本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本航空電子工業

Japan Aviation Electronics Industry, Limited6807 · Prime · 電気機器

コネクタ専業メーカー。携帯・自動車・産業機器向けに微細ピッチ・高信頼性コネクタを供給。

概要

日本航空電子工業(JAE)は、コネクタ、インターフェース・ソリューション機器、航空・宇宙用電子機器の製造販売を主事業とする。2024年3月期の連結売上高は2258億円、従業員数は1万1908人。東京証券取引所プライム市場に上場(1973年)。本社は東京都渋谷区。携帯機器、自動車、産機・インフラ、航空・宇宙の4市場で事業を展開し、コネクタが売上の約87%を占める。

コネクタ事業が支える売上構成

当社グループの売上高の大部分はコネクタ事業が占める。2025年3月期のセグメント売上高はコネクタ事業が1,992億円(全体の87%)、インターフェース・ソリューション事業が76億円(3%)、航機事業が204億円(9%)であった。コネクタ事業はスマートフォン・タブレット向けの微細ピッチコネクタ、車載カメラやECU向け高信頼性コネクタ、FA・工作機械向け堅牢コネクタなど幅広い製品ラインを持つ。インターフェース・ソリューション事業は車載用静電タッチパネルや産業機器用タッチモニタを提供する。航機事業は防衛・宇宙向けの飛行制御装置、慣性航法装置、電波高度計を主力とし、半導体製造装置向け制振・駆動機器や油田掘削用センサパッケージも手がける。このように、三つの事業が異なる市場をカバーするが、収益の主軸はコネクタにある。

27社の子会社で構築したグローバル生産販売網

当社グループは当社と連結子会社27社(うち海外17社)で構成される。海外拠点は米国(JAE Oregon, JAE Electronics)、メキシコ(JAE Tijuana)、台湾(JAE Taiwan)、フィリピン(JAE Philippines)、中国(JAE Wuxi, JAE Wujiang, JAE Shanghai, JAE Hong Kong)、韓国(JAE Korea)、シンガポール(JAE Singapore)、欧州(JAE Europe)などに広がる。国内では弘前航空電子、山形航空電子、信州航空電子、富士航空電子(設備製造)、盟友技研(設備製造)、JAE八紘(販売)、ニッコー・ロジスティクス(物流)がグループを支える。生産は日本、中国、フィリピン、メキシコなどで行い、販売は各地域の販売子会社が担う。これにより、顧客のグローバルなサプライチェーンに対応している。

航機事業が担う防衛・宇宙と産機・インフラ向け高信頼製品

航機事業は当社の創業分野である航空・宇宙電子機器を中心とする。主な製品は飛行制御装置、慣性航法装置、電波高度計であり、防衛装備品としての需要が堅調である。また、半導体製造装置向けの高精度制振・駆動機器や、過酷環境で使用される油田掘削用センサパッケージも手がける。同事業の売上高は204億円(2025年3月期)で、グループ全体の9%を占めるにすぎないが、高い技術力と信頼性が要求される分野で独自のポジションを築いている。製造は当社と信州航空電子が行い、販売はJAE八紘や海外子会社が担う。

業界の中での役割は電子部品メーカー。コネクタ、タッチパネル等のインターフェース部品、防衛・宇宙用電子機器を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,279億円
営業利益
89億円
営業利益率
3.9%
純利益
71億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
コネクタ事業1,857億円88.6%122億円6.6%
航機事業133億円6.3%3億円2.3%
インターフェース・ソリューション事業101億円4.8%2億円2.0%
その他(注1)6億円0.3%3億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01携帯機器 / 情報通信主力

スマートフォンやタブレットなどの携帯機器向けに、微細ピッチ・低背のコネクタを供給。また、車載カメラ向けADAS関連コネクタやECU向けボディ・パワートレイン用コネクタなど情報通信系自動車向けも含む。

主な製品・サービス1
各種コネクタ
スマートフォン・タブレット向けの基板対基板、FPC接続用等の微細ピッチコネクタ。

02自動車主力

車載カメラなどのADAS関連製品やECUなどのボディ・パワートレイン系向けコネクタを供給。また、インターフェース・ソリューション事業では車載用静電タッチパネルも提供。

主な製品・サービス2
車載用コネクタ
ADASカメラモジュールやECU接続に用いられる高信頼性コネクタ。
車載用静電タッチパネル
車載インフォテインメント向けタッチ入力デバイス。

03産機・インフラ準主力

FA・工作機械、通信ネットワーク機器など産業機器やインフラ向けに、各種コネクタ、タッチ入力モニタ・操作パネルを供給。また、航機事業では半導体製造装置向け制振・駆動用機器、油田掘削用センサパッケージも提供。

主な製品・サービス4
産業機器用コネクタ
FA機器や通信機器向けの堅牢なコネクタ。
タッチ入力モニタ・操作パネル
産業機器や医療機器向けのタッチスクリーン付き表示操作ユニット。
制振・駆動用機器
半導体製造装置向けの高精度な振動制御・駆動ユニット。
油田掘削用センサパッケージ
過酷環境下で使用される油田探査用の電子パッケージ。

04防衛・宇宙準主力

飛行制御装置、慣性航法装置、電波高度計など防衛・宇宙向けの高信頼性電子機器を製造販売。

主な製品・サービス3
飛行制御装置
航空機の姿勢制御や自動操縦に用いられる電子制御ユニット。
慣性航法装置
加速度センサとジャイロにより位置・姿勢を計測する航法装置。
電波高度計
電波反射により対地高度を測定する計器。

05ゲーム機器副次

ゲーム機向けにも各種コネクタを供給。

主な製品・サービス1
ゲーム機器向けコネクタ
コンシューマゲーム機内部配線やインターフェース用のコネクタ。

06その他その他

物品販売及び物流サービス事業。

製品と技術

スマートフォン・タブレット向け微細ピッチコネクタ

携帯機器向けコネクタは、当社のコネクタ事業の主要製品群である。スマートフォンやタブレットの内部配線には、基板対基板コネクタやFPC接続用コネクタが多用される。これらの製品は0.3mmピッチ以下の微細ピッチと低背設計が求められ、当社はそれに対応する。近年はUSB Type-Cコネクタの需要も伸長しており、ICT機器向けに供給している。携帯機器市場は価格競争が激しいが、当社はハイエンド向けの先端技術製品に開発リソースを集中し、付加価値型ビジネスへの転換を進めている。

車載向け高信頼性コネクタと静電タッチパネル

自動車向けコネクタは、ADAS(先進運転支援システム)カメラモジュールやECU(電子制御ユニット)の接続に用いられる。これらは高温・振動環境下での信頼性が要求される。当社はADAS関連製品で利益拡大を図り、日系顧客向けを中心に需要が増加している。また、インターフェース・ソリューション事業では車載用静電タッチパネルを提供。車載インフォテインメント向けのタッチ入力デバイスで、静電容量方式を採用している。自動車市場では電動化の鈍化があるものの、ADASや安全装備の拡大に伴い、高信頼性コネクタの需要は底堅い。

防衛・宇宙向け飛行制御装置と航法機器

航機事業の中核製品は飛行制御装置、慣性航法装置、電波高度計である。飛行制御装置は航空機の姿勢制御や自動操縦を行う電子制御ユニット。慣性航法装置は加速度センサとジャイロにより位置・姿勢を計測し、GPSに依存しない航法を実現する。電波高度計は電波反射で対地高度を測定する。これらは防衛装備品として需要が堅調であり、次世代装備品開発にも対応している。さらに、半導体製造装置向けの制振・駆動用機器や、油田掘削用の過酷環境センサパッケージなど、産機・インフラ分野にも展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字が日本航空電子工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17744ノーリツ鋼機2,220億円10.7倍
26516山洋電気2,020億円21.3倍
36996ニチコン1,821億円27.7倍
47970信越ポリマー1,814億円18.0倍
55232住友大阪セメント1,742億円15.5倍
66807日本航空電子工業1,711億円23.2倍
73076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
86941山一電機1,642億円15.3倍
96804ホシデン1,544億円8.8倍
106810マクセル1,194億円12.6倍
116914オプテックスグループ1,189億円14.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

航空機電子機器修理からコネクタ製造へ転換した創業期

1953年1月、東京都中央区に日本航空エレクトロニクス株式会社として設立。同年8月に商号を日本航空電子工業株式会社と変更し、本店を港区に移して営業を開始した。当初の事業は航空機用電子機器の修理・オーバーホールであったが、1955年8月にコネクタの製造を開始。これが現在の主力事業の原点となる。航空機用機器の修理で培った信頼性技術を活かし、電子機器の接続部品であるコネクタに進出したことで、後の事業拡大の基盤が作られた。

昭島工場移転と慣性航法装置参入で事業領域を拡大

1961年4月、工場を川崎市から東京都昭島市に新設移転。同時に5月に本店を渋谷区に移した。同年8月には航空機用自動操縦装置、ジャイロ機器、燃料計、液体酸素量計などの製造を開始し、航空機用電子機器の領域を広げた。さらに1971年8月には慣性航法装置の製造を開始。これは加速度センサとジャイロで位置・姿勢を計測する高度な航法装置であり、防衛・宇宙分野での技術力の核となった。

株式上場と富士工業買収でグループ経営の礎を築く

1973年4月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年のオイルショックを乗り越え、1975年9月には株式会社富士工業の株式を100%取得。これにより生産子会社を傘下に収め、グループ体制を強化した。1977年3月には米国にゼット・マーケティング・カンパニー(現・JAE Electronics)を設立し、海外販売網の第一歩を踏み出した。1980年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替え。上場と買収を機に、経営基盤を固めるとともに国際展開を視野に入れた。

国内生産拠点の拡充と台湾・米国への進出

1979年3月に弘前航空電子株式会社を設立し、国内生産能力を増強。1984年7月にはJAE Taiwan Ltd.を設立し、アジア初の海外生産拠点を得た。1986年4月には信州航空電子株式会社を設立、さらに1987年5月に八紘電業株式会社(現・JAE八紘)の株式を60%取得して販売会社をグループ化。1988年6月、富士工業を山形航空電子に商号変更し、同時に富士航空電子株式会社を分離設立。同年10月にはJAE Oregon, Inc.を米国に設立し、北米での生産能力を獲得した。

アジア・欧州へのネットワーク拡大

1991年12月に物流子会社ニッコー・ロジスティクス株式会社を設立。1994年4月にJAE Hong Kong Ltd.、1995年2月にJAE Singapore Pte Ltd.、1996年1月にJAE Korea, Inc.、同年6月にJAE Philippines, Inc.、9月にJAE Europe, Ltd.を相次いで設立。この5年間でアジア主要地域と欧州に販売・生産拠点を整備し、グローバルな顧客対応体制を完成させた。

中国生産拠点の設立と国内子会社の完全子会社化

2001年7月にJAE Wuxi Co., Ltd.、2002年3月にJAE Wujiang Co., Ltd.、2003年6月にJAE Shanghai Co., Ltd.と中国本土に三つの子会社を設立。中国市場向けコネクタの現地生産を本格化させた。同時に2003年8月には八紘電業の株式を100%取得し完全子会社化、2004年2月にはニッコー・ロジスティクスの株式も100%取得。国内の販売・物流機能をグループ内に取り込み、経営効率を高めた。

メキシコ工場新設とプライム市場移行による新たな成長段階

2010年3月、北米市場向け生産拠点としてJAE Tijuana, S.A. de C.V.をメキシコに設立。2012年12月には盟友技研株式会社を完全子会社化し、生産設備の内製能力を強化した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。これにより、上場以来の成長を経て、より高いガバナンスと国際的な資金調達基盤を獲得した。

年表32件を開く

1950年代

  • 1953年1月創業東京都中央区に日本航空エレクトロニクス株式会社を設立(注)
  • 1953年8月商号を日本航空電子工業株式会社と変更、本店を東京都港区に移転し、営業活動を開始
  • 1954年8月神奈川県川崎市に工場を設置し、航空機用電子機器の修理、オーバーホールを開始
  • 1955年8月コネクタの製造開始

1960年代

  • 1961年4月工場を東京都昭島市に新設移転
  • 1961年5月本店を東京都渋谷区に移転
  • 1961年8月航空機用自動操縦装置、ジャイロ機器、燃料計、液体酸素量計等の製造開始

1970年代

  • 1971年8月慣性航法装置の製造開始
  • 1973年4月上場東京証券取引所市場第二部へ上場
  • 1975年9月株式会社富士工業の株式を100%取得
  • 1977年3月ゼット・マーケティング・カンパニー(現・JAE Electronics,Inc.)を設立(現・連結子会社)
  • 1979年3月弘前航空電子株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1980年9月上場東京証券取引所市場第一部へ上場
  • 1984年7月JAE Taiwan,Ltd. を設立(現・連結子会社)
  • 1986年4月信州航空電子株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1987年5月八紘電業株式会社(現・JAE八紘株式会社)の株式を60%取得
  • 1988年6月商号変更株式会社富士工業を山形航空電子株式会社(現・連結子会社)に商号変更するとともに、富士航空電子株式会社(現・連結子会社)を分離し、設立
  • 1988年10月JAE Oregon,Inc. を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1991年12月創業ニッコー・ロジスティクス株式会社(当社出資60%)を設立
  • 1994年4月JAE Hong Kong Ltd. を設立(現・連結子会社)
  • 1995年2月JAE Singapore Pte Ltd.を設立(現・連結子会社)
  • 1996年1月JAE Korea,Inc. を設立(現・連結子会社)
  • 1996年6月JAE Philippines,Inc. を設立(現・連結子会社)
  • 1996年9月JAE Europe,Ltd. を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2001年7月JAE Wuxi Co.,Ltd. を設立(現・連結子会社)
  • 2002年3月JAE Wujiang Co., Ltd. を設立(現・連結子会社)
  • 2003年6月JAE Shanghai Co., Ltd. を設立(現・連結子会社)
  • 2003年8月八紘電業株式会社(現・JAE八紘株式会社)の株式を100%取得(現・連結子会社)
  • 2004年2月ニッコー・ロジスティクス株式会社の株式を100%取得(現・連結子会社)

2010年代

  • 2010年3月JAE Tijuana, S.A. de C.V. を設立(現・連結子会社)
  • 2012年12月盟友技研株式会社の株式を100%取得(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで2,600億円
  • 営業利益2028年度まで180億円
  • ROE2028年度まで8%
  • 総資産回転率2028年度まで1.1回
  • ROE2030年度まで10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ポートフォリオ変革

    注力領域へリソースを集中し、自動車・携帯機器・産機インフラ・航空宇宙の4市場のリバランスを推進。低採算領域から撤退し、成長市場へシフトすることで持続的な企業価値向上を目指す。

  2. 02

    事業基盤強化

    業務プロセスと情報システムの最適化、調達・設備開発の抜本改革によるコスト競争力強化、京セラグループとの連携による開発・生産能力増強と顧客リーチ拡充を進める。

  3. 03

    コネクタ事業の収益力再生

    市場別に成長性と採算性を見極め、携帯機器ではハイエンドに集中し低採算領域から撤退、自動車ではADAS関連で利益拡大、産機ではグループ基盤活用で海外開拓、航空宇宙では衛星ビジネスを育成。

  4. 04

    航機事業の収益基盤拡大

    防衛向け事業拡大と産機インフラ市場でのポートフォリオ拡充により全社収益を底上げ。防衛事業で営業利益率10%以上を確保し、安定した収益性と持続的成長を実現する。

  5. 05

    企業価値向上に向けた財務戦略

    資本効率と資本収益性を向上させ、総資産回転率1.1回、ROE8%を目指す。営業CFと運転資本効率化で成長投資資金を確保し、安定配当(連結配当性向30%以上)を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,908人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は727万円で、9期前と比べて3.8%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は16.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,455
2018年3月5,707
2019年3月75642.317.76,255
2020年3月72942.317.57,995
2021年3月66442.317.58,368
2022年3月72242.117.39,427
2023年3月74741.916.99,436
2024年3月70941.816.99,787
2025年3月71641.716.910,154154
2026年3月72741.316.311,90875

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 15 / 海外 5、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
昭島事業所 — 東京都昭島市330億円
コネクタ事業 インターフェース・ソリューション事業 航機事業 その他
本社・工場 — 青森県 弘前市8,537百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — 山形県 新庄市7,424百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — フィリピ ン・カビテ州7,285百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — 米国オレ ゴン州4,825百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — 中国江蘇省無錫市4,116百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — 長野県 下伊那郡2,885百万円
航機事業
本社・工場 — 台湾 台中市2,392百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — メキシコ・バハ・カリフォルニア州2,107百万円
コネクタ 事業
本社・工場 — 山梨県 上野原市1,533百万円
コネクタ 事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    弘前航空電子株式会社(注3)
    青森県弘前市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山形航空電子株式会社(注3)
    山形県新庄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    富士航空電子株式会社
    山梨県上野原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    信州航空電子株式会社
    長野県下伊那郡 松川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    盟友技研株式会社
    福井県福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッコー・ロジスティクス株式会社
    東京都昭島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JAE八紘株式会社
    東京都立川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JAE Taiwan,Ltd. (注3)
    台湾台中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JAE Electronics,Inc. (注3)
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州 アーバイン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JAE Oregon,Inc. (注3)
    アメリカ合衆国 オレゴン州 テュアラティン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JAE Tijuana, S.A. de C.V.
    メキシコ合衆国 バハ・カリフォルニア州 ティファナ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JAE Philippines,Inc. (注3)
    フィリピン共和国 カビテ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • JAE Hong Kong Ltd.中華人民共和国 香港100%
  • JAE Wuxi Co.,Ltd. (注3)中華人民共和国 江蘇省無錫市100%
  • JAE Wujiang Co., Ltd. (注3)中華人民共和国 江蘇省蘇州市100%
  • JAE Shanghai Co., Ltd.中華人民共和国 上海市100%
  • JAE Korea,Inc.大韓民国ソウル市100%
  • JAE Europe,Ltd.イギリス ハンプシャー州100%
  • JAE Singapore Pte Ltd.シンガポール共和国100%
  • 京セラ株式会社(注4)京都府京都市伏見区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,279億円営業利益89億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.8%、利益が-42.9%。

売上高
+2.8%
2,279億円
営業利益
-42.9%
89億円
純利益
-38.8%
71億円
営業利益率
3.9%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,400億円2,279億円
営業利益95億円89億円
純利益60億円71億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は583億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.8%、営業利益は−83.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q52112
2024年1Q517183.525
2024年2Q616508.142
2024年3Q581478.141
2024年4Q54414
2025年2Q1,135928.166
2025年4Q1,081645.950
2026年2Q1,104484.331
2026年4Q1,175413.540
2027年1Q58330.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,296億円から2,279億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,2967751
2014年3月1,598155106
2015年3月1,912232158
2016年3月1,795169125
2017年3月2,0959267
2018年3月2,539174129
2019年3月2,221180135
2020年3月2,081142111
2021年3月2,0977957
2022年3月2,251186143
2023年3月2,359191146
2024年3月2,258148122
2025年3月2,2161561487.0116
2026年3月2,27989823.971

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,279億円のうち、営業利益として残るのは89億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は71億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.0%1,915億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.1%275億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%89億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.9pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが170億円、投資CFが−244億円で、差し引きのフリーCFは−74億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は485億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月206−281−29−75148
2014年3月292−2383454254
2015年3月316−2392877377
2016年3月349−235−101114379
2017年3月214−225−1−11365
2018年3月324−198−88126394
2019年3月376−230−69146472
2020年3月286−245−6641443
2021年3月291−188155103701
2022年3月244−203−10041656
2023年3月325−234−11691630
2024年3月349−203−119146683
2025年3月363−192−316171529
2026年3月170−2445−74485

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,321億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,444億円で、自己資本比率は62.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,21768153655.9
2014年3月1,48880268653.9
2015年3月1,71199072157.8
2016年3月1,6561,04661063.1
2017年3月1,8301,09074059.5
2018年3月1,8981,20968963.6
2019年3月1,8661,31754970.5
2020年3月1,9351,35857770.1
2021年3月2,2011,42178064.5
2022年3月2,2531,57967470.0
2023年3月2,2661,71355375.5
2024年3月2,3601,2681,09253.7
2025年3月2,1541,33781762.0
2026年3月2,3211,44487862.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
485億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,012億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
328億円
在庫として抱えている分
負債合計
878億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中108位あたり、逆に低いのは営業利益率224社中163位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,434で、1年前と比べて-1.6%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥2,434-2.8%1ヶ月+5.0%1年-1.6%時価総額1,711億円
過去52週の値幅
安値¥2,189高値¥2,928

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.2倍
PER (会社予想)27.4倍
PBR1.14倍
配当利回り2.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月は-0.2%とほぼ横ばいだが、7/17は前日比-1.4%の2411円。25日線(2356.1円)を+2.3%上回り、短期は堅調維持。52週高値2928円からは-17.7%とやや上値重いが、75日線(2407.4円)に接近しており方向感が乏しい。出来高は7/17に316800株とやや増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERが23.0倍と業界平均の28.3倍を下回るが、大きな乖離はなくほぼ妥当水準。PBRは1.13倍と平均2.11倍を下回り割安感がある。配当利回り2.45%は平均1.88%を上回る。ROE5.1%と低く、直近の業績は減益予想で営業利益率も低下傾向。割安に見える指標もあるが、収益力の低さや業績悪化を考慮すると、割安とは断定しにくい。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.2倍30.8倍
PER (予想)27.4倍
PBR1.14倍2.58倍
ROE5.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.05%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.05%
いまの株価に対して
配当性向
45.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3067.9
2018年3月300.029.6
2019年3月3516.731.7
2020年3月4014.337.9
2021年3月25−37.586.6
2022年3月3540.033.0
2023年3月5042.953.9
2024年3月5510.047.2
2025年3月609.144.8
2026年3月600.045.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,183人。区分でいちばん多いのは外国法人34.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.8%を占め、残る51.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人22.922.926.624.634.134.7
事業法人36.836.836.711.034.132.5
金融機関30.029.225.625.916.116.3
個人・その他9.28.68.234.012.312.4
自己株式1.51.41.327.04.14.1
証券会社1.02.52.94.53.44.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01京セラ株式会社31.62
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.12
03THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.58
04GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.37
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.13
06MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)3.11
07JPモルガン証券株式会社2.88
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.23
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.97
10CHARLES SCHWAB FBO CUSTOMER(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-25
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    12.74%
    +1.06pt
  • 2026-08-06
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    11.68%
    +1.23pt
  • 2026-07-17
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    10.45%
    +2.91pt
  • 2026-06-05
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.54%
    +2.24pt
  • 2026-05-12
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.30%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+88%、1株純資産は14期で+185%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月567517.812.733.9
2014年3月11788314.313.234.1
2015年3月1741,08917.616.820.8
2016年3月1381,15112.39.631.3
2017年3月741,1996.319.367.9
2018年3月1421,32811.310.629.6
2019年3月1491,44710.710.431.7
2020年3月1221,4918.310.737.9
2021年3月631,5604.128.686.6
2022年3月1571,7349.612.633.0
2023年3月1611,8798.914.353.9
2024年3月1371,8818.218.147.2
2025年3月1721,9828.915.244.8
2026年3月1052,1395.121.545.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額330百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村木正行社長(代表取締役)6521,000
浦野実取締役専務執行役員6633,000
檜山憲孝取締役常務執行役員6412,000
松尾正宏取締役 執行役員6413,000
井原成人取締役 執行役員624,000
髙橋礼一郎取締役70
後藤和宏取締役60
川口寛取締役68
沼田優子取締役58
長崎真美取締役52
東直明監査役(常勤)633,000
青木和彦監査役(常勤)6611,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
武田仁監査役70
壁谷惠嗣監査役68
小池隆行取締役 執行役員616,000
井上能裕監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7144552822833
社外取締役762629
監査役3404013

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,294字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社27社(うち海外子会社17社)及び関連会社2社で構成され、その主な事業内容はコネクタ、インターフェース・ソリューション機器、航空・宇宙用の電子機器及び電子部品の製造・販売並びにこれらに関連する機器及び部品等の仕入販売であります。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、2027年3月期より、インターフェース・ソリューション事業をコネクタ事業へ統合する、報告セグメントの変更を行っております。 (1) コネクタ事業 コネクタ事業は、スマートフォンを中心とする携帯機器向け、車載カメラなどのADAS向け関連製品を含む情報通信系やECUなどのボディ・パワートレイン系をはじめとする自動車向け、及びFA・工作機械、通信ネットワーク機器などを中心とする産機・インフラ向けのほか、ゲーム機器向けなど、幅広い分野で使用される各種コネクタを製造・販売しております。 (主な関係会社) [製造、販売]当社、弘前航空電子㈱、山形航空電子㈱、JAE Oregon,Inc. 、JAE Tijuana, S.A. de C.V.、 JAE Taiwan,Ltd. 、JAE Philippines,Inc. 、JAE Wuxi Co.,Ltd. 、JAE Hong Kong Ltd. 、 JAE Wujiang Co., Ltd. [生産設備製造]富士航空電子㈱、盟友技研㈱ [販売]JAE八紘㈱、JAE Electronics,Inc. 、JAE Korea,Inc. 、JAE Shanghai Co., Ltd. 、 JAE Europe,Ltd. 、JAE Singapore Pte Ltd. (2) インターフェース・ソリューション事業 インターフェース・ソリューション事業は、車載用静電タッチパネルなどの自動車向け製品、産業機器用・医療機器用の各種タッチ入力モニタ・操作パネルなどの産機・インフラ向け製品を製造・販売しております。 (主な関係会社) [製造、販売]当社、JAE Wujiang Co., Ltd. 、JAE Hong Kong Ltd. [販売]JAE八紘㈱、JAE Korea,Inc. 、JAE Shanghai Co., Ltd. (3) 航機事業 航機事業は、飛行制御装置、慣性航法装置、電波高度計などの防衛・宇宙用電子機器、及び半導体製造装置向け制振・駆動用機器、油田掘削用センサパッケージなどの産機・インフラ向け製品を製造・販売しております。 (主な関係会社) [製造、販売]当社、信州航空電子㈱ [販売]JAE八紘㈱、JAE Electronics,Inc. 、JAE Europe,Ltd. (4) その他 その他の物品の販売及び当社グループに関わる物流サービス事業を行っております。 (主な関係会社) [販売]JAE八紘㈱ [物流]ニッコー・ロジスティクス㈱ 以上の事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,122字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来『開拓・創造・実践』の企業理念のもと、独自の革新的、創造性に富んだ高い技術・開発力を背景に、「コネクタ事業」「インターフェース・ソリューション事業」「航機事業」の3つの事業をグローバルに展開し、発展してまいりました。 “Technology to Inspire Innovation”「当社の開発する技術が、お客様の独創的な商品開発に新しい扉を拓きます。」をグローバルスローガンとして、お客様のイノベーション実現を加速する技術開発・ものづくりに注力しております。そして、世界のお客様からパートナーとしての高い信頼をいただくため、「連結経営を基軸としたグローバルな事業展開」「グローバルマーケティングと技術開発力の強化」「品質・ものづくりの革新」を経営の基本方針として推進しております。 そして航空電子グループ企業行動憲章に基づいて、良き企業市民として、関係法令を遵守し、お客様、株主・投資家の皆様、取引先、地域社会をはじめとした関係者に対する社会的責任を果たすことを目指します。 なお、2026年度より、経営資源を集約して効率性を高めるとともにシナジーを最大化し、事業の再成長及び収益力の改善を図るために、インターフェース・ソリューション事業をコネクタ事業へ統合した報告セグメントへ変更することといたしました。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループを取り巻く事業環境は、デジタル化の加速、世界的な脱炭素化への流れ、通信システムやAIの進化、宇宙産業の発展など、社会や市場が大きく変化しています。当社グループの注力市場においても、自動車市場における電装化の加速、産機・インフラ市場ではデータセンターでの光化・高速伝送化の加速や、FA・工作機械のネットワーク化の進展が見込まれ、携帯機器市場ではスマートフォンの機能進化のほか、ウェアラブル機器の普及も期待されています。航空・宇宙市場においては、防衛向けは次世代装備品開発が進み、宇宙向けはロケット・衛星開発の官民連携が活発化するなど、各市場において大きな変化が見込まれます。 こうした環境の中で、当社グループは、革新的かつ創造性に富んだ高い技術・開発力を通じて、"Connected Society"、"Safe Mobility"、"Clean Energy"、"Industrial Innovation"、"Air, Space and Ocean"の5つの領域において、お客様との協創により社会価値を創出し、社会の持続的発展に貢献しながら企業価値の向上を目指します。 その実現のために、2028年度を最終年度とする3か年の中期経営計画を策定しました。中期経営計画の基本戦略として、大きく変動する外部環境への対応力強化とリソース配分の最適化により、安定的に収益を上げ、継続的成長を実現する企業体質に進化させていきます。収益を最大化する「ポートフォリオ変革」と、それを構造的に支える「事業基盤強化」を重点的に取り組み、2028年度に売上高2,600億円、営業利益180億円、ROE8%の達成を目指します。 ①ポートフォリオ変革 注力領域へのリソース集中と重点4市場のリバランスを推進し、事業ポートフォリオ全体の最適化と持続的な企業価値向上を実現していきます。自動車および携帯機器市場では、収益力の再生・強化を最優先課題としながら、持続的な成長の実現を目指します。産機・インフラ市場では、成長軌道へ回帰するため、海外市場や新領域をターゲットに成長投資と事業拡大に注力します。また、高い成長が期待される航空・宇宙市場は、創業以来培ってきた当社の強みと技術を活かす基盤ビジネスとして強化を図ります。 ②事業基盤強化 業務プロセスおよび情報システムの最適化による経営効率向上を図り、強固な事業基盤構築を進めていきます。材料調達や設備開発プロセスは、抜本的な変革・最適化によりコスト競争力を強化します。また、IT基盤活用によるオペレーションコスト低減、データに基づく高度な意思決定を通じて、リソース投入効率を向上します。 さらに、開発・生産・販売に関わる事業推進力を高め、持続的な成長力を強化します。京セラグループの事業アセット活用による開発・生産能力の増強や顧客リーチ拡充に加え、マーケティング機能強化と先行技術開発へのリソース傾注を進めることで、将来の成長を支える高付加価値製品を創出していきます。 1)成長戦略 当社が強みとする「技術開発」と「ものづくり力」、そして「グローバルマーケティング」の実践により、自動車、携帯機器、産機・インフラ、航空・宇宙の注力する4市場で成長を目指します。 (コネクタ事業) コネクタ事業は、主力事業としての収益力を再生し、新たな成長ドライバーを獲得することを基本方針としています。市場別に成長性と採算性を見極め、事業ポートフォリオの再構築とリソースシフトを進めることで、売上規模の拡大と営業利益率の改善を図ります。 携帯機器市場では、開発リソースを増強し、ハイエンドおよび新領域向けの先端技術製品に集中します。一方で、ミドル・ローエンドにおける低採算領域やリソース効率の低い製品からは撤退し、事業の質的転換を進めます。これにより、価格競争からの脱却と付加価値型ビジネスへの転換を目指します。 自動車市場では、自動化推進によりADAS関連製品で利益拡大を図り、インド・米国を中心とした成長市場での新製品展開により、収益性の向上を重視します。不採算分野については縮小・撤退を進め、グローバルで最適化された開発・生産・販売体制を構築します。 産機・インフラ市場では、市場回復の動きを確実に捉え、成長を加速させます。京セラグループの顧客基盤を活用し、海外展開やデータセンターなどの成長市場を積極的に開拓することで、中長期的な成長力を強化します。 航空・宇宙市場では、米国の生産拠点を活用し、衛星ビジネスを中心に宇宙関連領域の開拓を進めます。高信頼性が求められる分野での技術優位性を活かし、将来の成長領域として育成していきます。 これらに加え、強化・縮小領域を明確にしたリソースシフト、ロードマップに基づく先行開発の強化、調達や工法の抜本的改革によるコスト削減を通じて、事業基盤強化を図ります。 (航機事業) 航機事業は、需要が堅調な防衛向け事業の拡大と、高収益な産機・インフラ市場におけるポートフォリオ拡充を通じて、全社の収益基盤を底上げすることを基本方針としています。 航空・宇宙市場では、防衛向け新規装備品への参入を中心に事業規模の拡大を継続します。また、次世代の超高精度慣性センサなど、将来の競争力の源泉となる先端技術の研究開発を進め、防衛分野における技術優位性を強化します。 産機・インフラ市場では、油田関連分野において、当連結会計年度より新たに株式を取得したTooltronix社のノウハウを活用した製品ラインナップの拡充を図り、北米を中心にシェア拡大を目指します。また、半導体製造装置向け製品やセンサ応用製品の拡充により、既存顧客シェア拡大と新規顧客獲得を進め、安定性と成長性を両立した事業構造を構築します。 これらに加え、注力領域向けの開発体制拡充、防衛分野の生産能力倍増により事業基盤強化を図るとともに、QCD(品質・コスト・納期)を重視した事業運営により、防衛事業で営業利益率10%以上の確保を目指し、安定した収益性と持続的成長を実現します。 2)企業価値向上に向けた財務戦略 2028年度に向けて、資本効率および資本収益性の向上を推進します。総資産回転率1.1回の実現を目指し、連結資金マネジメント強化、棚卸資産管理強化、設備効率アップ等に取り組むとともに、財務の健全性を維持しながら借入等を含め必要資金を調達します。これらの取り組みにより、資本収益性について、2028年度にROE8%、2030年度にROE10%を目指します。 キャピタルアロケーションでは、営業キャッシュ・フローと運転資本の効率化等により成長投資に必要な資金を確保し、財務体質強化と配当のバランスを保って活用します。成長投資については、効率向上を図りながら設備投資を行い、将来に向けた有望な技術・製品の獲得や成長余地のある海外市場でのビジネス拡大を目的とした戦略投資を検討します。 また、配当に関しては、安定配当を基本とし、連結配当性向30%以上を維持することを方針とします。 (3)対処すべき課題 原油価格やエネルギー供給の不安定化などのリスクの高まりにより、当社グループの生産活動に必要な原材料や部品の調達、さらには海外拠点を含む製品輸送において、リードタイムの長期化やコスト上昇が生じる可能性があります。当社グループにおいては、サプライヤーの分散化や代替調達先の確保などにより素材や部品の安定的な調達に努めるとともに主要顧客との適切な売価交渉を進めるなどしてリスクの抑制に努めますが、影響が長期化した場合には、サプライチェーン全体での供給難や各機器市場での需要変動などの間接的な影響も発生する可能性があります。 このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、グローバルマーケティングと新製品開発のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の推進による工場稼働率改善、設備効率化によるコストダウン、諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めてまいります。 また、当社グループでは、お客様との協創により社会価値を創出し、事業を通じた社会課題の解決に貢献していくことが重要な経営課題と認識しております。特定したマテリアリティへの取り組みを推進し、サステナビリティ経営をさらに強化し、企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク3,652字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが、判断したものであります。 (1) 環境課題への対応リスク 近年、地球温暖化の影響が深刻となっており、脱炭素社会の早期実現が世界共通の喫緊の課題となっております。また、世界的に資源供給のひっ迫が懸念され、循環型社会への転換が求められております。これら環境課題への対応が遅れた場合、当社グループの事業活動及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、当社グループは、環境課題を重要なサステナビリティ項目と位置付け、温室効果ガス排出削減による地球温暖化対策をはじめとする各種環境管理活動に取り組んでおります。 (2) 自然災害、疫病に関するリスク 当社グループの生産・販売拠点は、国内外に分散しておりますが、自然災害の発生や感染症の蔓延等のリスクを抱え事業を展開しております。このため、大規模な自然災害等が発生し、物的・人的被害の発生や物流機能の麻痺等による生産活動の縮小・停止を余儀なくされた場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、これらのリスクに対して、安定した製品供給を維持するため、保有する設備や情報システムに対してのバックアップ体制等の対策を講じております。 (3) 経済・金融・為替の変動及び地政学リスク 当社グループは、市場のグローバル化に対応して、生産拠点及び販売拠点を海外に展開しており、今後も積極的に行う方針であります。このため、世界各国の経済動向及び政治・社会情勢の変化、並びにそれに伴う金利や為替の変動が、当社グループの調達コストやサプライチェーンなどに影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、需要の変動に対する対応力を強化するとともに、生産の複数拠点化などによる安定生産を図り、業績向上の確保に努めております。また、為替変動リスクへの対応として、先物為替予約による為替ヘッジを行っております。 (4) 調達・サプライチェーンに関するリスク 当社グループの製品は、原材料や一部部材を外部業者より調達しております。主要な原材料の市況価格変動による仕入コストの増加、需要の急激な変化や物流の混乱等に伴う供給元からの調達難が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、海外を含めた調達先開拓や、調達品のコスト低減、2社購買などによる安定調達に努めるとともに、製品価格の適正化に取り組んでおります。 また、製造過程における生産設備の稼働等、事業遂行にあたって相当の電力を消費するため、電力価格の高騰が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対して、省エネルギー化の推進や生産性向上などによる使用電力低減に努めております。 (5) 市場・競争環境に関するリスク 当社グループは、事業を展開する市場において厳しい競争にさらされています。 コネクタなどの製品価格の低下や急速な技術革新により、当社グループ製品のシェア低下や利益率悪化等が業績に影響を及ぼす可能性があります。特に携帯市場では、製品ライフサイクルが短く、次世代製品に向けた競合との厳しいシェア競争などが顕在化した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは新製品投入を通じて市場シェアの拡大を図り、生産リードタイムの短縮、生産設備の効率化、コスト削減を推進し、競合に対する競争力強化に努めております。また、高付加価値領域へのシフトに向けてリソースの集中をはかるなど、ポートフォリオの最適化に取り組んでおります。 (6) 生産技術、安定供給に関わるリスク 当社グループは、国内外の生産拠点にて、顧客のグローバル化に対応した最適な供給体制を構築しており、生産面においては設備の効率的な稼働に努めております。しかしながら、生産拠点での事故や火災などにより生産ラインが停止する場合や急激な所要変動にともなう生産能力への影響が発生する可能性があります。また、新技術や工法の開発が遅れることで、競争力が低下する可能性や業績へ影響を及ぼす可能性もあります。これらのリスクに対して、最新技術の常時導入や生産拠点による分散供給体制を構築することで安定生産の維持に努めております。 (7) 製品・技術・研究開発に関するリスク 当社グループは、高い技術力を活かし、競合との厳しい競争環境の中で市場シェアを維持し、安定した利益を確保しています。しかし、製品の品質や性能が市場の要求に応えられない場合や、新技術の開発が遅れた場合、また研究開発の成果が市場に受け入れられない場合には、市場競争力が低下し、市場シェアや収益性の低下により業績が悪化する可能性があります。これらのリスクに対して、当社はグローバルマーケティングを通じて顧客ニーズの把握に努めるとともに、必要な技術開発リソースを拡充し、ポートフォリオの最適化に取り組んでいます。また、次世代に先行する製品を開発するための要素技術開発力の強化にも努めております。 (8) 品質に関するリスク 当社グループは、「品質・ものづくりの革新」を経営の基本方針として推進しており、社会的に有用で、安全に十分配慮した高い品質の商品とサービスを提供しておりますが、万一、当社製品に品質上、安全上の不具合が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、評価試験体制の強化・拡充、及び高いレベルでの品質管理体制の維持・向上に努めております。 (9) コンプライアンス及び人権問題に関するリスク 当社グループは、国内外において、独占禁止法、製造物責任、贈収賄防止、データ保護、環境、人権、労務、租税等に係る法規制や輸出入規制、政府の許認可等、様々な公的規制の適用を受けるとともに、社会のなかにおける企業市民として事業を行っております。これら公的規制に関する違反のみならず、人権を含むコンプライアンス上の問題が発生した場合、損害賠償請求や信用失墜等により、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、当社グループ、法令・定款の遵守を徹底するため、航空電子グループ企業行動憲章・行動規範を制定するとともに、7月5日を「遵法の日」と定め、毎年社長が訓示を実施しております。また、法令・定款等に違反する行為や企業倫理等に関する不正行為を発見した場合の通報体制として内部通報制度を設置するなど、違反、不正行為の発生可能性を低減するよう努めております。 (10) 人材獲得・流出に関するリスク 当社グループでは、継続的な企業価値の向上を支える原動力は人材であり、優秀な従業員を獲得し維持する必要があると捉えております。少子高齢化や労働人口の減少、流動性の高まりなど労働環境の変化により、優秀な人材を確保する競争は年々厳しくなっています。十分な人材確保が困難になった場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、当社グループは多様な人材が活躍できる職場環境の実現に向けた取り組みを推進しています。また、人事制度の拡充や人材育成、社内環境の整備にも努めております。 (11) 知的財産に関するリスク 当社グループは、他社の特許権等の知的財産権を尊重しつつ、国内外において事業活動を行っておりますが、第三者から知的財産権に関する主張を受け、係争事件に発展した場合、又は、当社製品、技術が第三者によって模倣された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、第三者の知的財産権の侵害を回避するとともに、将来の事業活動に必要な知的財産権獲得のための研究開発活動の強化及び当社グループの知的財産権の保護に努めております。 (12) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、業務を通じて入手した取引先の機密情報や個人情報等を多数保有しております。このため、サイバー攻撃、コンピュータ・ウィルスの感染、その他不測の事態により機密情報が消失、改ざん、漏洩した場合、当社グループの社会的信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの事業活動及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、情報セキュリティ統括室を設置し、情報セキュリティ方針・ガイドラインの強化及び監視を徹底するほか、管理体制の整備、情報セキュリティ人材強化、情報セキュリティシステムの構築等、リスク管理に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,364字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済動向は力強さに欠ける展開の中、米国では期後半に関税政策による物価上昇や雇用情勢の悪化等により減速の兆しが見られた他、欧州では製造業を中心に需要低迷の影響が継続し、中国では個人消費や設備投資が減速するなど、景気は弱含む展開となりました。わが国経済も、緩やかな回復が継続したものの、物価上昇による消費マインドの下振れ、通商問題による企業業績への影響など、不透明感の高い状況となりました。こうした中、期末には中東情勢の悪化による原油価格の急騰、燃料及び石油化学製品の供給懸念や為替の急変動などにより、各国経済に大きな混乱が生じました。 当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、自動車市場で堅調な需要が継続したものの、電動車の成長鈍化や、欧州・中国市場で一部自動車メーカーの販売不振などが見られた他、携帯機器市場は地域・製品毎に需要の状況が異なる中で全体では微増にとどまり、産機・インフラ市場も、一部FA向けなどで上向く動きも見られましたが本格的な回復には至りませんでした。一方、航空・宇宙市場では、防衛装備品の需要が引き続き堅調に推移しました。 このような状況のもと当社グループの売上高は、主力のコネクタ事業を中心に、全体としては堅調な需要環境のなかで、グローバルマーケティングと新製品開発のスピードアップによる受注・売上の拡大を図り、前年度を上回る売上高を確保しました。 一方で、利益面については、内製化の推進による工場稼働率改善、設備効率化によるコストダウン、諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めたものの、主力のコネクタ事業において幅広く使用される金や銅などの主要原材料価格が期後半にかけて急騰した影響に加え、自動車市場、携帯機器市場において今後の成長を担う新製品の立上げに伴うコストが発生したことにより、想定を上回るコスト増となりました。 これにより、当連結会計年度の業績は、売上高2,278億72百万円(前連結会計年度比103%)、利益面においては、営業利益89億37百万円(前連結会計年度比57%)、経常利益82億48百万円(前連結会計年度比56%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券評価損を計上したものの、保有有価証券の一部売却に伴う投資有価証券売却益を計上したことにより、70億69百万円(前連結会計年度比61%)となりました。 なお、当社は2025年10月30日に京セラ株式会社との資本業務提携を開始いたしました。本資本業務提携は、同社の持つ海外販売網や生産拠点、設計リソースを活用することでコネクタ事業の成長に寄与するものと考えております。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ① コネクタ事業 携帯機器市場においては、ICT機器向けでUSB Type-C®が伸長しましたが、スマートフォン向けが減少しました。自動車市場においては、海外顧客向けが低迷したものの、日系顧客向けはADAS関連製品を中心に需要が増加しました。産機・インフラ市場においては、FA・工作機械向けが緩やかに回復しました。以上のことから、当連結会計年度の売上高は1,992億5百万円(前連結会計年度比103%)となりました。利益面では、原材料価格の高騰と販売価格の下落、製品ミックス悪化及び新製品立上げに伴うコスト増により、セグメント利益は118億67百万円(前連結会計年度比67%)となりました。 ※USB Type-C®はUSB Implementers Forum, Inc. (USB-IF)の登録商標です。 ② インターフェース・ソリューション事業 自動車市場では、技術トレンドの変化によりビジネス規模の縮小が継続し、産機・インフラ市場においても、市場や需要の回復が遅れたことから、当連結会計年度の売上高は76億91百万円(前連結会計年度比86%)、セグメント利益は1億43百万円(前連結会計年度比45%)となりました。 ③ 航機事業 産機・インフラ市場において、油田掘削向けセンサなどの需要低迷が継続しましたが、航空・宇宙市場においては、防衛予算拡大を背景に防衛装備品の需要が増加したことなどにより、当連結会計年度の売上高は204億74百万円(前連結会計年度比106%)となりました。利益面では、収益性の高い産機・インフラ向けが減収となったことにより、セグメント利益は21億89百万円(前連結会計年度比86%)となりました。 当連結会計年度末の財政状態の状況は、次のとおりであります。 ① 資 産 総資産は、今後の成長に向けた新製品等の設備投資や退職給付に係る資産などの固定資産の増加に加え、棚卸資産の増加などから、前連結会計年度末に比べ166億98百万円増加の2,321億42百万円となりました。 ② 負 債 負債は、主として上述の設備資金調達に向けた借入金の増加により、前連結会計年度末に比べ60億32百万円増加の877億80百万円となりました。 ③ 純資産 純資産は、主として親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び円安による為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ106億66百万円増加の1,443億62百万円となり、自己資本比率は62%となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上により、169億88百万円のプラス(前連結会計年度は363億41百万円のプラス)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主として新製品生産用設備を中心とした有形固定資産取得による支出などから、243億85百万円のマイナス(前連結会計年度は192億3百万円のマイナス)となりました。この結果、フリー・キャッシュ・フローは、73億97百万円のマイナスとなりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、設備投資資金に充当するための借入金による収入があったものの、借入金の返済および配当金の支払いを行ったことにより、4億54百万円のプラス(前連結会計年度は315億68百万円のマイナス)となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ43億75百万円減少の484億99百万円となりました。 (生産、受注及び販売の実績) 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績、受注実績及び販売実績は、次のとおりであります。 (1) 生産実績 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) コネクタ事業   199,332   102.9 インターフェース・ソリューション事業   7,615   84.2 航機事業   20,700   107.0 その他   385   96.0 計   228,034   102.5 (注) 金額は販売価額によっております。 (2) 受注実績 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比 (%)   受注残高 (百万円)   前期比 (%) コネクタ事業   208,724   109.2   32,466   141.5 インターフェース・ソリューション事業   8,298   111.2   1,997   143.6 航機事業   26,385   115.8   30,954   123.6 その他   534   127.3   106   145.3 計   243,942   109.9   65,524   132.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3) 販売実績 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) コネクタ事業   199,205   103.3 インターフェース・ソリューション事業   7,691   85.5 航機事業   20,474   106.0 その他   501   98.4 計   227,872   102.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 三信電気㈱   48,008   21.7   47,804   21.0 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の分析 「(経営成績等の状況の概要)  (1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析 「(経営成績等の状況の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② 資本の財源及び資金の流動性、財務政策 当社グループの運転資金需要(営業活動による資金需要)の主な内訳は、新製品開発及び製造のための材料及び部品の購入のほか、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費等であります。また、設備資金需要(投資活動による資金需要)の主な内訳は、新製品開発、生産性向上及び品質向上のための設備投資と当社グループの永続的な発展のためのインフラ投資等であります。 こうした資金需要に対し当社グループは、グローバルマーケティングと技術開発力の強化による受注・売上の拡大と環境・品質を重視した競合に負けないものづくりを積極的に推進し、キャッシュ・フローの創出に努めております。企業価値向上に向けた取り組みを通じて資金を確保し、成長投資への活用に加え、借入金の早期返済など財務体質の強化及び株主還元のバランスを図ってまいります。 なお、グループ資金調達リスクの回避及び資金コストの低減を図るため、コミットメントライン契約による資金調達枠の確保、キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)によるグループ内資金の効率化などの対策を講じております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中期経営計画(2021~2025年度)の最終年度である当連結会計年度に売上高2,400億円、経常利益175億円を目標として設定しておりました。自動車の日系顧客向けを中心に堅調な需要が継続したことなどから、売上高は前年比103%となったものの、利益面では、原材料価格が特に期後半で大きく高騰した影響を受け、経常利益は前年比56%となりました。実績値及び目標達成率は、以下のとおりであります。 指標   実績 2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度 (億円)   (億円)   (億円)   (億円)   (億円)   目標達成率   前年比 売上高   2,251   2,359   2,258   2,216   2,279   95%   103% 経常利益   186   191   148   148   82   47%   56% (注)表示単位未満を四捨五入しております。 なお、当社グループは新たに中期経営計画(2026~2028年度)を策定しました。中期経営計画の基本戦略として、大きく変動する外部環境への対応力強化とリソース配分の最適化により、安定的に収益を上げ、継続的成長を実現する企業体質に進化させていきます。収益を最大化する「ポートフォリオ変革」と、それを構造的に支える「事業基盤強化」を重点的に取り組み、2028年度に売上高2,600億円、営業利益180億円、ROE8%の達成を目指します。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。