概要
日本紙パルプ商事は、紙・パルプの総合商社で、国内最大級の流通ネットワークを持つ。東京都中央区に本社を置き、連結従業員4705名。2026年3月期の売上収益は6,068億円、営業利益108億円。国内卸売、海外卸売、製紙加工、環境原材料、不動産賃貸の5セグメントで構成される。1916年創業の老舗で、近年は欧米・オセアニアへの積極的なM&Aによりグローバル展開を加速している。
5つのセグメントで構成される事業構造
当社グループは国内卸売、海外卸売、製紙加工、環境原材料、不動産賃貸の5セグメントで事業を展開する。国内卸売は紙・板紙の販売を中心に、倉庫・運送業や情報機器販売も手掛ける。海外卸売はアジア・欧米・オセアニアに広がる販売網で輸出・現地販売を行う。製紙加工では段ボールや家庭紙の製造加工を、環境原材料では古紙・パルプ販売と総合リサイクル、バイオマス・太陽光発電を、不動産賃貸では保有物件からの安定的な収益を得る。
海外卸売が売上の過半を占める収益構造
2026年3月期のセグメント別売上収益は、国内卸売1,931億円、海外卸売3,380億円、製紙加工514億円、環境原材料200億円、不動産賃貸41億円。海外卸売が全体の55.7%を占め、成長の牽引役である。しかし、セグメント利益では海外卸売は5億円の損失を計上し、製紙加工が72億円の最大利益セグメントとなった。国内卸売は56億円の利益を稼ぎ、不動産賃貸も15億円と安定している。環境原材料は資源価格変動の影響を受け、利益は5億円に減少した。
30以上の国と地域に広がるグローバル拠点
海外子会社はドイツ、フランス、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール、マレーシア、インドなどに所在する。2017年にオセアニアのBall & Doggett Group、2018年に東南アジアのSpicers Paper、2019年に英国のPremier Paper Groupを買収。2024年にはドイツとフランスのInapaグループを買収し、欧州での存在感を一気に高めた。各地域の子会社は現地密着型の営業を行い、紙・板紙の卸売に加え、サイン&ディスプレイ分野など周辺事業にも進出している。
M&Aと長期ビジョン「OVOL」による成長戦略
当社は2021年に長期ビジョン「OVOL長期ビジョン2030 “Paper, and beyond”」を策定。「世界最強の紙流通企業グループ」を掲げ、紙の枠を超えた事業展開を志向する。中期経営計画2026では連結経常利益目標220億円を設定したが、2026年3月期実績は108億円と未達。それでもM&Aを駆使した事業拡大を継続し、グループブランド「OVOL」を統一。新規領域への投資と既存事業の収益力強化により、企業価値向上を目指す。
業界の中での役割は紙パルプ製品の卸売業(商社)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 紙 | 4,031億円 | 66.4% | — | — |
| その他 | 980億円 | 16.2% | — | — |
| 板紙 | 937億円 | 15.4% | — | — |
| 古紙 | 72億円 | 1.2% | — | — |
| パルプ | 48億円 | 0.8% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01国内卸売主力
国内向けに紙、板紙、関連商品を販売。倉庫業・運送業、情報機器販売・情報サービスも行う。
- 紙・板紙
- 印刷用紙、包装用紙、段ボール原紙など多様な紙製品を国内顧客へ供給。
- 情報機器・情報サービス
- OA機器等の販売及びシステム開発・運用サービスを提供。
02海外卸売主力
海外向けに紙、板紙、関連商品の販売等を行う。グローバルな販売網を通じて輸出・現地販売を展開。
- 紙・板紙
- アジア・欧米などへ日本産紙製品の輸出及び海外調達品の販売。
03製紙加工準主力
製紙及び紙・板紙・関連商品の加工を行う。付加価値の高い加工品を提供。
- 加工紙・板紙
- コーティング、ラミネート等の加工を施した紙製品。
04環境原材料準主力
古紙・パルプ等原材料の販売、総合リサイクル、再生可能エネルギーによる発電事業等を行う。資源循環ビジネスを展開。
- 古紙・パルプ
- 回収古紙の選別・販売、パルプ原料の調達・販売。
- 再生可能エネルギー発電
- バイオマス発電等による電力販売。
05不動産賃貸副次
不動産の賃貸事業。保有する不動産の賃貸による安定的な収益を得る。
製品と技術
印刷用紙から板紙まで幅広い紙製品
国内卸売セグメントでは、印刷用紙、包装用紙、段ボール原紙など多様な紙製品を供給。印刷用紙はデジタル化で需要が減少傾向にあるが、情報誌やカタログ向けが根強い。板紙では、段ボール原紙がEC需要に支えられ堅調。白板紙は医薬品・化粧品向けやトレーディングカード用途が好調。情報機器販売・情報サービスも手掛け、顧客の業務効率化を支援する。製品ラインアップは約数千アイテムに及ぶ。
再生可能エネルギーとリサイクルで資源循環
環境原材料セグメントでは、古紙・パルプの販売と総合リサイクル事業を展開。回収古紙を選別・販売し、製紙原料として循環させる。再生可能エネルギーでは、川辺バイオマス発電所(2004年設立)や野田バイオパワーJP(2016年操業開始)による木質バイオマス発電、エコパワーJPによる太陽光発電を行い、売電収入を得る。これらの事業は、持続可能な社会の構築に貢献するとともに、安定的な収益源となっている。
段ボールと家庭紙の加工・製造
製紙加工セグメントでは、段ボール事業と再生家庭紙事業が主力。段ボール事業では、原紙から加工までの一貫生産を行い、包装資材として供給。再生家庭紙事業では、コアレックスグループがトイレットペーパーやティッシュペーパーを製造。堅調な需要を背景に、価格修正の浸透により収益性が向上している。2026年3月期のセグメント利益は72億円とグループ内で最大であり、安定収益の柱となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
紙・パルプ専門商社、規模拡大志向
紙・パルプ専門商社で、国内トップクラスの取扱高を誇る。同業のリョーサン菱洋ホールディングス(半導体商社)や高千穂交易(制御機器)とは扱う商材が異なる。売上高は5000億円超で、2026年3月期は6068億円と増収予定。営業利益率は2%前後と商社としては標準的だが、規模の拡大により収益基盤は安定。ただし電子化による紙需要減少が中長期的なリスク。
強み
- 取扱高で業界首位クラス、仕入れ交渉力が強い。
- 紙、パルプ、板紙など多様な製品を扱い、顧客ニーズに対応。
- 印刷、出版、包装など紙需要は根強く、一定の需要がある。
- 大規模な物流網・在庫管理システムで効率的な事業運営。
課題
- 電子化の進展により紙の需要は長期的に減少傾向。
- 営業利益率が2%前後と低く、価格競争にさらされやすい。
- 紙・パルプ偏重で、環境変化への対応力に課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字が日本紙パルプ商事
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3863日本製紙 | 1,542億円 | 13.0倍 |
| 2 | 8037カメイ | 1,506億円 | 11.7倍 |
| 3 | 1518三井松島ホールディングス | 1,501億円 | 15.5倍 |
| 4 | 4694ビー・エム・エル | 1,496億円 | 18.0倍 |
| 5 | 3865北越コーポレーション | 1,474億円 | 20.7倍 |
| 6 | 8032日本紙パルプ商事 | 1,452億円 | 30.7倍 |
| 7 | 8074YUASA | 1,421億円 | 11.3倍 |
| 8 | 6330東洋エンジニアリング | 1,314億円 | — |
| 9 | 6080M&Aキャピタルパートナーズ | 1,308億円 | 22.5倍 |
| 10 | 9824泉州電業 | 1,303億円 | 16.6倍 |
| 11 | 2874横浜冷凍 | 1,302億円 | 41.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
1916年創業から戦時統制を経た再出発
1916年12月、合名会社から改組し株式会社中井商店として設立。資本金200万円で東京・日本橋に本社を置き、紙の元売業務を開始した。1944年6月、太平洋戦争下で紙統制会社に元売業務を接収され、事業規模は大幅に縮小。終戦後の1946年11月、紙統制会社解散に伴い商権が復活し、本来の営業活動を再開した。この時期に紙流通の基盤を再構築し、戦後復興の波に乗る準備を整えた。
合併を繰り返し日本紙パルプ商事が誕生
1963年5月に商号を中井株式会社に変更。1968年4月には北興産業株式会社を吸収合併し、同時に北陸紙業から大阪地区の営業権を譲り受ける。1970年1月、株式会社富士洋紙店を吸収合併し、商号を日本紙パルプ商事株式会社と変更して新発足。3社の統合により、取扱規模は拡大し、全国的な販売網が形成された。この再編により、後の総合紙商社としての礎が築かれた。
上場と海外子会社設立で国際展開を開始
1972年10月、東京証券取引所市場第二部に株式上場。翌1973年8月には第一部に指定換えされた。同時期、海外拠点の設置を加速。1973年4月に独デュッセルドルフにJapan Pulp & Paper GmbH、1974年2月に香港、同年4月に米国に現地法人を相次いで設立。これにより、紙・パルプの輸出入ビジネスを本格化させ、国際的な調達・販売チャネルを構築した。
リサイクルとエネルギー事業への多角化
2003年8月、株式会社トーメンから紙パルプ事業の営業権を譲り受け、取扱品目を拡大。2004年7月には川辺バイオマス発電株式会社を設立し、木質バイオマス発電事業に参入。2007年10月に総合リサイクル事業を行う株式会社エコポート九州を設立。2010年4月には米国大手紙商Gould Paper Corporationを連結子会社化。2011年4月には再生家庭紙メーカーのコアレックスホールディングス(現JPコアレックスホールディングス)をグループ化し、製造機能を強化した。
グループブランドOVOLと大型M&Aの時代
2017年10月、グループブランド「OVOL」を導入。同年4月には大手古紙商社の福田三商を連結子会社化、7月にはオセアニアのBall & Doggett Groupを買収。2018年6月、OVOL日本橋ビルが竣工。2018年12月には東南アジアのSpicers Paper、2019年7月には英国のPremier Paper Groupを買収。これらの大型M&Aにより、海外売上比率が急拡大し、グローバル紙流通の一角を占めるまでに成長した。
欧州統合と中期経営計画2026の策定
2021年5月、長期ビジョン「OVOL長期ビジョン2030」と中期経営計画2023を策定。2024年5月には後継の「OVOL中期経営計画2026」を公表し、経常利益220億円を目標に掲げた。同年11月、ドイツのInapaグループ4社とフランスのInapa France等を買収し、欧州での事業基盤を一気に拡大。これにより欧州は米国・オセアニアに次ぐ第3の柱となった。2022年4月にはプライム市場へ移行している。
年表31件を開く
1910年代
- 1916年12月合名会社から株式会社に改組、資本金200万円にて現東京都中央区日本橋に株式会社 中井商店誕生。
1940年代
- 1944年6月元売業務を紙統制会社に接収され、業務は大幅に縮小。
- 1946年11月紙統制会社の解散による紙商の商権復活により、元売業務を含めた本来の営業活動を開始。
1960年代
- 1963年5月商号変更商号を中井株式会社に変更。
- 1968年4月M&A北興産業株式会社を吸収合併し、同時に北陸紙業株式会社から大阪地区の営業権を譲り受ける。
1970年代
- 1970年1月創業株式会社富士洋紙店を吸収合併するとともに、商号を日本紙パルプ商事株式会社と変更し、新発足。
- 1972年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
- 1973年4月全額出資によりデュッセルドルフにJapan Pulp & Paper GmbHを設立。(現連結子会社)
- 1973年8月東京証券取引所市場第二部より市場第一部に指定換え。
- 1973年10月M&A古紙再資源化事業を行う紙パ資源株式会社を設立。(2019年に連結子会社福田三商株式会社と合併)
- 1974年2月全額出資により香港にJapan Pulp & Paper Co.,(H.K.)Ltd.を設立。(現連結子会社)
- 1974年4月全額出資により米国にJapan Pulp & Paper(U.S.A.)Corp.を設立。(現連結子会社)
2000年代
- 2003年8月株式会社トーメンより紙パルプ事業の営業権を譲り受ける。
- 2004年7月川辺バイオマス発電株式会社を設立、バイオマス発電を事業化。(現連結子会社)
- 2007年10月総合リサイクル事業を行う株式会社エコポート九州を設立。(現連結子会社)
- 2009年4月連結子会社株式会社エコペーパーJPが株式会社トキワの製紙事業を譲り受ける。
2010年代
- 2010年4月M&A米国大手紙商Gould Paper Corporation及びその子会社を連結子会社化。
- 2011年4月M&A再生家庭紙製造事業大手コアレックスホールディングス株式会社(現JPコアレックスホールディングス株式会社)及びその子会社を連結子会社化。
- 2012年6月インドの紙卸売会社KCT Trading Private Limitedに出資。(現連結子会社)
- 2013年1月株式会社エコパワーJPを設立、太陽光発電事業に参入。(現連結子会社。2015年に太陽光発電所の建設工事が完了し、操業開始。)
- 2014年7月M&A株式会社野田バイオパワーJPを子会社化。(現連結子会社。2016年に木質バイオマス発電所の建設工事が完了し、操業開始。)
- 2017年4月M&A大手古紙商社である福田三商株式会社を連結子会社化。
- 2017年7月M&Aオセアニア地域の大手紙卸売会社 Ball & Doggett Group Pty Ltd及びその子会社を連結子会社化。
- 2017年10月グループブランド「OVOL(オヴォール)」を使用開始。
- 2018年6月オフィス・ホテル・商業店舗からなる複合施設、OVOL日本橋ビルが竣工。
- 2018年12月M&ASpicers Paper(Singapore)Pte Ltd(現OVOL Singapore Pte. Ltd.)及びSpicers Paper(Malaysia)Sdn. Bhd.(現OVOL Malaysia Sdn. Bhd.)を連結子会社化。
- 2019年7月M&A英国の大手紙卸売会社RADMS Paper Limited(現Premier Paper Holdings Limited)及びその子会社(Premier Paper Group Limited)を連結子会社化。
2020年代
- 2021年5月「OVOL長期ビジョン2030 “Paper, and beyond”」及び「中期経営計画2023」を策定。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2024年5月「OVOL 中期経営計画2026」(2025年3月期~2027年3月期)を策定。
- 2024年11月M&AドイツにOVOL Papier Deutschland GmbH、OVOL ComPlott GmbH、及びOVOL Packaging GmbHを設立、連結子会社化し、紙・板紙の卸売事業を行う Inapa Deutschland GmbH、Inapa Packaging GmbH、及びサイン&ディスプレイ関連商品の卸売事業を行うInapa ComPlott GmbHの事業を譲り受ける。フランスにて紙の卸売事業を行うInapa France S.A.S.(現OVOL France, S.A.S.)及びその100%子会社でサイン&ディスプレイ関連商品の卸売事業を行うJJ LOOS S.A.S. (現OVOL Sign & Display, S.A.S.)を連結子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結経常利益2027年3月期まで220億円
- ROE(自己資本利益率)2027年3月期まで8.0%以上
- ROA(総資産利益率)2027年3月期まで5.0%以上
- ROIC(投下資本利益率)2027年3月期まで7.0%以上
- ネットD/Eレシオ2027年3月期まで1.0倍以下
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グループ総合力で収益最大化
国内卸売セグメントでは、物流改革やDX推進によるサプライチェーンの機能・価値提供に加え、製紙加工・環境原材料などグループ全体の総合力を駆使し競合と差別化して収益最大化を図る。また、紙の価値普及活動により需要のすそ野拡大と業界イメージ向上に貢献する。
- 02
グローバル展開と高付加価値化
海外卸売セグメントでは、各市場の有力紙商を軸にグローバルプラットフォームを構築し、サイン&ディスプレイや軟包装材などの高付加価値製品の取り扱いを強化。補完的M&Aによりシェア拡大と収益源の多様化を進め、安定的な収益基盤を構築する。
- 03
環境配慮型事業の強化
製紙加工・環境原材料セグメントで、古紙リサイクルから製紙・加工・流通まで一貫した体制を活用。段ボール・家庭紙事業ではコスト削減とCO2排出削減投資を進め、再生可能エネルギー事業も拡大。循環型ビジネスを通じ持続可能な社会に貢献する。
- 04
資産活用と資本効率向上
不動産賃貸セグメントでは、保有物件の賃料相場に合わせた契約更新や売却も視野に入れた最適活用を検討。全社では適切なバランスシート・マネジメントのもと、ROA・ROE・ROICの向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で4,705人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は890万円で、9期前と比べて+18.4%。平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は20.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 3,099 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 3,692 | — |
| 2019年3月 | 752 | 41.4 | 17.8 | 3,893 | — |
| 2020年3月 | 779 | 42.1 | 18.4 | 4,298 | — |
| 2021年3月 | 782 | 42.5 | 18.8 | 4,042 | — |
| 2022年3月 | 810 | 43.1 | 19.3 | 4,097 | — |
| 2023年3月 | 806 | 43.6 | 19.7 | 4,338 | — |
| 2024年3月 | 869 | 44.0 | 20.0 | 4,157 | — |
| 2025年3月 | 890 | 44.4 | 20.4 | 4,831 | 313 |
| 2026年3月 | 890 | 44.7 | 20.5 | 4,705 | 230 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社72社(国内 33 / 海外 39) を有報から抽出しています。
- 国内㈱光陽社大阪府東大阪市議決権100.0%
- 国内JPトランスポートサービス㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内㈱くらしネットJP東京都中央区議決権100.0%
- 国内OVOL ICTソリューションズ㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内南港紙センター㈱大阪市住之江区議決権100.0%
- 国内JPホームサプライ㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内JPロジネット㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内㈱丸二ちきりや長野県上田市議決権99.9%
- 国内コスモ紙商事㈱東京都中央区議決権97.3%
- 国内㈱ゴークラ愛媛県四国中央市議決権77.3%
- 海外Gould Paper Corporation米国ニューヨーク議決権100.0%
- 海外Bosworth Papers, Inc.米国テキサス州 ヒューストン議決権100.0%
残りのグループ会社60社を開く
- Western-BRW Paper Co., Inc.米国テキサス州ダラス100%
- Gould International UK, Ltd.英国レザーヘッド100%
- Price & Pierce International Inc.米国ニューヨーク100%
- EFP-Chavassieu SASフランスパリ70%
- Shippers Resource Center Inc米国ミネソタ州 バーンズビル100%
- OVOL Sign & Display, S.A.S.フランス ディデンハイム100%
- Tai Tak Paper Co., Ltd.香港100%
- Japan Pulp & Paper GmbHドイツ デュッセルドルフ100%
- Japan Pulp & Paper Co., (H.K.)Ltd.香港100%
- Japan Pulp & Paper (U.S.A.)Corp.米国カリフォルニア州ロスアンゼルス100%
- OVOL Singapore Pte. Ltd.シンガポール100%
- Transam Industries Pte Ltdシンガポール100%
- OVOL France, S.A.S.(注3)フランス コルベイユ・エソンヌ100%
- Talico, S.A. de C.V.メキシコ メキシコシティー100%
- Japan Pulp & Paper (Shanghai) Co., Ltd. (注3)中国上海市100%
- Tai Tak Paper (Shenzhen)Co., Ltd.中国深圳市100%
- Premier Paper Holdings Limited英国ウェスト・ミッドランズ州100%
- Premier Paper Group Limited英国ウェスト・ミッドランズ州100%
- Wine Box Company Limited英国ロンドン100%
- Daoyi (Shanghai) Trade Co.,Ltd.中国上海市100%
- Graphic & Paper Merchants Northern Ireland Limited英国ベルファスト60%
- Graphic And Paper Merchants Ireland Limitedアイルランド ダブリン60%
- Reilly Plastics Limitedアイルランド ナヴァン60%
- 和泰紙業(深圳)有限公司中国深圳市100%
- Ball & Doggett Group Pty Ltd (注3)オーストラリア ビクトリア州100%
- Ball & Doggett Pty Ltd (注3)オーストラリア ビクトリア州100%
- PagePack(NZ)Limited (注3)ニュージーランド オークランド100%
- BJ Ball Limited(注3)ニュージーランド オークランド100%
- Aarque Group Limitedニュージーランド オークランド100%
- Ball & Doggett (USA) Inc米国デラウェア州100%
- OVOL Papier Deutschland GmbHドイツ ハンブルク100%
- OVOL ComPlott GmbHドイツ ハンブルク100%
- OVOL Packaging GmbHドイツ ハンブルク100%
- KCT Trading Private Limitedインド コルカタ95%
- OVOL Malaysia Sdn. Bhd.マレーシア セランゴール州100%
- Japan Pulp & Paper (M) Sdn. Bhd.マレーシア クアラルンプール50%
- Compedo Media Sdn. Bhd.マレーシア クアラルンプール100%
- Mutiara Paper(M)Sdn. Bhd.マレーシア クアラルンプール100%
- 大豊製紙㈱岐阜県加茂郡川辺町100%
- 川辺バイオマス発電㈱岐阜県加茂郡川辺町100%
- ㈱エコペーパーJP愛知県尾張旭市100%
- 昭和包装工業㈱岐阜県恵那市96%
- PT Oriental Asahi JP Carton Boxインドネシアブカシ80%
- 美鈴紙業㈱大阪府摂津市69%
- コアレックス信栄㈱静岡県富士市100%
- コアレックス三栄㈱静岡県富士宮市100%
- コアレックス道栄㈱北海道虻田郡倶知安町100%
- JPコアレックスホールディングス㈱静岡県富士市67%
- 福田三商㈱名古屋市南区100%
- ㈱エコパワーJP北海道釧路市100%
- Safeshred Co., Inc.米国カリフォルニア州コマース100%
- ㈱野田バイオパワーJP岩手県九戸郡野田村87%
- ㈱エコポート九州熊本県熊本市65%
- OVOL New Energy Sdn. Bhd.マレーシア クアラルンプール100%
- ㈱西北紙流通デポ東京都板橋区50%
- 東京産業洋紙㈱東京都中央区33%
- Tai Tak Takeo Fine Paper Co., Ltd.香港33%
- ナビエース㈱愛知県春日井市38%
- 松江バイオマス発電㈱島根県松江市40%
- ㈱サン・エナジー洋野岩手県九戸郡洋野町34%
- 調達306万円令和8年社会生活基本調査に用いるOCR用紙の購入総務省 · 2026-02-12
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は6,068億円、営業利益は108億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.4%、利益が-28.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 6,068億円 |
| 営業利益 | 155億円 | 108億円 |
| 純利益 | 80億円 | 47億円 |
| 1株あたり配当 | ¥36 | ¥36 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,563億円、営業利益は31億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.0%、営業利益は−34.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,234 | — | — | 35 |
| 2024年1Q | 1,359 | 47 | 3.5 | 28 |
| 2024年2Q | 1,355 | 42 | 3.1 | 25 |
| 2024年3Q | 1,402 | 53 | 3.8 | 30 |
| 2024年4Q | 1,226 | — | — | 21 |
| 2025年2Q | 2,784 | 82 | 2.9 | 57 |
| 2025年4Q | 2,761 | 69 | 2.5 | 19 |
| 2026年2Q | 2,871 | 43 | 1.5 | 9 |
| 2026年4Q | 3,197 | 65 | 2.0 | 38 |
| 2027年1Q | 1,563 | 31 | 2.0 | 18 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は5,052億円から6,068億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.8%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社エコパワーJPを設立、太陽光発電事業に参入。(現連結子会社。2015年に太陽光発電所の建設工事が完了し、操業開始。) | |||||
| 2013年3月 | 5,052 | — | 69 | — | −23 |
| 株式会社野田バイオパワーJPを子会社化。(現連結子会社。2016年に木質バイオマス発電所の建設工事が完了し、操業開始。) | |||||
| 2014年3月 | 5,419 | — | 77 | — | 8 |
| 2015年3月 | 5,302 | — | 62 | — | 30 |
| 2016年3月 | 5,067 | — | 70 | — | 33 |
| 大手古紙商社である福田三商株式会社を連結子会社化。 | |||||
| 2017年3月 | 4,907 | — | 82 | — | 54 |
| Spicers Paper(Singapore)Pte Ltd(現OVOL Singapore Pte. Ltd.)及びSpicers Paper(Malaysia)Sdn. Bhd.(現OVOL Malaysia Sdn. Bhd.)を連結子会社化。 | |||||
| 2018年3月 | 5,215 | — | 100 | — | 62 |
| 英国の大手紙卸売会社RADMS Paper Limited(現Premier Paper Holdings Limited)及びその子会社(Premier Paper Group Limited)を連結子会社化。 | |||||
| 2019年3月 | 5,355 | — | 108 | — | 39 |
| 2020年3月 | 5,348 | — | 98 | — | 51 |
| 2021年3月 | 4,629 | — | 89 | — | 36 |
| 2022年3月 | 4,448 | — | 151 | — | 115 |
| 2023年3月 | 5,453 | — | 212 | — | 254 |
| ドイツにOVOL Papier Deutschland GmbH、OVOL ComPlott GmbH、及びOVOL Packaging GmbHを設立、連結子会社化し、紙・板紙の卸売事業を行う Inapa Deutschland GmbH、Inapa Packaging GmbH、及びサイン&ディスプレイ関連商品の卸売事業を行うInapa ComPlott GmbHの事業を譲り受ける。フランスにて紙の卸売事業を行うInapa France S.A.S.(現OVOL France, S.A.S.)及びその100%子会社でサイン&ディスプレイ関連商品の卸売事業を行うJJ LOOS S.A.S. (現OVOL Sign & Display, S.A.S.)を連結子会社化。 | |||||
| 2024年3月 | 5,342 | — | 168 | — | 104 |
| 2025年3月 | 5,545 | 151 | 158 | 2.7 | 76 |
| 2026年3月 | 6,068 | 108 | 109 | 1.8 | 47 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高6,068億円のうち、営業利益として残るのは108億円で1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.6%5,014億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%946億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.8%108億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが246億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは234億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は253億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 164 | −27 | −128 | 137 | 48 |
| 2014年3月 | 76 | −108 | 27 | −32 | 49 |
| 2015年3月 | 75 | −185 | 110 | −110 | 56 |
| 2016年3月 | 129 | −78 | −54 | 51 | 53 |
| 2017年3月 | 163 | 4 | −156 | 167 | 62 |
| 2018年3月 | 87 | −133 | 44 | −46 | 68 |
| 2019年3月 | 137 | −144 | 17 | −7 | 78 |
| 2020年3月 | 225 | −132 | −97 | 93 | 76 |
| 2021年3月 | 284 | −44 | −199 | 240 | 116 |
| 2022年3月 | 140 | −41 | −98 | 99 | 127 |
| 2023年3月 | 3 | 237 | −101 | 240 | 306 |
| 2024年3月 | 209 | −29 | −317 | 180 | 174 |
| 2025年3月 | 210 | −112 | −93 | 98 | 190 |
| 2026年3月 | 246 | −12 | −168 | 234 | 253 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,947億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,409億円で、自己資本比率は32.6%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,769 | 690 | 2,079 | 23.9 |
| 2014年3月 | 2,924 | 744 | 2,180 | 24.4 |
| 2015年3月 | 3,097 | 821 | 2,276 | 25.1 |
| 2016年3月 | 2,970 | 762 | 2,208 | 24.2 |
| 2017年3月 | 2,879 | 808 | 2,071 | 26.4 |
| 2018年3月 | 3,373 | 947 | 2,426 | 25.8 |
| 2019年3月 | 3,497 | 947 | 2,550 | 24.8 |
| 2020年3月 | 3,419 | 872 | 2,547 | 23.5 |
| 2021年3月 | 3,220 | 899 | 2,321 | 25.9 |
| 2022年3月 | 3,389 | 1,003 | 2,386 | 27.4 |
| 2023年3月 | 3,851 | 1,283 | 2,568 | 30.7 |
| 2024年3月 | 3,726 | 1,383 | 2,343 | 34.2 |
| 2025年3月 | 3,922 | 1,456 | 2,467 | 34.2 |
| 2026年3月 | 3,947 | 1,409 | 2,538 | 32.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で284社中73位あたり、逆に低いのは自己資本比率で284社中257位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,208で、1年前と比べて+79.4%。過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 30.7倍 |
| PER (会社予想) | 16.4倍 |
| PBR | 1.01倍 |
| 配当利回り | 2.98% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月にかけて1100円前後で推移していましたが、8月7日に1204円、8月10日に1275円と急伸し、52週高値1278円にほぼ到達しました。8月20日には1215円と、25日線(1168.08円)を約4%上回り、75日線(1132.43円)からも約7%上にあります。200日線(1007.45円)も大きく上回っており、上昇トレンドが鮮明です。RSIは66.91と買われすぎ圏に近く、出来高も8月10日に614200株と急増しており、需給は強いです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PER30.82倍は業界平均17.93倍を上回り、予想PER16.5倍まで低下するが、現状は割高。PBR1.03倍は平均1.23倍を下回り、資産面では妥当。ROE3.6%は低く、配当利回り2.96%は平均2.94%と同等。ただし配当性向350.7%と異常に高く、利益に対して過剰な配当を続けており、持続性に懸念。売上高は増加傾向だが、営業利益率は低下しており、収益性の悪化が懸念材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 30.7倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 16.4倍 | — |
| PBR | 1.01倍 | 1.24倍 |
| ROE | 3.6% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
紙需要の構造的な減少が続く中、同社は海外展開やリサイクル事業など新規領域での成長を模索している。強気派は、連結売上高5000億円超の規模を活かした多角化と、資源価格高騰下での安定収益を評価する。一方、弱気派は紙需要の減少が中長期の収益基盤を侵食し、新規事業の収益貢献が不透明と指摘する。直近の決算では営業利益の減少が続いており、今後の業績回復が焦点となる。
- スケールメリット
業界最大級の売上高で仕入れ交渉力と物流効率が高い
- 多角化の進展
リサイクル事業や海外展開で非紙分野の収益源を開拓
- 資源高の追い風
紙・パルプ需要の一部は資源価格変動に連動し業績に寄与
- 予想純利益88億円へ大幅回復2027年3月期影響中
時価総額1487億円÷予想PER16.8倍で予想純利益88億円、前期実績の約1.9倍
- 売上高6068億円と過去最高2026年3月期影響中
2026/3期売上高は前年比523億円増の6068億円。増収基調が継続
- 外国人保有12.3%の需給支持継続影響弱
外国人所有比率12.3%と高く、海外投資家の物色対象になりやすい
- PBR1.04倍の純資産超え継続影響弱
PBR1.04倍は1倍を回復。投資家のリスク選好が戻れば上値追い
- 紙需要の減少
国内の新聞・印刷用紙需要は減少傾向で市場が縮小
- 収益性の悪化
営業利益率は2%前後で低く、原材料高で圧迫される
- 新規事業の不透明
海外やリサイクルの収益貢献はまだ限定的で成果が見えにくい
- 営業利益が前期比43億円減2026年3月期影響中
2026/3期営業利益108億円は前期151億円から43億円の減少。増収なのに減益
- 純利益47億円と半減、配当余力低下2026年3月期影響中
純利益は前期76億円から47億円に29億円減少。減益で株主還元の積極策が困難
- ROE3.6%と低い資本効率継続影響弱
ROE3.6%は資本コストを下回る可能性。PBR1倍割れに振れやすく
- 1年で89%上昇した過熱感不定影響弱
株価上昇率89.35%と急ピッチ。外部環境悪化で調整リスク
- 海外売上高比率
- 海外展開の進捗と非紙分野の成長度合いを測るため
- 営業利益率
- 収益性の改善傾向を確認し、低利益率の脱却を見るため
- 紙の取扱量
- 需要減少の影響度と事業規模の維持状況を把握するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり36円で、前期から+36.0%。いまの株価に対する利回りは2.98%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 34.2 |
| 2018年3月 | 6 | −45.0 | 47.4 |
| 2019年3月 | 11 | 100.0 | 62.1 |
| 2020年3月 | 11 | 0.0 | 35.2 |
| 2021年3月 | 11 | 0.0 | 39.8 |
| 2022年3月 | 12 | 4.5 | 66.6 |
| 2023年3月 | 12 | 4.3 | 10.2 |
| 2024年3月 | 13 | 8.3 | 33.9 |
| 2025年3月 | 25 | 92.3 | 46.0 |
| 2026年3月 | 34 | 36.0 | 350.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥36
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ20,854人。区分でいちばん多いのは個人・その他で42.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.1%を占め、残る55.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 36.4 | 35.6 | 34.4 | 44.0 | 45.9 | 42.3 |
| 事業法人 | 27.0 | 27.8 | 27.9 | 27.2 | 26.6 | 26.7 |
| 金融機関 | 26.4 | 26.4 | 26.9 | 17.0 | 15.4 | 17.4 |
| 外国法人 | 9.0 | 9.0 | 9.4 | 10.4 | 10.9 | 11.4 |
| 自己株式 | 7.6 | 7.5 | 7.5 | 16.4 | 16.4 | 4.5 |
| 証券会社 | 1.0 | 0.9 | 1.1 | 1.1 | 0.9 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 10.35 |
| 02 | 王子ホールディングス㈱ | 6.96 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 4.01 |
| 04 | 日本紙パルプ商事持株会 | 3.81 |
| 05 | JP従業員持株会 | 3.10 |
| 06 | 野村 絢(常任代理人 三田証券㈱) | 2.74 |
| 07 | 北越コーポレーション㈱ | 2.58 |
| 08 | 中越パルプ工業㈱ | 2.15 |
| 09 | 柿本商事㈱ | 1.27 |
| 10 | DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.27 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+349%、1株純資産は14期で+149%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −16 | 460 | −3.5 | — | — |
| 2014年3月 | 6 | 496 | 1.2 | 60.1 | 123.1 |
| 2015年3月 | 21 | 541 | 4.1 | 15.4 | 61.5 |
| 2016年3月 | 24 | 520 | 4.4 | 13.7 | 233.8 |
| 2017年3月 | 393 | 5,591 | 7.2 | 9.4 | 34.2 |
| 2018年3月 | 429 | 6,171 | 7.6 | 10.0 | 47.4 |
| 2019年3月 | 275 | 6,143 | 4.5 | 15.1 | 62.1 |
| 2020年3月 | 365 | 5,883 | 6.1 | 10.3 | 35.2 |
| 2021年3月 | 267 | 6,104 | 4.5 | 13.7 | 39.8 |
| 2022年3月 | 840 | 6,774 | 13.0 | 4.6 | 66.6 |
| 2023年3月 | 1,851 | 8,628 | 24.0 | 2.8 | 10.2 |
| 2024年3月 | 79 | 1,036 | 8.4 | 6.6 | 33.9 |
| 2025年3月 | 61 | 1,088 | 5.8 | 9.8 | 46.0 |
| 2026年3月 | 40 | 1,145 | 3.6 | 26.2 | 350.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額337百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 渡辺昭彦 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 66 | 56,100 |
| 勝田千尋 | 代表取締役 専務執行役員 管理全般管掌 兼 環境・原材料事業統括 | 67 | 40,800 |
| 樋口尚文 | 監査役 | 53 | 10,700 |
| 本藤光隆 | 監査役 | 67 | 5,300 |
| 福島美由紀 | 監査役 | 68 | 2,100 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 119 | 72 | 46 | 237 | 59 |
| 社外取締役 | 6 | 76 | — | — | 76 | 13 |
| 監査役 | 1 | 24 | — | — | 24 | 24 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容395字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,260字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,637字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,246字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第164期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第164期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第163期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第163期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第162期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第162期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第162期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第162期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第161期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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