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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

不動テトラ

Fudo Tetra Corporation1813 · Prime · 建設業

地盤改良と土木工事の専門商社。軟弱地盤対策のパイオニアとして消波・根固ブロック用型枠も手掛ける。

概要

不動テトラは、1947年のテトラポッドの製作に端を発する建設企業である。国土強靱化や防災・減災を背景に、土木事業、地盤改良事業、ブロック事業の3つを柱とする。2023年3月末時点の従業員数は1,004人、2026年3月期の連結売上高は817億円、営業利益59億円、当期純利益45億円を計上した。東京証券取引所プライム市場に上場している。

土木・地盤改良・ブロックの三事業が収益の柱

当社グループは国内において三つの事業を展開する。土木事業は道路、河川、港湾等の公共土木工事を施工し、自社と子会社の高橋秋和建設が相互に受注・施工を行う。地盤改良事業は軟弱地盤をセメント系固化材で改良する工事で、当社を含む7社の子会社・関連会社が国内外で施工する。ブロック事業は消波ブロックや根固ブロックの鋼製型枠を賃貸する。2026年3月期のセグメント売上高は土木事業337億円、地盤改良事業461億円、ブロック事業23億円であり、地盤改良が全体の56%を占める。営業利益は地盤改良が71億円と大幅な増益を達成し、土木事業は2.8億円、ブロック事業は0.7億円であった。地盤改良事業の収益性がグループ全体を牽引する構造にある。

グループ会社が担う役割とネットワーク

当社グループは当社、子会社8社、関連会社1社で構成される。土木事業では高橋秋和建設㈱が当社と相互に発注・受注を行う。地盤改良事業では、㈱ソイルテクニカが当社から建設機械を賃借し施工、Fudo Construction Inc.が米国で地盤改良、愛知ベース工業㈱と日本土質試験センター㈱が調査・試験を担い、Advanced Geosolutions Inc.と興洋建設工業㈱も加わる。ブロック事業では㈱三柱が鋼製型枠の賃貸を行う。また、福祉商事㈱が保険代理業等のサービスをグループ各社に提供する。これらの子会社はそれぞれ専門性を発揮し、グループ全体の事業を補完している。

公共投資に支えられる安定的な収益基盤

当社グループの主要顧客は国や地方公共団体である。2024年度には国土交通省からの売上高が総売上の11.2%を占めていたが、2025年度には10%未満となった。それでも公共投資は国土強靱化やインフラ老朽化対策により底堅く推移しており、当社グループの受注環境は安定している。一方、資材価格や労務費の上昇、技能者不足といったコスト面の課題があり、営業利益率は年度により変動する。2024年度は4.6%だったが、2025年度は7.2%に改善した。中期経営計画では2026年度に売上高800億円以上、営業利益率5%以上を目標としている。

業界の中での役割は建設工事(土木・地盤改良)施工会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
817億円
営業利益
59億円
営業利益率
7.2%
純利益
45億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01土木事業主力

国内において道路、河川、港湾等の土木工事を施工。自社および子会社で受注・施工を相互に行う。

主な製品・サービス1
土木工事の施工
公共・民間向けの土木工事一式。自社施工および子会社への発注により対応。

02地盤改良事業主力

軟弱地盤の改良工事を施工。国内外の子会社を通じて地盤改良工事および関連調査・試験を提供。

主な製品・サービス1
地盤改良工事
セメント系固化材等を用いた軟弱地盤の強化工事。建設機械のリースも併せて提供。

03ブロック事業準主力

消波ブロックや根固ブロックの製造に用いる鋼製型枠を賃貸。主に港湾工事向け。

主な製品・サービス1
消波・根固ブロック用鋼製型枠
コンクリートブロック成型用の鋼製型枠。繰り返し使用可能で、工期短縮に貢献。

04その他事業その他

保険代理業等のサービスをグループ各社に提供。

製品と技術

消波ブロック型枠リースによる港湾工事支援

ブロック事業の中核は、消波ブロックや根固ブロックの製造に用いる鋼製型枠の賃貸である。この型枠は繰り返し使用が可能であり、コンクリートブロックの成型コストを低減し、工期短縮に貢献する。主に港湾工事向けに提供され、子会社の株式会社三柱が営業・管理を担当する。当社は1950年代からテトラポッドの技術を蓄積し、その型枠設計は長年の経験に裏打ちされている。2025年度のブロック事業売上高は23億円、営業利益0.7億円と規模は小さいが、独自性の高いビジネスモデルである。

セメント系固化材を用いた軟弱地盤改良技術

地盤改良事業は、セメント系固化材等を地盤に混合・攪拌して強度を高める工法を中心とする。当社は独自の施工技術を持ち、国土強靱化対策や防災工事において高い採算性を発揮する。国内外の子会社を通じて工事を展開し、米国ではFudo Construction Inc.とAdvanced Geosolutions Inc.が現地の地盤改良を手掛ける。また、愛知ベース工業グループを加えたことで、調査・試験から施工までの一貫体制を構築した。2025年度の地盤改良事業売上高は461億円、営業利益71億円とグループ最大の収益源であり、独自工法の適用が大きく寄与した。

公共土木工事の施工と品質管理

土木事業では、道路、河川、港湾、橋梁等の公共土木工事を施工する。当社と子会社の高橋秋和建設が相互に発注・受注し、現場ごとに最適な体制を組む。自社施工の強みを活かし、品質管理と工程管理を徹底している。また、総合技術研究所(旧土浦技術センター)が施工技術の開発と試験を支援する。2025年度の土木事業売上高は337億円だが、営業利益は2.8億円にとどまった。これは大型繰越工事の採算性が想定を下回ったためであり、コスト管理と施工効率の向上が課題となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

基礎地盤工事のスペシャリスト

不動テトラは地盤改良や杭基礎などの基礎工事に特化した建設会社。同業のショーボンドホールディングスは橋梁など社会インフラの補修に強いのに対し、不動テトラは地盤分野で差別化。売上高は2024年3月期679億円から2026年3月期817億円へ増加見込みで、営業利益率も4.6%から7.22%へ改善。公共工事需要を背景に堅調だが、人手不足に課題。

強み

  • 地盤改良・杭基礎工事で国内有数のシェアを持ち、技術力が強み。
  • 国土強靭化など公共投資の増加で、安定的な受注を確保。
  • 2026年3月期には営業利益率7.22%と、前期比で大幅改善見込み。
  • SWS工法や深層混合処理など、豊富な工法メニューで顧客対応。

課題

  • 業界全体の人手不足が続き、現場の確保や労務費上昇が課題。
  • 公共工事に比べ民間の建設投資は景気変動の影響を受けやすい。
  • 熟練技能者の退職に伴い、技術の継承と若手育成が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が不動テトラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16718アイホン503億円18.9倍
21929日特建設499億円12.0倍
31786オリエンタル白石489億円13.5倍
42325NJS473億円14.4倍
51930北陸電気工事464億円11.1倍
61813不動テトラ460億円9.5倍
73431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍
89740セントラル警備保障414億円15.9倍
99622スペース380億円9.1倍
105357ヨータイ347億円13.2倍
112153E・Jホールディングス341億円9.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

テトラポッドの開発と会社設立(1947-1962)

1947年、テトラポッドの製作、販売及び工事の設計施工を目的として、事業が開始された。1949年9月、東京都中央区に首都圏印刷製本株式会社を設立。当初は印刷製本が主業だったが、1958年12月に建設業法による建設業者登録を行い、本格的に建設分野へ進出する。1961年8月、本店を東京都港区へ移転し、同年10月には茨城県土浦市に土浦技術センター(現総合技術研究所)を開設。1962年5月、株式額面変更のため東京都江東区の首都圏印刷製本を存続会社として合併し、商号を日本テトラポッド株式会社に変更した。テトラポッドとは四脚状の消波ブロックであり、波浪から海岸や港湾を守る画期的な製品として多くの実績を築いた。

上場と事業多角化(1962-2004)

1964年7月、株式を東京証券取引所市場第二部に上場。1967年2月には本店を東京都新宿区へ移転した。1971年6月、テトラ商事株式会社(現福祉商事株式会社)を設立し、グループに保険代理業を加える。1976年7月、株式が東京証券取引所市場第一部に指定される。2004年3月、商号を株式会社テトラに変更。同時期に秋和建設株式会社(現高橋秋和建設株式会社)の設立、本店の東京都港区への移転、不動建設株式会社の第三者割当増資引受けによる子会社化、株式会社三柱の全株式取得による子会社化、東亜土木株式会社の全株式取得による子会社化を実施した。この時期にグループの事業基盤が多角化・拡大した。

不動建設との合併と組織再編(2006-2018)

2006年10月、株式会社テトラと不動建設株式会社は、不動建設を存続会社として合併し、商号を株式会社不動テトラに変更した。両社の統合により、テトラの技術力と不動建設の営業基盤が融合した。2011年7月、本店を大阪市から東京都中央区へ移転。同年8月、大阪証券取引所での株式上場を廃止した。2018年4月、東亜土木株式会社を吸収合併し、土木事業の一体化を図った。この間、2011年8月に東京証券取引所市場第一部に上場(大阪証券取引所から実質的に移行)し、首都圏でのプレゼンスを高めた。

成長投資と市場区分変更(2020-2023)

2020年10月、愛知ベース工業株式会社及び日本土質試験センター株式会社等(愛知ベース工業グループ)の全株式を取得し子会社化した。これにより地盤改良事業における調査・試験機能と施工能力が強化された。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2023年4月には、株式会社ソイルテクニカの建設機械等の賃貸事業等を吸収分割により承継し、地盤改良事業の体制をさらに整備した。これらの投資は、中期経営計画で掲げる売上高800億円以上、営業利益率5%以上の達成に向けた布石となっている。

年表35件を開く

1940年代

  • 1947年1月テトラポッドの製作、販売及び同工事
  • の設計、施工を事業目的として、東京
  • 1949年9月都中央区に首都圏印刷製本株式会社を

1950年代

  • 1958年12月建設業法による建設業者登録

1960年代

  • 1961年8月本店を東京都港区へ移転
  • 1961年10月茨城県土浦市に土浦技術センター
  • (現 総合技術研究所)を開設
  • 1962年5月株式額面変更のため東京都江東区所在
  • の首都圏印刷製本株式会社を存続会社
  • 1962年12月M&Aとして合併し、商号を日本テトラポッ
  • 1964年7月商号変更ド株式会社に変更
  • 1967年2月株式を東京証券取引所市場第二部に

1970年代

  • 1971年6月本店を東京都新宿区へ移転
  • テトラ商事株式会社(現 福祉商事
  • 1976年7月創業株式会社)を設立
  • 株式が東京証券取引所市場第一部に

2000年代

  • 2004年3月商号変更商号を株式会社テトラに変更
  • 秋和建設株式会社(現 高橋秋和建設
  • 創業株式会社)を設立
  • 本店を東京都港区へ移転
  • 不動建設株式会社の第三者割当増資を
  • 引受け子会社とする
  • 株式会社三柱の全株式を取得し、子会
  • 社とする
  • 2005年2月東亜土木株式会社の全株式を取得し、
  • 子会社とする
  • 株式会社不動テトラ
  • 2006年10月M&A株式会社テトラと不動建設株式会社は、不動建設株式会社を存続会社として合併し、商号を
  • 商号変更株式会社不動テトラに変更

2010年代

  • 2011年7月本店を大阪市から東京都中央区へ移転
  • 2011年8月上場大阪証券取引所での株式の上場を廃止
  • 2018年4月M&A東亜土木株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2020年10月愛知ベース工業株式会社及び日本土質試験センター株式会社等(以下、「愛知ベース工業グループ」という。)の全株式を取得し、子会社とする
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年4月株式会社ソイルテクニカの建設機械等の賃貸事業等を吸収分割により承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで800億円以上
  • 営業利益率2027年度まで5%以上
  • ROE2026年度まで9%以上
  • 3ヵ年累計営業利益2026年度まで120億円以上
  • 配当性向40%程度、60円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規事業の創出と事業領域の拡大

    建設産業のライフサイクルの長期化を踏まえ、事業ポートフォリオマネジメントを高度化し、事業領域拡大と新規事業の創出を目指す。

  2. 02

    ESG経営の実践

    経営理念に基づき「サステナビリティに関する基本方針」を制定し、優先的に取り組む重点施策(マテリアリティ)を特定。各施策でKPIを設定・管理しESG経営を実践する体制を構築する。

  3. 03

    資本コストを意識した経営

    事業成長に資する財務戦略・資本戦略を実行。資本コストを意識し事業ポートフォリオの高度化を図り、持続的成長を追求する。

  4. 04

    人的資本経営の推進

    従業員の働きやすさ(ウェルビーイング)と働きがい(エンゲージメント)を追求し、人材採用・育成・最適配置を通じて人的資本の最大化と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,004人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は836万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月862
2018年3月851
2019年3月78046.620.7864
2020年3月75346.620.6873
2021年3月75646.019.8951
2022年3月78445.719.5965
2023年3月72445.819.5983
2024年3月73045.819.4986
2025年3月74446.019.3992323
2026年3月83646.019.11,004588

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率106.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
北海道支店他 10本支店 — 札幌市中央区他6,272百万円
共用
機械センター他 — 茨城県古河市他4,008百万円
地盤改良事業
機材センター他 — 静岡県牧之原市他1,097百万円
ブロック 事業
総合技術研究所 — 茨城県土浦市645百万円
共用
本社 — 東京都中央区144百万円
共用
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ソイルテクニカ
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    Fudo Construction Inc.
    米国カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 国内
    高橋秋和建設㈱
    秋田県由利本荘市
    議決権66.7%
  • 国内
    ㈱三柱
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    福祉商事㈱
    東京都中央区
    議決権88.3%
  • 国内
    愛知ベース工業㈱
    愛知県岡崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    日本土質試験センター㈱
    愛知県名古屋市
    議決権100.0%
  • 国内
    興洋建設工業㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanced Geosolutions Inc.
    米国カリフォルニア州 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    水理実験場実験施設修理工事
    国土交通省 · 2016-06-27
    850万円
  • 調達
    水理実験場実験施設点検修理工事
    国土交通省 · 2018-06-12
    850万円
  • 調達
    水理実験場実験施設点検修理工事
    国土交通省 · 2019-06-11
    770万円
  • 調達
    水理実験場実験施設修理工事
    国土交通省 · 2017-06-08
    760万円
  • 調達
    水理実験場実験施設修理工事
    国土交通省 · 2015-06-18
    730万円
  • 調達
    海面清掃兼油回収船「美讃」油回収ポンプ購入
    国土交通省 · 2019-05-31
    540万円
  • 調達
    水理実験場平面水槽計測台車点検修理工事
    国土交通省 · 2019-01-17
    430万円
  • 調達
    水理実験場平面水槽計測台車修理工事
    国土交通省 · 2018-01-22
    420万円
  • 調達
    水理実験場平面水槽計測台車修理工事
    国土交通省 · 2017-01-17
    415万円
  • 調達
    水理実験場平面水槽計測台車修理工事
    国土交通省 · 2016-02-09
    385万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は817億円営業利益59億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.4%、利益が+84.4%。

売上高
+17.4%
817億円
営業利益
+84.4%
59億円
純利益
+104.5%
45億円
営業利益率
7.2%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高810億円817億円
営業利益48億円59億円
純利益32億円45億円
1株あたり配当¥115¥115

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は205億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.1%、営業利益は+600.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2007
2024年1Q16021.31
2024年2Q174137.511
2024年3Q183105.55
2024年4Q1623
2025年2Q29841.35
2025年4Q398287.017
2026年2Q373215.613
2026年4Q444388.632
2027年1Q205146.87

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は582億円から817億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5821913
2014年3月7244438
2015年3月7075139
2016年3月6403020
2017年3月6723826
東亜土木株式会社を吸収合併
2018年3月6283724
2019年3月6713624
2020年3月7124428
2021年3月7234730
2022年3月6683421
2023年3月7053522
2024年3月6792920
2025年3月69632344.622
2026年3月81759617.245

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高817億円のうち、営業利益として残るのは59億円7.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は45億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.4%657億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.4%101億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.2%59億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
7.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
12.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−23億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−36億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は104億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月71−3−286897
2014年3月1030−464090
2015年3月25−17−14884
2016年3月28−14−181479
2017年3月35−6−92999
2018年3月127−9−13118204
2019年3月−42−23−15−65124
2020年3月−4766−4189
2021年3月105−27−4878119
2022年3月−10−215−3193
2023年3月6−1312−798
2024年3月71−36−2335110
2025年3月6−6553−59104
2026年3月−23−1336−36104

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は712億円。このうち返さなくてよい自己資本が385億円で、自己資本比率は53.5%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月47414333129.9
2014年3月50216433832.4
2015年3月48120427741.9
2016年3月45921424546.1
2017年3月47423523949.1
2018年3月53125227946.8
2019年3月53826427448.5
2020年3月52927825151.8
2021年3月54129724454.2
2022年3月51930421557.7
2023年3月56131824356.0
2024年3月55233321959.4
2025年3月64134729553.3
2026年3月71238532653.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
104億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
190億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
326億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中25位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.3%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.2%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.5%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.4%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,792で、1年前と比べて+8.8%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥2,792-2.6%1ヶ月+1.2%1年+8.8%時価総額460億円
過去52週の値幅
安値¥2,383高値¥4,015

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.5倍
PER (会社予想)13.2倍
PBR1.14倍
配当利回り4.12%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で2.5%上昇し2686円。25日線(2709円)をやや下回るが、75日線(2787円)からは乖離。週足ではもみ合い。52週高値(4015円)から約33%下落した水準。出来高は7/29に329,300株と急増し、翌日も137,200株と高水準。底入れの動きか。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 9.1倍は業界平均13.9倍を下回り、PBR 1.07倍は平均1.48倍を下回る。ROE 12.3%は高水準で、収益力に見合った評価となっていない。配当利回り4.28%は平均3.45%を上回り株主還元も良好だが、過去の収益変動に注意が必要。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.5倍14.4倍
PER (予想)13.2倍
PBR1.14倍1.55倍
ROE12.3%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期は売上高696億円(前年比+2.5%)、営業利益率4.6%。2026/3期は売上高817億円(同+17%)、営業利益率7.22%への大幅改善予想。強気派は国土強靭化や防災投資の拡大で受注が加速、利益も急拡大と見る。弱気派は公共工事の予算抑制や競争激化で計画達成は不確実と見る。

プラスに働く材料7
  • 国土強靭化需要

    国や自治体の防災・インフラ老朽化対策で長期受注が見込める。

  • 利益率の改善余地

    固定費活用で増収が利益に直結しやすい。

  • 受注残の拡大

    2026/3期計画は受注高の増加を反映し、実現性が高い。

  • 2026年3月期営業利益倍増計画2026年3月期影響

    営業利益59億円(前期比84%増)、売上高817億円で収益拡大

  • インフラ老朽化対策工事の需要増継続影響

    橋梁・トンネル補修需要増加、受注高拡大の基盤

  • 高い外国人持ち株比率40%超の安定性継続影響

    外国人保有40.28%、長期投資家の存在が株価下支え

  • 配当利回り4.28%の高水準継続影響

    安定配当と低PBR1.07倍でインカムゲイン狙いの買い

マイナスに働く材料7
  • 公共工事の遅延リスク

    予算執行の遅れや入札不調で計画通り進まない可能性。

  • 競合の増加

    地盤改良市場に新規参入が増え、価格競争が激化。

  • 資材価格の高騰

    鋼材やセメントの値上がりが利益を圧迫。

  • 建設コスト増・人手不足で利益率低下継続影響

    営業利益率4.6%→7.22%計画だが、資材高・人件費上昇で達成難

  • 公共工事予算削減リスク2026年度影響

    政府建設投資減少で売上高817億円未達の可能性

  • 競合激化による受注単価下落継続影響

    ゼネコン各社の受注競争激化、採算悪化リスク

  • 株価上昇一服・高値警戒感不定影響

    年初来高値圏、PER9.1倍は割安だが短期過熱感

次の決算で確かめる点
受注高
公共投資動向を反映する先行指標。
営業利益率
利益改善目標の達成度を測る。
公共工事入札動向
受注環境の変化を把握するために重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり115で、前期から+91.7%いまの株価に対する利回りは4.12%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥115
1株あたり
配当利回り
4.12%
いまの株価に対して
配当性向
45.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6039.9
2018年3月50−16.737.5
2019年3月500.037.9
2020年3月5510.038.2
2021年3月550.037.6
2022年3月609.151.5
2023年3月600.033.9
2024年3月600.034.8
2025年3月600.045.2
2026年3月11591.745.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥115

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,808人。区分でいちばん多いのは外国法人40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.1%を占め、残る77.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人17.624.525.228.735.640.3
個人・その他45.345.545.739.635.733.4
金融機関21.519.017.919.918.815.0
事業法人8.68.89.59.08.38.0
自己株式5.57.27.27.27.27.2
証券会社7.02.11.72.81.53.3
外国人個人0.10.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)14.15
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.37
03MLI FOR SEGREGATED PB CLIENT(常任代理人 BOFA証券株式会社)4.85
04CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.84
05JPMSPLC CLIENT ASSETS SK JPY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.27
06不動テトラ協力会社持株会2.72
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.52
08日本製鉄株式会社2.46
09日鉄鉱業株式会社2.07
10ECM MF(常任代理人 立花証券株式会社)1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3682%、1株純資産は14期で+2823%。直近期のROEは12.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8869.522.3
2014年3月239925.18.110.5
2015年3月2371,22721.410.026.2
2016年3月1221,2889.710.328.3
2017年3月1561,41811.612.339.9
2018年3月1491,51510.212.737.5
2019年3月1501,6129.69.637.9
2020年3月1751,73210.47.338.2
2021年3月1921,89310.510.037.6
2022年3月1351,9697.011.351.5
2023年3月1422,0647.111.533.9
2024年3月1322,1566.315.634.8
2025年3月1452,2636.615.345.2
2026年3月2952,51312.310.045.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

2026/3期の役員報酬は総額301百万円。

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)156
その他役員49
社外取締役48
監査等委員31
取締役(社内)17

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容396字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社8社、関連会社1社で構成され、土木事業、地盤改良事業及びブロック事業を主な事業内容としている。 (土木事業) 当社、高橋秋和建設㈱が土木工事の施工を行っており、両社は相互に工事の発注又は受注を行っている。 (地盤改良事業) 当社、㈱ソイルテクニカ、Fudo Construction Inc.、愛知ベース工業株式会社、日本土質試験センター株式会社、Advanced Geosolutions Inc.、興洋建設工業株式会社が地盤改良工事の施工等を行っており、㈱ソイルテクニカは当社より建設機械を賃借している。 (ブロック事業) 当社、㈱三柱が消波・根固ブロック用鋼製型枠の賃貸等を行っている。 (その他事業) 福祉商事㈱が保険代理等のサービスの提供を行っており、当社グループ各社はこれらのサービスを受けている。 事業の系統図は次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題4,053字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものである。 (1) 経営の基本方針 当社グループは国土づくりを通じて社会に貢献し続けるという使命をステークホルダーの皆様に広くご理解いただき、それに向けた価値観、目標を当社グループ内で共有するため、以下の通り経営理念を定めている。 <経営理念> Mission (使 命): 豊かで安全・安心な国土づくりに貢献します Value (価値観): あらゆる変化を進化に換えて未来に向かって歩み続けます Vision (目 標): 世代を超えて生き続ける独自の技術を提供します また、この経営理念を実現すべく、「土木、地盤改良、ブロックの3事業が協調し、海に陸に、持続的な成長を目指します」を経営方針としている。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 今後のわが国経済につきましては、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな景気回復が続くことが期待されるものの、海外情勢の動向や物価・金利の変動等が実体経済に与える影響について、引き続き注視していく必要がある。 今後の建設業界におきましては、公共投資は、政府の「国土強靱化」に向けた継続的な防災・減災対策やインフラ老朽化対策等により、引き続き底堅く推移するものと予想される。民間投資につきましても、脱炭素化やデジタル化、成長分野に対する企業の設備投資意欲は底堅く、建設需要全体としては総じて安定的に推移することが見込まれる。 一方で、供給面におきましては、資機材価格や労務費等のコスト動向が引き続き不透明であることに加え、建設技能者の高齢化や将来的な担い手不足への対応が急務となっている。今後の建設業界においては、これらの課題に対応し持続的な成長を図るため、DX(デジタルトランスフォーメーション)投資等を通じた生産性の向上や、適正な工期設定および請負代金への確実な価格転嫁、さらには処遇改善を通じた魅力ある業界づくりなど、事業基盤の強化に向けた取り組みが引き続き求められていくものと思われる。 このような状況の下、当社グループは、2027年度に「売上高800億円以上、営業利益率5%以上」の目標 を掲げた長期計画の最終段階となる「収穫・実現」のフェーズと位置付けた「中期経営計画(2024〜2026年度)」に取り組んでいる。この中期経営計画の基本方針・目標と、その2年目にあたる当期の結果は以下のとおりである。 (3) 目標とする経営指標 <長期目標> 2017年度   2027年度 売上高   (既存分野)   628億円   800億円 (新規分野)   ―   +α 営業利益率       5.9%   5.0%以上 ◆前中期経営計画の成長・拡大に引き続き、更なる経営資源への投資、収益基盤の多様化に取り組む。 <中期経営計画(2024~2026年度)の概要と経営目標> ○基本方針 基本方針①   新規事業の創出と事業領域の拡大 建設産業のライフサイクル・長期化を踏まえ、事業ポートフォリオマネジメントの高度化から、事業領域の拡大、新規事業の創出を目指す。 基本方針②   経営理念を基盤としたESG(環境・社会・ガバナンス)経営の実践 経営理念に基づき新たに制定した「サステナビリティに関する基本方針」に沿って、優先的に取り組む重点施策(マテリアリティ)を特定。各施策でKPIを設定・管理しESG経営を実践する体制を構築する。 (サステナビリティ基本方針)不動テトラグループは経営理念に基づき、さまざまな社会基盤の整備を通じて豊かで安心・安全な国土づくりを促進し、持続可能な社会の実現を目指します 基本方針③   資本コストを意識した経営の実践 事業成長の実現に資する財務戦略・資本戦略を実行。資本コストを意識し、事業ポートフォリオの高度化を図るなど持続的成長を追求することで、最終年次の2026年度にはROE9.0%の達成を目指す。 基本方針④   人的資本経営の推進 従業員の働きやすさ(ウェルビーイング)、働きがい(エンゲージメント)を追求し、魅力ある会社、選ばれる会社の実現。人材採用、人材育成、最適配置を通じて、人的資本の最大化、企業価値の向上を目指す。 ○経営目標(連結ベース) 項目   目標   2024年度実績   2025年度実績 ①業績目標   3ヵ年累計営業利益   120億円以上   31億77百万円   59億19百万円 ②資本効率目標   2026年度自己資本当期純利益率(ROE)   9%以上   6.6%   12.3% ③株主還元目標   配当性向   40%程度60円以上   41.3%60円   39.0%予定115円予定 ○全社数値目標(連結ベース)           (単位:億円) 前中期経営計画実績 (3ヵ年累計)   新中期経営計画   実績   計画 2024年度   2025年度   2026年度   2024年度   2025年度   2026年度 受注高   2,071   750   765   775   723   796   750 売上高   2,052   715   745   780   696   817   810 営業利益   96   30   42   48   32   59   48 営業利益率   4.7%   4.2%   5.6%   6.2%   4.6%   7.2%   5.9% ROE   6.3~7.1%   6%   8%   9%   6.6%   12.3%   8.2% ○セグメント別の事業方針と戦略 事業セグメント 新中期経営計画(2024~2026年度) 事業方針   事業戦略 土木事業   新たな挑戦へのリ・スタート~成長路線に向けた事業基盤の強化~    ①事業規模拡大・既存領域における差別化戦略・リニューアル事業への積極的参画・環境関連事業の強化(研究開発・調査・設計・施工体制整備)②積極的成長投資・自社独自技術の開発促進(差別化戦略)・環境性能及び作業性能の高い作業船新造による他社との差別化・業務提携、M&A及び関連会社との連携強化を積極的に推進③生産性向上・DXソリューションの積極的取り組み・生産性と安全性を向上させるための新技術導入・社員の意識改革による時間管理の最適化④人的投資・施工要員の確保と離職率低減・人材育成・教育研修の充実・中堅・若手技術者の育成強化(早期戦力化) 地盤改良事業   ・必要な経営資源への投資と展開による事業の持続的発展・社会課題解決による存在意義向上と地盤を礎とした新たな領域の拡大   ①民間事業の拡大・民間事業への重点営業・改善/開発された工法(リソイルProなど)による営業展開・グループ会社(愛知ベース工業等)との連携強化による建築市場の拡大②成長市場への展開と事業領域の拡大・新たに開発する工法による市場の創出・エネルギー関連施設など拡大市場への売込み強化・バイオマス混合CPによるカーボンニュートラル市場への事業展開③海外事業の安定化・AGIとの連携強化によるアメリカでの受注拡大・アジアでのローカル人材の育成による体制強化④社内体制・システムの効率化・ICT技術による業務効率化、DXの推進など ブロック事業   ・安定的黒字化を目指した事業の再構築・既存事業にとらわれない各種施策や新規事業への取り組み   ①事業モデルの変換と収益源の確保・3Dプリンタなどをベースとした事業の模索(製品・施工)・環境配慮型コンクリートなどをベースとした事業の模索(材料)・他企業との業務提携の拡大・促進、洋上風力発電事業への参画②分野別シェアの維持・拡大・ICT技術を活用した老朽化対策需要の取込・高波浪領域での競争力強化、河川・砂防市場でのシェアアップ・防衛関連プロジェクトへの参画・海外展開(ライセンス事業の拡充・ODA案件の取込)③収益力の向上・市場規模に見合う型枠保有適正化 -事業規模に即した適正な要員体制、設備投資水準 -物価高を反映した適正な賃貸料の追求(賃料アップ)④ESG経営を意識した企業価値向上・施策:ブルーカーボン・グリーンインフラ関連事業への取組推進 (産学共同事業への参画、民間企業・漁協等との協業) 以上のように、長期目標及び新中期経営計画を実現するため、様々な課題への対応と持続的成長に向けて掲げた方針に取り組み、投資と株主還元を両立させながら、更なる企業価値の向上を目指していく。 なお、前連結会計年度に判明した従業員による架空発注等の事案に関して、当社は社内調査委員会から調査報告書を受領し、再発防止策詳細実行計画を策定し、その実行に取り組んだ。 当連結会計年度においては、その実効性をより高めるべく、2025年8月6日に特別委員会を設置し、追加の調査を進め、同委員会から同年11月28日付調査報告書を受領した。 当社は、この特別委員会の調査報告書を真摯に受け止め、同年12月26日付をもって追加の再発防止策詳細実行計画を策定・公表した。同追加計画は、今後不適切行為を発生させないことを目的に、全役職員の意識改革、企業風土改革、内部統制とガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底を図るものであり、その遂行を力強く推進しているところである。当社グループの役員・社員一人ひとりが各種施策に積極的に取り組み、誠実にコンプライアンスを実践することにより、社会からの信頼回復と企業価値の向上に努める。 また、再発防止策の実効性をより確実なものとするためにも、社員の処遇改善、働きやすさ並びに働きがいを追求し、社員が健康で安心して働けるよう、人的資本経営と健康経営を進める。
事業等のリスク4,087字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業に係るリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項は、以下のようなものがある。 これらはリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めていく。 なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものである。 (1) 市場及び事業に関するリスク ①建設市場の変動 当社グループは社会資本の整備・維持に係る事業を主なターゲットとしており、政府建設投資の規模やその重点投資分野の変動または、政府及び地方公共団体等の発注内容や発注時期の変動等により、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、常に将来の需要動向をリサーチし、顧客のニーズ等への対応に注力することでシェアの拡大を図るとともに、必要に応じて人材・設備などの経営資源の適正配分を行うこととしている。また、得意とする「防災・減災」分野に加えて「維持補修」分野など今後有望視される市場への参入など、事業領域の拡大にも努めている。 ②少子高齢化の進展等による担い手不足 少子高齢化が想定を超え進行しており、建設業界への就労人口の減少が一層深刻化していくことが予想されるなか、十分な担い手を確保できない場合には事業活動に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、中長期的な視点に立って経営・事業を支える人材を計画的に獲得すべく、新卒および中途採用を強化している。併せて、働き方改革の推進や多様な働き方に対応する制度などの充実を進め、「働きやすさ」と「働きがい」が両立できる魅力のある安心して働くことができる会社を目指し、人材の確保、定着と離職防止に努めている。また、社員教育については継続的に内容を検討し、さらなる質の向上、充実を図っている。(前記「2.サステナビリティに関する考え方及び取組」(3)人的資本・多様性に関する取組 参照) また各事業部門においては、ICTの開発・利用促進を通じて担い手不足への対応も同時に進めている。 ③建設資材・労務費等の価格変動・調達困難 建設資材価格・労務費等の急激な高騰により、工事原価の上昇を招く可能性があるが、これを請負代金に反映することが困難な場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、購買部門が工事の受注検討や施工計画の段階から参画し、適正な調達価格で安定した調達を図ることができるよう努めている。 ④取引先の信用不安 当社グループは国及び地方自治体等から発注される公共事業を主なターゲットとしているが、受注形態(元請・下請区分)により契約先の顧客は50%強が民間建設会社となる。 従って、これらの会社が信用不安に陥り、債権の回収遅延や貸倒れが発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある。また、顧客のみならず協力業者や共同施工会社が信用不安に陥った場合にも、施工進捗の遅れや共同企業体メンバーからの出資債権の未回収、債務の負担から、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、取引先の与信管理については、日常的には信用情報を収集し、受注にあたっては信用調査機関からの調査書を基に社内審査を徹底するとともに、ケースに応じて債権に保証を付保する等の手段を講じ、信用リスクの回避に努めている。 ⑤製品の欠陥 品質管理には万全を期しているが、工事目的及び商品について契約不適合責任などにより多額の損害賠償請求等を受けた場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、品質マネジメントシステムにより事業活動における営業、設計、購買、施工の各段階で継続的改善を図るとともに、工法別作業マニュアルに基づき、工事現場での品質管理を徹底している。また、内部監査部門が適宜監査を実施することにより契約不適合発生の防止に努めている。 (2) 金融・政治・経済に関するリスク ①資金調達及び為替変動 金融危機が発生したり、急激な市場変動により業績が悪化した場合には、資金の調達に支障が出たり、調達コストが上昇し、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、複数年度にわたるコミットメントライン契約を結ぶことなどにより、上記リスクが発生した場合でも、適正な手元流動性を確保し、財政状況の健全化を維持できるよう努めている。 また、海外取引から発生する為替変動リスクに対しては必要に応じて為替予約等によりリスクの低減に努めている。 ②海外事業 当社グループは、主に東南アジア及び米国で事業を展開しているが、現地の政治・経済情勢、法規制に著しい変化が生じた場合や戦争・紛争・テロが発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、危険度が高いとされている国、地域の工事の受注については、予め、リスクの評価・分析を行い、受注を決定している。 また、受注後においては、海外危機管理マニュアルに基づき、現地での医療リスクの回避やテロ・災害時の緊急避難体制について、危機管理会社への委託や海外安否確認システムを導入するなどにより、有事に備えた体制を構築し、社員ほか現地での従事者の安全を図っている。 (3) 事故・災害・環境問題に関するリスク ①事故及び災害 一般的に建設現場は、特定の期間に多様な会社の人材や機械が混在しながら作業するという特性から、他の産業に比べて事故及び災害の発生率が高いというリスクがあり、重大な事故及び災害が発生した場合には、工事の中断、発注官公庁からの指名停止等の行政処分に加えて社会的な評価の低下にもつながり、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、安全部門が中心となり、安全週間等の運動、各拠点の安全衛生大会、本社幹部パトロール等、定期的な安全衛生環境活動の実施をはじめ、若手の段階から安全衛生教育・啓蒙活動を継続的に実施し、事故及び災害の発生防止に努めている。 ②自然災害 大規模な自然災害の発生により施工中の工事目的物が被災し、その修復や作業中断による工期の延長等により相応の費用が発生した場合や、社会インフラや会社施設に甚大な被害が及び長期にわたり事業が中断した場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、後者に対しては事業継続計画を策定し、国からの災害時の基礎的事業継続力評価の認定を受けるとともに、非常時に事業の早期復旧を可能とする体制を整備し、定期的な訓練、備蓄や諸施設の耐震化、社内情報の外部データセンターへの保管などを行い、有事への備えを進めている。 ③気候変動 脱炭素社会への移行に向けて、工事施工時に排出される温室効果ガス排出量の規制や炭素税が導入された場合、事業活動の抑制によるコスト増加等の業績への影響や、気候変動の物理的影響として、平均気温の上昇、気象災害の頻発、激甚化が継続した場合、事業活動に影響を及ぼす可能性がある。 このため、CO2排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目指し、CO2削減に向けた技術開発、環境配慮船舶の建造・改造、省燃費運転の励行や燃費効率の高い建機・省エネ機器の採用及び、資機材の運搬距離の短縮・運搬方法の改善、施工工法の変更等に取り組んでいる。 またオフィス活動においても、自社保有施設を中心に使用電力について再生可能エネルギーを利用した電力へと移行する取り組みを進めている。 なお、当社は、2023年2月に気候関連財務情報開示タスクフォース(以下TCFD)への賛同を表明し、気候変動課題への対応についてTCFDの提言に則った開示を行っている。 (前記「2.サステナビリティに関する考え方及び取組」(2)気候変動に関する取組参照) ④感染症等 感染症(パンデミック)が発生し事業活動に制限を受ける事態となった場合には、受注の減少、工事進捗の遅れ、コスト上昇などにより業績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、新型コロナウイルス等の感染症に対して、政府等のガイドライン運用はもちろん、自社の集団感染防止マニュアルを策定、運用し感染拡大を防止する体制を整備している。 工事現場を除くオフィス勤務者については、在宅勤務、時差出勤の推進など、感染リスク低減による社員の安全を確保しつつ事業を継続する体制としている。 また、工事現場においては、協力会社を含めた社員の安全を確保しつつ施工を継続する体制としているが、施工中の現場内で感染症が発生した場合には現場が長期にわたり中断するなどの影響を受けることから、感染症対策の徹底を図った施工体制としている。 (4) 法的規制及び法令違反等に関するリスク 当社グループの事業は、建設業法、労働安全衛生法等多数の法的規制を受けているが、これらの法律の改廃、法的規制の新設、適用基準の変更等がなされた場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、関係部署による法改正等の動向をモニタリングし、事前に法改正等に向けた対応方針の策定と当社グループとサプライチェーンへの具体策の展開に向けた体制を整備している。 また、法令等の改廃に伴う各種要領やマニュアルの整備と定期的な見直しを行い、説明会等を通じ当社グループ及び協力会社への浸透を図っている。万一これらの法令等に違反する事態が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性がある。 このため、法令遵守と企業倫理の追求を経営の最重要課題の一つと位置づけ、コンプライアンス体制の充実を図るとともに、関係法令の遵守と意識の向上を目的とした研修会を継続的に実施し、コンプライアンスマニュアルを作成、配布するなどにより教育、啓蒙活動を拡充している。また、当社グループ及び当社の協力会社の役員及び社員並びにこれらであった者を対象とした、外部窓口を有した実効性のある企業倫理ヘルプラインを設置し、法令遵守と企業倫理に関する通報、相談を適切に受付けることにより、法令等違反行為の早期発見と是正を図ることができる体制を整備している。
経営成績の分析 (MD&A)3,844字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものである。 (1) 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて7,020百万円増加し、71,168百万円となった。主な変動要因は、契約資産の増加などによるものである。 負債合計は、前連結会計年度末と比べて3,153百万円増加し、32,627百万円となった。主な変動要因は、運転資金の確保を目的とした短期借入金の増加などによるものである。 純資産合計は、剰余金の配当により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことで前連結会計年度末と比べて3,867百万円増加し、38,541百万円となった。 (2) 経営成績の状況 ①事業全体の状況 当期におけるわが国経済は、継続的な賃上げ等による雇用・所得環境の改善や旺盛なインバウンド需要を背景に、個人消費や企業の設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移した。一方で、国内における物価上昇の継続や金利の動向に加え、ウクライナや中東地域等における地政学的リスクの長期化、さらには米国の通商・経済政策の動向に起因する世界経済の下振れ懸念も存在しており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いている。 建設業界においては、民間投資は、好調な企業収益を背景に、データセンターやエネルギー関連施設、経済安全保障や環境・カーボンニュートラル対応に向けた設備投資が堅調に推移した。公共投資についても、「国土強靱化」に向けた防災・減災対策、インフラ老朽化対策等により底堅く推移し、建設需要全体としては高水準な環境が継続した。 一方で供給面においては、時間外労働の上限規制適用や労働人口の減少に伴う協力会社の労務逼迫、それに伴う人件費の上昇や、一部建設資材価格の高止まりといった構造的な課題が継続している中で、適切な施工体制の構築やコスト上昇への対応が求められるなど、事業環境は依然として厳しさの残る状況で推移した。 このような環境下、当社グループは中期経営計画(2024~2026年度)の「収穫・実現」フェーズとして、収益性の向上に全社を挙げて取り組んだ。その結果、当連結会計年度の業績は、期首の業績予想を大きく上回り、売上高は81,700百万円(前期比17.5%増)と増収となり、営業利益は5,919百万円(前期比86.3%増)と、大幅な増収増益となった。 経常利益は6,124百万円(前期比81.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,461百万円(前期比102.6%増)とそれぞれ増益となった。 ②セグメント情報に記載された区分ごとの状況 (土木事業) 受注高は、29,652百万円(前期比3.5%増)と増加し、売上高は、大型繰越工事が着実に進捗し、33,739百万円(前期比18.9%増)と増収となった。利益面では、増収となったものの、予定していた採算性を確保できず、280百万円セグメント利益(前期比49.9%減)となった。 (地盤改良事業) 受注高は、国土強靭化策など良好な受注環境が続いていることから、47,600百万円(前期比13.8%増)と増加し、売上高は、通期にわたり高稼働が継続したことにより、46,135百万円(前期比17.4%増)と増収となった。利益面では、当社の独自工法適用工事が大きく採算性を確保したことにより、7,164百万円のセグメント利益(前期比111.0%増)となった。 (ブロック事業) 受注高は、型枠賃料の単価適正化の効果もあり、2,445百万円(前期比7.3%増)と増加したが、売上高は、納品時期の遅れ等もあり、2,329百万円(前期比12.0%減)と減収となった。利益面では、販売費及び一般管理費の削減により、69百万円のセグメント利益(前期比10.9%増)となった。 ③受注高・売上高・営業利益 (単位:百万円) 年 度 別   前連結会計年度   当連結会計年度 自 2024年4月1日   自 2025年4月1日   比 較 増 減 至 2025年3月31日   至 2026年3月31日 期首手持ち受注高   土木事業   56,477   56,748   271 地盤改良事業   15,763   18,543   2,780 ブロック事業   677   309   △368 全社計   72,236   75,183   2,947 受注高   土木事業   28,655   29,652   997 地盤改良事業   41,834   47,600   5,765 ブロック事業   2,278   2,445   167 全社計   72,276   79,582   7,306 売上高   土木事業   28,384   33,739   5,355 地盤改良事業   39,283   46,135   6,853 ブロック事業   2,647   2,329   △318 全社計   69,557   81,700   12,143 営業利益   土木事業   559   280   △279 地盤改良事業   3,395   7,164   3,769 ブロック事業   63   69   7 全社計   3,177   5,919   2,742 次期繰越受注高   土木事業   56,748   52,661   △4,087 地盤改良事業   18,315   20,007   1,692 ブロック事業   309   425   116 全社計   74,955   73,065   △1,890 ※1 全社計には3セグメント以外のその他事業及び連結調整が含まれるため、3セグメントの合算値と全社計は一致していない。 2 当連結会計年度前に外貨建てで受注した海外工事で、当連結会計年度中の為替変動により、外貨額を円貨に換算した金額が増減した場合については、期首手持ち受注高に反映している。 3 受注高、売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載している。 4 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりである。なお、当連結会計年度における国土交通省に対する売上実績は、総売上実績に対する割合が10%未満のため記載を省略している。 相  手  先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 国土交通省   7,797   11.2   -   - (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、2,302百万円の支出超過(前連結会計年度は621百万円の収入超過)となった。主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費などのプラス要因があった一方、売上拡大に伴う売上債権及び契約資産等の増加に加え、仕入債務や契約負債の減少、法人税等の支払額の増加が響き、支出超過となった。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得などにより1,294百万円の支出超過(前連結会計年度は6,500百万円の支出超過)となった。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による減少があったものの、短期借入金の増加などにより3,648百万円の収入超過(前連結会計年度は5,334百万円の収入超過)となった。 以上より、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末と比べて43百万円増加し、10,422百万円となった。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要のうち主なものは、土木事業における工事資金、並びに地盤改良及びブロック事業における地盤改良機械、ブロック型枠等の設備投資資金である。これらの財源は内部資金(営業キャッシュ・フロー)及び金融機関からの借入を基本としている。 なお、運転資金(工事立替金等)の急激な変動や突発的なリスクに機動的に対応するため、複数の金融機関とシンジケーション方式のコミットメントライン契約を締結しており、手元流動性と合わせて十分な資金流動性を確保している。 (5) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。 この連結財務諸表作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積り及び判断が行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されている。 重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している。 また、見積りにあたっては過去の経験やその時点の状況に応じて妥当と考えられる様々な要素に基づき行っているが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがある。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載している。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。