概要
横田製作所は広島市に本社を置く、水を中心とした流体の問題を解決する「水ソリューション企業」である。業務用ポンプ・バルブの開発、鋳造から加工・組立・販売までを一貫して手がけ、発電所や各種工場、上下水道施設などに製品を納入する。売上高は約23億円、従業員80名。自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼や国際特許を持つ自吸機構など、ニッチ市場に特化した技術で差別化を図っている。
単一セグメントで構成される事業構造
当社はポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであり、セグメント情報の開示は行っていない。2025年3月期の売上高は23億円で、うちポンプ製品が約11.7億円、バルブ製品が約3.8億円、部品・サービスが約7.6億円を占める。受注高は22億円と前期比2.4%減となったが、販売価格の見直しにより収益性は向上した。営業利益は4.7億円、当期純利益は3.4億円である。
無借金経営と高い自己資本比率
2025年3月期末の総資産は約37億円、自己資本比率は84.5%に達する。有利子負債は存在せず、無借金経営を継続している。純資産は約31.2億円で、当期純利益の計上と配当により増加した。財務基盤の充実を方針として掲げ、財務的自立を重視する姿勢が数字に表れている。
国内中心の販売網と広島・東京の拠点
販売拠点として本社兼広島支店、東京支店(東京都新宿区)の2箇所を持つ。かつては大阪営業所(2009年閉鎖)や九州営業所(1997年閉鎖)も存在したが、現在は広島と東京の二本柱で営業活動を行っている。海外企業への直接販売も一部あり、2024年3月期には海外向け売上がポンプ製品で増加した。
メンテナンスサービスが収益の一角を占める
製品販売に加えて、納入先への定期点検や部品供給などのメンテナンスサービス事業を展開している。2025年3月期の部品・サービス売上は7.6億円と全売上の33%を占め、安定した収益源となっている。ただし、前期比では10.3%減少しており、電力関連企業向けの売上が減少した影響が大きい。
業界の中での役割は産業用ポンプ・バルブの製造メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ポンプ製品 | 12億円 | 50.0% | — | — |
| 部品・サービス | 8億円 | 33.3% | — | — |
| バルブ製品 | 4億円 | 16.7% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01発電所(火力・原子力)主力
特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプやバルブを発電所に供給。石炭火力発電所の排煙脱硫装置には大型斜流ポンプを納入。耐食・耐摩耗性に優れ、過酷な環境で長期稼働を支える。
主要顧客電力会社、発電所運営企業
- 大型斜流ポンプ
- 特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプで、石炭火力発電所の排煙脱硫装置循環ポンプとして使用。
02工場(製鉄・半導体・食品・化学など)主力
製鉄・非鉄金属・半導体・電子機器・産業機械・食品・化学・薬品などの各種工場に、自吸渦巻ポンプや片吸込渦巻ポンプ、バルブを供給。スラリーや空気混入などの過酷な条件に対応。メンテナンス部品の供給と点検工事サービスも提供。
国際特許の気水分離機構を持つ自吸ポンプで差別化
主要顧客鉄鋼メーカー、半導体メーカー、化学メーカー、食品メーカー
- 自吸渦巻ポンプ
- 気水分離機構(国際特許)を有し、空気やスラリーが混在した水でも吸い上げ可能。設備用として幅広い分野で使用。
- 片吸込渦巻ポンプ
- 特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食・耐摩耗性を備えた非自吸式ポンプ。
- 脱泡・脱気装置
- 機械的に液体中の空気を排出し、加圧移送する装置。食品、化学、薬品分野で使用。
- 無水撃チェッキ弁
- 水撃(ウォーターハンマー)を発生させない弁で、上下水道設備など安全性を重視する現場に採用。
- 自動制御弁
- 定流量弁や定圧弁として、圧力変動にかかわらず所定の流量・圧力を自動で保つ。農業用灌漑施設などに使用。
03上下水道・農業灌漑準主力
上下水道施設向けに無水撃チェッキ弁を提供し、水撃による設備破損を防ぐ。農業用灌漑施設には自動制御弁を供給し、安定した水供給を実現。
主要顧客上下水道事業者、農業組合
- 無水撃チェッキ弁
- 水撃を発生させない逆止弁で、配管やポンプの破損を防止する。上下水道施設に適する。
- 自動制御弁
- 定流量弁・定圧弁として、灌漑施設での水圧変動を自動調整。
04水族館・その他副次
水族館向けの循環ポンプなどにも対応。水を扱う多様な施設に向けた製品を提供。
主要顧客水族館
製品と技術
自吸渦巻ポンプと国際特許の気水分離機構
主力製品の一つである自吸渦巻ポンプは、空気やスラリーが混在した水でも吸い上げることができる気水分離機構を備える。この機構は国際特許を取得しており、運転前に呼び水をポンプ内部だけ行えば自動的に吸込管の空気を排出する。設備用ポンプとして幅広い分野で採用され、機械・電子関連企業や官公需など多くの需要先を持つ。
脱泡・脱気装置で食品・化学分野に対応
脱泡ポンプと脱気ポンプは、液体中に混入した気泡や溶存空気を機械的に除去・排出する装置である。1977年に完成した脱泡ポンプは食品や化学分野で、2000年に完成した脱気ポンプはより精密な気体除去が求められる薬品分野などで使用される。いずれも自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食性を活かしている。
無水撃チェッキ弁と自動制御弁で安全性と省力化に貢献
1960年に完成した無水撃チェッキ弁は、急激な流量変化による水撃(ウォーターハンマー)を防止する弁であり、上下水道設備の安全性を高める。自動制御弁シリーズには、圧力変動に関わらず一定流量を維持する定流量弁と、一定圧力を保持する定圧弁があり、農業用灌漑施設などで使用されている。
耐食・耐摩耗を実現する特殊ステンレス合金鋳鋼
1973年に自社開発した特殊ステンレス合金鋳鋼は、耐食性と耐摩耗性を兼ね備えた素材である。この素材をポンプやバルブの主要部品に採用することで、腐食性の高い薬品やスラリーを含む流体でも長期間使用できる。大型斜流ポンプは石炭火力発電所の排煙脱硫装置循環ポンプとして、この素材を活用した代表的な製品である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 工場(製鉄・半導体・食品・化学など)国際特許の気水分離機構を持つ自吸ポンプで差別化
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
小型ボイラ専業で高収益、国内シェアは中位
横田製作所は、小型貫流ボイラーを中心とした機械メーカーで、三浦工業など同業他社と競合する。売上規模は小さく、国内シェアは中位だが、営業利益率は非常に高く、特定ニッチ分野で高い競争力を持つ。省エネ性能に優れた小型ボイラに強みがあり、製造業や食品加工業などからの需要が堅調。しかし、市場は成熟しており、新規参入や代替エネルギー技術の進展が脅威となる。海外展開は限定的で、成長には新興国市場の開拓が必要。また、製品ラインナップが狭く、大型ボイラなど関連分野への拡大が課題。
強み
- 営業利益率は20%超で、効率的な生産と価格設定で高い収益を確保。
- 小型ボイラに特化し、業界トップクラスの技術と品質を有する。
- 高い熱効率を実現し顧客の光熱費削減に貢献、差別化につながっている。
- 中小企業が中心で、アフターサービスも含めたきめ細かな対応で支持。
課題
- 小型ボイラ市場はほぼ横ばいで、成長余地が限られている。
- 売上はほぼ国内に限られ、成長市場のアジアなどに進出できていない。
- 電化や水素など他エネルギー源の動向に影響を受けやすく、適応が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字が横田製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 23件
ポンプ製作所として創業した1953年
1953年5月、広島市出汐町に資本金25万円で株式会社横田ポンプ製作所を設立した。創業は1948年とされ、当初から水に関する機器の製造を手がけていた。1956年には本社と工場を広島市吉島町へ移転拡張し、1959年には商号を株式会社横田製作所に変更、工場を現在地へ移転した。この間、製品開発の基礎となる生産体制を整えた。
無水撃チェッキ弁と特殊合金で技術基盤を確立
1960年9月に無水撃チェッキ弁を完成させ、水撃(ウォーターハンマー)問題を解決する製品を市場に投入した。1973年3月には耐食・耐摩耗性能に優れた特殊ステンレス合金鋳鋼の開発に成功し、自社素材をポンプやバルブに応用する道を開いた。これらの技術は現在も同社の競争力の源泉である。
脱泡ポンプの完成とメンテナンス子会社の設立・清算
1977年4月に脱泡ポンプを完成させ、食品・化学分野向けの製品群を拡充した。同年5月にはメンテナンスサービス部門を分離し、株式会社横田技研(資本金500万円)を設立した。しかし1995年3月に同子会社を清算結了し、以後は直接サービスを提供する体制に戻った。
営業網の再編と支店化を進めた1990年代
1994年4月に広島営業所を設置、1995年2月には東京営業所を東京支店に組織変更した。1997年12月に九州営業所を閉鎖、2009年11月に大阪営業所を閉鎖するなど、不採算拠点の整理も同時に進めた。1999年4月には広島営業所を広島支店に昇格させ、現在の2支店体制の基礎を固めた。
JASDAQ上場と市場区分の移行
2013年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場した。同年7月の市場統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行し、現在に至る。上場後も売上高は15億円台から20億円台へと緩やかに成長している。
脱気ポンプの完成と東京支店移転による拠点強化
2000年7月には脱気ポンプを完成させ、液体中の空気を機械的に除去する新製品を投入した。2019年12月には東京支店を東京都新宿区四谷に移転し、首都圏での営業・サービス機能を強化した。これらの取り組みは、2025年3月期の売上高23億円、営業利益5億円という過去最高水準の業績につながった。
年表23件を開く
1950年代
- 1953年5月創業広島市出汐町(現広島市南区出汐町)に株式会社横田ポンプ製作所(資本金25万円)を設立
- 1956年5月本社及び工場を広島市吉島町(現広島市中区吉島町)へ移転拡張
- 1959年4月商号変更商号を株式会社横田製作所に変更、工場を現在地へ移転拡張
1960年代
- 1960年6月東京営業所を設置
- 1960年9月無水撃チェッキ弁の完成
- 1964年3月本社を現住所(広島市中区南吉島一丁目)に移転
- 1965年6月大阪営業所を設置
- 1965年12月九州営業所を設置
1970年代
- 1972年10月本社社屋を新築、大型試運転工場及び立体倉庫を増設
- 1973年3月耐食・耐摩耗特殊ステンレス合金鋳鋼の完成
- 1977年4月脱泡ポンプの完成
- 1977年5月創業メンテナンスサービス部門を分離独立し、株式会社横田技研(資本金500万円)を設立
1990年代
- 1994年4月広島営業所を設置
- 1995年2月東京営業所を東京支店に組織変更
- 1995年3月株式会社横田技研を清算結了
- 1997年12月九州営業所を閉鎖
- 1999年4月広島営業所を広島支店に組織変更
2000年代
- 2000年7月脱気ポンプの完成
- 2009年11月大阪営業所を閉鎖
2010年代
- 2013年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
- 2019年12月東京支店を東京都新宿区四谷に移転
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)市場から スタンダード市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで2,350,000千円
- 経常利益2027年3月期まで436,000千円
- 自己資本利益率2027年3月期まで9.2%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
マーケティング機能の強化
お客様との関係を密にし、水や流体に関する様々なご要望を傾聴することで、マーケティング機能を強化する。
- 02
コア技術の開発力強化
優秀な人材の確保・育成により、競争優位の源泉となるコア技術の開発力を強化する。
- 03
高付加価値製品の提供力強化
合理的な省力化・省人化や業務改善合理化を推進し、高付加価値製品の安定的な提供力を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で80人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は699万円で、9期前と比べて+19.8%。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は12.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 73 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 77 | — |
| 2019年3月 | 583 | 42.9 | 10.5 | 78 | — |
| 2020年3月 | 587 | 42.7 | 9.9 | 81 | — |
| 2021年3月 | 595 | 43.3 | 10.2 | 81 | — |
| 2022年3月 | 564 | 41.2 | 10.8 | 78 | — |
| 2023年3月 | 596 | 42.1 | 11.7 | 77 | — |
| 2024年3月 | 652 | 42.7 | 12.3 | 78 | — |
| 2025年3月 | 696 | 43.0 | 12.3 | 81 | 617 |
| 2026年3月 | 699 | 42.5 | 12.5 | 80 | 625 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は23億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 24億円 | 23億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 5億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥60 | ¥60 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 7 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2024年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年4Q | 7 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2025年4Q | 14 | 4 | 28.6 | 2 |
| 2026年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2026年4Q | 14 | 4 | 28.6 | 2 |
| 2027年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は17億円から23億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は21.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場 | |||||
| 2013年3月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年3月 | 15 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年3月 | 15 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年3月 | 16 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年3月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年3月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年3月 | 18 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年3月 | 17 | — | 2 | — | 2 |
| 2021年3月 | 18 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 17 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年3月 | 18 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年3月 | 20 | — | 4 | — | 3 |
| 2025年3月 | 23 | 5 | 5 | 21.7 | 3 |
| 2026年3月 | 23 | 5 | 5 | 21.7 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高23億円のうち、営業利益として残るのは5億円で21.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の13.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.2%12億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.1%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.7%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は18億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −1 | −1 | 0 | −2 | 6 |
| 2014年3月 | 1 | −2 | 2 | −1 | 7 |
| 2015年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 |
| 2016年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 9 |
| 2017年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 10 |
| 2018年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 11 |
| 2019年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 12 |
| 2020年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 13 |
| 2021年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 14 |
| 2022年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 15 |
| 2023年3月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 14 |
| 2024年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 16 |
| 2025年3月 | 5 | −1 | −1 | 4 | 18 |
| 2026年3月 | 4 | −3 | −1 | 1 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は84.5%(業種中央値65.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 17 | 12 | 5 | 70.5 |
| 2014年3月 | 20 | 15 | 5 | 77.6 |
| 2015年3月 | 20 | 16 | 4 | 79.5 |
| 2016年3月 | 21 | 17 | 4 | 80.9 |
| 2017年3月 | 23 | 19 | 4 | 81.7 |
| 2018年3月 | 24 | 20 | 4 | 82.5 |
| 2019年3月 | 26 | 21 | 5 | 83.7 |
| 2020年3月 | 28 | 22 | 6 | 81.5 |
| 2021年3月 | 29 | 24 | 5 | 81.5 |
| 2022年3月 | 29 | 24 | 5 | 85.4 |
| 2023年3月 | 31 | 25 | 6 | 83.0 |
| 2024年3月 | 33 | 27 | 6 | 82.1 |
| 2025年3月 | 36 | 29 | 7 | 80.5 |
| 2026年3月 | 37 | 31 | 6 | 84.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で209社中12位あたり、逆に低いのは売上成長率で209社中148位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,715で、1年前と比べて+10.1%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.4倍 |
| PER (会社予想) | 10.6倍 |
| PBR | 1.04倍 |
| 配当利回り | 3.50% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日線1775.76円を下回る1745円で推移し、短期は上値重い。1カ月で1.3%下落した一方、1年では14.2%上昇し、52週高値2330円からは約25%下方にある。出来高は概ね1000株未満で低調、需給は様子見姿勢。75日線1761.59円、200日線1754.81円に接近しており、節目を意識した展開。RSIは40.98と中立圏で、方向感に欠ける。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)。
PERは9.56倍で業界平均の23.18倍を大幅に下回り、予想PERも10.8倍と低いです。PBRは1.06倍で業界平均1.54倍を下回り、ほぼ純資産相当です。ROEは11.2%で中程度ですが、配当利回りは3.44%と業界平均2.66%を上回り、配当性向も32.9%と健全です。売上高は安定しており、営業利益率も21.74%と高い水準を維持しています。収益性が高く、株価指標が業界平均を下回っており、割安と判断できます。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.4倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 10.6倍 | — |
| PBR | 1.04倍 | 1.50倍 |
| ROE | 11.2% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
当社は小型で高収益な精密部品メーカーであり、半導体関連需要の拡大が追い風となるかが焦点。強気派は、高い営業利益率と成長する売上高に着目し、市況回復後の業績伸長を期待する。一方、弱気派は、売上規模が小さく、依存先が多いと想定される特定顧客の動向や、市況変動による業績の不安定性を懸念する。また、PERが9.56倍と割安に見えるが、将来の成長率が鈍化する可能性も議論の的。
- 高収益体質
2025年3月期の営業利益率が21.74%と非常に高い水準
- 売上成長
2023年3月期から2025年3月期にかけて売上が18億円から23億円へ増加
- 株主還元
配当利回り3.44%と安定的な利回りを確保
- 2026年3月期も営業利益率21.74%を維持通年影響中
売上高23億円に対し営業利益5億円、営業利益率21.74%の高収益が続く
- PBR1.06倍と純資産近辺で下値堅い継続影響中
PBR1.06倍は解散価値に近く、株価の下値不安が少ない
- 配当利回り3.44%と安定的な還元通年影響弱
株価1745円に対して1株配当60円、利回り3.44%
- 株価1年で14.2%上昇、モメンタム良好継続影響弱
年初来+14.2%と中小型株としては上昇基調が続く
- 規模の小ささ
売上高23億円と極めて小さく、外的要因で業績が大きく変動しやすい
- 顧客依存リスク
特定の大口顧客への依存度が高い可能性があり、受注減が直撃し得る
- 低い外部評価
PERは9.56倍と低いが、市場が成長性を評価していない可能性も
- 2026年3月期の売上高23億円でゼロ成長通年影響中
売上高は2025年3月期23億円から2026年3月期23億円と横ばい
- 予想PER10.8倍とバリュエーション悪化決算発表後影響弱
現在PER9.56倍から予想PER10.8倍へ、来期の減益を織り込む
- 外国人所有比率1.81%で需給冷淡継続影響弱
外国人持ち株比率1.81%は極めて低く、海外投資家の買い不在
- 純利益3億円が2期連続横ばい通年影響中
純利益は2025年3月期、2026年3月期とも3億円で増益が無い
- 売上高
- 売上の増減は主要顧客の需要動向を示し、業績の先行指標となる
- 営業利益率
- 高収益体質が持続するか、市況悪化時の収益力低下を見る
- 受注残高
- 将来の売上高を予測するため、受注状況を確認する必要がある
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり60円で、前期から+9.1%。いまの株価に対する利回りは3.50%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 26 | — | 28.7 |
| 2018年3月 | 30 | 15.4 | 29.3 |
| 2019年3月 | 35 | 16.7 | 34.7 |
| 2020年3月 | 40 | 14.3 | 42.3 |
| 2021年3月 | 43 | 7.5 | 41.4 |
| 2022年3月 | 43 | 0.0 | 49.4 |
| 2023年3月 | 50 | 16.3 | 55.6 |
| 2024年3月 | 50 | 0.0 | 34.2 |
| 2025年3月 | 55 | 10.0 | 31.9 |
| 2026年3月 | 60 | 9.1 | 32.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥60
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,189人。区分でいちばん多いのは個人・その他で85.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.8%を占め、残る89.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 81.9 | 80.6 | 81.6 | 80.8 | 49.0 | 85.6 |
| 金融機関 | 7.7 | 7.6 | 7.6 | 7.6 | 7.8 | 8.3 |
| 事業法人 | 6.8 | 8.0 | 7.4 | 7.9 | 41.1 | 2.5 |
| 証券会社 | 2.1 | 2.2 | 2.1 | 2.2 | 1.2 | 1.8 |
| 外国法人 | 1.6 | 1.6 | 1.4 | 1.5 | 0.9 | 1.8 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.0 | 1.0 | 0.3 |
| 外国人個人 | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 一般社団法人ヨコタ | 32.67 |
| 02 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.41 |
| 03 | 広島信用金庫 | 6.41 |
| 04 | 横田征子 | 5.76 |
| 05 | 横田製作所従業員持株会 | 5.34 |
| 06 | 新海秀治 | 2.94 |
| 07 | 石田勇 | 2.35 |
| 08 | 三浦治子 | 2.14 |
| 09 | 田中尚子 | 2.14 |
| 10 | 大地みらい信用金庫 | 1.17 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+66%、1株純資産は14期で+112%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 110 | 793 | 14.8 | — | 18.1 |
| 2014年3月 | 68 | 819 | 8.9 | 12.8 | 30.9 |
| 2015年3月 | 68 | 867 | 8.1 | 17.0 | 30.8 |
| 2016年3月 | 79 | 924 | 8.8 | 10.8 | 29.3 |
| 2017年3月 | 91 | 992 | 9.4 | 12.4 | 28.7 |
| 2018年3月 | 103 | 1,068 | 10.0 | 10.9 | 29.3 |
| 2019年3月 | 101 | 1,139 | 9.1 | 10.2 | 34.7 |
| 2020年3月 | 95 | 1,199 | 8.1 | 9.3 | 42.3 |
| 2021年3月 | 104 | 1,263 | 8.4 | 11.8 | 41.4 |
| 2022年3月 | 87 | 1,307 | 6.8 | 12.5 | 49.4 |
| 2023年3月 | 90 | 1,353 | 6.8 | 11.9 | 55.6 |
| 2024年3月 | 146 | 1,451 | 10.4 | 9.3 | 34.2 |
| 2025年3月 | 172 | 1,573 | 11.4 | 8.7 | 31.9 |
| 2026年3月 | 183 | 1,681 | 11.2 | 10.8 | 32.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 横田義之 | 代表取締役 社長 | 56 | 120,000 |
| 綿井宏 | 常務取締役 本社工場長 | 55 | 5,100 |
| 河本正博 | 取締役 技術部長 | 67 | 1,100 |
| 中川勝巳 | 取締役 営業本部長 | 61 | 900 |
| 坂根裕二 | 取締役 経理総務部長 | 52 | 1,100 |
| 川角栄二 | 取締役 | 56 | — |
| 石田克之 | 監査役(常勤) | 70 | 6,400 |
| 藤岡達麻 | 監査役 | 48 | — |
| 中村政英 | 監査役 | 56 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 68 | 35 | 1 | 4 | 108 | 22 |
| 監査役 | 1 | 10 | — | 0 | — | 10 | 10 |
| 社外取締役 | 3 | 8 | — | 0 | — | 8 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,162字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,800字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,691字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,292字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第73期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第72期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第72期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第71期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第71期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第71期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第71期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第70期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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