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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

SCREENホールディングス

SCREEN Holdings Co., Ltd.7735 · Prime · 電気機器

半導体洗浄装置の世界大手。ウェーハ面の精密洗浄・現像工程で高いシェア。印刷・FPD・成膜装置も展開。

概要

SCREENホールディングスは、京都市に本社を置く電気機器メーカーである。半導体製造装置、特に前工程のコータ・デベロッパ(レジスト塗布・現像装置)と枚葉洗浄装置で世界トップクラスのシェアを持つ。このほか、グラフィックアーツ機器、ディスプレイ製造装置・成膜装置、プリント基板関連機器を手がける。2026年3月期の連結売上高は6,057億円、営業利益1,225億円、純利益920億円。従業員数は6,884人(単独)。1962年に株式上場し、現在は持株会社体制の下に4つの事業会社を擁する。

半導体製造装置が売上の8割を占める事業構造

主力の半導体製造装置事業(SPE)は、連結売上高の約80%を占める。2026年3月期の同事業売上は4,859億円で、前年比6.5%減となった。主要製品は、フォトレジストを均一に塗布するコータ・デベロッパと、薬液と純水でウェーハ表面のパーティクルを除去する枚葉洗浄装置である。先端ロジックやDRAM向け需要が堅調で、特に台湾のTSMCが売上の14.6%を占める大口顧客である。同事業の営業利益は1,227億円と、グループ全体の営業利益をほぼ全額稼ぎ出す。一方、グラフィックアーツ機器(GA)、ディスプレイ製造装置・成膜装置(FT)、プリント基板関連機器(PE)の3事業はいずれも売上高が500億円未満であり、利益貢献は限定的である。

持株会社体制と4つの事業会社

SCREENホールディングスは純粋持株会社であり、グループ全体の戦略立案と管理を担う。事業活動は子会社である4つの事業会社が実行する。株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズが半導体製造装置、株式会社SCREENグラフィックソリューションズが印刷関連機器、株式会社SCREENファインテックソリューションズがディスプレイ製造装置・成膜装置、株式会社SCREEN PEソリューションズがプリント基板関連機器をそれぞれ担当する。各社は開発、製造、販売、保守サービスまで一貫して手がけ、国内外の市場に独自の戦略で臨む。この体制は2002年に印刷部門を分離したことを皮切りに整えられた。さらに、半導体先端パッケージやライフサイエンス、水素関連などの新規事業もグループ横断で育成している。

国内6拠点と海外子会社で構成するグローバル供給網

生産拠点は国内に6つある。彦根事業所(滋賀県)では300ミリウェーハ対応洗浄装置を量産し、洛西事業所(京都市)では半導体製造装置全体を手がける。久御山事業所、野洲事業所、多賀事業所も半導体関連の生産・研究開発を担う。海外では、米国に販売・研究開発子会社(SCREEN SPE USA、SCREEN Advanced Technology Center of Americaなど)、ドイツ、オランダ、台湾、中国に販売子会社を置く。特に米国ニューヨーク州には2025年に研究開発拠点ATCAを設立し、顧客との協業を強化している。これらの拠点は、半導体製造装置の販売と保守サービスにおいて、地域ごとに迅速な対応を可能にしている。

2026年3月期は減収減益、半導体装置の需要変動が影響

2026年3月期の連結業績は、売上高6,057億円(前期比3.1%減)、営業利益1,225億円(同9.7%減)、純利益920億円(同7.5%減)と減収減益となった。半導体製造装置事業では、ファウンドリー向け装置売上が減少した一方、DRAM向けとポストセールス(保守サービス)は増加した。地域別では台湾向けが増加したが、中国・米国向けが減少した。ディスプレイ製造装置・成膜装置事業はOLED向けが好調で売上高447億円(同24.9%増)、営業利益86億円(同181.8%増)と伸びた。グラフィックアーツ機器事業は売上高575億円(同8.5%増)と増収だが、米国関税や固定費増で営業利益は36億円(同16.1%減)と減益。プリント基板関連機器事業も同様に減益だった。

業界の中での役割は半導体・FPD製造装置、印刷機器のメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,057億円
営業利益
1,225億円
営業利益率
20.2%
純利益
920億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体製造装置主力

半導体前工程のコータ・デベロッパ(レジスト塗布・現像装置)と洗浄装置で世界トップクラス。同工程のウェーハ表面処理で高いシェアを持ち、ロジック・メモリ両方の最先端ノード向けに供給。保守サービスも提供。

半導体洗浄装置で世界トップクラスのシェア

主な製品・サービス3
コータ・デベロッパ世界シェア首位
ウェーハ上にフォトレジストを均一に塗布し、露光後に現像する装置。半導体リソグラフィ工程で必須。
枚葉洗浄装置
ウェーハ表面のパーティクルや金属汚染を薬液と純水で除去する装置。スクラバやメガソニック方式がある。
半導体製造装置保守サービス
設置後の定期メンテナンス、部品交換、遠隔監視など。

02グラフィックアーツ機器準主力

オフセット印刷向けのプレートセッター(CTP)、インクジェットプリンタ、印刷検査機などを供給。商業印刷・パッケージ印刷市場向け。

主な製品・サービス2
プレートセッター(CTP)
コンピュータから直接印刷版に画像を焼き付ける装置。
インクジェットプリンタ
デジタル印刷機。ラベル・パッケージ向けなど。

03ディスプレイ製造装置・成膜装置準主力

FPD(液晶・有機EL)製造向けのエッチング・洗浄・成膜装置、および電子部品・光学部品向けのスパッタリング装置などを供給。

主な製品・サービス3
FPDエッチング装置
ガラス基板上の薄膜をエッチングする装置。
FPD洗浄装置
基板洗浄用。
成膜装置(スパッタリング等)
電子部品や光学部品向けの薄膜形成装置。

04プリント基板関連機器副次

プリント基板(PCB)製造工程で用いる露光装置、現像・エッチング・剥離装置などを供給。

主な製品・サービス2
PCB露光装置
基板に回路パターンを焼き付ける装置。
PCB現像・エッチング・剥離装置
基板の化学処理を行う一連の装置。

05その他(新規事業)その他

半導体先端パッケージ、ライフサイエンス、水素関連分野での新製品開発・販売。またドキュメント企画制作、ソフトウェア開発等。

製品と技術

半導体前工程の要:コータ・デベロッパと枚葉洗浄装置

これらの装置は、主に台湾TSMCなどのファウンドリーや、韓国・日本のDRAMメーカーに納入されている。2026年3月期の同事業売上4,859億円の大半を占め、保守サービスを含めたポストセールスも収益源として重要である。

印刷業界向けCTPとインクジェットプリンタ

グラフィックアーツ機器事業(GA)では、オフセット印刷向けプレートセッター(CTP)と、ラベル・パッケージ向けインクジェットプリンタを提供する。CTPはコンピュータから直接印刷版に画像を焼き付ける装置で、従来のフィルム工程を省略し、印刷のデジタル化を推進する。インクジェットプリンタは水性・UVインクを用い、短納期・多品種の印刷需要に対応する。同事業の売上高は574億円(2026年3月期)で、装置販売に加えてインクなどのリカーリング収入が安定した収益源となっている。市場は商業印刷とパッケージ印刷が中心であり、近年はデジタル印刷へのシフトが進んでいる。

FPDと成膜装置:OLED投資を追い風に成長

ディスプレイ製造装置および成膜装置事業(FT)は、FPD(液晶・有機EL)製造用エッチング装置と洗浄装置、さらに電子部品・光学部品向けスパッタリング成膜装置を手がける。特に有機EL(OLED)向けのエッチング装置が好調で、2026年3月期の同事業売上は447億円(前期比24.9%増)と大きく伸びた。OLEDパネルメーカーの設備投資が回復したことが要因である。成膜装置はスパッタリング方式が主力で、半導体パッケージや光学部品の薄膜形成に使われる。同事業の営業利益は86億円(前期比181.8%増)と収益性が改善した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位コータ・デベロッパ世界シェア約5割(2023年当社資料)半導体製造装置
  • 半導体製造装置半導体洗浄装置で世界トップクラスのシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体製造装置で世界有数、高収益体質が強み

SCREENホールディングスは半導体製造装置、特に洗浄装置で世界トップクラスのシェアを誇る。同業他社のイビデンは半導体パッケージ基板で強みを持つが、装置メーカーとしての直接の競合は東京エレクトロンなどであり、データ上の直接比較は難しい。売上高は6000億円規模で、営業利益率は20%超と非常に高く、収益性で業界をリードしている。半導体需要の拡大を背景に、先端プロセス向け装置の需要が旺盛で、高い技術力と顧客基盤を持つ。ただし、顧客の設備投資サイクルに業績が左右されるため、需要変動リスクはある。

強み

  • 半導体洗浄装置で世界シェア約5割と圧倒的で、先端ロジックやメモリ需要を取り込む。
  • 営業利益率20%超と非常に高く、堅固な収益基盤を築き、研究開発に再投資できる。
  • 主要な半導体メーカーと長期取引関係を持ち、装置の更新需要や新規受注が安定。
  • 微細化・3D化に対応した装置開発を先行し、競合他社に対する技術的優位性を確保。

課題

  • 半導体市場の設備投資サイクルに業績が連動し、市況悪化時は受注が急減する恐れ。
  • 洗浄装置では東京エレクトロンやラムリサーチなどが競合し、価格競争や技術競争が激しい。
  • 大手半導体メーカーへの依存度が高く、特定顧客の投資計画変更が業績に影響しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がSCREENホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16920レーザーテック3.1兆円37.5倍
26361荏原製作所2.0兆円25.4倍
36525KOKUSAI ELECTRIC2.0兆円64.9倍
45334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
55333NGK1.5兆円25.0倍
67735SCREENホールディングス1.3兆円27.0倍
76856堀場製作所9,517億円22.1倍
87729東京精密7,116億円27.8倍
96323ローツェ6,733億円34.9倍
107731ニコン6,311億円
115344MARUWA6,275億円33.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

写真製版機械メーカーとして創業(1943~1946年)

1943年10月、資本金13万円で大日本スクリーン製造株式会社が京都市に設立された。第二次世界大戦中であり、当初はスクリーン印刷関連の機器を想定していたが、戦後すぐの1946年3月、カメラやアーク灯、焼付機などの写真製版機械の生産を開始した。これにより、印刷業界向けの製版設備を一貫して供給する総合メーカーとして歩み始める。この時期に創業の精神「思考展開」が掲げられ、後の多角化の基盤となった。

工場拡充と株式上場で量産体制を確立(1953~1970年)

1953年、堀川工場(現本社所在地)を買収し、写真製版機械の生産設備を増設した。1962年5月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、1963年には滋賀県彦根市に彦根機械工場を新設、工業用カメラの量産を始める。1967年7月には米国に現地法人D.S.AMERICA INC.を設立し、海外販売の足掛かりを得た。同年10月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1970年8月には東京・大阪両市場第一部に指定替えとなる。この間、写真製版機械の国内需要の拡大に対応し、生産能力を大幅に高めた。

半導体製造装置分野への参入(1975~1985年)

1975年2月、化工機工場を発足させ、電子工業向け機械装置の製造を開始する。これが半導体製造装置事業の原点である。1981年、オランダに販売子会社を設立し、欧州市場を開拓。1983年には子会社(現SCREEN SPEテック)を設立し、技術基盤を固める。1985年8月、京都市伏見区に洛西工場を新築し、半導体製造装置の増産体制を確立。コータ・デベロッパや洗浄装置の開発・生産に本格的に乗り出し、後の世界トップシェアの基礎を築いた。この時期、半導体産業の成長に合わせて事業ポートフォリオを大きく転換させた。

海外展開の加速と300ミリウェーハ対応(1990~2001年)

1990年、台湾に販売子会社を設立し、アジア市場を強化。1992年には滋賀県野洲町(現野洲市)に野洲事業所を開設し、生産能力を拡充した。1996年、米国に持株会社と半導体販売会社を設立し、北米でのプレゼンスを高める。1998年、滋賀県多賀町に多賀事業所を開設、半導体製造装置の生産拠点を増やす。2001年3月には彦根事業所内にFab.FC-1(後のS3-1)を新築し、300ミリウェーハ対応洗浄装置の量産体制を確立した。この設備投資により、最先端半導体工場への供給が可能となり、業界内での地位を確固たるものにした。

グループ再編と中国進出(2002年)

2002年7月、印刷関連機器の国内販売部門を会社分割し、株式会社メディアテクノロジー ジャパン(現SCREEN GP ジャパン)を設立した。これにより、持株会社体制への移行が始まる。同年9月、中国上海市に現地法人を設立し、製造拠点ではなく販売・サービス拠点として中国市場に参入した。2002年以降、グループは4つの事業会社体制を整え、半導体・印刷・ディスプレイ・プリント基板の各分野で独立した事業運営を行うようになる。この再編により、それぞれの事業に経営資源を集中させ、収益性の向上を図った。

年表21件を開く

1940年代

  • 1943年10月創業資本金130,000円で大日本スクリーン製造株式会社を設立し本社を京都市に置く。
  • 1946年3月カメラ、アーク灯、焼付機等の写真製版機械の生産を開始し、写真製版設備の総合メーカーとしてスタート。

1950年代

  • 1953年6月M&A堀川工場(現・本社所在地)を買収し、写真製版機械の生産設備を増設。

1960年代

  • 1962年5月上場株式を大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年3月滋賀県彦根市に彦根機械工場を新築し、工業用カメラの量産体制を確立。
  • 1967年7月創業米国に現地法人D.S.AMERICA INC.を設立。
  • 1967年10月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。

1970年代

  • 1970年8月上場東京、大阪各証券取引所市場第一部に指定替え上場。
  • 1975年2月創業化工機工場を発足し、電子工業界向け機械装置の製造を拡充。
  • 1978年8月ドイツに現地法人DAINIPPON SCREEN(DEUTSCHLAND)GmbH(現・SCREEN SPE Germany GmbH 連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1981年4月オランダに現地法人DAINIPPON SCREEN(BENELUX)B.V.(現・SCREEN GP Europe B.V. 連結子会社)を設立。
  • 1981年11月京都府久御山町に久御山工場(現・久御山事業所)を新築し、画像情報処理機器の増産体制を確立。
  • 1983年9月株式会社ディエス技研(現・株式会社SCREEN SPEテック 連結子会社)を設立。
  • 1985年8月京都市伏見区に洛西工場(現・洛西事業所)を新築し半導体製造装置の増産体制を確立。

1990年代

  • 1990年1月台湾に現地法人DAINIPPON SCREEN(TAIWAN)CO.,LTD.(現・SCREEN SPE Taiwan Co.,Ltd. 連結子会社)を設立。
  • 1992年5月滋賀県野洲町(現・野洲市)に野洲事業所を開設。
  • 1996年4月米国に持株会社D.S.NORTH AMERICA HOLDINGS,INC.(現・SCREEN North America Holdings, Inc. 連結子会社)および半導体製造装置販売会社DNS ELECTRONICS,LLC(現・SCREEN SPE USA, LLC 連結子会社)を設立。
  • 1998年10月滋賀県多賀町に半導体製造装置の生産拠点として多賀事業所を開設。

2000年代

  • 2001年3月彦根事業所にFab.FC-1(現・S 3 -1)を新築し300ミリウエハ対応洗浄装置の量産体制を確立。
  • 2002年7月印刷関連機器の国内販売部門を会社分割し、株式会社メディアテクノロジー ジャパン(現・株式会社SCREEN GP ジャパン 連結子会社)を設立。
  • 2002年9月中国に現地法人DAINIPPON SCREEN ELECTRONICS(SHANGHAI)CO.,LTD.(現・SCREEN Electronics Shanghai Co., Ltd. 連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(累計)2027年3月期まで1.8兆円以上
  • 営業利益率(通算)2027年3月期まで19%以上
  • ROIC(最終年度)2027年3月期まで15%以上
  • 連結配当性向30%以上
  • 従業員エンゲージメントスコアの向上(好意的回答率)2027年3月期まで70%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業成長戦略の推進

    成長性とROICの二軸で各事業の現在位置を見える化し、半導体製造装置事業を中心にM&Aや組織改編を進め、要素技術と製品開発力の強化を図る。米国に研究開発拠点ATCAを設立し、顧客や研究機関との協業を推進する。

  2. 02

    経営基盤強化戦略の実行

    人財ポートフォリオの充足と従業員エンゲージメント向上、自己資本比率とROICの向上、DX推進や情報セキュリティ強化、生産能力拡大と拠点最適化など、中長期的視点で経営基盤を強化する。

  3. 03

    サステナブル経営の推進

    環境・社会・ガバナンスの課題解決に向け「Sustainable Value 2026」を策定し、バリューチェーン全体でグローバルに展開。GHG排出削減、健康経営、社会貢献活動などを通じて持続的成長を実現する。

  4. 04

    半導体製造装置事業の成長

    洗浄装置の市場シェア向上、生産キャパシティ拡大、事業基盤の強化を図る。AI向け半導体需要の高まりを受け、増産体制を構築し、研究開発拠点ATCAによる開発力強化とDX化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,884人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,080万円で、9期前と比べて+20.5%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は13.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,422
2018年3月5,835
2019年3月89643.316.96,099
2020年3月85642.716.46,074
2021年3月82443.116.65,982
2022年3月82342.516.05,943
2023年3月92441.914.85,987
2024年3月1,02542.314.66,264
2025年3月1,06341.413.36,4152,115
2026年3月1,08042.013.96,8841,779

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社41(国内 26 / 海外 15、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
彦根事業所(滋賀県彦根市)(注)2(注)3(注)4401億円
全社(共通)
彦根事業所(滋賀県彦根市)他286億円
SPE
本社事業所(京都市上京区)(注)38,522百万円
全社(共通)
洛西事業所(京都市伏見区)(注)36,424百万円
その他 全社(共通)
高岡事業所(富山県高岡市)(注)35,761百万円
全社(共通)
多賀事業所(滋賀県犬上郡多賀町)(注)33,289百万円
全社(共通)
久御山事業所(京都府久世郡久御山町)(注)2(注)32,587百万円
全社(共通)
本社事業所 — アメリカ カリフォルニア州2,338百万円
全社(共通)他
株式会社SCREEN SPE クォーツ 本社事業所(福島県郡山市)(注)32,287百万円
全社(共通)
久御山事業所(京都府久世郡久御山町)他1,930百万円
GA
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ(注)3、(注)5
    京都市上京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN SPE テック
    京都市伏見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN SPE サービス
    京都市右京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN SPE クォーツ
    福島県郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN SPE ワークス
    富山県高岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
    京都市上京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN GP ジャパン
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN GP サービス東日本
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN GP サービス西日本
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREENファインテックソリューションズ
    京都市上京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREENフェバックス
    滋賀県彦根市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SCREEN PE ソリューションズ
    京都市上京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社29社を開く
  • 株式会社SCREEN PE エンジニアリング東京都豊島区100%
  • 株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ京都市上京区100%
  • 株式会社SCREEN IP ソリューションズ京都市上京区100%
  • 株式会社SCREENビジネスエキスパート京都市上京区100%
  • 株式会社AFIテクノロジー京都市左京区97%
  • SCREEN SPE USA, LLCアメリカ カリフォルニア州100%
  • SCREEN SPE Germany GmbHドイツ イスマニング市100%
  • SCREEN SPE Korea Co., Ltd.大韓民国 華城市100%
  • SCREEN Electronics Shanghai Co., Ltd.中国 上海市100%
  • SCREEN SPE Taiwan Co., Ltd.台湾 新竹市100%
  • SCREEN SPE Singapore PTE. Ltd.シンガポール100%
  • SCREEN GP Americas, LLCアメリカ イリノイ州100%
  • SCREEN GP Europe B.V.オランダ アールスメール100%
  • CGS ORIS GmbHドイツ ハインブルク88%
  • SCREEN GA Shanghai Co., Ltd.中国 上海市100%
  • SCREEN GP Australia PTY., Ltd.オーストラリア シドニー100%
  • SCREEN Finetech Solutions Shanghai Co., Ltd.中国 上海市100%
  • SCREEN FT Changshu Co., Ltd.中国 常熟市90%
  • SCREEN FT Taiwan Co., Ltd.台湾 竹北市100%
  • SCREEN PE China Co., Ltd.香港100%
  • SCREEN PE Shanghai Co., Ltd.中国 上海市100%
  • SCREEN GP Taiwan Co., Ltd.台湾 台北市100%
  • SCREEN Holdings Singapore PTE. Ltd.シンガポール100%
  • SCREEN HD Korea Co., Ltd.大韓民国 安養市100%
  • Trivis Co., Ltd.大韓民国 安養市100%
  • Silicon Light Machines Corp.アメリカ カリフォルニア州100%
  • その他14社
  • SCREEN SPE プラスティックプレシジョン滋賀県彦根市100%
  • 1社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    エネルギー・環境新技術先導プログラム 更なる省エネ照明社会の実現に資するIoTステーション
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-26
    713万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,057億円営業利益1,225億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.1%、利益が-9.7%。

売上高
-3.1%
6,057億円
営業利益
-9.7%
1,225億円
純利益
-7.5%
920億円
営業利益率
20.2%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,430億円6,057億円
営業利益1,565億円1,225億円
純利益1,150億円920億円
1株あたり配当¥183¥183

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,218億円、営業利益は144億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+7.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,256157
2024年1Q99713413.494
2024年2Q1,23625220.4169
2024年3Q1,24525120.2183
2024年4Q1,571260
2025年2Q2,77458221.0388
2025年4Q3,47977522.3607
2026年2Q2,74346517.0319
2026年4Q3,31476022.9601
2027年1Q1,21814411.8105

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,998億円から6,057億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は20.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,998−51−113
2014年3月2,3598454
2015年3月2,376161121
2016年3月2,597232188
2017年3月3,002320242
2018年3月3,394413285
2019年3月3,642293181
2020年3月3,23211650
2021年3月3,203227152
2022年3月4,119594455
2023年3月4,608774575
2024年3月5,049943706
2025年3月6,2531,3571,38321.7995
2026年3月6,0571,2251,24320.2920

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,057億円のうち、営業利益として残るのは1,225億円20.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は920億円、売上の15.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.5%3,725億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.3%1,107億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.2%1,225億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.4pt
20.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.3pt
15.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.3pt
20.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが927億円、投資CFが−297億円で、差し引きのフリーCFは630億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,257億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−153−58215−211380
2014年3月247−42−293205316
2015年3月−15−63−38−78220
2016年3月147−26−28121302
2017年3月490−59−275431449
2018年3月289−112−115177508
2019年3月−375−190368−565309
2020年3月118−113495355
2021年3月572−62−271510607
2022年3月818−100−507181,310
2023年3月739−125−2106141,737
2024年3月963−435−3515281,954
2025年3月712−218−4654941,985
2026年3月927−297−4026302,257

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,224億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,867億円で、自己資本比率は67.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,3247691,55532.8
2014年3月2,3248711,45337.2
2015年3月2,4951,1151,38044.4
2016年3月2,7011,2031,49844.3
2017年3月3,0071,4291,57847.5
2018年3月3,6591,7091,95046.7
2019年3月3,8091,7912,01847.0
2020年3月3,4801,7411,73950.0
2021年3月3,8262,0851,74154.5
2022年3月4,5932,4782,11553.9
2023年3月5,6282,9992,62953.3
2024年3月6,7683,7193,04954.9
2025年3月6,7134,2072,50662.7
2026年3月7,2244,8672,35767.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,474億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,994億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
863億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,357億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中184位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.2%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.1%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥13,145で、1年前と比べて+145.4%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥13,145-2.5%1ヶ月+0.6%1年+145.4%時価総額1.3兆円
過去52週の値幅
安値¥5,335高値¥19,770

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.0倍
PER (会社予想)21.6倍
PBR5.00倍
配当利回り1.39%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は12,970円で、25日線14,255.8円を9.0%下回る。7月中旬に18,930円まで上昇した後、急落し、7月29日には11,730円まで下落。以降は12,000〜14,600円で乱高下し、8月21日には12,970円とやや下げ渋る。52週高値19,770円からは34.4%下落、52週安値5,335円からは143%上昇と高水準。25日線・75日線を大きく割り込み、短中期トレンドは悪化。200日線10,756.29円は上回っており、長期トレンドは維持。出来高は7月末に700万〜855万株と急増、その後は減少傾向で、8月21日は182万株と低調。RSIは53.45と中立圏で、下げ一服感はある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは26.66倍で予想21.3倍、業界平均30.85倍より低い。PBRは4.93倍で業界平均2.64倍を大幅に上回るが、ROEが20.3%と高いため割高感は緩和される。配当利回りは1.41%と業界平均2.29%を下回るが、配当性向は37.3%と健全。業績は堅調で、利益水準も高い。PBRの高さは収益力に見合った面もあり、総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.0倍30.8倍
PER (予想)21.6倍
PBR5.00倍2.58倍
ROE20.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体業界の設備投資サイクルに業績が大きく連動する。強気派は、AI関連需要の拡大により先端ロジック半導体向け投資が活発で、同社が高い技術力で受注を獲得すると見る。また、ファウンドリ各社の投資増加が継続し、高収益体制(営業利益率20%超)を維持できると評価。弱気派は、半導体市場の循環変動や、投資調整局面で受注が急減するリスクを指摘。さらに、競合である東京エレクトロンなどとの競争激化で、シェアや価格が悪化する懸念も。

プラスに働く材料7
  • AI需要で先端投資拡大

    AI半導体向けの設備投資が増加し、高付加価値洗浄装置の需要が伸びる。

  • 高収益体制の持続

    世界トップクラスのシェアと技術力で、営業利益率20%超を維持。

  • 新技術の開発

    EUV・GAAなど次世代プロセス向け装置で先行しており、競争優位を確保。

  • 来期収益改善を市場が期待決算発表後影響

    予想PER21.5倍は実績26.88倍を下回り、来期の増益予想を示唆

  • ROE20.3%の高収益継続影響

    ROE20.3%と自己資本を効率的に活用、株主還元の源泉

  • 営業利益率20%超を維持通年影響

    2026/3期の営業利益率は20.22%、2期連続の20%超え

  • 売上6000億超の規模通年影響

    2026/3期売上6057億円と高水準、半導体需要回復時のレバレッジ

マイナスに働く材料7
  • サイクルの下落リスク

    半導体設備投資は循環変動が激しく、調整局面で受注が急減する可能性。

  • 競争激化

    東京エレクトロンなど競合の攻勢で、シェアや価格が低下する恐れ。

  • 依存度の高さ

    特定分野の洗浄装置に依存しており、技術転換で需要が変わるリスク。

  • 減収減益へ転換決算発表後影響

    2026/3期は売上・利益とも減益、営業利益は1357億から1225億へ

  • PBR4.98倍の高バリュエーション継続影響

    PER26.88倍、PBR4.98倍と成長期待を先取りした水準

  • 株価1年で118%上昇の過熱感継続影響

    株価は1年で117.98%上昇、需給悪化時の調整リスク

  • 配当利回り1.4%と低位通年影響

    配当利回り1.4%は投資家の還元期待に応えづらい

次の決算で確かめる点
半導体装置の受注高
半導体市況と同社の競争力を示す代表的な先行指標。
売上高営業利益率
高い利益率を維持できるか、収益性と競争力を測るため。
特定顧客への依存度
大口顧客の動向で業績が左右されるため、集中度も要確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり183で、前期から4.9%いまの株価に対する利回りは1.39%。

年間配当
¥183
1株あたり
配当利回り
1.39%
いまの株価に対して
配当性向
37.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2264.0
2018年3月2826.450.1
2019年3月24−11.819.9
2020年3月8−69.111.4
2021年3月16116.7104.8
2022年3月73350.880.8
2023年3月9124.658.8
2024年3月11222.544.1
2025年3月15437.857.2
2026年3月147−4.937.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥183

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ24,533人。区分でいちばん多いのは金融機関42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.8%を占め、残る52.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関46.944.843.940.342.242.9
外国法人22.525.323.431.525.434.9
個人・その他20.620.320.718.721.713.4
事業法人6.45.85.95.65.84.9
証券会社3.63.86.03.94.83.9
自己株式8.08.06.34.25.60.3
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)18.28
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.06
03日本生命保険相互会社3.84
04株式会社京都銀行2.82
05SCREEN取引先持株会シンクロナイズ1.97
06株式会社りそな銀行1.91
07株式会社三菱UFJ銀行1.65
08株式会社滋賀銀行1.63
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.55
10HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES(常任代理人 香港上海銀行)1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.15%
    +1.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+304%、1株純資産は14期で+60%。直近期のROEは20.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2391,606
2014年3月1141,8216.720.99.6
2015年3月2552,33612.317.855.0
2016年3月3972,53316.311.240.1
2017年3月5123,04118.416.064.0
2018年3月6093,66218.216.050.1
2019年3月3873,83910.311.519.9
2020年3月541,8642.837.311.4
2021年3月1632,2387.929.9104.8
2022年3月2441,33019.912.780.8
2023年3月3041,58121.09.658.8
2024年3月3711,91621.026.944.1
2025年3月5122,19925.19.457.2
2026年3月4872,57320.318.437.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額664百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
廣江敏朗代表取締役 取締役会長67
後藤正人代表取締役 取締役社長 最高経営責任者(CEO)64
近藤洋一取締役副会長67
石川義久取締役64
高須秀視取締役78
奥平寛子取締役46
楢原誠慈取締役69
佐藤文一取締役63
太田祐史常任監査役(常勤)69
朝永正雄監査役(常勤)66
吉川哲朗監査役79
横山誠二監査役66
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
伊藤知之67
川橋信夫取締役70
宮川明彦監査役(常勤)57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5214180115511102
社外取締役664329616
監査役2575729

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でSCREENホールディングスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容868字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、半導体製造装置、印刷関連機器、ディスプレー製造装置、成膜装置およびプリント基板関連機器の製造・販売を主な事業内容とし、さらにそれらに関連する研究・開発およびサービス等の事業活動を展開しております。 当社は、持株会社体制の下、製品・サービス別の事業会社(注)を置き、各事業会社は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 (注) 事業会社: 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ 株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 株式会社SCREENファインテックソリューションズ 株式会社SCREEN PE ソリューションズ 当社グループの事業とセグメントとの関連は、次のとおりであります。 半導体製造装置事業(以下、SPE)は、半導体製造装置の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 グラフィックアーツ機器事業(以下、GA)は、印刷関連機器の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 ディスプレー製造装置および成膜装置事業(以下、FT)は、ディスプレー製造装置および成膜装置の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 プリント基板関連機器事業(以下、PE)は、プリント基板関連機器の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 その他の事業として、半導体先端パッケージ・ライフサイエンス・水素関連の新規事業分野における製品の開発・製造および販売、ドキュメントの企画・製作、ソフトウエアの開発・販売等の事業を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 各事業における当社および当社の関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 2026年3月31日現在
経営方針・対処すべき課題7,263字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであ ります。 (1)企業理念 存在意義「人と技術をつなぎ、未来をひらく」に込めた思い  「人」には、社員だけでなく、すべてのステークホルダーの皆様を広く包含しています。「技術」とは、これまで培ってきた独自技術を中心に、他社技術との積極的な融合により進化を続けるSCREENグループの技術全体を指しています。また、蓄積してきたノウハウも技術の一つとして捉えています。これら人と人、技術と技術、さらには人と技術を接続することで新たな価値を創造するとともに、設立以来積み重ねてきた有形・無形の財産を未来へ伝承することも「つなぐ」に込めています。「ひらく」には、社会課題の解決を通じて持続可能な未来への扉を開くことと、社会の発展へ挑み、未来への道を切り拓くという2つの意味を込めています。  さらに、創業の精神である「思考展開」は、SCREENグループ創業157年の歴史において人と技術を育み続ける礎、精神的な支えとなった言葉として、将来にわたって存在意義の重要なベースを成します。 (2)経営大綱 経営大綱は、10年後のありたい姿とSCREEN Value(企業価値)を高めるための基本指針として2014年に策定し、中期経営計画ごとに改定を行ってきました。 今回の経営大綱は、企業理念をもとに10年後のありたい姿を「Be a Solution Creator -共に歩む人たちと、世界が求める存在に-」と定め、その実現に向けマテリアリティの解決とSCREEN Value(企業価値)を高めるための方針と戦略を策定したものです。 (3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題 当社グループは「ソリューションクリエーター*」として事業を通じて社会課題を解決し、社会的価値と経済的価値を共に実現する共通価値(CSV)を創出することで、「SCREEN Value(企業価値)」をさらに高め、持続的な利益創出や株主還元などを推進してまいります。 *「ソリューションクリエーター」とは、経営大綱で定められた10年後のありたい姿として、ひたむきな探求心と柔軟な発想を持って社会課題に立ち向かい、社会の持続的な発展に寄与する技術、製品、サービスなどの「新しい価値(CSV)」を事業を通じて世界中のお客さまに提供する企業体および人を指します。 Ⅰ.中期経営計画「Value Up Further 2026」 中期経営計画「Value Up Further 2026」(2025年3月期〜2027年3月期)の概要および主な取り組みは、次のとおりであります。 1.基本コンセプト 「ソリューションクリエーターとして一人ひとりの成長と競争力の強化によりさらなるプレゼンス向上」 2.全体概要 中期経営計画「Value Up Further 2026」は、前中期経営計画「Value Up 2023」で高めた成長性と収益性を維持しつつ、将来を見据えた成長投資を強化する「長期の成長を支える経営基盤を構築する3年間」と位置付け、「事業成長戦略」、「経営基盤強化戦略」、「共通戦略*」の実行により、「SCREEN Value」のさらなる向上を目指してまいります。 *共通戦略:事業成長・経営基盤強化を包含する戦略 基本戦略 基本戦略に基づく具体的な取り組みは以下のとおりです。 ① 事業成長戦略の主な取り組み ・ポートフォリオ戦略においては、成長性とROICの2軸にて各事業の現在位置を見える化し、それぞれのあるべき姿に向け、オペレーションの改善に加え事業構造の強化・変革に取り組んでいます。半導体製造装置事業を中心に、事業の強化、選択と集中の観点からM&Aを検討するほか、競争力強化および資本効率の向上を目的とした組織改編を進めるなど、成長性、効率性の向上に取り組んでいます。 ・事業の成長戦略について、主力の半導体製造装置事業においては、要素技術と製品開発力の強化を目指し、米国・ニューヨーク州に研究開発拠点として「ATCA(SCREEN Advanced Technology Center of America, LLC)」を設立いたしました。これにより、彦根事業所や洛西事業所内の研究開発拠点とのシナジーを最大化し、顧客との協業や研究機関、取引先とのコラボレーションを推進してまいります。 ・新規事業の創出や既存事業の強化につながるソリューションの創出を目指し、イノベーションマネジメントに取り組んでいます。中でも、注力領域と位置付けているアドバンスドパッケージ分野では、2025年9月にウエハー接合技術に関する研究開発事業を譲受いたしました。2026年4月には、アドバンスドパッケージ事業室をディスプレー製造装置および成膜装置事業(FT)に機能移管し、開発・製造・販売・サービスを一体化した製販体制の整備を進めています。 ・知的財産に関する戦略的な議論をグループ横断的に行う知財戦略委員会を設置し、知財・無形資産の維持・強化に取り組んでいます。 ② 経営基盤強化戦略の主な取り組み ・人財戦略においては、組織の活性化と個の成長を掲げ、経営戦略、事業戦略とリンクした人財ポートフォリオの充足に取り組むとともに、従業員エンゲージメントの向上を図っています。 ・財務戦略においては、自己資本比率とROICの向上の両立に取り組む中、着実な利益の積み上げにより、自己資本比率が67.4%に改善しました。また、収益性の改善やキャッシュ・フロー創出力の持続的な向上等が評価され、株式会社日本格付研究所の「長期発行体格付」はA+(見通し:安定的)を維持しております。 ・情報戦略(IT)に基づき、DX推進や情報セキュリティマネジメントシステムの強化に取り組んでいます。情報セキュリティについては、2025年度にSEMI*から業界標準として公開されたSSCA(Standardized Semiconductor Cybersecurity Assessment)に準拠してまいります。 *SEMI:Semiconductor Equipment and Materials Internationalの略で半導体・電子機器製造産業のための国際的な業界団体のこと。 ・ファシリティ戦略においては、次期中期経営計画における成長を支えるため、半導体製造装置事業の生産能力拡大と拠点機能の最適化など、中長期的な視点で効率的、機動的に取り組んでいます。併せて、将来の事業拡大を見据え、滋賀県野洲市における用地取得を戦略的に進め、地域社会との共存・共栄、各拠点とのシナジー創出、R&D機能の強化など成長投資を実行していきます。 ③ 共通戦略の主な取り組み ・共通戦略におけるサステナビリティ戦略については、次項目の「Ⅱ.サステナブル経営の推進」をご覧ください。 3.財務/非財務目標 ① 財務目標 ※下記4項目の数値目標はオーガニック・グロースを前提としております。 Value Up Further 2026 目標 (2025年3月期〜2027年3月期)   2025年3月期   2026年3月期 売上高   累計 1.8兆円以上   6,252億円   6,057億円 営業利益率   通算 19%以上   21.7%   20.2% ROIC   最終年度 15%以上   24.7%   20.0% 株主還元方針   連結配当性向 30%以上   30.1%   30.1% ② 非財務目標 Value Up Further 2026 目標 (2025年3月期〜2027年3月期)   2025年3月期   2026年3月期 従業員エンゲージメントスコアの向上*1   好意的回答率 70%以上   65%   74% 事業活動によるGHG排出(Scope1&2)   70%以上削減   56.6%   70.1%(速報値)*2 ※2019年3月期比(排出総量) 販売製品によるGHG排出(Scope3)   48%以上削減   55.7%   59.3%(速報値)*2 ※2019年3月期比 (売上総利益原単位) *1 「企業が目指す姿や方向性を、従業員が理解・共感し、その達成に向けて自発的に貢献しようという意識」についての従業員 サーベイ。調査結果のうち、5段階中上位2項目を好意的回答としております。 *2 外部専門機関による第三者保証の手続を実施中のため、速報値として記載しております。 Ⅱ.サステナブル経営の推進 当社グループは、事業を通じて社会課題を解決し、社会的価値と経済的価値を共に実現する新しい価値(CSV)の創出によって「SCREEN Value」をさらに高め、持続的な成長を実現するサステナブル経営を推進しています。 具体的には、環境・社会・ガバナンスの課題解決に向けた取り組みを「Sustainable Value 2026」として策定し、バリューチェーン全体でグローバルに展開することで、多様なステークホルダーの期待と信頼に応え、社会の持続的発展に貢献します。 <ESGに関する主な取り組み> E(環境) ・GHG排出削減計画(Scope1・2、3)において、中期経営計画「Value Up Further 2026」の中間目標を達成 ・TCFD文書を年次更新/Scope1・2脱炭素ロードマップを「移行計画」として再定義 当社グループの環境の取り組みの詳細は、ウェブサイトを参照ください。(https://www.screen.co.jp/sustainability/environment) S(社会) ・学校法人立命館と連携・協力に関する協定を締結 ・健康経営優良法人(ホワイト500)に4年連続で認定、健康経営銘柄に3年連続で選定 ・障がい者の雇用機会拡大に向けた取り組みを推進 当社グループの社会の取り組みの詳細は、ウェブサイトを参照ください。(https://www.screen.co.jp/sustainability/social) G(企業統治) ・当社グループのCSR憲章に対応する9つの個別方針を開示 ・「知財・無形資産ガバナンス表彰」特別賞を初受賞 当社グループのガバナンスの取り組みの詳細は、ウェブサイトを参照ください。(https://www.screen.co.jp/sustainability/governance) <主なトピックス> 健康経営 代表取締役 取締役社長が健康経営の最高責任者となり、従業員と職場両面から心身の健康づくりを推進することで、業務パフォーマンスを向上させることに取り組んでいます。 ・優良な健康経営を実践している法人として「健康経営優良法人 ~ホワイト500~」に 2023年度より4年連続で認定 ・ホワイト500に認定されている東京証券取引所上場企業の中から、 特に優れた取り組みを実践している企業として、「健康経営銘柄」に3年連続で選定 ※令和7年度健康経営度調査に回答した上場企業(1,317社)のうち、「健康経営銘柄」に 選定されている企業は44社 当社グループの健康への取り組みの詳細は、ウェブサイトを参照ください。(https://www.screen.co.jp/sustainability/social/wellness) 社会貢献活動 国、地域、大学・教育機関と連携し、社会に貢献するさまざまな活動を行っています。 ・天才アートKYOTO(NPO法人 障碍者芸術推進研究機構)と2022年に協定を締結 事業所における所属作家の作品展示を着実に拡大 ・滋賀県で44年ぶりに開催された「第79回国民スポーツ大会」に協賛 開会式では、当社グループの従業員がボランティアとして受付および会場内のルール監視を実施 当社グループ会社事業所の入口に 開会式で選手が入場行進する様子 展示されている様子 当社グループの社会貢献活動の取り組みの詳細は、ウェブサイトを参照ください。 (https://www.screen.co.jp/sustainability/social/initiative) (4)セグメント別の取り組み 中期経営計画「Value Up Further 2026」(2025年3月期~2027年3月期)の目標達成に向けた、セグメント別の取り組みは次のとおりです。 (半導体製造装置事業:SPE) ①セグメント戦略 ・洗浄装置マーケットシェアの向上 ・生産キャパシティの拡大 ・事業基盤の強化 ②3カ年累計目標と実績 売上高   1兆5,000億円以上 営業利益率   23~25% 1年目実績   売上:5,195億円、営業利益率:26.4% 2年目実績   売上:4,859億円、営業利益率:25.2% (注)上記項目の数値目標はオーガニック・グロースを前提 事業環境としては、2025年の半導体前工程製造装置市場(WFE)は、AI活用の急速な拡大に伴うデータセンター向け高性能半導体需要の高まりによって堅調な成長を見せました。2026年もAI向け半導体への設備投資は継続し、大手ファウンドリーやメモリーメーカーの先端向け投資を中心に、WFEは更に大きな成長が見込まれます。中国においても、自国内でのAI半導体生産を目指した比較的先端向けの投資が継続する見込みです。 このような事業環境の中、生産効率の改善を図りながら増産体制構築を推進し、大きく成長するWFE投資を確実に取り込む体制を構築します。また、米国に設立した研究開発拠点 ATCA(SCREEN Advanced Technology Center of America, LLC)によって開発力を高めさらに競争力を上げていくとともに、基幹システムの刷新を軸にDX化を推進し、将来の更なる成長に向けた体制・基盤の強化を進めています。 (グラフィックアーツ機器事業:GA) ①セグメント戦略 ・POD装置販売の拡大 ・リカーリングビジネスの拡大 ・パッケージ印刷ビジネスの確立 ②3カ年累計目標と実績 売上高   1,500億円以上 営業利益率   6~9% 1年目実績   売上:530億円、営業利益率:8.1% 2年目実績   売上:574億円、営業利益率:6.3% (注)上記項目の数値目標はオーガニック・グロースを前提 事業環境としては、環境負荷低減や社会的価値向上への意識の高まり、デジタル化による変容(DX・スマートファクトリー化)の必要性が高まる中で、従来の刷版を前提とした大量印刷から代わり、POD装置の新機種売上が好調に推移しました。一方、利益については、米国の関税政策による影響を受け、業績は増収減益となりました。 今後もPODを中核事業と置き、商業印刷およびパッケージ印刷へリソースの集中を図り、装置の販売拡大に取り組むとともに、インク販売を中心とするリカーリングビジネスの一層の拡大により、安定的な売上、利益を生み出してまいります。 (ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT) ①セグメント戦略 ・ディスプレービジネスの収益性向上 ・“塗工”技術強化と応用分野拡大 ・製品製造の受託事業の拡大 ②3カ年累計目標と実績 売上高   1,000億円以上 営業利益率   3~5% 1年目実績   売上:358億円、営業利益率:8.5% 2年目実績   売上:447億円、営業利益率:19.2% (注)上記項目の数値目標はオーガニック・グロースを前提 事業環境としては、中国における家電製品買い替え補助金政策などを背景に、OLEDだけでなくLCDディスプレーへの需要が増加し、それに伴い中国を中心としたディスプレーメーカーの設備投資も活況でした。 このような環境の中、売価改善や原価管理活動も奏功し、前期比で大きな増収増益となりました。 今後は、パネルレベル関連のアドバンスドパッケージ事業機能をセグメント内に組み入れ、製品ポートフォリオを拡充し、更にビジネスエリアを広げていきます。 (プリント基板関連機器事業:PE) ①セグメント戦略 ・直接描画露光装置の業界プレゼンス向上 ・直接描画アプリケーションの拡大探索 ②3カ年累計目標と実績 売上高   500億円以上 営業利益率   12~15% 1年目実績   売上:141億円、営業利益率:7.5% 2年目実績   売上:145億円、営業利益率:2.6% (注)上記項目の数値目標はオーガニック・グロースを前提 事業環境としては、プリント基板機器関連の投資の停滞が継続していましたが、2026年3月期の終盤より、韓国、中国でのパッケージ向け投資が回復しました。 このような環境の中、売上が増加したものの、固定費の増加などにより、増収減益の結果となりました。今後につきましても、ミドル、ハイエンド向け直接描画露光機製品群の量産フェーズへの移行や安定稼働を確実に進め、堅調なポストセールス売上を維持しつつ、投資回復を受けた売上拡大を進めてまいります。 上記における将来数値は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績などは様々な要因により大きく異なる可能性があります。
事業等のリスク5,139字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、「SCREENグループリスクマネジメント要綱」および関連規定にもとづいて、ビジネスリスクの洗い出しとその軽減に向けた取り組みを行うとともに、持株会社(HD)がリスクマネジメント推進体制を構築し、グループ全体のリスクマネジメントを運用しております。 <リスクマネジメント推進体制> 当社グループの企業価値にマイナスの影響を及ぼす恐れのあるリスクを軽減するため、当社代表取締役 取締役社長を最高責任者とし、各グループ会社の社長などを各社のリスクマネジメント責任者とする全社横断的なリスクマネジメント体制を確立しております。 その中核に「グループリスク委員会」をおき、リスクマネジメントの運営および方針を策定し、企業価値毀損の未然防止•最小化の視点から、グループ全体に内在するリスクとその状態を把握しております。また、年度ごとの経営環境の変化に応じたグループ重要リスクの設定により、リスク管理の方向性を定め、顕在化の予防に取り組んでおります。 なお、グループ重要リスクは、グループリスクリストをもとに、委員会での協議によって重要と考えられるリスクを当期のグループ重要リスクとして選定し、最高責任者の承認を得た上でHDの経営会議で審議し、HDの取締役会の決議を得て決定しております。さらに、3つのディフェンスライン*の考え方で、個々のリスク管理の担当と役割を定め、現場と経営層がリスク情報を共有するガバナンス体制を構築しております。 (*第1ディフェンスライン:事業会社系グループ会社等、第2ディフェンスライン:HD管理部門・機能会社、第3ディフェンスライン:HD内部監査部門) <事業等のリスク> 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)外部要因に関するリスク ①政治状況に関するリスク 当社グループは、現時点では米中貿易摩擦による業績への影響は大きくないものの、今後米中間の関係悪化が更に進み、輸出入に関する諸規制の強化等により、中国への製品の出荷が制約を受ける場合には、当社グループの売上減少により利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 また、米国向けに輸出する一部の製品等に追加関税等が課されております。現時点では業績への影響は大きくないものの、今後の動向によっては利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 このほか、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢に起因した地政学リスクの高まりの長期化による世界的な景気の後退、およびそれに伴う需要の縮小が生じた場合には、当社グループによる当該地域向けの取引は僅少なものの、間接的な影響による当社グループの売上減少により利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 ②為替・金利変動に関するリスク 当社グループは、海外売上高比率が高いため、輸出売上については為替リスクを回避するために積極的に円建て取引を行っておりますが、外貨建てによる取引も存在しております。当社グループは為替予約などによりリスクヘッジを行うことで、為替変動による業績への影響を小さくするよう努力しておりますが、急激な為替変動が起こった場合には、当社グループの利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 また、当連結会計年度末における有利子負債残高はすべて金利を固定しており、金利変動リスクに晒されておりませんが、新たな調達資金については、金利変動の影響を受け、当社グループの利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 (2)業界動向に関するリスク ①半導体・ディスプレー市場の動向に関するリスク 半導体・ディスプレー市場は、急速な技術革新により大幅に成長する反面、需給バランスの悪化から市況が低迷するという好不況の波に晒されてきました。このような市場環境の中、当社グループは市況の下降局面においても確実に利益を生み出せるよう、ROIC経営を推進しております。しかしながら、市況が予想と乖離した場合には、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 ②技術・製品に関するリスク 当社グループは、各事業戦略に沿った開発テーマの絞り込みや保有技術のグループ内での共有化、外部の技術資源の効率的活用などにより、開発力の強化・活性化に取り組んでおり、最新の技術を取り入れた製品をタイムリーに市場投入しシェアの拡大を図ることで収益体制の強化を目指しております。こうした取組みの一環として、新たな海外研究開発拠点の設立、および当該拠点と他の研究開発拠点との連携強化により、適時な開発体制を構築するとともに、社外パートナーとの協業を通じて開発の効率化を図ることなどにより、新製品の適時投入を推進しております。しかしながら、開発期間が長期化することにより新製品のリリースに遅れが生じた場合には、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 ③特定顧客への取引集中に関するリスク 当社グループは、国内外の主要半導体メーカーに製造装置を納入しておりますが、同業界では巨額の投資を背景に顧客の集約が進み、当社グループの売上が特定顧客に集中する傾向があります。したがって、これら特定顧客の設備投資動向や特定顧客からの受注動向によっては、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 当社グループでは、次世代デバイスの生産プロセス確立に寄与する競争優位性のある装置を開発・製造し、進化を続ける半導体業界に最適なソリューションを提供し続けることを目指してまいります。 ④サプライチェーンに関するリスク 当社グループは、大規模災害やサプライチェーンの障害事例から、国内・海外の生産拠点、部品の調達先を統括した生産補完体制を確立し、事業が大きなダメージを受けないためのシステム構築を推進しております。一方で、サプライヤーからの主要部材の調達等において、需給が逼迫し、適時に供給が得られなくなった場合や、部材、製造委託先の確保に障害が発生した場合には、当社グループの生産活動の中断や材料費および人件費の高騰などにより、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 (3)公正な取引順守に関するリスク 当社グループは、企業理念に基づく行動原則、グループの全役員・従業員が心掛けるべき行動規範を定めた「SCREENグループCSR憲章・行動規範」、およびコンプライアンスに関する行動方針を定めた「コンプライアンス方針」のもと、各国の法令や社会規範を順守し、公明正大に良識ある企業活動を展開しています。また、コンプライアンス担当役員および法務担当役員主導のもと、全グループのコンプライアンス意識の向上や浸透に取り組むとともに、法務室およびコンプライアンス室が中心となり、国際的なルールや各国法令・規則の順守の推進、そのための各種教育に取り組んでいます。しかしながら、当社グループの事業活動に関連し、コンプライアンス意識の欠如・低下により、法令等への違反や訴訟、紛争等が発生した場合には、当社グループの利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 (4)財務報告に係る内部統制に関するリスク 当社グループは、内部統制の体制整備およびその適切な運用に努めており、その運用状況について適宜点検を行っております。しかしながら、内部統制には固有の限界があるため、内部統制が有効に機能しなかった場合や無効化された場合には、法令等に抵触する事態や不正・不適切な行為等が発生し、当社グループの利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 (5)事業継続に関するリスク ①大規模自然災害・パンデミック等に関するリスク 当社グループの国内生産拠点は京滋地区に集中しており、この地区において大規模な地震等の自然災害が発生した場合、生産設備等に大きな損害を受ける可能性があります。また、感染症によるパンデミックの発生により、営業・生産・調達・物流等の事業活動に悪影響を与える可能性があります。当社グループではオフィスや生産現場の耐震補強や感染リスク低減等、災害およびパンデミック発生時の損失を最小限にとどめる対策を講じるとともに、事業の継続または早期再開を図るため、ISO22301に基づく事業継続マネジメントシステム(BCMS)を推進し、リスク低減に関する取り組みを展開しておりますが、災害・パンデミック等により生産拠点の操業が停止するなどの不測の事態が生じた場合、当社グループの事業継続に悪影響をもたらす可能性があります。 ②資金調達に関するリスク 当社グループの借入金に係る契約のうち一部の契約には、各年度の末日の連結純資産および各年度の連結経常損益に関する財務制限条項が付されております。これに抵触し、借入先金融機関の請求があった場合、当該借入金について期限の利益を喪失する可能性があります。この場合、当社グループの社債およびその他の借入金についても連動して期限の利益を喪失する可能性があります。当社グループが借入金等について期限の利益を喪失し、一括返済の義務を負った場合には、当社グループの事業継続に悪影響をもたらす可能性があります。なお、現在、財務制限条項が付されている契約に基づく借入金の残高はありません。 ③情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業遂行に関連して、多数の個人情報や顧客情報、技術情報を有しております。当社グループでは、「SCREENグループIT管理規定」を定め、社内情報システムのセキュリティ強化を図っております。また、グループの全役員・従業員が心がけるべき行動規範を定めた「SCREENグループCSR憲章・行動規範」を制定するとともに、営業秘密管理規定を整備し、情報管理体制を強化しております。しかしながら、昨今の頻発・巧妙化・高度化するサイバー攻撃を当社またはサプライチェーンが受けた際には、予期せぬ被害によって情報流出や関連する情報システムに大規模な障害等の発生と影響が想定されます。この場合、社会的信用の低下や長期の事業停止等により、当社グループの事業継続に悪影響をもたらす可能性があります。 (6)製品の品質と安全に関するリスク 当社グループでは、品質マネジメントシステムの規格(ISO9001)に基づく品質管理体制を構築し、製品・サービスの品質および安全性の向上に取り組んでいますが、万一、大規模なリコールや製造物賠償責任につながるような製品の欠陥が発生し顧客に損失をもたらした場合、多額の追加費用の発生や信頼低下により、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。 (7)人材に関するリスク 企業の中長期的な成長と価値向上には、多様な人材によるイノベーションの創出が不可欠です。当社グループでは、社員が目指すべき姿を自律型人材「ソリューションクリエーター」と定義し、ソリューションクリエーターの獲得・育成・リテンションを軸とした取り組みを推進しております。中でも、各事業戦略に応じた人員数の拡充を図るとともに、高度専門人材、女性、外国人などの多様性の確保、次世代の経営人材の育成に努めております。一方で、優秀な人材の確保における競争は激しく、必要な人材を継続的に採用・維持できない場合や、後継者育成計画が滞り、ソリューションクリエーターの資質を持つ人材が不足した場合、当社グループの事業、業績に悪影響をもたらす可能性があります。 (8)環境負荷低減・気候変動への対応に関するリスク 当社グループは、低環境負荷製品へのニーズの高まりや国際的な化学物質規制、環境関連規制の強化などを受け、地球環境に配慮した環境適合認定製品の拡大に取り組んでおります。また、脱炭素や水を含む資源の持続可能性、自然共生といった環境課題の解決に向けて、製品ライフサイクル全体で地球環境に配慮した製品やサービスの開発・提供、およびグリーン調達に努めております。しかしながら、取り組みに遅れが生じ、製品が環境規制等に対応できない場合、当社グループの売上、利益等に悪影響をもたらす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,390字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、中国など一部の地域において足踏みが見られるものの、全体として緩やかに回復基調で推移しました。一方、米国の通商政策の影響や中東地域の地政学リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く環境は、半導体業界では、生成AIの活用拡大を支える半導体の微細化や、チップレット化を含む先端パッケージングなどの省エネ高速半導体開発の重要性が高まっております。その結果、先端ロジックやメモリー向け投資が堅調に推移し、今後も引き続き好調な動きが見込まれます。FPD業界では、ディスプレー需要が持ち直し、パネルメーカーの設備投資意欲に回復が見られました。 このような状況の中、当連結会計年度の財政状態および経営成績は次のとおりとなりました。 a. 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、棚卸資産が減少した一方で、有価証券(譲渡性預金)、売上債権、現金及び預金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ、511億3千3百万円(7.6%)増加し、7,224億2千1百万円となりました。 負債合計は、契約負債や未払法人税等が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、148億5千6百万円(5.9%)減少し、2,357億3千6百万円となりました。 純資産合計は、配当金の支払いや自己株式取得の一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ、659億9千万円(15.7%)増加し、4,866億8千4百万円となりました。なお、当連結会計年度において、自己株式の消却・処分を行っております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ③ 連結株主資本等変動計算書」をご参照ください。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、67.4%となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度における当社グループの業績につきましては、売上高は6,057億4千8百万円と前期に比べ、195億2千1百万円(3.1%)減少しました。利益面につきましては、固定費の増加や売上の減少などにより、前期に比べ、営業利益は131億6千1百万円(9.7%)減少の1,225億2千2百万円、経常利益は139億4千1百万円(10.1%)減少の1,243億2千3百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は74億6千3百万円(7.5%)減少の920億3百万円となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (半導体製造装置事業:SPE) 半導体製造装置事業では、前期に比べ、ポストセールスの売上やDRAM向けの装置売上が増加した一方で、ファウンドリー向けの装置売上が減少しました。地域別では、台湾向けの売上が増加しましたが、中国や米国向けの売上が減少しました。その結果、当セグメントの売上高は、4,859億8千2百万円(前期比6.5%減)となりました。営業利益は、ポストセールスの売上増加などにより採算性は改善しているものの、売上の減少や固定費の増加などにより、1,227億7百万円(前期比10.4%減)となりました。 (グラフィックアーツ機器事業:GA) グラフィックアーツ機器事業では、装置売上やインクを中心とするリカーリングビジネスの売上が増加したことから、当セグメントの売上高は、574億9千4百万円(前期比8.5%増)となりました。営業利益は、売上が増加したものの、固定費の増加や米国関税の影響などにより、36億2百万円(前期比16.1%減)となりました。 (ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT) ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、OLED向け装置売上が増加したことから、当セグメントの売上高は、447億5千5百万円(前期比24.9%増)となりました。営業利益は、採算性の改善や売上の増加などにより、86億5百万円(前期比181.8%増)となりました。 (プリント基板関連機器事業:PE) プリント基板関連機器事業では、ポストセールスの売上が増加したことから、当セグメントの売上高は145億4千5百万円(前期比2.6%増)となりました。営業利益は、売上が増加したものの、固定費の増加などにより、3億8千3百万円(前期比64.2%減)となりました。 (その他事業) その他事業の外部顧客への売上高は81億1千8百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、現金及び現金同等物に係る換算差額等を含め、前連結会計年度末に比べ、272億5千5百万円増加し2,257億3千4百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益、減価償却費、棚卸資産の減少などの収入項目が、法人税等の支払い、契約負債の減少、売上債権及び契約資産の増加などの支出項目を上回ったことから、927億7百万円の収入(前期は712億3千4百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、研究開発設備等の有形固定資産の取得などにより、297億8百万円の支出(前期は217億7千2百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや自己株式の取得などにより、401億9千9百万円の支出(前期は464億6千6百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 生産実績は、販売実績と傾向が類似しているため、記載を省略しております。 b.受注実績 受注実績は、短期での変動が大きく、中長期の市場動向や当社グループの事業の状況を表すための指標として適切ではないため記載しておりません。 c.販売実績 販売実績は、「①財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメント別の経営成績に関連付けて説明しております。 なお、主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 相手先   金額(百万円)   割合(%) Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.   89,703   14.3 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 相手先   金額(百万円)   割合(%) Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.   88,507   14.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績 (売上高) 当連結会計年度における当社グループの売上高は、主に半導体製造装置事業(SPE)の売上減少により、前連結会計年度に比べ、195億2千1百万円(3.1%)減少の6,057億4千8百万円となりました。 (営業利益) 成長に向けた研究開発費や人件費などの固定費の増加や売上の減少などにより、営業利益は前連結会計年度に比べ、131億6千1百万円(9.7%)減少の1,225億2千2百万円となりました。 (経常利益) 営業外損益は、営業外収益において受取利息が増加したものの、営業外費用における損害賠償金の発生や為替差損の増加などにより、前連結会計年度に比べ、7億8千1百万円悪化しました。 以上の結果、経常利益は139億4千1百万円(10.1%)減少の1,243億2千3百万円となりました。 (税金等調整前当期純利益) 特別損益は、特別利益において関係会社株式売却益が減少したものの、投資有価証券売却益が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ、16億7千8百万円改善しました。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は122億6千3百万円(8.8%)減少の1,267億4千3百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等合計は、税金等調整前当期純利益が減少したことなどから、前連結会計年度より47億9千7百万円減少し、347億3千6百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、74億6千3百万円(7.5%)減少の920億3百万円となりました。 セグメント別の経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」および「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)セグメント別の取り組み」に記載のとおりであります。 b. 財政状態 財政状態の分析は「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 c. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年3月期~2027年3月期におきまして、新中期経営計画「Value Up Further 2026」に取り組んでおります。なお、中期経営計画の進捗状況および指標の達成状況ならびに新中期経営計画の指標につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度の所要資金は、自己資金で賄いました。なお、将来の資金安定確保を目的として、総額600億円のコミットメントライン契約を複数の金融機関との間で締結しております。 主な資金使途としまして、設備投資計画につきましては「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」、配当政策につきましては「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成において採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成にあたって、会計上の見積りを必要とする項目については、過去の実績や当該事象の状況を勘案して、合理的と考えられる方法に基づき見積りおよび判断をしております。ただし、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあるものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 その他の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は以下のとおりであります。 a. 固定資産の減損について 減損会計の適用にあたり、当社グループは原則、各社を1グループ単位としてグルーピングを行っております。ただし、株式会社SCREENホールディングスにおける事業については、事業単位でグルーピングを行っております。なお、賃貸用資産および遊休資産については、個別物件単位でグルーピングを行っております。各資産グループの回収可能価額は、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額などの前提条件に基づいて測定しておりますが、今後の地価の動向や事業の将来の業績によっては、翌年度以降に減損損失が発生する可能性があります。 b. 退職給付債務について 当社グループの退職給付費用および債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されております。この前提条件や年金資産の長期期待運用収益率が実際の結果と異なる場合、または変更された場合、翌年度以降において認識する退職給付費用および債務に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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