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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

横田製作所

Yokota Manufacturing Co., Ltd.6248 · Standard · 機械

特殊ステンレス合金鋳鋼技術で、発電所から水族館まで水を扱うあらゆる現場にポンプ・バルブを供給する水ソリューション企業。

概要

横田製作所は広島市に本社を置く、水を中心とした流体の問題を解決する「水ソリューション企業」である。業務用ポンプ・バルブの開発、鋳造から加工・組立・販売までを一貫して手がけ、発電所や各種工場、上下水道施設などに製品を納入する。売上高は約23億円、従業員80名。自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼や国際特許を持つ自吸機構など、ニッチ市場に特化した技術で差別化を図っている。

単一セグメントで構成される事業構造

当社はポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであり、セグメント情報の開示は行っていない。2025年3月期の売上高は23億円で、うちポンプ製品が約11.7億円、バルブ製品が約3.8億円、部品・サービスが約7.6億円を占める。受注高は22億円と前期比2.4%減となったが、販売価格の見直しにより収益性は向上した。営業利益は4.7億円、当期純利益は3.4億円である。

無借金経営と高い自己資本比率

2025年3月期末の総資産は約37億円、自己資本比率は84.5%に達する。有利子負債は存在せず、無借金経営を継続している。純資産は約31.2億円で、当期純利益の計上と配当により増加した。財務基盤の充実を方針として掲げ、財務的自立を重視する姿勢が数字に表れている。

国内中心の販売網と広島・東京の拠点

販売拠点として本社兼広島支店、東京支店(東京都新宿区)の2箇所を持つ。かつては大阪営業所(2009年閉鎖)や九州営業所(1997年閉鎖)も存在したが、現在は広島と東京の二本柱で営業活動を行っている。海外企業への直接販売も一部あり、2024年3月期には海外向け売上がポンプ製品で増加した。

メンテナンスサービスが収益の一角を占める

製品販売に加えて、納入先への定期点検や部品供給などのメンテナンスサービス事業を展開している。2025年3月期の部品・サービス売上は7.6億円と全売上の33%を占め、安定した収益源となっている。ただし、前期比では10.3%減少しており、電力関連企業向けの売上が減少した影響が大きい。

業界の中での役割は産業用ポンプ・バルブの製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
5億円
営業利益率
21.7%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ポンプ製品12億円50.0%
部品・サービス8億円33.3%
バルブ製品4億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01発電所(火力・原子力)主力

特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプやバルブを発電所に供給。石炭火力発電所の排煙脱硫装置には大型斜流ポンプを納入。耐食・耐摩耗性に優れ、過酷な環境で長期稼働を支える。

主要顧客電力会社、発電所運営企業

主な製品・サービス1
大型斜流ポンプ
特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプで、石炭火力発電所の排煙脱硫装置循環ポンプとして使用。

02工場(製鉄・半導体・食品・化学など)主力

製鉄・非鉄金属・半導体・電子機器・産業機械・食品・化学・薬品などの各種工場に、自吸渦巻ポンプや片吸込渦巻ポンプ、バルブを供給。スラリーや空気混入などの過酷な条件に対応。メンテナンス部品の供給と点検工事サービスも提供。

国際特許の気水分離機構を持つ自吸ポンプで差別化

主要顧客鉄鋼メーカー、半導体メーカー、化学メーカー、食品メーカー

主な製品・サービス5
自吸渦巻ポンプ
気水分離機構(国際特許)を有し、空気やスラリーが混在した水でも吸い上げ可能。設備用として幅広い分野で使用。
片吸込渦巻ポンプ
特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食・耐摩耗性を備えた非自吸式ポンプ。
脱泡・脱気装置
機械的に液体中の空気を排出し、加圧移送する装置。食品、化学、薬品分野で使用。
無水撃チェッキ弁
水撃(ウォーターハンマー)を発生させない弁で、上下水道設備など安全性を重視する現場に採用。
自動制御弁
定流量弁や定圧弁として、圧力変動にかかわらず所定の流量・圧力を自動で保つ。農業用灌漑施設などに使用。

03上下水道・農業灌漑準主力

上下水道施設向けに無水撃チェッキ弁を提供し、水撃による設備破損を防ぐ。農業用灌漑施設には自動制御弁を供給し、安定した水供給を実現。

主要顧客上下水道事業者、農業組合

主な製品・サービス2
無水撃チェッキ弁
水撃を発生させない逆止弁で、配管やポンプの破損を防止する。上下水道施設に適する。
自動制御弁
定流量弁・定圧弁として、灌漑施設での水圧変動を自動調整。

04水族館・その他副次

水族館向けの循環ポンプなどにも対応。水を扱う多様な施設に向けた製品を提供。

主要顧客水族館

製品と技術

自吸渦巻ポンプと国際特許の気水分離機構

主力製品の一つである自吸渦巻ポンプは、空気やスラリーが混在した水でも吸い上げることができる気水分離機構を備える。この機構は国際特許を取得しており、運転前に呼び水をポンプ内部だけ行えば自動的に吸込管の空気を排出する。設備用ポンプとして幅広い分野で採用され、機械・電子関連企業や官公需など多くの需要先を持つ。

脱泡・脱気装置で食品・化学分野に対応

脱泡ポンプと脱気ポンプは、液体中に混入した気泡や溶存空気を機械的に除去・排出する装置である。1977年に完成した脱泡ポンプは食品や化学分野で、2000年に完成した脱気ポンプはより精密な気体除去が求められる薬品分野などで使用される。いずれも自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食性を活かしている。

無水撃チェッキ弁と自動制御弁で安全性と省力化に貢献

1960年に完成した無水撃チェッキ弁は、急激な流量変化による水撃(ウォーターハンマー)を防止する弁であり、上下水道設備の安全性を高める。自動制御弁シリーズには、圧力変動に関わらず一定流量を維持する定流量弁と、一定圧力を保持する定圧弁があり、農業用灌漑施設などで使用されている。

耐食・耐摩耗を実現する特殊ステンレス合金鋳鋼

1973年に自社開発した特殊ステンレス合金鋳鋼は、耐食性と耐摩耗性を兼ね備えた素材である。この素材をポンプやバルブの主要部品に採用することで、腐食性の高い薬品やスラリーを含む流体でも長期間使用できる。大型斜流ポンプは石炭火力発電所の排煙脱硫装置循環ポンプとして、この素材を活用した代表的な製品である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 工場(製鉄・半導体・食品・化学など)国際特許の気水分離機構を持つ自吸ポンプで差別化

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小型ボイラ専業で高収益、国内シェアは中位

横田製作所は、小型貫流ボイラーを中心とした機械メーカーで、三浦工業など同業他社と競合する。売上規模は小さく、国内シェアは中位だが、営業利益率は非常に高く、特定ニッチ分野で高い競争力を持つ。省エネ性能に優れた小型ボイラに強みがあり、製造業や食品加工業などからの需要が堅調。しかし、市場は成熟しており、新規参入や代替エネルギー技術の進展が脅威となる。海外展開は限定的で、成長には新興国市場の開拓が必要。また、製品ラインナップが狭く、大型ボイラなど関連分野への拡大が課題。

強み

  • 営業利益率は20%超で、効率的な生産と価格設定で高い収益を確保。
  • 小型ボイラに特化し、業界トップクラスの技術と品質を有する。
  • 高い熱効率を実現し顧客の光熱費削減に貢献、差別化につながっている。
  • 中小企業が中心で、アフターサービスも含めたきめ細かな対応で支持。

課題

  • 小型ボイラ市場はほぼ横ばいで、成長余地が限られている。
  • 売上はほぼ国内に限られ、成長市場のアジアなどに進出できていない。
  • 電化や水素など他エネルギー源の動向に影響を受けやすく、適応が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が横田製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16342太平製作所45億円8.9倍
26022赤阪鐵工所45億円21.1倍
36307サンセイ44億円4.9倍
46424高見沢サイバネティックス41億円8.0倍
56218エンシュウ40億円17.0倍
66248横田製作所32億円9.4倍
76467ニチダイ31億円
86150タケダ機械29億円8.7倍
96400不二精機26億円9.0倍
106347プラコー26億円28.9倍
116233KLASS22億円14.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

ポンプ製作所として創業した1953年

1953年5月、広島市出汐町に資本金25万円で株式会社横田ポンプ製作所を設立した。創業は1948年とされ、当初から水に関する機器の製造を手がけていた。1956年には本社と工場を広島市吉島町へ移転拡張し、1959年には商号を株式会社横田製作所に変更、工場を現在地へ移転した。この間、製品開発の基礎となる生産体制を整えた。

無水撃チェッキ弁と特殊合金で技術基盤を確立

1960年9月に無水撃チェッキ弁を完成させ、水撃(ウォーターハンマー)問題を解決する製品を市場に投入した。1973年3月には耐食・耐摩耗性能に優れた特殊ステンレス合金鋳鋼の開発に成功し、自社素材をポンプやバルブに応用する道を開いた。これらの技術は現在も同社の競争力の源泉である。

脱泡ポンプの完成とメンテナンス子会社の設立・清算

1977年4月に脱泡ポンプを完成させ、食品・化学分野向けの製品群を拡充した。同年5月にはメンテナンスサービス部門を分離し、株式会社横田技研(資本金500万円)を設立した。しかし1995年3月に同子会社を清算結了し、以後は直接サービスを提供する体制に戻った。

営業網の再編と支店化を進めた1990年代

1994年4月に広島営業所を設置、1995年2月には東京営業所を東京支店に組織変更した。1997年12月に九州営業所を閉鎖、2009年11月に大阪営業所を閉鎖するなど、不採算拠点の整理も同時に進めた。1999年4月には広島営業所を広島支店に昇格させ、現在の2支店体制の基礎を固めた。

JASDAQ上場と市場区分の移行

2013年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場した。同年7月の市場統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行し、現在に至る。上場後も売上高は15億円台から20億円台へと緩やかに成長している。

脱気ポンプの完成と東京支店移転による拠点強化

2000年7月には脱気ポンプを完成させ、液体中の空気を機械的に除去する新製品を投入した。2019年12月には東京支店を東京都新宿区四谷に移転し、首都圏での営業・サービス機能を強化した。これらの取り組みは、2025年3月期の売上高23億円、営業利益5億円という過去最高水準の業績につながった。

年表23件を開く

1950年代

  • 1953年5月創業広島市出汐町(現広島市南区出汐町)に株式会社横田ポンプ製作所(資本金25万円)を設立
  • 1956年5月本社及び工場を広島市吉島町(現広島市中区吉島町)へ移転拡張
  • 1959年4月商号変更商号を株式会社横田製作所に変更、工場を現在地へ移転拡張

1960年代

  • 1960年6月東京営業所を設置
  • 1960年9月無水撃チェッキ弁の完成
  • 1964年3月本社を現住所(広島市中区南吉島一丁目)に移転
  • 1965年6月大阪営業所を設置
  • 1965年12月九州営業所を設置

1970年代

  • 1972年10月本社社屋を新築、大型試運転工場及び立体倉庫を増設
  • 1973年3月耐食・耐摩耗特殊ステンレス合金鋳鋼の完成
  • 1977年4月脱泡ポンプの完成
  • 1977年5月創業メンテナンスサービス部門を分離独立し、株式会社横田技研(資本金500万円)を設立

1990年代

  • 1994年4月広島営業所を設置
  • 1995年2月東京営業所を東京支店に組織変更
  • 1995年3月株式会社横田技研を清算結了
  • 1997年12月九州営業所を閉鎖
  • 1999年4月広島営業所を広島支店に組織変更

2000年代

  • 2000年7月脱気ポンプの完成
  • 2009年11月大阪営業所を閉鎖

2010年代

  • 2013年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
  • 2019年12月東京支店を東京都新宿区四谷に移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)市場から スタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで2,350,000千円
  • 経常利益2027年3月期まで436,000千円
  • 自己資本利益率2027年3月期まで9.2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    マーケティング機能の強化

    お客様との関係を密にし、水や流体に関する様々なご要望を傾聴することで、マーケティング機能を強化する。

  2. 02

    コア技術の開発力強化

    優秀な人材の確保・育成により、競争優位の源泉となるコア技術の開発力を強化する。

  3. 03

    高付加価値製品の提供力強化

    合理的な省力化・省人化や業務改善合理化を推進し、高付加価値製品の安定的な提供力を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で80人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は699万円で、9期前と比べて+19.8%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は12.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月73
2018年3月77
2019年3月58342.910.578
2020年3月58742.79.981
2021年3月59543.310.281
2022年3月56441.210.878
2023年3月59642.111.777
2024年3月65242.712.378
2025年3月69643.012.381617
2026年3月69942.512.580625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社、本社工場 — 広島市中区645百万円
東京支店 — 東京都新宿区4百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は23億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
23億円
営業利益
+0.0%
5億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
21.7%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高24億円23億円
営業利益4億円5億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71
2024年1Q300.00
2024年2Q5120.01
2024年3Q5120.00
2024年4Q72
2025年2Q9111.11
2025年4Q14428.62
2026年2Q9111.11
2026年4Q14428.62
2027年1Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は17億円から23億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は21.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
2013年3月1732
2014年3月1521
2015年3月1521
2016年3月1621
2017年3月1732
2018年3月1732
2019年3月1832
2020年3月1722
2021年3月1832
2022年3月1722
2023年3月1832
2024年3月2043
2025年3月235521.73
2026年3月235521.73

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは5億円21.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の13.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.2%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.1%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.7%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
47.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.1pt
21.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.1pt
13.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.5pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
20.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1−10−26
2014年3月1−22−17
2015年3月10017
2016年3月20029
2017年3月3−10210
2018年3月2−10111
2019年3月3−1−1212
2020年3月20−1213
2021年3月30−1314
2022年3月2−1−1115
2023年3月1−1−1014
2024年3月3−1−1216
2025年3月5−1−1418
2026年3月4−3−1118

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は84.5%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1712570.5
2014年3月2015577.6
2015年3月2016479.5
2016年3月2117480.9
2017年3月2319481.7
2018年3月2420482.5
2019年3月2621583.7
2020年3月2822681.5
2021年3月2924581.5
2022年3月2924585.4
2023年3月3125683.0
2024年3月3327682.1
2025年3月3629780.5
2026年3月3731684.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
29億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中12位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中148位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,715で、1年前と比べて+10.1%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥1,715-1.7%1ヶ月-3.9%1年+10.1%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥1,585高値¥2,330

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR1.04倍
配当利回り3.50%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線1775.76円を下回る1745円で推移し、短期は上値重い。1カ月で1.3%下落した一方、1年では14.2%上昇し、52週高値2330円からは約25%下方にある。出来高は概ね1000株未満で低調、需給は様子見姿勢。75日線1761.59円、200日線1754.81円に接近しており、節目を意識した展開。RSIは40.98と中立圏で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERは9.56倍で業界平均の23.18倍を大幅に下回り、予想PERも10.8倍と低いです。PBRは1.06倍で業界平均1.54倍を下回り、ほぼ純資産相当です。ROEは11.2%で中程度ですが、配当利回りは3.44%と業界平均2.66%を上回り、配当性向も32.9%と健全です。売上高は安定しており、営業利益率も21.74%と高い水準を維持しています。収益性が高く、株価指標が業界平均を下回っており、割安と判断できます。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍22.7倍
PER (予想)10.6倍
PBR1.04倍1.50倍
ROE11.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は小型で高収益な精密部品メーカーであり、半導体関連需要の拡大が追い風となるかが焦点。強気派は、高い営業利益率と成長する売上高に着目し、市況回復後の業績伸長を期待する。一方、弱気派は、売上規模が小さく、依存先が多いと想定される特定顧客の動向や、市況変動による業績の不安定性を懸念する。また、PERが9.56倍と割安に見えるが、将来の成長率が鈍化する可能性も議論の的。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    2025年3月期の営業利益率が21.74%と非常に高い水準

  • 売上成長

    2023年3月期から2025年3月期にかけて売上が18億円から23億円へ増加

  • 株主還元

    配当利回り3.44%と安定的な利回りを確保

  • 2026年3月期も営業利益率21.74%を維持通年影響

    売上高23億円に対し営業利益5億円、営業利益率21.74%の高収益が続く

  • PBR1.06倍と純資産近辺で下値堅い継続影響

    PBR1.06倍は解散価値に近く、株価の下値不安が少ない

  • 配当利回り3.44%と安定的な還元通年影響

    株価1745円に対して1株配当60円、利回り3.44%

  • 株価1年で14.2%上昇、モメンタム良好継続影響

    年初来+14.2%と中小型株としては上昇基調が続く

マイナスに働く材料7
  • 規模の小ささ

    売上高23億円と極めて小さく、外的要因で業績が大きく変動しやすい

  • 顧客依存リスク

    特定の大口顧客への依存度が高い可能性があり、受注減が直撃し得る

  • 低い外部評価

    PERは9.56倍と低いが、市場が成長性を評価していない可能性も

  • 2026年3月期の売上高23億円でゼロ成長通年影響

    売上高は2025年3月期23億円から2026年3月期23億円と横ばい

  • 予想PER10.8倍とバリュエーション悪化決算発表後影響

    現在PER9.56倍から予想PER10.8倍へ、来期の減益を織り込む

  • 外国人所有比率1.81%で需給冷淡継続影響

    外国人持ち株比率1.81%は極めて低く、海外投資家の買い不在

  • 純利益3億円が2期連続横ばい通年影響

    純利益は2025年3月期、2026年3月期とも3億円で増益が無い

次の決算で確かめる点
売上高
売上の増減は主要顧客の需要動向を示し、業績の先行指標となる
営業利益率
高収益体質が持続するか、市況悪化時の収益力低下を見る
受注残高
将来の売上高を予測するため、受注状況を確認する必要がある

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは3.50%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.50%
いまの株価に対して
配当性向
32.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2628.7
2018年3月3015.429.3
2019年3月3516.734.7
2020年3月4014.342.3
2021年3月437.541.4
2022年3月430.049.4
2023年3月5016.355.6
2024年3月500.034.2
2025年3月5510.031.9
2026年3月609.132.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,189人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.8%を占め、残る89.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他81.980.681.680.849.085.6
金融機関7.77.67.67.67.88.3
事業法人6.88.07.47.941.12.5
証券会社2.12.22.12.21.21.8
外国法人1.61.61.41.50.91.8
自己株式0.00.00.01.01.00.3
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人ヨコタ32.67
02光通信KK投資事業有限責任組合6.41
03広島信用金庫6.41
04横田征子5.76
05横田製作所従業員持株会5.34
06新海秀治2.94
07石田勇2.35
08三浦治子2.14
09田中尚子2.14
10大地みらい信用金庫1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+66%、1株純資産は14期で+112%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11079314.818.1
2014年3月688198.912.830.9
2015年3月688678.117.030.8
2016年3月799248.810.829.3
2017年3月919929.412.428.7
2018年3月1031,06810.010.929.3
2019年3月1011,1399.110.234.7
2020年3月951,1998.19.342.3
2021年3月1041,2638.411.841.4
2022年3月871,3076.812.549.4
2023年3月901,3536.811.955.6
2024年3月1461,45110.49.334.2
2025年3月1721,57311.48.731.9
2026年3月1831,68111.210.832.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
横田義之代表取締役 社長56120,000
綿井宏常務取締役 本社工場長555,100
河本正博取締役 技術部長671,100
中川勝巳取締役 営業本部長61900
坂根裕二取締役 経理総務部長521,100
川角栄二取締役56
石田克之監査役(常勤)706,400
藤岡達麻監査役48
中村政英監査役56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)568351410822
監査役11001010
社外取締役38083

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,162字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、水を中心とした流体に関するさまざまな問題を、自社独自の技術・ノウハウによって解決する「水ソリューション企業」として、業務用のポンプ・バルブの分野におきまして顧客から受注を受けて、開発から製造(鋳造・加工・組立)、販売までを行っております。現在では、自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼を組み合わせることにより発電所、製鉄・非鉄金属・半導体・電子機器・産業機械・食品・化学・薬品などの各種工場、農業用灌漑施設、上下水道施設、水族館など多方面の分野で使用されております。また、当社製品の納入先である発電所、各種工場などにメンテナンス用部品の供給と外部の保守管理委託先などを利用して定期点検工事サービス業務も行っております。 なお、当社はポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであり、セグメント情報は開示しておりませんが、主要な製品の内容は次のとおりであります。 製品   品目   主な特長・用途 ポンプ   自吸渦巻ポンプ(注1)   空気やスラリー(注2)の混在した水であっても吸い上げることができる気水分離機構(国際特許)を有する自吸ポンプで、設備用として広い範囲で使用 脱泡・脱気装置   機械的に液体中の空気を排出し、加圧移送できる装置で、食品、化学、薬品分野などで使用 片吸込渦巻ポンプ   特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食・耐摩耗性を兼ね備えた非自吸式のポンプで、設備用として広い範囲で使用 大型斜流ポンプ   特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプで、石炭火力発電所における排煙脱硫装置循環ポンプとして使用 バルブ   無水撃チェッキ弁   水撃(注3)の発生しない弁であり、設備の安全性を重視する上下水道設備などで使用 自動制御弁   圧力の変動に関係なく自動的に所定流量が得られる弁(定流量弁)、自動的に所定の圧力が保持できる弁(定圧弁)であり、農業用灌漑施設などで使用 (注)1 一般の渦巻きポンプでは、運転する前に呼び水(ポンプの吸込管とポンプ内に水を満水にさせる)を行い、ポンプと吸込管から空気を抜いて水を満水にしなければなりませんが、自吸式ポンプは運転前にポンプにだけ呼び水をすれば、運転が始まるとポンプ自身の力で吸込管の空気を排出し揚水できるポンプであります。 2 スラリーとは、細かい固体粒子が水の中に懸濁している懸濁液、あるいは固体と液体との混合物のことであります。 3 水撃とは、水車やポンプを急停止させるなど急激な流量変化を起こすときに生じる配管での圧力変化のことであり、ウォーターハンマーとも呼ばれます。水撃の発生により、管路のポンプ、配管、バルブなどが破損することがあります。 [事業系統図] 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,800字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は、1948年の創業以来、「我等、人間の使命である進化と向上を企業経営を通じて具現し、社会に貢献する」という経営信条、及び「一、誠意を込めつくして対応しよう 一、創意に満ちあふれた商品にしよう 一、熱意を燃し続けて成果をみよう」という経営指針を実現するために、小さくても志を持ち、こだわりを持って、独自のものを創造していくという「ヨコタDNA」に基づく特許製品のポンプ・バルブ等の用水機器及びそれを支える特殊素材の開発、製造、販売を行っております。 (2) 長期経営方針、中期経営戦略及び経営環境 当社は経営の基本方針に基づき、次のとおり長期経営方針及び中期経営戦略を定めております。 ① 長期経営方針 「経営信条」 我等、人間の使命である進化と向上を企業経営を通じて具現し、社会に貢献する 「経営指針」 一、誠意を込めつくして対応しよう 一、創意に満ちあふれた商品にしよう 一、熱意を燃し続けて成果をみよう 「経営方針」 技術立社。体力をつけ、小なりといえども洗練された会社になる。 (1) 魅力ある商品 差別化された商品の開発 (2) 健全な収支 差別化商品による高い収益性と資金管理、与信リスク管理による財務的自立 (3) 成果に報いる仕組み 少数精鋭による、合理的な仕事の体系と公正な評価・報酬制度 ② 中期経営戦略 ヨコタの持続可能性を支える「技術力×組織力」を強化し、既存のニッチ市場における相対的優位性を更に高めつつ、新たなニッチ市場を開拓する 当社の属する業務用ポンプ・バルブ業界は、社会インフラの土台ともいえる業界であり、多方面の分野で使用されております。 当社は、ポンプやバルブといった個々の製品を単に製造する企業ではございません。水にまつわる様々な問題に対し、ハード・ソフトを含めたソリューションを提供することが当社のビジネスの本質です。このビジネスで最も大切なことは独自性であり、当社はニッチ市場に特化することによって同業他社との差別化を図り、高い収益力を維持することが可能と考えております。 当社を支える主力製品はいずれも、自社開発の新技術を使って水にまつわる様々な問題の解決を図った結果、生まれてきたものです。今後も当社は、この独自のスタイルにこだわり続け、時代を超えて永続する企業を目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、経常利益、自己資本利益率であり、2027年3月期の目標値は、売上高2,350,000千円、経常利益436,000千円、自己資本利益率9.2%であります。当該目標値については、有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ① マーケティング機能強化 当社は、「誠意を込めつくして対応しよう」という経営指針に基づいて、お客様との接点を持ち続け、お客様の様々なご要望を傾聴してまいりました。 今後の更なる発展のために、当社は、お客様との関係を密にし、水や流体に関する様々なご要望を傾聴することで、マーケティング機能を強化してまいります。 ② コア技術の開発力強化 当社は、「創意に満ちあふれた商品にしよう」という経営指針に基づいて、お客様の様々なご要望を具現化した製品を開発してまいりました。 今後の更なる発展のために、当社は、優秀な人材を確保し育成することで、競争優位の源泉となるコア技術の開発力を強化してまいります。 ③ 高付加価値製品の提供力強化 当社は、「熱意を燃し続けて成果をみよう」という経営指針に基づいて、お客様の様々なご要望を具現化した高付加価値製品の安定的な提供を行ってまいりました。 今後の更なる発展のために、当社は、合理的な範囲での省力化及び省人化、並びに業務の改善合理化を推進することで、高付加価値製品の提供力を強化してまいります。
事業等のリスク1,691字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 製品需要の減少 関連するリスク・・・事業規模の縮小、資金繰りの悪化 リスクの内容   リスクに対する対応策 当社は、発電所、製鉄・非鉄金属・半導体・電子機器・産業機械・食品・化学・薬品などの各種工場、農業用灌漑施設、上下水道施設、水族館など多方面の需要分野を対象に事業活動を行っております。 今後、産業構造が変化し、ポンプ及びバルブの製品需要が減少した場合は、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。   ・変化した産業構造でのニッチ市場集積・マーケティング分析の徹底・新たな需要分野の開拓・WEB展示会の開催、ホームページの改良など 広告宣伝の強化 (2) 研究開発体制の弱化 関連するリスク・・・製品の優位性の喪失、知的財産権の侵害 リスクの内容   リスクに対する対応策 当社は、水を中心とした流体に関するさまざまな問題を、自社独自の技術・ノウハウによって解決する「水ソリューション企業」として、顧客からの要望に対応するため、継続的な研究開発を行っております。 今後、研究開発のための経営資源(人材、資金など)が確保できず、研究開発体制が弱化した場合は、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。   ・継続的な研究開発者の育成と採用・アウトソーシングの併用・一定金額以上の研究開発予算の確保・独立したグループ(技術開発グループ)の設置・製、販、管が一体で「ソリューション」を実現 (3) 組織的対応力の低下 関連するリスク・・・内部統制の無効化、コンプライアンス違反の発生 リスクの内容   リスクに対する対応策 当社は、小規模な組織で運営されており、各部門には規模に応じた人員を配置しております。 今後、業務が急激に拡大し、人材の採用及び育成の充実が図れず、組織的対応力が低下した場合は、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 特に当社の生産している製品は、納期が年度末の3月に集中しており、製造部門と販売部門の負荷が増加するため、不測の事態が生じた場合は出荷遅延等により、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。   ・不要不急な業務の見直し・部門間の連携強化・リモート営業の活用・製品納期の平準化 (4) 品質管理体制の弱化 関連するリスク・・・ブランドイメージの悪化、特定仕入先への依存、法令改正への対応不足 リスクの内容   リスクに対する対応策 当社は、社内生産体制に関してはもちろんのこと、主たる外注加工先に対しても品質保持の協力要請をしながら、総合的な品質管理体制と継続的な改良・改善体制の運用を行っております。 今後、生産技術の継承不足など様々な要因によって品質管理体制が弱化した場合は、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。   ・最適設備の積極導入・強い工場への変革(QCD改善)・技術継承のための作業標準の作成・鋳物の健全化技術の確立・新規外注先の開拓・生産物賠償責任保険(PL保険)への加入 (5) 自然災害等の発生 関連するリスク・・・製造拠点の集中、情報システムへのサイバー攻撃、感染症拡大への対応不足 リスクの内容   リスクに対する対応策 当社は、従業員の生命・安全に最大限の配慮を払って業務を行っております。 今後、台風、豪雨、疫病、テロ、事故その他の自然災害等が発生し、事業活動が停止した場合は、当社の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。   ・資産への適切な付保・安全衛生委員会の開催(毎月1回)・リモート営業の活用・事業継続計画(BCP)の策定・安否確認訓練の実施・現行災害対応体制の確認と評価、改善
経営成績の分析 (MD&A)4,292字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当事業年度におけるわが国の経済は、日銀が発表した3月の短観によると、AI関連の半導体需要が増加したことなどから、企業の景況感を示す業況判断指数は、大企業製造業ではプラス17となり前回12月調査から1ポイントの改善となっております。 このような状況のもと、当社は相対的優位性のある既存領域を確保しつつ、技術開発力を高め、既存製品の改良や性能向上による差別化を図り、適切な人員配置と人材育成による生産性の向上に注力することにより収益性重視の経営に努めてまいりました。 以上の結果、当事業年度の受注は、2,202,340千円(前期比2.4%減)となりました。売上高につきましては、2,308,504千円(同1.4%増)となりました。また、営業損益は、売上高の増加などで売上総利益が増加したため、470,400千円(同3.2%増)の営業利益となりました。経常損益は、営業利益の増加などによって、475,801千円(同3.0%増)の経常利益となりました。この結果、当事業年度の当期純利益は、338,667千円(同6.0%増)となりました。 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、経常利益、自己資本利益率です。2026年3月期の目標値と実績値は、次のとおりであります。 指標   目標値   実績値 修正前   修正後 売上高   (千円)   2,300,000   2,308,000   2,308,504 経常利益   (千円)   411,000   465,000   475,801 自己資本利益率   (%)   9.5   10.8   11.2 当社が事業活動を行う主な市場は、日本国内の発電所・工場の給排水設備、プラント内排水設備、公共の上下水道設備等の水処理関連設備、食品、鉄・非鉄、電子機器等各種製造関連設備の非常に広範な需要分野にわたっており、幅広い需要分野から継続的に受注を獲得しています。 当事業年度につきましては、人件費の引き上げやインフレに伴う各種の原価・費用の増加への対応として、主に販売価格の見直しを行った結果、全ての指標が目標達成となりました。 当社は、ポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 単一セグメント内の製品別の受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 [ポンプ製品] 受注は、機械・電子関連企業、石油・化学関連企業からの受注が減少したものの、官公需の受注、食品関連企業、鉄・非鉄関連企業、電力関連企業、海外企業からの受注が増加したことなどにより、1,023,784千円(前期比1.4%増)となりました。売上高につきましては、機械・電子関連企業への売上が減少したものの、官公需の売上、食品関連企業、鉄・非鉄関連企業、石油・化学関連企業、電力関連企業、海外企業への売上が増加したことなどにより、1,168,912千円(同27.9%増)となりました。 [バルブ製品] 受注は、官公需の受注が減少したことなどにより、356,157千円(前期比25.0%減)となりました。売上高につきましては、官公需の売上が減少したことなどにより、381,479千円(同26.3%減)となりました。 [部品・サービス] 受注は、電力関連企業からの受注が減少したものの、官公需の受注が増加したことなどにより、822,399千円(前期比6.5%増)となりました。売上高につきましては、電力関連企業への売上が減少したことなどにより、758,112千円(同10.3%減)となりました。 単一セグメント内の生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当事業年度における生産実績を製品別に示すと、次のとおりであります。 区分   生産高(千円)   前期比 ポンプ製品   726,781   +23.1% バルブ製品   223,414   △15.9% 部品・サービス   250,328   △23.7% 合計   1,200,524   +1.4% (注) 金額は、製造原価によっております。 ② 受注実績 当事業年度における受注実績を製品別に示すと、次のとおりであります。 区分   受注高(千円)   前期比   受注残高(千円)   前期比 ポンプ製品   1,023,784   +1.4%   272,989   △35.2% バルブ製品   356,157   △25.0%   69,214   △27.5% 部品・サービス   822,399   +6.5%   233,380   +36.8% 合計   2,202,340   △2.4%   575,584   △16.3% ③ 販売実績 当事業年度における販売実績を製品別に示すと、次のとおりであります。 区分   販売高(千円)   前期比 ポンプ製品   1,168,912   +27.9% バルブ製品   381,479   △26.3% 部品・サービス   758,112   △10.3% 合計   2,308,504   +1.4% (2) 財政状態 当事業年度末の資産は、前事業年度末と比較して65,931千円増加し、3,691,952千円となりました。これは主に、現金及び預金の減少79,519千円、売掛金の減少79,504千円、仕掛品の減少13,046千円、建物(純額)の増加10,140千円、機械及び装置(純額)の減少12,540千円、工具、器具及び備品(純額)の増加10,909千円、ソフトウエアの増加42,281千円、ソフトウエア仮勘定の減少58,228千円、投資有価証券の増加250,366千円、繰延税金資産の減少16,047千円によるものであります。 負債につきましては、前事業年度末と比較して133,337千円減少し、573,683千円となりました。これは主に、未払金の減少41,708千円、未払法人税等の減少61,556千円、未払消費税等の減少18,139千円、前受金の減少27,014千円、長期未払金の増加31,998千円、役員退職慰労引当金の減少30,405千円によるものであります。 また、純資産は、前事業年度末と比較して199,268千円増加し、3,118,268千円となりました。これは主に、当期純利益の計上338,667千円、剰余金の配当139,381千円によるものであります。 当事業年度末における自己資本比率は84.5%であり、有利子負債の残高はありません。今後も引き続き、財務基盤の充実を図り、無借金経営を継続してまいります。 (3) キャッシュ・フロー 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比較して79,519千円減少し、1,759,662千円となりました。 当事業年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動による資金の増加は、391,934千円(前期は461,750千円の増加)となりました。これは主に、税引前当期純利益の計上475,801千円、減価償却費の計上70,253千円、役員退職慰労引当金の減少30,405千円、売上債権の減少85,610千円、未払金の減少29,254千円、未払消費税等の減少13,986千円、前受金の減少27,014千円、長期未払金の増加31,998千円、法人税等の支払179,381千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動による資金の減少は、331,017千円(前期は80,794千円の減少)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出250,000千円、定期預金の払戻による収入250,000千円、有形固定資産の取得による支出79,938千円、投資有価証券の取得による支出250,400千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動による資金の減少は、140,437千円(前期は93,895千円の減少)となりました。これは主に、自己株式の売却による収入19,108千円、自己株式の取得による支出19,124千円、配当金の支払139,287千円によるものであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社は、営業活動で得られたキャッシュ・フローを財源として、設備投資などの投資活動、配当金の支払などの財務活動を行うことを基本としております。また、当社の主な資金需要は、製品製造に必要な運転資金と設備資金、営業や管理に必要な活動資金、株主還元のための資金であり、これらについて営業活動で得られたキャッシュ・フローが不足する場合は、手許資金で賄うことによって流動性を確保しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりましては、当社は、決算日における資産及び負債の報告数値並びに報告期間における収益及び費用の報告数値について、会計上の見積りを必要とする事象及びその見積りに影響を及ぼす要因を把握し、把握した要因に関して適切な仮定を設定し、その仮定に基づいて適切な情報収集を行うことにより見積り金額を計算しております。 当社では、各種引当金に関する見積りや判断に関して継続的に評価を行っております。具体的内容につきましては、「第5  経理の状況  1  財務諸表等」の「重要な会計方針」に記載のとおりであります。 なお、見積り及び判断に関しては、過去の実績や状況に応じて合理的であると考えられる様々な要因に基づき実施しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、見積り金額と相違する場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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