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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ロードスターキャピタル

Loadstar Capital K.K.3482 · Prime · 不動産業

東京23区内の中規模オフィスビル投資を軸とする不動産投資会社。物件のバリューアップ・賃貸・売却に加え、アセットマネジメント・クラウドファンディングも展開。

概要

ロードスターキャピタル株式会社は、東京23区内の数十億円規模の中規模オフィスビルを対象に、バリューアップ投資を行う不動産投資会社である。2012年設立、2017年マザーズ上場を経て、2022年にはプライム市場に上場。2025年12月期の売上高は446億円、純利益80億円。自社デューデリジェンスによる迅速な物件取得と改修・リーシングで付加価値を高め、長期保有または売却する。事業は不動産投資・賃貸・ホテル運営、機関投資家向けアセットマネジメント、個人向けクラウドファンディング「OwnersBook」の3本柱。従業員数85名。

中規模オフィスビルに特化したバリューアップ投資

コーポレートファンディング事業では、東京23区内の数十億円程度の中規模オフィスビルを取得し、稼働率低下や管理不備などの問題を解決することで物件価値を高める。自社の不動産鑑定士や宅地建物取引士がデューデリジェンスを実施し、迅速な意思決定で物件を取得。取得後は改修工事や適正賃料への契約改定、テナント誘致により収益率を向上させる。長期保有を基本とするが、マーケット状況に応じて売却も行う。ホテル運営事業では、HIRAMATSU HOTELS(賢島、熱海、仙石原、沖縄、京都、軽井沢)を運営委託して高級リゾートホテル事業を展開する。2025年12月期の不動産投資売上は342億円、賃貸売上は35億円、ホテル運営売上は42億円であった。

機関投資家と個人投資家向けの2つの資金調達チャネル

アセットマネジメント事業は、連結子会社ロードスターインベストメンツが機関投資家向けに不動産の取得・保有・売却の戦略策定と運用サービスを提供する。2025年12月末時点の受託資産残高(AUM)は1,100億円超に達した。クラウドファンディング事業は、不動産特化型プラットフォーム「OwnersBook」を運営し、貸付型とエクイティ型の2商品を提供する。貸付型では投資家から集めた資金を原資に法人向け不動産担保融資を行い、エクイティ型ではSPCを通じて不動産信託受益権に投資する。一口1万円から投資可能で、2025年12月期の融資実行総額は133億円、営業貸付金残高は92億円となった。また、2025年12月にHash DasH Holdingsを子会社化し、デジタル証券(STO)分野への進出を準備している。

売上高446億円、純資産329億円の財務基盤

2025年12月期の連結売上高は446億円(前期比29.7%増)、営業利益134億円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益80億円(同16.1%増)であった。総資産は1,240億円、負債911億円、純資産329億円で、自己資本比率は約26.5%となる。借入金の大部分は変動金利だが、一部金利スワップ契約でリスクヘッジしている。従業員数は85名、本社は東京都中央区銀座。グループは連結子会社15社で構成され、そのうち8社はHIRAMATSU HOTELSの保有・運営に係る特別目的会社である。

業界の中での役割は不動産投資事業者(バリューアップ型投資)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
446億円
営業利益
134億円
営業利益率
30.0%
純利益
80億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
コーポレート ファンディング(不動産投資)342億円76.7%
コーポレート ファンディング(ホテル運営)43億円9.6%
コーポレート ファンディング(不動産賃貸)35億円7.8%
アセット マネジメント18億円4.0%
クラウド ファンディング8億円1.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01コーポレートファンディング事業 - 不動産投資事業主力

東京23区内の数十億円程度の中規模オフィスビルを対象に、バリューアップ余地のある物件を取得し、改修やリーシング等で付加価値を高め、長期保有または売却する。デューデリジェンスを自社で実施し、迅速な意思決定が強み。

主な製品・サービス1
中規模オフィスビル投資
数十億円規模のオフィスビルを取得、バリューアップして収益向上を図る。

02コーポレートファンディング事業 - 不動産賃貸事業準主力

取得したオフィスビル等を賃貸運用。テナントニーズに応えた追加投資により高稼働率を維持し、安定収益を確保する。市場下落時も長期賃貸で経営安定化を図る。

主な製品・サービス1
オフィスビル賃貸
テナントへのオフィススペース貸出、管理・運営。

03アセットマネジメント事業準主力

連結子会社ロードスターインベストメンツ㈱が機関投資家向けに、不動産の取得・保有・売却に至る戦略策定アドバイスとアセットマネジメントサービスを提供。

主な製品・サービス1
不動産アセットマネジメント
投資用不動産の運用管理、戦略策定・助言。

04コーポレートファンディング事業 - ホテル運営事業副次

HIRAMATSU HOTELS(賢島、熱海、仙石原、沖縄、京都、軽井沢)を㈱ひらまつに運営委託してホテル事業を行う。他の保有物件と区分している。

主な製品・サービス1
ホテル運営(HIRAMATSU HOTELS)
高級リゾートホテルの運営(運営委託)。

05クラウドファンディング事業副次

不動産特化型クラウドファンディングプラットフォーム『OwnersBook』を運営。貸付型とエクイティ型の2商品があり、投資家から資金を集め不動産関連投資を行う。またHash DasH Holdingsの子会社化によりSTO対応も視野。

主な製品・サービス1
OwnersBook(クラウドファンディング)
不動産特化型のクラウドファンディングサービス。一口1万円から投資可能。

製品と技術

「OwnersBook」が実現する少額不動産投資

不動産特化型クラウドファンディング「OwnersBook」は、インターネット上で一口1万円から不動産投資を可能にするサービス。貸付型商品では、ロードスターインベストメンツが投資家から資金を集め、ロードスターファンディングが法人向け不動産担保融資を実行する。投資家は利息を受け取り、元本は返済される。エクイティ型商品では、投資家が特別目的会社(SPC)に出資し、SPCが不動産信託受益権を取得・運用。賃貸収益や売却益が配当として還元される。2025年12月期の融資実行総額は133億円、営業貸付金残高は92億円。国内初の不動産特化型として2014年に開始し、貸付型とエクイティ型の2本柱で個人投資家の不動産投資参加を促進している。

中規模オフィスビルに特化したバリューアップ手法

同社の不動産投資事業の核は、東京23区内の数十億円規模の中規模オフィスビルを対象としたバリューアップ投資である。取得候補物件は、稼働率が低い、管理が不適切、権利関係が複雑などの問題を抱えるもの。自社の不動産鑑定士・宅地建物取引士がデューデリジェンスを行い、外部鑑定も取得した上で迅速に取得判断を行う。取得後は改修工事、リーシング活動(テナント誘致・賃料改定)、管理コスト削減で物件価値を高める。長期保有を基本としつつ、投資ファンドの予算消化や事業会社の自社利用など高値での売却機会も活用する。2025年12月期は9物件を売却し、不動産投資売上342億円を計上した。

HIRAMATSU HOTELSブランドによる高級ホテル運営

同社は、日本有数の観光地に所在する高級リゾートホテル「HIRAMATSU HOTELS」を運営する。賢島、熱海、仙石原、沖縄、京都、軽井沢の6施設で、運営はホテル専門会社の㈱ひらまつに委託している。同社が物件を保有し、ひらまつが運営を担うことで専門性を活かしたサービスを提供。2025年12月期は通年でホテル運営売上42億円を計上し、前年同期比157%増と大きく伸びた。これは前連結会計年度が4ヶ月分の実績だったためだが、観光需要の回復も寄与している。ホテル事業は他の保有物件と区分して管理され、別の連結子会社8社で保有・運営されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

マンション分譲主体のディベロッパー、高収益

ロードスターキャピタルは首都圏を中心にマンション分譲を手掛ける不動産会社。売上高300~400億円規模で、大東建託など大手に比べ小さいが、営業利益率30%超と非常に高収益。これは用地仕入れから販売までの一貫体制と、立地選定能力の高さが寄与。同業のタスキHDやrobot homeと比べ、収益性で優位。ただし、事業がマンション分譲に偏り、市況変動リスクが大きい。今後の成長には事業多角化やエリア拡大が課題。

強み

  • 営業利益率30%超と業界トップクラス、効率的な事業運営が強み。
  • 用地取得から設計、販売まで内製化し、コスト管理とスピードに優れる。
  • 首都圏の好立地を中心に仕入れ、高い販売率を実現。
  • 自己資本比率が高く、有利子負債に依存しない堅実な財務基盤。

課題

  • マンション分譲に特化し、不動産市況の悪化で業績が急変する可能性。
  • 首都圏に依存、地方や海外への展開がなく成長の伸びしろに限界。
  • タスキHDなど同業も参入、優良用地の取得競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がロードスターキャピタル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18897MIRARTHホールディングス643億円13.2倍
23252地主627億円9.0倍
37949小松ウオール工業551億円16.1倍
47989立川ブラインド工業549億円16.2倍
53284フージャースホールディングス546億円7.5倍
63482ロードスターキャピタル545億円5.4倍
78818京阪神ビルディング542億円22.9倍
83465ケイアイスター不動産535億円6.8倍
92975スター・マイカ・ホールディングス521億円8.4倍
103245ディア・ライフ504億円11.6倍
113475グッドコムアセット458億円22.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

2012年設立から国内初の不動産クラウドファンディング開始まで

2012年3月、東京都渋谷区恵比寿でロードスターキャピタル株式会社を設立。同年6月に宅地建物取引業免許、9月に第二種金融商品取引業・投資助言代理業を取得。2014年3月にはRenren Lianhe Holdingsを引受先とする第三者割当増資を実施。同年5月に子会社ロードスターファンディングを設立し、同年9月に国内初の不動産特化型クラウドファンディングサービス「OwnersBook」を開始した。2015年4月に本社を銀座に移転し、同年7月にロードスターファンディングが貸金業登録。この初期3年間で、不動産投資とクラウドファンディングの両輪を整えた。

マザーズ上場とアセットマネジメント事業の開始

2017年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場後、2018年1月に投資運用業・電子募集取扱業務を登録し、同年8月にはエクイティ型クラウドファンディングサービスを開始。同年10月、アセットマネジメント事業拡大のため子会社ロードスターインベストメンツを設立。2021年8月には会社分割(吸収分割)により、クラウドファンディング事業とアセットマネジメント事業をロードスターインベストメンツに承継した。これにより、コーポレートファンディング事業とアセットマネジメント・クラウドファンディング事業の組織を明確に分離した。

プライム市場への格付けと連続増収増益

2022年3月、マザーズから東京証券取引所市場第一部に市場変更。同年4月の市場再編によりプライム市場へ移行した。この間、財務数値は毎年増収増益を続け、売上高は2017年12月期の88億円から2022年12月期の236億円へ、同期間の純利益は8億円から48億円へ拡大。2022年11月には同じ銀座区内で本社を移転。プライム市場への昇格により、機関投資家からの資金調達と認知度向上を図った。

ホテル事業拡大とHash DasH Holdingsの子会社化

2024年から2025年にかけてホテル運営事業を拡大。HIRAMATSU HOTELS(賢島、熱海、仙石原、沖縄、京都、軽井沢)を運営委託で展開し、2025年12月期のホテル運営売上は42億円(前期比157.4%増)に達した。2025年12月、Hash DasH Holdings株式会社の全株式を取得し完全子会社化。同社は第一種金融商品取引業の運営体制とブロックチェーン基盤を有しており、不動産セキュリティトークン(STO)の物件供給から販売・運用まで一貫提供を目指す。これにより、クラウドファンディング事業の次なる成長軸としてSTO市場への本格参入を準備している。

年表19件を開く

2010年代

  • 2012年3月創業東京都渋谷区恵比寿においてロードスターキャピタル株式会社を設立
  • 2012年6月宅地建物取引業免許を取得
  • 2012年9月第二種金融商品取引業、投資助言・代理業登録(※)
  • 2013年12月東京都渋谷区恵比寿(同区内)に本社移転
  • 2014年3月Renren Lianhe Holdingsを引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2014年5月不動産特化型のクラウドファンディングサービスの実施のため、当社100%出資子会社としてロードスターファンディング株式会社を設立
  • 2014年9月「OwnersBook:オーナーズブック」のブランド名のもと貸付型クラウドファンディングサービスを開始(国内初の不動産特化型クラウドファンディング)
  • 2015年4月東京都中央区銀座に本社移転
  • 2015年7月ロードスターファンディング株式会社が貸金業登録
  • 2016年5月総合不動産投資顧問業者登録(※)
  • 2017年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年1月投資運用業・電子申込型電子募集取扱業務登録(※)
  • 2018年8月エクイティ型クラウドファンディングサービスを開始
  • 2018年10月東京都中央区銀座(同区内)に本社移転 不動産アセットマネジメントビジネスの拡大のため、当社100%出資子会社としてロードスターインベストメンツ株式会社を設立

2020年代

  • 2021年8月会社分割(吸収分割)によりクラウドファンディング事業とアセットマネジメント事業をロードスターインベストメンツ株式会社に承継
  • 2022年3月東京証券取引所マザーズから同取引所市場第一部に市場変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編によりプライム市場へ移行
  • 2022年11月東京都中央区銀座(同区内)に本社移転
  • 2025年12月M&AHash DasH Holdings株式会社の完全子会社化により、第一種金融商品取引業の運営体制とブロックチェーン基盤を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コア事業のストック拡大による安定収益基盤構築

    東京23区内の中規模オフィスビルへの投資を中心に不動産ストックを拡大し、賃貸収益のみで固定費を賄える事業規模を目指す。物件の新規取得と入れ替えを適度に行い、投資ノウハウを蓄積して利益率向上とポートフォリオの成長促進を図る。

  2. 02

    財務基盤強化と長期借入によるリスク低減

    事業拡大に対応するため市場環境に応じた効率的な財務戦略を立案・実行し、保有物件を担保とする借入金の返済期間を原則長期化することで貸し剥がしやリファイナンスリスクを低減し、安定した財務基盤を構築する。

  3. 03

    海外投資家開拓とAUM積上げによるアセットマネジメント強化

    国内外の投資家ニーズを捉え、特に海外投資家の開拓を推進。受託資産残高(AUM)の積み上げを強化し、不動産アセットマネジメント事業の拡大を図る。

  4. 04

    クラウドファンディング・STO市場の開拓と個人投資家開放

    貸付型商品の大型化・多様化、エクイティ型商品の安定供給により、不動産投資を個人投資家に開放。Hash DasH Holdingsとの連携で不動産STO対応の商品開発と一貫提供体制を構築し、デジタル証券市場の開拓を進める。

  5. 05

    人材確保・育成とサステナビリティ推進

    優秀な人材の採用強化と流出防止策として風通しの良い社風・成長環境を提供。DE&I推進に向け社内規則を改定し、サステナビリティ推進委員会を設置して再生エネルギーへの電力切替や人的資本・ガバナンスへの取組を実施する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で85人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,240万円で、8期前と比べて+34.6%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月31
2018年12月48
2019年12月92140.61.857
2020年12月95240.82.459
2021年12月1,12443.23.452
2022年12月1,16641.33.364
2023年12月1,18541.94.161
2024年12月1,26041.74.46218,387
2025年12月1,24042.34.68515,765

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社事務所 — 東京都中央区92百万円
主な関係会社
  • 国内
    ロードスター インベストメンツ㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ロードスター ファンディング㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    LD1合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2賢島合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2熱海合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2仙石原合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2京都合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2御代田合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    LD2宜野座合同会社(注)1
    東京都港区
  • 国内
    Hash DasH Holdings株式会社(注)4
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    Hash DasH株式会社
    東京都千代田区
    議決権99.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は446億円営業利益134億円前期と比べると増収増益で、売上が+29.7%、利益が+17.5%。

売上高
+29.7%
446億円
営業利益
+17.5%
134億円
純利益
+15.9%
80億円
営業利益率
30.0%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高562億円446億円
営業利益160億円134億円
純利益92億円80億円
1株あたり配当¥98¥98

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は283億円、営業利益は79億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+36.1%、営業利益は+5.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q421126.25
2023年2Q1033231.119
2023年3Q932830.119
2023年4Q496
2024年1Q822631.716
2024年2Q702332.914
2024年4Q1926533.939
2025年2Q2087536.145
2025年4Q2385924.835
2026年2Q2837927.946

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は3億円から446億円へ148.7倍に増えた。直近期の営業利益率は30.0%。売上は12期、純利益は11期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月311
不動産特化型のクラウドファンディングサービスの実施のため、当社100%出資子会社としてロードスターファンディング株式会社を設立
2014年12月821
2015年12月3074
2016年12月4775
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017年12月88128
東京都中央区銀座(同区内)に本社移転 不動産アセットマネジメントビジネスの拡大のため、当社100%出資子会社としてロードスターインベストメンツ株式会社を設立
2018年12月972114
2019年12月1513321
2020年12月1704227
2021年12月1795335
2022年12月2367248
2023年12月2877549
2024年12月34411410733.169
Hash DasH Holdings株式会社の完全子会社化により、第一種金融商品取引業の運営体制とブロックチェーン基盤を取得
2025年12月44613412230.080

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高446億円のうち、営業利益として残るのは134億円30.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は80億円、売上の17.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.5%292億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.5%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益30.0%134億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+20.5pt
30.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.8pt
17.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.8pt
27.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが−26億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは−37億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は146億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月−11−121−1212
2016年12月−69070−6913
2017年12月−8041−846
2018年12月−44−258−4659
2019年12月−40059−4078
2020年12月−41037−4173
2021年12月−4010−479
2022年12月−15−232−1794
2023年12月−8033−8119
2024年12月−187−5199−192127
2025年12月−26−1156−37146

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は1,241億円。このうち返さなくてよい自己資本が329億円で、自己資本比率は26.1%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月61512.0
2014年12月3272520.6
2015年12月62164625.9
2016年12月1432212115.3
2017年12月2204617420.7
2018年12月3305927117.8
2019年12月4437836517.6
2020年12月5127743515.0
2021年12月57010846218.9
2022年12月65714850922.2
2023年12月75519356225.1
2024年12月1,07425681823.4
2025年12月1,24132991126.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
146億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
317億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
911億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中103位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
30.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.1%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
29.6%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,541で、1年前と比べて-13.8%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥2,541-2.9%1ヶ月-4.0%1年-13.8%時価総額545億円
過去52週の値幅
安値¥2,449高値¥3,805

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.4倍
PER (会社予想)5.6倍
PBR1.19倍
配当利回り3.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2550円で、25日移動平均線(2677.6円)を約4.8%下回り、75日線(2780.92円)や200日線(2956.07円)を大きく下回っています。52週高値3805円からは約33%下落し、52週安値2449円には接近(+4.1%)。直近1ヶ月では5.9%安で、下値支持線が意識される展開。8月7日に296万株超の出来高を記録後、反落しており、売り圧力が強いです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは5.41倍と業界平均の14.78倍を大きく下回り、予想PERも5.6倍と極めて低い。PBRは1.19倍で平均の1.81倍を下回る。ROEは27.74%と非常に高く、収益性が高い。配当利回りは3.84%と平均の3.05%を上回る。業績は増収増益で、利益率も30%超と堅調。割安だが、今後の不動産市場の変動には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.4倍14.9倍
PER (予想)5.6倍
PBR1.19倍1.84倍
ROE27.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、高い営業利益率と急速な業績拡大を評価し、不動産市場の好循環に乗る成長を期待する。一方、弱気派は、不動産市況の高値懸念や金利上昇による需要減、成長の持続性に疑問を抱く。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率30%超と業界最高水準の効率。

  • 業績の急拡大

    売上高が22年236億から25年446億円に倍増。

  • ROEの高さ

    ROE27.7%と資本効率が非常に高い。

  • 営業利益134億で最高益更新通年影響

    25/12期営業利益134億、前期114億から17.5%増と過去最高を更新

  • ROE27.74%と高収益性通年影響

    純利益80億に対しROE27.74%、同業上位の資本効率を誇る

  • 実績PER5.41倍の割安感通年影響

    時価総額547億・純利益80億、実績PER5.41倍は低水準で割安

  • 配当利回り3.84%の厚み通年影響

    配当利回り3.84%と安定しており、株主還元が下値を支える

マイナスに働く材料7
  • 不動産市況リスク

    高値圏での仕入れはリスクが大きい。

  • 金利上昇の影響

    借入コスト増で収益が圧迫される。

  • 成長の持続性

    売却益依存で継続が難しい可能性。

  • 純利益増益率40.8%→15.9%に鈍化通年影響

    純利益49→69→80億、増益率は前期40.8%から15.9%へ急減速している

  • 営業利益率33.14%→30.04%と低下通年影響

    営業利益114億→134億も、売上高利益率は33.14%から30.04%に悪化

  • 予想PER5.6倍と来期利益の減速決算発表後影響

    予想PER5.6倍は実績5.41倍から上昇、来期の利益成長期待が薄い

  • 株価1年で13.22%下落継続影響

    1年間で株価13.22%下落、好決算にもかかわらず株価は軟調

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大の継続を確認。
営業利益率
高収益性が維持できるか。
販売用不動産の残高
在庫リスクと将来の売却余力を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり98で、前期から+22.9%いまの株価に対する利回りは3.86%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥98
1株あたり
配当利回り
3.86%
いまの株価に対して
配当性向
18.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月1015.5
2019年12月1552.615.5
2020年12月1610.316.4
2021年12月32100.015.9
2022年12月5056.317.2
2023年12月535.018.6
2024年12月7033.318.5
2025年12月8622.918.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥98

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ5,567人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.9%を占め、残る81.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他76.373.774.867.767.364.0
自己株式23.623.425.023.322.821.5
金融機関0.30.34.810.412.213.3
外国法人12.916.09.48.36.012.1
事業法人6.76.26.36.47.05.6
証券会社3.83.94.97.27.44.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岩野 達志15.99
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.32
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.51
04キャピタルジェネレーション株式会社3.89
05Renren Lianhe Holdings (常任代理人 みずほ証券株式会社)2.70
06久保 直之1.64
07野村信託銀行株式会社(投信口)1.58
08楽天証券株式会社共有口1.40
09成田 洋1.32
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人 みずほ証券株式会社)1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-13
    岩野 達志
    新規の大量保有報告
    19.55%
    +3.79pt
  • 2026-07-06
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.05%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−99%。直近期のROEは27.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年12月389,706360,386186.9
2014年12月101433.2
2015年12月273838.9
2016年12月2812824.7
2017年12月4421823.616.915.0
2018年12月6527726.111.615.5
2019年12月9736530.311.615.5
2020年12月15247034.85.916.4
2021年12月21265637.54.815.9
2022年12月30290638.25.317.2
2023年12月3011,15229.16.818.6
2024年12月4171,51531.26.018.5
2025年12月4801,92527.76.318.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額222百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岩野達志代表取締役 社長533,429,000
久保直之取締役53351,900
川畑拓也取締役 最高財務責任者兼財務経理本部長4350,100
和波英雄取締役74
大西純取締役53
舩木真由美取締役48
田中宏常勤監査役7430,000
上埜喜章監査役5663,900
川口綾子監査役46
根本亮46
吉田祐基取締役 営業本部長392,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41453618246
社外取締役523235
監査役1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,435字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの企業集団は、当社及び連結子会社(ロードスターインベストメンツ㈱、ロードスターファンディング㈱、LD1合同会社等及びHash DasH Holdings㈱等)の計15社(うち8社はHIRAMATSU HOTELSの保有・運営に係る連結子会社)で構成されており、オフィスビルへの不動産投資事業を中心に、不動産賃貸事業及びホテル運営事業(以下、不動産投資事業、不動産賃貸事業及びホテル運営事業を合わせて「コーポレートファンディング事業」という。)、不動産アセットマネジメント事業、不動産特化型のクラウドファンディング事業等を展開しております。 当社グループは不動産関連事業の単一セグメントであるため、各サービス別に記載をしております。 (1) コーポレートファンディング事業 ① 不動産投資事業 コーポレートファンディング事業では、バリューアップ余地のある中規模オフィスビル等を取得し、適正なマネジメントを行うことで付加価値を高めるサービスを行っております。 主な投資対象は、東京23区内の数十億円程度の中規模オフィスビル等のうち、稼働率が低い物件、管理が適切に行われていない物件、権利関係が複雑な物件等です。理由としては、当社の強みである不動産投資業界の経験とネットワークを活かして、これらの要因を整理・解決することにより物件本来の適正価格にバリューアップすることができるからです。また、中規模オフィスビルは取引件数も多く流動性が高いことも投資要因の一つです。 情報を入手した物件については、不動産鑑定士や宅地建物取引士により構成される役職員がデューデリジェンスを行い、遵法性、投資対象不動産の状況や流動性を把握するほか、購入の可能性が高い物件については外部の不動産鑑定評価業者より不動産鑑定評価書を取得した上で、迅速な意思決定により物件を取得しております。 物件の取得後においては、物件そのものの価値を高めるための改修工事、適切なリーシング(空室のある物件に対してテナントを誘致することや周辺賃料に比した適正賃料への契約改定を含む)を行うことによる稼働率及び収益率の向上に加え、管理コストの低減等に努めることで付加価値を高めてまいります。 付加価値を高めた物件については長期保有を前提としながらも、物件やマーケットの状況を鑑みて売却も選択肢の1つとしております。不動産価格は必ずしも1つではなく、購入者の意向やタイミングによって変化することがあり、例えば不動産投資ファンド等の予算消化、事業会社の自社利用、相続に絡む買い替え需要等においては高めの価格での交渉が可能な傾向にあります。このように日々刻々と変化するマーケット情報を、経験豊富な役職員のネットワークを駆使することで収集し、物件の運用効果が最大限になるように努めております。 ② 不動産賃貸事業 当社が取得したオフィスビル等は賃貸により運用しております。不動産のマーケット価格が下落傾向にある時期であっても長期賃貸運用を行うことにより物件の運用効果の最大化、経営の安定化を図ってまいります。 賃貸運用中は、テナントのニーズをくみ取り、管理運用に必要な追加投資(適切な修繕等)を行うことでテナント及び管理会社等との信頼関係を構築し、高稼働率の維持と安定利益の確保に努めております。 ③ ホテル運営事業 HIRAMATSU HOTELSは他の既存保有ホテルと契約形態が異なり、㈱ひらまつにホテル運営を委託する契約となっていることから事業を区分しております。HIRAMATSU HOTELSは日本有数の観光都市(賢島、熱海、仙石原、沖縄、京都、軽井沢)に所在しております。 (2) アセットマネジメント事業 当社連結子会社のロードスターインベストメンツ㈱は主に機関投資家を相手に、投資効率とリスクに見合ったリターンの最大化を図り、投資用不動産の取得・保有時の管理・売却に至るまでの戦略策定に関するアドバイス及び投資用不動産を運用するアセットマネジメント事業を営んでおります。 (3) クラウドファンディング事業 当社グループは不動産特化型クラウドファンディング事業のプラットフォームである『OwnersBook(オーナーズブック)』を運営しております。OwnersBookは、インターネット上で一口1万円からの資金で不動産投資をはじめることを可能にした資産運用サービスであり、貸付型とエクイティ型の2つの商品があります。貸付型商品では、主に当社連結子会社のロードスターインベストメンツ㈱が投資家会員から集めた資金を原資として同連結子会社のロードスターファンディング㈱が法人向け不動産担保融資を行っております。貸付先からは手数料を受領する他、返済や利息の支払を受け、投資家会員に対しては元本の返還と利息の配当を行っております。 一方、エクイティ型商品では投資家会員から特別目的会社(SPC)のエクイティ部分に出資してもらい、当該SPCが不動産信託受益権等を取得・運用し、不動産の賃貸収益や売却収益等を配当として投資家会員に還元いたします。ロードスターインベストメンツ㈱は当該出資金の募集に際して手数料を受領するほか、ロードスターインベストメンツ㈱がアセットマネージャーとして関与する場合はアセットマネジメント報酬を得ることになります。 さらに、当社グループはHash DasH Holdings株式会社の完全子会社化により、第一種金融商品取引業の運営体制とブロックチェーン基盤を獲得しました。これにより、不動産セキュリティトークン・オファリング(STO)に対応した新たな商品開発に向けて、物件供給から案件組成、販売、運用までを一貫して提供できる体制の構築に取り組んでまいります。 [事業系統図] (注) ST領域につきましては、運営体制の詳細が確立していないことから記載しておりません。
経営方針・対処すべき課題3,857字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」というミッションを掲げております。 当社は不動産投資業界における豊富な経験とネットワーク、不動産鑑定士や宅地建物取引士等による高度な物件評価能力を活かし、東京23区の中規模オフィスビル等への投資を中心としたコーポレートファンディング事業に加え、アセットマネジメント事業及び不動産特化型クラウドファンディング事業等を展開しております。 今後も、不動産及び不動産金融に関するプロフェッショナル集団としての知見とITを駆使した事業戦略の差別化により、収益を最大化していきたいと考えております。 (2) 経営戦略等 (コーポレートファンディング事業) ① 安定的な経営基盤の確立 東京23区の潜在的価値の高い中規模オフィスビルへの投資に注力して不動産ストックを拡大し、賃貸から得られる利益のみで会社固定費を安定的に賄える事業規模へ到達し、より革新的なビジネスを遂行する基礎の構築を目指します。また、新規取得と合わせて適度に物件を入れ替えることで、投資ノウハウを社内に蓄積し、案件ごとの利益率の向上を図るとともに、事業成長促進を意識した投資ポートフォリオの運用を行ってまいります。 ② 財務基盤の強化 事業拡大による収益の確保と安定化を図るために、市場環境に応じて効率的な財務戦略を立案し実行しております。また、保有物件を担保とした借入金の返済期間を原則長期とすることにより、貸し剥がしやリファイナンスのリスクを低減し、安定した財務基盤を構築しております。 ③ ホテル運営 長年ホテル運営を手掛けてきた㈱ひらまつとともに、客室稼働率・客室単価の向上を通して収益拡大を目指してまいります。 (アセットマネジメント事業) 日本の、特に東京の不動産市場は世界的にも魅力的なマーケットであるため、今後も旺盛な需要をもつ国内投資家及び投資ニーズがある海外投資家の開拓を推進し、受託資産残高(AUM)の積み上げを強化してまいります。 (クラウドファンディング事業) 貸付型商品の大型化や多様化、エクイティ型商品の安定供給を目指すことで、従来機関投資家等が独占していた不動産投資領域を、少額から始められる新たな不動産投資市場として個人投資家に開放していくとともに、資金供給源が主に金融機関に限定されていた不動産投資市場に個人マネーを引き入れることで同市場の安定化に貢献してまいります。 (3) 経営環境 当社が営む事業は多くの競合が存在し、また市場環境の変化を比較的受けやすくなっております。当社は、経験豊富かつ専門性の高い役職員を擁し、その知見とネットワークを活用するとともに、スピーディーな意思決定により競争優位を築いております。また、役職員はリーマンショックを経験したメンバーが多く、景気動向を踏まえた事業展開を常に意識しております。 アセットマネジメント事業も多くの競合がいるものの、国内投資家の需要は旺盛であり、また、日本の不動産に興味をもつ海外投資家は多く、その市場規模も大きいことから、着実に受託資産(AUM)を積上げてまいります。 クラウドファンディング事業は同種事業を営む会社も増え、市場規模が徐々に拡大しております。当社は他の事業会社に先んじて、国内で初めての不動産特化型クラウドファンディングを開始しており、その知見が蓄積されていること、上場会社としての信用力、不動産の専門家が提供するサービスであることなどの競争優位を構築しております。 セキュリティトークン・オファリング(STO)を含むデジタル証券市場は拡大を続けており、特に不動産STOはその規模が急速に拡大しております。当社グループは、Hash DasH Holdings㈱及びその子会社と共に、当該マーケットにおいて独自の地位を確立すべく取り組んでまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 安定的な経営基盤確立のための仕入体制の強化・維持 安定的な経営基盤の確立のためには不動産ストックの積み上げが必須であります。当社の主な投資領域である東京23区は限られた範囲であることから、他社との競争の中でいかに早く情報収集を行い、スピーディーに対応できるかが重要と考えており、豊富な経験とネットワーク及び高い専門性を有する役職員による迅速な意思決定により対応しておりますが、引き続き、優秀な人材の獲得や業務にかかる知識と経験、ノウハウの蓄積等によって、仕入体制の維持・強化に努めてまいります。 ② 金利変動の影響 不動産の取得に当たっては、金融機関から資金調達しております。そのほとんどは変動金利による調達であり、金利が大幅に上昇した場合、当社の損益に影響を与える可能性があります。引き続き日本銀行の動きや景気動向には注視してまいります。なお、金利スワップ契約による金利変動リスクヘッジも一部実施しております。 ③ アセットマネジメント事業の強化 投資家に代わって投資用不動産の管理・運用を行うアセットマネジメント事業では、投資家の発掘・関係維持と投資目線に適う投資対象不動産の仕入・運用・売却が重要課題となります。当社は、不動産投資ファンドやアセットマネジメント会社出身の役職員を多数擁しており、国内外の投資家への不動産アセットマネジメントサービスに関する知見とコーポレートファンディング事業で培った物件仕入の強みを活かして当該課題に対応し、投資家利益を最大化すべく事業の強化を図ってまいります。 ④ 不動産投資市場の個人への開放を目的とした事業の拡大 当社グループは、「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」というミッションを掲げ、不動産投資市場をITの力で個人投資家に開放していくことに取り組んでおり、そのうちの一つであるクラウドファンディング事業の対処すべき課題としては、案件組成数の増加、及び投資家会員数と投資金額の拡大が挙げられます。これらの課題を解決するため、SFA(セールス・フォース・オートメーション)の利用による案件組成数の増加やサイトリニューアル等を通じたUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)の向上及びWEBマーケティングを通じた投資家会員数と投資金額拡大を企図しております。 さらに、当社グループはHash DasH Holdings株式会社の完全子会社化により、第一種金融商品取引業の運営体制とブロックチェーン基盤を獲得いたしました。これにより、不動産セキュリティトークン・オファリング(STO)に対応した新たな商品開発に向けて、物件供給から案件組成、販売、運用までを一貫して提供できる体制の構築に取り組んでまいります。ST市場は国内で急拡大している一方、法制度や業界構造に起因するコストやスピード面での課題も存在するため、当社グループとHash DasH Holdings株式会社は経営資源を融合し、柔軟かつ効率的なスキームを確立することで、デジタル証券を活用した不動産投資市場の開拓を進めてまいります。 クラウドファンディング事業及びST領域は複数の法規制に基づき運営しており、法規制の改正により同事業の推進に影響が生じる可能性がありますが、業界団体等からも情報収集し、社内における改正内容の事前検討などを通じて対応を図ってまいります。 ⑤ 人材の確保・育成について 当社グループの持続的な発展のためには、優秀な人材の確保が必要であります。このため、優秀な人材の採用を強化することはもちろんのこと、優秀な人材の流出を防ぐために、風通しの良い社風の醸成、より個々人が成長できる職場環境の提供等に努めてまいります。また、DE&I※の推進に向け社内規則・規程を改定し、従業員等がしなやかに活躍できる環境を整えることに努めております。 ※ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン。人材の「多様性(ダイバーシティ)」と「包括性(インクルージョン)」を表す「D&I」に、「公平性(エクイティ)」を付加した概念のこと。 ⑥ サステナビリティの推進 サステナビリティの推進に取り組むため、サステナビリティ推進委員会を設置し、役職員が意欲的に働き成長できる環境を整えつつ、グループ全体として様々な社会課題に取り組んでまいります。環境への取組としては、当社が保有する不動産の電力源を再生エネルギー由来の電源に切り替え、CO2排出量の削減に努めております。その他、人的資本やコーポレートガバナンスに積極的に取り組んでおります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、売上高と税金等調整前当期純利益を重要な経営指標ととらえ、これらを中長期的に成長させていくことを基本的な考え方としております。また、持続的な事業拡大を図るために、コーポレートファンディング事業では不動産ストック残高、アセットマネジメント事業では受託資産残高(AUM)、クラウドファンディング事業では年間投資金額を、それぞれの事業の重要な経営指標としております。
事業等のリスク3,307字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <発生の蓋然性が相対的に高いリスク> (1) 経済状況等の影響について 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利動向及び地価動向等の経済情勢の影響を受けやすく、当社グループにおいても同様です。当該経済情勢の種々の変化によって、当初想定していた収益が確保できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは国内で一番流動性が高い東京を主戦場とすることでリスク回避の余地を最大化するとともに金利動向やインバウンド需要を含めた経済情勢の変化にいち早く気づき対応できる体制を整えており、また、不動産担保ローンの借入期間を原則長期とすることで短期的な経済情勢の変化の影響を回避しております。 (2) 有利子負債への依存について 当社は、物件の取得資金を主に金融機関からの借入金によって調達しております。このため、市場金利が上昇する局面や、不動産業界又は当社のリスクプレミアムが上昇した場合には、支払利息等が増加し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは物件の購入資金を調達する際には、特定の金融機関に依存することなく、個別の物件毎に金融機関に融資を打診しております。また、エクイティファイナンス等の資金調達の多様化についても検討しております。 (3) 業績の変動について コーポレートファンディング事業における物件の売却売上は引渡基準を採用しております。当社の現状の事業規模においては、売却物件1件あたりの売上高が当社グループ全体の売上高に占める割合が大きい状況にあり、また、物件の売却は市況を勘案しながら行っているため、引渡し時期により、四半期ごとの業績に偏りが生じる可能性、想定していた売上や収益が翌期に繰り越される可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループはスピーディーな意思決定による決済時期のコントロールに加え、不動産ストック残高やアセットマネジメント事業における受託資産残高(AUM)の積上げにより、ストック収益である賃貸収益やアセットマネジメントフィーの割合の拡大に努めております。 <発生の蓋然性が相対的に低い中長期的なリスク> (4) 人材の確保について 当社グループは、持続的な成長を支える、優秀な人材を確保することが重要だと考えております。しかしながら、雇用情勢の変化等により、計画どおりに人材が確保できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは優秀な人材の採用を強化することはもちろんのこと、優秀な人材の流出を防ぐために、風通しの良い社風の醸成、より個々人が成長できる職場環境の提供等に努めております。 (5) 個人情報の管理について 当社グループの事業活動において、顧客・取引先の機密情報や個人情報を取得・保有しております。個人情報の取り扱いについては細心の注意を払ってまいりますが、不測の事態によって当社グループが保有する個人情報が外部流出した場合、賠償責任を課せられるリスクや当社グループに対する信用が毀損するリスク等があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループはこれらの情報が流出するのを防止するために、個人情報取扱規程を定め、個人情報の保護に関する法律、関係諸法令及び監督当局のガイドライン等を遵守し、社内規程の制定及び管理体制の確立を図るとともに、個人情報管理責任者を選任して、上記関係規範を役職員に周知・徹底しております。 (6) 法的規制等について 当社グループが行う事業につきましては、以下の法令等による規制を受けております。しかしながら、今後、これらの法令等の解釈の変更及び改正が行われた場合、また、当社グループの事業を規制する法令等が新たに制定された場合には、事業内容の変更や新たなコスト発生等により、当社グループの業績及び今後の事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは社内弁護士等による反社チェック、契約書等の確認、広告審査を徹底することに加え、定期的に役職員に向けて法令・コンプライアンス研修を行い、会社全体としてコンプライアンス意識を高めております。また、必要に応じて規制当局とコミュニケーションや外部弁護士への問い合わせを行っております。 ① 当社グループの事業活動に関係する主な法的規制 法的規制 ・宅地建物取引業法 ・金融商品取引法 ・不動産投資顧問業登録規程 ・貸金業法 ② 当社グループの取得している主な免許・登録等 当社 許認可等の名称   許認可等の内容   規制法   有効期間   取消、解約その他の事由 宅地建物取引業免許   東京都知事 (3) 第94272号   宅地建物取引業法   2022年6月2日~ 2027年6月1日   同法第66条、第67条 金融商品取引業登録(第二種金融商品取引業)   関東財務局長 (金商) 第2660号   金融商品取引法   有効期間の定めは ありません   同法第52条、第54条 ロードスターインベストメンツ株式会社 許認可等の名称   許認可等の内容   規制法   有効期間   取消、解約その他の事由 宅地建物取引業免許   東京都知事 (2) 第104014号   宅地建物取引業法   2024年10月12日~ 2029年10月11日   同法第66条、第67条 金融商品取引業登録(投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業)   関東財務局長 (金商) 第3260号   金融商品取引法   有効期間の定めは ありません   同法第52条、第54条 総合不動産 投資顧問業登録   国土交通大臣 総合 - 第164号   不動産投資顧問業登録規程   2021年5月21日~ 2026年5月20日   同規程第30条 ロードスターファンディング株式会社 許認可等の名称   許認可等の内容   規制法   有効期間   取消、解約その他の事由 貸金業登録   東京都知事 (4) 第31574号   貸金業法   2024年8月1日~ 2027年7月31日   同法第24条の6の4、第24条の6の5、第24条の6の6 Hash DasH株式会社 許認可等の名称   許認可等の内容   規制法   有効期間   取消、解約その他の事由 金融商品取引業登録(第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業)   関東財務局長 (金商) 第3202号   金融商品取引法   有効期間の定めは ありません   同法第52条、第54条 (7) 災害の発生及び地域偏在について 地震、暴風雨、洪水等の自然災害、戦争、暴動、テロ、火災等の人災が発生した場合、当社が保有する不動産の価値が大きく毀損する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社が保有する不動産は、東京を中心とする首都圏所在の比率が高い状況にあり、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは新耐震又は新耐震と同程度以上の物件を選別し、また物件取得時に地震リスク評価(PML)を行い、一定水準以上の物件のみを取得することに加え、ほぼ全ての物件について地震保険に加入しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,724字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績の概況 (売上高の状況) 当連結会計年度は堅調な不動産マーケットを背景に全ての事業が順調に進んだことから、売上高は44,633百万円(前年同期比29.7%増)となりました。 主要なサービス別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、サービス別に区分して記載しております。 ⅰ.コーポレートファンディング事業 イ.不動産投資事業 東京都内のホテル1物件及びオフィスビル等8物件を売却した結果、不動産投資売上は34,228百万円(前年同期比22.4%増)となりました。 ロ.不動産賃貸事業 上記9物件を売却しましたが、新たに東京都内のオフィスビルを中心に7物件を取得いたしました。その結果、不動産賃貸売上は3,525百万円(同20.6%増)となりました。 ハ.ホテル運営事業 ホテル運営売上は概ね計画どおりに進捗した結果、4,261百万円(同157.4%増)となりました。 なお、前連結会計年度には2024年7月から10月の4ヶ月分、当連結会計年度においては12ヶ月分のホテル運営実績が反映されております。 ⅱ.アセットマネジメント事業 新規案件の受託及び既存受託資産の一部売却を行った結果、アセットマネジメント事業売上は1,763百万円(同47.9%増)となりました。なお、当連結会計年度末現在における受託資産残高(AUM)は、1,100億円超となっております(連結子会社からの受託資産(HIRAMATSU HOTELS)を含む)。 ⅲ.クラウドファンディング事業 当連結会計年度は不動産事業者の資金需要が旺盛であり、総計13,307百万円(同5.2%増)の融資を実行した一方、総計13,816百万円の償還がありました。その結果、クラウドファンディング事業に係る営業貸付金残高は9,272百万円(前連結会計年度末比5.2%減)となりました。 また、当連結会計年度において第3号となるエクイティ型案件を募集し運用開始いたしました。 これらの活動の結果、クラウドファンディング事業の売上は829百万円(前年同期比26.1%増)となりました。 (営業利益の状況) 販売費及び一般管理費は2,033百万円となり、前連結会計年度に比べ130百万円増加しました。この結果、営業利益は13,415百万円となり前連結会計年度に比べ1,967百万円、17.2%の増益となりました。 (経常利益の状況) 経常利益については、営業利益の増加、利上げ可能性に備えて締結した金利スワップ契約の評価益372百万円や支払利息1,288百万円等により、12,239百万円と前連結会計年度に比べ1,540百万円、14.4%の増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益の状況) 親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の増加等により、7,976百万円と前連結会計年度に比べ1,105百万円、16.1%の増益となりました。 b. 不動産市況の概況 当社グループが属する不動産及び不動産金融業界、特にB to Bのオフィス不動産マーケットは、三鬼商事㈱の最新オフィスビル市況(2025年12月時点)によれば、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の既存オフィスビルの空室率は2.14%、坪当たり平均賃料は21,172円と回復傾向にあります。 東京のオフィスビル売買市場においては需要が高い状況にあります。これは、諸外国に比べて国内金利が低いことや地政学リスクが高くないことなどが要因と考えられますが、日銀の利上げ動向及び米国の通商政策をはじめとした政策動向等が不動産マーケットに与える影響を見極めながら事業を進めてまいります。 ホテルマーケットにおいては、観光庁公表の宿泊旅行統計調査によると、我が国における2025年の延べ宿泊者数は、過去最多であった2024年度とほぼ同水準の数値で推移しており活況を呈しております。 なお、当社グループは2025年12月にデジタル証券の発行・流通基盤を有し、傘下にデジタル証券専門の証券会社をもつHash DasH Holdings株式会社の全株式を取得して完全子会社化いたしました。今後、当社グループが保有する許認可・技術・顧客基盤等の経営資源を融合させることで、不動産セキュリティトークン・オファリング(STO)の物件供給から案件組成、販売、運用までを一貫して提供できる体制を構築し、国内で急拡大する不動産セキュリティトークン(ST)市場を新たな段階へと進めてまいります。 c. 財政状態 (資産) 当連結会計年度末の総資産は124,068百万円(前連結会計年度末比15.5%増)となりました。主な要因は、販売用不動産の取得によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は91,125百万円(同11.5%増)となりました。主な要因は、販売用不動産の取得に伴う借入金の増加によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は32,943百万円(同28.5%増)となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加、及び配当による利益剰余金の減少によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ1,936百万円増加し、14,589百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により使用した資金は2,632百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益11,673百万円及び預り金の増加額1,739百万円等により資金が増加した一方、物件仕入の先行投資が順調に推移したことによる販売用不動産の増加額12,499百万円、クラウドファンディング事業において投資家から預かった金銭の一部を信託したことによる預け金の増加額3,386百万円、及び法人税等の支払額3,999百万円等により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は1,057百万円となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出875百万円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により得られた資金は5,626百万円となりました。これは主に、物件仕入に伴う長期借入れによる収入が28,300百万円、物件売却に伴う長期借入金の返済による支出が20,406百万円、配当金の支払による支出が1,159百万円となったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは不動産関連事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2025年 1月 1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) コーポレートファンディング(不動産投資)事業   34,228   22.4 コーポレートファンディング(不動産賃貸)事業   3,525   20.6 コーポレートファンディング(ホテル運営)事業   4,261   157.4 アセットマネジメント事業   1,763   47.9 クラウドファンディング事業   829   26.1 その他事業   25   14.7 合計   44,633   29.7 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年 1月 1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年 1月 1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 三信株式会社   7,500   21.8   -   - 株式会社福原コーポレーション   5,800   16.8   -   - 清水建設株式会社   3,450   10.0   -   - いちご地所株式会社   -   -   8,800   19.7 合同会社ウェルネス21   -   -   7,500   16.8 JR西日本不動産開発株式会社   -   -   6,380   14.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態及び経営成績の状況 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析とそれらの要因につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業運営体制等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減してまいります。 c. 経営戦略の現状と見通し 当社グループとしましては、これらの状況を踏まえて、コーポレートファンディング事業において、不動産賃貸から得られる利益のみで会社固定費を安定的に賄うべく不動産ストックを増加させることで、安定的な経営基盤の確立を目指してまいります。また、アセットマネジメント事業における受託資産残高(AUM)の積み上げによるストック収益の獲得、クラウドファンディング事業及びST領域の拡大による新たな不動産投資市場の形成を目指してまいります。 d. 経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループの経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、経営基盤となるコーポレートファンディング事業の持続的な成長とアセットマネジメント事業の強化、クラウドファンディング事業及びST領域を通じた不動産市場の個人への開放を実践していくことが重要であると認識しております。 そのための優秀な人材の確保・育成や内部管理体制の強化を行い、長期安定的な事業展開を目指してまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析とそれらの要因につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 契約債務 2025年12月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   533   533   -   -   - 長期借入金   69,118   10,581   4,794   26,024   27,718 上記の表において、長期借入金は、1年内返済予定の長期借入金と長期借入金の合計金額を記載しております。 c. 財務政策 当社グループは、運転資金及び不動産の取得資金につきましては、内部資金及び借入により賄うこととしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、原則として運転資金については短期借入金で、不動産の取得資金については、長期借入金で調達しております。 また、財務戦略の中でエクイティファイナンスも柔軟に検討し、最適な資本構成を目指してまいります。加えて、株価が業績等に比して不当に低いと判断する場合には自社株買いも検討いたします。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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