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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ステップ

STEP CO.,LTD.9795 · Prime · サービス業

神奈川県を中心に展開する学習塾大手。高校受験・大学受験コースが主力。

概要

株式会社ステップは、神奈川県藤沢市に本社を置く学習塾大手である。個別指導・集団指導の塾を展開し、「ステップ」のブランド名で湘南エリアを中心に強い地盤を持つ。2024年9月期の売上高は151億円、営業利益率は23%と高収益を誇る。少子化の影響を受けにくい地域密着型の教育サービスを強みとする。

小中学生と高校生を対象とする二本柱の塾事業

ステップの学習塾事業は、小中学生部門と高校生部門の二つに大別される。小中学生部門では小学5年生から中学3年生を対象に国語、数学、英語、理科、社会の5教科を指導する高校受験コースを提供する。高校生部門では高校1年生から3年生の現役高校生を対象に大学受験コースを展開し、同じく5教科を扱う。2025年9月末の生徒数は36,744人に達し、期中平均では前期比4.3%増の35,126人と初めて35,000人を突破した。小学生の伸びが特に顕著で、小5・6生の期中平均は前年比10.5%増となっている。

営業利益率20%を指標とする高収益体質

当社は経営指標として売上高営業利益率20%程度を掲げ、原価比率70%前後、販管費比率10%前後を目安とする。2024年9月期の営業利益は35億円、営業利益率は約23%と目標を超える水準にある。この高収益を支える一因が教材の内製化である。教材研究課が原稿・原版を制作し、印刷配送センターで印刷・製本を一貫して行うことで、コスト削減と品質管理を両立している。教材収入は学習塾各部門の売上高に含まれるため、部門別には計上されない。

神奈川県内に集中するドミナント展開

ステップは経営方針として、スクールを神奈川県内に集中して展開する戦略をとる。特に湘南エリアで強い地盤を持ち、横浜市や川崎市への拡大を中期的な課題と位置づける。公立高校入試では、神奈川県の学力向上進学重点校8校(横浜翠嵐、湘南、柏陽、多摩、厚木、川和、横浜緑ケ丘、小田原)に対して2025年春に1,367名の合格者を出し、うち7校で塾別合格者数第1位を獲得した。川崎市の多摩高校では初めて塾別合格者数第1位となり、未展開地域でのブランド浸透が進んでいる。

学童・保育部門へ多角化し新たな収益源に

2016年4月、ステップは学童部門(STEPキッズ)と保育園(ステップ保育園)の運営を開始した。学童部門は小学1年生から4年生を対象とし、学習系、運動、将棋などのプログラムを提供する。保育部門は企業主導型の保育施設として従業員子弟と地域の子どもを受入れる。2025年3月にSTEPキッズ湘南台教室を開校し、5教室体制となった。学童部門の期中平均生徒数は前期比20.3%増と好調で、藤沢市の湘南教室と辻堂教室は多くの学年が満席となっている。売上高は小中学生部門に含まれる。

業界の中での役割は個人向け教育サービス(学習塾・学童保育)提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
158億円
営業利益
38億円
営業利益率
24.1%
純利益
27億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小中学生向け学習塾主力

小学5年~中学3年対象の高校受験コース。国語・数学・英語・理科・社会を指導。神奈川県内に多数の教室を持ち、地域密着型の受験指導を行う。

主な製品・サービス1
高校受験コース
5教科の授業と進路指導を組み合わせ、志望校合格を目指す。

02高校生向け学習塾準主力

高校1~3年生対象の大学受験コース。国語・数学・英語・理科・社会を指導。現役合格に特化したカリキュラム。

主な製品・サービス1
大学受験コース
現役高校生向けに5教科の授業と受験対策を提供。

03学童・保育副次

小学1~4年生向け学童教室(学習系や運動・将棋プログラム)と、企業主導型保育施設(従業員子弟と地域の子どもを受け入れ)を運営。売上高は小中学生部門に含まれる。

04教材制作・印刷副次

当社学習塾向け教材の原稿・原版制作、印刷・製本を内製。印刷配送センターで一貫して行う。

製品と技術

公立トップ校合格を目指す高校受験コース

小中学生部門の中核は、小学5年生から中学3年生を対象とした高校受験コースである。国語、数学、英語、理科、社会の5教科を指導し、志望校合格に向けた進路指導も組み合わせる。2025年春の公立高校入試では、神奈川県の学力向上進学重点校8校に1,367名が合格し、うち7校で塾別合格者数第1位となった。特に川崎市の多摩高校では初の塾別1位を獲得し、地域での認知度向上につながった。また、東京学芸大学附属高校には正規合格者の50.8%にあたる192名が合格し、17年連続で全塾中トップの合格者数を記録している。

公立高校生を主体とする大学受験コース

高校生部門では、高校1年生から3年生の現役高校生を対象に大学受験コースを提供する。5教科を指導し、現役合格に特化したカリキュラムが特徴である。2025年春は東京大21名、京都大3名、一橋大14名、東京科学大29名の現役合格を達成。国公立大学医学部医学科にも12名が現役合格し、国公立大学全体の合格者は410名と過去最高を更新した。特筆すべきは、これらの合格者の大半が神奈川県の公立高校の生徒である点で、東京大・京都大・一橋大・東京科学大の合格者67名中63名が公立高校出身であった。

安全な放課後を提供する学童教室STEPキッズ

学童部門のSTEPキッズは、小学1年生から4年生を対象に、安全で豊かな放課後ライフを実現するサービスである。学習系プログラムに加え、運動や将棋などの多彩なコンテンツを用意する。2025年3月には湘南台教室を開校し、全5教室体制となった。生徒数は2025年3月に600名を突破し、期中平均は前期比20.3%増と急成長している。藤沢市の湘南教室と辻堂教室は多くの学年が満席となっており、地域のニーズの高さを示している。今後は県内各地への展開を視野に、運営ノウハウの標準化を進めている。

教材の内製化と印刷配送センターによる一貫体制

ステップの教材制作・印刷部門は、学習塾で使用する教材の原稿・原版制作から印刷・製本、さらには授業で使用する物品の配送までを一貫して内製する。教材研究課が教材の内容を企画・編集し、印刷配送センターが印刷と配送を担う。この内製化により、教材の品質を自社で管理できるとともに、コスト面でも優位性を持つ。教材収入は学習塾各部門の売上高に含まれるため独立した収益部門とはなっていないが、高収益体質の一因となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

学習塾運営で地域中堅、高収益が強み

同社は学習塾を運営するサービス業者で、売上高約150億円。同業のジンジブやイシンなどと比較しても規模は中堅。営業利益率23%超と高収益であり、効率的な運営が強み。少子化の影響で学習塾市場は縮小傾向だが、同社は地域密着型で高いシェアを確保。大手予備校との差別化として、個別指導や低価格帯で競争。業績は順調に成長しており、堅調なキャッシュフローを生む。

強み

  • 営業利益率23%超と業界トップクラスの収益性を達成。
  • 特定地域に集中展開し、ブランド力と顧客基盤を構築。
  • 売上高・利益ともに安定的に増加しており、堅調な事業基盤。
  • 個別指導や低価格コースを提供し、価格感応度の高い顧客を獲得。

課題

  • 少子化で学習塾市場全体が縮小傾向にあり、成長の天井が見える。
  • 低価格のオンライン学習サービスが台頭し、競合が激化。
  • 特定地域への依存度が高く、地域経済の変動に影響されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がステップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14931新日本製薬448億円13.4倍
25261リソルホールディングス430億円15.8倍
34218ニチバン404億円24.0倍
42792ハニーズホールディングス402億円14.1倍
58219青山商事388億円16.1倍
69795ステップ385億円13.2倍
74923コタ382億円25.1倍
83539JMホールディングス369億円12.0倍
92674ハードオフコーポレーション367億円14.5倍
107874レック366億円10.6倍
116418日本金銭機械362億円7.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

藤沢市の一教室から株式会社化した創業期

1975年1月、ステップ学習教室が神奈川県藤沢市長後(ながと)にて開校された。当初は一教室からのスタートだったが、1979年9月に株式会社ステップ学習教室を設立し、2番目のスクールとして六会(むつあい)スクールを開校した。その後、1983年4月には教材を自社で制作・編集するために教材研究部を設置し、後の内製化体制の基礎を築いた。1991年10月には社名を株式会社ステップに変更し、現在のブランド名が定着した。

大学受験進出と株式公開による成長加速

1995年3月、ステップは神奈川県藤沢市藤沢に現役高校生を対象とした「大学受験STEP」を開校し、小中学生だけでなく高校生向けの事業に進出した。同年6月には日本証券協会に株式を店頭登録し、公開企業となった。2004年12月には店頭登録制度の改変に伴いジャスダック証券取引所に上場した。2005年10月には生徒の入退室を保護者にメールで知らせる「STEPパス」サービスを無料で開始し、ITを活用した保護者サービスの充実を図った。

東証一部上場と公募増資による資本増強

2009年11月、本社を現在の神奈川県藤沢市藤沢602番地に移転した。2010年4月にはジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2011年9月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、同年11月には大阪証券取引所の上場を廃止した。2012年10月には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、公募増資を実施して資本金を1,778百万円に増資した。この資本増強がその後の事業拡大を支えた。

学童・保育事業への多角化と新形態スクールの開校

2016年4月、ステップは学童部門(STEPキッズ)および保育園(ステップ保育園)の運営を開始し、学習塾以外の教育関連事業に進出した。2022年4月には学童部門から各種プログラムを独立させ特化した「STEPジュニアラボ」を開校し、新たな教育サービスの形を模索した。また、IT面では2008年4月に授業やイベントの映像を家庭に配信する「e-STEP」サービスを無料で開始するなど、デジタル技術を活用したサービスも継続的に展開している。

年表16件を開く

1970年代

  • 1975年1月ステップ学習教室、藤沢市長後にてスタート
  • 1979年9月創業株式会社ステップ学習教室設立、2番目のスクールとして六会スクールを開校

1980年代

  • 1983年4月教材を自社制作、編集するために教材研究部を設置

1990年代

  • 1991年10月商号変更社名を株式会社ステップに変更
  • 1995年3月神奈川県藤沢市藤沢に現役高校生を対象とした「大学受験STEP」を開校
  • 1995年6月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2004年12月上場店頭登録制度の改変に伴い、ジャスダック証券取引所への株式上場に移行
  • 2005年10月生徒のスクール入退室をメールでご家庭にリアルタイムでお知らせする「STEPパス」サービス(無料)をスタート
  • 2008年4月ステップの授業及びイベントの映像をネットでご家庭に配信する「e-STEP」サービス(無料)をスタート
  • 2009年11月本社を神奈川県藤沢市藤沢602番地に移転

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場
  • 2011年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2011年11月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)における株式を上場廃止
  • 2012年10月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定、公募増資の実施により資本金を1,778百万円に増資
  • 2016年4月学童部門(STEPキッズ)及び保育園(ステップ保育園)の運営を開始

2020年代

  • 2022年4月学童部門から各種プログラムを独立させ特化した「STEPジュニアラボ」を開校

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率20%程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規開校と内部充実のサイクル運営

    新規開校による規模拡大と、内部充実による授業・運営の質向上を数年おきに交互に繰り返すことで、少子化の中でも質を維持しながら成長する。当期は内部充実に注力し、充席率アップと満員スクールのクラス増設を進める。

  2. 02

    神奈川県内の重点エリアへのネットワーク拡大

    川崎市および横浜市の東部・臨海・南部地区(鶴見区、中区、南区、金沢区等)で未展開エリアへのスクールネットワーク形成を進め、公立進学校への合格実績を伸ばすことでトップブランドとしての認知を強化する。

  3. 03

    教務力強化による合格実績向上

    横浜翠嵐高校、多摩高校など評価の高い公立進学校への塾別合格者数を伸ばすため、生徒の力を伸ばす教務力を強化し、成績向上と合格実績で評価されるブランド力を高める。

  4. 04

    学習塾専業と高品質追求

    学習塾専業に徹し経営資源を集中。授業内容とシステムの高品質化を不断に追求し、県内公立トップ高校への進学実績No.1を堅持、難関国私立高校への合格実績も向上させる。

  5. 05

    大学受験STEPと学童教室の展開

    公立高校生を中心に地元現役高校生をサポートする大学受験STEPの発展を推進。学童教室STEPキッズを通じて子供たちの安全で豊かな放課後ライフを実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で954人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は726万円で、9期前と比べて+22.3%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は12.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月725
2017年9月765
2018年9月783
2019年9月59437.010.1793
2020年9月58437.510.4820
2021年9月59237.910.8845
2022年9月61437.911.0887
2023年9月65838.111.2908
2024年9月70639.012.0945370
2025年9月72639.512.5954398

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)42.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
スクール164校 — 神奈川県藤沢市他122億円
社員寮19棟 — 神奈川県藤沢市他1,903百万円
本部、スクール3校 — 神奈川県藤沢市1,849百万円
印刷配送センター — 神奈川県藤沢市264百万円
保養所1ヶ所 — 静岡県伊東市1百万円
教材研究課 — 神奈川県藤沢市0百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は158億円営業利益38億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.6%、利益が+8.6%。

売上高
+4.6%
158億円
営業利益
+8.6%
38億円
純利益
+8.0%
27億円
営業利益率
24.1%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高165億円158億円
営業利益39億円38億円
純利益28億円27億円
1株あたり配当¥88¥88

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は38億円、営業利益は6億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+18.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q36925.06
2023年3Q3200.00
2023年4Q378
2024年1Q411536.610
2024年2Q36719.46
2024年4Q741317.69
2025年2Q822429.317
2025年4Q761418.410
2026年2Q842428.617
2026年3Q38615.85

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は82億円から158億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は24.1%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月822011
2013年9月882113
2014年9月912214
2015年9月962315
2016年9月1022517
2017年9月1062618
2018年9月1102819
2019年9月1162719
2020年9月1092013
2021年9月1303625
2022年9月1373726
2023年9月1443224
2024年9月151353623.225
2025年9月158383924.127

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高158億円のうち、営業利益として残るのは38億円24.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の17.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.3%111億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.7%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.1%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
29.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+16.5pt
24.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.0pt
17.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
10.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが34億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は76億円で、売上の5.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月18−3−91513
2013年9月14−110316
2014年9月20−11−2923
2015年9月19−11−3829
2016年9月20−14−7628
2017年9月25−11−81434
2018年9月24−6−121839
2019年9月22−11−41146
2020年9月19−6171376
2021年9月37−4−253384
2022年9月31−4−202791
2023年9月29−10−141995
2024年9月34−9−252594
2025年9月34−32−20276

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は306億円。このうち返さなくてよい自己資本が274億円で、自己資本比率は89.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月1501123875.2
2013年9月1601342683.6
2014年9月1731433082.8
2015年9月1851543183.2
2016年9月1951653084.7
2017年9月2071782986.1
2018年9月2151912489.0
2019年9月2292042588.8
2020年9月2602114980.9
2021年9月2682293985.4
2022年9月2762482889.9
2023年9月2862592790.6
2024年9月2932623089.7
2025年9月3062743189.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
252億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中339位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
24.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
89.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,311で、1年前と比べて+2.3%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥2,311-0.6%1ヶ月+6.3%1年+2.3%時価総額385億円
過去52週の値幅
安値¥2,156高値¥2,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR1.29倍
配当利回り3.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近期は2223円とほぼ横ばい。25日線(2234円)と75日線(2282円)の間に位置し、方向感に欠ける。52週高値2620円から約15%安、52週安値2156円からは+3%のレンジ内。出来高は1日平均1万株前後で低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 12.7倍は業界平均22.2倍を大幅に下回り、PBR 1.24倍も平均2.35倍を下回る。配当利回り3.99%は平均1.66%を大きく上回る。ROEは10%と安定的。業績も堅調に成長しており、割安と言える。ただし、配当性向49.9%と高めで、今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍23.4倍
PER (予想)13.1倍
PBR1.29倍3.51倍
ROE10.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化に強い地域密着型のビジネスモデルで、安定した収益を上げている。強気派は同エリアの人口流入や共働き家庭の増加による学習需要の底堅さ、高収益体質を評価。弱気派は少子化の長期的影響や他塾との競争激化、オンライン教育の台頭による成長鈍化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 地域密着で安定

    湘南エリアの人口増加に支えられ、生徒数は堅調。

  • 高収益体質

    営業利益率23%と同業比高く、コスト管理が徹底。

  • 値上げ余地

    高い合格実績を背景に授業料の値上げが継続可能。

  • 営業利益率24%超の高収益体質FY2025/9実績影響

    営業利益率24.05%で営業利益38億円、高収益が継続

  • 増収増益基調の継続FY2025/9影響

    売上高158億円・営業利益38億円、前期比それぞれ4.6%・8.6%増

  • 4%超の高配当利回り継続影響

    配当利回り4.0%で安定的な株主還元

  • PER12.7倍の割安感不定影響

    同業平均PER15倍を下回るため、バリュエーション面での下支え

マイナスに働く材料7
  • 少子化の長期影響

    全国的な児童数減少が将来の市場縮小につながる。

  • 競合の台頭

    大手塾や個別指導専門塾との競争でシェア低下リスク。

  • オンライン塾の普及

    低コストのオンライン教育が対面塾の需要を代替する可能性。

  • 売上高成長率の鈍化傾向FY2026/9以降影響

    売上高成長率が5%未満に減速、人口減少で市場縮小懸念

  • 外国人持ち株比率の低さ継続影響

    外国人株主比率5.5%と低く、需給改善のカタリスト不在

  • 時価総額371億円の小型株リスク継続影響

    流動性が低く、大口売買で株価が変動しやすい

  • 株価の下落トレンド継続短期影響

    前年比-9.5%と軟調、センチメント悪化で戻り売り圧力

次の決算で確かめる点
生徒数(延べ)
売上の直接的なドライバーであり、成長の鍵。
教室稼働率
固定費負担の効率性を示し、収益性に直結。
授業料単価
値上げ戦略の効果と競争力を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり88で、前期から+10.4%いまの株価に対する利回りは3.81%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥88
1株あたり
配当利回り
3.81%
いまの株価に対して
配当性向
49.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月3029.9
2017年9月3310.029.8
2018年9月343.030.3
2019年9月3811.832.2
2020年9月405.349.1
2021年9月400.030.1
2022年9月4615.029.6
2023年9月7256.549.4
2024年9月776.949.5
2025年9月8510.449.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥88

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ14,782人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.0%を占め、残る56.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他39.740.540.543.948.248.9
事業法人29.629.729.535.135.335.4
金融機関12.710.110.08.08.78.5
外国法人17.417.819.211.46.05.5
自己株式1.01.00.52.14.75.4
証券会社0.61.90.81.61.81.6
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社ケー・プランニング33.90
02龍井 郷二7.82
03STEP社員持株会5.11
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.47
05龍井 喜久江2.68
06株式会社横浜銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)1.92
07ビービーエイチ ボストン フォー ノムラ ジャパン スモーラー キャピタライゼイション ファンド 620065(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.20
08セコム損害保険株式会社1.08
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.59
10山口 愼一0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+126%、1株純資産は14期で+128%。直近期のROEは10.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月7676310.37.829.1
2013年9月7780210.311.536.5
2014年9月818609.810.329.5
2015年9月8992510.011.329.1
2016年9月10099710.511.429.9
2017年9月1111,07610.713.329.8
2018年9月1121,15410.113.630.3
2019年9月1181,2349.812.032.2
2020年9月811,2766.519.649.1
2021年9月1501,38611.212.930.1
2022年9月1551,49510.811.429.6
2023年9月1461,5909.511.949.4
2024年9月1561,6519.612.449.5
2025年9月1701,73910.014.749.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

34名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は34名。2025/9期の役員報酬は総額131百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
龍井郷二代表取締役 会長771,302,000
遠藤陽介代表取締役社長 執行役員 横浜川崎本部長5416,000
大黒晃禎常務取締役 執行役員 大学受験 運営本部長5412,000
新井規彰取締役常務執行役員 総務本部長5114,000
森本由里子取締役常務執行役員 大学受験事務局長499,000
松浦隆夫取締役常務執行役員 相鉄東横本部長489,000
木島文義取締役7318,000
仲野十和田取締役621,000
相澤真一取締役47
木村和人常勤監査役66
五十里秀一朗監査役661,000
阿部みどり監査役48
残りの役員22名を開く
氏名役職年齢
田中康俊69
袴田剛常務執行役員
梅澤直之常務執行役員
髙瀬裕之常務執行役員
小松大輔常務執行役員
飯田敦常務執行役員
安田仁志常務執行役員
竹入崇志執行役員
塚本徹執行役員
干田剛史執行役員
由井守執行役員
吉水和執行役員
吉野尚士執行役員
南博基執行役員
宮嵜裕文執行役員
渋谷孝之執行役員
清野高哉執行役員
葛西祐二執行役員
鈴木将平執行役員
伊藤厚志執行役員
稲葉友基執行役員
山野浩一取締役65

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6941010417
社外取締役519194
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容525字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、学習塾・学童保育の経営及び教材の制作・編集、印刷・製本を行っています。 当社の主な事業内容は、次のとおりです。 事業部門の名称   事業の内容 小中学生部門    小学5年生から中学3年生を対象とした高校受験コースとして、国語、数学(算数)、英語、理科、社会の指導を行っています。 高校生部門    高校1年生から3年生の現役高校生を対象とした大学受験コースとして、国語、数学、英語、理科、社会の指導を行っています。 学童・保育部門    学童部門では小学1年生から4年生を対象とした学童教室として、学習系及び運動、将棋などの各種プログラムを行っています。 保育部門は、企業主導型の保育施設として当社従業員の子弟をはじめ、地域の方も一定の枠内で受け入れを行っています。 なお、従業員数及び売上高は、小中学生部門に含まれています。 教材制作・印刷部門    教材研究課は、教材の原稿及び原版の制作をしています。印刷配送センターは、教材を中心とした各種印刷及び製本,また授業で使用する物品の配送をしています。 なお、教材収入は、学習塾各部門の売上高に含まれています。 以上の当社の事業内容について図示すると次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,613字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「子供たちを元気にする塾」をコンセプトに「楽しくて、かつ力がつく」授業をモットーとしてきました。「生徒たちの健全な成長を学習面で応援し、生徒たちの学力向上を通して社会に貢献する」ことを基本理念としています。 これを実現するため、以下の6項目を経営の基本方針としています。 ① 学習塾専業に徹し、経営資源を専門分野に集中的に投下する。 ② スクールは、神奈川県内に集中して展開する。 ③ 授業内容とシステムの高品質化を不断に追求する。 ④ 県内公立トップ高校への進学実績No.1を堅持し、さらに難関国私立高校への合格実績を一層向上させる。 ⑤ 公立高校生を中心にした地元現役高校生をサポートする大学受験STEPの発展を推進する。 ⑥ 学童教室STEPキッズを通して、子供たちの安全で豊かな放課後ライフを実現する。 (2) 目標とする経営指標 当社は経営の一つの目安として、原価比率70%前後、販管費比率10%前後の数字を念頭に、売上高営業利益率20%程度での継続を指標としています。学習塾という業態は人材集約産業的な側面が濃いため、社員一人あたりの売上高は決して多額とは言えません。「20%程度の営業利益率」は、この学習塾という業態の中で、継続的な成長を図りながら設備のリニューアル等にも積極的に取り組んでいくための目安としている数値です。 (3) 中長期的な会社の経営戦略等 当社は、当期において新規開校を抑制し、内部充実に力を入れながら、充席率のアップによって生徒数も増やし、成長も持続していくという取り組みを行っています。これは、当社にとっては一つのチャレンジでしたが、現段階においては、生徒数・営業利益の両面で順調な結果を残すことができています。このことは、私たちの今後の成長の仕方にとって、大きな学習となっています。一般に学習塾業界においては、人材の成長が伴わなければ、規模の拡大が授業や運営の質の低下に繋がるリスクが存在しています。その点、会社の成長が、新規開校に過度に依存することなく、内部充実による実績と評判の向上、そして充席率のアップという形で進めることができる可能性が見えてきたことは、当社にとって貴重な知見となっています。 このことを踏まえ、今後は新規開校も含めて規模の拡大にも力を入れる時期と、内部充実に力を入れる時期を交互に組み合わせ、トータルとして授業や運営の質を堅持しながら成長していくことを目指していきたいと考えています。来期については、今期の成功体験を踏まえて引き続き新規開校には抑制的に取り組み、内部充実を図り、満員スクールのクラス増設による生徒の受け入れや、あるいは充席率のアップ等に力を入れる時期として運営してまいります。二つのサイクルを数年おきに交互に繰り返すことにより、少子化の中での当社の着実な成長の道筋を作っていければと念じています。 中期的には、神奈川県において横浜市に次ぐ年少人口を抱えている川崎市におけるネットワーク、そして横浜市の中でも未だ十分な展開のできていない鶴見区・中区・南区・金沢区等の東部/臨海/南部地区にスクールのネットワークを形成していくという課題があります。 開校余地が多く残っている川崎市と横浜市に戦略的に注力し、強力なスクールネットワークを形成していくために、横浜地区は横浜翠嵐高校、川崎地区は今年初めて塾別合格者数第1位となった多摩高校といった、公立進学校として評価の高い学校の合格者数をさらに伸ばしていきたいと考えています。そのために生徒の力を伸ばす教務力を強化し続け、成績向上や合格実績で評価されるトップブランドとしてさらに強く認知されるよう、引き続き努力を重ねてまいります。
事業等のリスク1,905字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 少子化の進行 学習塾は、少子社会の影響を直接受ける業界です。当社が事業展開する神奈川県においても今後10年余りを取り出すと、15歳人口は現状の約7.7万人から約6.4万人(2035年)へと減少することが予想されています。高品質の授業と合理的で柔軟なシステムにますます磨きをかけて、縮小するマーケットの中で継続的なシェア拡大に努めますが、長期的には学習塾に通塾する生徒数が全体として減少する可能性があります。 (2) 人材の確保に関するリスク 当社は原則として教師は正社員として雇用し、自社で育成する方針です。したがって、人材確保又は教師の育成が計画通りに進まない場合、教師が大量に離職した場合等は、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 教育制度の変更に関するリスク 入試制度や学習指導要領は時代と共に変わっていきます。直近では、2020年に大学入試制度が大きく変わりました。当社では、専門の教材開発部門を設け、オリジナル教材の作成等によってこれらの制度変更に柔軟に対応していますが、制度変更に対して柔軟な対応ができなかった場合は、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競合に関する影響 当社では、小中学生及び現役高校生を対象とした学習塾を展開していますが、高校受験、大学受験共に、多くの競合先があります。もしも、当社の合格実績が大きく低下した場合、もしくは競合先の合格実績が相対的に大きく上昇した場合は、新規入会塾生の減少や通塾生の減少等により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 塾生の安全管理 当社では、公益社団法人全国学習塾協会の定める「学習塾に通う子どもの安全確保ガイドライン」に準拠した「ステップに通う子どもの安全確保ガイドライン」を作成し、安全・安心な学習環境の整備、通塾状況の改善に努めています。 しかしながら、何らかの事情により当社の管理責任が問われる事態が発生し、当社の評価の低下に繋がり、これらに関する費用が増加した場合、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 個人情報の保護管理 当社は、社員、取引先、株主等にとどまらず、在籍生徒及びそのご家庭に関する膨大な個人情報を保有しています。これは事業の性格上、必要不可欠のものであり、従来からその収集、管理、利用に関して厳格なルールを設け、細心の注意を払ってきました。 実際、個人情報が社外に流出したり不当に利用されるといったトラブルは、現状のセキュリティー体制のもとでは、今まで一度も発生していませんが、IT技術の目覚しい進化とその悪用によって不測の事態が起こりうる可能性があります。 (7) 自然災害等が発生した場合のリスク 当社が教室展開している神奈川県及びその周辺地域において、大規模な地震や津波等の自然災害が発生した場合、当社の一部または全部の業務遂行が困難となったり、新規入会者が大幅に減ったりする可能性があります。 (8) 感染症の影響について 新型コロナウイルス等による感染症の流行、拡大により、学校が休校になる等の事態が発生した場合は、Zoomなどを活用した双方向の授業やホームルーム等、オンラインに切り替えることになります。長期にわたり対面での授業が実施できなくなった場合、生徒募集に遅れが生じるなど、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (9) 法令関連 学習塾の運営に関連する主な関連法令は、特定商取引法、消費者契約法、個人情報保護法、景品表示法、不正競争防止法、著作権法等があります。また、働き方改革の流れの中で、各種労働法令等の厳格化にも対応していく必要があり、意識的な取り組みを進めているところです。当社では、例えば特定商取引法において禁止されている誇大・虚偽広告や、不当な勧誘行為等を行わないための組織的な予防体制の構築に努めているほか、著作権法については各教師がこれを十分に理解し、著作権者の許諾をとるための作業マニュアル等の整備を行っています。しかしながら、関連する法令等に基づいて損害賠償請求等に係る訴訟等を将来において提訴される可能性を否定することは出来ず、万が一、訴訟等が起きた場合は、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,054字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当期も生徒数が引き続き増加し、2025年9月末の生徒数は36,744人となっています。期中平均でも前期比4.3%増の35,126人となり、初めて35,000人を突破しました。また直近の第4四半期(7~9月)は、夏期講習(7月下旬~8月下旬)の時期となり、講習後の9月から入会する生徒が多くいるため、9月末の生徒数は第3四半期末の6月と比べ1,528人(4.3%)の純増となっています。 生徒数の期中平均を学年別に見ると、生徒数の大部分を占める中学部・高校部の対象学年である小5~高3のすべての学年で前期比プラスとなっています。特に小学生(小5・6)は期中平均が前年同期比10.5%増となりました。小学生の好調が続いている要因としては、中学生で満席学年のあるスクールが多いため、そうしたエリアで「早めに席を確保したい」とお考えのご家庭が小学生のうちから入会に動かれていることや、首都圏における私立中学校受験の過熱化の中で、公立中学校に進学を予定しているご家庭において、中学進学後を見越したプラスアルフアの充実した学習へのニーズが高まっていることも背景として考えられます。 また学童部門では、期中平均生徒数が前期比で20.3%増加しています。 当社は、今期を教務面での充実に力を入れていく期間と位置づけ、新規開校を2校(小中学生部門1校、学童部門1校)に抑制いたしました。当社の柱である「質の高い授業」は、一朝一夕に実現できるものではなく、時間とエネルギーを注ぎ込んだ教師育成があって初めて実現できるものです。校舎展開を抑制する機会をもうけることによって、今後少子化の中でさらに激しくなっていく競争環境の中でも成長し続けていける教務力の強化に注力したいという思いから、この方針で取り組んでまいりました。 上記のように新規開校を抑制したにもかかわらず、当期の生徒数は、前述の通り順調に推移し、期中平均で初めて35,000人を突破しました。既存スクールの充席率アップや満席学年のクラス増設による生徒数増加が主な要因です。新規開校を抑える中でも生徒数が伸び、営業利益も増加する。これを実現できたのは当社にとって大変意義のあることだと捉えています。 2025年春も入試結果が好調で、生徒募集への後押しとなりました。 公立高校入試では、神奈川県の学力向上進学重点校8校(横浜翠嵐・湘南・柏陽・多摩・厚木・川和・横浜緑ケ丘・小田原)に1,367名(前年1,320名から47名増)が合格し、うち7校で塾別合格者数第1位となっています。さらに、上記の重点校8校の全合格者における占有率は52.7%であり、今年も合格者の半数以上をステップの塾生が占めました。特に、学力向上進学重点校の一つである川崎市の多摩高校においては、ステップの合格者数が113名となり、塾別合格者数で初めて第1位となりました。川崎市は当社が近年、ドミナント展開を進めているエリアであり、未だ展開途上の地域ですが、早くも合格者数でトップに立ったことは、川崎市におけるステップの今後の発展を加速していくものと思料いたします。 国立高校においても、ステップ生の通学圏内で最難関の国立共学校である東京学芸大学附属高校に過去最多の223名(帰国生と内部進学者を除く)が合格しました。繰上合格を除く正規合格者192名は、同総数378名に対し占有率50.8%に達し、17年連続で全塾中トップの合格者数となっています。 大学合格実績は今春特に好調で、東京大21名・京都大3名・一橋大14名・東京科学大29名が現役合格しました。国公立大学の医学部医学科にも12名が現役合格し、国公立大学全体の合格者は今春も過去最高を更新し410名(前年354名から56名増)となりました。また、私立大学においては早稲田大・慶應義塾大・上智大の合格実績が計668名(前年594名から74名増)、理大MARCH(東京理科大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)も計2,352名(前年2,219名から133名増)となり、いずれも前年に続き過去最高を更新しています。 当社の大学合格実績の特長として、上記の実績のほとんどが神奈川県の公立高校生によるものである点が挙げられます。東京大・京都大・一橋大・東京科学大の合格者67名中63名は公立高校生でした。公立高校は、首都圏においては進学実績で私立高校に押されがちとされていますが、受験に向けた態勢をしっかりとれば、第一志望への現役合格に向け公立高校生を大いに伸ばしていけるということを、数字として毎年示せていることは大きな意義があると考えています。 学童部門は各教室の生徒募集が引き続き好調で、2024年3月に500名に達した生徒数は、2025年3月に600名を突破し、期中平均では前期比20.3%の増加となりました。特に藤沢市にある湘南教室と辻堂教室は多くの学年が満席となっています。また、STEPキッズの5教室目となる湘南台教室を3月に開校し、初年度募集は小1・小2生のみですが、順調なスタートを切っています。 学童部門全体としても、豊富で多彩なコンテンツに磨きをかけながら、各教室で運営ノウハウの蓄積・共有、標準化をさらに進め、今後の県内各地への展開に向けた基盤づくりに取り組んでまいります。 当事業年度中の新規開校については、小中学生部門で3月にHi-STEP平塚スクール(JR線平塚駅)を開校いたしました。平塚市内には既存の5スクールがありますが、国公私立の難関校を目指すHi-STEPのスクールとしては、平塚・大磯・二宮エリアで初めての開校となります。小学生については、神奈川県立平塚中等教育学校を目指す小5・小6生のための県立中高一貫校対策コースを、このHi-STEPスクールの開校によりさらに強化してまいります。 学童部門では、前述のSTEPキッズ湘南台教室(小田急線・相鉄線・市営地下鉄湘南台駅)を3月に開校いたしました。初年度は小1・小2生の募集を行い、2年目に小3生、3年目に小4生の募集を行い、開校して2年後にはSTEPキッズの対象である全4学年が揃う計画です。 また、3月下旬にHi-STEP横浜南スクール(横浜市営地下鉄弘明寺駅)を隣駅にあたる上大岡の地に移転し、Hi-STEP上大岡スクールと改称しました。地域の高齢化と設備の老朽化に鑑み、現在の塾生が通いやすく、かつ、より多くの小中学生の募集が期待できる上大岡へ移転することといたしました。上大岡では高校受験ステップ上大岡スクールが好調で、その隣接した建物に開校することで、既存スクールとの相乗効果も期待しています。 昨年12月にはHi-STEP横浜スクールと大学受験ステップ横浜校を増床いたしました。さらに今年の7月下旬には、瀬谷スクール(相鉄線瀬谷駅)を、より広い駅前の新築ビルの4階に移転した結果、満席の多かった小5~中2のクラス増設が可能となり、長く空席待ちをされていた方々にも入会していただくことができました。 また、来年には大学受験ステップセンター南校を移転増床する予定です。今後も空席の少ないスクールの増床や移転を進め、受け入れ態勢を継続的に整えていくことで、入会希望者を積極的に迎え入れられるよう、引き続き努力してまいります。 当社は、2026年1月より「奨学金返還支援(代理返還)制度」を新たに導入いたします。この制度は、在学中に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度を利用していた従業員に対し、当社が日本学生支援機構に代理で返還するものです。令和6年度において、すでに日本の学生の30.4%(約3.3人に1人)がJASSOの貸与奨学金を受給する状況になっている中、支援対象となる従業員の経済的・心理的負担を軽減する目的で、福利厚生制度の一環として導入いたしました。新卒、キャリア(中途)、既入社の正社員いずれも対象とし、申請のあった社員に対し毎月2万円、最大で60回(120万円)の代理返還を行います。今後の採用活動において、前向きな人材の確保へと繋がることを期待しています。 当社では授業料の収納をはじめとする事務業務全般の効率化を目的として、基幹システムの全面的な再構築に取り組んでおり、2025年1月からの稼働を見込んでいましたが、開発の遅れにより稼働開始時期は2026年9月期以降にずれ込むこととなりました。この結果、当期に見込んでいたシステム関連費用126百万円の計上はありませんでした。また、賃上げ促進税制の適用により税負担が軽減されたことから、業績は計画を上回る結果となりました。 当事業年度の売上高は15,846百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は3,780百万円(前年同期比7.7%増)、経常利益は3,865百万円(前年同期比8.5%増)、当期純利益は2,689百万円(前年同期比7.2%増)となりました。 事業部門別の生徒数及び売上高は、次の通りです。 小中学生部門 期中平均生徒数は28,787人(前年同期比4.3%増)、売上高は12,520百万円(前年同期比4.6%増)となりました。 高校生部門 期中平均生徒数は6,339人(前年同期比4.3%増)、売上高は3,326百万円(前年同期比6.5%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における総資産は、前事業年度末比1,310百万円増の30,571百万円となりました。 流動資産は、預け金の増加等はありましたが、現金及び預金の減少等により、前事業年度末比1,668百万円減の8,588百万円となりました。 固定資産は、投資有価証券の増加等により、前事業年度末比2,978百万円増の21,982百万円となりました。 (負債) 当事業年度末における負債は、前事業年度末比124百万円増の3,148百万円となりました。 流動負債は、一年内返済予定の長期借入金の減少等により、前事業年度末5百万円減の2,369百万円となりました。 固定負債は、資産除去債務の増加等により、前事業年度末比130百万円増の778百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産は、配当金の支払がありましたが、当期純利益の計上等により、前事業年度末比1,185百万円増の27,422百万円となりました。 自己資本比率は前事業年度末と同じ89.7%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は7,579百万円と前年同期と比べ1,830百万円(19.5%減)の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,382百万円(前年同期比0.0%減)となりました。 これは主に、税引前当期純利益3,865百万円、減価償却費518百万円があった一方、法人税等の支払額1,167百万円があったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,193百万円(前年同期比240.6%増)となりました。 これは主に、投資有価証券の取得による支出2,907百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,020百万円(前年同期比19.1%減)となりました。 これは主に、自己株式の取得による支出465百万円、配当金の支払額1,267百万円があったこと等によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (生産実績及び受注実績) 当社は、生徒に対して授業を行うことを業務としていますので、生産及び受注の実績は、該当事項はありません。 (販売実績) 当事業年度における販売実績を部門別に示すと、次のとおりです。 事業部門の名称   第47期(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   前年同期比(%) 小中学生部門(千円)   12,520,864   104.6 高校生部門(千円)   3,326,021   106.5 合計   15,846,886   105.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて判断しています。 ② 経営成績の分析 当事業年度は、生徒数が2025年9月末時点で36,744人となり、期中平均生徒数においても前年同期比で4.3%増の35,126人となるなど好調に推移したこと等により、売上高は前年同期比で5.0%増加し、15,846百万円となりました。 売上原価は、給与水準の引き上げや社員数の増加による人件費の増加などにより、前期に比べて431百万円増加し、11,145百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、人件費や求人費が増加したことなどにより、前期に比べて47百万円増加し、921百万円となりました。 営業利益は3,780百万円(前年同期比7.7%増)となり、営業利益率は23.9%となりました。 経常利益は3,865百万円(前年同期比8.5%増)となり、また、法人税等合計を1,176百万円計上したことにより、当期純利益は2,689百万円(前年同期比7.2%増)となりました。 ③ キャッシュ・フロー 当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の主な資金需要は、労務費や地代家賃等の営業費用の他、スクール用地取得や校舎建築等の設備投資です。これらの資金需要は自己資金でまかなえる状況ですが、安定的な資金を継続的に調達するために金融機関との関係も重視しており、借入を継続しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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