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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

日本金銭機械

Japan Cash Machine co.,ltd.6418 · Prime · 機械

金銭関連機器メーカー。紙幣識別・還流ユニットでグローバルゲーミング市場に強み

概要

日本金銭機械(JCM)は、金銭登録機の販売・修理からスタートし、現在は紙幣識別機やプリンタユニットなど金銭関連機器の製造・販売を手がける機械メーカーである。1955年に大阪で創業、1993年に株式上場。2026年3月期の連結売上高は316億円、従業員数は572人。海外カジノ向けのゲーミングマシン用ユニットを主力とし、北米市場を中心にグローバルに展開する。

4つの事業セグメントで構成される収益構造

日本金銭機械グループは、グローバルゲーミング、海外コマーシャル、国内コマーシャル、遊技場向機器の4セグメントで事業を展開する。グローバルゲーミングが最大の収益源で、2026年3月期のセグメント売上高は214億7100万円、グループ全体の約68%を占める。同事業は北米カジノ向け紙幣識別機ユニットやプリンタユニットの販売が中心で、営業利益50億1600万円と高い収益率を誇る。一方、国内コマーシャルと遊技場向機器は新紙幣発行後の反動減やスマート遊技機普及の遅れにより減収となり、両セグメントとも営業損失を計上した。海外コマーシャルは欧州向けが不振だが、北中南米での開拓が進み損失幅は縮小している。

北米を軸とするグローバルな生産・販売網

グループは14社の連結子会社からなり、生産拠点を日本(長浜工場)、中国(広東省)、フィリピン(ラグナ州)に置く。販売面では、米国子会社JCM AMERICAN CORP.が北米市場を、ドイツのJCM EUROPE GMBHが欧州を、ブラジルのJCM COMERCIO MECATRONICA BRASIL LTDAが中南米をカバーする。また、タイにソフトウェア開発子会社、香港に子会社を持つ。2022年には北中南米向けの販売会社JCM COMMERCE MECHATRONICS, INC.を設立し、新興市場への販路拡大を進めている。国内では、東京本社と大阪本店を拠点に、子会社JCMシステムズが遊技場向けやコマーシャル向け販売を担ってきたが、2023年に吸収分割により同社の遊技場向け事業を当社に統合した。

M&Aと事業再編で拡大したグループの変遷

創業以来、金銭登録機から貨幣処理機器へ事業を拡大。2001年に株式会社名豊商事(現メイホウ)を子会社化し販売網を強化、2009年にはサミーシステムズ(現JCMシステムズ)を買収し遊技場向け事業を分割承継した。2014年には米国プリンタメーカーのFUTURELOGIC GROUP, LLCを買収し、ゲーミング向けプリンタ事業を強化。2016年にはシルバー電研の事業の一部を譲り受け技術力を高めた。一方、2024年には子会社メイホウの全株式を譲渡し、不採算事業を整理。同年、東京本社不動産を売却し港区へ移転、資産効率化を図った。これらの一連のM&Aと事業再編により、現在のグローバルゲーミング中心のポートフォリオが形成された。

業界の中での役割は金銭関連機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
316億円
営業利益
25億円
営業利益率
7.9%
純利益
47億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01グローバルゲーミング(海外カジノ等)主力

ゲーミングマシン向け紙幣識別機ユニット、紙幣還流ユニット、プリンタユニット等を供給。現金回収業務自動化システムも。

主な製品・サービス4
紙幣識別機ユニット
ゲーミングマシンの紙幣受取部として使用されるユニット。
紙幣還流ユニット
紙幣の受取・払出・一時保管・還流が可能な装置。
プリンタユニット
ゲーミングマシン搭載用のチケットプリンター。
現金回収業務自動化システム
ゲーミング施設の紙幣回収・現金管理を自動化するシステム。

02海外コマーシャル(小売・精算等)準主力

海外の精算機や小売店向けに紙幣識別ユニット、紙幣還流ユニット、硬貨還流ユニット、入出金機等を供給。

主な製品・サービス3
紙幣識別機ユニット
精算機等の紙幣受取部。
硬貨還流ユニット
硬貨の受取・払出・還流が可能な装置。
入出金機・釣銭機
スーパー等で金銭授受の正確性・効率化を実現する装置。

03国内コマーシャル(小売・医療等)準主力

国内のスーパー、クリニック等向けに紙幣識別機、還流ユニット、硬貨還流ユニット、入出金機、自動精算機等を供給。

主な製品・サービス2
自動精算機
クリニック等で診療費精算を自動化する非対面精算機。
入出金機・釣銭機
小売店等で使用。

04遊技場向機器(パチンコ・パチスロ)副次

パチンコ店向けにスマート遊技機専用ユニット、メダル自動補給システム、紙幣搬送システム等を供給。

主な製品・サービス3
スマート遊技機専用ユニット
スマートパチスロ機・スマートパチンコ機での玉・電子メダル貸出しを管理する装置。
メダル自動補給システム
パチスロ機のメダル補給・回収・洗浄を自動化。
紙幣搬送システム
遊技客が挿入した紙幣をホール島端の金庫に搬送するシステム。

製品と技術

カジノ向け紙幣識別機ユニットとプリンタユニット

グローバルゲーミング事業の主力製品は、ゲーミングマシンに搭載される紙幣識別機ユニットとプリンタユニットである。紙幣識別機ユニットは、カジノのスロットマシンなどで紙幣を受け取り、真偽や金種を判別する装置。紙幣還流ユニットは受取りと払出しを兼ね、釣銭として還流できる。プリンタユニットはチケットを発行するプリンターで、FUTURELOGIC社の買収により製品ラインを強化した。これらの製品は北米カジノで高いシェアを持ち、堅調な需要に支えられている。

精算機や小売向けの硬貨還流ユニットと入出金機

海外コマーシャル及び国内コマーシャル事業では、紙幣・硬貨の還流ユニット、入出金機、釣銭機を供給する。硬貨還流ユニットは硬貨の受取り・払出し・還流が可能で、セルフ精算機や券売機に組み込まれる。入出金機・釣銭機はスーパーマーケットや小売店で使用され、金銭授受の正確性と効率化を実現する。国内では、クリニック向けの自動精算機も開発し、非対面精算や会計業務の効率化に対応している。

パチンコ店向けスマート遊技機専用ユニットとメダル自動補給システム

遊技場向け機器事業では、スマートパチスロ機・スマートパチンコ機に対応した専用ユニットを提供する。これは玉や電子メダルの貸出しを管理する装置で、遊技機のスマート化に伴い需要が期待されたが、2026年3月期は普及が想定を下回り減収となった。また、メダル自動補給システムは、パチスロ機のメダル補給・回収・洗浄を自動化する装置。紙幣搬送システムは、遊技客が挿入した紙幣を島端の金庫に自動搬送し、現金管理の省力化に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

貨幣処理機で国内首位級、海外展開が鍵

日本金銭機械は貨幣処理機や自動販売機向け機器の専業メーカーで、売上高は2026年3月期に316億円、営業利益率は7.9%と回復した。同社は国内市場で高いシェアを持ち、特に金融機関向けの硬貨処理機で強みを発揮する。同業の日本製鋼所や三浦工業は機械全般であり、専業の同社は特定分野での技術優位性が高い。しかし、近年はキャッシュレス化の進展が市場そのものを縮小させるリスクがあり、海外の新興国市場やATM関連のサービス事業へのシフトが課題。ライバル企業との差別化として、精算機や自動化ソリューションの開発を進めるが、収益の安定性には課題が残る。

強み

  • 貨幣処理機で高いシェア、ブランド力が強み
  • 精度の高い識別技術で差別化
  • 保守・部品交換で安定的な収益
  • アジア向けに販売実績を持つ

課題

  • キャッシュレス化で需要が減少傾向
  • 海外売上比率が低く成長市場に対応
  • 既存技術の転用が遅れている

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字が日本金銭機械

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19795ステップ385億円13.2倍
24923コタ382億円25.1倍
33539JMホールディングス369億円12.0倍
42674ハードオフコーポレーション367億円14.5倍
57874レック366億円10.6倍
66418日本金銭機械362億円7.0倍
77955クリナップ360億円10.2倍
84951エステー353億円19.8倍
97596魚力342億円25.0倍
103333あさひ341億円14.9倍
118217オークワ335億円123.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

金銭登録機の販売からメーカーへ転換した1955年~1960年代

1955年1月、国産金銭登録機の販売・修理を目的に大阪市南区(現中央区)で日本金銭機械株式会社を設立。当初は販売業だったが、1957年2月に東住吉工場を新設しメーカーに転換、金銭登録機の製造販売を開始した。1959年2月には生産拡大のため平野馬場町に新工場を建設。1969年10月には貨幣処理機器の製造販売に参入し、以後の主力事業へとつながる布石を打った。

海外拠点の設立と遊技場向け参入で多角化した1980年代

1987年6月、香港に子会社JCM GOLD及びSHAFTYを設立し、金銭登録機の海外生産を開始。1988年7月には米国販売拠点としてJCM AMERICAN CORP.を設立し、北米市場への本格進出を果たす。同年9月、遊技場向け機器の製造販売を開始し、パチンコ・パチスロ市場に参入。1991年2月には生産能力増強のため滋賀県長浜市に長浜工場を設置し、国内生産基盤を強化した。

株式上場と欧州進出で財務基盤を固めた1990年代

1993年9月、大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式上場。1995年9月には同市場第二部に指定された。1999年6月、ドイツにJAPAN CASH MACHINE GERMANY GMBH(現JCM EUROPE)を設立し、欧州での販売網を構築。2000年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、2004年9月には東京・大阪両市場第一部に指定された。これにより資金調達力が向上し、後の買収拡大の基盤となった。

グループ再編とゲーミング事業の強化を進めた2000年代~2010年代

2001年4月、名豊商事(現メイホウ)を子会社化し販売網を拡大。2006年にはタイにソフトウェア開発子会社を設立。2009年5月、サミーシステムズ(現JCMシステムズ)を買収し、同年7月に遊技場向け事業を同社に分割承継。2013年にはJCMシステムズに国内営業部門を統合し、販売体制を一本化。2014年8月、米国のプリンタメーカーFUTURELOGIC GROUPを買収し、ゲーミング向けプリンタ事業を強化した。2016年にはシルバー電研の事業の一部を譲り受け技術開発力を向上。2017年にはJCMシステムズの国内金融・流通向け事業を当社に吸収分割し、事業の整理を進めた。

新興市場開拓とプライム市場移行を果たした2020年代

2020年1月、フィリピンに製造子会社J-CASH MACHINE GLOBAL MANUFACTURINGを設立し、アジアでの生産能力を増強。2022年4月、東証市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。同年には北中南米販売拠点としてJCM COMMERCE MECHATRONICS, INC.、ブラジル法人を設立し、新興市場の開拓を加速。2023年3月に本店を大阪市浪速区に移転。2024年6月には東京本社不動産を売却し港区へ移転、同時に監査等委員会設置会社へ移行した。また、子会社メイホウの全株式を譲渡し、事業ポートフォリオの最適化を図っている。

年表32件を開く

1950年代

  • 1955年1月創業国産金銭登録機の販売、修理及び関連業務を目的として大阪市南区日本橋筋(現中央区)に日本金銭機械株式会社を設立。
  • 1957年2月東住吉工場(大阪市東住吉区西今川町)を新設、メーカーへ転換し金銭登録機の製造販売開始。
  • 1959年2月金銭登録機の製造の規模を拡大するため、大阪市東住吉区平野馬場町に新工場建設移転。

1960年代

  • 1969年10月貨幣処理機器の製造販売開始。

1980年代

  • 1987年6月金銭登録機の海外生産を目的として、香港に子会社JCM GOLD (H.K.)LTD.及びSHAFTY CO.,LTD.を設立。
  • 1988年7月米国における当社製品の販売拠点として、子会社JCM AMERICAN CORP.を設立。
  • 1988年9月遊技場向機器の製造販売開始。

1990年代

  • 1991年2月生産能力増強のため、長浜工場(滋賀県長浜市)を設置。
  • 1993年9月上場大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式を上場。
  • 1995年9月大阪証券取引所市場第二部に指定。
  • 1999年6月欧州における当社製品の販売拠点として、子会社JAPAN CASH MACHINE GERMANY GMBH.(現JCM EUROPE GMBH.)を設立。

2000年代

  • 2000年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2001年4月M&A株式会社名豊商事(現株式会社メイホウ)の全株式を取得、子会社化。
  • 2004年9月東京証券取引所および大阪証券取引所市場第一部に指定。
  • 2005年11月国内生産能力の増強、物流機能の集約並びに効率化のため、長浜工場を増築。
  • 2006年9月ソフトウェア開発を目的として、タイに子会社J-CASH MACHINE(THAILAND)CO.,LTD.を設立。
  • 2009年5月M&A株式会社サミーシステムズ(現JCMシステムズ株式会社)の全株式を取得、子会社化。
  • 2009年7月当社の遊技場向機器事業を分割し、JCMシステムズ株式会社に承継。
  • 2009年9月商号変更JAPAN CASH MACHINE GERMANY GMBH.をJCM EUROPE GMBH.に商号変更。

2010年代

  • 2010年2月関東地区の業容拡大に備えるため、東京都中央区東日本橋に新事業拠点を取得・移転し、当社東京本社及びJCMシステムズ株式会社本社として業務を開始。
  • 2010年11月創業当社製品の製造及び販売支援を目的として、中国広東省にJCM CHINA CO.,LTD.を設立。
  • 2013年4月M&AJCMシステムズ株式会社に当社の国内営業部門を会社分割するとともに、JCMメイホウ株式会社(現株式会社メイホウ)を同社の完全子会社とし、国内販売事業の統合を完了。
  • 2014年8月M&Aゲーミング市場向けプリンターユニットの製造・販売会社であるFUTURELOGIC GROUP, LLC.の全持分を取得し、同社の子会社を含め、子会社化。
  • 2016年9月当社の遊技場向機器事業の技術開発力の強化・収益力の改善を図ることを目的として、シチズン時計株式会社より、同社連結子会社であったシルバー電研株式会社の事業の一部譲受けを完了。
  • 2017年4月JCMシステムズ株式会社の国内金融・流通・交通市場向け貨幣処理機器等の販売事業を吸収分割により、当社に承継。

2020年代

  • 2020年1月創業当社製品の製造を目的として、フィリピンラグナ州にJ-CASH MACHINE GLOBAL MANUFACTURING(PHILIPPINES)INC.を設立。
  • 2022年1月創業北米及び中南米における当社製品の販売拠点として、JCM COMMERCE MECHATRONICS, INC.を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年11月創業中南米における当社製品の販売強化を目的として、JCM COMERCIO MECATRONICA BRASIL LTDAを設立。
  • 2023年3月大阪市浪速区難波中に本店を移転。
  • 2023年10月JCMシステムズ株式会社の遊技場向機器販売事業等を吸収分割により、当社に承継。
  • 2024年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。資産の効率化や業務の生産性向上、従業員の働き方改革を目的として、東京本社不動産を売却、東京都港区へ移転。 JCMメイホウ株式会社(現株式会社メイホウ)の全株式を譲渡。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(CAGR)2029年3月期(2025年度~2028年度)まで10%
  • 営業利益率2029年3月期まで10%
  • ROE2029年3月期まで8%
  • 海外コマ―シャル事業売上高比率2029年3月期まで38%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の拡大と新収益基盤の構築

    グローバルゲーミング事業の安定収益を基盤に、コマーシャル事業を次の収益の柱に育てるため、販売拡大や製品ラインアップの充実、地域別の市場開拓を進める。

  2. 02

    事業ポートフォリオ変革

    2032年のビジョン実現に向け、事業ポートフォリオの最適化とコア技術の他市場展開を推進し、新たな成長領域へ経営資源を配分する。

  3. 03

    規律ある資本配分と人財・サステナ強化

    企業価値最大化のため、資本配分の規律強化、人的資本への投資、サステナビリティマネジメントの高度化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で572人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は786万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は15.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月675
2018年3月672
2019年3月70443.815.7622
2020年3月70743.615.6631
2021年3月57544.116.5581
2022年3月60242.415.3528
2023年3月68842.215.4526
2024年3月70642.715.5564
2025年3月77143.315.6570860
2026年3月78643.115.8572437

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 1 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 米国ネバダ州527百万円
グローバルゲーミング
長浜工場 — 滋賀県長浜市438百万円
全セグメント
本社 — フィリピン ラグナ州381百万円
全セグメント
本社 — 大阪市浪速区151百万円
全セグメント
東京本社 — 東京都港区145百万円
全セグメント
本社 — ドイツ デュッセルドルフ市110百万円
グローバルゲーミング 海外コマーシャル
本社 — 大阪市平野区25百万円
全セグメント
本社 — 英国ミルトンキーンズ市14百万円
グローバルゲーミング 海外コマーシャル
本社 — ブラジルサンパウロ州12百万円
海外コマーシャル
本社 — タイ バンコク市6百万円
全セグメント
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    JCMシステムズ㈱
    大阪市平野区
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM AMERICAN CORP.(連結)(注1)(注3)
    米国ネバダ州
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM INNOVATION CORP. (注2)
    米国ネバダ州
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM COMMERCE MECHATRONICS, INC. (注5)
    米国 テキサス州
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM COMERCIO MECATRONICA BRASIL LTDA (注1)(注6)
    ブラジル サンパウロ市
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM EUROPE GMBH. (注1)(注4)
    ドイツ デュッセルド ルフ市
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM EUROPE (UK)LTD. (注2)
    英国 ミルトンキー ンズ市
    議決権100.0%
  • 海外
    JCM GOLD(H.K.)LTD. (注1)(注7)
    香港
    議決権100.0%
  • 海外
    J-CASH MACHINE (THAILAND)CO.,LTD.
    タイ バンコク市
    議決権100.0%
  • 海外
    J-CASH MACHINE GLOBAL MANUFACTURING (PHILIPPINES)INC. (注1)
    フィリピン ラグナ州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は316億円営業利益25億円前期と比べると減収減益で、売上が-16.4%、利益が-49.0%。

売上高
-16.4%
316億円
営業利益
-49.0%
25億円
純利益
+23.7%
47億円
営業利益率
7.9%
前期比 -5.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高390億円316億円
営業利益30億円25億円
純利益23億円47億円
1株あたり配当¥46¥46

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は103億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.9%、営業利益は+433.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6319
2024年1Q6434.78
2024年2Q6968.76
2024年3Q901112.23
2024年4Q9316
2025年2Q2133817.825
2025年4Q165116.713
2026年2Q14885.433
2026年4Q1681710.114
2027年1Q1031615.516

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は234億円から316億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
JCMシステムズ株式会社に当社の国内営業部門を会社分割するとともに、JCMメイホウ株式会社(現株式会社メイホウ)を同社の完全子会社とし、国内販売事業の統合を完了。
2013年3月2341914
ゲーミング市場向けプリンターユニットの製造・販売会社であるFUTURELOGIC GROUP, LLC.の全持分を取得し、同社の子会社を含め、子会社化。
2014年3月2782114
2015年3月2792215
2016年3月298114
2017年3月3021510
2018年3月299129
2019年3月3132313
当社製品の製造を目的として、フィリピンラグナ州にJ-CASH MACHINE GLOBAL MANUFACTURING(PHILIPPINES)INC.を設立。
2020年3月261−9−18
2021年3月170−29−76
北米及び中南米における当社製品の販売拠点として、JCM COMMERCE MECHATRONICS, INC.を設立。
2022年3月200146
2023年3月2531331
2024年3月3163633
2025年3月378494713.038
2026年3月31625357.947

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高316億円のうち、営業利益として残るのは25億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の14.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.2%187億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.9%104億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.9pt
14.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが59億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは66億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は217億円で、売上の8.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−2−5770
2014年3月21−5−61685
2015年3月18−7052−5288
2016年3月18−2−141688
2017年3月6−3−17371
2018年3月35−7−92889
2019年3月36−6−530113
2020年3月−7−6−6−1393
2021年3月−8040−8124
2022年3月13−3410142
2023年3月−85−14−3132
2024年3月−49−441−53125
2025年3月76−4−2872175
2026年3月597−3166217

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は522億円。このうち返さなくてよい自己資本が358億円で、自己資本比率は68.6%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2942435182.5
2014年3月3372726580.8
2015年3月42529413169.2
2016年3月40429311172.3
2017年3月39828910972.7
2018年3月4043297581.4
2019年3月3973296882.9
2020年3月3713036881.7
2021年3月3182219769.6
2022年3月3312329969.9
2023年3月38827211670.0
2024年3月47728719060.1
2025年3月49432017464.9
2026年3月52235816468.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
193億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
306億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
89億円
在庫として抱えている分
負債合計
164億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中28位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中195位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-16.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,220で、1年前と比べて+27.6%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥1,220-3.3%1ヶ月+6.9%1年+27.6%時価総額362億円
過去52週の値幅
安値¥890高値¥1,326

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.0倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR0.89倍
配当利回り3.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1277円と、前日比1.11%上昇しました。直近1カ月では18.24%上昇し、強い上昇トレンドにあります。25日移動平均線(1120円)を大きく上回っており、RSIは88.77と極端な買われすぎの水準にあります。52週高値1287円に接近しており、8月13日には1263円まで上昇しました。出来高も増加傾向にあり、8月13日には376000株と活発でした。高値圏での過熱感が強いため、調整のリスクが高まっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは7.37倍と業界平均の23.99倍を大きく下回り、PBRも0.93倍と割安圏。ROEは13.8%と業界平均を上回り、配当利回りも3.6%と業界平均の2.61%を上回る。ただし、予想PERは15.1倍と上昇見込みで、今後の業績動向に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.0倍22.7倍
PER (予想)14.4倍
PBR0.89倍1.50倍
ROE13.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内パチンコ市場の縮小が続く中、既存事業の収益維持と新規分野への拡大が投資論点。強気派は、高い収益性と株主還元の厚さ、カジノ市場の将来性を評価する。一方、弱気派は、市場縮小による需要減と、カジノ事業の実績不足を懸念する。両者は成長戦略の実現可能性をめぐって対立している。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性と還元

    2025年3月期は営業利益率13%、配当利回り3.6%と株主への還元が厚い

  • カジノ市場の成長

    国内カジノ解禁や海外市場での需要拡大が中長期の成長機会

  • 堅実な財務体質

    自己資本利益率13.8%と安定した収益力を誇る

  • PER7.37倍と極めて割安継続影響

    現在PERは7.37倍と機械業界平均を大きく下回る

  • ROE13.8%と資本効率が高い継続影響

    ROEは13.8%と高水準、PBR0.93倍と収益性に対して割安

  • 純利益47億円と前期比24%増通年影響

    純利益は38億円→47億円、特別利益等で増益

  • 配当利回り3.6%で株主還元も良好通年影響

    配当利回り3.6%と安定的で、増配余地も

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小の逆風

    国内パチンコ市場は長期的に縮小傾向で、需要減が避けられない

  • 業績の変動リスク

    2026年3月期予想は減収で、設備投資サイクルの影響を受けやすい

  • 新規事業の不確実性

    カジノ関連はまだ収益貢献が小さく、実現性に疑問

  • 営業利益が49億円から25億円へ半減通年影響

    営業利益は前々期49億円→25億円、需要減で半減

  • 売上高が前期比16%減の316億円通年影響

    売上高は378億円→316億円、2024年水準に逆戻り

  • 予想PER15.1倍と実績から2倍超に上昇決算発表後影響

    予想PERは15.1倍と実績7.37倍の2倍超、大幅減益見通し

  • 外国人保有比率6.63%と低調継続影響

    外国人持ち分は6.63%と低位、需給が細い

次の決算で確かめる点
国内売上高
主力市場の需要動向を直接反映する
海外売上比率
新規分野の進捗を測る重要な指標
営業利益率
収益性の維持・改善を確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり46で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは3.77%。

年間配当
¥46
1株あたり
配当利回り
3.77%
いまの株価に対して
配当性向
34.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月17
2018年3月170.046.4
2019年3月2017.638.7
2020年3月17−15.0
2022年3月5−70.6
2023年3月10100.016.3
2024年3月26160.024.0
2025年3月5092.351.1
2026年3月40−20.034.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥46

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,758人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.4%を占め、残る63.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.257.958.459.259.955.0
事業法人19.519.320.320.319.919.6
金融機関17.417.915.615.214.216.7
自己株式0.00.01.15.29.28.6
外国法人4.02.43.32.34.46.5
証券会社1.92.52.32.81.52.0
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01上東興産株式会社15.71
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.56
03上東 洋次郎4.94
04上東 好子2.15
05株式会社りそな銀行1.90
06日本金銭機械従業員持株会1.80
07株式会社三井住友銀行1.70
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.57
09トーターエンジニアリング株式会社1.46
10日本生命保険相互会社1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+226%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月539006.119.347.4
2014年3月531,0095.534.770.9
2015年3月551,0915.231.526.7
2016年3月131,0841.268.4
2017年3月381,0813.537.7
2018年3月321,1093.036.846.4
2019年3月431,1103.927.238.7
2020年3月−611,022
2021年3月−255746
2022年3月207812.733.1
2023年3月10692612.511.316.3
2024年3月1131,01811.811.724.0
2025年3月1411,18912.67.251.1
2026年3月1731,32113.85.934.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額262百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上東洋次郎代表取締役社長671,466,000
高垣豪代表取締役専務取締役 上席執行役員 経営企画本部長6415,000
井内良洋常務取締役 上席執行役員 グローバル統轄本部長 兼 営業管掌6619,000
中谷議人常務取締役 上席執行役員 生産本部長 兼 生産管掌6617,000
今井崇智常務取締役 上席執行役員 JCM AMERICAN CORP.代表取締役 兼 グローバル統轄本部副本部長 兼 経営企画本部副本部長 兼 グローバルファイナンス管掌658,000
吉川興治取締役76
猿渡辰彦取締役73
寺岡路正取締役(常勤監査等委員)6642,000
佐藤陽子取締役(監査等委員)66
米倉裕樹取締役(監査等委員)57
藤原靖之取締役 上席執行役員 研究開発本部長 兼 開発管掌 J-CASH MACHINE(THAILAND)CO.,LTD. 代表取締役574,000
長谷川誠執行役員 JCM COMMERCE MECHATRONICS, INC.代表取締役
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢
神野紀行執行役員 グローバル統轄本部 新規ビジネス開拓部 兼 LS営業部 担当
小野村昌人執行役員 生産本部副本部長
神崎祐治執行役員 J-CASH MACHINE GLOBAL MANUFACTURING (PHILIPPINES)INC.代表取締役
菱沼靖執行役員 グローバル統轄本部副本部長
武田敬之執行役員 品質本部長 兼 品質管掌
冨吉哲也執行役員 研究開発本部副本部長
川田由貴取締役(監査等委員)40
橋本美奈子執行役員 経営企画本部副本部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5142462020842
社外取締役3636
取締役(社内)1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,267字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は日本金銭機械株式会社(当社)及び連結子会社14社により構成されており、当社グループが営んでいる主な事業は金銭関連機器の製造・販売であります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の各製品群は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントに区分されます。 製品細目及びその用途等は以下のとおりであります。なお、該当するセグメントは、「グローバルゲーミング」、「海外コマーシャル」、「国内コマーシャル」、「遊技場向機器」であります。 製品細目   用途等   該当セグメント グローバル ゲーミング   海外 コマーシャル   国内 コマーシャル   遊技場向 機器 紙幣識別機ユニット   ゲーミングマシン、精算機等の紙幣受取部として使用されます。   ○   ○   ○ 紙幣還流ユニット   紙幣の受取りと払出しを行い、受取った紙幣を一時保管した後、釣銭等として払い出す(還流)ことが可能な装置であり、精算機等で使用されます。   ○   ○   ○ プリンターユニット   主にゲーミングマシンに搭載するチケットプリンターとして使用されます。   ○   ○ 硬貨還流ユニット   硬貨の受取り及び払出しを行い、受取った硬貨を一時保管した後、釣銭等として払い出す(還流)ことが可能な装置であり、精算機等で使用されます。       ○   ○ 入出金機・釣銭機   スーパーマーケット等、来店客との金銭授受の頻度が高く、また、金銭管理の正確性・効率化を必要とする場所で使用されます。       ○   ○ 自動精算機   クリニックにおける診療費等の精算を自動化し、非対面での精算や会計業務の効率化を実現する製品であります。           ○ 現金回収業務自動化システム   ゲーミング施設における紙幣回収業務及び現金資産の管理を自動化し、回収・集計作業の効率化及び管理精度の向上を図るためのシステムであります。   ○ OEM端末機   他社に対してOEM供給する製品であります。   ○   ○   ○ スマート遊技機専用ユニット   パチンコ店にて遊技客がスマートパチスロ機及びスマートパチンコ機で遊技を実施する際に、玉及び電子メダルの貸出しを管理する装置であります。               ○ メダル自動補給システム   パチンコ店のパチスロ機等に不足するメダルを補給し、また、オーバーフローしたメダルを自動的に回収、洗浄する装置であります。               ○ 紙幣搬送システム   パチンコ店にて遊技客が玉及びメダル貸機に挿入した紙幣をパチンコホール島端に設置した金庫に搬送するシステムであります。               ○ 以上の事項を事業系統図によって示すと以下のとおりとなります。 ※ ・は連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,598字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループ(JCM)は、これまで金銭に関わる事業を通じて、日本及び世界の貨幣の法的秩序を保つこと(治安維持貢献)を存在意義と位置付け、真に顧客やユーザーの視点に立ったモノづくりやサービスの提供により、貨幣流通において市場と価値を創造し続ける真のグローバル企業を目指しておりました。この度、中期経営計画「JCM Global Vision 2032」の策定において、外部環境・内部環境が大きく変化し複雑化するなかで、JCMの存在意義を見つめ直し、議論を進めてまいりました。 その結果、創業者の想い「仕事のはじめに、人間ありき」を元にこれを再定義し、JCMに根付く企業文化・理念を「JCM Spirit」(JCMスピリット)、社会の中の役割・存在意義を「Purpose」(パーパス)、Purposeを実現するための使命を「Mission」(ミッション)で構成したうえで、Missionを成し遂げた先の目指す社会・ありたい姿を「Vision」(ビジョン)として、「JCM Global Vision 2032」を策定することにいたしました。 「幸せを世界に弘める」JCMは、モノづくりやサービスを通じて、豊かで持続性のある社会を実現し、グローバルに貢献する企業を目指します。 JCM Spirit 社是 行動指針 Purpose Mission Vision (2)経営戦略等 当社グループは、2026年5月21日に2028年度(2029年3月期)を最終年度とする中期経営計画「JCM Global Vision 2032~Next Growth Stage~」を策定いたしました。 基本方針 ①多様化するマネートランザクション(代金決済)分野において、お客様へ信頼を提供し続ける企業であり続ける。 ②新たな事業領域においてもブランドカンパニーたる地位の確立を目指す。 本中期経営計画における3年間は、2032年のありたい姿の実現に向け、前中期経営計画3年間において取り組んだ「種まき」の成果をコマーシャル事業の収益基盤へ転換する期間と位置付けております。グローバルゲーミング事業の安定収益を基盤に、コマーシャル事業を次なる収益の柱として確立するとともに、事業ポートフォリオ、資本配分、人材及びサステナビリティの各領域を強化し、企業価値の最大化を図ってまいります。 重点施策 「既存事業の安定収益を基盤に、成長投資・事業変革・経営基盤強化を通じて、企業価値を最大化する。」 ①既存事業の拡大 ②新たな収益基盤の構築 ③事業ポートフォリオ変革 ④規律あるキャッシュアロケーション ⑤人財戦略・人的資本強化 ⑥サステナビリティマネジメントの高度化 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値向上に向けて、2028年度(2029年3月期)を最終年度とする中期経営計画「JCM Global Vision 2032~Next Growth Stage~」を実行中であり、当該計画の最終年度の目標として以下を掲げております。 ・定量目標 連結業績 (百万円) 2026年度 (2027年3月期)   2027年度 (2028年3月期)   2028年度 (2029年3月期) 売  上  高   39,000   41,000   42,000 営 業 利 益   3,000   3,700   4,100 親会社株主に帰属する 当 期 純 利 益   2,300   2,600   2,900 ・主な経営指標 ・売上高(CAGR):10%(2025年度~2028年度) ・営業利益率:10%(2028年度) ・ROE:8%(2028年度) ・海外コマ―シャル事業売上高比率:38%(2028年度)※2025年度:15% (4)経営環境 次期(2027年3月期)における当社グループを取り巻く事業環境については、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの継続に加え、原油・エネルギー価格及び部材価格の動向、並びに米国の通商政策を巡る不確実性等により、先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されます。また、当社グループの市場環境については、グローバルゲーミング市場では北米地域を中心に底堅い需要が見込まれる一方、欧州地域では景況感の弱さを背景に慎重な需要動向が続くものと見込まれます。さらに、国内の各市場においては、新紙幣発行に伴う更新需要の一巡後、設備投資姿勢は総じて慎重に推移するものと考えております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、地政学的リスクの継続、エネルギー価格及び部材価格の動向並びに為替変動等、不確定要素の多い事業環境の中、世界各地域の市場動向や顧客需要の変化を注視しつつ、主力事業の収益基盤を維持・強化するとともに、成長領域への経営資源の配分を進めてまいります。 販売面では、ゲーミング市場において、主力製品の販売拡大に加え、システム製品を含む付加価値の高い提案活動を推進することで、市場シェアの維持・拡大と収益力の向上に取り組んでまいります。また、海外コマーシャル市場においては、欧州地域での販売基盤の強化を図るとともに、北中南米地域における市場開拓を一層推進し、製品ラインナップの拡充、顧客ネットワークの強化及び販路拡大を進めてまいります。国内コマーシャル市場においては、既存需要への対応に加え、用途特化型製品や新たな市場領域への展開を通じて、需要基盤の拡大と収益性の改善に努めてまいります。 さらに、当社グループの中長期的な課題である新たな収益の柱の確立に向けて、研究開発活動の強化、事業ポートフォリオの最適化及び当社のコアテクノロジーを応用した技術・製品の他市場展開を引き続き推進してまいります。加えて、人財基盤の強化、規律ある資本配分及びサステナビリティへの取組みを通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク4,928字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 ①経済状況 当社グループにおける全体の売上高のうち、重要な部分を占めるゲーミング市場向けの紙幣識別機ユニットの需要は、販売先の国や地域の経済状況の影響を受けます。また、カジノに代表されるゲーミング業界は遊興のための施設であり、ゲーミング市場自体の景況感は、各国の経済状況の他、紛争・テロなどの世界情勢、大規模な地震・風水害・伝染病・事故など、個人の消費マインドを低下させる事象が発生した場合にも当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②為替の変動 当社グループの販売先は世界各国に及んでおり、全売上高に占める海外向けの依存度は高くなっております。当社グループ内の海外商流の最適化を図り、為替レートの影響を極力低減するとともに、必要な範囲内で為替予約取引を利用することで、将来の為替レートの変動リスクを回避するように努めております。一方で、為替レートの変動による外貨建資産負債の期末差額が営業外損益に計上されることも含め、当社グループの業績は為替変動の影響を受けます。 ③特定の製・商品への依存度 紙幣識別機ユニットは、当社グループの全売上高のうち多くを占める主力製品であるとともに、ゲーミング市場向けに占める割合が高くなっております。当社グループは、北米を筆頭に各国のゲーミング市場で高いシェアを確保しておりますが、同業他社との競合により、そのシェアは変動いたします。技術開発競争や価格競争の激化が進んだ場合、将来的に現在のシェアを維持できる保証はなく、適正な販売価格の維持が困難となる可能性があります。また、近時、世界的にキャッシュレス化(電子取引化)が急速に進んでおり、この影響を受けて将来的に当社製品の需要が大幅に変動した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ゲーミングに関する法律に基づく規制 カジノ等のゲーミング業界では、犯罪組織とは関係ない者が、真正なゲーム機によって、偽りなく運営することを確保するため、カジノの運営、ゲーム機の製造販売に関して厳しい法規制が実施されております。これらの法規制により、紙幣識別機ユニットをゲーム機に搭載して販売することについても当局の許可が必要となるとともに、米国の一部の州(又は自治区)では、紙幣識別機ユニットもゲーム機の一部と見なされ、ゲーム機と同様に販売に際しての許可が必要となります。このため、世界各国、州等において、紙幣識別機ユニットの販売に許可が必要な場合はもちろん、紙幣識別機ユニットの販売に対して規制がない場合であっても、スロットマシン等のゲーム機に対する法規制が変更される場合においては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、これらの許認可を取得するにあたり、会社はもちろんのこと、役員個人についても厳しい審査を受けております。万一、当社や関係会社及び役員個人に刑事犯罪などの法令違反行為があった場合は、許認可を取り消され、製品の販売ができなくなることによって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤風営法に基づく規制 当社グループの遊技場向機器製品の主な販売先であるパチンコホールは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営法」)の適用を受けております。近年においては、遊技客の射幸心を抑える目的で、新しい法律に基づいた新基準機の導入が義務付けられた結果、業界全体の売上高が縮小し、当社グループの同市場向けの売上高も大幅に減少いたしました。将来的にも遊技機の基準が変更されるなど関連する風営法の改正によって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥研究開発投資に関するリスク 当社グループでは、時代の変化に伴い多様化するニーズに適応するため、積極的な研究開発投資を継続して行っております。新製品の研究開発にはリスクが伴っているため、開発テーマによっては開発期間の長期化により開発費用が高額となる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦海外事業の展開に関するリスク 当社グループにおける海外での事業展開は、政治情勢や通商問題、事業の許認可や輸出入規制など各種法令の改廃及び新設、各国通貨の切り上げなどといったカントリーリスクの影響を受けます。各国でのカントリーリスクの影響が急激に深刻化した場合には、生産、販売活動等に大きな問題が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧部材調達に関するリスク 当社グループの製品は、主に電子部品、樹脂成型部品、金属加工部品を組み立てることで構成されております。電子部品については、半導体市場の動向によって需要が大きく変化し、またその変化のスピードが速いことが特徴であります。このことに対応するため、複数の入手経路を確保しておりますが、半導体の市場動向により、原材料の調達等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが購入する部品は、原油や素材価格の高騰により原価が上昇する可能性があります。さらに、当社グループでは海外での生産比率が高く、各国の経済発展に伴う人件費の上昇によっても原価が上昇する可能性があります。 ⑨棚卸資産に関するリスク 当社グループは、市場ニーズに合致した製品をタイムリーに供給するため、一定量の棚卸資産を確保しております。市場の需給バランスを予測し、必要最小限の在庫量を維持する取組を行っておりますが、想定を超えた受注量の増加があった場合においては、あらかじめ確保しておいた在庫品が不足することによる販売機会の逸失等、受注量の減少があった場合においては、過剰在庫の発生にともなう、在庫品の評価損、廃棄損の計上等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩資金調達に関するリスク 当社グループは、金融機関等からの借入、社債発行による資金調達を行っておりますが、金融市場の環境変化によっては、当社グループの資金調達に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの業績悪化等により資金調達コストが上昇した場合、当社グループの資金調達に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動を通じて取引先及び自社の営業情報や個人情報等の機密情報を保有しております。外部からのサイバー攻撃や不正アクセス等により、パソコン・サーバー等から、機密情報が流出し、あるいは消失した場合、事業活動の停止が発生するほか、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫売上債権の貸倒リスク 遊技場(パチンコ)業界では、これまでの商慣習などから、他業種に比べ売上債権の回収期間が長期化する傾向があります。当社グループでは、売上債権に対する与信管理を社内規程に基づき徹底するとともに、一定のルールに基づき貸倒引当金を計上し、貸倒損失が業績に大きな変動を与えないように対処しております。 一方、顧客であるパチンコホールでは、遊技人口の減退とそれに伴うホール数の減少が続いております。このような状況下で、当社グループでは、販売後も顧客の経営状況などを注視し、回収事故が発生しないように努めておりますが、今後の業界の動向によっては、貸倒リスクが高まる可能性があります。 ⑬国際税務に関するリスク 移転価格税制に関しては、関係各国の税務当局間であらかじめ当社グループ内における取引価格の設定などについて、事前に承認を受けるAPA(事前確認制度)を申請するなどにより、二重課税などの税務リスクの回避に取り組んでおります。しかしながら、各国の税制の変化並びに各国間の租税条約の締結状況によっては、国際税務に対するリスクが高まる可能性があります。 ⑭知的財産権に関するリスク 当社グループが保有する知的財産権については、その保護を積極的に進めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないように十分に調査を行ったうえで、製品開発を行っております。しかしながら、各国の法制度の違いなどにより、損害賠償の支払いや製品の販売差止めを求める特許侵害訴訟を受け、又は第三者が当社グループの知的財産権を違法に使用する等により、販売に関する機会損失や賠償金の支払責任が生じる結果として、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮環境等法規制に関するリスク 当社は、各国や地域の環境法規制を遵守した製品作りを行っております。当社グループは、環境への配慮をさらに高める努力を継続しておりますが、環境を含む各種法規制は国や地域によって様々であるとともに、紛争鉱物の問題などその規制対象は拡大する傾向にあります。また、環境対策や法規制に伴う経済的負担は大きくなっており、当社グループ製品が各種法規制を遵守できなかった場合には、一部の地域で製品の販売ができなくなるなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯各国紙幣の真偽鑑別に関するリスク 当社グループの紙幣識別機ユニットは、世界140カ国以上の貨幣に対応しております。各国の貨幣は、日本の貨幣に比べ改刷の頻度が多く、偽造が多いことや紙幣識別機ユニットに対する不正が多いことが特徴として挙げられます。当社グループでは、ソフトウェアを迅速に改版し、納入後の製品をサポートしております。しかしながら、近年では偽造紙幣や機器への不正は、より巧妙かつスピーディになっております。それゆえ、それらに対処するための費用の増加や顧客への補償費用等が発生することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰キャッシュレス決済化の急速な進展に関するリスク 当社グループは、貨幣処理機器事業を主要な事業としているため、世界各国において多様化する代金決済手段について短期間に急速なキャッシュレス決済化が進展した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱退職給付債務に関するリスク 当社グループの退職給付債務等は、数理計算上設定した退職給付債務の割引率及び年金資産の期待運用収益率といった前提条件に基づいて算出しております。しかし、実際の結果が前提条件と異なる場合には、将来にわたって当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑲M&A及び業務・資本提携に関するリスク 当社グループは、M&Aや業務・資本提携を成長戦略のひとつと位置付け、積極的に検討・推進いたしております。これらの施策の実施に当たり、対象企業の財務内容や事業活動等について、デューデリジェンスを行い、事業の将来性やリスク等を把握の上、意思決定を行っておりますが、施策実施後に、事業環境の変化や予期せぬ偶発債務の発生などにより対象企業の業績が悪化し、当初想定した成果が得られない場合には、株式評価額又はのれんの減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑳感染症拡大に関するリスク 当社グループの役員・従業員に新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染が拡大した場合、一時的に事業活動を停止することとなり、それによって当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、上記以外にも様々なリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,494字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策を巡る不確実性の高まりや、中東地域をはじめとする不安定な国際情勢に起因する地政学的リスクによる景気減速の懸念が強まるなど、先行きは依然として不透明な状況が続きました。 当社グループの主力市場であるグローバルゲーミング市場においては、米国の通商政策や地政学的リスクによる大きな影響は見られず、北米地域のカジノホテル等向け需要が堅調に推移する一方で、欧州地域向けの販売は同地域の景気減速感に伴い引き続き弱含みで推移し、また、国内コマーシャル市場及び遊技場向機器市場においては、前期の新紙幣発行に伴う更新特需の反動が想定以上に大きく、顧客の設備投資に対する慎重な姿勢が見られました。 このような事業環境の下、グローバルゲーミング市場においては、北米地域を中心とした堅調な需要を背景に、紙幣識別機ユニットやプリンターユニット等の主力製品の販売拡大に取り組むとともに、収益性の高い製品・サービスの提供を通じて、当社グループの中核事業として収益力の最大化を図りました。 一方、海外コマーシャル市場においては、欧州地域を中心とした景気減速の影響により、大口顧客の在庫調整が継続したほか、積極的に新規市場開拓を進めている北中南米地域においては、案件は着実に増加しているものの、当期の業績への寄与は限定的であり、欧州地域での販売減少を補うには至りませんでした。 また、国内の各市場では、新紙幣発行に伴う特需の反動の影響が大きく、さらに遊技場向機器市場では、スマート遊技機の普及が当初想定を下回ったことも重なり、売上高は前期を大きく下回る状況となるなど、当期の業績は、事業セグメントごとの回復・成長の進捗に濃淡が見られる結果となりました。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,837百万円増加し52,222百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて976百万円減少し16,377百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3,814百万円増加し35,845百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は31,557百万円(前連結会計年度比16.6%減)となり、営業利益は2,497百万円(前連結会計年度比49.2%減)、経常利益は3,525百万円(前連結会計年度比24.6%減)と、いずれも前期を下回りました。一方、第2四半期に固定資産売却益を特別利益として計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は4,692百万円(前連結会計年度比23.1%増)となりました。 なお、当連結会計年度の平均為替レートは、米ドル149.79円(前連結会計年度152.28円)、ユーロは169.58円(前連結会計年度164.45円)で推移いたしました。また、決算期末の時価評価に適用する期末日為替レートは、米ドル159.93円(前連結会計年度末149.53円)でありました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <グローバルゲーミング> 北米地域における堅調な需要を背景に、ゲーミングマシン搭載用の紙幣識別機ユニット及びプリンターユニットの販売が増加した一方で、欧州地域向けの販売が減少したことなどから、セグメント売上高は21,471百万円(前連結会計年度比0.0%減)と微減となりました。利益面においては、当セグメントの主力市場である北米地域の売上増に伴い、セグメント利益は5,016百万円(前連結会計年度比14.8%増)となりました。 <海外コマーシャル> 当セグメントの主力である欧州地域向けの紙幣還流ユニットの販売が減少したことなどから、セグメント売上高は4,716百万円(前連結会計年度比17.4%減)となりました。利益面においては、北中南米地域向けの販売が僅かではあるものの増加傾向にあることから、セグメント損失は274百万円(前連結会計年度は566百万円の損失)と改善が見られました。 <国内コマーシャル> 流通・交通市場向けの紙幣還流ユニット等の主力製品の販売が減少したことなどから、セグメント売上高は2,089百万円(前連結会計年度比45.1%減)、セグメント損失は86百万円(前連結会計年度は1,147百万円の利益)となりました。 <遊技場向機器> スマート遊技機の普及が当初の想定を下回ったことにより、スマート遊技機専用ユニット及び周辺機器の販売が減少したことから、セグメント売上高は3,278百万円(前連結会計年度比52.0%減)、セグメント損失は667百万円(前連結会計年度は1,437百万円の利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、4,280百万円増加し、21,738百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は5,876百万円(前連結会計年度は7,637百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益6,804百万円、棚卸資産の減少4,276百万円などにより資金が増加した一方、有形固定資産除売却益3,256百万円、仕入債務の減少915百万円、法人税等の支払額909百万円などにより資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、得られた資金は743百万円(前連結会計年度は390百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入5,107百万円、投資有価証券の売却による収入503百万円などにより資金が増加した一方、投資有価証券の取得による支出4,089百万円、有形固定資産の取得による支出933百万円などにより資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は3,143百万円(前連結会計年度は2,789百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出1,500百万円、配当金の支払額1,507百万円などにより資金が減少したことによるものであります。 また、これらのほかに、現金及び現金同等物に係る換算差額804百万円の資金の増加がありました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) グローバルゲーミング   7,496,700   116.9 海外コマーシャル   3,080,717   52.6 国内コマーシャル   1,607,897   50.7 遊技場向機器   2,460,250   61.4 合計   14,645,566   75.3 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.製品仕入実績 当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) グローバルゲーミング   2,116,372   63.6 海外コマーシャル   763,968   76.1 国内コマーシャル   64,568   118.1 遊技場向機器   92,431   42.8 合計   3,037,341   66.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.受注実績 当社グループの生産は、主として見込み生産によっているため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) グローバルゲーミング   21,471,850   100.0 海外コマーシャル   4,716,621   82.6 国内コマーシャル   2,089,767   54.9 遊技場向機器   3,278,856   48.0 合計   31,557,095   83.4 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Aristocrat Technologies Inc.   2,958,959   7.8   4,329,869   13.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」の「1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,837百万円増加し、52,222百万円となりました。 流動資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,852百万円増加し、43,318百万円となりました。「現金及び預金」が1,848百万円、「有価証券」が3,688百万円それぞれ増加した一方、棚卸資産が4,092百万円減少いたしました。 固定資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,005百万円増加し、8,822百万円となりました。「投資有価証券」が2,682百万円増加した一方、東京本社事務所の売却などにより「有形固定資産」が1,453百万円減少いたしました。 繰延資産合計は、社債発行費の償却により、前連結会計年度末に比べて20百万円減少し、81百万円となりました。 流動負債合計は、前連結会計年度末に比べて522百万円減少し、7,545百万円となりました。「未払法人税等」が360百万円、契約負債の増加などにより「その他流動負債」が226百万円それぞれ増加した一方、「支払手形及び買掛金」が767百万円、借入金の返済により「1年内返済予定の長期借入金」が300百万円それぞれ減少いたしました。 固定負債合計は、前連結会計年度末に比べて454百万円減少し、8,831百万円となりました。「繰延税金負債」が542百万円増加した一方、借入金返済により「長期借入金」が1,200百万円減少いたしました。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて3,814百万円増加し、35,845百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより「利益剰余金」が3,180百万円増加し、譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分等に伴い「自己株式」が281百万円減少した一方、有価証券の時価評価による「その他有価証券評価差額金」が400百万円増加いたしました。 b.経営成績 売上高は31,557百万円(前連結会計年度比16.6%減)となりました。ゲーミング市場では、北米地域のカジノホテル等向け需要が堅調に推移する一方で、欧州地域向けの販売は同地域の景気減速感に伴い引き続き弱含みで推移しました。また、海外のコマーシャル市場においては、欧州地域を中心とした景気減速の影響により、同地域の顧客の在庫調整が継続しました。国内コマーシャル及び遊技場向機器市場では、新紙幣発行に伴う特需の反動の影響が大きく、さらに遊技場向機器市場ではスマート遊技機の普及が当初想定を下回ったことも重なり、前年度を大きく下回る状況となりました。 売上原価は、18,683百万円(前連結会計年度比16.9%減)となり、売上原価率は、前連結会計年度比0.2ポイント減少し、59.2%となりました。 売上総利益は12,873百万円(前連結会計年度比16.1%減)となりました。 販売費及び一般管理費は10,376百万円(前連結会計年度比0.5%減)となりました。 営業利益は2,497百万円(前連結会計年度比49.2%減)となりました。 営業外収益は円安の進行に伴う為替差益の計上などにより、1,180百万円となりました。 営業外費用は支払利息の計上などにより152百万円となりました。 経常利益は3,525百万円(前連結会計年度比24.6%減)となりました。 税金等調整前当期純利益は第2四半期に固定資産売却益を特別利益として計上したことから、6,804百万円(前連結会計年度比41.8%増)となりました。 法人税等合計は、2,112百万円となりました。繰延税金負債の計上に伴い、法人税等調整額875百万円を計上いたしました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、4,692百万円(前連結会計年度比23.1%増)となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッ シュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金用途については、顧客への当社製品の安定供給を第一とした事業活動に要する運転資金のほかに、生産用金型やものづくりの機能強化を主とした設備投資資金が必要であります。その資金確保については、自己資金ならびに金融機関からの借入金を基本としており、企業買収などの投資については、自己資金や金融機関からの借入金のほか、資本調達などによって資金を確保しております。 当連結会計年度末の有利子負債残高はリース債務を含めて9,572百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,287百万円減少いたしました。これは主に、リース債務が増加した一方、銀行借入を返済したことによるものです。 e.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2028年度(2029年3月期)を最終年度とする中期経営計画「JCM Global Vision 2032~Next Growth Stage~」(「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載)を策定しており、当該計画の目標を達成するための主な経営指標は以下のとおりです。 ・主な経営指標 ・売上高(CAGR):10%(2025年度~2028年度) ・営業利益率:10%(2028年度) ・ROE:8%(2028年度) ・海外コマ―シャル事業売上高比率:38%(2028年度)※2025年度:15%

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開示資料

出典

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