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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

日本マイクロニクス

MICRONICS JAPAN CO.,LTD.6871 · Prime · 電気機器

半導体ウエハテスト用プローブカードの専業メーカー。微細化・高密度化に対応した検査技術で世界市場に供給。

概要

日本マイクロニクスは、半導体のウェーハ検査工程で使用されるプローブカードを主力製品とする電気機器メーカーである。1970年にトーワ電気として創業し、1975年に現社名に変更。2025年12月期の連結売上高は702億円、営業利益165億円、従業員数1,785人。メモリ向けプローブカードで市場優位性を持ち、特にAI半導体向けHBM需要の拡大を取り込んで成長している。国内に青森、大分、熊本などの生産拠点を持ち、米国、欧州、台湾、中国、韓国、シンガポールに子会社を展開するグローバル企業である。

プローブカード事業が売上の97%を占める収益構造

当社グループの主力事業はプローブカード事業であり、2025年12月期のセグメント売上高は68,525百万円(全社売上高70,173百万円の約97.6%)を占める。セグメント利益は20,844百万円で、営業利益率は30.4%である。プローブカードは半導体ウェーハ上のチップの電極にピンを接触させ、テスタと接続して電気的特性を検査する器具である。メモリ向けでは、AI半導体向けHBM(高帯域メモリ)需要の拡大を確実に取り込み好調に推移した。NANDフラッシュ向けはデバイス価格上昇があるもののプローブカード需要の回復は緩やかであった。ノンメモリ向けでは、車載半導体市場の回復遅れを新規顧客開拓で補い、底堅く推移した。当社はメモリ向けプローブカードで市場優位性を有しており、中長期的にはノンメモリ向けの拡販を目指している。

TE事業は検査機器とパッケージプローブで損失縮小

TE事業は半導体検査機器(テスタ、マニュアルプローバ、セミオートウェーハプローバ)およびLCD検査機器を手掛ける。2025年12月期の売上高は前年同期比で減収となったが、損失は縮小した。主力製品のパッケージプローブ(テストソケット)は安定的に売上に貢献している。新製品として、テスタ「Testalio」とマニュアルプローバ「Excelyze」の開発・拡販を進めており、中長期での業績回復を目指す。LCD検査機器は液晶パネルの表示欠陥を検査する装置で、子会社の美科樂電子股份有限公司(台湾)でも製造・販売している。同事業は売上規模は小さいものの、パッケージプローブビジネスを安定収益源と位置づけ、新製品投入による成長を図っている。

国内6拠点と海外6子会社によるグローバル体制

国内生産拠点は青森工場(平賀工場、青森松崎工場を含む)、大分テクノロジーラボラトリー、熊本テクノロジーラボラトリー(2012年大分と統合)、茨城テクノロジーラボラトリー(2011年青森工場と統合)などが存在する。営業所は大分、青森、熊本、関西などに開設されていたが、近年統合が進んでいる。海外子会社は米国(MJC Electronics Corporation)、欧州(MJC Europe GmbH)、台湾(美科樂電子股份有限公司)、中国(昆山麦克芯微電子有限公司、邁嘉路微電子(上海)有限公司など)、韓国(MEK Co.,Ltd.)、シンガポール(MJC ELECTRONICS ASIA PTE.LTD.)に配置され、販売・保守を担当する。2025年12月期の海外売上高比率は92.6%に達し、グローバルな顧客基盤を持つ。研究開発は本社や青森松崎工場などで行っている。

中期経営計画FV26に基づく積極的な設備投資

当社は2026年12月期を最終年度とする中期経営計画「FV26」を策定し、売上高800億円、営業利益200億円、営業利益率25%、ROE23%の経営指標を掲げる。前提としてプローブカード市場の年平均成長率20%(2024~2026年)を想定し、積極的な設備投資・研究開発投資を実行する。2025年12月期には青森工場新棟への投資を含む設備投資が行われ、機械装置及び運搬具が6,687百万円増加するなど有形固定資産が増加した。研究開発ではMEMSタイプのプローブカードやテスタ「Testalio」などの新製品開発に注力する。サステナビリティやDX推進も重点施策として掲げ、人財育成と組織力強化を進めている。自己資本比率は66.7%と財務基盤も強固である。

業界の中での役割は半導体前工程のテスト工程向け計測器具・検査機器メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
702億円
営業利益
165億円
営業利益率
23.5%
純利益
121億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
プローブ カード事業685億円97.7%208億円30.4%
TE事業16億円2.3%-9億円-56.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体前工程(テスト)主力

ウエハ上のチップを個片化前に電気試験するプローブカードを開発・製造・販売。自社および子会社(米国、欧州、台湾、中国、韓国)で販売・保守をグローバルに展開。

主な製品・サービス1
プローブカード
半導体ウエハ状態での電気的特性検査に使用される計測器具。微細電極をウエハ上のパッドに接触させ、良否判定を行う。

02半導体・LCD後工程(検査)準主力

半導体パッケージやLCDパネル向け検査機器を開発・製造・販売。子会社も含め販売・保守体制を構築。

主な製品・サービス2
半導体検査機器
パッケージ化後の半導体の最終検査に用いる装置。
LCD検査機器
液晶パネルの表示欠陥などを検査する機器。

製品と技術

ウェーハ検査の要となるプローブカードの技術

プローブカードは、半導体製造工程のウェーハ検査において、シリコンウェーハ上の個々のチップ電極に微細なピンを接触させ、テスタと電気的に接続する計測器具である。これにより、チップを個片化する前に電気的特性の良否を判定できる。当社のプローブカードはメモリ向けで市場優位性を有し、特にHBM向け需要が拡大している。微細電極をウエハ上のパッドに接触させる技術が中核であり、2005年には世界初の8インチウェーハ一括測定プローブカードを製品化した実績を持つ。ノンメモリ向けにはMEMSタイプのプローブカードを投入し、シェア拡大を目指している。生産は国内の青森工場、大分テクノロジーラボラトリー等で行い、海外子会社でも製造・販売している。

半導体検査機器——テスタとプローバのラインアップ

半導体検査機器分野では、テスタ(半導体BISTテスタ、Testalio)、マニュアルプローバ(Excelyze)、セミオートウェーハプローバなどを製品化している。テスタは半導体チップの機能試験を行い、マニュアルプローバはプローブカードと組み合わせて手動で検査位置を合わせる装置である。また、パッケージプローブ(テストソケット)は半導体パッケージ化後の最終検査に用いられ、安定的な収益源となっている。LCD検査機器は液晶パネルの表示欠陥を検出する装置で、台湾子会社美科樂電子でも製造している。新製品のTestalioとExcelyzeは拡販中であり、中長期的な成長を担うと期待されている。

MEMSプローブカードと新製品で広げる応用分野

ノンメモリ向けプローブカードの拡販に向けて、当社はMEMS(微小電気機械システム)技術を応用したプローブカードを開発・投入している。MEMSタイプは微細で高精度な接触を実現し、車載半導体や産業用半導体などの検査に適している。また、テスタ「Testalio」は汎用的な検査プラットフォームとして、多様な半導体デバイスに対応可能である。マニュアルプローバ「Excelyze」は操作性と信頼性を向上させた新製品である。研究開発投資を積極化し、これらの新製品を通じて顧客のニーズに応えるとともに、新たな応用分野の開拓を進めている。青森工場新棟への設備投資も、MEMSプローブカードの生産能力強化に寄与する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

半導体検査装置で国内首位、海外比率拡大が課題

同社は半導体検査装置分野で国内首位の地位を確立し、売上高は2023年の383億円から2025年には702億円まで急成長した。営業利益率も22.7%から23.5%と高水準を維持しており、収益性の高い事業モデルを持つ。同業他社であるキオクシアやイビデンはメモリや基板製造に強みを持つのに対し、同社は検査・測定というニッチ分野で差別化している。ただし、国内市場依存が高く、海外売上比率の拡大が今後の成長鍵となり、パワーエックスなど新興勢力の参入も脅威となる。

強み

  • 半導体検査装置で国内シェア首位を確立し、高いブランド力と顧客基盤を有する。
  • 営業利益率23%超と他社を凌ぐ収益性を実現し、安定した利益創出が可能。
  • 売上高が2年で約1.8倍に成長し、半導体需要拡大の恩恵を強く受けている。
  • 検査装置の高い精度と信頼性で、大手半導体メーカーからの採用実績を持つ。

課題

  • 国内市場依存が強く、海外売上比率が低いため、成長機会を逃している。
  • パワーエックスなど新興企業の参入で競争が激化し、シェア維持が課題。
  • 半導体市況の変動で検査装置需要が影響を受け、業績が不安定になる恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字が日本マイクロニクス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16856堀場製作所9,517億円22.1倍
27729東京精密7,116億円27.8倍
36323ローツェ6,733億円34.9倍
47731ニコン6,311億円
55344MARUWA6,275億円33.3倍
66871日本マイクロニクス4,763億円24.6倍
76754アンリツ4,367億円35.2倍
86507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍
9268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
106728アルバック3,493億円20.4倍
116951日本電子3,492億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 50件

シンクロスコープのメンテナンスから半導体計測へ(1970-1975)

1970年11月、トーワ電気株式会社として東京都目黒区上目黒に設立された。当初の事業目的はシンクロスコープ、ファクシミリ、産業半導体、真空試験装置のメンテナンスであった。1971年7月に東京都武蔵野市に本社を移転し、半導体を対象とした計測技術及び微細加工技術の研究開発を開始した。1973年11月には半導体検査装置及び精密測定機器の開発・販売を始め、事業の軸足を計測技術へと移した。1975年4月、商号を株式会社日本マイクロニクスに変更し、現在の社名となった。この間、創業時の保守サービスから自社製品開発へと転換した。

プローブカード開発と液晶検査装置への展開(1976-1985)

1976年3月、プローブカードの開発に着手した。1977年8月にはマニュアルプローバ1号機を完成。1981年5月、青森県南津軽郡平賀町(現平川市)に平賀工場を新設し、生産体制を強化した。1983年1月、マニュアルプローバ(モデル705)が日経産業新聞の重要特許抄録として取り上げられ、技術力が認められた。1985年には大分県大分市に大分営業所・大分工場を開設するとともに、12月には液晶ディスプレイ検査装置1号機を完成。プローブカードと並行して、半導体検査機器およびLCD検査機器のラインアップを広げた。

工場拡充と拠点網の整備(1985-1997)

1985年から1987年にかけて、青森営業所(1985年4月)、大分営業所・大分工場(1985年8月)、熊本営業所(1986年7月)、熊本工場(1987年3月)を相次いで開設し、国内生産拠点を拡大した。1989年8月には東京都三鷹市に研究開発センターを開設し、研究開発機能を強化。1992年1月にパッケージプローブの開発に着手し、検査工程の後工程向け製品も手掛け始めた。1994年6月には関西営業所を開設し、販売網を全国に広げた。1997年4月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場からの資金調達が可能となった。

海外進出とジャスダック上場による成長加速(1997-2004)

1997年6月、大分工場を大分テクノロジーラボラトリーに名称変更。1998年12月、熊本工場を熊本県上益城郡益城町に移転し熊本テクノロジーラボラトリーに改称。1999年3月、米国カリフォルニア州サンノゼに支店を開設し、海外拠点を初めて設けた。2000年7月、青森松崎工場を増設。2003年1月、中国に旺傑芯微電子(上海)有限公司を設立。同年11月、韓国にMDK Co.,Ltd.を設立。2004年5月、茨城県に関城工場(茨城テクノロジーラボラトリー)を開設。同年7月、台湾に美科樂電子股份有限公司を設立。海外展開を加速し、2004年12月には株式をジャスダック証券取引所に上場した。

世界初の8インチウエハ一括測定プローブカードと第一部上場(2005-2015)

2005年1月、世界初の8インチウェーハ一括測定プローブカードを製品化。同年5月には半導体BISTテスタを製品化し、技術面で大きな進展を遂げた。2006年2月、ジャスダック証券取引所のJ-Stock銘柄に選定。同年6月、米国にMJC Electronics Corporationを設立。2007年5月、独国にMJC Europe GmbHを設立。2008年10月、韓国にMEK Co.,Ltd.を設立し、海外子会社網を拡充した。2010年1月、国内全拠点でISO9001(品質)およびISO14001(環境)の国際規格認証を取得。2013年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2015年11月には東証市場第一部に指定替えとなり、企業規模を拡大した。

吸収合併とプライム市場移行、AI需要で過去最高(2016-2025)

2016年12月、シンガポールにMJC ELECTRONICS ASIA PTE.LTD.を設立。2017年10月、子会社の株式会社MJCテクノを吸収合併し、組織をスリム化した。2021年3月、監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化。2022年4月、東証市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行した。2024年12月、青森工場に新棟を増築し、生産能力を増強。2025年12月期は、AI半導体向けHBM需要の拡大を背景に売上高70,173百万円、営業利益16,542百万円、親会社株主に帰属する当期純利益12,063百万円と過去最高を記録した。

年表50件を開く

1970年代

  • 1970年11月創業シンクロスコープ、ファクシミリ、産業半導体、真空試験装置のメンテナンスを目的として、東京都目黒区上目黒五丁目27番16号にトーワ電気株式会社を設立
  • 1971年7月東京都武蔵野市に本社を移転 半導体を対象とした計測技術及び微細加工技術の研究開発を開始
  • 1973年11月半導体検査装置及び精密測定機器を開発、販売を開始
  • 1975年4月商号変更商号を株式会社日本マイクロニクスに変更
  • 1976年3月プローブカード開発
  • 1977年8月マニュアルプローバ1号機を完成

1980年代

  • 1981年5月青森県南津軽郡平賀町(現 青森県平川市)に平賀工場を新設
  • 1983年1月マニュアルプローバ(モデル705)が日経産業新聞に重要特許抄録としてとりあげられる
  • 1985年1月大分県大分市に大分営業所を開設
  • 1985年3月青森県南津軽郡平賀町(現 青森県平川市)に新平賀工場(現 青森工場)を新設
  • 1985年4月青森営業所を開設
  • 1985年8月大分県大分市に大分工場を新設
  • 1985年12月液晶ディスプレイ検査装置1号機を完成
  • 1986年7月M&A熊本県熊本市に熊本営業所を開設(2020年12月 大分テクノロジーラボラトリーと統合)
  • 1987年3月熊本県熊本市に熊本工場を新設
  • 1989年8月M&A東京都三鷹市に研究開発拠点として研究開発センターを開設(2012年9月 本社・青森松崎工場と統合)

1990年代

  • 1992年1月パッケージプローブ開発に着手
  • 1994年6月M&A神戸市中央区に関西営業所(後に関西出張所へ名称変更)を開設(2020年4月 本社と統合)
  • 1997年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1997年6月大分工場及び大分営業所を大分県大分市高江西に移転し、大分テクノロジーラボラトリーに名称変更
  • 1998年12月M&A熊本工場を熊本県上益城郡益城町に移転し、熊本テクノロジーラボラトリーに名称変更(2012年9月 大分テクノロジーラボラトリーと統合)
  • 1999年3月米国にサンノゼ支店を開設

2000年代

  • 2000年7月青森県南津軽郡平賀町(現 青森県平川市)に青森松崎工場を増設
  • 2003年1月創業中国に旺傑芯微電子(上海)有限公司を設立
  • 2003年11月創業韓国にMDK Co.,Ltd.を設立(2011年6月 MEK Co.,Ltd.と合併)
  • 2004年5月M&A茨城県真壁郡関城町(現 茨城県筑西市)に茨城テクノロジーラボラトリーを開設(2011年11月 青森工場と統合)
  • 2004年7月創業台湾に美科樂電子股份有限公司を設立
  • 2004年11月青森松崎工場を増築
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年1月世界初の8インチウェーハー一括測定プローブカードを製品化
  • 2005年3月創業中国に邁嘉路微電子(上海)有限公司を設立
  • 2005年5月KES環境マネジメントシステムを認証取得
  • 2005年5月半導体BISTテスタを製品化
  • 2005年9月本社建物及び土地(借地権)を購入
  • 2006年2月ジャスダック証券取引所により、J-Stock銘柄に選定
  • 2006年6月創業米国にMJC Electronics Corporationを設立
  • 2006年10月創業東京都に株式会社MJCテクノを設立
  • 2007年5月青森工場に新棟を増築
  • 2007年5月創業独国にMJC Europe GmbHを設立
  • 2008年6月大分テクノロジーラボラトリーを増築
  • 2008年10月創業韓国にMEK Co.,Ltd.を設立

2010年代

  • 2010年1月国内全拠点において国際規格ISO9001、ISO14001を認証取得
  • 2011年4月創業中国に昆山麦克芯微電子有限公司を設立
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年11月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 2016年12月創業シンガポールにMJC ELECTRONICS ASIA PTE.LTD.を設立
  • 2017年10月M&A株式会社MJCテクノを吸収合併

2020年代

  • 2021年3月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年12月青森工場に新棟を増築

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで800億円
  • 営業利益額2026年12月期まで200億円
  • 営業利益率2026年12月期まで25%
  • ROE2026年12月期まで23%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    プローブカード事業の収益力強化

    メモリ向けプローブカードでは生産能力強化と新技術開発によりシェアNo.1を維持。ノンメモリ向けではMEMSタイプ新製品投入によりシェア拡大を目指す。顧客サポートを充実し新たなリレーション構築も図る。

  2. 02

    TE事業の安定収益化と新価値創造

    コンタクタビジネスの成長により安定収益源を確立し、半導体テスト向け新製品で新たな価値を創造。フィールドサポートを第三の収入源として育成する。

  3. 03

    積極的な設備投資・研究開発投資

    市場成長率を上回る成長を目指し、積極的に設備投資と研究開発へ投資。顧客ニーズに応え共に成長する。

  4. 04

    サステナビリティとDX推進による成長

    サステナビリティへの取り組みとDX推進を成長機会と捉え、人財育成と組織力を強化。電子計測技術を通じ企業価値向上と社会貢献に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,785人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は787万円で、9期前と比べて+44.7%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月1,191
2017年9月1,251
2018年9月1,285
2019年9月54436.012.01,456
2020年12月51837.013.01,424
2021年12月58638.014.01,413
2022年12月68638.014.01,527
2023年12月58838.014.01,556
2024年12月66338.014.01,620778
2025年12月78737.014.01,785924

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 1 / 海外 6、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
青森工場 青森営業所 — 青森県平川市232億円
プローブカード事業
本社工場 — 韓国京畿道富川市5,145百万円
プローブカード事業 TE事業
大分テクノロジー ラボラトリー 大分営業所 — 大分県大分市2,302百万円
プローブカード事業
青森松崎工場 — 青森県平川市1,724百万円
TE事業
本社工場 — 台湾新竹縣竹北市1,150百万円
プローブカード事業 TE事業
本社 — 東京都武蔵野市419百万円
プローブカード事業 TE事業 管理部門
主な関係会社
  • 海外
    美科樂電子股份有限公司(英文名:TAIWAN MJC CO.,LTD.)
    台湾新竹縣 竹北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    邁嘉路微電子(上海)有限公司(英文名:CHINA MJC CO.,LTD.)
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MJC Electronics Corporation (注)3.
    米国 デラウェア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MJC Europe GmbH
    独国 バイエルン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MEK Co.,Ltd. (注)4.5.
    韓国京畿道 富川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    昆山麦克芯微電子有限公司(英文名:MJC Microelectronics (Kunshan)Co.,Ltd.)
    中国江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MJC ELECTRONICS ASIA PTE.LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は702億円営業利益165億円前期と比べると増収増益で、売上が+26.3%、利益が+31.0%。

売上高
+26.3%
702億円
営業利益
+31.0%
165億円
純利益
+37.5%
121億円
営業利益率
23.5%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,038億円702億円
営業利益314億円165億円
純利益230億円121億円
1株あたり配当¥178¥178

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は492億円、営業利益は156億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+48.6%、営業利益は+105.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q982020.411
2023年2Q72−2−2.80
2023年3Q85910.66
2023年4Q12824
2024年1Q1182521.213
2024年2Q1443322.924
2024年4Q2946823.151
2025年2Q3317623.048
2025年4Q3718924.073
2026年2Q49215631.7115

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は236億円から702億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は23.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月236−24−50
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年9月2041511
2014年9月2923630
東京証券取引所市場第一部上場
2015年9月3256557
シンガポールにMJC ELECTRONICS ASIA PTE.LTD.を設立
2016年9月260155
株式会社MJCテクノを吸収合併
2017年9月2851612
2018年9月3013425
2019年9月280169
2020年12月4013031
2021年12月4008782
2022年12月44310475
2023年12月3835741
2024年12月55612612322.788
2025年12月70216517123.5121

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高702億円のうち、営業利益として残るのは165億円23.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は121億円、売上の17.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.9%364億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.6%173億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.5%165億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
48.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+16.6pt
23.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.3pt
17.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.9pt
20.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが129億円、投資CFが−217億円で、差し引きのフリーCFは−88億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は171億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月19−16−9366
2013年9月6−5−7163
2014年9月43−4−103995
2015年9月91−28−1563146
2016年9月21−8−3713114
2017年9月21−27−24−687
2018年9月46−15−1031109
2019年9月40−11−2429113
2020年12月36−21−415124
2021年12月74−19−1355169
2022年12月84−23−2561210
2023年12月48−75−22−27164
2024年12月151−78−1473225
2025年12月129−21733−88171

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は990億円。このうち返さなくてよい自己資本が661億円で、自己資本比率は66.7%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月28311916439.4
2013年9月29313915444.3
2014年9月34118915251.6
2015年9月40024315756.6
2016年9月35822813060.1
2017年9月36523313260.2
2018年9月36925111865.2
2019年9月34222811465.8
2020年12月39225813465.4
2021年12月49733116666.3
2022年12月54438615870.9
2023年12月55841214673.8
2024年12月80049630362.1
2025年12月99066133066.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
193億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
459億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
330億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中95位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.9%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
23.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.7%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
26.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥11,900で、1年前と比べて+171.2%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥11,900-3.7%1ヶ月-17.5%1年+171.2%時価総額4,763億円
過去52週の値幅
安値¥4,250高値¥18,180

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.6倍
PER (会社予想)20.1倍
PBR5.05倍
配当利回り1.50%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に大幅高で1954円まで上昇したが、その後は調整し、8月21日には1839円。1ヶ月ではプラス圏を維持するものの、8月に入っては高値圏でのもみ合い。25日線(1848円)をわずかに下回る一方、75日線・200日線を上回っており、中期的な上昇トレンドは継続。出来高は8月7日に701万株と急増、その後は150万株前後に落ち着いたが、高水準を維持。RSIは49.9と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは28.41倍で、業界平均の30.92倍を下回り相対的に割安感がある。PBRは5.84倍と高めだが、ROEが20.9%と高収益で裏付けられている。配当利回りは1.29%と平均の2.29%を下回り、株主還元は控えめ。業績は増収増益基調で、今期予想PERも23.2倍に低下見込み。割安だが配当は伸び悩み、成長性を考慮すると妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.6倍30.8倍
PER (予想)20.1倍
PBR5.05倍2.58倍
ROE20.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

AI向けメモリ需要の拡大が事業の追い風となる一方、半導体市況の変動リスクが大きい。強気派は、HBM(高帯域幅メモリ)向けテスター需要が急増し、2025年度も売上・利益成長が続くと期待。実際、2025年度の売上は40%増、営業利益率23.5%と高い水準が続く見通し。一方弱気派は、メモリ市況の周期性による収益変動、競争激化による価格低下、依存度の高い特定顧客への集中リスクを指摘する。また、ROE20%超と好調だが、株価上昇でPER40倍超と割高感が強い。論点は、AI関連需要が持続するか、収益が市況悪化で落ち込むか。

プラスに働く材料7
  • AIメモリ需要の急拡大

    HBM等の先端メモリ向けテスター需要が高まり、受注が増加傾向

  • 高水準の収益性

    2025年度に営業利益率23.5%と高収益を維持する見通し

  • 技術力での競争優位

    メモリテスターで業界トップクラスの技術を持ち、参入障壁が高い

  • 2025年12月期は売上高702億円、営業利益165億円通年影響

    売上高は556億円から702億円へ26.3%増、営業利益は126億円から165億円へ31.0%増

  • 営業利益率23.5%と高収益通年影響

    営業利益率は22.66%から23.5%へ0.84pt改善

  • ROE20.9%の高収益で成長投資を加速継続影響

    ROE20.9%、PBR7.18倍と高い資本効率が成長を支える

  • 純利益は121億円へ3期連続増益通年影響

    純利益は41億円、88億円、121億円と増益基調が続く

マイナスに働く材料7
  • メモリ市況の周期性

    半導体市況が悪化すれば、テスター需要が急減するリスク

  • 顧客集中の依存

    主要顧客の投資動向に業績が左右される構造

  • 株価の割高感

    PER44倍超と高く、業績未達時は大きな調整リスク

  • PER44.05倍・PBR7.18倍と割高不定影響

    PER44.05倍、PBR7.18倍、配当利回り0.69%と指標面が割高

  • 売上高の伸び率が26.3%に鈍化通年影響

    前期は45.2%増(383→556億円)だったが、今期は26.3%増(556→702億円)へ減速

  • 配当利回り0.69%と低い金融政策次第影響

    配当利回り0.69%は相対的に低く、金利上昇で見直し売り

  • 株価1年で156.74%上昇の反動継続影響

    株価は13,710円、年間+156.74%と過熱感があり調整リスク

次の決算で確かめる点
受注高・受注残
半導体メーカーの設備投資動向を反映し、将来売上を示す
顧客別売上構成
特定顧客への依存度を把握するため
営業利益率
収益性の維持と価格競争の影響を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり178で、前期から+35.7%いまの株価に対する利回りは1.50%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥178
1株あたり
配当利回り
1.50%
いまの株価に対して
配当性向
35.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月1599.3
2017年9月10−33.336.6
2018年9月1990.026.9
2019年9月10−47.429.6
2020年12月25150.042.3
2021年12月65160.034.2
2022年12月59−9.231.9
2023年12月33−44.134.4
2024年12月70112.134.5
2025年12月9535.735.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥178

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ15,567人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他52.952.653.539.043.938.0
金融機関27.325.223.628.231.434.6
外国法人11.814.416.725.515.319.3
事業法人4.84.94.84.46.14.5
証券会社3.12.91.32.83.33.5
自己株式4.73.93.73.63.63.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.61
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)12.06
03長谷川 正義6.39
04日本生命保険相互会社4.21
05株式会社三菱UFJ銀行3.33
06長谷川 勝美2.97
07長谷川 丈広2.96
08MTKインベストメント株式会社2.79
09長谷川 義榮2.36
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-07-27
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    9.36%
    -1.10pt
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.83%
    +0.83pt
  • 2026-05-27
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -0.84pt
  • 2026-05-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.84%
    -0.19pt
  • 2026-04-30
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.03%
  • 2026-04-28
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.03%
    -0.48pt
  • 2026-04-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.02%
    -0.20pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+335%、1株純資産は14期で+480%。直近期のROEは20.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月−133294−36.4
2013年9月293429.18.215.3
2014年9月7745019.540.426.0
2015年9月14557328.27.521.8
2016年9月135422.4101.799.3
2017年9月305655.335.136.6
2018年9月6461710.812.526.9
2019年9月235913.837.629.6
2020年12月8267212.915.942.3
2021年12月21585728.18.634.2
2022年12月1961,00021.16.731.9
2023年12月1071,06810.334.334.4
2024年12月2281,28619.416.534.5
2025年12月3121,70420.922.635.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額524百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長谷川正義代表取締役社長 社長執行役員 兼 管理本部長592,556,000
阿部祐一取締役 専務執行役員 経営企画戦略本部担当 TE事業部長6413,000
外川孝取締役常務執行役員 プローブカード事業本部長6223,000
KI SANG KANG取締役常務執行役員 MEK Co., Ltd.代表理事6810,000
片山ゆき取締役上席執行役員 管理本部副本部長5615,000
田辺英達取締役(注)1.792,000
上田康弘取締役(注)1.68
平本一男取締役(注)1.69
新原伸一取締役(常勤監査等委員)71
樋口義行取締役(監査等委員)(注)2.72
土屋智恵子取締役(監査等委員)(注)2.55
荒井英夫72
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
佐々木武志取締役上席執行役員 プローブカード事業本部 副事業本部長(注)6.65

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)82081467142653
監査等委員4444411
取締役(社内)3343411
社外取締役320207

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容679字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、並びに子会社7社、その他1社により構成されており、半導体計測器具、半導体・LCD検査機器等の開発・製造・販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 また、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) プローブカード事業 ………… 主要な製品は半導体計測器具等であります。 半導体計測器具    …………   当社が開発・製造・販売する他、子会社 昆山麦克芯微電子有限公司及びMEK Co.,Ltd.で製造・販売しております。また、子会社MJC Electronics Corporation、MJC Europe GmbH、美科樂電子股份有限公司及びMJC ELECTRONICS ASIA PTE. LTD.において販売・保守をしております。 (2) T  E  事  業  ………… 主要な製品は半導体検査機器、LCD検査機器等であります。 半導体検査機器    …………   当社が開発・製造・販売しております。 LCD検査機器    …………   当社が開発・製造・販売する他、子会社 美科樂電子股份有限公司が製造・販売しております。また、子会社 MEK Co.,Ltd.及び邁嘉路微電子(上海)有限公司において保守をしております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,364字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループの企業理念体系として、当社グループの存在意義を示す「MJCの使命」、当社グループが将来に向かって目指すべき姿を示した「MJCの目指す姿」、「MJCの使命」と「MJCの目指す姿」を実現するために、グループ社員全員が共有すべき価値観を「私たちの大切なもの」として以下のように定めています。 MJCの使命(MJC Mission)「電子計測技術を通して広く社会に貢献する」 当社グループは、ステークホルダーの皆さまのために果たすべき「MJCの使命」を掲げています。創業から技術を探求し磨き、エレクトロニクスの発展とともに当社グループも成長してきました。これからも変わることなく、私たちはこの「MJCの使命」のもと、より豊かな社会の発展に貢献するため挑戦し続けます。 MJCの目指す姿(MJC Future Vision) 「MJC YOUR Best Partner, MJC Anytime Anywhere」 長期的な当社グループの目指す姿を表した「MJC Future Vision」を、事業環境の変化を踏まえて、この「MJCの目指す姿」に集約しました。 「MJCの目指す姿」は、幅広いステークホルダーの皆さまにとって、MJCがどのような存在でありたいかを表しています。“ステークホルダーの皆さまのベストパートナーを目指したい”、“いつでもどこでも選ばれる存在でありたい”、そうした思いを胸に、私たちはより良い未来に貢献していきます。 私たちの大切なもの(Our Values) 「QDCCSS + QDCCSS2.0」(呼称:クダックス) 原点となる「QDCCSS」は、お客さまからの信用と信頼を得るために誕生し、長年に渡り浸透し続けている私たちの大切な価値観です。更に、事業環境の変化と社員の声から、新しい価値観が求められていることを踏まえ、新たに、成長のための「QDCCSS2.0」を制定しました。「私たちの大切なもの」を成長の原動力とし、「MJCの使命」と「MJCの目指す姿」の実現を目指していきます。 (2)経営戦略等 当社は、2026年度を最終年度とする中期経営計画「FV26」を策定し、経営指標及び重点施策を公表しております。2024年11月に経営指標を以下のように上方修正しました。 (中期経営計画FV26における経営指標と重点施策) 経営指標 経営指標(最終年度2026年12月期) 売上高   800億円 営業利益額   200億円 営業利益率   25% ROE   23% 前提条件:プローブカード市場が年平均成長率(2024~2026)20%で成長した場合 3ヵ年の平均想定為替レート 1ドル=147円 <重点施策> ・MJC Future Visionを踏まえ、2026年を最終年度とし、市場成長率を上回る成長を目指します。 ・積極的に設備投資・研究開発へ投資することで、お客様のニーズに応えて共に成長します。 ・サステナビリティへの取り組み、DX推進を成長の機会と捉え、人財育成と組織力を強化し推進します。 ・電子計測技術を通して、更なる企業価値の向上と社会貢献に努めます。 <プローブカード事業> ・メモリ向けプローブカードは生産能力強化と新技術開発で圧倒的なシェアNo.1を維持します。 ・ノンメモリ向けプローブカードはMEMSタイプの新製品投入によりシェア拡大を目指します。 ・お客様へのサポートを充実させ、より一層のサービスを充実させるとともに、新たなお客様との リレーションを築いていきます。 <TE事業> ・コンタクタビジネスの成長により安定収益源を目指します。 ・半導体テスト向けの新製品で、新たな価値を創造し成長を目指します。 ・お客様へのサービスをより充実させることで、フィールドサポート(ポストセールス)を第三の 収入源とします。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主価値重視の観点から、売上高、営業利益、営業利益率、ROE(自己資本利益率)の経営指標を目標として企業価値の向上に努めてまいります。株主と債権者から預かった資本を将来有望な事業の研究開発、設備投資、M&A、人的資本などに積極的に投下し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指してまいりたいと考えております。 (4)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループにおけるプローブカード事業は、AI関連投資の拡大を背景とするHBM市場の成長を確実に取り込み、メモリ向けプローブカードが好調に推移しました。一方で、NANDフラッシュ市場はデバイス価格の上昇が見られたものの、プローブカード需要の回復は緩やかとなりました。車載半導体を中心としたノンメモリ分野も回復が遅れましたが、当社ノンメモリプローブカードは、新規顧客開拓の進展により底堅く推移しました。引き続き市場開拓を推進しております。TE事業では、パッケージプローブが安定的に売上に貢献し、前期比で減収となりましたが損失は縮小しました。 中期経営計画「FV26」の中間年度として、積極的な設備投資と研究開発投資を進め、事業基盤の強化と競争力向上に向けた各種施策を着実に実行いたしました。 財務面においては、投資計画に必要な資金の安定的な調達と機動的な資金調達の実行により、強固な財務基盤を維持してまいります。
事業等のリスク4,748字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難なため記載しておりません。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 半導体市場等の変動による影響 当社グループは、半導体及びFPDの検査機器や計測器具の製造・販売を事業の柱とし、グローバルに事業を展開しております。半導体及びFPDは、技術革新等により市場が成長し需要が喚起されることがある反面、ニーズや経済環境の変化によっては、需給バランスが大きく崩れることもあり、これに伴う顧客の設備投資の凍結や減産、計画変更等は、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、製品や事業のポートフォリオを多様化することで、半導体市場等の変動による影響を最小限に抑えるよう努めております。 (2) 特定顧客への取引集中による影響 当社グループの製品は、国内外の大手半導体及びFPDメーカーを顧客としておりますが、それら顧客の淘汰・再編が進んだことで、売上高に占める特定顧客の比率が上昇し、その動向に影響を受け易くなる傾向にあります。そのため、特定顧客の設備投資や生産計画、事業戦略の変更が経営成績に大きな影響を与える可能性があります。また、顧客からのコストダウン要求等により販売価格が低下し、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、市場環境の変化等を常に注視するとともに、可能な限り顧客の分散化を図ることで、経営成績への影響を最小限に抑えるよう努めております。 (3) 品質に関する影響 当社グループ製品は最先端技術を利用した製品であるため、予期せぬ不具合が発生した場合、納期の遅延や生産停止、リコール等の損害賠償責任や製品回収等の追加支出等が発生することがあり、売上高の減少や信頼性の低下など、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、日頃よりQDCCSS活動を通じて、製品の開発から製造、資材調達、管理、サービス等の改善を促進するとともに、ISO9001に基づき品質保証体制の整備と強化を図り、継続的な品質の維持・向上に努めております。 (4) 研究開発による影響 当社グループは、持続的に成長し続ける企業を目指し、新技術の開発を積極的に進め、新製品の早期市場投入を図っております。そのため、顧客の技術及び半導体市場等の動向を常に注視し開発を進めておりますが、顧客の要求する技術やスケジュールに応えられない場合、または競合他社が優位性のある新技術・新製品で先行した場合には、当社製品が競争力を失い、収益性の維持が困難となるなど、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、顧客との定期的な技術交流を行うことで確固とした信頼関係を築き、将来のニーズをいち早く捉えることに努め、具体的に必要となる技術開発にいち早く着手することで、タイムリーな技術開発及び新製品の投入が可能な体制を整えております。 (5) 情報セキュリティ等による影響 当社グループは、事業遂行に当たり、多数の技術情報、顧客等の営業情報、従業員等の個人情報を含む機密情報を有しております。しかしながら、予期せぬ不正アクセスやコンピュータウィルス侵入、ランサムウェア、DoS攻撃等のサイバーアタック、役員・従業員による情報システム及び情報資産の不正使用や誤用があった場合、事業の継続が困難になるだけでなく、法的請求、訴訟、損害責任、罰金を払う義務が生じることがあり、当社グループの社会的信用や経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらの情報の外部への流出、データの改竄や消失・損壊を防ぐため、セキュリティ対策の強化及び、情報セキュリティに関する所轄部門において情報セキュリティポリシーの見直しを行うとともに、それに則った情報資産の適切な運用・管理等に努めております。また、定期的に情報システムの脆弱性診断を実施し、発見されたIT機器等の脆弱性を速やかに対処しております。さらに、サイバーリスク保険に加入することで、サイバーアタックにより生じる費用負担や機会損失を最小化できるよう備えております。 (6) 知的財産権に関する影響 当社グループは、製品の差別化とその強化のため研究開発を積極的に行い、特許、ノウハウ等の知的財産権の強化に努めております。しかしながら、従業員の転職や情報の流出等により当社の知的財産が社外に流出し、これが第三者によって不正利用または模倣された場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループが知的財産権の取得や保護に失敗し知的財産権が無効とされた場合や、当社グループが事業を行っている特定の地域で当社の知的財産権の十分な保護が得られない場合、経営成績に影響を与える可能性があります。また、当社グループ製品または技術が他者の知的財産権を侵害しているとされ、訴訟を受ける等した場合にも、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 更に、当社グループによる製品化において第三者の技術や特許、その他知的財産権に基づく制約を受け、必要なライセンスの供与が受けられない場合、また、予期せぬ特許侵害訴訟を受ける場合等には、当社グループの事業展開及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、第三者の知的財産を侵害することがないよう、弁護士、弁理士等の外部専門家の意見を参考にしつつ、現場の技術者と知財部門の連携を強化し、開発プロセスの初期段階から厳格に他者の知的財産権を調査しております。また、報奨金制度を設けることで開発、設計、製造等に関わる特許取得を従業員に推奨し、自社の知的財産権保護・強化も図っております。 (7) 部材調達や外注加工による影響 当社グループの製品は、一部の部材や加工が最先端の技術を伴うものであるため、その調達先や委託先は代替が困難な場合があります。そのため、これらの調達先や委託先に供給遅延や加工納期遅延、品質問題等が発生した場合には、当社グループの製品の製造中断や品質低下を招くことがあり、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、このような協力会社との良好な関係を構築、維持することはもとより、常に代替品やセカンドソースを意識した部材調達、外注加工委託を実施することで、品質・納期等の面での安定供給に努めております。 (8) 人材に関する影響 当社グループが、持続的成長を実現するためには、特に開発技術部門の有能な人材の確保と育成が欠かせないものと考えております。しかしながら、必要な人材の採用が想定どおり進まなかった場合、重要な人材が社外流出した場合等には、当社グループの事業展開及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、人事処遇制度の整備や有能な人材の積極的採用はもとより、各種研修・教育プログラムの充実により人材の定着を図っております。また、エンゲージメントサーベイを実施し、課題を把握して改善を図り、社員がやりがいを持って仕事に取組める環境を整えることに努めております。 (9) 環境問題に関する影響 当社グループは、国内の環境規制として、水質汚濁防止、大気汚染防止、省エネルギー化、地球温暖化対策や製品含有化学物質管理等の適用を受けております。また、世界的な環境負荷低減の推進を背景に、ステークホルダーや社会全体から、気候変動などの地球環境問題への配慮、サステナビリティを巡る課題への取組みが求められております。それらに加え、半導体業界の行動規範による環境課題への対応も要求されております。こうした中、関連規則を遵守しつつ、環境に与える影響を低減する製品の開発や製造プロセスにおいて、様々な対策に取組んでおります。しかし、期待した成果が得られない場合や法令等に適切に対応できなかった場合には、対応費用の発生や製品競争力の低下、社会的信用の低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、環境法令や半導体業界の行動規範を遵守することに加え、カーボンニュートラルの実現に向けたGHG(温室効果ガス)排出量の削減や、事業所におけるエネルギー使用量低減に努める等、事業活動を通じて地球環境保全に取組んでおります。 (10) コンプライアンスに関する影響 当社グループは、事業展開している国内外において、製品の安全性関連、国家間の安全保障及び輸出入関連、商行為、特許、製造物責任、環境及び労務、税務関連等、様々な法令や規制の遵守を求められております。しかしながら、このような法令や規制は複雑化の一途を辿っており、役員、従業員による抵触行為リスクを完全に回避することは難しい状況であります。このような事象が発生した場合、社会的信用が低下し、取引停止、罰金・罰則等により、事業展開及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、内部統制システムを整備することはもとより、行動規範を定めた「コンプライアンスハンドブック」の配信や定期的な習熟度確認研修を通して、法令等の順守意識を高めております。 (11) 災害等の発生による影響 当社グループは、東京都に本社を有するとともに、青森県及び大分県、台湾、中国、米国、独国、韓国、シンガポールに開発・製造・販売・保守の拠点を有しております。これらの地域に大規模な台風、風水害や地震等の自然災害、テロ行為、感染症、大規模停電、火災等による被害が生じた場合、本社機能や製品製造等が停止するリスクがあり、経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、このような災害による事業資産の損害を最小限にとどめるため、BCP(事業継続計画)対策を強化し、事業の継続・早期復旧を図れるよう努めております。 (12) 地政学、カントリーリスクによる影響 当社グループは、海外にも製造拠点や営業サービスを展開しており海外顧客も多い事から、国際情勢の変化により受注減となるリスクがあります。更に、その国・地域特有の紛争・戦争、テロ、自然災害、疫病、感染症の発生により、当社グループ社員(現地従業員や出向者及び出張者)が危険にさらされるリスクがあります。また、その危険に巻き込まれた場合は、事業活動が停止するリスクもあり、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、国際情勢、安全保障、産業政策の動向を注視すると共に、海外拠点の情報収集をタイムリーに行い、適切な対応策を早めに講じる取組みを実施しております。 (13) その他 当社グループが事業を遂行するにあたっては、国内外及び各地域における経済環境、金融・株式市場、外国為替変動等の影響を受け、場合により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、日本及び販売先国の法令や政府による規制等の予期せぬ要因により、経営成績が影響を受ける可能性がありますが、それぞれのリスクに対し適切な対策を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)5,825字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ962百万円増加し、45,500百万円となりました。現金及び預金が4,643百万円、未収消費税等が692百万円それぞれ減少したものの、棚卸資産が3,699百万円、売掛金が2,736百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 有形固定資産は、前連結会計年度末に比べ9,186百万円増加し、38,744百万円となりました。機械装置及び運搬具(純額)が6,687百万円、建設仮勘定が1,538百万円、建物及び構築物(純額)が470百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 無形固定資産は、前連結会計年度末に比べ57百万円減少し、1,012百万円となりました。 投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ8,944百万円増加し、13,768百万円となりました。投資有価証券が8,771百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末から19,036百万円増加し、99,026百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,376百万円減少し、23,235百万円となりました。賞与引当金が654百万円増加したものの、未払金が4,258百万円、未払法人税等が499百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ7,006百万円増加し、9,738百万円となりました。長期借入金が5,422百万円、繰延税金負債が1,823百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末から2,630百万円増加し、32,974百万円となりました。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ16,406百万円増加し、66,052百万円となりました。利益剰余金が9,362百万円、その他有価証券評価差額金が5,545百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は66.7%(前連結会計年度末比4.6ポイント増)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の世界経済は、物価上昇の長期化や地政学的リスクを抱えながらも、米国経済の底堅さや金融緩和への期待などが寄与し、総じて安定的な成長を維持しました。 半導体市場は、生成AIの普及を背景に、データセンターへの旺盛な投資が継続し、特にGPU(画像処理半導体)やHBM(広帯域メモリ)、汎用DRAMへの強い需要が続きました。NANDフラッシュでは、データセンター向けは拡大しているものの、需給悪化懸念から生産キャパシティ増強の動きは慎重なものとなりました。ノンメモリ分野では、AI向け先端プロセスは堅調でしたが、車載半導体や産業用途は在庫調整の影響が残り、電動化や先進運転支援システムなど中長期的な成長テーマはあるものの、短期的な回復感は限定的となりました。全体としては、前年に続きAI半導体の成長が市場を牽引した一年となりました。 このような事業環境のもと、当社グループは拡大を続けるHBM需要を着実に取り込み、メモリ向けプローブカードが好調に推移しました。 また、中期経営計画「FV26」の中間年度として、青森工場新棟への設備投資及び研究開発投資を積極的に実施し、生産能力の強化と新技術の創出を進めました。さらに、ノンメモリ分野ではMEMSタイプのプローブカード拡販に注力し、TE事業においても半導体テスト向け新製品の拡販に向けて顧客とのリレーション強化を図るなど、各種施策を着実に推進しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は70,173百万円(前年同期比26.1%増)となりました。地域別の売上高は、国内売上高が5,161百万円(前年同期比24.5%増)、海外売上高が65,012百万円(前年同期比26.2%増)となり、売上高に占める海外売上高の比率は92.6%となりました。また、受注高は75,810百万円(前年同期比10.3%増)となり、受注残高は34,638百万円(前年同期比19.4%増)となりました。 売上総利益は33,804百万円、売上総利益率は48.2%(前年同期比0.6ポイント減)となりました。 販売費及び一般管理費は17,262百万円となり、売上高に対する比率は24.6%(前年同期比1.6ポイント減)となりました。 営業利益は16,542百万円(前年同期比31.6%増)となりました。経常利益は営業外収益897百万円、営業外費用338百万円を加減算し17,100百万円(前年同期比39.6%増)となりました。特別利益10百万円、特別損失404百万円を加減算した税金等調整前当期純利益は16,706百万円(前年同期比39.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12,063百万円(前年同期比36.9%増)となりました。 これらの結果、1株当たり当期純利益は、311円53銭(前年同期は228円36銭)となりました。 <セグメントの状況> (各セグメントの売上高は、外部顧客に対するものであります。) セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (プローブカード事業) 当該事業の主力製品であるプローブカードは、半導体製造のウェーハ検査工程において、シリコンウェーハ上の半導体チップの電極にピンを接触させ、テスタと半導体チップを接続するコネクタのような役割を担います。現在、当社グループのメモリ向けプローブカードは市場優位性を有しておりますが、中長期的にはノンメモリ向けプローブカードの拡販を目指しております。 当連結会計年度は、前年から拡大が続くHBM向け需要を確実に取り込み、好調に推移しました。一方、NANDフラッシュ市場については需給の引き締まりを背景にデバイス価格は上昇しているものの、プローブカード需要の回復は緩やかな状況が続きました。ノンメモリ分野では、車載半導体市場の回復が想定より遅れているものの、当社グループのノンメモリ向けプローブカードにおいては、新規顧客の開拓などを進めた結果、底堅く推移しました。 この結果、売上高は68,525百万円(前年同期比28.0%増)、セグメント利益は20,844百万円(前年同期比23.5%増)となりました。 (TE事業) 当該事業の主力製品は、半導体検査で使用されるテスタやマニュアル・セミオートウェーハプローバ、半導体チップの実装組立後の検査で使用されるパッケージプローブ(テストソケット)です。また、半導体検査分野の新製品として、テスタ「Testalio」、マニュアルプローバ「Excelyze」の開発及び拡販を進めており、中長期での業績回復を目指しております。 当連結会計年度は、パッケージプローブが安定的に売上げに貢献しました。全体としては前年同期比で減収となりましたが、利益においては損失が縮小しました。 この結果、売上高は1,648百万円(前年同期比22.1%減)、セグメント損失は892百万円(前年同期は1,191百万円のセグメント損失)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ5,326百万円減少し、17,129百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は12,903百万円(前年同期比14.5%減)となりました。 法人税等の支払額5,170百万円、棚卸資産の増加額3,606百万円等により減少しましたが、税金等調整前当期純利益16,706百万円、減価償却費5,494百万円等により増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用された資金は21,692百万円(前年同期は7,834百万円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出19,372百万円、定期預金の純預入額799百万円、投資有価証券の取得による支出666百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得られた資金は3,276百万円(前年同期は1,436百万円の支出)となりました。 配当金の支払額2,701百万円等により減少しましたが、短期借入金と長期借入金の純借入額5,355百万円、自己株式の売却による収入623百万円により増加しました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) プローブカード事業(百万円)   73,911   127.1 TE事業(百万円)   1,442   79.3 合計(百万円)   75,354   125.6 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) プローブカード事業   74,343   111.1   34,502   120.3 TE事業   1,467   81.9   135   42.8 合計   75,810   110.3   34,638   119.4 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) プローブカード事業(百万円)   68,525   128.0 TE事業(百万円)   1,648   77.9 合計(百万円)   70,173   126.1 (注)最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Samsung Electronics Co., Ltd.   27,643   49.7   35,007   49.9 Micron Memory Taiwan Co., Ltd.   8,891   16.0   14,990   21.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等に関する分析 (財政状態) 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 (経営成績) 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 (キャッシュ・フロー) 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける主な資金需要は、顧客の技術要求に応え、性能面で他社と差別化を図るための研究開発費と変動する需要に対して納期面で柔軟に対応するための設備投資等となっております。これに加え、高水準な海外売上高比率に見合う顧客サービス等の更なる拡充も将来的に必要だと考えています。 これらの資金需要に対する資金調達については、営業キャッシュ・フローで得られる自己資金の他、金融機関等から資金調達することを方針としていますが、現時点では、有利子負債比率は低水準で推移しています。安定的な資金財源の確保及び運転資金の効率的な調達のため、取引金融機関3社とコミットメントライン契約を締結しており、金融機関との良好な関係を維持することに努めています。 c.経営成績に重要な影響を与える要因について 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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