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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ローツェ

RORZE CORPORATION6323 · Prime · 機械

半導体前工程の無塵搬送装置で世界トップシェア。EFEMでウェーハ搬送のスタンダードを確立。

概要

ローツェは、半導体製造装置向けのウェーハ搬送システムとFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置を主力とするメーカーである。1985年に広島県福山市で創業し、クリーンルーム内でウェーハやガラス基板を無塵搬送する技術を独自開発。2026年2月期の連結売上高は1288億円、従業員数4435人。半導体・FPD関連装置事業が売上の99%以上を占める。

半導体・FPD関連装置が99%超の主力事業

ローツェの事業は「半導体・FPD関連装置事業」と「ライフサイエンス事業」の2セグメントで構成される。2026年2月期のセグメント別売上高は、半導体・FPDが1275億93百万円(構成比99.1%)、ライフサイエンスが12億1百万円(0.9%)である。半導体・FPD事業は、大気用・真空用ウェーハ搬送装置、EFEM、ウェーハソータ、N2パージ対応ストッカ、ウェーハ搬送ユニット(ロボット・アライナ・ロードポート)、さらにFPD用大型ガラス基板搬送装置やガラスカッティングマシンを含む。同事業の営業利益は320億3百万円、営業利益率25.1%と高い収益性を示す。

台湾・韓国・中国の顧客に支えられる収益構造

ローツェの販売先は半導体製造装置メーカーや半導体・FPD工場であり、地域別では台湾顧客向け需要が大きく伸びている。2026年2月期の受注高は半導体関連装置で1039億71百万円、分析装置で32億4百万円、FPD関連装置で53億81百万円。受注残高は554億8百万円と、翌期以降の売上高の約43%に相当する。主力製品のEFEMやウェーハソータは、先端ロジックやメモリ向け設備投資の動向に業績が連動する。営業活動によるキャッシュ・フローは311億91百万円と潤沢で、自己資本比率は66.0%と財務基盤は安定している。

14の連結子会社で築くグローバル生産・販売網

ローツェは日本、台湾、韓国、中国、シンガポール、ベトナム、米国、ドイツ、フランスに子会社を持つ。生産拠点はベトナムのRORZE ROBOTECH CO., LTD.が半導体関連装置の主力工場、韓国のRORZE SYSTEMS CORPORATIONがFPD関連装置を手掛ける。2028年春にはベトナム子会社の新工場稼働を予定し、製造自動化とAI活用による検査体制の構築を進める。また、2023年に株式会社イアス(現ローツェイアス株式会社)を完全子会社化し、分析装置事業を強化。2024年には米国Nanoverse Technologies, Ltd.を連結子会社化し、技術領域を拡大している。

高収益を維持しつつも利益率はやや低下傾向

ローツェの売上高は2013年2月期の94億円から2026年2月期の1288億円へと13年で約13.7倍に成長した。営業利益は2013年が非公表だが、2026年2月期は311億54百万円で営業利益率24.2%。前期(2025年2月期)は営業利益320億円で利益率25.7%だったため、微減している。要因として、当期に連結対象となった海外子会社ののれん償却や販管費増加、訴訟損失引当金74億29百万円の計上がある。2027年2月期の会社予想(公表数値なし)は売上高1288億円と増収だが、営業利益312億円と横ばい圏を見込む。

業界の中での役割は半導体前工程向けウェーハ搬送装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,288億円
営業利益
312億円
営業利益率
24.2%
純利益
190億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
半導体・FPD関連 装置事業1,276億円99.1%320億円25.1%
ライフ サイエンス 事業12億円0.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体・FPD主力

半導体前工程のクリーンルーム内で使用される大気用・真空用ウェーハ搬送装置(EFEM、ウェーハソータ、ウェーハストッカ等)およびFPD用大型ガラス基板搬送装置、ガラスカッティングマシンを開発・製造・販売。半導体装置メーカーへのユニット供給も行う。

世界シェア約7割のニッチトップ

主な製品・サービス7
EFEM (Equipment Front End Module)世界シェア首位
製造装置前面に設置し、ウェーハの搬入出を行うモジュール。ウェーハ搬送ロボットを内蔵。
ウェーハソータ
FOUP間でウェーハを移載し、ロット番号読み取り・振り分けを行う装置。
N2パージ対応ウェーハストッカ
ウェーハを窒素雰囲気で個別保管するストッカ。自然酸化膜抑制に優れる。
真空用ウェーハ搬送装置
真空チャンバ内でウェーハを搬送するシステム。
ウエハ搬送ユニット
ロボット、アライナ、ロードポートなどの単体ユニット。装置メーカーに供給。
大型ガラス基板搬送装置
FPD製造工程で大型ガラス基板を搬送する装置。
ガラスカッティングマシン
レーザーで大型ガラス基板を切断する装置。

02ライフサイエンス準主力

創薬研究やiPS細胞培養などの細胞培養処理を自動化するインキュベータ(細胞培養装置)やソフトウェアパッケージを開発・製造・販売。

主な製品・サービス1
インキュベータ(細胞培養装置)
細胞培養処理を自動で行う装置。

製品と技術

EFEM:半導体製造装置の入り口を担う搬送モジュール

EFEM(Equipment Front End Module)は、半導体製造装置や検査装置の前面に設置される搬送モジュールである。内部のウェーハ搬送ロボットがFOUP(300mmウェーハ収納箱)からウェーハを1枚ずつ取り出し、プロセスチャンバへ供給する。逆に処理済みウェーハをFOUPに収納する役割も持つ。ローツェのEFEMは、独自のロボット制御技術により短タクトタイムと高信頼性を実現。装置メーカーとドッキングして使用され、半導体前工程のクリーンルーム内で不可欠なユニットである。

N2パージ対応ウェーハストッカ:自然酸化膜を抑制する個別保管庫

半導体プロセスの微細化に伴い、ウェーハ保管時の表面酸化や雰囲気汚染が歩留まりに影響を与える。ローツェのN2パージ対応ウェーハストッカは、ウェーハを個別に収納するスロットに独立した窒素供給ラインを持つ。スライドシャッタードアにより各スロットを密閉し、高いクリーン度と自然酸化膜抑制性能を両立。この装置により、ウェーハを長時間保管しても品質劣化を防ぎ、半導体工場の生産効率向上に貢献する。

真空用ウェーハ搬送装置:真空チャンバ内での高速搬送を実現

半導体製造の前工程では、成膜やエッチングなどの処理を真空環境で行う。ローツェの真空用ウェーハ搬送装置は、真空搬送チャンバと内部ロボットから構成され、ウェーハを減圧下で高速・高精度に搬送する。1989年に初の真空用クリーンロボットを開発して以来、多軸同期補間制御や正方形搬送チャンバなど独自技術を積み重ねてきた。この装置は、プロセスチャンバ間のウェーハ受け渡しを自動化し、スループット向上に寄与する。

大型ガラス基板搬送装置:FPD製造ラインの自動化を支える

液晶や有機ELディスプレイの製造工程では、10代目と呼ばれる3mを超える大型ガラス基板を無塵で搬送する必要がある。ローツェの韓国子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONが開発・製造する大型ガラス基板搬送装置は、独自のデュアルアームロボットと搬送システムにより、大型基板を高速かつ安定して搬送する。1993年の初号機以来、基板サイズの大型化に追随して製品を進化させてきた。また、レーザーを用いたガラスカッティングマシンもラインアップする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位EFEM (Equipment Front End Module)世界シェア約7割半導体・FPD
  • 半導体・FPD世界シェア約7割のニッチトップ

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体搬送装置で世界首位、高収益体質

半導体製造装置向け搬送システムで世界市場をリードし、同業の日本製鋼所や三浦工業と比べ特化型の高収益モデルを構築。売上高は急拡大し、営業利益率は25%超と非常に高い。顧客は半導体メーカーに集中するため、市況変動の影響を受けやすいが、技術力で他社を圧倒。今後の成長は生成AI向け半導体需要や先端パッケージング投資に依存。

強み

  • 半導体搬送装置でシェア過半数を握り、競争優位性が極めて高い。
  • 売上高営業利益率25%超で、業界平均を大きく上回る収益力。
  • 独自のリニア搬送技術で省スペース・高性能を実現、顧客価値を創出。
  • 半導体需要の拡大に伴い、売上高が2倍以上に急成長中。

課題

  • 主要取引先が限定され、特定顧客の投資動向に業績が左右される。
  • 半導体サイクルの影響を受けやすく、需要変動への備えが必要。
  • 後発企業の追撃や顧客の内製化リスクがあり、技術優位の維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がローツェ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
25333NGK1.5兆円25.0倍
37735SCREENホールディングス1.3兆円27.0倍
46856堀場製作所9,517億円22.1倍
57729東京精密7,116億円27.8倍
66323ローツェ6,733億円34.9倍
77731ニコン6,311億円
85344MARUWA6,275億円33.3倍
96871日本マイクロニクス4,763億円24.6倍
106754アンリツ4,367億円35.2倍
116507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

モータ制御機器からクリーンロボットへ転換した創業期

ローツェは1985年3月、広島県福山市に資本金1000万円で設立された。当初はモータ制御機器の開発から始まり、同年9月にステッピングモータドライバの製造販売を開始。1986年5月には超小型コントローラ、同年12月にはクリーンロボットの製造販売に参入した。このクリーンロボットが後の半導体搬送装置の原点となる。1989年11月には真空用クリーンロボットを製品化し、半導体製造工程の真空環境に対応。1992年11月にはデュアルアームクリーンロボットを開発し、搬送効率を高めた。

大型ガラス基板搬送と海外展開で事業領域を拡大

1993年12月、大型ガラス基板クリーン搬送ロボットの製造販売を開始し、FPD市場に参入。1995年10月には液晶ガラス基板搬送ロボット・装置製造工場を広島県神辺町に新設し、生産能力を高めた。並行して海外進出を加速し、1996年2月にシンガポール子会社、同年3月に台湾関連会社(現連結子会社)、10月にベトナム子会社、11月に米国子会社、1997年11月に韓国子会社を設立。グローバルな生産・販売網を短期間で構築した。

店頭公開から東証第一部へ上場昇格を果たす

1997年12月、株式を日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2016年1月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更され、同年8月には市場第一部銘柄に指定。2022年4月の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行した。上場後も順調に業容を拡大し、売上高は2000年代に100億円台、2010年代後半には500億円を超え、2020年代に1000億円の大台に乗せた。

300mmウェーハ対応と新型コントローラで技術を深化

2000年7月、300mmウェーハ対応のキャリアストックステーションを開発。半導体ウェーハの大口径化に対応した製品群をそろえた。2004年12月には正方形搬送チャンバを発表し、省スペース化を実現。2008年12月に真空プラットフォームと単軸ロボット、2012年11月にはステッピングサーボ用制御システム「RMDシリーズ」を発表。これにより高精度・高速なウェーハ搬送を可能にし、装置メーカーからのユニット供給需要を取り込んだ。

ライフサイエンス事業への参入とM&Aによる成長

2015年10月、自動培地交換機能付き細胞培養装置「CellKeeper」を発表し、ライフサイエンス分野に進出。2016年11月にはCO2インキュベータ「SCALE48」を発売。2017年3月、アイエス・テクノロジー・ジャパン株式会社を完全子会社化し、ローツェライフサイエンス株式会社に社名変更。2023年3月には株式会社イアス(のちローツェイアス株式会社)を子会社化し、分析装置の品ぞろえを強化。2024年9月、ジェノスタッフ株式会社も子会社化し、ライフサイエンス事業の拡充を図った。

ベトナム・韓国を軸にした生産能力増強への投資

半導体需要の拡大を受け、ローツェは生産体制の強化を進めている。2020年5月、韓国子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONが京畿道龍仁市に新工場を建設。2021年12月には中国上海市に子会社を設立し、中国市場向けの体制を強化。ベトナム子会社では2028年春の稼働を目指す新工場建設を進め、製造自動化とAI検査を導入する。これにより、リードタイム短縮とコスト競争力強化を狙う。

米国・欧州への拠点拡大と訴訟リスクへの対応

2019年4月、ドイツのザクセン州にRORZE ENGINEERING GmbHを設立し、欧州の半導体顧客サポートを強化。2024年6月には米国Nanoverse Technologies, Ltd.を連結子会社化。2025年3月にはフランス・パリに非連結子会社RORZE ENGINEERING Franceを設立した。一方、2026年2月期には訴訟損失引当金74億29百万円を特別損失に計上。訴訟内容は開示されていないが、財務に影響を与えるリスクとして顕在化した。

年表46件を開く

1980年代

  • 1985年3月創業広島県福山市にローツェ株式会社(資本金10,000千円)を設立し、モータ制御機器の開発を開始
  • 1985年9月ステッピングモータドライバの製造・販売を開始
  • 1986年5月超小型コントローラの製造・販売を開始
  • 1986年12月クリーンロボットの製造・販売を開始
  • 1989年11月真空用クリーンロボットの製造・販売を開始

1990年代

  • 1992年11月デュアルアームクリーンロボットの製造・販売を開始
  • 1993年12月大型ガラス基板クリーン搬送ロボットの製造・販売を開始
  • 1994年7月大型ガラス基板クリーン搬送デュアルアームロボットの製造・販売を開始
  • 1995年10月液晶ガラス基板搬送ロボット・装置製造用工場を広島県深安郡(現 福山市)神辺町道上に新設
  • 1996年2月シンガポールに子会社RORZE INTERNATIONAL PTE.LTD.を設立
  • 1996年3月台湾の新竹科学工業園区に関連会社RORZE TECHNOLOGY,INC.を設立(現連結子会社)
  • 1996年4月熊本県菊池郡大津町に九州FAセンターを開設
  • 1996年7月神奈川県海老名市に神奈川FAセンターを開設
  • 1996年9月本社を広島県深安郡(現 福山市)神辺町道上に移転
  • 1996年10月ベトナムのハイフォン市に子会社RORZE ROBOTECH INC.(現 RORZE ROBOTECH CO.,LTD.)を設立
  • 1996年11月米国のカリフォルニア州ミルピタス市に子会社RORZE AUTOMATION,INC.を設立
  • 1996年12月ブーメランアームロボットの製造・販売を開始
  • 1997年11月韓国の京畿道に子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONを設立
  • 1997年12月株式を日本証券業協会に店頭銘柄として登録
  • 1999年12月多軸同期補間制御が可能なコントローラ「RC-400シリーズ」を発表

2000年代

  • 2000年7月300㎜ウエハ対応キャリアストックステーションを開発
  • 2000年11月M&A熊本県菊池郡合志町(現 合志市)に九州工場を新設し、九州FAセンターを移転統合
  • 2003年4月ISO9001品質規格を取得
  • 2003年6月シンガポールに子会社RORZE TECHNOLOGY SINGAPORE PTE.LTD.を設立
  • 2003年11月上場子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONが韓国店頭株式市場(KOSDAQ)に上場
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に上場
  • 2005年7月正方形搬送チャンバを発表
  • 2006年6月ISO14001環境規格を取得
  • 2008年6月中国上海市に子会社RORZE TECHNOLOGY TRADING CO.,LTD.(現 RORZE CREATECH CO.,LTD.)を設立
  • 2008年12月真空プラットフォーム及び単軸ロボットを発表

2010年代

  • 2012年11月ステッピングサーボ用制御システム「新型コントローラドライバRMDシリーズ」及びこれを使用したロボット、ロードポート、アライナ、ウエハ搬送システムを発表
  • 2015年10月自動培地交換機能を搭載した細胞培養装置「CellKeeper」を発表
  • 2016年1月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2016年8月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2016年11月細胞の自動培養を実現するメカトロCO 2 インキュベータ「SCALE48」を発表
  • 2017年3月M&A茨城県つくば市の関連会社アイエス・テクノロジー・ジャパン株式会社を完全子会社化し、ローツェライフサイエンス株式会社に社名変更
  • 2017年11月ベトナムのバクニン省に子会社RORZE SYSTEMS VINA CO.,LTD.を設立
  • 2019年4月ドイツのザクセン州に子会社RORZE ENGINEERING GmbHを設立

2020年代

  • 2020年4月神奈川FAセンターを横浜市に移転、横浜事業所に名称変更
  • 2020年5月韓国子会社 RORZE SYSTEMS CORPORATION 京畿道龍仁市に新工場を建設
  • 2021年12月中国上海市に子会社RORZE CREATECH SEMICONDUCTOR EQUIPMENT CO.,LTD.を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月M&A東京都日野市の株式会社イアス(2025年3月1日でローツェイアス株式会社に社名変更)の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2024年6月M&A米国のNanoverse Technologies, Ltd.を第三者割当増資により連結子会社化
  • 2024年9月M&Aローツェライフサイエンス株式会社が東京都文京区のジェノスタッフ株式会社の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2025年3月フランスのパリに非連結子会社RORZE ENGINEERING France(旧社名:IAS EUROPE S.A.R.L)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    技術力強化による差別化

    付加価値の高い製品開発のため、積極的な特許取得で他社と差別化し、独自技術とアイデアで顧客への提案力と課題解決力を強化する。

  2. 02

    グローバルサポート体制の強化

    半導体工場近くに拠点を設置し迅速なサポートを提供、ネットワークを活用したきめ細かなサービスで顧客満足度向上を図る。

  3. 03

    生産体制の強化と自動化推進

    ベトナム・韓国子会社を中心に効率的な生産体制を構築、自動化によるリードタイム短縮・コスト競争力向上・品質改善に加え、安定調達と柔軟な生産体制を検討する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,435人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,039万円で、9期前と比べて+10.6%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は15.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,125
2018年2月1,488
2019年2月1,988
2020年2月94043.916.31,899
2021年2月84943.616.32,473
2022年2月1,12343.816.13,670
2023年2月1,02443.516.04,372
2024年2月98443.716.13,997
2025年2月1,01943.816.14,402727
2026年2月1,03942.615.54,435703

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率125.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)51.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 3 / 海外 11、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
RORZE ROBOTECH CO.,LTD. — ベトナム ハイフォン市8,987百万円
半導体・FPD 関連装置事業
RORZE SYSTEMS CORPORATION — 韓国 京畿道龍仁市4,995百万円
半導体・FPD 関連装置事業
RORZE AUTOMATION,INC. — 米国 カリフォルニア州 フリーモント市2,543百万円
半導体・FPD 関連装置事業
本社 本社工場 — 広島県福山市神辺町2,113百万円
半導体・FPD 関連装置事業
半導体・FPD 関連装置事業1,612百万円
ライフサイエンス事業1,038百万円
九州工場 — 熊本県合志市977百万円
半導体・FPD 関連装置事業
RORZE SYSTEMS VINA CO.,LTD. — ベトナム バクニン省408百万円
半導体・FPD関連装置事業
RORZE CREATECH SEMICONDUCTOR EQUIPMENT CO.,LTD. — 中国 上海市328百万円
半導体・FPD関連装置事業
RORZE TECHNOLOGY,INC. — 台湾 新竹市206百万円
半導体・FPD 関連装置事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    RORZE INTERNATIONAL PTE.LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE TECHNOLOGY,INC.
    台湾 新竹市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE ROBOTECH CO.,LTD.
    ベトナム ハイフォン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE AUTOMATION,INC.
    米国 カリフォルニア州フリーモント市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE SYSTEMS CORPORATION
    韓国 京畿道龍仁市 · 連結子会社
    議決権40.1%
  • 海外
    RORZE TECHNOLOGY SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE CREATECH CO.,LTD.
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE ENGINEERING GmbH
    ドイツ ザクセン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RORZE SYSTEMS VINA CO.,LTD.
    ベトナム バクニン省 · 連結子会社
    議決権40.1%
  • 海外
    RORZE CREATECH SEMICONDUCTOR EQUIPMENT CO., LTD.
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ローツェ ライフサイエンス株式会社
    茨城県 つくば市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ローツェイアス株式会社
    東京都 日野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • Nanoverse Technologies, Ltd.米国 オレゴン州33%
  • ジェノスタッフ株式会社東京都文京区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は1,288億円営業利益312億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.5%、利益が-2.5%。

売上高
+3.5%
1,288億円
営業利益
-2.5%
312億円
純利益
-19.5%
190億円
営業利益率
24.2%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高1,590億円1,288億円
営業利益381億円312億円
純利益278億円190億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は372億円、営業利益は102億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+27.0%、営業利益は+17.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1674728.136
2024年2Q2435321.862
2024年3Q2425824.057
2024年4Q28041
2025年1Q2938729.788
2025年2Q3098427.271
2025年4Q64214923.277
2026年2Q65616224.7109
2026年4Q63215023.781
2027年1Q37210227.482

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は94億円から1,288億円へ13.7倍に増えた。直近期の営業利益率は24.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月945−1
2014年2月142104
2015年2月12899
2016年2月1993022
茨城県つくば市の関連会社アイエス・テクノロジー・ジャパン株式会社を完全子会社化し、ローツェライフサイエンス株式会社に社名変更
2017年2月2474631
2018年2月5224427
ドイツのザクセン州に子会社RORZE ENGINEERING GmbHを設立
2019年2月3146044
韓国子会社 RORZE SYSTEMS CORPORATION 京畿道龍仁市に新工場を建設
2020年2月3717555
中国上海市に子会社RORZE CREATECH SEMICONDUCTOR EQUIPMENT CO.,LTD.を設立
2021年2月5088565
2022年2月670178128
東京都日野市の株式会社イアス(2025年3月1日でローツェイアス株式会社に社名変更)の全株式を取得し、完全子会社化
2023年2月945303214
米国のNanoverse Technologies, Ltd.を第三者割当増資により連結子会社化
2024年2月932271196
フランスのパリに非連結子会社RORZE ENGINEERING France(旧社名:IAS EUROPE S.A.R.L)を設立
2025年2月1,24432035525.7236
2026年2月1,28831232624.2190

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高1,288億円のうち、営業利益として残るのは312億円24.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は190億円、売上の14.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.1%761億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%215億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.2%312億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.6pt
24.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.8pt
14.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.7pt
15.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが312億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは279億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は743億円で、売上の6.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月9−4−3529
2014年2月6−4−1233
2015年2月10−1−6939
2016年2月11−3−1845
2017年2月37−12−52564
2018年2月0−1739−1787
2019年2月−15−4793−62115
2020年2月67−57410128
2021年2月82−27−1455168
2022年2月30−93621236
2023年2月−19−52107−71283
2024年2月155−59−896380
2025年2月368−65−92303613
2026年2月312−33−155279743

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は1,973億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,400億円で、自己資本比率は66.0%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月155817443.6
2014年2月1831028145.0
2015年2月1921167650.0
2016年2月2251359051.4
2017年2月27016210852.5
2018年2月33920813150.2
2019年2月47323923443.5
2020年2月54828626246.2
2021年2月59534624951.8
2022年2月88350238151.4
2023年2月1,26574851753.9
2024年2月1,56199656559.1
2025年2月1,8771,28759062.8
2026年2月1,9731,40057366.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
743億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,158億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
68億円
在庫として抱えている分
負債合計
573億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中10位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中203位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
24.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,817で、1年前と比べて+125.2%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥3,817-2.9%1ヶ月-11.1%1年+125.2%時価総額6,733億円
過去52週の値幅
安値¥1,628高値¥5,199

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.9倍
PER (会社予想)23.9倍
PBR4.84倍
配当利回り0.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3929円で、25日移動平均線(4161円)を5.6%下回り、75日線(4231円)も下回る。年初来では+115.12%と大幅高だが、直近1ヶ月で-15.1%と急落。7月28日に3828円まで下落した後、8月4日には4292円まで回復したが、再び調整。52週高値5199円からは24.4%下落し、高値圏からの利益確定売りが続いている。出来高は8月に減少傾向で、底入れ待ちの様相。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 35.92倍は業界平均23.18倍を大きく上回り、PBR 4.99倍も平均1.54倍の3倍超と極めて高い。ROE 15.4%は高収益だが、株価に織り込み済み。配当利回り0.51%は平均2.66%を大きく下回り、株主還元は手薄。業績は安定しているが、成長期待が過度に先行しており、今期予想PER 24.6倍でも割高感は否めない。総合的に割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.9倍22.7倍
PER (予想)23.9倍
PBR4.84倍1.50倍
ROE15.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の成長と設備投資サイクルが業績を左右する。強気派は、AIや車載向け需要拡大で受注が増加し、高い営業利益率(2025/2期25.7%)が持続すると見る。弱気派は、半導体の在庫調整や顧客の投資減速による受注減少を懸念し、業績の変動性を指摘する。今期の営業利益は190億円と前期比減益予想で、市場予想との乖離が焦点。

プラスに働く材料7
  • AI需要で受注拡大

    AI向け半導体投資が旺盛で、ウエハ搬送ロボットの需要が高まる

  • 高い収益性

    2025/2期営業利益率25.7%と高水準で、技術力による価格競争力

  • 業績成長トレンド

    売上高が2023/2期945億円から2026/2期1288億円に増加

  • 予想PER24.8倍と実績36.1倍から大幅改善継続影響

    予想PER24.8倍は実績36.1倍から大幅低下。来期の増益予想を反映。

  • 2026年2月期売上高1,288億円と2期連続増収決算発表後影響

    売上高は1,244億円から1,288億円へ3.5%増。半導体関連需要で増収が続く。

  • 営業利益率25.72%と高収益体質が継続通年影響

    2025年2月期営業利益率25.72%。高付加価値製品が収益を牽引し、今期も高水準。

  • ROE15.4%と高く、収益性の高さが評価通年影響

    ROE15.4%と高く、自己資本利益率の高さがPBR5.02倍を支える。

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクルの変動

    半導体市況の悪化時には設備投資が急減し、受注が大きく落ち込む

  • 減益予想

    2026/2期の営業利益は190億円と前期から減益見込み

  • 評価の高さ

    PER 36倍と成長性を織り込み、予想未達時に株価調整リスク

  • 2026年2月期純利益190億円と前期比46億円減益通年影響

    純利益は236億円から190億円へ46億円減益。売上増なのに減益で利益率が低下。

  • 売上高成長率が34%から3.5%へ急減速決算発表後影響

    2025年2月期は前年比33.5%増だったが、2026年2月期予想は3.5%増。成長急減速。

  • 予想PER24.8倍でも高く、バリュエーション懸念継続影響

    予想PER24.8倍でも機械セクター平均を大幅に上回る。成長鈍化なら調整リスク。

  • 配当利回り0.51%と極めて低く、株主還元が薄い継続影響

    配当利回り0.51%は極めて低く、株主への還元が薄い。値下がり時の下支えがない。

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を先取りする指標で、需要の先行きを確認
営業利益率
競争環境と価格決定力を測るため
半導体設備投資動向
主要顧客の投資計画が直接業績に影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.52%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.52%
いまの株価に対して
配当性向
35.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月244.4
2018年2月2−13.014.0
2019年2月325.018.9
2020年2月320.013.3
2021年2月30.016.5
2022年2月7116.712.2
2023年2月14107.724.1
2024年2月140.018.0
2025年2月1725.920.4
2026年2月170.035.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ14,531人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.5%を占め、残る73.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他58.257.359.955.962.657.2
金融機関19.519.621.421.315.418.4
外国法人17.418.014.717.510.013.7
事業法人1.41.61.62.08.38.1
証券会社3.43.62.33.33.52.6
自己株式2.02.02.00.10.01.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01崎谷 文雄35.11
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.74
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.03
04バルンリバー合同会社4.74
05藤代 祥之2.99
06株式会社中国銀行1.81
07GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.28
08株式会社衣香園1.19
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)1.03
10BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT (BOFA証券株式会社 代表取締役社長)0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1398%、1株純資産は14期で+87%。直近期のROEは15.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月−8402
2014年2月244775.418.031.5
2015年2月505569.78.311.5
2016年2月12566920.44.814.5
2017年2月17782023.714.544.4
2018年2月15998417.615.614.0
2019年2月2541,19123.46.418.9
2020年2月3171,46423.910.513.3
2021年2月3717923.019.616.5
2022年2月7426233.714.412.2
2023年2月12439537.78.624.1
2024年2月11152324.418.918.0
2025年2月13466822.512.220.4
2026年2月10975115.430.435.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額197百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤代祥之代表取締役 社長465,276,000
中村秀春取締役6340,000
早﨑克志取締役6136,000
崎谷文雄取締役 相談役8161,942,000
羽森寛取締役49
森下秀法取締役54
青砥なほみ取締役68
下出一益常勤監査役68
加来典子監査役47
柴田直子監査役55

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)417717744
社外取締役720203

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,572字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、ローツェ株式会社(当社)、連結子会社14社(「関係会社の状況」参照)、非連結子会社1社及び関連会社1社により構成されており、事業は半導体関連装置及びFPD関連装置の開発、製造、販売を主とした事業活動を行っております。 当社グループは、半導体業界やFPD業界における無塵化対応搬送装置の開発・製造・販売を行う「半導体・FPD関連装置事業」と、ライフサイエンス関連装置の開発・製造・販売を行う「ライフサイエンス事業」を報告セグメントとしております。 各セグメントにおける主要品目、主要製品、及び開発・製造・販売を行う主要な会社は、以下のとおりであります。 セグメントの名称   主要品目   主要製品   主要な会社 半導体・FPD関連装置事業   半導体関連装置   大気用ウエハ搬送装置(システム)(a)EFEM(b)ウエハソータ(c)N2パージ対応ウエハストッカ真空用ウエハ搬送装置(システム)ウエハ搬送ユニット(単体)(ロボット・アライナ・ロードポート)   当社RORZE TECHNOLOGY,INC.RORZE SYSTEMS CORPORATIONRORZE AUTOMATION,INC.RORZE ROBOTECH CO.,LTD. 分析装置   全自動気相分解(VPD)装置   ローツェイアス株式会社 FPD関連装置   大型ガラス基板搬送装置ガラスカッティングマシン   RORZE SYSTEMS CORPORATION ライフサイエンス事業   ライフサイエンス関連装置   インキュベータ(細胞培養装置)   ローツェライフサイエンス株式会社 また、当社グループの半導体・FPD関連装置事業における主要品目及び主要製品の概要は、次のとおりであります。 (1) 半導体関連装置 シリコンなどの素材で作られた円盤状に薄くスライスされたものを「ウエハ」といい、半導体は、このウエハ上にICチップを作り込んでいきます。現在のウエハは直径が300㎜や200㎜のものが一般的に使用されています。 半導体製造工程には、このウエハ上に処理を行う「前工程(ウエハ処理工程)」と、ウエハから個々のICチップに分割されてパッケージに組み込む「後工程」があります。当社の主力製品である「半導体関連装置」は、発塵(ゴミ)が歩留まりに大きく影響する「前工程」で使用される無塵搬送ロボット、あるいはこの無塵搬送ロボットや各種ユニットにより構成された無塵搬送装置(システム)です。 半導体関連装置のうち、半導体製造工程のクリーンルーム内の大気中で使用されるウエハを処理装置に供給したり処理装置から受給する搬送装置を「大気用ウエハ搬送装置」といい、真空搬送チャンバやチャンバ内の真空環境での搬送作業を行うロボットで構成された搬送装置を「真空用ウエハ搬送装置」といいます。 「ウエハ搬送ユニット」には、ウエハ搬送装置(システム)を構成するウエハ搬送ロボット、ウエハの位置合わせを行うアライナ、FOUP(300mmウエハが最大で25枚入る保管箱)の供給を受けて側面の蓋を開けウエハを装置に取り込んだりFOUPに収納するための窓口の役割を果たすロードポートなどがあり、単品で装置メーカーに販売、供給しています。 当社グループの主力製品は、半導体関連装置の中でも大気用ウエハ搬送装置(システム)にあります(a)~(c)の製品です。また、それぞれの詳細につきましては、以下のとおりであります。 (a) EFEM EFEM(イーフェム)とは、Equipment Front End Moduleの略で、製造装置(プロセスチャンバ)や検査装置の前面に設置する搬送装置です。 EFEMの中にあるウエハ搬送ロボットがFOUPからウエハを1枚ずつ取り出して製造装置側に取り込んだり、製造装置側から戻ってきたウエハを1枚ずつFOUPに収納するなどの移載・搬送作業を行う装置(システム)です。製造装置や検査装置とドッキングして使用します。 (b) ウエハソータ ウエハソータとは、装置内にあるウエハ搬送ロボットがFOUPに保管された複数のウエハの中から1枚ずつ取り出し、ウエハに付されたロットナンバーを読み取り装置で光学的に読み取り、振り分けを行い、別のFOUPに収納するなど、FOUP間でウエハの移載を行う搬送装置です。 ウエハソータは、ホストコンピュータとの通信により、ウエハを分類、統合し、同じ条件のウエハを1つのキャリアにまとめるなどの作業を行うことができます。 (c) N2パージ対応ウエハストッカ プロセスの微細化に伴い、ウエハを保管するにあたって、ウエハの表面酸化及び水分や周囲の雰囲気による品質影響対策が必要とされるようになりました。この装置は、当社独自開発のウエハ個別保管庫で独立した窒素供給及びスライドシャッタードアにより高い自然酸化膜抑制性能と高いクリーン度を同時に達成した装置です。 (2) 分析装置 分析装置は、半導体製造過程において金属汚染管理は非常に重要であり、Siウエハ中の金属不純物をICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析法)で自動分析するための前処理装置です。 (3) FPD関連装置 テレビやパソコン、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイ部分に使用される極薄で大型サイズのガラス基板を製造工程中で搬送する、ロボットや各種ユニットにより構成された搬送装置(システム)であります。そのほか、大型ガラス基板をレーザーを使用して切断するガラスカッティングマシンや、ガラス基板関連自動化装置などもこの品目に含まれております。液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイ製造工程で用いられる自動化のための製品は、当社グループの中でも韓国子会社だけが開発・製造・販売しております。 (4) ライフサイエンス関連装置 創薬のための研究開発や、iPS細胞をはじめとする細胞培養に携わる研究者が手作業で行っている細胞培養処理を自動で行うことを実現するためのインキュベータ(細胞培養装置)や、ソフトウエアパッケージなどを開発・製造・販売しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,892字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「世の中にないものをつくる」を合言葉に、半導体・FPD業界において、独自の技術と経験をもとに、最先端技術への貢献を続けてまいりました。 営業・サービスネットワークをグローバルに展開し、顧客とのコミュニケーションを大切にしてまいります。 創業より培ってきた技術力とアイデアをベースに「Co-innovation(共創という独創)」という発想のもと、今後も顧客に寄り添い最高のソリューションの提供を目指してまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、今後も半導体業界を中心にして、以下の3つの重点項目を念頭に、強固な成長基盤の構築に努めてまいります。 ・技術力強化 当社グループの更なる成長のためには、付加価値の高い製品の開発が不可欠であります。積極的な特許の取得に努め、製品技術における他社との差別化をはかってまいります。また、特許技術を中心としたユニークなアイデアと経験で顧客に対する提案力、解決力を強化してまいります。 ・グローバルサポート体制の強化 半導体工場がある地域の大部分に拠点を設置することで迅速なサポートが可能な体制を築いてまいりました。また、ネットワーク体制をもとに、世界各地の顧客に対し従来以上にきめ細やかなサポートを実現することで、顧客満足のさらなる向上に取り組んでまいります。 ・生産体制の強化 半導体関連装置の主力工場であるベトナム子会社、FPD関連装置を手掛ける韓国子会社を中心に、効率的な生産体制の構築や効果的な設備投資を進めてまいります。ハード面におきまして、特に自動化に取り組み、リードタイムの短縮、コスト競争力強化及び品質のさらなる向上に努めてまいります。また、強固なサプライチェーンを構築していくことで、部品の安定供給をはかり、生産の安定化にも努めてまいります。さらに、変化に対応できる柔軟な生産体制も検討してまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社は、企業価値の向上を目的とし、売上高及び経常利益の成長を目標にしております。また、中期的に資本・資産効率をより意識した経営を進めていく考えであります。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、今後ますます重要な役割となる半導体を中心に、フラットパネルディスプレイ(以下、 FPD)及びライフサイエンスの各分野において、社会の発展に貢献していく所存です。 半導体市場は、生成AIの普及拡大及びデータセンター向け需要の拡大を背景に、先端ロジック及びメモリ ー分野の成長が見込まれており、半導体製造装置分野におきましても、AI関連需要拡大に伴う設備投資によ る市場拡大が予想されます。 次に世界情勢を見ますと、米国・イスラエルとイランとの紛争による原油問題は、エネルギー及び石油製 品等のコストの上昇だけでなく、供給問題にも繋がり、部品調達環境に影響を及ぼすことが懸念されます。 このような環境に対応するため、需要拡大に対しましては、ベトナム子会社(RORZE ROBOTECH CO.,LTD.) におきまして、新工場の建設を進めております。現時点では、工場用地の取得は完了しており、2028年春頃 に稼働開始予定であります。 また、ベトナム子会社の現工場では、製造の自動化技術を取り入れた生産体制及びAIを活用した自動化に よる検査体制の構築を推進し、生産効率と製品品質の向上を図ります。 次に、部品調達環境問題に対しましては、サプライチェーンを更に強化すると同時に、部品の先行手配等 を含む適切な調達管理を徹底し、製品の安定供給体制の強化に取り組んでまいります。 更に、新製品開発につきましては、独自技術による既存製品の強化及び新製品開発を行うと同時に、次世 代技術の開発を積極的に推進してまいります。なお、開発体制を強化するため、開発組織の見直しを実施い たしました。 また、海外子会社を含めたグローバルな開発体制を構築し、PDM(製品情報管理:ProductDataManagement) PLM(製品ライフサイクル管理:Product Lifecycle Management)及びAIを駆使した開発手法も活用して製品 開発のスピードアップを図り、顧客要求の短納期化に対応してまいります。
事業等のリスク2,902字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性のあるリスク要因については以下のものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 半導体及びFPD業界における設備投資による影響 当社グループは、半導体(前工程・後工程/先端パッケージ)および FPD 生産ラインで用いられる搬送・自動化関連装置を、デバイスメーカーや製造装置メーカーの投資計画に沿って市場投入しています。そのため、顧客の投資サイクルの変動により、当社の受注・売上・稼働率が影響を受ける可能性があります。 これに対し当社グループでは、顧客の設備投資動向や受注状況を定期的に把握・検証するとともに、柔軟な生産体制を整備し、急激な需要変動に対応できる体制づくりを行っております。 (2) 地政学リスク・輸出管理・関税政策による影響 当社グループは、グローバルな事業展開を行っております。よって、地政学的リスクは、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、米国を中心とする先端半導体・装置の対中輸出規制及び関税率引上げ等の通商政策は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、国際情勢を注視し事業への影響が顕在化した際は直ちに適切な対応に努めてまいります。 (3) 材料・部品調達の逼迫と価格変動による影響 当社グループは、アルミなどの素材や加工部品、あるいは各種購入部品など多岐にわたる調達を行っています。急激な需要変動、原材料価格の上昇、特定サプライヤーの生産障害・品質問題、物流制約(港湾混雑・航路混乱等)により、納期遅延・コスト上昇・必要量の不足が発生した場合、また世界情勢の変化にともない、エネルギー及び石油製品等のコスト上昇や供給問題が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは、日頃からサプライヤーとの関係強化に努めるとともに調達リスクをモニタリングして適正な在庫の確保に努めています。 (4) 在庫のリスクによる影響 当社グループでは、原材料の調達リスクに対応すべく原材料を確保しております。 市況変動や顧客の経営計画の変更等により原材料の消費が滞留した場合、業績に影響を与える可能性があります。 (5) 為替相場の変動による影響 当社グループの海外売上・調達は為替変動の影響を受け業績に影響を及ぼします。 これに対し当社グループでは、為替相場の変動リスクを軽減する目的で必要に応じて大口の外貨建て受注案件に対し為替予約を行うことがあります。 (6) 知的財産権による影響 当社グループは独自技術に基づき製品開発を行い特許出願を進めていますが、国・地域により知的財産保護水準が異なり、第三者から侵害主張・訴訟を受ける可能性、逆に当社権利の保護が十分に及ばない可能性があります。この場合、その結果によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループでは、知的財産権管理部門を中心に、市場の監視を行い、必要な処置を講じる体制を整えております。 (7) 情報セキュリティ・サイバーリスクによる影響 当社グループは事業上の様々な技術情報や顧客情報を保有しており、ランサムウェア、委託先経由の侵害、脆弱性悪用、地政学的背景の攻撃等により、操業停止や情報流出、信用失墜・費用負担が生じるおそれがあります。 この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループでは、情報セキュリティ規程を設け、情報の適切な取扱い・管理・保護・維持に努めております。 (8)人材の確保及び育成による影響 当社グループは、グローバルな事業展開のためには優秀な人材の確保・育成が重要であると認識しております。しかしながら、優秀な人材の確保・育成ができない場合、事業拡大ができなくなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 競合による影響 当社グループは、半導体事業分野において、多様な競合他社が存在します。地場メーカーの台頭で競争が激化する可能性があります。市場での競争力を高めるため、現地での生産を拡大しておりますが競合他社が品質、コスト、納期などで上回った場合、競争力の低下や収益力を損なう可能性があります。 (10) 研究開発による影響 当社グループは、「世の中にないものをつくる」を合言葉に新製品の開発に取り組んでおります。 新製品を素早く市場投入することで高い利益率を確保できてきました。 しかしながら、顧客要求の短納期化に対応できない場合や競合他社に技術先行された場合は業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、市場性を見極め新製品開発のスピードアップを図り、顧客要求に対応してまいります。 (11)製品品質による影響 当社グループは、付加価値や信頼性の高い装置を開発し提供しております。しかし、先端分野で使用されるために新規開発となる要素が多く、予期せぬ重大な不具合が発生し、無償修理費用等の多額な負担及び保証が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループでは、安定した品質を生みだすために、国際規格ISO9001を認証取得し、マネジメントシステムの継続的な改善と向上に努めるとともに、定められた品質システムを遵守し、高品質な製品の供給に努めています。また、不具合発生時においても根本原因を究明したのち再発防止・未然防止策の実施・徹底を図っております。 (12) 環境問題による影響 環境問題に対する懸念は世界的に高まり、当社グループが主に属する半導体及びFPD業界におきましても、取引に際し顧客からの要求が増加しております。こうした中、環境問題に対する取り組みが十分でない場合には、顧客からの取引が減少するだけでなく、社会的信用の低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、省エネ・長寿命設計による製品開発や再生可能エネルギー導入を通じ、環境負荷低減を推進し、製造工程の効率化を進めます。 (13)自然災害等による影響 当社グループは、自然災害等が発生した場合に対し、事業活動への影響を最小限にする体制及び対策を講じております。しかしながら、想定を超える大規模な災害等により、当社グループの事業拠点又は取引先等に甚大な被害が発生した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) M&A等による影響 買収及び出資先の業績が、事業環境の変化等により、当初計画を下回る場合、のれん・無形資産の減損処理、追加投資及び経営体制の再構築が必要となる可能性があります。 この場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,100字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の影響が残るものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続による個人消費の減速懸念等から、依然として先行不透明な状態が継続しております。 当業界におきましては、生成AIの普及を背景にデータセンター向け高性能デバイス需要が投資を牽引し、AIサーバー向けの先端ロジックやメモリ分野への設備投資が堅調に推移しました。また、微細化・高積層化等の技術進化を背景に、デバイス構造の複雑化や高い性能要請への対応が求められる中で、アドバンスドパッケージ分野を含む関連設備投資も活発化しました。 このような状況の中、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高は主に台湾顧客向けの需要が増加した結果、128,794百万円(前期比3.5%増)となりました。損益面におきましては、前期に連結対象とした海外子会社における取込期間の影響及び当該子会社に係るのれん償却額等による販管費の増加で、営業利益31,154百万円(前期比2.7%減)、経常利益32,621百万円(前期比8.0%減)となりました。また、特別損失として訴訟損失引当金繰入額7,429百万円を特別損失に計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益19,048百万円(前期比19.4%減)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 半導体・FPD関連装置事業の売上高は127,593百万円(前期比3.5%増)、セグメント利益は32,003百万円(前期比2.9%減)となりました。 ライフサイエンス事業の売上高は1,201百万円(前期比11.8%増)、セグメント利益は13百万円(前期比89.1%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、154,970百万円となり前連結会計年度末に比べ9,449百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、現金及び預金の増加によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、42,332百万円となり前連結会計年度末に比べ114百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、繰延税金資産の増加によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、40,328百万円となり前連結会計年度末に比べ335百万円減少いたしました。主な要因といたしましては、未払法人税等の減少及び前受金の減少によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、17,012百万円となり前連結会計年度末に比べ1,344百万円減少いたしました。主な要因といたしましては、長期借入金の減少によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、139,961百万円となり前連結会計年度末に比べ11,244百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、利益剰余金及び為替換算調整勘定の増加によるものであります。 以上の結果、総資産は197,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,563百万円増加し、自己資本比率は前連結会計年度末の62.8%から66.0%に増加しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、期首残高より13,011百万円増加となり、当連結会計年度末には74,341百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は31,191百万円(前期は36,791百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益25,009百万円、訴訟損失引当金の増加額7,429百万円及び棚卸資産の減少額4,117百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額10,273百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は3,300百万円(前期は6,455百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,089百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は15,520百万円(前期は9,160百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出8,128百万円、自己株式の取得による支出4,999百万円及び配当金の支払額2,998百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 品目   生産高(百万円)   前年同期比(%) 半導体・FPD関連装置事業 半導体関連装置   66,459   104.3 FPD関連装置   5,387   67.6 計   71,847   100.3 ライフサイエンス事業   692   104.8 合計   72,539   100.3 (注) 金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 品目   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 半導体・FPD関連装置事業 半導体関連装置   103,971   105.2   50,461   95.5 分析装置   3,204   89.8   3,196   90.1 FPD関連装置   5,381   71.8   1,678   64.7 計   112,558   102.4   55,336   93.8 ライフサイエンス事業   812   118.4   71   586.1 合計   113,371   102.5   55,408   93.9 (注) 1.金額は、販売価格によっております。 2.当連結会計年度より、製品別売上高の集計範囲を見直し、「部品・修理他」の金額の一部を「分析装 置」へ含めて記載する方法に変更しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 品目   販売高(百万円)   前年同期比(%) 半導体・FPD関連装置事業 半導体関連装置   106,345   103.9 分析装置   3,554   90.1 FPD関連装置   6,298   73.3 部品・修理 他   11,395   135.3 計   127,593   103.5 ライフサイエンス事業   1,201   111.8 合計   128,794   103.5 (注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) Applied Materials,Inc.   24,018   19.3   22,009   17.1 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.   9,817   7.9   19,522   15.2 2.当連結会計年度より、製品別売上高の集計範囲を見直し、「部品・修理他」の金額の一部を「分析装置」へ含めて記載する方法に変更しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。 ② 当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、建物及び機械装置等の設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 当連結会計年度末における有利子負債の残高は23,796百万円、並びに当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は74,341百万円であります。

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開示資料

出典

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