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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

古野電気

FURUNO ELECTRIC CO., LTD.6814 · Prime · 電気機器

舶用電子機器の専業大手。航海機器・漁労機器・無線通信で世界の船舶を支える。

概要

古野電気は1955年に設立された電子機器メーカーである。超音波と電磁波のセンサー技術を基盤に、船舶向けの航海機器・漁労機器・無線通信装置を中核とし、医療用超音波診断装置やITS向け車両検知センサー、GPS機器、業務用無線LANアクセスポイントなどを手がける。2026年2月期の連結売上高は1406億円、従業員数は3411名。兵庫県西宮市に本社を置き、世界100カ国以上に拠点を持つ。

売上の約86%を占める舶用事業

舶用事業がグループの主力である。2026年2月期における同事業の売上高は1211億円で、全体の86.1%を占める。商船向けのレーダーやGPSプロッター、電子海図表示システム、漁船向けの魚群探知機やネットモニター、船舶用VHF無線機や衛星通信端末などを製造販売する。新造船向け販売が好調で、既存船のリプレイス需要や保守サービスも堅調に推移している。海外売上比率は7割を超え、米州・欧州・アジアで販売体制を持つ。

産業用・無線LANなど多角化する非舶用事業

産業用事業は医療機器(超音波診断装置・プローブ)、ITS機器(路側検知器・交通量計測器)、GPS機器(高精度受信機・タイムサーバ)、航空機用電子装置(降着装置制御ユニット)を扱う。2026年2月期の売上高は158億円。無線LAN・ハンディターミナル事業は子会社フルノシステムズが手がけ、工場向け業務用無線LANアクセスポイントやバーコードスキャナ内蔵端末を供給する。同セグメントは33億円。その他に電磁環境試験事業がある。

欧米アジアに広がる販売・生産ネットワーク

海外展開は早く、1974年にノルウェーに現地法人を設立して以降、米国(1978年)、英国(1979年)、デンマーク(1987年)、フランス(1990年)、スペイン(1992年)、ドイツ(2005年)などに販売子会社を設置した。中国には2003年から大連のソフトウェア開発会社と香港の販売会社を持つ。連結子会社は36社にのぼり、日本国内にも複数の販売会社が存在する。全球でのサービス網が強みである。

業界の中での役割は舶用電子機器メーカー。船舶向けレーダー、魚群探知機、GPSプロッター等を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,406億円
営業利益
162億円
営業利益率
11.5%
純利益
167億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01舶用(船舶)主力

商船、漁船、プレジャーボートなど様々な船舶向けに、航海機器(レーダー、プロッター、GPSコンパスなど)、漁労機器(魚群探知機、トロールネットモニターなど)、無線通信装置(VHF無線、衛星通信機器など)を製造販売。世界シェアトップクラス。

主な製品・サービス3
航海機器
レーダー、GPSプロッター、電子海図表示システム(ECDIS)、オートパイロットなど。
漁労機器
魚群探知機、ネットモニター、トロール用センサーなど。
無線通信装置
VHF無線機、MF/HF無線機、衛星通信端末(Inmarsat等)。

02産業用(医療・ITS・GPS等)準主力

医療機器(超音波診断装置、医用プローブ)、ITS(路側検知器、ETC関連)、GPS機器(タイムサーバ、測位モジュール)、航空機用電子装置(降着装置制御ユニット等)を供給。

主な製品・サービス4
医療機器
超音波診断装置、プローブ(体外式・体腔式)。
ITS機器
道路・駐車場向け車両検知センサー、交通量計測器。
GPS機器
高精度GPS受信機、タイムサーバ、測位モジュール。
航空機用電子装置
着陸装置制御ユニット、油圧制御システム。

03無線LAN・ハンディターミナル準主力

子会社㈱フルノシステムズが、物流・倉庫向け無線LANアクセスポイント、ハンディターミナル(業務用携帯端末)を製造販売。

主な製品・サービス2
無線LANアクセスポイント
工場・倉庫など過酷環境向けの業務用無線LAN基地局。
ハンディターミナル
バーコードスキャナやRFIDリーダ内蔵の携帯情報端末。

04その他(電磁環境試験)その他

ラボテック・インターナショナル㈱が電磁環境試験(EMC試験、無線認証試験等)を提供。

製品と技術

レーダーから電子海図まで揃う航海機器

舶用の航海機器は同社の中心製品群である。レーダー、GPSプロッター、電子海図表示システム(ECDIS)、オートパイロットなどをラインアップする。特にECDISは国際的な搭載義務化に対応した製品で、最新のチャート情報と連動する。これらの機器は商船からプレジャーボートまで幅広い船種に搭載され、世界シェアトップクラスとされる。

魚群探知機に始まる漁労機器の系譜

1948年の魚群探知機実用化以来、漁労機器は同社の原点である。現在の製品には、高周波魚群探知機、ネットモニター、トロール用センサーなどが含まれる。魚群の位置や海底地形を高精度で可視化し、効率的な操業を支援する。アジアを中心に漁業向け需要は好調で、同社の漁労機器は世界中の漁船で使われている。

Inmarsat対応など広がる船舶無線通信

船舶の安全運航に不可欠な無線通信装置として、VHF無線機、MF/HF無線機、衛星通信端末を提供する。Inmarsatなどの衛星通信に対応した端末は、外航船でのデータ通信や緊急通報に用いられる。これらの製品は国際的な海上無線通信規格に準拠しており、同社の航海機器と統合して使われることが多い。

医療・ITS・防衛に展開する産業用電子機器

産業用事業では、医療分野で超音波診断装置とプローブ(体外式・体腔式)を製造する。ITS分野では道路や駐車場向けの車両検知センサー、交通量計測器を手がける。GPS関連では高精度受信機やタイムサーバがあり、通信基地局の時刻同期に使われる。航空機用電子装置では着陸装置の制御ユニットなどを供給し、防衛装備品事業の一部も構成する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

海洋電子機器で世界トップクラス

魚群探知機やGPSプロッターなど海洋電子機器で世界トップシェア。2025/2期売上高1,270億円、営業利益率10.4%。同業の日清紡HDは自動車部品中心で異なるが、キオクシアHDやイビデンは半導体関連。当社は独自のニッチ市場で強固なポジションを築き、安定した収益基盤を持つ。

強み

  • 魚群探知機で世界シェア約60%と圧倒的。ブランド力と技術力で競争優位。
  • レジャー・プロ向け需要で景気変動の影響を受けにくい。売上安定。
  • 海外売上比率が高く、円安時には為替メリット。地域分散も進む。
  • 修理部品やメンテナンス収入が安定収益源。顧客ロイヤルティ高い。

課題

  • 対象市場が海洋電子機器に限定。成長は市場拡大に依存し、頭打ちリスク。
  • AIやIoTなど新技術への対応が遅れれば、競争力低下の可能性。
  • 半導体不足や銅など原材料価格上昇がコスト増につながるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字が古野電気

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17731ニコン6,311億円
25344MARUWA6,275億円33.3倍
38050セイコーグループ4,422億円39.7倍
47966リンテック3,878億円20.2倍
59934因幡電機産業3,475億円14.8倍
66814古野電気2,440億円14.4倍
77740タムロン2,347億円20.0倍
86592マブチモーター2,263億円14.2倍
97744ノーリツ鋼機2,220億円10.7倍
106516山洋電気2,020億円21.3倍
116996ニチコン1,821億円27.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

魚群探知機の実用化で創業した1948年

古野電気の源流は、1938年に故古野清孝が長崎県口之津町で開いた船舶電気工事業の「古野電気商会」である。1948年、魚群探知機の開発・実用化に成功したのを機に、合資会社古野電気工業所を創立し、長崎市で魚群探知機の製造販売を開始した。この技術が後の舶用電子機器事業の基盤となる。

西宮への本社移転と上場を果たした1960〜80年代

1961年に西宮工場が完成し、1964年には本社を西宮市に移転した。1979年には三木工場が完成し生産能力を拡大。1982年10月、大阪証券取引所市場第二部に株式上場。1984年8月には第一部に指定替えされた。同年、協立電波を買収し、株式会社フルノシステムズを設立。1980年には経営合理化のため旧水産電気工業に吸収合併されるなど、組織再編も並行して進めた。

欧州・米国に販売拠点を連続設立した1970〜90年代

海外市場への本格進出は1974年のノルウェー子会社設立に始まる。1978年に米国、1979年に英国、1987年にデンマーク、1990年にフランス、1992年にスペインと、主要な海運国に相次いで販売法人を設置した。2003年にはフィンランドに製造子会社も設立。これらの拠点は舶用機器の現地販売と保守サービスを担い、グローバルシェア拡大に貢献した。

中国への進出と国内販売網の再編(2000年代)

2003年、中国大連にソフトウェア開発会社「大連古野軟件有限公司」を設立。同時に古野香港有限公司も設立し、アジア市場を強化した。国内では1990年代後半から2000年代前半にかけて販売子会社の統廃合を進め、2001年には近畿・四国・日本海の3社を統合しフルノ関西販売を設立。2004年には東北と北海道が合併してフルノ北日本販売、2005年には西日本と南日本が合併してフルノ九州販売が発足した。

年表35件を開く

1930年代

  • 1938年4月創業故古野清孝が長崎県南高来郡口之津町に古野電気商会を創業し、船舶電気工事業を開始

1940年代

  • 1948年12月創業魚群探知機の開発・実用化に成功したのを機に、故古野清孝、故古野清賢及び両名の父・故古野清照の出資により合資会社古野電気工業所(現 古野興産株式会社)を創立し、長崎市に本社をおき、魚群探知機の製造販売を開始

1950年代

  • 1955年8月創業当社設立、合資会社古野電気工業所の事業一切を継承

1960年代

  • 1961年12月西宮工場 第1期工事完成(兵庫県西宮市)
  • 1964年5月本社を西宮市に移転
  • 1968年12月西宮本社社屋完成

1970年代

  • 1974年7月創業ノルウェーにFURUNO NORGE A/S設立
  • 1978年10月創業米国にFURUNO U.S.A., INC.設立
  • 1979年4月創業英国にFURUNO(UK)LTD.設立
  • 1979年12月三木工場 第1期工事完成(兵庫県三木市)

1980年代

  • 1980年3月M&A経営合理化等の目的で、旧水産電気工業株式会社(本店 兵庫県西宮市)に吸収合併
  • 1982年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1984年8月大阪証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1984年10月M&A協立電波株式会社(本社 東京都八王子市)を買収
  • 1984年10月創業株式会社フルノシステムズ(本社 東京都新宿区)設立
  • 1987年10月創業デンマークにFURUNO DANMARK A/S設立
  • 1989年11月フルノINTセンター(兵庫県西宮市)完成

1990年代

  • 1990年10月創業フランスにFURUNO FRANCE S.A.設立
  • 1992年7月創業スペインにFURUNO ESPAÑA S.A.設立
  • 1992年7月創業フルノ近畿販売株式会社(本社 三重県伊勢市)設立
  • 1993年1月創業フルノ北海道販売株式会社(本社 札幌市中央区)設立
  • 1995年12月ISO9001の認証を取得(舶用機器事業部)
  • 1996年6月ISO9001/EN46001の認証を取得(応用機器事業部 現システム機器事業部)
  • 1996年11月国内販売子会社としてフルノ西日本販売株式会社(本社 長崎県長崎市)、フルノ南日本販売株式会社(本社 宮崎県南那珂郡南郷町)、フルノ四国販売株式会社(本社 高知県高知市)、フルノ日本海販売株式会社(本社 石川県金沢市)及びフルノ東北販売株式会社(本社 宮城県石巻市)設立
  • 1997年3月ISO9001の認証を取得(システム機器事業部)
  • 1998年9月ISO9001の認証を取得(航機事業部 現航空・防衛事業部)
  • 1999年12月ISO14001の認証を取得(三木工場)

2000年代

  • 2001年3月創業フルノ近畿販売株式会社、フルノ四国販売株式会社及びフルノ日本海販売株式会社を統合し、フルノ関西販売株式会社(本社 三重県伊勢市)設立
  • 2001年3月ISO14001の認証を取得(西宮本社)
  • 2003年4月創業中国に大連古野軟件有限公司 設立
  • 2003年8月創業フィンランドにFURUNO FINLAND OY 設立
  • 2003年10月創業中国に古野香港有限公司 設立
  • 2004年3月M&Aフルノ東北販売株式会社がフルノ北海道販売株式会社を吸収合併し、社名をフルノ北日本販売株式会社(本社 札幌市中央区)に変更
  • 2005年3月M&Aフルノ西日本販売株式会社がフルノ南日本販売株式会社を吸収合併し、社名をフルノ九州販売株式会社(本社 長崎県長崎市)に変更
  • 2005年6月創業ドイツにFURUNO DEUTSCHLAND GmbH 設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年2月期まで1,500億円
  • 営業利益率2029年2月期まで10%以上
  • ROE2029年2月期まで10%以上
  • ROIC2029年2月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ビジョンの実現と価値創造

    安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現を目指し、既存事業の価値拡充と周辺領域での新規事業育成を推進。持続可能な社会形成に資する視点を企業運営に取り入れる。

  2. 02

    グローバル人財とスピーディな行動

    グローバルマインドセットを醸成し、多様な人財や組織機能を有機的に結び付け、迅速かつ柔軟な判断・行動で価値共創を進める。

  3. 03

    収益性確保と資本効率向上

    生産性向上、粗利率改善、販管費効率化、業務プロセス再構築により投資を支える収益基盤を強化。ROIC重視の事業ポートフォリオ経営で資本効率向上を目指す。

  4. 04

    売上規模拡大と新市場開拓

    舶用事業で商船換装シェア拡大、プレジャーボート・ワークボート市場強化。産業用事業で時刻同期のグローバル展開、防衛装備品の生産強化。データサービスやAI活用で新事業創出。

  5. 05

    サステナブル経営の推進

    人的資本経営、DX人財・グローバル人財の採用強化、スマート工場化などの設備投資、建物刷新による職場環境改善、ROIC経営やリスクマネジメント強化で持続可能な成長基盤を構築。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,411人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は752万円で、9期前と比べて+21.4%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月2,894
2018年2月2,920
2019年2月2,957
2020年2月62044.214.62,926
2021年2月59844.414.82,978
2022年2月63144.314.73,065
2023年2月62544.615.13,310
2024年2月63244.415.13,356
2025年2月70444.715.43,368392
2026年2月75244.715.23,411475

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社24(国内 5 / 海外 19、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
研究開発棟SOUTH WING — 兵庫県西宮市4,479百万円
全社(共通)
三木工場 — 兵庫県三木市2,718百万円
舶用事業
本社、西宮事業所 — 兵庫県西宮市1,785百万円
全社(共通)
舶用事業 — FURUNO SINGAPORE PTE LTD (SINGAPORE 他) (注)4903百万円
その他 — 兵庫県 西宮市773百万円
フルノINTセンター — 兵庫県西宮市683百万円
産業用事業
舶用事業 — FURUNO(UK)LTD. (U.K.) (注)3,4642百万円
舶用事業 — 古野香港有限公司(香港, 中国) (注)4614百万円
舶用事業 — FURUNO FRANCE S.A.S. (FRANCE) (注)4572百万円
舶用事業 — FURUNO U.S.A.,INC. (U.S.A. 他) (注)4568百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    マリサット通信サービス㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フルノシステムズ
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フルノライフベスト㈱
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO U.S.A., INC. (注)3,4
    CAMAS, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO (UK) LTD.
    HAVANT, U.K. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO DANMARK A/S
    HVIDOVRE, DENMARK · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO FRANCE S.A.S.
    BORDEAUX, FRANCE · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO ESPAÑA S.A.
    MADRID, SPAIN · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO NORGE A/S
    AALESUND, NORWAY · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO FINLAND OY
    ESPOO, FINLAND · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    古野香港有限公司
    香港, 中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FURUNO DEUTSCHLAND GmbH
    RELLINGEN, GERMANY · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社12社を開く
  • FURUNO EUROPE B.V. (注)3RIDDERKERK, NETHERLANDS100%
  • FURUNO HELLAS S.A.Glyfada, Greece100%
  • FURUNO SINGAPORE PTE LTDSINGAPORE100%
  • ラボテック・インターナショナル㈱兵庫県西宮市100%
  • FURUNO CHINA CO., LIMITED (注)3香港, 中国100%
  • FURUNO KOREA CO., LTD.BUSAN, KOREA100%
  • 古野(上海)貿易有限公司上海, 中国100%
  • ELECTRONIC NAVIGATION LIMITEDNEW ZEALAND69%
  • 古野(大連)科技有限公司遼寧省, 中国80%
  • 孚諾科技(大連)有限公司遼寧省, 中国80%
  • その他 14社
  • SIGNET S.A.SBIDART, FRANCE49%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    航海訓練装置借入(教務)
    海上保安庁 · 2026-05-12
    7,504万円
  • 調達
    令和3年度 東京湾中央航路監視レーダー設備更新
    国土交通省 · 2022-03-15
    6,700万円
  • 調達
    航海訓練装置借入(教務)
    海上保安庁 · 2024-08-26
    5,492万円
  • 調達
    航海訓練装置借入(教務)
    海上保安庁 · 2021-04-16
    4,170万円
  • 調達
    船首方位伝達装置16式ほか1点買入
    海上保安庁 · 2021-11-24
    3,600万円
  • 調達
    航海用ディジタルレーダ7式ほか4点買入
    海上保安庁 · 2025-11-04
    2,478万円
  • 調達
    巡視船艇150MHz帯送受信機18式ほか3点買入
    海上保安庁 · 2022-05-23
    2,170万円
  • 調達
    多目的誘導弾システム(改)の性能確認試験(発射試験(洋上))のための航海用レーダによる海面監視役務
    防衛省 · 2023-09-07
    1,708万円
  • 調達
    船首方位伝達装置15式買入
    海上保安庁 · 2025-03-06
    1,500万円
  • 調達
    12式地対艦誘導弾の性能確認試験(第1次発射試験)のための航海用レーダによる海面監視役務
    防衛省 · 2021-08-06
    1,257万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は1,406億円営業利益162億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.7%、利益が+22.7%。

売上高
+10.7%
1,406億円
営業利益
+22.7%
162億円
純利益
+45.2%
167億円
営業利益率
11.5%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高1,485億円1,406億円
営業利益170億円162億円
純利益130億円167億円
1株あたり配当¥160¥160

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は381億円、営業利益は57億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+35.1%、営業利益は+119.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q239156.311
2024年2Q291227.622
2024年3Q295279.228
2024年4Q3241
2025年1Q282269.213
2025年2Q3464713.638
2025年4Q642599.264
2026年2Q6879313.5102
2026年4Q719699.665
2027年1Q3815715.049

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は716億円から1,406億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月7162116
2014年2月75724−7
2015年2月86028−9
2016年2月8973426
2017年2月7871513
2018年2月7911912
2019年2月8215140
2020年2月8312720
2021年2月8234839
2022年2月8483728
2023年2月9132613
2024年2月1,1498262
2025年2月1,27013214210.4115
2026年2月1,40616218311.5167

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高1,406億円のうち、営業利益として残るのは162億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は167億円、売上の11.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.5%823億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.9%421億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%162億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.7pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.9pt
11.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.7pt
20.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが214億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは181億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は235億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月8−24−18−1694
2014年2月12−2832−16127
2015年2月29−40−22−1199
2016年2月13−2628−13104
2017年2月64−42−2222101
2018年2月51−34−1517108
2019年2月49−29−1320112
2020年2月80−32−4248117
2021年2月85−46−839148
2022年2月62−44−3518139
2023年2月−65−3083−95147
2024年2月27−36−36−9112
2025年2月108−46−2762154
2026年2月214−33−114181235

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は1,414億円。このうち返さなくてよい自己資本が898億円で、自己資本比率は63.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月72734738046.4
2014年2月80138042145.8
2015年2月83837346544.0
2016年2月78536641946.1
2017年2月75736339447.5
2018年2月76838638249.8
2019年2月79241537752.0
2020年2月76142233955.1
2021年2月82245736555.1
2022年2月86047938155.7
2023年2月1,06452553949.0
2024年2月1,14461453053.4
2025年2月1,23572650958.4
2026年2月1,41489851663.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
243億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
596億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
286億円
在庫として抱えている分
負債合計
516億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中19位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中129位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.7%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,650で、1年前と比べて+35.9%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥7,650-0.5%1ヶ月+4.6%1年+35.9%時価総額2,440億円
過去52週の値幅
安値¥5,170高値¥10,020

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.4倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR2.63倍
配当利回り2.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.12%と上昇傾向。株価は7590円で25日移動平均線を+1.2%上回り、75日線を+14.2%上回る。52週高値10020円に対し-24%の水準で、戻り待ちの売り圧力がある。出来高は8月に増加傾向で、7780円の高値から調整中。RSIは62.35とやや強気圏にあり、上昇余地に注目。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.94倍と同業界平均29.43倍を大幅に下回り、予想PERも19.2倍。PBRは2.72倍と同平均2.12倍を上回るが、ROEは20.7%と高く、配当利回りは2.02%で同平均2.27%をやや下回る。業績は増収増益で営業利益率も改善。割安だが配当はやや低めで、PBRの高さが懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.4倍30.8倍
PER (予想)18.6倍
PBR2.63倍2.58倍
ROE20.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

海事DXや自動運航船の開発、海洋資源調査への期待が強気材料となる一方、船舶市況の変動や、新規分野での競争激化、為替変動の影響が弱気材料。強気派は、魚群探知機などで世界トップクラスのシェアを持ち、データ活用や自動運航で新たな成長が見込めると主張。弱気派は、売上は好調だが、海外売上比率がまだ3割程度で、中国メーカーの台頭やエレクトロニクス分野の競争激化が懸念。また、ROE20%超と高いが、その持続性や、海運市況の悪化による需要減少リスクも指摘される。

プラスに働く材料7
  • 高いシェア

    魚群探知機やGPSプロッターで世界市場をリード

  • 海事DXの成長

    自動運航船や海洋DX需要が拡大見通し

  • 収益性の高さ

    ROE20%超、営業利益率10%台と収益力が高い

  • 2026年2月期に純利益167億円と過去最高を更新通年影響

    営業利益162億円(前期比23%増)、純利益167億円(同45%増)。過去1年で株価73%上昇の勢いを支える

  • 営業利益率が10.39%から11.52%へ改善通年影響

    売上高1,270→1,406億円と伸びつつ利益率1.13pt上昇、営業利益132→162億円に拡大

  • ROE20.7%と高収益体質が持続継続影響

    自己資本利益率20.7%を達成しPBR2.72倍。資本効率の高さが長期投資家の評価材料

  • 株価は1年で73%上昇し上昇トレンド継続継続影響

    時価総額2,523億円、1年で73.11%上昇。外国人保有15.56%で需給は良好

マイナスに働く材料7
  • 海運市況依存

    海運不況で船舶機器投資が減少する恐れ

  • 競争激化

    中国勢などの低価格攻勢でシェアが脅かされる

  • 新規分野の不透明感

    自動運航船の実用化には時間がかかる

  • 来期予想PER19.2倍は実績14.94倍から悪化決算発表後影響

    時価総額2,523億円÷予想PER19.2倍で純利益約131億円が想定され、実績167億円からの減益を織り込む

  • 売上高成長率10%前後で加速材料に欠ける通年影響

    売上高は1,149→1,270→1,406億円と伸びるが、成長率は10%前後。高PERとの整合性が課題

  • 純利益が営業利益を上回る特殊要因決算発表後影響

    2026年2月期は営業利益162億円に対し純利益167億円と逆転。来期は反動減のリスクがある

  • 配当利回り2.02%と低利回り継続影響

    株価上昇で配当利回りが2.02%まで低下。増配発表が無ければ配当目的の買いが入りにくい

次の決算で確かめる点
海外売上比率
グローバル展開の度合いと新興国需要を取り込めているか確認
売上高成長率
海事市況の回復と新規分野の寄与度を測る
営業利益率
収益力の持続性を確認するため
為替感応度
円安が利益に与える影響を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり160で、前期から+45.5%いまの株価に対する利回りは2.09%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥160
1株あたり
配当利回り
2.09%
いまの株価に対して
配当性向
38.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月815.5
2018年2月1025.020.1
2019年2月25150.041.6
2020年2月20−20.0204.3
2021年2月200.0323.2
2022年2月40100.027.5
2023年2月25−37.520.9
2024年2月60140.019.9
2025年2月11083.344.6
2026年2月16045.538.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥160

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ17,055人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.1%を占め、残る53.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他31.432.231.930.533.236.0
金融機関32.031.732.334.230.927.5
事業法人18.919.018.919.019.118.6
外国法人15.615.315.413.312.815.5
証券会社2.01.81.43.04.02.4
自己株式1.21.11.01.00.90.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01古野興産株式会社13.12
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.13
03第一生命保険株式会社3.14
04株式会社三菱UFJ銀行3.11
05みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行2.95
06古野電気取引先持株会2.87
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.36
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)2.07
09エコー興産有限会社1.76
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-26
    古野興産株式会社
    変更報告
    13.13%
  • 2026-06-22
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    3.59%
  • 2026-05-12
    古野興産株式会社
    新規の大量保有報告
    13.13%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+967%、1株純資産は14期で+164%。直近期のROEは20.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月501,0704.99.718.7
2014年2月−211,164−1.9
2015年2月−291,170−2.5
2016年2月831,1487.28.223.0
2017年2月401,1423.519.015.5
2018年2月391,2123.319.320.1
2019年2月1281,30710.17.441.6
2020年2月651,3304.914.2204.3
2021年2月1251,4399.08.4323.2
2022年2月891,5186.011.627.5
2023年2月431,6512.722.720.9
2024年2月1981,93211.011.519.9
2025年2月3632,28517.26.244.6
2026年2月5302,82720.715.038.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額344百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
古野幸男代表取締役 社長執行役員兼CEO 安全保障輸出管理本部長、特定輸出申告最高責任者78
矮松一磨取締役 専務執行役員兼CMO 航空・防衛事業部担当66
石原眞次取締役 常務執行役員 社長特命事項担当65
和田豊取締役 常務執行役員兼CFO 経営企画部、経理部、人事総務部、IT部、法務室、調達・物流、D&I担当67
樋口英雄取締役76
香川進吾取締役68
久保雅子取締役66
飴谷樹德常勤監査役65
村中徹監査役61
山田昌吾監査役60
河野隆志69
徳田浩二取締役 上席執行役員兼CTO 研究開発・生産・品質・環境、技術研究所、品質統括監理室、知的財産部、技術統括部、超音波TDセンター担当、エネルギー管理担当者61
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
猿木秀和監査役50

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41301391628571
社外取締役540408
監査役1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容717字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社36社、非連結子会社1社及び関連会社1社で構成されており、超音波及び電磁波を中心としたセンサー技術をもとに、舶用電子機器及び産業用電子機器の製造販売を主たる事業としております。 当社グループの主な事業の内容と、当社及び関係会社の位置づけは次のとおりであります。 なお、以下の事業区分はセグメントの区分と同一であります。 舶用事業 主要な製品は航海機器、漁労機器及び無線通信装置等であります。 当社が製造・販売するほか、FURUNO FINLAND OY、ELECTRONIC NAVIGATION LIMITED及び古野香港有限公司が製造しており、主にFURUNO U.S.A.,INC.、FURUNO(UK)LTD.、FURUNO DANMARK A/S、FURUNO NORGE A/S、FURUNO FRANCE S.A.S.、FURUNO ESPAÑA S.A.、FURUNO DEUTSCHLAND GmbH、FURUNO HELLAS S.A.、FURUNO SINGAPORE PTE LTD及びFURUNO CHINA CO., LIMITED等が販売しております。 産業用事業 主要な製品は、医療機器、ITS機器、GPS機器及び航空機用電子装置等であります。 当社及び孚諾科技(大連)有限公司が製造・販売しております。 無線LAN・ハンディターミナル事業 ㈱フルノシステムズが主に無線LANアクセスポイント、ハンディターミナル等の製造・販売をしております。 その他 主に、ラボテック・インターナショナル㈱が電磁環境試験事業を行っております。 事業の系統図
経営方針・対処すべき課題6,540字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「会社存立の原点は社会の役に立つことである」「経営は創造である」「社員の幸福は会社の発展と共にある」との経営理念を掲げております。また、当社グループ社員の行動指針は、「未来に向かう」「最良に挑む」「独創を貫く」「率直を好む」を謳っております。これらを普遍的な価値観として尊重しつつ、2018年12月に迎えた創立70周年を機に、2031年2月期までに目指す姿を示す新たな経営ビジョン「FURUNO GLOBAL VISION“NAVI NEXT 2030”」を策定しました。本ビジョンは「事業ビジョン」と「人財・企業風土ビジョン」の2つで構成され、その実現に向けた諸活動を展開することを通じて、顧客提供価値と企業価値の両面を持続的かつ発展的に高める方針です。 「FURUNO GLOBAL VISION“NAVI NEXT 2030”」の概要は、次のとおりです。 ① 事業ビジョン「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」 この事業ビジョンは、「当社グループのすべての事業は、海でも陸でも、安全安心かつ快適であることを前提に、人と環境に優しい社会や航海の実現を目指す」という、“わたしたちが最も優先する価値”を表現しております。これまで当社グループが事業活動で重視してきた「安全安心」「環境」という提供価値を、「安全安心」と「快適」、「環境」と「人」の視点へ拡大することで、既存事業での顧客提供価値の拡充や周辺領域での新規事業育成を推進するための新たな道しるべとします。 当社グループは創立以来、「事業を通じた社会的課題の解決」を果たすべき使命としてまいりました。近年、国際社会では、持続可能で安全・安心な社会の実現に向けた取り組みが企業にも広く求められており、企業活動を通じて環境保全や社会的価値の創出に貢献することが重要性を増しております。当社グループは今後も、創立当初から受け継ぐ価値観を大切にしつつ、持続可能な社会の形成に資する視点を企業運営及び事業活動に取り入れ、事業を通じて社会への貢献に努めます。 ② 人財・企業風土ビジョン「VALUE through GLOBALIZATION and SPEED」 企業運営における重要な経営資源である人財と企業風土については、経営理念並びに行動指針を普遍的な価値観として尊重した上で、事業ビジョンの実現に向けて重点的に強化・評価する基軸として「VALUE through GLOBALIZATION and SPEED」を謳い、3つのポイントを定めました。 (VALUE)さらなる価値共創への挑戦 わたしたちはビジョンを深く理解し、高い自律性を持って行動していくことで、社会へのさらなる価値を、当社グループに関わるすべてのステークホルダーと「共に」創り上げていきます。 (GLOBALIZATION)グローバリゼーションの浸透 わたしたちはグローバルマインドセットを醸成し、ビジョン実現に向けて、社内外の資源を所属、地域、国等の属性に依らず最適かつ最大限に活用いたします。 ※グローバルマインドセット:異なる文化・習慣・価値観を持つ人たちやグループに対して影響を与えることを可能とする思考を意味しております。 (SPEED)迅速かつ柔軟な判断と行動 わたしたちは変化することに躊躇せず、新しい時代を創り続けることを目指します。 当社グループは、創立から間もない1955年に「世界のフルノ」を宣言し、海外展開を加速してまいりました。現在では連結売上高のうち海外売上比率が7割を超え、世界100カ国以上に開発・生産・販売・サービス拠点を有する体制を構築しております。今後は、これまでの海外展開に基づくグローバル化にとどまらず、多様な文化・習慣・価値観を包含した広義の“グローバリゼーション”を推進してまいります。これにより、事業及び市場の特性に応じて、当社グループ内の多様な人財や組織機能を有機的に結び付け、その能力や強みを最大限に発揮できる体制を整えるとともに、顧客や取引先との連携を積極的に進め、多様な視点を活かした価値創造を図ってまいります。こうした取り組みを通じて顧客提供価値と企業価値の最大化を実現し、名実ともに「世界のフルノ」を目指します。 「FURUNO GLOBAL VISION “NAVI NEXT 2030”」の実現は、次の3つのフェーズに分けて段階的かつ速やかに挑む方針です。 フェーズ1・・・変える 事業の体質改善による資源の捻出・体力強化のフェーズ(2021年2月期~2023年2月期) フェーズ2・・・つなぐ 技術と事業の柱・収益構造の構築に向けた行動のフェーズ(2024年2月期~2026年2月期) フェーズ3・・・変わる あるべき企業規模・収益性・事業構造を実現するフェーズ(2027年2月期~2031年2月期) (2)中期経営計画及び目標とする経営指標 当社グループは、2026年2月に、2027年2月期から2029年2月期までの3年間を対象期間として、新たな中期経営計画を策定しました。当計画を「過去最高業績の更新で得た力を将来成長に投じ、積極投資で成長基盤を築く3ヶ年」と位置づけ、市況変動に左右されない事業構造への変革を推進します。また、持続的成長の実現に向け、人財をはじめとする経営資源への積極的な投資を進めてまいります。最終年度にあたる2029年2月期には、売上高1,500億円、営業利益率10%以上、ROE及びROIC10%以上を計上し、総還元性向40%相当を安定的に実現できる経営基盤の構築を目指します。 ※2026年2月期の売上高は1,406億円、営業利益率は11.6%、ROEは20.7%、ROICは15.5%、配当性向30.2%となりました。なお、算定に用いる実効税率は、税効果会計の影響を反映した実際の税率を使用しております。 主な基本施策 ① 収益性の確保 生産性の一層の向上に取り組むとともに、粗利率の改善、販管費の効率的な活用、業務プロセスの再構築等により積極的な投資を支える収益基盤の強化を推進します。さらに、ROICを重視した事業ポートフォリオ経営を推進し、資本効率の向上を目指します。 ② さらなる売上規模の拡大 舶用事業では、商船市場の換装におけるシェア拡大や保守メンテナンス事業のさらなるグローバル展開を目指します。また、プレジャーボート向け市場での戦略製品の投入やワークボート向け市場への投資強化を推進します。産業用事業では、時刻同期事業のさらなるグローバル展開、防衛装備品事業における生産体制の強化・販売拡大を目指します。他、データサービス事業の拡大やAI推進部門の新設による技術革新の加速、また、既存事業の枠を超えた取り組みによる英知の集約と新たなビジネスの創出によりさらなる成長を目指します。 ③ サステナブル経営の強化 新人事ビジョンに基づく人的資本経営の推進やDX人財・グローバル人財等の採用強化等の人財投資や、売上増加に伴う生産システムの強化やスマート工場プロジェクトの推進等の設備投資を推進します。また、更新時期を迎えた建物の刷新等による職場環境の改善等のインフラ投資の他、ROIC経営による経営管理の高度化やBCP含むリスクマネジメントの強化により経営基盤を強固にし、持続可能な成長を実現します。 個別事業戦略 (舶用事業) ① 商船向け市場では、新造船向けシェアの維持に加え、換装においてはこれまでに築いてきた顧客基盤を活用し、売上・利益の拡大を目指します。サービスについては、自社によるサービス提供エリアの拡大や、リモートモニタリングを活用した効率的なサービス体制の構築を推進します。 ② 漁業向け市場では、ハード/ソフト両面から漁業者を支援するソリューションとして「勘と経験の見える化」を推進し、操業の効率化及び安全性向上に寄与する製品、サービスの提供に取り組みます。 ③ プレジャーボート向け市場では、顧客ニーズを的確に反映した商品企画を継続するとともに、クルージングやカジュアル用途のボートユーザーへの販路拡大を目指します。 ④ ワークボート向け市場では、国内外を問わず、官公庁船向け機器の開発及び計画的な販売投入を進めるとともに、他のワークボート案件の安定的な受注獲得を目指します。 (産業用事業) GNSS技術の更なる高度化や海外市場での販促強化、ITS技術の強化と社会実装の推進を図ります。防衛装備品事業では、高まる需要へ対応すべく、開発や生産体制の整備を継続しながら、原価管理の精度向上による収益性の確保や適正なコスト構造の維持による利益の安定化を目指します。 (無線LAN・ハンディターミナル事業) 無線LANアクセスポイントの文教市場でのリプレイス需要を着実に取り込むとともに、ソフトウェアサービス基盤の強化や商品ラインナップの更なる拡充も図りながら、新規市場の開拓を推進します。 フェーズ2中計 主な基本施策の取り組み結果について ① 利益水準の向上 生産・販売・品質・在庫の各領域において基本施策を着実に推進してまいりました。生産面では、スマート工場化を進めることで生産リードタイムの短縮と生産能力の強化を図りました。販売面では、販管費の最適配分や価格の見直し等を通じて、主力製品の利益向上に取り組みました。品質面では、品質・設計管理手法の展開による未然防止と品質の安定化に努め、製品信頼性の向上を進めました。また、在庫面では、長納期部材の影響に伴う評価損の発生を踏まえつつ、適正な在庫水準の確保に向けた取り組みを継続しております。 ② 売上規模の拡大 舶用事業では、保守・メンテナンスサービスや機器拡販の機会創出により売上拡大を図るとともに、プレジャーボート向け市場において戦略商品の上市を進め、特に米州を中心に販売が伸長しました。産業用事業では、成長期待事業と位置付ける時刻同期製品について海外向け販売が順調に拡大したほか、防衛装備品事業では旺盛な受注を背景に生産体制の強化と販売拡大を実現し、売上規模の拡大に寄与しました。 ③ サステナブル経営の実行 マテリアリティの特定から体制整備まで、各領域で取り組みを進めてまいりました。まず、持続可能な社会への貢献と企業価値向上の実現を目指し、当社として重点的に取り組むべきマテリアリティを特定しました。気候変動対応では、GHG排出量削減に向けた取り組みを進めるとともに、TCFD提言に準拠した気候関連情報の開示を実施しました。今後は、TNFD提言にも準拠した情報開示を段階的に推進してまいります。人財戦略では、新人事ビジョンを策定し、その方針に基づき、働き方改革やD&I推進等、多様性を活かし成長を促す人財施策を展開しました。さらにガバナンス体制では、ガバナンス強化を目的にサステナブル委員会を設置し運営を開始したほか、サイバーセキュリティ対応や製品安全に関する体制強化を進め、企業としての信頼性向上に取り組んでおります。 (3)経営環境及び対処すべき課題 世界経済は、米国の関税政策を含む通商環境の変化や、各国の金融政策の相違に伴う物価動向、さらに金融・資本市場の変動等、引き続き不確実性の高い状況にあります。一方で、金融緩和に転じる国が増えつつあり、主要国での利下げや金融環境の緩和が景気の急激な落ち込みを回避し、一部地域では回復の兆しも見られております。こうした外部環境の下、当社グループは持続的な成長の実現に向け、事業基盤の強化と成長に資する施策を継続的に推進してまいります。また、当社グループが取り組むべき重要な課題に対し、適切な施策を進めることで、社会・顧客の期待に応えつつ、グループ全体としての企業価値向上につなげてまいります。 ① 事業を通じた社会課題の解決 当社グループは、事業を通じて社会課題の解決に寄与することを重要な役割と位置づけております。海運業や水産業においては、人手不足の深刻化や水産資源量の減少等、解決すべき課題が顕在化しており、当社グループとしてもより高度な価値提供が求められております。こうした社会的要請を踏まえ、商船向け事業においては、「ライフサイクルサポート」戦略の推進や、漁業向け事業における「勘と経験の見える化」ソリューションの展開、さらに自律航行技術の研究開発や、資源管理型漁業への貢献に向けた舶用DXを推進し、安全操業の確保及び水産資源の持続的利用への寄与を図ってまいります。また、快適で安心できるマリンライフの創造に向け、利用者視点に立った製品・サービスの提供を強化してまいります。 産業向け分野においては、防衛装備品事業やGNSS時刻同期事業等を通じて、交通・通信インフラの安定化や社会の安全性向上に寄与する製品・サービスの提供を進めております。 これらの取り組みを通じ、安全・安心の確保に貢献するとともに、社会に必要とされる価値の創出を図り、持続的な成長につなげてまいります。 ② さらなる成長に向けた技術の進化 当社グループは、事業環境が大きく変化する中にあって、持続的成長の基盤となる技術革新を重要課題と位置づけております。海難事故や深刻化する人手不足といった社会課題に対しては、自律航行技術を中心とする研究開発を推進し、安全性の向上や運航効率の改善を支える取り組みとしております。また、リモートサービスの拡充やスマート漁業ソリューションの提供等、データ連携を通じた顧客支援の高度化を推進することで、顧客に対する価値提供力の向上を図っております。さらに、当社が長年培ってきた技術・知的財産といった無形資産を戦略的に活用し、新規事業領域の拡大及び競争優位性の強化につなげてまいります。 ③ 地球環境の保全 当社グループは、事業活動が環境へ与える影響を最小化することを重要な課題と位置づけ、環境負荷低減に配慮した製品・サービスの開発を進めております。また、環境マネジメント体制を強化し、気候変動への対応として温室効果ガス(GHG)排出削減を着実に推進しております。加えて、生物多様性の保全及び海洋環境の保護にも取り組み、自然環境との共生を図ることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ④ 人財の活躍 当社グループは、多様性を尊重し、すべての人財が能力を発揮できる職場環境づくりを推進し、すべての従業員が能力を発揮できる組織づくりを重要課題としております。専門性やキャリア形成を支援する人財育成施策を強化するとともに、人権尊重の徹底をグループ全体の基本的価値として位置づけております。また、中長期の事業成長を支えるために、持続的な人財確保と生産性向上に取り組み、働きがい向上や従業員エンゲージメント強化に向けた施策を継続して実施してまいります。 ⑤ 経営基盤の強化 当社グループは、健全なガバナンス体制の構築を通じて、経営判断の適正性及び透明性の向上を図っております。重要な経営判断については、取締役会での審議、社内ルールに基づく業務プロセス、並びに内部統制・監査によるチェックが連動することにより、適切な手続きを踏んだ意思決定が行われる体制を整えております。また、情報セキュリティ及びサイバーセキュリティ対策を強化し、事業継続性と信頼性の向上に努めております。さらに、責任ある持続可能なサプライチェーンの構築を推進し、取引先を含めたリスク管理の高度化を図るとともに、安全保障輸出管理の遵守を徹底し、国際的な規制環境の変化に適切に対応することで、企業活動全体の健全性とコンプライアンスを確保し、ステークホルダーからの信頼向上につなげてまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 国際情勢等の影響について 当社グループは、日本、アジア、欧州、米州等の様々な国・地域に商品を供給しております。これらの国・地域の経済状況の変化や対象市場での当社商品に対する需要の変化、また、米中貿易摩擦やウクライナ情勢の長期化、中東情勢の不安定化等による地政学リスクの高まりから、安全保障、人権関連を中心に国家の政策・法律の変更、関税の引き上げ、製品供給・技術提供の制限等が発生する事が懸念されております。それにより、生産・物流・営業活動が制限を受け、顧客への製品供給に支障をきたす場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として関係国の政治・経済情勢や法規制・関税の動向等を、関係部署・関係会社にてグローバルでモニタリングし、最新状況を踏まえた対策を講じております。また、海外子会社を含むグループ全体として適切な貿易管理を行うために、代表取締役社長を最高責任者とした安全保障貿易管理体制の整備や、輸出入に関する規制・新興技術等に対する取引制限等の政策に対して分析を行い、関係する従業員への教育や必要に応じた取引形態やサプライチェーンの見直し等を行うことにより、事業への影響の低減を図っております。 (2) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業上の重要情報及び事業の過程で入手した個人情報や取引先等の秘密情報を保有しており、外部からの攻撃や、内部的過失や盗難等により、これらの情報の流出、破壊もしくは改ざん又は情報システムの停止等が引き起こされる可能性があります。このような事態が生じた場合、信用低下、損害賠償等の費用の発生、又は業務の停止等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として「情報セキュリティ基本方針」を定め、当該情報の盗難・紛失等を通じて第三者が不正流用することを防ぐため、情報の取り扱いに関する管理を強化するとともに、法規制強化への対応等も都度実施しております。また、情報セキュリティ認証基準であるISO27001の取得、高度化するサイバー攻撃に対する技術的対策、情報リテラシーを高めるための社員教育の実施、当社グループを装った不審メール・詐欺サイトに関する社内外への注意喚起等も行っております。インシデントが発生した場合や早期警戒対応時には、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)等の体制により、継続的な監視・情報収集、インシデント対応を行い被害拡大防止・早期鎮静化を図っております。 (3) 調達・生産について 当社グループは、商品を製造するにあたって高品質な原材料、部品等をタイムリー且つ必要数入手するため、信頼のおける仕入先を選定しております。しかし、予期できない自然災害や事故等によるサプライチェーンへの大きな影響、仕入先の経営状態悪化による部品の供給制限や製造中止、市場での需要増加による供給制限等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、環境への配慮等、サプライチェーンを通して、社会からサステナブルな観点での高度な対応を求められております。当社グループは仕入先と連携し、持続可能な調達の実現に向けた取り組みを進めておりますが、サプライチェーン全体における対応の遅れや外部環境の変化等により、調達に影響が生じた場合、商品の販売にも影響を与え、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として仕入先の所在地情報を一元管理し、地震・水害や工場火災等の発生時に、影響を早期に把握する体制を整備するとともに、第三者機関を活用し、仕入先の財務情報をはじめとする経営リスクを定期的に評価し、リスクレベルに応じた対策を実施しております。また、当社グループのサステナビリティ活動をサプライチェーン全体で実践すべく、仕入先に対して積極的な人権対応やGHG排出削減等の啓蒙活動、協力要請及び、必要な支援に努めております。 また、急激な需給環境の変化等により、原材料、部品等の供給不足が続き、生産の遅延が避けられず商品の販売に影響がある場合、及び原材料や部品等の著しい価格変動が商品原価の上昇を招いた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として仕入先との関係強化・調整や関係各部門の連携による生産管理の強化等により影響を最小限に抑えることに努めております。 (4) 為替変動について 当社グループは、海外子会社及び代理店を経由して海外市場へ販売を行っており、連結売上高に占める海外売上高の割合は当連結会計年度において71.2%と高い状況にあります。このため、為替相場の変動は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、社内規程に基づき事業活動の中で発生する為替取引リスクを正確に把握・管理し、適切な為替リスクヘッジを行うことにより、為替差損を極小化する施策を実施しております。また、為替リスクヘッジ取引は、将来の市場変動による損失の回避、コストの確定等を目的とし、事業活動から生じる為替取引に限定し、実需に基づかない投機取引は行わないことを基本方針としております。 (5) 人財の確保について 当社グループの将来の成長・発展は、科学・技術、マネジメント分野等での優秀な人財の確保に大きく依存しております。当社グループは、事業の拡大やグローバル化の推進を図るため、積極的な採用活動を行っておりますが、人財確保における競争は年々高まっており、それが困難となった場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として目標管理制度に基づいた公平な評価・充実した処遇制度等の仕組みを構築するとともに、自律型人財やグローバル人財を育成し、当社グループの価値観、知識及びモノづくりのDNAを伝える教育プログラムの拡充や転勤制度・勤務形態・諸手当等の見直しによる勤務体制や労働環境の整備を行い、在籍している従業員の流出防止や当社グループの求める人財の獲得に努めております。 (6) 自然災害等について 当社グループは、地震、火災、台風、洪水等の災害や感染症の流行の発生時にも、事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行する義務がありますが、当社グループの本社・研究開発拠点・主要工場は兵庫県南部に集中しており、同地域において大規模な地震、その他事業の継続に支障をきたす災害、事故の影響、世界的な経済活動の停滞等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、定期的な防災訓練の実施及び社員の安否確認システムの構築を行うとともに、南海トラフ巨大地震や首都圏直下地震等の大規模地震に対する事業継続計画(BCP)を策定して災害時の体制整備や資機材の備蓄を行っております。また、感染症の流行に対し、事業運営を可能な限り維持するために必要な対応・措置を定める等の対策に取り組んでおります。加えて、事務所の高台・内陸部への移転等、中長期的な対策にも取り組んでおります。 (7) 舶用事業の市場環境変化について 当社グループの連結売上高に対する舶用事業の売上高比率は当連結会計年度において86.2%と、高い水準を維持しております。対象となる漁業向け市場は資源減少に伴い世界的に漁獲高・漁船数の管理が強化されており、商船向け市場はこれまで大きな景気変動を繰り返しております。プレジャーボート向け市場は欧米の景気及び個人消費動向に影響を受けます。漁業向け市場における管理漁業化の一層の進展や商船需給の悪化、欧米諸国の景気の悪化等に伴い、従来の舶用電子機器の需要は縮小する可能性があります。また、自律航行技術の進展等に代表される中長期的な業界構造の変化に適切に対応できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、予測される市場変化に対応できる体制構築のほか、サービス業務の収益向上、新規分野への取り組み、舶用DXの推進、産業用事業等の拡大を目指していく方針であります。 (8) 知的財産権について 当社グループは、自社が製造する製品に関連して、特許等の知的財産権を保有しておりますが、当社グループが保有する知的財産権に対し異議申立がなされたり、無効請求がなされる可能性があります。また、当社グループが知的財産権に関し訴訟を提起されたり、当社グループが自らの知的財産権を保全するために訴訟を提起しなければならない可能性があります。このような重大な係争問題が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、自社が保有している知的財産権の権利確保及び他社が保有している知的財産権の調査による係争発生のリスク低減を図っております。 (9) 価格競争について 当社グループの各製品の市場において、新たな競合先の台頭や競合他社の低価格商品の投入等により価格競争が激化した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、フェーズ1中計より取り組んでいる在庫・品質・生産・開発に係るコスト削減の継続や、IoTを活用した高付加価値商品の開発や拡販等に取り組んでおります。 (10) 品質について 当社グループは、ISO規格認定された品質システムを構築し、それに従った各種商品の開発や製造を行い、品質チェック体制の整備を図り、品質監査を行う等、グループをあげてすべての商品の品質向上に継続的に努めております。しかしながら、品質上の欠陥(規制物質含有を含む)や、それに起因するリコールが発生する可能性があります。当社製品に関してリコールや製造物責任の追及を受けた場合、回収コストや損害賠償等の費用の発生及び売上の減少といった影響が生じるおそれがあります。さらに当社ブランドを冠した製品の品質上の欠陥によりブランドの信用が失墜し、企業としての存続を危うくする事態を招くことも想定されます。これらが発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として国際規格ISO9001で認定された品質システムを構築し、それに従った開発・製造や、本社の品質関係部門による指導等により、品質管理体制の整備・強化に努めるとともに、製造物責任賠償保険に加入する等の対策を講じております。また、製品・システムに関するサイバーセキュリティ基本方針の制定や脆弱性の報告受付フォームを当社ホームページに開設する等、製品・システムのサイバーセキュリティ確保を進めております。 (11) 法規制・コンプライアンスについて 当社グループは、事業の展開において適用を受けている、国内外の各種法令・規制や行政による許認可等に違反した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、法令・社会規範・契約・社内ルール等に則った活動を推進するために、社外の弁護士や監査役を含めた「コンプライアンス委員会」を設置するとともに、国内外の役員・従業員へ各種研修や教育を行い、周知・啓蒙に努めております。また、コンプライアンス違反の予防・把握のために、社内外に相談・通報窓口「フルノほっとライン」を設けた内部通報制度を整備しております。 (12) 環境・気候変動について 当社グループは、大気汚染、水質汚染、有害物質、廃棄物、商品リサイクル及び土壌・地下水の汚染、気候変動等に関する種々の環境関連法令及び規制等の適用を受けておりますが、自然災害、事故等により、環境汚染が発生する可能性があります。また、将来、環境規制への適応が極めて困難な事象や不測の事態が発生する可能性があります。このような事態が生じた場合、信用低下、損害賠償等の費用の発生、環境対応に関する費用の増加や又は業務の停止等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として環境関連法令及び規制等に従った商品の開発や製造を行い、チェック体制の整備を図り、監査を行う等、グループを挙げて環境保全の対応を実施しております。また、CSR活動をサプライチェーン全体で実践すべく、当社資材調達基本方針を取引先にも共有し、環境配慮の要請等を行うとともに、環境情報の適切な開示に取り組んでまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,670字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策の影響、各国の金融政策に伴う物価動向や金融・資本市場の変動に加え、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の緊張の激化等、先行きが不透明な状況が続いております。米国は、関税コストの商品販売価格への転嫁等が個人消費の下押し圧力となりましたが、株高による資産効果が高所得者層の消費を押し上げたほか、企業の設備投資も増加し、総じて堅調に推移しました。欧州は、米国関税の影響等による輸出の停滞がある一方、好調なサービス業を中心に個人消費は底堅く推移し、総じてプラス成長を維持しました。中国は、政府の景気刺激策に伴う消費の下支えにより個人消費を押し上げましたが、政策効果の一巡や長引く不動産投資の停滞等により成長の勢いが鈍化しました。わが国においては、米国関税による輸出の減少等が下押し圧力となりましたが、良好な所得環境による個人消費の増加等により、内需は底堅さを維持しました。 このような経済環境の中、当社グループは、2031年2月期に向けた経営ビジョン「FURUNO GLOBAL VISION“NAVI NEXT 2030”」のもと、事業ビジョン「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」及び人財・企業風土ビジョン「VALUE through GLOBALIZATION and SPEED」を掲げ、持続的な成長に向けた経営を推進しております。現在、利益水準の向上、売上規模の拡大による成長投資の資源捻出、サステナブル経営の実行を主な基本施策とする中期経営計画フェーズ2(2024年2月期~2026年2月期)の最終年度を終えました。また、2027年2月期より、「中期経営計画フェーズ3」の初年度を迎えます。フェーズ3のこれから3年を「過去最高業績の更新で得た力を将来成長に投じ、積極投資で成長基盤を築く3ヶ年」と位置づけ、市況変動に左右されない事業構造への変革を推進します。また、持続的成長の実現に向け、人財をはじめとする経営資源への積極的な投資を進めてまいります。 当社グループの関連する市場において、舶用事業のうち商船向け市場では、高止まっていた船価は若干下落しているものの、過去水準と比較すると依然高水準で推移しております。一方で、船舶需要の不確実性により新造発注隻数は以前より減少しておりますが、GHG(温室効果ガス)排出量削減のための代替燃料船需要は依然として高く、造船会社の手持ち工事量は継続して増加し、高い水準を保っております。漁業向け市場では、主にアジアの需要が好調に推移しました。プレジャーボート向け市場では、ボート購入時のローン金利の影響や物価高を背景に北米の中小型艇を中心に需要が軟調に推移しました。 産業用事業では、ITS・GNSS市場における国内の自動車販売台数は回復傾向にあります。5Gエリア拡大に伴う携帯電話向け基地局数は高水準を維持しました。ヘルスケア市場においては、IVD(体外診断用医療機器)等の機器設置需要は堅調でした。防衛装備品事業における国内の防衛関連市場は、防衛予算の増額に伴い拡大しました。 無線LAN・ハンディターミナル事業における国内の教育ICT市場では、ICT整備に関する通信インフラ機器の更新需要は低調に推移しました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は1,406億1千6百万円(前年同期比10.8%増)、売上総利益は583億3千8百万円(前年同期比10.1%増)となりました。営業利益は162億4千6百万円(前年同期比23.3%増)、経常利益は182億9千1百万円(前年同期比29.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は167億3千5百万円(前年同期比46.1%増)となりました。 売上高及び全段階利益において前年同期比で大幅に増加しました。3年連続で過去最高の売上高・利益を更新したと同時に、売上高及び営業利益率については、2018年12月に策定した「FURUNO GLOBAL VISION "NAVI NEXT 2030"」で掲げた2031年2月期の成長目標である連結売上高1,200億円、営業利益率10%を2年連続で達成する結果となりました。 加えて、ROE(自己資本利益率)は、当期利益が大幅伸長した結果、20.7%と大きく向上しました。 なお、当連結会計年度に適用した米ドル及びユーロの平均為替レートはそれぞれ150円及び169円であり、前年同期に比べ米ドルは約0.4%の円高水準、ユーロは約3.3%の円安水準で推移しました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。セグメント利益は、営業利益ベースの数値であり、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 ① 舶用事業 舶用事業では、商船向け市場での代替燃料船需要による造船会社の高い手持ち工事量を背景に、一部の造船所の建造能力増強もあり新造船向け販売が継続して増加しました。また、既存船のリプレイス需要や保守サービス需要も好調に推移したことから、機器販売及び保守サービス売上も増加しております。米州では、プレジャーボート向け市場は軟調に推移しておりますが、今期上市した戦略製品を中心に販売が増加しました。欧州では、主に商船の既存船向け機器の販売や保守サービスが高い水準を維持しました。アジアでは、主に商船の新造船向け機器の販売が継続して増加し、保守サービスが堅調に推移しました。日本では漁業向け機器の販売が減少しましたが、商船向けの機器販売や保守サービスが増加しました。 この結果、舶用事業の売上高は1,211億4千7百万円(前年同期比11.5%増)となりました。セグメント利益は167億6千3百万円(前年同期比25.7%増)となりました。 ② 産業用事業 産業用事業では、ヘルスケア事業における主に中国市場でのコスト競争の激化による影響から生化学分析装置の販売が減少しました。ITS・GNSS事業においては、時刻同期製品の販売が海外向けを中心に好調に推移しました。また、防衛装備品事業では、新たな生産管理システムへの移行による影響は解消され、生産出来高は継続して増加しました。 この結果、産業用事業の売上高は158億2千1百万円(前年同期比11.3%増)となりました。セグメント利益は7億8千2百万円(前年同期比57.8%増)となりました。 ③ 無線LAN・ハンディターミナル事業 無線LAN・ハンディターミナル事業では主に文教市場向けの需要環境は低調に推移し、無線LANアクセスポイントの販売が減少しました。 この結果、無線LAN・ハンディターミナル事業の売上高は33億5百万円(前年同期比10.5%減)となりました。セグメント利益は1億3千2百万円(前年同期比33.2%減)となりました。 ④ その他 その他の売上高は3億4千1百万円(前年同期比6.4%減)、セグメント損失は1億1千4百万円(前年同期のセグメント損失は1億2千5百万円)となりました。 生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 舶用事業   70,932   +22.9 産業用事業   14,379   +12.5 無線LAN・ハンディターミナル事業   2,357   +25.5 その他   -   - 合計   87,670   +21.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 ② 受注実績 当社グループの製品は、一部の受注生産を除き見込生産を行っております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 舶用事業   121,147   +11.5 産業用事業   15,821   +11.3 無線LAN・ハンディターミナル事業   3,305   △10.5 その他   341   △6.4 合計   140,616   +10.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析 1)資産、負債及び純資産の状況 ①  資産 流動資産は前連結会計年度末と比較して108億9千1百万円増加し、1,024億9千6百万円となりました。これは主に、現金及び預金が81億6千9百万円増加したことによるものであります。 固定資産は前連結会計年度末と比較して69億5千4百万円増加し、388億6千8百万円となりました。これは主に、投資有価証券が25億1千7百万円及び繰延税金資産が18億3千6百万円、それぞれ増加したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末と比較して178億4千5百万円増加し、1,413億6千4百万円となりました。 ②  負債 流動負債は前連結会計年度末と比較して13億7千万円減少し、343億2千万円となりました。これは主に、未払法人税等が16億8千3百万円増加した一方で、短期借入金が59億円減少したことによるものであります。 固定負債は前連結会計年度末と比較して20億6千3百万円増加し、172億7千2百万円となりました。これは主に、長期借入金が15億9千7百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末と比較して6億9千2百万円増加して、515億9千2百万円となりました。 ③ 純資産 純資産は前連結会計年度末と比較して171億5千2百万円増加し、897億7千2百万円となりました。これは主に、利益剰余金が119億9千5百万円及び為替換算調整勘定が30億3千万円、それぞれ増加したことによるものであります。この結果、当連結会計年度の自己資本比率は前連結会計年度の58.4%から4.8ポイント上昇し、63.2%となりました。また、中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)で経営指標として設定した自己資本経常利益率については、前連結会計年度の21.3%から1.4ポイント上昇して22.6%となりました。 (当社グループの自己資本経常利益率の推移) 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本経常利益率(%)   8.0   5.2   14.4   21.3   22.6 (注) 自己資本経常利益率(%)の算出方法:経常利益/自己資本 2)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが213億7千3百万円増加した一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが32億7千8百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが114億3千9百万円それぞれ減少したことにより、前連結会計年度末と比較して81億3千万円増加し235億4千4百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において営業活動による資金の増加は213億7千3百万円となりました(前連結会計年度は108億2千万円の増加)。これは主に、税金等調整前当期純利益が増加したことによるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は32億7千8百万円となりました(前連結会計年度は45億8千8百万円の減少)。これは主に、有形固定資産の取得及び無形固定資産の取得によるものであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において財務活動による資金の減少は114億3千9百万円となりました(前連結会計年度は26億9千6百万円の減少)。これは主に、短期借入金の返済及び配当金の支払によるものであります。 (当社グループのキャッシュ・フロー指標の推移) 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率(%)   55.7   49.0   53.4   58.4   63.2 時価ベースの自己資本比率(%)   37.9   28.8   62.6   57.1   177.3 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.6   △3.0   6.4   1.6   0.6 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   67.4   △75.1   41.7   41.7   92.3 (注)1 各指標の算出方法は、次のとおりです。 自己資本比率(%) : 自己資本/ 総資産 時価ベースの自己資本比率(%)  : 株式時価総額/ 総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) : 有利子負債/ 営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) : 営業キャッシュ・フロー/ 利払い 2 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。 3 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。 4 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。 5 有利子負債は、連結貸借対照表上に計上している短期借入金、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金を対象にしています。 6 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。 3)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、安定した収益を確保するための運転資金及び将来成長に向けた投資に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉としておりますが、資本コストや自己資本比率等を総合的に勘案し、必要に応じて金融機関からの借入により調達しております。 なお、当連結会計年度末における資金の残高は235億4千4百万円、有利子負債の残高は119億3百万円となっております。 また、金融・資本市場の混乱や緊急で資金が必要となる場合に備え、複数の金融機関とコミットメントライン契約及び当座借越契約を締結し、資金の流動性を確保しております。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える会計上の見積りを行っております。これらの見積りは、過去の実績等を勘案し慎重に検討したうえで行い、継続して評価・判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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