250−115−157135531

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,505億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,929億円で、自己資本比率は76.3%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月77957320673.3
2014年3月82664717977.8
2015年3月98574424175.0
2016年3月1,01979422577.3
2017年3月1,14587227375.5
2018年3月1,32999433574.0
2019年3月1,5761,07450267.3
2020年3月1,4651,09736873.9
2021年3月1,6161,16844871.4
2022年3月1,9031,31159268.1
2023年3月2,0901,46063069.0
2024年3月2,2551,58467169.4
2025年3月2,3801,76261773.2
2026年3月2,5051,92957676.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
531億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,561億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
34億円
在庫として抱えている分
負債合計
576億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率52社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り52社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.5%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.2%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.3%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.8%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥16,830で、1年前と比べて+114.4%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥16,830-3.1%1ヶ月-6.8%1年+114.4%時価総額7,116億円
過去52週の値幅
安値¥7,951高値¥21,310

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.8倍
PER (会社予想)22.2倍
PBR3.58倍
配当利回り1.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は17290円と、25日移動平均線(17743円)を2.6%下回り、75日線(18103円)も割り込んだ。1ヶ月で-6.26%と調整が続く一方、年初来では+111.09%と依然大きく上昇した水準。52週高値(21310円)からは18.9%下落し、52週安値(7951円)からは+117.4%の高水準。8月17日には19270円まで回復したが、その後の4日間で約10%下落と乱高下が続く。RSIは50.95で中立。7月末には14760円まで急落し、その後はV字回復を見せるも、ボラティリティが高い状況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは28.49倍と業界平均31.5倍を下回り、PBRは3.68倍と平均2.83倍をやや上回る。ROEは13.5%で、配当利回り1.76%は平均2%より低いが、配当性向44%で安定した還元が見込める。割安感はないが、収益性と成長性を考慮すれば妥当な水準と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.8倍30.1倍
PER (予想)22.2倍
PBR3.58倍2.49倍
ROE13.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の設備投資サイクルと先端パッケージング需要の拡大が追い風となる一方、市況変動への依存が課題。強気派は生成AI向け半導体の需要増で装置受注が伸びるとみるが、弱気派はメモリ市場の調整や顧客投資の遅れによる業績下振れを懸念。また、精密測定機の自動車向け需要もEVシフトで構造変化があり、成長の持続性が争点。

プラスに働く材料7
  • 生成AI向け需要拡大

    半導体先端パッケージ向け装置需要が高まり、受注・売上増加期待

  • 高シェアで安定収益

    プローブカード・ダイシングで世界首位級、顧客との長期取引

  • 業績回復基調

    25/3期は増収増益、26/3期も純利益拡大見通し

  • 営業利益が過去最高337億決算発表後影響

    2026/3期の営業利益は337億、前期297億から13.5%増で過去最高

  • 営業利益率20%台に改善通年影響

    営業利益率は20.2%と前期19.7%から0.5pt上昇、高収益構造が定着

  • 予想PER22.9倍の割安感継続影響

    予想PERは22.9倍と実績28.65倍を下回り、今後の業績拡大余地を評価

  • 外国人保有比率36.97%と高水準継続影響

    外国人保有比率36.97%、売買代金の安定化に寄与

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体投資サイクルの下落局面で受注が急減する過去実績

  • 為替・コスト影響

    海外売上比率が高く円高や原材料高が収益を圧迫

  • 競争激化

    韓国・中国勢の参入で価格競争が強まる可能性

  • 純利益が減益に転換決算発表後影響

    2026/3期の純利益は247億、前期256億から3.5%減益、営業外損益の悪化

  • PBR3.68倍とバリュエーション割高継続影響

    PBR3.68倍、実績PER28.65倍と成長を織り込んだ後の水準は割高

  • 株価1年で倍増の過熱感継続影響

    株価は1年で111.5%上昇、業績改善を先取りしすぎた反動リスク

  • 配当利回り1.75%は低位通年影響

    配当利回り1.75%は相対的に低く、利回り向上の触媒に欠ける

次の決算で確かめる点
半導体装置受注額
市況動向と将来売上を占う重要指標
営業利益率
収益性の変化とコスト管理の実力を確認
測定機の売上高
自動車関連需要の回復・EVシフト影響を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり304で、前期から+3.6%いまの株価に対する利回りは1.81%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥304
1株あたり
配当利回り
1.81%
いまの株価に対して
配当性向
44.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7236.4
2018年3月9227.839.7
2019年3月12535.946.8
2020年3月76−39.228.9
2021年3月10436.848.3
2022年3月18577.931.3
2023年3月23527.041.8
2024年3月192−18.346.0
2025年3月25331.844.5
2026年3月2623.644.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥304

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,276人。区分でいちばん多いのは外国法人36.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.4%を占め、残る59.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人28.332.731.337.232.236.9
金融機関41.332.432.532.337.435.1
個人・その他21.325.126.921.420.818.7
事業法人7.26.56.15.85.85.3
証券会社1.93.33.13.33.73.9
自己株式1.72.93.64.03.63.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)16.08
02㈱日本カストディ銀行(信託口)10.36
03JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)3.64
04THE CHASE MANHATTAN BANK N.A(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.79
05公益財団法人精密測定技術振興財団2.50
06㈱みずほ銀行1.59
07STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.55
08BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行決済事業部)1.35
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.32
10矢野 信太郎1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.73%
    +0.79pt
  • 2026-07-30
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    10.51%
    -1.04pt
  • 2026-07-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.15%
  • 2026-04-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+529%、1株純資産は14期で+240%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月971,3847.320.218.2
2014年3月1421,5579.712.819.0
2015年3月2181,78713.012.630.3
2016年3月2351,90312.79.431.1
2017年3月2392,08312.014.636.4
2018年3月3062,36813.814.039.7
2019年3月3532,55114.48.046.8
2020年3月1722,6016.717.928.9
2021年3月2942,81110.917.248.3
2022年3月5233,18717.49.331.3
2023年3月5813,57417.38.841.8
2024年3月4803,87512.925.346.0
2025年3月6344,30615.512.644.5
2026年3月6104,70713.521.744.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額546百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田均代表取締役 会長6610,000
木村龍一代表取締役 社長CEO634,000
伯耆田貴浩取締役 半導体社 執行役員カンパニー長兼業務会社情報システム室長兼事業戦略室長644,000
ロミ・プラダン取締役(非常勤)58
高増潔取締役(非常勤)71
森重哉取締役(非常勤)67
秋本伸治取締役(監査等委員)623,000
相良由里子取締役(監査等委員) (非常勤)51
川﨑素子取締役(監査等委員) (非常勤)65
髙山清子取締役(監査等委員) (非常勤)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6147148818548180
社外取締役642427
取締役(社内)1232323

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,054字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社27社、関連会社2社で構成され、半導体製造装置並びに計測機器の製造販売を主な内容とした事業活動を行っています。 グループ各社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりです。なお、連結財務諸表のセグメント情報におけるセグメント区分と同一の区分です。 半導体製造装置   ウェーハプロービングマシン、ウェーハダイシングマシン等半導体製造工程で使用される加工・検査装置を扱う当事業においては、当社が生産の大部分を担当し、子会社㈱東精エンジニアリングが一部関連製品の、子会社ACCRETECH ADAMAS(THAILAND)CO.,LTD.が一部消耗品の生産を行っています。販売及びアフターサービスについては、当社が中心となって行い、ソフトウエアについては、子会社㈱トーセーシステムズが主に供給を担当しています。海外への販売については当社による輸出の他、米州地域では子会社ACCRETECH AMERICA INC.が、欧州地域では子会社ACCRETECH(EUROPE)GmbHが、アジア地域では子会社ACCRETECH KOREA CO.,LTD.、東精精密設備(上海)有限公司、ACCRETECH TAIWAN CO.,LTD.等がそれぞれ行っています。 <主な関係会社>㈱東精エンジニアリング、㈱トーセーシステムズ、ACCRETECH AMERICA INC.、ACCRETECH(EUROPE)GmbH、ACCRETECH KOREA CO.,LTD.、東精精密設備(上海)有限公司、ACCRETECH TAIWAN CO.,LTD.、ACCRETECH(MALAYSIA)SDN.BHD.、ACCRETECH ADAMAS (THAILAND)CO.,LTD. 計測機器   三次元座標測定機、表面粗さ・輪郭形状測定機等の精密測定機器類を扱う当事業においては、当社及び子会社㈱東精エンジニアリングが生産と販売の大部分を担当し、ソフトウエアについては、子会社㈱トーセーシステムズが主に供給を担当しています。なお、一部の製品については、子会社東精計量儀(平湖)有限公司や子会社TOSEI (THAILAND)CO.,LTD.による海外現地生産も行われています。海外への販売については当社及び子会社㈱東精エンジニアリングによる輸出の他、米州地域では子会社ACCRETECH SBS,INC.が、欧州地域では子会社ACCRETECH(EUROPE)GmbHが、アジア地域では子会社ACCRETECH KOREA CO.,LTD.、東精精密設備(上海)有限公司等がそれぞれ行っています。 <主な関係会社>㈱東精エンジニアリング、㈱トーセーシステムズ、ACCRETECH(EUROPE)GmbH、ACCRETECH KOREA CO.,LTD.、東精精密設備(上海)有限公司、ACCRETECH(THAILAND)CO.,LTD.、東精計量儀(平湖)有限公司、TOSEI(THAILAND)CO.,LTD.、ACCRETECH SBS, INC. 当社を中心としたグループ各社の位置づけは次のとおりです。 連結子会社、非連結子会社及び関連会社は次のとおりです。 連結子会社   非連結子会社   関連会社 会社名   ㈱東精エンジニアリング   ACCRETECH(SINGAPORE)PTE.LTD.   ㈱オンチップ・バイオテクノロジーズAAダイヤモンドテクノロジー㈱ ㈱トーセーシステムズ   ACCRETECH VIETNAM CO.,LTD. ㈱アクレーテク・クリエイト   PT ACCRETECH INDONESIA ㈱東精ボックス   ACCRETECH-TOSEI DO BRASIL LTDA. ㈱アクレーテク・ファイナンス   PT TOSEI INDONESIA ACCRETECH AMERICA INC.   TOSEI PHILIPPINES CORPORATION ACCRETECH(EUROPE)GmbH   TOSEI ENGINEERING PRIVATE LIMITED ACCRETECH KOREA CO.,LTD.   TOSEI MEXICO S.A.DE.C.V. 東精精密設備(上海)有限公司   ACCRETECH-TOSEI HUNGARY KFT. ACCRETECH TAIWAN CO.,LTD.   東精精密設備(平湖)有限公司 ACCRETECH(MALAYSIA)SDN. BHD.   ACCRETECH-SBS UK LTD. ACCRETECH ADAMAS(THAILAND)CO.,LTD. ACCRETECH(THAILAND)CO.,LTD. 東精計量儀(平湖)有限公司 TOSEI(THAILAND)CO.,LTD. ACCRETECH SBS, INC.
経営方針・対処すべき課題1,722字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1  【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 ① 当社グループは半導体製造装置及び計測機器メーカーとして、顧客の生産性向上に寄与する最先端の製品開発とカスタマーサポートに注力しています。企業成長の必須条件である「安全・健康」、「品質」、「環境・省エネルギー」、「全員力」を行動指針として、これまで培ってきた精密測定技術と精密加工技術を活かし、優れた半導体製造装置と計測機器を開発・供給することを通じ、顧客、株主の皆様、従業員、地域社会、国際社会等広く社会に貢献していきます。 ② 当社グループは、「計測で未来を測り、半導体で未来を創る」をパーパス(企業としての存在意義)とし、世界中の技術・知恵・情報の融合で、「夢のある未来」の実現を目指しています。コーポレートブランド「ACCRETECH」のもとで、当社の培ってきたコア・テクノロジーを応用することに加え、世界No.1の商品創りという共通の目的をもつ国内外の会社及び個人と“WIN-WIN”の関係を築くことにより、世界No.1の製品開発体制を構築して真のグローバル・カンパニーとなるべく努力しています。 ③ 当社は経営体制として、半導体社、計測社、業務会社の三つの社内カンパニー制と執行役員制を採用しています。各カンパニーは、完結した組織として責任と権限を有し、それぞれの顧客に対し機動的かつ迅速に対応することにより、顧客満足の向上と業績拡大を目指しています。 (2) 目標とする経営指標 技術革新がハイレベルかつハイスピードで進行する事業環境の下、成長分野において最先端技術を駆使した世界No.1商品を提供し続けることにより高収益・高効率体質を確立することを目指しており、内部資金を有効に活用し成長のための投資を効果的に行うことで資本効率を維持向上させることに努めています。 当社グループは、一株当たり利益の長期的な上昇ひいては企業価値の長期的な上昇を実現することが経営上重要であると考えており、中期的な経営指標として、2028年3月期までに「ROE15%」「連結売上高1,850億円」「連結営業利益450億円」を達成することを目標としています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 ① 成長戦略の推進と業績の拡大 最先端技術を駆使した世界No.1商品を不断に提供し続けるため、品質向上と生産革新を継続的に推進し、高収益・高効率の企業体質確立に努めており、その成果も着実に顕われていますが、今後とも強化された企業体質を活かして成長戦略を進め、一層の業績拡大を図っていく所存です。 ② 継続的な利益還元 企業価値を高め、株主の皆様へ継続的に利益還元を図ることが経営の重要な課題と認識し、業績の更なる改善と安定化に努めていく所存です。 ③ コーポレート・ガバナンスの充実 企業価値の向上には、国際社会から信頼される企業市民として公正で透明性の高い経営活動を展開していくためのコーポレートガバナンスの充実が不可欠と認識し、「コーポレートガバナンス基本方針」に以下の方針を掲げて、取り組んでいく所存です。 ⅰ 透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うため、取締役会の役割・責務の適切な遂行に努めます。 ⅱ 株主の権利を尊重し、株主の平等性の確保に努めます。 ⅲ 中長期的な株主利益を尊重する投資方針の株主との建設的な対話に努めます。 ⅳ 株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めます。 ⅴ 適切な情報開示と透明性の確保に努めます。 ④ グローバルな経営体制の構築 海外子会社による現地営業が定着し、海外売上高が連結売上高の過半を占めるようになった中、中国、タイ等では現地生産も行われるようになりました。このような状況下、現地経営幹部の積極的登用、生産面における現地調達体制の確立、現地・本社間の経営情報の共有化等の方策を通じて、グローバル化に対応する経営体制の構築を図ることが経営の重要な課題であると認識し、その実現を目指していく所存です。
事業等のリスク3,207字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、業務執行に係るリスクの把握と管理を目的として「リスク管理規程」を定め、代表取締役社長を責任者とする「リスク管理委員会」を設置し、潜在的なリスクの発生予防と危機発生に備えた体制整備を行っています。また、リスクが発生したときは直ちに代表取締役社長を本部長とする「リスク対策本部」を設置し、リスクへの対応と速やかな収拾に向けた活動を行う体制を整えています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。当社グループにおいては、これらリスクの発生を防止又は分散、ヘッジすること等によりその回避ないし軽減を図っていますが、予想を超える事態が生じた場合には、当社グループの業績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (販売活動に係るリスク) ① 当社グループは、半導体製造装置と計測機器の事業を、日本・欧米・アジア等グローバルに展開していますが、各事業での需要と供給のバランスの変動や、各地域の経済環境の悪化により、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ② 海外への販売については基本的に日本円建てを原則としていますが、一部の顧客への決済は米ドル又はユーロ等の外国通貨建てとなっています。また、連結財務諸表作成のための海外連結子会社の財務諸表は所在国通貨で作成されています。このため、為替レートに予期せぬ変動が生じた場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 当社グループが海外へ販売する製品の一部は、日本の貿易管理令の定めるところにより輸出に際し許可を取得する必要があります。このため、貿易管理令対象製品の変更や関連法令の改正が行われた場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 当社グループは海外売上高が過半を占めているため、日本と第3国、又は第3国間の貿易紛争により輸出入が困難となる事象が発生した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (生産・開発活動に係るリスク) ① 当社グループの事業分野では技術進化が著しく、先端技術の開発とその製品化への努力は競争力の維持・強化のために必要不可欠ですが、これらの開発並びに製品化の努力が成功に結びつかなかった場合は、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ② 当社グループは、生産活動の中断による損害を最小限に抑えるため、製造設備の定期的な防災点検、設備保守、安全性を向上する設備投資、並びに事業継続計画に基づくグループ内の生産設備を使用した代替生産が可能な体制作り等を進めていますが、突発的な事象により製造設備等が想定外の損害を被った場合は、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 当社グループは、顧客納期の遵守の観点から、十分な生産スペースの確保、必要に応じた新工場の建設による増床、部材等の安定在庫の確保に努めるとともに、製品の据付に係る従業員の整備等に努めています。しかしながら、製品需要の想定以上の拡大により、生産スペースや部材等の不足、並びに据付に係る従業員の不足等が発生した場合、納期の遅延が発生し、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 当社グループの生産活動には、高品質の部材やサービス等が適時・適量に供給されることが必要であり、所要の在庫対応の他、安定調達のため極力複数の供給者からの購入体制をとっています。しかしながら、一部の基幹部品は、その特殊性から調達先が限定又は切り替えが困難なものが存在します。当該部品の供給不足・納入遅延等が発生した場合、当社グループの生産活動に支障が発生し、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 当社グループは製品・サービスの品質や信頼性の向上に常に努力を払っていますが、予想し得ない当社製品の品質上の欠陥により直接的・間接的損害を生じさせた場合、当社グループの社会的信用の失墜、賠償責任の負担、対策費用の負担、更にはその影響による収益の減少等により当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 生産・販売活動に係る部材やサービス等の価格高騰により、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (知的財産に係るリスク) 当社グループの製品の多くは最先端技術を搭載した製品であり、その技術関係の保護については特別の配慮をしています。特に特許関係の権利帰属、商標・ブランドの保護等については会社の利益が損なわれないように施策を講じていますが、日本及び海外において、やむを得ず第三者との権利関係をめぐる訴訟等が発生した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (情報流出に係るリスク) 当社グループは、事業活動における顧客等の機密情報並びに当社グループの技術・営業・その他事業に関する機密情報を保有しています。当社グループは、「情報セキュリティ基本方針」に基づき、各国の法令に準拠しつつ、情報セキュリティ規程の整備、各種情報セキュリティ対策及び教育・訓練を実施する等、情報の取扱いには細心の注意を払っていますが、過失や盗難、外部からの攻撃等による不測の事態により情報が外部流出もしくは改ざんされる可能性があります。万一このような事態が生じた場合には、当社グループの信用低下や影響を受けた方への補償等により、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (環境規制に係るリスク) 当社グループは、国内外において、水質汚濁防止、大気汚染防止、廃棄物規制、環境規制、エネルギー問題、地球温暖化対策及び製品含有化学物質管理等の環境に関する様々な規制の適用を受けています。当社グループは、環境に与える負荷を低減し、かつ関連規則を遵守するため、製品の開発や製造工程において様々な施策に取り組んでいます。しかし施策で期待した成果が得られなかった場合や、これらの規則や運用の厳格化等が行われた場合に、当社グループの生産活動に対する制約の発生、規則遵守対応に関する費用発生等によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (コンプライアンスに係るリスク) 当社グループの事業は、関連する各国の各種法的規制の適用を受けています。そのため、内部統制システムを整備するとともに、「コンプライアンス委員会」を設置し、法令遵守のみならず、役員・従業員が共有すべき倫理観、規範等を「ACCRETECHグループ行動規範」として制定し、当社グループにおける行動指針の遵守並びに法令違反等の予防に努めています。しかしながら、役職員個人による法令違反を含むコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社グループの社会的信用や業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (包括的なリスク) ① 当社グループは、全世界で事業活動を行っており、事業を展開する各国の法的規制、環境規制、関税を含む税務基準等の適用を受けるほか、事業活動にあたり許認可を受ける必要があります。当社はそれらの規制・基準等を遵守するほか、必要な許認可を受けることで事業活動を行っていますが、予期せぬ法的規制、環境規制、関税政策、許認可手続の変更等により、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 ② 日本及び進出先各国並びに周辺各国で企業活動が停滞する水準の自然災害、疾病、テロ、戦争等が発生した場合、営業活動、調達、生産、輸送、納入並びに間接処理が停滞し、結果として当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,600字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、年度前半において米国では個人消費を中心に内需が底堅く堅調に推移し、日本および欧州でも緩やかな持ち直しが見られるなど、全体として回復基調で推移しました。年度後半にかけては、通商政策の緊迫化に伴うエネルギー関連コストの上昇リスクが意識されるなど、先行きリスクが高まる状況となりました。 このような環境下で当社を取り巻く状況は、AIやテクノロジー関連の設備投資の増加により、生成AIを含むHPC(High Performance Computing)関連の需要が高まり、半導体製造装置部門で前期比の増収につながりました。計測機器部門でも国内のものづくり関連投資が安定推移したうえ、航空・宇宙・防衛分野の事業機会を新たに獲得したことで、こちらも前期比で増収となりました。 インフレやエネルギー関連コストの上昇に伴い部材費や人件費が上昇したものの、既往ピークの売上高により営業利益、経常利益も前期比で増加し、第2四半期に半導体製造装置部門の一部製品に関する不具合対策費用を特別損失として計上したものの、純利益は前期比でほぼ同水準となりました。なお、中東情勢の悪化が当連結会計年度に与えた影響は軽微でした。 その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は166,839百万円(前年同期比10.8%増)となり、利益面は、営業利益33,738百万円(同13.6%増)、経常利益34,825百万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24,739百万円(同3.5%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 半導体製造装置 半導体製造装置部門の受注面では、期を通じてHBM(High Bandwidth Memory, 広帯域メモリ)向けプローバやAIパッケージング工程に向けたグラインダの引き合いが底固く推移したこと、中国における高精度装置の要求が継続したこと等により前期比で増加しました。 売上面では、概ね顧客要求納期に沿った出荷を進めることができたことに加え、付加価値の高いプローバの出荷も増加し、既往ピークを更新しました。地域別には、プローバは韓国、台湾、中国など、グラインダ・ダイサ等の加工装置は台湾、中国、日本などで堅調でした。 こうしたなか、研究・開発面では、引き続き顧客の先進的ニーズに対応した製品開発や将来を見据えた要素技術開発を進めました。生産面では、長期的な加工装置需要の拡大を見据えた名古屋工場が竣工し、生産キャパシティが増加しました。 この結果、当連結会計年度における当セグメントの業績は、売上高127,878百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益28,404百万円(同16.8%増)となりました。 計測機器 計測機器部門の受注面では、期を通じて既存設備の更新需要が安定的に推移したことや、後半にかけてハイブリッド車生産に関連した追加投資、また航空・宇宙・防衛など成長が見込まれる業界向けの案件を獲得したこと等により、前年同期比で増加し、既往ピークを更新しました。 売上面では、獲得した受注を顧客要求納期に沿って計画的な出荷に繋げた結果、前期比で増加し、同様に既往ピークを更新しました。 こうしたなか、研究・開発面では、引き続きオートメーション化に向けた汎用計測機器とロボットとのコラボレーションの取り組みなどを進めたほか、半導体製造装置部門の製品とのシナジー効果を拡大させる施策を進めました。 この結果、当連結会計年度における当セグメントの業績は、売上高38,960百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益5,333百万円(同1.1%減)となりました。 次に当連結会計年度末時点の財政状態の概要を示すと次のとおりです。 当連結会計年度末時点の当社グループの財政状態は、資産合計250,533百万円(うち、流動資産174,607百万円、固定資産75,925百万円)に対し、負債合計57,617百万円、純資産合計192,916百万円となりました。 i.資産 売上債権が増加したことや固定資産の取得などが主な要因となり、当連結会計年度末の資産の総額は、前連結会計年度末に対し12,580百万円増加しました。 ⅱ.負債 未払法人税等、長期借入金、契約負債等が減少したことが主な要因となり、当連結会計年度末の負債の総額は前連結会計年度末に対し4,106百万円減少しました。 ⅲ.純資産 「親会社株主に帰属する当期純利益」の計上により「株主資本」が増加したことが主な要因となり、当連結 会計年度末の純資産の総額は前連結会計年度末に対し16,686百万円増加しました。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.1ポイント増加し、76.3%となり ました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度中「現金及び現金同等物」は1,463百万円減少し、当連結会計年度末の「現金及び現金同等物」の残高は53,052百万円となりました。 以下、前連結会計年度末と比較して、その内容を営業、投資、財務の各活動別に示すと次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは、その入金超の金額が前連結会計年度28,824百万円から当連結会計年度は25,012百万円へと減少しました。これは主に「税金等調整前当期純利益」が前連結会計年度の34,275百万円から当連結会計年度は33,186百万円へ減少したほか、法人税等の支払額10,758百万円、減価償却費5,582百万円、売上債権の増加7,093百万円、棚卸資産の減少1,939百万円、製品不具合対策引当金の増加1,688百万円等によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、その金額が前連結会計年度の2,541百万円の入金超から当連結会計年度は11,491百万円の支出超になりました。これは主に有形固定資産の取得による支出10,990百万円等によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度13,991百万円の支出超から当連結会計年度15,674百万円の支出超になりました。これは主に、配当金の支払額10,177百万円、長期借入金の返済による支出5,000百万円等があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 半導体製造装置   118,160   +12.9 計測機器   32,009   +4.8 合計   150,169   +11.0 (注) 上記生産実績は販売価額によります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 半導体製造装置   123,396   +14.6   65,149   △6.4 計測機器   39,700   +4.7   14,210   +5.5 合計   163,096   +12.0   79,359   △4.5 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 半導体製造装置   127,878   +12.7 計測機器   38,960   +5.1 合計   166,839   +10.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先別の販売実績が連結売上高の100分の10以上となる主要な販売先はないため記載を省略しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末時点の財政状態の概要は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりですが、業容の拡大に伴い、資産及び負債が急速に増加するなかでは総資産回転率を向上させ、収益性の確保に努めることが肝要なことになると認識しています。 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの営む半導体製造装置事業及び計測機器事業は、いずれも技術革新のテンポが早く、製品自体にも高度に技術的な要求が求められる競争の激しい事業です。また、特に半導体製造装置事業におけるユーザーの属する半導体業界等は好不況のサイクルが大きな振幅をもって循環的に訪れる業界であり、当社グループの業績も過去幾度となくその影響を受けてきました。このような事業環境の中にあっては継続的に製品開発を続け、市場動向の影響を最小限にとどめることのできるような競争力の強い製品群をつくり続けていくことが何よりも重要なことであると認識しています。 ⅰ.売上高 当連結会計年度の「売上高」は、半導体製造装置事業が127,878百万円(前年同期比12.7%増)、計測機器事業が38,960百万円(同5.1%増)、両事業合計で166,839百万円(同10.8%増)でした。 半導体製造装置部門の業績は、前期から続く生成AIを含むHPC関連装置の更なる拡大が続くと見込むほか、汎用メモリや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)を含むロジック半導体の生産拡大に向けた顧客の投資が加速すると想定すること等により、概ね堅調に推移すると見込んでいます。これら半導体デバイスの高度化に伴い、特に検査装置(プローバ)を中心に技術要求が高まっており、対応する高付加価値製品の出荷比率が上昇すると想定しています。これに応えるため、研究・開発面では、顧客の最先端要求に応えるべく製品開発とそれを支える要素技術をさらに強化・拡大していきます。販売面では、顧客ニーズを迅速に把握して開発へ反映するため、海外のデモセンター設備の強化を進めます。生産面では、検査装置の製造を担う飯能工場(埼玉県)の近隣に新工場を建設する取り組みを進めるほか、長期的な需要増を踏まえ、八王子市(東京都)に新たな生産拠点を設立する準備を進めていきます。 計測機器部門の事業環境は、NEV(電気自動車)への移行が当初の想定より緩やかに推移することが充放電試験システムの急速な普及に向かい風とみる一方、ハイブリッド車への回帰に伴う設備投資が加速すると見込まれます。また、当社が注力する分野である航空・宇宙・防衛分野、エネルギー分野や、半導体製造装置業界の活性化に伴う引合いの増加も見込んでいます。さらに、当部門の先行指標となりうる工作機械の受注動向が緩やかな回復基調を維持すると見込まれることから、全体としてゆるやかな成長基調が続くものと想定しています。当社は、これらの需要を獲得するため、半導体製造装置部門とのシナジー拡大に向けた新製品・新機能の開発に注力します。加えて、汎用・自動計測機器、充放電試験システム、X線CTシステムなど幅広い機器を組み合わせたオートメーションの強化に努めています。 ⅱ.売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の「売上原価」は97,978百万円、「販売費及び一般管理費」は35,122百万円でした。 「売上高」に対する「売上原価」の比率は前連結会計年度の58.5%に対し当連結会計年度は58.7%、「販売費及び一般管理費」の比率は前連結会計年度の21.8%に対し当連結会計年度は21.1%でした。 ⅲ.営業損益 これらの結果、当連結会計年度の営業損益は33,738百万円(前年同期比13.6%増)の利益となりました。セグメント別の損益では、半導体製造装置事業が28,404百万円(同16.8%増)、計測機器事業が5,333百万円(同1.1%減)の利益でした。 ⅳ.営業外収益、営業外費用 当連結会計年度の営業外収益は「受取配当金」「為替差益」「投資事業組合運用益」等により総額1,481百万円、営業外費用は「支払利息」「支払補償金」等により総額394百万円でした。 ⅴ.経常損益 これらの結果、当連結会計年度の経常損益は34,825百万円(前年同期比16.3%増)の利益となりました。 ⅵ.特別利益、特別損失 当連結会計年度の特別利益は「投資有価証券売却益」等により194百万円、特別損失は「製品不具合対策費」により1,833百万円でした。 ⅶ.税金等調整前当期純損益 これらの結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純損益は33,186百万円の利益となりました。 ⅷ.法人税等 当連結会計年度の「法人税等合計」の金額は8,354百万円で、「税金等調整前当期純利益」に対する割合は 25.2%でした。 ⅸ.非支配株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純損益は92百万円の利益でした。 ⅹ.親会社株主に帰属する当期純利益 これらの結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は24,739百万円(前年同期比3.5%減)の利益となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりですが、営業活動によるキャッシュ・フローを入金超過に維持しつつ、その資金を投資及び財務活動キャッシュ・フローの出金超過分に使用できているものと考えています。また、こうして蓄積された資金については、新製品開発と生産能力拡充を継続的に推し進めていくための開発投資、設備投資等に有効に活用していきます。 なお、当社グループは、設備投資計画に基づく所要の長期的資金は自己資金の他、主として銀行借入により調達することを方針としており、安定的な資金の財源の確保のためには金融機関との良好な関係を維持していくことも重要なことと認識しています。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末時点における資産及び負債並びに連結会計期間における収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いています。これらは過去の実績をもとに将来の予測を加味した上で、継続的かつ合理的、保守的な評価に重点を置き見積られたものとなっています。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しています。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討していますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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